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検索結果 101 件

  • 1 / 1

  • 層序学上の人新世の開始年代

    加 三千宣 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 97-, 2023

    ...., 2023)、及び全球に分布する年単位で年代決定された年縞堆積物、サンゴ、年輪、氷床コアのみに基づいた267のプロキシ記録に基づき、Great Acceleration開始の正確な年代はいつなのか、人新世の始まりは層序学的にどう定義されるべきかについて議論する。</p>...

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  • 地面の下のたからもの

    サイエンスポータル編集部 サイエンスウィンドウ 17 (1), n/a-, 2023

    ...</p> <p><b>【目次】</b></p> <p>CHAPTER 01 琥珀の新たな付加価値を求めて</p> <p>CHAPTER 02 地熱を活用してワクワクできる社会を</p> <p>CHAPTER 03 森林生態系を支える菌根菌ネットワーク</p> <p>CHAPTER 04 湖底に眠る年縞から過去の気候変動を探る</p> <p>COLUMN 郊外にも学びはたくさん 食事と私たちの暮らし...

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  • 科学ジャーナリスト賞2023 講評

    大隅 典子, 浅島 誠, 相澤 益男, 村上 陽一郎, 白川 英樹 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2023 (107), 6-, 2023

    ...><p> 新たな研究不正を明らかに</p><p> (東京大学名誉教授 浅島誠</p><p><b>巽 好幸 「美食地質学」入門</b></p><p> なぜ和食は美味なのか</p><p> (科学技術国際交流センター会長 相澤益男</p><p><b>読売新聞 情報パンデミック</b></p><p> 誰もが発信源というメディア</p><p> (東京大学名誉教授 村上陽一郎</p><p><b>特別賞 福井県年縞博物館...

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  • 優秀賞は毎日新聞など3点

    滝 順一 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2023 (108), 2-, 2023

    ...常設展」</b></p><p><b> 展示を見て科学に関心を持つ人が増えてほしい</b></p><p> 吉田昌弘さん(福井県年縞博物館館長)、山根一真さん(同館特別館長)</p>...

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  • 徳之島産トゥファからのプラントオパール抽出と植生記録

    加藤 大和, 村田 彬, 狩野 彰宏 日本地質学会学術大会講演要旨 2023 (0), 79-, 2023

    ...また、年縞構造と安定酸素同位体カーブの認定により、約1cm/年の成長速度を持つと推定されている。当地のトゥファから、堆積方向に垂直な柱状サンプルを切り出し、さらに厚さ2.5cmごとの12の切片を作成した。各切片の空隙率には差異があり、乾燥重量は10gから20g程度である。まず、トゥファの切片を電気炉で加熱し、基質の炭酸カルシウムを生石灰(酸化カルシウム)とした。...

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  • 諏訪湖堆積物のバイオマーカー分析による古気候復元および堆積環境の評価

    福地 亮介, 沢田 健, 朝日 啓泰, 葉田野 希 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 174-, 2022

    ...<p>[はじめに]近年、湖沼において古環境・古気候復元が広く行われているが、年縞堆積物などの層相が比較的均質の泥・シルト層がおもに研究されている。一方で湖沼は湖水面積の拡大縮小に応じて河川域や湿原などの環境に遷移しやすく、その堆積相・堆積環境が大きく変化する。そのような多様で非定常的な堆積物から古環境・古気候を復元することは難しいながらも、重要な情報源になり得る。...

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  • 鹿児島県徳之島におけるカスケード型トゥファと石筍を用いた過去200年間の古気候解析

    村田 彬, 加藤 大和, 狩野 彰宏 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 183-, 2022

    ...<p>石灰岩地帯の河川で堆積するトゥファは炭酸カルシウムを主成分とし、年縞を持つことから、高解像度の古気候記録媒体として期待されている(Kano et al., 2003; Kawai et al., 2006)。しかし、河川で発達するトゥファを対象とした研究では、トゥファの堆積に伴う流路変化によって記録が数十年を超えず、断続的になるという問題点が指摘されていた。...

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  • 念願の福井県年縞博物館を見学

    佐藤 年緒 日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 2022 (105), 8-, 2022

    ...<p> 3年前(2019年10月)の月例会でノンフィクションライターの山根一眞氏から紹介のあった「福井県年縞(ねんこう)博物館」を、念願叶ってJASTJのメンバーとともに見学できた。同館の特別館長で福井県文化交流顧問も務める山根氏が、コロナの状況をにらみながら時期を定め、10月11日から2日間、現地を案内してくれた。...

