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検索結果 622 件

  • 構造生物学のためのクライオ電子顕微鏡

    岸川 淳一, 石川 萌, 三芳 秀人, 加藤 貴之 表面と真空 66 (12), 689-694, 2023-12-10

    <p>Cryo-electron microscopy (cryo-EM) has become a powerful tool for structural analysis, owing to the recent “resolution revolution” and currently it is the mainstream technique for analyzing the …

    DOI Web Site Web Site 参考文献15件

  • アンチリコンビナーゼFIGNL1による減数分裂期相同組換え制御

    伊藤 将, 松嵜 健一郎, 藤田 侑里香, 豊田 敦, 篠原 彰 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), O2-13-, 2023

    <p>減数分裂期相同組換えは、有性生殖を行う生物が配偶子を形成する上で必須の過程である。減数分裂期相同組換えはDNAの二本鎖切断(DNA double-strand break; DSB)によって開始された後、RAD51/DMC1リコンビナーゼの働きによって相同鎖の探索・侵入を経て、相同染色体を鋳型にしたDNAの交換反応によりDSB修復を完了する。RAD51/DMC1リコンビナーゼのDNAへの安…

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  • 行動の柔軟性における側坐核神経回路機構

    疋田 貴俊 日本生物学的精神医学会誌 34 (3), 107-110, 2023

    行動の柔軟性とは,環境の変化に応じて行動を適応させることを指す。多くの精神神経疾患では行動の柔軟性が低下しているため,その神経機構の解明は重要である。状況に応じた柔軟な行動は逆転学習と新しい戦略へ注意を移すセットシフトに分類される。ここでは報酬や忌避の情報に基づく認知学習行動に関与している側坐核に着目し,行動の柔軟性にかかわる神経回路機構を概説した。注意セットシフト課題により,側坐核の間接路がセ…

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  • クライオ電子顕微鏡共同利用施設

    加藤 貴之 顕微鏡 57 (3), 108-112, 2022-12-30

    <p>近年電子を直接検出する新しいタイプのカメラの登場によってクライオ電子顕微鏡によるタンパク質の構造解析の分解能は飛躍的に改善し,クライオ電子顕微鏡の構造解析だけで原子モデルの構築が可能となった.現在では分子量300 kDaを超えるタンパク質分子の構造解析には,第一選択的に用いられており,今では構造解析の強力なツールとして確固たる地位を確立した.この技術をより多くの研究者に提供するために,世界…

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  • ウシ心筋チトクロム酸化酵素の時分割構造解析による反応中間体の生成過程の追跡

    島田 敦広, 月原 冨武, 吉川 信也 SPring-8/SACLA利用研究成果集 10 (6), 555-558, 2022-12-28

    酸化的リン酸化の中枢を担うシトクロム酸化酵素(CcO)の反応機構を理解するためには、還元型 CcO へ酸素が結合することで開始される反応サイクル中の中間体構造とその生成過程を解明する必要がある。本研究では、励起光照射により酸素を放出するケージド酸素化合物(HPBC)を利用したポンププローブ実験を行うため、還元型 CcO 微結晶とケージド酸素の安定性評価を行った。その結果、還元型 CcO …

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  • 官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)で構築する特発性肺線維症に対する創薬標的探索プラットフォームについて

    中村 恵宣, 北村 英也, 小倉 髙志, 夏目 やよい, 水口 賢司 MEDCHEM NEWS 32 (3), 119-123, 2022-08-01

    医薬基盤・健康・栄養研究所と神奈川県立循環器呼吸器病センターは、官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)において、特発性肺線維症を対象に診療情報とオミックス情報(網羅的生体分子情報)を集積したデータベースを構築し、さらにそのデータにより患者を層別化し、データ駆動的に創薬ターゲットを探索するAIを開発している。PRISMでは創薬ターゲット探索AIのみならず、医療テキスト解析システム、知識の自動…

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  • ワンポットペプチドセグメント縮合法を利用した糖タンパク質の化学合成

