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検索結果 342 件

  • 前弧域蛇紋岩のB同位体比傾向:グローバルリファレンス値提案のための取り組み

    辻森 樹, 小橋 知佳, 山田 千夏, 常 青 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 37-, 2023

    ...<p>海洋プレート沈み込み帯において、スラブから放出される水流体(スラブ由来流体)は、化学平衡にあった母岩を構成する鉱物相との元素分配・同位体分別や流体が岩石中を移動する間の岩石−水流体相互作用によって、大きく化学組成と酸素雰囲気を変えうる。そのため、スラブ由来流体の化学的特徴を制約することは一般に容易ではない。...

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  • 炭酸系の化学平衡に基づく水中二酸化炭素濃度の推定手法の精度と適用性

    遠藤 徹, 上村 健太, 小倉 一輝 土木学会論文集 79 (17), n/a-, 2023

    <p> 水中のCO<sub>2</sub>濃度を炭酸系の平衡関係を基にDIC,TA,pHの観測変数から推定する場合,観測変数の組み合わせにより複数ある推定パターンから対象水域に対して適切なものを選択する必要がある.本研究は,大阪湾の異なる水域で採水調査を実施し,独自に構築した分析手法によるCO<sub>2</sub>の実測値と観測変数から計算した推定値を比較することで,各推定パターンの推定誤差を…

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  • 水の分析方法の開発や分析値の解析から見えてくる世界

    吉村 和久 化学と教育 70 (6), 298-303, 2022-06-20

    ...<p>地表河川や地下水に溶存する無機成分の濃度を決めるメカニズムを明らかにする目的で,水の微量成分の分析法(固相分光法)を開発し,得られた分析値を化学平衡論,反応速度論に基づいて解析を行った。溶存クロム,鉄の酸化数が天然水中で決まる要因を明らかにするとともに,石灰岩地域や砂漠地域での地下水の水質形成に関しても議論する。</p>...

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  • 石灰洞におけるアラゴナイト鍾乳石の生成要因

    木村 颯, 鮎沢 潤, 横田 角光, 菅 浩伸, 吉村 和久 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 185-, 2022

    ...</p><p> ハイドロマグネサイトの産状とセッコウの存在は,結晶沈殿時に蒸発環境であったことを示唆する.洞内水の化学分析値を基にした化学平衡シミュレーションを行なった結果,ハイドロマグネサイトが生成するには,90%程度の水分が蒸発して非常に高いMg<sup>2+</sup>濃度となることが必要であると明らかになった.このとき溶液中のMg<sup>2+</sup>はハイドロマグネサイトとして消費されるため...

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  • エネルギー概念を用いた化学平衡教材の開発と活用法に関する研究

    小池, 守, 井上, 浩太朗, 佐藤, 直也, 倉山, 智春 帝京科学大学教育・教職研究 = Journal of educational research and teacher development, Teikyo University of Science 7 (1), 1-13, 2021-10-31

    ...本研究は,化学平衡を反応物と生成物のエネルギー(化学ポテンシャル)が等しいとの視点で導入するために,教材とその活用法の開発を行い,検証授業を通して生徒の持つ平衡概念の理解状況と教材に対する好感度から,教材及び活用法の有用性を検証したものである.その結果,以下の2点が明らかとなった.1) 生徒は,平衡状態について,反応速度を物質の量に置き換え,反応物と生成物の物質の量が等しい状態として考えていたが,検証授業...

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  • 1.高等学校教科書「化学」における化学平衡および平衡定数の記述

    山﨑 勝義 化学と教育 69 (10), 424-427, 2021-10-20

    ...<p>高等学校「化学」の教科書における化学平衡および平衡定数の記述には,概念的な誤りや国際規準に合致していない定義など,問題点が多い。本稿では,平衡定数の定義,酸・塩基の電離定数,水のイオン積,溶解度積などに関する教科書の記述について,具体的な問題点をリストアップし,誤りの要因や改善点について考察する。</p>...

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  • 2.化学平衡の熱力学と平衡定数の表記

    山﨑 勝義 化学と教育 69 (10), 428-433, 2021-10-20

    ...<p>化学平衡や平衡定数を記述する上で,標準状態はきわめて重要である。本稿では,溶媒と溶質について,国際規準の標準状態に従って化学ポテンシャルを定式化し,正確な平衡定数の式を導出する。また,酸・塩基の電離定数,水のイオン積,溶解度積などの式に溶媒や固体の濃度を含めてしまう誤りが生じる原因を考察する。</p>...

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  • 化学平衡を定量的に扱う実験

    吉田 工 化学と教育 69 (5), 200-203, 2021-05-20

    ...<p>化学平衡を定量的に扱う実験は,手間と時間がかかるため,あまり行われていない。また,計算演習に多くの時間が割かれ,生徒に机上の空論のような印象を与えている。そこで,手軽に短時間でできるNO<sub>2</sub>の平衡定数の測定とFe<sup>3+</sup>とCu<sup>2+</sup>の溶解度積の実験について紹介する。</p>...

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  • 連続流れ分析装置を用いる工業材料中のケイ素分析

    永岡 信, 吉永 文博, 西村 崇, 熊谷 麻紀子 分析化学 70 (4.5), 255-260, 2021-04-05

    ...<p>連続流れ分析(CFA)における空気分節は,試料溶液と試薬との均質な混合及び化学平衡の迅速な達成に有効であることに着目し,本研究ではケイ素連続流れ分析装置を開発した.溶液化した試料をフッ化水素酸溶液として硫酸溶液の空気分節の流れに導入し,混合コイル中でフッ化ケイ素ガスを生成させる.このフッ化ケイ素ガスをホウ酸溶液に吸収させたのち,モリブデン青法により吸光光度計を用いて定量する.一連の操作を完全密閉系...

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  • 低液固比条件下での溶出挙動を予測するための数理モデルとその精度検証

    石森 洋行, 永元 加奈美, 石垣 智基, 山田 正人 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 32 (0), 375-, 2021

    ...試料には溶出量自体が大きく、また共存イオンにより溶出速度が化学平衡によって拘束されやすい特別管理産業廃棄物を用いた。既往の数値解析では予測しにくい条件で検証することで、その適用限界と精度改善に向けて議論した。</p>...

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  • トラバーチン形成を制御する非生物的・生物的過程:日本の8つの温泉からの洞察

    白石 史人, 半澤 勇作, 中村 有希, 江野 友樹, 森川 朝世, de Mattos Rafael, 朝田 二郎, Cury Leonardo, Bahniuk Anelize 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 111-, 2021

    ...木部谷,長湯,塩浸,妙見)において水化学分析,鉱物分析,微小電極測定,顕微鏡観察を行った.検討を行ったトラバーチン沈殿場にはしばしばシアノバクテリアが生息しており,それらの多くは結晶核形成に不適な非酸性EPSを持っているために高過飽和度条件であるにも関わらず石灰化しておらず,しばしば孔隙形成に寄与していた.トラバーチン表面を流れる水は,一般的に下流へ向かうCO<sub>2</sub>脱ガスによって炭酸化学平衡...

