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検索結果 2,075 件

  • 量子系が作る重力とその検証への歩み

    松村 央, 南部 保貞, 山本 一博 日本物理学会誌 79 (5), 224-229, 2024-05-05

    ...量子性を検証するターゲットとなっており,それに関連した理論的・実験的研究が活発に行われている.このような研究の潮流の中,我々は「量子系が作る重力」をキーワードに,光学機械振動子系における重力による量子もつれ形成や重力によるレゲット–ガーグ不等式の破れについて研究し,また場の量子論に基づく理解を進めてきた.現在,量子実験と重力実験の発展を契機に,理論家と実験家を巻き込んだ量子重力研究が始まっており,基礎科学...

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  • 光化学系 II 蛋白質の pH 依存の構造研究

    梅名 泰史, 安達 麻柚帆, 沈 建仁 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (2), 89-93, 2024-04-30

    タンパク質の機能は至適な pH 環境下において最大の機能を発揮する。光合成で働く光化学系 II 蛋白質 (PSII) も、中性付近で水分解・酸素発生活性が最大となり、酸性および塩基性にシフトすると活性が低下する。振動分光法や電子スピン共鳴法を使った先行研究から、PSII の pH に依存した活性低下の要因は、電子伝達系もしくはプロトン排出系への影響と考察されていたが具体的に影響を受ける部位は水分…

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  • 中高生と行う持続可能な社会の実現を目指した有機合成

    山崎,祥子, 鵜飼,哲真, 松本,健嗣, 高島,弘, 杉浦,弘隆 ESD・SDGsセンター研究紀要 2 77-80, 2024-03-31

    ...本研究では、若い世代の中高生が、化学、有機化学、有機合成などの基礎科学における持続可能な社会の実現を目指した取り組みを理解するとともに、含酸素 5 員環形成および炭素 6員環、含窒素及び酸素 6 員環形成の新合成手法の開発を行った。...

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  • 氷の高次構造と均衡原理

    松本 正和, 二井矢 圭佑, 田中 秀樹 日本結晶学会誌 66 (1), 39-47, 2024-02-29

    <p>As a simple consequence of the ice rule, we propose the <i>balance principle of ice</i>, which states that the numbers of inward and outward hydrogen bonds across any closed surface inside ice …

    DOI Web Site 参考文献23件

  • トレーニングがもたらす骨格筋の腎保護作用

    西 裕志, 南学 正臣, 東原 崇明, 小田原 幹 デサントスポーツ科学 45 (0), 110-116, 2024-02-22

    ...をすることで逆に減少する遺伝子群として炎症反応やストレス応答に関連する遺伝子群を見出した.これにはケモカインをコードするCxcl2も含まれており,その生理作用に着目して,腎臓組織内の好中球浸潤を免疫組織学的な評価を行った.しかし,高脂肪食や運動に伴う細胞浸潤の変化は認めなかった.今後さらに本研究の結果に基づいて,運動に伴う腎臓における受容機構を解明し,慢性腎臓病におけるトレーニング・運動の作用について基礎科学的...

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  • 分子シミュレーションによる脂質ナノ粒子の構造とエンドソーム脱出機構の解析

    篠田 渉 ファルマシア 60 (2), 101-105, 2024

    核酸デリバリーを指向した脂質ナノ粒子の構造安定性や核酸送達効率の向上を目的に、新規pH感受性脂質の分子設計や脂質組成最適化への指針を与える技術として、粗視化力場による分子動力学シミュレーションを用いた研究を紹介する。定量性を持つ粗視化力場の開発により、脂質コンプレックスの構造やエンドソーム脱出機構を解析するための計算機実験が実現できており、今後、様々な脂質系への適用研究が期待できる。

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  • 薬学教育に求められる「知識統合」とは

    矢野 良一, 角山 香織, 佐藤 卓史 薬学教育 advpub (0), 2024

    ...<p>薬学は,化学,生物,物理などの基礎科学を基盤に人の命,健康,生活,社会と関わりを持つ複合科学である.そのため,薬学の学習者は様々な知識を関連付け,概念化しながら課題解決に応用できる力を身につけるよう求められる.臨床で活躍できる薬剤師の教育を考えた場合,教育者には,大学における基礎薬学の授業から実務実習に至る様々な教育場面において,基礎と臨床のお互いの関連性について学習者に気づきを与え,学習者の...

