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検索結果 36,309 件

  • Beyond コロイド・界面化学×高分子

    林 智広, 遊佐 真一, 湊 遥香, 鈴木 大介, 出口 茂 Colloid & Interface Communications 49 (2), 3-15, 2024-05-10

    ...高分子ならではのユニークな自己組織化挙動や界面物性に関する知見は学術研究に留まらず、今日では実用的な機能性材料が数多く生み出されるまでに至っています。C&I Commun 49-2号の特集では、Beyond コロイド・界面化学×高分子をテーマに、高分子科学の分野においても注目される4名のコロイド・界面化学の研究者に執筆をお願いしました。...

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  • ライフサイエンスに貢献する3D細胞製品

    前川 敏彦 日本薬理学雑誌 159 (3), 144-149, 2024-05-01

    ...<p>当社(株式会社サイフューズ)は,2010年の創業以来,「革新的な三次元細胞積層技術の実用化を通じて医療の飛躍的な進歩に貢献する」という企業理念のもと,細胞のみで構成された立体的な組織・臓器を難病に苦しむ患者や先端医療の現場へ届け,未来社会の次世代「医療」に貢献することを目指すベンチャー企業である.現在,当社では,再生医療分野において,患者の細胞だけを原材料として作製した神経再生,骨軟骨再生,血管再生等...

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  • ARDS診療ガイドライン2021一般の方向け解説の作成に関する委員会報告

    一般社団法人日本集中治療医学会/一般社団法人日本呼吸器学会/一般社団法人日本呼吸療法医学会ARDS診療ガイドライン2021作成委員会 日本集中治療医学会雑誌 31 (3), 219-225, 2024-05-01

    ...ARDS診療ガイドライン2021作成委員会(以下,本作成委員会)では,一般の人々にとってARDSの病態や診療の理解を促進することが診療ガイドラインの活用の点で重要と考え,一般市民を対象に,平易で理解しやすくかつ実用的な「ARDS診療ガイドライン2021」(以下,診療ガイドライン2021)の解説を作成し,本診療ガイドラインの付録として「ARDSの診療をご理解いただくために 〜患者さん,ご家族の方,一般...

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  • ロート製薬の挑戦 ~再生医療の実用化に向けて~

    小池 哲央 MEDCHEM NEWS 34 (2), 63-68, 2024-05-01

    ...今後市場が拡大していくことが期待されるが、ますます再生医療を普及させ、実用化を促進するためには、安定して高品質な再生医療等製品を低価格で提供する必要があり、課題が山積みの状況である。それらの課題の克服のため、当社でのロボットを活用した事例等、再生医療の実用化に向けた取り組みを紹介する。...

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  • 散乱イメージング

    堀﨑 遼一 顕微鏡 59 (1), 28-31, 2024-04-30

    ...散乱体を通したイメージングは,光学分野における長年の課題である.近年の情報科学の進展により,コンピュテーショナルイメージングと呼ばれる信号処理を前提とした光学イメージング技術が勃興し,その中で散乱イメージングに関する研究が活発に行われている.特に,コンピュテーショナルイメージングに基づくアプローチにより,直進光の存在が仮定できないような強散乱体を経由した光計測や光制御が可能になりつつある.また,より実用...

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  • 糖鎖ハイブリッドナノマテリアルの設計と機能

    秋吉 一成 生化学 96 (2), 192-198, 2024-04-25

    ...および,糖鎖加水分解酵素を利用したアミロース糖鎖ハイブリッドの設計とバイオ応用を展開してきた.コレステロール基をプルランに導入した疎水化多糖(CHP)は安定なナノゲル(粒径30 nm)を形成し,分子シャペロン機能を持つため,内部に取り込んだタンパク質を安定化する.この特性を利用して,がん免疫ワクチンとしてがん免疫治療応用を,また,カチオン性CHPナノゲルは経鼻ワクチンとして感染症予防応用を展開し,実用化...

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  • 臓器移植における糖鎖抗原に対するB細胞応答

    大段 秀樹 生化学 96 (2), 215-221, 2024-04-25

    ...臓器移植は,臓器不全に対する唯一の根治療法であるが,ドナー不足が常態化している.その緩和手段としてABO血液型不適合移植が行われている.また,ドナー不足の根本的解決の手段として,動物の臓器を用いた異種移植の実用化に向けて,研究が進められてきた.これらの手段に共通した障壁となるのが,糖鎖抗原に対する抗体関連拒絶反応である.我々は,血液型糖鎖が難治性拒絶反応の標的となるメカニズムや,異種糖鎖抗原に対する...

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  • 動的モード分解による時系列データストリームの将来予測

    千原, 直己, 松原, 靖子, 藤原, 廉, 櫻井, 保志 情報処理学会論文誌データベース(TOD) 17 (2), 1-11, 2024-04-23

    ...大規模時系列データストリームが与えられたとき,その中から潜在的なダイナミクスに基づいた重要な時系列パターンを発見することで将来予測を行う.より具体的には,このようなパターンを発見するために動的モード分解(DMD)を活用する.提案手法は,(a)大規模データストリームの中から重要なダイナミクスを発見し,リアルタイムかつ長期的な予測を可能とする.また,(b)様々なデータに対して予測を行うことが可能であり,実用的...

    情報処理学会

  • 型指向翻訳のための任意に型付けされた高水準中間表現

    柏木, 力哉 情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) 17 (2), 3-3, 2024-04-22

    ...デザインが見られるようになった.本発表では,型の記述が必要ない関数型プログラムから,型が明示された中間言語への変換を行うための高水準な中間言語を提案する.特にHaskellやOCamlといった言語を対象として,高水準中間言語を導入することによるデザイン上の有効性と,具体的な言語の仕様を与える.この高水準中間言語は,任意階の多相型システムに加えて,代数的データ型やパターンマッチ,相互再帰関数などを含み,実用...

    情報処理学会

  • 第2回 さまざまな棒グラフを使い分ける

    土屋 和人 日経パソコン = Nikkei personal computing (936) 77-82, 2024-04-22

    表の1つのセルを選択してから「挿入」タブの「おすすめグラフ」を実行すると、「グラフの挿入」画面の「おすすめグラフ」タブが開く(図2)。ここには元データの構成に応じたグラフの候補が、それぞれプレビュー付きで表示される。 まずは、先頭に表示され…

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  • 回復期の弛緩性片麻痺患者にMental Practiceと課題指向型訓練を併用した一例

    大矢 涼, 吉田 恭平, 岸 優斗, 高梨 悠一 作業療法 43 (2), 288-294, 2024-04-15

    ...【結果】BRS上肢・手指Ⅴ.ADLで麻痺手を実用手として使用可能.【考察】本事例は錐体路・小脳損傷により麻痺手を使用不可となり,半球間抑制や学習性不使用の影響も推測されたが,病態を考慮した複合的な介入が回復に寄与した可能性がある.</p>...

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  • 第1回 基本的な集合縦棒グラフを作成する

    土屋 和人 日経パソコン = Nikkei personal computing (935) 77-82, 2024-04-08

    グラフスタイルやレイアウトによっては、表示されないグラフ要素もある。作例のグラフの場合、各縦棒の値を表す「データラベル」は表示されていない。表示させるには、「グラフのデザイン」タブの「グラフ要素を追加」をクリックし、「データラベル」→「内…

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  • マグネシウム及びマグネシウム合金標準物質(JSAC 0141-0143, JSAC 0151-0154)の開発

    上本 道久, 菊池 鉄男, 佐々木 美波, 中村 利廣, 駒井 浩, 川田 哲, 野呂 純二, 藤本 京子, 板橋 大輔, 小沢 洋, 小島 勇夫, 柿田 和俊, 大澤 隆雄 分析化学 73 (4.5), 201-212, 2024-04-05

    ...<p>マグネシウムは実用金属中で最軽量かつ質量強度比が最大の金属材料であり,輸送機器などへの応用に向けて新合金の開発が盛んである.そこで日本分析化学会は,マグネシウム及びその合金に着目し,7種類の認証標準物質JSAC 0141,JSAC 0142,JSAC 0143,JSAC 0151,JSAC 0152,JSAC 0153,JSAC 0154を本邦で初めて開発した.共同分析から得た分析値を外れ値の...

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  • 北陸地域の水稲初冬直播き栽培における出芽・苗立ち性および収量性

    大平 陽一, 加藤 仁, 下野 裕之 日本作物学会紀事 93 (2), 107-121, 2024-04-05

    ...<p>作期分散を可能にする水稲初冬直播き栽培技術の北陸地域での確立に向けて,品種,種子の生産年次および種子コーティングが越冬後の出芽率に及ぼす影響ならびに,機械播種による収量性を評価した.当地域で普及している6品種のうち,「北陸193号」を除く5品種は手播きによる出芽率が34~68%であり実用性があると考えられた.また,前年産種子は出芽率が当年産種子に劣りやすい点,チウラム水和剤の種子コーティングが...

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  • 6Gに向けたミリ波・テラヘルツ帯フェイズドアレー無線技術

    岡田 健一, パン ジェン, 白根 篤史, 大島 直樹, 國弘 和明 J107-C (4), 137-144, 2024-04-01

    ...特徴の一つになっている.ミリ波の大きな距離減衰や強い直進性を克服して,有効に活用するには,フェイズドアレーアンテナによるビームフォーミングが不可欠である.本論文では,現状の5Gで用いられているミリ波帯フェイズドアレー無線機の原理や基本構成や実装技術について解説する.また,実際に65 nm CMOSを用いて開発した28 GHzビームフォーミングICとフェイズドアレーモジュールを紹介する.2030年頃に実用化...

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  • 定量NMRの標準化と実用

    杉本 直樹 薬学雑誌 144 (4), 353-357, 2024-04-01

    <p>In Japan, quantitative NMR (qNMR) has already been recognized as a standard method for determining the purity of quantitative samples not only in the Japanese Pharmacopoeia and the Japanese …

    DOI Web Site PubMed

  • 不揮発メモリ搭載システムにおけるPythonのデータ永続化

    神庭 弘樹, 山崎 憲一 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J107-D (4), 166-175, 2024-04-01

    ...Pythonモジュールだけで実装が可能である.また,複数の永続データに対する複数の更新を一括で永続化するために,既存のトランザクション記述よりも記述が簡潔なファイル型永続化を提案する.本提案はファイルへのデータ保存という従来の方法に近い利用形態のため利用が容易である.以上を実現するための方法として,三つの状態間を遷移するデータ管理方法やデータ複製を削減する工夫などについて述べる.最後に実行速度を測定し,その実用性...

