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検索結果 1,742 件

  • 携帯電話周波数帯電波ばく露時の医療用埋込金属プレートに起因した温度上昇と局所SAR空間平均寸法の相関検討

    脇 修平, 日景 隆, 長岡 智明 J107-C (4), 89-97, 2024-04-01

    ...医療用金属プレートを埋め込んだ人体に電波をばく露したときの生体組織内の温度上昇を評価した.FDTD法に基づく数値解析を行い,携帯電話周波数帯の電波を照射したときの,埋込金属プレートによる共振現象に起因した局所的なSAR上昇を計算し,それを熱源とする生体熱輸送方程式を解くことで,定常状態における生体組織内の温度分布を推定した.均質媒質を及び数値人体モデルを用いて推定したSAR分布及び温度分布から,特定...

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  • Bragg 結晶を用いたX線レーザーの発振制御

    米田 仁紀, 道根 百合奈 SPring-8/SACLA利用研究成果集 12 (1), 74-77, 2024-02-29

    ...このことは、レーザー媒質として Bragg 共鳴を持つ固体結晶を利用でき、その共鳴を使ってレーザー発振の波長選択を行うことが考えらえる。ここでは、その特性を用いて発振線の1本を禁制させることを目指した実験研究の報告である。...

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  • 散乱トモグラフィを使用した乳がん検出の実用化技術

    桑原 義彦, 藤井 公人 電子情報通信学会論文誌B 通信 J106-B (11), 669-676, 2023-11-01

    ...逆散乱問題は,イメージングしたい未知のオブジェクトを含む画像再構成領域の外側で観測した散乱場の解析結果と測定結果が一致するように,画像再構成領域の複素誘電率分布を推定する問題である.損失性媒質である組織の中に存在する小さな病変によって引き起こされる散乱場の変化はわずかである.したがって,オブジェクトの有無による散乱場の変化を検出できる高感度のアンテナが必要である.一方,現在の技術ではオブジェクトやイメージングシステム...

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  • PeplographyとYOLOを用いた散乱媒質下での物体検出システム

    大野 誠也, Kim Hyun-Woo, 李 旻哲 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 430-431, 2023-08-31

    ...<p>カメラ等の撮影機器は日常生活において欠かせないものであるが、これらは霧や煙といった散乱媒質に影響されるため、その対策として様々な研究が行われてきた。Peplographyもそのうちの一つであり、この技術は散乱媒質の除去及び散乱媒質中の物体の可視化を行う光学的手法である。...

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  • UHF帯における降雨空間のモデル化の検討:損失誘電体粒子からなる媒質の等価誘電率

    南部 幸久 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 80-80, 2023-08-31

    ...本稿では,降雨空間を離散的ランダム媒質として捉え,UHF帯の電波に対する等価誘電率の算定を試みる。また,積乱雲の中では,強い上昇気流の中で雹や霰のような氷の粒が摩擦によって雷を生じ,降雨の際には大量の雨となることから,積乱雲を構成する粒子が,氷から水に至るまでにどのように等価誘電率が変化するかを数値的に求め,その妥当性について検討する。</p>...

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  • 人工ニューラルネットワークを用いた均質媒質中に含まれる空隙の厚さ・位置の推定

    上水流 直紀, 圓谷 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 73-73, 2023-08-31

    ...先行研究を踏まえて本報告では、まず、コンクリート壁を無損失の均質媒質と仮定して、周波数領域解析法で求めた電磁散乱波のデータから、ANNを用いて媒質内部に含まれる空隙の厚さ、及び位置の推定を試みる。さらに、損失性がある媒質において同様の推定を行い、導電率が推定精度に及ぼす影響について検討したので報告する。</p>...

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  • 人工ニューラルネットワークを用いた弱導電性を有する平板層状媒質の比誘電率分布の推定精度に関する検討

    孫 啓瑾, 圓⾕ 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 72-72, 2023-08-31

    ...<p>我々は、人工ニューラルネットワーク(ANN)とデータ前処理を用いて、層状媒質の比誘電率分布を推定する検討を行ってきた。これまでの検討では媒質を無損失と仮定していたが、コンクリート構造物の非破壊検査への応用を鑑みた場合、弱導電性を有する媒質でも比誘電率分布を推定できた方が便利である。そこで、本研究では、弱導電性を有する平板層状媒質に対して、ANNを用いた比誘電率分布の推定について検討する。...

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  • 電磁パルス波の後方散乱応答を用いた誘電体角柱の空洞率の簡易推定

    工藤 孝人 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 77-77, 2023-08-31

    ...<p>電磁波の散乱情報を利用して物体内部の電気・磁気的性質(媒質定数)を再構成(推定)する問題においては一般に,精緻な再構成結果を得るために複雑で膨大な計算処理を必要とする場合が多い.その一方で,工業製品の非破壊検査などでは,ある程度大雑把な推定で十分な場合もある.本稿では,誘電体角柱に電磁パルス波を照射する数値シミュレーションに基づき,被検体内部の空洞の割合(空洞率)とその空洞の有無による後方散乱応答...

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  • 1 次元の音波における変位波と圧力波の関係について

    山田 盛夫 物理教育 71 (2), 124-128, 2023-06-06

    ...しかし<b>,</b>圧力波の式の導入には媒質である空気の弾性の知識が必要で高校生には難しい。本稿では<b>,</b>圧力波の式を初等的に誘導し<b>,</b>以下<b>,</b>変位波と圧力波の反射における位相変化の関係<b>,</b>気柱の固有振動における変位波と圧力波の関係<b>,</b>2 音源による直線上の干渉を考察する。</p>...

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  • 電磁波レーダによる高速道路や橋梁の水平ひび割れ探査

    田中 俊幸, 藤本 孝文 電気学会誌 143 (6), 338-340, 2023-06-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>電磁波は媒質の比誘電率によって媒質中の伝搬速度が定まる。媒質中の電磁波の速度は,真空中の光の速度を媒質の比誘電率の平方根で割ったものとなる。すなわち伝搬時間を利用すれば媒質の平均的比誘電率の値を求めることができる。また,電磁波は異なる電気定数(比誘電率,比透</p>...

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  • 社会システム論から見る「身体」とメタルダンスユニットBABYMETALの成長過程

    伊藤 高史 評論・社会科学 (144) 53-74, 2023-03-31

    ...それはまた,媒質として社会的意味を帯びた「記号的身体」となり,消費システムが作動するための「意味の図式」を呼び起こすインタフェースとして機能する。BABYMETALのメンバーは,そのデビュー時には中学生と小学生であり,子どもあるいは少女としての身体性が重要な意味を有していた。そうした彼女らを,文化産業によって収奪される少女という「意味の図式」で理解する消費システムの作動を観察することができる。...

