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検索結果 155 件

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  • 沈み込み帯での熱分解起源のメタンと水素の生成,排出,移動

    鈴木 德行, 小池 恒太郎, 亀田 純, 木村 学 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 243-, 2023

    ...フィリッピン海プレートと比較すると,太平洋プレートはより冷たく,傾きや沈み込み速度が大きい。そのため,熱分解起源のメタンや水素の生成や排出はより大深度の高圧下で行われる。また,東北日本の沈み込み帯では深部流体が浅部へ移動することが容易でない(片山,2016)。...

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  • 日本海溝北部アウターライズから陸側斜面にかけての反射法地震探査

    中村 恭之, 野 徹雄, 三浦 亮, 藤江 剛, 三浦 誠一, 小平 秀一, 鶴 哲郎, 朴 進午 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 426-, 2023

    ...海溝軸近傍の太平洋プレート上に見られるプチスポット域が東北地震浅部滑り域の北端に位置することから、プチスポット活動とプレート境界断層での滑り現象の関連も指摘されている(Fujie et al. 2020)。...

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  • 北海道岩見沢市幌向層軽石火山礫凝灰岩のジルコンU-Pb年代と化学組成

    辻野 匠, 中嶋 健, 朝比奈 健太, 鈴木 祐一郎, 下川 修司, 服部 泰久, 金子 光好 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 444-, 2023

    ...<p><b>はじめに</b> 東北弧前弧海域には第三系が広く発達しており,複数の不整合が知られている<sup>1</sup>.これらは太平洋プレートや日本海拡大のテクトニクスなどを反映しているのだろうが,地質学的意義を理解する上での基本情報は不整合の年代である.そのためには試料採取の容易な陸上での不整合の認定と年代決定が重要である.この目的で下部中新統以下の地層がよく露出している北海道夕張地域の調査...

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  • 古原生代の堆積物リサイクリングから発生したLOMU型含水アセノスフェリックマントル

    Dey Bidisha, 柴田 知之, 芳川 雅子 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 161-, 2023

    ...これまでの研究では、西南日本のアルカリ玄武岩の起源は、停滞した太平洋プレートに由来する含水アセノスフェリックマントル(1.8 GPa以上)であるとされてきた。しかし、このモデルでは東松浦玄武岩の LOMU型同位体比を説明できない。本研究では、LOMU型マグマの生成に関し鉛同位体進化についてモデル計算し、2つの独立した古原生代の堆積物から発生したマグマ源の混合を示唆した 。</p>...

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  • 北陸地方下のフィリピン海スラブウィンドウとマントル流

    宮崎 一希, 中島 淳一 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 331-, 2023

    ...日本海沿岸部と東海地方の異方性は直下の太平洋プレートの最大傾斜方向とおおむね一致しており、太平洋プレート沈み込みに関連するリターンフロウを反映していると解釈される。一方で内陸部の異方性はいずれとも異なる。 内陸部の異方性の原因は定かでは無いが、もしスラブウィンドウに関連する対流を反映している場合、スラブウィンドウを通じて深部からの熱、物質輸送が起きている可能性がある。...

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  • 西太平洋海域におけるプチスポット火山群の地球化学的特徴

    三國 和音, 平野 直人, 町田 嗣樹, 角野 浩史, 秋澤 紀克, 田村 明弘, 森下 知晃, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 61-, 2022

    ...本研究では、太平洋プレート最古部直下の上部マントルの化学的特徴を明らかにすることを目的に、マリアナ海溝に沈み込む太平洋プレート西部に噴出したプチスポット火山群について主要、微量元素組成分析、Sr、Nd、Pb同位体組成分析およびAr-Ar年代測定を行った。...

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  • プチスポット溶岩と中央海嶺玄武岩の希ガス・CO2組成の比較

    小長谷 智哉, 角野 浩史, 平野 直人, 町田 嗣樹 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 60-, 2022

    ...<p>太平洋プレート西端の屈曲場で発見されたプチスポット火山に産する溶岩の急冷ガラスは,中央海嶺から遠く離れた地域のマントル上部希ガス組成を保持している可能性がある.本研究では南鳥島近海で採取されたプチスポット溶岩の急冷ガラス試料(6k#1466 R3-003)の気泡に含まれる気体を段階破砕法により抽出し,希ガス同位体組成とCO2量を分析した.分析結果から大気成分を補正して求めたプチスポットマグマの...

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  • クック諸島産マントル捕獲岩から推定する太平洋プレートの熱化学構造

    秋澤 紀克, 大嶋 ちひろ, 石川 晃, 角野 浩史, 小澤 一仁, 佐藤 侑人, 浜田 盛久 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 128-, 2022

    ...<p>本研究では,深さ30−60kmのリソスフェア由来であるスピネルカンラン岩に加えて,〜70 km以深に由来するザクロ石カンラン岩捕獲岩を産する稀有なクック諸島のアイツタキ島とラロトンガ島を対象として解析を実施した.その結果,約1億年の年齢をもつ太平洋プレート下部(約2.0 GPa)は,冷却する,海嶺下で枯渇したハルツバーガイトから成り,最下部(約2.3-2.7 GPa)は,加熱を受けた,海嶺下で...

