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  • [論文] 中世末~近世初の女性の地位をめぐって : 後家尼と家族の像および財産処分文書から

    小島, 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 235 145-164, 2022-09-30

    日本の風俗画には、家族関係が窺える描写も多い。本稿では、「後家尼」と呼ばれる、夫の死後に尼となって家にとどまった女性に注目した。中世末期、一六世紀ころの絵画では、家族の中の女性グループや、あるいは一家全体を率いるような描き方をされていることが多い。しかし、近世すなわち一七世紀に入るころから、後家尼の地位は低下し、描かれなくなっていく。一方で、夫婦の外出場面や単婚小家族の図像が多く描かれるようにな…

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  • 共同研究の概要

    小島, 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 224 1-6, 2021-03-24

    source:https://www.rekihaku.ac.jp/outline/publication/ronbun/ronbun9/index.html#no224

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  • 洛中洛外図屏風「歴博甲本」と「歴博乙本」の人物データベースによる比較

    小島, 道裕, 森下, 佳菜, 大薮, 海 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 209 123-155, 2018-03-23

    国立歴史民俗博物館が所蔵する二つの初期洛中洛外図屏風「歴博甲本」と「歴博乙本」について、描かれた人物すべて(甲本=一四二六人、乙本=一一七二人)をデータベース化する作業を終え、横断検索も可能となったため、両者のデータを定量的に比較する形で、その違いについて、特に不明な点が多かった乙本について考察を試みた。乙本は全体的に甲本よりも簡略化されており、またひとつの場面に、場面と関わる形で特定の種類の人…

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  • 歴史系博物館と大学が連携して作り上げるデジタル展示 ~企画展示「デジタルで楽しむ歴史資料」を事例として~

    鈴木, 卓治, 小島, 道裕, 曽我, 麻佐子, 眞鍋, 佳嗣, 矢田, 紀子 じんもんこん2017論文集 2017 283-288, 2017-12-02

    2017 年3 月から5 月にかけて国立歴史民俗博物館が開催した企画展示「デジタルで楽しむ歴史資料」を事例として,歴史系博物館と大学とが連携して作り上げるデジタル展示の特徴と課題について論じる.デジタル展に出展したデジタルコンテンツのうち4つを取り上げ,歴史系博物館と大学がそれぞれの特色をどのように活かして協業し成果を挙げることができたか,あるいはどのような問題があって成果を挙げるに至らなかった…

    情報処理学会

  • 洛中洛外図屏風歴博甲本の制作事情をめぐって(Ⅱ. 洛中洛外図屏風と社会的背景)

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 180 107-128, 2014-02-28

    洛中洛外図屏風歴博甲本は、現存最古の洛中洛外図屏風として知られているが、制作された目的や、発注者については明らかでなく、作者についても定説を見ない状況が続いていた。これに対して筆者は、描かれた事物の分析によって、室町幕府の実権を握る細川高国が、将軍足利義晴のために御所を自邸の付近に造り、家督を嫡子稙国に譲ったことを契機として、絵師狩野元信に発注した、という仮説を立てた。しかし、発表後に、これに対…

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  • 研究の概要

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 180 1-11, 2014-02-28

    source:https://www.rekihaku.ac.jp/outline/publication/ronbun/ronbun8/index.html#no180

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  • 博物館資料活用のための情報デザイン : 洛中洛外図屏風を題材として

    原田 泰, 居郷 翔, 前原 知之, 佐藤 優香, 小島 道裕 デザイン学研究作品集 15 (1), 68-71, 2010

    本作品は、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市、以下「歴博」)が収蔵する「洛中洛外図屏風(歴博甲本)」を題材にした、博物館資料の貸し出しキットである。博物館内の展示資料だけでは語りきれない最新の研究成果を社会化していく手段として、また歴史的資料を現地であるいは現地を訪問する前や後に活用することで、歴史上の出来事を現代の社会やその地域と結びつけて解釈してほしいという歴史研究者の思いを実現する方法として…

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  • 博物館資料を題材にした教材コンテンツの開発

    居郷 翔, 原田 泰, 小島 道裕 日本デザイン学会研究発表大会概要集 57 (0), A16-A16, 2010

    この研究の目的は、博物館資料の知識と研究成果をわかりやすく伝達することである。また博物館におけるコミュニケーションデザインの可能性を探っている。課題として来館者が博物館資料と現在との関連に気づかせることである。<BR> 今回題材とした資料は洛中洛外図屏風である。そして資料の読み解きをサポートする教材開発とプログラム提案を行った。教材内容は屏風模型とインフォグラフィックスを用いて解説したシートであ…