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  • 電気探査法によるロックフィルダム堤体内高透水域のモニタリング

    鈴木 浩一, 尾留川 剛, 萬寶 徹郎 物理探査 76 (0), 30-41, 2023

    ...次に,高透水域は細粒分が流出して形成されると仮定して,砂と粘土よりなる粒状媒質に対するKozeny-Carmanの式とGloverの式から,高透水域の透水係数,比抵抗,流路断面積を推定した。さらに,これらの推定値に基づき,高透水域内の間隙水比抵抗がダム水位の低下により変化する比抵抗モデルを構築し数値シミュレーションを行った。...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 高速重イオン衝突による 固体中に埋め込まれた金属ナノ粒子の楕円化変形(後編)

    雨倉 宏 原子衝突学会誌しょうとつ 20 (5), 104-121, 2023

    ...楕円化の停止する「最短楕円化短径」の存在が実験から示唆された.そして“変形が起こる/起こらない”の条件が,真空中のナノ粒子モデルや非弾性(電子励起)熱スパイク(i-TS)モデルを用いて,ナノ粒子の融解・気化との関連で議論された.しかし変形の起こる条件は議論されても,変形を誘起する具体的な駆動力については未だ触れていなかった.後編では,これまで紹介した楕円化変形を示した金属ナノ粒子が埋め込まれていた媒質...

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  • パッシブ・マイクロレオロジーの理論と実際-拡散波分光法を例として-

    印出井 努, 成田 哲治 Oleoscience 23 (9), 483-489, 2023

    ...パッシブ・マイクロレオロジーでは,媒質内に微小なプローブ粒子を分散させ,それらのブラウン運動の平均二乗変位を観測することで,媒質の線形粘弾性を見積もる。ブラウン粒子の平均二乗変位は,一般化ストークス・アインシュタイン関係式を使って媒質の動的弾性率に変換される。この総説の前半では,パッシブ・マイクロレオロジー法の基本概念と一般化ストークス・アインシュタイン関係式の導出法を簡潔に説明する。...

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  • アンサンブルカルマンフィルタを用いた地中レーダのアンテナモデルの逆推定

    光永 宏希, 山本 佳士, 園田 潤 AI・データサイエンス論文集 4 (3), 823-831, 2023

    ...<p>レーダ試験を対象とした電磁波伝播シミュレーションにおける,アンテナモデルの未知パラメータを推定することを目的として,有限時間領域差分法(FDTD法)にデータ同化手法の一つであるアンサンブルカルマンフィルタを導入した手法の適用を試みた.同手法の適用の基礎的な検討として,単純な媒質に対するレーダ試験のシミュレーションを対象とした双子実験を行い,アンテナモデルのパラメータの推定精度を検証した.検証の...

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  • (エントリー)カルサイト合成実験における初生包有物の形成過程

    山内 彩華, 坂口 有人 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 258-, 2023

    ...硝酸アンモニウム水溶液を媒質に炭酸カルシウム粉末を加え,密閉されたテフロン内槽の大型オートクレーブにて気液二相状態で昇温する.180℃で12時間保持したあとに2.5℃/時で徐冷する.これを1段階徐冷とよぶ.これに加えて昇温と徐冷をもう一度繰り返す操作を2段階徐冷とよぶ....

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  • [招待講演]地震波速度のスケールアップ:クラックの不均質性,サイズ,浸透率の効果

    赤松 祐哉 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 14-, 2023

    ...まず.掘削コアの連続的なP波速度データから,コアに含まれる微視的なクラック(マイクロクラック)の分布を推定した.P波速度は掘削船ちきゅう船内のMSCL(Multi-Scanner Core Logger)システムで測定され,波長が数mm程度のP波速度が4 cm間隔で得られている.そのため,測定されたP波速度の深さ変化は,コアに含まれるマイクロクラックの量の変化を反映していると考えられる.そこで,有効媒質理論...

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  • 歪み集中帯における第四紀応力の均一・不均一と可検出性

    大橋 聖和, 田村 友識 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 115-, 2023

    ...<p>地殻変動の原動力である応力は,直接視認できない,形のないものである.物体が変形して初めて,我々はそれに外力が働き,応力状態下にある(あった)ことを知りうる.弾性変形の範囲においては,外力が取り除かれるとその痕跡は残されないので,過去の応力は「存在しなかった」のと同義である.地層や岩石が非弾性変形をしない限り,過去の応力は知り得ないし,非弾性変形を生じるにしてもある程度の応力レベル(=媒質の強度...

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  • 地中レーダ(GPR)アンテナの電磁界的考察と計測法の提案

    佐藤 源之 電子情報通信学会論文誌B 通信 J105-B (11), 844-851, 2022-11-01

    ...地中レーダ(GPR)のアンテナは空気と誘電体媒質である土壌の半無限境界面近傍に置かれるため,アンテナからの電波放射は媒質の影響を強く受ける.本論文では媒質境界面から1/10波長程度の近傍に置かれたダイポールアンテナからの放射電界が,境界面に沿って発生する伝播モードにより,空中より媒質中に大きな電力を送信すること,アンテナが1/3波長以上離れると,こうした現象が急激に失われることを電磁界的な考察,シミュレーション...

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  • シース付アンテナにおける海中電波伝搬特性

    山﨑 修椰, 廣瀬 幸, 松嶋 徹, 福本 幸弘, 江口 和弘, 熊懐 一浩, 桑原 堅誠 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 203-203, 2022-09-15

    ...<p>ここ数年,海中における電磁界応用に関する研究は精力的に行われている.これは,解析技術の発展により,損失の大きい媒質での解析のダイナミックレンジを確保できたためである.そこで著者らの研究グループでは,電磁波に着目し水中IoTの通信インフラのための海中および水中無線通信の確立を目指す.本報告では,海中でのシース付きダイポールアンテナの伝搬特性について,Sパラメータの解析及び実測データとの比較した....

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  • 二次元媒質に含まれる空隙検出のためのAI利用に関する基礎検討

    鈴木 健文, 圓谷 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 93-93, 2022-09-15

    ...先行研究においては、層状媒質中に存在する空隙を検出可能なAIを検討し、工夫すれば、少ない教師データで訓練したAIを用いて、9割程度の精度で空隙を検出できることを示した。本報告では、⼆次元媒質中の空隙有無を推定するAIを検討する。教師データおよび推定精度確認⽤の試験データは共にFDTD法を⽤いた⼆次元シミュレータにより⽣成し、ニューラルネットワークを⽤いた媒質内部の空隙検出の可能性を明らかにする。...

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  • 不均一の厚さを有する層状媒質の比誘電率分布の推定における人工知能の利用

    孫 啓瑾, 圓谷 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2022 (0), 96-97, 2022-09-15

    ...<p>層状媒質の誘電率分布の推定にAIを活用した実験が報告されているが、各層の厚さを均一としたモデルで表していた。厚さが不均一な場合に対応するために、比誘電率と厚さの両方を逐次に推定する方法を提案する。まず、ターゲット層の表面からの反射パルスを抽出し、その波高を用いて比誘電率を推定する。次に、後ろの層からの反射パルスを抽出し、その遅延情報を用いて層厚を推定する。...

