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検索結果 245 件

  • 心臓ペースメーカーのレートレスポンス機能と運動療法を用いた変時性不全に対するADL低下予防:一例報告

    石黒 博也, 鈴木 淳也, 菅 祐紀, 柴田 純志, 近藤 実希 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 19-19, 2024-03-31

    <p>【はじめに】</p><p> 変時性不全の患者は運動時に適切な心拍数の増加が得られず,経時的な運動耐容能の低下を招く.運動耐容能を維持するためには運動療法が推奨されるが,変時性不全の患者は十分な運動を実施することが困難である.これに対し,心臓ペースメーカーを留置し,さらにレートレスポンス (RR)機能を付加して運動療法を行う方法があるが,運動耐容能の予防効果は明らかになっていない.今回,変時…

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  • 東海地区におけるIVRの線量管理に関するアンケート調査

    大澤 充晴, 永田 敬章, 西條 貴哉, 山田 剛, 杉本 成人, 徳留 晃, 鈴木 康介, 坂本 肇 日本放射線技術学会雑誌 80 (1), 66-76, 2024

    <p>【目的】2020年7月に,日本の診断参考レベル(2020年版)が公表された.血管撮影領域では透視線量率に加え,装置表示の患者照射基準点線量(K<sub>a,r</sub>: mGy)と面積空気カーマ積算値(P<sub>KA</sub>: Gycm<sup>2</sup>)が設定された.東海地区の各施設へアンケート調査を行い,東海地区の医療被ばく線量管理状況の確認を行った.【方法】東海地区の…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献1件

  • 3回目の新型コロナウイルスワクチン接種後に発症した自己免疫性溶血性貧血

    伊藤 奨, 小林 弘典, 池ノ内 紀祐, 山本 秀行, 竹内 俊太, 小川 雅弘 日本老年医学会雑誌 60 (3), 283-287, 2023-07-25

    <p>新型コロナウイルス感染症(the coronavirus disease 2019:COVID-19)ワクチン接種後の自己免疫性疾患の発症・増悪が報告されているが,自己免疫性溶血性貧血(autoimmune hemolytic anemia:AIHA)の報告は少ない.今回,3回目のCOVID-19ワクチン接種後にAIHAを発症した症例を経験した.75歳女性が3回目のCOVID-19ワクチン…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献11件

  • 停留精巣を合併した嵌頓鼠径ヘルニアの1例

    伊達 俊輔, 岡田 禎人, 太平 周作, 鈴木 和志, 石田 陽祐 日本腹部救急医学会雑誌 43 (1), 97-100, 2023-01-31

    <p>症例は72歳,男性。以前から右鼠径ヘルニアを指摘されていたが自身で整復していた。右鼠径部痛を主訴に当院救急外来を受診した。経過中に来院時の身体所見で圧痛を伴う右鼠径部腫脹を認めた。造影CTでヘルニア内に小腸の脱出を認め,右鼠径ヘルニア嵌頓と診断した。用手整復できたため翌日待機的に手術を行った。手術は全身麻酔下に鼠径切開法で開始した。ヘルニア囊を開放するとヘルニア囊内に精巣を認め,停留精巣と…

    DOI Web Site 医中誌

  • 病棟看護師の退院支援の実践に影響する要因

    都築 久美子, 宇城 令 日本看護管理学会誌 27 (1), 112-121, 2023

    <p>本研究の目的は,病棟看護師の退院支援の実践に影響を及ぼす組織的要因および個人的要因を明らかにすることである.対象は,Z県の19施設の病棟に勤務する1,256名とし,自記式質問紙調査を行った.調査項目は,目的変数に病棟看護師の在宅の視点のある病棟看護の実践に対する自己評価尺度,説明変数に組織的要因として「院内退院調整部門からの情報提供」「院内多職種からの情報提供」「院内退院調整部門とのカンフ…

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  • 食道癌術後両側気胸および気腹症に対しOK-432を用いた胸膜癒着術が奏功した1例

    酒徳 弥生 日本農村医学会雑誌 72 (4), 332-338, 2023

    症例は83歳,男性。食道癌術後1年6か月,無再発で経過していたが,全身倦怠感があり,頻脈性心房細動による心不全のため入院となった。入院6日目の胸部単純X線で両側気胸と両側横隔膜下の遊離ガスを認め,CTで多量の腹腔内遊離ガスを認めた。腹部所見に乏しく,炎症反応の上昇も認めなかったことから,消化管穿孔は否定的であった。食道癌の手術歴があることから右自然気胸から流出したairが対側胸腔および腹腔内へ移…

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 認定看護管理者の病院における看護管理実践の実態

    南谷 志野, 三枝 克磨, 原田 博子, 白井 麻希, 佐藤 美子 日本看護管理学会誌 27 (1), 218-226, 2023

    <p>本研究の目的は, 認定看護管理者(以下,CNA)の病院における看護管理実践の実態を明らかにすることである.2021年8月時点の認定看護管理者会会員850名のうち,認定更新審査時に提出した病院における看護管理実践報告書を保有する会員を対象にWeb調査を実施した.分析方法は,KH Coder 3を用い,報告書内の『実践経過・結果』について内容分析を行った.84の報告書を分析対象とし共起ネットワ…

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  • 右乳頭に限局した浸潤性乳管癌の1例

    酒徳 弥生, 岡田 禎人, 鈴木 和志, 田口 泰郎, 二村 雄介, 竹内 健司 日本臨床外科学会雑誌 84 (5), 707-713, 2023

    <p>Paget病を除き,乳癌は終末乳管小葉単位より発生するとされ,乳頭部原発の乳癌は稀である.今回,症状出現から診断まで約4年を要した,乳頭部に限局した浸潤性乳管癌の1例を経験したため報告する.症例は70歳,女性.毎年,乳房定期健診のため当院に通院中であった.右乳頭部に腫瘤を自覚したが,マンモグラフィおよび超音波で異常は認めなかったため,1年毎の定期健診を継続した.自覚症状出現から3年後,超音…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 看護技術を習得するための動画教材の要件

    小笠原 ゆかり, 藤田 比左子, 新美 綾子, 西土 泉, 岩田 仁江, 渡久地 麻衣子 看護理工学会誌 11 (0), 57-65, 2023

    本研究の目的は,看護基礎教育の図書を選定する際の一助となる動画教材の内容を検討することである.対象は動画が収録されている看護技術の図書とし,「注射器と注射針の接続」の動画が収録されている図書を分析対象とした.動画から18項目のデータを収集し,一覧表を作成し,視聴媒体ごとに比較検討を行った.結果として,対象となった図書13冊のうち12冊をデータ分析の対象とした.視聴媒体はDVDとWeb動画があり,…