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  • 萌芽期以前の気象データを用いた茶の摘採適期早期予測の試み

    松本 宜大, 下司 純也, 曹 巍, 藤岡 宏樹 農業情報研究 33 (1), 1-13, 2024-04-01

    ...予測する線形重回帰モデルを,ステップワイズ法によって作成した.積算期間は,3月1日から平均の萌芽日までで,積算日数が30日以内となるすべての組み合わせとし,Leave-One-Out交差検証による検証データの摘採適期の予測値と実測値の絶対誤差の平均値(MAE<sub>test</sub>)が最小となるモデルを選出した.その結果,予測値と実測値の平均絶対誤差が0.8–2.0日となり,いずれの品種でも実用上十分...

    DOI Web Site

  • 本学発"多孔質体挿人により性能改善した微生物発電"の その後の社会実装に向けた展開

    森田, 廣 山陽小野田市立山口東京理科大学紀要 7 67-75, 2024-03-31

    ...この間には、田圃で発電した電力を用いて隣接設置した街路灯を灯したり、クリスマスや桜の花見時期の電飾もタイムリーに行ったり、スマホ等の充電にも使えることを実証し、実用化に一歩近づけることができた。現状ではまだ商用電力を置き換えるまでには至っていないが、電気の通じていない遠隔地や離島、開発途上国での活用や近年頻発する台風、大雨の災害時等の緊急電源には好適な技術として実用化できると考えている。...

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  • AIを用いた歩行時の膝関節ラテラルスラスト検知モデルの開発と精度検証

    井原 拓哉, 山田 英莉久, 山本 皓子, 塚本 和也, 中川 祐介, 中村 智祐, 二村 昭元, 秋田 恵一, 藤田 浩二 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 117-117, 2024-03-31

    ...慣性センサを用いた近年の提案手法は機器依存性が高く、臨床での実用には障壁がある。膝OAの進行予防のためにも、臨床現場で使用できる簡便・客観的にスラストを判別できるシステムを確立することは重要である。本研究では、姿勢推定AIであるOpenPoseと機械学習を組み合わせ、スラス トの自動判別モデルを構築し、性能を検証することを目的に実施した。...

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  • 年齢と姿勢制御の様式が方向転換動作の運動戦略に与える影響

    渋川 佳彦, 橋本 淳一, 李 相潤 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 359-359, 2024-03-31

    <p>【はじめに、目的】</p><p> 高齢者の大腿骨頸部骨折は要介護の主要な原因の一つであり,受傷機転の約8割は転倒である.特に方向転換中の転倒は,大腿骨頸部骨折の危険性が直進時と比較して約7.8倍となる.方向転換のステップ戦略はspin turnとstep turnに分類され,体幹では体軸内回旋の戦略と体節が一塊となるen-bloc戦略が観察 …

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  • 両手動作と体幹強化プログラムを通して,非利き手の不器用さの改善を目指した一症例

    佐藤 奏枝 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 114-114, 2024-03-31

    ...</p> <p>【考察】</p> <p> 介入前評価の片脚立位時間が短いことからバランス能力の低さがあり,ビーズ通しの結果から非利き手の不器用さがうかがえた.両手連続円運動より両手間の協調運動が向上,トランポリンを用いた介入により体幹機能も向上したことで,非利き手の巧緻性の向上につながったと考えられる.今後は生活場面での実用性につなげるために左右交互の両手動作や左右の役割が異なる両手動作...

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  • 内側股継手長下肢装具により歩行機能が改善した上位腰椎二分脊椎症の一例

    亀山 啓博, 北原 エリ子, 渡部 幸司, 池野 充, 田中 弘志, 渡邉 篤優, 藤原 俊之 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 38-38, 2024-03-31

    ...上位腰椎二分脊椎児の実用的移動手段は車椅子であり,歩行練習の意義については議論すべき点がある(芳賀,2009)が,積極的な歩行練習を行った群の車椅子移乗自立の割合が高く,骨折回数や褥瘡が少ない(Mazur,et al.1989)との報告があり,児の希望に合わせて一定期間に歩行練習を行うことは意義があると考える.麻痺レベルに加え,知的能力,平衡機能,変形,体重など様々な要因を考慮して装具の検討を行う必要...

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  • ロンドン学派音声学の三つの系譜

    長瀬 慶來 実践英語音声学 5 (0), 1-20, 2024-03-31

    ...分析手法として,Stokes (1997) に従い,二つの弁別素性 [±基礎原理の追求] [±実用・実践を目的] を用いて,ロンドン学派の音声学研究者を第Ⅰ象限から第Ⅳ象限まで(第Ⅲ象限は該当する研究がありそうにないため) 3つの象限に分類した。...

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  • ヒト胎児の胎動計測方法に関する文献レビュー

    根本 清香, 川野 晃裕, 儀間 裕貴 小児理学療法学 2 (Supplement_1), 145-145, 2024-03-31

    ...夜間の胎動を計測する場合には数時間から半日単位の記録が必要であるため、現状では加速度計による計測が実用的であると考えられた。また、最長の記録が行われた装置は高価であるため、より安価で簡易に胎動を計測できるデバイスの開発が必要である。 </p> <p>【倫理的配慮】</p> <p>文献レビューであるため、特に記載する事項はありません。</p>...

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  • 失語症とコミュニケーション ―相互作用に基づく評価や介入についての一考察―

    吉村 貴子 京都先端科学大学健康医療学部紀要 9 15-24, 2024-03-31

    ...評価ではコミュニケーションの全体像を把握し,介入では言語機能のみならず,日常における実用コミュニケーション能力を高める. これらの点を多面的にとらえることができる自由会話を,評価や訓練を含めた介入に取り入れる有効性や意義について考察した. コミュニケーションの多面的な側面やその相互作用を知ることで,残存機能にて失語症のコミュニケーション障害を補填する方法を見極める視点をもつことも可能となる....

    DOI 機関リポジトリ

  • 妊婦の腰痛・骨盤痛改善を目的としたオンラインによるヨガプログラムの効果

    増田 恵美, 片岡 弥恵子 千葉県立保健医療大学紀要 15 (1), 1_63-1_63, 2024-03-31

    ...</p><p>2.教材の評価結果からの修正</p><p> ヨガプログラム教材改訂版の作成にあたって,得られた結果から,映像編集に特化した専門家に依頼して動画編集を行った.リーフレットは,有識者の協力を得て,効果的で実用性の高い教材に仕上げた....

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  • 乳房に対する自家脂肪移植術についてのエビデンス解釈と今後の展望

    素輪 善弘, 棚倉 健太, 吉村 浩太郎 Oncoplastic Breast Surgery 9 (1), 1-8, 2024-03-30

    ...<p>乳房領域への自己脂肪注入術 (Autologous Fat Grafting : AFG) の需要が高まるなか, 本邦での実用例は他国に比較してまだ少なく, 手術適応や施行後合併症の実態など不明確な点も多い。最近になって, 海外では乳房への AFG の有効性や安全性についての質の高いランダム化比較試験やシステマティックレビューがみられ, 国内でも AFG についての研究報告が増えている。...

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  • I. 総論 乳房への脂肪移植術の歴史的背景

    素輪 善弘, 吉村 浩太郎 Oncoplastic Breast Surgery 9 (1), 19-25, 2024-03-30

    ...そして, 乳房領域においても徐々に患者の負担やリスクを上回る明らかな有効性が確認されつつあり, 現在は実用化の時代に至ったように思われる。本稿では, AFG の紆余曲折の発展の過程から現在に至るまでの歴史的背景を解説する。</p>...

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  • Les phraséologismes pragmatiques : de la modélisation linguistique à la construction dʼun outil dʼapprent

    LADREYT, Alexis メディア・コミュニケーション研究 77 1-37, 2024-03-29

    ...この現状を踏まえ、本稿では、現在進行中の研究について報告し、上記の二重のパラドックスに対する具体的で実用的な解答を提供することをめざす。そのために、コンピュータ言語学と会話分析の接点にある研究手順に従い、実データを元にした語用論的慣用句の細かいモデル化に基づく学習リソースの開発について考察する。...

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  • 竹資材混合下水汚泥コンポスト肥料の土壌改良効果に関する研究

    川島 聖也, 高橋 岩仁, 南山 瑞彦, 佐藤 克己, 高橋 京悠, 森田 弘昭 環境技術 53 (2), 90-96, 2024-03-20

    ...下水道分野では,高い潜在能力を有している下水汚泥のバイオマス利用が注目を集めている.中でも昨今の国際情勢に伴う肥料価格高騰などから,肥料への利用が国を挙げて検討されている.下水汚泥由来コンポスト肥料の農地還元については多岐にわたる実用例,報告などがある一方,適切な混合量および使用方法の検討はまだ十分ではない.そこで本研究では,コマツナを供試作物として用い,コンポスト肥料の適切な混合量および土壌改良材...

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  • 循環器領域へのAIの応用

    田村 雄一 総合健診 51 (2), 229-235, 2024-03-10

    ...最新の研究では、心電図を使って人間の目では通常は心電図から認識できない所見や徴候を人工知能を使って検出し、左室機能不全や一過性心房細動の発症予測など行う技術の実用化が進んでいる。疾患の徴候を検出するAIを利用して、病気の発症前に高リスク群の患者を効率よくスクリーニングすることができるようになることが期待され、予防領域にも大きなインパクトをもたらす可能性が高い。</p>...

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  • 脳ドック健診におけるAIの役割

    井川 房夫 総合健診 51 (2), 242-251, 2024-03-10

    ...</p><p> 人工知能(artificial intelligence: AI)は、教師データから正解を導き出す手法で脳ドック健診における画像診断の補助や将来の脳梗塞や認知症リスクを予想するには適しており、すでに実用されている。現在、主に脳の萎縮や、特に海馬の萎縮を測定するAIが実用化されており、我々は未破裂脳動脈瘤診断補助AI、脳白質変化のAI等を開発している。...

