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細川 大瑛, 平山 和美, 大泉 英樹, 馬場 徹, 武田 篤 作業療法 43 (2), 230-238, 2024-04-15
<p>書類の文字が読みにくいと訴えたパーキンソン病患者を担当した.読みにくさが起こる状況の聴取と検証により,コントラスト感度低下がその原因と考えられた.文字の色調や文字の幅・大きさを変えたことにより,読みにくさが改善した.コントラストを強調させる操作,すなわち背景地と視覚対象の境界検出を容易にしたことが,問題解決に有効であったと考えられた.一連の評価と介入により,読みにくさの原因と解決策が同時に…
DOI
渡部 潤一, 古川 慎哉, 山本 安則, 日浅 陽一 日本予防理学療法学会 学術大会プログラム・抄録集 2.Suppl.No.1 (0), 196-196, 2024-03-31
<p>【はじめに、目的】</p><p>身体活動の増加は、便秘の予防として伝統的に推奨されてきた。しかし、運動量と便秘の関連性についてはこれまで結論が出ておらず、便秘の治療において日常的な身体運動を増やすことの有益性はエビデンスに乏しい。そこで本研究では若年者において運動習慣と便秘との関連について検討することを目的とした。 …
平山 和美 神経心理学 39 (4), 288-298, 2023-12-25
<p>本稿ではParkinson病(PD)とLewy小体型認知症(DLB)の幻視と錯視について解説した.PD患者に対して筆者らの行った質問調査の結果,幻視は同じ場所に同じ幻視が現れる場合が多いこと,多様式幻覚もあることなどが示唆された.また,錯視は幻視より有症率が高いこと,非常に多種の単純錯視が生じていることなどが示唆された.DLB患者に幻視が生じているときの注視位置と発言内容,風景版パレイドリ…
鈴木, 美穂 地域連携・研究推進センター活動報告書 (9) 49-50, 2023-12
機関リポジトリ
橋本 里奈, 遠藤 恵子 日本母性看護学会誌 24 (1), 31-36, 2023-10-30
<p>研究目的は初回妊娠が早期流産であった女性の体験を記述することであった。初回妊娠で早期流産を経験した7人の女性を対象に、半構造化面接によって得た口述データを質的帰納的に分析した。その結果【妊娠しても出産に至らない流産を認めることができない】【妊娠した直後に流産したことを無理に納得しようとする】【実感のない妊娠そのものをなかったことにする】【短い時間であっても母親であった事実を記憶に残す】【妊…
DOI 医中誌
菊地 圭子, 渡邊 礼子, 遠藤 恵子 日本母性看護学会誌 24 (1), 7-14, 2023-10-30
<p>文献検討により看護基礎教育におけるLGBTに関する課題を明らかにした。医学中央雑誌Web版を用いて「性的少数者」「性別違和」等のキーワードで2000年から2021年までの文献10編を抽出した。看護基礎教育におけるLGBT学生への学修支援の課題として、男女別制服に代表される不必要な男女区分の見直し、身体露出や身体接触を伴う技術演習支援、自分の望む性別で看護職として働くことへの不安や葛藤などに…
木村 美月, 室伏 祐介, 石田 優月, 鈴木 克彦 理学療法ジャーナル 57 (10), 1261-1265, 2023-10-15
菊池 昭夫 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 43 (3), 200-206, 2023-09-30
<p> パーキンソン病 (以下, PD) は高齢者に多く発症する神経変性疾患であり, その患者数は超高齢社会に伴い, 爆発的な増加傾向にある。PD 患者の QOL を阻害する重要な因子の 1 つとして, 嚥下障害がある。PD の嚥下障害は高頻度にみられ, 必ずしも重症度と相関しない。嚥下障害に関連する症状として, 体重減少, 誤嚥性肺炎, …
DOI Web Site 参考文献35件
大戸 普賢, 松田 直子, 伊藤 香織, 伊藤 詩奈, 森川 敦子, 藤井 浩美 総合リハビリテーション 51 (9), 955-961, 2023-09-10
辺見 大剛, 高窪 祐弥, 村川 美幸, 鈴木 克彦, 髙木 理彰, 佐藤 寿晃 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60 (8), 714-722, 2023-08-18
<p>目的:高齢者において,浴槽をまたぐ動作は,転倒を伴いやすく注意が必要な動作である.歩行分析では両脚支持時間の割合が大きいと転倒リスクが高い関係が示唆され,浴槽側方またぎ動作においても同様の関係が予想される.本研究では,機能的バランス能力および移動・歩行能力の回復が不十分なTHA術後患者において,術側下肢を先行脚とした場合と非術側下肢を先行脚とした場合の浴槽側方またぎ動作の違いを両脚支持時間…
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件
本間 健太, 穂満 稔里, 外川 佑 作業療法 42 (4), 460-468, 2023-08-15
<p>本研究では,回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期病棟)入院中の脳卒中後うつ症状(以下,PSD)患者において,意味のある作業の満足度が自己効力感の変化量を媒介し,うつ症状を軽減するかを調査した.72名の対象者の入院時と退院時間における,うつ症状,意味のある作業の満足度,自己効力感のスコアの変化量について媒介分析を行った.その結果,意味のある作業の満足度は,自己効力感を媒介することなく,…
DOI Web Site 医中誌
上月 正博 medicina 60 (9), 1546-1554, 2023-08-10
上月 正博 総合リハビリテーション 51 (8), 845-853, 2023-08-10
渋間 勇人, 森 直樹 作業療法ジャーナル 57 (8), 946-951, 2023-07-20
本間 大智, 加藤 直也, 高橋 俊子, 片桐 夏樹, 山口 智史 理学療法ジャーナル 57 (7), 875-877, 2023-07-15
上月 正博 medicina 60 (8), 1324-1328, 2023-07-10
山田 カオル 治療 105 (7), 904-908, 2023-07-01
佐々木 千波, 平山 和美 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 43 (2), 152-155, 2023-06-30
<p> パーキンソン病 (以下, PD) にいくつかの種類の錯視が起こることは知られている。しかし, 患者がどのような種類の錯視をどのような頻度で体験しているのかは明らかでない。我々は, PD 患者 40 名に 19 種類の錯視について症状を伝え, そのような体験があるか否かを尋ね, 具体的な内容を聴取した。 結果, PD 患者 40 名中 30 名が発症後, …
DOI Web Site 参考文献11件
藤本 寛巳, 寺川 智浩, 平山 和美, 玉井 顯 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 43 (2), 156-160, 2023-06-30
<p> 発達性相貌失認は, 視力や知能, 注意, 記憶などには問題がないにもかかわらず, よく知っている人の顔を見ても誰であるかわからなくなる症状である。原因となる器質的脳損傷はなく, 画像検査上でも異常所見は認められない。発達性相貌失認を呈した 3 症例を紹介し, 相貌認知機能, 表情認知などを比較した。また, 幼少時から現在までの体験や心情についてインタビューを行った。3 …
DOI Web Site 参考文献5件
髙谷 新, 安保 寛明, 佐藤 大輔, 新宮 洋之 日本精神保健看護学会誌 32 (1), 28-37, 2023-06-30
<p>本研究は,看護師長のリーダーシップと看護職員の心身のストレス反応の関連において,仕事のストレス要因の高低による看護職員のワーク・エンゲイジメントの媒介効果の影響を明らかにすることを目的とする.16病院の看護職員1,213人を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,マルチレベル相関分析および調整媒介分析を行った.有効回答は403部であった.</p><p>マルチレベル相関分析では,個人レベルでワー…
近藤 正樹, 平山 和美 神経心理学 39 (2), 88-89, 2023-06-25
上月 正博 medicina 60 (7), 1150-1157, 2023-06-10
今野 浩之, 栗田 敦子, 鈴木 育子, 後藤 順子, 菅原 美智子, 東海林 久美, 伊藤 美里, 菅原 京子 保健師教育 7 (1), 71-79, 2023-05-31
<p>目的:Zoomを活用した遠隔実習を主体とする地域看護診断実習の成果と課題を検討することである.</p><p>方法:保健師教育課程4年生を対象とし,地域看護診断実習終了後,到達目標における学生の自己評価,実施項目に関する学生へのアンケート結果を用いた.データは記述統計で示し,自由記載を質的に分析した.</p><p>結果:地域把握,実習態度の自己評価項目で達成度が高かった.地区踏査,住民インタ…
上月 正博 腎と透析 94 (5), 778-783, 2023-05-25
上月 正博 medicina 60 (6), 954-959, 2023-05-10
上月 正博 治療 105 (5), 537-537, 2023-05-01
上月 正博 治療 105 (5), 617-623, 2023-05-01
上月 正博 治療 105 (5), 634-640, 2023-05-01
上月 正博 治療 105 (5), 550-556, 2023-05-01
生田 純一, 外川 佑, 那須 識徳, 川間 健之介 作業療法 42 (2), 141-150, 2023-04-15
