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検索結果 131 件

  • 1 / 1

  • 近世の「山里」における社会変化

    町田 哲, 石川 登, 内藤 直樹 文化人類学 88 (2), 264-286, 2023-09-30

    ...具体的には、四国山地東部の近世木頭村(現・徳島県那賀郡那賀町)における山里景観の歴史的形成プロセスとその変容過程について、村内の社会関係とそれに基づく山の用益関係を中心としながら、政治権力、植生の攪乱、そして流通という諸要素とのせめぎあいのなかで、歴史的かつ動態的に解明する。...

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  • 源流の向こうにあるもの

    片岡 樹 文化人類学 88 (2), 308-326, 2023-09-30

    ...そのため本稿では、照葉樹林文化論における四国山地への着目が、これまで後発酵茶の起源問題に終始してきた点を批判した上で、釜炒り緑茶生産をも視野に入れつつ、そこでの焼畑と山茶利用の歴史を再検討する。...

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  • 四国山地における草原の分布特性

    小山 拓志 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 269-, 2023

    ...</p><p> そこで本研究では,このような特異な植生景観の動態と変遷史を解明するための端緒として,四国山地における草原の分布特性を明らかにし,気温環境との関係性について考察した。</p>...

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  • ドローンによる瀬戸内地域における海面上PM<sub>2.5</sub>鉛直濃度分布の測定と高濃度化要因の考察

    板橋 秀一, 嶋寺 光, 速水 洋, 櫻井 達也 大気環境学会誌 57 (6), 129-138, 2022-11-04

    ...数値モデルによる鉛直濃度分布の解析も通じ、夜間に岡山県側から香川県側に輸送されたPM<sub>2.5</sub>が、中国山地と四国山地に囲まれたこの地域特有の滞留しやすい状況下で早朝に高濃度化した状況が考察された。さらに、瀬戸内地域内の輸送に加えて、中国東北部に由来した東アジアスケールの長距離輸送も影響を及ぼしていたことも考えられた。</p>...

    DOI 医中誌

  • 南海トラフ地震 被害想定地域における集落立地の地形特性

    楮原 京子, 桐村 喬, 小林 茉由, 松多 信尚 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 162-, 2022

    ...</p><p> これらの集落のうち,1)は四国山地で,3)は紀伊山地で顕著に認められた.付加体からなる急峻な山地という地形・地質条件がよく似た四国・紀伊山地ではあるが,集落の立地パターンは異なっていた.また,3)は脆弱な地域と考えていたが,高野龍神スカイラインのように尾根に敷設された道路も多いことを考えると,道路が正常な限り,孤立は免れる可能性がある.一方,1)は主要な道路に近接している場合もあるが...

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  • ゾミアの地球環境学

    内藤 直樹, 石川 登 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2022 (0), D00-, 2022

    本分科会では、地球上のさまざまな地域における国家や市場への包摂/排除に関わる人間と非人間的なエージェントによる他者への意図的・非意図的な働きかけの動態を考察する。特に、変動帯(プレート境界沿いの地殻変動が活発な場所)における人間-非人間活動の絡まり合いに注目し、これをヴァナキュラーなランドスケープデザインとして捉え、その個別性と普遍性を明らかにすることが目的となる。

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  • 四国地方における無住化集落の現状と将来

    渡邉 敬逸 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 69-, 2022

    ...<p>本研究はGISによる地理空間データの作成・分析・図化,市町村へのアンケート,統計処理を通じて,四国地方における①無住化集落の数と地理的分布,②無住化集落の資源管理現況,③無住化集落の将来的な分布推移を明らかにした.結果は以下のとおりである.まず,現時点での四国地方における無住化集落数は1,062集落であり,その分布は四国山地周辺部に分布が集中していることから,無住化集落の発生要因に厳しい自然条件...

