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検索結果 426 件

  • 早生で多収の極良食味水稲品種「つきあかり」の育成

    笹原 英樹, 後藤 明俊, 重宗 明子, 長岡 一朗, 松下 景, 前田 英郎, 山口 誠之, 三浦 清之 農研機構研究報告 中央農業研究センター = Bulletin of the NARO, Agricultural Research for Central Region 6 1-21, 2019-01-31

    A new rice cultivar, ‘Tsukiakari’, has been developed at the Hokuriku Research Station, Central Region Agricultural Research Center, NARO. The grains of this cultivar are non-glutinous and have …

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  • 半矮性インド型水稲品種北陸193号の早植栽培における苗の伸長法

    大角 壮, 平内 央紀, 吉永 悟志 日本作物学会紀事 86 (1), 50-55, 2017

    <p>半矮性遺伝子をもつインド型多収水稲品種の北陸193号の早植栽培において,苗の草丈や茎葉重の減少が問題となっていることから,育苗時の保温法と,窒素追肥による苗質改善効果について検討した.ビニルハウス内で育苗する標準育苗と比較し,ハウス内で苗箱の40 cm上から無色の透明マルチをかけ,側面下部より3–4 cm隙間を空けたマルチ被覆は,苗の草丈を3.5 …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 北陸研究センターニュース44号

    北陸研究センターニュース 44 1-4, 2016-03-15

    巻頭言 ・農研機構の第III中期が終わります。 研究情報 ・多収水稲「北陸193号」を少ない肥料と手間で栽培する ~肥効調節型肥料の利用~ ・六条大麦の用途拡大に向けた新品種「ゆきみ六条」 -焼酎と大麦粉- イベント報告 ・平成27年度北陸地域マッチングフォーラム ・スーパーマーケットトレードショー併設「第11回こだわり食品フェア2016」に出展

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  • 経営規模拡大のための麦・大豆生産技術 ~ICTの活用~

    関 正裕 北陸作物学会報 51 (0), 59-62, 2016

    農研機構中央農業総合研究センターを代表機関として,長野県,新潟県,富山県,石川県,福井県,信州大学,株式会社クボタ,積水化学工業株式会社,松山株式会社,三菱マヒンドラ農機株式会社などと,「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業」(うち産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立)において北信越コンソーシアムを構成し,北信越地域における土地利用型の水田作の問題となる,担い手の高齢化や担…

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  • 空気搬送式直播機を用いた水稲湛水直播において土壌硬度および田面水が無粉衣種子の苗立ちに及ぼす影響

    青木 政晴, 関 正裕, 土屋 学, 酒井 長雄 北陸作物学会報 51 (0), 36-39, 2016

    既存の田植機を改造した空気搬送式直播機を用いた無コーティング催芽種子の条播において,過酸化カルシウム粉粒剤湿粉衣種子並の苗立ち率および苗立ち条形成が得られる播種時の土壌条件について検討した.播種時の代かき土壌表面硬度は,土中播種に適した硬度以上の膨軟な条件が適し,落水状態で播種することにより,出芽深度は3mm程度であった.苗立ち率はカルパー種子と同程度の7割程度で,苗立ち条形成の精度もカルパー種…

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  • オオムギ育種における閉花性及びリポキシゲナーゼ-1欠失性の選抜用DNAマーカーの開発

    大森 伸之介, 長嶺 敬 北陸作物学会報 51 (0), 25-28, 2016

    オオムギ育種においての重要形質である閉花性およびリポキシゲナーゼ-1欠失性の選抜に有用なDNAマーカーの作製を試みた.マーカーは共優性マーカーのdCAPSマーカーとし,PCR産物の長さを考慮したプライマー設計を行って,高価な高分解能アガロースゲルや取扱いの困難なアクリルアミドゲル等の使用を回避した.各マーカーは設計どおりに遺伝子型に対応したバンドパターンを示し,それぞれの表現型とも完全に一致した.

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  • 水稲多収品種における登熟期気象条件と収量との関係の品種間差

    長田 健二, 大角 壮弘, 吉永 悟志, 中野 洋 日本作物学会紀事 85 (4), 367-372, 2016

    <p>水稲多収品種における登熟期気象条件と収量との関係とその品種間差異を明らかにする目的で,異なる栽培地における圃場試験データを収集し,出穂後40日間における単位日射量当たり収量(Y/R)と平均気温(T)の関係を整理した.多収品種「べこあおば」,「モミロマン」,「タカナリ」,「北陸193号」と対照品種(「日本晴」,「アキヒカリ」)についてTがおおむね22~29℃の条件で得られた東北~四国での栽培…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献6件 参考文献3件

  • 長野県における高性能農業機械を軸とした水田輪作体系における作業性の検証

    土屋 学, 大久保 高典, 青木 政晴, 関 正裕, 加藤 仁, 細野 哲, 上原 敬義, 岡本 潔, 酒井 長雄, 中山 利明 北陸作物学会報 51 (0), 40-43, 2016

    長野県における普通作物の栽培面積は,水稲約35,000ha,ムギ約2,500ha,ダイズ約2,100ha,ソバ約3,900haである.このうち畑作物の水田における作付け割合が最も低いソバでも63%と転換畑における栽培比率が高い現状にある(長野県2013).収量は水稲では,国内有数の高い収量水準であるが,畑作物では変動が大きいため,生産安定が求められている.一方,県内作付面積の2割以上が3ha規模…

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  • 水稲多収品種「北陸193号」の育苗器を用いた休眠打破処理期間の検討

    吉永 悟志, 古畑 昌巳, 平内 央紀, 大角 壮弘 北陸作物学会報 51 (0), 10-12, 2016

    種子休眠が深い特性を有する水稲のインド型多収品種「北陸193号」について,水稲生産者が所有している蒸気式育苗器を用いた休眠打破処理効果を検証した.その結果,乾燥機による乾熱処理(50℃)と比較して,処理期間を長くする必要があるが,40℃,6日間処理により,十分な休眠打破が行えることが示された.