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  • プチスポット火山がもたらすケイ長質捕獲岩: 太平洋プレート最古部の海洋地殻物質断片

    三國 和音, 平野 直人, 秋澤 紀克, 町田 嗣樹 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 128-, 2022

    <p>地球表層の8割を覆う海洋プレートの構成岩石は, これまで陸域ではオフィオライト (例えば, オマーンオフィオライト), 海洋域では特に低速拡大系の中央海嶺や背弧拡大軸のデタッチメント断層 (海洋コアコンプレックス) やトランスフォーム断層 (例えば, 東太平洋海膨), あるいは深海掘削で得られる岩石によりその実態が研究されてきた (Warren, 2016). しかし, …

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  • 関東地域の地殻・マントル構造の特徴

    佐藤 比呂志, 阿部 進, 松原 誠, 石山 達也, 加藤 直子, 蔵下 英司, 岩崎 貴哉, 平田 直 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 4-, 2022

    ...<p>はじめに: 関東地域は、太平洋プレート(PAC)とフィリピン海プレート(PHS)の二つのプレートが沈み込むという特異なテクトニクスが進行している。2000年以降、地震災害軽減の基礎となる地殻構造調査や地震観測が積極的に実施され、関東地域に沈み込むプレートの形状から堆積層までの構造が明らかになってきた。...

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  • 紀伊半島南西部のLiとSr同位体地球化学

    水原 涼, 西尾 嘉朗 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 111-, 2022

    ...この原因は、東北日本に沈み込む太平洋プレートより、若くて熱いフィリピン海プレートが西南日本下に沈み込んでいくことに起因する。西南日本前弧域の中でも紀伊半島西部は特異的な地域である。南部では高温泉が多く湧出しており、北部から中部にかけては水の関与を示す群発地震が多発している。...

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  • プチスポット火山による海洋地殻に対する熱水変質の影響

    浅見 慶志朗, 町田 嗣樹, 平野 直人, 小木曽 哲, 中村 謙太郎, 加藤 泰浩 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 63-, 2022

    <p>プチスポット火山は海洋プレートの屈曲部で活動する直径数km以下の火山である.プチスポット火山は世界中で発見されており,特に海洋プレートの沈み込みに伴う凹凸(アウターライズ及びその手前)で多く見つかっている.そのため,個々の火山は小さくとも全体では全球的な影響を与えうる存在である.プチスポット火山が活動する海域の多くは従来型の火山活動(海嶺,ホットスポット,島弧)が存在しないため,プチスポッ…

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  • 沈み込む太平洋プレートの実体とプチスポット火山群のAr-Ar年代・U-Pb年代

    平野 直人, 角野 浩史, 岩野 英樹, 檀原 徹, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 67-, 2022

    ...<p>沈み込む太平洋プレートの実態を明らかにするため、プチスポットとそれら周囲の堆積物などの年代を網羅し、沈み込む太平洋プレート表層部を考察した。多くの試料で非晶質部が多いことに加え過剰Arも含有していることからAr-Ar年代が得られていない。しかし、完晶質の石基が得られた8火山においてのみAr-Ar年代が報告されており、これがアウターライズ凹屈曲場での活動である根拠となっている。...

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  • プチスポットパイプを活用してのモホール計画――海洋マントル掘削の新たな提案

    石井 輝秋, 金子 誠, 平野 直人, 町田 嗣樹, 秋澤 紀克 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 291-, 2022

    ...</p><p>石井輝秋・金子誠・平野直人・町田嗣樹・秋澤紀克(2021):プチスポット溶岩及びマントル捕獲岩・捕獲結晶の地質学的・岩石学的研究 —太平洋プレートのアセノスフェアに至る地質断面構築を目指して—. 深田地質研究所年報,22,99-118.</p>...

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  • 北海道トムラウシ地域の中新世付加体と海洋プレート層序の復元

    井上 倫瑠, 植田 勇人 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 190-, 2021

    ...., (2016)によれば,20Ma頃に日本周辺へ沈み込んだ太平洋プレートの年齢は,およそ100myr と復元されており,これはユニットEチャート岩塊の放散虫年代(アルビアン~セノマニアン)と調和的である.また,DSDPやODPの太平洋プレート上のコア層序では,上部白亜系~下部古第三紀系が欠如しているものがある(DSDP Site 578, ODP Site 1179など).そのため,トムラウシ地域...

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  • 南海前弧海盆(熊野海盆)付加体基盤の砕屑性ジルコン年代頻度分布

    福地 里菜, 伊藤 久敏, 山口 飛鳥, 木村 学 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 293-, 2021

    ...., 2018ほか).しかし,これらの構造は反射法地震探査断面によって描かれることが多く,それだけでは時空間的な情報を解明できない.粘土鉱物分析から,陸側付加体は太平洋プレート上の半遠洋性堆積物を起源とする考えもあるが(Underwood 2018),不確定な要素も多い.本研究では,熊野海盆の基盤をなす陸側付加体深部の起源と構造発達史の復元を目的に,砕屑性ジルコンU-Pb年代測定を行った....