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  • 別府湾堆積物は年縞か:表層堆積物と珪藻群集の経年観測に基づく葉理の成因検討

    鈴木 克明, 加 三千宣, 松浦 寿樹, 守屋 和佳 日本地質学会学術大会講演要旨 2022 (0), 101-, 2022

    ...別府湾堆積物の上部には明瞭な葉理が存在しており、年に1セット形成される「年縞」である可能性がKuwae et al.(2013)などにより指摘されていた。もし別府湾堆積物が年縞堆積物であるなら、これらの環境変動復元記録により精密な年代目盛りを挿入し、時間変動の議論や他地域の変動記録との精密対比を行うことが可能になる。...

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  • 福井県北潟湖における夏の水質と珪藻遺骸分布

    香月 興太, 瀬戸 浩二, 北川 淳子 Laguna(汽水域研究) 28 (0), 01-14, 2021-07-15

    Water quality and surface sediment diatom assemblages in Lake Kitagata, Hokuriku region, Japan, were investigated in August 2016. Lake Kitagata is a brackish lagoon complex, separated into several …

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  • 地層から読み解く地球と火星の表層環境の歴史

    長谷川 精 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 171-, 2021

    ...b><u>湖成層から読み解く白亜紀および始新世“温室期”の気候変動</u></b></p><p> 人為起源のCO<sub>2</sub>排出により,AD2200年には大気CO<sub>2</sub>濃度は900ppmを超え,全球平均気温は7.5℃上昇する可能性がIPCCにより指摘されている.近未来の“温室期(Hot house Earth)”における気候変化を予測するために,我々は白亜紀と始新世の年縞...

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  • 徳之島のカスケードトゥファに記録された酸素安定同位体比と太平洋十年規模振動の関係

    村田 彬, 加藤 大和, 狩野 彰宏 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 54-, 2021

    ...内部に緻密な層と孔隙質な層からなる年縞を形成するため、これを用いた年代決定ができる。従来対象とされてきた河川性のトゥファには、トゥファの成長に伴う流路の変化により40年程度しか連続して堆積しないという問題があった。しかし、鹿児島県徳之島の小原海岸には滝からの水の流下地点で成長する石筍状のカスケードトゥファが発達しており、より長期間の古気候記録が期待される。...

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  • 姉川流域せき止め湖の年縞堆積物に分布するヒ素の化学状態と濃集機構

    益木 悠馬, 勝田 長貴, 横山 裕矢, 梅村 綾子, 吉田 英一 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 25-, 2021

    ...<p>姉川(滋賀県東部)上流部には、伊吹山の山体崩壊で生じたせき止め湖(約5000年前)の湖成層が分布し、そこには1年に1枚の縞が刻まれる年縞が発達する。走査型X線分析顕微鏡を用いたµ-XRFマッピング分析から、年縞に沿ったヒ素の分布が見出された。バルク試料の逐次抽出法の結果は、ヒ素の主要な起源はケイ酸塩態(69%)、次いで非晶質硫化物態(16%)であることを示す。...

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  • 鍾乳洞に記録された大規模地震と津波

    吉村 和久, 石原 与四郎, 山内 平三郎, 島袋 綾野, 片桐 千亜紀, 能登 征美, 天日 美薫 第四紀研究 58 (2), 195-209, 2019-04-01

    ...<p>鍾乳洞の天井から滴下する地下水は溶存しているCO<sub>2</sub>が脱ガスすることで,方解石からなる鍾乳石を形成する.このうち,石筍は年10~100µmの速度で上方に成長する.石筍の詳細な分析からは,アジア・モンスーンの活動や地表植生等の様々な長期間の古環境記録が得られるほか,これらが破損した時代からは地震などのイベントも読み取れる可能性がある.鍾乳石の数値年代は,U-Th法や蛍光年縞を...