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  • 天然水中の溶存と懸濁物/堆積物の間のCs-137分配係数の化学的意味について

    廣瀬 勝己, 恩田 裕一, 塚田 祥文, 平山 愉子, 岡田 往子, 木川田 喜一 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 100-, 2021

    <p>天然水中の福島第一原子力発電所事故由来<sup>137</sup>Csの挙動に関連した分配係数の意味を明らかにするために、福島県の河川水中の懸濁物と河川水の間の<sup>137</sup>Csの分配係数を求めた所、22000から7000000 L/kgと二桁以上の変動を示すことが分かった。さらに河川について得られた<sup>137</sup>Csの分配係数は海水と堆積物の間の値より高い値で…

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  • Study on Mass Transfer of Ash during Bamboo Powder Combustion

    TAKATA Kazuma, UMEHARA Nao, OKUBO Shohei, TANOUE Ken-ichiro, YOKOTA Morihisa, NIKI Toyoaki, NINOMIYA Yoshihiko 日本エネルギー学会誌 99 (8), 108-116, 2020-08-20

    ...<p>本研究では,平面火炎における竹粉燃焼時の灰の物質移動について実験および化学平衡計算を用いて調査を行った。竹粉の燃焼は,揮発分の放出,揮発分の燃焼,チャーの形成,チャーの燃焼,そして最後に灰の形成から構成された。発生した灰の量は,生の竹粉の約3 wt%であった。平面火炎の当量比が増加するにつれて,生成する灰の質量が減少した。...

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  • 大学で扱う反応速度式と化学平衡

    加納 健司 化学と教育 68 (3), 138-141, 2020-03-20

    <p>高校の教科書には,IUPAC方式ではない物理化学的記述が非常に多い。本稿では,高校で学ぶ化学反応速度式や平衡の考え方の問題点に焦点をあて,物理化学的視点から解説する。この中で,平衡点ができる本質は混合のエントロピーに起因することを指摘するとともに,2成分平衡系での平衡点と標準反応ギブズエネルギーの間に見られるシグモイド特性が,反応系に依存せず一般的なものであることについて述べる。</p>

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  • 高大接続の視点から見た化学反応と化学平衡

    亀田 直記 化学と教育 68 (3), 134-137, 2020-03-20

    ...<p>化学反応と化学平衡の単元について,新学習指導要領との比較,大学入試からの観点,観察・実験に関する技能,探究的な課題の設定にわけて分析し,高大接続,果ては社会と学習内容の接点を学習者に見出させるためにこれからの指導者に求められることを概観する。</p>...

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  • カルシア改質土の強度予測モデルに関する研究

    小門 武, 須田 大作, 赤司 有三 土木学会論文集C(地圏工学) 76 (4), 405-410, 2020

    ...<p> 軟弱な浚渫土にカルシア改質材(転炉系製鋼スラグ)を混合して軟弱浚渫土の土質特性を改良するカルシア改質土の強度予測を目的として,浚渫土中のAmorphous Silicaおよびスラグ中のPortlanditeの溶解,さらに,溶出したH<sub>4</sub>SiO<sub>4</sub>(aq)とCa<sup>++</sup>によるC-S-Hの生成を化学反応式と化学平衡から解いてC-S-H生成量...

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  • 能登半島中新世珪藻質泥岩中の珪質コンクリーションの形成

    乙 星華, 小室 光世, 清水 正明, 赤羽 久忠 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 142-, 2020

    ...による解析に基づいて,これらの形成について考察を行った.XRD分析の結果,珪質コンクリーションと珪藻泥岩中の微化石のいずれもopal-Aおよびopal-CTを含んでおり,Cr(101)面のd値に違いが見られた.d値が相対的に小さい母岩中のopal-CTは,深い場所で埋没続成によって形成されたのに対し,d値が相対的に大きい珪質コンクリーション中のopal-CTは浅い場所で形成されたと考えられる.また,化学平衡解析...

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  • ガスメタルアーク溶接におけるアークプラズマの非平衡モデリング

    江田 賢司, 荻野 陽輔, 浅井 知, 佐野 智一 溶接学会全国大会講演概要 2020f (0), 4-5, 2020

    ...ガスメタルアーク(GMA)溶接は,産業界における幅広い需要のため,プロセス向上への要求も高い.溶接結果は熱源であるアークプラズマ特性に大きく左右されるため,その支配因子の解明を試みる研究が数多くなされている.数値シミュレーションは非常に有効な手法だが,全てのGMA溶接モデルにおいてアークプラズマの熱・化学平衡を仮定している.そこで本研究では,GMA溶接におけるアークプラズマの非平衡モデリングに取り組...

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  • 化学平衡を動的に捉える探究活動 : 対話分析で思考の過程を可視化する

    大方 祐輔 中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 59 174-179, 2019-03-31

    ...化学基礎「酸と塩基の反応」の単元において,化学平衡を動的に捉える探究活動をとり入れた授業の開発と実践を行った。具体的には,弱酸を強塩基で中和滴定する生徒実験を通して,弱酸の電離平衡や塩の加水分解平衡について,粒子モデルを用いて説明する探究活動を行った。探究活動中の生徒の対話記録を分析したところ,生徒が化学平衡の考え方を獲得するまでの思考の過程を可視化することができた。...

    DOI 機関リポジトリ

  • 超臨界における玄武岩の熱水変成反応プロセスと物質移動

    根津 勇介, 岡本 敦, 平野 伸夫, 宇野 正起, 土屋 範芳 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2018 (0), 16-, 2018

    ...溶液組成を基にした主成分分析と溶存種の化学平衡解析から、玄武岩システムにおいては、実験初期にガラスの溶脱がおこり、斜長石の溶解及びCa斜長石およびCaザクロ石の析出が起こったことが示唆される。一方、同様の全岩化学組成であっても、斑レイ岩は玄武岩にくらべ反応が顕著におそい。...

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  • 焼酎の貯蔵容器における溶媒和の生成

    佐無田 隆, 谷山 健弘, 廣 あおい 日本醸造協会誌 113 (1), 37-46, 2018

    ...<br>4.これらのことから,EtOH水溶液中ではEtOH,H<sub>2</sub>O及びEtOHの水和物は化学平衡状態にあり,NaClまたはKClを溶解するとNa<sup>+</sup>またはK<sup>+</sup>の第二溶媒和核にEtOHが取り込まれて,EtOHとH<sub>2</sub>Oの水素結合が部分的に切断され,動粘度は減少し,吸熱反応が起きたものと推察された。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 表面錯体形成を考慮した酸性坑廃水処理の定量モデル化

    加藤 達也, 八木澤 真, 松岡 光昭, 所 千晴, 榊原 泰佑, 林 健太郎 化学工学論文集 43 (4), 207-212, 2017

    ...<p>わが国で依然として発生している硫酸酸性の坑廃水に対して効率的な処理を達成するため,中和処理による水質変化を予測可能なシミュレータの開発を目的としたモデリングを実施した.具体的には有害元素除去能力を有する水酸化第二鉄および水酸化アルミニウムに対する表面錯体形成を考慮した化学平衡計算を用いて,中和時の薬剤添加によるpH変化や,各元素の残留濃度を正確に予測可能な定量モデルの構築を行った.各水酸化物に...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献8件