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  • 洛中洛外図屏風を題材とした教材コンテンツの開発

    居郷 翔, 原田 泰, 小島 道裕 日本デザイン学会研究発表大会概要集 56 (0), P06-P06, 2009

    この論文では、洛中洛外図屏風の教材の開発プロセスを述べている。 洛中洛外図屏風には、室町時代の京都の豊かな情報が描かれている。 私たちは、現代の京都と室町時代を比べるのが学びになると考えた。 開発した教材では、これらの情報を分かりやすい形で示すことで、過去と現在をつなぐことを目指している。 そして、これらのツールは研究者の知識を伝える役割を担っている。

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  • 洛中洛外図屏風歴博甲本の成立と初期洛中洛外図屏風諸本

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 145 317-347, 2008-11-30

    京都とその周辺を描いた「洛中洛外図屏風」の内、室町期の景観を持つ「初期洛中洛外図屏風」四本は、大名上杉家に伝来した上杉本を除いて、制作事情が明らかでなかった。本稿では、屏風の中に「登場人物」と言える個人の像を検出することによって、その主題を明らかにし、初期洛中洛外図屏風全体についても統一的な理解を試みた。最も古い「歴博甲本」は、一五二五年に、室町幕府の実権を握っていた細川高国が、嫡子稙国への家督…

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  • ネットワークで公開する電子展示の利用特性と評価に関する検討

    安達 文夫, 小島 道裕, 高橋 一樹 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 139 1-16, 2008-03-31

    博物館の様々な情報をネットワークを介して公開することが広く行われている。いろいろな公開方法の中で,収蔵資料の画像を用いて,あるテーマに沿って複数の画面により構成するものを電子展示と捉える。テーマを適切に伝えるため,電子展示をどのように構成すべきか,あるいは伝えるべき情報の量をどのように適切にするかを明らかにするには,利用者が電子展示を閲覧する特性を知ることが重要である。そして,これにより電子展示…

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  • 歴史展示における模型の意味と活用(第Ⅱ部 展示における表象)

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 140 201-211, 2008-03-31

    筆者は,博物館におけるレプリカの意味について既に考察しているが,本稿では,歴史展示における模型の意味について考察した。歴史を展示する方法には,現存する過去の遺品を展示する方向と,展示テーマに沿って過去の情景を再現しようとする方向の2つがあり,模型は特に後者においてしばしば用いられるが,過去の再現としては不可避的に不完全なものであり,原理的にはそこから直接歴史を学ぶことは出来ない。しかし,実際の歴…

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  • インターネットによる電子展示の閲覧特性の検討

    安達, 文夫, 小島, 道裕, 高橋, 一樹 じんもんこん2006論文集 2006 371-378, 2006-12-14

    博物館資料の画像とその説明などによる複数の画面からテーマを持って構成され,インターネットで公開される電子展示について,効果的な構成を明らかにすることを目的として,画面のアクセス数の記録を分析することにより,利用者の閲覧特性を検討した.電子展示のテーマに関心を持ち多くの画面を閲覧するグループと,比較的早い段階で中止する関心の低いグループがあることを示した.画面に解説文を付与すると,画面を見続ける移…

    情報処理学会

  • 展示の理解の評価に関する検討

    安達 文夫, 竹内 有理, 小島 道裕, 久留島 浩 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 130 1-20, 2006-03-25

    展示は研究成果を公開する一つの形態であり,テーマを持って構成される。展示を構成する側の意図が来館者にどのように伝わり理解されているかを把握することは,研究の成果を伝える方法を改良し,来館者の視点からの展示をつくりだしてゆく上で重要である。そして,展示方法の改良に反映してゆくためには,定量的な評価ができることが望まれる。歴史展示は,科学系展示と異なり,観客がそこから受け取る意味の多様性に多くの余地…

    DOI 機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件

  • 情報資源共有化のための博物館資料 : データベースのマッピングとその評価

    安達 文夫, 鈴木 卓治, 小島 道裕, 高橋 一樹 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 125 185-214, 2006-03-25