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  • 原子核中に起こるアルファ凝縮とクラスター構造形成の動力学

    船木 靖郎 日本物理学会誌 77 (9), 602-610, 2022-09-05

    ...</p><p>そのような通常の飽和密度領域から離れ,より低密度領域で起こる主要な現象の一つが,クラスター化である.核子の媒質中で複数の核子集団が束縛状態を作りサブユニットとして析出する現象である.このようなクラスター化現象は,原子核,無限個の核子からなる核物質系を問わず,核子多体系一般に低密度領域で普遍的に存在することが知られている.そのようなサブユニットとしての安定な最小単位はα粒子(ヘリウム原子核...

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  • Drude-Lorentzモデルに対する複数の周波数分散性FDTDスキームにおける反射係数の数値精度の比較

    杉本 陸, 鈴木 敬久, 柴山 純, チャカロタイ ジェドヴィスノプ J105-C (5), 167-175, 2022-05-01

    ...周波数分散性媒質に対するFDTD法として提案されている,帰納的畳込み(Recursive convolution: RC)法,補助微分方程式(Auxiliary differential equation: ADE)法,Z変換法を1次元のFDTD法に組み込み,Drude-Lorentzモデルに基づく金における反射をシミュレーションした.これまでに,これらの手法において,反射係数の精度を定量的に示し,...

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  • 発達の資源としてのバリア:大崎晴地氏インタビュー

    大崎 晴地, 青山 慶 生態心理学研究 14 (1), 95-108, 2022-05-01

    ...<p> 心と身体,発達のリハビリテーション,精神病理学の領野にかかわりながら作品制作,研究活動を展開しているアーティストの大崎晴地氏にインタビューを行った.4 層のシートが媒質を包み込むようレイアウトされている氏の作品「エアトンネル」で起きることから,出会いと気配,遮蔽とフィクションなど今後の生態心理学における発達研究への示唆を得た.なお2021 年11 月「エアトンネル」の体験ワークショップ開催後...

    DOI 機関リポジトリ

  • 周波数分散をもつメタマテリアルのFDTD解析について

    有馬 卓司, 宇野 亨 J105-C (2), 65-73, 2022-02-01

    FDTD法のアルゴリズムは極めて単純であるにもかかわらず実用的な計算精度が容易に得られることから,多くの複雑な問題に適用されている.一方,メタマテリアルはマイクロ波やアンテナの分野で広く開発が進む新しい技術として最近注目を集めている.そこで本論文はメタマテリアルを構成する周期構造体による電磁波散乱特性をFDTD法によって解析する方法を述べる.更にアンテナの問題のように,周期構造の中に非周期構造が…

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  • 光スイッチングデバイスを志向した屈折率変換材料の開発

    工藤 宏人 ネットワークポリマー論文集 43 (1), 14-21, 2022-01-10

    ...<p>スネルの法則で説明されるように,屈折率の異なる媒質を光が透過すると光の進行方向が変化する。この現象を利用した光スイッチングデバイスの開発が志向されている。ポリマーは外部刺激により構造を変化させることで屈折率を変化させることが可能であり,外部刺激として紫外線や熱が検討され,ポリマーの分子構造が変化すると,分子屈折率や密度が変化し,屈折率が0.01 ~0.10 程度変化することが判明した。...

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  • 超音波ビームフォーミングにおける2値化信号から算出する低演算量の一般化コヒーレンスファクタ

    久津 将則, 森 翔平, 荒川 元孝, 金井 浩 超音波医学 49 (6), 503-516, 2022

    ...<b>結果</b>:シミュレーションによって生成した各素子の受信信号と,超音波診断装置でファントムから取得した受信信号を用いて,GCFBとGCF<sub>real</sub>の値を比較した.また,これらの値を用いたCBBから得られるBモード像の画質を評価した.GCF<sub>real</sub>に比べ,GCFBでは不要信号の低減効果が優れていたが,一方で一様散乱媒質の輝度を低減させる傾向が見られた....

    DOI Web Site 参考文献28件

  • 最新の水中無線技術の研究動向と将来展望

    吉田 弘 電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン 15 (4), 262-270, 2022

    ...として研究を進めている多くの研究者にとって,液体導電性媒質の海水は非常に面白い研究ターゲットである.市場形成を迎える前に,基礎研究を進め,いつでも応用が利くようにしておくべきだ.本稿では水中無線技術の総論として,研究内容だけでなく,心構えや市場性,将来性について紹介する....

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • ねじりテープ挿入水平円管内におけるR410A の沸騰熱伝達と圧力損失

    埋橋 英夫, 角田 博之, 河合 俊幸, 鳥養 映子, 一宮 浩一 日本冷凍空調学会論文集 38 (4), 287-, 2021-12-31

    ...</tt>77<tt>~</tt>613 kg/m<sup>2</sup>s <tt>の冷媒質量速度条件で,平滑管とねじりテープ挿入管のそれぞれについて,冷媒クオリティを変化させて試験部圧損と熱伝達率を測定した.また,試験部上流と下流で可視化を行った.低質量速度で冷媒が層状流動状態のとき,ねじりテープ挿入管の熱伝達率は最大で</tt>1.6 <tt>倍程度増大したが,圧損増大も顕著で,テープ挿入の負...

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  • 超広帯域レーダによるコンクリート内部鉄筋の腐食状態推定について

    西本 昌彦, ブディマンP. A. ローマン, 中 良弘, 緒方 公一 J104-C (11), 319-325, 2021-11-01

    ...超広帯域レーダを用いた鉄筋コンクリートの非破壊劣化診断の可能性について理論的に検討している.錆により腐食したコンクリート内部の鉄筋を不均質損失媒質で覆われた導体円柱でモデル化し,この散乱問題を電磁界理論に基づいて解析的に解くことにより,散乱応答の精密解を導出している.得られた解を用いてレーダ応答のシミュレーションを行い,偏波の違いによる劣化状態推定の可能性について検討している.その結果,腐食の初期を...

    DOI 被引用文献1件

  • 平面境界付近の電磁界問題

    宇野 亨 電子情報通信学会論文誌B 通信 J104-B (11), 821-829, 2021-11-01

    ...電磁波は異なる媒質の境界で反射・透過をするだけではなく表面波となって境界面を伝搬する.身近にある媒質に対する表面波は古くから研究されてその性質はよく知られているが,誘電率も透磁率も任意の値を取り得るメタマテリアルの登場によって改めて見直す必要がでてきた.一方,測定装置の感度とダイナミックレンジが格段に向上したことや高速・高性能信号処理法が開発されたことなどによって従来は無視できるほど小さいとされてきた...

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  • 人工知能を用いた層状媒質の比誘電率の再構成に関する初歩的な研究

    孫 啓瑾, 鈴木 健文, 圓谷 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2021 (0), 243-243, 2021-09-17

    ...人工知能を用いた層数の少ない層状媒質の再構成について既に報告されているが、層ごとに推定用ニューラルネットワーク(NN)を訓練する必要があり、層の数が多くなると必要な教師データの量もNNの学習時間も膨大になり、NNの訓練が難しくなる問題があった。本研究では、層状媒質の誘電率がパルス波の散乱波形の部分的遅延を左右することに注目し、必要な散乱波情報を絞り、NNの学習時間を節約した。...