  • Ⅰ.腐食の電気化学基礎

    藤本 慎司 Zairyo‐to‐Kankyo 66 (10), 317-325, 2017

    ...<p>腐食電気化学の基礎として,電極電位と平衡電位の概念,さらに電位-pH図について述べた.電極電位と平衡電位は熱力学的記述だけでは漠然としているので,電子エネルギーを基に説明し,できるだけ理解しやすく記述した.さらに平衡電位とそのほかの化学平衡から導かれ,腐食状況を大まかに把握することができる電位-pH図についても説明した.</p>...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献2件

  • 触媒一体化水素分離膜モジュールの開発と都市ガスの水蒸気改質による水素製造

    白崎 義則, 佐藤 剛史, 伊藤 直次, 常木 達也, 西井 匠, 黒川 英人, 安田 勇, 島森 融, 高木 保宏, 彦坂 英昭, 田中 裕之 化学工学論文集 43 (5), 336-341, 2017

    ...<p>天然ガスからの水蒸気改質器にPd系水素分離膜を組み込んだメンブレンリアクターの概念を適用した水素分離型リフォーマー(MRF: Membrane reformer)は,一つの反応器で改質反応と水素分離を同時に行い,化学平衡の制約を逃れた反応促進が可能なため,シンプル,コンパクト,高効率な水素製造技術として期待される.我々は,水素分離型リフォーマーのさらなるシンプル化,コンパクト化を目的として,触媒機能...

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • 廃グリセリンの熱分解による合成ガス製造

    河崎 澄, 山根 浩二 Oleoscience 17 (7), 289-294, 2017

    ...ガス化に及ぼす反応条件の影響を,グリセリン試薬を用いた熱分解実験,および化学平衡計算により調査した。実験の結果,反応温度800 K以上において,グリセリンはH<sub>2</sub>,CO,およびC1~C2炭化水素からなる可燃性ガスに分解されることを示した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • ディーゼルエンジン燃焼計算の実用化研究(第1報)

    北田 泰造, 口田 征人, 林 伸治, 酒井 康行, 川添 博光 自動車技術会論文集 47 (2), 253-259, 2016

    ...ディーゼル燃焼計算でパイロットやプレ噴射を行う場合,化学反応計算を使い燃料の低温酸化による発熱を考慮して着火遅れを計算する必要があるため計算負荷が高くなる.そこで,低温酸化反応を考慮すべき条件では化学反応計算を使い,不要な条件では計算負荷が低い化学平衡計算を使う高速化法を独自に開発した....

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  • NMR分光法で見る拡張ナノ空間内における水及び非水溶媒の分子構造とダイナミクス

    塚原 剛彦, 森川 響二郎, 馬渡 和真, 北森 武彦 分析化学 64 (4), 261-271, 2015

    ...ダイナミクスについて,核磁気共鳴法(NMR)を用いて解析した.その結果,拡張ナノ空間では壁面SiOHの電荷の効果が場全体に波及し,分子クラスターの挙動が顕在化され,バルク水や吸着水とも異なる溶液物性が発現することを見いだした.特に,空間サイズが800 nm以下になると,水の「並進運動の制限」「O-H…O結合方向への電荷分極」「Grotthuss機構によるプロトン移動の促進」が誘起されること,また,この特性は化学平衡...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 混合pH指示薬を用いた高圧CO<sub>2</sub>雰囲気下における地層水pH変化の分光学的測定

    菅井 裕一, Susanto VERY, 佐々木 久郎, 森 亮 資源と素材 131 (8_9), 518-523, 2015

    ...これらの関係式を用いて,高圧CO<sub>2</sub>雰囲気下で測定された純水のpH変化は,化学平衡論に基づいて推算されたpH変化と一致し,本方法の妥当性が示された。本方法を用いて,油田で採取された油層水のpHを高圧CO<sub>2</sub>雰囲気下で測定した結果,油層水に含まれる重炭酸イオン濃度の違いに基づくpH変化の違いが検出された。...

    DOI DOI Web Site ほか1件 参考文献44件

  • 自然水および下水処理水中の微量金属の溶解性に及ぼす溶存有機物の分子特性の影響

    菊地 哲郎, 藤井 学, 吉村 千洋 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 263-, 2015

    ...化学平衡スペシエーションモデルによる計算の結果、多くの試料において、これらの溶存態金属の大部分はDOM錯体として存在していると推定された。以上のことから、環境条件が異なる様々な自然水および処理水において、単位量のDOMと錯形成する微量金属(銅, 鉄)の量は、DOMの芳香族性により一義的に規定されることが明らかとなった。...

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  • 沖縄トラフ伊是名海穴海底熱水系における硫黄システマティクス

    川角 彰吾, 千葉 仁, 石橋 純一郎 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 116-, 2015

    ...酸化還元条件の推定の結果,Hakurei-siteはJade-siteに比べてより還元的な熱水環境にあり,Hakurei-siteの硫化物沈殿おいて,硫酸還元菌由来のH<SUB>2</SUB>Sの寄与が比較的大きいことが示唆された.また,伊是名海穴の主要な硫黄ソースがマグマ由来のH<SUB>2</SUB>Sである可能性を,メルトから脱ガスしたSO<SUB>2</SUB>-H<SUB>2</SUB>Sの化学平衡...

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  • マントルゼノリスによるアセノスフェア熱事象の検出

    小澤 一仁, Youbi Nasrrddine, Moulay Ahmed Boumehdi 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 169-, 2015

    ...しかし、地殻物質の高発熱量と放射性元素の地殻内分布の不確定性から地表熱流量測定単独での 制約には限界があり、マントル物質から化学平衡を仮定して得た温度圧力値と定常熱輸送を前提として制約されてきた。本研究では、LABの熱流束をリソスフェア下部のマントルかんらん岩を用い、これまでの ような仮定を置くことをせずに推定し、アセノスフェアの熱イベントを検出を試みる。...

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  • 高等学校化学における二酸化窒素を用いた化学平衡の移動実験

    中野 源大, 芝原 寛泰 理科教育学研究 54 (3), 393-401, 2014

    ...二酸化窒素を用いた化学平衡の移動を示す実験教材は, 多くの高等学校化学の教科書に掲載されている。しかし, 有毒な二酸化窒素の気体や劇物である濃硝酸を用いること, またドラフト等が必要なこと等多くの課題がある。さらに, 化学平衡の移動に伴う二酸化窒素による褐色の変化は一瞬であり, 観察は容易ではない。...

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  • 鹿園直建先生による黒鉱鉱床と浅熱水性金鉱床の研究

    中田 正隆, 小室 光世 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2014 (0), 7-, 2014

    ...学院在籍中から助手時代には,熱水性鉱床の記載研究,当時盛んだった化学平衡論に基づいた計算による鉱化溶液の化学組成や形成環境の推定の研究を主なテーマとされた. 助手時代中頃には,ハーバード大学のHolland教授のもとにご留学され,主に硫酸塩鉱物の平衡実験と化学平衡論に基づいた計算による各鉱床の形成環境の研究をなされた. ...

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  • 酸化還元化学種変換クロマトグラフィー

    渋川 雅美, 齊藤 和憲, 尾崎 信吾, 中嶋 秀 分析化学 62 (11), 985-1000, 2013

    ...酸化還元反応を液体クロマトグラフィー分離場に組み込むことによって,酸化還元反応性を有する化合物の選択的分離を可能にする酸化還元化学種変換クロマトグラフィーを創案した.酸化還元反応を二次的化学平衡として液体クロマトグラフィー分離場内に導入するオンカラム化学種変換法と,分離場を二つに分け,その中間で酸化還元反応によって化学種変換を行うオンライン化学種変換法を開発し,どちらも原理的に同じ分離選択性を発現することを...

