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検索結果 2,017 件

  • 近代大阪における歌舞伎の辻番付

    北川 博子 なにわ大阪研究 6 25-32, 2024-03-31

    ...なにわ大阪研究センターには「大阪の劇場大工 中村儀右衛門資料」があり、その中には近代の「芝居番付」178枚が含まれる。近代大阪の辻番付については、先行研究が不十分であったので、歌舞伎資料としての位置づけをし、当センター所蔵の辻番付の意義を見いだすものである。...

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  • 鳥羽・青峯山正福寺と大工・中村九蔵の活動

    松本 始, 本弓 省吾, 坂本 忠規 竹中大工道具館研究紀要 35 (0), 3-41, 2024-03-20

    ...大工棟梁・九代竹中藤右衛門が手掛けた三重県鳥羽市の青峯山正福寺の本堂と大門の造営に関する調査研究成果を次の通り整理した。 1.  本堂、山門いずれも19世紀前半の建立で九代竹中藤右衛門が請け負った。廻船業者の寄付により、山中に似つかわしくなく大型で豪華な彫物を持つ。彫物は名古屋の一流彫物師複数が手掛けていた。 2. ...

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  • 東北地方日本海側地域における過去約350年間の冬春季の降雪率変動

    平野 淳平, 長谷川 直子, 三上 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 129-, 2024

    ...<p>本研究では、青森県弘前市の『弘前藩庁日記』(1645-1864年)、山形県川西町の『竹田源右衛門日記』(1830-1980年)および、気象庁による山形地方気象台での日降水量・降雪量観測値(1962-2005年)をもとに、過去約350年間の東北地方日本海側地域における冬春季(2-4月)の降雪率の長期変動を明らかにした。...

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  • 歌舞伎における石川五右衛門のイメージ形成

    高橋 和日子 演劇学論集 日本演劇学会紀要 77 (0), 1-19, 2023-12-15

    <p>During the Edo period (1603-1868), kabuki plays featuring Ishikawa Goemon, a robber who lived during the Azuchi-Momoyama period (1568-1600), were often performed. These plays regularly included …

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  • 江の島国際芸術祭 2023:サムエル・コッキングと杉浦六右衛門の深い関わり

    内田 孝幸 日本写真学会誌 86 (4), 375-382, 2023-11-20

    ...造ったものであり,その業績が有名である.しかし,彼の業績はその植物園を 造っただけに留まらず,日本の写真や印刷に係る,企業や学校の創業,創立のきっかけになっていることはあまり知られ ていない.小西写真専門学校(現在の,東京工芸大学)は今年 100 周年を迎えるが,このタイミングで江の島のコッキン グ苑において春の 1.5 ヶ月間,開催された江の島国際芸術祭 2023,「サムエル・コッキングと杉浦六右衛門...

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  • 天童市山元の若松寺観音堂算額の調査報告

    徳竹 亜紀子, 谷垣 美保, 萬 伸介 仙台高等専門学校名取キャンパス研究紀要 59 (0), 1-8, 2023-03-31

    This paper is a survey report of sangaku dedicated to Jakusyo-ji Kannon-do in Tendo city, Yamagata prefecture. It was dedicated to this kannon-do in 1864 and supported by HATTORI Take-emon and …

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  • 堺の刃物鍛冶と鉄炮鍛冶

    藪田 貫 なにわ大阪研究 5 45-58, 2023-03-31

    ...センターの基幹研究班が進める「鉄炮鍛冶屋敷井上関右衛門家に関する堺市との共同調査に基づく鉄砲ならびにモノ作りに関する研究」は、毎年秋にシンポジウムを開催しているが、2022年度は「よみがえる鉄炮鍛冶屋敷 : 鍛冶技術の変遷を辿る」をテーマに関西大学で開催された。本稿はその基調報告として、丸山徹・林武文両教授の報告と一体となるものである。...

