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検索結果 4,814 件

  • 小児の一般的な感染症に対する抗菌薬投与期間

    宮入, 烈 浜松医科大学小児科学雑誌 4 (1), 3-9, 2024-03-15

    ...抗菌薬の標準的な投与期間は経験則に基づいて設定されてきた.多くの場合は治療失敗を回避するために長めに設定されており,薬剤の長期投与によるデメリットは過少評価されてきた.近年,薬剤耐性菌対策の一環として,抗菌薬投与期間を短縮する試みが科学的に検証され,ランダム化比較試験や系統レビューの対象となっている.小児の一般的な感染症である,溶連菌咽頭炎,急性鼻副鼻腔炎,肺炎,尿路感染症については,有効性を損なうことなく...

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  • 全自動尿中有形成分分析装置UF-5000を利用した薬剤感受性推測の可能性

    三輪 佑果, 竹澤 理子, 福田 弥生, 長谷野 優作, 井上 真理奈, 鵜原 日登美, 小野 由可, 石崎 一穂 医学検査 73 (1), 78-84, 2024-01-25

    ...<p>尿路感染症における薬剤耐性菌への取り組みとして,全自動尿中有形成分分析装置UF-5000で細菌数が測定できることを利用し,原尿に直接感受性ディスクを入れ反応させることによる細菌数の変化から,薬剤感受性結果の推測が可能かを検討した。...

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  • 多発する大腸菌感染症を契機に多発性骨髄腫と診断した1例

    横溝 真央人, 阿久澤 泰樹, 内倉 淑男, 神尾 学, 本多 英喜, 岩澤 孝昌, 布宮 伸 日本救急医学会関東地方会雑誌 44 (4), 379-384, 2023-12-28

    ...大腸菌による敗血症性ショック, 尿路感染症, 化膿性脊椎炎, 腸腰筋膿瘍, 脳膿瘍, 細菌性髄膜炎, 感染性胸部大動脈瘤などの多発する感染症を併発し治療に難渋したが, 最終的には抗菌薬の内服治療のみで感染制御可能な状態となった。入院中に免疫不全の原因が多発性骨髄腫であると診断できたが, 退院調整中に非感染性疾患により死亡退院した。...

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  • 尿一般検査における無症候性細菌尿の鑑別

    川 健司 Tenri Medical Bulletin 26 (2), 119-119, 2023-12-25

    ...<p>【緒言】無症候性細菌尿を呈する患者に抗菌薬を使用することは患者に不利益なだけでなく,耐性菌の発生にもつながる.しかし,高齢者,とくにカテーテル挿入患者では発熱以外の症状を認めない尿路感染症も多く,他の原因による発熱に合併する無症候性細菌尿と真の尿路感染症を鑑別するのは困難である.そこで今回,尿一般検査のデータをもとに無症候性細菌尿の鑑別について検討した....

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  • <i>Streptococcus agalactiae</i>菌血症の臨床的特徴の解析

    加藤 雄大, 松本 美咲, 杉山 裕衣, 松久保 修, 永田 悠起, 木村 有里, 田中 浩一 医学検査 72 (4), 605-613, 2023-10-25

    ...また,尿路感染症(27.5%)や皮膚軟部組織感染症(27.5%)を起因としたGBS菌血症やフォーカス不明の血流感染症(24.6%)によりGBS菌血症が多く発生しており,死亡率は8.7%であった。GBSの薬剤感受性試験結果ではマクロライド系抗菌薬やニューキノロン系抗菌薬に耐性を示す株が多く,多剤耐性PRGBSの症例についても2例認めた。...

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  • 当院における高齢者の頚椎・頸髄損傷

    石原 和明, 北島 潤弥, 森田 恭史, 福永 幹, 小薗 敬洋, 栗原 典近 整形外科と災害外科 72 (3), 576-578, 2023-09-25

    ...<p>2016年4月から2021年3月までに当院を受診した65歳以上の頚椎・頸髄損傷患者をカルテレビューで調査した.25例が対象となり,平均年齢は78±6歳で,男性16例,女性9例であった.受傷起点は,スポーツ外傷1例,交通外傷5例,高所墜落・転落7例,転倒12例であった.合併症に肺炎9例,尿路感染症2例に認めたが初期治療より救急科で全身管理されており,死亡例は認めなかった.本調査において,当院での...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 総合診療科医が主体となった高齢者尿路感染症診療における入院長期化の因子

    刑部 仁美, 竹本 聡美, 島田 由美, 中田 景子, 山田 奈緒美, 峰松 豊, 荒幡 昌久 日本プライマリ・ケア連合学会誌 46 (3), 89-95, 2023-09-20

    ...<p><b>目的:</b>主に総合診療科医が入院診療を担当する施設における高齢尿路感染症患者の在院日数に影響する因子を同定する.</p><p><b>方法:</b>2019年4月から2021年3月の間に入院した65歳以上の尿路感染症患者を対象とした.主要評価項目を急性期病棟入院日数とし,これに対する入院時の患者背景,検査所見,治療介入等の影響を後方視的に検討した....

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 超高齢ながら保存的治療により軽快した横隔膜下膿瘍の1例

    中村 宏信 日本老年医学会雑誌 60 (3), 288-293, 2023-07-25

    ...<p>症例は関節リウマチで通院中の90代女性.発熱を主訴に救急搬送され,尿路感染症の入院時診断で抗菌薬治療を開始したが,1週間にわたり38度台の発熱が遷延,第8病日に腹部超音波検査で胆囊炎穿孔から生じた右横隔膜下膿瘍と診断した.外科にもコンサルトしたが,胆囊がドレナージの困難な部位に位置していたこともあり,まずは抗菌薬による保存的治療を選択した.2カ月間の経静脈的抗菌薬投与により膿瘍の縮小を認め,内服抗菌薬...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献4件

  • 女性脊髄障害者の妊娠

    道木 恭子 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (7), 584-588, 2023-07-18

    ...<p>女性脊髄障害者の妊娠期は貧血,尿路感染症,切迫流産,切迫早産,自律神経過緊張反射などの合併症および,排便困難,尿漏れなどのマイナートラブルのリスクがある.また妊娠週数が進むと,日常生活活動や,家事,病院受診などに支障をきたすようになる....

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 肺炎桿菌による腹部大動脈の感染性動脈内膜炎の初期から経過を追うことができた2型糖尿病の1例

    川原 順子, 藤塚 偉利哉, 横山 茉貴, 若林 祐介, 仙田 聡子, 高田 裕之, 平岩 善雄 糖尿病 66 (5), 353-358, 2023-05-30

    ...<p>症例は74歳男性.主訴は下肢の脱力と発熱.血液培養で肺炎桿菌<i>Klebsiella pneumoniae</i>(以下KPと略)が検出され,セフトリアキソンの治療を開始した.一次感染巣を検索したが,肝胆道感染症,尿路感染症,呼吸器感染症,脊椎椎間板炎,心内膜炎等の所見を認めなかった.入院9日目の造影CTで新たに,腹部大動脈の拡張と周囲の脂肪織濃度上昇,動脈壁内の膿瘍の所見を認め,KPによる...

    DOI 医中誌

  • 閉塞性尿路感染症に伴う高アンモニア血症を呈した1例

    若松 真央, 岩田 史歩子, 高橋 雄介, 佐野 正彦, 鈴木 義夫, 長谷川 修 日本病院総合診療医学会雑誌 19 (2), 110-114, 2023-03-31

    認知症はあるがADLは保たれた91歳女性が,意識障害を主訴に来院し,尿閉に伴う尿路 感染症と診断された。脱水や腎機能障害に加え血清アンモニアが119 μg/dLと高値であり, 意識障害の原因と考えられた。高アンモニア血症をきたすような肝疾患の既往や肝障害,薬剤の使用はなく,尿検査でアルカリ尿や尿中リン酸マグネシウムアンモニウム結晶を認めたことから,ウレアーゼ産生菌による高アンモニア血症が疑われた…

    DOI 医中誌

  • 療養病床における感染症診療の実態に関する点有病率調査結果

    森岡 慎一郎, 鈴木 久美子, 松永 展明, 早川 佳代子, 元木 由美, 武久 洋三, 大曲 貴夫 日本環境感染学会誌 38 (2), 46-56, 2023-03-25

    ...であった.肺炎患者の29.3%に第3世代セファロスポリン系抗菌薬,14.1%にカルバペネム系抗菌薬,尿路感染症患者の24.1%にフルオロキノロン系,19.5%に第3世代セファロスポリン系抗菌薬,7.5%にカルバペネム系抗菌薬が使用されていた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 当院における小児腎外傷14例の検討

    青山 統寛, 川嶋 寛, 石丸 哲也, 住田 亙, 柿原 知, 加藤 怜子, 林 健太郎 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 59 (1), 37-43, 2023-02-20

    ...無機能腎となった症例,および受診を自己中断した4例を除く8例で腎機能温存をし得た.入院後絶飲食期間は中央値2(0~10)日,床上安静期間は中央値5.5(1~25)日,抗菌薬の静脈内投与期間は中央値10.5(0~26)日であった.合併症として2例に高血圧症,1例に尿路感染症を認めた....

