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検索結果 2,858 件

  • 新時代の認知症医療における作業療法士の役割と期待

    池田 学, 石丸 大貴, 永田 優馬, 香月 邦彦, 堀田 牧 作業療法 43 (2), 171-175, 2024-04-15

    <p>2023年6月に成立した認知症基本法では,認知症の人が地域において他の人と共生することの重要性が強調されるとともに,認知症の予防,診断・治療・リハビリテーション等に関する研究成果を普及・活用・発展させるという基本理念が示されている.今後,本法律の理念に沿った地域での生活支援に,科学的な介入や環境調整が実施できる作業療法士(以下,OT)の役割は重要である.また,同年9月には本邦で初めてアルツ…

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  • 走査法の違いがStrain ratio 計測値に及ぼす影響

    山田 大智, 田中 則子, 越野 八重美, 小柳 磨毅 保健医療学雑誌 15 (1), 8-16, 2024-04-01

    <p>【緒言】</p><p> 超音波診断装置のStrain elastography機能を用いたStrain ratio(SR)計測は,音響カプラと対象物のひずみ値の比率から,生体組織の剛性を非侵襲的に計測できる.しかし,SR計測における走査法の違いが計測値に及ぼす影響は明らかにされていない.本研究の目的は,Real‐time Tissue …

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  • 膿瘍による尾骨切除後の難治性臀部痛に対し脊髄刺激療法が有効であった1症例

    須田 万理, 高橋 亜矢子, 山中 百優, 博多 紗綾, 松田 陽一, 藤野 裕士 日本ペインクリニック学会誌 31 (3), 59-63, 2024-03-25

    <p>膿瘍による尾骨切除後の難治性臀部痛に対し胸腰椎移行部であるT12レベルでの脊髄刺激療法試験刺激(spinal cord stimulation:SCS)トライアルが有効であった症例を経験した.患者は24歳女性.膿瘍による尾骨切除後より臀部と下肢の持続痛を認めていた.他院ペインクリニックでブロック治療やオキシコドンを含む内服治療を行ったが効果がなく,SCSトライアル目的で当科に紹介となった.…

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  • がんサバイバーの生活再構築に向けた知識共有システムの開発

    來村 徳信, 福嶋 真志, 溝口 理一郎, 山本 瀬奈, 間城 絵里奈, 青木 美和, 淺野 耕太, 田墨 惠子, 中村 成美, 荒尾 晴惠 人工知能学会論文誌 39 (2), E-N78_1-13, 2024-03-01

    <p>This research aims to develop a knowledge sharing system for supporting cancer survivors who face life reconstruction challenges caused by Chemotherapy-Induced Peripheral Neuropathy (CIPN). This …

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  • 新しい医療技術が「先進医療」として認可されるまで

    岩崎 幸司 ファルマシア 60 (3), 187-191, 2024

    先進医療は, 保険未収載の医療技術を医療技術自体の安全性と有効性を示すことができること, 既存の医療技術(標準治療)と比較して, 相対的な安全性および有効性を示すことができることならびに日本国内での普及性を見込めることの3つの条件を乗り越えて保険診療下で活用できるようにするために実施する. これらの条件は厚生労働省により厳密に評価されるが, …

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  • 家庭で生活している胆道閉鎖症の子どもの幼少期からの主体的な体調管理を促すセルフケア支援

    吉川 亜矢子 日本小児看護学会誌 33 (0), 27-35, 2024

    <p> 本研究の目的は、家庭で生活する胆道閉鎖症をもつ幼少期の子どもの主体的な体調管理を促すセルフケア支援と親子のセルフケアの変化の様相を明らかにすることである。研究方法は事例介入研究で、5歳から7歳までの子ども3名とその親に子どもの主体的な体調管理のための療養行動を促すことを目的とした介入を行った。介入の結果、子どもは自分のからだについて意思決定できることが増え、必要な情報を周囲に伝えて主体的…

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  • 緊張性心嚢気腫に対して胸骨左縁アプローチでドレナージを行った胸腹部鈍的外傷の一例

    岡本 啓志, 片山 祐介, 蛯原 健, 石村 友里恵, 松本 寿健, 島崎 淳也, 入澤 太郎, 織田 順 日本外傷学会雑誌 advpub (0), 2024

    <p> 症例は41歳男性. 交通事故により受傷し, 当院に搬送された. Trauma pan-scanで右気胸, 心嚢気腫, 腸間膜損傷による腹腔内出血と診断した. Computed tomography (CT) 撮像後にショックに至ったため, 出血性ショックと判断し, 緊急開腹止血術を施行し, open abdomen management (OAM) とした. 心嚢気腫, …

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  • 当科における好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の臨床的検討

    齋藤 未佑, 武田 和也, 津田 武, 端山 昌樹, 前田 陽平, 小幡 翔, 中谷 彩香, 天野 雄太, 藤井 宗一郎, 猪原 秀典 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 4 (1), 7-14, 2024

    ...2012年1月から2022年9月までに大阪大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診したEGPA症例13例およびECRS症例14例について,その臨床的特徴を後ろ向きに検討した。...

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  • 心停止を生じた肝・総胆管損傷に対してdamage control surgery を行い救命した1症例

    横野 良典, 蛯原 健, 米田 和弘, 島崎 淳也, 織田 順 Japanese Journal of Acute Care Surgery advpub (0), 2024

    〔要旨〕症例は,27歳男性。交通事故で受傷し,当院搬送となった。FAST陽性のショックを認め,気管挿管後に切迫心停止となり開胸大動脈遮断後に蘇生した。初療室で開腹し,肝損傷へのガーゼパッキングを行いopen abdomen management (OAM)とした。復温,輸血を行い,12時間後に再開腹したところ,総胆管断裂を認めた。胆管を外瘻化後,OAMとした。初回手術から38時間後に胆管空腸吻合…

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  • 前十字靭帯再建術後に膝蓋腱炎由来の膝前方部痛を呈した1症例

    山田 大智, 高木 啓至, 多田 周平, 橋田 剛一, 佐藤 世羅, 大堀 智毅, 辻井 聡, 中田 研 総合理学療法学 advpub (0), 2024

    <p>【はじめに】前十字靭帯再建術(anterior cruciate ligament reconstruction:以下,ACLR)後に膝蓋腱炎由来の膝前方部痛(anterior knee pain:以下,AKP)を呈した症例を経験し,膝関節屈曲角度に着目した大腿四頭筋(quadriceps …

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  • COVID-19感染拡大による糖尿病患者への教育・看護に関する実態調査―看護師が捉えた地域連携への影響―

    山﨑 優介, 東 めぐみ, 清水 安子, 餘目 千史, 岡 佳子, 佐藤 栄子, 住吉 和子, 髙橋 慧, 藤原 優子, 村角 直子, 森 加苗愛, 山本 裕子 日本糖尿病教育・看護学会誌 27 (2), 25-32, 2023-12-31

    <p>本研究の目的は,看護師が捉えた新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19と略す)感染拡大による地域連携への影響を明らかにすることである.慢性疾患看護専門看護師および糖尿病看護認定看護師を対象に1施設1回答とし,無記名式質問紙によるWeb調査を実施した.全53項目ある質問紙のうち,本研究では,地域連携体制に関する2つの質問に対する自由記載内容を質的帰納的に分析した.質問紙への回答数は1…