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  • 国家試験の出題実績に基づいた,薬学部における初年次生物学教育の授業計画設計

    新岡, 丈治, 近藤, 朋子 北海道医療大学人間基礎科学論集 (49) A11-A24, 2023-11-30

    近年の薬学部では,入学する学生の学力の多様化が問題視されている大学が増えている.本学においてもこの問題は重要視されており,より多くの学生を長期的な視点で一定のレベルに到達させるための教育の工夫が必要とされている.本学薬学部でも,その一環として,学生に早い段階から学習の方向性を明確に示し,必要な知識とスキルを身に付けさせるために,初年次から国家試験を意識した教育が推奨されている.そこで,著者らが担…

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  • ジェロサイエンスとファンクショナルフードの接点,炎症抑制と栄養管理

    丸山 光生 Functional Food Research 19 (0), 10-15, 2023-10-12

    <p>20 世紀の後半から半世紀以上も更新し続けるわが国の100 歳以上の高齢者が2022 年9 月には9 万人を超え,私たちが自分たちの寿命の延伸と人生100 年時代を意識する機会も増加した.それに伴い,高齢者の生活の質(QOL)を高め,健康寿命の延伸を目指すために,加齢に伴って低下する様々な生体機能の変化との関連が多面的,包括的に議論されている.一方,老化の要因に関する多くの研究も進められ,…

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  • 鹿児島県喜界島で発見された下部更新統知念層とその意義

    松田 博貴, 林田 将英, 千代延 俊, 山﨑 誠, 佐々木 圭一 地質学雑誌 129 (1), 153-164, 2023-03-15

    <p>琉球列島には,泥質岩からなる上部中新統〜下部更新統島尻層群とサンゴ礁複合体堆積物からなる下部〜上部更新統琉球層群が広く分布し,その境界部にはその中間的な岩相を示す下部更新統知念層が局所的に分布する.これまで知念層は沖縄島中南部でのみ分布が知られていたが,鹿児島県喜界島において知念層に対比できる地層が,新たに発見された.いずれの露頭でもコケムシ片に富む石灰質泥岩・砂岩,ないし砂質石灰岩からな…

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  • 有機デバイスの基礎科学と高機能化

    梶, 弘典 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2022 8-8, 2023-03

    令和4年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

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  • イノベーションを医療の現場に! ~PMDAで働くという選択~

    望月 修一 生体医工学 Annual61 (Abstract), 126_1-126_1, 2023

    ...<p> 「生体医工学」は基礎科学ではなく応用科学(実学)です。実学である以上、社会実装することが大きな目的となります。皆さんも医療をよりよくするための研究に日々取り組んでいることと思います。では皆さんの優れた研究成果(イノベーション)を患者さんに届けるためにはどのようなことが必要でしょうか?...

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  • (エントリー)沖縄トラフ南部,八重山海底地溝における海洋底拡大前の海底地形とリフト構造の関係

    山本 朱音, 大坪 誠, 三澤 文慶, 新井 隆太, 竹村 貴人 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 325-, 2023

    <p>1.はじめに 地球表面のおよそ5%は背弧海盆由来のものであるといわれているが,その発達メカニズムについて,特に形成初期段階での力学的な特徴は詳しくは分かっていない.沖縄トラフは背弧拡大の初期段階であり(Sibuet et al., 1998),世界でほぼ唯一海洋底拡大する直前の状態を研究することができる背弧海盆である.沖縄トラフ南部,特に八重山海底地溝周辺では,反射法地震探査データの解析に…

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  • 細胞老化のプロテオーム解析

    出口 真次, Chantachotikul Pirawan 生体医工学 Annual61 (Abstract), 162_1-162_1, 2023

    ...<p>超高齢化社会の進展に伴い、老化のメカニズムの基礎科学的理解や、老化細胞を標的とした治療を目指す研究が盛んに行われている。培養線維芽細胞は継代を繰り返すだけで老化が進むことが知られており、しばしば老化研究のモデルとして利用されている。...

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  • 北欧ヘルシンキへの留学

    千住 洋介 膜 48 (5), 244-247, 2023

    Membrane studies have long been an active field in Finland, and has many prominent researchers. There, I studied lipid–protein interactions using biophysical techniques. I have utilized liposomes …

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  • 準結晶

    渡辺 真仁 化学と教育 70 (12), 598-603, 2022-12-20

    <p>結晶でもアモルファスでもない第3の固体として準結晶が発見され約40年が経つ。非周期秩序構造をもつ準結晶は結晶の定義そのものの変更をもたらした。準結晶の物性はこれまでベールに包まれていたが,近年大きな進展がみられている。本稿では準結晶の構造と近年明らかにされつつある物性を解説し,その面白さに迫る。</p>

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  • わかりやすい授業を目指して

    岡野 諭 大学の物理教育 28 (3), 134-137, 2022-11-15

    <p>1.はじめに</p><p>わたしは2022年4月に現所属に専任教員として着任するまでの5年間,無給研究員の立場で研究活動に従事し,その傍ら,延べ5大学で非常勤講師として勤めてまいりました.おもに,1,2年</p>