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  • 経上皮電気抵抗測定のための簡便に作製できるマイクロ腸管モデルの開発

    児玉 玲, 佐藤 記一 分析化学 73 (3), 117-121, 2024-03-05

    ..., TEER)を測定することが必要である.そこで,一般的な生化学系の実験室でも作製できる,TEER測定可能なマイクロ腸管モデルを開発することを目指した.ポリジメチルシロキサン,ポリエステル多孔質膜,白金線を用いて作製したマイクロデバイスにヒト腸上皮モデル細胞としてCaco-2細胞を培養し,マイクロ腸管モデルを構築した.細胞の生育に伴って経時的にTEERの値が上昇する様子が計測でき,開発したモデルが実用的...

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  • 生命現象の光操作技術の創出

    佐藤 守俊 分析化学 73 (3), 87-93, 2024-03-05

    ...<p>蛍光タンパク質の実用化を契機として,1990年代以降,光を使ったバイオイメージング技術は世界中の研究室で利用されるようになり,分析化学を含めた生命科学に大きな影響を与えてきた.しかし,生命科学における光技術の将来は,必ずしもバイオイメージングに限定されない.近年,光を使って生命現象を自在に操作するための技術開発が進められている.光操作技術は特に神経科学・脳科学の分野で大きく発展し,脳機能の解明...

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  • 積雪期のUAV-SfM測量における地上基準点設置作業の効率化に関する研究

    高橋 浩司, 白川 龍生, 長沼 芳樹, 佐野 至徳 80 (22), 2024-03

    ...,積雪斜面で安定的に恒常的な地上基準点を複数設置することは難しいと指摘されていた.そこで本研究では,UAVの測位方式の違い,斜面上に設置する地上基準点の数の違いに着目し,その計測精度を検証した.結果,(1)RTK搭載型UAVを用いること,(2)地上画素寸法を1cm相当で撮影すること,(3)地上基準点を2点以上配置しSfM解析で使用することを条件に,積雪深の計測誤差は+6.4cm(8%)に抑えられ,実用上問題...

    機関リポジトリ

  • 進化してきた脳と生成 AI の現在と未来

    坪田 裕司 大阪河﨑リハビリテーション大学紀要 18 12-21, 2024-03

    ...ChatGPT(GPT-3) では 1750 億個というパラメーター数の規模となり、幾多の学習機構を通すことで大規模言語モデルとして実用レベルになった。学習後には、モデル内部では膨大な特徴量からなる回路が出来上がる。その多数が入力に対するパターンとして選ばれ、最終出力が生成される。現時点では質問文章に対して一見自然な文章出力が可能となっている。...

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  • 連続繊維ロープに適用するためのPC定着具の開発

    出雲, 淳一, 関島, 謙蔵 研究報告 67 55-64, 2024-03

    ...連続繊維ロープを緊張材として用いる場合,ロープを緊張定着する必要がある.しかし,連続繊維ロープのためのくさび定着方法はまだ実用化されていないのが現状である.本研究では3Dプリンターを用いて定着部分をモデル化した型枠を製作し.高流動・高強度モルタルで製作したくさび式の定着装置を開発し,その耐荷性能を評価することを目的としている.実験では,オスコーンとメスコーンのくさびの摩擦特性が異なる3タイプの供試体...

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  • 抗がん薬の心毒性リスク評価と今後の展望

    柳田 翔太, 川岸 裕幸, 諫田 泰成 日本薬理学雑誌 159 (2), 83-89, 2024-03-01

    ...不整脈,心収縮障害,冠動脈疾患,高血圧症など多岐に渡るが,特に,心収縮障害(左心室駆出率の減少)は心不全につながる重篤な副作用である.従って,抗がん薬による心収縮障害リスクを予測することは非常に重要である.現在,ヒトiPS細胞由来心筋細胞(ヒトiPS心筋)は,ヒト心臓組織におけるイオンチャネルを発現していることから不整脈の発生リスク評価に利用されており,収縮障害や器質的毒性など他の心毒性に対しても実用化...

    DOI Web Site PubMed

  • 物性物理における「量子加速」の探索

    吉岡 信行, 大久保 毅, 鈴木 泰成, 水上 渉 応用物理 93 (3), 165-168, 2024-03-01

    ...<p>量子デバイスの発展が爆発的に進む現代において,次の時代のマイルストーンとして目指すべき課題は,実用的な問題において量子計算機によって,古典計算機の性能を凌駕(りょうが)すること,すなわち量子加速を達成することである.本稿では,その主戦場となるべき分野が物性物理学にあることを論じた最近の研究を紹介する.該当論文の主な寄与は,①テンソルネットワーク法に基づいた古典計算アルゴリズムの実行時間解析手法...

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  • 教養英語科目の履修学生におけるテキスト生成AIの認知度と利用状況

    AMANO Shuichi, NAKAGAWA Atsushi, YAMAUCHI Katsuhiro, TAKAHASHI Yuka 広島外国語教育研究 27 49-59, 2024-03-01

    ...言語学習におけるこれらのツールの有効性を認めている学生もおり,教育の文脈における潜在的な有用性を示しているが,その一方で,言語教育への統合はまだ黎明の段階にあり,その実用化にはまだいくつもの大きな課題がある。本稿が強調するのは,この分野における更なる研究開発の必要性,特に教育におけるAI ツールの効果的な利用方法の開発,学習法や指導法の改善や工夫の必要性である。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 低注入電力下での注入同期能力の最大化

    慶田 朗, 矢部 洋司, 前多 夏維, 菅 聡明, 森 史, 関屋 大雄, 田中 久陽 電子電子情報通信学会論文誌A 基礎・境界 J107-A (3), 47-55, 2024-03-01

    ...注入同期型発振器において,同期可能な注入信号の周波数帯はロックレンジとよばれる.より広いロックレンジを実現すること,すなわち同期能力の向上は実用上有用であり,その実現限界の解明はサイエンスとしても興味ある問題である.本研究は,E級発振器を例として,「所与の低注入電力下で発振器の同期能力を最大化すること,あるいは所与の同期能力を達成する注入電力を最小化することは可能か?」...

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  • 指先への電気刺激を用いたVR環境での軽量重量感覚再現手法とその評価

    小川, 剛史, 藤次, 徹也, 中山, 雅哉 情報処理学会論文誌デジタルコンテンツ(DCON) 12 (1), 1-8, 2024-02-29

    ...近年,VR環境の研究・実用化は急速に進み,視覚や聴覚によるフィードバックは現実の風景や音を正確に再現できるようになってきた.一方,コントローラなどのデバイスによる触覚フィードバックは振動のみで構成され,把持した物体の重量感覚や質感・剛性の表現には発展の余地がある.そこで本研究ではVR空間内部のアバタが片手で把持する比較的軽量な重さ感覚を,指先に貼付した電極への電気刺激で再現する手法の検討を行った.本研究...

    情報処理学会

  • 中崎昌雄論叢と辿る写真技術史のパイオニアたち その 3

    高田 俊二 日本写真学会誌 87 (1), 32-41, 2024-02-20

    ...「写真技術史のパイオニアたち」の第 3 報である.第 1 報で報告したフランス議会での Arago のダゲレオタイプ年金法案は, ヴィクトリア朝の科学者 Talbot の競争心を煽った.その結果 Talbot は,1840 年に見えない「潜像」を化学的に増幅し, 可視化させる「現像」法を発見し,翌年カロタイプと称して特許取得した.本報の第 2 章では,カロタイプ法とその実用 例である写真集出版について...

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  • おからを利用したパン粉様食品の多様化ならびに実用化に向けた検討

    柴田(石渡) 奈緒美, 森 沙織, 大場 君枝 日本調理科学会誌 57 (1), 27-33, 2024-02-05

    <p> 本研究は小麦アレルギー対応のひとつとして,おからを利用したおから製パン粉様食品(おから製パン粉)の粒子径や含水率の違いに伴う食感と保存性への影響を検証した。その結果,粒子径が大きく,かつ含水率が低いおから製パン粉は,圧縮されてもすぐに破壊せず,硬い衣になることが明らかになった。常温保存後に揚げ調理したおから製パン粉の過酸化物価は,粒子径の違いによる有意な差はなかった。しかし,揚げ調理後で…

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  • 交通事故対策のための市町村道を含む事故多発交差点の実用的な抽出・分類方法

    上坂 克巳, 山本 俊雄, 箕作 光一, 野尻 敏弘 交通工学論文集 10 (1), B_20-B_26, 2024-02-01

    ...ここでは、この課題解決に向け、デジタル道路地図データと交通事故データとを組み合わせ、市町村道を含む一般道路での事故多発交差点を抽出し分類するための実用的方法を提案するとともに、千葉県での 5 年間の交通事故データを用いたケーススタディにより、その手法の交通事故対策検討における有用性を確認した。</p>...

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  • 弾性波フィルタへの要求と近年の開発トレンド

    中川 亮, 三村 昌和, 岩本 英樹 電気学会誌 144 (2), 76-79, 2024-02-01

    ...1980年代には弾性表面波(Surface Acoustic Wave:SAW)を用いたIF(Intermediate Frequency)フィルタが実用化され,携帯電話の普及とともに市場は拡大した。1990年代後半から2000年代前半にかけては受信</p>...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 都市歩行者レベル風環境観測におけるCFDデータベースに基づくデータ駆動型風速計校正

    李 栄茂, 菊本 英紀, 賈 鴻源, 胡 超億, 王 翔 生産研究 76 (1), 25-31, 2024-02-01

    ...<p>風環境の実地観測と人工ニューラルネットワーク(ANN)に基づくデータ駆動型風速計校正は,瞬時風速の収集に高い時間的コストや設備費を要するため,実用性に課題が残る.本研究はCFDデータベースを活用することで,実地計測の作業を減少させることを目指す.本報では,2段階のANN予測フレームワークによる校正手法を提案し,CFDデータベースを訓練データとするANNの最適的な構築方法を検討した.結果から,ある...

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  • 自動運転車両の自己位置推定のための環境磁場地図作成

    石井 響弥, 霜野 慧亮, 須田 義大, 安藤 孝幸, 椋本 博学 生産研究 76 (1), 63-68, 2024-02-01

    ...<p>本研究は新しい自己位置推定手法として環境磁場を用いる方法を提案する.環境磁場とは,地磁気と人工物による磁場が合わさったものを指す.環境磁場の局地的な変動と座標位置を対応させることができ,実用範囲内で時間的に不変であるという特徴から自己位置推定手法としての有用性がある.本稿では,実験車両から収集した磁場データを教師データとしたガウス過程回帰により環境磁場地図を生成し,シミュレーション上でモンテカルロ...