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  • 高知県仁淀川町におけるバス交通に対する住民意見

    田中 健作 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 42-, 2021

    ...<p><u>1.はじめに</u></p><p> 本報告では,持続可能な公共交通システムを展望する足がかかりとして,山村におけるバス交通に対する住民意見の特徴を検討する.研究対象地域は,四国山地中央部に位置し,典型的な過疎山村の一つである高知県仁淀川町(333㎢,2020年1月推計人口4,771人,同高齢化率56.5%)である.同町は旧吾川村,旧池川町,旧仁淀村によって構成される.質問紙調査では,外出状況...

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  • ゾミア的空間の地球史にむけて

    内藤 直樹 日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2021 (0), D05-, 2021

    本発表の目的は、地球上のさまざまな地域における国家への包摂/排除に関わる動きを、多様な人間と非人間による意図的・非意図的なやりとりよる「世界制作プロジェクト(Tsing 2015)」として捉え、そのダイナミクスを比較考察することにむけた視点と方法論について考察することにある。そのために、日本の山地における伝統的な農文化に関わる流通とランドスケープとの関係に焦点をあてる。

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  • 愛媛県東温市のアルカリ玄武岩岩脈の岩石学的特徴と貫入年代

    嶋田 梨花, 遠藤 俊祐 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 210-, 2021

    ...四国山地の三波川変成岩および四万十付加体の下に斑れい岩下部地殻やかんらん石単斜輝石集積岩層が存在することは地震波探査から示唆されていることと整合的である.</p><p></p><p><b>引用文献 </b>Mizukami et al. (2008) Geology, 36, 219-222. 小笠原 (1997) 岩鉱, 92, 454-464....

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  • タイ王国の後発酵茶「ミャン」の製法調査

    堀江 祐範, RUENGSOMWONG Supatjaree, WANNISSORN Bhusita 日本食品工学会誌 21 (3), 125-137, 2020-09-15

    ...<p>後発酵茶は,茶葉を微生物(乳酸菌や真菌)により発酵させた茶で,日本やタイなどで伝統的に製造されている.このうち,日本では,四国山地および富山県において伝統的に製造されている.一方の生産地であるタイでは,後発酵茶はミャンとよぶ.ミャンはタイ北部で生産され,消費地も大部分は北部である.筆者は,2019年12月に,タイ王国北部のナーン県,ランパーン県およびチェンマイ県において,ミャン製造の現場を見る...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献12件

  • 30 m DEMを用いた山頂周辺の起伏と平均傾斜に基づく日本の山の険しさの評価

    山田 周二 日本地理学会発表要旨集 2020a (0), 69-, 2020

    ...</p><p>山頂周辺の起伏および平均傾斜の分布を見ると,いずれも,飛騨山脈および赤石山脈に,大きな値の山頂が集中する.起伏が750 m以上の山頂は,その73%が飛騨山脈および赤石山脈に分布しており,残りの27%は,石狩,日高,越後,木曽,両白,紀伊,四国山地に散在している.平均傾斜が35°以上の山頂は,その87%が飛騨,赤石山脈に分布しており,残りの13%は,日高,紀伊,四国山地にみられるのみである...

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  • 山間部集落における住民の生活と地域間ネットワークの動態

    伊藤 千尋 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 232-, 2020

    ...</p><p>また,他地域との関係について検討するために,四国山地を挟んで交流が深かったと考えられる愛媛県西条市旧大保木村東之川,旧加茂村川来須に居住経験がある住民に対する聞取り調査を行った.その他,関連する郷土資料の収集を行った....

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  • 高知県における学校防災・防災教育の地域的差異

    遠藤 尚, 村山 良之 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 202-, 2020

    ...一方で、土佐山地区、鏡地区などの北部域は、四国山地の南部に位置している。2019年時点の高知市における市立小学校数は39校、中学校数は17校、義務教育学校数は2校であった(高知県教育委員会事務局小中学校課, 2019)。</p><p></p><p> 須崎市は、高知市の西約37km位置している。2020年1月1日時点の推計人口は2.1万人であり、65歳以上がその40.4%を占めている。...