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  • 令和4年度 基礎科学研究 研究報告

    滋賀医科大学医学部医学科生命科学講座 基礎科学研究 研究報告 2022-10

    <化学> 1. 草木染めの原理 / 中岡史奈子 2. 生活を支える人工軟骨 / 金岡珠希 3. 医療用テープを剥がす際の負担を軽減する / 松山峻大 <情報学> 4. 医療画像におけるディープラーニングの原理と応用 / 堀江敦揮 <解剖学> 5. レンチウイルスを用いた間葉系幹細胞の接着性亢進因子のスクリーニング / 成本彩乃 6. 分化ニューロン成熟化におけるSbno1機能の解析 / …

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  • 100 万回再生のプレゼンテーションデザイン

    高橋 徹 科学技術コミュニケーション 31 51-60, 2022-09

    広島大学のYouTube チャンネルに掲載された素粒子物理学の講義動画が,公開からおよそ17 カ月(2022年7月時点)で180 万回以上視聴されている.同チャンネルには約100 の講義が掲載されているが,この動画の視聴回数は他の講義に比べて格段に多くなっている.また,同チャンネル外の類似分野の動画と比較しても視聴回数は多い.この動画を制作するにあたっては,聴衆を想定しメッセージを明確する,構成…

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  • 波田野先生のエピソード

    鈴木 康夫 大学の物理教育 28 (2), 112-112, 2022-07-15

    ...<p>波田野先生に初めてお会いしたのは,基礎科学科の量子力学演習の授業でした.当時,先生は阿部龍蔵教授の助手として高分子統計力学の研究をされるかたわら基礎科学科の演習教育を担当されていました.量子力学の講義を担当していた岩本</p>...

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  • 薬学部における科目分野横断型教育の試みとその評価

    青江 麻衣, 藤坂 朱紀, 浦嶋 庸子 リメディアル教育研究 16 (0), 191-199, 2022-07-01

    ...<p>近年,薬剤師には,基礎科学を臨床現場で生かし,現場でおこる様々な問題点に対する解決力が期待されている。その一方で薬学生の質の維持への課題が指摘されている。そこで本研究では,学生が種々の科目を分野横断的に理解して学び,知識習得までのプロセスを体験できることを目的とした新たな学習方略として,ジグソー法とシリアスゲームの要素を取り入れた,ワークショップ(WS)型学習方略を立案・実践した。...

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  • 紀伊半島南部の四万十帯と熊野層群の泥質岩におけるイライト結晶度と反発硬度の空間分布特性

    細野 日向子, 竹村 貴人, 木村 克己, 菊地 輝行 応用地質 63 (2), 42-48, 2022-06-10

    <p>紀伊半島南部では,四万十帯や新第三系の熊野層群に大峯花崗岩類や熊野酸性岩類が貫入しており,特に大峯花崗岩類は周囲の泥質岩の熱変成を引き起こしていると考えられている.泥質岩の熱変成度は,イライトの半値幅で求められるイライト結晶度(IC値)から推定することができる.本研究では,紀伊半島南部の泥質岩の熱変成度と物性の関係を定量的に評価するためIC値,反発硬度と真密度の測定を行った.また,IC値の…

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  • 光化学系 II 蛋白質結晶の脱水処理による改良の試み

    梅名 泰史, 川上 恵典, 沈 建仁, 神谷 信夫 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (2), 108-112, 2022-04-28

    光合成における水分解反応を行う光化学系 II 蛋白質 (PSII) の反応機構の学理解明には、高分解能な結晶構造が不可欠である。本研究は、調湿ガスを使った脱水処理による PSII 結晶の改良を目指した。その結果、PSII 結晶は結晶格子が収縮し、それに伴って回折能が改善することが確認された。しかし、処理に時間を要することや収縮過程の再現性が難しいことなどの課題によって目標は達成されなかった。ただ…

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  • 制限ナノ空間における水の物性

    客野 遥 日本物理学会誌 77 (4), 215-221, 2022-04-05

    ...</p><p>このように,さまざまなナノ空洞における水の性質を系統的に理解することは,水の基礎科学にとどまらず,新たなナノ流体デバイスやプロトン伝導体デバイスなどの創製にも貢献することが期待される.</p>...

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  • 自由界面渦による気相巻き込み現象の定量評価

    鳥川 智旦, 大平 直也, 伊藤 大介, 伊藤 啓, 齊藤 泰司, 松下 健太郎, 江連 俊樹, 田中 正暁 混相流 36 (1), 63-69, 2022-03-15

    <p>On the gas-liquid interface of a sodium-cooled fast reactor, gas (bubble) entrainment can be caused by free surface vortices, which may result in, e.g. disturbance in core power. Therefore, it is …

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 自由曲面光学素子のサブナノ精度の形状測定

    遠藤 勝義 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 597-598, 2022-03-02

    ...<p>先端技術や基礎科学からは革新的な光学機器が求められる。この時、サブナノの精度で表面形状が制御された自由曲面(フリーフォーム)光学素子が要求されている。そこで、必要な物理的限界に近い機能を有する自由曲面光学素子を作製するために、独自に開発した法線ベクトル追跡型サブナノ形状測定装置によって自由曲面の形状測定において繰返し性1 nm以下、不確かさ30 nm以下を達成した成果について報告する。...