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  • 生命現象の理解と病態診断に貢献する超偏極MRI分子プローブ

    谷田部 浩行, 山東 信介 MEDCHEM NEWS 34 (1), 25-29, 2024-02-01

    ...しかし、実用的なDNP-NMR分子プローブは極めて少なく、その設計指針も確立されていない。筆者らは、緻密な分子設計によって、多数のDNP-NMR分子プローブを開発してきた。本稿では、緩和理論と分子認識機構の解析に基づき、長い超偏極寿命と速い酵素反応を実現したDNP-NMR分子プローブの例を紹介する。...

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  • 無線通信を利用した移動体位置検知における精度向上と長距離への適応

    小出 洋, 渡辺 亮平, 前田 隆行, 森田 基樹, 福川 浩二 電子情報通信学会論文誌B 通信 J107-B (2), 72-79, 2024-02-01

    ...列車のような移動体の制御を行う上で,移動体の位置をできるだけ正確に把握することが重要であり,様々な位置検知手法が用いられている.今回,無線通信による手法を用い,高速移動体の位置を精度よく,長区間に渡り継続的に検知できる仕組みを実用化した.一般に,電波は周辺の構造物等に反射しながら伝搬するため,基地局―移動局間の距離が大きくなるほど,基地局―移動局間距離と伝搬経路長との間には乖離が生じるほか,マルチパス...

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  • 数式で物体を"透視" 乳がん・電池欠陥・銃検知で実用化へ

    日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (1260) 71-77, 2024-02

    ...コンクリート内部の亀裂、乳がんや電池内部の欠陥、衣服の下や荷物に隠した銃、さらには月面の地下空洞の有無などを“透視”し、検知・検出することに使える方程式が神戸大学の研究者によって発見され、その装置の本格的な実用化が間近に迫っている(図1)。…...

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  • 「傾斜とたたかう機械」

    山口 浩和 森林利用学会誌 39 (1), n/a-, 2024-01-31

    ...かつては油圧式の6 脚歩行ロボットなども開発されましたが,電動技術によって動的歩行による移動速度向上や様々な状況に対する瞬時の対応力が進化し,実用的な技術となってきました。このように以前に検討された機械も,新たな技術との融合により見直された事例でもあります。...

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  • イオン液体の導入による金属有機構造体の物性制御

    大平 一路, 高 相圭, 木下 健太郎 ゼオライト 41 (1), 20-28, 2024-01-30

    ...金属有機構造体(MOFs: metal-organic frameworks)は金属イオンと有機配位子により自己組織的に形成され,構造デザイン性の高さ故に多岐にわたる応用が期待されるが,実用例はまだ少ない。この主要因として「吸湿による構造劣化」と「機械的強度の低さ」のため,構造安定性を保証できない点が挙げられる。...

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  • 漢服の変遷と温熱的快適性に関する研究

    YANG SHIZHE, 木全 秀美, 佐藤 真理子 繊維製品消費科学 65 (1), 39-54, 2024-01-25

    ...生活様式を調査し,春秋戦国時代(G1),西漢時代(G2),唐代(G3)の衣服形態を選択,その再現を試みた.遺跡出土品,正倉院所蔵品調査によるパターンを用い,当時の身長から現代中国のA 体型における各部位寸法を算出,現代日本の9AR 体型に合わせて修正,再現試料を製作した.結果,漢服は十字型の構造は変わらないものの,技術の進歩,意識の変化で,布幅は広く,丈が短く,裾が広くなり,「礼」への厳しい要求から実用性...

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  • 船舶用メタノール燃料の可能性について

    福島 健史, 渡邊 学 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (1), 21-26, 2024-01-20

    ...燃料としてのメタノ-ルについて,その特徴について紹介するとともに舶用主機への適用性についても検討し,実用例(ME-LGI機関)のシステム概要等を紹介する。 </p>...

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  • 400 Nm<sup>3</sup>-CO<sub>2</sub>/hのメタネーションを実証するNEDO-実用化技術技術開発事業の進捗について

    若山 樹, 丸田 妙, 米澤 祐介, 高瀬 浩二, 宮本 広樹 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (1), 57-64, 2024-01-20

    <p>INPEXは,2021年度にNEDO-CO<sub>2</sub>排出削減・有効利用技術開発事業に採択され,世界最大級となる400 Nm<sup>3</sup>-CO<sub>2</sub>/hのCO<sub>2</sub>-メタネーション試験設備を構築中である。2025年度中の合成メタンの導管注入に向けて,2023年度10月からは試験設備の本工事に着手しており,本稿では現在の事業進捗につ…

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  • 多段反応器によるCO<sub>2</sub>メタネーションプロセス

    横山 公一, 佐々木 郷紀, 清澤 正志, 佐藤 一教, 平野 知之, 荻 崇 化学工学論文集 50 (1), 1-8, 2024-01-20

    ...280°Cに設定することで,反応器全体のCO<sub>2</sub>転換率は98%以上に達した.加えて,副生物であるCOを充分に酸化除去するため,最終段にPROX触媒反応器を設ける想定の実験を行った結果,CH<sub>4</sub>生成量を維持した状態で,出口ガス組成が天然ガスグリッド供給基準を満たすことを明らかとした.以上,本研究における二段化と最終段ガス精製を組み合わせるシステムを用いることで,実用化...

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • リン酸塩の結晶構造制御による中温作動型プロトン固体電解質の開発

    松田 泰明 色材協会誌 97 (1), 12-16, 2024-01-20

    ...<p>車載用燃料電池の実用化を目指して,150-500℃の広域温度帯をカバーするプロトン固体電解質の開発が精力的に行われている。本論文では,種々あるプロトン固体電解質の中でも,複数のカチオンを組み合わせて合成されたリン酸塩のユニークな結晶構造と,優れた熱安定性およびプロトン導電特性との相関について紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献20件

  • H.266 | VVC対応4K/8Kリアルタイムコーデックの開発

    木谷 佳隆, 海野 恭平, 河村 圭 映像情報メディア学会誌 78 (1), 115-123, 2024

    ...<p>最新の映像符号化方式であるH.266 | Versatile Video Coding (VVC) を用いたライブ映像伝送の高度化が期待されている.VVCはH.265 | High Efficiency Video Coding (HEVC) に対して2倍の符号化性能を有するため,たとえば国内ではVVCを用いた地上デジタル放送の4K/8K化が検討されている.しかし,ライブ伝送の実用化にはリアルタイムコーデック...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 新型炉および核燃料サイクルの技術開発の方向性

    竹内 正行 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (1), 19-23, 2024

    ...各サイクル技術の開発段階は現状,技術成熟度(TRL)が4~6に位置付けられると評価しており,技術全体の実用性を見通すためには,当面,より低いTRLにある技術の開発に重点化する必要がある。今後,実用化開発を推進するための課題として,プロジェクトの停滞によって大幅に減退している開発体制の再構築が急務である。</p>...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 稀少疾患の治療開発―疾患研究から創薬研究への橋渡し―

    粟屋 智就 脳と発達 56 (1), 24-32, 2024

    ...<p> 小児神経診療で遭遇する稀少疾患の患者に対して,私たち小児神経科医が出来ることは,これまでほとんど対症療法のみであった.ここ数年,脊髄性筋萎縮症やDuchenne型筋ジストロフィーなどで画期的な治療法が実用化され,稀少疾患の治療薬開発が注目を集めている.本稿では,近年承認されたそれらの薬剤についてその特長について述べるとともに,従来の薬剤開発とそれらの薬剤開発の手法の違い,稀少疾患研究を実際の...

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  • 雪崩見通し角の概念と問題点

    松田 宏, 本間 信一 雪氷 86 (1), 3-16, 2024

    ...<p>高橋(1960)の見通し角は,「雪崩到達点から発生点を見通す仰角が表層雪崩は18°,全層雪崩は24°未満の範囲には雪崩が到達しない」という簡単な概念のため,これまで雪崩対策の実用上,多くの場面で利用されてきた.高橋(1960)は雪崩の到達限界の目安を示しただけで,どのような雪崩に適用できるかまでは示していないにもかかわらず,現状では斜面規模に関係なく,この経験則を適用して雪崩到達範囲を決めることが...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 幅広い分野で実用化が進むMW加熱装置

    山本 泰司 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 6-10, 2024

    ...この加速されるカーボンニュートラル、電化の流れの中で、省エネ技術として製造プロセスにおける従来の加熱を誘電加熱に置き換える検討が急速に高まり、新しい利用システムの実用化が進みつつある。ここでは、加熱対象物の様々な形態に合わせシステム化されたマイクロ波加熱装置、特に大電力による量産システムについて紹介する。...

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  • 動的モード分解を用いた海上空港不同沈下過程の信号復元と将来予測に関する基礎研究

    畑井 向, 大竹 雄, 高野 大樹, 杉山 友理, 吉田 郁政 土木学会論文集 80 (15), n/a-, 2024

    ...<p>本研究は,海上空港の盛土構築時の地盤変状の実測記録を詳細に分析し,リアルタイムな将来予測やフィードバック制御の可能性を検討している.地盤変状の実記録には,計器の故障等に起因していると想定される観測誤差やバイアスなどの異質性,欠損が含まれている.従って,実観測記録の信号復元により,上記のような本質的ではない情報を除くことは,データ駆動型の予測や制御を実用化するための重要な観点となる.本論文では,...

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  • 超音波検査装置を用いる末梢静脈カテーテル留置・固定のための新ドレッシングフィルムの開発

    村山 陵子, 阿部 麻里 看護理工学会誌 11 (0), 106-111, 2024

    ...を考案した.しかし観察する際に用いるプローブやエコーゼリーによって清潔野が確保しにくく,感染の恐れを伴うことが課題であった.そこで超音波透過性のよいカテーテル固定用ドレッシングフィルムを,産学連携(看護理工学会員と賛助会員の企業との連携)により製作し,一般医療機器として上市にいたった.入院患者に対し新ドレッシングフィルムを使用し,視診できない血管をエコーで画像描出できたことでカテーテル留置が成功し実用化...

