脇本 和昌, 田栗 正章
応用統計学
3
(3),
119-136,
1973
...判別分析の目的は,k個の特性値をもつ2つ以上の設定された群のk次元実数空間における分離度を,何らかの方法により適確に把握することである.この目的のために,従来の方法では本質的に1次元実数軸上の値をとる判別関数が用いられている([1],[3],[4],[5],[6]など).しかしたとえば,第2節【例1】に示すようなデータにおいてはこの方法による判別は困難となるため,この例を含む実際の多くの判別問題に対...
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