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  • 有機デバイスの基礎科学と高機能化

    梶, 弘典 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2021 9-9, 2022-03

    令和3年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

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  • 超知能の作り方

    松田 卓也 認知科学 29 (1), 24-35, 2022-03-01

    <p>We discuss possible paths to create a superintelligence, which is an artificial general intelligence (AGI) of immense intellectual capacity. We argue that the creation of the superintelligence …

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  • COVID-19と学生教育

    石黒 直子, 北川 一夫, 村﨑 かがり, 三谷 昌平, 山内 かづ代, 辻野 賢治, 加藤 多津子 東京女子医科大学雑誌 92 (1), 14-19, 2022-02-25

    <p>With the spread of coronavirus disease 2019 (COVID-19) since February 2020, we have aimed to build an educational system for the academic year 2021, that extends on that of the pre-COVID-19 days. …

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  • 分子動力学法を用いた抗菌ペプチドによる膜細孔形成過程の研究

    宮﨑 裕介 アンサンブル 24 (1), 45-50, 2022-01-31

    <p>本稿では,まず全原子分子動力学シミュレーションを用いた代表的な抗菌ペプチドmelittin による膜細孔形成過程の自由エネルギー解析について解説する.次に,複雑な細孔形成の動的過程の解明に必要な長時間シミュレーションを実現するため開発した粗視化分子力場pSPICA について説明する.最後に,pSPICA を用いた粗視化分子シミュレーションで観測されたmelittin …

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  • 「持続可能な発展のための国際基礎科学年」が始まった

    高橋 真理子 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2022 (104), 4-, 2022

    ...<p> 2030年までの達成を目指す持続可能な開発目標(SDGs)の実現には、基礎科学がもっと要る。この思いから生まれたのが「持続可能な発展のための国際基礎科学年」である。2021年12月の国連総会で決まった。</p><p> 期間は2022年6月30日から1年間。日本学術会議は、そのキックオフイベントとして7月29日に日本学術会議講堂で学術フォーラムを開いた。その概要を紹介したい。...

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  • 医科大学1年生に対する「統計教育」の実践報告

    高須 雄一 日本科学教育学会年会論文集 46 (0), 169-170, 2022

    ...<p>医学部1年生向けに,統計処理課題を含む基礎科学実習を設計し実施した.実習で得られる計測データは約120名の受講生全員の身体計測データである.計測したデータの意味を的確に理解するためには,適切な統計処理が必要になるように設計した.同時に,受講生に対して統計用語の認知度調査,および統計を扱う上での意識調査を複数回実施した.統計用語の認知度はおおむね高い水準であり,高等学校での統計教育が成功していると...

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  • コンプトンカメラを用いたアクティブ動態イメージング

    片岡 淳, 小俣 陽久, 増渕 美穂, 越川 七星 Medical Imaging Technology 39 (5), 223-228, 2021-11-25

    ...めた高度な技術は医療イメージングにおいても必ず有用であり,逆に高感度・高精度の画像が求められる医療の厳しい要求は,宇宙の身近な実験室として大きな恩恵をもたらす.本稿では,近年開発が目覚ましい高性能シンチレーターと光センサーMPPC(multi-pixel photon counter)を用い,廉価かつ超小型のコンプトンカメラを基盤としたアクティブ動態イメージングについて紹介する.特に,宇宙・原子核(基礎科学...

    DOI 被引用文献1件

  • 令和3年度 基礎科学研究 研究報告

    滋賀医科大学医学部医学科生命科学講座 基礎科学研究報告 報告 2021-11

    <生理学> 1. カニクイザルのKLF4,KLF5 の研究 / 伊原荘太郎 <生物学> 2. 関節リウマチ合併間質性肺炎の病態形成に関与する抗シトルリン化フィブリノーゲン 抗体の産生機序の解明 / 中島花音 3. リンパ球におけるmoesin の機能解析 / 西野詩織 4. 免疫方法の違いによるIgD 抗体産生の解析 / 村木津希子 <薬理学> 5. …

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  • 最小エネルギーをもつトリウム229アイソマー状態の人工的生成――原子核時計の実現に向けて

    増田 孝彦, 吉見 彰洋, 山口 敦史, 吉村 浩司 日本物理学会誌 76 (7), 456-461, 2021-07-05

    <p>自然界で存在が確認されている約3,000種類ある原子核の中で最小の励起エネルギーをもつものは何か? 答えは原子番号90のトリウムの同位体,トリウム229である.そのエネルギーはわずか約8.3 eVで,2番手のウラン235(約80 eV)を大きく引き離して断トツである.</p><p>この特異にエネルギーの低い原子核状態(準安定状態≡アイソマー状態)が,最近,注目を集めている.原子核の中で唯一…