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  • 神経変性疾患への対応の道しるべ:神経心理学的視点から

    池田 学, 石丸 大貴, 永田 優馬, 堀田 牧, 髙﨑 昭博, 中牟田 なおみ, 鈴木 麻希 神経心理学 39 (4), 299-307, 2023-12-25

    <p>神経心理学的ないし神経精神医学的根拠を活用した,神経変性疾患による認知症への対応を中心に論じた.神経変性疾患による認知障害は,基本的に進行性である.したがって,診察時に保たれている機能をいかに維持するか,低下が始まっている機能をいかに補助するかという点が介入の原則にある.一方,精神症状・行動異常は認知障害や神経症状と異なり,進行性に重症化するわけではなく,病期によって増悪したり消退したりす…

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  • 日本熱傷学会熱傷入院患者レジストリー2011 10年間の解析報告

    井上 貴昭, 岸邊 美幸, 黒柳 美里, 佐藤 幸男, 根本 充, 林 稔, 廣瀬 智也, 松嶋 麻子, 森田 尚樹, 吉村 有矢, 佐々木 淳一 熱傷 49 (5), 242-251, 2023-12-15

    <p> 日本熱傷学会では, 日本国内における熱傷診療の全体像を把握し, 熱傷診療の質を向上させることを目標に, 2011年4月より「熱傷入院患者レジストリー」への症例登録事業 (以下, 本レジストリー) 登録を開始した. 2022年3月末までに登録参加施設は120施設, 延べ登録件数は20,000件をこえた.<br> 本レジストリーは, インターネット上に症例登録データベースを構築し, …

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  • 下肢痛のない慢性軸性腰痛にスプリングガイドカテーテルによる経皮的硬膜外腔癒着剥離術が著効した1例

    長田 多賀子, 弓場 智雄, 高橋 亜矢子, 博多 紗綾, 松田 陽一 日本ペインクリニック学会誌 30 (11), 261-265, 2023-11-25

    <p>経皮的硬膜外腔癒着剥離術(percutaneous epidural adhesiolysis:PEA)は,腰椎疾患や脊椎手術後症候群(failed back surgery syndrome:FBSS)による腰下肢痛を対象に行われているが,下肢痛のない軸性腰痛の症例に対する有効性については過去に具体的な報告がない.スプリングガイドカテーテルによるPEAにより完治した慢性軸性腰痛の症例を経…

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  • 直腸GIST単発肺転移の一切除例

    小林 政雄, 石田 大輔, 坂巻 靖 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (7), 594-599, 2023-11-15

    <p>症例は79歳女性.直腸Gastrointestinal stromal tumor(GIST)に対し原発巣切除後,補助療法としてイマチニブが投与されたが,Grade2有害事象のため術後1年6ヵ月で中止された.術後4年6ヵ月のCTで右中葉に1.4 mmの小結節が出現し,術後7年時点で6.4 mmに増大したため,悪性腫瘍を疑われ当科紹介となった.右肺中葉部分切除を施行し病理検査の結果,GIST…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • COVID-19感染拡大下における入院中の糖尿病患者への教育・看護に関する実態調査

    日本糖尿病教育・看護学会 研究推進委員会(第11・12期2020年9月~2022年9月), 髙橋 慧, 住吉 和子, 山本 裕子, 餘目 千史, 岡 佳子, 佐藤 栄子, 清水 安子, 東 めぐみ, 藤原 優子, 村角 直子, 山﨑 優介, 森 加苗愛 日本糖尿病教育・看護学会誌 27 (2), 1-9, 2023-09-30

    <p>本研究は,COVID-19感染拡大下での入院中の糖尿病患者への教育・看護の実態を明らかにすることを目的とした.入院病床がある医療機関に所属する慢性疾患看護専門看護師および糖尿病看護認定看護師を対象にWeb調査を実施し,記述統計と質的帰納的手法により分析した.</p><p>有効回答数は184名で,感染拡大により糖尿病患者の入院を制限した時期があった施設は57.6%,糖尿病教室の件数が減少した…

    DOI 医中誌

  • おしゃれ着用洗剤の少量の誤飲で重篤なアシドーシス・ショック・意識障害をきたした1例

    大河内 謙太郎, 塚本 和之, 廣瀬 智也, 織田 順 中毒研究 36 (3), 246-251, 2023-09-10

    <p>近年急速に普及した液体洗剤の一つである「おしゃれ着用洗剤」は低毒性とされる非イオン界面活性剤のアルコールエトキシレートが主成分であるが,日本中毒情報センターの報告では従来タイプと比較して重症・死亡例が有意に多い。症例は70歳,女性。おしゃれ着用洗剤を一口誤飲し嘔吐した2時間後に意識障害となり救急要請された。誤飲後3時間で来院したが高血糖と乳酸アシドーシスを呈していた。胃洗浄・活性炭投与後,…

    DOI Web Site 医中誌

  • DNAR(do not attempt resuscitation)は高齢者心停止症例の救急医療機関選定に影響する

    清水 健太郎, 北村 哲久, 前田 達也, 小倉 裕司, 嶋津 岳士 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 473-479, 2023-08-31

    <p><b>背景</b>:高齢者の救急搬送におけるDNAR(do not attempt resuscitation)の影響を地域網羅的に検討した報告はほとんどない。<b>方法</b>:大阪市消防局の救急搬送記録を用いて,救急隊が医療機関を選定した65歳以上の心停止症例1,933例を対象に検討した。三次医療機関への搬送の有無を目的変数とし,年齢,初期心電図波形,発生場所,DNARなどを説明変数と…

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  • 横紋筋肉腫の術後化学放射線療法後に発症した被囊性腹膜硬化症の1例

    塚田 遼, 阪 龍太, 高山 慶太, 田附 裕子, 宮村 能子, 佐藤 和明, 奥山 宏臣 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (4), 819-825, 2023-06-20

    <p>被囊性腹膜硬化症(以下,本症)は肥厚した腹膜の広範な癒着により腸閉塞を呈する疾患であり,腹膜透析の合併症として知られているが,腹膜透析以外に合併することはまれである.今回,われわれは本症をAYA世代横紋筋肉腫の術後化学放射線療法後に経験したので報告する.症例は21歳の男性.19歳時に前医で腹腔内出血を来した膀胱原発横紋筋肉腫(stage …

    DOI Web Site 医中誌

  • パーキンソン病患者の認知機能・前頭葉機能が転倒に与える影響

    勝山 このみ, 髙島 千敬, 奥 結季恵, 阿部 和夫 作業療法 42 (2), 135-140, 2023-04-15

    <p>本研究の目的は,パーキンソン病患者の認知機能・前頭葉機能が転倒に及ぼす影響を明らかにすることである.対象は当院で入院加療したPD患者81例,Hoehn&Yahr重症度分類Stage2~4の患者であった.転倒回数により3群に分類し,MMSEおよびFABの総点数との関係について多重ロジスティック回帰分析を用いて解析した.また,Yahr分類とMMSEおよびFAB総点との関係は,Spearmanの…