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  • 鷹見保具『雨粟記』

    水嶋,彩乃 神戸市立博物館研究紀要 38 29-51, 2023-03-31

    ...神戸市立博物館所蔵の「浜本陣絵屋(鷹見)右近右衛門家文書」に含まれる、『雨粟記』を紹介する。『雨粟記』は、兵庫浜本陣絵屋の鷹見家当主、鷹見保具(謙斎)によって著された随筆で、歌道、茶道にまつわる事柄の他、著名人の言行、奇談、各種教養的な事項を集成する。...

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 『会津農書』にみる粮菜作と粮菜貯 -在地農法の一環としての「食物助成」-

    佐々木 長生 常民文化研究 1 (2022) 59-90,iii-iv-, 2023-03-30

    ...若松城下に隣接する幕内村(現会津若松市神指町幕内)の肝煎佐瀬与次右衛門は、貞享元年(一六八四)に自らの体験と「郷談」と呼ばれる旧慣習に基づき会津地方の自然に即した農法を『会津農書』に著述している。上巻の稲作、中巻の畑作、下巻の農家事益の三巻からなる。その内容を農民たちにわかりやすく覚えやすいように和歌で綴った『会津歌農書』を宝永元年(一七〇四)に著している。...

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  • <論説>渡辺善右衛門にみる朝鮮信使への馳走 (特集 : 食)

    木土 博成 史林 106 (1), 107-146, 2023-01-31

    淀藩士の渡辺善右衛門は延享五年(一七四八)の朝鮮信使の馳走役を担った人物で、「朝鮮人来聘記」などを著した。そこには食材の調達を含む、足かけ三年に及ぶ馳走の準備過程や、馳走の度合いをめぐる淀藩士らの考え方の違い、さらには馳走に便乗して私利私欲に走る役人・領民らの存在が高い鮮度で記されている。本稿では馳走の現場に分け入り、馳走側と被馳走側(日本側と朝鮮側)という軸だけではみえてこない面を、それぞれの…

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  • 江戸時代の気象復元のための手法の検討 -「鈴木日記」を使って

    学校法人池田学園 池田中学・高等学校 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 509-, 2023

    ...鈴木日記は下椚田村狭間(現:八王子市狭間町)に居住していた鈴木佐次右衛門の農事日記である。2 研究の目的東京気象台の実測値を使って回帰分析で降水出現率を復元し、ピアニの方法で降水出現率を復元して回帰分析と比較する。さらには、回帰分析をする際に、「詳細率」(庄ら,2019)以外に、私たちが独自に考えた1日あたりの天候記録文字数から求められた、「日平均文字数比率」を説明変数に加えられないか検討する。...

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  • 青森県十三湖における江戸時代の結氷・解氷記録と歴史天候記録との比較

    平野 淳平, 長谷川 直子, 三上 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2023a (0), 95-, 2023

    ...<p>本研究では, 江戸時代の『弘前藩庁日記』に記録されている青森県十三湖における結氷・解氷記録と山形県川西町の庄屋の日記である『竹田源右衛門日記』の天候記録から求めた降雪率(降雪日数/降水日数)との比較を行った。分析の結果, 結氷日と降雪率には有意な相関がみられないが, 解氷日と降雪率との間には有意な正相関が認められた。...

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  • レモネードの比較

    Nikkei design = 日経デザイン (427) 86-89, 2023-01

    ...サントリー食品インターナショナル「サントリー緑茶 伊右衛門 京都レモネード」と、ポッカサッポロフード&ビバレッジ「LEMON MADE オリジナルレモネード」のパッケージデザインを比較した。「どちらの商品を買いたいか」と聞くと、サントリー緑茶 伊右衛門…...