    DOI 医中誌

  • 急性膵炎から胃虚血と脾膿瘍を発症し胃脾瘻を形成した1例

    田根 雄一郎, 岡田 禎人, 太平 周作, 田口 泰郎, 酒徳 弥生, 石田 陽祐, 秋山 荘二郎, 市野 平之伸, 奥田 賢司, 高橋 周三 日本消化器外科学会雑誌 55 (7), 425-431, 2022-07-01

    <p>症例は67歳の男性で,突然の胸痛を主訴に受診した.20年前にS状結腸癌に対してS状結腸切除術,その術後6年目に膵頭リンパ節の再発に対して亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(胃膵吻合)を施行し再発なく経過していた.今回は膵炎の診断で入院したが入院後吐血が出現したため上部消化管内視鏡検査を施行した.胃粘膜が黒色に変化しており胃虚血を疑う所見を認めた.造影CTでは胃,膵臓,脾臓にかけての造影不良を認め…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 直腸癌術後に発症した動静脈奇形に対して血管内治療が奏効した1例

    奥田 賢司, 岡田 禎人, 太平 周作, 田口 泰郎, 酒徳 弥生, 石田 陽祐, 秋山 荘二郎, 市野 平之伸, 高橋 周三, 泉 雄一郎, 鈴木 耕次郎 日本消化器外科学会雑誌 55 (4), 290-296, 2022-04-01

    <p>症例は79歳の男性で,10年前に直腸癌に対して開腹低位前方切除術を施行されていた.今回は血便があり当院を受診した.腹部造影CTで骨盤内に動静脈奇形(arteriovenous malformation;以下,AVMと略記)を認めた.下部消化管内視鏡検査では吻合部よりoozingを認めた.出血は鎮静化したため経過観察をしたが再度出血したため,血管内治療(interventional …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 小型端末を用いた運動支援による 過体重の2型糖尿病患者における活動量の変化

    石黒 博也, 林 久恵, 江西 一成, 神谷 実希, 榊原 康喜, 髙橋 ゆい, 野尻 奈穂, 水野 裕子, 丹羽 靖浩, 足立 浩一 日本糖尿病理学療法学雑誌 1 (1), 77-88, 2022

    【はじめに】肥満は2型糖尿病の病態進行を助長する因子であり,糖尿病教育入院中は減量に向けた食事・運動習慣の獲得が必要となる.外来通院中の肥満2型糖尿病患者に対して小型端末を使用した介入が運動習慣の獲得を促進すると示されているが,入院中の同患者に対しての介入効果は検証されていない.そこで,本研究の目的は小型端末を使用した運動支援が入院中の肥満2型糖尿病患者の運動習慣の獲得と減量効果に及ぼす影響を検…

    DOI 医中誌

  • 耳輪に発生した血管平滑筋腫angioleiomyomaの稀な1症例

    早川 将史, 都築 豊徳, 岩田 真衣, 古川 洋志 Skin Cancer 37 (2), 143-149, 2022

    <p>Angioleiomyomaは皮膚平滑筋腫の一型で,血管壁の平滑筋に由来する良性腫瘍である。多くは中高年女性の下肢に好発するが,耳介に発生した報告は極めて少ない。今回我々は,耳輪に発生したangioleiomyomaの症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する。症例は21歳,男性。初診の数年前より徐々に増大を自覚し,近医でMRI検査を施行したところ脂肪腫が疑われたため当院を紹介され…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 胃切除後輸入脚症候群に続発した重症急性膵炎の1例

    下村 佳寛, 岡田 禎人, 太平 周作, 鈴木 和志, 田口 泰郎, 酒徳 弥生 日本臨床外科学会雑誌 83 (10), 1805-1810, 2022

    <p>症例は66歳の男性.37歳時に十二指腸潰瘍穿孔に対して胃切除術(Billroth II法再建)を施行された.腹痛を主訴に受診し,CTで輸入脚拡張と膵周囲脂肪織濃度上昇を認め,輸入脚症候群による急性膵炎の診断で入院となった.緊急に内視鏡下で輸入脚内にNGチューブを留置し,減圧を行った.減圧は成功したが, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 緊急膵体尾部切除を行なった膵仮性嚢胞破裂の1例

    緒方 諒仁, 久留宮 康浩, 水野 敬輔, 世古口 英, 菅原 元, 井上 昌也, 加藤 健宏, 南 貴之, 秋田 直宏, 権田 紘丈, 関本 晃裕, 等々力 広菜, 大澤 拓哉, 浜辺 健太, 佐久本 一樹, 石谷 紗季 日本農村医学会雑誌 70 (6), 649-654, 2022

    症例は48歳女性。アルコール性膵炎を繰り返し,膵仮性嚢胞を指摘されていた。20XX年11月,突然の腹痛にて救急外来を受診した。造影CTにて最大径67mmの膵仮性嚢胞と腹水を認め膵仮性嚢胞破裂を疑い,腹水穿刺を施行した。腹水AMY 3,444IU/Lと高値であり,膵仮性嚢胞破裂による急性汎発性腹膜炎と診断し,緊急手術を行なった。術中所見にて,膵液交じりの腹水500mlと混濁した嚢胞内容物所見を認め…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 腸閉塞を契機に診断された異所性膵癌と原発性卵巣癌の重複癌の1例

    市野 平之伸, 岡田 禎人, 太平 周作, 田口 泰郎, 酒徳 弥生, 奥田 賢司 日本臨床外科学会雑誌 83 (5), 941-945, 2022

    <p>症例は73歳,女性.嘔吐と腹痛を主訴に受診.腹部造影CTで小腸の拡張と左卵巣腫大と腹膜,腸間膜に多発する結節を認めた.PET/CTで左卵巣や多発結節に集積を認めたが,膵臓への集積は認めなかった.左卵巣癌の腹膜転移による腸閉塞の診断で手術を施行した.術中所見は,左卵巣腫大と大網・腹膜・腸間膜に多発結節を認めた.Treitz靱帯付近の空腸腸間膜と回腸の漿膜に結節を認めた.子宮両側付属器,大網を…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件

  • 腹腔鏡下修復術を行った続発性会陰ヘルニアの1例

    酒徳 弥生, 岡田 禎人, 鈴木 和志, 田口 泰郎, 二村 雄介, 下村 佳寛 日本臨床外科学会雑誌 82 (6), 1242-1247, 2021

    <p>症例は69歳,女性.2019年8月,直腸癌に対して腹腔鏡下直腸切断術を施行した.術後経過は良好で第22病日に退院した.2019年10月,臀部の腫脹を主訴に受診.CTで骨盤底に落ち込む小腸を認め,続発性会陰ヘルニアと診断した.2019年12月,腹腔鏡下会陰ヘルニア修復術を施行した.ヘルニア門は縦4cm×横9cmであったため,BARD<sup>®</sup> …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 8mm径と10mm径のFully covered Self-Expandable Metal Stentsの比較試験―切除不能遠位胆管悪性狭窄患者に対する多施設共同前向き試験―