    朝比奈 雄也 化学と生物 60 (3), 116-122, 2022-03-01

    <p>タンパク質の約半数は,糖鎖修飾を受けた糖タンパク質として存在する.この糖鎖は,さまざまな生命現象にかかわることが知られている.糖鎖構造を含めて純粋な糖タンパク質サンプルを得る方法として,われわれは化学合成法を選び,その研究を進めてきた.本解説では,糖タンパク質合成の方法論の開発過程で得られたワンポットペプチドセグメント縮合法について述べる.</p>

    DOI Web Site 参考文献17件

  • クライオ電顕構造で見えてきたV/A型ATPaseの回転メカニズム

    岸川 淳一, 横山 謙 生物物理 62 (6), 354-356, 2022

    <p>回転分子モーターである好熱菌V/A-ATPaseのATP加水分解反応中の複数の中間体構造をクライオ電顕で捉えた.得られた構造から,3つの触媒部位で起こる反応(ATP結合・ATP加水分解・反応産物の放出)と回転軸の120°回転が協奏するtri-site機構で機能することが明らかになった.</p>

    DOI Web Site 参考文献9件

  • D1およびD2ドーパミン受容体を介する神経伝達による運動制御と学習記憶の仕組みの理解

    齊藤 奈英, 板倉 誠, 田井中 一貴, Macpherson Tom, 疋田 貴俊, 山口 瞬, 佐藤 朝子, 大久保 直, 知見 聡美, 南部 篤, 笹岡 俊邦 日本生物学的精神医学会誌 33 (3), 100-105, 2022

    ドーパミン(DA)作動性神経伝達は,運動制御,認知,動機付け,学習記憶など広範な役割を持つ。DAは大脳基底核回路において,D1受容体(D1R)を介して直接路を活性化し,D2受容体(D2R)を介して間接路を抑制する。さらに詳細にD1RおよびD2Rを介したDA作動性神経伝達を理解するため,筆者らは,D1R発現を薬物投与により可逆的に制御できるコンディショナルD1Rノックダウン(D1RcKD)マウスを…

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  • ナノダイヤモンドを用いた細胞内熱伝導率の計測

    外間 進悟 生物物理 62 (2), 122-124, 2022

    <p>ナノ温度計として機能する蛍光性ナノダイヤモンドとナノヒーターとして機能するポリドーパミンを融合させることによって,ナノ領域の熱伝導率を計測可能なナノシステムを新開発した.細胞の熱伝導率を計測した結果,従来考えられてきた水よりも著しく低く,細胞内構造に由来する大きなばらつきを持つことが示唆された.</p>

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 繊毛におけるタンパク質輸送制御のメカニズムと生理的意義の解析

    茶屋 太郎 生化学 93 (4), 494-502, 2021-08-25

    一次繊毛は微小管を軸とするほとんどすべての種類の細胞表面に形成される細胞小器官であり,外界からのシグナルを受け取る役割を担っている.繊毛の機能不全は,発生や感覚器の異常をはじめとした幅広い症状を呈する「繊毛病」と呼ばれる一群のヒトの疾患を引き起こす.繊毛の形成や維持,機能はintraflagellar transport(IFT)やlipidated protein …

    DOI Web Site 医中誌

  • 環状ペプチドとタンパク質の融合による新しいバイオ医薬品モダリティの創成

    菅野(中村) 希, 高木 淳一 ファルマシア 57 (9), 820-824, 2021

    本稿では,我々が最近開発した新しい標的認識分子を作製する技術であるLassoGraft法について紹介する.これは, 受容体などに高い親和性をもつ環状ペプチドのアミノ酸配列を、任意のタンパク質表面に融合して抗体様タンパク質を作製する技術である.我々は, 土台タンパク質の機能を損ねずに環状ペプチドの標的結合能を付与できることを明らかにし,その広範な応用例を報告した.さらにウイルス粒子による遺伝子治療…