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  • 炭素・窒素の安定同位体比による環境解析―生物間相互作用から流域の物質代謝まで―

    高津 文人 RADIOISOTOPES 62 (2), 97-103, 2013

    ...一つ目は「起源推定と混合割合の解析」に関するもの,二つ目は「主たる反応とその反応での律速要因や反応割合の解析」に関するもの,三つ目は「化学平衡の成立の検証」に関するものである。環境科学では一つ目の解析が主であるが,筆者の取り組んだ研究とそれに関連する研究例を振り返り,安定同位体分析による環境解析の特質を紹介する。...

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  • 加速分子動力学法によるベンジリデンアニリンの異性化反応速度解析

    重光 保博, 大賀 恭 ケモインフォマティクス討論会予稿集 2013 (0), P5-P5, 2013

    反応速度への溶媒効果の微視的解明を目的として、MDシミュレーションを用いた反応速度定数の予測を試みた。ベンジリデンアニリン類の異性化を例として、Kramers-Grote-Hynesモデルから導出されるクラマース反転を検証した。

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  • マントルウェッジにおけるかんらん岩の加水反応速度に関する実験的研究

    中谷 貴之, 中村 美千彦 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2012 (0), 17-, 2012

    ...マントルウェッジにおいて流体がマントルの岩石と化学平衡を達成しながら移動するのかどうかは、 H<sub>2</sub>Oやメルトの分布と関係する重要な問題である。本研究では、580℃・1.3GPaの条件下でかんらん岩の加水反応速度を実験的に見積もり、上述の問題について検討した。実験は ピストンシリンダで行い、 出発物質に捕獲かんらん岩の粉末と蒸留水(15wt%)を用いた。...

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  • マントルウェッジにおけるかんらん岩の加水反応速度に関する実験的研究

    中谷 貴之, 中村 美千彦 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2011 (0), 10-10, 2011

    ...マントルウェッジにおける加水反応を伴った流体の移動現象は、マグマ発生と密接な関係にあり、重要だと考えられる.本研究では、マントルウェッジを模擬した条件でかんらん岩の加水反応実験を行い、見積もった加水反応速度から流体がかんらん岩と化学平衡を保って移動するのか、それとも非平衡に移動するのか検討した.実験はピストンシリンダ型高温高圧発生装置を用い、580℃、1.3GPaの条件下で行った.出発物質にはサンカルロス...

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  • プロトン伝導型固体電解質BaZrO3における熱平衡欠陥濃度の第一原理計算

    桑原 彰秀, 豊浦 和明, 小山 幸典, 大場 史康, 松永 克志, 田中 功 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 818-818, 2011

    ...合成時の化学平衡がZrO<SUB>2</SUB>-rich側に傾いてしまうと、Y<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>のようなアクセプターがBaサイトへも置換固溶してしまい、本来導入したい酸素空孔の存在量が著しく低下してしまうことが明らかになった。合成時の組成制御が極めて重要であることを意味している。...

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  • Mo-Ru-Rh-Pd 合金の酸化挙動

    大石 佑治, 黒崎 健, 菅原 徹, エクバル ユスフ, 正平 祐亮, 牟田 浩明, 山中 伸介, 駒嶺 哲, 福井 寿樹, 越智 英治 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2011s (0), 455-455, 2011

    ...Mo-Ru-Rh-Pd 合金中の金属の活量や安定相を化学平衡計算により計算することで、実験的に得られた高温酸化挙動を説明する。...

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  • 化学平衡計算の為のシンプルなフミン酸の錯生成モデル

    桐島 陽, 杤山 修, 佐藤 修彰 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 552-552, 2010

    天然有機物であるフミン酸およびフルボ酸といったフミン物質は、地下水に溶存し、各種の金属イオンと錯生成する能力を有する。このため、地層処分安全評価を行う際は、このフミン物質と放射性核種の相互作用を考慮に入れて、地下水中での核種の溶解度等を計算する必要がある。しかしながらフミン物質は組成が不均質な高分子有機酸であるため、この相互作用を通常の配位子の錯生成と同様に扱い、化学種平衡計算を行うことは困難で…

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  • 高燃焼度MA含有MOX燃料における核分裂生成物化学形の予測評価

    田中 康介, 逢坂 正彦, 黒崎 健, 牟田 浩明, 徳島 ニ之, 宇埜 正美, 山中 伸介 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010s (0), 382-382, 2010

    ...高速炉の実用化段階における燃料形態の最有力候補と位置づけられているMA含有MOX燃料において、燃焼計算によるFP生成量、化学熱力学的手法を用いた燃焼に伴う酸素ポテンシャル変化及びこれらを用いた化学平衡計算を実施することにより、照射初期から高燃焼度領域までに生成するFPの化学形について予測評価を実施した。...

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  • 飛灰中カドミウムの化学形態分析

    舩附 淳志, 高岡 昌輝, 國分 大輔, 大下 和徹, 武田 信生 分析化学 59 (9), 801-810, 2010

    ...逐次抽出法,pH依存性試験及びX線吸収端微細構造(XAFS)を組み合わせて,焼却飛灰8種及び溶融飛灰2種に含まれるカドミウムの化学形態の分析を行った.XAFS分析の結果,飛灰中のカドミウムはCdCl<sub>2</sub> 94%+Cd 6% で表現された.飛灰に対する逐次抽出の水溶態の抽出においてアルカリ性になる場合,カドミウムは両性金属ではないので,化学平衡計算及びXAFS分析の結果からCdCl...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献31件

  • 硫酸酸性環境における硫酸鉛鉱の形成―方鉛鉱を出発物質とした実験的研究―

    安井 大悟, 中田 正隆, 小室 光世 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2010 (0), 61-61, 2010

    ...形成メカニズムの解明の一環として,硫酸酸性環境における方鉛鉱の反応実験を行った.実験は,方鉛鉱を出発物質として,数通りの反応温度,反応期間,溶液濃度を組み合わせたバッチ式の反応実験を行った.分析の結果,すべての実験において硫酸鉛鉱の生成が確認された.今回行った実験条件の範囲では,反応温度,初期硫酸濃度が高いほど,また,反応期間が長いほど硫酸鉛鉱の生成量が多く,粒径も大きい.また,熱力学データを用い,化学平衡論...

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  • 環境指標として有用なハマサンゴの骨格形成機構の解明に向けて

    井上 麻夕里, 日下部 誠, 日下部 郁美, 酒井 一彦, 鈴木 淳, 川幡 穂高 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 47-47, 2010

    ...造礁サンゴの炭酸カルシウムの骨格は、これまで無機的な化学平衡を前提に、その化学成分の変動が温度や外界の元素変動などに規定されていると考えられていた。特に骨格中の元素・カルシウム比は海水温のよい指標として精密な気候復元の研究に貢献している。しかしながら、サンゴ骨格はサンゴの生物活動を通して形成されるため、骨格を試料として扱う場合、生物学的な観点からも骨格形成について理解することが重要である。...

