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廣川, 和花 国立歴史民俗博物館研究報告 235 463-499, 2022-09-30
...喜連川病院では梅毒に罹患した地域住民の治療も行っていたが,梅毒患者の居住地は喜連川宿内に集中し,次いで喜連川町域の村々,そして近隣の村や山間部の村々であった。男女とも農業従事者が大半を占めている。喜連川病院の梅毒患者の診療圏は,明治期の喜連川が宿場としての重要性を失いつつあったこともふまえれば,松並遊廓に来る遊客の居住域ともおおむね重なっていたと考えられる。...
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