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  • 巨摩山地桃の木亜層群の年代・後背地の再検討:伊豆弧衝突開始年代の地質学的制約に向けて

    箱守 貴, 谷 健一郎, 黒田 潤一郎, 山口 飛鳥 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 290-, 2021

    ...<p>【<b>緒言</b>】</p><p>伊豆弧は太平洋プレートのフィリピン海プレートに対する沈み込みに関連した火成活動で形成されるため、伊豆弧が本州弧に衝突を開始した年代はその時代のプレート配置を制約する。このプレート配置の復元について、フィリピン海プレートが約15 Maから現在と同じ位置にあったとする説(Kimura <i>et al....

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  • 記録にも記憶にもない超巨大噴火

    会報編集担当 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2021 (100), 4-, 2021

    日本が火山国、地震国なのは日本列島が「世界一の変動帯」だからだ。変動帯がもたらしたものは、自然災害や温泉だけではない。日本食も日本人の精神性もそうなのだと、巽好幸ジオリブ研究所所長(神戸大学海洋底探査センター客員教授)は説明した。終わりに「超巨大噴火に備えよ」と訴えた。例会はZOOMで6月25日に開かれた。

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  • プチスポットマグマが引き起こす堆積層擾乱のメカニズムと程度推定

    秋澤 紀克, 平野 直人, 松崎 賢史, 町田 嗣樹, 岩野 英樹, 檀原 徹, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 119-, 2021

    ...<p>近年、プチスポットマグマ活動が、沈み込む太平洋プレート上部の堆積層全体に渡り擾乱を引き起こし、地震性滑りを引き起こすスメクタイトに富む薄層も破壊、結果的に2011年東北沖太平洋沖地震時の滑り量を制限したのではないかという仮説が発表された。本研究では、プチスポットマグマと堆積物の相互反応の結果形成された“ペペライト”と呼ばれる堆積物-玄武岩の混合岩に着目して研究を実施した。...

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  • 広域の距離減衰関数を仮定しない地震動距離減衰特性検討法

    池浦 友則 日本地震工学会論文集 20 (7), 7_133-7_157, 2020

    ...<p>本研究では地震動の距離減衰特性を検討する新しい手法を提案する.この方法では,検討領域において観測地震動を相対サイトファクターで除して求められる基盤地震動を詳しく観察する.その際に用いる相対サイトファクターは地震基盤の基準観測点に対するサイトファクターの倍率として,検討領域におけるすべての隣接観測点ペアについて2地点間の相対サイトファクターを同時に満足するように回帰分析で求める.この方法を太平洋...

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  • 2011年東北沖地震前後の地殻変動に基づく非弾性変形成分の分離

    地学雑誌 128 (5), Cover05_01-Cover05_02, 2019-10-25

    ...<p> GPS連続観測データから求めた2011年東北地方太平洋沖地震前(上)と地震後(下)における日本列島中部の東西方向のひずみ速度分布(各段左).紫色の実線は活断層を示す.東西方向のひずみは,太平洋プレートの沈み込みに伴う変形および中部日本のテクトニックな変形の主要な成分である.この分布を長波長成分(各段中)と短波長成分(各段右)に分離すると,長波長成分は地震前後でパターンが逆転しているが,破線で...

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  • 地震波で視るプレート沈み込み帯

    中島 淳一 日本地球化学会年会要旨集 65 (0), 63-, 2018

    ...<p>沈み込み帯の地震・火成活動は,沈み込むプレートの形状や温度構造と密接な関係があり,プレート年代が若い沈み込み帯とプレート年代が古い沈み込み帯では地震の発生する深さやその分布,地表の火山分布などが異なることが知られている.本講演では,古く冷たい太平洋プレートと若く温かいフィリピン海プレートが沈み込む日本列島で得られている最新の地震学的構造を概説し,沈み込み帯における物質・熱移動,変形様式(地震活動...

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  • 希ガス同位体比測定による背弧域における スラブ流体の存在特定

    横倉 伶奈, 山本 順司 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2018 (0), 145-, 2018

    ...日本列島における火山活動は沈み込んだ太平洋プレートの脱水によってマントルウェッジに加水された結果,比較的低温でマグマが発生することで可能になる。しかし日本列島より西にある中国東北部、北朝鮮国境近くの火山群については今だ原因が議論の的となっている。この噴火原因の説として下部マントル由来のプリューム、沈み込んだスラブからの脱水などがあげられている。...

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  • 北西太平洋プレートの地球化学

    木村 純一, 宮崎 隆, 常 青, バグラロフ ・ボグダン, 仙田 量子 地学雑誌 126 (2), 163-179, 2017

    <p> The source mantle of the ocean crust on the Pacific Plate is examined using Pb–Nd–Hf isotopes and compared to a global isotope database of ocean basalts. The entire eastern half of the Pacific …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献61件

  • 沈み込み帯の水循環:西南日本及び東北日本弧

    風早 康平, 高橋 浩, 森川 徳敏, 高橋 正明, 東郷 洋子, 安原 正也, 佐藤 努, 岩森 光, 田中 秀実 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 35-, 2017

    ...プレート:日本海溝)について,沈み込み帯における水収支について示す.そして,これらの地域の掘削井や温泉に含まれるスラブ起源水の化学的指標(Li-Cl-Br)を用いて,スラブ起源水の空間分布の特徴と沈み込み帯の構造の関係について議論したい....

