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検索結果 313 件

  • 学部生に伝える研究最前線

    河野, 優, 尾中, 敬, 左近, 樹, 石河, 孝洋, 常行, 真司 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 55 (1), 5-7, 2023-05-20

    地球温暖化がマリモに与える影響/現世に至る元素の流転/大きなスピン流を生み出す直方晶タングステン

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  • トピックス

    常行, 真司, 岡, 良隆, 田中, 培生 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 52 (3), 11-13, 2020-09-20

    JSR・東京大学協創拠点CURIE/海のショーケースをもつ三崎臨海実験所教育棟/理学部イメージコンテスト2020「理学の美」

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  • データ科学と計算・実験の連携による物質・材料研究

    常行 真司 表面科学学術講演会要旨集 2018 (0), 1-, 2018

    物質・材料研究において、実験データベースや計算機シミュレーションで得られる大量データの機械学習を用いて研究開発を行う、いわゆるマテリアルズインフォマティクスが注目されている。日本では、JSTさきがけやNIMSのMI2I等のプロジェクトで研究が進められている。本講演では、さきがけでの成果を中心に、この研究分野の現状を概観する。

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  • 励起子光学トラップ実現可能性のGW+BSE法による理論的予測

    加藤 洋生, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 1364-1364, 2017

    <p>冷却原子系では光学Stark効果を利用して原子のエネルギー準位のシフトを起こし、光格子を実現する。本研究では、冷却原子系のアナロジーとして固体中の励起子光学トラップを提案する。光学ポテンシャルの深さは準位間の遷移双極子モーメントにより制限される。そこで本講演では、これを単層遷移金属ダイカルコゲナイドなど励起子束縛エネルギーが巨大な系について計算し、励起子光格子系の実現可能性について議論する…

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  • 重ね合わせ最適化法と構造決定への応用

    足立 大樹, 辻本 直人, 藤堂 眞治, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2842-2842, 2017

    <p>極小点が共通である事が既知である複数の評価関数を最適化する場合、それぞれの評価関数で交互に最適化を行う、またはそれぞれの評価関数を組み合わせた評価関数について最適化を行う、という手法がよく用いられている。我々は、これらの手法とは異なる最適点探索手法を開発した。今回の講演では、我々の手法の詳細を述べるとともに、古典力場とX線回折データを用いた結晶構造推定への応用例を示す。</p>

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  • 非調和性を段階的に考慮した第一原理計算によるScF<sub>3</sub>の負熱膨張の解析

    大庭 悠輔, 只野 央将, 明石 遼介, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2687-2687, 2017

    <p>ScF_3は広い温度領域にわたり大きな負の熱膨張率を示すことから盛んに研究されているが、熱膨張率を第一原理計算で再現する為にはポテンシャルの非調和性を考慮することが必要だと示唆されている。そこで今回の発表では非調和性を段階的に考慮した第一原理計算の結果を解析することで得られた擬調和近似の問題点と各次数の非調和性の寄与の大きさや特徴について紹介する。</p>

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  • ルチルTiO<sub>2</sub>の酸素欠陥と複数の不純物水素

    吉澤 香奈子, 岩崎 誉志紀, 合田 義弘, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2660-2660, 2017

    <p>TiO_2中に複数の不純物水素などがあるときの結晶構造を第一原理計算によって調べ、ミュオンスピン回転・緩和・共鳴(μSR)実験結果と比較し、酸素欠陥との関係を議論する。</p>

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  • Ga添加型Nd-Fe-Bの第一原理的研究

    立津 慶幸, 常行 真司, 合田 義弘 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2548-2548, 2017

    <p>Nd-Fe-B磁石における材料組織界面近傍のGaがNd_2_Fe_14_B主相の電子状態及び磁気状態にどのような影響を及ぼすのかを評価すべく、主相Nd_2_Fe_14_B、副相Nd_6_Fe_13_Gaの界面モデル構造に対する第一原理計算を行った。第一原理計算プログラムとして、擬原子基底を用いたOpenMXを使用した。計算の結果、表面モデルで強い面内異方性を示すNdに比べ、Nd_6_Fe_…