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  • 自脱コンバイン用稲わら圧砕装置の開発

    重田 一人, 塚本 隆行, 小林 有一, 加藤 仁, 薬師堂 謙一 農業食料工学会誌 78 (1), 80-85, 2016-01-01

    <p>稲わらの圃場乾燥に要する日数を削減する方法として,自脱コンバインの排わらカッタの回転刃を切断機構のないホイールと交換することで,稲わらを切断しないで圧砕する機構を開発した。室内実験では,圧砕わらは空間距離を広げただけのわらより初期の乾燥が早く進むことがわかった。稲収穫と同時に行った圃場実験では,圧砕わらは長わらよりも保存に適する水分まで早く到達し,途中で降雨があった場合でもより迅速に乾燥し…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北陸研究センターニュース43号

    北陸研究センターニュース 43 1-4, 2015-12-10

    ...~マッチングフォーラムを開催~ 研究情報 ・作物の簡便な多個体水耕栽培法(Single-tube hydroponics) ・地下水位制御システム(フォアス)圃場からの肥料成分の流出 イベント報告 ・北陸研究センター「一般公開」を開催...

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  • 北陸研究センターニュース42号

    北陸研究センターニュース 42 1-4, 2015-08-31

    巻頭言 ・研究資金確保と説明責任 研究情報 ・育苗期の加温と追肥による水稲品種「北陸193号」の初期生育の改善 ・早生の米麺向き高アミロース米新品種「あみちゃんまい」 イベント報告 ・大人気!「食と農の科学教室」に13校参加、翌週に9校が見学

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  • 北陸研究センターニュース41号

    北陸研究センターニュース 41 1-4, 2015-03-20

    巻頭言 ・1万年の歴史を10年で 研究情報 ・アカヒゲホソミドリカスミカメの広域・早期発生予察 ・低温発芽遺伝子qTLG3-1による無催芽種子直播での稲苗の生育促進 イベント報告 ・平成26年度北陸地域マッチングフォーラム ・スーパーマーケットトレードショー併設「第10回こだわり食品フェア2015」に出展

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  • 葉色が淡くβ-カロテン含量が低いイネの突然変異系統の作出

    松下 景, 飯田 修一, 春原 嘉弘, 出田 収, 前田 英郎, 笹原 英樹, 長岡 一朗, 高橋 能彦, 渡邊 肇 日本作物学会紀事 84 (3), 279-284, 2015

    肥育期の肉用牛に稲発酵粗飼料を給与する際,飼料中に含まれるβ-カロテンの含量が高いことが問題となっている.そこで,遺伝的にβ-カロテン含量が低い水稲系統を選抜することを目的とし,発酵粗飼料用品種ホシアオバにエチルメタンスルホン酸による突然変異誘発処理を行った後代から,葉色が淡い突然変異系統を選抜し,系統名「多収系1066」を付与した.多収系1066はホシアオバより到穂日数が約一週間長かったが,稈…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • ハダカムギ‘マンネンボシ’の硝子率に対する種子比重の寄与

    山口 憲一, 辻田 泉, 木村 浩, 水口 聡, 兼頭 明宏, 池田 達哉, 長嶺 敬 日本作物学会紀事 84 (3), 271-278, 2015

    ハダカムギは,硝子率が低いほど品質が高く評価される.本研究では,硝子率の異なるハダカムギ品種マンネンボシについて,胚乳組織を電子顕微鏡で観察するとともに,原麦タンパク質含量や種子の充填(登熟)程度の指標となりうる種子比重,容積重などの種子形質と硝子率との関係を解析した.実験には愛媛県農林水産研究所内の栽培試験による2011年産および2012年産研究所群 (21点,69点) …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献6件

  • いもち病抵抗性と障害型耐冷性に優れた水稲新品種「夢の舞」の育成

    長岡 一朗, 三浦 清之, 上原 泰樹, 笹原 英樹, 清水 博之, 太田 久稔, 後藤 明俊, 重宗 明子, 小牧 有三, 大槻 寛 北陸作物学会報 50 (0), 6-9, 2015

    水稲新品種「夢の舞」は,北陸では早生に属する粳種で,同熟期の「ひとめぼれ」に対して多肥条件で1割程多収であり,いもち病圃場抵抗性は葉いもち,穂いもちともに「やや強」,障害型耐冷性が「極強」である.

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  • 近赤外分析によるオオムギ硝子率の予測

    関 昌子, 前島 秀和, 上原 泰, 桂 順二, 長谷川 敦子, 中村 和弘, 丸山 恭弘, 長嶺 敬 北陸作物学会報 50 (0), 46-48, 2015

    近赤外分析によるオオムギ硝子率の予測と,品種育成における活用の可能性について検討した.作成した検量線による予測値と測定値の相関係数は,キャリブレーションセットでは0.904,バリデーションセットでは0.875と,いずれも0.1%水準で有意であり,近赤外分析による硝子率の予測は可能であることが示唆された.品種育成においては,近赤外分析は低硝子ではない廃棄対象とする系統の選定に有効であると考えられた.

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  • 既知点初期化方式1周波RTK-GPSを用いた暗渠位置特定

    坂田 賢, 加藤 仁, 谷本 岳 農業農村工学会論文集 83 (4), IV_17-IV_18, 2015

    農業水利施設などの維持管理の一つに暗渠の劣化診断が挙げられるが,前段階の暗渠埋設位置を探し当てる作業に労力を要する。本研究では,比較的安価かつ精度の高い既知点初期化方式1周波RTK-GPS(以下,簡易RTK)を暗渠の位置特定技術として適用性を評価した。その結果,簡易RTKを用いて1秒間隔で取得した位置情報の標準偏差は暗渠管内径よりも十分に下回る精度であった。また,市販のGPSでは測定ごとに水平方…

    DOI 日本農学文献記事索引

  • 寒冷地における乾田直播水稲の出芽・苗立ちに関連した形質の評価

    古畑 昌巳 日本作物学会紀事 84 (4), 418-425, 2015

    本研究では国内外138品種・系統のイネを供試して,乾田直播栽培における低温乾燥土中出芽性および出芽関連形質について評価を行った.その結果,低温乾燥土中播種条件における出芽速度と播種後35日目の出芽率および初期生育量との間には高い正の相関関係が認められた.この出芽速度と嫌気発芽条件での鞘葉の伸長速度との間には有意な相関関係は認められず,低温乾燥土中出芽性の良否に嫌気発芽条件での鞘葉の伸長性は寄与し…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献2件