    川嶋 啓揮, 橋本 千樹, 大野 栄三郎, 石川 卓哉, 森島 大雅, 松原 浩, 杉本 啓之, 野々垣 浩二, 金森 明, 原 和生, 桑原 崇通, 中村 正直, 宮原 良二, 石上 雅敏, 安藤 昌彦, 廣岡 芳樹, ―The Nagoya Biliary Stent Study(NABIS)―01 Group― 日本消化器内視鏡学会雑誌 62 (5), 593-603, 2020

    <p>【背景と目的】一般的に切除不能悪性遠位胆道狭窄のドレナージには内径が太いself-expandable metal stent(SEMS)の方が閉塞再発までの時間(time to recurrence obstruction;TRBO)が長いと考えられているが,fully covered SEMS(FCSEMS)において内径別のTRBOについての検討はない.この多施設前向き研究の目的は,切…

    DOI 医中誌

  • 慢性期脊髄損傷患者に対する精巣摘除術の監視下鎮静管理の経験

    山田 章宏, 禰宜田 武士, 岡本 真拓, 山家 智紀, 宮林 真沙代, 木村 信行 日本臨床麻酔学会誌 39 (7), 653-656, 2019-11-15

    <p>慢性期脊髄損傷患者の麻酔管理では,自律神経過反射(AD)が問題となる.症例は56歳,男性で第11胸髄以下の完全麻痺がある.左陰嚢膿瘍に対し精巣摘除術が予定された.日常生活でのADの既往はなく,今回膀胱内操作は行わないため,術中にADを発症する可能性は低いと考えた.無麻酔で手術を行うことも可能と考えられたが,AD発症への対応が遅れる可能性があったため,監視下鎮静管理(MAC)で行った.デクス…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • 腎盂癌との鑑別が困難であった腎洞限局性結節性アミロイドーシスの1例

    大橋 朋悦, 田中 順子, 浅井 健太郎, 島田 聡子, 高橋 洋平, 古川 亨 日本泌尿器科学会雑誌 110 (3), 191-195, 2019-07-20

    <p>症例は80歳男性.外傷時に撮影したcomputed tomography(CT)にて偶発的に左腎盂腫瘤を指摘され,当科紹介受診した.精査の造影CTにて左腎盂を占拠する不均一な造影効果を有する腫瘍性病変および,大動静脈周囲の多発リンパ節腫大を認めた.左腎盂癌cT3N2M0の術前診断で,左腎尿管全摘除術およびリンパ節郭清術を施行した.病理結果は腎洞に限局した限局性結節性アミロイドーシスであった…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献16件

  • 食道閉鎖症/気管食道瘻術後に発生した気管憩室により挿管後換気困難となった症例

    山田 章宏, 奥村 朋子, 森本 典行, 長谷川 和子, 荒川 陽子, 西脇 公俊 日本臨床麻酔学会誌 39 (3), 253-256, 2019-05-15

    <p>食道閉鎖症/気管食道瘻根治術後に気管憩室が形成され,その後の全身麻酔時に気管チューブが憩室に陥入し換気困難となった症例を経験した.症例は7カ月の男児.食道閉鎖症/気管食道瘻根治術後に食道狭窄を認めたため,全身麻酔下で食道バルーン拡張術が予定された.全身麻酔導入後,気管挿管は容易であったが,換気困難で食道挿管と判断し抜管した.再挿管後,同様に換気困難に陥った.気管支鏡で原因検索したところ,気…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • レミフェンタニル持続静注を用いた意識下挿管で軽度の咬筋硬直をきたした1例

    山家 智紀, 禰宜田 武士, 杉浦 真沙代, 木村 信行 日本臨床麻酔学会誌 39 (3), 274-277, 2019-05-15

    <p>気管挿管を行う際のオピオイド投与は非常に有用である反面,声門閉鎖や筋硬直の副作用を起こすことがあり,特に意識下挿管の場合は問題となる.今回われわれは,意識下挿管の際,レミフェンタニルの持続投与(0.1μg/kg/min)を行ったところ,軽度の咬筋硬直を患者が訴えた症例を経験した.レミフェンタニルの筋硬直発生頻度は2〜8%と言われており,急速な血中濃度上昇がそのリスクを上昇させると言われてい…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 妊娠38 週に右後下小脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血を来した1 例

    木村 啓佑, 栗本 太志, 阿部 節, 田島 隼人, 中村 茂和, 渡邉 和彦 脳卒中 41 (5), 394-398, 2019

    <p><b>要旨</b>:症例は34 歳女性,妊娠38 週0 日.自宅にて突然の頭痛・嘔吐あり当院救急搬送された.当院到着直後に意識レベル低下しJapan Coma Scale(JCS):200 となった.直ちに頭部CT 検査施行し,右小脳に血腫を伴うくも膜下出血と右posterior inferior cerebellar …

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 骨盤内腫瘍によりストーマ造設術を受ける患者の睡眠に関する研究

    清政 一二三, 前川 厚子, 後藤 百万, 中村 千香子 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 35 (3), 98-109, 2019

    <p><b>【目的】</b>骨盤内腫瘍でストーマ造設術を受ける患者の睡眠状態に関する基礎的データを得る。</p><p><b>【方法】</b>骨盤内腫瘍で手術を予定している入院患者を対象に、手術前日から術後7日目まで睡眠計を用いて睡眠状態を記録した。また不眠の自己評価表、HADS、ICDSCを用いて、不眠感、不安感、せん妄に関しても調査した。</p><p><b>【結果】</b>対象は13名(年齢中…

    DOI 医中誌

  • 食道裂孔ヘルニアによる胃壊死に対して開腹開胸手術を行った1例

    蟹江 恭和, 太平 周作, 田口 泰郎, 石田 陽祐, 田根 雄一郎, 岡田 禎人 日本消化器外科学会雑誌 51 (9), 551-557, 2018-09-01

    <p>症例は84歳の女性で,経口摂取不良にて近医より紹介受診した.上部消化管内視鏡検査により胃粘膜の壊死を認め,またCTでは胃噴門側の食道裂孔ヘルニアを認めた.食道裂孔ヘルニア嵌頓による胃壊死の術前診断にて緊急手術を行った.開腹すると胃は黒色に変化し食道裂孔に嵌頓していた.噴門側の胃は全層で壊死しており,噴門側胃切除が必要と判断されたが食道に炎症が波及しており,右開胸を行って下部食道切除および噴…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 肝門部胆管癌と鑑別困難であった肝門部胆管顆粒細胞腫の1例