    DOI 医中誌

  • X線自由電子レーザーによる巨大ウイルスの単粒子構造解析

    東浦 彰史, 中川 敦史 SPring-8/SACLA利用研究成果集 8 (3), 545-548, 2020-10-29

    X線自由電子レーザーを用いた巨大ウイルスの単粒子構造解析を目指した研究に取り組んだ。直径約 160~200 nm の巨大ウイルスを用い、単粒子構造解析のための試料調製法の最適化とその評価方法の開発を行った。最適化した試料を SACLA BL3A における XFEL 回折実験に供し、単粒子由来の回折像を得ることに成功した。

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  • タンパク質結晶学の発展と未来

    中川 敦史 日本結晶学会誌 62 (3), 185-189, 2020-08-31

    <p>Protein crystallography has made remarkable progress in the past 20 years. This manuscript overviews the advances in protein X-ray crystallography in this two decades.</p>

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • X線自由電子レーザーによる単粒子構造解析の試料調製法の最適化

    東浦 彰史, 中川 敦史 SPring-8/SACLA利用研究成果集 8 (2), 457-460, 2020-08-21

    X線自由電子レーザーを用いた単粒子構造解析の手法開発を目指した研究に取り組んだ。直径約 160~200 nm のウイルスを用い、単粒子構造解析のための試料調製法の最適化を実施した。試料調製法の評価のために SACLA BL3A において、XFEL 回折実験を実施した。

    DOI

  • 光で神経活動を操作する――光遺伝学を用いた生理心理学的研究――

    小澤 貴明 生理心理学と精神生理学 38 (1), 48-58, 2020-04-30

    <p>光遺伝学(オプトジェネティクス)は近年,神経科学分野において非常に注目を集めている実験技術であり,自由行動中の動物の脳内に光を照射することで目的の神経細胞集団および神経投射経路に限局した人工的な神経活動操作をミリ秒単位の時間分解能で行うことができる。本稿では,(1)光遺伝学において重要な役割を果たす光感受性チャネル・ポンプの仕組み,(2)およびこれらを標的脳領域に発現させ,特定の神経細胞集…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献27件

  • ビブリオ属菌のべん毛関連遺伝子と機能

    錦野 達郎, 小嶋 誠司, 本間 道夫 日本細菌学雑誌 75 (3), 195-214, 2020

    <p>細菌はべん毛によって運動することができる。しかし,その運動は,生育に全く必要ない。研究室の培養環境では,べん毛欠損株は,野生株と全く同様に生育する。べん毛は20個以上の構成タンパク質から組み立てられ,それらのべん毛構造蛋白質をコードする遺伝子や発現を調節する遺伝子が50個以上存在する。べん毛の組み立てコストは非常に大きなものであるが,運動器官として進化したということは,それだけ大きなコスト…

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献181件

  • 緑膿菌由来の2つの膜を貫く巨大な排出ポンプMexAB-OprMの構造

    堤 研太, 山下 栄樹 ファルマシア 56 (6), 504-508, 2020

    内膜・ペリプラズム・外膜と異なる環境下に存在する構成タンパク質が巨大な複合体を形成し機能するRND型多剤排出ポンプは,グラム陰性菌の多剤耐性化の主要な要因の1つである.院内感染菌の1つとして知られる緑膿菌において, 恒常的に発現し幅広い系統の薬剤を排出する最も主要なポンプがMexAB–OprMポンプである.このポンプの立体構造から明らかになった薬剤排出機構について述べる.