    DOI Web Site 医中誌

  • 2度の妊娠中に高度水腎症を反復した膀胱尿管逆流症術後の1例

    前田 万里紗, 下地 彩, 水津 愛, 岩見 州一郎, 岡田 能幸, 野々垣 多加史 産婦人科の進歩 75 (1), 85-92, 2023-02-01

    ...尿路感染管理は良好であった.妊娠38週時に分娩誘発を行い,健児を経腟分娩した.第2子分娩後,尿管カテーテルを抜去し水腎症はしばらく残存していたが約6カ月後には消失した.一般的に妊娠水腎症による疼痛の多くは一過性で保存的治療により改善することが多いが,一方で尿管ステントや腎瘻などによる尿ドレナージが必要になる症例が存在する.とくにVURなどの先天的腎尿路疾患既往を有する妊婦を管理する際は,高度水腎症や尿路感染症...

    DOI Web Site 医中誌

  • 感染性大動脈炎により死亡した糖尿病を有する回腸代用膀胱の一例

    谷口 明久, 平川 和志, 間山 郁美 日本泌尿器科学会雑誌 114 (1), 26-29, 2023-01-20

    ...<p>5年前に膀胱癌に対し膀胱全摘・回腸代用膀胱造設した78才男性.既往は糖尿病.2年前のCTでは右水腎・拡張した代用膀胱・高度の動脈硬化が大動脈に見られた.2022年5月上旬から発熱あり,近医内科を受診し尿路感染症として,5月7日他院内科に入院した.尿培養で大腸菌が検出されたがほぼ全ての抗生剤に感受性があった.CTで,両側水腎症および拡張した代用膀胱,尿路にガスを認めた.抗生剤を4種類使用したが解熱...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献5件

  • 生体腎移植レシピエントに対する周術期抗菌薬単回投与の検討

    矢西 正明, 小糸 悠也, 松下 純, 木下 秀文 移植 58 (Supplement), s268_3-s268_3, 2023

    ...SSI・尿路感染症の発生と原疾患,BMI,透析歴,手術時間,免疫抑制療法,尿管ステントの留置の有無などを検討し関連因子を検討した。【結果】術後から退院までの間に抗菌薬の追加投与を行ったのは15例であった。SSI発生率は6例(6%)、尿路感染症は9例(9%)であった。SSI発生に関連する因子は糖尿病・肥満で、尿路感染症に関連する因子は尿管ステント留置の有無であった。...

    DOI 医中誌

  • 4剤維持併用免疫抑制療法下に生じた腎移植後アデノウイルス膀胱炎の1例

    前鼻 健志, 田中 俊明, 中山 奨, 小笠原 卓音, 太刀川 公人, 橋本 浩平, 小林 皇, 舛森 直哉 移植 58 (Supplement), s274_1-s274_1, 2023

    ...POD14に38℃台の発熱、排尿時痛を認め、尿路感染症としてABPCの投与を開始した。しかし尿培養は陰性であった。症状は改善なく、また血膿尿の増悪、sCrの軽度上昇を認めたため、POD20にアデノウイルス迅速検査を提出したところ、陽性であった。同日施行した移植腎生検では、拒絶反応を示唆する所見を認めなかった。...

    DOI 医中誌

  • 献腎移植後の尿路トラブルに関する検討

    高本 大路, 下木原 航太, 花井 孝宏, 望月 拓, 石田 寛明, 寺西 淳一, 上村 博司 移植 58 (Supplement), s330_2-s330_2, 2023

    ...【考察】腎移植後の尿路感染症は5-20%程度とされている。移植後3年以内で約半数が起こすとされる代表的な合併症である。一方、尿瘻は5%以下とされ、比較的稀な合併症である。本検討では献腎移植の約4割で何らかの尿路トラブルをきたした。膀胱萎縮も強く吻合方法に迷う症例も多いが、吻合方法においてトラブルの発生率に差は認めなかった。</p>...

    DOI 医中誌

  • 廃用症候群患者の自宅退院に向けて ~チームアプローチでのPT の役割として~

    江上 徹, 藤﨑 芳恵 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 108-, 2023

    ...</p><p>【症例提示】 症例は、尿路感染症後の廃用症候群を呈した90歳代女性で身長159 ㎝・体重67.2 ㎏である。入院前は独居であり、家族は同敷地内に居住する次男夫婦(75歳以上)であった。既往として、左変形性膝関節症(保存的加療)で、腫脹・熱感・疼痛(NRS:10)が認められ、免荷の指示であった。日常生活動作は、全介助レベル(入院時46・退院時46)であった。...

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  • 当院で腎移植後エベロリムス導入した14例の検討

    森下 弘基, 丸山 通広, 遠藤 悟史, 貝沼 俊介 移植 58 (Supplement), s239_3-s239_3, 2023

    ...EVR導入後、感染症を起こした症例は5例(COVID-19が3例、尿路感染症1例、カンジダ感染症1例)、拒絶を起こした症例は2例であった。EVRによるタンパク尿により投与終了となった症例が1例認めた。【結語】EVRを導入した例で生着率・生存率・合併症は問題なく導入できていた。</p>...

    DOI 医中誌

  • 生体腎移植後のルーティン排尿時膀胱造影検査の意義

    安次嶺 聡, 雫 真人, 三輪 祐子, 岩崎 研太, 石山 宏平, 小林 孝彰 移植 58 (Supplement), s263_2-s263_2, 2023

    ...【方法】2014年から2022年までの間に愛知医科大学で生体腎移植を受けたレシピエントのうち、術後1年(以降)に排尿時膀胱造影を施行した19名(男性10名、女性9名)を対象に、VURの有無と入院を要する尿路感染症、移植腎生着率・患者生存率との関連について後方視的に解析した。膀胱尿管吻合は、全例膀胱外アプローチ(Lich-Gregoir法)で施行された。...

    DOI 医中誌

  • 腎膿瘍を合併し,排尿指導で治癒したHinman-Allen症候群の1例

    坂口 真弓, 木村 昂一郎, 吉野 豪, 萩元 慎二, 倉信 裕樹, 堂本 友恒, 戸川 雅美, 田村 明子, 宇都宮 靖, 圓山 由香 日本小児腎臓病学会雑誌 36 (0), 33-40, 2023

    ...であると考えた.内服治療などが検討されることもあるが,本児は排尿指導のみで排泄習慣が改善し,現在まで尿路感染症の再発なく経過している.器質的疾患以外を背景として腎膿瘍を発症することはまれであり,学童期の初発の尿路感染症では排泄習慣の問診を行う必要がある.また,排尿指導内容についての詳細な報告は乏しい.本症候群は排尿指導で尿路感染症の再発なく治癒する可能性があるため,実際の指導内容とともに報告する....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 低月齢乳児の単純性上部尿路感染症に続発した一過性Fanconi症候群

    白土 允, 中野 茉莉恵, 森内 美希, 大串 健一郎, 廣瀬 あかね, 吉村 博, 清水 直樹 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (2), 57-63, 2023

    ...低月齢児の上部尿路感染症には近位尿細管に限局した一過性の尿細管機能異常を合併する可能性があり,感染症治癒後もその機能回復が遷延する可能性がある。低月齢乳児の上部尿路感染症において,適切な抗菌薬投与が開始され解熱が得られたにもかかわらず全身状態の回復遅延が認められた場合は本病態を考慮すべきであり,近位尿細管機能回復を注意深く経過観察すべきである。</p>...

    DOI 医中誌

  • 侵襲的処置を伴わずに発症しT2*強調画像での特徴的な低信号が診断につながった脳空気塞栓症の1例

    岩本 宗矩, 大塚 喜久, 加藤 歩, 矢幡 悟大, 井村 隼, 岡村 有祐, 松本 賢亮 脳卒中 advpub (0), 2023

    ...<p>88歳女性.心不全・尿路感染症で入院し,末梢静脈カテーテルから抗菌薬を投与されていた.入院12日目に突然の意識障害・右片麻痺を呈した.頭部MRIで左前大脳動脈(ACA)・中大脳動脈(MCA)の境界域に拡散制限域があり,T2*強調画像(T2*WI)で同領域の皮質,脳溝に多発低信号を認めた.T2*WIの低信号にほぼ一致してCTで空気像があり,脳空気塞栓症と診断した.翌日,意識障害・片麻痺は改善し,...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 日本人複雑性腹腔内感染症患者におけるセフタジジム/アビバクタムの母集団PK/PD解析

    佐野 大和, 庄子 聡, 李 銀華 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-P-C1-, 2023

    ...<p>【目的】セフタジジム/アビバクタム(CAZ/AVI)は、第三世代のセファロスポリン系抗菌薬とβラクタム骨格を持たない新規のβラクタマーゼ阻害薬の配合剤であり、米国や欧州等世界各国で複雑性尿路感染症(cUTI)、複雑性腹腔内感染症(cIAI)および院内肺炎(NP)などの適応症が承認されているものの、日本では2023年6月30日時点で未承認である[1, 2]。...