    林 英司, 岡田 禎人, 高橋 洋平, 島田 聡子 日本消化器外科学会雑誌 50 (5), 386-392, 2017

    <p> 胆道原発顆粒細胞腫は極めてまれである.今回,我々は肝門部胆管癌と術前に鑑別困難であった肝門部胆管顆粒細胞腫の1例を経験したので報告する.症例は38歳の女性で,健診の腹部超音波検査で左肝内胆管拡張を指摘され当院へ精査目的で紹介された.腹部造影CTで肝左葉の著明な胆管拡張と左肝管に腫瘤像を認めた.ERCPで左肝管に結節型の著明な狭窄を認め,この上流側の著明な胆管拡張を認めた.生検で異型円柱上…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 単孔式腹腔鏡補助下虫垂切除術における体腔外虫垂切離の有用性

    高橋 遼, 石田 陽祐, 蟹江 恭和, 岡田 禎人 日本腹部救急医学会雑誌 36 (7), 1177-1181, 2016

    <p>当院では虫垂炎に対し2000年に腹腔鏡下手術を導入し,2013年からは臍部単孔式でアプローチし鏡視下に回盲部を授動した後,体腔外で直視下に虫垂切除を行う単孔式腹腔鏡補助下虫垂切除術を第一選択としている。今回われわれは本術式の安全性・有用性を,手術時間,合併症,医療コストの面から従来の体腔内切離による腹腔鏡下虫垂切除術と比較し後方視的に検討した。対象は2010年1月から2015年10月に当院…

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  • 腸切除を伴う鼠径部・閉鎖孔ヘルニア嵌頓治療におけるメッシュ挿入の検討

    高橋 遼, 林 英司, 太平 周作, 石田 陽祐, 蟹江 恭和, 岡田 禎人 日本臨床外科学会雑誌 77 (4), 746-750, 2016

    鼠径部・閉鎖孔ヘルニア嵌頓において,腸切除が必要となった症例に対してメッシュを用いない修復法(従来法)や二期的なメッシュ挿入を選択することが一般的だが,最近では腸切除例にもメッシュを使用した報告例が散見される.当院における腸切除を伴う鼠径部・閉鎖孔ヘルニア嵌頓治療におけるメッシュ挿入の是非について後方視的に検討した.最近11年間(2004年1月1日~2014年12月31日)に,55例の鼠径部・閉…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献1件

  • 妊娠中に腹壁膿瘍で発症したCrohn病の1例

    林 英司, 太平 周作, 石田 陽祐, 高橋 遼, 蟹 江恭和, 岡田 禎人 日本臨床外科学会雑誌 77 (7), 1691-1696, 2016

    妊娠中の稀な合併症を経験した.症例は28歳の女性.既往歴は特になし.妊娠31週で発熱と右上腹部に手拳大の腫瘤を自覚したため当院を受診した.MRIで腹壁にガス像を伴う液体貯留域を認め腹壁膿瘍と診断した.超音波ガイド下に経皮的ドレナージを行い,排膿後に腸液の流出を認めた.腹壁外瘻のため絶食とし完全静脈栄養で管理した.速やかに解熱し,腸液の排液も減少した.妊娠35週に帝王切開で出産した.その後,大腸内…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 外傷性横隔膜損傷に対し,緊急で鏡視補助下に横隔膜修復術を行った1例

    高橋 遼, 林 英司, 蟹江 恭和, 岡田 禎人 日本腹部救急医学会雑誌 36 (4), 829-832, 2016

    <p>症例は21歳,男性。乗用車同士の交通事故で救急搬送された。全身CT検査で,左横隔膜損傷Ⅲb型(lR3)Stを認めた。呼吸状態が悪かったため気管挿管を行い,緊急手術が必要と判断した。意識障害を認めたが循環動態は安定しており,鏡視下手術も可能と考え,緊急で鏡視補助下に横隔膜修復術を施行した。術中所見では,左横隔膜に径約10cmの穿孔を認め,胃が嵌頓していた。嵌頓を整復した後,腹腔内・胸腔内を観…

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 子宮内膜組織診陰性の子宮体癌症例についての検討

    笹本 香織, 谷田部 恭, 北脇 城, 中西 透 日本臨床細胞学会雑誌 54 (6), 358-363, 2015

    <b>目的</b> : 子宮内膜細胞診が陽性にもかかわらず, 子宮内膜組織診が陰性であった子宮体癌の臨床病理学的特徴について検討した. <br><b>方法</b> : 過去 30 年間に初回手術治療を施行した子宮体癌症例のうち内膜細胞診陽性かつ内膜組織診陰性であった 12 例を対象とし, 患者背景, 細胞像, 手術までの経過, 術後病理診断および予後について検討した. …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • Mesh Plug法に起因した絞扼性イレウスの1例

    岸本 拓磨, 林 英司, 岡田 禎人, 前田 隆雄 日本腹部救急医学会雑誌 35 (1), 093-095, 2015

    症例は85歳,男性。既往歴で2004年に左鼠径ヘルニアに対してMesh Plug法を施行されていたが,腹部開腹歴はなかった。2013年2月に腹痛を認め,近医を受診し腸閉塞の診断で当院紹介となった。腹部造影CTを施行したところ,絞扼性イレウスを疑う所見を認めたために緊急手術を行った。開腹所見でMesh …

    DOI 医中誌

  • 子宮頸癌の直接浸潤により子宮底部で穿孔した子宮留膿腫の1例

    岸本 拓磨, 岡田 禎人, 林 英司 日本腹部救急医学会雑誌 35 (6), 791-794, 2015

    症例は78歳,女性。下腹部痛,悪寒を主訴に当院受診した。腹部全体に圧痛を認め,腹部造影CTで,下腹部に限局した腹腔内遊離ガス,子宮腫瘤を認めた。以上より,汎発性腹膜炎,下部消化管穿孔疑い,子宮腫瘤の診断にて緊急手術を行った。開腹すると,混濁腹水を認め,子宮底部に2cm程度の穿孔部位を認めた。子宮頸癌,それによる子宮留膿腫穿孔と術中所見で診断し,感染コントロール目的に単純子宮全摘術を行った。多数の…

    DOI 医中誌

  • 胃結腸瘻をきたした横行結腸癌の2例

    岸本 拓磨, 岡田 禎人, 林 英司, 太平 周作, 石田 陽祐 日本臨床外科学会雑誌 76 (2), 327-331, 2015

    症例1は74歳,男性.数日前からの食思不振あり,急性発症の腹痛を主訴に当院救命救急センター受診した.腹部造影CTにて横行結腸脾彎曲側に腫瘤を認め,胃への直接浸潤を認めた.下部内視鏡検査にて横行結腸に全周性腫瘍を認め,上部内視鏡検査では胃体中部に壁外性腫瘍の浸潤所見を認めた.結腸生検より低分化腺癌を認め,横行結腸癌および横行結腸癌による胃結腸瘻と診断した.結腸左半切除術,胃分節切除術を行った.症例…