<p>脳血管障害者の自動車運転評価において,簡易型ドライビングシミュレーター(以下,DS)における運転パフォーマンス特性が運転適性に関連する因子となりうるかどうかを検討することを目的に,実車評価を実施した脳血管障害者149名を後方視的に調査した.DS評価項目について主成分分析を実施し,5つの主成分に次元圧縮を行った.運転適性との関連については,従属変数を運転適性,独立変数をDS評価の主成分得点,…
加藤 浩 理学療法ジャーナル 57 (4), 403-406, 2023-04-15
上月 正博 medicina 60 (5), 762-769, 2023-04-10
新宮 裕子, 沼澤 さとみ, 寺島 美紀子, 菅原 京子 山形保健医療研究 (26) 41-52, 2023-03-31
目的:50歳代の看護職者の定年退職後に想定する仕事の位置づけと仕事に重みをおく関連要因を明らかにする。 方法:山形県内の48病院に勤務する50歳代の看護職者全員(842人)を対象に、質問紙調査を行った。定年退職後に想定する仕事の位置づけと仕事に重みをおく関連要因を多重ロジスティック回帰分析にて検討した。 …
DOI 機関リポジトリ Web Site
平山 和美 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 43 (1), 4-11, 2023-03-31
<p> 以下の視覚障害, 体性感覚障害および多様式感覚障害について, 例を挙げて説明した。視覚に関しては, パーキンソン病における錯視とパーキンソン病患者における主観的輪郭の知覚障害について記した。体性感覚に関しては, 一側の島病変後の両側性の侵害感覚障害, 温度覚だけの障害を呈した延髄外側梗塞, 皮膚せん断力と圧力の刺激によって改善される局所性ジストニア様運動障害, …
DOI Web Site 医中誌 参考文献12件
星川 恭賛, 大石 隆太, 村 成幸 山形保健医療研究 (26) 13-26, 2023-03-31
超音波エラストグラフィは,超音波を用いて組織の硬度を非侵襲的に計測する技術であり,Strain elastography と Shear wave elastography の2つに大別される.それぞれの手法ごとに原理や特徴が異なっており,各々の特徴を十分に理解した上で使用する必要がある.本稿ではこれらの原理を説明するとともに,各手法の特徴について述べる.また,超音波エラストグラフィを用いた骨格…
DOI 機関リポジトリ Web Site ほか1件
鈴木 龍生, 安保 寛明, 佐藤 大輔, 髙谷 新 山形保健医療研究 (26) 1-12, 2023-03-31
本研究の目的は日本のメンタルヘルスに携わる臨床家がリカバリーを測定・評価するために用いている量的・質的指標を整理し、リカバリーに関連した研究に今後望まれることを検討することである。対象となった32の文献のうち、量的指標を用いた文献は7件、質的指標を用いた文献は32件であった。これらの指標の傾向を知るためにCHIMEの5つのカテゴリーに分類するとConnectednessは31件、Hope …
齊藤 憲子, 菅原 京子, 後藤 順子 山形保健医療研究 (26) 27-40, 2023-03-31
目的:成人前期女性全身性エリテマトーデス患者(以下;SLE群)の健康関連QOLの現状および健康関連QOLに関連する要因を明らかにする. 方法:20~35歳女性のSLE患者と患者以外の健康な人(以下:健康群)に対して,自記式質問紙調査を用いて健康関連QOL(SF-12),基本属性,生活習慣,希望,自尊感情,ライフイベント等を調査した. …
高橋 萌絵, 齋藤 美華 山形保健医療研究 (26) 53-62, 2023-03-31
予期せぬ死により配偶者を失った高齢女性の事例に対して、看護学生が家族の一員として考える関わりとその理由を明らかにすることを目的とした。 A大学看護学科4年次学生64人に対して、独自に作成した事例について、家族の一員であることを想定しての高齢女性への関わりとその理由について記述してもらい、質的に分析した。 …
平山 和美 神経心理学 39 (1), 42-53, 2023-03-25
<p>視覚情報処理には3つの流れがある:1)側頭葉へ向かう腹側の流れは,対象の色や形の処理を行い,対象の知識(意味記憶)の回収に至る.2)下頭頂小葉へ向かう腹背側の流れは,位置や運動の処理を行い,対象の存在の認識に関わる.3)頭頂間溝や上頭頂小葉へ向かう背背側の流れは,位置や運動,対象の空間的形態の処理を行い,意識性の低い行為に直結する.腹側や腹背側の流れでは,情報は後ろから前へ段階的に送られる…
瀬戸 順次, 鈴木 恵美子, 山田 敬子, 石川 仁, 加藤 裕一, 加藤 丈夫, 山下 英俊, 阿彦 忠之, 水田 克巳, 中谷 友樹 日本公衆衛生雑誌 70 (3), 185-196, 2023-03-15
<p><b>目的</b> 感染症の流行状況を的確に示すためには,時・場所・人の3つの情報の要約が求められる。本報告では,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が山形県において「いつ・どこで・どのように」広がっているのかを可視化したCOVID-19時空間三次元マップ(時空間マップ)を用いて実施した公衆衛生活動の概要を紹介することを目的とした。</p><p><b>方法</b> …
DOI Web Site PubMed ほか1件
上月 正博 medicina 60 (3), 598-605, 2023-03-10
上月 正博 腎と透析 94 (2), 181-182, 2023-02-25
外川 佑 作業療法ジャーナル 57 (2), 156-160, 2023-02-15
上月 正博 medicina 60 (2), 423-428, 2023-02-10
近藤 知子, 齋藤 佑樹, 澤 俊二, 清水 兼悦, 白井 はる奈, 外川 佑, 髙橋 香代子, 田平 隆行, 中西 英一, 西山 菜々子, 林 園子, 村山 幸照, 元廣 惇 作業療法ジャーナル 57 (1), 70-71, 2023-01-15
上月 正博 medicina 60 (1), 184-191, 2023-01-10
松田 友秋, 加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-150-O-150, 2023
園田 昌義, 加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-146-O-146, 2023
加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), S45-S45, 2023
森口 晃一, 越智 美菜子 運動器理学療法学 3 (Supplement), P-35-P-35, 2023
永井 惇, 村 成幸, 宇野 智洋, 大石 隆太, 結城 一声, 高木 理彰 肩関節 47 (1), 146-150, 2023
肩腱板断裂には,無症候性が15-39%存在する.本研究の目的は鏡視下腱板修復術(ARCR)術前に,反対側の無症候性腱板断裂を認めた患者の両肩の身体所見を比較することである.対象は2012年から2017年にARCRを行った248例のうち,反対側に超音波画像検査で無症候性腱板断裂を認めた88 例である.自動可動域は屈曲,伸展,外転,外旋,内旋のすべてで両群に有意差を認めた.麻酔下徒手検査では屈曲,外…
嶋村 剛史, 加藤 浩 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 169-, 2023
<p>【目的】 リハビリテーションを実施する上で、ADLの向上に歩行能力の向上は重要である。近年、臨床において簡便な歩行時の質的評価として加速度情報から規則性・調和性・対称性を定量化するHarmonic Ratio(以下、HR)の研究が増えきている。HRに関して、高齢者や脳卒中患者の評価について報告はあるが、股関節外傷後患者についての報告は我々が渉猟した限り存在しない。そこで、本研究の目的は高齢…
奈須 勇樹, 加藤 浩, 藤田 努, 岡澤 和哉, 原田 哲誠, 川口 謙一, 中島 康晴 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-28-O-28, 2023
森川 大貴, 加藤 浩, 石田 和宏, 宮城島 一史, 安倍 雄一郎, 柳橋 寧, 百町 貴彦 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-81-O-81, 2023
嶋村 剛史, 森川 大貴, 加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), P-67-P-67, 2023
野口 裕貴, 茅野 孝之, 鈴木 裕也, 加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), P-14-P-14, 2023
新宮 恵, 村 成幸, 大石 隆太, 永井 惇, 櫻田 香 肩関節 47 (2), 390-394, 2023
本研究の目的は,術前の経口飲水量と体組成成分がビーチチェア位前後の血圧変動に影響を与えるかどうかを明らかにすることである.<BR> 2021年1~12月に全身麻酔下,ビーチチェア位で鏡視下腱板修復術を受けた平均年齢65.7(36~89)歳の100例を対象とした.飲水内容は自己記入式調査とし,入院時と手術室入室時に生体電気インピーダンス法により,体水分量,体水分率,筋肉量,脂肪量,体脂肪率を計測し…
宇野 智洋, 村 成幸, 結城 一声, 大石 隆太, 鈴木 朱美, 髙木 理彰 肩関節 47 (3), 465-465, 2023
家入 章, 対馬 栄輝, 加藤 浩, 葉 清規, 久保 佑介 徒手理学療法 23 (1), 67-74, 2023