    DOI Web Site 医中誌

  • 外科感染症領域における<i>mecA</i>遺伝子検査の有用性

    山本 剛 日本外科感染症学会雑誌 20 (1), 29-33, 2023-03-31

    <p> <i>Staphylococcus aureus</i>菌血症例は予後が悪く,MRSAであればさらに死亡率を高くする。外科感染症では<i>S. aureus</i>以外にもコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)も原因菌として検出される機会も多い。今回,外科領域の感染症例のうち血液培養から<i>Staphylococcus</i> …

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  • 自然退縮した進行上顎歯肉癌の1例

    竹下 彰範, 内橋 俊大, 須河内 昭成, 栗岡 恭子, 梶川 ひとみ, 鵜澤 成一 日本口腔外科学会雑誌 69 (3), 150-157, 2023-03-20

    <p>Spontaneous regression of malignant tumors is an extremely rare phenomenon. In past reports,renal cancer, malignant melanoma, neuroblastoma and hematological tumor accounted for the majority, …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献30件

  • メトホルミン過量服薬による乳酸アシドーシスに対して早期の血液透析導入が有用であった1例

    小川 菜生子, 弦切 純也, 佐野 秀史, 沼田 儒志, 奈倉 武郎, 守屋 まりこ, 織田 順 中毒研究 36 (1), 27-31, 2023-03-10

    <p>メトホルミン服用患者に生じる乳酸アシドーシスを総じてメトホルミン関連乳酸アシドーシス(metforminassociated lactic acidosis,以下MALA)と称し,合併時の死亡率は高い。今回われわれは,メトホルミン過剰摂取を原因とした乳酸アシドーシスに対して血液透析の早期導入により良好な転帰を得た症例を経験した。46歳,男性,糖尿病の既往をもつ患者。来院8時間前から自殺目的…

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  • 多職種による中心静脈ライン関連血流感染症予防の有効性に関する検討

    濱名 哲大, 大橋 明歩, 吉村 旬平, 藤田 敬子, 藤見 聡 日本臨床救急医学会雑誌 26 (1), 10-16, 2023-02-28

    <p><b>背景</b>:中心静脈ライン関連血流感染(CLABSI)を予防するためには,不要な中心静脈カテーテル(CVC)を早期に抜去することが重要である。われわれは医師,看護師,薬剤師による医療チームでCVCの必要性を議論し,不要と判断した時点で主治医にCVCの抜去を提案している。本研究の目的は,チームの介入により,CVC留置期間を短縮し,CLABSIの発症を抑制できるかを評価することである。…

    DOI Web Site 医中誌

  • 集中治療室の専任薬剤師による注射処方発行前鑑査が薬物治療の適正化に及ぼす効果

    上林 里絵, 池村 健治, 若井 恵里, 杉本 浩子, 平井 利典, 加藤 秀雄, 向原 里佳, 石倉 健, 今井 寛, 岩本 卓也 日本臨床救急医学会雑誌 26 (1), 1-9, 2023-02-28

    <p>集中治療室(intensive care unit,以下,ICU)入室患者の薬物治療は複雑であることが多く,処方の適正化には薬剤師の積極的な参画が求められる。三重大学医学部附属病院では,2019年2月よりICU専任薬剤師による翌日投与予定の注射処方発行前に処方鑑査を行う運用(注射処方発行前鑑査)を開始し,医師の指示や患者の病態に応じた薬物治療の適正化に介入してきた。本研究では,運用前後6カ…

    DOI Web Site 医中誌

  • PSGにおける医師と技師とのinteraction

    眞下 緑, 間宮 由真 臨床神経生理学 51 (1), 20-27, 2023-02-01

    <p>睡眠関連疾患の確定/除外診断において終夜睡眠ポリグラフィ (PSG) を適切に利用するためには医師と技師との間で十分なinteractionが必要である。閉塞性睡眠時無呼吸・レム睡眠行動異常症・ナルコレプシーといった睡眠関連疾患におけるPSGでは, それぞれに必要となる患者への指示や設備・検査環境, 検査時の介入, 解析方法は異なる。さらに, …

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  • 肺移植後リンパ増殖性疾患患者の在宅緩和ケア

    川村 知裕, 久保 雅弘, 南 正人, 加門 千寿, 新谷 康, 池永 昌之 日本呼吸器外科学会雑誌 37 (1), 57-63, 2023-01-15

    <p>肺移植はQOL向上,救命を可能にするが,移植後も身体症状は継続する上,悪性腫瘍発症などのリスクもあり,緩和ケアが必要な患者群と考えられる.大学病院の移植後診療と在宅緩和ケアの連携で在宅生活中の症例を報告し,肺移植後診療における緩和ケアの必要性について検討する.60歳代女性.リンパ脈管筋腫症にて脳死左片肺移植施行8年後,上行結腸PTLD(post-lung transplant …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 免疫性血小板減少症の病態と治療

    柏木 浩和 臨床血液 64 (5), 397-405, 2023

    <p>ITPの病態は免疫的機序による血小板破壊の亢進と血小板産生の抑制である。血小板破壊はマクロファージにおけるFc受容体を介した血小板貪食の亢進が中心であるが,補体の関与,血小板膜蛋白の脱シアル化などの関与も明らかにされてきている。また血小板貪食および自己抗体産生の分子メカニズムが明らかにされてきたことから,それらの分子を標的とした新規治療薬が続々と開発され,その有効性が示されてきている。特に…

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  • DCTの実装と今後の取り組み

    浅野 健人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-EL08-1-, 2023

    <p>【背景・目的】</p><p>当院感染制御部では宿泊療養所に入所する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を対象にして、洗口液の有効性と安全性を検討する特定臨床研究を行った。宿泊療養所での実施においては、複数の医師等が頻回の訪問をして、研究参加のインフォームドコンセントを受けることやデータ収集を行うことは物理的な距離の問題や感染対策の観点からも難しいことから、オンラインによるeCo…

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  • Quality by Designを用いた研究計画立案及び実装を可能とする研究支援体制構築に向けた実施計画書作成支援ツールの作成

    松山 琴音, 浅野 健人, 大塚 俊昭, 菅野 仁士, 神山 直也, 筒泉 直樹, 広田 沙織, 岡崎 愛, 吉田 幸恵, 上村 尚人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O17-6-, 2023

    <p>【目的】良質かつ責任ある臨床研究を計画し、実施することは重要であり、医学の発展に資する臨床研究への効果的なブラッシュアップが必要である。限られたリソースで臨床研究を効率的に実施するには臨床研究の計画立案の段階でCritical to Quality factor(CtQ要因)を特定し、リスク要因の特定や品質管理目標を明確化するとともにチーム内で共有することが重要であるが、Quality …

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  • 研究者・支援者の共通理解によるQuality by Designの実装に向けたリスク管理表の提案

    岡崎 愛, 神山 直也, 吉田 幸恵, 広田 沙織, 浅野 健人, 菅野 仁士, 大塚 俊昭, 筒泉 直樹, 上村 尚人, 松山 琴音 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O17-5-, 2023