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  • Mn の価数分析に向けたレーザー加工による光化学 II 蛋白質結晶の改良

    梅名 泰史, 川上 恵典, 河野 能顕, 山本 雅貴, 神谷 信夫, 沈 建仁 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (4), 177-181, 2021-06-30

    光合成で働く光化学系 II 蛋白質(PSII)の活性中心 Mn<sub>4</sub>CaO<sub>5</sub> クラスターの Mn は III 価と IV 価と考えられているが、具体的な各 Mn の価数は議論中である。本研究では、Mn の K- 吸収端波長で測定した異常分散項の電子密度マップから価数の分析を計画した。しかし、不均一な厚みの結晶ではX線吸収が変動するため、異常分散項の測定精度…

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  • 感染管理認定看護師の感染予防・管理活動に関わる因子間の関連性について

    中畑 千夏子, 渡辺 みどり, 坂田 憲昭 日本環境感染学会誌 36 (3), 166-171, 2021-05-25

    <p>本研究は,感染管理認定看護師の感染予防・管理活動に関わる因子間の関連性を明らかにすることを目的とした.日本看護協会が認定する感染管理認定看護師2,278名を対象とした無記名の自記式質問紙調査を行った.質問紙の回収数は708(回収率31.1%)であった.そのうち,有効回答が得られた698名分(有効回答率98.6%)について分析した.「看護師長相当」および「副看護師長相当」といった組織管理に関…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • クロマツ林における外生菌根菌の菌糸成長と子実体形成の季節変化

    居駒 すみれ, 小泉 敬彦, 清水 智史, 松尾 歩, 陶山 佳久, 井上 みずき 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 594-, 2021-05-24

    <p> 外生菌根菌は、土壌養分を獲得するために菌糸を伸ばし、繁殖を行うために子実体を形成する。こうした生命活動の季節変化に関する知見は、環境に応じた生物の適応・動態メカニズムを理解するうえで重要な手がかりである。本研究では、外生菌根菌の菌糸成長および子実体形成の季節変化を調べ、その変化要因を明らかにすることを目的とした。</p><p> …

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  • 科学技術基本法をめぐる日本学術会議の取り組みと問題意識

    佐藤 岩夫 学術の動向 26 (5), 5_12-5_18, 2021-05-01

    ...日本学術会議の主張の骨子は、①人文・社会科学を含む総合的な学術政策の実現、②基礎科学・基礎研究の推進、③政府の科学・技術政策への科学者コミュニティの意見の反映の3点である。本稿は、これまで日本学術会議が発出してきた提言等を振り返り、今回の科学技術基本法改正に至る日本学術会議の取り組みと基本的な問題意識を改めて整理するものである。...

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  • 電解質溶液の連続場理論

    岡本 隆一 アンサンブル 23 (2), 78-87, 2021-04-30

    <p>イオン固有効果,すなわち等しい電荷をもつイオンが溶液物性に異なる影響をもたらすこと,に関しては古くからの膨大な研究がある.所謂Hofmeister 系列と呼ばれるイオン系列をはじめ,様々な状況においてイオン固有効果は顔を出す.その物理的メカニズムは未だに解明されていないことが多いが,イオン-溶媒相互作用,それに伴うイオン間溶媒誘起相互作用が重要な要素である.本稿では,筆者らによる「溶媒自由…

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  • 有機デバイスの基礎科学と高機能化

    梶, 弘典 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2020 10-10, 2021-03

    令和2年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

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  • 数理データサイエンス教育を鹿児島大学の全学必修分野として導入した経緯

    冨山, 清升, 庄野, 宏 鹿児島大学総合教育機構紀要 4 101-116, 2021-03

    ...これらの分野を扱う基礎科学は数理データサイエンスと呼ばれており、大学においても全大学生の必須の知識として身につけることが求められている。鹿児島大学では、数理データサイエンス教育(以下DS 教育と略す)を全学必修科目として教える事が計画され、2020年度から実行に移された。...

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  • カーボンナノチューブの中に形成されるプラスチック氷相

    望月 建爾, 甲賀 研一郎 アンサンブル 23 (1), 20-24, 2021-01-31

    <p><tt>本研究は,分子動力学計算を用いて,カーボンナノチューブ(疎水性の擬一次元空間)に閉じ込められた水が加圧により変化する様子を調査する.低圧で形成されるアイスナノチューブに徐々に圧力を加えると,幾つかの相を経て,超高圧下では酸素位置が最密充填構造となり,同時に各水分子が容易に回転できるプラスチック氷相が出現する事を報告する[1].</tt><tt> </tt></p>

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  • 待機的冠動脈インターベンション術後患者のセルフケア能力とその関連要因