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  • 抗菌薬の臨床試験の実情と課題~CRCの立場から~

    小橋川 智美 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 1-C-S08-3-, 2023

    ...</p><p>4.複数診療科が関わることによる複雑さ</p><p>複雑性尿路感染症、敗血症などが対象の場合、どの診療科の患者も候補になり得る。そのため、複数診療科から分担医師を選定し、急な治験開始に備えて複数の病棟看護師に説明をして連携体制を構築する必要がある。また、各種トレーニングやdelegation logの取得人数が増えるため、対応が煩雑となる。...

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  • 内視鏡併用腎内手術 (ECIRS) 術後の有熱性尿路感染症の検討

    中山 奨, 桧山 佳樹, 山名 杏沙, 太刀川 公人, 進藤 哲哉, 京田 有樹, 加藤 祐司, 髙木 良雄, 髙橋 敦 Japanese Journal of Endourology and Robotics 36 (1), 113-117, 2023

    ...術後に有熱性尿路感染症 (febrile urinary tract infection : fUTI) を発症する症例をしばしば経験した. そこで我々は2018年7月から2021年9月にECRISを施行した114症例を対象に術後fUTI発症率と危険因子を後方視的に検討した. 手術時年齢の中央値 (範囲) は64歳 (30-95), 手術時間の中央値は93分 (45-182) であった....

    DOI 医中誌

  • 病原性大腸菌の薬剤耐性と病原性発現機構に関する研究

    平川 秀忠 日本細菌学雑誌 78 (3), 167-177, 2023

    ...<p>尿路感染症(UTI)は,私たちにとって身近な感染症の一つであり,その中でも尿路病原性大腸菌(UPEC)が最も主要な起因菌である。UPECは,腸内細菌叢の一部として腸管内に常在している。腸管内においては,本菌は無害であるが,尿路に入った際には強い病原性を示す。...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献61件

  • 女性に多い痛みと鎮痛薬の使い方

    中川 貴之 看護薬理学カンファレンス 2023.2 (0), ES-1-, 2023

    ...月経痛や排卵痛、陣痛などの性周期や妊娠・出産に関わる痛み、子宮内膜症、子宮筋腫や尿路感染症などの婦人科疾患による痛みなど、女性特有の痛みは多くある。また、片頭痛、間接リウマチや変形性関節症、全身性エリテマトーデス、更年期に起こりやすい頭痛、腰痛、肩こり、閉経後に起こりやすい骨粗鬆症、また、顎関節症や繊維筋痛症など明らかに女性に多い疾患なども多くあり、女性は人生を通して様々な痛みを経験する。...

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  • 移植周術期の細菌感染の予防と治療

    松村 康史 移植 58 (Supplement), s129_2-s129_2, 2023

    ...移植臓器を含む手術部位感染症に加え、血管内カテーテル感染、肺炎、尿路感染症、腹腔内感染症などの鑑別を進める。経験的治療としては、まずは抗緑膿菌作用を有するβラクタムの投与を行い、加えて想定される原因菌に応じて抗MRSA薬、耐性GNRを標的とした2剤目の抗緑膿菌薬、細菌以外については、抗真菌薬、ST合剤、抗ウイルス薬の投与を検討する。...

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  • 菌血症を伴う尿路感染を発症した腎移植レシピエントの検討

    徳永 素, 藤原 拓造, 高橋 雄介, 太田 康介, 窪田 理沙 移植 58 (Supplement), s255_3-s255_3, 2023

    ...<p>【目的】腎移植後の尿路感染症やそれに伴う菌血症は重大な合併症として知られている。これらの合併症は移植腎機能低下や予後に影響を与える可能性がある。本研究では菌血症を伴う尿路感染症となった腎移植患者の患者背景、移植腎機能の推移、および予後について検討することを目的とした。...

    DOI 医中誌

  • 腎移植患者の尿培養プロファイルの比較検討

    田代 裕己, 兵頭 洋二, 遠藤 貴人, 西岡 遵, 横山 直己, 重村 克巳, 中野 雄造, 藤井 秀毅, 藤澤 正人 移植 58 (Supplement), s267_3-s267_3, 2023

    ...<p>[緒言]昨今,ESBL産生菌をはじめとする耐性菌も増加しており,腎移植後の尿路感染症をマネージメントすることは重要な課題である.しかしながら,腎移植患者における尿路感染の起因菌に関する報告は少ない....

    DOI 医中誌

  • 尿路感染症で入院後も高熱が遷延し,V-Pシャントの腸管迷入による細菌性髄膜炎と診断した高齢者の1例

    中村 宏信 日本老年医学会雑誌 59 (4), 551-558, 2022-10-25

    ...<p>症例は86歳女性.くも膜下出血で23年前にV-Pシャントが留置されている.発熱を主訴に救急外来受診.入院時診断は尿路感染症でCMZによる治療を開始した.入院時の腹部CTでV-Pシャントが上行結腸に迷入していることは判明していたが,腹膜炎や髄膜炎を示唆する臨床症状や画像所見に乏しいため,当初はV-Pシャントが熱源とはみなさなかった.ただ,尿培養で感受性良好な大腸菌が検出されているにもかかわらず,...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • 腹部緊急手術におけるSSI対策と代謝栄養管理

    土師 誠二 外科と代謝・栄養 56 (5), 192-195, 2022-10-15

    ...<p> 消化器外科領域における手術部位感染(SSI)対策は重要な課題の一つである.腹部緊急手術は,待機手術に比べて全身状態の術前評価が不十分となりやすく,一般に術後感染リスクは高率である.消化管穿孔による腹膜炎など汚染/感染手術では敗血症をはじめ感染症そのものの制御が術後管理の中心となる.また,高齢者やサルコペニア,フレイル症例ではSSIのみならず肺炎,尿路感染症など遠隔感染に対する注意も要求される...

    DOI Web Site 参考文献14件

  • 特別養護老人ホーム入居者の発熱に関する実態調査

    吉本 和樹, 井内 律子 日本環境感染学会誌 37 (5), 198-203, 2022-09-25

    ...対象に調査を行った.年齢,性別,BMI,基礎疾患の有無,要介護度,食事時の介助の有無,排泄介助の有無,移動手段,尿道留置カテーテルの有無,発熱発症の有無について一次集計の後,変数間の関連について解析を行った.研究参加の同意が得られた134人のうち,1年間で医師の診察を必要とする発熱を発症したのは84人で,その84人は1年間で合計175回医師の診察を受けていた.発熱時の診断名で多かったのは風邪症候群,尿路感染症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 整形外科とアドバンス・ケア・プランニング

    井上 三四郎, 中村 良, 鶴 翔平, 横山 龍三, 原野 理沙 整形外科と災害外科 71 (4), 677-681, 2022-09-25

    ...(結果)年齢は72~94歳(中央値84歳),男性9例女性6例であった.入院時整形外科病名としては,大腿骨近位部骨折8例が最多であった.内科既存合併症としては,循環器疾患9例が最多であった.入院中内科合併症としては,経口摂取困難(胃瘻造設1例含む)5例,尿路感染症各4例,誤嚥性肺炎3例などが生じていた.3例は入院中に死亡した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 小児腎泌尿器疾患における超音波検査

    岡村 隆徳 超音波医学 49 (2), 129-139, 2022

    ...小児腎泌尿器疾患に対して超音波検査は初期評価としてしばしば施行される画像検査となっており,しかも時として精密検査としての検査精度を併せ持つ.しかし,新生児や乳幼児の検査においては検査協力が得られない状況下で検査を強いられる場合も少なくない.そのような状況においても疾患の鑑別に有用な情報を得るためには,腎の位置異常,腎自体の形成異常,癒合腎,腎嚢胞性病変,腎腫瘍,先天性腎尿路異常に合併する頻度の高い水腎症や尿路感染症等...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献22件

  • 当センターにおけるTUL施行症例の臨床的検討

    岡 利樹, 井之口 舜亮, 谷 優, 朝倉 寿久, 川村 憲彦, 中川 勝弘, 蔦原 宏一, 高尾 徹也, 山口 誓司 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (1), 97-101, 2022

    ...手術時間は10-207 (中央値 : 81) 分で完全砕石率は79%, 11%に術後有熱性尿路感染症を認めた.</p><p>【結語】当センターでのTULの治療成績を報告した.</p>...