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  • 積乱雲の有する等価誘電率の算定法についての検討

    南部 幸久 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2021 (0), 244-244, 2021-09-17

    ...本稿では,積乱雲を離散的ランダム媒質として捉え,電波に対する等価誘電率の算定を試みる。積乱雲の中では,強い上昇気流の中で雹や霰のような氷の粒が摩擦によって雷を生じ,降雨の際には大量の雨となることから,積乱雲を構成する粒子が,氷から水に至るまでにどのように等価誘電率が変化するかを数値的に求め,その妥当性について検討する。</p>...

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  • 電磁散乱波形の AI 識別による層状媒質の空隙有無判定

    鈴木 健文, 孫 啓瑾, 圓谷 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2021 (0), 242-242, 2021-09-17

    ...コンクリート壁を層状媒質に看做し、AIを用いた材質推定に関する研究・開発が行われているが、層数が増えると波形の複雑化、教師データ量の増加によりAIの学習が著しく難しくなる。今回はコンクリート壁内部のひび割れ(空隙)の有無を推定することに照準を合わせ、教師データの量を抑えたニューラルネットワークの学習について報告する。</p>...

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  • 液体中を伝播するAE波の基礎特性

    今 智彦, 間野 大樹, 岩井 英樹, 是永 敦, 大花 継頼, 芦田 極, 若園 賀生 精密工学会学術講演会講演論文集 2021A (0), 596-597, 2021-09-08

    ...本研究では精製水、クーラント、潤滑油の3種類の液体について、疑似AEを用いて伝播距離と周波数を変化させたときのAE波の伝播特性を調べ、媒質・距離がAE波の伝播特性に与える影響を明らかにした。</p>...

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  • 高強度光学レーザーを用いたX線増幅

    犬伏 雄一, 小川 奏, 富樫 格, 大和田 成起, 井上 伊知郎, 大坂 泰斗, 籔内 俊毅 SPring-8/SACLA利用研究成果集 9 (4), 262-265, 2021-06-30

    ...本研究では、高強度レーザーで生成した銅のプラズマをゲイン媒質としたX線増幅実験を実施した。プラズマにタイミングを合わせて XFEL を入射することで、銅の Kα 線と同じ光子エネルギーにおいて、600 meV の幅の増幅スペクトルが得られた。その最大の増幅率はおよそ12倍であった。今後、この増幅の物理機構を明らかにすることで、新たな高出力X線レーザー実現に役立つことが期待される。...

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  • 脳のアナログ伝達機構を支える脳内ロジスティクス

    毛内 拡 日本神経回路学会誌 28 (2), 71-80, 2021-06-05

    ...と解釈されており,神経生理学の主な研究対象は,神経ネットワークにおけるシナプスを介した相互作用である.しかし,血管やグリア細胞など,脳のニューロン意外の構成要素が,脳内の物の流れ(ロジスティクス)に不可欠な役割を果たしている.さらに,脳の細胞外スペースは,細胞外環境の恒常性と代謝老廃物のクリアランスに重要な役割を果たす脳リンパ流の主要な経路であり,神経修飾物質の拡散性伝達や神経細胞が生成する電場の媒質...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献17件

  • 混合薄膜構造の磁気表面プラズモン応答解析

    田丸 幸寛, 柴垣 裕紀, 呉 迪, 岸本 誠也, 芦澤 好人, 中川 活二, 大貫 進一郎 J104-C (5), 129-136, 2021-05-01

    ...外部磁界により反射特性が変化する磁気表面プラズモンについて検討する.表面プラズモン励起構造として,金属磁性・非磁性材料が面内方向に周期的に分散し構成された混合薄膜を用いる.そして,クレッチマン配置の反射率や表面プラズモン励起強度の比較から混合媒質に使用する薄膜構造の特性について明らかにする.本構造に対し,磁性素材が外部磁界により誘電率変化を起こした場合の反射率や表面プラズモン励起強度の比較を行い,誘電率変化...

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  • 表面下散乱を考慮した蛍光現象のスペクトラルレンダリング

    釘田 尚弥, 金田 和文, ライチェフ ビセル, 玉木 徹 芸術科学会論文誌 20 (1), 30-39, 2021-03-30

    ...行う.光の成分を蛍光,単散乱光,多重散乱光の3成分に分けてフォトンマップに格納することにより,表面下での光の散乱・吸収を考慮した蛍光現象を表示する.計算効率化と表面下からの光の出射点を確率的に決定するために新たにフォトンパワーテーブルを導入する.提案手法を用いて蛍光物質を含有した半透明媒質をレンダリングし,その有用性を示す....

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 表面プラズモンポラリトンを用いた発色型媒質濃度センサの開発

    井上 佑太, 石川 巧, 小﨑 美勇 精密工学会学術講演会講演論文集 2021S (0), 627-628, 2021-03-03

    ...<p>表面プラズモンポラリトンとは金属表面での自由電子の集団振動と,入射光の共鳴反応である.屈折率に敏感に反応するため媒質濃度センサとして利用されている.本研究では光共振器を用いた白色光の分光を併用することでセンサの感度向上を目指す.本報告では,誘電体を金属で挟んだ共振器構造の製作を目指し,金属層のスパッタリングによる成膜,及び誘電体層のスピンコートによる成膜,及びその光学特性を報告する.</p>...

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  • マイクロ波の医療分野における応用技術の開発と実用化

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 14-15, 2021

    ...マイクロ波を放射するアプリケータのサイズや媒質による波長短縮効果を利用することにより,実用に際して幾何光学的な設計が有効となりうる。本稿では,癌組織のためのマイクロ波ハイパーサーミアを目的とし,患部への集中したエネルギー照射が可能な,レンズアプリケータとそのシステムについて概説する。...

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  • 機械学習による界面補間を援用した二層体に対するアレイ超音波イメージング

    中畑 和之, 都築 幸乃, 牧田 陽行, 林 恭平, 丸山 泰蔵 AI・データサイエンス論文集 2 (J2), 466-474, 2021

    ...<p>アレイ探触子を用いて接触媒質を介して被検体中へ伝搬する超音波による内部映像化を検討する.ここでは,アレイ映像化手法である全波形サンプリング処理(FSAP)方式を用いて,第 1 ステップで接触媒質と被検体の界面の形状を推定する.第 2ステップで,推定した界面における屈折を考慮して各アレイ素子から内部までの超音波伝搬経路を計算し,超音波の往復伝搬時間に相当する振幅を合成することで被検体内部の映像を...

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  • 音の基礎と可視化

    平田 武士 紙パ技協誌 75 (12), 1097-1103, 2021

    ...音とは,媒質(空気,水等)の振動により聴覚に引き起こされた感覚またその要因となる空気等の振動である。音の物理量とは,音響パワー(音源が単位時間に放出する音のエネルギー),音圧(あるポイントの大気圧との微少な圧力変動),音の強さ(音の伝搬方向に対して垂直な単位面積を通じて単位時間に流れる音のエネルギー)である。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 生体組織を伝搬するずり弾性波による疑似境界波の発生について

    佐藤 雅弘 電子電子情報通信学会論文誌A 基礎・境界 J103-A (11), 270-273, 2020-11-01

    ...波を入射させ,境界面での反射・屈折の様子を計算した.その結果,�@疑似境界波(QBW)が存在すること,�AQBWの振幅は,解析結果より小さく,屈折波に比べ位相が極端に遅れていること,�BQBWからSW速度の遅い媒質にエネルギーを漏洩することを確認した....

