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検索結果 305 件

  • 『観音義疏』の基礎的研究 -引用の特徴を中心に―

    向江, 千絵, Chie, MUKAE 創価大学大学院紀要 (44) 77-92, 2023-03

    ...『観音義疏』に出る引用について、『妙法蓮華経文句』(以下『法華文句』)釈観音品、『法華経義記』(以下『法華義記』)、『法華義疏』と比較した結果、『観音義疏』が『法華義疏』、もしくは『法華義疏』が参照した他の著作を参照し、編集した可能性が考えられる。ただし、『観音義疏』の著者が智顗ではない第三者であるとしても、ほぼ全てが吉蔵を参照した内容なのではなく、天台家独自の解釈も表れていると筆者は考える。...

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  • 『六妙門』における禅観の特徴

    大松 久規 印度學佛教學研究 70 (2), 768-773, 2022-03-23

    <p>The <i>Liumiaomen</i> 六妙門 was preached by Zhiyi 智顗 and positioned as a work that clarifies the <i>buding zhiguan</i> 不定止観 (indeterminate cessation and contemplation meditation). This paper …

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 長松日扇における唱題絶対主義について

    武田 悟一 印度學佛教學研究 70 (2), 667-673, 2022-03-23

    ...<p>Nagamatsu Nissen 長松日扇 (Seifu 清風, 1817-1890), who organized the Honmon Butsuryūshū 本門佛立宗, developed a form of religious propagation focusing on the <i>daimoku</i> 題目, <i>Namu Myōhō Renge Kyō</i> 南無妙法蓮華経...

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  • 梵文法華経における梵語化検証の可能性――『ケルン・南條本』の異読を中心に――

    西 康友 印度學佛教學研究 69 (3), 1045-1053, 2021-03-25

    ...<p>梵文法華経(SP)は初期大乗仏教経典の古層とされ,この漢訳『妙法蓮華経』は東アジアにおいて多くの経典・思想・文化の形成・発展に大きな影響を与えてきた重要経典の一つである.この原典とされるSPは,仏教混淆梵語(BHS)の代表経典の一つであり,本文には中期インド・アーリヤ(MIA)語的表現が多く見られる.すべての現存SP写本は,中央アジア(CA)伝本とギルギット・ネパール(G-N)伝本の2つに大別...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 発心の図像 : 中世仏教説話画に描かれた病と障害

    山本 聡美 障害史研究 2 1-13, 2021-03-25

    .../ 論述にあたっては、まず『妙法蓮華経』譬喩品や普賢菩薩勧発品、『大般涅槃経』梵行品などに説かれる因果応報観に基づく疾病観がいかにして絵画化されているのかという観点から図像を分析する。その上で、平安末期から鎌倉時代にかけて、施療を通じた病者救済に尽力した永観、一遍、忍性といった僧侶らの実践を通じた図像解釈を試みる。...

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  • 『法華文句』釈如来寿量品における品題釈の基礎的研究

    藤村, 光一, Fujimura, Kouichi 創価大学大学院紀要 (42) 321-338, 2021-03

    ...本論文では、智顗(538-597)説・灌頂(561-632)記『妙法蓮華経文句』(以下、『法華文句』)釈如来寿量品を取り上げ、そこに見られる解釈の特徴を明らかにする。『法華文句』に対する近代の研究では、その成立過程に対して多くの研究がなされているが、管見のかぎり、注釈そのものの特徴に対する研究は多いとはいえない。...

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  • 幕末京都の政治都市化と寺院の生存戦略

    髙橋 秀慧 宗教研究 95 (1), 127-150, 2021

    ...<p>本稿では、幕末維新期の政局に相対した寺院の動向を「生存戦略」と捉え、妙法院と智積院の陣所化の事例を中心に、西本願寺との比較検討を行い、横断的に考察する。</p><p>まず、妙法院は、財政難から陣所化を積極的に受け入れたが、智積院は、学問所の機能維持を重視し、陣所化に消極的であった。...