  • 飼料イネ品種の白葉枯病各菌系に対する抵抗性

    青木 秀之, 斎藤 浩二, 矢頭 治 北陸作物学会報 50 (0), 1-5, 2015

    (独)農研機構で育成された飼料イネ9品種の真性抵抗性および圃場抵抗性を調査するために,5菌系の白葉枯病菌を接種し,4週間後の病斑長を調査した.供試した品種のうち「たちすがた」および「北陸193号」はrace Iおよびrace Vの菌系に対して強い抵抗性が現れる黄玉群に新たに分類され,その他の品種は特定の菌系に抵抗性を持たない金南風群に分類された.「たちすがた」,「夢あおば」および「ニシアオバ」は…

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  • 京都府産酒造用掛米品種「京の輝き」の育成と酒造適性

    藤原 久志, 尾崎 耕二, 大橋 善之, 今井 久遠, 増村 威宏, 三浦 清之, 笹原 英樹, 長岡 一朗, 重宗 明子, 後藤 明俊, 若井 芳則 日本醸造協会誌 110 (4), 276-284, 2015

    ...<br>(2)試験には,独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター北陸研究センターで育成された8系統を供した。<br>(3)2009年には,大粒でタンパク質含量が低く,10a当りの精玄米収量が日本晴や祭り晴などの対照米と比較して高い収8203と収8207を選抜した。<br>(4)2010年には,高温年での玄米整粒率が高く,酒造適性が高いことから,収8203を選択した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • パイプライン水路からの灌漑が夏季の圃場地温に及ぼす影響

    坂田 賢, 友正 達美, 吉村 亜希子 農業農村工学会誌 83 (9), 735-738,a1, 2015

    <p>気候変動に伴う稲の高温登熟障害に対して,農家が取り得る適応策の一つに水管理が挙げられる。本研究では用水路の全区間でパイプライン化が完了した圃場と末端水路が開水路の圃場を対象に,夏季における灌漑の有無,灌漑時間帯の違いによる圃場への灌漑水温および地温の変化を比較した。灌漑水温はパイプライン化により水温上昇が抑制されることが示された。また,パイプライン化が完了した圃場では,高温登熟障害の発生要…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北陸研究センターニュース40号

    北陸研究センターニュース 40 1-4, 2014-11-25

    ...・ダイズ「しわ粒」の吸水特性と発芽特性 イベント報告 ・北陸研究センター「公開デー」を開催 ・今秋開催の食に関わる大規模展示会に出展...

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  • 北陸研究センターニュース38号

    北陸研究センターニュース 38 1-4, 2014-03-20

    農の伝承 研究情報 ・イネ稲こうじ病の発生生態の解明から的確な薬剤散布をめざして ・開花しないイネで自然交雑を抑制する トピックス ・中央農研シンポジウム「穂・穎花を改良するイネのデザイン育種にむけて」開 催報告 ・平成25年度「北陸地域マッチングフォーラム」

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  • 湛水直播水田におけるエアーアシスト条播機の播種深増大技術の開発

    塚本 隆行, 吉永 悟志, 古畑 昌巳, Nguyen Thi Thanh LOAN, 帖佐 直 農作業研究 49 (2), 49-55, 2014

    エアーアシスト条播機の播種深の制御を目的として播種精度の解析を行うとともに,複流式播種技術を開発し,その効果について定置条件での性能試験と圃場での栽培試験を行った.<br>1)吐出風速を増加させることで播種深を深くする手法を検討した結果,吐出風速の増加に対して種子の吐出速度と寒天ゲルへの埋没深の増加量は小さかったことから播種深の増大は困難であることが明らかになった.<br>2)送風機を増設し,副…

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  • 北海道,東北,北陸地方の良食味水稲品種および 「越南242号」の低温土中出芽性の評価

    古畑 昌巳, 田野井 真, 冨田 桂, 小林 麻子, 関 正裕 日本作物学会紀事 83 (4), 362-367, 2014

    本研究では,北海道,東北および北陸地方の良食味品種群および良出芽性かつ良食味系統である「越南242号」を供試して,湛水直播栽培における低温土中出芽性および出芽関連形質について評価を行った.その結果,低温土中播種条件における出芽速度と出芽率との間には有意な正の相関関係が認められた.この出芽速度と発芽速度および発芽係数との間には有意な相関関係は認められず,低温土中出芽性の良否に発芽形質は寄与していな…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 平均気温と気温日較差が寒冷地における湛水直播水稲の出芽・苗立ちに及ぼす影響

    古畑 昌巳, 原 嘉隆 日本作物学会紀事 83 (3), 203-209, 2014

    全国で水稲直播栽培の普及面積が最も大きい北陸地方でも普及程度は地域によって異なり,内陸部では比較的定着傾向が認められるものの,沿岸部では定着しにくい傾向がある.一般に沿岸部では海風があり,海風によって日中の気温が上昇しにくいことから,平均気温が同じであっても,風が気温日較差を小さくすることによって湛水直播水稲の出芽・苗立ちおよびその後の生育経過に影響していることが考えられる.そのため,野外のポッ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 寒冷地における気温日較差が湛水直播水稲の出芽・苗立ちに及ぼす影響

    古畑 昌巳, 原 嘉隆 日本作物学会紀事 83 (3), 210-215, 2014

    前報では,催芽種子と恒温器を利用して,異なる気温,気温日較差条件で湛水直播水稲の出芽・苗立ちを調査した結果,気温日較差の影響は,播種後低温条件が播種後高温条件に比べて大きいこと,播種後低温条件では,気温日較差が大きい区は気温日較差が小さい区に比べて生育量が大きくなることを明らかにした.本研究では,過酸化カルシウムコーティング種子,鉄コーティング種子,無コーティング種子を供試して試験を行った結果,…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 除雪処理による積雪日数の変化が大麦の生育・収量に与える影響

    池永 幸子, 関 昌子, 関 正裕 北陸作物学会報 49 (0), 22-24, 2014

    積雪日数が大麦の生育・収量に与える影響を明らかにするために,2か年にわたり除雪処理によって積雪日数を変化させ,生育・収量を自然融雪下の大麦と比較,検討した.その結果,積雪日数が長くなると,消雪から出穂までの日数が減少することが示された.生育・収量にも影響がみられ,積雪日数が長くなると,出穂期の穂重と茎重が小さくなった.また,幼穂の伸長パターンが変化し,積雪日数が長くなると積算地温に対して急激に伸…

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  • イネの生育時期が白葉枯病斑の伸長に与える影響

    青木 秀之, 矢頭 治, 斎藤 浩二 北陸作物学会報 49 (0), 54-58, 2014

    本研究では白葉枯病菌接種時のイネの生育時期が白葉枯病斑の伸長に与える影響を解明することを目的として,(1)白葉枯病菌の接種時期の変更や(2)イネの移植時期の変更の条件下で11品種のイネに5種類の白葉枯病菌系を接種し,それぞれ4週間後の病斑長を測定した.その結果,多数の品種でイネの生育時期が進むほど白葉枯病斑の伸長が抑制されることが明らかになった.

