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検索結果 5,486 件

  • 『瑜伽師地論』「声聞地」における世間道と涅槃――第四瑜伽処を中心に――

    中山 慧輝 印度學佛教學研究 68 (3), 1176-1179, 2020-03-25

    ...基本典籍とする『瑜伽師地論』の最古層に属する「声聞地」は,4つの瑜伽処から成るが,第三瑜伽処において(1)入門から師に学ぶ準備段階を説き,第四瑜伽処において(2)世間道と(3)出世間道を順番に説く.ヨーギンは(1)準備段階を終えると,(2)世間道か(3)出世間道のいずれかを選択する.(2)世間道に進むと,初禅から非想非非想処までの色界と無色界の禅定である八定を修習し,五神通の獲得と色界や無色界に属する天界...

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  • 妓女におけるイメージの連関

    猪瀬 千尋 日本文学 66 (7), 44-54, 2017-07-10

    ...また内教坊の妓女の舞には天界のイメージがあるが、弥勒講の本尊である兜率天曼荼羅にも同様のイメージが存在する。こうした天界のイメージは厳島社の妓女にも見られるものであり、信西の息子である澄憲の唱導において、厳島社法楽における妓女舞は、宮廷内宴や兜率天の舞楽に比定される。</p>...

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  • 「ダルマラージカー建立物語」について

    山崎 一穂 印度學佛教學研究 64 (3), 1185-1191, 2016

    ...59, 70-74章については根本説一切有部が伝承する説話集Divyavadana及びチベット,漢訳大蔵経いずれかに全般的な並行話がある.しかし第69章Dharmarajikapratisthaについては部分的な並行話があるのみである.本論は同章がいかなる説話材源をもとに著されたかを明らかにするものである.Av-klp第69章は31詩節からなり,内容上「八万四千塔建立」,「無学な老比丘の説法」,「天界...

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  • バリ・ヒンドゥー教における通過儀礼

    山口 しのぶ 印度學佛教學研究 64 (3), 1329-1336, 2016

    ...インドネシア,バリ島においては人口の90パーセントがヒンドゥー教徒であり,多くのヒンドゥー寺院や家庭で儀礼がさかんに行われる.本論文では通過儀礼(マヌサ・ヤドニャ)の一つである生後3ヶ月の子どもの儀礼「トゥルブラニン」を取り上げた.トゥルブラニンは乳児が初めて固形物を口にする儀礼であるとともに,天界にいた赤ん坊が初めて人間社会に足を踏み入れる儀礼でもあり,バリ・ヒンドゥーの通過儀礼の中でも重要視される...

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  • アジアのデザイン文化の比較研究/山車の造形と祭礼文化を中心にして(4)

    IMAMURA Fumihiko, SUGIURA Kohei, SAIKI Takahito, MATSUMOTO Mihoko, YAMANOUCHI Makoto, Kuo-pin HUANG, SAKUMA Hana, YUN Seongcheol, NAGANO Maki, SOWA Eiko, 今村 文彦, 杉浦 康平, 齊木 崇人, 松本 美保子, 山之内 誠, 黄 國賓, さくま はな, 尹 聖喆, 長野 真紀, 曽和 英子 芸術工学2015 2015-11-25

    ...死体をくちばしか爪でつかみ、天界に連れさるといわれ、徳の高い僧侶が展開に戻るのにふさわしい乗り物として選ばれたと考えられる。在家信徒からの寄付の多寡により、多様な造形で山車が制作される。 さらに、ジャワ舞踊とバリ島の影絵芝居(ワヤン・クリ)についての公開の研究会と公演会を開催し、アジアのデザインの奥深さと魅力を啓蒙する活動も展開した。...

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  • nis-kray^i

    大島 智靖 印度學佛教學研究 60 (3), 1125-1131, 2012

    ...において振り落とした骨格の買い戻し((1)とは別の犠牲獣による),(3)祭官への報酬寄与における,一時的に祭官に預けた自己の身体部位や生体諸機能の買い戻し(実際の報酬品による)である.(1)(2)において,祭主は象徴的に天界に行く.人が天界に行くためには必ず何らかの犠牲つまり喪失があり,「買い戻し」はそれを取り戻す行為として必須のものであったと考えられる.これは祭主が最終的に天界へ行き(実際に死ぬ)...

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  • Vedic svarga-について

    笠松 直 印度學佛教學研究 59 (3), 1091-1096, 2011

    ...は]天界に赴く[讃歌]である」.こうした用法はマントラ時代の用法の遺存形であり,MS散文の古風を示す一例である.他方KS,KpS,TS散文では,形容詞として,svarga-,m.を前提とするs_u vargya-が用いられる.svarga-の形容詞としての用法を残すMS散文に比して,より新しい言語段階にあるものと理解される....

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  • Satapatha-BrahmanaにおけるSoma循環理論の変遷

    西村 直子 印度學佛教學研究 57 (3), 1155-1159, 2009

    ...SomaはRgveda以来,月と同一視されてきた.Satapatha-Brahmanaにおいて,月の満ち欠けは神々の食物たるSomaが天界と地上との間を循環しているという理論と関連づけられる.このSoma循環理論は,「samnayyaを献供する場合の新月祭のupavasathaをいつ行うべきか」という議論の中で整備されてゆく.月が欠けて見えなくなるという現象をSomaが朔の夜に地上の草や水に宿っていると...

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  • 古のモンゴル的宇宙観と霊魂観について

    包 龍 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 24 (1), 81-93, 2007-11

    ...この生まれ変わる段階で何に生まれ変わるか、あるいはどのような人物に生まれ変わるか、または六道輪廻から解脱するかはその人のガルマ (善悪の業困)によって決定されると信じられている。従ってその世界観が天界、地下界、 (地獄)中間界などに分かれるのである。 この明らかな仏教的思想をモンゴルの人々が本格的に受け入れ始めたのは、いまから430年ぐらい前のことである。この歴史も長そうではあるが、北方民族やモンゴル...

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  • ハリーとニュートン : 航海学と天文学(<連載>科学史)

    鬼塚 史朗 物理教育 45 (1), 36-43, 1997

    ...ニュートン力学の要諦は天界の力と地上界の力の統一にあったわけであるから,その観測的,実験的検証は不可欠であった。しかし,地球の半径や地球太陽間距離の測定ができなかった当時,その検証は困難を極めた。これらの値の確定に航海学は大きく寄与した。航海学の背後にはポルトガルとイスパニアの世界「2分割支配」がみえる。航海学が天文学の進歩をうながし,天文学の知見が近代科学成立の礎石となった。...

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  • 台湾蘭嶼ヤミ (Yami) 族における空間認識と世界観の変容

    三冨 正隆 Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 66 (8), 439-459, 1993

    ...台湾の蘭嶼に居住するヤミ族は,天上神を中心とした世界観と空間認識の体系を発達させており,人の霊魂は天界から蘭嶼に来りて誕生し,死ぬと死霊となり彼方の死霊の島に去ってここに永久に留まるという不可逆的な時間・空間の観念が卓越していて,他のオーストロネシア諸文化とは逆に外洋方向を良い方向,山岳方向を悪い方向として象徴化している....

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  • スウェーデンボルグの「再生の心理学」

    高橋, 和夫 研究紀要 22 133-148, 1991-01-31

    ...彼の聖書解釈である最初の神学著作『天界の秘密』は, 以後の神学宗教思想の基礎をすえたものである。それは膨大な書物であるが, 本稿の目的は, このうちでも「創世記」 冒頭(とくに第1 ・2章)での彼による解釈に焦点を絞り, それを彼独自の「再生心理学」 として捉え直すことにある。...

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