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  • <資料>坂本日深文庫について (妙法蓮華経優波提舎の文献学的研究)

    沼田 晃佑 法華経研究叢書 = LOTUS SUTRA STUDIES II 147-152, 2020-04-01

    坂本日深文庫(坂本幸男) 仏教学者の坂本幸男(さかもと ゆきお、法名:日深 にちじん、一八九九~一九七三)旧蔵の仏教書を中心とした洋装本の和書約三〇〇〇冊、洋書約二六〇冊(サンスクリット語、チベット語を含む)、および和漢古典書(江戸時代を中心に明治初年までに印刷または筆写された資料)一二四三巻八八三一冊からなる。坂本日深の著作原稿、講義録ノートも含む。 …

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  • 序 (妙法蓮華経優波提舎の文献学的研究)

    金 炳坤 法華経研究叢書 = LOTUS SUTRA STUDIES II i-vi, 2020-04-01

    ...略名で『法華論』と呼ばれている本テキストの具名について、これを『高麗初雕大蔵経』(一〇八七年に完成)に求めれば、現存する二種類の漢訳のうち、勒那摩提共僧朗等訳では「妙法蓮華経論優波提舎」と、菩提留支共曇林等訳では「妙法蓮華経憂波提舎」となっているが、本書では、このいずれでもなく、そのタイトルとして「妙法蓮華経優波提舎」を用いている。...

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  • 熊野那智参詣曼荼羅の宗教的世界観

    石倉, 孝祐 国際経営論集 (59) 51-67, 2020-03-31

    ...本論では熊野三山の一つ、那智山への参詣を励起することを目的に成立した参詣曼荼羅の各要素を、絵解き=シークエンスの再現性の見地から検討を加え、絵画記号論の方法によって基軸的な他界認識と構図内部の力動性を分析した結果、妙法山阿弥陀寺を中心にする山中他界観と補陀落渡海に代表される海上他界が画面構成のなかで有機的に結合している姿を明らかにした。...

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  • 梵文法華経における梵語化の検証――多数の同義語の用例研究――

    西 康友 印度學佛教學研究 67 (3), 1106-1111, 2019-03-25

    ...<p>梵文法華経(<i>Saddharmapuṇḍarīka</i>,SP)は初期大乗仏教経典のうちで最古の一つと見做されている.3つの漢訳経典が現存するが,このうち鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』は東アジアにおいて,多くの経典・思想・文化の形成・発展に大きな影響を与えてきた重要経典の一つである.SPと漢訳法華経に関連する諸問題,とくに『妙法蓮華経』との諸問題解決や妥当な解釈等を得るためには,SPと漢訳法華経...

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  • 竺法護訳『正法華經』「藥王如來品」後分における新造語の研究

    Bai Jinghao 比較論理学研究 16 123-133, 2019-03-25

    ...• 『正法華經』「藥王如來品第十」(竺法護訳、286 CE) • 『妙法蓮華經』「法師品第十」(鳩摩羅什訳、406 CE) • 『添品妙法蓮華經』「法師品第十」(闍那崛多共笈多訳、601 CE) 本稿はこれらのうち竺法護訳『正法華經』に焦点を当てる。竺法護は西晋期(265–314 CE)に活躍し、訳経事業を遂行した名訳者である。竺法護訳は「古訳」に属する。...