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  • 完全内臓逆位を伴う虫垂炎に対して単孔式腹腔鏡下虫垂切除術を施行した1例

    小倉 淳司, 岡田 禎人, 林 英司 日本腹部救急医学会雑誌 34 (1), 87-89, 2014

    症例は32歳,女性。左下腹部痛に軽度圧痛と嘔吐を主訴として救急外来を受診した。小児期に完全内臓逆位の指摘を受けていた。血液検査で白血球・CRP値の上昇を認め,腹部CTで左下腹部に虫垂と思われる構造物の腫脹が認められた。完全内臓逆位症に合併した急性虫垂炎と診断し,保存加療目的に入院となった。腹部症状の改善を認めたが,本人の希望もあり,第4病日単孔式腹腔鏡下虫垂切除術を施行した。術後経過は良好で術後…

    DOI 医中誌

  • 大腿骨転子部骨折患者の術後1週間後の立位時足底圧分布の特徴

    菅 祐紀, 荒谷 幸次, 鳥居 昭久 理学療法学Supplement 2013 (0), 0083-, 2014

    【はじめに,目的】大腿骨近位部骨折患者は年々増加しており,急性期病院において大腿骨近位部骨折術後リハビリテーションを行う機会は多い。大腿骨近位部骨折は大腿骨頚部骨折・転子部骨折・転子下骨折に分類され年齢階層別の発生率は70歳代半ばまでは大腿骨頚部骨折が高いが,それ以降では大腿骨転子部骨折が圧倒的に高くなると言われている。ガイドラインによると近年,男女の大腿骨頚部骨折・女性の大腿骨転子部骨折の発生…

    DOI 医中誌

  • 院内感染対策の包括的な支援プログラムによる中規模病院への支援とその評価

    土井 まつ子, 篠田 かおる, 橋本 真紀代, 高橋 知子 日本看護研究学会雑誌 37 (2), 2_81-2_89, 2014

    【目的】本研究の目的は,感染対策の向上を目指した包括的な支援プログラムによる支援を中規模の医療機関1施設に対して実施し,支援の効果を評価することである。<br>【方法】支援時の会議録と視察記録,環境調査,看護職に対する質問紙調査の結果を分析して,支援の効果について評価した。<br>【結果・考察】1年間の支援により,院内に感染対策チーム(ICT)が発足して組織横断的な活動が実施されるようになり,A…

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  • 多発する気管・気管支粘膜病変による咳嗽を初発症状としたベーチェット病の1例

    浅野 周一, 谷川 吉政, 小川 雅弘, 大橋 能理, 松野 匡克, 森岡 正貴 気管支学 36 (3), 266-270, 2014

    背景.ベーチェット病は様々な臓器に病変を生じうる全身性の難治性疾患であるが,気管・気管支粘膜に病変を生じることは稀である.咳嗽を初発症状とし,多発する気管・気管支粘膜病変を認めたベーチェット病の1例について報告する.症例.38歳女性.30歳頃より乾性咳嗽を認め前医にて喘息として治療を受けていた.36歳時に潰瘍性大腸炎と診断され,以降サラゾスルファピリジンを内服していた.今回,3か月間持続する微熱…

    DOI 医中誌

  • 非免疫不全例に生じた糞線虫過剰症候群の1例

    高橋 光太, 小川 雅弘, 大橋 能理, 松野 匡克, 森岡 正貴 気管支学 36 (6), 627-631, 2014

    背景.糞線虫症は多彩な症状を呈し,様々な疾患と鑑別を要する病態である.的確な診断がなされず治療のタイミングをはずすと予後不良である.免疫不全状態で好発する感染症であるが,非免疫不全例でも起こり得る.症例.42歳女性.20歳まで南米に在住していた.2013年7月,発熱と呼吸苦を主訴に救急受診した.胸部X線検査で両側肺浸潤影を指摘されるも,炎症反応は低値であった.第2病日に気管支鏡検査を行い,第6病…

    DOI 医中誌

  • Bochdalek孔に嵌頓した胃の穿孔によると思われた膿胸の1例

    小倉 淳司, 井上 昌也, 岡田 禎人, 林 英司, 前田 隆雄, 岸本 拓磨 日本臨床外科学会雑誌 75 (6), 1532-1536, 2014

    患者は42歳女性で,発熱・前胸部痛・左肩痛を主訴に受診した.精査の結果,左膿胸の診断で入院した.第7病日摂食後に胸腔ドレーンより残渣物が排出されたため外科紹介となった.胸腹部CTで左膿胸を認め,上部消化管内視鏡検査で胃穹窿部に潰瘍性病変を認めた.造影すると膿瘍腔が造影された.以上より,胃穿孔による左膿胸と診断した.感染コントロールが良好であり,癌が否定しきれなかったためPPI・抗生剤での保存治療…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 乳癌との鑑別に苦慮した類上皮血管内皮腫の1例

    岸本 拓磨, 林 英司, 岡田 禎人, 前田 隆雄, 石田 陽祐 日本臨床外科学会雑誌 75 (3), 638-642, 2014

    今回われわれは,術前診断で乳癌との鑑別に苦慮した類上皮血管内皮腫の1例を経験したので報告する.症例は50歳,女性.右乳腺腫瘤を主訴に当科を受診した.触診では右D領域に小豆大の腫瘤を触知した.マンモグラフィではFADが指摘され,乳腺超音波検査では右D領域に0.4×0.4cmの境界明瞭な楕円形の低エコー腫瘤(カテゴリー3b)を認めた.乳腺針生検の病理組織学的所見では,不規則な紡錘細胞の錯綜増生があり…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 単孔式腹腔鏡下に治療した右子宮広間膜裂孔ヘルニアの1例

    成井 諒子, 井上 昌也 日本腹部救急医学会雑誌 33 (6), 1061-1065, 2013

    要旨:症例は29歳の女性。腹痛と嘔吐を主訴に当院受診した。腹部造影CTで骨盤内に拡張した小腸ループを認め,子宮が腹側に,S状結腸が背側に偏移していた。右子宮広間膜裂孔ヘルニアによるイレウスと診断した。イレウス管による減圧を行い,入院第10病日に単孔式腹腔鏡下に手術を施行した。右子宮広間膜に生じた径2cmの裂孔に約20cmの小腸が陥入していた。陥入小腸の血流は良好で切除の必要はなく,陥入小腸を還納…