<p>〔目的〕変形性股関節症(股OA)に対する徒手療法の効果について再調査することである。〔デザイン〕PRISMA声明を参考に作成したシステマティックレビュー。〔方法〕検索は,2022年3月31日まで実施し,MEDLINE/PubMed,Cochrane Library,Physiotherapy Evidence …
岡澤 和哉, 加藤 浩, 藤田 努, 奈須 勇樹, 濱井 敏, 川口 謙一, 中島 康晴 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-141-O-141, 2023
多々良 大輔, 中元寺 聡, 堤 麻梨子, 原田 伸哉, 園田 康男, 石谷 栄一, 加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-85-O-85, 2023
新保 千尋, 中畑 敏秀, 永濱 良太, 福田 秀文, 加藤 浩 運動器理学療法学 3 (Supplement), O-4-O-4, 2023
森口 晃一, 森寺 邦晃 九州理学療法士学術大会誌 2023 (0), 146-, 2023
<p>【はじめに】 長期化するアキレス腱付着部の疼痛や既往歴由来の股関節症状の残存が心理的にも影響したと考えられる症例に対し、股関節機能も考慮した介入を行ったところ、比較的短期間でアキレス腱付着部の疼痛や心理的影響の改善に至った。その詳細について報告する。</p><p>【症例紹介】 50歳代、女性。診断名は左アキレス腱周囲炎。現病歴は、約5ヵ月前から左アキレス腱付着部に疼痛出現。その後、疼痛増強…
和田 惠美子, 千葉 宏毅, 藤原 奈佳子, 丹野 克子 日本在宅ケア学会誌 27 (1), 84-92, 2023
<p>研究の目的は,在宅ケアの提供において,ホームヘルパー(以下ヘルパー)と連携する際に,協働する他職種の視点から必要と感じる職種間の支援の在り方を概念化し,そのうえで他職種がヘルパーから得ることで連携が促進する観察項目を特定することである.13職種の在宅ケアチームメンバー45名に半構造的インタビューを実施し,質的統合法(KJ法)で分析した.職種間の支援の在り方は,【他職種による望ましい情報共有…
山田 カオル 社会学研究 107 (0), 73-100, 2022-12-26
<p> 本稿の目的は、E. Goffmanのスティグマの可視性と不可視性をめぐる理論を参考に、「みえないスティグマ」をもつ女性関節リウマチ患者の印象操作を中心としたアイデンティティ管理のプロセスを明らかにするものである。 近年、慢性疾患患者を「生活者」として位置づけ、より患者が主体的に自己管理できるための支援が注目されている。直ちに障害が可視的ではない慢性疾患患者が日々のなかで経験するスティグマ…
上月 正博 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (12), 1188-1194, 2022-12-18
<p>糖尿病がもたらす障害の基本は血管障害であり,糖尿病性大血管病(脳卒中,冠動脈疾患,末梢血管疾患),糖尿病細小血管病(網膜症,神経障害,腎症),足病変など多様かつ全身に及ぶ.糖尿病は,障害者の機能予後や生命予後に大きな影響を及ぼす.例えば,低血糖,足病変,視力障害,四肢末端の異常感覚,起立性低血圧などは,患者のADLやQOLを大きく損なわせるとともに,リハビリテーション医療の障害になる.また…
DOI Web Site 参考文献10件
上月 正博 medicina 59 (13), 2492-2498, 2022-12-10
齋藤, 和也, SAITO, Kazuya 地域連携・研究推進センター活動報告書 (8) 43-47, 2022-12
松田 友秋, 新保 千尋, 加藤 浩 理学療法ジャーナル 56 (11), 1357-1364, 2022-11-15
上月 正博 medicina 59 (12), 2299-2303, 2022-11-10
片桐 千鶴, 遠藤 恵子, 菊地 圭子 日本看護研究学会雑誌 45 (3), 3_567-3_567, 2022-10-19
上月 正博 medicina 59 (11), 2062-2067, 2022-10-10
上月 正博, 木村 雅彦 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 32 (supplement), 118s_2-118s_2, 2022-10-04
外川 佑 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 42 (3), 290-295, 2022-09-30
<p> 自動車運転評価を考える段階にある右半球損傷例については, 症状が軽度であるか, リハビリテーションを経て症状が改善, あるいは代償期の USN で ADL が自立している段階にあり, 自宅復帰や復職を控えた活動的な時期に至っているケースが中心になる。これらの軽度例は, 中等度・重度症例とは異なり, 机上の BIT …
DOI Web Site 参考文献17件
上月 正博 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (9), 926-933, 2022-09-18
DOI Web Site 参考文献12件
外川 佑 作業療法ジャーナル 56 (10), 1024-1025, 2022-09-15
上月 正博 medicina 59 (10), 1770-1775, 2022-09-10
上月 正博 medicina 59 (9), 1579-1584, 2022-08-10
上月 正博 診断と治療 110 (8), 995-999, 2022-08-01
上月 正博 medicina 59 (8), 1384-1390, 2022-07-10
菅原 京子, 沼澤 さとみ 看護教育 63 (3), 312-317, 2022-06-25
小畑 景祐, 上月 正博 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 59 (6), 590-596, 2022-06-18
<p>腎移植は末期腎不全に対する唯一の根治的治療法であり,近年もその実施数は増加している.高齢での腎移植や移植腎生着期間の延長により腎移植レシピエントの高齢化におけるフレイル・サルコペニアやそれに対する運動療法に注目が集まっている.「腎臓リハビリテーションガイドライン」では腎移植患者におけるフレイル・低身体活動性と運動療法に関してそれぞれCQで検討しており,移植時のフレイル・低身体活動性が予後に…
DOI Web Site 参考文献8件
外川 佑, 村山 拓也, 岩城 直幸, 山崎 佳与, 﨑村 陽子 作業療法 41 (3), 372-379, 2022-06-15
自動車運転再開支援では,対象者の運転能力を包括的に捉えることが求められる.今回,過去3回の運転評価で全般性注意機能低下と危険運転行動により運転再開不可とされた70代男性に対し,交通心理学のアプローチを用いた介入を実施した.当院における院内初期評価ではSiDSのタイミング検査や反応時間の遅延,教習所内コース評価では一時停止やカーブ進入前のブレーキ操作の遅れ,自身の運転のモニタリングの不十分さが観察…
南雲 直二, 原田 孝, 鈴木 英二, 近藤 敏, 山田 実, 島田 裕之, 木村 美子, 永井 将太, 横山 仁志, 山田 深, 道木 恭子, 杉山 統哉, 渡邉 良太, 武田 正則, 田中 創, 河野 健一, 井上 靖悟, 加藤 貴志, 外川 佑 総合リハビリテーション 50 (6), 565-783, 2022-06-10
上月 正博 medicina 59 (7), 1171-1176, 2022-06-10
教育体制委員会, 西出 りつ子, 佐藤 千賀子, 堀井 節子, 和泉 京子, 白石 知子, 菅原 京子, 水谷 真由美 保健師教育 6 (1), 33-36, 2022-05-31
教育体制委員会, 白石 知子, 西出 りつ子, 和泉 京子, 佐藤 千賀子, 堀井 節子, 水谷 真由美, 菅原 京子 保健師教育 6 (1), 27-32, 2022-05-31
教育体制委員会, 和泉 京子, 西出 りつ子, 堀井 節子, 佐藤 千賀子, 白石 知子, 菅原 京子, 水谷 真由美 保健師教育 6 (1), 45-50, 2022-05-31
上月 正博 medicina 59 (6), 967-973, 2022-05-10
上月 正博 総合リハビリテーション 50 (5), 465-465, 2022-05-10
平山 和美 作業療法 41 (2), 145-153, 2022-04-15
高次脳機能障害のうち麻痺や感覚障害によらずに特定の行為ができなくなる症状を取り上げ,解剖学的背景,脳画像での関連脳部位の見つけ方,症状の特徴および特徴に基づいたリハビリテーションアプローチの考え方について解説した.症状を上頭頂小葉+頭頂間溝の損傷によるものと下頭頂小葉の損傷によるものとに分けると,前者に対しては症状が生じない側の手や視野で行うこと,行為をなるべく意識化することや,生じた誤りを意識…
上月 正博 medicina 59 (5), 752-758, 2022-04-10
神保 拓未, 赤塚 清矢 山形保健医療研究 (25) 23-29, 2022-03-31
本研究の目的は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止による自宅待機期間の生活における医療系大学生の身体活動量について明らかにすることである. 医療系大学生21名を対象に,自宅待機期間中と自宅待機期間の3ヶ月後における1週間の歩数,エクササイズを加速度計付歩数計にて計測し,国際標準化身体活動質問票を用いて身体活動量(仕事中,移動,家庭内,余暇)と非活動時間を評価した.結果は,自宅待機期間後に女性…
飛塚 凜, 赤塚 清矢 山形保健医療研究 (25) 15-22, 2022-03-31
