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検索結果 52 件

  • 1 / 1

  • 山越え気流に対する山脈の幅の効果

    浅野 裕樹, 日下 博幸 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 200-, 2023

    ...<p>おろし風とは山脈の風下側に発生する強風のことで,建物倒壊などを引き起こすことがある.おろし風は,100 kmを超える広い山幅の山脈(例えば,ロッキー山脈)でも,10 km未満の狭い山幅の山脈(例えば,知床連山)でも発生する.山脈の山幅は山岳波の発生・伝播・砕波に強く影響することが知られており,山岳波との関連が強いおろし風にも山幅が影響することが予想される.そこで本研究はおろし風に対する山脈の山幅効果...

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  • 富山フェーンの吹き始めに対する海風と風上の大気安定度の影響

    西場 慧, 日下 博幸 日本地理学会発表要旨集 2022s (0), 176-, 2022

    ...したがって, 山岳波が発生せず, おろし風が吹かない. また風下の富山では北寄りの海風が吹く. 夕方には, 風上の混合層が衰退し, おろし風が吹き始める. しかし, このおろし風は海風によってブロックされ, 富山までは到達しない. 夜間になると, 海風が止み, おろし風が富山まで到達する. このとき富山では, 地上気温が急上昇し, 地上風が増大する....

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  • 山岳波がもたらす温位変動に着目したLESによる線状対流系の勃発メカニズムの解明

    山口 弘誠, 河谷 能幸, 中北 英一 土木学会論文集B1(水工学) 78 (2), I_361-I_366, 2022

    ...その勃発メカニズムは明らかにされておらず,発生予測は未だ困難を極めている.特に,必然的要因と偶然的要因を区別して議論されることはほとんどなかった.そこで本研究ではそれぞれの要因を区別し,勃発メカニズムを解明することを目的として,乱れを陽に計算し,偶然性が存在する中で必然性・偶然性の評価ができるLES(Large-Eddy-Simulation)を用いて数値実験を行った.その結果,淡路島の地形による山岳波...

    DOI HANDLE Web Site 参考文献6件

  • 阿蘇山火口原におけるSO<sub>2</sub>の高濃度事象の発生メカニズム

    玉井 昌宏 土木学会論文集G(環境) 78 (7), III_241-III_252, 2022

    ...,火口原地域において大気環境観測車により観測された二酸化硫黄SO<sub>2</sub>の濃度データと種々の気象データを分析して,環境基準を超過する高濃度事象と気象状況との関連性を検討した.加えて,WRFによる数値計算を実施して,火口から火口原底部の濃度観測地点に至るまでのSO<sub>2</sub>の鉛直輸送メカニズムを検討した.高濃度事象日を対象とした気象データの分析ならびに数値計算結果より,山岳波...

    DOI Web Site 参考文献7件

  • LESによる地形と乱れに関する温位変動に着目した線状対流系の勃発メカニズムの解明

    河谷 能幸, 山口 弘誠, 中北 英一 水文・水資源学会研究発表会要旨集 35 (0), 29-, 2022

    <p>近年,線状対流系豪雨による被害が頻発している.その維持機構は明らかにされているものの,勃発機構については明らかにされておらず,発生予測は困難なものとなっている.その困難さは,地形などの必然性由来の要因と空気の乱れなどの偶然性由来の要因のどちらもが線状対流系の勃発に寄与しているためである.現在最も一般的に用いられている乱流スキームであるRANS(Reynolds-Averaged …

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  • 一番星へ行こう! 日本の金星探査機の挑戦 その41 ~LIRの新しい可能性~

    神山 徹, 福谷 貴一, 今村 剛 日本惑星科学会誌遊星人 29 (1), 22-27, 2020-03-25

    ...<p>中間赤外線カメラ(LIR)のデータ解析技術の進展から,LIRのデータに埋め込まれている様々な情報が得られるようになってきました.例えばスーパーローテーション維持機構に重要な「熱潮汐波」の全球的な構造を3 次元的にとらえることに成功しています.また画像の低ノイズ化にも成功し,あかつきの悲願だった金星の夜の風速分布も手に入りつつあります.金星到着以降,巨大山岳波の発見など驚きの画像を送り続けている...

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  • 北海道北部西岸における局地的強風に関する解析

    葛西 光希, 木村 圭司, 塩見 慶, 近野 敦, 田殿 武雄, 堀 雅裕 Geographical Studies 92 (1), 17-36, 2018-03-19

    ...このときの卓越風向は西風である.実験結果は観測結果と概ねよい一致を得られ,実験結果から留萌で局地的強風が吹走するときの鉛直断面図を作成することにより,付近に山岳波の存在が示された。また,風が谷状の地形を吹走し,留萌周辺で風が加速されている。このことは,地峡風の存在を示唆している。最後に,地表面のモデルについて雪を考慮しないスキームを設定することにより感度実験を行った。...