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 尿膜管に穿通し自然臍腸瘻をきたしたCrohn病の1例

    鈴木 俊裕, 岡田 禎人, 林 英司, 井上 昌也 日本臨床外科学会雑誌 74 (3), 819-823, 2013

    Crohn病による瘻孔形成は合併症の一つであるが,自然臍腸瘻の報告はまれである.症例は37歳男性で,下腹部痛と頻尿を主訴に近医を受診し,膀胱鏡で異常を指摘され当院紹介となった.腹部CT検査で尿膜管膿瘍と診断し臍を切開し膿瘍ドレナージを施行した.ドレーンより腸液の排出を認め,瘻孔造影では尿膜管から回腸への穿通を認めた.保存的治療では瘻孔が閉鎖せず,ドレナージ後37日目に手術を施行した.開腹すると回…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献26件

  • Clostridium perfringensによるCAPD関連腹膜炎と悪性中皮腫の関連が示唆された1剖検例

    浅野 麻里奈, 稲垣 浩司, 狩谷 哲芳, 浅野 周一, 政本 大二郎, 水谷 真, 高橋 洋平, 水野 正司, 伊藤 恭彦 日本透析医学会雑誌 46 (9), 949-954, 2013

    症例は74歳,男性.腎硬化症による慢性腎不全にて2007年に腹膜透析(CAPD)導入.2010年6月,7月,11月にCAPD関連腹膜炎のため入院,抗菌治療で改善した.2011年1月に再度CAPD関連腹膜炎のため入院.CTにて,脾上極の腫瘤と腹腔内に多発する結節を認めた.悪性腫瘍が疑われたが,全身状態不良のため精査は行わず,腹膜炎改善後は経過観察となった.2011年3月某日,再度CAPD腹膜炎のた…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 空置的胃空腸吻合術により良好な経過を得た超高齢者Bouveret症候群の1例

    小倉 淳司, 井上 昌也, 岡田 禎人, 林 英司 日本腹部救急医学会雑誌 33 (8), 1315-1318, 2013

    症例は89歳,女性。以前より巨大胆石を指摘されていたが高齢であるため経過観察されていた。突然の嘔吐を主訴に救急外来受診。腹部CTで40mm大の結石が十二指腸球部に嵌頓しイレウスとなっていた。上部消化管内視鏡検査では十二指腸球部に嵌頓した巨大胆石を認め,内視鏡的截石術は困難であった。上部消化管造影では,胆囊十二指腸瘻を認めた。胆囊十二指腸瘻を通過した胆石が十二指腸球部に嵌頓したBouveret …

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 膵頭部前面に発生したparagangliomaの1例

    岸本 拓磨, 岡田 禎人, 林 英司, 井上 昌也, 小倉 淳司 日本臨床外科学会雑誌 74 (5), 1361-1365, 2013

    症例は47歳,男性.基礎疾患として高血圧,糖尿病,洞性頻脈を指摘されていた.当院泌尿器科で尿路結石の精査目的に腹部造影CT施行したところ,膵頭部前面に造影される6.0×5.5cmの腫瘤を指摘された.悪性リンパ腫を疑い,当科にて腫瘍摘出術を施行した.切除標本の病理組織学的検索および免疫染色の結果では,NSE+,chromogranin A+であり,Extraadrenal …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献12件

  • 術前画像から胆嚢捻転症と診断し緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した1例

    鈴木 俊裕, 久保田 仁, 鈴木 秀昭, 林 英司, 太平 周作, 井上 昌也 日本腹部救急医学会雑誌 32 (6), 1061-1064, 2012

    症例は82歳,女性。突然の右上腹部痛が出現し当院受診。腹部造影CTで遊走胆嚢と胆嚢腫大を認め,胆嚢壁の造影効果の減弱を認めた。MRCPではさらに胆嚢管の先細り様の途絶,胆嚢軸の偏位を認めた。画像所見より胆嚢捻転症と術前診断し緊急的に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した。胆嚢は緊満,暗赤色を呈し壊死に陥っており,胆嚢頸部で時計方向に180°捻転していた。捻転解除後は,比較的容易に腹腔鏡下に手術を終えること…

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 卵巣様間質を伴う肝内胆管嚢胞腺腫の1例

    鈴木 俊裕, 鈴木 秀昭, 林 英司, 井上 昌也 日本臨床外科学会雑誌 73 (9), 2324-2328, 2012

    Hepatobiliary cystadenoma with ovarian-like stroma is a relatively rare cystic hepatic neoplasm that is prevalent in females. A 44-year-old woman was referred to our hospital because of a tumor …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 2度の非観血的用手整復後に待機手術を施行した106歳の閉鎖孔ヘルニアの1例

    田中 征洋, 鈴木 秀昭, 永田 純一, 林 英司, 太平 周作, 井上 昌也, 鈴木 俊裕, 久保田 仁 日本腹部救急医学会雑誌 31 (7), 1093-1096, 2011

    閉鎖孔ヘルニアの治療は緊急開腹手術が選択されることが多いが,他のヘルニア嵌頓と同様に非観血的整復後に待機的に低侵襲手術を施行する報告が散見されるようになった。今回2度の非観血的用手整復後に待機手術を施行した閉鎖孔ヘルニアの1例を経験したので報告する。症例は106歳の女性。4ヵ月前に閉鎖孔ヘルニアに対して非観血的用手整復を施行したが,再度ヘルニア嵌頓を発症した。発症後4時間しか経過しておらず,CT…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献17件

  • 閉鎖孔ヘルニアにおける嵌頓整復法の検討

    林 英司, 鈴木 秀昭, 太平 周作, 井上 昌也, 鈴木 俊裕, 田中 征洋, 久保田 仁 日本消化器外科学会雑誌 44 (9), 1212-1218, 2011

    Background/Purpose : Because incarcerated obturator hernia might be perforated during reduction, it is important to reduce carefully. We compared the classical pulling method, water pressure method …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献5件

  • 論述 原発性脊髄腫瘍の疫学

    平野 健一, 松山 幸弘, 酒井 義人, 今釜 史郎, 伊藤 全哉, 若尾 典充, 安藤 圭, 田内 亮吏, 村本 明生, 佐藤 公治, 中村 博司, 片山 良仁, 三浦 恭志, 吉原 永武, 寺部 健哉, 加藤 文彦, 湯川 泰紹, 伊藤 圭吾, 神谷 光広, 出口 正男, 金村 徳相, 石田 義博, 高津 哲郎, 梁瀬 誠, 倉橋 俊和, 石黒 直樹 臨床整形外科 44 (4), 355-362, 2009-04-25