本研究の目的は, 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止による自宅待機期間における医療系大学生の身体活動量と蓄積的疲労を明らかにすることである. 医療系大学生21名を対象に, 自宅待機期間および自宅待機期間3ヶ月後における一週間の歩数と蓄積的疲労を評価した.その結果, 自宅待機期間と比較し自宅待機期間の3ヶ月後に一週間の平均歩数が増加したp < …
加藤 浩 理学療法ジャーナル 56 (3), 285-290, 2022-03-15
Matsuda Naoko, Kato Kanna, Ito Kaori, Morikawa Atsuko, Suzuki Katsuhiko, Fujii Hiromi 山形保健医療研究 = Yamagata Journal of Health Sciences 25 1-14, 2022-03
This study was designed to assess differences in the motion of putting on trousers in a standing position in typically developing children aged 4–6 years, and to find a relation between it and …
後藤 順子 看護教育 63 (1), 107-107, 2022-02-25
髙橋 健大, 原田 幹生, 丸山 真博, 宇野 智洋, 村 成幸, 髙木 理彰 日本整形外科スポーツ医学会雑誌 42 (3), 186-190, 2022
<p>高校野球選手1,091名を対象に打撃時の腰痛を調べ,痛みが生じた動作との関係と,打撃練習について検討した.腰痛を255名(23%)に認め,休み必要腰痛群(n=46)は休み不要腰痛群(n=209)に比べ,伸展時痛や両側の伸展回旋時痛が有意に多かった(いずれも<i>p</i><0.05).本研究における打撃時の腰痛の原因疾患として腰椎分離症が多く存在する可能性がある.さらに,腰痛と打撃量との関…
新保 千尋, 松田 友秋, 永濱 良太, 福田 秀文, 加藤 浩 運動器理学療法学 2 (Supplement), O-114-O-114, 2022
加藤 緩奈, 松田 直子, 高畑 未樹, 小関 千賀, 佐藤 寿晃 形態・機能 20 (2), 62-68, 2022
<p>[目的]咬合力、口唇閉鎖力、舌圧を含めた口腔機能は多くの研究より、高齢者の身体・精神・認知機能、栄養状態などと関係があることが明らかになっている。しかし、口腔機能と健康関連QOLとの関係について報告は少ない。本研究の目的は地域在住高齢者を対象に口腔機能と健康関連QOLとの関連性を明らかにすることである。[対象と方法]Y市A地域であり、そこで行われている介護予防体操やサロン活動に参加している…
原田 幹生, 宇野 智洋, 佐々木 淳也, 村 成幸, 高木 理彰 日本整形外科スポーツ医学会雑誌 42 (1), 22-26, 2022
<p>小中学野球選手の睡眠を調べ,肩肘痛や投球パフォーマンスとの関係を検討した.野球肘検診に参加した小中学野球選手80名を対象として,アンケートを用いて,投球時の肩肘痛,投球パフォーマンス(KJOCスコア),および睡眠を調べた.肩肘痛を41名(51%)に認め,KJOCスコアは平均91点(38~100)であった.肩肘痛は,睡眠の質がとても良い選手(29%)に比べ,それ以外の選手(63%)で有意に多…
青木 裕見, 木下 康仁, 瀬戸屋 希, 岩本 操, 船越 明子, 武用 百子, 松枝 美智子, 片岡 三佳, 安保 寛明, 萱間 真美 日本看護科学会誌 42 (0), 21-30, 2022
<p><b>目的:</b>COVID-19パンデミックに対応した福祉施設管理者の体験を明らかにすることを目的とした.</p><p><b>方法:</b>7施設の福祉施設管理者8名を対象に半構造化面接を実施し,質的記述的分析を行った.</p><p><b>結果:</b>36のカテゴリと109のサブカテゴリが抽出された.研究参加者は,人的・物的な医療資源のない自施設で未曽有の感染症に果敢に対処していた.…
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件
新宮 恵, 村 成幸, 大石 隆太, 櫻田 香 肩関節 46 (2), 440-445, 2022
ビーチチェア位時は一過性に血圧が低下し,脳虚血に陥る危険性がある.今回,術前経口飲水量がARCR中の循環動態に及ぼす影響について前向きに検討した.平均年齢63.7歳(43∼81歳)の91例を対象に,自己記入式調査で飲水量を調査し,術中は観血的動脈圧にて血圧を測定した.術当日の飲水量500mlを基準として比較すると,飲水量の違いにより術中血圧の変化に有意差がみられた(反復測定分散分析p = …
井手 宗樹, 加藤 浩 運動器理学療法学 2 (Supplement), O-37-O-37, 2022
園田 昌義, 加藤 浩 運動器理学療法学 2 (Supplement), O-35-O-35, 2022
鈴木 克彦, 南澤 忠儀, 伊橋 光二 理学療法科学 37 (2), 247-253, 2022
<p>〔目的〕バネ式クランプ器具を用いた下腿回旋可動域(ROM)測定の信頼性を検証し,他動および自動ROMの特徴と左右差を検討した.〔対象と方法〕健常青年30名(女性15名,平均年齢20.4歳)の両下肢を対象とした.ROMは腹臥位で大腿骨内外側上顆と内外果の2つの器具の画像から測定した.〔結果〕他動ROMの検者内信頼性ICC(1,1)は外旋が0.96,内旋が0.93であった.他動外旋は自動ROM…
DOI Web Site 参考文献15件
髙谷 新, 安保 寛明 日本看護科学会誌 42 (0), 168-175, 2022
<p><b>目的:</b>看護職員のワーク・エンゲイジメントと看護師長および同僚からのソーシャルサポートとの関連を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>16医療機関の看護師長37名,看護職員529名を対象にワーク・エンゲイジメント,ソーシャルサポートについて調査し,マルチレベル相関分析を行った.</p><p><b>結果:</b>個人レベルで,看護職員のワーク・エンゲイジメントとソーシャ…
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件
多々良 大輔, 中元寺 聡, 堤 麻梨子, 原田 伸哉, 園田 康男, 石谷 栄一, 大池 貴行, 加藤 浩 運動器理学療法学 2 (Supplement), O-113-O-113, 2022
黒澤 美枝子, 半田 直子 自律神経 59 (1), 16-22, 2022
<p>触刺激時の循環反応について動物とヒトにおける研究を紹介した.麻酔下並びに意識下の動物,意識下のヒトにおいて触刺激はいずれも動脈圧と心拍数を低下させた.背部皮膚への触刺激時の心拍数低下は麻酔下動物,意識下ヒトともに交感神経活動低下と副交感神経活動上昇によるものであった.ヒトでは温熱+触刺激は触単独刺激時の心拍数反応を延長させたが,麻酔下の動物では温熱刺激の効果は認められなかった.温熱+触刺激…
小関 忠樹, 関口 航, 押野 真央, 竹村 直, 齋藤 佑規, 吉田 海斗, 工藤 大輔, 髙野 圭太, 神 将文, 仁藤 充洋, 田辺 茂雄, 山口 智史 物理療法科学 29 (1), 55-64, 2022
<p>体表から脊髄を刺激する経皮的脊髄直流電気刺激(tsDCS)と神経筋電気刺激(NMES)の同時刺激は,中枢神経系を賦活することで,脳卒中後の歩行能力を改善する可能性があるが,その効果は不明である.本研究では,同時刺激が健常成人の皮質脊髄路興奮性に及ぼす影響(実験1)と脳卒中患者の歩行能力に与える影響(実験2)を検討した.実験1では,健常者12名に対して,同時刺激条件,tsDCS条件,NMES…
森口 晃一, 山田 将弘, 羽木本 宗俊, 岡澤 和哉 九州理学療法士学術大会誌 2022 (0), 77-77, 2022
<p>【はじめに】</p><p>膝前十字靭帯損傷(以下,ACL 損傷)予防は,かねてから重要な課題の1つである.これまで,ACL 損傷について多数の要因が報告されている.また,予防に関する報告も多数存在する.その中で,我々は,スクワット動作の方法に着目し,動作の方法とACL 損傷の関係を調査することを試みたので,報告する.</p><p>【方法】</p><p>対象は,中学校バスケットボール部に所属…
髙谷 新, 安保 寛明, 佐藤 大輔 日本看護科学会誌 42 (0), 375-384, 2022
<p><b>目的:</b>看護職員のワーク・エンゲイジメントと看護師長の自己効力感の関連について,看護職員による所属部署の看護師長に対するリーダーシップの認識の媒介効果を明らかにすることを目的とする.</p><p><b>方法:</b>16医療機関の看護師長,看護職員を対象に看護職員のワーク・エンゲイジメントと看護師長の自己効力感,リーダーシップについて質問紙調査を行った.看護職員269名を対象に…
DOI Web Site 参考文献13件
飯岡 由紀子, 松岡 千代, 小川 純子, 遠藤 和子 日本看護科学会誌 42 (0), 735-744, 2022
<p><b>目的:</b>看護系大学の臨地実習における教育上の調整の実態と教員の認識を明らかにすることである.教育上の調整は,障害がある学生もしくは障害の特徴を有する学生に教育上必要となる修学支援を指す.</p><p><b>方法:</b>日本看護系大学協議会会員校277の看護学教育代表者に,大学の修学支援体制,教育上の調整の認識等に関する質問紙調査をした.研究協力が得られた15大学の全教員に教育…
DOI Web Site Web Site ほか1件
川田 智尋, 森 直樹, 佐藤 寿晃, 佐竹 真次 リハビリテーション連携科学 22 (2), 75-83, 2021-12-25