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  • レーザ励起蛍光を用いた工具刃先形状の機上計測に関する研究(第3報)

    松本 宏平, 上野原 努, 水谷 康弘, 高谷 裕浩 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 636-637, 2020-03-01

    ...<p>工具刃先形状を機上計測する場合,切削液の洗浄・除去が必要である.本手法は,切削液のレーザ励起蛍光を利用することで,切削液が付着した状態で工具刃先形状計測を可能とする.先行研究では,切削液が散乱媒質である場合,励起光および蛍光の散乱・吸収により,計測精度が低下してしまうという問題があった.そこで,散乱・吸収を考慮した新たな理論式に基づいた数値解析および工具刃先形状計測による検証を行ったので報告する...

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  • クロージング

    早野 裕 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2020.1 (0), 100-100, 2020-02-28

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  • 光干渉断層撮影法に適した光伝搬モンテカルロシミュレーションの効率的アルゴリズム

    石井 勝弘 日本レーザー医学会誌 40 (4), 339-347, 2020-01-15

    ...<p>入射光と同じ位置から出射する特定の長さの光路長の散乱光のみを効率的に解析することができるモンテカルロ法について解説する.均一な散乱媒質と散乱特性に空間分布がある散乱媒質に対するこのモンテカルロ法の適用方法を説明し,解析例を示す.このシミュレーションは光干渉断層撮影法で検出される散乱光の解析を効率的に行うことができる.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • K中間子と陽子2つからなる“奇妙な”原子核

    岩崎 雅彦, 佐久間 史典, 山我 拓巳 日本物理学会誌 75 (1), 10-15, 2020-01-05

    ...中間子はボゾンであり核子はフェルミオンなので,その間にはパウリ原理が働かない.従って,そのような状態があれば中間子が空間的に核子と重なり,反クォーク・クォークの入り混じる「奇妙な量子状態」が発現する.中間子を粒子として核内に内包したこのような状態は,「カラーによるクォーク閉じ込め機構」や「クォーク物質の相転移」を研究する絶好の舞台となろう.そこでは,核媒質中という極めて高い密度環境下でのクォーク複合粒子...

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  • FDTD法を用いた2次元フォトニック結晶導波路中の光共振器特性の数値解析

    東中 直樹, 前田 洋 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2019 (0), 569-569, 2019-09-19

    ...その中で、基本構造として注目されているのが、異なる媒質を周期的に並べた人口構造体であるフォトニック結晶である。本論文では、FDTD法を用いたシミュレーションを行った。3つのポートを有する正方格子2次元フォトニック結晶導波路を作成し、その中に非線形性を有する媒質を用いた共振器を設置した。信号の入力後、各ポートに出力される信号の光強度の分配率を求めた。...

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  • 人工知能を用いた層状媒質の再構成に関する基礎的検討

    山口 いづみ, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2019 (0), 572-572, 2019-09-19

    <p>電波散乱の「逆問題」は非線形性が強いため、今までは「最適化問題」に帰着して解く手法が主流である。その最適化に多大な計算時間がかかり、リアルタイムに結果を出すことが難しい。また、最適化の過程で得た膨大な情報は「使い捨て」となり、次の検査・探査に有効利用できない。本研究では散乱波の情報から散乱体の材質を人工知能で識別し、これらの問題点の改善を目指す。</p>

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  • 着火性ブラシ放電防止の液体充てん流速

    大澤 敦 労働安全衛生研究 12 (2), 79-86, 2019-06-28

    ...ついて検討する.この流速制限式には,規格において慣習的なタンク径と配管径の関数となる一つの式で表すため,タンク径,タンク高さと直径の比および液体の導電率(電荷緩和時間)に対して適用範囲があるが,この適用範囲外でも,この流速制限を導出した理論モデル手法を用いて改めて計算すれば,対象の充てん工程に正確に適合した流速制限を求めることができる.接地タンク内に部分的に充てんされた帯電液体の電荷緩和は,液面で媒質...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • ブロードサイド結合スプリットリング共振器を用いた人工磁性体の透過・反射測定とその特性評価

    伊藤 盛通, 山本 真一郎, 畠山 賢一 J102-B (3), 273-280, 2019-03-01

    ...本論文では,人工材料の一種である人工磁性体において電磁気特性を評価した結果を報告する.スプリットリング共振器を対向配置するブロードサイド結合スプリットリング共振器を2次元に配列した人工磁性体試料を試作し,透過係数と反射係数を測定した.材料評価のためには測定結果から特性パラメータを導出する必要がある.均一媒質として人工材料を取り扱う場合,誘電率と透磁率が一般的に用いられる.しかし,今回の試料における測定結果...

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  • 有限の厚さをもつ界面の分子科学

    大西 洋 日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 (0), 3Cp12-, 2019

    ...<p>媒質に取り囲まれた界面(buried interfaces)を計測評価することは簡単ではない。媒質を取り除くことによって界面の組成と構造が変わってしまうからである。吸着エネルギーの小さい吸着種ほど媒質の影響を強くうける。固体−気体界面における物理吸着種,固体−液体界面における溶媒和分子層がそれにあたる。...

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  • 多波長計測による光音響イメージングにおけるアーチファクト特定・除去のための基礎的検討

    仲尾 勇輝, 浪田 健, 近藤 健悟, 山川 誠, 椎名 毅 生体医工学 Annual57 (Abstract), S161_1-S161_1, 2019

    ...プローブを用いた装置を開発した.この装置には計測が簡便であるという利点がある反面,組織境界面での反射によって発生するクラッタノイズによる画質低下などの問題がある.この問題に対して単一波長による計測により画質を改善する方法が考案されているが,その性能は十分とは言えない.そこで本研究では,光音響像を多波長で計測することにより,高輝度部の光音響スペクトルからクラッタノイズを特定・除去する方法を考案した.媒質...

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  • 油による減衰を考慮した油溶性媒質の音響解析

    盛島 明元, 石川 諭, 雉本 信哉, 片山 達也 Dynamics & Design Conference 2019 (0), 302-, 2019

    <p>If oil droplets are present in an oil-soluble medium such as fluorocarbon gas, it is expected that the sound attenuation will be increased by the dissolution of the gas into the oil droplets. In …

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  • チャーミングな近藤効果―非アーベル型相互作用による重いクォーク・ハドロンの不純物物理―

    安井 繁宏 日本物理学会誌 73 (11), 771-775, 2018-11-05

    ...</p><p>近藤効果はフェルミガスにおいて不純物が引き起こす量子効果である.近藤効果の説明のために電子ガスに不純物原子が混入している状況を考えよう.ただし不純物原子はスピンをもつとして,電子ガスと不純物原子の間にスピン交換が行われるとする.このとき電子ガスと不純物原子の相互作用の大きさは媒質効果による影響(ループ効果の繰り込み)を受けて変化し,低エネルギー散乱において対数的に増大する.そのため低温...