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  • 科学的な深い学びを実現する理科の「見方・考え方」を軸としたカリキュラム試案の開発V

    下吉 美香 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (4), 71-74, 2019-03-16

    <p>本研究では,次期学習指導要領において示された小学校理科教育の方向性を踏まえ,その実現に向けて如何に取り組むべきかについて,具体的指針を明らかにしようと考えた.各教科の特性に応じた「資質・能力」の育成,「見方・考え方」を働かせた主体的・対話的で深い学びの実現に向かうためには,教師の子どもの学びを見取る目と,深い学びを創り出す単元デザイン力,カリキュラム・マネジメント力が必要となってくる.特に…

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  • 科学的な深い学びを実現する理科の「見方・考え方」を軸としたカリキュラム試案の開発Ⅱ

    下吉 美香 日本科学教育学会研究会研究報告 33 (1), 73-76, 2018-12-01

    <p>本研究では,次期学習指導要領において示された小学校理科教育の方向性を踏まえ,その実現に向けて如何に取り組むべきかについて,具体的指針を明らかにしようと考えた.各教科の特性に応じた「資質・能力」の育成,「見方・考え方」を働かせた主体的・対話的で深い学びの実現に向かうためには,教師の子どもの学びを見取る目と,深い学びを創り出す単元デザイン力,カリキュラム・マネジメント力が必要となってくる.特に…

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  • 『法華経』における〈テーゼ〉と〈アンチテーゼ〉

    鈴木 隆泰 印度學佛教學研究 66 (3), 1071-1078, 2018-03-25

    <p>『法華経』(全27章)のうち「如来神力品:20」には,釈尊自らが教化してきた地涌の菩薩のみに『法華経』を委嘱するという〈別付嘱(ぺっぷぞく)〉が説かれる一方で,最終章の「嘱累品:27」には,全ての菩薩に『法華経』を委嘱する〈総付嘱(そうふぞく)〉が説かれる.このように『法華経』には,別付嘱に代表される「純化・排他的姿勢」と,総付嘱に代表される「融和的姿勢」の混在が確認されており,どちらの姿…

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  • 多様性と共通性に目を向けた単元デザインに関する一考察

    下吉 美香 日本科学教育学会研究会研究報告 32 (6), 9-12, 2018-03-25

    <p>本研究では,次期学習指導要領の小学校理科,生物領域に示されている見方,「多様性と共通性」の視点に着目し,子どもたちにとって有効な学習となるよう単元をデザインし,その効果検証を行った。その結果,科学的な見方・考え方をはたらかせながら,ヒトである「自分自身」と身のまわりの「植物」の体の巧みさ,生命の尊さに気付く姿,「生物多様性」の観点から地球環境をとらえようとする子どもの姿が表出された。また,…

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  • 質的・実体的な視点に目を向けた単元デザインに関する一考察

    下吉 美香 日本科学教育学会研究会研究報告 32 (7), 67-70, 2018-03-25

    <p>本研究では, 次期学習指導要領の小学校理科, エネルギー領域に示されている見方「質的・実体的」な視点に着目し, 子どもたちにとって有効な学習となるよう単元をデザインし, その効果検証を行った。その結果, 科学的な見方・考え方をはたらかせながら, 水溶液の性質やはたらきをとらえようとしている姿, 生活の中での水溶液の有用性に気付き, …

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  • 科学的な深い学びを実現する理科の「見方・考え方」を軸としたカリキュラム試案の開発 I

    下吉 美香 日本科学教育学会年会論文集 42 (0), 411-414, 2018

    本研究では,次期学習指導要領において示された小学校理科教育の方向性を踏まえ,その実現に向けて如何に取り組むべきかについて,具体的指針を明らかにしようと考えた。各教科の特性に応じた「資質・能力」の育成,「見方・考え方」を働かせ,主体的・対話的で深い学びの実現に向かうためには,教師の子どもの学びを見取る目と,深い学びを創り出す単元デザイン力,カリキュラム・マネジメント力が必要となってくる。特に,理科…

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  • 『涅槃経』所説戒聖行の果について

    日比 宣仁 印度學佛教學研究 65 (2), 582-585, 2017

    ...Different opinions are offered in the <i>Sijiaoyi</i> 四教義 of Zhiyi 智顗 (538–597), the <i>Weimo jing xuanshu </i>維摩経玄疏 of Zhiyi and the same author’s <i>Miaofa lianhua jing xuanyi </i>妙法蓮華経玄義 (<i>Fahua xuanyi...