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  • 石鎚山系瓶ヶ森に分布するウラジロモミの分布特性

    手代木 功基, 岩田 来夢, 小山 拓志, 石黒 聡士, 山本 貴仁 日本地理学会発表要旨集 2020s (0), 225-, 2020

    ...<p>はじめに</p><p></p><p>四国山地西部に位置する瓶ヶ森の山頂直下の西側斜面には、高度・緯度の条件的には森林が成立する環境であるにも関わらず,ササ草原が分布している.このササ草原(氷見二千石原)の成立要因については,これまで様々な研究によって検討されてきたが,いまだ不明な点が多い....

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  • 四国・九州・沖縄地方の木地屋とろくろ

    小椋, 裕樹 非文字資料研究 = The study of nonwritten cultural materials (18) 111-148, 2019-09-30

    ...四国では四国山地の両端に位置する石鎚山(愛媛県)と剣山(徳島県)の山麓に古くから木地屋が活動していたが、近世以降使用していた足踏みろくろの構造が大きく異なることから木地屋の系統においても両地域の歴史的な近縁関係は認められなかった。また記録や伝承から徳島の木地屋は紀伊黒江との、愛媛は中国美作とのつながりをうかがうことができた。...

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  • 四国山地三嶺山域さおりが原における防鹿柵設置の効果

    池田 華優, 石川 慎吾, 比嘉 基紀 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 125-, 2018-05-28

    ...<p>四国山地三嶺山域さおりが原ではニホンジカの過剰な採食圧により衰退した植生を回復させることを目的に2008年から2016年までに5箇所に防鹿柵が設置された。本研究では、5箇所の防鹿柵を対象に2種類の植生調査を行った。1つ目は、各柵内において2×2mの方形区を5箇所設置し、計25箇所の方形区を植生調査した。...

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  • 未利用資源を活用したパウンドケーキの検討

    植田 和美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 162-, 2018

    ...【目的】徳島県美馬市木屋平地区は四国山地の剣山の山麓にあり、標高が高くユズの栽培に適している地域である。この地区のユズ農家は農林水産省が定める有機JAS認証を取得するなど高付加価値農業を実践している。ユズの利用方法は、果汁を使用した商品がほとんどであり、搾汁後の残部(果皮、果肉、種)は廃棄対象となっている。...

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  • 景観写真で読み解く山地の農村

    中村 康子 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000276-, 2018

    ...本報告では,高知県仁淀川中流域の四国山地上に位置する越知町鎌井田桑藪を中心とする一定の範囲において,1995年~1999年にかけて撮影した土地利用の状況を記録した写真を用い,景観写真の提示方法を検討した。景観写真を読み解きにあたっては,ゆるやかなねらいが必要である。ここでは対象農村の特性や土地利用景観の状況をふまえ,山地・山地農村にねざす農業・土地利用の理解をめざすことにした。...

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  • 固有樹種シコクシラベの核SSRマーカーに基づく遺伝的変異の評価

    岩泉 正和, 笹島 芳信, 磯田 圭哉, 那須 仁弥, 大谷 雅人 森林遺伝育種 5 (4), 172-179, 2016-10-25

    ...<p>核SSRマーカー6座に基づき、四国山地にわずか3 集団分布する固有変種シコクシラベの遺伝的変異を、本州のシラビソ精英樹群も含めて評価した。遺伝的多様性はシラビソ精英樹群が最も高く、シコクシラベ内では東部の剣山集団が中央部の石鎚山および笹ヶ峰集団よりも高かった。広義のシラビソの西端に分布する後者2集団では、遺伝的浮動の進行により遺伝的多様性が低下していると考えられた。...