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  • 分割統治電子状態計算法の開発とハイブリッド汎関数への適用

    山田 俊介, 下條 冬樹, 明石 遼介, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 3052-3052, 2017

    <p>第一原理計算の計算コストは,系が巨大になるにつれて激増する.この問題に対処するために多くのオーダーN法が考案されているが,その内の一つに分割統治法がある.分割統治法は全エネルギーや原子間力を高速で計算できる手法であるが,スペクトル計算ができないと言う弱点があった.我々は分割統治法の一種であるLDC-DFT法をスペクトル計算が可能な形式に拡張した.また,本手法をハイブリッド汎関数に適用し,計…

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  • 定年退職者の方々を送る

    青木, 秀夫, 常行, 真司, 岩上, 直幹, 星野, 真弘, 木村, 学, 井出, 哲, 中村, 栄一, 小林, 修, 浜垣, 秀樹, 郡司, 卓, 蓑輪, 眞, 駒宮, 幸男, 村上, 隆, 小暮, 敏博, 稲田, 敏行, 伊藤, すい子 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 47 (6), 4-11, 2016-03-20

    物性物理学 : 38年間のオデッセー/金星へカメラを飛ばした : 完結までまだまだ編/激動とともに/万事塞翁が馬/研究を始めた頃/定年と卒業/大学を去るにあたって/38年間の思い出を振り返って/バウムクーヘンをめざして

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  • 核磁気共鳴ケミカルシフトの局所的寄与への分割および第一原理計算

    佐藤 暢哉, 明石 遼介, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2670-2670, 2016

    <p>プロトン核磁気共鳴ケミカルシフトは水素原子周辺の電子状態によって値が変化する.分子中ではH+のケミカルシフトは正,H−は負になることが知られている一方,固体中ではH−でも正になる.この違いが生じる原因を解明するため,ケミカルシフトを実空間の各領域からの寄与へ分割する手法を開発した.講演では分子中・固体中の水素について、各原子や原子間領域等からの全ケミカルシフトへの寄与について論じる.</p>

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  • ダイアモンドにおけるPolyexciton安定化機構の数値的検証

    加藤 洋生, 薄倉 淳子, 明石 遼介, Varga Kálmán, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1418-1418, 2016

    <p>Polyexciton(PE_N)は励起子のN体束縛状態である。一般に単位電荷を持つ2成分量子少数体系の束縛状態の安定性は自明ではなく、例えば数値計算からポジトロニウムの3量体の束縛は否定されている。一方、間接ギャップ半導体では電子のバレー自由度と正孔の縮退したバンド自由度がPauli斥力を緩和し、PE_Nを安定化することが予想されてきた。本講演では、Correlated …

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  • ScF<sub>3</sub>におけるフォノンの非調和効果と負熱膨張に関する第一原理的研究

    大庭 悠輔, 只野 央将, 明石 遼介, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2583-2583, 2016

    <p>ScF_3_は広い温度領域にわたり大きな負の熱膨張率を示すことから盛んに研究されている。しかし過去に擬調和近似を用いて計算された熱膨張率理論値はグループごとに大きく異なっている。一方で、4次の非調和効果が負の熱膨張率に大きく寄与することが先行研究で示唆されている。 本講演では原子核ポテンシャルの4次の非調和項までを考慮した第一原理計算手法を用いて熱膨張率を計算し、非調和性の寄与の大きさにつ…

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  • I型クラスレートにおけるラットリングフォノンと熱伝導率の温度・体積依存性の第一原理計算

    只野 央将, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1562-1562, 2016

    <p>I型クラスレートの格子熱伝導率は極めて小さく、ゲスト原子が籠状構造の非中心位置を占めるoff-center系では低温でガラス的な温度依存性を示すことが知られている。低い熱伝導率の背景にはラットリングフォノンと音響フォノン間の強い非調和相互作用があることが明らかにされているが、ガラス的な温度依存性の起源は十分に理解されていない。本発表では新たに開発した自己無撞着フォノン計算法を用いてラットリ…

