安斎 均, 石綿 清雄, 小林 美絵子, 西祐 太朗, 岩瀬 孝, 小宮 山伸之, 柳下 芳樹, 西山 信一郎, 関 顕, 野中 健史, 幕内 晴朗
心臓
28
(5),
415-421,
1996
症例は61歳,男性.突然の息切れを主訴に来院.経胸壁心エコー図法にて大動脈右冠尖に可動性の疣贅,僧帽弁前尖の左房側に輝度の低い構造物を認めた.カラードップラーでは重度の大動脈弁閉鎖不全が確認され,感染性心内膜炎に伴う急性大動脈弁閉鎖不全の診断にて緊急入院.経食道心エコー図法では僧帽弁前尖の左房側に突出する約15mm大の弁膜瘤を明瞭に描出.その後,心不全は内科的保存治療にて小康状態になるも,炎症所…
DOI
被引用文献1件