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  • 圧力変動データ同化を利用した漏水1点に対応した管内漏水検知法の開発及び検証

    浅田 洋平, 大山 修蔵, 申 文浩, 鈴木 哲也 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    ...<p> 本研究では,漏水1点に対応した数値スキームを組み込んだ数値シミュレーションを用いた圧力変動データ同化による新たな管内漏水検知法を開発し,本手法における1点漏水の漏水位置と漏水量の推定精度を検証した.その結果,模型管路実験及び現場管路実験の両方において,管全長に対する推定漏水位置誤差が約2%以下,実測値に対する漏水量誤差が約30%以下となり,本漏水検知法が実用的に支障のないレベルのパフォーマンス...

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  • 日本語音声合成を用いたAIアナウンスシステムの研究と実用

    栗原 清 映像情報メディア学会誌 78 (2), 234-242, 2024

    ...その手法と有効性とともに,その実用例を示す.具体的には,NHK総合テレビの「おはよう日本」や「NHKニュース」で「AI自動音声」,ラジオ気象情報を自動送出する「ラジオ気象AIアナウンスシステム」としての音声合成の放送利用と,「NHK音声版番組表」,「命を守る“防災の呼びかけ”」などの放送外のサービスについて実用例を示す....

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  • NiCrバインダー超硬合金の実用

    山西 貴翔, 濱木 健成 粉体および粉末冶金 advpub (0), 2024

    <p>This study was intended to investigate the mechanical property at high temperature and cutting performance of cemented carbide for machining of exotic materials, such as nickel alloys, cobalt …

    DOI Web Site 参考文献8件

  • Whisper と Unreal Engine によるリアルタイムでの音声入力を利用したゲームの開発

    山田 裕貴, 川戸 聡也 日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集 14 (0), 256-259, 2024

    ...そこで、リアルタイムでの音声入力を利用したゲームの現状や実用性を検討するため、音声認識の機械学習モデルである Whisper と、広く利用されているゲームエンジンである Unreal Engine により、Third-Person Shooter を開発している。この過程や結果を報告することで、リアルタイムでの音声入力が幅広くゲームに利用されることへの一助とする。...

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  • 水検知器の限られた水位情報と雨量による道路冠水の水位予測

    小林 亘 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    ...,本論文では単純化したモデルによる水位予測手法を提案した.この手法を2023年6月台風2号の降雨とさいたま市内の2か所の水検知器の情報に適用して予測を行ったところ,予測は水位変化のおおまかな形状を捉えていた.加えて,道路冠水予測を可視化する情報システムによって道路管理者から実用上の意見を聴取した....

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 単眼全天球カメラのライブストリーミング録画を利用した人の混雑情報のマッピング

    村岡 叶夢, 窪田 諭, 安室 喜弘 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    ...定期的な警備巡回業務の中で運用することを想定し,移動しながら全天球カメラの配信映像を録画して得た画像を利用して,人の分布を定性的に表示する方法を提案する.SfMに基づくカメラの追加アライメントと,機械学習による人物検出・追跡処理により,施設内のフロアマップ上での人物位置を求め,マッピングをすることで人の分布を定性的に可視化した.広域なエリアでも並行して人の分布情報をオンライン上で更新でき,システムの実用...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • AQbDに基づいたウコンの分析法開発

    新井 玲子 ファルマシア 60 (1), 62-62, 2024

    ...多成分系の天然物分析においてこの頑健性を高めることは容易ではない.Quality by Design(QbD)は医薬品規制調和国際会議(ICH)のガイドラインに示されている概念で,開発プロセスから製品の品質を作り込むことを目的としているが,これは分析手法にも応用されており,しばしばAnalytical QbD(AQbD)と称される.AQbDでは分析法開発の初期段階から体系的に作り込むことにより,頑健で実用性...

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  • 1細胞・大規模トランスクリプトーム解析と細胞制御技術による医薬開発の加速

    福田 雅和, 團野 宏樹 日本薬理学雑誌 159 (1), 48-52, 2024-01-01

    ...1細胞レベルの全遺伝子発現解析技術を応用して,様々な種類の薬剤や培地で処理した細胞の状態を大規模データとして取得し,その情報を使って細胞を高度に制御することにより,難病克服を目指すスタートアップ企業である.ビッグデータを用いた新しい表現型創薬と再生医療用細胞の高品質化に取り組んでいる.コア技術の一つとして,理化学研究所で開発されたシングルセルレベルの全遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)を実用化...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 予防保全を考慮した道路土工構造物の維持管理に関する実践的提案

    原田 紹臣, 藤本 将光, 水山 高久, 松井 保 インフラメンテナンス実践研究論文集 3 (1), 162-171, 2024

    ...としての措置が一般的に主流であった.一方で,公共構造物の予防保全を考慮したライフサイクルコスト(LCC)縮減の取り組みが注目されている.しかしながら,土構造物における変状や劣化機構は十分に解明されておらず,時間軸を考慮した劣化予測等の維持管理に関する具体的な方法論は明確にはされていない.本研究では,道路土工構造物の予防保全を考慮した新しいアプローチと具体的な実践方法を提案する.その際,実務における実用性...

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  • 実用性を考慮した黒部ダムへのアンサンブル降雨予測の活用方法検討および水系への影響評価

    仲 浩明, 大坪 祐介, 有光 剛, 角 哲也 土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024

    <p> 近年,アンサンブル降雨予測を利水ダム運用に活用し,発電への貯留水の先使いによる「洪水貯留機能の拡大」と「発電電力量の増大」の両立が期待されている.しかし,ダム運用と発電運用の実務的な制約条件まで考慮した活用方法の検討事例や水系全体の利水評価を実施した事例は少なく,実運用への課題である.本研究では,黒部ダムを対象に活用方法を検討し,6, …

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  • SARS-CoV-2パパイン様プロテアーゼに対する共有結合性阻害薬の開発

    小早川 拓也 ファルマシア 60 (3), 235-235, 2024

    ...タンパク質として機能する.タンパク質分解酵素のメインプロテアーゼ(M<sup>pro</sup>)およびパパイン様プロテアーゼ(PL<sup>pro</sup>)は,この切断反応を担う分子であり,抗ウイルス薬開発の重要標的である.M<sup>pro</sup>を標的とした抗ウイルス薬として,ニルマトレルビルとエンシトレルビルが臨床で使用されている.一方で,PL<sup>pro</sup>に対しては,実用化...

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  • 画像領域分割を用いた道路舗装のわだち掘れ検出に関する基礎的研究

    今井 龍一, 中村 健二, 塚田 義典, 梅原 喜政, 岡本 拓也 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    ...</p><p> 本研究では,ドライブレコーダとスマートフォンで撮影した4Kの動画像の輝度を表すガンマ値を補正し,深層学習による画像領域分割を用いてわだち掘れを検出する手法を考案した.その結果,Mask R-CNNは誤検出が,YOLOv8は検出漏れが少ないモデルを構築でき,実用化に向けて有用な示唆を得た.</p>...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 核融合発電の時代はいつ到来するか?

    木曽 則子 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2024 (110), 7-, 2024

    ...<p> 核融合エネルギーが実用化に向け新たな一歩を踏み出そうとしている。脱炭素実現が急務となり、欧米では核融合スタートアップ企業が次々と大きな資金を集めている。1月24日にハイブリッド形式で開かれた例会は、レーザー核融合の実現に貢献した大阪大発スタートアップ創業者の松尾一輝氏(EX-Fusion代表取締役)を講師に迎えた。</p>...

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  • 制御Lyapunov関数に基づく実用安定性アシスト制御

    青木 悠人, 中村 文一 計測自動制御学会論文集 60 (3), 191-200, 2024

    <p>Control Lyapunov function-based practical stability assist control is classified in human assist control that is minimal under a certain constraint using control Lyapunov function. We show a …

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  • AR技術に基づく3モードの気管吸引技術習得支援システム

    山邉 悠太, 高橋 時市郎, 荒木田 美香子, 谷崎 恵都, 内田 健太, 森谷 友昭, 小玉 周平, 松田 有子, 宮本 千津子, 青木 恵美子, 高橋 佐和子, 安藤 瑞穂, 山下 留理子, 五十嵐 貴大 映像情報メディア学会誌 78 (3), 339-347, 2024

    ...<p>本論文では,われわれが提案したAugmented Reality(AR)技術に基づく気管吸引技術習得支援システムと,それを使った評価実験結果について述べる.これまで,気管吸引技術の学習用のマネキンがいくつか開発され実用されている.気管内で行われる気管吸引処置を,マネキン外部から観察し,評価するのは難しい.われわれが考案したシステムは,AR技術と,3Dプリンタで作成されたコンパクトなセンサ付き気管模型...

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  • 人工芝競技場由来のマイクロプラスチックの自然環境への流出防止装置の作製

    小林 牧人, 竹政 潤, 藤沼 良典, 吉冨 友恭, 清水 安夫 Journal of Kanagawa Sport and Health Science 57 (1), 17-36, 2024

    ...</p><p><b>[考察]</b></p><p> 今回,我々が作製した金網製のトラップは,人工芝競技場からの芝葉とゴムチップの環境への流出を防止することが可能であると考えられる.また,排水枡の深さを深くすることにより,より多くの芝葉とゴムチップが排水枡内に滞留することも明らかとなった.本研究で作製したトラップには,特別な技術や材料を必要とせず,材料の購入費用も安価であった.今後は,トラップの実用化...

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  • 土木分野における言語モデル評価指標の検討

    緒方 陸, 大久保 順一, 藤井 純一郎, 天方 匡純 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 66-76, 2024

    ...<p>デジタルツインにおける実空間と仮想空間の密接度を高めるインターフェースの1つとして自然言語処理技術への期待は大きく,土木分野でも実用へ向けた検討がなされている.この技術が充分に機能するためには,文脈を考慮した土木専門用語の言語モデルによる理解が必要であり,その適切な評価が求められる.しかし,既往研究はいかに土木分野へ適応させるかに焦点を当てた研究が多く,言語モデルの文章生成能力の評価には重きが...