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  • 奥羽山脈越え山岳波の数値的研究

    西山 絢美, 名越 利幸 日本科学教育学会研究会研究報告 29 (2), 87-90, 2014

    高橋(2011)が「学校気象台」ライブカメラを用いて盛岡市上空に南北に伸びる波状雲を観測した.本研究では,気象庁の数値予報モデル「DVD‐NHM」と名古屋大学で開発された雲解像モデル「CReSS」を用いて 2011 年 12 月 13 日における波状雲を再現し,結果から力学的構造と発生場所を特定することを目的とし研究を行った.DVD-NHM では、明瞭に再現することはできなかったが、CReSS …

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  • 北岩手波状雲の数値シミュレーションによる日変化の特徴

    菅原 一貴, 名越 利幸 日本科学教育学会研究会研究報告 29 (2), 99-102, 2014

    ...岩手県の雫石町,盛岡市上空には,日中に南北に伸びる定常状態の雲があり,「北岩手波状雲」と名称される局地気象現象がある.高橋2012の 「学校気象台」ライヴカメラによる観察から,波状雲があるということ,山本(2013)による数値シミュレーションから,上昇気流と下降気流の交互に起こる山岳波が確認された.この研究から、日中には波状雲は出ていることも確認されたが,夜間にはどうなっているのかという疑問を持った...

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  • 一般座標系を採用した局地気象モデル開発

    西 暁史, 日下 博幸 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 11-, 2013

    ...他の項には前進差分を採用した.空間差分スキームは2次精度中央差分法を採用した.現在は力学過程の開発を中心に進めているため,物理モデルはできるだけシンプルなものを選択した.具体的には,地表面フラックスはバルク法,地表面温度の計算は強制復元法を採用した.乱流過程はMellor and Yamada 乱流クロージャーモデルLevel 2を採用した.構築した力学モデル,座標変換,境界条件の検証を行うために山岳波...

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  • 空っ風のメカニズム解明のための局地気象モデル開発

    西 暁史 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100179-, 2012

    ...の再現実験を行った.山岳波の実験は,Satomura et al. (2003)の設定で行った.その結果,山岳波の位相と波長はよく再現できた.しかしながら,高さに伴う振幅の増大の程度が小さい点,地表面付近で波に乱れがある点から、境界条件の改良が必要である....

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  • 大気密度界面に形成される擾乱の発達範囲

    北野 慈和, 山田 朋人, 泉 典洋 水文・水資源学会研究発表会要旨集 25 (0), 142-, 2012

    ...これと水平方向の形成範囲が類似している現象として安定な大気場に地形性の上昇気流が生じ、それが波となって線状に発達していく山岳波が挙げられる。本研究では安定な大気場に形成される山岳波の理論を不安定な大気場に応用することで、線状降水帯の形状特性を考察する。...

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  • KBS気圧データを用いた気圧急変動現象のメソ解析

    田畑 弾, 山川 修治 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 211-211, 2011

    ....,(2000)によって ドップラーレーダーで解析されている低層上空(850hPa程度)の低層上空に発生する安定層内における内部重力波や山岳波動の影響を、地上の観測で補完し、新たに地上での影響を考察することも可能となる。...

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  • 一般曲線座標系による並列LESモデルの開発

    池田 亮作, 日下 博幸, 飯塚 悟, 朴 泰祐 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 125-125, 2011

    ...次にLESとしての検証ではないが, 座標変換, 大気成層, 境界条件の検証のために, 山岳波の再現実験を行った. その結果, 山岳波の周期, パターン, 波面の方向など線形解とよく一致することが示された.<BR>  さらに, 山の傾斜角を急にして計算が安定に実行できるかを検証した....

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  • 地形が金星大気大循環に与える影響

    山本 勝, 高橋 正明 理論応用力学講演会 講演論文集 58 (0), 128-128, 2009

    ...山岳波は雲層上端の超回転を弱め、南北半球の間で大気大循環の違いを生み出す.さらに他のGCMとの違いも考察した.本研究では非断熱加熱の高度依存性によって山風のような地表風パターンが見られるが、Herrnsein & Dowling [2007]では山岳に起因する渦構造が見られる。このように、物理過程のパラメタリゼーションの違いが地表付近の循環に大きな影響を与えることが示唆される....

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  • 急斜面モデル比較プロジェクト(St-MIP) による地形準拠座標系の精度検証

    里村, 雄彦, 岩崎, 俊樹, 斉藤, 和雄, 室井, ちあし, 坪木, 和久 京都大学防災研究所年報. B 46 (B), 337-346, 2003-04-01

    最近の急速な計算機パワーの増加にともなって大気数値モデルの分解能が上がり,山岳地域においては高分解能化により急な斜面がモデル内で表現されるようになった。気象学のモデルで一般的な地形準拠座標系であるz*座標系の急斜面上での誤差を調べ,高分解能モデルの再現性を検証するため,圧縮性方程式を用いた3種の非静力学大気モデルを比較する研究「急斜面モデル比較プロジェクト(St-MIP)」を行った。その結果,z…