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  • 多収の水稲新品種「ゆめさかり」の育成

    長岡 一朗, 三浦 清之, 上原 泰樹, 小林 陽, 笹原 英樹, 清水 博之, 太田 久稔, 後藤 明俊, 重宗 明子, 福井 清美, 小牧 有三, 大槻 寛 北陸作物学会報 49 (0), 39-41, 2014

    水稲新品種「ゆめさかり」は,北陸では早生に属する粳種であり,同熟期の「ひとめぼれ」に対して2割程多収であり,いもち病圃場抵抗性は葉いもち,穂いもちともに「やや強」である.多収性を活かした飼料用等への利用が期待出来る.

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  • パイプライン用水路整備による夏季灌漑水温の上昇抑制効果

    坂田 賢, 友正 達美, 吉村 亜希子, 大塚 直輝, 倉田 進 農業農村工学会誌 82 (8), 625-628,a1, 2014

    <p>近年,夏季の高温による玄米品質の低下(高温登熟障害)が問題となっている。本研究では,パイプライン用水路は低温かつ温度変化の少ない用水を圃場に供給できる機能を有し,品質向上に寄与することを検証した。パイプライン用水路の水温は,起点となる河川取水口とほとんど同じで標準偏差も小さいことが示された。一方,河川取水口やパイプライン用水路と比較して,開水路の水温は総じて高く,標準偏差も大きくなった。玄…

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  • オオムギの非構造性炭水化物の蓄積と耐雪性の関係から見た品種間差異

    関 昌子, 長嶺 敬, 池永 幸子, 古畑 昌巳 北陸作物学会報 49 (0), 45-47, 2014

    オオムギ18品種を用いて,積雪前と消雪後の非構造性炭水化物(NSC)の蓄積と耐雪性の関係における品種間差異について検討した.寒冷地育成品種は,暖地・温暖地育成品種にくらべて葉身部のNSC量やNSC含有率が高い傾向にあった.また,葉身部のNSC量やNSC含有率と消雪後の残葉数との間には高い相関があり,NSCの蓄積と耐雪性の関係が示された.乾物重は消雪後の残葉数と相関がなく,耐雪性の指標とはなりにく…

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  • オオムギのフルクタン合成系酵素sucrose:fructan 6-fructosyltransferase(6-SFT)遺伝子の品種間変異

    長嶺 敬, 関 昌子, 相井 城太郎, 田中 宥司 北陸作物学会報 49 (0), 48-50, 2014

    越冬性程度の異なる国内のオオムギ10品種・系統について,フルクタン合成系酵素sucrose:fructan6-fructosyltransferase(6-SFT)遺伝子の部分塩基配列の品種間変異を明らかにした.6-SFT遺伝子内の約560bpの塩基配列を比較した結果,7つの一塩基置換(SNPs)と2つの欠失・挿入変異(INDELs)が見出され,変異の組合せによって供試品種・系統は4タイプに分類…

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  • 北陸研究センターニュース37号

    北陸研究センターニュース 37 1-4, 2013-11-25

    ...水稲作+園芸作 研究情報 ・石灰窒素の基肥単独施用が水稲の収量や玄米外観品質に及ぼす効果 ・デンプンの分解を抑えて暑さに強いイネを開発する トピックス ・北陸研究センター「一般公開」を開催 ・秋開催の食に関わる大規模展示会に出展...

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  • 製麺用高アミロース水稲品種「越のかおり」の育成

    笹原 英樹, 三浦 清之, 清水 博之, 後藤 明俊, 重宗 明子, 長岡 一朗, 上原 泰樹, 小林 陽, 太田 久稔, 大槻 寛, 矢野 昌裕 中央農業総合研究センター研究報告 = Bulletin of the National Agricultural Research Center 19 15-29, 2013-10-30

    ...「越のかおり」は日本型の高アミロース品種の育成を目的として,北陸農業試験場(現 中央農業総合研究センター北陸研究センター)において,連続戻し交配により,インド型品種「Surjamukhi」のWxaを日本型品種「キヌヒカリ」に導入した高アミロース品種である。2005年から「北陸207号」の系統名で関係各県に配布し,奨励品種決定調査に供試すると同時に,製麺適性を民間企業との共同研究で検討してきた。...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか1件

  • 北陸研究センターニュース36号

    北陸研究センターニュース 36 1-4, 2013-07-26

    ...巻頭言 ・農業の新たな研究開発に向けて 研究情報 ・重粘土転換畑における直播枝豆の出芽遅延とその要因 ・柔らかな食感のせんべいに向く水稲新品種「亀の蔵」 トピックス ・「食と農の科学教室」に18校参加 ・北陸研究センター「公開デー」のご案内...

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  • 北陸研究センターニュース35号

    北陸研究センターニュース 35 1-6, 2013-03-25

    ...巻頭言 ・北陸研究センター作物開発研究領域研究情報 研究情報 ・多雪重粘土地帯における低コスト水田輪作体系技術 ・鉄過剰状態に強いイネが持っている遺伝子領域の探索 ・水稲新品種「みやびもち」と「夢の舞」について イベント報告 ・平成24年度北陸地域マッチングフォーラムを開催 ・東海地域の農業ビジネスイベントに出展 ・JAグループ国産農畜産物商談会で水稲新品種を紹介...