<p>抄録: 【目的】 訪問リハビリテーション (以下, 訪問リハ) の対象となっている利用者 (以下, 本人) と同居家族の間の訪問リハに期待する内容の異同を明らかにし, その異同によって家族の介護負担感に違いがあるのかを検証する. 【方法】 本人とその同居家族それぞれに対して質問紙調査を実施し, 介護負担感に関連する要因を分析した. 【結果】 介護負担感 ( Zarit …
安保 寛明 日本精神保健看護学会誌 30 (2), 61-69, 2021-11-30
安保 寛明 日本精神保健看護学会誌 30 (2), 90-95, 2021-11-30
飯岡 由紀子, 松岡 千代, 小川 純子, 遠藤 和子, 吉本 照子 日本看護学教育学会誌 31 (2), 95-106, 2021-11-01
<p>〔目的〕教育上の調整に関する3段階のFD・SDプログラムを開発し、知識を習得するレベルⅠを評価した。</p><p>〔方法〕FD・SDプログラムはレベルⅠⅡⅢで構成した。レベルⅠ評価のため、プログラム参加者を対象とした無記名質問紙横断研究を行った。FD・SDプログラム評価、研修前の合理的配慮に関する既知などの設問を設定した。研究倫理審査委員会の承認を得た。</p><p>〔結果〕230部を分析…
石橋 凜太郎, 花田 恵介, 近藤 正樹, 河野 正志, 平山 和美 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 41 (3), 345-354, 2021-09-30
<p> 左の前頭葉と頭頂葉の梗塞後に, 道具使用の障害を呈した症例を報告する。日常生活でも検査場面でも, 主に道具とその対象物品との対応にのみ誤りを示した。道具と対象物品が一対一で与えられれば, 道具を扱う操作自体には問題がなかった。道具の呼称, 道具使用のパントマイムの理解, 道具の構造の知識は保たれていた。しかし, 道具に合う対象物品を選ぶ課題も, …
DOI Web Site 医中誌 参考文献9件
助産雑誌 75 (9), 710-712, 2021-09-25
花田 恵介, 勝山 美海, 河野 正志, 竹林 崇, 平山 和美 作業療法 40 (4), 503-511, 2021-08-15
要旨:体性感覚障害は脳卒中後にしばしば起きる症状だが,体性感覚障害に対する介入が,対象者の内観や生活行動にどのような変容をもたらすかは明らかでない.今回我々は,重度の体性感覚鈍麻によって,日常生活で左手の使用に困難をきたした脳卒中慢性期の男性を経験した.Careyらが示した原則(1993,2012)に準じて,体性感覚刺激を弁別したり同定したりする能動的感覚再学習を1回1時間,週2回,8週間行った…
千葉 登 作業療法ジャーナル 55 (8), 970-974, 2021-07-20
坂井 麻里子, 平山 和美, 後藤 泰伸, 西川 隆 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 41 (2), 219-226, 2021-06-30
<p> 左中心後回後上部の転移性脳腫瘍に伴い, 右手でつかんだものを放せなくなる症状を呈した症例を報告した。症状は, 持つ対象やつかむときの手の形, 使用する指のいかんに関わらず生じた。また, 放すという行為にしか生じなかった。右手には運動拙劣と道具を正しく持てない症状があったが, 麻痺はなく, …
DOI Web Site 医中誌 参考文献5件
平山 和美 神経心理学 37 (2), 117-127, 2021-06-25
<p>神経心理学的症状によって,視覚芸術に美的な効果を与えている種々の側面を,知覚したり認識したりすることが困難になる.たとえば,視覚型Alzheimer病では主観的輪郭が知覚できないために,レリーフ芸術の鑑賞ができなくなる.また,肌理(テクスチャー)の違いで作られる形が認識できないために,点描画が鑑賞できなくなる.頭頂間溝後部の損傷では実際の面の奥行方向も,テクスチャーの勾配による奥行方向の感…
高橋 俊章, 白田 奈菜, 永瀬 外希子, 赤塚 清矢, 神先 秀人 山形保健医療研究 (24) 47-54, 2021-03-31
本研究の目的は,坐骨部を含めた臀部で支持面の接触変化を知覚する運動により端座位の定位と安定性にもたらす影響を明らかにすること,および知覚を促進するためのロープの有用性を検討することである。健常成人女性20名を対象にクロスオーバーデザインを用いて,骨盤の前後傾及び左右側方傾斜運動を各20回行い,一週間後にロープを座面に敷いて同様の骨盤運動を行った。骨盤運動前後で,端座位アライメント,座高,体圧,座…
山田 香, 遠藤 和子, 王 巧林 山形保健医療研究 (24) 55-68, 2021-03-31
【目的】本研究では、成人慢性期看護学実習におけるリモート版リハビリテーション栄養プログラム(以下リモート版リハ栄養プログラム)の実際と学習効果を明らかにする。 【方法】作成したリモート版リハ栄養プログラムを終了した学生19名に半構造化インタビューを行い、質的帰納的に分析した。 【結果】学生の変化から以下の6つの学習効果が導出された。「リハ患者をアセスメントする力がついた」「患者の一つひとつの行為…
鈴木, 克彦, 林, 美帆 山形保健医療研究 (24) 9-16, 2021-03
〔目的〕スイスボールを用いたカールアップ運動の効果は,股関節屈曲位のカールアップ運動において安定面と不安定面の運動を筋電図解析により比較した報告がある.本研究の目的は,ボールを用いた股関節中間位のカールアップ運動における腹筋の筋活動を調べ,腹筋群の効果的な筋力増強を検討することである.〔方法〕対象は,健常成人男性13名とした.方法は,股関節屈曲位,中間位,ボール上の中間位での3条件の開始姿勢から…
機関リポジトリ Web Site 医中誌
鈴木, 克彦, 讃岐, 麻梨子, 南澤, 忠儀 山形保健医療研究 (24) 1-8, 2021-03
本研究の目的は,高齢者の円背姿勢を再現した骨盤後傾位における立ち上がり動作での下肢・体幹の筋活動,体幹前傾角度,身体重心の特徴を明らかにすることである.対象は健常成人男性10名とした.骨盤中間位,前傾位,後傾位の条件下で,表面筋電図と三次元動作解析装置を用いて立ち上がり動作を行い,最大収縮比率(%MVC),動作所要時間,重心最大速度と移動距離を測定した.骨盤後傾位の立ち上がり動作は,所要時間の延…
牧, 千亜紀, 清水, 優子, 北川, 一夫, 菅原, 京子 山形保健医療研究 (24) 25-38, 2021-03
難病看護におけるSEIQoL-DWの研究動向を明らかにし、SEIQoL-DW を活用したQOL維持・向上支援について検討することを目的に文献検討を行った。医中誌ver.5、Pub Med、CHINAHL Plus、CiNiiを用いて2007年(海外は1995年)4月~2019年10月までに発表された国内外の文献41本を検討した結果、SEIQoL-DWの信頼性や有効性が示唆された。対象疾患はALS…
上原, つばさ, 赤塚, 清矢 山形保健医療研究 (24) 39-46, 2021-03
本研究の目的は,若年成人における終末糖化産物(AGEs)と身体機能および生活習慣の関係を検討することである.若年成人30名(男性15名,女性15名)を対象に,AGEs,握力,膝関節屈曲伸展トルク,総合的骨密度指数,一週間の歩数を測定し,健康度・生活習慣診断検査(DIHAL.2)を行った.統計解析は,Pearsonの積率相関係数,Spearmanの順位相関係数,χ2検定を行った.相関分析の結果,体…
成田, 新一郎, Narita, Shinichirou 山形県立保健医療大学公開講座 令和2年度 29-2934, 2021-02-28
妹尾 祐太, 井上 優, 戸田 晴貴, 加藤 浩 理学療法ジャーナル 55 (1), 102-108, 2021-01-15
本間 はるな, 齋藤 香保里, 高橋 俊章 理学療法科学 36 (1), 107-112, 2021
<p>〔目的〕体幹への揺動刺激が身体柔軟性に及ぼす影響を男女別に検討した.〔対象と方法〕健常成人20名を対象にクロスオーバーデザインを用い,揺動刺激の介入と背臥位姿勢を保持するのみの非介入の実験を行った.揺動刺激前後で体圧,筋硬度,脊椎可動性,皮膚伸張性,長座体前屈,主観的な寝やすさを評価した.〔結果〕揺動刺激により男性では接触面積増加,体圧平均値減少,体幹最大屈曲位での胸椎後弯角減少,脊椎可動…
鈴木 克彦, 佐藤 貴広 理学療法科学 36 (3), 313-316, 2021
<p>〔目的〕扁平足における機能的靴インソールの体幹に及ぼす効果を立位の脊椎アライメントおよび側腹筋筋厚より検証した.〔対象と方法〕成人13名の無症候性扁平足者を対象とした.脊椎アライメントはスパイナルマウスを用いて静止立位で測定した.腹横筋,内腹斜筋,外腹斜筋の筋厚は超音波画像を用いて静止立位と側方並進立位で測定した.これらはインソール装着と裸足の2条件を比較した.〔結果〕インソール装着により…
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件
平山 和美 日本視能訓練士協会誌 50 (0), 21-30, 2021
<p> 視覚性失認とは、視力、コントラスト感度、視野に対象が何か分からないような障害がなく、知能や注意、言語、対象についての知識の問題もないのに、対象を見たときにだけそれが何か分からなくなる症状である。視覚性失認は、障害される情報処理の段階の観点から、形がまったく分からない「知覚型」、部分的な形を全体の形と関係付けられない「統合型」、形は完全に分かっているがそれを意味と結びつけることができない「…
DOI Web Site 参考文献18件
宇野 智洋, 村 成幸, 結城 一声, 大石 隆太, 高木 理彰 肩関節 45 (3), 450-450, 2021
結城 一声, 村 成幸, 宇野 智洋, 大石 隆太, 鈴木 朱美, 高木 理彰 肩関節 45 (2), 283-285, 2021
本研究の目的は,鏡視下腱板修復術の際に肩甲下筋腱頭側部修復を追加した症例の,その修復状態を評価することである.2018年1月より2019年3月までに,鏡視下腱板修復術の術中に肩甲下筋腱頭側部断裂を認め単層法で修復を追加し,術後1年以上経過観察可能であった38例を対象とした.術前後のMRIにてMRI scoreで修復状態を評価し,Gap …
