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検索結果 12 件

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  • 紙/神と国家

    橋本 栄莉 文化人類学 84 (1), 078-093, 2019

    ...本論の目的は、国家の独立から国家の「崩壊」に至るまでの状況を生きたヌエルの人々が、国家をどのように想像し、複数の秩序の様式とどのように交渉していたのかを明らかにすることにある。中でも、人々が国家、あるいは国家的なものを経験し、想像する際の媒体となってきた「紙」の特性を検討することで、国家やリーダーシップをはじめ、特定のコミュニティに人々が見出す秩序やその真正性について考察する。...

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  • イラン石油国有化運動期のテヘラン・バーザールにおける抗議活動

    貫井 万里 日本中東学会年報 28 (1), 1-34, 2012

    ...運動を率いたモサッデク博士をリーダーとする国民戦線は、石油産業の国有化を通して、外国の影響力を排除し、国家の独立と民主主義制度の確立の実現を主張し、多くの一般民衆を惹きつけ、運動に動員することに成功した。中でも、バーザーリーと呼ばれる、イランの伝統的商業区域、バーザールで働く商人や職人たちが、この運動に積極的に係わったことが多くの先行研究で指摘されてきた。...

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  • サルマチア

    小山 哲 洛北史学 2 (0), 16-39, 2000-06-10

    ...一八世紀の啓蒙主義者は、サルマティズムを克服すべき旧弊として批判したが、分割によって国家の独立が危機にさらされると、サルマティズムは国民意識の表現として再生した。トポスとしてのサルマチアは、ヨーロッパ文化圏への帰属を主張すると同時に、ヨーロッパ世界におけるポーランドの辺境性・異質性をも表象する、両義性をはらんだ概念であるといえる。...

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  • <論説>古代東アジアの日本と朝鮮 : 「大王」の成立をめぐって

    坂元 義種 史林 51 (4), 455-496, 1968-07-01

    ...すなわち、支配領域の急速な拡大、隣接諸国の臣属──朝貢・入質──、時には他の君主の冊立等もみられ、また他方、当該国王は、中国王朝に通じて、その封冊をうけ、それによってその国家の独立性を顕示し、また、東アジアの国際社会に、それぞれの地歩を築いたのである。「大王」は、こうした過程に生まれたのである。本稿は、この日本と朝鮮の「大王」の成立過程のうち、とくに国際的な契機に注目しようとしたものである。...

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  • イタリア哲学界の現況

    清水 純一 哲学 1958 (8), 70-76, 1958-03-31

    ...今日のイタリアにおける哲学研究発達の有様を省みると、明治維新以後の我が国のそれと似通ったところがある.イタリアは、ルネサンス以来、諸外国勢力の干渉によって分裂をつづけてきたために、近代国家としては他のヨーロッパ列強に立遅れることとなった.イタリア国家の独立統一が事実上成立したのは、一八七〇年 (明治三年) のことなので、このおくれを取戻すためには、まず先進北欧諸国の文明文化を輸入することから始めなければならなかった...

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