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  • ドンケル・クルチウスの日本語文典の成立を巡って

    ルディ トート 日本語の研究 18 (2), 19-37, 2022-08-01

    ...さらに,クルチウス編纂の蘭和辞典の数頁分,『日本文法試論』の原稿についての大通詞名村八右衛門名義の宣言書の写し,そして当時の海軍伝習生勝海舟が原稿の内容についてオランダ語で記した49頁のメモの発見を報告する。</p>...

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  • 「商工技芸浪華の魁」にみる、明治中期の大阪船場の卸売商の分布

    岡 絵理子 なにわ大阪研究 4 51-58, 2022-03-31

    ...本研究は、明治15(1882)年、垣貫一右衛門の編集により発行された「商工技芸浪華の魁」を用い、デジタル化された「大阪市街全図(大正2(1913)年発行)」や、「大阪市及附近営業者紹介地図(大正3(1914)年発行)」を参考にしながら、掲載されている店舗の分布を業種で見ることにより、「浪華の魁」がつくられた当初の、商都大阪の原点である船場の空間構造をみるものである。...

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  • [論文] 江戸時代から明治期における京仏師と地方仏師

    岡田, 靖, 長谷, 洋一 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 230 93-134, 2021-12-25

    仏教の崇拝対象として造像されてきた木製の仏像のほとんどは、漆箔や彩色などで加飾されている。近世の仏像の表面加飾は、その多くが製作当初の状態で今日まで伝えられているものの、膠を主とする膠着材と高湿度な日本の環境に起因してか、剥離や剥落などの損傷が生じ始めており、修復の必要性が高まっている状況である。それらの近世仏を保存修復していく際には、対象となる仏像に使用されている材料の特定や劣化損傷要因の把握…

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  • 江戸深川の肥物商小津家に関する一考察 ―小津安二郎の作品の背景―

    曲田, 浩和, MAGARIDA, Hirokazu 現代と文化 : 日本福祉大学研究紀要 (142) 21-30, 2021-03-31

    ...映画監督の小津安二郎は生まれ育った深川をよく映画の舞台とした.小津家は代々深川で肥料店を営んでいた.小津安二郎の時代前史として江戸時代の小津家(湯浅屋与右衛門)を考えることで,見えてくる深川地域の歴史像がある.一つは,伊勢商人のコミュニティと深川との関係である.もう一つは,商業地としての深川の形成過程である.小津安二郎の時代の小津肥料店は深川にいくつもの店を構える大商人であり,その息子として,店に出入...

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  • 東京府青山師範学校附属小学校・国民学校における運動技術指導

    藤川 和俊 日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 (0), 234-, 2021

    ...その一つが教材配当に関する批判であり、当時の学校体育界を牽引していた二宮文右衛門は、運動技術を重視して少数の教材のみを指導することを批判していた。そのうえで、多数の教材を循環させながら少しずつ上達させる指導法を提唱していた。一方、1930年代後半になると、篠原助市の体育論に依拠した篠崎謙次や浅井浅一によって、少数の教材を長期間継続して指導し、熟達させるという指導法が提唱されるようになった。...

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  • 三縁寺文書にみる九代竹中藤右衛門の活動

    松本 始, 坂本 忠規 竹中大工道具館研究紀要 32 (0), 3-21, 2021

    ...本稿では三重県玉城町の三縁寺に残されていた文書のうち、文化3年(1818)の本堂建替の棟梁として活動した九代竹中藤右衛門に関するものを取り上げ、その解説と翻刻文を掲載した。あわせて同文書から判明する九代竹中藤右衛門の活動地域と業務内容を明らかにし、江戸後期の大工棟梁の実態について考察を加えた。...

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  • 武蔵野の新田村落名にみる「前」の意味に関する考察

    北西 諒介, 夏目 宗幸 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 183-, 2021

    ...<p>1.はじめに</p><p> 近世前期における武蔵野台地上の千町野(現・東京都杉並区,三鷹市,武蔵野市に跨る地域)の開発は,関村(現・東京都練馬区)の井口八郎右衛門の主導によって行われ,寛文12(1672)年検地によって,新たに4つの新田村落が成立した.『井口家文書』には大宮前,牟礼前,れんちゃく新田前,関前の名称を確認できる....