    DOI 医中誌

  • 膀胱自然穿孔をきたした血液透析患者の1例

    森 直己, 柏 真紀, 萩原 あいか, 山路 安義, 佐藤 良則, 宇野 俊介 日本透析医学会雑誌 55 (5), 335-340, 2022

    ...<p>症例は79歳女性.血液透析歴19年,関節リウマチに対して2年前からプレドニゾロン5 mg/日を内服している.下腹部痛を主訴に入院後発熱が続き,膿尿と腹・骨盤部単純CTで残尿を認めた.尿路感染症を疑い,メロペネムで加療を開始した.尿培養で<i>Escherichia‒coli</i>,血液培養で<i>Bacteroides thetaiotaomicron</i>が検出,第3病日の造影CTで気泡...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 大腿骨頸部骨折後に重症視床出血を合併した一症例

    渡瀬 涼, 渡辺 広希, 児島 範明, 髙本 雄太, 山本 洋司 総合理学療法学 2 (0), 55-61, 2022

    ...手術待機期間中に尿路感染症と誤嚥性肺炎を発症し,BHAは再延期となった。第28病日,BHA施行。第30病日,両側金属支柱付長下肢装具を使用し歩行練習を開始した。第42病日,患側股関節屈曲ROM100°,基本動作は最小介助で可能であった。第192病日,NIHSS 9点,患側股関節屈曲ROM110°,基本動作は監視下で可能となり,施設退院となった。...

    DOI

  • 低用量ACTH療法に合併した感染症

    若松 宏昌, 代田 惇朗, 浜野 晋一郎, 堀口 明由美, 野々山 葉月, 平田 佑子, 松浦 隆樹, 小一原 玲子, 菊池 健二郎 脳と発達 54 (1), 34-38, 2022

    ...治療中止は2例で, このうち1例はACTH増量後に傾眠や一過性の頻脈を認めたが, 発熱や血液検査での炎症反応を認めず治療を継続し, 後に腸球菌尿路感染症に起因する敗血症が判明しACTH投与16日目に治療を中止した. 【結論】ACTH療法が低用量化しても依然, 感染症の合併は稀ではない. ACTH療法による感染徴候や炎症反応への修飾を考慮した管理が必要となる.</p>...

    DOI 医中誌

  • 当院におけるロボット支援下膀胱全摘除術 (RARC) +体腔内尿路変向術ICUD (回腸導管) の初期経験

    錦見 俊徳, 山田 浩史, 水野 秀紀, 山内 裕士, 大橋 朋悦, 川喜田 睦司 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (1), 133-142, 2022

    ...合併症は, Clavien-Dindo分類にて麻痺性イレウス : 2例 (I, IIIa), 深部静脈血栓症 (DVT) : 1例 (II), 尿路感染症 : 4例 (全てII) を認めた.</p><p>【結論】ICUDをRARC初回症例から導入可能であった. 一方で手術時間が長くなることや86歳の症例にDVTを認めており, 高齢者に対する適応は慎重に考慮すべき等, 今後の課題も挙げられた....

    DOI 医中誌

  • 尿路感染症に起因するFournier壊疽に合併した脾膿瘍破裂の1例

    上村 直, 北川 博之, 前田 広道, 丸井 輝, 並川 努, 花﨑 和弘 日本臨床外科学会雑誌 83 (6), 1153-1159, 2022

    ...<p>症例は70歳,男性.前立腺癌に伴う尿路感染症に対して前医で治療中,Fournier壊疽を認め当院泌尿器へ紹介された.造影CTで陰嚢内部にガス像を伴う液体貯留と,最大径78mmの脾膿瘍を認め緊急入院した.Fournier壊疽に対して膿瘍ドレナージ術と,抗菌薬で保存的治療を開始し,感染制御後に直腸狭窄を伴う前立腺癌のため人工肛門造設術が計画された.入院5日目に左上腹部痛が出現し,造影CTで脾膿瘍の...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 系統的レビュー・メタ解析における先行的腎移植の有効性

    高上 紀之, 畔上 達彦, 祖父江 理, 谷澤 雅彦, 辻田 誠, 升谷 耕介, 片岡 裕貴, 小口 英世 移植 57 (Supplement), s364_1-s364_1, 2022

    ...一方で心血管イベント, 拒絶反応, 感染症(尿路感染症・サイトメガロウイルス感染症)に関してリスクに差はなく, QOLの平均差はみられなかった. エビデンスの質に関して, 全死亡および移植腎喪失に関してはmoderate, その他のアウトカムに関してはvery lowと評価した....

    DOI 医中誌

  • 清潔間欠導尿を要する二分脊椎患児における腎障害発生のリスク因子の検討

    西村 竜哉, 日比野 聡, 田中 一樹, 北形 綾一, 湯澤 壮太郎, 藤田 直也 日本小児腎臓病学会雑誌 35 (1), 19-26, 2022

    ...99m</sup>Tc-dimercapto succinic acid(DMSA)腎シンチグラフィを行った例を対象として,逆流性腎障害分類のGroup 2以上を腎障害ありと定義し,腎障害発生と関連し得る患者背景や臨床的特徴を後方視的に検討した.対象は62例で,うち15例(24%)に腎障害を認めた.潜在性二分脊椎は有意に腎障害と関連し,リスク因子と考えられた.その他,高度の膀胱尿管逆流や水腎症,有熱性尿路感染症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 高齢者心不全へのSGLT2阻害薬の使用経験

    瀧澤 栞, 佐藤 如雄, 鈴木 規雄, 出雲 昌樹, 石橋 祐記, 原田 智雄, 明石 嘉浩 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-O01-3-, 2022

    ...経過中にSGLT2阻害薬を中止した症例は3人(3%、うち低血糖が1人(1%)、尿路感染症が2人(2%))のみであった。高齢者や低体重の心不全症例においても安全にSGLT2阻害薬を導入可能であった。 </p>...

    DOI 医中誌

  • 急性腎盂腎炎を繰り返す移植腎VURに対して内視鏡下逆流防止術が有効であった1例

    松尾 朋博, 河田 賢, 松田 剛, 中西 裕美, 光成 健輔, 大庭 康司郎, 望月 保志, 宮田 康好 移植 57 (Supplement), s392_2-s392_2, 2022

    ...術後1年1か月経過した時点で、移植腎に発生した有熱性尿路感染症(急性腎盂腎炎)に罹患し、抗生剤投与にて軽快した。その後も急性腎盂腎炎を繰り返すため、膀胱造影を行ったところ、移植腎側に膀胱尿管逆流(VUR)を認めた。加療方針を提示したところ、内視鏡下逆流防止術を希望され、術後2年6か月目に加療目的に当科入院となった。...

    DOI 医中誌

  • 抗菌薬投与が小児の腸内細菌叢に及ぼす影響

    赤川 友布子, 赤川 翔平, 辻 章志, 金子 一成 関西医科大学雑誌 73 (0), 7-12, 2022

    ...の起因菌が属するEnterobacteriales目の構成割合が抑制されていたことから,ST合剤の少量持続投与は有熱性尿路感染症の再発予防に有効かつ安全な治療であると考えられた....

    DOI Web Site 参考文献36件

  • 排尿自立指導料導入が下部尿路症状および排尿動作に及ぼす有効性の検証

    加瀬 昌子, 田中 秀子, 吉田 美香子, 飯坂 真司, 正源寺 美穂, 真田 弘美 日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 25 (4), 677-688, 2022

    背景:本研究では、排尿自立指導料導入の下部尿路症状および排尿動作の改善に対する効果を検証した。<br> 方法:研究デザインは多施設前向きコホート研究(尿道カテーテル留置時:T1、尿道カテーテル抜去時:T2、退院時/抜去から1ヵ月後:T3)であり、排尿自立指導を算定した患者(算定群)と、非算定施設での排尿ケアを受けた患者(非算定群)を対象とした。下部尿路症状・排尿動作の評価に、日本創傷・オストミー…

    DOI 医中誌

  • 新膀胱造設術後の上行結腸癌に対し術中ICG蛍光法および体腔内再建が有用であった1例

    田口 司, 竹山 廣志, 能浦 真吾, 鈴木 陽三, 清水 潤三, 冨田 尚裕 日本大腸肛門病学会雑誌 75 (4), 193-197, 2022

    ....手術から9年後の腹部CTで上行結腸の壁肥厚を認め,上行結腸癌の診断で腹腔鏡下回盲部切除術を施行した.回腸腸間膜の処理に伴う新膀胱の虚血の可能性を考慮し,術中Indocyanine green(以下,ICG)蛍光法を用いて新膀胱への血流が保たれていることを確認した.また,本症例では終末回腸は骨盤壁と広範囲に強固に癒着しており,腸管の体外への牽引が困難であったことから体腔内再建を行った.術後4日目に尿路感染症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 当院における再入院患者の傾向

    大塚 浩貴, 佐藤 亮 九州理学療法士学術大会誌 2022 (0), 50-50, 2022

    ...主病名は肺炎:29 名(32.2%)、脳梗塞:12 名(13.3%)、パーキンソン病・気管支炎・圧迫骨折:各4名(4.4%)、尿路感染症・大腸憩室炎・イレウス・大腿骨頸部骨折:各3名(3.3%)、その他16 病名:25 名(27.8%)であった。...