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  • 岩石-水相互作用による地下水水質変化

    鹿園 直建 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2009 (0), 1-1, 2009

    ...モデルとして、化学平衡論、マスバランス、反応速度論、反応速度-流動モデルを扱った。これらのモデルに基づき、玄武岩地域(富士山地域)、花崗岩地域(筑波山地域)での標高の違いによる地下水水質変化の解釈を行う。また、反応速度-流動モデルに基づき地下水滞留時間の推定を試みる。モデル計算値が分析値から外れる原因として人為的汚染が考えられるので、この人為的汚染の地下水水質に対する影響についても考える。...

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  • 可変圧力NMR法による蛋白質の準安定構造解析

    北原 亮, 赤坂 一之 高圧バイオサイエンスとバイオテクノロジー 2 (1), 8-14, 2008

    ...圧力は、部分モル体積差を通して状態間の化学平衡に作用するため、一般に部分モル体積の小さな準安定構造を安定化できる。圧力を用いた核磁気共鳴解析は、常圧下では分布率が少なく捉えることが困難な準安定構造を高分解能で解析する優れた方法である。ユビキチン構造に含まれる2つの準安定構造と、ユビキチン及びユビキチン様蛋白質について共通に保存された準安定構造を紹介し、それらの機能的意義について論じる。...

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  • 短報 関東平野中央部の非火山性温泉における深部流体の生成機構

    村松 容一, 岡崎 公美, 大城 恵理, 安諸 政俊 Journal of Groundwater Hydrology 50 (3), 145-162, 2008

    ...関東平野中央部の非火山地域に分布する39本の深部温泉井を対象に,主要化学成分を分析するとともに,温泉井の掘削時に回収された岩片の構成鉱物をX線回折法で同定した.さらに,深部流体温度の推定法としてのシリカ地化学温度計の適用可能性を泉温と併せて検討した結果を踏まえて,水一鉱物相互作用の化学平衡論を用いて広域流動機構および水質形成機構を検討した.深部流体温度の推定には,カルセドニー地化学温度計よりも泉温を...

    DOI Web Site 被引用文献7件 参考文献43件

  • 幌満かんらん岩体ダナイトチャネルのRb-Sr年代

    芳川 雅子, 新井田 清信 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 48-48, 2008

    ...その結果、ダナイトチャネルと壁岩中の単斜輝石-斜方輝石がサブソリダスでの化学平衡状態を保持しており、ダナイトチャネルの固結年代が約50Maであることがわかった。さらに、単斜輝石の微量元素組成とSr-Nd同位体組成からダナイトチャネルは、沈み込み帯での海嶺沈み込みで生じたメルトの通過で生じたとした。...

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  • 地熱系におけるカルサイトスケールと流体化学平衡

    柳澤 教雄 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 16-16, 2008

    ...相平衡計算ソフトSOLVEQ-CHILLERを用いて、山形肘折高温岩体地熱実験における地熱流体とカルサイト、硬石膏、石英との化学平衡の経時変化を求めた。循環の初期では生産井HDR-2aにおいてカルサイトの平衡温度は100℃、硬石膏や石英は250℃であった。...

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  • 高温ガス炉ヘリウム化学

    濱本 真平, 坂場 成昭, 竹田 陽一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008s (0), 490-490, 2008

    ...化学的不純物を1次冷却材ヘリウム中にパルス状に注入した場合の炉内の化学平衡を、注入量及び実機における1次冷却材の量を元に検討する。化学平衡の変化を解析し、変化に呼応できる化学的不純物の注入法を提案するとともに制御系の応答特性を評価した結果を報告する。...

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  • 超臨界二酸化炭素流体中における有機金属化合物の分解および酸化物薄膜の堆積

    内田 寛, 加納 富由樹, 助川 太一, 由井 和子, 幸田 清一郎 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2007F (0), 295-295, 2007

    ...超臨界流体を応用した材料合成プロセスにおいては、流体の特異的な物質輸送能および化学平衡状態を利用することで効率的な原料供給および化学反応の促進が可能であると報告されている。これらの特性は、材料の低温合成や三次元構造体上の段差被覆など、従来の電子デバイス用薄膜製造では達成が困難であった諸問題を包括的に改善する糸口として期待されることから、超臨界流体を利用した薄膜材料合成プロセスの開発が強く望まれる。...

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  • 高温ガス炉ヘリウム化学

    濱本 真平, 坂場 成昭, 竹田 陽一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2007f (0), 597-597, 2007

    高温ガス炉の熱交換器伝熱管に使用される高温材料ハステロイXRの脱炭防止の観点から検討した化学的不純物の組成について報告する。

    DOI

  • 高温ガス炉ヘリウム化学

    坂場 成昭, 濱本 真平, 竹田 陽一 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2007f (0), 596-596, 2007

    ...ヘリウムガス炉における1次冷却材ヘリウム中の化学的不純物の生成は、熱平衡に加えて炉心における放射線分解(ラジカル反応、イオン反応)が相互に影響した結果、化学平衡的に決定される。そこで、この支配的条件における化学平衡式の温度別な解明および化学的不純物相互の影響を検討することにより、炉内の化学平衡状態を解析した結果を示す。...

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  • 忍者のような臭素の実験 : 化学平衡における臭素の教材化(ヘッドライン:授業を助ける化学実験と教材)

    藤川 卓志, 田中 義靖 化学と教育 55 (4), 166-167, 2007

    ...この性質を用いて視覚に訴える化学平衡の実験教材を開発した。臭素水にヘキサンを加えると,無極性分子である臭素の多くはヘキサン層に移動し,平衡状態になる。そこに希硫酸および水酸化ナトリウム水溶液を加えると,平衡移動を観察することができる。さらにその後の変化から,臭素分子の極性溶媒及び無極性溶媒への溶解度についても学ぶことができる。...

    DOI 参考文献3件

  • 熱力学データベースMALTの構築に携わって

    横川 晴美, 山内 繁, 松本 隆史 熱測定 34 (1), 14-21, 2007

    On the basis of the development of the thermodynamic database MALT, several issues related with the thermodynamic database and related systems which utilize thermodynamic data stored in database …

    DOI

  • 短報 千葉県下総層群に賦存する地下水の地球化学特性

    村松 容一, 福田 桃子 Journal of Groundwater Hydrology 48 (2), 87-99, 2006

    ...千葉県野田市の下総層群には,第一- 第四帯水層が胚胎する.今回,これらの帯水層から採取した地下水の化学分析を実施するとともに,地盤調査井(孔底深度44m)掘削時に回収されたカッティングスを用いて,中部- 上部更新世の堆積物および貝化石を構成する鉱物種を明らかにした.さらに,水質形成機構を地下水一鉱物相互作用の化学平衡論によって検討した.第一帯水層には斜長石・石英などの初生鉱物およびカオリナイト・モンモリロナイト...

    DOI 被引用文献1件 参考文献1件

  • 部分平衡法によるRDF流動床式焼却炉のシミュレーション

    福本 一生, 大上 芳文, 吉原 福全 廃棄物学会研究発表会講演論文集 17 (0), 420-420, 2006

    ...じるであるベンゼン,フェノールなどの予測をすることができる.さらにこのモデルをRDF流動床式焼却炉に適用し,Srivastaの4 step モデル,実験データと比較した.このモデルではまず,初めに燃料と酸素が乱流混合速度によって混合する.乱流混合速度は渦消散モデルによって計算する.さらに混合した物質が,分子拡散によって燃焼すると仮定する.燃焼する速度はアレニウス型の式で記述する.最終的な生成物質は化学平衡法...