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  • 東北日本弧に沈み込む直前の太平洋プレート上に発達したプレート折れ曲りに伴う海底地形

    地学雑誌 126 (2), Cover02_01-Cover02_02, 2017

    <p> 硬い板である海洋プレートが海溝から沈み込む時には,いくつかの特徴的な地形が観察される.海溝から少し離れたアウターライズ地域では,海溝付近でのプレートの折れ曲がりに対応して,水深が浅くなることが知られている.また,沈み込む直前には,いくつもの大きな正断層が連なる地塁地溝構造が発達していることも確認できる.</p><p>(上図)東北日本弧~北西太平洋一帯の陸上・海底地形の俯瞰図と,模式的に示…

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  • アウターライズ地震学

    尾鼻 浩一郎, 藤江 剛 地学雑誌 126 (2), 113-123, 2017

    <p> An important site of hydration and alteration of the incoming oceanic plate prior to subduction, the trench-outer rise region determines the distribution and amount of water transported into the …

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  • 東北日本の東西短縮テクトニクスの原因

    高橋 雅紀 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 68 (4), 155-161, 2017

    ...まれるため,東北日本の島弧地殻は東西に短縮せざるを得ない.このことは,内陸地震の原因が,太平洋プレートの運動そのものではなく,沈み込み位置(日本海溝)の移動であることを意味している....

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  • 無人岩の起源:始生代ー原生代スラブリサイクル

    海野 進, 金山 恭子, 北村 啓太朗, 田村 明弘, 石塚 治, 仙田 量子, 荒井 章司 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2017 (0), 154-, 2017

    ...52 Maに始まった太平洋プレートの沈み込みによって,深さ100 kmから不均質なマントルアセノスフェアが上昇し,DMM的なマントルは減圧溶融して中央海嶺玄武岩的なマグマ(原島弧玄武岩)を生じた。しかし高融点のハルツバージャイト塊は溶融することなく,高温のまま上昇した。...

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  • 最も古い太平洋プレート上のプチスポット海底火山

    平野 直人, 町田 嗣樹, 岩野 英樹, 角野 浩史, 清水 健二, 森下 泰成, 田村 明弘, 坂田 周平, 石井 輝秋, 檀原 徹, 荒井 章司, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 167-, 2016

    ...<p>太平洋プレートの中でも、小笠原海溝南部からマリアナ海溝にかけて地球上最も古い海洋プレートが沈み込んでいる。無数の海山があり、そのうち比較的規模の大きな海山やギヨーについて中期白亜紀の形成年代が知られているが、プレート最古部の北端に位置する南鳥島周辺海域から小海丘群が発見された。このような地形は、プチスポット海丘群や、ホットスポット火山の再生期海底単成火山群の地形に類似する。...

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  • 無人岩はリサイクルした原生代スラブ起源か─同位体地球化学的検討

    海野 進, 金山 恭子, 仙田 量子, 石塚 治 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2016 (0), 167-, 2016

    ...無人岩は太平洋プレート西~南西縁に沿って広く分布し,太平洋プレートの沈み込み開始とともに発生した前弧拡大玄武岩の融け残りマントルに沈み込んだスラブ起源流体が付加して再溶融したと考えられてきた。しかし,近年報告された無人岩マグマの高温の生成条件と非放射性Os同位体組成は,無人岩の起源マントルが原生代に融解を経た高枯渇ハルツバージャイトであることを強く示唆している。...

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  • ハワイ島キラウェア火山イーストリフトゾーンにおける溶岩流表面風化と植生の回復過程

    磯, 望 西南学院大学人間科学論集 11 (1), 101-117, 2015-08

    ...ほか(1973)は、太平洋プレートの移動速度と火山岩の年代との関係を検討した結果、太平洋プレートの西北西方向のほぼ直線的かつ等速的な移動を、マントル深部に位置するホットスポット仮説で説明できると考えた。現在はハワイ島周辺で溶岩流出が活発であり、この事実は、一般的には、ハワイ島下方のマントル深部に位置すると推定されるHawaiian Hot Spot の存在で説明されることが多い。...

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  • 浄土ヶ浜の雄大な景観

    地学雑誌 124 (4), Cover04_01-Cover04_02, 2015

    ... 三陸は,太平洋プレートの沈み込み帯である日本海溝に面し,日本列島の起源ともいうべき5億年におよぶ大地の歴史を連続的に記録している貴重な地域である.また,2011年3月の東北地方太平洋沖地震だけでなく,歴史的に何度も巨大地震があり,巨大地震の津波を受けた地域でもある.したがって,三陸ジオパークは地球活動の歴史と震災の記憶を後世に伝える学習のフィールドである.このような三陸海岸の中央部に浄土ヶ浜は位置...

