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  • 小島信夫「小銃」論

    星住 優太 関西近代文学 1 (0), 43-61, 2023-03-20

    ...本稿では、小島信夫「小銃」について、作中で小銃が女として表れてくる出来事を回想形式に着目しつつ分析した。アジア・太平洋戦争期の中国における捕虜の虐殺や八路軍との戦闘を描く本作は、戦争加害を小銃が女になるような「私」の妄想によって表現している。戦後日本社会において、元兵士が戦争加害を証言することはタブー視されていた。...

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  • 小島信夫「殉教」序論

    畑中 佳恵 日本近代文学 99 (0), 49-63, 2018-11-15

    ...<p>女性キリシタン・采女の殉教を迫害側の捕方の視点で描いた小島信夫の短編小説「殉教」(一九五四年)は、これまで本格的に論じられてこなかった作品である。本稿では研究の手始めとして、同時代評の調査やレオン・パジェス『日本切支丹宗門史』との照合など基本的な情報を整理した。...

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  • 村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』について ー心理学的観点からー

    石橋 泰 山梨英和大学紀要 2 (0), A1-A13, 2004

    ...さらに混沌塊が現代に無縁でないことを示すため、混沌塊の侵入により破壊された天婦を描いていると考えられる1960年代の小島信夫著『抱擁家族』を論じた。次に村上の作品に戻り、最後の短編において主人公が、太母の布置を越えて自我を生かせるようになり、女性との結婚と家族の創造へと向かう姿に考察を加えた。ここには深層の布置の変化が推測できるが、その内容はこの作品からだけでは読みとれないことを述べた。...

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  • ネイティヴ・スピーカーのいない英会話 : 戦時・戦後の連続と「アメリカン・スクール」

    広瀬 正浩 名古屋大学国語国文学 88 1-14, 2001-07-10

    ...小島信夫「アメリカン・スクール」(一九五四年)は、英会話という場における主体の亀裂を問題にしたテクストであった。しかしこの亀裂に関わる英語観の多様性が戦後日本の言説空間において問題にされることはなく、「アメリカン・スクール」は劣等感を抱く戦後日本人という主体を立ち上げる運動に巻き込まれてしまうことになる。本稿はそうした戦後の言説空問に、戦時と戦後の歪んだ連続性=欺瞞性を見る。...

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