    DOI

  • 悪性腫瘍による尿管閉塞に対する金属製尿管ステントの治療成績

    岡 利樹, 泉 はるか, 野々村 大地, 松崎 恭介, 西村 健作 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (2), 319-322, 2022

    ...脱落の原因 (重複あり) は, 水腎症増悪による腎機能低下が15例, 尿路感染症の発症が6例, 交換不可能であった症例が2例, その他が2例であった. 乳癌が脱落に有意に関わる因子であった.</p><p>【結論】当院における金属製尿管ステントの治療成績を報告した.</p>...

    DOI 医中誌

  • 尿管ステント培養はルーチン検査として必要か?

    紺田 州人, 桧山 佳樹, 植木 洋平, 岡部 洸, 進藤 哲哉, 京田 有樹, 髙木 良雄, 髙橋 敦 Japanese Journal of Endourology and Robotics 35 (2), 261-265, 2022

    ...術後の有熱性尿路感染症にて血液培養が陽性となった症例を4例認めた. 原因菌が術前尿培養から分離されたのは2例であったが, 4例ともステント培養からは分離されていた. 【考察】術前尿培養とステント培養の結果の乖離を比較的高い頻度で認めた. 術前尿培養と比較してステント培養は術後有熱性尿路感染症の原因菌を反映している傾向にあったため, ステント培養を行うことは有用と考えられた.</p>...

    DOI 医中誌

  • リツキシマブ時代における生体腎移植レシピエント周術期細菌感染症の検討

    西村 慎吾, 荒木 元朗, 奥村 美沙, 関戸 崇了, 徳永 素, 坪井 一朗, 和田里 章悟, 吉永 香澄, 丸山 雄樹, 山野井 友昭, 窪田 理沙, 小林 泰之, 和田 耕一郎, 渡邉 豊彦 移植 57 (Supplement), s284_1-s284_1, 2022

    ...</p><p>【結果】全ての細菌感染症が尿路感染症(Urinary tract infection;UTI)、21例であった。UTIのリスク因子についての単変量・多変量解析では、糖尿病やASA、維持透析、予防抗菌薬投与期間等は有意差なく、リツキシマブとアフェレーシス併用の脱感作療法は単変量で有意差を認め(p=0.048)、多変量では強い関係を示した(p=0.054)。...

    DOI 医中誌

  • Dextranomer/Hyaluronicacid(Deflux<sup>®</sup>)注入術後に遅発性尿管閉塞を生じた1例

    相吉 翼, 瓜田 泰久, 増本 幸二 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 57 (7), 1099-1104, 2021-12-20

    ...<p>症例は7歳,男児.両側膀胱尿管逆流症に対し,1歳時にDouble HIT法による両側Deflux<sup>®</sup>注入術を施行した.術後早期に水腎を認めず,術後1年で両側膀胱尿管逆流の消失を認めたため,以降は近医で診療が行われた.6歳時に有熱性尿路感染症を発症し,左側にSFU分類grade 4の水腎症が指摘された.左尿管ステント留置を行い,7歳時に左膀胱尿管新吻合術を施行した.手術では左膀胱尿管移行部...

    DOI Web Site 医中誌

  • カンジダ尿症による尿道海綿体膿瘍の1例

    酒井 すずな, 竹原 浩介, 渡辺 淳一 日本泌尿器科学会雑誌 112 (4), 215-219, 2021-10-20

    ...<p>症例は88歳,男性.2019年に尿道狭窄症に対して尿道拡張術を施行,その後は外来で尿道ブジーを施行していた.2020年12月発熱,排尿困難を訴え当科受診,尿道カテーテル留置後入院となった.血液検査で炎症反応上昇を認めたため尿路感染症を考え抗菌薬を開始した.入院時の血液培養検査では2セットのうち好気ボトル1本から<i>Candida glabrata</i>が検出されたが,再検にて陰性であったため...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献1件

  • 新型コロナウイルス(COVID-19)感染流行下における尿路感染症の発生状況の検討

    町田 健治 日本病院総合診療医学会雑誌 17 (5), 477-485, 2021-09-30

    ...新型コロナウイルス(以下 COVID-19)感染流行下における尿路感染症の発生状況を検討するために,2018 年 4 月から 2021 年 3 月の 3 年間に尿路感染症で当院入院治療を行った患者を後ろ向きに調査した。流行期(2020 年度)において,肺炎の入院患者数は減少したが,尿路感染症による入院患者数は不変であった。...

    DOI 医中誌

  • 消化器外科手術における精神疾患併存患者の特徴と問題点

    武居 友子, 亀山 哲章, 矢作 雅史, 猪股 研太, 秋山 芳伸 日本消化器外科学会雑誌 54 (6), 367-374, 2021-06-01

    ....精神疾患は統合失調症が66例,認知症が12例,長期入院症例が65%であった.消化器外科疾患は,良性疾患が59例,悪性腫瘍は36例であった.悪性腫瘍は,進行癌が30例(85.7%)であり,検診発見は1例であった.術前血清アルブミン値の平均は3.5 g/dl,肥満は14例(14.8%),痩身は32例(33.7%)と,高率に栄養障害を認めた.術後合併症は18例(18.9%)に認められ,麻痺性イレウス,尿路感染症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 尿閉を伴わないにもかかわらず高アンモニア血症を呈した尿路感染症の 1 例

    川島 浩正, 米今 諒, 西村 信城, 對馬 恵美子, 宮本 真紀子, 大野 史郎, 矢田 憲孝, 吉本 清巳, 西尾 健治 日本病院総合診療医学会雑誌 17 (3), 321-325, 2021-05-31

    ...一般的に尿路感染症によって高アンモニア血症をきたす症例では,尿路の基礎疾患や尿閉を伴う事が多いが,本例ではそれらを認めなかった。高アンモニア血症をみた際には,尿路の異常がない症例であっても,尿路感染症を念頭に置いて診療を進める必要があると考える。...

    DOI 医中誌

  • ウレアーゼ産生菌の尿路感染症に伴う高アンモニア血症によって意識障害をきたしたレビー小体型認知症(DLB)の1例

    橋本 征治, 田村 嘉章, 小寺 玲美, 舘鼻 彩, 豊島 弘一, 大庭 和人, 豊島 堅志, 仁科 裕史, 千葉 優子, 荒木 厚 日本老年医学会雑誌 58 (2), 297-302, 2021-04-25

    ...μg/m<i>l</i>と高値であった.頭部MRIでは拡散強調画像で両側視床に高信号を認め,高アンモニア血症による所見に矛盾しない結果であった.尿培養からcorynebacterium urealyticumが検出され,ウレアーゼ産生菌による尿路感染症に伴う高アンモニア血症が意識障害の原因と考えられた.尿路感染症に対してABPC/SBT6 g/日を継続した.また,膀胱内残尿が多く尿カテーテルを留置したところ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献13件

  • 当院における経皮的膀胱瘻造設術95例の検討

    武川 和樹, 川口 真, 黒田 健司, 平野 裕資, 濱本 孔越, 新井 悠一, 畑中 弥奈, 北村 陽典, 河村 一樹, 尾島 健一郎, 田地 一欽, 田崎 新資, 朝隈 純一, 堀口 明男, 伊藤 敬一 日本泌尿器科学会雑誌 112 (2), 70-74, 2021-04-20

    ...</p><p> (結果) 原因疾患は尿道狭窄症が55.8%と最も多く,神経因性膀胱が13.7%,前立腺肥大症が11.6%と続いた.合併症としては,血尿,腹膜損傷,有熱性尿路感染症,穿刺針によるカテーテル破損を認め,全症例における合併症の発生頻度は10.5%であった.手技別では,cannula型穿刺針を用いた手技による膀胱出血が25.0%と有意に高率で,膀胱瘻造設後早期の事故抜去はSeldinger法...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献5件

  • 超音波検査が診断の契機となった気腫性膀胱炎の2症例

    長崎 雅春, 松岡 啓子, 井上 麻美, 長山 暢子 医学検査 70 (1), 172-175, 2021-01-25

    <p>気腫性膀胱炎の2症例を経験したので報告する。1例目は80歳代男性,当院にて維持透析中であった。低酸素血症等の精査治療のため入院中に,血尿および下腹部痛が出現。超音波検査にて膀胱壁の肥厚および膀胱内腔にガス像を認め,気腫性膀胱炎が疑われた。2例目は80歳代女性,肺炎の治療のため入院中に血尿および下腹部痛が出現。超音波検査にて膀胱壁内および膀胱内腔にガス像を認め,気腫性膀胱炎が疑われた。2例と…