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  • 伊豆小笠原弧におけるスラブ起源流体の希ガス・ハロゲン組成の島弧横断方向変化

    角野 浩史, Burgess Ray, Jepson Lisa, Chavrit Deborah, 清水 綾, 町田 嗣樹, Ballentine Chris 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 1-, 2015

    ...マントルウェッジ供給されているスラブ流体の希ガスとハロゲンの特徴を明らかにするため、伊豆小笠原弧北部の火山で採取した溶岩中のかんらん石と、IODPにより採取された北西太平洋プレート状の堆積物と変質した海洋地殻の、希ガス同位体ならびにハロゲン組成を分析した。...

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  • 海底地震観測からわかった2011 年東北地方太平洋沖地震の余震分布と応力変化

    村井 芳夫, 東 龍介, 篠原 雅直, 町田 祐弥, 山田 知朗, 中東 和夫, 真保 敬, 望月 公廣, 日野 亮太, 伊藤 喜宏, 佐藤 利典, 塩原 肇, 植平 賢司, 八木原 寛, 尾鼻 浩一郎, 高橋 成実, 小平 秀一, 平田 賢治, 対馬 弘晃, 岩崎 貴哉 北海道大学地球物理学研究報告 76 147-158, 2013-03-19

    ...型だった.このことから,日本海溝付近の太平洋プレート内の深部と上盤の陸側プレート内では,本震の発生によって応力場が圧縮場から伸張場に変化したことが示唆される....

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  • 2つに裂けながら首都圏下に沈み込むフィリピン海プレート

    地学雑誌 122 (3), Cover03_1-Cover03_3, 2013

    ...(表面)太平洋プレート上部境界面から10km上方の曲面(地表面からほぼ40–120kmの深さ範囲)に沿うS波速度の分布(Nakajima and Hasegawa, 2010).S波速度をカラースケールで示す.太平洋プレートとフィリピン海プレートの接触域を2本の太い黒破線で囲んで示す.赤星印は1885年以降に南関東で発生した5つの<i>M</i>7級地震.ビーチボールは1921年竜ヶ崎地震(<i>M...

    DOI 参考文献2件

  • プチスポットSite-Bの玄武岩マグマの酸素フュガシティ

    石橋 秀巳, 鍵 裕之, 阿部 なつ江, 平野 直人 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 33-, 2013

    ...分析試料は、東北地方三陸沖約800kmの太平洋プレート上に位置するプチスポットSite-Bでドレッジされたスコリア中に含まれる急冷ガラスである。今回、スコリア6試料について分析を行ったが、いずれもFe<sup>3+</sup>/Fe<sub>total</sub>~0.37の値を示した。...

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  • 日本海溝周辺における太平洋プレート内の地震発生機構

    古賀 祥子, 伊藤 喜宏, 日野 亮太, 篠原 雅尚, 海野 徳仁 地震 第2輯 64 (2), 75-90, 2012

    A double-planed shallow seismic zone has been found in the northeastern Japan forearc region. However, the characterizations of the focal mechanisms of earthquakes in this zone, especially the lower …

    DOI 被引用文献3件 参考文献26件

  • 長周期地震動の経験式の改良と2011 年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動シミュレーション

    佐藤 智美, 大川 出, 西川 孝夫, 佐藤 俊明 日本地震工学会論文集 12 4_354-4_373, 2012

    ...経験式の主な改良点は、Mw<sup>2</sup>項を応答スペクトルの経験式に導入したこと、太平洋プレートとフィリピン海プレートの地震に対して、距離減衰特性と、関東平野の堆積層の厚い観測点での地盤増幅率・サイト係数の違いを考慮したことである。東北地方太平洋沖地震に対しては、強震動生成領域に基づき3つの巨視的断層からなる震源モデルを設定した。...

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  • 有馬温泉水の起源:微量元素組成からの制約

    富士田 祥之, 中村 仁美, 楠田 千穂, 岩森 光 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2011 (0), 75-75, 2011

    ...一方、有馬温泉の地下には、フィリピン海プレート(上面深度50~70km)、 太平洋プレート(上面深度450km)が存在している。 本研究では、有馬温泉のような、 海水の2~3倍塩濃度の高い温泉水中に溶解する 微量元素の濃度を決める手法を確立し、 温泉水が湧出するまでに接触すると考えられる 基盤岩との元素分配を考慮しながら、 スラブに由来する流体の寄与を温泉水中に検出することを目的としている。...

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  • 高原火山の火山活動史

    弦巻 賢介 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 150-150, 2011

    ...<BR>  栃木県北部に位置する高原火山は,太平洋プレートとフィリピン海プレートとの会合部付近に形成されている,中期更新世から活動を開始した活火山である.高原火山は活動の初期に大規模な火砕流を噴出させ,低重力異常域や湖成堆積物の分布から推測すると直径約8kmに及ぶ塩原カルデラを形成した.その後,比較的大型の成層火山を形成し,カルデラ内に流入した溶岩により,その約半分は埋積された.このように高原火山は...

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  • 島弧マグマの地球化学的マッピング:スラブ起源流体の挙動解明

    中村 仁美, 岩森 光 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 20-20, 2010

    ...これら島弧間での対極的な化学組成の違いは,起源である沈み込む海洋プレートの構成物質の化学的特徴が太平洋プレートとフィリピン海プレートで異なることに起因する。一方,単一のプレートが沈み込む島弧間でも違いがあり,温度構造を反映したスラブ上の脱水条件の違いを示唆していると考えられる。...