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  • 秋田藩横手御城付山林の管理と利用

    芳賀 和樹 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 3-, 2020-05-25

    ...組長を務めた小田部五郎右衛門家は、旧横手武士のなかでも上級武士の家であった。同35年、横手殖林組合は株式会社横手殖林社として再編されるとともに、旧御城付山林の払い下げを受けた。同社は地域住民へ旧御城付山林の下草等を売却したほか、土地を貸与し、その利益で植林を進めた。同社の株の約半数は、横手町と朝倉村(現・横手市)が取得した。...

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  • 近世日吉神事能の復元的研究 : 翁詞章を中心として

    池田, 晶 佛教大学総合研究所紀要 27 27-35, 2020-03-25

    近世の日吉神事能は、日吉社(現日吉大社)の上七社の十禅師(現樹下神社)で行われた神事能である。毎年正月六日、十禅師で「翁」と六番の能・狂言が奉納されていた。本稿では、山門公人景山家に伝来した『観世改正神哥仝』に記載された翁詞章と、他の観世流の翁詞章との比較検討を通して、近世の日吉神事能における日吉の翁の復元をおこなった。この結果、近世の日吉の翁は、現行の直面の一人翁ではなく、千歳・三番叟・面箱持…

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  • 豊臣秀吉の鷹匠とその流派

    福田 千鶴 鷹・鷹場・環境研究 4 57-70, 2020-03-20

    ...本稿は、豊臣秀吉(1537~98) の底匠たちの履歴を網羅的に検討し、秀吉が鶴取・雁取の技術を持つ優秀な鷹匠の確保をめざしたこと、かつ織田信長の旧臣たちが秀吉の鷹匠となり、さらに徳川家康が彼らやその子孫を段階的に受け入れ、その一つの家系から徳川将軍家の鷹術とされる吉田流の開祖吉田多右衛門が出ることを明らかにした。...

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  • 熊本藩細川家の忍び

    上田 哲也 忍者研究 2020 (3), 14-24, 2020

    ...忍びの頭領を務めていたのは吉田助右衛門で、「御忍之衆」の複数の名簿で筆頭に名前が記されている。  忍具の発注に関する文書は吉田助右衛門によって記されたものだが、忍者関係の史料として非常に価値があるものだと考えられる。この文書には当時実際に使われていた忍具の名称が記されており、いくつかの忍具は『万川集海』や『忍秘伝』のものと名称が一致している事が分かった。...

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  • 近世地方都市・宇都宮にみる古着流通

    寺内 由佳 史学雑誌 129 (6), 49-73, 2020

    ...本稿では宇都宮城下の古着商人・沢屋宗右衛門(沢宗)と丸井屋伊兵衛(丸伊)を対象に、各々の経営をふまえ、仕入れと販売の面から取引を分析・比較することで、宇都宮という地方集散地における古着流通の有り様を明らかにする。<br>   城下の古着仲間内で行われた直接取引では両者に特徴的な様相はみられないが、城下外の諸所との仕入れ・販売取引では差異が明らかであった。...

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  • 『会津農書』にみる麦の栽培と民俗 −非文字資料としての農書・風俗帳−

    佐々木, 長生 非文字資料研究 = The study of nonwritten cultural materials (18) 35-63, 2019-09-30

    ...若松城下近くの幕内村(会津若松市)の肝煎佐瀬与次右衛門は、貞享元年(1684)に『会津農書』を著述している。会津地方の自然に即した農法を、著者自らの体験と「郷談」と呼ばれる旧慣習を中心に著述している。わが国の農書の代表とされる宮崎安貞の『農業全書』(元禄10年1697)より13年も早く、古典的価値を有する農書といえる。 ...