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  • ファブリ・ペロ・エタロンを用いた波長分割多重光ファイバ通信用可変波長フィルタの検討

    米倉 福太郎, 福島 誠治, 菊池 裕嗣, 田澤 英久 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2018 (0), 465-465, 2018-09-19

    ...エタロン・フィルタの温度や取り付け角度を可変にすることに加えて、共振器媒質として電気光学材料を採用することによる波長可変性、透過率、偏波依存性などの光学特性について議論する。共振器の厚さむらなどの製造偏差に対する耐性の比較も行った。</p>...

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  • ランダム媒質を通過した電磁波の主偏波劣化によって生じる交差偏波成分の平均界

    南部 幸久, 立居場 光生 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2018 (0), 134-134, 2018-09-19

    ...<p>電磁波が雨や雪などの離散的ランダム媒質を通過する際に生じる交差偏波についてはよく知られているが、乱流などの連続的ランダム媒質では、交差偏波成分が極めて小さいので無視されてきた。しかしながら、この交差偏波成分を定量的に解析できれば、ランダム媒質の電気的特性を計測する技術への応用が期待できる。...

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  • フッ化物・ポリジメチルシロキサン散乱媒質の分光性能向上の為の条件最適化

    蓮尾 祐介, 朱 峻鋒, 吉岡 宏晃, 森田 金市, 興 雄司 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2018 (0), 469-469, 2018-09-19

    <p>我々はポリジメチルシロキサン(PDMS)を主剤としたモノリシック光学系の構成手法の研究を行っているが、PDMSの紫外透過性と屈折率分散の特性に着目し、紫外透過性が高いCaF2粒子をPDMSに分散した散乱体が特定の紫外波長でのみ透明となる特性を見いだしそのデバイス化を進めている。同材料はPDMSに異なる架橋構造分子が導入されたものを選定することにより、259, 278 …

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  • 音波の指導法の再考

    川内 正 物理教育 66 (2), 121-122, 2018-06-08

    ...流体内を伝わる波については,変位あるいは媒質の振動という指導を排除し,密度波と扱うことが必要な時期となっている。</p>...

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  • 分子シミュレーション入門 1   モンテカルロ法と分子動力学法の誕生

    三上 益弘 アンサンブル 20 (2), 108-112, 2018-04-30

    ...<p>初回は,モンテカルロ法と分子動力学法の誕生の歴史について述べたい.モンテカルロ(MC)法の誕生の契機は第二次世界大戦中の原子爆弾の開発において,媒質中の中性子拡散を正確に予測するために,主としてスタン・ウラムにより創始され,フォン ノイマンはその命名者となった.一方,分子動力学(MD)法は,アルダーらにより,剛体球系で創始され,ソフトコア系に拡張され結晶の放射線損傷のシミュレーションに適用された...

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  • 溶液内光異性化反応における化学動力学

    南部 伸孝 日本物理学会誌 73 (2), 85-90, 2018-02-05

    ...<p>凝縮系の化学反応を理論的に記述するために,様々な提案がなされている.その中で,主に利用されているモデルの一つが,溶媒環境に関する誘電体媒質モデルがある.溶媒効果を取り込むために,溶媒により発生する環境を「連続する媒質」と考える理論である.具体的には,溶質あるいは反応分子は,ある一定の空間を作り,その空間の中に存在する.さらに,その空間より外は,溶媒分子により決められた誘電率を持つ連続媒質と仮定...

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  • 波動の授業2017の報告

    石井 登志夫 物理教育通信 172 (0), 7-11, 2018

    ...到達目標を「変 位を媒質が伝えていく」とし、“変位”と”媒質“に着目して波動の理解を深めるよう に、展開の工夫をした。前年度まではあまり使ってこなかった「変位」という言葉を、 今回の実践では意識的に使わせるようにしたこと、ウェーブマシンを多く使うように したことなどが功を奏したのか、変位の理解は進んだと思われた。しかし、媒質の理 解については、問題を残した。...

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  • 分子間相互作用によって生じる弾性体内部の応力分布

    大谷 稔紀, 前川 覚, 福井 茂寿, 松岡 広成 IIP情報・知能・精密機器部門講演会講演論文集 2018 (0), 2B10_1-, 2018

    <p>Recently small devices are developed due to the development of mechanical technology. The head/disk interface (HDI) in hard disk drives is one example of the small device. In recently developed …

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  • 光学と逆問題:光トモグラフィー

    町田 学 日本物理学会誌 72 (10), 712-716, 2017-10-05

    ...</p><p>近赤外領域の光も当然マクスウェル方程式に従うが,生体組織中を伝播する光は,古典粒子が散乱体に散乱されながら輸送していく描像で捉えることができる.つまり,光強度は線形のボルツマン方程式に従う.これは輻射輸送方程式と呼ばれ,人体などの生体組織の他にも,雲や霧,星間物質など,散乱と吸収で特徴づけられるランダム媒質中を伝播する光の支配方程式となる....

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  • 変換電磁気学に基づくビームシフタの設計について

    宇都 彪馬, 永山 務, 福島 誠治, 渡邉 俊夫 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 353-353, 2017-09-19

    ...<p>任意の座標変換を媒質で実現する変換電磁気学の概念に基づくビームシフタが提案されている. ビームシフタは入射された電磁波の位置を透過後に平行移動させることができ, 例えば、物体に当たらないように電磁波を迂回させることができる....

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  • 高速なLSPRガスセンシングデバイスを搭載したロボットの開発

    楊 中元, 佐々 文洋, 林 健司 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 317-317, 2017-09-19

    ...一方、Auナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴を利用したLSPRガスセンサは、周囲媒質(ガス)の誘電特性の変化に対して迅速な応答を示す。我々は、ロボットに搭載するためのLSPRベースのガスセンサモジュールを開発した。モジュールはLED光源、フォトダイオード、LSPR基板、及び吸引ポンプから構成される。...

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  • CIP法に基づく2次元電磁波シミュレータの物体描画機能の強化

    木元 裕貴, 副島 康生, 工藤 孝人 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 527-527, 2017-09-19

    ...<p>本研究では,CIP法(Constrained Interpolation Profile Method)とJava言語を用いた2次元電磁波シミュレータの開発・改良を行っている.本稿では,以下の改良結果について報告する.(1)属性(大きさ,位置,媒質定数等)をもつ物体の複数配置機能,(2)マウスの位置表示機能,(3)物体の属性情報表示機能,(4)レイヤー並び替え機能,(5)物体の周期的配置機能....