高野 圭太, 片桐 夏樹, 佐藤 孝嗣, 工藤 大輔, 小関 忠樹, 神 将文, 吉田 海斗, 田辺 茂雄, 近藤 国嗣, 山口 智史 基礎理学療法学 24 (Supplement), S183-S183, 2021
高橋 俊章, 加藤 沙織, 渡部 美穂, 永瀬 外希子, 神先 秀人 理学療法科学 36 (3), 307-311, 2021
<p>〔目的〕痙直型両麻痺児者のリーチング動作時の各身体部位の運動角度と移動距離および重心移動を定量化し,代償運動を明らかにすることである.〔対象と方法〕脳性麻痺痙直型両麻痺児者7名,健常成人8名を対象にリーチングを課題として実施し,到達時間,移動距離,運動角度および重心動揺を測定した.〔結果〕痙直型両麻痺児者は,健常成人に比較して下部体幹と骨盤の前方移動が短く,上肢の移動が長い.また,前後方向…
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件
大石 隆太, 村 成幸, 宇野 智洋, 結城 一声, 新宮 恵, 高木 理彰 肩関節 45 (2), 402-406, 2021
鏡視下肩腱板修復術(ARCR)の術後疼痛に対して,単回と持続の斜角筋間ブロックの鎮痛効果を前向き無作為で比較した.当院でARCR を行った38 例を対象とし,術前に斜角筋間ブロック単回のみ(単回群22 例)か,その後に持続用カテーテルを留置するか(持続群16 例)を無作為に割り付け,ブロック施行から術後疼痛増悪までの時間,術後7 日までのNumerical Rating …
川﨑 亘, 大田 瑞穂, 田邉 紗織, 坂口 重樹, 加藤 浩 理学療法学Supplement 48S1 (0), C-159_1-C-159_1, 2021
今野 浩之, 大森 純子 日本看護科学会誌 41 (0), 772-779, 2021
<p>本研究は,地域で生活を継続する統合失調症を持つ者の回復とはどのような経験であるかを明らかにすることを目的とした.Giorgiが提唱する現象学的アプローチを参考に,統合失調症を持つ者5名を対象に分析した.</p><p>結果,統合失調症を持つ者の回復の経験とは『他者の理解の中だけにある未知の自分の存在を認知する』であり,未知の自分に対し,過去から現在までの連続の中で自分が認識できている既知の自…
DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献8件
渡邊 智子, 齋藤 美華 老年看護学 26 (1), 105-113, 2021
<p> 中小規模病院の一般病床において,看護職が高齢者の身体拘束を開始するきっかけと判断理由を記述するため,中小規模病院3施設に勤務する看護職55人を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,質的記述的分析を行った.</p><p> 回答の得られた43人全員が高齢者の身体拘束の実施経験があった.身体拘束を開始するきっかけとして【インシデントにつながる症状や行動があった】【安全な行動変容が期待できなかった…
齋藤 美華, 佐藤 千穂 老年看護学 25 (2), 132-139, 2021
<p> 学生主体による高齢者の身体拘束に関する演習を老年看護方法論に導入し,その学びの内容を明らかにすることを目的とした.</p><p> ベッド柵,シーツ,ミトン,上肢抑制帯を使用し,高齢者,家族,看護師の役割を体験するグループ間の演習を行った.</p><p> A大学看護学科3年次学生61人の演習後のレポートを質的に分析した結果,【身体拘束による高齢者および家族,看護師にとっての苦痛の実感】【身…
内海 卓哉, 石澤 正夫, 高畑 未樹, 八巻 通安, 佐藤 寿晃 保健医療科学 69 (5), 453-459, 2020-12-25
<p><b>目的</b>:本研究は,就寝前のブルーライトを主波長とする青色光照射が,睡眠障害を有さない若年男性の主観的睡眠感,注意力,作業効率に及ぼす影響を調査することである.</p><p><b>方法</b>:対象は,12人の睡眠障害を有さない若年男性(年齢:20-23歳)であった.対象者は就寝前の 1 時間,1白熱電球,2青色光の 2 …
細川 大瑛, 平山 和美 神経心理学 36 (4), 168-177, 2020-12-25
<p>記号,人物,風景,物品に関する意味記憶障害について解説した.意味記憶障害は,感覚の種類を超えた問題として起こる.記号の意味記憶障害では,記号とそれが指し示す事柄との対応ができなくなる.責任病巣としては左の側頭葉先端部が重視されている.人物の意味記憶障害では,人の顔,声,職業など種々の知識が失われる.風景の意味記憶障害では,ある場所の景観,聞こえる音,所在地など種々の知識が失われる.いずれも…
地域連携・研究推進センター活動報告書 (6) 59-61, 2020-11
本間 恵美子, 遠藤 恵子 日本母性看護学会誌 21 (1), 1-9, 2020-10-13
<p>目的:学童期の上の子と生後3〜4か月の子どもがいる母親の育児体験を明らかにした。<br>研究方法:第1子が学童期で、生後3〜4か月の子どもがいる母親7名を対象に、下の子の出産後の育児体験について半構成的面接を実施し質的帰納的に分析した。<br>結果:学童期の上の子と生後3〜4か月の子どもの母親の育児体験として、【これまでの上の子の育児経験を活かして、年齢差のある子どもたちに合うように育児を…
菅原 京子 看護研究 53 (5), 364-368, 2020-08-15
DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件
山田 香 保健医療社会学論集 31 (1), 73-83, 2020-07-31
<p>近年の疾病構造の変化、少子高齢化を背景に、ルーラルナース、コミュニティナースといった地域密着型のケアを担う看護師が注目されている。本稿では、過疎地域である山形県小国町の訪問看護師の実践に着目し、介護力低下が進む地域における地域密着型看護師の専門性を明らかにすることを目的とする。小国町立病院訪問看護ステーションの訪問看護に同行し、参与観察および看護師へのインタビューを行い、実践されたケアを質…
DOI Web Site
鈴木 育子, 叶谷 由佳 日本健康医学会雑誌 29 (2), 238-243, 2020-07-30
<p>本研究は,学校における医療的ケア実施に関する政策がどのように検討されてきたのかを整理するとともに,学校における医療的ケアに医療保険による訪問看護を利用できるようになった場合の影響を検討することを目的とした。</p><p>国会会議録から学校における医療的ケア実施に関する政策がどのように検討されてきたのかを読み取り,医療的ケアにかかわる社会背景とともに検討の経緯を記述した。</p><p>学校に…
安保 寛明 看護教育 61 (7), 617-617, 2020-07-25
平山 和美 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 40 (2), 147-153, 2020-06-30
<p> 自然科学理論の中心的な部分は全称命題である。したがって, それに合う事象がどれほど多くても, 理論が正しいことを証明することはできない。しかし, その理論に合わない事象が本当に一つでもあれば反証できる。症例報告の重要な役割の一つは, 既存の理論の反証事例となることでその理論をゆさぶり, より明晰で包括的な理論を生み出す営みを開始させることである。そのような症例報告の例を, …
DOI Web Site 医中誌 参考文献13件
佐藤 大輔, 安保 寛明 日本精神保健看護学会誌 29 (1), 42-50, 2020-06-30
<p>目的:本研究の目的は,うつ病等による休職者が休職前に感じた症状や変化を診療録や活動記録より抽出し,休職を予期する警告サインを明らかにすることである.</p><p>方法:職場を休職し,精神科医療機関で復職支援プログラムを受け,復職した方30名を対象とした.対象者の診療録およびプログラム中の活動記録より,休職前に感じた症状や変化に関する語句を収集した.収集した語句は内容分析法により類似した表現…
高橋 葉子, 田中 美恵子, 阿部 幹佳, 山内 典子, 内野 小百合, 異儀田 はづき, 澤口 利絵, 小松 容子, 小山 達也, 濱田 由紀, 嵐 弘美, 飯塚 あつ子, 長谷川 雅美, 近澤 範子 日本精神保健看護学会誌 29 (1), 1-12, 2020-06-30
<p>本研究の目的は,東日本大震災における津波被災地域の精神科看護師の体験を明らかにすることである.5施設17名の看護師に半構造化面接を行い,テーマ的ナラティブ分析を行った.病院の被災度により看護師の体験には差異があったが,共通する体験の構造は,《使命感・責任感で患者を守る》《看護の原点に回帰する》《人と人とのつながりで支えあう》《無我夢中の後にくる心身の反応と葛藤》のテーマだった.看護師達は体…
川勝 忍, 小林 良太, 坂本 和貴, 大谷 浩一 BRAIN and NERVE 72 (6), 561-573, 2020-06-01
片桐 夏樹, 羽根田 陽平, 赤塚 清矢, 伊橋 光二 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 28 (3), 429-433, 2020-04-15
<p>【目的】咳嗽およびハフィング時の体幹屈伸運動の有無が呼気流速に与える影響を検討する.</p><p>【方法】健常成人男性20名を対象に,椅子座位にて体幹直立位で固定した方法,体幹直立位から体幹の屈伸運動を許可した方法の双方で咳嗽とハフィングを行い,咳嗽時最大呼気流速(PCF)とハフィング時最大呼気流速(PHF)を測定した.また,胸郭拡張差と体幹可動域も測定した.</p><p>【結果】体幹屈伸…
佐藤, 千穂, 齋藤, 美華, 伊藤, 莉惟 山形保健医療研究 (23) 1-11, 2020-03-31