    <p>【目的】ICH E8R1「臨床試験の一般指針」では、Quality by Design(QbD)の方法として、質に関する重要な要因(以下CTQ要因)に焦点を当てることと、リスクに応じたアプローチによるリスク管理とが含まれる。しかし、CTQ要因はまだ現場に浸透しておらず、リスク評価やリスク管理といった取り組みの多くは支援者を中心として実施されている場合が多く、研究者には十分に認識されていない…

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  • 大規模医療情報データベースを用いた日本における降圧薬の有害事象発現状況の調査

    細美 友里瑛, 前田 真貴子, 廣部 祥子, 前田 真一郎, 神出 計, 藤尾 慈 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-P-A3-, 2023

    <p>【目的】高血圧治療において、ACEIとARBは第一選択薬として推奨されているが2剤の処方傾向や有害事象(AR)報告の比較は殆どされていない。本研究では、大規模医療情報データベースを用いて日本の両薬剤の処方傾向を基にAR発現状況を調査することとした。【方法】厚生労働省により公開されたNDBオープンデータを用いてACEI、ARB、Ca拮抗薬、利尿薬の2015年から2020年の処方錠数を調査した…

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  • 在宅慢性心不全患者の生体情報を用いた心不全再発抑制機器の開発

    桝田 浩禎, 赤澤 康裕, 石田 秀和, 成田 淳, 坂田 泰史, 宮川 繁 生体医工学 Annual61 (Abstract), 132_1-132_1, 2023

    ...</p><p></p><p>【目的】</p><p>開発したデバイスとソフトウェアを実際の入院中患者に対して使用し、Ⅲ音の検出精度を検証すること</p><p></p><p>【方法】</p><p>2022年1月から4月に大阪大学医学部附属病院に心不全のため入院していた患者を対象とした。デバイスとスマートフォンを3日間貸し出し、1日3回ずつ心音を収録した。...

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  • 60歳以上のドナーからの心臓移植の急性期成績~二施設共同研究~

    吉岡 大輔, 福嶌 五月, 塚本 泰正, 田口 卓良, 柳野 祐輔, 渡邊 琢也, 坂田 泰史, 宮川 繁 移植 58 (Supplement), s150_2-s150_2, 2023

    ...<対象>1999年2月-2021年12月に大阪大学医学部附属病院と国立循環器病研究センターで心臓移植を施行した302例中、18歳以上の計260例を対象とした。ドナー年齢60歳以上による心臓移植29例(O群)と、60歳未満の231例(Y群)を比較し、60歳以上ドナーの安全性を検討した。<結果> レシピエント年齢中央値はO群55歳、Y群41歳であった。...

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  • 心臓移植患者におけるエベロリムスを用いた免疫抑制療法への変更と腎機能の変化との関係

    高江洲 悟, 渡邉 琢也, 岩永 光史, 米山 将太郎, 望月 宏樹, 北畑 奈々, 川本 尚紀, 甲斐沼 尚, 赤澤 康裕, 吉岡 大輔, 坂田 泰史, 宮川 繁, 福嶌 五月, 塚本 泰正 移植 58 (Supplement), s301_3-s301_3, 2023

    <p>【背景】カルシニューリン阻害薬を減量し、ミコフェノール酸モフェチルをエベロリムス(EVL)へ変更することが腎機能に与える影響については依然として明らかではない。【目的】EVL導入前後での腎機能の変化について検討すること。【方法】1999年2月から2020年12月に国立循環器病研究センターと大阪大学病院で心臓移植を受けた255例のうち、EVLに変更し3年間継続できた159例について、EVL導…

    DOI 医中誌

  • Warfarin投与量予測モデルにおけるPT-INR欠測値補完方法の探索

    弓場 遼真, 齊藤 茉莉佳, 前田 真一郎, 廣部 祥子, 藤尾 慈, 前田 真貴子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-I1-, 2023

    <p>【目的】Warfarinは治療有効域が狭く、至適用量の個人差が大きいことが副作用発現の要因となるため、血液凝固能を表すプロトロンビン時間(以下、PT-INR)によって投与量調節が行われる。近年、機械学習を用いて、患者情報(性別、年齢、体重、身長、前4日間の投与量及びPT-INR等)を説明変数とするWarfarinの投与量予測モデル(以下、予測モデル)が報告されている<sup>1)</sup…

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  • AAHRPP受審で学んだこと

    山本 奈緒美 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S27-1-, 2023

    <p>AAHRPPとは、米国の非営利組織であり、人を対象とする研究の実施・審査・管理を行う組織に対して、被験者を保護するための組織的取り組み(=被験者保護プログラム)の認証を行う機関である。AAHRPPは米国だけでなく、台湾、韓国、中国等のアジアを含む世界中の研究団体を認証している。認証を受けるには、AAHRPPが規定する60項目を超える被験者保護の評価基準を満たすことを、規程や手順書等の文書、…

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  • AMED「臨床研究中核病院以外の医療機関に対するQMS/RBAに関する教育研修」研究班活動報告~アンケート調査結果(医療機関用)~

    小居 秀紀, 稲田 実枝子, 田村 奈津子, 林 直子, 福田 真弓, 山田 知美, 甲田 亨, 鈴木 啓介, 桃井 章裕, 松嶋 由紀子, 小村 悠, 高田 宗典 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-O02-6-, 2023

    <p>【目的】本研究班は、地域、疾患領域、臨床研究者・支援専門職のネットワークを活用し、臨床研究中核病院(以下「臨中」)以外の医療機関を対象に、研究者主導臨床研究及び医師主導治験における品質マネジメントシステム(QMS)の実装に向けたRisk-based approach(RBA)の概念に関する研究者及び研究支援者への教育研修を目的に活動した。我々は、臨中以外の医療機関におけるQMSやRBAの理…

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  • 肺内薬物動態試験の新展開

    古家 英寿 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S17-1-, 2023

    <p>ほとんどの市販薬の添付文書には、血中薬物濃度のグラフが掲載されている。一般に血中薬物濃度が高いと組織に分布する薬物の量が多くなるため、血中薬物濃度がわかれば各組織の薬物濃度が十分推定できるためである。</p><p>血中濃度では組織への分布の推定が困難な例としては、脳などの中枢神経に働く薬剤がある。血液から脳に薬剤が達するためには、有害物質などから脳組織を保護する脳血液関門を通過しなければな…

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  • 若年医原性筋皮神経損傷の長期経過例に対して尺骨神経部分移行術(Oberlin法)を施行した1例

    冨山 陽平, 岩橋 徹, 数井 ありさ, 塩出 亮哉, 宮村 聡, 岡 久仁洋, 田中 啓之 日本肘関節学会雑誌 30 (2), 198-202, 2023

    <B>【目的】</B>医原性筋皮神経単独損傷後に長期経過した症例に対して,尺骨神経部分移行術 (Oberlin法)を施行し,良好な治療成績を辿った1例を報告する.<BR><B>【症例】</B>主訴は左肘屈曲困難.22歳男性,アメフトの試合で左肩を地面に強打し,左肩関節を脱臼.近医受診し Bankart損傷の診断で鏡視下 …

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  • BNT162b2 mRNA COVID-19ワクチン接種後に発症した後天性血友病A