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  • アレニウス式とアメダス気象データを利用した北陸地方における湛水直播栽培の播種早限の推定

    古畑 昌巳, 原 嘉隆 日本作物学会紀事 82 (4), 402-406, 2013

    寒冷地における湛水直播栽培では,気温が低い条件で播種した場合,出芽・苗立ちが遅れた結果,最終的な出芽・苗立ち率は低下して,生育量不足によって低収となることがある.これまで,寒冷地における湛水直播栽培の出芽・苗立ち確保の目安となる播種早限は,平均気温から推定されていたが,今後は地域の気象条件に対応して,よりきめ細かい播種早限の提示が必要である.本研究では,北陸地方の湛水直播栽培において安定した出芽…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件

  • 温湯処理による水稲種子の発芽促進効果

    福田 あかり, 白土 宏之, 山口 弘道, 大平 陽一, 寺尾 富夫 北陸作物学会報 48 (0), 8-10, 2013

    水稲種子を60℃の温湯中に10分間浸す処理により,日本型品種萌えみのり,べこあおばにおいて発芽が早まる効果が見られた.特にべこあおばは,種子の発芽促進法として用いられる50℃,7日間の乾熱処理を行うと,発芽率の低下が起こったが,温湯処理では発芽が促進された.このことから,乾熱処理で発芽阻害が起こるべこあおばのような品種では,温湯処理は有効な発芽促進法となる可能性がある.また,温湯処理は,休眠性の…

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  • エタノール抽出およびメタリン酸抽出による野菜類の抗酸化活性測定値の比較

    福永 亜矢子, 須賀 有子, 小森 冴香, 西川 万貴, 池田 順一, 堀 兼明 日本土壌肥料学雑誌 84 (5), 381-385, 2013

    アスコルビン酸が抗酸化活性の主体として考えられるホウレンソウなどの野菜においては,エタノール抽出は実態を反映しておらず,アスコルビン酸抽出液であるメタリン酸の方が抽出液としてふさわしいと仮説を立て,数種の野菜類あるいは作期や収穫前の光条件が異なるホウレンソウについて,主に2種の抽出溶媒,すなわち0.8m^3エタノールm^<-3>と50gメタリン酸L^<-1>溶液を用いて抗酸化活性測定値を比較した…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • エアーアシスト条播における補助流作用の効果

    LOAN Nguyen Thi Thanh, 帖佐 直, 塚本 隆行, 東城 清秀 農業機械学会誌 75 (3), 189-194, 2013

    エアーアシスト条播機による水稲の湛水直播において,種籾を播種噴頭まで搬送し,播種する空気の流れ(主流)とは別の空気の流れ(補助流)を作用させて,種籾の運動を制御する手法について検討した。播種噴頭管内に補助流を作用させることによって,噴頭管から噴出する風速は最大で 28.0 m/s に達し,そのとき種籾の平均落下速さは 6.9 m/s となった。播種深度も深くなり,平均値で 7.2 mm …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献9件

  • 湛水土中に播種された「越南242号」の出芽性に関連した特性の評価

    古畑 昌巳, 田野井 真, 冨田 桂, 小林 麻子, 関 正裕 北陸作物学会報 48 (0), 15-17, 2013

    越南242号」は,対照品種に比べて,湛水土中播種条件での出芽速度および嫌気発芽条件での鞘葉伸長速度が顕著に速く,最終的な出芽率も高かった.このことから,「越南242号」では低酸素となる湛水土中播種条件では出芽が早まり,最終的な出芽率が高いことに結びついていることが推察された.

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  • 北陸研究センターにおける農業農村工学研究について

    谷本 岳 農業農村工学会誌 81 (5), 367-370,a1, 2013

    ...本報では,北陸研究センターの概要,これまで行われてきた重粘土水田における暗渠排水や地下排水改善技術とその効果の持続性などの研究内容および現在進められている地下水位制御システムの機能管理に関する研究,そして新潟県中越地震や2011年長野県北部地震による農地災害への対応について紹介する。</p>...

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  • 北陸研究センターニュース34号

    北陸研究センターニュース 34 1-6, 2012-11-30

    ...巻頭言 ・好奇心、そして想像力 研究情報 ・北イタリアにおける水稲直播の作業効率 ・ホスホリパーゼD遺伝子の抑制系統は高温による白未熟粒発生を軽減する ・エアーアシスト水稲湛水条播を核とした作業体系の規模拡大とコスト削減の可能性 トピックス ・北陸研究センター「公開デー」 ・フードシステムソリューション2012米粉ビジネスフェアに出展 ・食の国際見本市「フードメッセinにいがた2012」に出展...

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  • 北陸研究センターニュース33号

    北陸研究センターニュース 33 1-6, 2012-07-30

    ...概要:北陸研究センターにおける水稲の品種改良の歴史 研究情報 ・イネの枝分かれを制御して生産性に関与するLAX2遺伝子 ・最新技術を駆使して「温暖化に負けないイネ」の開発を加速する ・積雪地帯の二酸化炭素収支には雪融け水が大きく関わっている トピックス ・日本雪氷学会平田賞を受賞 ・「食と農の科学教室」に14校参加 ・「北陸研究センター公開デー」のご案内...

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  • 北陸研究センターニュース32号

    北陸研究センターニュース 32 1-6, 2012-02-01

    研究情報 ・お寿司のために作られた水稲新品種「笑みの絆」 ・清酒と泡盛双方に向く、栽培しやすい酒米新品種「楽風舞」 ・「大気が乾燥した条件では夜間でも大豆の蒸散が発生する」

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  • エアーアシスト湛水直播栽培における異なる播種条件での出芽深度および播種作業能率

    青木 政晴, 大久保 高典, 塚本 隆行, 酒井 長雄, 土屋 学 北陸作物学会報 47 (0), 29-32, 2012

    エアーアシスト条播機を用いた水稲湛水直播栽培において,播種深度確保のためには土壌タイプにより代かき作業と播種作業の間隔を調整する必要がある.中粗粒グライ土では1日,灰色低地土では半日として他の播種様式より膨軟な代かき土壌に,播種時の水深を完全落水から極浅水状態として播種することが適する.播種作業能率は, 30a圃場においてもスリップ率を3〜5%程度に低減させることにより, …

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  • 北陸研究センターで発生するオオムギうどんこ病のレースと抵抗性遺伝資源

    伊藤 誠治, 山口 修 北陸作物学会報 47 (0), 84-86, 2012

    ...北陸研究センターで発生するオオムギうどんこ病はレースIXと考えられた.国内で育成された106品種・地方番号系統のうち,26品種・系統が抵抗性であった.また,オオムギ雲形病抵抗性とされる外国品種の中で3品種が抵抗性であり,これらを利用することにより北陸向けのうどんこ病・雲形病複合抵抗性品種の育成が容易になると考えられる....