山形県上山市で実施されているクアオルト健康ウォ―キングに参加している65歳以上の高齢男性11名を対象に高齢男性が事業へ参加するきっかけと継続要因を質的に明らかにすることを目的とした。データ収集の具体的な方法は、インタビューを主体とし、得られたデータは質的に分析した。高齢男性が健康づくり事業へ参加するきっかけは、3つのカテゴリ〔退職を契機とした自己の課題の明確化〕〔登山経験や運動習慣の存在〕〔情報…
牧, 千亜紀, 清水, 優子, 北川, 一夫, 菅原, 京子 山形保健医療研究 (23) 13-25, 2020-03-31
MS患者のQOLについて研究動向を明らかにし,QOL維持・向上支援について検討することを目的に文献検討を行った。医学中央雑誌 ver.5 およびCHINAHL Plusを用いて2000年4月から2019 年3月までに発表された国内外の文献30本を検討した結果,量的研究が18本,質的研究が8本,その他の研究が4本で,約73%が量的研究であった。量的研究で使用されていた主なQOL評価尺度は,FAMS…
山田 , 香, 遠藤, 和子, 王, 巧林 山形保健医療研究 (23) 27-36, 2020-03-31
本研究では、成人慢性期看護学実習へのリハビリテーション栄養プログラム(以下リハ栄養)導入による学習効果を明らかにする。【方法】リハ栄養プログラムを終了した学生16名に半構造化インタビューを行ない、質的帰納的に分析した。【結果】分析の結果、学生の変化から学習効果として以下の6つが導出された。「リハ患者をアセスメントする力がついた」「患者の活動を支えるケアの一つひとつの重要性を実感した」「多職種連携…
安保 寛明 訪問看護と介護 25 (2), 143-143, 2020-02-15
花田 恵介, 空野 楓, 河野 正志, 竹林 崇, 平山 和美 作業療法 39 (1), 118-126, 2020-02-15
右手動作の拙劣さと両手に道具把握の障害を呈した,左の前頭葉および頭頂側頭葉梗塞例を経験した.手指分離動作は十分可能で協調運動障害もなかった.しかし,右手での手指形態模倣や,衣服のボタン操作,手袋の操作が困難であった.さらに箸やスプーン,ハサミなどが,左右手ともうまく把握できなかった.この症状に対して右手の課題指向型訓練を14日間実施した.本例は道具を一旦正しく把握できれば,それ以降の使用動作は問…
奥山 祥祐理, 川上 紗輝, 片桐 夏樹, 小関 忠樹, 工藤 大輔, 難波 樹央, 田辺 茂雄, 山口 智史 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-133_2-B-133_2, 2020
山口 智史 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-16-B-16, 2020
<p> 運動療法を主体とする理学療法において,非侵襲に頭蓋上から中枢神経系の活動を変調できる非侵襲的脳刺激は魅力のあるツールである。本手法は,脳皮質を刺激対象としていることから,脳が介入の主目的となっている。一方,脊髄における神経調節機構は,脳からの調節を受けることから,間接的に脊髄に対してもアプローチが可能である(Huang et al., 2009; Roche et al., …
小関 忠樹, 片桐 夏樹, 工藤 大輔, 難波 樹央, 田辺 茂雄, 山口 智史 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-111_1-B-111_1, 2020
片桐 夏樹, 吉田 信哉, 小関 忠樹, 工藤 大輔, 難波 樹央, 田辺 茂雄, 山口 智史 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-139_1-B-139_1, 2020
星川 恭賛, 由利 拓真, 清重 佳郎 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-93_1-B-93_1, 2020
川上 紗輝, 奥山 祥祐理, 片桐 夏樹, 小関 忠樹, 工藤 大輔, 難波 樹央, 田辺 茂雄, 山口 智史 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-135_2-B-135_2, 2020
越湖 侑太郎, 鈴木 勇太, 内藤 輝, 清重 佳郎 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-95_2-B-95_2, 2020
Kato Kanna, Matuda Naoko, Takahata Miki, Sato Toshiaki 形態・機能 18 (2), 95-101, 2020
<p>咬合力、咬筋の大きさを含む咬筋機能は高齢者の身体、精神、認知機能と関係があるとされており、咬筋機能の把握は高齢者の全身機能の把握が可能となる。咬筋機能はMRI (核磁気共鳴画像) や咬合力計、Dental Prescale、超音波画像診断装置によって評価が行なわれている。</p><p>本研究では、健常若年者を対象に比較的簡便に測定を行うことができる咬合力計と超音波賀状診断装置での咬筋機能測…
鈴木 勇太, 越湖 侑太郎, 内藤 輝, 清重 佳郎 理学療法学Supplement 47S1 (0), B-95_1-B-95_1, 2020
海藤 夏稀, 鈴木 克彦, 金子 絵梨花 東北理学療法学 32 (0), 22-27, 2020
<p>〔目的〕腹部引き込み運動(Draw-in)の継続によって,腹横筋の筋厚および筋硬度がどのように変化するのか,また脊柱に及ぼす効果について検討する。</p><p>〔方法〕健常成人女性11名を対象に,Draw-inを自主トレーニングとして4週間行った。実施前後に超音波診断装置,Real-time Tissue …
坂本 和貴, 平城 修吾, 長峰 まい香, 今泉 千晶 作業療法ジャーナル 53 (13), 1372-1375, 2019-12-15
柳川 直樹, 齋藤 明見, 緒形 真也, 齋藤 達, 佐藤 敏彦, 前田 邦彦 外科 81 (13), 1373-1376, 2019-12-01
野津 春枝, 安保 寛明 日本精神保健看護学会誌 28 (2), 30-38, 2019-11-30
<p>背景:英国でBuss & Perry (1992)がAggression Questionnaire (AQ)を開発し,信頼性と妥当性が検証されている.AQは日本語版攻撃性質問票として翻訳され精神疾患を有する人の使用例が散見されるが,信頼性と妥当性は未検証であった.</p><p>研究目的:治療中の精神疾患を有する人における日本語版攻撃性質問票の信頼性と妥当性の検証を行う.</p><p>対象…
地域連携・研究推進センター活動報告書 (5) 59-62, 2019-11
花田 恵介, 竹林 崇, 河野 正志, 市村 幸盛, 平山 和美 作業療法 38 (5), 550-558, 2019-10-15
脳卒中片麻痺患者を対象に加速度計(ActiGraph Link GT9X)を用いた上肢活動量計測を行い,本邦においてもこの評価が妥当であるか否か,および2点計測法と3点計測法のどちらが,より妥当な手法であるかを検証した.本研究は単一施設の横断研究で,37名を対象とした.3点計測法は,各手の測定値を体幹部の測定値で減じた上で,左右手の活動量比や活動時間比を算出した.その結果,2点計測法と3点計測法…
花田 恵介 神経心理学 35 (3), 124-133, 2019-09-25
<p>頭頂弁蓋の内側面にある第二体性感覚皮質や,後部島皮質を損傷した患者の多くに,温冷覚や痛覚の著しい障害が生じる.生じる障害は,温冷覚と痛覚とでそれぞれ程度や性質が異なりうる.また,刺激が強くても知覚できないという状態だけでなく,痛み刺激を知覚でき程度の評価もできるのに逃避反応や情動反応が起こらない状態や,温冷刺激を痛みとして感じてしまい温かいとか冷たいとかは感じない状態などが起こりうる.これ…
平山 和美 神経心理学 35 (3), 122-123, 2019-09-25
坂本 和貴, 平山 和美 神経心理学 35 (3), 153-160, 2019-09-25
<p>身体パラフレニアとは,病巣と反対側の麻痺した身体部位に対して,他の誰かの体の一部であると主張する症状である.右半球損傷で起こることが多く,責任病巣としては島,視床やその周辺の白質,前頭葉内側が重視される.多くの場合,片麻痺の病態失認,半身無視,重度の体性感覚障害の3つを伴う.しかし,片麻痺の病態失認とは二重解離し,半身無視のない症例や重度の体性感覚障害のない症例の報告もある.片麻痺の病態失…
千葉 登 作業療法ジャーナル 53 (8), 752-757, 2019-07-20
齋藤, 美華, 村崎, 志保, 川原, 礼子, 佐藤, 千穂 山形保健医療研究 (22) 1-12, 2019-03-31
高齢者の「予想される死」の援助場面における「呼吸停止確認」の現状についてグループホーム(認知症高齢者グループホーム;以下GHとする)の看護師に郵送質問紙調査を実施し、9人から回答を得た(回答率6%)。自由記載について質的分析を行った。 「呼吸停止確認」をしている看護師は2人、していない看護師は5人であった。「呼吸停止確認」をしている看護師の看護師による「呼吸停止確認」に「賛成である」理由のカテゴ…
遠藤, 恵子, 片桐, 智子, 芳賀, 真理, 菅井, 憲子, 今野, 恵利子, 阿部, さゆり, 鎌田, 美千子 山形保健医療研究 (22) 13-24, 2019-03-31
...山形県立保健医療大学と山形県立中央病院との連携に関する意識と課題を、無記名質問紙調査により明らかにした。大学看護学科教員26人と病院看護師643人に調査用紙を配布し、それぞれ13人、434人から回収した。 大学教員は「教員が看護師の大学院進学相談」「看護師が大学の施設利用」「看護師が学生の実習指導」をとても必要と考え、「看護師と一緒に研究」「病院で開催する勉強会に参加」を希望していた。...