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  • 伊豆小笠原弧におけるスラブ由来物質ー時空変化からの制約ー

    石塚 治, 湯浅 真人, 田村 芳彦, 宿野 浩司, スターン ロバート, テイラー レックス 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 3-3, 2010

    ...その主要な要因は、沈み込む太平洋プレートの組成の不均質性によるスラブ由来物質の違いであると考えた (Ishizuka et al., 2007)。しかしながら実際には、島弧マグマに認められる海洋島玄武岩類似の同位体組成上の特徴が、上記のように沈み込み成分であるとするか、あるいはマントルウェッジ内に存在するマントル成分なのか区別することは容易ではない。...

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  • プチスポット火山から期待される海洋リソスフェアの包括的理解と地質学の新展開-超モホール計画の提案-

    平野 直人, 阿部 なつ江, 町田 嗣樹, 山本 順司 地質学雑誌 116 (1), 1-12, 2010

    ...太平洋プレートが沈み込む手前で活動するプチスポット火山は,プレート屈曲に起因し,各火山活動は単発に終わる特徴があり,様々な海域で活動している.つまりプレート屈曲場であればどこでも同様の火山が存在し得る.そのような沈み込む手前のプレート上のプチスポット火山体は,沈み込むプレート本体の海洋地殻や,海山等の古い火山体よりも選択的に陸側に付加されていることが容易に想像できる.プチスポット火山の検討により,このような...

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  • プルームに関連しない太平洋上部マントル中のリサイクルされたプレート物質の証拠

    町田 嗣樹, 平野 直人, 木村 純一 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 284-284, 2009

    ...日本海溝海側斜面および北西太平洋の古い太平洋プレート上に、プチスポットと呼ばれる新しいタイプの若い火山が見つかった(Hirano et al., 2006)。プチスポットの成因については、アウターライズ手前で太平洋プレートが上方に屈曲し始めることで割れ目を生じ、アセノスフェアの溶融体が地表まで運ばれ、火山として噴出したとする説が提唱されている(Hirano et al., 2006)。...

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  • 甲府盆地北縁に分布する火山岩類の地球化学的時間変化に対するフィリピン海プレートの役割

    柴田 知之, 芳川 雅子, 輿水 達司 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 38-38, 2008

    ...さらに、Sr/Y比などから、後期中新世から鮮新世には太平洋プレートのslab dehydrationによる火成活動が、第四紀になるとフィリピン海プレートのslab meltingによる火成活動に移行したと考えられる。また、Sr・Nd・Pb同位体組成から、前者のたマグマは、フィリピン海プレート由来物質の汚染を受けている。...

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  • 白山火山のアダカイト質岩石

    氏家 治, 真下 礼奈 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 37-37, 2008

    ...すなわち,加賀室火山のマグマが太平洋プレートの脱水反応によって誘発されたのに対し,古白山と新白山のマグマの成因には若いフィリピン海プレートの溶融作用が重要な働きをした(しつつある)と思われる。また,珪長質端成分マグマは下部地殻由来の非アダカイト質なものだと推測される。...

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  • 大震災の可能性

    纐纈 一起 保険学雑誌 2007 (597), 597_69-597_85, 2007-06-30

    ...首都圏は太平洋プレート,フィリピン海プレート,陸側プレートの三重会合点に近く,複雑なプレート構成からいろいろな地震が発生する。そのうち,来るべき直下地震として活断層の地震が考えられるが,その発生確率はそれほど大きくない。フィリピン海プレートでもやや深い部分のプレート境界地震は震源域が首都圏の直下に相当し,その発生の切迫性も高いため,強震動予測レシピによる強い揺れの予測が行われている。...

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  • プチスポット溶岩から探る北西太平洋下のマセノスフェア

    平野 直人, 山本 順司, 町田 嗣樹 日本地球化学会年会要旨集 54 (0), 84-84, 2007

    ...ところが、プチスポット火山が発見されたことにより、溶岩の化学成分・同位体組成から、北西太平洋プレート下のアセノスフェアの化学組成が明らかになった。...

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  • プチスポット玄武岩の同位体組成が示す、プルームに関連しない太平洋上部マントルの不均質性

    町田 嗣樹, 平野 直人, 木村 純一 日本地球化学会年会要旨集 54 (0), 85-85, 2007

    ...近年、日本海溝海側斜面および北西太平洋の古い太平洋プレート上に、新しいタイプの若い火山(プチスポット)が発見された。本発表では、若い火山から得られた微量元素に富む未分化なアルカリ玄武岩のSr、Nd、Pb同位体組成を報告する。アルカリ玄武岩は、南半球(インド洋や大西洋)の中央海嶺玄武岩や海洋島玄武岩と同様のSr、Nd、Pb同位体組成(DUPAL異常)を示し、EM1マントル端成分の組成に極めて近い。...