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  • 『塵劫記』と書林板元 (数学史の研究)

    鈴木, 武雄 数理解析研究所講究録別冊 B73 83-98, 2019-04

    ...The edition the 9^{th} year of Kan'ei edition Jinkoki 寛永9年版塵劫記 in 1632, was published by the name of NAKANO Ichiuemon 中野市右衛門, which is similar with the 5 volume edition of Jinkoki similar publication....

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  • 無人航空機(ドローン)による水田と白鳥の観察

    近藤 進, 河原 和好, 中野 又右衛門, 上村 喜一, 小林 満男 新潟国際情報大学経営情報学部紀要 = Journal of Niigata University of International and Information Studies Faculty of Business and Informatics (2) 21-28, 2019-04-01

    無人航空機(ドローン)応用の可能性を探るため、水田及び白鳥の長期観察をおこなった。水田については、耕起から収穫までの観察から、前年度のコンバイン跡の影響が残ることがわかった。白鳥については、佐潟の白鳥をカウントした。短時間で撮影できることから、時間ごとによる白鳥の餌場への移動状況を把握した。

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  • 近世初期における鷹の調教と鶴取 : 池内吉長の鷹術を中心に

    丸山 大輝 鷹・鷹場・環境研究 3 53-78, 2019-03-22

    ...本稿では、肥後国熊本の加藤家に仕えた池内左太右衛門吉長に関する史料群「池内文書」を分析しながら、上記の課題を検討していく。吉長は鷹術諸流派を相伝した上で、独自に鶴取の調教技術を確立させた。さらに、吉長は自らの鶴取の知識を鷹書として記録化し、次男の吉勝へ相伝させた。この相伝によって鶴取の鷹術は特別な「知」と技法として確立したといえる。また、吉長は鷹書とともに鷹の調教実態を詳細な記録として残した。...

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  • 岩屋寺蔵思渓版大蔵経の来歴

    上杉 智英 印度學佛教學研究 67 (2), 691-697, 2019-03-20

    ...</p><p>This collection of books of the <i>Sixi Edition</i> was brought to Iwayaji by Uemon-no-jo Morimitsu (右衛門尉盛光) as his endowment in 1451 (宝徳3年)....

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  • 平安中期における国検田使と権門

    手嶋, 大侑 人間文化研究 = Studies in Humanities and Cultures 31 57-76, 2019-01-31

    ...本稿では、①「志賀郡検田使右衛門志成道」と、②「国検田使」威儀師蓮明の事例の検討を通して、従来の「国検田使」理解を再検討し、「国検田使」は、受領の部下としての側面と、個人の持つ人間関係で動く側面の二つを併せ持つ存在であることを明らかにした。そして、受領だけでなく、中央の権門との関係も視座に入れなければ、「国検田使」の実像は捉えることができないと指摘した。...

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  • 〈弱さ〉とともに生きる

    竹内 瑞穂 日本文学 68 (1), 46-57, 2019-01-10

    ...<p>〈公〉と〈私〉という観点から有島武郎「カインの末裔」を読むならば、〈私〉的な欲望を象徴する仁右衛門が、〈公〉的な権力に徹底的に押しつぶされるという物語が浮かびあがってくる。しかし、挫折を通じ己の〈弱さ〉を受け入れた仁右衛門は、妻とともに〈弱さ〉に基づくつながりを生み出しつつあったのである。...

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  • 「中本」受容と大島屋伝右衛門

    松永 瑠成 近世文藝 109 (0), 27-42, 2019

    Ōshimaya-Denemon, the publisher and wholesaler of rental books, played an important role in marketing rental books and boosting the popularity of “chūbon” books in the late Edo Period. The aim of …

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  • 01史-12-口-15 横浜市戸部小学校における体操科指導の特徴

    藤川 和俊 日本体育学会大会予稿集 70 (0), 100_3-100_3, 2019

    ...また、二宮文右衛門は、体操科は児童・生徒の「運動技術」を評価規準とする傾向が強く、熱心な学校ほど「技術の末に走る」指導に陥っていると指摘していた。しかし、二宮の指摘がすべての学校に当てはまるとはいえない。「運動技術」指導をめぐる問題を解明するためには、各学校の実態にせまる必要がある。</p><p> そこで本発表では、横浜市戸部小学校の体操科指導を教材の選択と配当という観点から検討、考察する。...