    DOI Web Site

  • 高温ガス炉ヘリウム化学

    坂場 成昭, 竹田 陽一, 濱本 真平, 大橋 弘史, 栃尾 大輔 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2006f (0), 203-203, 2006

    ...冷却材中の化学的不純物の高温放射下における化学反応は、ラジカル反応、イオン反応等による複雑な化学平衡状態となる。これを解明しアルゴリズムを創出する。これを利用し、炉内の化学状態に呼応した不純物をパルス状に注入することによって熱交換器伝熱管等の原子炉材料を長寿命化するためのアクティブ制御法に関する技術開発計画の概要を述べる。...

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  • アルミナゲルを反応場に用いたリン酸カルシウムの合成

    袋布 昌幹, 丁子 哲治 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2006F (0), 434-434, 2006

    ...この反応の最適条件を化学平衡論的解析および実験的検討により探索し,リン酸カルシウムの新しい合成プロセスを提案する。...

    DOI

  • 欧州規格による廃棄物のキャラクタリゼーションについて(4)

    築谷 淳志, 中村 和史, 田野崎 隆雄, 山田 亜矢, 肴倉 宏史, ピエール モスコビッツ 廃棄物学会研究発表会講演論文集 17 (0), 369-369, 2006

    欧州の各種試験法規格におけるハーモニゼーションは、地盤環境分野でのキャラクタリゼーションから日本にも影響を及ぼしつつある。日本側がこの影響に対処するためには、理解しなくてはいけない暗黙の了解というものがあることが徐々に判明してきた。そこで本報告では近年の欧州の現状について、適用上の面から問題点を整理した。

    DOI

  • 房総半島における温泉水の地球化学特性

    村松 容一, 濱井 昂弥 日本地球化学会年会要旨集 53 (0), 128-128, 2006

    ...房総半島中央部~南部に存在する温泉施設で採取した温泉水を対象に、化学分析により水質組成を明らかにするとともに、水―鉱物相互作用の化学平衡論によって水質形成機構を考察する。さらに、本地域の温泉形成概念モデルを提案する。...

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  • 岩石流体系における化学平衡過程の粒成長支配

    中村 美千彦, 大内 智博 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2005 (0), 37-37, 2005

    Mechanism of Ni incorporation into dunite has been studied in order to simulate the compatible elements behavior in fluid-bearing rocks. Fe-free dunites were synthesized from gel powders using a …

    DOI

  • 埋立材として用いる水砕スラグの環境影響予測

    藤原 隆一, 馬場 慎太郎, 小竹 康夫, 守谷 壮之, 中谷 行男 海岸工学論文集 52 1061-1065, 2005

    ...その結果, 海水の化学平衡と土の緩衝効果を考慮することで, 実験時のpHの時間・空間変化をよく表すことを確認した....

    DOI

  • ギブズエネルギー

    村上 幸夫 熱測定 32 (3), 118-125, 2005

    Gibbs energy is the most important thermodynamic quantity for the discussion of equilibria in chemistry. This paper is for persons who have not opened textbooks of thermodynamics after leaving the …

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 進化段階に応じた系外地球型惑星の大気組成と放射スペクトル

    大朝 由美子, 菊地 信弘 日本惑星科学会秋季講演会予稿集 2005f (0), 90-90, 2005

    ...地球大気の化学平衡及び放射対流平衡計算を行い、酸素量及び太陽光度に応じた進化段階の異なる地球型惑星の大気モデルを作成し、進化に伴う様々な状況下での地球型惑星についての全球赤外放射スペクトルと自転に伴う光度変化を求めた。これに基づき、生命を持つ系外地球型惑星の探査のケーススタディーとして、地球大気の化学進化とそれに伴う赤外スペクトルの特徴について調べた。...

    DOI

  • CIP法と化学平衡計算による飽和土壌中の多成分溶質反応輸送解析

    中川 啓, 和田 信一郎, 籾井 和朗 土木学会論文集 2004 (761), 81-89, 2004-05-21

    ...また本モデルの解法としてCIP法による輸送計算と化学平衡計算をカップリングして解く方法を提案した. 数値計算結果は陽イオン交換カラム実験の結果をよく再現し, 妥当性が確認された. さらに本モデルを鉛汚染土壌の酸洗浄シミュレーションに適用し, 汚染除去率に及ぼす洗浄剤として投入する酸の流量や濃度の効果を検討するのに有用であることを示した....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献24件

  • 再突入物体背面への輻射熱伝達の推算

    村上, 桂一, Murakami, Keiichi 宇宙航空研究開発機構特別資料: 航空宇宙数値シミュレーション技術シンポジウム2003論文集 = JAXA Special Publication: Proceedings of Aerospace Numerical Simulation Symposium 2003 JAXA-SP-03-002 97-100, 2004-03-25

    The convective and radiative heat transfer rates are calculated over a super-orbital-velocity reentry body which resembles the MUSES-C reentry capsule at an altitude 60 km and at a flight speed 12 …

    機関リポジトリ

  • 非水溶媒環境下における特異なイオン会合現象とその解明

    北條 正司 分析化学 53 (11), 1279-1293, 2004

    ...に及ぼす「塩効果」を単なる“medium effect”としてではなく,化学的相互作用に基づいて統一的に解釈した.水のバルク水としての特性は,水素結合による水分子の大集団化によって初めてもたらされるものであるとし,大集団化が実現できない条件下では,水の特性は「二水素エーテル」に「還元」され,このような「水溶液」中では,基本的には,上に述べた非水溶液中と同様の反応が起こり得ると論じた.化学平衡的には,...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献122件

  • 圧縮ベントナイト中の間隙水測定手法の検討

    磯貝 武司, 神徳 敬, 笹本 広 原子力バックエンド研究 11 (1), 29-36, 2004

    ...<br> 低脱色性pH試験紙によるベントナイト内側での間隙水pHの測定値は, 既往の発色剤法による測定結果や鉱物-水反応の化学平衡に基づく間隙水化学モデルによる計算結果ともほぼ一致しており, 測定手法の妥当性が確認された....

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 将来型軽水炉安全技術開発(IVR-AM)(その20)

    山中 伸介, 黒崎 健, 牟田 浩明, 宇埜 正美, 小島 良洋 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2004s (0), 303-303, 2004

    炉心溶融物の熱化学的特性と高温酸化挙動を把握するため、Thermo-CalcによるFe-O-U-Zr四元系状態図計算を実施した。計算により得られた状態図を検証するため、相平衡試験を実施した。

    DOI

  • MA含有燃料の物性に関する基礎研究 (IV)

    牟田 浩明, 黒崎 健, 今村 光宏, 宇埜 正美, 山中 伸介, 逢坂 正彦, 滑川 卓志, 加藤 正人, 木原 義之 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2004s (0), 447-447, 2004

    ...MA含有燃料の物性に関する基礎研究として、大阪大学において、化学平衡計算による状態図解析と熱化学的特性の評価を実施した。得られた結果をサイクル機構で得られた実験データと比較した。...