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  • 水深6,000m用GPS音響結合方式の測位システムの開発と測位試験

    長田 幸仁, 藤本 博己, 金沢 敏彦, 中尾 茂, 酒井 慎一, 三浦 哲, Hildebrand John A., Chadwell C. Dave 測地学会誌 52 (3), 171-182, 2006

    A GPS/Acoustic seafloor positioning system has been newly developed for observation at 6, 000 m water depth and 300 km offshore from the coast. The system copes with three critical problems: precise …

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  • 切迫する首都直下地震災害とは

    中林 一樹 日本地理学会発表要旨集 2006s (0), 55-55, 2006

    ...太平洋プレートの起因する地震は震源が深いのに対し、フィリッピン海プレートと北米プレートの境界面(東京都南部で20km、北部で30kmの深さ)やフィリッピン海プレート内部での地震は、震源が浅いため、地震規模が小さくても大都市の直下で発生すると、大災害となる可能性がある。この内陸の浅いところで発生する「首都直下地震(マグニチュード7クラス)」の切迫性が高まっている。...

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  • 伊豆小笠原弧における希ガスの循環

    清水 綾, 角野 浩史, 長尾 敬介, 野津 憲治, 平野 直人, 町田 嗣樹, 石井 輝秋 日本地球化学会年会要旨集 53 (0), 211-211, 2006

    ...伊豆小笠原弧を形成する、太平洋プレート、蛇紋岩及び島弧火山の持つ希ガス同位体組成を測定し、沈み込むプレート~マントルウェッジ~島弧マグマという、沈み込み帯での希ガスの循環を観察した。...

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  • GPSから推定される東北日本弧の歪集中帯と活断層分布との関係

    福田 浩之, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2005s (0), 241-241, 2005

    ...<B>1.はじめに</B><BR> 典型的な島弧である東北日本弧は,太平洋プレートの沈み込みによる東西圧縮場にあり,活構造や地質構造など多くの地学現象の分布に島弧内での地域差が見られる.そこで演者らは,東北日本弧を対象として,国土地理院が設置した電子基準点(GEONET)のGPS連続観測データを用いて東西圧縮歪速度を計算し,地殻変形の空間特性を明らかにするとともに,活断層分布との比較を行った(福田・...

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  • 山形盆地と外縁山地の形成

    山野井 徹 第四紀研究 44 (4), 247-261, 2005

    On the formation of the Yamagata Basin and its circumferential mountains, the geological structure of the basin and the erosion system of the mountainside have been studied separately. In the …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献60件

  • 北部マリアナトラフ、アマグマティック拡大軸における海洋地殻アナテキシスと変成作用

    有馬 眞, 増田 純一 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2005 (0), 2-2, 2005

    ...マリアナトラフは,フィリピン海プレートと太平洋プレートの収束帯に形成されたマリアナ弧が分裂・拡大し形成された背弧海盆である.マリアナトラフの北緯20度付近に位置するCentral Grabenは,アマグマティック拡大軸に位置し,ここでは水深5500mに達するグラーベンが発達し下部地殻や上部マントルの岩石が地表に露出している (Yamazaki et al.,1993;Stern et al.,1996...

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  • 高K<sub>2</sub>Oマグマバッチ:中部日本の背弧火山の斑晶メルト包有物と石基

    山口 佳昭, 原田 英男, 太田 靖 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2004 (0), 3-3, 2004

    ...こうした高K2Oマグマバッチの証拠は,私たちが調べた限りでは,東北日本-関東の火山フロント(樽前火山,クッタラ火山,有珠火山,岩手火山,那須火山など)や 伊豆-箱根(富士,箱根,三宅島など)の火山の噴出物からはまったく見いだされず,太平洋プレートの沈み込みの深い地域の火山に限られる.この高K2Oバッチは,背弧側に向かうマグマ(全岩組成)の系統的なK2Oの増加に寄与していると期待する....

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  • 第四紀後期における東北日本弧の地殻変動

    田力 正好, 池田 安隆 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 210-210, 2004

    ...プレートの沈み込みに起因する隆起を考慮していないので最大値である.ここで求められた水平歪み速度は,既知の地形・地質学的時間スケールの水平歪み速度と調和的で,短縮速度は太平洋プレートの収束速度(約8-9 cm/yr)の約1割程度が東北日本弧内部に永久変形として蓄積していることを示している....

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  • 東北日本弧におけるGPSによる東西短縮速度分布と活断層分布との比較

    福田 浩之, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2004f (0), 79-79, 2004

    ...はじめに<br> 典型的な島弧である東北日本弧は、太平洋プレートの沈み込みによる東西圧縮場にあり、活構造や地質構造など多くの地学現象の分布に島弧内での地域差が見られる。本研究では、東北日本弧を対象として、国土地理院が設置した電子基準点(GEONET)のGPS連続観測データを用いて東西短縮速度を計算し、速度分布の空間特性を明らかにするとともに、活断層分布との比較を行った。...