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  • すべり面粘土と断層ガウジを識別する複合面構造

    山根 誠, 山田 政典, 仙石 昭栄, 脇坂 安彦, 赤松 薫 応用地質 56 (3), 94-104, 2015

    ...従来,ボーリングコア表面の地質観察のみによる地すべりのすべり面粘土とテクトニックな断層ガウジとの識別は不可能であった.そこで,四国山地中央部の秩父帯に分布する,孔内傾斜計で累積変位が確認されている地すべりにおいて,高品質ボーリングコアのすべり面粘土とテクトニックな断層について,樹脂固定法によるコア半割標本を作製し,観察した.その結果,すべり面周辺の細かく破砕された部分には,複合面構造および非対称構造...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献5件 参考文献9件

  • 愛媛県西条市における学校防災教育の取り組み状況と総合的防災教育プログラムの開発

    竹内 裕希子, 廣内 大助, 西村 雄一郎 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100303-, 2015

    ...</b><b><u>愛媛県西条市</u></b><b><u></u></b> 愛媛県西条市は瀬戸内海・豊後水道に面し,背後に石鎚山を最高峰とする四国山地に囲まれた愛媛県の東部に位置する。2004年に来襲した台風21号・23号により市内の河川が氾濫し,荒廃した山地からの流木により大きな被害が発生した。...

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  • 平成23年台風第6号により高知県東部奈半利川流域において発生した小島地区深層崩壊発生場とその周辺の地形,地質的特徴

    小野 尚哉, 江藤 史哉, 島田 徹, 笹原 克夫, 桜井 亘, 鷲尾 洋一 日本地すべり学会誌 51 (5), 179-186, 2014

    平成23年台風第6号に伴う豪雨によって発生した深層崩壊について,その発生場の地形・地質的特徴を整理し考察を行った。まず深層崩壊発生箇所とその周辺の微地形について,航空レーザ測量データを基に地形判読を行い抽出した。この地形判読を行った範囲に対して地表踏査を実施し,地形・地質と変状を記載した。その結果,小島地区の深層崩壊は,山頂緩斜面下方の岩盤クリープ地形が分布し侵食前線が位置するエリアで生じており…

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 周辺地域における公共事業の縮小と平成大合併にともなう土木建設業の再編

    北野 寛人, 豊田 哲也 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100319-, 2014

    ...東祖谷地区は旧村域の96%を急峻な四国山地が占める条件不利地域であり、全就業者数に占める建設業の構成比は31.3%と非常に高い。三好市の工事入札結果をもとに公共投資の地域別動向を分析すると、東祖谷の構成比は合併後に大幅な増加傾向を示す。これは、新市の政策決定において、社会基盤整備が遅れた東祖谷に重点的な配分を行うという、政治的配慮がはたらいたためと考えられる。...

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  • 三本杭の落葉広葉樹林におけるニホンジカ排除柵の効果~剥皮被害防除と林床植生回復~

    奥村 栄朗, 奥田 史郎, 酒井 敦 霊長類研究 Supplement 29 (0), 133-, 2013

    ... 高知・愛媛県境の三本杭(1226m)周辺の国有林内には,四国における南限のブナ林を含む落葉広葉樹天然林が約 800ha残され,人工林化の著しい四国山地において重要な保全対象である.ここで,2000年頃からササ原の裸地化,林床植生の消滅,剥皮被害の増加等,ニホンジカによる森林の衰退が顕著となってきた.そこで,落葉広葉樹林内にネット柵を用いたシカ排除実験区を設定し,剥皮被害の防除と林床植生の回復の状況...

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  • 上黒岩岩陰の石器組成の分析(第Ⅰ部 縄文時代草創期における定住化)

    綿貫 俊一 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 172 117-135, 2012-03-30

    ...その一方で遺物量,岩陰の狭小性などから四国山地の高原にある上黒岩岩陰のように定住的な生活の場所としての利用が考えられない遺跡もある。そこで上黒岩岩陰で具体的にどのような生活が行われ,半定住集落や定住集落が形成されていくなかで上黒岩岩陰の性格とはなにかを詳らかとするために,出土した石器と石器石材の組成について観察した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 地域交通システムの成立と発展

    加藤 浩徳, 志摩 憲寿, 中川 善典, 中西 航 社会技術研究論文集 9 (0), 70-85, 2012

    ...本論文は,高知県を対象として,交通システム成立の経緯を整理するとともに,その経緯と社会経済的要因や政治的要因との関係を分析するものである.同県の広域交通ネットワークの発展経緯を,古代~中世,近世,明治~戦前,戦後の4つの時代区分にしたがって整理した.その結果,高知県は,険しい四国山地と海に囲まれた地域であったため,古代から現在に至るまで,海路による広域交通ネットワークに頼らざるを得なかったこと,県領域内...