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  • 大島屋伝右衛門と池田屋一統

    松永 瑠成 出版研究 50 (0), 25-45, 2019

    ...<p>「処女香」は大島屋伝右衛門の扱っていた売薬である.その売弘には貸本屋である池田屋清吉と池田屋利三郎が関与していた.こうした彼らと大島屋の繋がりは,売薬だけでなく書籍の流通を考える上でも非常に重要である.本稿では,処女香を手がかりにすることで浮かび上がった大島屋と彼ら池田屋一統との関係をもとに,近代初頭における書籍流通について考察していく.</p>...

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  • 近世大坂における石工・石商

    杉本 厚典 大阪歴史博物館研究紀要 17 (0), 41-63, 2019

    ...その結果、石材流通については、安治川、木津川に石材の集積地があり、そこから堀川を経由し、松屋町、長堀十丁目、西長堀の権右衛門町等の石問屋にもたらされ、周辺の東横堀、長堀、西横堀、炭屋町などの石工たちに供給されていた可能性を示した。また、銅吹所と石工・石商が近い場所に立地する事例を炭屋町、茂左衛門町とその周辺に見出すことができ、重量物の運搬に舟運が適していたと考えた。...

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  • 体脂肪低減効果を有するケルセチン配糖体配合飲料の研究開発

    立石 法史, 中村 淳一, 野中 裕司 化学と生物 56 (6), 408-413, 2018-05-20

    <p>動脈硬化性疾患は日本人の死因の25%近くを占め,その主たる危険因子である高血圧,糖尿病,脂質異常症などの生活習慣病の発症には,肥満,特に内臓脂肪蓄積が深く関与していると指摘されている.これらの予防・改善には,適度な運動とバランスの良い食生活が大切であるが,現代社会の多忙な日常生活においては,適切かつ継続的な実践は必ずしも容易ではないため,保健機能食品の効果的な活用は国民の健康の維持・増進へ…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • 軟X線分光で調べたハーフメタルフェリ磁性体Mn2VAlの電子構造と磁性

    永井 浩大, 藤原 秀紀, 荒谷 秀和, 藤岡 修平, 右衛門佐 寛, 中谷 泰博, 木須 孝幸, 関山 明, 黒田 文彬, 藤井 将, 小口 多美夫, 田中 新, 宮脇 淳, 原田 慈久, 竹田 幸治, 斎藤 祐児, 菅 滋正, 梅津 理恵 Physical Review B 97 (3), 035143_1-035143_8, 2018-01

    We have studied the electronic structure of ferrimagnetic Mn$_{2}$VAl single crystals by means of soft X-ray absorption spectroscopy (XAS), X-ray absorption magnetic circular dichroism (XMCD), and …

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  • 〈翻刻〉式亭三馬『梅精奇談魁草紙』(巻一~三)

    マルイ, タカシ, Marui, Takashi 湘北紀要 (38) 35-63, 2017-03-31

    ...式亭三馬の読本『梅精奇談魁草紙』は、歌川国安の口絵・挿絵を附して、江戸の鶴屋喜右衛門、大阪の河内太助から文政八年(一八二五)に刊行された。三馬は文政五年(一八二二)に世を去っており、本作の観光は作者歿後のことである。その成立および刊行の過程については、本田康雄氏が指摘するとおり、岩本活東子編『戯作六家撰』(安政三年〈一八五六〉成)に詳しい。...