    DOI 医中誌

  • 大脳基底核神経回路における腹側淡蒼球の役割解析:日本生物学的精神医学会での交流から

    疋田 貴俊 日本生物学的精神医学会誌 30 (3), 105-107, 2019

    大脳基底核は意思決定や認知学習において重要な脳部位であり,精神疾患病態にも大きく関与している。日本生物学的精神医学会若手研究者教育プログラムでの交流から,統合失調症患者で左側優位な肥大がみられる淡蒼球の機能に興味を持った。腹側淡蒼球のエンケファリン陽性神経細胞を特異的に刺激すると,報酬学習には影響を与えず,抑制性忌避学習が障害された。 …

    DOI Web Site 医中誌

  • エボラウイルス

    杉田 征彦 ウイルス 69 (2), 119-128, 2019

    エボラウイルスは,非分節マイナス一本鎖RNAをゲノムとして持つ.近年アフリカで大規模なアウトブレイクが続いており,エボラウイルスは世界の公衆衛生において重要な病原体である.本稿では,エボラウイルスの性状に重点をおいて概説する.

    DOI Web Site 参考文献99件

  • 創薬等ライフサイエンス用クライオ電子顕微鏡単粒子解析支援システム

    宮崎 直幸, 廣瀬 未果, 常住 規代, 東浦 彰史, 中川 敦史, 岩崎 憲治 顕微鏡 53 (1), 8-12, 2018-04-30

    <p>クライオ電子顕微鏡単粒子解析は,近年急速に発展し,分解能が劇的に向上した.そして,その立体構造に基づいて,薬剤設計もできるようになりつつある.蛋白質研究所では,蛋白質研究の共同利用・共同研究拠点として創薬やライフサイエンスにおいて重要なタンパク質のクライオ電子顕微鏡単粒子解析の支援を迅速におこなえるシステムを構築してきた.我々のシステムでは,PfVという直径約30 …

    DOI Web Site 医中誌

  • 低親和性タンパク質-リガンド複合体の迅速な立体構造決定法

    古板 恭子 ファルマシア 54 (2), 166-166, 2018

    効率的に薬剤を改変するには,ターゲットのタンパク質と薬剤との複合体の立体構造が不可欠である.近年注目されているfragment-based drug discovery(FBDD)では,ターゲットに結合するフラグメントを改変してリード化合物を創出するが,ここでターゲットとフラグメントとの複合体の立体構造が必要となる.しかしながら,フラグメントは分子量300以下と小型であるため,ターゲットとの親和…

    DOI 医中誌

  • 意思決定と薬物依存における大脳基底核神経回路機構

    疋田 貴俊 日本生物学的精神医学会誌 29 (1), 40-43, 2018

    大脳基底核は運動制御のみならず,意思決定などの高次脳機能においても重要な脳部位であり,薬物依存などの病態にも大きく関与している。大脳基底核神経回路は直接路または間接路に二分され,ドーパミンによる制御を受けているが,意思決定や薬物依存における大脳基底核神経回路機構は不明であった。世界中の研究室で線条体/側坐核に混在する直接路細胞と間接路細胞をそれぞれ特異的に神経活動遮断または活性化する手法が開発さ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 長距離力をいかに精度よく効率的に見積もるか―零多重極子和法による静電相互作用計算―

    福田 育夫 日本物理学会誌 72 (11), 793-799, 2017-11-05

    <p>分子シミュレーション法は,原子間の力をできるだけ正確にモデル化することで,原子からなる多体系(生体分子や材料など)の性質をミクロな立場から調べることのできる重要な計算手法である.ただし,この分子シミュレーション法で最も厄介なのが長距離相互作用の扱いである.というのも,古典系では基本的に自由度数の二乗に比例する計算コストがかかり,また境界条件についても悩ましい問題があるからである.さらに,ク…

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  • マイクロ秒過飽和状態のダイナミクス観察

    松下 祐福, 関口 博史, 太田 昇, 一柳 光平, 池崎 圭吾, 後藤 祐児, 佐々木 裕次 日本結晶成長学会誌 44 (1), 31-37, 2017

    <p>  Dynamical observations for microscopic supersaturated solutions are an innovative attempt for nucleation or aggregation process from solutions. In order to observe molecular behaviors in …