    森山 志保, 畑中 あかね, 加藤 憲司, 池田 清子 日本健康医学会雑誌 29 (4), 401-408, 2021-01-28

    <p>目的:本研究の目的は,安定冠動脈疾患で待機的に冠動脈インターベンション術(Percutaneous Coronary Intervention ; 以下PCIとする)を受けた患者(以下,待機的PCI術後患者とする)のセルフケア能力と,それに関連する要因を明らかにすることである.</p><p>方法:A県内の4施設に通院する待機的PCI術後患者を対象に,質問紙調査を実施した.調査項目は,オレム…

    DOI Web Site 医中誌

  • 化学放射線療法中の進行がん患者に対する骨格筋電気刺激の使用経験

    小玉 岳, 会津 直樹, 佐藤 房郎 東北理学療法学 33 (0), 75-81, 2021

    <p>化学放射線療法中に運動療法が十分に施行できなかったがん患者一例に対し,廃用症候群進行の予防を目的としてベルト電極式骨格筋電気刺激法(以下,B-SES)を施行したのでその経験を報告する。症例は胸部食道がんに対する手術後に7週間の化学放射線療法を施行,その期間中に運動療法に加えてB-SESを行った。化学放射線療法の副作用により運動療法が困難な日が15日間あったが,B-SESは実施困難な日はなく…

    DOI 医中誌

  • 理学療法の発展に必要な基礎研究を問う

    藤澤 宏幸 理学療法学Supplement 48S1 (0), A-28-A-28, 2021

    ...</p><p> 理学療法は基礎科学と人文社会学を土台(基礎),解剖学,生理学,生化学,栄養学,身体運動学,人間発達学などを柱(専門基礎)として,その上に築かれています。そのような専門基礎にあたる学問によって理学療法の基礎的なデータを積み上げ,治療の根拠を与えるのが基礎理学療法学の役割であります。...

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  • 沈み込み帯巨大分岐断層の陸上アナログから推定されるダメージゾーンにおける地震発生後の固有透水係数

    細野 日向子, 竹村 貴人, 朝比奈 大輔, 大坪 誠 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 281-, 2021

    <p>南海地震をはじめとするプレート境界で起こる地震はある一定の周期で発生しており,その発生サイクルは断層沿いの流体圧と剪断強度の変動によって説明されている(Sibson, 1990).近年の観測技術の発展に伴い,プレート境界周辺での間隙流体圧分布は,地震波トモグラフィーなどにより数km以上のスケールで把握されている(Tsuji et al., …

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  • 筋膜の概念と臨床への提言

    河上 敬介 理学療法学Supplement 48S1 (0), A-36-A-36, 2021

    ...基礎科学の研究者が長年積み上げてきた事実を利用することもできない。長年臨床を経験していない私から「臨床への提言」というのもおこがましいと思うが,基礎研究者の端くれとして,これまで観察してきた事実を,意見や希望も含めて述べさせていただく。</p>...

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  • 光電子ホログラフィーによるSr<sub>2</sub>IrO<sub>4</sub>の酸素周りの局所構造解析

    川村 聡太, 堀江 理恵, 堀金 和正, 橋本 由介, 田中 晶貴, 竹内 走一郎, 富田 広人, 大門 寛, 秋光 純, 松下 智裕 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 3P17S-, 2021

    <p>層状ペロブスカイト型構造のSr<sub>2</sub>IrO<sub>4</sub>において、O 1sのXPSスペクトルには2つの成分が観測された。各ピークから異なる光電子ホログラムが得られたことから、酸素周りの構造に違いがあると考えられる。これはIrO<sub>6</sub>8面体の頂点の酸素(SrO層)とIrO<sub>2</sub>面内の酸素(IrO<sub>2</sub>層)に起因…

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  • 衛生害虫を対象とした人体用忌避剤の有効性と安全性について

    佐々木 智基 ファルマシア 57 (5), 392-395, 2021

    近年,虫が媒介する感染症がニュースとなる機会が増えている.2016年のリオデジャネイロオリンピックが開催されたブラジルで,ネッタイシマカが媒介するジカウイルス感染症と小頭症が大きな話題になった.WHOが2019年に発表したリポートによると,2018年の年間のマラリア患者数は2.28億人,死者は40.5万人であるが,このマラリアはハマダラカによって媒介されている.虫が媒介する感染症は熱帯地域で発生…

    DOI 医中誌

  • ミスフィット層状カルコゲナイドにおける非周期電子超構造

    幸坂 祐生, 白田 雅治, 上野 哲平, 町田 理, 花栗 哲郎, 小林 夏野 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 (0), 2Ba09-, 2021

    <p>(PbSe)<sub>1.16</sub>(TiSe<sub>2</sub>)<sub>2</sub>および(SnSe)<sub>1.18</sub>(TiSe<sub>2</sub>)<sub>2</sub>のSTM/STS測定の結果を報告する。これらは1T-TiSe<sub>2</sub>層とPbSe/SnSe層という周期と対称性が異なる構造が積層した構造を持つ。終端面に依存して、Ti…