    DOI Web Site Web Site 参考文献52件

  • 最近10万年間の広域テフラと火山層序に関する年代研究

    奥野 充 地質学雑誌 125 (1), 41-53, 2019-01-15

    ...<sup>14</sup>C年代測定は,水月湖のデータセットを採用したIntCal13の登場によって50cal ka BPまで暦年較正できるようになった.ただし,年縞編年では計数誤差を伴うため,年単位の議論をするには課題が残る.<sup>14</sup>Cスパイクの発見によってB-Tmの噴火がAD 946であることが確定した....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献107件

  • 十和田-中掫(To-Cu)テフラの詳細対比とその分布

    石村 大輔, 平峰 玲緒奈 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 106-, 2019

    ...., 2018),中部〜近畿地方北部にかけても分布することが確認された.加えて,Mclean et al(2018)により水月湖の年縞堆積物中に認められたことで信頼性の高い年代(5986<b>-</b>5899 cal....

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  • 白頭山苫小牧(B-Tm)テフラの精密年代決定の意義

    奥野 充, Okuno Mitsuru 名古屋大学年代測定研究 2 30-34, 2018-03-31

    ...白頭山一苫小牧テフラB-Tmの噴火年代は,年縞編年学や14Cウイグルマッチングなど,これまでも様々な方法で検討されてきた.最近,14Cスパイクマッチングによって,噴火年代がAD946の冬であることが確定した.このAD774-775 14Cスパイク(M12ピーク)の発見は,精密年代決定のための新たな方法をもたらすと共に,地域ごとの14Cオフセットをより明瞭に示す.この事実は,14Cウイグルマッチングが...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 平成28年度名古屋大学総長裁量経費地域貢献事業 : 「樹木年輪・年縞堆積物から過去の太陽活動、地球の古気候を探る」活動報告

    南 雅代, 北川 淳子, 小島 秀彰, 榎並 正樹, 加藤 丈典, 三宅 芙沙, 池田 晃子, 窪田 薫, 栗田 直幸, 吉田 澪代, 椋本 ひかり, 藤沢 純平, 徳丸 誠, 中村 俊夫, 北川 浩之, Minami Masayo, Kitagawa Junko, Kojima Hideaki, Enami Masaki, Kato Takenori, Miyake Fusa, Ikeda Akiko, Kubota Kaoru, Kurita Naoyuki, Yoshida Miyo, Mukumoto Hikari, Fujisawa Junpei, Tokumaru Makoto, Nakamura Toshio, Kitagawa Hiroyuki 名古屋大学年代測定研究 1 170-182, 2017-03-31

    ...年代測定研究部においては、平成28年度総長裁量経費地域貢献事業として、平成28年8月4日(木)と5日(金)の2日間に亘り、小学5年生から中学3年生まで35名を対象とした体験学習「樹木年輪・年縞堆積物から過去の太陽活動、地球の古気候を探る」を実施した。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 北海道藻琴湖における洪水性ラミナの形成過程

    瀬戸 浩二, 香月 興太, 園田 武 日本地質学会学術大会講演要旨 2017 (0), 269-, 2017

    【台風のためプログラム中止】 台風18号により学術大会の一部プログラムが中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地から今回に限りJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「台風のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 東北日本における大山倉吉テフラと山陰1 テフラの降下層準

    山元 孝広 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 68 (5), 223-235, 2017

    ...<p>大山倉吉テフラ(DKP)は,日本列島を広く覆う後期更新世の重要な指標テフラである.しかし,文献に記載されたDKPの降下層準は,特に東北日本と他地域とで年代的なずれがあることが指摘されていた.本研究では,東北日本南部地域でDKPに対比されていたテフラ層の火山ガラスの主成分組成を分析し,水月湖の年縞コアSG06から報告されている火山灰データとの比較を新たに行った.その結果,磐梯山周辺で沼沢水沼テフラ...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献19件

  • 窒素同位体モデルを用いた南極縁辺海における過去2000年間の表層窒素循環変動の解析

    吉川 知里, 近本 めぐみ, Johan Etourneau, Xavier Crosta, 小川 奈々子, 大河内 直彦 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 12-, 2017

    ...東南極ウィルキス・ランド沖のアデリー海において、2010年に詳細な年縞をもつ貴重な海底堆積物が採取されたことを機に、この海域における完新世の海洋環境の高解像度な復元と解析が実施されてきた。この一環として、海氷プロキシーであるChaetoceros属珪藻の休眠胞子やF. CurtaやF. cylindrusの過去2000年間の変動が復元された(Campagne et al. in prep.)。...