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  • 金属における非熱的アブレーションの第一原理的研究

    田中 悠太, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1369-1369, 2016

    <p>近年、Wなどの金属において高温の電子温度(約2 eV)において安定状態が消失し、結晶構造を保てなくなることが有限温度密度汎関数理論に基づく第一原理計算によって示された。しかし、その原因について充分な議論は未だなされていない。本講演では、この安定点の消失の原因を議論する。具体的には、体積変化によるフェルミエネルギー付近の電子状態の変化による、電子エントロピーの利得から議論する予定である。</…

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  • 平面波基底トランスコリレイティッド法の固体ZnOへの適用

    越智 正之, 有田 亮太郎, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2671-2671, 2016

    <p>ジャストロウ・スレイター型の多体波動関数を用いて固体中の電子相関効果を取り扱う第一原理手法であるトランスコリレイティッド法をZnOに適用した。Znの3d, 4sまたOの2p軌道といった、局在性の強い軌道から弱い軌道までの相対関係が従来手法と比べて改善していることが明らかになった。あわせてHartree-Fock法等を用いて描いたバンドとの比較についても議論する。</p>

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  • スピン揺らぎ効果を取り入れた超伝導転移温度の第一原理計算

    堤 建太朗, 河村 光晶, 明石 遼介, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2668-2668, 2016

    <p>s波超伝導体においては, スピン揺らぎによる相互作用は一般にクーパー対形成を妨げる働きをする。しかし, これまでの超伝導の第一原理計算においては, この効果は定量的に考察されてこなかった。 本講演では, 超伝導密度汎関数理論(SCDFT)にスピン揺らぎの効果を取り込む拡張を行い, これを用いてスピン揺らぎの効果が大きいと思われる遷移金属について, T_C_を解析する。</p>

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  • 高圧下硫化水素超伝導体におけるマグネリ相と低Tc-高Tc相変態

    明石 遼介, 佐野 航, 有田 亮太郎, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 1646-1646, 2016

    <p>2014年末発見された高圧下硫化水素における超伝導現象は,H2Sではなく加圧によって生成するH3S相が高いTcをもたらしているということがわかってきたが,その転移温度の特異な圧力依存性の起源は未だに明らかでない.我々は原子数個程度の厚みのH2S層とH3S層が折り重なった構造相がH2SとH3Sへの完全相分離とほとんど同じ形成エンタルピーを持つことを第一原理計算により示した.講演ではこれらの相…

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  • 粉末X線実験データと第一原理計算を組み合わせた構造推定手法の開発

    足立 大樹, 藤堂 眞治, 常行 真司 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 2901-2901, 2016

    <p>リートベルト法などの実験から得られるデータを用いて実際の構造を調べる方法は、構造決定においてよく用いられる手法であるが、非物理的な構造が多く現れてしまうなどの問題がある。一方、第一原理計算や分子動力学法による理論的な構造予測にも局所最適な構造が現れてしまうなどの問題があり、第一原理的に物質の構造を推定することは困難な場合が多い。我々は、X線回折データの解析とシミュレーション結果を組み合わせ…

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  • 第一原理計算による微量元素添加型Nd<sub>2</sub>Fe<sub>14</sub>Bの磁気異方性解析

    立津 慶幸, 常行 真司, 合田 義弘 日本物理学会講演概要集 71.2 (0), 937-937, 2016

    <p>Nd-Fe-B磁石における材料組織界面近傍の微量元素がNd_2Fe_14_B主相の電子状態及び磁気状態にどのような影響を及ぼすのかを評価すべく、Nd_2_Fe_14_Bに第4周期元素を添加したバルクおよびスラブモデルの第一原理計算を行った。第一原理計算プログラムとして、擬原子基底を用いたOpenMXを使用した。計算の結果、種々の原子でFeの4cサイトを置換することは生成エネルギーの観点から…