    千田 郁実, 西東 秀晃, 草壁 信輔, 吉田 好機, 柴田 久美, 紀田 修平, 戸田 淳, 日野 彬央, 上田 智朗, 藤田 二郎, 福島 健太郎, 横田 貴史, 柏木 浩和, 保仙 直毅 臨床血液 64 (1), 35-41, 2023

    <p>後天性血友病Aは,悪性腫瘍や膠原病等を契機として第VIII凝固因子に対するインヒビターが出現し,第VIII因子活性が低下する結果,出血症状を呈する稀な疾患である。今回我々はCOVID-19 mRNAワクチン接種後に後天性血友病Aを発症した症例を経験した。症例は86歳女性。COVID-19 mRNAワクチンであるBNT162b2 mRNA …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 急性リンパ性白血病に対するtisagenlecleucel製造結果

    城 友泰, 平安山 知子, 富澤 大輔, 吉原 哲, 加畑 馨, 藤原 実名美, 奥山 美樹, 柴 徳生, 藤井 敬子, 梅澤 佳央, 山﨑 理絵, 武田 航, 葉名尻 良, 福島 健太郎, 三村 尚也, 池本 純子, 岩木 啓太, 米谷 昇, 藤原 慎一郎, 李 政樹, 長村 登紀子, 田野﨑 隆二, 新井 康之 臨床血液 64 (5), 331-337, 2023

    <p>実臨床におけるB細胞性急性リンパ芽球性白血病に対するキメラ抗原受容体T(CAR-T)細胞製造成否の状況を明らかにするため,tisagenlecleucel(tisa-cel)製造を実施された81症例を解析した。アフェレーシス時年齢中央値は13歳(1~25),男性47例(58.0%),前治療数の中央値4(1~9),同種移植歴とinotuzumab …

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • アスタチン(<sup>211</sup>At)を用いた標的α線治療の実用化に向けて

    仲 定宏, 渡部 直史 ファルマシア 59 (12), 1080-1084, 2023

    近年、国内外で核医学治療が盛り上がりを見せており、特に治療効果の高いα線治療に注目が集まっている。アスタチン(<sup>211</sup>At)は半減期7.2時間のα線放出核種であり、サイクロトロンを用いた国内製造が可能である。大阪大学では外来治療可能かつ治療効果の高い次世代の治療薬として、アスタチン化ナトリウム([<sup>211</sup>At]NaAt)の臨床応用を目指し、医学部附属病院に…

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  • 臨床応用を見据えて基礎研究で考えておくべきこと~臨床薬理学会から若手薬理学研究者へのメッセージ~

    山岸 義晃 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-EL11-, 2023

    <p>トランスレーショナルリサーチとは、広義には、基礎研究の成果を、人に直接のベネフィットをもたらす研究をいう。特に、医学・生物学領域において、しばしば Bench to Bedsideと表され、基礎的な研究で得られた技術シーズを、疾病の治療や診断に用いる医薬品や医療機器等として実用化することを指す。近年、トランスレーショナルリサーチの成果として様々な医薬品が実用化され、大きなブレークスルーを与…

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  • 慢性心不全患者における高齢がβ- blockerの投与量、有効性及び安全性に及ぼす影響に関する調査

    武田 汐莉, 六車 萌恵, 前田 真一郎, 廣部 祥子, 藤尾 慈, 前田 真貴子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 3-C-O15-3-, 2023

    ...【方法】大阪大学医学部附属病院 (当院) で、2010年1月~2023年5月にCarvedilol (Carve) 又はBisoprolol (Biso)で治療開始された左室駆出率 (LVEF) 40%以下の慢性心不全患者158例を対象に、治療開始後1年間の診療録を用い、患者背景、投与量 (開始、開始1年後 [最終]) 、心機能 (LVEF、左室拡張末期径、左室収縮末期径、心拍数 [HR])、安全性...

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  • 在宅慢性心不全患者の生体情報を用いた心不全再発抑制機器の開発

    桝田 浩禎, 赤澤 康裕, 石田 秀和, 成田 淳, 坂田 泰史, 宮川 繁 生体医工学 Annual61 (Proc), 322-323, 2023

    ...</p><p></p><p>【目的】</p><p>開発したデバイスとソフトウェアを実際の入院中患者に対して使用し、Ⅲ音の検出精度を検証すること</p><p></p><p>【方法】</p><p>2022年1月から4月に大阪大学医学部附属病院に心不全のため入院していた患者を対象とした。デバイスとスマートフォンを3日間貸し出し、1日3回ずつ心音を収録した。...

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  • 心臓移植時の腎機能低下とその後の移植後予後、腎機能との関連

    西川 哲生, 渡邉 琢也, 岩永 光史, 米山 将太郎, 望月 宏樹, 北畑 奈々, 田所 直樹, 川本 尚紀, 甲斐沼 尚, 赤澤 康裕, 吉岡 大輔, 坂田 泰史, 宮川 繁, 福嶌 五月, 塚本 泰正 移植 58 (Supplement), s300_1-s300_1, 2023

    ...【方法】国立循環器病研究センターと大阪大学医学部附属病院で1999年1月1日から2017年12月31日までに心臓移植術を施行した18歳以上の191症例を対象とした。腎機能低下は移植時の推算糸球体濾過量(eGFR)<60 mL/min/1.73m<sup>2</sup>とした。...

    DOI 医中誌

  • がんサバイバーの生活改善のための知識モデルの記述と共有システムの開発

    福嶋 真志, 來村 徳信, 溝口 理一郎, 山本 瀬奈, 間城 絵里奈, 淺野 耕太, 田墨 惠子, 青木 美和, 中村 成美, 荒尾 晴惠 人工知能学会第二種研究会資料 2022 (SWO-058), 05-, 2022-11-22

    <p>本研究の目的は,がん治療の副作用による生活上の問題点を感じているがんサバイバーの生活改善を支援するために,問題を解決する生活の知恵を知識モデルとして記述し,患者同士が生活の知恵を共有・活用できるシステムを開発することである.文献や患者インタビューの分析結果に基づいて,行為分解木というオントロジカルな枠組みを援用して,投薬から症状の発現,症状から日常生活における問題点と,それに対する対処方法…

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  • 本邦における肺移植時の一酸化窒素(NO)ガス使用状況に関する実態調査

    吉安 展将, 佐藤 雅昭, 中島 大輔, 富岡 泰章, 渡辺 有為, 白石 武史, 舟木 壮一郎, 前田 寿美子, 朝重 耕一, 中島 崇裕, 土谷 智史, 杉本 誠一郎, 吉野 一郎, 永安 武, 千田 雅之, 南 正人, 岡田 克典, 豊岡 伸一, 伊達 洋至, 中島 淳 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (7), 722-734, 2022-11-15

    <p>【背景】2021年1月現在,本邦の肺移植手術において一酸化窒素(Nitric Oxide,NO)吸入療法は保険外診療である.本研究では肺移植時のNO吸入療法の使用状況とその安全性に関する実態調査を行った.</p><p>【方法】2015年1月1日から2019年12月31日の間,本邦で行った肺移植手術症例,肺移植実施全9施設を対象にNO吸入療法の治療期間や副作用について調査した.</p><p>…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 胎児治療を繰り返すことにより胎児水腫が改善し満期まで妊娠継続できた肺葉外肺分画症の1例