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  • 高架橋上の照明柱のレベル2地震動に対する限界状態と耐震照査法

    松原 拓朗, 右高 裕二, 藤野 陽三, 田村 洋, シリンゴリンゴ ディオンシウス, 矢部 正明 土木学会論文集 80 (1), n/a-, 2024

    ...いた載荷実験によりその耐力,変形能および損傷形態を確認した.載荷実験の結果と緊急輸送道路としての機能を確保するうえで照明柱に許容できる変形量から,照明柱の限界状態2を定めた.高架橋上の照明柱には,高架橋によって増幅された応答加速度が作用するため,大きな地震応答が生じることがある.高架橋と照明柱を一体とした動的解析結果から,高架橋上の照明柱に生じる地震応答が限界状態2を超えるかどうかを照査するための実用的...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 高橋安人の宇宙

    関口 明生 木更津工業高等専門学校紀要 57 (0), 61-, 2024

    ...高橋安人による制御理論の書籍「システムと制御」(1968年)の第1章第1節には,制御理論におけるシステムの認知について,他のほぼ全ての書籍に類を見ない特異な表記がある.他の書籍に見られないことに照らせば,この特異な表記が制御理論の基礎を学習し実用するにあたり必要ではないかあるいは学習し実用するにあたり妨げとなるということが通常の考え方であろう.では,なぜ高橋は当該の表記をあえて示したのか.本稿においては...

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  • Logical Execution Time パラダイムの拡張とAUTOSAR Adaptive Platform における試作評価

    石郷岡 祐, 羽生 浩幸, 祖父江 恒夫, 芹沢 一 自動車技術会論文集 55 (2), 405-411, 2024

    ...マルチコアソフトウェア開発を効率化するLogical Execution Time (LET)パラダイムは入力から出力までのレイテンシが長くなる課題がある.本研究ではLETパラダイムの拡張手法を提案し,AUTOSAR Adaptive Platform上に試作,評価することで実用可能な見込みを得た....

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  • 積雪期のUAV-SfM測量における地上基準点設置作業の効率化に関する研究

    高橋 浩司, 白川 龍生, 長沼 芳樹, 佐野 至徳 土木学会論文集 80 (22), n/a-, 2024

    ...,積雪斜面で安定的に恒常的な地上基準点を複数設置することは難しいと指摘されていた.そこで本研究では,UAVの測位方式の違い,斜面上に設置する地上基準点の数の違いに着目し,その計測精度を検証した.結果,(1)RTK搭載型UAVを用いること,(2)地上画素寸法を1cm相当で撮影すること,(3)地上基準点を2点以上配置しSfM解析で使用することを条件に,積雪深の計測誤差は+6.4cm(8%)に抑えられ,実用上問題...

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  • カラムナー性をもつリンゴ盛岡74号において当年生苗へのジベレリン施用が翌年の新梢伸長と花芽形成に及ぼす影響

    馬場 隆士, 守谷 友紀, 花田 俊男, 岩波 宏 園芸学研究 23 (1), 1-6, 2024

    ...を促進した場合,翌年の苗の生育がどのような影響を受けるか解明することを目的とした.1年生苗の移植を行わなかった場合,育苗1年目のGAペーストの施用は,翌年の主幹延長枝の伸長量を減少させる一方,花芽形成を増加させた.この主幹延長枝の成長抑制は,翌年にもGAペーストを塗布することで克服された.しかし,2年連続で施用した苗と2年目にのみ施用した苗の間で樹高には差がなく,2年育苗では2年目のみ施用する方が実用的...

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  • アグスチン・コダッシの『ベネズエラ地理要説』

    細井 將右 日本地理学会発表要旨集 2024s (0), 164-, 2024

    ...</p><p>地図は別に『ベネズエラ自然政治アトラス』として纏めており、本書は地誌・統計表から実用的な情報を要約して纏め、パリで1841年に印刷された。国全体の自然地理、政治地理、13州の州別地理から成る。目次を含め648ページ。地図・図は無いが、枠付きの表が60余り、他に枠の無い表が多数ある。表にも文章構成にも番号が付いていない。...

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  • 重症新生児に対する迅速なゲノム診断の現状と展望

    武内 俊樹 日本周産期・新生児医学会雑誌 59 (4), 447-449, 2024

    ...<p> コンピューター処理能力と複雑かつ大量の生体情報を処理するためのバイオインフォーマティックスが長足の進歩を遂げている.次世代シーケンサーによるゲノム解析に必要なコストが劇的に低下し,データの処理に必要な期間も大幅に短縮されてきている.これに伴い,新規遺伝性疾患の発見や病態解明が進み,未診断疾患患者に対する診断率が向上している.遺伝子治療や核酸医薬品などが実用化され,特異的な治療法がなかった疾患...

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  • 学術振興賞受賞 石川勇人氏の業績

    高山 廣光 ファルマシア 60 (5), 455-455, 2024

    ...<p>千葉大学大学院薬学研究院の石川勇人教授が「バイオインスパイアード反応と有機触媒反応を基軸とした多環性天然物の高効率的全合成」により,2024年度日本薬学会学術振興賞を受賞した.二級アミン型有機分子触媒を用いた実用的不斉反応の開発と連続的に生合成を模倣する反応を組み込む不斉全合成スキームにより、複雑かつ多様な構造をもつ生物活性天然物を効率的かつ集団的に供給する独創的な合成手法を編み出した....

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  • 鉄筋結束マシンに取り付けたカメラ動画から生成した点群による配筋検査への実用性検証

    米山 睦美, 髙見澤 拓哉, 眞部 達也, 田尻 大介 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 239-244, 2024

    <p>鉄筋コンクリート構造物の配筋検査の効率化を目的に,スラブ状の鉄筋を自動で走行する鉄筋結束マシンに取り付けたカメラで撮影した動画からSfM,MVSにより生成した点群から得られた鉄筋モデルを用いて,配筋ピッチ等の確認への有効性を検証した.スラブ上を規則的に移動しながら多視点での動画を撮影可能なため,上段の鉄筋の背面となる下段の鉄筋や鉛直方向に配置されたスターラップの鉄筋の点群も効率的に取得する…

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  • 携帯情報端末を活用した鉄道線路維持管理用の低コストな列車巡視支援方法の実用化に関する研究

    田中 博文, 趙 博宇, 蘇 迪, 長山 智則 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 56-65, 2024

    ...<p>少子高齢化やコロナ禍の影響を受け,鉄道事業者各社は厳しい経営状況にあるが,列車を安全・安定に運行するため,鉄道施設・鉄道車両等を適切に検査し,維持管理を行う必要がある.本研究では,地域鉄道事業者でも導入可能な低コストな軌道状態管理手法として,携帯情報端末を活用した車上からの線路巡視(列車巡視)支援方法の実用化を目指し,鉄道構造物等維持管理標準(軌道編)に定められている列車動揺や線路異常の有無などを...

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  • LEDバーチャルプロダクションにおける同期技術を活用したマルチカメラ合成への取り組み

    近藤 剛史, 宮澤 真子, 片柳 悠 映像情報メディア学会誌 78 (1), 110-114, 2024

    ...場面で導入されている.これまでのLEDバーチャルプロダクションでは,表示面であるLEDディスプレイに1つのCG映像を表示し,1台のカメラの動きにLED内のCG映像を完全連動させて合成を行うことが基本であった.本稿では,同期技術(位相差)を活用することで,1枚のLEDディスプレイに複数の異なる映像を表示し,LEDバーチャルプロダクションでのマルチカメラ合成の取り組みについて報告する.国内の放送現場では実用例...

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  • 新型炉および核燃料サイクルの技術開発の方向性

    小竹 庄司 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (1), 15-18, 2024

    ...<p> 高速炉開発は,2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故による原子力政策の見直しに伴い,当時実証炉建設に向けて進められていた「高速増殖炉サイクルの実用化研究開発(FaCT)」は事実上凍結され,その後実用化に向けた開発は停滞していた。...

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  • 網膜の再生医療

    万代 道子 四国医学雑誌 79 (5.6), 217-220, 2024

    ...<p>再生医療は,embryonic stem cell(ES細胞)やinduced pluripotent stem cells(iPS細胞)からさまざまな臓器オルガノイド及びその細胞の分化技術の発展に伴い,病態解析や薬剤スクリーニング,移植による細胞治療の分野において,その実用的な応用が注目されるようになった。...

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  • 医療的ケアの必要な18トリソミーの児を在宅養育する母親の思い

    腰山 健人, 遠藤 晋作, 堀田 法子 日本小児看護学会誌 33 (0), 123-131, 2024

    ...母親への支援として、父親とともに児の成長の喜びを感じられるようにすること、社会とのつながりが保てるよう支援すること、医療的ケアの技術支援とともに休息支援を充実させること、緊急時に実用的な技術の提供だけでなく、在宅養育を継続できるよう精神的支援を行うこと、家族が納得のいく治療が行われるよう話し合いの機会を充実させることが求められる。</p>...

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  • 外国人にとっての和室

    鈴木 あるの, 亀井 靖子, 桐浴 邦夫, 松村 秀一 住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 185-196, 2024

    ...また海外での聞き取り調査から,畳や障子を内装に使う理由は,日本趣味というよりはむしろ,健康や環境配慮そして空間の有効利用といった実用的な動機が多く,昨今のヨーロッパの住宅事情に起因していることが判明した。...

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  • 河川災害地調査および災害復旧支援のためのドローン測量技術の構築

    富田 紀子, 西山 哲, 間野 耕司 AI・データサイエンス論文集 5 (1), 230-238, 2024

    ...<p>水中を透過するグリーンレーザ光を照射するスキャナを搭載したドローンが実用化され,3次元データを使った河川管理の効率化・高度化のための利用が期待されている.本研究は,河川管理項目の中の「被災箇所調査」あるいは「災害復旧」に着目し,ドローンを使った測量の有効な利用法を検討するものである.具体的には,調整点無しで実施した際の位置精度を検証し,さらに出水前後で取得した測量データから変状発生個所を迅速に...

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  • 保育・幼児教育の理解が小学校の教育活動に与える影響

    芦田 祐佳 保育学研究 61 (2), 31-42, 2023-12-31

    ...調査の結果,園で活用している教育技術や乳幼児期の教育環境といった就学準備に実用的な情報は小学校低学年の教育には役立つものの,高学年教育にはほとんど活用されないことが明らかになった。一方で,環境を通した教育や子ども理解から始まる教育といった保育・幼児教育に特有の教育の見方・考え方は高学年教育にも通ずることが示された。...