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  • 「緑の回廊」政策の現状と今後の課題

    野嵜 弘道, 氷鉋 揚四郎 地域学研究 39 (3), 699-708, 2009

    Biological diversity has inherent value and becomes the basis of various ecosystem services that humans assume support their survival. On the other hand, biological diversity is being lost …

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 四国山地・上須戒の出産民俗史 : 夫婦共同型出産習俗にみる安産への視線

    吉村 典子 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 141 523-567, 2008-03-31

    本論文は愛媛県大洲市上須戒における夫婦共同型出産習俗について、主に一九八四年(昭和五九年)七月〜一九八七年十二月に集中的に調査し、その後二〇〇六年三月まで、数度にわたって補足調査した報告である。上須戒では、第二次大戦頃まで、「男がいないとお産は難しくなる」との出産観のもと、夫がお産の座を整え、その上で妻を後から抱きかかえて夫婦共同で坐産する習俗があった。戦後、その習俗は開業助産婦によって、仰臥位…

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 分かりやすい土砂災害情報に関する社会実験について

    山越 隆雄, 栗原 淳一, 田村 圭司, 麝嶋 直樹, 大谷 忠夫, 臼杵 伸浩, 佐口 治 砂防学会誌 60 (6), 20-27, 2008

    Early warning is important to prevent sediment-related disasters. However, reality is that it is difficult for local authorities to issue evacuation order and also difficult for residents to …

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 四国山地西部に遺存するダイズ地方品種の生育・収量に関係する諸形質および種子形態の変異

    原田 光, Nguyen Van Huan, 杉本 秀樹 日本作物学会紀事 76 (1), 86-92, 2007

    ...四国山地西部の山村農家から黄色種子25系統,黒色種子17系統,褐色種子2系統および緑色種子10系統からなる計54のダイズ地方品種系統を採集し,圃場で育成して生育・収量構成要因と種子形態の変異を調べた.枝分かれ分散分析の結果,これらの形質の多くに系統間で有意な差違が認められた.また開花まで日数および成熟までの諸形質と100粒重以外の収量構成要因相互間に有意な正の相関があった.100粒重と他の生育・収量構成要因...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献18件

  • 伊予西条・加茂川中流域の蛇行地形と地殻変動

    岡 義記 地理科学 62 (4), 221-236, 2007

    ...四国山地中央部の北斜面には,「石鎚断層崖」とも呼ばれてきた「急斜面帯」がある。本論では,急斜面帯を先行谷として開析する加茂川中流域の蛇行地形の発達を考察した。その結果,次のような結論を得た。1)加茂川中流河谷は,中央構造線破砕帯を刻んで発達した断層線谷であり,断層線谷から直線状の谷や蛇行地形が発達した。...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 四国山地における蜂須賀氏入部反対運動

    丸山 幸彦 奈良史学 (24) 79-104, 2006-12

    天正十三年(一五八五)の蜂須賀氏入部に対する反対運動については、阿波国百姓一揆についての研究の先駆けをなした桑田美信氏がその著『阿波国百姓一揆』で[天正度仁宇・大粟・祖谷山一揆」という項目をたて、つぎのように整理しているのが研究の出発点になっている。

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  • 徳島県西部,那賀川上流部の河成段丘

    植木 岳雪 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 23-23, 2006

    ...吉山・柳田(1995)は,那賀川中流部の2地点で酸素同位体ステージ2と6の河成段丘の比高が上流に向かって増大し,それは四国山地の南北軸を持つ東西方向の曲隆によるとした.しかし,段丘の編年の根拠は示されておらず,従来の那賀川の段丘の編年は堆積物の風化度のみに基づいていた. 那賀郡那賀町小見野々ダムより上流の那賀川に沿っては,現河床と10?...