    岩崎 駿, 阪 龍太, 田附 裕子, 奥山 宏臣, 永嶺 由貴恵, 原田 宙実, 味村 和哉, 遠藤 誠之, 渡邊 美穂 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 58 (6), 907-911, 2022-10-20

    <p>肺葉外肺分画症は,先天性肺気道奇形より低値のCPAM(congenital pulmonary airway malformation)volume ratio(CVR)で胎児水腫を呈し得る他,病態の急激な悪化を来し得るため頻回の胎児超音波検査と適切な胎児治療を要する.今回,胸水貯留から胎児水腫へ急激に進行した肺葉外肺分画症の胎児に対し,複数回の胎児治療により安全な周産期管理し得た症例を報…

    DOI

  • 僧帽筋麻痺に対するEden-Lange変法による筋移行術後のリハビリテーションの1例

    勝山 このみ, 髙島 千敬, 奥 結季恵, 田中 啓之, 村瀬 剛 作業療法 41 (5), 586-591, 2022-10-15

    頭頸部癌リンパ節郭清後に僧帽筋麻痺が出現した60歳代男性に対し,Eden-Lange変法を用いた肩甲骨制動術後のリハビリテーションを経験した.症例は上肢挙上制限があり,上方リーチを伴う日常生活活動に困難さが生じていた.術後早期からリハビリテーションを行い,術後5ヵ月時点で150°の自動挙上可動域を獲得でき,電球の付け替えなど上肢挙上位での動作が円滑に可能となった.術後2年半時点で170°まで自動…

    DOI Web Site 医中誌

  • J-SSCG2020の概要(作成する意義も含めて)

    小倉 裕司, 江木 盛時 日本外科感染症学会雑誌 18 (3-4), 333-338, 2022-08-15

    <p>日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCG)の改訂に際し,一般臨床家だけでなく多職種医療者にも理解しやすく,かつ質の高いガイドラインとすることをめざした。J-SSCG2020では新たに4領域(Patient- and Family-Centered Care,Sepsis Treatment …

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  • 交流集会4 専門看護師の真価を示す実践と成果

    前澤 美代子, 長田 暁子, 藤田 冬子, 山田 雅子, 武用 百子, 渡邉 眞理, 門馬 康介, 和田 由樹, 桑原 さやか, 東 めぐみ, 児玉 久仁子, 長崎 由紀子, 榑松 久美子, 竹森 志穂, 田墨 惠子 日本CNS看護学会誌 9 (supplement), 53-53, 2022-06-28

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  • 多発性骨髄腫患者に対する抗CD38モノクローナル抗体製剤投与が直接抗グロブリン試験に与える影響

    細川 美香, 永峰 啓丞, 青地 寛, 中山 小太郎純友, 櫻木 美基子, 森川 珠世, 中尾 まゆみ, 清川 知子, 加藤 恒, 冨山 佳昭, 柏木 浩和 日本輸血細胞治療学会誌 68 (3), 412-421, 2022-06-24

    <p>抗CD38モノクローナル抗体(MoAb)製剤であるダラツムマブおよびイサツキシマブにより間接抗グロブリン試験は陽性となるが,直接抗グロブリン試験(DAT)に関しては不明な点が多い.我々はこれらの製剤が投与された多発性骨髄腫患者17例におけるDATを検討した.Tube法では15例が投与前陰性,Day1に9例が陽性化したが,Day6~8には再度陰性化した.CAT法では投与前に8例が陽性であり,…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 看護師のセクシュアル・マイノリティに関する認識の実態

    神田 希子, 中障子 和泉, 山崎 綾夏, 岡田 祐来, 鹿野 楓, 後藤 美里, 関 瑞穂, 古川 真菜, 水島 彩, 栁原 清子, 稲垣 美智子, 堀口 智美 日本看護研究学会雑誌 45 (1), 1_93-1_104, 2022-04-20

    <p>目的:A県内の病院に勤務する看護師を対象にセクシュアル・マイノリティに関する認識を調査法にて実態を明らかにした。方法:回答数1,017名,有効回答数1,009名(有効回答率99.2%)だった。結果:セクシュアル・マイノリティに関する言葉の認知度は最も高いLGBTが5割以下,関心がある者は2割に満たなかった。情報源はテレビやインターネットが6割程度であった。教育・研修受講経験者は2割以下,病…

    DOI 医中誌

  • 肺がん患者における免疫チェックポイント阻害薬併用レジメンの治療効果に対する胃酸分泌抑制薬の影響

    村山 真人, 新谷 拓也, 白山 敬之, 池村 健治, 有持 潤子, 山本 智也, 奥田 真弘 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-P-018-, 2022

    ...【方法】2019年1月~2022年5月に大阪大学医学部附属病院で、肺がん薬物治療として、新規にICI+殺細胞性抗がん薬の併用レジメンを投与された入院患者68例を対象に後方視的調査を実施した。治療開始時における胃酸分泌抑制薬の服用の有無で2群に分類し、無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)を比較し、治療効果に及ぼす影響因子についてはCOX比例ハザードモデルを用いて検証した。...

    DOI 医中誌

  • Quality by Designを用いた研究計画立案及び実装を目指した支援体制の構築に向けた取り組み

    浅野 健人, 松山 琴音, 大塚 俊昭, 菅野 仁士, 神山 直也, 筒泉 直樹, 広田 沙織, 岡崎 愛, 上村 尚人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 2-C-S19-2-, 2022

    <p>【目的】良質かつ責任ある臨床研究を計画し、実施することは重要であり、限られたリソースの中で医学の発展に資する臨床研究への効果的なブラッシュアップが必要である。限られたリソースで臨床研究を効率的に実施するためには、臨床研究の計画時点より当該研究の社会的なベネフィットを最大化するための質を維持することが必要であるものの、質に注目した支援プロセスはまだ確立されているといえない。そこで、令和4年に…

    DOI 医中誌

  • 教室における肝グラフト採取術の変遷(小開腹併用から完全腹腔鏡下への取り組み)

    小林 省吾, 野田 剛広, 富丸 慶人, 佐々木 一樹, 岩上 佳史, 山田 大作, 高橋 秀典, 上野 豪久, 土岐 祐一郎, 江口 英利 移植 57 (Supplement), s381_3-s381_3, 2022

    <p>【背景】生体肝ドナーは、肝提供そのもののリスクに加えて、創に対する愁訴が約20%と多い。教室では安全を担保しつつ創を最小限にする取り組みとして、腹腔鏡下手術手技を導入し、2009年から2015年に研究費で小開腹併用腹腔鏡下肝グラフト採取術を行ってきた。今回、さらなる取り組みとして、完全腹腔鏡下手術手技を導入した。</p><p>【症例1】ドナーは20代男性。外側区域グラフト。SMA-RHAの…