    DOI

  • 消石灰を用いた流動層による選択的脱塩化水素処理

    飯尾 和典, 倉知 清悟, 小林 信介, 小林 潤, 羽多野 重信, 板谷 義紀, 森 滋勝 化学工学論文集 30 (5), 674-678, 2004

    ...生成ガス中に含まれているCO<sub>2</sub>との反応の影響を考慮し, 化学平衡および反応速度の観点から最適なカルシウム系吸収剤の選択を行った. その結果, 消石灰 (Ca(OH)<sub>2</sub>) とHClとの選択的反応はCO<sub>2</sub>による炭酸化反応を抑制しながら573 K付近で起こることが明らかとなった....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献18件

  • MA含有燃料の物性に関する基礎研究 (I)

    山中 伸介, 黒崎 健, 今村 光宏, 牟田 浩明, 宇埜 正美, 逢坂 正彦, 滑川 卓志, 加藤 正人, 木原 義之 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2004s (0), 444-444, 2004

    MA含有燃料の物性に関する基礎研究として、大阪大学において計算機シミュレーションを、サイクル機構において物性測定をそれぞれ実施し、得られた結果をあわせて、MA含有MOX燃料の相状態や各種基礎物性を総合的に評価した。

    DOI

  • 噴気孔ガス凝縮水中の水銀含有量と噴気孔ガス中の水銀の化学形 : 薩摩硫黄島火山をケーススタディとして

    坂元 隼雄, 藤田 俊一, 冨安 卓滋, 穴澤 活郎 火山 48 (1), 27-33, 2003

    ...試料中の水銀濃度は0.12~135μgl<sup>-1</sup>であった.また,噴気孔ガス凝縮水中の水銀と塩化物イオン濃度の間には高い正の相関(相関係数0.82)があることが見つかった.このことは,1)噴気孔ガス中の水銀が塩化水銀の形で放出されている.2)揮発成分の源は単独で,源からの距離に応じてガス中の水銀濃度が希釈を被っているなど,いくつかの可能性が考えられる.しかし,熱力学的なデータを用いた化学平衡...

    DOI Web Site 参考文献23件

  • 多孔質ガラスにおけるクロム,ニッケルおよびコバルトのイオン交換による吸着

    藤吉 一誠 化学工学論文集 29 (3), 439-441, 2003

    ...クロム,ニッケルおよびコバルトの多孔質ガラスにおける吸着実験を298Kで行った.これらの金属がアンミン錯イオンを含まない交換母液からイオン交換により吸着された.吸着質イオンはこれらの金属のアクアイオンであり,そのほかにクロムの場合はCrOH<sup>2+</sup>イオンがあると考えられた.クロムは6日間に渡って水酸化反応を起こすため,化学平衡にある交換母液よりも調製直後の非平衡な交換母液からより多...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献7件 参考文献10件

  • 下総台地における地下水の水質とその要因

    村松 容一, 柴田 靖裕, 渡邉 邦洋, 板垣 昌幸 Journal of Groundwater Hydrology 45 (4), 429-436, 2003

    ...千葉県野田市南部の地下100m以浅には第一・第二・第三からなる3枚の帯水層が存在する.今回,井戸水と湧水の化学分析,および第二・第三帯水層の構成鉱物の同定を実施するとともに,水質形成機構を水一鉱物相互作用の化学平衡論で検討した.帯水層には炭酸塩鉱物(貝化石),斜長石,カオリナイトなどが確認された.地下水はCa-HCO<SUB>3</SUB>型を主とし,深部に向けて次第に炭酸塩鉱物に不飽和から飽和状態...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献9件

  • 将来型軽水炉安全技術開発(IVR-AM)(その13)

    山中 伸介, 黒崎 健, 牟田 浩明, 宇埜 正美, 深沢 正憲 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2003f (0), 187-187, 2003

    ...シビアアクシデント発生時に、炉心溶融物を圧力容器内に保持するIVR-AMにおいて、炉心溶融物の熱化学的特性と高温酸化挙動を把握するため、ChemSageによる多成分系大規模化学平衡計算と、Thermo-Calcによる状態図計算を実施した。計算により得られた状態図を検証するため、Fe-O-Zr系について相平衡試験を実施した。...

    DOI

  • 地層処分場の高圧環境における性能評価手法に関する技術開発

    増田 薫, 山本 誠一, 和田 隆太郎, 今北 毅, 栗本 宜孝, 清 香織, 長崎 晋也 日本原子力学会 年会・大会予稿集 2003f (0), 522-522, 2003

    放射性廃棄物地層処分場では、高圧環境に起因する各種の現象評価も必要である。本研究では、地下環境に存在する二酸化炭素(CO<SUB>2</SUB>)に着目し、高圧下のCO<SUB>2</SUB>ガス溶解量に対する核種溶解度への影響評価を、溶液化学計算コードによる解析結果と高圧in situ測定装置により検討した。

    DOI

  • 太平洋堆積物の間隙水のREE組成

    武邊 勝道, 山本 鋼志 日本地球化学会年会要旨集 50 (0), 41-41, 2003

    ...堆積環境指標として用いられる希土類元素 (REE)の遠洋性堆積物の間隙水中での挙動に着目した.堆積物のREE組成は間隙水の組成に影響を受ける.しかし,測定の困難さのために,間隙水のREE組成の報告例は乏しい.本研究では,化学平衡論を用いて,堆積物のREE組成から間隙水中のREE組成を推定することに成功した.この結果は,海水が堆積物にとり込まれて間隙水となる過程での元素移動に関する情報を与えてくれる....

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  • 電気化学は溶液中のイオンに何をみるか(第一断篇)

    坂本, 一光, 岡崎, 敏, 李, 興洛 島根大学教育学部紀要. 自然科学 36 1-64, 2002-12-01

    物質の存在と変化,運動は多様である。物質は,変幻自在に姿形を変えているように見える。物質の運動を規定するものは,一体,何か。近代科学は,数百年にわたって,物質運動の本質を見極めようとしてきた。その成果の化学的応用は,今日,自らを生み出した自然を支配的に利用する人間活動の根幹を成すまでになった。このような時代にあって,豊かな物質観を獲得し自然理解を深めることは,化学を学ぶ者にとってさえ,必ずしも容…

    機関リポジトリ Web Site

  • ガソリン添加剤による燃焼生成物の変化の予測

    鍵 泰弘, 橋本 公太郎, 新井 充, 田村 昌三 Journal of the Japan Petroleum Institute 45 (4), 244-250, 2002

    Improvement in efficiency of CO<sub>2</sub> exhaust reduction and in reduction of harmful exhaust gas from automotives is now in demanded. For further reduction of NO<sub>x</sub>, fuel reformulation …

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  • 気液平衡条件下における蟻酸メチル分解・合成反応の化学平衡解析

    久間 浩, 劉 秋生, 中村 賢司, 竹村 文男, 矢部 彰, 梶山 士郎 化学工学論文集 28 (6), 759-767, 2002

    ...である.気液平衡条件下の化学平衡が実現した状態の計算値を流通式実験データの解釈に適用した結果,圧力0.6MPaにおける蟻酸メチル分解反応では,323K程度以上で計算値に近づき,343Kで平衡状態に近づくことを明らかにした.また圧力5.OMPaにおける蟻酸メチル合成反応では,363K程度以上で計算値から正に偏椅し,393Kで平衡状態に近づくことを明らかにした....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 汚泥中AsおよびSeの熱化学特牲に関する研究