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  • 四万十川源流部の森林流域におけるNO3--N負荷の季節変動特性

    篠宮 佳樹, 稲垣 善之, 鳥居 厚志, 山田 毅 水文・水資源学会研究発表会要旨集 19 (0), 113-113, 2006

    ...四国山地南部に位置する森林流域で降雨流出時のNO3--N累加比負荷量の季節変動特性について検討した。高知県梼原町のモミ・ツガを主とする天然林に試験流域を設定した。2001?2005年の17降雨イベントで観測を行った。累加比流量と累加比負荷量の回帰直線(対数変換後)の切片に7-9月と4-6月で有意な違い(p<0.01)が認められた。...

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  • 四国山地塩塚高原における半自然草地植生の成立要因および季節変化と植物相

    河野 円樹, 石川 愼吾, 三宅 尚 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ51 (0), 409-409, 2004

    火入れや刈り取りといった人為的影響のもとに成立した半自然草地は、その歴史性に加え、生物多様性、風土性、景観性、レクリエーション性などにおいても高く評価され、環境面での価値が増大している。本研究では、現在火入れによって維持されている塩塚高原(愛媛・徳島県境、海抜1043,4m)において、ススキ型の半自然草地植生の多様性とその季節変化を明らかにすることを目的とした。春季から秋季にかけて優占種の異なる…

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  • 日本における有機農産物産地の分布

    河本 大地 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 131-131, 2004

    ...一方、有機農業の場合はより山がちな地域(熊本県阿蘇地域、四国山地、静岡県北遠地域など)や一部の島嶼部(沖縄島、屋久島、伊豆大島など)を中心に、非常に分散した点的分布を示している。大都市近接地域での分布も限定的である。<b>有機農産物産地における取り組みの状況</b>有機農産物産地として、農家数50戸以上の市区町村を対象に、無農薬・無化肥の取り組み農家率がともに7.5%以上の31市町村を抽出した。...

    DOI 被引用文献1件 参考文献2件

  • 山村高齢者の生活における生産活動の意義

    中條 曉仁 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 21-21, 2004

    ...対象地域は高齢化の著しい四国山地にあって,高齢者による農業生産や農産加工といった生産活動が展開されている高知県吾北地域である。2.家族農業経営における高齢者の役割 吾北地域には県内屈指の茶業地域が形成されているが,茶業農家のうち個人の製茶工場を経営する自園自製農家の高齢者に注目する。自園自製農家は,生産労働や家事労働などが高齢者を含む家族労働力の分担によって展開されている。...

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  • 少雨地域の河川源流域における窒素の時空間分布について

    中島 沙知, 廣田 瑞恵, 山田 佳裕 日本陸水学会 講演要旨集 R68 (0), 150-150, 2003

    河川の源流域における水質は下流に少なからず影響を与えるため、源流域における自然負荷の程度を明らかにすることは水系生態系の物質循環を考える上で重要である。本研究では四国に存在する河川の源流域において窒素の動態に関する定期的な調査を行った。その結果、讃岐山脈を流れる河川の源流域で1500_から_2800μg/lの非常に高いNO3-N濃度が観測された。その原因として少雨地域のために森林地下水中の酸性降…

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  • 砂防施設効果を考慮した重信川のニューラルネットワーク年間河床変動予測

    長通 伸幸, 深和 岳人, 香月 智, 松村 和樹, 小山内 信智 土木学会論文集 2002 (707), 83-100, 2002-06-20

    本研究は, 重信川の砂防区域直下流で観測された年間河床変動データを用いて, ニューラルネットワークによる予測モデルを構築し, 予測モデルの適用性について検討したものである. この際, 上流部の砂防ダム建設の影響があることを考慮したモデル構築を行った. さらに, 降雨データや砂防ダム建設による効果のタイムラグを考慮することについても提案した. ニューラルネットワークモデルの特徴を分析するために, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献39件

