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義江, 明子 国立歴史民俗博物館研究報告 235 59-85, 2022-09-30
...「現在侍家刀自他田君目頬刀自」は、「三家子□」(願主)の「妻」ではなく、「仏説盂蘭盆経」にいう「現在父母」の一人として、「三家子□」の現存する「母」の可能性をも含む母世代の近親老女であり、「ミヤケ」一族長老女性だった、と推定される。「加那刀自」は「目頬刀自」の児ではなく、「三家子□」の「児」であり、「物部午足」キョウダイも「三家子□」の「孫」(加那刀自またはその姉妹の子)である。...
機関リポジトリ
吉田,晶 郵政考古紀要 45 1-7, 2009-04-20
DOI Web Site
平川 南 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 66 5-24, 1996-02-29
...まず第一に、刀自は、家をおさめる主人を家長、主婦を家刀自とするように、集団を支配する女性をよぶのに用いている。宛所の里刀自は、上記の例よりしても、本来の郡―里のルート上で理解するならば、里を支配する里長の妻の意とみなしてよい。...
DOI 機関リポジトリ Web Site
松永 真理, 日置 弘一郎 組織科学 30 (2), 4-13, 1996
...女性についての組織論的研究は,当初の女性への制度的不平等の現実関心から,現在では組織論のレベルでの問題関心によって論じられる必要がある.制度的に不平等が存在している場合には,それを指摘するだけで十分な問題提起になり得たが,理論的なレベルでは,女性の組織行動を扱う理論枠組みが必要となっている.本論文では実務と理論の双方から,女性の役割モデルとしての家刀自の概念を提出する....