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  • 日本海溝と千島海溝の接合点付近に沈み込む海山の地球物理学的特徴  地磁気およびアドミッタンス関数を用いた重力解析

    木戸 ゆかり, 小角 幸代, 仲西 理子, 鶴 哲郎, 金田 義行 情報地質 13 (3), 141-151, 2002

    ...調査船「かいれい」によるKR00-04 次航海では,北海道東方沖の2 つの海溝の接合部にて海底精査,反射法探査,重力探査,プロトン磁力計による全磁力探査と,フラックスゲートによる地磁気3成分探査が実施された.調査の目的の一つは,太平洋プレートの北西縁の襟裳海山周辺を対象に,海洋性地殻上の海山が海溝を越えて島弧下へ潜り込むに際し,どのような変型過程を経て島弧に取り込まれるか履歴を明らかにすることである...

    DOI 参考文献11件

  • 北海道北見地域の鉱脈裂かの成因

    渡辺 寧 資源地質 46 (257), 151-166, 1996

    Many hydrothermal gold, silver, copper, and mercury deposits occur in the Kitami region, northeastern Hokkaido, related to Middle to Late Miocene back-arc volcanism of the Kuril arc. Most of these …

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  • 通信総合研究所における測地VLBI活動

    近藤 哲朗, 雨谷 純, 小山 泰弘, 国森 裕生, 高橋 冨士信 測地学会誌 38 (3), 293-308, 1992

    The NASA Crustal Dynamics Project (CDP) started in 1979. The main objective of CDP is increase of scientific knowledge of crustal dynamics through measurements of A very long baseline interferometry …

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  • 本邦温泉水中のホウ素同位体比に及ぼす海水の影響

    大井 隆夫, 武蔵 正明, 野村 雅夫, 小坂 知子, 岡本 眞實, 垣花 秀武 Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan 45 (1), 29-34, 1991

    ...これは, 太平洋プレートの沈み込みに伴う海水起源のホウ素のマグマへの取り込まれの過程を考えることにより理解することができる. 一方, 低い同位体比を示す温泉水は, 海水の影響を受けていないものと考えられる....

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  • 北米プレートから見た鹿島VLBI局の位置変動

    日置 幸介 測地学会誌 35 (2), 97-104, 1989

    Changing rates of the baseline lengths since 1984 in global very long baseline inter ferometry (VLBI) networks are distilled into the horizontal velocity of six Japanese, Pacific and European VLBI …

    DOI

  • 東北・中部日本の密度構造

    モハメド エリビアリ, 萩原 幸男 測地学会誌 33 (1), 61-73, 1987

    Seismic and gravity data when coordinated together give clear interpretations in different geological and geophysical aspects. Density structures can be detected by using the velocity structure data …

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • プレート運動が支配するたい積盆の消長

    増田 富士雄 鉱山地質 34 (183), 1-20, 1984

    The change of oceanic plate motion might be recorded in the strata of arc-trench system, because the difference of thickness is remarkable between the oceanic plate and the sedimentary bodies in the …

    DOI

  • 中央構造線の形成史

    市川,浩一郎 地質学論集 187-212, 1980-03-30

    ...第3期(太平洋プレートの運動方向転換期以後にほぼ相当)では日本海盆の開口と古い伊豆・ボニン島弧の北上効果とがMTL域ではとくにIIIC-赤石構造線に表現されたとみた。...

    NDLデジタルコレクション 被引用文献17件

  • マリアナ海溝におけるオフィオライトをともなつたアクリーション

    本座 栄一, 加賀美 英雄 地学雑誌 86 (2), 80-91, 1977

    ...また斜面にみられる海山は頂面に反射層らしきパターンがみられ, これは斜面と同様の傾斜面となつていることから, 斜面形成以前に平頂海山であつた可能性が強く, 太平洋プレートのマリアナ海溝への移動にともない傾斜したものと思われる。...

    DOI Web Site 被引用文献2件

  • 東北島弧系の新第三紀以降の発達史

    本座 栄一, 加賀美 英雄, 奈須 紀幸 日本海洋学会誌 33 (6), 297-310, 1977

    The Pacific-type orogeny in the Tohoku Island Arc is discussed using marine geological and geophysical data from both Pacific and Japan Sea along the Tohoku region. The Tohoku Arc is divided into …

    DOI PDF Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献25件

  • ミクロネシア連邦ポンペイ島における火山岩の産状と古地磁気学的性質

    北村, 有迅 南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers 56 61-64,

    ...西太平洋の太平洋プレート上に東西約3,000kmに広がるカロリン海嶺はその成因や形成過程が未詳である。本研究では古地磁気学的な検討からこれを明らかにするべく、ミクロネシア連邦ポンペイ島において地質調査及び岩石試料採取を行った。島内の露頭においては先行研究で認められた各種岩石が確認できた。また、これまで火砕丘とされていた場所は水中火砕流堆積物であることが明らかになった。...

    機関リポジトリ

  • ミクロネシア連邦の火山島の地質調査

    レーマン, ハフィーズ ウル 南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers 56 57-60,

    ...先行研究では、カロリン諸島の火山島は太平洋プレートが未知のホットスポット上を通過し、西から東へ火山島の年齢が若くなるとされる。しかし、先に述べた三つの島での火山活動の時期は重なっており、チューク環礁の島々とポンペイ島には同年代の火山岩が存在する。...

    機関リポジトリ

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