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  • 「其罪畢已」

    鈴木 隆泰 印度學佛教學研究 65 (3), 1147-1155, 2017

    ...</p><p>もし『妙法華』に「其罪畢已」の一節がなかったとしたら,中世以降今日に至る日本仏教は,現在とは大きく違った姿をしていたであろう.まさに,「大乗経典が外的世界を創出」(下田正弘)した好例である.『妙法華』に存するたった一個のフレーズ「其罪畢已」が,今日の日本の宗教界のみならず,社会の一側面を創出したのである.</p>...

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  • 敦煌本チベット文治療書Pelliot tibétain 1057試訳

    谷田 伸治 智山学報 65 (0), 001-020, 2016

    ...以下、翻字を「王本」、語句の蔵文注を「王注」)<br>  Pelliot tibétain 1057は、フランス国立図書館所蔵の巻子本(26.3×450cm)で行数208、無標題、背面は漢文『妙法蓮華経』。その豊富な内容は注目され、研究論文に洪武娌:敦煌石窟『蔵医雑療方』的医史価値(『中華医史雑誌』12(4)251-253、1982年。...

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  • 地山・盛土補強土工法による既設道路盛土の耐震補強事例

    澁谷 啓, 中西 典明, 小阪 拓哉, 鈴木 聡, 龍岡 文夫, 歳藤 修一 ジオシンセティックス論文集 31 (0), 219-, 2016

    ...神戸市須磨区東落合にある神戸市道垂水妙法寺線玉坂トンネルは4車線道路のボックスカルバートトンネルであり,トンネル坑口上部のパラペットのひび割れ,盛土変状,排水施設の破損など多くの異常が見られた.このため2012年8月よりパラペットの変状計測を開始し,変形が8ヶ月で3㎜と累加的に増加していることから早急な対応が必要であると判断された.盛土直下は神戸市の幹線道路であり,盛土やパラペットの崩壊等は第三者および...

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  • デンマークと日本の人間教育(IV)

    寺田 治史 太成学院大学紀要 18 (0), 71-82, 2016

    ...対談相手のヘニングセンも,「グルントヴィとコルの思想は仏教の伝統のなかで日蓮大聖人が『妙法』と呼ばれるものを説いた思想と相通じるものを持っています。これこそ「生の啓発」の思想です」と明言している。(p217)よって本稿では,自らが創立した大学のモット-を「創価教育」とは言わず「人間教育の最高学府たれ」とした池田の人間教育理論の深淵に迫ってみる。...

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  • 一切皆成の授記『法華経』

    鈴木 隆泰 印度學佛教學研究 64 (3), 1155-1163, 2016

    『法華経』では随所に,『法華経』やその受持者を誹謗すると酷い報いを受けると説かれている一方で,『法華経』を受持すると六根清浄を得るとも説かれている.これらの所説を前提とする第19章「常不軽菩薩品」では,「過去世に存在していた「常不軽」という名の菩薩は経典の読誦等を一切行わず,増上慢の仏教徒たちにひたすら成仏の授記をし続け,そのことで彼は,彼らから誹謗,迫害を受けた.彼らはその罪で堕地獄した」と考…

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  • 「アニミズム的思考」から科学的思考への穏やかな移行を促すカリキュラム試案の開発(2)

    下吉 美香 日本科学教育学会研究会研究報告 31 (5), 47-50, 2016

    本研究では,身のまわりの事象に対し関心が高く,かつ,物事をアニミズム的に思考する傾向がある低学年期の子どもたちの学びの在り方に着目し,科学的思考へと穏やかに移行することができるカリキュラム試案の開発に向けて取り組んでいる。本論では,第2学年において,実際に取り組んだ単元における子どもの姿をもとに効果検証を行い,その結果をまとめた。学習内のパフォーマンスやワークシートへの記述から,「主体的に事象に…