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  • 量子電子顕微鏡とは何か

    岡本 洋 顕微鏡 58 (3), 128-131, 2023-12-30

    ...<p>量子電子顕微鏡は,電子顕微鏡学と量子工学の境界に生まれようとしている未来の顕微鏡である.量子暗号,量子計算などが話題となって久しいが,本稿で説明するように一般に量子技術の実用的応用を見つけることは実は簡単ではない.しかし電子顕微鏡は潜在的に例外であり,代表的量子技術となる可能性すらある.具体的には,損傷しやすい凍結細胞薄片などの重要な観察対象について,得られる情報量の改善が期待されるのである....

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  • 炭素繊維緊張材を用いたPC床版のかぶり厚が緊張力導入時のひび割れに及ぼす影響について

    大西 友紀, 山口 浩平 土木構造・材料論文集 39 (0), 103-111, 2023-12-29

    ...近年,市区町村が管理する小規模橋梁の上部工の老朽化が進行しているが,周辺住宅の密集により既存技術を用いた架替えが困難である.そこで,小規模橋梁の上部工架替えを目的として,炭素繊維緊張材を用いた高耐久性PC 床版を開発し,実用化を進めている.床版の薄肉化にあたり,緊張材のかぶりを小さくした試験体において緊張力導入時,床版下面に緊張材に沿ってひび割れが発生した.本研究では,炭素繊維緊張材のかぶり,縁端距離...

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  • ソーシャルネットワーキングサービスアプリLINEを用いた遠隔運動教室の試み

    青山 朋樹, 石塚(井上) 真実, 下浦 佳南子, 谷間(長井) 桃子 リハビリテーション医療DX研究 1 (2), 41-44, 2023-12-28

    ...上で,地域在住高齢者25名を対象に単群前後比較試験を行った.運動教室開始前に骨折して離脱した1名,運動教室実施中に病院通院や家庭都合で継続できなくなった3名を除いて21名が欠席することなく遠隔運動教室を完遂できた.運動教室実施中の転倒や関節痛悪化,血圧上昇などの有害事象は発生しなかった.これらのことから安全性と操作性における工夫を行った遠隔運動教室は実行可能性が高いと考えられ,今後の遠隔運動教室の実用化...

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  • ゴム中不均一構造のX線位相差 CT 観察

    丸山 隆之, 竹内 晃久 SPring-8/SACLA利用研究成果集 11 (6), 407-409, 2023-12-28

    ...その結果、フィラーを充填した実用ゴムにおいても実際に吸収 CT 像ではほとんどコントラストの得られない有機系の異物が位相 CT 像により鮮明に非破壊観察可能なことが確認された。...

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  • ガラス転移温度の異なるポリウレタン樹脂の染色挙動と染色堅ろう性

    芳倉 虹子, 望月 優菜, 榎本 雅穗, 白井 一彰, 解野 誠司 繊維製品消費科学 64 (12), 750-757, 2023-12-25

    ...な合成皮革の開発を目的に,ガラス転移温度(<i>Tg</i>)の異なるポリウレタン(PU)樹脂を用いたフィルムを作製し,フィルムの染色挙動と染色堅ろう性について検討を行った.また,あらかじめ分散染料で染色した銀面付き可染人工皮革にこれらのPU 樹脂をオーバーコートした際の染料移行防止性能と<i>Tg </i>の関係を考察した.さらに,これらのPU 樹脂を銀面層樹脂として用いた合成皮革を作製し,その実用性評価...

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  • AIを用いた発病予測システム「プランテクト<sup>®</sup>」を利用したトマトうどんこ病の管理

    岩舘 康哉 北日本病害虫研究会報 2023 (74), 52-55, 2023-12-21

    ...<i>Pseudoidium neolycopersici</i>))に対する実用性を検討した.病害発生予測に基づき事前に定めたルールのもとで防除要否を判断する予測防除区,定期的に薬剤を散布する慣行防除区,無防除区の3区を設定し,2020年~2022年の3か年検証した.その結果,3か年とも無防除区はうどんこ病が多発したものの,予測防除区,慣行防除区は少発生~無発生で推移した.薬剤散布回数をみると2020...

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  • KASP法によるダイズ紫斑病菌のアゾキシストロビン感受性に関与する一塩基多型の検出

    板橋 建, 高城 拓未, 進藤 友恵, 千葉 直樹, 狐塚 慶子, 宮野 法近 北日本病害虫研究会報 2023 (74), 14-20, 2023-12-21

    ...<p>宮城県内で2021年に採取したダイズの種子から分離したダイズ紫斑病菌について,アゾキシストロビンに対する感受性を培地検定により評価したところ,農薬登録内容上の実用濃度である100 ppmより高い濃度で菌糸伸長が見られる耐性菌株が存在した.そこで各菌株のミトコンドリアチトクロームb領域の一部をPCRで増幅し,塩基配列を決定したところ,耐性菌ではG143Aの変異が認められた.この変異は既報のPCR-RFLP...

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  • 作業療法士を目指す学生の学習動機の変化

    中村 恵理子, 小林 隆司 作業療法 42 (6), 755-762, 2023-12-15

    ...<p>作業療法士養成校にとって,学生の学習意欲を高め主体的な学習へ導くことは重要な課題である.本研究では,作業療法士を目指す学生が,主体的な学習へと学習意欲を変化させる過程について複線径路等至性アプローチを用い,変化の時期や内容を分析した.その結果,学習意欲の変化の時期は8つの区分に分かれ,早期からの学習意欲の向上には関係志向と自尊志向を利用した学習支援や早期体験型学習などで実用志向,充実志向を促すような...

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  • 人工真皮サンドウィッチ法の有用性:多施設共同前向き観察研究の立案および現状

    山元 良, 佐藤 幸男, 松村 一, 池田 弘人, 今井 啓道, 上田 敬博, 福田 憲翁, 佐々木 淳一 熱傷 49 (5), 263-267, 2023-12-15

    ...従来, 人工真皮を用いた治療戦略では, 人工真皮の移植・生着確認ののちに自家分層植皮を行うという二期的手術が一般的であったが, 近年では自家網状分層植皮の表層に人工真皮の植皮を一期的に行うという手法, 人工真皮サンドウィッチ法が提案され, 臨床実用されている. しかし, その効果は証明されておらず, われわれはその有用性を評価するため多施設共同前向き観察研究を実施するにいたった....

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  • 再生医療とナノテクノロジーを融合した技術開発と実用

    東郷 智美, 田中 萌, 越智 綾香, 髙田 真穂, 笹井 愛子, 辻本 広行, 飯塚 翠, 山本 浩充 粉砕 67 (0), 61-69, 2023-12-15

    <p>再生医療や幹細胞研究で利用され始めたヒト幹細胞培養液は,様々な細胞成長因子や生理活性物質を含み,多様かつ多角的な作用機序によって細胞の機能活性化や構成成分の産生促進,並びに細胞の炎症抑制や損傷再生・修復に作用していることが解明されている。そのため近年では画期的な化粧品成分としても注目され,利用されだしている。</p><p>本稿ではヒト幹細胞培養液の化粧品利用上での肌深部への浸透性等の機能向…

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  • 正規分布に従う低次元特徴量とノイズ付与機構によるドメインシフト軽減のためのタスクヘッド

    藤井 巧朗, 濱上 知樹 情報処理学会論文誌 64 (12), 1668-1677, 2023-12-15

    ...機械学習システムは訓練データとテストデータが同一の分布に従うものと仮定した状況下で動作する場合が多い.しかし,それらの分布は異なることが多く,ドメインシフトにより実用時に性能が低下してしまうという問題がある.本論文では,自然言語処理分野におけるドメインシフトの課題を解決するために,事前学習済み言語モデル(PLM)のFine-Tuningプロセスに着目した教師なしドメイン適応(UDA)に取り組んだ.本論文...

    DOI 情報処理学会

  • デジタル教材のためのメタファー表現の一考察

    臼井 悠馬, 辻 宏子 日本科学教育学会研究会研究報告 38 (2), 109-112, 2023-12-09

    ...デジタル教材としての活用が必要と推察されるものの,メタファーをデジタル教材として活用する研究は見られない.本研究では,児童が数学的概念を分かりやすく捉えるデジタル教材の作成とデジタル教材におけるメタファーの働きについて考察した.先行研究を通して,メタファーの捉え方について明らかにした.今後のメタファーとは体験的・動作的であるという観点が必要であると考え, それらを踏まえたデジタル教材を作成した.教材の実用性...

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  • コバルト置換ビスマスフェライト薄膜における電場印加磁化反転

    重松 圭, 清水 啓佑, 北條 元, 東 正樹 日本物理学会誌 78 (12), 706-710, 2023-12-05

    ...メモリとしての可能性が期待される.このアイデアは,世界的に展開されているマルチフェロイクス材料研究の一つの大きな目標とされており,基礎研究の段階では,これまでDy<sub>0.75</sub>Gd<sub>0.25</sub>FeO<sub>3</sub>などいくつかの物質で実験的に達成されている.しかしながら,これらの物質では強磁性と強誘電性のいずれかが-200°C以下の低温でしか現れないため,実用材料...

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  • 高等学校古典の授業における情報モラル教育の試み

    大井 良知 日本教育工学会研究報告集 2023 (4), 255-262, 2023-12-04

    ...<p>近年,古典教育の実用的価値について問われている.その中で,古典教育は社会生活につながる実用的な内容を教えることがないので,高等学校の国語科において必修科目から除外すべきという言説も少なくない.そこで,古典教材を用いて社会生活につながる実用的な教養を学ぶための授業について設計・デザインし,実践した....

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  • IPv6における内部側ネットワークでのアドレス重複を許容する方式の提案-内部側の未使用アドレスを用いるNATの検討-

    邪答院, 優斗, 入江, 智和 インターネットと運用技術シンポジウム論文集 2023 32-39, 2023-11-30

    ...しかし,この技術は IPv6 において回避不能なアドレス重複を発生させる可能性がある.本研究では,IPv6 においてルータの内部側ネットワークでのアドレスの重複を許容するため,内部側の未使用アドレスへの NAT を提案する.各ノードに対し一意に未使用アドレスを割り当てることで,それぞれの通信を識別できる.提案手法の実現性を確認するために,簡易なネットワークを構築し,概念実証を行った.その結果,実現性と実用性...