    DOI Web Site 医中誌

  • 大腿骨近位部骨折術後の尿排出障害に関連する因子の探索的検討

    嘉手川 豪心, 城間 麻美, 上間 一樹, 與儀 清史, 久場川 潤, 若林 創, 金城 仁, 上原 健, 津田 智弘, 上原 昌義, 菅谷 公男 日本泌尿器科学会雑誌 112 (1), 1-10, 2021-01-20

    ...<p> (目的) 大腿骨近位部骨折(頚部骨折および転子部骨折)後に尿閉や残尿を伴う尿路感染症を日常臨床でしばしば経験するが,骨盤内に骨折が及ばず排尿に関わる神経系が損傷を受けない本疾患で尿排出障害を発症する病態は明らかでない.そこで,大腿骨近位部骨折における尿排出障害に関連する因子を探索的に検討した....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 多囊胞性異形成腎に対する排尿時膀胱尿道造影の必要性の検討

    桐澤 崇宏, 上原 央久, 河口 亜津彩, 荒木 義則, 西中 一幸 日本小児腎臓病学会雑誌 34 (1), 33-37, 2021

    ...cystourethrography: VCUG)の施行意義を後方視的に検討した.当院,国立病院機構北海道医療センターの 2 施設の MCDK 患児 36 例を対象にした.Vesicoureteral reflux(VUR) は 6 例(16.7%)に認めた.6 例中 5 例が grade III であり 1 例が grade I であった.全例に予防的抗菌薬投与を行ったが,grade III の症例のうち 2 例で有熱性尿路感染症...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献19件

  • 臓器移植のための免疫プロファイリングと免疫モニタリング

    大段 秀樹 Major Histocompatibility Complex 28 (2), 94-101, 2021

    ...その中で,レシピエントのFcγR遺伝子FCGR2A(rs 1801274)[131 H/R]とFCGR3A(rs396991)[158 F/V]の一塩基多型(SNP)が,肝移植患者の敗血症及び腎移植患者の尿路感染症の発症と起因菌に有意に関連すること,そして,FOXP3プロモーター領域(rs3761547)[33499 A/G]のSNPが,肝移植レシピエントは,急性拒絶反応の治療として行われるステロイドパルス...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献2件

  • 妊娠中・授乳中の感染症治療薬およびワクチン

    渡邉 央美 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), S11-4-, 2021

    ...また、妊娠中にも非妊娠時と同様に尿路感染症や上気道感染症等の治療が必要になることがある。</p><p> 胎児への影響が懸念されるため、妊婦は伝統的に新薬やワクチンの臨床試験から除外されてきた。多くの感染症治療薬の妊娠中使用に関する大規模な研究は行われていないが、抗生物質の中でもペニシリンやセファロスポリン、マクロライド系は胎児への影響の懸念をあまり持たれず長い間使用されてきている。...

    DOI

  • 犬・猫の細菌性尿路感染症の診断管理に関する国際コンパニオンアニマル感染症学会(ISCAID)ガイドライン

    日本獣医腎泌尿器学会誌 13 (1), 64-85, 2021

    尿路疾患は犬・猫でよく見られる臨床症状であり、抗菌薬の処方理由として一般的である。本稿は、2011年版「犬・猫における尿路疾患治療に関する抗菌薬使用ガイドライン」の改訂拡張版であり、散発性細菌性膀胱炎、再発性細菌性膀胱炎、腎盂腎炎、細菌性前立腺炎、無症候性細菌尿の診断管理に関する推奨事項について述べる。尿道カテーテルに関する問題、内科的尿石溶解、泌尿器科処置の感染予防についても取り上げる。

    DOI

  • くも膜下出血患者における座位遅延因子の検討

    前田 明人 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 129-129, 2021

    ...(2)spasm 期(発症から14 日以内に設定)合併症(呼吸器感染症/尿路感染症/ 消化管出血/ 髄膜炎/ 水頭症/ 深部静脈血栓症/ 褥瘡/ せん妄/症候性脳血管攣縮)の有無を調査した。spasm 期に座位を開始した群を早期群、15 日以降に座位を開始した群を遅延群とした。...

    DOI

  • 当院における高齢CKD 患者の特徴と課題 - 自宅退院の可否に関係する因子の分析より

    酒匂 雄基 九州理学療法士学術大会誌 2021 (0), 45-45, 2021

    ...</p><p>【結果】</p><p>対象者の中央値の年齢は77 歳、男性49 名、女性40 名、eGFR:10.7mL/min/1.73m2、入院期間21 日であり、入院契機病名はCKD の急性増悪(46%)、電解質異常(7%)、ネフローゼ症候群(6%)、尿路感染症(6%)、急性腎障害(6%)、腎盂腎炎(4%)、その他(21%)であった。...

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  • 食道胃静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤治療後に菌血症および肝膿瘍を生じた小児の胆道閉鎖症の1例

    横山 晋也, 石津 洋二, 武藤 久哲, 石上 雅敏 日本門脈圧亢進症学会雑誌 27 (4), 302-308, 2021

    ...<p>患者は2歳女児.生後56日に胆道閉鎖症の診断で当院小児外科にて腹腔鏡肝門部空腸吻合術を施行された.尿路感染症や胆管炎のため複数回の抗生剤投与歴がある.黒色便の疑いのため当科紹介となり,上部消化管内視鏡検査を施行.Lm F2 Cb RC3(RWM),Lg-c F2 Cw RC1の食道胃静脈瘤を認めたため5% ethanolamine oleateによる内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)および内視鏡的静脈瘤結紮術...

    DOI

  • 尿路感染症における起因菌の適切な診断支援は抗菌薬使用量の減少につながる

    平井 一行 ファルマシア 57 (12), 1139-1139, 2021

    近年,新しい抗菌薬の開発が停滞しており,世界的脅威となっている薬剤耐性菌の拡大・増加を防止するためには,耐性菌を広げないための対策を実施する感染制御チーム(Infection Control Team: ICT)と耐性菌を作らないために抗菌薬の使用を適切に管理するための支援を実施する抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team: …

    DOI

  • 結節性紅斑様皮疹を呈したシェーグレン症候群の 1 例

    植木 結香里, 鷲尾 健, 桑原 咲, 丹羽 享子, 錦織 千佳子 皮膚の科学 20 (3), 187-191, 2021

    ...<b>10</b>日ほど前からの発熱を主訴に前医内科を受診,膿尿より尿路感染症と考えられたため,抗菌薬で加療されるも発熱が持続した。経過中,四肢の浮腫が出現し結節性紅斑様皮疹も認めたため当科に転院となった。非ステロイド系消炎鎮痛剤内服で <b>1 </b>週間様子をみたが改善せず,発熱が持続し四肢浮腫と結節性紅斑様皮疹が増悪した。...

    DOI 医中誌

  • 移植後合併症時における免疫抑制の調整とそのリスク

    奥村 真衣, 渡邉 恵, 安次嶺 聡, 石山 宏平, 三輪 祐子, 岩﨑 研太, 小林 孝彰 移植 56 (Supplement), s175-s175, 2021

    ...</p><p>【結果】</p><p>AUCコントロール下において、入院を要する移植後感染症を来したのは37/204例(重複感染を含む)であり、尿路感染症が最も多く認められた。BKウイルス感染(Viremia)は24/204例であり、そのうち20例で免疫抑制剤の減量もしくは変更を行なった。CNI腎毒性による減量は7/14例に認められた。...

    DOI

  • 無染色尿沈渣鏡検法による尿中病原菌の推定とその検査性能の評価

    中島 光司, 杉本 曉彦, 中西 琴音, 明保 洋之, 阿部 教行 Tenri Medical Bulletin 23 (2), 79-85, 2020-12-25

    ...<p>発熱性尿路感染症は急速進行性の病態のため,速やかな診断・治療が求められる.原因微生物の推定には尿検体のグラム染色が一般的に推奨されるが,時間的・人員的制約,試料不足などの問題から,抗菌薬投与前の切迫した状況などでは,全例においてグラム染色を施行することは難しいことがある.我々は,グラム染色より簡便に尿中病原菌を推定する代替手段として,無染色尿沈渣の鏡検に着目した.本研究では,当院で2019 年...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • これからの感染対策~長期療養型施設,診療所,病院の連携~

    青木 洋介 日本内科学会雑誌 109 (12), 2562-2568, 2020-12-10

    ...<p>高齢者は,加齢による各臓器の機能低下のため,また,複数の基礎疾患を有することが多いため,感染症の罹患リスクが高い.一方で,心身認知機能や生理的な免疫能の低下のため,臨床病像が健康成人と異なり非典型的であり,周囲も気付きにくいため,診断や治療開始が遅れる傾向にある.肺炎や尿路感染症に対して抗菌薬を投与しても,全身状態の改善が遅れるため,必然的に抗菌薬治療期間が長びく傾向があり,抗菌薬耐性菌を保有...