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  • 諸・転法論考

    白石 凌海 智山学報 65 (0), 83-102, 2016

    ...<br>   「しかし 災難に逢(あう)時節には 災難に逢(あう)がよく候<br>   死ぬる時節には 死ぬがよく候 是(これ)ハこれ 災難をのがるゝ妙法にて候」<br>  越後の良寛の言葉である。<br>  ここで災難とは文政11年(1828)に発生した地震であるから、こちらは二百年ほど前に残された言葉が、今日、人々に思い出され流布したのである。...

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  • 藤井日達の西天開教とマハトマ・ガンディーの植民地主義批判

    外川 昌彦 宗教と社会 21 (0), 1-15, 2015-06-13

    ...<p>本稿は、戦前の日本仏教のアジア布教において独自の足跡を残した日本山妙法寺山主・藤井日達のガンディー思想との結び付きを検証する。それによって、これまでその矛盾が指摘されてきた日本山妙法寺による日本軍の大陸進出への協力と、ガンディーとの交流から生まれた非暴力思想という2つの観点を、整合的に理解する視点を明らかにする。...

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  • 日蓮聖人の『法華経』観の特色

    渡邊 寶陽 印度學佛教學研究 63 (3), 1111-1117, 2015

    ...日蓮(1222〜82)は『法華経』の教理の根本を,天台大師智顗538〜598)が『摩詞止観』第五巻に説く「一念三千」に求めた上で,「一念三千の観法」が末法に於いては,『妙法蓮華経』の首題「妙法五字」専唱として昇化されるという認識に立って,それを実践した.日蓮は伝教大師最澄(767〜822)の『法華経』崇敬を継承し,釈尊→天台→伝教の系譜を三国三師としたが,さらに日蓮がその系譜を継承するという自負と自覚...

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  • 二つの長者窮子喩

    鈴木 隆泰 印度學佛教學研究 63 (3), 1263-1270, 2015

    『法華経』の「法華七喩」の中に,有名な長者窮子喩がある.一方,『法華経』や『涅槃経』等の影響下に作成された,如来蔵系経典である『大法鼓経』にも長者窮子喩が説かれている.両者には共通点も多い反面,最大の相違点として,『法華経』の長者窮子喩では,貧者は長者の家で仕事をしつつも財産を望まず,長者から真実を告げられ,思いもかけずに相続者となるのに対し,『大法鼓経』では,長者から真実を聞かされる前であった…

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  • 洛北松ケ崎地区の近代と朝鮮人労働者

    高野 昭雄 人文學報 105 141-159, 2014-06-30

    ...その伝統は,現在でも,五山送り火の一つである「妙法」の送り火に受け継がれている。こういった歴史をもつ松ケ崎は,周辺地域に比べ,工業地としての開発が遅れていた。そのため松ケ崎の朝鮮人労働者は,隣接地区に比べ,人口も少なく,目立った存在ではなかった。それでも,第一次世界大戦時の大戦景気の中で,松ケ崎にも東洋ラミー織布会社の工場が作られ,朝鮮人労働者が就業した。...

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  • 唐代幾種《妙法蓮華經》音義的綜合研究

    丁, 鋒 語学教育研究論叢 31 177-199, 2014-02-28

    ...『妙法蓮華經』は唐代最も崇拝を受けた仏典として音義書の種類も最も多い。小論は玄応『一切經音義』(25巻)所収の「妙法蓮華經」、慧琳『一切經音義』(100巻)所収窺基原作と日僧中算撰『妙法蓮華經』に引用された窺基音義を基本材料として、各音義書の形態、特徴と相互関係を解明し、唐代の音義書の独自性と多様性を探究した。...