    DOI 医中誌

  • 精神疾患の親を持つ子どもが成人後に認識した生きづらさとその要因に関する質的記述的研究

    髙坂 日由香, 蔭山 正子 日本看護科学会誌 42 (0), 726-734, 2022

    <p><b>目的:</b>精神疾患の親を持つ子どもが成人後に認識した生きづらさとその要因はどのようなものかを記述することを目的とした.</p><p><b>方法:</b>精神疾患の親を持つ成人7人に個別の半構造化面接を実施し,質的記述的に分析した.</p><p><b>結果:</b>研究協力者の親は6人が統合失調症,1人が妄想性障害だった.成人後の生きづらさには,【母親との関わりや思いが自分の人生の…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • 先天性アブミ骨固着に対してアブミ骨手術を行った小児例の検討

    藤井 宗一郎, 太田 有美, 佐藤 崇, 鎌倉 武史, 森鼻 哲生, 猪原 秀典 Pediatric Otorhinolaryngology Japan 43 (3), 291-296, 2022

    ...<p>2012年4月~2020年12月に大阪大学医学部附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科にて耳小骨奇形に対してアブミ骨手術を行った小児症例14例17耳について検討した(年齢3~13歳,男児8例10耳,女児6例7耳)。舩坂の分類ではmultifocal奇形が約半分を占めていた。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 胸部X線画像を使用した腰椎骨量減少症例の検出法の開発

    太田 雪乃, 山本 浩一, 出田 貴裕, 片山 豊, 松澤 博明, 宇都宮 あかね, 市田 隆雄, 石田 隆行 医用画像情報学会雑誌 39 (2), 24-29, 2022

    <p>The early detections of osteoporosis and osteopenia are required to avoid the painful and life-altering bone fractures, but the screening rate is still limited all over the world. Therefore, to …

    DOI 医中誌

  • 下肢長尺立位撮影における自然位法の検討

    川東 祐太, 髙尾 友也, 廣瀬 慎一郎, 松澤 博明, 冨田 哲也 日本放射線技術学会雑誌 78 (9), 953-959, 2022

    <p>【目的】下肢長尺立位撮影において膝蓋骨を膝の正面にして撮影していたが(膝正面位法),より自然に立った状態での下肢アライメント評価ができるような撮影方法に見直した(自然位法).本研究では,自然位法と膝正面位法の下肢アライメントの比較を行った.【方法】画像上でMikulicz line(大腿骨頭中心と足関節中心を結ぶ下肢機能軸)を引き,脛骨近位関節面のどこを通るかの割合をpercentage …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献8件

  • AAHRPP取得への挑戦:意義と課題

    山本 洋一 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 2-C-S27-2-, 2022

    <p>阪大病院は約5年前からAAHRPPの認証に向けて準備してきており、今年9月サイトビジット(コロナ禍のためweb上で実施)を受ける予定である。AAHRPPは、米国221施設、台湾12施設、韓国8施設、中国6施設が認証を受けているが、まだ日本には認証を受けた施設がない。受審の過程で、改めて感じていることは、日本の規制やIRBの縦割り構造は海外に説明困難であること、日本の臨床研究用語の英訳に苦労…

    DOI 医中誌

  • アテゾリズマブの投与により早期に発現する副作用およびその発現に関連する因子の調査

    秦 啓子, 中村 圭菜, 犬飼 萌乃, 前田 真一郎, 前田 真貴子, 藤尾 慈, 廣部 祥子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-P-014-, 2022

    ...アテゾリズマブ (Atezo) の投与によるIRRの発現率は添付文書において2.6%とわずかではあるが、大阪大学医学部附属病院 (当院) における後方視的調査において、投与中から投与後早期において副作用を訴える症例が少なからず存在することが明らかとなった。本研究ではAtezoの投与により早期に発現した副作用および関連するリスク因子の調査を行った。...

    DOI 医中誌

  • アカデミアにおける橋渡し研究出口戦略策定支援

    山岸 義晃, 佐藤 文彦, 右近 祐一郎, 早川 友朗, 飯田 悦司, 大内 麻悠子, 植木 浩, 名井 陽 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-O10-6-, 2022

    ...大阪大学医学部附属病院未来医療センターでは、特許取得前の早期のシーズを対象に、知的財産戦略、市場性の獲得/事業化、薬事戦略/保険償還戦略、開発資金の確保、企業導出等に焦点を絞った「Target Product Profile/出口戦略コンサルテーション」を2021年から試行的に実施している。...

    DOI 医中誌

  • 小児肺移植の適応疾患と長期予後:多施設共同後ろ向き研究

    森村 祐樹, 田中 里奈, 松原 慧, 田中 真, 狩野 孝, 山田 義人, 豊 洋次郎, 大角 明宏, 中島 大輔, 濱路 政嗣, 新谷 康, 杉本 誠一郎, 豊岡 伸一, 伊達 洋至 移植 57 (Supplement), s178_1-s178_1, 2022

    <p>背景:本邦の小児肺移植の現状を適応疾患と長期予後に注目し検討した。</p><p>方法:2001年3月~2017年10月に国内3移植施設で18歳以下に肺移植手術を施行した56例(生体44例、脳死12例)を対象に、適応疾患、悪性疾患の既往がある場合は最終治療から移植までの期間、overall survival(OS)、chronic lung allograft …

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  • COVID‐19感染対策下におけるNST活動の工夫~栄養士の立場から

    長井 直子, 石橋 怜奈, 田附 裕子 外科と代謝・栄養 56 (1), 16-19, 2022

     COVID‐19感染拡大に伴い, 当院栄養マネジメント部でも食事提供をはじめ栄養管理業務においてさまざまな感染対策が必要となった. そのため, Nutrition Support team (以下NST) も工夫を施して感染対策を実施しながら, 活動を継続することとなった. カンファレンスでは, 密な状態を避けるため, 参加者を必須職種である医師, 看護師, 薬剤師, …

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  • Quality by Designを用いた研究計画立案及び実装を可能とする研究支援体制構築に関する研究

    松山 琴音, 大塚 俊昭, 菅野 仁士, 浅野 健人, 神山 直也, 筒泉 直樹, 広田 沙織, 岡崎 愛, 上村 尚人 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 2-C-P-053-, 2022

    <p>【目的】良質かつ責任ある臨床研究を計画し、実施することは重要であり、特に非臨床研究中核病院においては、限られたリソースの中で医学の発展に資する臨床研究への効果的なブラッシュアップが必要である。限られたリソースで臨床研究を効率的に実施するためには、臨床研究の計画時点より当該研究の社会的なベネフィットを最大化するための質を維持することが必要であるものの、質に注目した支援プロセスはまだ確立されて…

    DOI 医中誌

  • 臓器・組織提供に関する意思確認の実際

    織田 順 移植 57 (Supplement), s137_2-s137_2, 2022

    <p> 臓器・組織移植による治療はめざましい発展を遂げてきたが、移植医療が成り立つプロセスの始まりは、臓器・組織提供する方やご家族の貴重なご意思であることに変わりはない。</p><p> その方法として、脳幹反射が概ね消失し活動脳波を認めない患者さんについてはそのご家族に「移植医療に関する情報提供」のみを行い、さらに移植医療に詳しい人からの話を聞いてみても良いというご家族には院外のコーディネーター…

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  • Senataxin(<i>SETX</i>)遺伝子バリアントを認めた孤発性amyotrophic lateral sclerosis(ALS)の1例