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  • ハーフメタル型ホイスラー合金Mn<sub>2</sub>VAlの磁場中における共鳴非弾性X線散乱測定

    梅津 理恵, 永井 浩大, 藤原 秀紀, 中谷 泰博, 川田 萌樹, 右衛門佐 寛, 関山 明, 宮脇 淳, 原田 慈久, 菅 滋正, 鹿又 武 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1222-1222, 2017

    <p>ハーフメタル型電子状態を有すると理論の立場より示唆されているMn_2_VAlホイスラー合金について単結晶試料を作製し、結晶規則度を制御した試料について磁場中にて共鳴非弾性X線散乱測定を行った。Mn-L端のd-d励起に関与すると考えられる非弾性散乱スペクトルにおいて、明瞭に円偏光依存性が確認された。フェルミ面近傍にてアップ・ダウンスピンバンドの電子状態密度が大きく偏っていることに関連している…

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  • 第33回 奥田家下呂膏

    日向 靖成 ファルマシア 53 (11), 1102-1103, 2017

    「痛むところに奥田家下呂膏」として親子数代にわたり中部地方を中心に親しまれている下呂温泉の伝統薬「奥田家下呂膏」は、日本の湿布薬のルーツとされる貼り膏薬で、慢性のつらい痛み(腰痛・関節痛・神経痛・肩こり等)に著効を示す生薬配合の家庭薬である。<br>本稿では、下呂膏の歴史から特徴までを紹介する。

    DOI 医中誌

  • 飛行する鳥の群れの計測と解析

    水口 毅, 右衛門佐 誠, 早川 美徳, Gábor Vásárhelyi, Máté Nagy 可視化情報学会誌 37 (144), 14-19, 2017

    <p> 飛行する鳥の群れの動的挙動に着目し、数理科学的な観点から解析を行った。ステレオカメラによってユリカモメの飛行動態を記録し、個体の三次元的な位置を再構築した。その時系列を解析することで、各個体の速度や羽ばたき振動、そして個体間の相対位置を定量化した。それらのデータを運動学的な側面から解析した。相対位置の分布からは、群れの形状が高さ方向に薄いことと、追尾する個体は先行する個体の直後を避け、や…

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 軟X線吸収磁気円二色性によるフェリ磁性体Mn<sub>2</sub>VAl単結晶の磁性・電子構造研究

    永井 浩大, 藤原 秀紀, 荒谷 秀和, 藤岡 修平, 右衛門佐 寛, 木須 孝幸, 関山 明, 菅 滋正, 黒田 文彬, 藤井 将, 小口 多美夫, 田中 新, 竹田 幸治, 斎藤 祐児, 鹿又 武, 梅津 理恵 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1221-1221, 2017

    <p>L2_1_型ホイスラー合金Mn_2_VAlは転移温度760 Kのフェリ磁性体であり、ハーフメタル型の電子構造が予測されている。我々はMn_2_VAl純良単結晶の磁性と電子状態を元素選択的に解明する為、軟X線吸収磁気円二色性を測定した。バンド理論、及びイオン模型に基づくスペクトル計算との比較から、Mn 3d電子が遍歴的である一方で、V 3d電子が局在的である事を明らかにした。</p>

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  • 翻刻・手錢記念館所蔵俳諧伝書(三)― 手錢記念館所蔵俳諧資料(六) ―

    イトウ, ヨシタカ, Ito, Yoshitaka 湘北紀要 (37) 11-41, 2016-03-31

    ...手錢家は、貞享年間に大社に移り住んだ喜右衛門長光(寛文二年~寛延二年)を祖とする商家で、町役の大年寄を長く勤めた。歴代の当主は文芸にも関心を寄せ、和歌・漢詩・俳諧に熱心であった。出雲俳壇といえば、去来の甥とされる水鶏坊空阿の伝授を受けた広瀬百蘿(享保十八年?~享和三年?)...