  • 沖縄島における流域単位での赤土砂の流出特性について

    南 哲行, 小山内 信智, 山田 孝, 黒崎 靖介, 中村 勝正, 与那 嶺淳 砂防学会誌 54 (3), 39-46, 2001

    In Okinawa, erosion of red sediment called Kunigami Maaji and its sedimentation in reef area cause serious environmental problem. We have made hydrological observations of red sediment discharge in …

    DOI Web Site 被引用文献10件 参考文献7件

  • 遊砂地における土砂の堆積過程に関する実験的研究

    松村 恭一, 石川 芳治, 小山内 信智, 前田 昭浩 砂防学会誌 54 (4), 33-42, 2001

    Sediment-Retarding Basin (SRB) is one of Sabo works and usually constructed on alluvial fan to control sediment discharge.<br>Hydraulic experiments and numerical simulations have been conducted by …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • 四国山地の土砂生産・流出に関する―考察

    佐藤 直良, 小山内 信智, 川西 浩二, 木村田 和也 砂防学会誌 54 (3), 32-38, 2001

    Shikoku island has several major tectonic lines, such as the Median tectonic line, the Mikabu tectonic line and the Butsuzo tectonic line. Influenced by the tectonic lines, the bedrocks in the …

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  • 1998年8月栃木県余笹川災害で発生した流木の実態

    南 哲行, 土井 康弘, 小山内 信智, 竹崎 伸司, 中山 康之, 野中 克也, 増子 四郎 砂防学会誌 53 (4), 44-51, 2000

    Heavy rain attacked northern part of Tochigi prefecture at the end of August, 1998. The rain caused a serious flood disaster, which killed 5 people, missing 2 people, flushed bridges and damaged …

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  • ニホンツキノワグマ<i>Ursus thibetanus japonicus</i>の生態と生理に関する野生動物医学的研究

    坪田 敏男, 溝口 紀泰, 喜多 功 日本野生動物医学会誌 3 (1), 17-24, 1998

    ...しかしながら, 最近では, 九州はほぼ絶滅状態となり, さらに四国山地, 西中国地域, 東中国山地および紀伊半島が絶滅のおそれのある地域となっている。1990年から1994年にかけて岐阜県白川村において直接観察, 痕跡調査(糞分析)およびラジオトラッキングといった生態調査が行われた。その結果, ツキノワグマの春と秋の食物種がブナ林という生息環境と密接に関係していることが示された。...

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  • 四国北西部肱川流域の段丘地形と地殻変動

    熊原 康博 第四紀研究 37 (5), 397-409, 1998

    In Northwestern Shikoku, the Hiji River flows through the outer zone of Southwest Japan (Figs. 1 and 2). The fluvial terrace surfaces along the Hiji River are classified into four levels: Terrace …

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  • やまじ風の数値的研究(3)

    斉藤 和雄 気象集誌. 第2輯 72 (2), 301-329, 1994

    ...2.5km分解能モデルでは、四国山地後面のおろし風・新居浜付近の逆風・やまじ風前線(ハイドロリックジャンプ)がシミュレートされ、観測された地上風の変化と概ね良く対応していた。...

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  • 愛媛県久万町・地域特性と補助事業を活用した農村の活性化

    近田 昌樹 農業土木学会誌 62 (12), 1171-1176,a2, 1994

    ...そこで, 四国山地に位置する久万 (くま) 町の成功しつつある事例を紹介し, その特徴と課題を考察する。<BR>久万町では, 農林兼業の農家が中心であるが, 1960年から町全域の振興計画をたて, 圃場整備を行い高原トマト, 大根等の野菜により農業を発展させてきた。観光では, ふるさと村, 国民宿舎やラグビー場, スキー場等により日帰り, 宿泊客を増やしている。...

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  • やまじ風の数値的研究(2)

    斉藤 和雄 気象集誌. 第2輯 71 (2), 247-272, 1993

    ...既報(Saito and Ikawa, 1991a)に引き続く研究として、「やまじ風」に対する四国山地の地形の3次元的な効果が、山脈を越える流れに対する鞍部の影響に焦点を当てて数値的に調べられる。やまじ風の地理的な特徴が、鞍部を伴う山脈を越える3次元の流れの非線形領域の振舞によって説明される。...