    別府 祥平, 池中 建介, 藪本 大紀, 藤堂 謙一, 橋口 昭大, 髙嶋 博, 望月 秀樹 臨床神経学 62 (3), 205-210, 2022

    <p>症例は67歳男性.緩徐進行性の四肢筋力低下を認め,神経伝導検査で軸索性の運動神経障害,針筋電図で複数の四肢筋で神経原性変化を示した.筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis,以下ALSと略記)の診断基準であるAwaji基準のProbable ALSに該当したが,呼吸筋麻痺・球麻痺は認めず,遺伝子解析でALS4の原因遺伝子である<i>SETX</i>に過…

    DOI Web Site PubMed 参考文献17件

  • てんかん焦点診断の最前線

    クー・ ウイミン, 谷 直樹, 押野 悟, 貴島 晴彦 Japanese Journal of Neurosurgery 31 (7), 426-439, 2022

    <p> てんかん外科では的確な焦点診断が重要である. 発作症状と非侵襲的検査だけでは十分に焦点の局在や切除範囲が決定できない場合や機能マッピングが必要な場合には, 頭蓋内脳波が用いられる. Stereo-electroencephalography (SEEG) は定位的に脳内に挿入した棒状電極の全長にわたり脳波を記録する方法である. 焦点が脳深部や複数箇所に想定される例, …

    DOI Web Site Web Site 参考文献56件

  • ステロイド性高眼圧症の遷延により,治療に難渋した重症紫斑病性腎炎の1例

    濵野 有里, 濱田 匡章, 川崎 有輝, 岡崎 智之, 大前 隆志, 石川 智朗, 田中 一郎 日本小児腎臓病学会雑誌 35 (2), 133-139, 2022

    <p>重症紫斑病性腎炎に対して,ステロイドパルス療法を含む多剤併用療法を開始したところ,早期にステロイド剤による眼圧の上昇を来し,治療の変更を余儀なくされた1例を経験した.ステロイド性高眼圧症に関しては,コルチコステロイドの早期減量と,複数の点眼薬の使用により,外科的治療を回避することができた.また,腎炎に対する治療は,ミゾリビン,シクロスポリンおよびシクロフォスファミドを併用することで,尿蛋白…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献20件

  • HLA適合血小板の使用ガイド

    日本輸血・細胞治療学会 製剤委員会 血小板小委員会, 藤原 孝記, 李 悦子, 石田 明, 米村 雄士, 長井 一浩, 冨山 佳昭, 松﨑 浩史, 井関 徹, 秋野 光明, 柳沢 龍, 加藤 栄史, 羽藤 高明 日本輸血細胞治療学会誌 67 (6), 573-588, 2021-12-24

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献45件

  • 経椎間孔法による腹側硬膜外ブロックが診断と治療に有用であった胸椎椎間板ヘルニアによる慢性軸性疼痛の1例

    井内 貴子, 植松 弘進, 高橋 亜矢子, 博多 紗綾, 鈴木 史子, 松田 陽一 日本ペインクリニック学会誌 28 (11), 209-213, 2021-11-25

    <p>軸性疼痛のみを症状とした神経圧迫のない胸椎椎間板ヘルニアに対して,経椎間孔硬膜外ブロックが診断と治療に有用であった症例を経験した.33歳男性.慢性右背部痛を主訴に当科を受診した.MRIで右Th9/10胸椎椎間板ヘルニアを指摘されていたが,脊髄や神経根の圧迫がないため他院脊椎外科では背部痛の原因ではないと評価されていた.X線透視下に診断的硬膜外ブロックを行う方針としたが,経椎弓間法では薬液が…

    DOI 医中誌

  • 効果的なICTラウンド活動~継続的な評価と現場を支える活動~

    太田 悦子, 長田 麻友子, 吉田 寿雄, 吉岡 範, 小門 諒平, 鍋谷 佳子 日本環境感染学会誌 36 (4), 196-204, 2021-07-23

    <p>ICTラウンドによりある程度の院内環境整備が進むと,ラウンドそのものが形骸化しやすいことが問題となっている.当院は2015年からICTラウンドとして,4職種での環境ラウンド(各部署の環境を評価するラウンド)と感染対策ラウンド(患者への感染対策の実施状況を評価するラウンド)を開始している.ラウンドの方法について継続的な見直しを行い,ラウンド活動の質的な向上に取り組んでいる.現在は,各部署が主…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 重症熱傷後の血球数の推移と予後に与える影響

    大須賀 章倫, 石原 拓磨, 清水 健太郎, 新谷 歩, 小倉 裕司, 上山 昌史 熱傷 47 (2), 39-47, 2021-06-15

     【背景】重症熱傷患者において受傷後に白血球や血小板が低下することはしばしば経験する.熱傷後の凝固異常に関する論文はあるが,白血球減少や血小板減少と予後との関連性に関してはいまだ明らかでない.本研究の目的は受傷後早期の白血球減少と血小板減少が重症熱傷患者の予後予測因子となりうるかを検討することである.<br> …

    DOI 医中誌

  • 2.高齢者におけるインフルエンザ

    奥野 英雄 日本老年医学会雑誌 58 (1), 54-59, 2021-01-25

    <p>インフルエンザは歴史の古い感染症であるが,現在も高齢者への疾病負荷の大きな感染症である.インフルエンザによる入院症例では60歳以上の患者が多くを占めており,重症化もしやすい.呼吸器症状の悪化のみならず,中枢神経症状や,心筋梗塞・脳梗塞のリスクとする報告もある.日本国内で接種されている不活化ワクチンは,インフルエンザの変異に対応しきれない,感染阻止効果が期待できないなど課題も多い.今後は,不…

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献10件

  • 圧迫時に身体から生じる反力を用いた組織間液の存在状態の定量化の試み

    多鹿 理絵, 築田 誠, 石井 豊恵, 岡田 志麻, 川名 裕治, 野口 藍子, 佐藤 百恵, 谷浦 葉子, 平野 方子, 浅田 久子, 居村 晴美, 大野 悦子 看護理工学会誌 8 (0), 185-193, 2021

    浮腫の重症度を評価するために,圧痕深度を測定する.圧痕深度は,身体から生じる反力の大きさに影響される.体表を圧迫した際に生じる反力から,組織間液の存在状態を定量化する方法を考案した.反力の検出には圧力センサーを使用した.対象は,高齢者群27 人,および若者群12 人であった.圧力センサーはマンシェットで下肢に固定され,徐々にマンシェットに送気された.低い圧力で加圧した際の反力の増加量の平均値は,…

    DOI 医中誌

  • 妊娠期の母胎炎症によって引き起こされる神経発達障害様モデル

    村上 由希, 今村 行雄, 酒井 大輔, 小西 行郎 日本生物学的精神医学会誌 32 (3), 120-123, 2021

    妊娠期の母体ストレス,炎症,栄養状態は自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder:ASD)を含めた神経発達障害のリスク因子である。特にげっ歯類では炎症を誘導する母体免疫賦活化モデル(maternal immune activation:MIA)を用いて,ASD病態分子の解明が研究されている。細菌感染やウイルス感染を模したMIAモデルでは,toll‐like …

    DOI 医中誌

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