    DOI

  • 血液透析導入時にWernicke脳症を合併した1例

    鬼無 洋, 吉岡 知輝, 浦濱 善倫, 飯田 喜康, 政本 大二郎, 西村 勇人, 渡辺 緑子 日本透析医学会雑誌 42 (5), 379-385, 2009

    患者は74歳女性で,慢性腎不全にて保存的加療を行っていた.原疾患は腎硬化症が考えられていた.平成19年10月より吐気,食思不振を訴え,尿素窒素(BUN)64.1mg/dL,クレアチニン(Cr)5.14 mg/dL,重炭酸濃度(HCO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>)13.2 mmol/Lと腎不全の悪化を認めたため10月23日より入院となった.上部消化管内視鏡は慢性胃炎の所見であっ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献30件

  • 魚骨による消化管穿孔の8例

    平出 貴乗, 米山 文彦, 落合 秀人, 中澤 秀雄, 林 英司, 北村 宏 日本臨床外科学会雑誌 69 (2), 399-404, 2008

    2000年12月から2006年9月までに魚骨による消化管穿孔を8例経験したので臨床的検討を加え報告する.<BR>年齢は59歳から89歳で男性7例,女性1例.穿孔部位は回腸4例,横行結腸2例,S状結腸2例であり,全症例に対して手術を行なった.慢性炎症型4症例のうち穿孔部不明症例が3例存在したが,魚骨の確実な摘出により治癒することが確認された.<BR>MDCT導入以前では術前に石灰化も含め病変を指摘…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献13件 参考文献18件

  • 腹腔鏡下手術を行った尿膜管遺残症の3例

    太平 周作, 久保田 仁, 森岡 淳, 葛谷 明彦, 佐々木 英二, 菅原 元 日本臨床外科学会雑誌 68 (10), 2600-2603, 2007

    尿膜管遺残症は若年者に発症することが多く, 美容的な面も考慮すると可能であれば腹腔鏡下に切除するのが望ましい. 今回腹腔鏡下に摘出した尿膜管遺残症の3例を経験したので報告する. 症例はいずれも臍炎を主訴として発症した男性で, 平均年齢は25歳であった. 3本の5mmポートを挿入して尿膜管の剥離・切断を行った. 摘出に際しては臍直下に弧状の小切開を置き体外にて臍部の切断を行った. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献13件

  • 偽性大動脈縮窄症に伴う若年者胸部大動脈瘤

    有木 弘, 水野 俊一, 恒川 智宏, 土井 智章 日本血管外科学会雑誌 15 (1), 35-38, 2006

    症例は, 13歳男性で, 健診にて胸部X線で縦隔の異常陰影を指摘され精査目的で当院を紹介された. MRアンギオにて峡部での大動脈の異常な屈曲と蛇行, およびこれに続く嚢状の大動脈瘤が認められた. 上下肢の間で血圧の較差はほとんどなく, rib notchingなどの側副血行路の発達を示す所見もなく, 以上より偽性大動脈縮窄症に合併した胸部下行大動脈瘤と診断した. 低体温, …

    DOI 医中誌 参考文献23件

  • 原発性膀胱尿管逆流症に対する内視鏡下三角部形成術II

    辻 克和, 藤田 高史, 木村 亨, 平野 篤志, 初瀬 勝朗, 古川 亨, 田中 國晃, 絹川 常郎, 野尻 佳克, 岡村 菊夫, 小野 佳成, 大島 伸一 日本泌尿器科学会雑誌 97 (3), 583-590, 2006

    (目的) われわれは, 内視鏡的三角部形成術に代わる低侵襲性逆流防止手術として2000年に折笠法を内視鏡手術にアレンジした内視鏡的三角部形成術II (ET II) を開発した. この手技と治療成績を報告しその有用性を検討した.<br>(対象と方法) 2000年5月より2002年8月まで, 成人9例 (18~64歳, 平均34.1歳) と小児 (5~14歳平均9.3歳) の6例に施行した. …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • 人工心肺自動記録システムの使用経験

    田中 聡, 松岡 亮輔, 稲葉 孝志, 永坂 和文, 西村 實 体外循環技術 32 (4), 458-460, 2005

    【要旨】テルモ社製人工心肺自動記録システム(PDMシステム)を導入し,臨床使用したので報告する。PDMシステムを患者監視装置,人工心肺装置と連結し,体外循環中の患者生体情報および人工心肺作動状況を自動記録した。PDMシステムを使用することにより,正確な記録,データの採取が可能となった。また,操作には若干の慣れが必要としたが各種イベント発生時の入力も容易に行えるため,マンパワー不足から起こり得るイ…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献1件

  • 肝単包虫症の1例

    吉川 智宏, 久保田 仁, 黒柳 裕, 鈴木 秀昭, 神谷 諭, 浅羽 雄太郎, 佐藤 太一, 青葉 太郎 日本消化器外科学会雑誌 38 (9), 1429-1433, 2005

    We report a case of echinococcus cysticus, unusual in Japan. A 27-year-old Peruvian man admitted for abdominal pain and fullness had been in Peru until 7 years before. Mild eosinophilia was …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献3件 参考文献10件

  • MRI検査が有用であった痔ろう癌の1例

    徳丸 勝悟, 久保田 仁, 鈴木 秀昭, 浅羽 雄太郎 日本臨床外科学会雑誌 65 (4), 1008-1011, 2004

    A 75-year-old man with a 6-year history of recurrent anal pain, swelling and pus discharge was seen at the hospital because of intensifying anal pain started in May 2001. A 5×3 cm tumor was preset …

    DOI Web Site 被引用文献3件

  • ブラジル旅行後に発症したデング出血熱の1例

    土居崎 正雄, 小川 雅弘, 加藤 景介, 森 智弘 日本内科学会雑誌 92 (10), 2023-2024, 2003

    症例は27歳,女性.発熱,筋肉痛を主訴に来院し,血清蛋白の低下,血小板減少,点状出血を認め,デングウイルスpolymerase chain reaction(PCR)にてデングウイルス3型が陽性であり,デング出血熱と診断された.補液のみの経過観察にて発症10日後に症状改善した.熱帯・亜熱帯地方への旅行者が増加しており同地方からの帰国者の発熱には本疾患も鑑別する必要があると考える.

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献6件

  • 急性すい炎を契機に発見されたすい上皮内癌の1例

    上松 俊夫, 久保田 仁, 鈴木 秀昭, 木村 恵三, 石川 和夫, 児玉 章朗 日本臨床外科学会雑誌 63 (7), 1799-1803, 2002

    A 71-year-old woman was diagnosed as suffering from acute pancreatitis because of epigastric pain and an elevation of serum amylase level. Symptomatic remission was attained by conservative therapy, …

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 十二指腸水平部にかん頓した有茎性十二指腸乳頭部癌の1例

    川嶋 啓揮, 榊原 啓, 綾川 忠男, 芳金 弘昭, 滝 徳人, 荒川 大吾, 春田 和廣, 大島 陽一, 吉田 昌弘, 中村 正直, 肥田野 等 日本消化器病学会雑誌 98 (2), 162-166, 2001

    症例は53歳の男性.上腹部痛,黄疸の精査目的で入院となった.各種術前画像所見にてVater乳頭近傍の巨大有茎性腫瘤が十二指腸水平部に逸脱,嵌頓していると診断し,開腹手術時の胆道造影,迅速凍結標本にて腫瘤は十二指腸乳頭部癌と確定診断された.本症例は有茎性乳頭部癌が十二指腸水平部に逸脱し,その茎部が大動脈と上腸間膜動脈の間に挟まれ嵌頓状態となり,十二指腸の通過障害と閉塞性黄疸を来したと考えられた.