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  • 塩原産「木の葉石」の教材化と新たな工夫―20年間の実践を通して―

    相場 博明 地学教育 68 (4), 185-195, 2016

    ...<p>塩原産「木の葉石」は,栃木県那須塩原市にある「木の葉化石園」内に分布する塩原層群から産出する,約30万年前,第四紀中期更新世の保存良好な葉化石である.本稿では,「木の葉石」を用いた20年間の小学校での授業実践を踏まえ,「木の葉石」を含む試料が年縞堆積物であることを活用して,構成物質の違いやその意味を考察するための新たな教材化と化石同定法の改良点,および今後の教材化の可能性について言及する....

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  • フロントランナー 挑む:第50回 湖底の縞模様が語る古代の歴史をひもとく:中川 毅

    日経サイエンス 45 (6), 8-11, 2015-06

    ...福井県にある水月湖の底に積まれた堆積物は季節ごとに中身が変わり周期的な縞模様を描き出すその中身を探ると,古代の出来事が見えてくる 水月湖(福井県若狭町)湖底の堆積物「年縞」が,地球環境の変遷を探る研究で世界の注目を集めている。季節に応じて流れ込む土砂や植物の残骸などがきれいに層状に積み重なり,あたかも大木の年輪のように歴史を刻む...

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  • 時系列解析のための年縞堆積物の特徴を検出する手法の適用 : 蒜山原層の年縞堆積物の軟X線画像を用いた例

    佐々木 華, 齋藤 めぐみ, 小松原 純子, 石原 与四郎 堆積学研究 74 (1), 31-43, 2015

    ...年縞堆積物は,年単位,場合によってはそれ以下の分解能をもち,高解像度の環境記録が得られることから,古くから多くの解析が行われてきた.このような解像度で情報を得るためには,一年ごとの年縞境界を認定し,年縞層厚やその中に含まれる物質の化学組成,微化石などを解析する必要がある.このような年縞境界の認定や層厚の計測は可能な限り客観的な方法が望ましい.年縞境界の認定·計測は,一般に目視や画像を利用した方法が行...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献23件

  • 中部更新統蒜山原層の湖成年縞堆積物に挟在する洪水·斜面崩壊堆積物の堆積相と堆積頻度

    佐々木 華, 石原 与四郎, 佐々木 泰典, 齋藤 めぐみ, 成瀬 元 堆積学研究 74 (1), 45-53, 2015

    ...岡山県真庭市の蒜山原に分布する中部更新世の堰止め湖の堆積物である蒜山原層は年縞珪藻土が特徴である.年縞は各々異なる浮遊性珪藻で構成された明緑色と暗緑色の葉理のセットからなり,多くの重力流堆積物が挟在する.本研究では,挟在する重力流堆積物の堆積相と,年縞層厚およびこれらの層序的変化を検討した.その結果,年縞層厚は珪藻の生産もしくは珪藻殻の大きさの増加を示唆する上方層厚化傾向を示すこと,重力流堆積物は,...

    DOI Web Site Web Site 参考文献14件

  • 水月湖堆積物が記録するアジアダスト輸送の十年スケール変動

    長島 佳菜, 鈴木 克明, 入野 智久, 原 由香里, 多田 隆治, 中川 毅 日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 67-, 2015

    ...アジアダスト輸送の長期変動とその変動要因を解明するため、福井県・水月湖で採取された年縞を持つ堆積物を用いて、過去100年あまりのダスト沈積フラックスの復元を行った。水月湖の堆積物中には、ダスト以外にローカルな砕屑物の寄与が予測されるため、本研究では砕屑物の粒度分析およびXRDを用いた長石のタイプの測定を行い、砕屑物に占めるダストの割合の計算を行った。...

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  • 小川原湖堆積物コア中のSr同位体比と古塩分濃度指標

    豊田 和弘, 米田 成一, 米延 仁志 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 192-, 2014

    ...年縞堆積物コアから、汽水湖の過去数千年間の古塩分濃度変化を復元することができれば、海水準変動や津波の高精度な時間軸での襲来歴について解明することができる。予備的な結果からは、堆積物の中でも「炭酸塩相」中のストロンチウム同位体比の値の変動が、層序学的に記述された堆積環境の変動と大変よく同期しているように見える。...