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  • 少量試料による米粉生地の膨化測定

    奥西 智哉, 宮下 香苗, 大江 翔太郎, 萬代 悠太, 増村 威宏, 黒田 昌治 日本食品科学工学会誌 59 (9), 473-475, 2012

    米粉パン用途としての試料スクリーニング法を開発した.2.5gの試料を用いてプラスチックチューブ内で45分以上発酵させることにより評価を行う.膨張率0.7以上であれば1%以上のグルテンが含まれる試料として検出できる.これは従来の方法より感度がよく,パン用米粉としての可能性を見出すことができるため,遺伝子組み換えイネの製パン性評価に利用が期待できる.

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献8件

  • 「エアーアシスト条播機」を用いて湛水直播した多収性水稲品種タカナリの乾物生産と収量

    向山 雄大, 本林 隆, 帖佐 直, 大川 泰一郎, 古畑 昌巳, 東城 清秀, 平沢 正 日本作物学会紀事 81 (4), 414-423, 2012

    エアーアシスト条播機を用いて湛水直播した水稲 (以下,エアーアシスト水稲) の収量,乾物生産特性を倒伏抵抗性水稲品種タカナリを用いて2009年~2011年の3ヶ年にわたって検討した.苗立ち時のエアーアシスト水稲個体の分布は点播や慣行移植した水稲と大きく異なり,条の周囲に個体が分散し,散播に近い状態であった.エアーアシスト水稲は,点播水稲や慣行移植した水稲に比較して乾物生産が大きくなったことによっ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献10件

  • 寒冷地で湛水土中に播種された水稲の初期生育に関連した品種特性の評価

    古畑 昌巳, 帖佐 直, 大角 壮弘, 松村 修 日本作物学会紀事 81 (1), 10-17, 2012

    寒冷地の湛水直播栽培条件における水稲品種の出芽・苗立ち性およびそれに寄与する特性について十分明らかにされていないため,寒冷地で育苗箱を利用して低温土中出芽検定を行うと同時に,出芽・苗立ちに寄与する可能性がある発芽特性および嫌気発芽条件における鞘葉の伸長性についても調査を行った.その結果,低温土中出芽検定における出芽速度は,初期生育量と高い正の相関関係(r=0.773)を示し,低温での嫌気発芽条件…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献20件

  • コシヒカリ/Kasalath染色体断片置換系統群における水稲の低温・湛水下での鞘葉長に影響する染色体領域

    福田 あかり, 白土 宏之, 福嶌 陽, 山口 弘道, 荻原 均 北陸作物学会報 47 (0), 15-18, 2012

    水稲の湛水直播栽培において,鞘葉長は出芽率に影響を与える重要な要因と考えられている.本研究では日本型稲品種コシヒカリの染色体の一部を,低温・湛水下での鞘葉長の短いインド型稲品種Kasalathに置き換えた染色体断片置換系統群(CSSL)を用い,鞘葉長に影響を及ぼす遺伝子座(QTL)について解析した.CSSL39系統の鞘葉長の解析結果から,第5染色体上のマーカーC128の下流側と,第7染色体上のマ…

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  • SSRマーカーによる西日本から分離されたイネいもち病菌の多様性と集団解析

    鈴木 文彦, 藤 晋一, 古場 文子, 中島 隆, 荒井 治喜 日本植物病理学会報 78 (1), 10-17, 2012

    日本産のイネいもち病菌を標的に選抜した12種類のSSRマーカーについて,4マーカーずつ3セットのマルチプレックスPCRを開発した.2001年に西日本の16県から採集されたいもち病菌について,12種類のSSRマーカーを用いて遺伝的多様性と集団構造を解析した.供試した293菌株からは,265のハプロタイプが検出され,マーカーあたりのアリル数は2から36(平均14.3)となり,きわめて高い遺伝的多様性…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献13件

  • 北陸研究センターニュース31号

    北陸研究センターニュース 31 1-6, 2011-12-16

    研究情報 ・ショ糖トランスポーターは稲の花粉機能に必須である ・イネが夏バテする原因を解明しました ・日本のイネいもち病菌の病原性変異の特徴と判定法

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  • 加工用源助ダイコンの省力栽培技術

    平井, 英行, 藤田, 和久, 吉秋, 斎 石川県農業総合研究センター研究報告 (29) 23-26, 2011-07

    ...現地圃場で行った北陸研究センター開発機の実証試験の結果では、機械の作業性は良好で、ダイコンの生育、収量・品質も良好であったことから、実用性は高いと考えられた。...

    日本農学文献記事索引

  • 北陸研究センターニュース30号

    北陸研究センターニュース 30 1-6, 2011-07-01

    研究情報 ・セルトレイを利用した簡易なオオムギ雲形病抵抗性圃場検定法 ・耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培 ・大豆の狭畦密植栽培での茎葉処理除草剤の散布時期

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  • 北陸研究センターニュース29号

    北陸研究センターニュース 29 1-8, 2011-02-24

    研究情報 ・イネの花器官形成を制御するMADS-box遺伝子MOSAIC FLORAL ORGANS1 ・バイオマス利用のための稲わらの切断長と水分変化 ・農林水産省委託研究プロジェクト「土壌養水分制御技術を活用した水田高度化技術の開発」 ・新品種の紹介「ゆめさかり」「なつあおば」

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  • イネも夏バテをする?

    山川 博幹, 羽方 誠 化学と生物 49 (9), 624-629, 2011

    近年の温暖化によって,米の胚乳部分が白濁した乳白米が多発し,全国的に米品質の低下が問題となっている.乳白米は胚乳へのデンプンの蓄積が阻害されて生じると考えられるが,イネゲノム情報を活用した解析から,胚乳デンプンの蓄積が阻害される生理メカニズムが遺伝子レベルで明らかとなりつつある.