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  • 三重県中南部の活動性肺結核患者における levofloxacin(LVFX)耐性の検討

    東 謙太郎, 坂部 茂俊, 田中 宏幸, 中西 雄紀, 豊嶋 弘一 感染症学雑誌 94 (6), 828-833, 2020-11-20

    ...<p>【背景】Levofloxacin(LVFX)は,本邦では1993年に上市され2016年に抗結核薬として追加承認された.抗結核薬としての位置づけは薬剤耐性や副作用の問題がある患者に対するセカンドライン治療薬であるが,長く尿路感染症や呼吸器感染症に頻用されてきた歴史があり,大腸菌,肺炎球菌などで薬剤耐性が問題となっている.結核菌にも薬剤耐性が危惧されるが,国内で同薬剤に対する感受性を検討した研究はほとんどない...

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  • 脳卒中患者に発生した薬剤耐性菌尿路感染症の治療における補中益気湯の有用性

    田中 達也, 緒方 敦之, 曲渕 裕樹, 加藤 善満, 岩下 英紀, 劉 軒, 正島 弘隆, 桃崎 宣明, 後藤 公文, 松永 和雄, 阿部 竜也 脳神経外科と漢方 6 (1), 44-49, 2020-09-10

    ...<p>2017年度に当院に入院した脳卒中患者に発生した尿路感染症において,薬剤耐性菌を9例検出した。菌種は全例ESBL産生菌であり,9例中8例が尿道カテーテル留置中であった。ESBL産生菌による尿路感染症3例に対して,尿道カテーテルの適切な管理と感受性のある抗菌薬の投与に加え,補中益気湯を併用した治療を行い,ESBL産生菌が消失した。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • コントロール不良の糖尿病に合併した前立腺膿瘍・黄色ブドウ球菌菌血症の2例

    山西 一輝, 太田 敬之, 中野 好夫, 吉松 弘晃, 芝 みちる, 早川 佳奈, 早川 隆洋 糖尿病 63 (8), 539-546, 2020-08-30

    <p>症例1:46歳 男性,3年前に2型糖尿病を指摘されるも,治療を自己中断していた.口喝と倦怠感にて当院を受診し,HbA1c 14.2 %と高値に加え発熱・炎症反応上昇を認め入院となった.血液培養より黄色ブドウ球菌が検出され,造影CTにて前立腺・肺・大腿筋に膿瘍を認めた.抗菌薬投与と前立腺膿瘍穿刺にて膿瘍腔は消失し,血糖値は強化インスリン療法で改善した.症例2:64歳 …

    DOI 医中誌

  • 急性巣状細菌性腎炎に可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症を合併した2小児例

    鷹木, 雄飛, 加納, 優治, 安藤, 裕輔, 今高, 城治, 桑島, 成子, 吉原, 重美, Yuhi, Takagi, Yuji, Kano, Yusuke, Ando, George, Imataka, Shigeko, Kuwashima, Shigemi, Yoshihara Dokkyo Journal of Medical Sciences 47 (2), 67-72, 2020-07-25

    ...CRP 上昇と膿尿があり抗菌薬を開始.第3病日に腎超音波で高エコー域を認めMRI拡散強調画像(DWI)でAFBNと診断.解熱後も意識障害が遷延し,脳MRI精査でMERSと診断.ステロイドパルス療法後に意識レベルは改善した.症例2は3歳男児.発熱,幻視,けいれんで入院,血液検査でCRP上昇と膿尿があり抗菌薬を開始.第2病日にMRIを施行しAFBNとMERSを診断,ステロイドパルス療法にて症状は改善した.尿路感染症...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 菌血症を呈した尿路感染症の治療経過の検討

    野藤 誓亮, 桧山 佳樹, 田中 俊明, 髙橋 聡, 舛森 直哉 泌尿器科紀要 66 (5), 141-145, 2020-05-31

    Although bacteremia is often concomitant with severe urinary tract infection (UTI), the treatment outcome has not been well studied. The aim of this study was to verify treatment outcome in patients …

    DOI HANDLE Web Site ほか1件

  • 腸内細菌科細菌による小児有熱性尿路感染症の薬剤感受性の10 年間の推移

    寺中 さやか, 阿部 克昭, 静野 健一, 寺井 勝 感染症学雑誌 94 (3), 310-316, 2020-05-20

    ...<p>2009 年から2018 年までの10 年間に当院小児科において有熱性尿路感染症の診断で入院した患者320 名・339 例の尿より分離された腸内細菌科細菌341 株を対象とし抗菌薬感受性を調査した.入院時の年齢は日齢11~14 歳9 カ月(中央値:日齢174),男児195 例,女児144 例であった.菌株は<i>Escherichia coli </i>が297 株(87.1%)で大半を占めた...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 歯性感染症が原因として考えられたStreptococcus constellatus菌血症の 1 例

    鳥飼 圭人, 内藤 純行, 伊藤 絵理, 土田 知也, 中川 禎介, 松田 隆秀 日本病院総合診療医学会雑誌 16 (2), 62-66, 2020-03-31

    ...外来で尿路感染症が考えられ,尿培養,血液培養を採取後,ST合剤が処方され帰宅となった。第 4 病日に血液培養が陽性となり,グラム陽性連鎖球菌が見られたため入院となった。血液培養からStreptococcus constellatusが同定された。呼吸器系,消化器系,心内膜等の検索では,感染巣を示唆する所見はなく,いずれも否定的であった。口腔内の観察では,右下第 1,2 臼歯が破折していた。...

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  • アミカシン投与時における腎機能障害の発生割合と血中トラフ濃度に関する回帰分析

    松木 祥彦, 佐古 兼一, 矢嶋 美樹, 松田 佳和, 渡部 多真紀, 渡辺 茂和 日本環境感染学会誌 35 (1), 22-30, 2020-01-25

    ...があるが,腎機能が低下した患者では腎機能障害の発生割合と相関する最低血中濃度(トラフ値)が上昇するため注意が必要である.投与間隔の調整によって最適な投与法を選択できない症例では,腎機能障害の発生頻度を抑える方策に関して議論の余地が残されている.本研究の目的は腎機能障害との因果関係が強いトラフ値と腎機能障害発生割合との関係性について解析を行い,AMK適正使用の指針を提示することである.対象は,細菌性肺炎,尿路感染症等...

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  • 大動脈弁交連部直下左心室瘤を伴った高安動脈炎大動脈弁閉鎖不全症に対する外科治療

    神吉 和重, 藤井 明 心臓 52 (1), 75-78, 2020-01-15

    ...<p> 症例は60歳女性,労作時の呼吸困難感を主訴に他院を受診し,大動脈弁閉鎖不全症と診断された.心不全の発症後に繰り返す尿路感染症と眩暈症状で手術を二度延期した.大動脈弁交連部直下に大豆大の左心室瘤を合併しており,手術は自己心膜を用いた大動脈弁形成術(尾崎法)と,左心室瘤パッチ閉鎖術を施行した.術中所見で,上行大動脈の著明な浮腫と肥厚を認め,術前経過と合わせて,高安動脈炎と診断した.術後は早期にプレドニゾロン...

    DOI 医中誌

  • リバーロキサバン内服中に尿閉,尿路感染症による急性腎障害を来し脳出血に至った1例

    片岡 優子, 田中 寛大, 園田 和隆, 山上 宏, 古賀 政利 脳卒中 42 (3), 176-180, 2020

    <p><b>要旨</b>:リバーロキサバン15 mg/日を内服中の68 歳男性.入院2 日前から尿閉になり,クレアチニン1.25 mg/dl へと腎機能が低下していたがリバーロキサバンが継続された.当院搬送時,発熱,意識障害,左片麻痺があり,CT で脳室穿破を伴う右視床出血を認めた.クレアチニン2.88 mg/dl,推算クレアチニンクリアランス27.9 ml/min であった.CT …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 異所性尿管瘤との鑑別に苦慮した閉塞性異所開口尿管の3 か月女児

    福井 晨介, 河口 亜津彩, 西中 一幸, 荒木 義則 日本小児腎臓病学会雑誌 33 (1), 37-42, 2020

    ...<p>閉塞性異所開口尿管の著明な拡張は診断を困難にする場合がある.我々は尿うっ滞による尿路感染が発見の契機となり,異所性尿管瘤との鑑別に苦慮した閉塞性異所開口尿管の一例を経験した.症例は0 歳3 か月女児.不明熱の精査加療目的で当科入院し,上部尿路感染症と診断した.造影CT では両側重複腎盂尿管および左上腎尿管の蛇行/拡張所見を認め,膀胱内には造影効果のない囊胞性腫瘤を認めた.両側完全重複腎盂尿管および...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献3件

  • 薬学教育モデル・コアカリキュラムに準拠した代表的8疾患に関するシミュレーション教材の開発

    徳永 仁, 中嶋 梓, 坂田 翔哉, 町頭 千里, 瀬戸口 奈央, 緒方 賢次, 髙村 徳人 日本シミュレーション医療教育学会雑誌 8 (0), 79-86, 2020

    ...患者シミュレータには“SimMan3G”を使用し、各疾患は慢性骨髄性白血病、本態性高血圧症、高・低血糖、うっ血性心不全、クモ膜下出血、てんかん、アナフィラキシーショックおよび尿路感染症とした。また、これらのシナリオをスムーズに実施するために様々な資料も作成し、シミュレーション教材としてホームページにて公開した。...