    DOI

  • 近未来の構造生物学

    菅 倫寛 日本結晶学会誌 62 (4), 238-240, 2020-12-22

    <p>Current research in structural biology has advanced our insights much more than we expected 20 years ago. X-ray free-electron lasers and cryo-electron microscopy are technologies that have …

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • 高中物理教学中应用信息技术的策略

    永萍 胡 国际教育论坛 2 (7), 44-, 2020-11-19

    ...<jats:p>高中物理作为一门基础科学的学科,对学生今后的逻辑思维的养成和实践能力的提高起到了积极的作用。随着教学的改革和素质教育的要求,对于传统的教学模式应该加以改进,在教学中教师注重以学生为主体,让学生对物理知识产生兴趣,主动的参与到教学中来。基于此,本文将从利用信息技术创设教学情境、利用信息技术进行物理实验教学、利用信息技术进行重难点的突破三个方面对信息技术在高中物理教学中的应用提出策略。...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 新しい氷の結晶構造を計算機で探す

    松本 正和, 矢ケ崎 琢磨, 平田 雅典 日本物理学会誌 75 (7), 410-415, 2020-07-05

    <p>マクロな単成分系では,温度,圧力が指定されれば,熱力学的に最も安定な相が一意に定まり,その構造は分子(の相互作用)のみに依存する.つまり,結晶構造は分子そのものにエンコードされていると言える.では,我々は分子を見ただけで,「ああ,この分子は結晶の種類が多いな」「この分子の相図は単純にちがいない」と判断できるだろうか? …

    DOI Web Site

  • 特集 100号発刊を記念して

    米本 昌平, 鈴木 善次, 小川 眞里子, 奥村 大介, 川端 美季, 河本 英夫, 菊地原 洋平, 古俣 めぐみ, 小松 美彦, 小宮山 陽子, 斎藤 光, 下坂 英, 住田 朋久, 高橋 さきの, 田中 丹史, 田野尻 哲郎, 中尾 麻伊香, 花岡 龍毅, 廣野 喜幸, 福井 由理子, 藤本 大士, 保明 綾, 溝口 元, 矢島 道子, 横山 尊, 横山 輝雄 生物学史研究 100 (0), 53-132, 2020-06-30

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  • 森林の生存戦略の普遍性に基づく洪水渇水緩和機能評価方法の批判

    谷 誠 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 157-, 2020-05-25

    ...</p><p> そこで、1)基礎科学の法則性が水循環現象をどのように支配しているのか、2)多様な生物の生存戦略の集合した森林生態系がその現象と交わす相互作用にどのような普遍性があるのか、を先に理解するように努め、その普遍性に立脚して森林機能を考察するべきだと筆者は考えている。...

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  • 新生児指紋認証技術によるSDGsターゲット16.9への挑戦

    幸田 芳紀, 伊藤 康一, 青木 孝文 IEICE FUNDAMENTALS REVIEW 13 (4), 312-320, 2020-04-01

    <p>2015年に国連は,「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」(Transforming our world:the 2030 Agenda for Sustainable Development)を採択し,その中でSustainable Development Goals(SDGs)を発表した.このSDGsは17個のゴールと169個のターゲットで構成されており,そ…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 高等学校における数学および理科目履修状況に関するアンケート:2019年度実施報告

    平井, 佑樹, 高野, 嘉寿彦, 小山, 茂喜 信州大学総合人間科学研究 14 17-32, 2020-03-29

    ...本学では、共通教育推進会議承認のもと、共通教育における基礎科学科目が履修要件として課されている学部・学科等(以下、学科等)の学部1年次生を対象として「高等学校における数学及び理科の履修状況に関するアンケート(以下、本調査)」を実施している。本調査は毎年4月初旬に実施し、高等学校における数学や理科に関する科目の履修状況や各科目の理解度等を調査している。...

    機関リポジトリ HANDLE Web Site

  • 酸素発生光化学系 II 複合体の Mn の価数の決定

    梅名 泰史, 川上 恵典, 沈 建仁, 神谷 信夫 SPring-8/SACLA利用研究成果集 8 (1), 1-4, 2020-03-26

    光合成の水分解反応を行っている光化学系 II 蛋白質の活性中心 Mn<sub>4</sub>CaO<sub>5 </sub>クラスターは III と IV 価の混合原子価状態と考えられているが、各 Mn の価数の議論はまだ結論がついていない。本研究は、Mn のX線吸収端が価数に応じてシフトすることに着目し、X線吸収に依存する異常分散項の電子密度差電子密度マップを用いて各Mnの価数を分析した。その…

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  • 「主体的な学び」を引き出すための実験実習における動画システムの導入

    南澤 宏明, 森 健太郎 化学と教育 68 (3), 110-113, 2020-03-20

    <p>理工系大学の化学実験では,化学および化学実験を高校時代に経験していない学生もいるため,教科書による実験方法の理解度に差があるのが現状である。それを補う手段として,実験方法を説明した動画を制作し,授業ではこの動画をiPadで見ながら実験方法を説明することとした。本稿では,Apple社製のiPadを用いた化学実験の概要および実施したアンケート結果について報告し,動画を用いた実験方法の説明が,理…

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  • 温めると縮む磁石の謎がついに解けた!