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献2件 参考文献8件

  • 肝左葉形成不全の1例

    成田 裕司, 久保田 仁, 上松 俊夫, 鈴木 秀昭, 石川 和夫, 坂野 比呂志 日本臨床外科学会雑誌 62 (8), 2000-2005, 2001

    A 66-year-old man visited a nearby practitioner because of epigastric discomfort and was diagnosed as having gastric cancer at the upper body of stomach by an endscopy. He was referred to the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献24件

  • 無黄だんで発見された肝門部粘膜内胆管癌の1例

    上松 俊夫, 久保田 仁, 鈴木 秀昭, 石川 和夫, 成田 裕司, 坂野 比呂志 日本臨床外科学会雑誌 62 (5), 1280-1285, 2001

    A 77-year-old woman was admitted to the hospital because of upper abdominal pain. On admission, she had no jaundice. Abdominal ultrasound showed a hyperechoic mass in the hepatic hilus. Tube …

    DOI Web Site

  • Poor-risk非セミノーマ胚細胞腫瘍の臨床的検討

    岡村, 菊夫, 高士, 宗久, 日比, 初紀, 辻, 克和, 下地, 敏雄, 大島, 伸一, 高木, 康治, 鈴木, 靖夫, 水谷, 一夫, 小野, 佳成, 加藤, 隆範, 小林, 峰生 泌尿器科紀要 44 (4), 265-272, 1998-04

    1988年より1996年迄に, 名古屋大学医学部附属病院泌尿器科においてpoor-risk非セミノーマ胚細胞腫瘍の11例を治療した.化学療法施行中に縦隔原発腫瘍の2例が死亡.腫瘍容積の大きな縦隔腫瘍の治療では輸液量を最低限にする必要がある.導入化学療法によりマーカーが正常化したのは3例.導入化学療法中或いは後, …

    HANDLE 医中誌 被引用文献1件

  • 口蓋に発生した筋上皮腫の1例

    神出 敏影, 古賀 賢三郎, 木下 基司, 斎藤 輝海, 外山 正彦, 高橋 洋平 日本口腔外科学会雑誌 44 (1), 70-72, 1998

    Myoepithelioma is a rare tumor (incidence less than 1 % of all salivary gland tumors). We report a case of myoepithelioma of the hard palate.<BR>A 15-year-old man complained of a painless mass on …

    DOI 医中誌 被引用文献7件 参考文献7件

  • 腸腰筋膿瘍にて発見されたCrohn病の1例

    川井 覚, 久保田 仁, 上松 俊夫, 黒柳 裕, 鈴木 秀昭, 中尾 紀久子 日本臨床外科学会雑誌 59 (10), 2611-2615, 1998

    It is rare that Crohn's disease is associated with a psoas abscess, and there have been only nine such cases in Japan as far as we could review. A case of Crohn's disease presented with a psoas …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献14件

  • 小児の結節性多発動脈炎

    荒木 美好, 工藤 清孝, 熊谷 浩子, 中島 崇博 西日本皮膚科 59 (4), 536-539, 1997

    6歳の女児。急性上気道炎の診断で治療中, 四肢に圧痛を伴う紅斑, 皮下結節が出現し, 皮下結節の皮膚生検で真皮深層の小動脈に壊死性血管炎が認められ, 結節性多発動脈炎(PN)と診断した。副腎皮質ステロイドによるパルス療法を1クール施行後ステロイドを漸減して中止したところ, 投薬中止約3週間後に症状が再燃した。再度パルス療法を3クール施行後ステロイドを漸減中止し, …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献21件

  • 市立半田病院泌尿器科における10年間(1985-1994)の手術統計

    小林, 峰生, 加藤, 隆範, 佐井, 紹徳, 甲斐, 司光 泌尿器科紀要 42 (8), 617-621, 1996-08

    1)総手術件数は10年間で2, 532件, ESWLを除く手術件数は1, 938件(年間142~226件)であった. 2)尿路結石手術の年次変遷は著しく, 初期は内視鏡結石手術が増加し, 中期は結石手術自体が激減した.後期はESWLが導入され, ESWL, TULによる治療が主体となった. 3)最も多く行われた手術は, TUR-P 416件であった.続いて, TUR-Bt 325件, …

    HANDLE 医中誌

  • CA19-9産生空腸癌の1例

    法水 信治, 武田 秀夫, 黒柳 裕, 小島 良宏, 久保田 仁, 多米 英介 日本臨床外科医学会雑誌 57 (12), 3025-3028, 1996

    Primary cancer of the small intestine is found in a relatively low incidence among gastrointestinal cancers. It is hardly detected in an early stage because of lacked specific clinical …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献16件

  • 胆道内超音波検査法による胆嚢管病変の描出能の検討

    三好 広尚, 中澤 三郎, 山雄 健次, 芳野 純治, 乾 和郎, 山近 仁, 印牧 直人, 若林 貴夫, 奥嶋 一武, 岩瀬 輝彦, 滝 徳人, 中村 雄太, 水谷 佐世子, 服部 外志之, 山瀬 裕彦, 吉田 正樹, 藤本 正夫, 肥田野 等, 渡辺 量己 日本消化器内視鏡学会雑誌 38 (7), 1501-1510, 1996

    A series of 40 cases of biliary system disease were studied by intraductal ultrasonography. The transhepatic approach was adopted for 23 cases, and access was transpapillary in the remaining 17. Of …

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献23件

  • 経皮的胆道内超音波検査法による十二指腸乳頭部癌の進展度診断

    三好 広尚, 中澤 三郎, 芳野 純治, 山雄 健次, 乾 和郎, 山近 仁, 印牧 直人, 若林 貴夫, 岩瀬 輝彦, 滝 徳人, 杉山 和久, 服部 外志之, 奥嶋 一武, 肥田野 等, 渡辺 量巳 日本消化器内視鏡学会雑誌 37 (12), 2709-2721, 1995

    We performed percutaneous biliary ultrasonography with the thin ultrasonic probe through a percutaneous transhepatic biliary drainage catheter. The normal papilla of Vater consists of five …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献28件

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