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  • 膿尿陰性を呈する腎盂腎炎の臨床像と その診断方法についての検討

    樋口 大, 小林 尚平, 中村 嗣 島根県立中央病院医学雑誌 44 (0), 51-54, 2020

    ...尿路感染症は臨床現場で経験する最も多い感染症の一つである.特に腎盂腎炎は重篤な 経過をたどりうるため,早期の診断と治療開始が重要である.尿路感染症の診断は,臨床症状と尿 検査から診断に至ることが多い.今回我々は,尿中白血球は陰性であるが臨床所見とCT所見から腎 盂腎炎と暫定診断し,結果的に尿培養と血液培養から同一菌を検出し,血流感染を伴う腎盂腎炎と 確定診断した症例を複数経験した.それらの症例は共通...

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  • 小児期発症の腎膿瘍3例―急性腎盂腎炎の臨床像との比較―

    藤野 美里, 秋岡 祐子, 荒尾 正人, 飛田和 えりか, 徳山 研一 埼玉医科大学雑誌 47 (1), 11-18, 2020

    ... 腎膿瘍は腎実質に液状化を伴う腫瘤性病変を特徴とする局所性感染症で,急性腎盂腎炎(acute pyelonephritis: APN)より重篤な上部尿路感染症(urinary tract infection: UTI)である.腎瘢痕を形成するリスクが高く,迅速かつ的確に診断後,ただちに抗菌薬治療を開始することが重要である.小児期に発症する腎膿瘍は稀で,その診断や治療にかかわる臨床像は十分に明らかではない...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌

  • 膀胱皮膚瘻造設により下部尿路排尿機能障害管理とQOLが改善した4症例

    松岡 雄一郎, 中村 由紀子, 小沢 浩, 杉森 光子, 小出 彩香, 冨田 直 脳と発達 52 (6), 421-423, 2020

    ...反復性尿路感染症は全例で消失し, 2例で認めていた水腎症も改善した. 医療行為である間欠的導尿が不要となることで, 患者・家族の生活の質の改善が見られた. 膀胱皮膚瘻は, 持続的尿失禁の状態とする尿路変向術であるが, 保存的管理が困難な例においては多くの利点があり検討される価値の高い手段である.</p>...

    DOI 医中誌

  • 診断に苦慮した生体腎移植後肺アスペルギルス症の1例

    齋藤 拓郎, 齋藤 満, 山本 竜平, 提箸 隆一郎, 嘉島 相輝, 小泉 淳, 奈良 健平, 沼倉 一幸, 成田 伸太郎, 佐藤 滋, 羽渕 友則 移植 55 (Supplement), 388_1-388_1, 2020

    ...発熱以外の自覚症状は無く細菌尿を認めたため尿路感染症として抗生物質投与で解熱するも投薬終了後に再び発熱したため当科受診。細菌尿及びCMVアンチゲネミアの陽性化を認め抗生物質及びVGCV投与を開始。速やかに解熱するも抗生物質投与が終了すると再び発熱。全身CTで右肺に境界明瞭な類円形の腫瘤像を2つ認め、精査加療目的に当科入院。呼吸器内科にコンサルトするもあらゆるマーカーが陰性。...

    DOI 医中誌

  • 術後膀胱カテーテル抜去に時間を要した症例ー排尿障害の改善に着目してー

    植松 里菜 関東甲信越ブロック理学療法士学会 38 (0), P-075-, 2020

    ...<p>【はじめに】急性期では手術施行に伴い,膀胱カテーテル(以下,カテーテル)を留置することは少なくない.しかしカテーテルの長期留置は,尿路感染症の併発や自排尿感覚の低下を生じさせると言われている.本症例はカテーテル抜去に時間を要し,排尿障害が出現した.そこで,排尿障害改善に着目し介入を行なったため報告する.尚ヘルシンキ宣言に基づき説明し同意を得た....

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  • 繰り返す大量下血に対し術中内視鏡により診断・止血した小腸出血の1例

    古市 ゆみ, 隈元 謙介, 浅野 栄介, 岡野 圭一, 臼杵 尚志, 鈴木 康之 日本臨床外科学会雑誌 81 (6), 1127-1131, 2020

    ...<p>症例は76歳の男性で,前医に尿管結石,尿路感染症で入院加療中に全身状態が悪化し,敗血症性ショック,多臓器不全となり,治療目的に当院救命センターへ転院した.入院9日目に黒色便があり,上部消化管内視鏡検査で胃潰瘍を認めたが同部位からの出血所見は認められなかった.入院11日目に大量下血で出血性ショックとなり,下部消化管内視鏡検査を施行した.回腸末端に潰瘍性病変を認めるも活動性出血の部位は同定できず,...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • Norfloxacin 創薬物語

    平井 敬二 薬史学雑誌 55 (2), 115-127, 2020

    ...キノロン薬と呼ばれる合成抗菌薬の歴史は 1962 年に Lesher により合成された Nalidixic acid(NA)から始まった.NA は腸内細菌に良好な抗菌力を示し,主に尿路感染症,腸管感染症の治療に用いられた.NA の発見がきっかけとなり,抗菌作用の増強,抗菌スペクトル,体内動態面での改良を目指したキノロン誘導体の研究開発が始まり,Oxolinic acid, Piromidic acid...

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  • 周術期合併症を防ぐための工夫 : TULの立場から

    加藤 祐司 Japanese Journal of Endourology 33 (2), 226-230, 2020

    ...脆弱な高齢者に対し手術を施行する機会が増加しており, 術後有熱性尿路感染症・敗血症を発症させないように留意して手術に臨む必要がある. 特に術前の結石性腎盂腎炎例や長期間のpre-stent例は高リスクである. 発症の予防には, 手術時間の短縮, 術前の抗菌加療, 事前のドレナージ, 灌流液のバックフローに留意する....

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  • 経尿道的尿管砕石術後の有熱性尿路感染症に関する検討

    田端 秀敏, 髙橋 敦, 高柳 明夫, 高木 良雄 Japanese Journal of Endourology 33 (2), 274-277, 2020

    ...<p> 当科では経尿道的尿管砕石術 (TUL) に対して周術期感染予防対策をしているが, 症例によっては術後有熱性尿路感染症 (fUTI) を発症し, 治療を要する. TUL術後のfUTI発症率とその危険因子について後方視的に検討した. 2013年1月から2015年12月にTULを施行した345例を対象とした....

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  • 薬学教育モデル・コアカリキュラムに提示された代表的8疾患への対応を志向したシミュレーション教育の実践とその教育効果

    徳永 仁, 橋本 明満, 今田 史希, 瀬戸口 奈央, 緒方 賢次, 尾池 康暢, 髙村 徳人 薬学教育 4 (0), n/a-, 2020

    ...した実習前後の調査から教育効果について検討した.シミュレーションで扱った疾患(症例)は,2013年に改訂された薬学教育モデル・コアカリキュラムに代表的8疾患として提示された「がん(慢性骨髄性白血病),高血圧症(本態性高血圧症),糖尿病(高・低血糖),心疾患(うっ血性心不全),脳血管障害(脳内出血〔クモ膜下出血〕),精神神経疾患(てんかん),免疫・アレルギー疾患(アナフィラキシーショック),感染症(尿路感染症...

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  • TUL後の有熱性尿路感染症に対する腎瘻の予防的効果

    松田 健二, 岡 真太郎, 高井 公雄, 三角 拓, 是永 佳仁, 山本 光孝 Japanese Journal of Endourology 33 (2), 284-289, 2020

    ...<p>【目的】腎瘻によってTUL後の有熱性尿路感染症を予防できるか検討した.</p><p>【方法】2008年4月から2020年3月までに尿路結石に対して腎瘻を併用せずにTULを施行した1,236例と, 腎瘻を併用してTULを施行した74例を比較した....

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