    望月 維人 日本物理学会誌 75 (3), 130-138, 2020-03-05

    ...<p>通常の物質は冷やすと収縮し,温めると膨張する.しかし,ごく稀に冷やすと膨張し,温めると収縮する「負の熱膨張」を示す物質がある.このような物質の研究は,1897年に発見されたインバー合金の研究に端を発し,100年以上もの長い歴史がある.特に近年,基礎科学のみならず応用上の観点からも注目を集めており,国内外において,熾烈な研究開発と知財獲得の競争が繰り広げられている.技術の進歩により極限まで精密化...

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  • 有機デバイスの基礎科学と高機能化

    梶, 弘典 京都大学化学研究所スーパーコンピュータシステム研究成果報告書 2019 9-9, 2020-03

    令和元年度 京都大学化学研究所 スーパーコンピュータシステム 利用報告書

    HANDLE

  • 免疫の老化:感染防御と栄養介入の最前線

    丸山 光生, 坂本 明彦, 森田 悠治, 高岡 晃教 薬学雑誌 140 (3), 391-393, 2020-03-01

    <p>Recently, aging is becoming an important social problem in many developed countries including Japan. It is socially and universally important to unveil the impact of aging and extend healthy life …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 熊本県上天草市姫戸町に分布する油徴を伴う上部白亜系姫浦層群泥質岩の有機地球化学的研究

    清野 隆太, 松田 博貴, 黒川 将貴, 西田 英毅, 八木 正彦 堆積学研究 78 (2), 77-89, 2020-02-25

    <p>天草諸島では,以前より白亜系姫浦層群や古第三系白岳層で油徴·油臭があることが知られている.本研究では,油徴が確認された姫浦層群泥質岩の石油生成ポテンシャルの検討を目的として,姫戸町小島周辺に分布する泥質岩の有機地球化学的分析を実施した.その結果,油徴周辺の泥質岩の全有機物量(TOC)は0.65〜1.10wt.%,遊離炭化水素量(S<sub>1</sub>)は0.02〜0.13mg<sub>…

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 新年のごあいさつ

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2019 (2020.1), 3-3, 2020-01-14

    ...<p>昨今の日本の科学技術力を示す各種データからは、破壊的イノベーションへの挑戦、基礎科学技術力、産学連携、人材育成など、さまざまな面での課題が明らかになってきています。将来にわたって日本が世界の科学技術をリードし、全ての人々の幸福のため、そして未来のためのイノベーションを創出すべく、JST は科学技術基本計画の中核的な役割を担う機関として、これからも新たな挑戦を続けていきます。</p>...

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  • 平成23年度名誉員 上田睆亮 氏

    七原 俊也 電気学会誌 140 (1), 12-13, 2020-01-01

    <p>1.はじめに</p><p>上田睆亮氏は,電気回路の非線型振動に関わる研究に携わり,後にカオスと呼ばれるようになった現象を世界に先駆けて発見された。また同期機と電力系統の相互作用にかかわる研究など幅広い分野で研究を行い,成果を挙げてこられた。これらの分野の研究・教育を通じ,多数の後進の</p>

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  • 二酸化炭素排出量削減のための新たな技術

    西見 大成 紙パ技協誌 74 (6), 570-576, 2020

    <p>CO<sub>2</sub>排出量削減が地球規模の課題となっており,その解決法として,「省エネルギー」「再生可能エネルギー」とともに「カーボンリサイクル/CCUS」(CO<sub>2</sub>の有効利用)が大きな注目を集めている。カーボンリサイクルの代表的例であるNEDO人工光合成プロジェクトは,「①光触媒によって,水を水素と酸素に分解し,②次に,分離膜によって,水素と酸素の混合ガスから…

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • ラビリンチュラ類による揮発性有機化合物生成への培養温度の影響

    酒井 晃, 奥田 祐樹, 橋本 伸哉 日本地球化学会年会要旨集 67 (0), 9-, 2020

    <p>揮発性有機化合物に含まれるハロカーボンは、オゾンの分解などに関与しており地球の大気環境に影響を与えている。これまでに、ハロカーボンの生成について熱帯植物や海洋植物プランクトン等に着目した研究は多く行われている。しかし、海洋に広く分布し、工業的利用も検討されているラビリンチュラ類によるハロカーボン生成に関する報告はほとんどされていない。そのため本研究では、ラビリンチュラ類について培養実験を行…

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