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  • 神経回路から精神疾患病態へ

    疋田 貴俊 日本生物学的精神医学会誌 28 (3), 132-134, 2017

    精神疾患は遺伝要因と環境要因の両方が発症に関与する複雑疾患である。私たちは精神疾患遺伝モデルとして,変異型DISC1トランスジェニックマウスを作成した。本マウスは胎生期あるいは思春期の環境ストレスにより表現型は悪化を示した。一方,大脳基底核神経回路を解析し,主要の2つの線条体回路である直接路と間接路の神経伝達が認知学習において異なる役割を担っていることを示してきた。このことは,精神疾患の認知障害…

    DOI Web Site 医中誌

  • 電子顕微鏡技術の進展と相関解析

    岩崎 憲治 日本結晶学会誌 57 (1), 66-71, 2015

    Recent advances that improve direct electron detectors have revolutionized structural determination of biological molecules by cryo-electron microscopy. It has brought about the advent of near …

    DOI Web Site 参考文献24件

  • ペプチドライゲーション法による糖タンパク質の化学酵素合成

    朝比奈 雄也 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 27 (157), J15-J20, 2015

    グライコシンターゼ(Endo-M変異体)を用いた化学酵素法は、均一な糖タンパク質サンプルを円滑に得ることのできる強力な手法の1つである。この戦略では、糖鎖転移基質となる<i>N</i>-アセチルグルコサミン(GlcNAc)付きタンパク質の効率的な調製が鍵となる。そこで我々は、鍵化合物の効率的合成を行うべく、One-Potペプチドライゲーション法と簡便なGlcNAc付きペプチドセグメント調製法を開…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献13件

  • X線自由電子レーザーを用いたタンパク質の構造解析

    溝端 栄一, 南後 恵理子, 菅原 道泰, 鈴木 守, 岩田 想 日本結晶学会誌 56 (4), 241-246, 2014

    X-ray free-electron laser (XFEL) source produces X-ray pulses more than a billion times brighter than the most powerful synchrotron source. The extremely intense X-ray pulses emerging from XFEL …

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献8件

  • タンパク質構造データバンクの進展

    中村 春木 ファルマシア 50 (5), 438-441, 2014

    ...が主要な科学雑誌に働きかけた結果,登録データが急増し,2013年12月末までに96,600件を超える構造情報が登録され,更に増加している.2003年には,米国The Research Collaboratory for Structural Bioinformatics(RSCB)-PDB,欧州The European Bioinformatics Institute(EBI)-PDBeとともに,大阪大学蛋白質研究所...

    DOI 医中誌

  • X線1分子追跡法を用いた結晶化前駆体クラスター動体観察とその界面物性評価

    松下 祐福, 関口 博史, 太田 昇, 池崎 圭吾, 後藤 祐児, 佐々木 裕次 表面科学学術講演会要旨集 34 (0), 185-, 2014

    過飽和溶液物性はタンパク質凝集やバイオミネラリゼーション、ドラッグデリバリーといった、生体機構解明から医学分野の発展において極めて重要な現象として認知されている。本研究では、過飽和溶液の新規物性評価法として共存させた金ナノ結晶の動体計測を主原理とするX線1分子追跡法を用い、過飽和溶液中の準安定結晶化前駆体クラスターの物性、並びにその溶媒界面特性の各種物理パラメータ取得と溶液モデル推定を行った。

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  • 若手の声

    鈴木 まゆ, 堀 直人, 松岡 雅成, 富士 香奈, 小野 晃司 生物物理 53 (3), 173-174, 2013

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  • CEMOVIS試料作製法

    岩崎 憲治, 宮崎 直幸, 伊藤 喜子, 高木 淳一 顕微鏡 47 (1), 44-50, 2012-03-30

    <p>CEMOVISは,液体に近いガラス状の氷に細胞や組織等の厚い試料を固定し,そのまま冷却ガス窒素雰囲気中で超薄切片を作製する技術である.樹脂切片のように架橋・脱水・染色を行わないため,それにともなう微細構造の破壊や,構成分子の流出が起きない.尚かつ水和した状態の試料を観察できるので,より生きている状態に近い細胞・組織観察が期待できる.一方で,新しい方法ゆえにアーティファクトに対する検証も続い…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献21件