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  • 「気のいい火山弾」論

    高橋, 直美 ライフデザイン学研究 = Journal of Human Life Design 10 109-124, 2014

    ...この作品の主人公であるベゴ石の特徴を多面的に考察するには、当時の賢治が日蓮の説く『法華経』の文底秘沈である「事の一念三千」(賢治は作品や書簡でこの「事の一念三千」を「妙法蓮華経」と記しているため、以下では「妙法蓮華経」と記し、経典である『法華経』と区別する)をいかに感得したのかとともに、賢治の仏教に対する見識の広さや科学に対する見方も知る必要がある。 ...

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  • 『法華経』におけるstupaとcaityaの区別を知らなかった「薬王品」の制作者たち

    鈴木 隆泰 印度學佛教學研究 62 (3), 1185-1193, 2014

    かつて論じたように,『法華経』は仏舎利塔(ストゥーパ)と仏舎利なしの塔(チャイトヤ)を明確に区別した上で,『法華経』実践の場にストゥーパではなくチャイトヤを起てよと繰り返し命じている.『法華経』の実践とチャイトヤ建立によって,その場に如来の全身が実現されるため,仏舎利を納めたストゥーパの建立は不要であり,むしろ,『法華経』実践の場に建立されたチャイトヤこそが真のストゥーパであると主張しており,こ…

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  • 仰ぎ見る仏陀と内在する仏陀

    渡邊 寶陽 印度學佛教學研究 61 (3), 1261-1269, 2013

    ...天台大師→伝教大師という系譜において『法華経』を基幹とする仏教の展開がみられるとする.具体的には中国の天台大師撰述の『法華玄義』『法華文句』『摩詞止観』の三大部を尊重する.したがって,自己に仏界の内在を確信する依拠は『摩詞止観』に求められる.天台大師智〓は『摩詞止観』を厳しい行法として究める摩詞止観の行法を完成させたが,日蓮はその第五巻に説かれる一念三千の理論を末法衆生への基本として転換的に理解し,南無妙法蓮華経...

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  • 「烏の北斗七星」論

    高橋, 直美 ライフデザイン学研究 = Journal of Human Life Design 8 177-195, 2012

    ...しかし、一切衆生悉皆成仏を考えると、敵も味方も自利利他の区別もなく、そこにはただ仏法の法則、すなわち〈妙法蓮華経〉が存在するのみとなる。ゆえに、殺生という悪業を犯さなければ生きていけない烏は、転重軽受の功徳を受けるために日蓮の法華経(北辰)を信仰する(妙見信仰)。...

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  • <共同研究報告>中世後期の日記の特色についての覚書

    松薗 斉 日本研究 44 407-424, 2011-10-23

    従来、総体的な把握がなされてこなかった中世後期の日記についてその特色を述べたものである。まず室町期について、前代より継続して記される公家の日記は、南北朝期に生じた朝廷の儀式の断絶や以後顕然化したその衰退及び経済的基盤を失って生じた公家たちの疲弊が、その「家」の日記の作成活動に停滞をもたらし、彼らの日記が前代にもっていた国家的な情報装置としての役割を低下させたことを指摘した。

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  • GISを用いた神戸市における1938年阪神大水害の被害要因分析

    谷端 郷 日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 33-33, 2009

    ...<BR>  (1)主に平野部で発生した浸水と家屋被害の分布は,地形との関係から2つのパターンに分けることができる.一つは,下流部まで両岸に段丘が存在する狭隘な河川の氾濫原において,深度の深い浸水と家屋被害を下流部までもたらしたもの(例えば妙法寺川や新湊川などの神戸市西部の河川)が挙げられる.もう一つは,谷口から典型的な扇状地を発達させた河川において,あまり家屋被害はみられず,広範囲に浸水をもたらしたもの...