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  • 水月湖年縞堆積物が示唆する気候変動の原因論

    中川 毅 日本地球化学会年会要旨集 61 (0), 234-, 2014

    ...水月湖の年縞堆積物に対しては、年縞の計数と800点以上の放射性炭素年代測定により、世界でも最高精度の年代軸が与えられている。そうして作られた水月湖の年代目盛りは、IntCal(国際的に共有される放射性炭素較正モデル)の主要構成要素として、2013年からは全世界の研究者に使用されるようになった。...

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  • 炭素14年代キャリブレーションと水月湖年縞堆積物

    北川 浩之, Kitagawa Hiroyuki 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 24 56-61, 2013-03

    ...水月湖年縞堆積物の研究で、海洋のリザーバ効果の補正が必要がなくなり、考古学試料などの陸域試料に適用できる炭素14年代キャリブレーションデータセットが、炭素14年代測定法が適用できる全期間について求められた。...

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  • 日本における湖沼掘削

    公文 富士夫 地学雑誌 122 (2), 273-290, 2013

     The author reviews scientific drilling projects investigating lacustrine sediments in Japan. The lake sediments are excellent archives for paleoenvironments and tectonic movements, and are …

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  • 最終氷期最寒冷期以降の一の目潟における陸水環境の変化

    山田 和芳, 篠塚 良嗣, 瀬戸 浩二, 岡崎 裕子, 米延 仁志, 五反田 克也, 原口 強, 安田 喜憲 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 78-, 2013

    ...また、コアの表層部(コンポジット深度で0~80 cm)は、年縞計数により、435年分の堆積物であることも示された。次に、気候プロキシーによる環境変動を明らかにするために、深度26.1mより上位の年縞堆積物の部分(タービダイト層は含まない)の試料(n=887)についてCNS元素分析及びICP-AESによって総数17の主要及び微量化学成分量を求めた。...

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  • Erratum:火山噴火を高時間分解能に記録するもの

    及川 輝樹, 星野 安治, 山田 和芳, 伴 雅雄, 奥野 充 地質学雑誌 118 (1), 59-59, 2012-01-15

    訂正<br>地質学雑誌 Vol. 117,No.12の口絵(及川ほか, 2011)のFig. 4の説明文に誤りがありました.以下のようにご訂正下さい.<br>誤)  Fig. 4. Oblique aerial photograph of Zao volcano viewed from the west.<br>正)  Fig.4. Oblique aerial photograph of …

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  • 地震津波検出計としての湖沼年縞堆積物の有効性

    山田 和芳, 齋藤 めぐみ, 原口 強, 五反田 克也, 米延 仁志, 中川 毅, 竹村 恵二 日本地理学会発表要旨集 2012s (0), 100039-, 2012

    ...本発表では、一の目潟および水月湖の湖沼年縞堆積物から、過去の地震や津波イベントの推定がどの程度まで可能なのか明らかにして、災害検出計としての湖沼年縞堆積物の有効性について検討をおこなった。...

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  • 過去の土地利用と植生変化が石筍の成長速度に及ぼす影響について

    内田 章太, 栗崎 弘輔, 諏訪 勝郎, 原口 聡, 能登 征美, 吉村 和久 日本地球化学会年会要旨集 59 (0), 211-, 2012

    石筍はCaCO3を主成分とする数十~数百?m y-1の平均成長速度の陸域炭酸塩であり、イオン交換平衡による共沈のため、生成当時の滴下水に含まれていた物質を年代にそって層状に保存している。石筍は鍾乳洞内で長期間かけて成長するため、現在から数十万年前までの歴史を持つものもあり、過去の環境情報を記録するよい記憶媒体と言える。また石筍は紫外線によりフルボ酸由来の年単位の蛍光縞を読み取ることで、絶対年代測…

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  • テフラ編年学の多様な役割 : フィリピン,中国,韓国,日本,アリューシャン列島の研究例

    奥野 充 第四紀研究 51 (4), 275-284, 2012

    ...テフラは,地層中の時間基準となり,さまざまなクロスチェックに役立つ.本論では,環太平洋におけるいくつかの研究例を紹介し,テフラ編年学の多様な役割について述べる.白頭山苫小牧テフラは, <SUP>14</SUP>Cウイグルマッチングと年縞編年をクロスチェックした良い例である.琵琶湖や水月湖などのように湖成層中のテフラは,年縞編年と<SUP>14</SUP>C年代の比較から正確な暦年を与えることができ,...