  • 花成ホルモン―フロリゲン―とその受容体の構造解析からみえてきたフロリゲン機能の分子基盤

    田岡 健一郎, 大木 出, 辻 寛之, 児嶋 長次郎, 島本 功 化学と生物 50 (9), 654-659, 2012

    花成ホルモン・フロリゲンは,「日長変化の刺激により葉で合成され,維管束を通って茎頂へと運ばれ,花芽形成を誘導するホルモン」として1930年代に提唱された.その後,長い間その分子実体は謎であったが,2007年に筆者らを含むいくつかの研究グループから,シロイヌナズナFT/イネHd3aタンパク質がフロリゲンであることを強く支持する結果が出された.しかし,茎頂へと運ばれたFT/Hd3aタンパク質の細胞内…

    DOI Web Site Web Site 参考文献26件

  • 脂質メディエーター産生酵素ATXの結晶構造

    西増 弘志, 高木 淳一, 青木 淳賢, 濡木 理 日本結晶学会誌 53 (3), 207-212, 2011

    Autotaxin (ATX), also known as Enpp2, is a secreted lysophospholipase D that hydrolyzes lysophosphatidylcholine to generate lysophosphatidic acid (LPA), a lipid mediator that activates G-protein …

    DOI Web Site 参考文献28件

  • MS20

    秋山 修志, 高橋 聡, 篠原 佑也 日本結晶学会誌 51 (1), 51-55, 2009

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  • 乳酸菌の腸内投与による自律神経活動と生理機能の変化

    永井 克也, 谷田 守, 福島 洋一, 山野 俊彦, 新島 旭, 前田 景子, 奥村 宣明, 堀井 裕子, 沈 嬌 腸内細菌学雑誌 23 (3), 209-216, 2009

    筆者らはこれ迄ラットを用いて,低血糖状態,食品,香りや音楽などの種々の体内外の環境刺激が自律神経制御を介して様々な生理機能に影響を与えることを明らかにしてきた.乳酸菌に関しては,1)<i>Lactobacillus Johnsonii</i> La1(NCC533)のウレタン麻酔ラットへの十二指腸投与が副腎や腎臓を支配する交感神経を抑制し,胃を支配する副交感神経を興奮させて血圧を低下させ,無麻酔…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献14件

  • インプリント遺伝子Necdinによるニューロン発達の制御

    吉川 和明 脳と発達 41 (3), 214-218, 2009

     Necdinは, ニューロンの分化と生存を促進する多機能性蛋白質である. ヒトNecdin遺伝子は染色体15q11-q13領域に存在し, ゲノムインプリンティングによって父性染色体のみから発現している. この領域が父由来染色体上で欠損すると神経発達異常症であるPrader-Willi症候群が発症する. 父性Necdin遺伝子を欠損させたマウスでは種々のニューロンで異常が見られる. …

    DOI 医中誌 参考文献20件

  • 調節性分泌経路のペプチドミクス

    佐々木 一樹, 里見 佳典, 高尾 敏文, 南野 直人 日本プロテオーム学会大会要旨集 2009 (0), 83-83, 2009

    神経系・内分泌系細胞では、殆どの生理活性ペプチドは調節性分泌経路のシステムの中で前駆体蛋白質から切り出されて生成してくる。場合によっては特定のアミノ酸残基が活性発現に重要な修飾を受ける。このような一連の過程はプロセシングと呼ばれ、プロセシング酵素群の協調的な働きによって遂行される。前駆体蛋白質のプロセシング様式の解明は、未知の生理活性ペプチドの発見に重要な手がかりを与えるが、ゲノム情報のみに依存…

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  • MS36

    岩崎 憲治, 三尾 和弘, 小椋 俊彦, 丸山 雄介, 三尾 宗代, 阿部 幸絵, 柳原 真佐子, 佐藤 主税, 大村 敏博 日本結晶学会誌 51 (1), 70-74, 2009

    DOI

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