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  • 理学の現場 第2回

    常行, 真司, 平野, 博之 東京大学理学系研究科・理学部ニュース 45 (2), 10-11, 2013-07

    理化学研究所「京(けい)」コンピュータ/水田圃場 : モデル植物イネの栽培と遺伝学研究の場

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  • 京コンピュータが拓く高圧力の物質科学

    常行 真司 高圧力の科学と技術 23 (2), 88-93, 2013

      In this article, recent advances in computational materials science accelerated by K computer and high-performance computing infrastructures are reviewed. Exponentially growing computer power …

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  • 第一原理計算

    常行 真司 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2012.1 (0), 18-18, 2012-02-29

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  • 磁性元素が関与しない磁性? : 界面・点欠陥の役割を予測(最近の研究から)

    合田 義弘, 押山 淳, 常行 真司 日本物理学会誌 66 (11), 836-840, 2011-11-05

    磁性は実験・理論共に歴史の深い研究分野であるが,その研究対象は今なお広がりを見せ続けている.磁性元素を用いずに磁性を発現させる事は基礎的に興味深く,磁性のさらなる理解に寄与する事が期待される.また,原子スケールで制御されたナノ構造の重要性は磁性研究においても今後益々高まると予想される.本稿では界面や点欠陥といった原子スケールの低次元構造によって発現しうる磁性に関する,第一原理電子状態計算による物…

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  • ドナー元素ドープによるBaTiO3の強誘電性消失に関する第一原理計算

    岩崎 誉志紀, 鈴木 利昌, 水野 洋一, 常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011S (0), 485-485, 2011

    BaTiO3は室温でTetragonal相を有する典型的な強誘電体酸化物であるが、その強誘電性は様々な条件(欠陥・不純物、応力、微粒子化、など)によって強く影響を受ける事が知られている。特に自由電子が存在する条件下では分極が遮蔽されることによって強誘電性は抑制されると考えられているが、実験的な電子ドープには必ずドナー・ドーパント(酸素欠陥、Nb5+ at Ti4+ …

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  • BaTiO<SUB>3</SUB> の還元処理過程で生じる欠陥種の第一原理計算

    岩崎 誉志紀, 水野 洋一, 常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2011F (0), 682-682, 2011

    水素含有雰囲気下での加熱処理はペロブスカイト系酸化物の単結晶やセラミックスに対する還元処理として広く行われている実験手法であり、この処理により酸素空孔(V<SUB>O</SUB><SUP>2+</SUP>)や水素(H<SUP>+</SUP>)等のドナータイプの欠陥・不純物が生成すると考えられている。我々が行った第一原理計算の結果もこれらの一般的な結論を裏付けているが、さらに検討を進めると水素存在…

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  • 表面吸着系の第一原理計算:単分子吸着からナノパターン形成まで

    常行 真司 表面科学学術講演会要旨集 28 (0), 45-45, 2008

    密度汎関数法に基づく第一原理電子状態計算および第一原理分子動力学法は、さまざまな実験手法と組み合わせることによって、固体表面への分子吸着状態や吸着機構の理解に大きな力を発揮する。本講演ではNi表面へのSO<SUB>2</SUB>分子吸着,Si表面への有機分子吸着,N/Cu表面のナノパターン形成など,実験グループとの共同研究を通じて明らかにしてきた表面吸着系の特徴とその物理的起源について紹介する。

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  • 第一原理計算によるペロブスカイト型酸化物へのアプローチ

    岩崎 誉志紀, 鈴木 利昌, 岸 弘志, 常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2006F (0), 10-10, 2006

    ペロブスカイト型酸化物の電子状態は、結晶場による3d軌道の分裂を出発点とすることにより、欠陥の発生や遷移金属ドーピングが行われた場合の電子構造の変化を系統的に理解することが可能である。今回は電子状態計算からペロブスカイト型酸化物材料を理解する取り組み全般と、我々の検討によって明らかになったSrTiO3,BaTiO3中の不純物や欠陥構造の興味深い特徴について報告する。