    DOI Web Site 参考文献92件

  • マヤ文明と環境変動

    青山 和夫 第四紀研究 51 (4), 197-206, 2012

    ...学説よりも300年ほど早く,BC1,000年頃にさかのぼることが明らかになった.先古典期後期の2世紀頃,マヤ低地南部の一部の大都市が衰退したが,セイバルは繁栄しつづけた.セイバルは,5世紀の一時的な衰退から7世紀に再興し,マヤ低地南部の多くの都市が9世紀に衰退する中で,2回目の繁栄期を迎えるが,10世紀に放棄された.セイバル遺跡付近の湖沼においてボーリング調査を実施し,2011年にマヤ地域で初めて年縞...

    DOI Web Site 参考文献35件

  • 地質調査による高分解能なテフラ層序学・年代学の構築

    奥野 充 地質学雑誌 117 (12), 654-662, 2011-12-15

    ...地質調査によるテフラ層序と<sup>14</sup>C年代測定から,高分解能なテフラ年代学を構築できる.テフラ層は,休止期の堆積物で区分されるが,その堆積物の種類によって固有のバックグラウンドがある.それらのなかで,年縞堆積物が最も信頼できる記録装置といえる.テフラ層の認定には,誤認防止や後の検証のため,複数の露頭で確認されるべきである.テフラ層の名称は,二重命名法がよいが,数字をつける場合には,地表...

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  • 男鹿半島,二ノ目潟・三ノ目潟湖底堆積物の年縞構造と白頭山-苫小牧火山灰(B-Tm)の降灰年代

    上手 真基, 山田 和芳, 齋藤 めぐみ, 奥野 充, 安田 喜憲 地質学雑誌 116 (7), 349-359, 2010-07-15

    ...秋田県男鹿半島に位置する二ノ目潟・三ノ目潟マール湖底堆積物コア試料を採取・観察した結果,両湖沼のコアのラミナが発達する層中に十和田a火山灰(To-a)と白頭山-苫小牧火山灰(B-Tm)の薄層が認められた.これら火山灰を挟在するラミナ発達層について,堆積物薄片観察により微細堆積構造を検討したところ,明暗ラミナセットは年縞であることが明らかになった.また,両湖沼コアについてTo-aとB-Tmの間の年縞の...

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  • 北海道東部の湿原・湖沼堆積物中の津波痕跡と古環境

    石川 智, 鹿島 薫 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 133-133, 2010

    ...春採湖のコアはコア長15.4 mで過去9500年間の堆積記録であり、22層の津波痕跡と年縞ラミナを含んでいる。以下に結論を述べる。<br> 1.珪藻遺骸群集の生活相変化から、春採湖は内湾・潟湖・内湾・潟湖・汽水湖と変遷してきたことが推測される。各環境の変化には地震・津波・地殻変動が関わっていると考えられる。...

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  • 秋吉台長登の石筍に記録された酸性雨による古植生変化

    青木 雅美, 栗崎 弘輔, 園山 幸希, 冨田 麻井, 藤川 将之, 池田 善文, 岡本 透, 山田 努, 眞崎 美穂, 松田 博貴, 吉村 和久 日本地球化学会年会要旨集 56 (0), 31-31, 2009

    ...石筍は年縞を持つため絶対年代が決定可能であり、イオン交換平衡により共沈する硫酸イオン、マグネシウムイオン、ストロンチウムイオンの含量や、炭素安定同位体比から植生情報を抽出することができる。復元した滴下水中に含まれる硫酸イオン濃度の変動から硫化帯の銅鉱石製錬由来の人為的な局地的酸性雨の影響を読み取った。炭素安定同位体比、マグネシウムおよびストロンチウム濃度の変動からは酸性雨に伴う変化が読み取れた。...

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  • 日本列島南西部に産出する陸成炭酸塩の年縞を利用した人為起源鉛の時間変遷推定の試み

    松岡 淳, 谷水 雅治 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 243-243, 2008

    ...地理学的にそれらが形成されない地域において、人為起源鉛の議論に有効な試料となりうるものの一つに、年縞を形成する陸成炭酸塩であるトゥファが挙げられる。琉球列島の徳之島と喜界島に発達するトゥファの鉛濃度と同位体比測定を行い、人為起源鉛の指標としてのトゥファの可能性について考察したので報告する。...

