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川島 重成 人文科学研究 : キリスト教と文化 (46) 169-205, 2015-03-31
「戦さは男の仕事、このイリオスに生を享けた男たちの皆に、とりわけ てわたしにそれは任せておけばよい。(6. 492-3)」――これはヘクトルが 妻アンドロマケに、「機を織れ」と勧告した直後に発したあまりにも有名 なセリフである。機を織るのは女性の典型的な仕事であり、戦さは男性に 課せられた固有の役目だというのである。しかし『イリアス』第6 歌の有 …
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川島 重成 人文科学研究 (キリスト教と文化) (45) 1-25, 2014-03-31
ソポクレスの悲劇『オイディプス王』(前429 年頃)と『コロノスのオ イディプス』(前406 年、ただし前401 年上演)において、オイディプスは <時>をどのように生きたか。 『オイディプス王』1213-1215 行を、筆者はKamerbeek の注解に示唆さ れて、岡道男訳を修正して、次のように訳する。 望まぬあなたを見出した、すべてを見ている<時>が、 …
川島 重成 人文科学研究 : キリスト教と文化 (43) 51-75, 2012-03-31
『イリアス』第6 歌におけるグラウコスとディオメデスの出会い(一騎 討ちならぬ一騎討ち)のエピソード(119-236)は、さまざまな解釈上の 問題を含む。本稿はそれらの諸問題、とりわけグラウコスの死生観をめぐ る一考察である。 ディオメデスはギリシア勢の名だたる英雄であるのに対して、トロイア 勢に付くグラウコスはほとんど無名の若者である。因果応報の戒めを語り …
永田 竹司 新約学研究 40 (0), 63-67, 2012
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川島, 重成 大妻比較文化 : 大妻女子大学比較文化学部紀要 = Otsuma journal of comparative culture 11 2-10, 2010
type:P(論文)
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川島 重成 人文科学研究 (キリスト教と文化) (39) 47-72, 2008-03-31
報復の正義は現代においても未解決の問題である。古代ギリシア人はこ の問題にどのように対処したか ―― これを問い直すことで、ギリシア文学 における「人間とは何か」を考える。 ギリシア語の〈ディケー〉=正義は、端的に「報復」を意味する。し かも人間社会のみならず、自然界をも貫く原理であり、人間の振舞いを見 張る力として女神〈ディケー〉ともなる。 …
青野, 太潮 西南学院大学神学論集 65 (1), 1-35, 2008-03
昨年度(二〇〇六年度)後期には、私は講義・ゼミ、そしてさまざまの大学内の職務から解放される国内研究を与えられましたので、私のいない教授会で決まりましたこの二〇〇七年度の開講講演の担当は、当然の義務として受けさせていただきました。そして、二〇〇七年三月にもたれました昨年度の「卒業生のための神学シンポジウム」では、私の「十字架の神学」に対する天野有教授および片山寛教授の批判が展開され、それに対して私…
川島 重成 西洋古典学研究 55 (0), 187-189, 2007
橋本 隆夫 西洋古典学研究 54 (0), 119-121, 2006
記事種別: 書評
西村 賀子 西洋古典学研究 52 (0), 108-111, 2004
川島, 重成 大妻比較文化 : 大妻女子大学比較文化学部紀要 = Otsuma journal of comparative culture 4 52-59, 2003
田中, 利光, Tanaka, Toshimitsu 北星学園大学文学部北星論集 (39) 76-73, 2002-03
川島 重成 新約学研究 30 (0), 48-52, 2002
加藤 隆 日本の神学 2001 (40), 86-93, 2001-10-25
川島, 重成 西洋古典論集 別冊 74-77, 2001-01-31
この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
HANDLE
廣石 望 新約学研究 29 (0), 51-55, 2001
中務 哲郎 西洋古典学研究 41 (0), 105-107, 1993
記事分類: 学術・文化--書評--芸術・文学・語学
野町 啓 西洋古典学研究 27 (0), 133-136, 1979
記事分類: 学術・文化--書評--芸術・文学・語学 ; 学術・文化--書評--歴史・地理・哲学・心理学・宗教
川島 重成 西洋古典学研究 26 (0), 34-44, 1978
According to E. R. Dodds, the two kinds of αιδω&b.sigmav; which Phaedra describes(lines 385-6)as good and bad are referred respectively to the αιδω&b.sigmav; in 244 and that in 335. The former …
川島 重成 人文科学研究:キリスト教と文化 11号 31-55, 1976-12-20
記事分類: 文学・語学--欧米文学--その他の欧米文学
川島 重成 西洋古典学研究 13 (0), 25-32, 1965
<p>Homeric similes were developed into something different from similes in the ordinary sense of the word The swell of the sea gathered together in a crest ana broken on a sounding beach (cf IV …