山田, 香, 遠藤, 和子 山形保健医療研究 (22) 25-35, 2019-03-31
【目的】 本研究は、臨地実習指導者の視点から、地域包括ケアの拠点病院をフィールドとした総合看護学実習Ⅰ(成人慢性期看護学領域・地元医療福祉コース)における看護学生の実践者としての成長を明らかにするものである。 【方法】実習中に臨地実習指導者4名にインタビューを行ない、実習後、フォーカスグループインタビューを8名に行なった。インタビュー内容は質的帰納的に分析した。【結果】学生の実践者としての成長に…
三和 真人, 雄賀 多聡, 竹内 弥彦, 大谷 拓哉, 藤尾 公哉, 小川 真司, 真壁 寿 千葉県立保健医療大学紀要 10 (1), 1_113-1_113, 2019-03-31
<p>(緒言)</p><p> ヒトの歩行には一定のリズムを刻んでいるようで,実際は刻んでいない.心拍数リズムと同様な非規則性(非周期運動)が存在する.高齢者の歩行の顕著な1つの例を考えると,関節変形,筋萎縮や立位姿勢の異常など様々な転倒要因を包含していることが考えられる.特に体重心を前後移動させる推進力減少に加え,脊柱の柔軟性(左右・上下方向)が低下し,移動能力に必要な運動機能低下が亢進するもの…
平山 和美 神経心理学 35 (1), 11-19, 2019-03-25
<p>神経心理学の魅力をお伝えするために,私が関わって知的な興奮をおぼえた研究の例を挙げた.研究の多くが一人の患者と出会い,びっくりし,不思議に思ったことから始まった.無視や失読はないのに横書き文を読み誤る患者に会い,半盲性難読と呼ばれる病態であることを知った.頭頂葉上部に病変のある患者が「歩くとき左に曲がってしまう」と訴える理由が,オプティックフローの認知障害であることが分かった.ある視覚型A…
佐藤 寿晃, 鈴木 康平 形態・機能 17 (2), 65-72, 2019
<p>健常者を対象にビンおよびペットボトルの蓋形状の違いが把持パターンと最大開閉力に与える影響について調査した。対象は健常成人40名(男性20名、女性20名)であった。利き手を対象とした。測定課題は、基礎データとして握力、指腹ピンチ力、指先ピンチ力、側方ピンチ力とした。把持パターンはビンで2パターン、ペットボトルで3パターンに分類した。それぞれの把持パターンについて最大開閉力を測定した。その結果…
新宮 洋之, 安保 寛明 日本看護科学会誌 39 (0), 270-277, 2019
<p><b>目的:</b>看護師を対象に,構造的エンパワメントと情動的コミットメント,ワーク・エンゲイジメントの関係を明らかにする.</p><p><b>方法:</b>東北地方のA県ならびに政令指定都市B市内の病院に勤務する看護師を対象に,質問紙調査を行った.</p><p><b>結果:</b>構造的エンパワメントから情動的コミットメントならびにワーク・エンゲイジメントには,それぞれ有意な正のパスが…
DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献4件 参考文献10件
半田 直子, 下重 里江, 目黒 和子, 黒澤 美枝子 自律神経 56 (3), 175-184, 2019
<p>背部への軽擦または温熱刺激が心拍数におよぼす影響とその自律神経機序を若年健常女性で検討した.刺激は腹臥位にて①タオル上からの軽擦,②温タオル上からの軽擦,③タオルのみの静置の3種類をランダムに加えた.軽擦刺激では心拍数と心拍変動解析によるLF/HFとnormalized LF(LFnu)が減少し,副交感神経活動指標のnormalized …
志鎌 瑶, 早坂 恵利, 赤塚 清矢, 真壁 寿 東北理学療法学 31 (0), 27-32, 2019
<p>【目的】運動耐容能と副交感神経活動の関わりについて明らかにすること。</p><p> 【方法】若年健常成人30名を対象とした。自転車エルゴメーターによるランプ運動負荷試験(20w/分)を行い,心拍数(HR),呼気ガス分析により嫌気性代謝作業閾値(AT),酸素摂取量を測定した。心電図波形から高速フーリエ変換によるスペクトル解析を行い,高周波成分(HF),低周波成分(LF)を算出した。</p><…
早坂 恵莉, 志鎌 瑶, 赤塚 清矢 東北理学療法学 31 (0), 53-58, 2019
<p>【目的】 医療系大学生は医療や健康に関する関心が高く,良好な生活習慣の維持に努めていると予測され,行動変容ステージは高位であると予測される。今回,医療系大学生を対象に,身体活動量,運動耐容能,生活習慣および行動変容の指標を用い評価した。</p><p>【対象】 A大学保健医療学部の理学療法学科,作業療法学科,看護学科に在籍する学生30名(男性15名,女性15名)</p><p>【方法】 …
齋藤 美華, 村崎 志保, 川原 礼子, 佐藤 千穂 老年看護学 24 (1), 59-68, 2019
<p> 高齢者の「予想される死」の援助場面における「呼吸停止確認」の現状について訪問看護師に郵送質問紙調査を実施し,122人から回答を得た.</p><p> 医師不在時に「呼吸停止確認」をしている訪問看護師は69人,していない訪問看護師は53人であった.看護師による「呼吸停止確認」に「賛成である」と考えている人は40人(32.8%)であり,「呼吸停止確認」をしていないが「すべきと考える」3人(2…
大高 明夫, 隅谷 政, 平山 和美 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 38 (4), 429-436, 2018-12-31
<p> 右の側頭葉内側面と, 両側の前頭頭頂葉上部および後頭葉の梗塞後に, 着座の障害を呈した症例を報告する。本例の着座障害の特徴は椅子の手前に座ってしまい, 座るときの体の向きが決められた正しい方向からずれることであった。手前に座る症状は, 食器の手前や奥をつかむ誤り, 奥行き推定の誤り, 「距離感がわかりにくい」という内観から, 距離判断障害によると考えられた。座る方向のずれは, …
DOI Web Site 参考文献1件
上田 将也, 由利 拓真 作業療法ジャーナル 52 (13), 1364-1365, 2018-12-15
寒河江, 豊昭, Sagae, Toyoaki 地域連携・研究推進センター活動報告書 (4) 43-48, 2018-11
平山 和美 高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 38 (3), 347-353, 2018-09-30
<p> 近年, ヒトの大脳における視覚情報処理には大きく分けて腹側の流れ, 腹背側の流れ, 背背側の流れの 3 つの経路があると考えられている。背背側の流れは, 上頭頂小葉や頭頂間溝に向かい, 対象の位置や運動, 形を分析して, 対象に向けた行為の無意識的なコントロールに関わる。化学療法後に脳症を起こした右利き女性症例について報告する。病巣には, …
平山 和美 神経心理学 34 (3), 227-234, 2018-09-25
<p>Rizzolattiらは視覚情報処理の3つの流れのモデルを提唱した.腹側の流れ,腹背側の流れ,背背側の流れである.背背側の流れは,頭頂間溝や上頭頂小葉に向かい,対象の位置や運動,形を分析して,対象に向けた行為の無意識的なコントロールに関わる.背背側の流れの病変では,視覚性運動失調,把握の障害や自己身体定位障害が起こりうる.ここでは,これまでヒトの頭頂間溝損傷の結果としては報告されたことのな…
渡部 美穂, 加藤 沙織, 高橋 俊章 東北理学療法学 30 (0), 44-50, 2018-09-01
<p>【目的】端座位での骨盤運動が身体の柔軟性増加と安定性向上に与える要因を明らかにすることを目的とした。 </p><p>【対象】対象は健常成人22名とした。 </p><p>【方法】骨盤運動は,骨盤前後傾・側方傾斜・回旋運動を各10回ずつ2セット行った。測定項目は,柔軟性の評価として,指床間距離(以下,FFD),大腿後面・下腿後面・腰背部の筋硬度と皮膚可動性,体幹ROM,脊柱可動性を,安定性の評…
加藤 直也, 中野渡 達哉, 中川 響子, 奥山 哲平, 坂井 一哉, 大泉 龍太郎 東北理学療法学 30 (0), 6-12, 2018-09-01
<p>【目的】基本動作能力を評価するスケールであるAbility for Basic Movement ScaleⅡ(ABMSⅡ)を用いて大腿骨近位部骨折術後患者の急性期病院退院時における基本動作能力とADL能力の関連性を明らかと</p><p>する。</p><p>【対象】2016年4月1日~12月31日に,当院整形外科に大腿骨近位部骨折の診断にて入院,手術適応となり,重篤な合併症等なく理学療法を…