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  • 水月湖堆積物のBe-10を用いたLaschamp 地磁気エクスカーションの検出

    横山 祐典, 池田 悟, 松崎 浩之 日本地球化学会年会要旨集 55 (0), 331-331, 2008

    ...年縞が発達した中緯度域の淡水湖である水月湖から採取したサンプルを用いて、過去の地球磁場変動、特にエクスカーションを記録していると考えられる宇宙線生成核種のBe-10フラックスを求めた。 その結果、約38kaにLaschamp地磁気エクスカーション起源の2つのピークが検出できた。この2つのピークはグリーンランド氷床コアのそれらと対比可能であり、年代軸タイャCントとして有用であることが確認された。...

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  • 鍾乳石の炭素同位体から読み取るカルスト地域の植生変遷

    栗崎 弘輔, 吉村 和久 日本地球化学会年会要旨集 53 (0), 133-133, 2006

    ...試料の絶対年代は腐植物質を由来とする年縞を測定して求めた。地上の植生情報は土壌二酸化炭素の炭素同位体比として表される。地上から地下までの炭素同位体比の値の変動を土壌二酸化炭素、洞窟滴下水の化学分析値から明らかとした。石筍の炭素同位体比は地表の植生が示す炭素同位体比の値と良い相関を示した。秋吉台は牧草を得るために森林を拓いて出来た草原カルストであり、その植生の変遷を復元することに成功した。...

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  • 岡山県大賀台に発達するトゥファ:その発達条件と年縞組織

    堀 真子, 狩野 彰宏 地質学雑誌 112 (8), 491-502, 2006

    ...砂岩頁岩相の低角スラスト境界から湧出した水が,長く急傾斜の流路沿いを流れる間にトゥファを堆積させている.湧水の水質の時期的変化は,これまで他地域で記載されてきた変化と類似する.ただし,夏期に溶存Ca<sup>2+</sup>濃度が低く,水温の季節的変化幅が大きいという特徴があり,これらは長屋の地下水塊が小さいことを示唆する.長屋の沢のトゥファには夏~秋の緻密層と冬~春の孔隙質層による,明瞭かつ規則的な年縞...

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  • 縞状炭酸塩堆積物を用いた古環境情報復元

    栗崎 弘輔, 中村 久, 吉村 和久 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 190-190, 2005

    ...しかし、年縞に相当する層がmm単位で存在するため、石筍に比べて層単位の分析が容易である。石筍を用いると有史以前の長期にわたる環境情報の復元が可能であり、トゥファを用いると近年の環境情報の詳細な変動を観測することができる。本報告では、秋吉台から採取された石筍から過去の人為的な植生の変動を、平尾台から得られたトゥファから北九州工業地帯の大気汚染の変動について報告する。...

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  • 陸域縞状炭酸塩堆積物から年縞をよむ

    栗崎 弘輔, 杉原 真司, 吉村 和久 日本地球化学会年会要旨集 51 (0), 45-45, 2004

    ...蛍光バンドは生物活動の季節変化がフルボ酸の濃度変化として現れるため年縞に相当すると考えられる。平尾台のトゥファを用いて行った<sup>137</sup>Csのガンマ線測定結果は、2つの<sup>137</sup>Csのピークの存在を示唆した。炭酸塩堆積物の年縞の計数結果からは、ピークは1945年付近および1950後半から60年代に相当することがわかった。...

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  • トゥファを用いた古気候解析 ―中国山西省娘子関の例

    狩野 彰宏, 劉 再華, 高島 千鶴, 川合 達也, 堀 真子 地球科学 58 (5), 305-316, 2004

    ...北部中国山西省娘子関のトゥファの産状と安定同位体組成には古気候情報が記録されている.従来の研究によると,酸素同位体ステージ3にあたる5.5-3.5万年前にトゥファの堆積が最も盛んであった.この時期に堆積したトゥファの中には方解石結晶の粒度の違いを反映した縞状組織があり,酸素安定同位体比の高解像度分析結果により,これが年縞であることが示された.また,この古トゥファの酸素・炭素安定同位体比はいずれも現世...