    機関リポジトリ

  • レーザー光電子分光による有機超伝導体κ-(BEDT-TTF)<sub>2</sub>Xの電子状態の研究

    右衛門佐 寛, 荒谷 秀和, 山神 光平, 中谷 泰博, 宮川 和也, 鹿野田 一司, 藤原 秀紀, 木須 孝幸, 関山 明 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1408-1408, 2016

    <p>二次元有機超伝導体{\kappa}-(BEDT-TTF)_2_Xのフェルミ面と超伝導異方性について直接観測を行うため、より測定効率の高い6 eVのレーザーを励起光とした光電子分光研究を行った。本発表では紫外線レーザー光電子分光装置により測定された{\kappa}-(BEDT-TTF)_2_Cu(NCS)_2_のフェルミ準位近傍の電子構造と超伝導電子状態を紹介するとともに、今後の展望について…

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  • 斜方晶化合物YbCo<sub>2</sub>Ge<sub>4</sub>におけるYb 3d内殻光電子スペクトル線二色性

    久我 健太郎, 金井 惟奈, 藤原 秀紀, 藤岡 修平, 山神 光平, 右衛門佐 寛, 青山 雄一, 関山 明, 東谷 篤志, 門野 利治, 今田 真, 山崎 篤志, 玉作 賢治, 矢橋 牧名, 石川 哲也, 北川 健太郎, 松林 和幸, 木須 孝幸 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2120-2120, 2016

    <p>Yb 3d光電子スペクトルは、光励起されたYb 3dホールと4f電子の間の相互作用により多重項分裂し、その相対強度は光の進行方向に対する4f電子軌道断面と偏光方向に応じて異なる。この性質を利用し、励起光の入射方向と偏光方向を制御することで、4f電子軌道、つまり結晶場波動関数を決定することが出来る。そこで、我々は結晶構造に斜方晶の対称性を持つ量子臨界物質YbCo_2_Ge_4_に対し、硬X線…

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  • 近世日本における本草学の自立について

    ミヒェル, ヴォルフガング Proceedings of the 5th International Symposium on the History of Indigenous Knowledge (ISHIK 2015) 93-106, 2015-11-01

    Since the pioneering work by the phytopathologist and natural historian Shirai Mitsutarō (1863–1932), the beginnings of genuine native studies on Japanese herbs have been linked to Kaibara Ekiken’s …

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  • 文政期読本と実録

    田中 則雄 日本文学 64 (10), 25-35, 2015-10-10

    ...『幼婦孝義録』は実録『西国順礼女敵討』を全体にわたって踏襲するが、人物間の情の遣り取りの内実を新たに描き込むなど細かな変更を行うことによって、作中に示された種々の事件や人物の伝などが相互に強い連関を保ちつつ、石井恒右衛門の人生という全編を統括する枠組に統合されるという構造が作られている。</p><p>また『千代物語』は実録『山陽奇談』に拠る。...

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  • 「臨幸記念 名家秘蔵品展覧会」の開催と鴻池家による秘蔵品の出品

    中野,朋子 大阪歴史博物館研究紀要 12 41-66, 2014-02-28

    ...鴻池善右衞門家から寄贈を受けた服飾に付随する「第二回臨幸記念名家秘蔵品展覧会」出品の題箋を手がかりとして、昭和八年および九年に開催された「臨幸記念名家秘蔵品展覧会」の開催経緯ならびに昭和七年陸軍特別大演習とそれに伴う大阪への行幸について概観した。...

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  • 近代筑豊地域の形成と地方財閥の動向

    河野 敬一 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 177-, 2014

    ...<br>3.地方財閥-筑豊御三家-の役割<br> 筑豊地域の炭鉱業をリードした人物として、貝島太助、安川敬一郎、麻生太吉、伊藤伝右衛門らが知られるが、このうち、貝島、安川、麻生は明治後期以降地方財閥化し「筑豊御三家」と通称されるに至った。...

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