奥谷 禎一
日本応用動物昆虫学会誌
9
(1),
29-33,
1965
<i>Caliroa</i>属(ナメクジハバチ属)のハバチは,わが国では今日までに4種が知られていたが,飼育によって3新種を得たので,その記載とともに7種の検索を記した。本属の幼虫は,前脚の前方に頸腺が発達し(図13),ここより粘液を分泌し,生時は,体全体粘液に覆われナメクジ状である。また,その食痕は図14に示したように,表皮を残した特徴のあるものである。多くは7∼9月に少なくとも2世代を繰り返…
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