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  • 超臨界二酸化炭素中パルスアーク放電プラズマの消費エネルギーの評価

    芦塚 直和, 古里 友宏, 蒲ヶ原 健, 喜屋武 毅, 佐々木 満, 山下 敬彦 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 407-407, 2017-09-19

    ...高繰返しパルスパワースイッチ等の研究が報告されている.しかし,これらの超臨界流体を利用した技術の発展に重要となる超臨界流体中のプラズマの基礎研究は少なく,具体的な反応機構や消弧特性は未だ解明されていない.そこで本研究では超臨界流体中のプラズマの基礎特性の把握を目的とし,電圧,電流波形から超臨界二酸化炭素中のプラズマの消費エネルギーの解析を行った.プラズマの消費エネルギーは,高圧ガス領域では二酸化炭素の媒質密度...

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  • 等価回路モデルによるイリュージョンマントの設計について

    長濱 早, 永山 務, 福島 誠治, 渡邉 俊夫 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 354-354, 2017-09-19

    ...<p>任意の座標系への座標変換を媒質で実現し, 電磁波の経路を自由自在に制御するという概念, 変換電磁気学に関する研究が行われている. 近年, この概念に基づく媒質を等価回路モデルを用いて設計および解析する方法が提案され, これを用いて物体を見えなくする透明マントの設計が行われている....

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  • 一次元逆散乱問題における感度に基づく直線探索を援用した準ニュートン法の性能

    圓谷 友紀, 孟 志奇 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2017 (0), 537-537, 2017-09-19

    ...<p> 対象物からの散乱波よりターゲットの媒質定数を推定する問題は逆散乱問題と呼ばれ,コンクリート内部の診断に応用できる.逆散乱問題を最適化問題に帰着させて解く場合,最急降下法や共役勾配法に代表される感度解析ベースの最適化法の適用が考えられる.しかし,両手法ともステップサイズを決める直線探索が必要であり,その探索方法によっては総計算時間が増加する恐れがある.そこで本論文では,設計感度に基づく直線探索...

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  • 関与媒質の多光源レンダリングのための誤差推定法

    安明, 真哉, 名畑, 豪祐, 岩崎, 慶 第79回全国大会講演論文集 2017 (1), 123-124, 2017-03-16

    ...Multidimensional Lightcutsは,VPLをクラスタリングすることで関与媒質のレンダリングを高速化しているが,クラスタリングによる誤差を制御できないという問題がある. そこで本研究では関与媒質のための誤差推定法を提案する....

    情報処理学会

  • 人工材料を用いる電波吸収体・電磁遮へい材

    畠山 賢一, 蔦岡 孝則 電子情報通信学会論文誌B 通信 J100-B (3), 127-137, 2017-03-01

    ...電波吸収体,電磁遮へい材は従来より用いられてきている.ここではIoT時代に適合するものとして,軽量,薄型の電波吸収体,複合機能の電磁遮へい材について述べる.これらを,金属パターン配列による誘電率の共鳴特性や,負の誘電率などの特徴をもつ人工材料を用いて設計する手法を述べている.また,複合材製造手法を用いた均質媒質人工材料について述べる....

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  • プリンテッドバイオセンサの開発と応用

    南 豪, 南木 創, 時任 静士 応用物理 86 (2), 131-135, 2017-02-10

    ...生化学的状態の日常的観測や,環境中に含まれる汚染物質の監視など,我々の健康に密接に関連する化学種の「その場分析」に適した計測技術の開発・実現が求められており,さまざまなアプローチによる簡易分析用センサデバイスの開発が盛んに取り組まれている.筆者らはセンサデバイスのプラットフォームとして,機械的柔軟性や印刷プロセスの適用による低コスト化が可能な有機薄膜トランジスタに着目しており,当該デバイス構造を活用して水系媒質中...

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  • 空が見せる多彩な色

    籔内 一博 化学と教育 65 (1), 28-31, 2017

    ...<p>光は均質な媒質中を進む限りは直進するが,反射,屈折,回折あるいは散乱などによりその進む向きを変える。また,複数の光が出会うと干渉によりその強度が変化する。これらの現象の多くは,光の波長の影響を受けるため,進む光が可視光線であれば色の発現に結びつく。...

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  • 光学メタマテリアル(キーノートスピーチ)

    梶川 浩太郎 精密工学会学術講演会講演論文集 2017S (0), 91-92, 2017

    ...光メタマテリアルはナノ構造により光学的な機能を発現する光学媒質である。光学分野のメタマテリアルの多くはナノメートルサイズの金属のナノ構造の集合体である。微細加工技術の進歩などにより、負の屈折や超解像など様々な現象が報告されている。このように、特異な光学的性質を有するメタマテリアルであるが、近年研究が進んできた光学クローキングと光吸収体に関する研究について紹介する。...

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  • 空隙を有する媒質への高速物体の衝突

    渡辺 圭子 計算力学講演会講演論文集 2017.30 (0), 320-, 2017

    ...空隙を有する媒質に物体が高速で衝突した場合,均質媒質では見られないユニークな現象が起こる.ここでは砂への高速衝突・貫入を取り上げ,実験で明らかになった現象を紹介するとともに,数値解析で実験結果を再現する際の問題点について議論する....

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  • 直方体音場と一様吸音媒質を前提にした音響解析

    上田 和哉, 大石 良, 宇津野 秀夫, 倉田 純一, 村上 佳広 Dynamics & Design Conference 2017 (0), 422-, 2017

    In the design of the cabin such as a car and an agricultural machine, the construction machine, it is necessary to consider about the acoustic feature in the cabin, and to design it. However, I hear …

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  • 膨張するクォーク・グルーオン・プラズマにおけるクォーコニウムの時間発展

    梶本 詩織, 赤松 幸尚, 浅川 正之, Rothkopf Alexander 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 149-149, 2017

    ...媒質中でのクォーコニウムのダイナミクスを数値的に調べることによって、QGPの情報を遡って得ることができると期待される。今回は、ポテンシャルのゆらぎをノイズとして含める確率論的ポテンシャル模型を用いて、温度変化するQGP中におけるクォーコニウムの束縛状態の存在確率がどのように時間変化するかを見る。</p>...

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  • 扁平状FeNi粒子分散コンポジットの高周波電磁気特性

    笠置 映寛, Massango H., 蔦岡 孝則, 山本 真一郎, 畠山 賢一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1018-1018, 2017

    ...<p>透磁率と誘電率が伴に負(DNG特性)を示す左手系媒質の実現を目的に金属粒子分散コンポジットの高周波電磁気特性について検討している。コンポジット中の分散粒子の形状は,粒子内に誘起される反磁場に影響を与え,高周波透磁率の周波数分散特性に変化をもたらす。今回,扁平状FeNi粒子を含むコンポジットの電磁気特性について検討を行った。...

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  • 2次元カイラルメタマテリアルに沿って伝搬する電磁波の非対称電磁界分布の観測

    久本 伸之, 上田 哲也, 澤田 桂, 冨田 知志 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1436-1436, 2017

    ...<p>近年、時間反転対称性や空間反転対称性が破れたフォトニック結晶において、異種媒質との境界面に沿って表面波が一方向伝搬する現象が報告されている。 本研究では、マイクロ波領域において、カイラリティを有するメタ分子がサブ波長間隔で並べられた2次元カイラルメタマテリアルを構築し、伝搬する電磁波の電磁界分布を実験的に調べた。...