    DOI Web Site 参考文献48件

  • 北陸地域の排水不良転換畑における排水改善処理が ダイズの乾物と子実生産に及ぼす影響

    古畑 昌巳, 足立 一日出, 大野 智史 日本作物学会紀事 80 (1), 103-109, 2011

    北陸地域の排水不良転換畑で排水改善処理した後にダイズの畝立て栽培を3ヶ年行った結果,排水改善区の作土層の土壌含水率は対照区に比べて同等あるいは低く推移したが,梅雨時期に耕盤上に滞水する状況は処理後1~2年は改善されたものの,3年目の効果は認められなかった.また,排水改善区では,個体当たりの分枝節数は多く推移し,子実肥大中期の地上部乾物重,LAI,窒素吸収量は増加し,開花期以降の根の活性も高く推移…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • F_2集団および半数体倍加系統におけるオオムギ雲形病に対する幼苗検定と圃場検定での発病の比較

    山口 修, 伊藤 誠治 北陸作物学会報 46 (0), 73-75, 2011

    抵抗性品種Brierを片親とした北陸皮42号(罹病性)×Brier(抵抗性)のF_2集団および半数体倍加系統を用いて,幼苗検定と圃場検定における罹病反応を調査した.F_2集団では調査した198個体のうち幼苗検定と圃場検定で反応が異なる個体が15個体あり,幼苗検定では抵抗性だが圃場検定では罹病性のものと,その逆のものも見られた.一方半数体倍加系統では,幼苗検定と圃場検定における罹病性反応の違いは見…

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  • 白葉枯病圃場抵抗性関連遺伝子<I> xc20 </I>の単離及びその突然変異系統群の解析

    青木 秀之, 矢頭 治 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2011 (0), 0927-0927, 2011

    白葉枯病の圃場抵抗性が減少した「日本晴」突然変異系統XC20からレトロトランスポゾン<I> Tos17 </I>が挿入された<I> xc20 </I>遺伝子を同定した。XC20系統に野性型<I> xc20 </I>を再導入した組換え体は白葉枯病の圃場抵抗性が回復した。さらに<I> xc20 </I>の翻訳領域またはプロモーター領域に<I> Tos17 …

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  • 圃場排水性の良否が北陸地域のダイズの乾物と子実生産に及ぼす影響

    古畑 昌巳, 足立 一日出, 大野 智史 日本作物学会紀事 80 (1), 65-72, 2011

    排水が不良で湿害が助長されやすい強グライ土の占める面積割合が高い北陸地域において,排水良好転換畑と排水不良転換畑を用いて,ダイズ畝立て栽培を3ヶ年行って比較した結果,排水不良転換畑では,排水良好転換畑に比べて低収となった.主な要因について,排水不良転換畑では,排水良好転換畑に比べて作土層の土壌水分が高く推移することによって開花期以降の地上部・地下部乾物重,窒素吸収量およびLAIの増加が抑制され,…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献11件

  • 富山県における水稲品種「コシヒカリ」の高温登熟回避を目的とした 晩植栽培に適した栽植密度

    守田 和弘, 高橋 渉, 杉森 史郎, 古畑 昌巳 日本作物学会紀事 80 (2), 220-228, 2011

    近年の温暖化条件下において,高温登熟回避を想定した作期移動が水稲「コシヒカリ」の生育,収量および品質に及ぼす影響を調査するとともに,作期ごとの適正な栽植密度について2ヶ年検討した.移植時期を4月下旬 (早植) から5月中旬 (晩植) に遅らせた結果,5月中旬区では4月下旬区に比べて移植~最高分げつ期までの日数が短縮することで最高分げつ数が減少し,穂数が少なくなることで減収した.また,晩植によって…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献14件

  • エアーアシスト湛水直播栽培の現状と課題・展望

    古畑 昌巳, 帖佐 直, 塩谷 幸治, 塚本 隆行, 関 正裕, 細川 寿 北陸作物学会報 46 (0), 45-48, 2011

    エアーアシスト条播機を利用した湛水直播栽培は,打込み土中点播機を利用した湛水直播栽培に比べて穂数が有意に多く,収量は多くなる傾向が認められた.この要因として,エアーアシスト条播では播種深が浅めとなるため,苗立ち率が向上して初期生育量を確保しやすいこと,分げつの発生は旺盛で,茎数が多く推移したことによって穂数が多くなり,収量向上に結びついたことが考えられた.

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 本暗渠にモミガラ簡易暗渠と縦型暗渠を組み合わせた重粘土転換畑の排水改良効果の持続性

    足立 一日出, 大野 智史, 古畑 昌巳, 小倉 力, 谷本 岳 農業農村工学会論文集 79 (2), 143-149, 2011

    重粘土転換畑における大豆畝立て栽培時の畝間の残水を迅速に排除するため,本暗渠と,本暗渠に直交したモミガラ簡易暗渠を縦型暗渠で連結し,その排水効果を評価した.その結果,施工後2年間,排水改良区の連続降水量に対する総暗渠排水量は,未施工区の総暗渠排水量に比べて大きく増加した.1年目のピーク1時間暗渠排水量も3mm/h前後の大きな値であった.2年目のピーク1時間暗渠排水量は,約2mm/hに低下した.暗…

    DOI

  • 品種,土壌pH矯正および耕種条件がダイズ子実カドミウム含有率におよぼす影響

    中村 卓司, 山本 亮, 羽鹿 牧太, 石川 覚, 中山 則和, 高橋 幹, 島村 聡, 島田 信二, 藤森 新作, 小松 節子 日本土壌肥料学雑誌 82 (2), 105-113, 2011

    本研究では,子実中のCd含有率を低減するダイズ栽培体系を開発するための基礎的知見を得るために,pH矯正等の施肥法や耕起法などの栽培技術とCd吸収能の低いダイズ品種と組み合わせ,(1)ポット栽培にてpH矯正によるダイズのCd吸収抑制効果の品種間差異,(2)水田転換畑においてpH矯正および耕起,不耕起栽培がダイズ子実のCd含有率に及ぼす影響,(3)地下水位制御システム"FOEAS"において地下水位が…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献29件

  • 北陸研究センターニュース28号

    北陸研究センターニュース 28 1-6, 2010-08-17

    研究情報 ・水田転換畑における根粒窒素固定量の評価 ・排水不良転換畑におけるダイズ栽培では畝立てに加えて圃場の排水改善が重要である ・暗渠排水機能の低下した粘土質水田におけるダイズ栽培時の営農排水技術 ・梅雨期の湿害による減収程度を葉色の低下より判定する

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  • 北陸研究センターニュース27号

    北陸研究センターニュース 27 1-6, 2010-04-01

    研究情報 ・インド型水稲を北陸で多収穫するためのポイント-主食用米より早い田植- ・耕うん同時畝立て作業機による野菜の同時マルチ技術とエダマメのマルチ直播技術 ・新潟県南部におけるこの冬の積雪の傾向について

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  • 酸化鉄コーティング種子における種子予措が湛水直播水稲の出芽・苗立ちに及ぼす影響