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  • 干渉SARの風による遅延パターンと気象数値実験

    大塚 彰, 小林 茂樹, 瀬古 弘 写真測量とリモートセンシング 41 (4), 85-98, 2002

    A particular delay pattern in differential synthetic aperture radar (SAR) interferometry is investigated by using upper sounding data and a numerical simulation technique. A JERS-1 pair of a humid …

    DOI 被引用文献1件

  • ピレネー山脈における風下波の数値シミュレーションに関する補遺

    里村 雄彦 気象集誌. 第2輯 74 (1), 147-153, 1996

    ...線形3次元山岳波による運動量の鉛直輸送について、解析解の数値評価を行うことによって調べた。地形として2次元性の良い山脈状のものを用い、平均風が山脈に直角に当たる場合と斜め45度から吹く場合の2種類について計算した。<br>その結果、平均風が斜め45度で山脈に当たる場合には、対流圏界面付近の運動量フラックスは山脈の中心付近でさえ地表近くの1/4から1/3に減ることが判った。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献16件

  • 紀伊半島の降雨量分布に対する地形の効果について

    斉藤 和雄, Thanh Lecong, 武田 喬男 気象研究所研究報告 45 (2), 65-90, 1994

       In order to study the orographic effect on the rainfall distribution in the Kii peninsula, airflow over a three-dimensional mountains is simulated by use of a non-hydrostatic model and compared …

    DOI 被引用文献6件 参考文献21件

  • ピレネー山脈における風下波の数値シミュレーション

    里村 雄彦, Bougeault Philippe 気象集誌. 第2輯 72 (2), 173-195, 1994

    ...このような、モデルの中上部対流圏での運動量フラックスの過大評価は、運動量フラックスの大半を担っている長い波長の山岳波の振幅をモデルが過大に表現したためである。その原因として、現実大気における平均風の時間変化や横方向の運動量フラックス発散が考えられることを示した。...

    DOI NDLデジタルコレクション Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献32件

  • 非線型臨界層による山岳強風

    相原 正彦, 平沢 正信 気象研究所研究報告 39 (2), 59-77, 1988

       Numerical simulations of the evolution of the downslope wind were performed by means of the non-hydrostatic, compressible model including the effect of topography.<br>   Result of numerical …

    DOI 被引用文献1件 参考文献26件

  • 中規模山岳波の崩壊によって惹起される下部成層圏の大気大循環

    田中 浩, 山中 大学 気象集誌. 第2輯 63 (6), 1047-1054, 1985

    ...下部成層圏で崩壊する中規模山岳波の大気大循環に及ぼす影響を,Lindzen(1981)の波飽和のパラメタリゼイション法と Holton (1982)の準一次元モデルを使って調べた。山岳から放射される運動量フラックスとしてLilly と Kennedy (1973)の観測量を基準とした。...

    DOI Web Site 被引用文献9件 参考文献11件

  • 山越気流の数値実験

    古川 武彦 気象集誌. 第2輯 55 (4), 325-340, 1977

    ...山岳波問題における有限振幅擾乱及び非線型下部境界の効果が,方程式系及び境界条件をそれぞれ線型及び非線型に分離して,初期値問題として論じられている。<br>2つの方程式系(線型及び非線型)と2つの境界条件(線型及び非線型)から得られる4個の組合せに対する物理的な関係が論じられている。擾乱と山との相互作用は流れに対して次の効果をもたらすことがわかった。...

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献8件

  • 山岳波と晴天乱気流 (CAT)

    Sherman Douglas J. Papers in Meteorology and Geophysics 25 (3), 177-195, 1974

    It has been observed that h igh level Clear Air Turbulence (CAT)occurs frequently in places such as Japan and Australia, where a fairly strong jet stream crosses a chain of mountains. If a suitable …

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  • 山越気流の数値実験1.安定度一定のユニホームな流れ

    古川 武彦 気象集誌. 第2輯 51 (6), 400-419, 1973

    ...山越気流(特に山岳波)の問題は,今まで多く線型定常解のもとで論じられている.その取扱いは山脈が十二分に低く,且つおだやかな傾斜をしている場合には有効であるが,いわゆる"有限高の山"については未だ良く理解されていない.山越の風下近傍で観測される強風などを論じる際は,やはり有限振幅の扱いをする必要がある....

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  • 大気屈折率分布におよぼす山岳波の影響

    福島 圓 気象集誌. 第2輯 45 (4), 332-341, 1967

    ...観測された大気屈折率(N)垂直分布および*N2空間分布に対し,通路中央付近の緩傾斡面の山嶺による山岳波を考慮して一つの気象的解析を試みた。...

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  • 下層ジェット流および山越気流による列状雲の解析

    葛西 俊之 気象集誌. 第2輯 43 (4), 196-205, 1965

    ...これは山岳波が単純な正絃波でなく,上層下層に同時に発生している波動に影響されて,雲の出現している層での波動の振巾が風下に向う方向に於て一様でなく変動している事を示しているものと思われる。...

    DOI Web Site 参考文献9件

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