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  • ノックアウト反応の精密解析で探るカイラル有効場理論3核子力効果

    蓑茂 工将, 河野 通郎, 吉田 数貴, 緒方 一介 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 222-222, 2017

    ...この講演では, 核力の媒質効果やオフシェル性を取り入れたノックアウト反応の精密な解析を通じ, 多体系の反応におけるカイラル有効場理論3核子力の効果を議論する. 3核子力効果を実験的に検証する道具として, 陽子ノックアウト反応を利用できる可能性を示す.</p>...

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  • 高校物理でも波数

    木村 文彦 大学の物理教育 23 (2), 120-120, 2017

    ...<p>筆者の勤務校で採用している教科書を含め,確認できた6社の物理の教科書で,水面波を教材に初めて屈折率を学ぶときに,媒質1に対する媒質2の相対屈折率<i>n</i>をおおむね</p>...

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  • 近距離の地震観測記録に見られる伝播経路の不均質の影響

    佐藤 吉之, 翠川 三郎 日本地震工学会論文集 17 (1), 1_1-1_15, 2017

    ...<p>地球内部の媒質の不均質性は散乱効果として観測地震動に影響を与えており, 数値シミュレーションでの散乱効果の評価精度を向上させるためには, 適切な不均質パラメータの設定が必要となる.本研究では内陸地震を想定して工学的に重要となる近距離における地震波の散乱効果の評価を目的とし, それに対して適切な不均質パラメータについての検討を行った.不均質モデルとしてはランダムな速度不均質を仮定して, 不均質の...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 半導体量子ドットにおける光双安定性の出現

    三森 康義, 常盤 圭祐, Sadgrove M., 枝松 圭一 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1549-1549, 2017

    ...光双安定性は、一般に共振器中にカー媒質を導入することにより実現される。一方、半導体量子ドットにおいては、局所電場効果により励起子分極の共鳴エネルギーが光照射強度により変調される。このため量子ドットは強い光学非線形性を示し、量子ドット単体で、光双安定性を発現する可能性を秘めている。本研究では理論的にその可能性について検討する。</p>...

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  • 非平衡定常状態に駆動されたランダム系におけるKosterlitz-Thouless転移

    芳賀 大樹 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2912-2912, 2017

    ...<p>ランダムな媒質中を流れる液晶や超流動ボース系の振る舞いを理解するため、ランダム場中を一様な速度で駆動される3次元XYモデルを調べる。繰込み群解析と現象論的な考察を組み合わせることで、この系がランダム場の弱い場合に準長距離秩序相を、さらに強い場合には無秩序相へのKosterlitz-Thouless転移を示す可能性を議論する。</p>...

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  • 複屈折素子を利用した波長計

    村田 達哉, 前橋 卓弥, 西村 啓佑, 竹内 誠, 久我 隆弘 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 640-640, 2017

    ...<p>複屈折媒質が作る干渉縞を利用した波長計を製作したので、報告する。</p>...

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  • 核子ノックアウト反応でみる媒質中での2核子散乱のスピン依存性

    吉田 数貴, 蓑茂 工将, 緒方 一介 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 221-221, 2017

    ...<p>核子ノックアウト反応は,原子核中の核子の一粒子状態を探索する手段として広く用いられているが,その反応の遷移は核内での2核子相互作用によって起こため,核子ノックアウト反応の観測量は媒質中での2核子散乱の情報を反映していることが期待される.本講演では,核子ノックアウト反応の観測量に媒質中での2核子散乱のスピン依存性がどのように反映されているかについて発表する.</p>...

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  • 高強度レーザーと構造性媒質の相互作用における磁場のダイナミックスと自己組織化

    川人 大希, 岸本 泰明 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 798-798, 2017

    ...本研究では、この状態に加えて外部磁場と媒質の構造性を利用し、高エネルギー密度プラズマの「閉じ込め」状態の創出を試みた。その過程の中で生成される磁場特性は、非線形性を伴い、時に乱流状態を作り出す。本発表ではこの特異系での磁場の非線形状態から自己組織化までの機構を報告するものである。</p>...

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  • 高強度レーザーと構造性媒質の相互作用による高エネルギー密度プラズマの閉じ込め

    岸本 泰明, 川人 大希, 福田 祐仁 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 797-797, 2017

    ...この考えに基づき、外部磁場を印加した重元素を含むミクロンm サイズの構造を有する媒質を導入し、これにより磁場乱流と混在した高エネルギー密度プラズマを生成するとともに、この系に現出する新しい非線形性と自己組織化の機能を利用して、慣性時間を上回っての高エネルギー密度プラズマの「閉じ込め」を図る。高エネルギー密度プラズマの「閉じ込め」は初めての試みであり、応用研究の自由度を大きく拡大するものである。...

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  • J-PARC E16 実験における鉛ガラスカロリメータの性能評価

    足利 沙希子, 市川 真也, 成木 恵, 延與 秀人, 佐久間 史典, 関本 美知子, 四日市 悟, 小沢 恭一郎, 菅野 光樹, 中井 恒, 小原 裕貴, 高橋 智則, 小松 雄哉, 青木 和也, the J-PARC E16 collaboration 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 260-260, 2017

    ...<p>J-PARC E16実験では、電子対崩壊を用いてφメソンの核媒質中での質量を測定する。我々は電子識別のために鉛ガラスカロリメータを用いる予定である。2016年11月に東北大ELPHにおいて、Fine MeshのPMTを使用したカロリメータの波高のビーム入射角度依存性などの基本的な性能に加え、DRS4 ADC回路読み出しのテスト実験を行なった。...

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  • Lorentz不変性検証のための光リング共振器制御系の開発

    武田 紘樹, 酒井 譲, 道村 唯太, 松本 伸之, 安東 正樹 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 496-496, 2017

    ...<p>媒質を入れることで非対称化した光リング共振器を用いると、光子のLorentz不変性の奇パリティな破れを探査することが出来る。この光リング共振器を回転させながら両回りの共振周波数を比較すると、光速の行き帰りの差を測ることが出来るのである。このとき、Lorentz不変性の破れ信号の信号取得を無線化すると連続回転が可能となり、装置を高感度化させることが出来る。...

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  • 光通信波長帯での体積ホログラムを用いた空間モード分離に向けた異波長記録再生実験

    清水 新平, 岡本 淳, 水川 郁弥, 小川 和久, 富田 章久, 高畠 武敏, 品田 聡, 和田 尚也 映像情報メディア学会技術報告 41.5 (0), 163-168, 2017

    ...モード分割多重伝送では受信端で各空間モードを分離する技術が必要となる.体積ホログラムを用いたモード分離器 (VHDM) は角度多重記録した体積ホログラムによって単一の素子によるモードの一括分離を実現する.一方で光通信波長帯において感度を有する良質なホログラム記録媒質は乏しく,実際の通信システムへの適用は困難であった.本研究ではVHDMの光通信波長帯への適用に向け,記録光に波長532 nm,再生光に波長...

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