    DOI Web Site 参考文献31件

  • これからの炭酸塩古気候学

    狩野 彰宏 日本鉱物学会年会講演要旨集 2003 (0), 162-162, 2003

    ...堆積物には緻密/孔隙質年縞の他に褐色を帯びた厚さ10~100ミクロンのバンドが発達する.褐色のバンドは増水時に地下水系から流出した粘土鉱物が堆積物表面に付着したものである.バンドの幅やその中の粘土鉱物濃集度はEPMAを用いたSi-X線強度で定量が可能である.線分析を行った場合,褐色バンドはX線強度曲線のピークとして認識され,気象観測点の降水データと良い一致を示す....

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  • 長野県深見池における湖沼年縞堆積物に記録された過去約200年間の湖水環境

    川上 郁夫, 松尾 政規, 加藤 めぐみ, 福澤 仁之 堆積学研究 57 (57), 13-25, 2003

    ...全長約3mのコアには, 湖底から深度約2mまでに196枚の連続的な年縞が認められた. その年縞の層厚から求めた堆積速度には複数のスパイクが認められ, それらは過去に深見池周辺で起こった自然災害や湖岸の人為改変に起因していることが示された....

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  • 徳之島西部に発達するトゥファの特徴

    末岡 正嗣, 狩野 彰宏, 古城 智子, 松岡 淳, 井原 拓二 地質学雑誌 108 (3), 153-163, 2002

    Tufas of southwestern Tokuno-shima Island in subtropical Ryukyus reveal some chemical and depositional characteristics which differ from those of previously-described tufa deposits from temperate …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献35件

  • 鳥取県東郷池湖底堆積物の層序と年縞

    加藤, めぐみ, 福澤, 仁之, 安田, 喜憲, 藤原, 治 Laguna : 汽水域研究 5 27-37, 1998-03

    ...以上の2点をみたしてはじめて年縞堆積物が形成されて保存される。汽水湖沼では,湖への海水の流入によって密度躍層が形成されて湖沼の鉛直循環が生じにくいため,湖底は酸素に乏しい還元的な状態になり,酸素を必要とする底棲生物の活動が制限され年縞が良好に保存されている。  ...

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献4件

  • 汽水湖底堆積物の採取・分析方法とその最近の進歩

    山田, 和芳, 斎藤, 耕志, 福澤, 仁之 Laguna : 汽水域研究 5 63-73, 1998-03

    ...たとえば,福澤(1995)は,水月湖湖底堆積物の明暗ラミナの互層が1年ごとに形成された「年縞」であり,さらに湖底堆積物は天然の寒暖計,検潮儀,雨量計,地震計などの環境変動検出計でもあることを明らかにしている。また,湖沼堆積物の堆積速度は海洋堆積物と比較すると大きいことからも,汽水湖底堆積物を分析することによって,さまざまな環境変動を高時間分解能で復元できると考えられる。...

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  • 年縞堆積物を用いた白頭山-苫小牧火山灰(B-Tm)の降灰年代の推定

    福澤, 仁之, 塚本, すみ子, 塚本, 斉, 池田, まゆみ, 岡村, 真, 松岡, 裕美 Laguna : 汽水域研究 5 55-62, 1998-03

    ...本論文では,白頭山一苫小牧火山灰の降灰ひいては白頭山の中世における大噴火に関して,青森県太平洋側に位置する小川原湖の湖底堆積物に認められた「年縞」を用いて,以下の2つの問題に対して答えを与えることを目的とする。1)渤海国の滅亡に白頭山の中世における大噴火が本当に影響を与えたか?、2)白頭山一苫小牧火山灰と十和田a火山灰の降灰した季節はいつ頃で,どれくらい継続したのか?...

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献7件

  • 水月湖湖底・年縞堆積物のAMS-<14>^C年代

    北川 浩之, Kitagawa Hiroyuki, 中村 俊夫, Nakamura Toshio, 福沢 仁之, Fukuzawa Hitoshi 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 6 27-42, 1995-03

    名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム(1994年度)報告 [タンデトロン加速器質量分析計を用いた14C年代測定の利用による火山噴火史研究の新展開]

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  • `14´Cキャリブレーション年代域の拡大

    北川 浩之 第四紀研究 34 (3), 185-190, 1995

    Coupled U-Th and <sup>14</sup>C measurements on coral samples provided very promising results to extend the radiocarbon calibration curve back to 18, 000 BP (Bard <i>et al</i>., 1993). Based on …

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献31件

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