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  • 第一原理計算の現状と可能性

    常行 真司 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2005 (0), 98-98, 2005

    密度汎関数理論(DFT)に基づき,固体電子系の基底状態エネルギーと電子分布を連続空間で第一原理から定量的に計算する,いわゆる第一原理計算は,原子スケールのミクロな情報を実験と独立に得られる手法として,物質科学の研究に欠く事ができない理論計算手法となっている。とくにカーとパリネロが1985年に開発した,第一原理分子動力学法(カー・パリネロ法)は,複雑な物質の第一原理構造シミュレーションを可能にした…

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  • 第一原理電子状態計算を用いた誘電材料研究

    常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2005F (0), 406-406, 2005

    実験パラメータを用いない第一原理電子状態計算は,原子スケールのミクロな情報を実験と独立に得られる理論計算手法として,物質科学の研究に欠く事のできない手法となりつつある。とくに誘電体の分野では,過去10年余りの間に基礎理論における重大な進展があり,大きな展開を見せている。この講演では誘電体の第一原理電子状態計算の基礎理論を解説し,誘電材料研究における最新の応用例を紹介する。

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  • BaTiO3中にドープしたMnの第一原理電子状態計算

    岩崎 誉志紀, 鈴木 利昌, 茶園 広一, 常行 真司 日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2005F (0), 275-275, 2005

    BaTiO3中にドープしたMnについて、酸素欠陥の生成による電子状態の変化を第一原理計算により計算した。MnはTiサイトを安定に置換し酸素欠陥が無い場合は+4価になる。この場合、3つの3d電子は(t2g)3に揃う事が示された。酸素欠陥の生成により系に放出された2個の電子は主にMnの3d軌道にトラップされるが、Mnの電子構造は酸素欠陥の位置によって異なる。Mnに対して最近接酸素欠陥が発生した場合は…

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  • 水素-境界領域の物質科学(第48回物性若手夏の学校(2003年度),講義ノート)

    常行, 真司 物性研究 81 (5), 749-760, 2004-02-20

    宇宙存在度がとびぬけて大きい水素は、水や有機物を構成して水素結合という特別な分子間結合を担うほか、さまざまな物質に不純物として入り、金属の水素脆性や不純物水素による半導体の不活性化といった興味深い現象を引き起こす。これら水素が関係する現象の多くで、軽い水素原子核の量子揺らぎによる同位体置換が見つかっている。一方、実験的研究という観点では、内殻電子を持たず電子密度の小さい水素は、構造(位置)決定が…

    NDLデジタルコレクション HANDLE Web Site

  • Si(100)表面へのエチレンの環化付加反応における前駆状態の直接観測

    梅山 裕史, 長尾 昌志, 向井 孝三, 山下 良之, 吉信 淳, 赤木 和人, 常行 真司 表面科学講演大会講演要旨集 24 (0), 148-148, 2004

    我々は、低温で高分解能電子エネルギー損失分光法を用い、Si(100)c(4x2)表面へのエチレン環化付加反応に対する吸着前駆状態の直接観測に成功し、求電子的なシリコンダウンダイマーに弱く結合したπ錯体型の準安定前駆状態であると同定した。実験よりこの前駆状態からdi-σ化学吸着種への活性化障壁は0.2eVと見積もった。また、第一原理計算もこの実験結果を支持している。

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  • 軟X線発光分光法によるSiO2/Si界面電子状態のサイト選択的観測

    山下 良之, 山本 達, 向井 孝三, 吉信 淳, 原田 慈久, 高田 康孝, 辛 埴, 赤木 和人, 常行 真司 表面科学講演大会講演要旨集 24 (0), 110-110, 2004

    SiO<sub>2</sub>/Si界面物性はデバイスの電気的特性に重要な影響をおよぼす。しかしながら、界面の電子状態に関しての報告はほとんどない。本研究では界面に選択的に吸収する軟X線を入射し、その界面から発光する軟X線を分光することにより界面の価電子帯の電子状態を直接観測した。また、界面の化学環境の異なる電子状態も分離して観測することにも成功した。

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