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  • 江戸時代の京都の寺社火消

    丸山 俊明 日本建築学会計画系論文集 73 (626), 845-850, 2008

    This work intends to disclose the ordering system for actual firefighting in Kyoto city under the Tokugawa regime (Tokugawa era). <br>There is no description about fire extinguishing by the temple …

    DOI Web Site 参考文献61件

  • 鳩摩羅什漢訳の法華経の露語訳をめぐって

    ガッリ イーゴリ 印度學佛教學研究 55 (2), 991-988,1285, 2007

    This paper deals with the pioneer Russian translation of the <i>Lotus Sutra</i> which was made from Kumarajiva's Chinese Version by a historian of the Japanese Buddhist thought, Dr. A. N. Ignatovich …

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  • 中論三諦偈と十界互具

    木村 周誠 印度學佛教學研究 56 (1), 184-190, 2007

    ...圓融三諦妙法也。此妙諦本有。」(大正三三・六八二a)とする記述に基づいて、「圓融三諦」を「唯佛與佛乃能究盡」の「諸法實相」(大正九・五c)と理解し、中論三諦偶に拠って「因縁所生法、即空即仮即中」と説示される空仮中三諦の相互の関係・構造について、「名隨徳用」、「體一互融」といった概念を用いて複雑精緻な解釈を施している。...

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  • 翻刻された近世寺院日鑑の活用方法について

    古賀 克彦 印度學佛教學研究 55 (2), 761-767,1260, 2007

    In recent years, there has been extensive publication of reprints of historical records pertaining to Modern-Period temples. They are published in various forms, such as as supplementary materials …

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  • 島地大等が宮沢賢治に与えた影響

    田村, 公子, Tamura, Kimiko 留学生教育 : 琉球大学留学生センター紀要 2 23-39, 2005-03

    ...本稿では,宮沢賢治が「法華経」に帰依するきっかけとなったものは,島地大等著『漢和對照妙法蓮華經』であることを主張する。具体的には,以下のことを指摘する。(1)大等の「大乗起信論」講義と『漢和對照妙法蓮華經』の解説が,賢治を「法華経」に開眼させた。(2~6節)(2)『漢和對照妙法蓮華經』の解説中の日蓮への言及が,賢治に日蓮への関心を抱かしめた。...

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  • 東国の中世村落における開発と災害

    原田 信男 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 96 393-414, 2002-03-29

    ...一方災害については,会津盆地の『塔寺八幡宮長帳』『異本塔寺長帳』や,富士山北麓の『妙法寺記』(『勝山記』)など,地域的に連続した史料が残る。これらから中世東国における災害の性格をみれば,近年流行している気象変動論に基づく小氷期による冷害が主体なのではなく,風水害が最も多く時には早害なども加わり,さらには疫病などが蔓延して被害者が増大したことが窺われる。...

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  • 越前における法華信仰の展開 : 敦賀鋳物師地区の小型石造物考

    古川 元也 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 77 61-99, 1999-03-25

    ...石造物の特徴を略述すれば、石造物身部に五輪塔や笠塔婆を刻み、しばしばそれが双塔であることであり、また、多くが「南無妙法蓮華経」の文字すなわち題目を刻む点である。これら法華の特徴を持つ石造物は年紀を記すものも多く、この点から編年を作成すると、笠塔婆・石龕型・板碑型の順になり、約一三〇年の間に分布が収斂する。...

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  • 白山のクロユリ,Firitillaria camtschatcensis (L.) Ker-Gawl.,の組織培養による増殖

    大谷 基泰, 島田 多喜子 石川県農業短期大学農業資源研究所報告 5 (0), 39-44, 1997

    ...この種ら滅少しつつあると考えられており,白山の自然を保全していくために,それらの人為的な栽培・増妙法を明らかにする必要がある。白山室堂(標高2400 m)でクロユリを採集しその鱗茎葉および葉の切片を培養し試験管内での効率的な増殖方法を検討した。種々の濃度の植物ホルモンを添加したLS培地上で,鱗茎葉および葉の切片から小鱗茎葉(子球)が形成された。...

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