    古畑 昌巳, 帖佐 直, 松村 修, 大角 壮弘 日本作物学会紀事 79 (3), 363-371, 2010

    寒冷地においてエアーアシスト条播機と酸化鉄コーティング種子を利用した水稲直播栽培法を確立する目的で, 催芽種子を利用した酸化鉄コーティング直播の出芽・苗立ちを圃場・機械播種条件で検討すると同時にポットで詳細に評価した.また,催芽種子を利用した酸化鉄コーティング直播の出芽・苗立ちをさらに早める目的で,コーティング後加温処理に着目し,コーティング後加温処理した種子の播種機通過処理が出芽・苗立ちに及ぼ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献22件

  • イネ高温登熟耐性選抜のための簡便な穂温上昇装置

    寺尾 富夫, 千葉 雅大, 廣瀬 竜郎 日本作物学会紀事 79 (2), 166-173, 2010

    登熟時の高温に耐性があるイネ品種・系統を選抜する目的で,穂温を上昇させる装置を開発した.OHPフィルムで作成した透明な筒を穂に被せることにより,昼間の穂温を,10日間の平均で約0.8℃上昇させることができ,またその中に,幅2cm,厚さ5mmの黒色ゴムスポンジを接着することにより,昼間の穂温を2℃以上上昇させることができた.この処理による温度上昇に比例して,整粒割合は減少し,白未熟粒割合は増加した…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献11件

  • アカスジカスミカメのコムギ幼苗飼育における孵化率向上のための幼苗切断保存法

    長澤 淳彦, 樋口 博也 日本応用動物昆虫学会誌 54 (4), 197-203, 2010

    斑点米の原因として知られるアカスジカスミカメは,通常穂にのみ産卵することから累代飼育が困難である.本研究ではコムギ幼苗を用いたアカスジカスミカメの採卵法およびその保存条件を検討した.雌成虫は第1本葉が出現する播種3日後のコムギ幼苗を与えると鞘葉内部に産卵を行う.24時間の採卵後,苗を根元から切断し湿らせた濾紙を入れたシャーレ内で保存した場合,切断せずに採卵苗を育成した場合に比べて5倍以上の幼虫が…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 播種後落水が湛水直播栽培の除草効果に及ぼす影響

    古畑 昌巳 北陸作物学会報 45 (0), 22-26, 2010

    湛水直播栽培で播種後落水条件とした場合,初期剤と初中期剤を組み合わせた体系処理が単剤処理に比べて除草効果が高く安定していた.また,播種後の高温条件はヒエ葉齢の進展を促すため,除草可能期間の短縮や効果の不安定化につながること,再入水時期が遅いほどヒエの取りこぼしが多く,鉄コーティング区で顕著となることが示唆された.

    DOI Web Site

  • エアーアシスト条播機による水稲湛水直播栽培での出芽特性

    青木 政晴, 帖佐 直, 酒井 長雄, 古畑 昌巳, 齋藤 康一, 土屋 学 北陸作物学会報 45 (0), 27-30, 2010

    エアーアシスト条播機は散布ノズルからの風圧により種子を繰り出す機構上,表面播と鳥害が危惧され,一定の播種深度を確保することが必要となる.このため,播種前の代かき土壌条件,粉衣資材,散布幅の条件を変えて検討した結果,より比重の大きいカルパー等倍重粉衣種子の方が鉄粉0.5倍重粉衣種子に比べ播種深度が大きくなった.また,カルパー等倍重粉衣種子を用いた場合,播種時の土壌を軟らかくすることでほぼ実用的な3…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • オオムギ半数体倍加系統の作出における切り穂培養液への添加物2,4-Dの効果

    山口 修, 伊藤 誠治 北陸作物学会報 45 (0), 72-74, 2010

    オオムギの半数体倍加系統の作出において,種々の添加物が胚の形成および胚の発芽に及ぼす効果について調査した.交配後の切り穂培養液に75ppmの2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)を添加した場合,無添加に比べ種子や胚の形成率が高まった.一方,胚培養培地への麦芽エキスの添加では,濃度0.25%,1%のいずれも胚から半数体植物体の形成に効果はなかった.

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  • Rタンパク質によるGタンパク質OsRac1の活性化が植物免疫に重要である

    河野 洋治, 赤松 明, 林 敬子, 宝泉 雄介, 中島 綾子, 高橋 弘喜, 吉田 均, WONG Hann Ling, 川崎 努, 島本 功 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2010 (0), 0185-0185, 2010

    植物の抵抗性遺伝子産物(以下、Rタンパク質)は、病原体を認識する細胞内レセプターとして働くことが知られている。現在、Rタンパク質がどのような複合体を形成し、下流のシグナル伝達系を制御しているかはほとんど明らかになっていない。我々はこれまでに植物免疫の分子スイッチである低分子量GTP結合タンパク質OsRac1がイネのRタンパク質を介した抵抗性反応において重要な役割を果たしていることを明らかにしてい…

    DOI

  • 北陸研究センターニュース26号

    北陸研究センターニュース 26 1-6, 2009-11-01

    研究情報 ・播種期の前進化によってエダマメ直販栽培の作期を拡大 ・大豆雲形病に強い抵抗性遺伝資源 ・白葉枯病の圃場抵抗性に関わる遺伝子の探索

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  • 異なる酸化程度とした鉄コーティング種子が湛水直播水稲の出芽・苗立ちに及ぼす影響

    古畑 昌巳, 帖佐 直, 松村 修, 湯川 智行 日本作物学会紀事 78 (2), 242-249, 2009

    エアーアシスト条播機と鉄コーティング種子を利用した湛水直播栽培体系を確立する目的で, 異なる酸化程度とした鉄コーティング種子を供試してホッパーおよびバットに集積して酸化を進めた条件において種子の発熱と発芽率の推移を調査し,同時に圃場を使った機械播種条件で出芽・苗立ちを検討した.ホッパーに集積した条件では,還元鉄(密封)区では集積後,短時間で発熱および発芽率の低下が確認され,酸化鉄(密封)区では発…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献19件

  • 湛水直播水稲の出芽・苗立ち向上に向けて

    古畑 昌巳 日本作物学会紀事 78 (2), 153-162, 2009

    現在,我が国の水稲移植栽培では,育苗および田植え作業が労働時間の1/4を占めているため,直播栽培の導入によって稲作の省力・低コスト化が進むことを期待されている.しかしながら,現在,直播栽培の普及面積は水稲栽培全体の約1%であり,一般的な技術として普及していない.この原因として,水田に直接播種することによって出芽・苗立ちが不安定になりやすいことが大きな要因になっていると考えられる.本稿では,播種後…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献7件 参考文献129件

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