    人文科学の分野において,様々なデータベースが作成され,多くがネットワークを介して公開されている。これらのデータベースをまとめて検索できるようにすることにより,個別のデータベースの所在やその操作方法を意識することなく検索が可能となる。総合研究大学院大学の文化科学系の基盤機関と幾つかの大学とが共同し,各々の機関が有するデータベースを統合的に検索できるシステムの研究を進めている。この統合的な検索を実現…

    DOI 機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件

  • 中世後期の旅と消費 : 『永禄六年北国下り遣足帳』の支出と場(3. 流通・消費の場)

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 113 113-134, 2004-03-01

    永禄六〜七年(一五六三〜四)の旅行支出簿である表題の資料は、当時の旅行の実態や、都市的な場、そして物価やサービスの価格についての豊富な情報を含んでいる。これについては既に一度史料紹介を行ったが、地名比定は大幅に改善することができるようになり、また関係史料との比較などから、内容についても分析を進めることが可能になった。醍醐寺の僧侶と思われる記者の目的は、同じ醍醐寺の無量光院院主堯雅の東国での付法と…

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  • ワークシートによる家族向け教育プログラム : 「れきはく親子クイズ」の実施結果から

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 108 353-378, 2003-10-31

    利用者の立場を重視しつつある今日の博物館において,利用者の学習をどのように支援するかが大きな課題となっている。本稿では,ワークシートを用いた家族向けのプログラムとして行った「れきはく親子クイズ」を事例に,その試行と実施結果から,特に対象年齢の設定などについて分析し,またその意義について考察を試みた。試行は小学生を念頭にスタートしたが,実際には中学生および未就学児童も多く参加していることがわかり,…

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  • 江馬氏館と江馬氏 : 室町期の国人領主と館

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 104 169-183, 2003-03-31

    飛騨の国人領主江馬氏は、庭園を伴う館で知られている。まず文献史料で考察すると、南北朝初期から将軍に近侍し、遵行指令を受け、中央と密接な関係を持っていたが、一五世紀後半には自立した地位を持つことが知られ、一六世紀には荘園関係の史料には見えなくなる。一方遺構は、一四世紀末~一五世紀前半に、「花の御所」を模倣した館が営まれるが、一五世紀後半には山城などに機能が分散し、一六世紀には館としての機能が廃絶す…

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  • 地域的祭祀の起源と機能 : 守山市小津神社祭祀圏を事例に

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 98 5-16, 2003-03-31

    滋賀県守山市所在の小津神社祭祀圏を素材に、地域的祭祀の歴史的な背景を考察する。祭祀圏の地域が決定される要因としては、荘園、水利圏、交通路などが考えられるが、具体的に検討すると、いずれも祭祀圏全体に共通するものはなく、その地域を決定する要因としては単一では不十分であり、複合した要因によるものと考えられる。次に祭祀を担った主体の問題から考えると、土豪層の関与は間違いなく、またこの地域では一向一揆等の…

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  • 博物館とレプリカ資料

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 50 443-460, 1993-02-26

    近年つくられた多くの歴史系博物館ではレプリカ資料の使用が盛行しているが,それが博物館において「何」であり,いかなる形で用いることができるのかについては十分な共通理解のないのが現状である。本稿はこれについて主に技術的な面からその性格と限界を明らかにし,それによって,レプリカ資料が研究に,また展示においてどのように用いることが可能かを考察した。レプリカは原品の持つ情報の一部のみを転写したものだが,そ…

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  • 岐阜円徳寺所蔵の楽市令制札について(Ⅱ. 歴史研究と博物館)

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 35 297-311, 1991-11-11

    岐阜市所在の円徳寺には,加納という市場に宛てた楽市令の制札4枚が所蔵されている。昨年度その複製品を製作したことを機会に,そのモノとしての資料の特徴を紹介し,それに基づいて,制札の発給の意義について考察を行いたい。この4枚の制札の内で,最も顕著な特徴を持つのは,最初に出された永禄10年(1567)の織田信長制札であり,柱と屋根を取り付けた跡や風化・変色の状態から,実際に長期間屋外に掲示されていたこ…

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  • 織豊期の都市法と都市遺構

    小島 道裕 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 8 251-293, 1985-12-20

    The process of how medieval cities developed is presented through both an analysis both of the form of urban laws (tokkyojō) that were enacted during the time of Oda Nobunaga and Toyotomi Hideyoshi, …

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