    情報処理学会

  • IT ビジネスの研究―eコマース論および情報管理論の観点を中心に―

    原田,良雄, HARADA,YOSHIO 大阪産業大学経営論集(原田良雄 名誉教授 退職記念) 25 (1), 1-16, 2023-11-30

    ...1つは、ATR(Advanced Telecommunication Reseach)の2つの研究所において、規則の前向き推論をもちいた状態推移モデルの構築と競合解消などのサービス設計支援の研究、および適応的機構の研究、2つ目は、情報処理振興事業協会(IPA) における研究事業公募にかかわる、応募案件審査において新規性・実現性・実用性などについて研究をおこなった。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 個人に特化した名前解決を用いたアクセス適否判断システムの実現手法とその実用性についての検討

    田村, 京香, 太田, 弘樹, 佐藤, 聡 インターネットと運用技術シンポジウム論文集 2023 57-64, 2023-11-30

    ...適否が未判断であるドメインへの初回アクセス時には,適否の判断に必要な該当するドメインの安全情報に関する情報を提示し適否の判断を促すサイトにユーザを誘導することで,ユーザ自身にアクセスの適否を判断させる.これにより,ユーザは自身の行動を自分自身で決定することが可能になり,サイバー空間における自衛を実現する.提案したシステムに対して,機能評価と性能評価を行い,期待通りの挙動を行うことと,名前解決の制御が実用可能...

    情報処理学会

  • 世界のセメント・コンクリート業界の脱炭素動向

    野口 貴文 Material Cycles and Waste Management Research 34 (6), 381-390, 2023-11-30

    ...<p>2050年カーボンニュートラルに向けて,セメント・コンクリートの炭酸塩化による大気中・排ガス中の CO<sub>2</sub> (二酸化炭素) の吸収固定効果に対する期待が高まっており,国内外でさまざまな研究開発・実用化が進められている。...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • OpenACC単一記述によるGPU+FPGA複合デバイス処理システム

    綱島, 隆太, 小林, 諒平, 藤田, 典久, 朴, 泰祐, Lee, Seyong, Vetter, Jeffrey S., 村井, 均, 中尾, 昌広, 辻, 美和子, 佐藤, 三久 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) 16 (2), 1-15, 2023-11-29

    ...近年の高性能コンピューティング(HPC)では,アクセラレータとしてGPUとともにFPGAにも注目が集まっている.両デバイスの特性が大きく異なることから,我々は両者を融合して利用することで,複合的なシミュレーションに対し,より効率的な演算加速が行えると考えている.しかし,共通した表現によるGPUとFPGAのコード記述をユーザが容易に行える実用的な言語処理系は存在していない.また,現在のGPU市場をほぼ...

    情報処理学会

  • 量子アニーリングによるICT問い合わせメールの単語間相関分析へのボルツマン機械学習の適用

    青山 茂義, 長島 和平, 根本 貴弘 学術情報処理研究 27 (1), 82-88, 2023-11-27

    ...情報技術の進展が著しい.また,最近では,量子コンピュータの開発の進展が,更にAIや機械学習の処理性能を加速させていく情報技術の一つとして大きく期待されている.その中でも,量子アニーリングマシンは,古典コンピュータよりも組合せ最適化問題等を高速に解く量子コンピュータとして注目を浴びている.また,既に,D-Waveシステム社により実装されており,年々,着実に性能をあげて,5000量子ビット程度のものも実用化...

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  • メタヴァースにおける「実用品」の利用をめぐる各種知的財産法の交錯

    田村 善之 情報通信政策研究 7 (1), 101-123, 2023-11-20

    ...<p>メタヴァースの世界において実用品がいかなる要件の下に知的財産法の保護を受けるかという問題がある。UGCの制作にAIを活用することにより、多種多様な実用品の大量のデザインが最終成果に何らかの形で反映されることになる以上、実用品に係る知的財産権をクリアする必要があるのはいかなる場合であるのかということを明確化する必要性は大きなものとなっている。...

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  • 生成AIの発展と新たなコンテンツ経済圏

    栄藤 稔 情報通信政策研究 7 (1), 25-51, 2023-11-20

    ...深層学習の進化、音声や画像認識の実用化、そしてこれらの技術組み合わせることで、従来人間が行っていた文章の執筆、絵の描画、楽曲の制作、動画の撮影や編集といったクリエイティブな作業がAIによって置き換えられる時代が到来した。コンテンツ制作の主体がプロのクリエーターから一般の人々へと移行する可能性が出てきた。従来のクリエーター中心の視点から、ユーザー中心の視点へのコンテンツ経済圏のシフトが予見される。...

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  • 神経難病に対する装着型サイボーグを用いた運動機能の再生

    中島 孝 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (11), 933-940, 2023-11-18

    ...神経難病に対する科学的な機能再生治療として整理され,HAL医療用下肢タイプは実用期に入った.HALによる歩行運動治療の原理および基本的なエビデンスについて解説し,今後の複合療法の可能性について展望する....

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 接触情報のリハビリテーション医療への応用

    野崎 貴裕, 小川 愛実 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (11), 966-973, 2023-11-18

    ...<p>われわれ人間は,五感によって,この現実世界を知覚している.中でも,触覚は能動的に外部の状況を変え得る唯一の感覚であり,聴覚と視覚に次ぐ第3の感覚技術として今後の実用化が期待されている.本稿では,動作の伝送・記録・再現を可能にする力触覚技術「リアルハプティクス」の概要について紹介をした後,力情報のリハビリテーション領域,特に生活空間設計における活用の可能性について述べる.</p>...

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  • 差分プライバシー技術の法的課題—米国国勢調査における実用化を素材として—

    小西 葉子, 芝池 亮弥, 鄭 舒元, 曹 洋, 吉川 正俊 情報ネットワーク・ローレビュー 22 (0), 1-23, 2023-11-17

    <p>本稿は、法学の研究者と情報学の研究者が共同して、差分プライバシーを社会実装する際の法的課題を検討することを通じて、「高度化するデータ活用と個人情報保護の均衡を保つ」という社会的要請に応える研究の成果を示す。</p><p>差分プライバシーとは、攻撃に対して返されるクエリ結果にノイズを付加することを要求し、プライバシー保護技術の安全性を定義する指標である。</p><p>確率的意味を持つパラメー…

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  • 第3回 知っておきたい実用的なツール類

    宮川 泰明 日経パソコン = Nikkei personal computing (925) 59-64, 2023-11-13

    Windows 10/11にはWindowsパソコンを遠隔操作できる「リモートデスクトップ」機能が標準で搭載されている。コロナ禍によって急速に進んだテレワークでは、自宅などから社内パソコンへアクセスする手段として広く活用された。 アクセスされる側のパソコンを「ホ…

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  • 日本全域河道位数データと河道マスクデータの整備

    山本 道, 多田 毅, 風間 聡 水文・水資源学会誌 36 (4), 297-305, 2023-11-05

    ...<p> 日本全域を網羅するStrahler河道位数データと河道マスクデータを作成した.国土数値情報の河川データに対し河川の連続性を担保するための修正を加え,位数理論に新たなルールを追加することで,合分流を多く含む河道網も網羅した実用的な河道位数データを作成した.また,位数4以上の河道を対象とし,衛星画像を目視により河道領域を判別し,その領域を覆うポリゴンデータを作成することにより,河道マスクデータを...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 日本初の純国産ジェットエンジン「ネ 20」技術

    杉村 文隆, 鈴木 一義 日本航空宇宙学会誌 71 (11), 295-297, 2023-11-05

    ...<p>ネ 20は,日本初,世界でも最初期の実用ジェットエンジンであり,我が国の民間用を含むジェットエンジン開発の先駆けとなった.海軍航空技術廠は,ドイツから入手した限られた図面と見聞した情報を参考に,独自の研究成果に基づいたジェットエンジン(ネ 20)の設計,試作を行った.設計作業開始からわずか8カ月後の1945年8月7日には,ネ 20を搭載した橘花が高度600m,飛行時間12分間の初飛行に成功した...

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  • 散乱トモグラフィを使用した乳がん検出の実用化技術

    桑原 義彦, 藤井 公人 電子情報通信学会論文誌B 通信 J106-B (11), 669-676, 2023-11-01

    逆散乱問題は,イメージングしたい未知のオブジェクトを含む画像再構成領域の外側で観測した散乱場の解析結果と測定結果が一致するように,画像再構成領域の複素誘電率分布を推定する問題である.損失性媒質である組織の中に存在する小さな病変によって引き起こされる散乱場の変化はわずかである.したがって,オブジェクトの有無による散乱場の変化を検出できる高感度のアンテナが必要である.一方,現在の技術ではオブジェクト…

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  • 「匂い・味に関するセンシングおよび提示技術」

    松倉 悠 電気学会論文誌E(センサ・マイクロマシン部門誌) 143 (11), 337-337, 2023-11-01

    ...<p>生物嗅覚の仕組みを模倣して匂いを識別する嗅覚センシングシステムe-nose(electronic nose)は,食品や香料の品質管理から医療診断,危険物の検知,宇宙ステーション内の空気環境モニタリングなど様々な場面において応用が期待され,実用化に向けて多方面から研究が推進されてい</p>...

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  • NEWS & TOPICS

    国立研究開発法人科学技術振興機構 JSTnews 2023 (11), 14-15, 2023-11-01

    ...<p>【研究成果】ソフトカプセル廃材から高性能生分解性プラ ゼラチンに熱可塑性付与、海洋ごみ削減に貢献</p><p> 【研究成果】「量子メス」イオン入射器の原型機が完成 既存の1/40サイズ、2030年の実用化を目指す</p><p> 【研究成果】「樹状」の海洋細菌が石油を素早く分解 界面の表面積を広げ、接触しやすくなるメカニズム解明 </p><p>【研究成果】交通渋滞を正確に予測するAIを開発 警視庁...

    DOI

  • 情報と社会 ―情報セキュリティの事例より―

    金山, 茂雄 拓殖大学経営経理研究 (124) 15-30, 2023-10-31

    ...様々な技術がイノベーション等で実用化され世の中に登場し,それを利活用している。その際,人々はメリットやデメリットについて考える。この点についていくつかの大きな問題が予想される。人々は, ビジネスで得たモノを守ろうとする。ここに, セキュリティの重要性と必要性が生じる。以上のことを踏まえ,セキュリティの重要かつ必要であることを指摘し主張することが目的である。...

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