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  • 四国山地の隆起と城山層・竜王層の堆積環境

    加賀美 英雄, 満塩 大洸, 大和 雄一 第四紀研究 31 (5), 271-283, 1992

    The Nankai fore-arc sliver is a microplate observed at the northern boundary of the Philippine Sea Plate. It has been formed by oblique subbuction of Philippine Sea Plate along the Nankai Trough …

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  • やまじ風の数値的研究

    斉藤 和雄, 猪川 元興 気象集誌. 第2輯 69 (1), 31-56, 1991

    ...やまじ風のケースでは四国山地の非対称性と中国山地の存在がジャンプの停滞とその後面での逆風をより生じやすくしている。<br>1987年4月21日のやまじ風では山頂付近の高度に明瞭な逆転層が存在していた。逆転層がある場合には無い場合と比較して地表風はより大きくなる事が、実況データに基づく大気プロファイルを用いた数値実験により示される。...

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  • 人口逆転現象とその地域的特性

    宮崎 禮次郎 人口学研究 9 (0), 71-75, 1986

    ...かくして逆転は,広島・岡山・島根・山口各県の中国山地の町村,高知・徳島・愛媛の四国山地の町村,鹿児島・大分など九州山地町村を核心地域として現れ,時の経過するにつれて深化し,また1970年以後には紀伊半島・中部・関東から東北・北海道に拡大傾向を示している。近年は東京・大阪・京都など巨大都市の都心区部の人口減少著しい地域でもみられるにいたった。...

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  • 血清CPK値の地域比較に関する研究

    萬代 隆, 矢野 敦雄, 馬場 俊六, 有田 和弘, 田淵 義勝, 足達 七郎, 栢森 裕三, 竹島 正, 小沢 秀樹, 伊藤 敬一, 池田 正男 日本老年医学会雑誌 20 (6), 469-475, 1983

    Subject groups whose life styles are markedly different were investigated to evaluate the effect of physical activity on serum creatine phosphokinase (CPK) levels.<br>The subjects consist of three …

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  • 四国山地におけるトクガワザサについて (I)

    桜井 尚武 日本林學會誌 65 (6), 220-223, 1983

    Seasonal changes of the biomass and the production structure of a <i>Sasa tokugawana</i> MAKINO community were similar to those of other Sasa communities reported previously. Life spans of leaves …

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  • 村落の共同体的性格と離村形態

    篠原 重則 地理学評論 47 (1), 41-55, 1974

    Since 1955 the outmigration from the village to the city has been proceeding very markedly in Japan. Above all, the Shikoku Mountains is experiencing particularly speedier emigration. Its …

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 人口激減地域における集落の変貌過程

    篠原 重則 人文地理 21 (5), 453-480, 1969

    Since 1955 in Japan the emigration from village to city has been becoming very markedly. Rapid development of industry in the city caused this phenomenon and there have been brought about decrease …

    DOI Web Site 被引用文献7件

  • 四国地方の製炭地域の類型

    篠原 重則 地理学評論 40 (11), 601-624, 1967

    The prosperity of charcoal-making in Japan has remarkably been waning recently and this faithfully reflects the peculiarities of Japan's being a mountainous country. It should be noted that the …

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  • 四国山地に遺存するトウモロコシ地域品種の収集

    原田,光, HUAN,Nguyen Van, 山本,宗幸 日本作物学会四国支部会報 1-11,

    ...四国山地全域および九州山地の一部の山村から収集したトウモロコシ地域品種のうち,四国山地の系統について聞き取り調査の結果を分析し,遺伝資源としての検討を行った.1.愛媛県23系統,高知県51系統,徳島県25系統および九州4系統(熊本県2系統,宮崎県1系統,大分県1系統)の合計103系統を収集した.2.トウモロコシの播種時期には地域的な差があり,徳島県と高知県では多くの系統が4月初旬から5月初旬にかけて...

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