    川嶋 幸徳, 森田 弘昭, 池田 裕一 環境技術 31 (11), 898-906, 2002

    The annual amount of the sewage sludge generated in Japan has reached about 1.9 million DS-tons in FY 2001, and more than 7000 of the sludge was incinerated. Heavy metals contained slightly in the …

    DOI

  • 空気吹き石炭ガス化ガス雰囲気下におけるFe2O3‐SiO2粒子の硫化特性

    白井 裕三, 小林 誠, 布川 信, 日恵井 佳子 化学工学論文集 27 (1), 85-92, 2001

    ...,に変化する823Kで,最も低下した.この転化速度は,Fe<sub>3</sub>O<sub>4</sub>,Fe,SiO,ともにH<sub>2</sub>S濃度に対して一次であるが,Fe<sub>2</sub>SiO<sub>4</sub>が生成する823K以上では,H<sub>2</sub>S濃度が低くなると硫化が進行しなくなった.この濃度は,823Kにおいて2,460ppmであり,推定される化学平衡濃度...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献20件

  • 都市ごみ固形燃料の排ガス特性と基礎脱塩特性

    成瀬 一郎, 樋口 篤志, 柳野 秀朗 化学工学論文集 27 (5), 604-609, 2001

    ...都市ごみのサーマルリサイクル技術の1つとして開発されたRDFの基礎的な脱塩特性に関する知見を得るために,実際の廃棄物から作られたRDFと塩素源とその含有率が可変できる模擬RDF単一ペレットを用いて塩素源(ポリ塩化ビニルおよび塩化ナトリウム)の差異による脱塩特性の違いを実験および化学平衡計算により明らかにした....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献18件

  • 廃棄物埋立地層内における重金属の溶出性の評価

    黒川 岳司, 小松 登志子, 福島 武彦 廃棄物学会論文誌 12 (5), 209-218, 2001

    There is an increasing potential of heavy metal pollution from landfill sites in which the incinerator ash with high heavy metal content is disposed. However, elution of heavy metals from landfill …

    DOI Web Site 被引用文献6件 参考文献23件

  • 2128 空隙水中のイオン平衡を考慮した炭酸化反応モデル(物性)

    小西,由人, 植木,博, 後藤,孝治, 川口,和広 コンクリート工学年次論文集 22 (2), 763-768, 2000-06-01

    コンクリート硬化体の炭酸化および中性化について,その進行の定量的予測手法の確立を目的とし,空隙水中のイオン平衡を考慮した炭酸化シミュレーションモデルを構築した。また得られたモデルと,基礎的なモデル実験および二酸化炭素の拡散係数細孔分布に着目した促進炭酸化試験の結果とを比較した、その結果構築したモデルは実験結果を再現でき,モデルの有用性について確認することができた。

    NDLデジタルコレクション 参考文献4件

  • 物質移動則と化学平衡論に基づく空隙水のpH評価モデル

    石田 哲也, 前川 宏一 土木学会論文集 2000 (648), 203-215, 2000-05-20

    本研究は, 種々の環境作用を受ける構造物中のセメント硬化体のpH変動, 組織の変性を, 時間軸と共に追跡する一般化手法の確立を目指したものである. ここでは特に, 二酸化炭素の侵入に伴うpH低下の評価を主たる対象とし, 二酸化炭素の移動・平衡, 反応に関与する物質の解離・イオン平衡, 炭酸化反応に対してモデル化を行った. また, 各現象の数量化に用いる空隙構造, 内部水分状態, …

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  • 化学教育における平衡をめぐる理解と誤解について

    森川, 鐵朗, 林, 譲, Morikawa, Tetsuo, Hayashi, Yuzuru 上越教育大学研究紀要 19 (2), 461-471, 2000-03

    ...熱力学的法則や古典的化学平衡定数にふれ,質量作用の法則に関連する誤解のゆえんを分析する。最後に,動的平衡の理解と誤解について述べる。動的平衡の説明において,演示用化学実験のみならず,よく引用される同位体交換反応実験には,うっかりする落穴があることを指摘する。こうして,化学教育において,平衡と化学平衡の何を教授し,どこに注意をはらうべきかをあきらかにしようと試みる。...

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  • 化学平衡と平衡定数(教科書の記述を考える 16)

    坪村 宏 化学と教育 46 (11), 722-725, 1998

    ...高校教科書・化学IIの化学平衡の記述について意見を述べた。化学平衡状態にある物質の濃度や圧力の量的関係を与える化学平衡の法則は熱力学(化学ポテンシャル)から導かれるものであるが, これは高校の範囲を逸脱した難解なものであり, したがって実験的に見出された関係として教えることが適当と考える。この法則を反応速度式から導くことはわかりやすいものであるが, 事実に反するからすべきではない。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • イオン・プラズマプロセスによる硼素,炭素,窒素系超硬質薄膜の合成

    節原 裕一, 三宅 正司 応用物理 67 (6), 659-663, 1998

    ...ダイヤモンドに次ぐ硬さ;をもつ立方羅窒化瑚素 (cBN), ダイヤモンドをしのぐ硬さをもつことが理論的に予測されている六方鋸型窒化炭素 (β-C<sub>3</sub>N<sub>4</sub>), さらに未知の新物質として期待の高いBCN系化合物等の次世代超硬質物質は,いずれも熱化学平衡プロセスでは高温高圧下でのみ含成が可能とされる準安定化合物であり,常温に近い基板上で薄膜として念成するためには,...

    DOI 被引用文献1件

  • 低温ガス化による焼酎廃液の処理

    美濃輪 智朗, 澤山 茂樹, 小木 知子 廃棄物学会論文誌 9 (7), 326-329, 1998

    Fermentation stillage (moisture 92.7wt%, SS 2.45wt%, TOC 37, 186mg/l, pH3.1) of the traditional liquor SHOCHU was treated by low-temperature catalytic gasification using a metal nickel catalyst at …

    DOI Web Site 参考文献7件

  • 1130 アルカリ成分に着目したコンクリート部材の炭酸化反応シミュレーション解析(炭酸化)

    長田,光正, 植木,博, 山崎,之典, 村上,正明 コンクリート工学年次論文報告集 19 (1), 793-798, 1997-06-09

    ...化学平衡を考慮した、コンクリートの炭酸化シミュレーションモデルの検討を行った。二酸化炭素がコンクリート中を拡散する途中で細孔中の水分に溶解して、その場で解離、反応するものと考えた。溶液中の各種イオンの平衡を考慮し、pHに着目して計算を行った。また、水酸化カルシウムに加え、C-S-Hの反応を考慮した場合の影響や、セメント中のアルカリ成分の平衡を考慮した場合の計算を行った。...

    NDLデジタルコレクション 被引用文献3件 参考文献5件

  • 合金、セラミックス、半導体などの材料開発への熱力学データベースの応用

    田中, 敏宏, 原, 茂太 科学と工業 71 (1), 20-29, 1997

    ...金属,合金,セラミックス,半導体などの熱力学盤ならびに相平衡計算;を主として行うことを目的に構築された各種熱力学データベースの紹介を行うとともに,その応用例として, SiO_2,の炭素還元反応による高温生成物質の化学平衡計算ならびに同反応を利用したプロセスシミュレーション,合金および酸化物系の平衡状態図計算,基板上に生成させた化合物半導体薄膜の準安定状態図計算などの結果について述べる。...

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