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検索結果 32 件

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  • 上行結腸癌異時性精索転移の1例

    甲津 卓実, 伊藤 達雄, 安宅 亮, 多賀 亮, 松林 潤, 中山 雄介, 池野 嘉信, 北口 和彦, 豊田 英治, 廣瀬 哲朗 日本消化器外科学会雑誌 56 (1), 34-41, 2023-01-01

    <p>上行結腸癌術後3年で左精索転移を来した1例を経験したので報告する.症例は75歳の男性で,72歳時に上行結腸癌に対し結腸右半切除術を施行した.最終診断はpStage IIbであり,術後補助化学療法を行い経過観察中であった.術後3年経過時に左鼠径部膨隆を自覚し,CTで左精索腫瘍が疑われた.診断的治療として左高位精巣摘除術を行った.病理診断では管状腺癌を認め,上行結腸癌の精索転移として矛盾しない…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 十二指腸下行脚に嵌頓した胆石イレウスの1例

    甲津 卓実, 池野 嘉信, 安宅 亮, 多賀 亮, 松林 潤, 廣瀬 哲朗 日本臨床外科学会雑誌 83 (6), 1141-1146, 2022

    <p>症例は93歳,女性.嘔吐を主訴に受診した.腹部CTで胆嚢と十二指腸球部の瘻孔形成,十二指腸下行脚に55mm大の結石を認めた.胆嚢十二指腸瘻,胆石イレウスの診断で入院とし,第2病日に内視鏡的摘出を試みるも困難であった.保存的加療の長期化を避けるべく,経鼻的に減圧治療および経管栄養を開始し,第6病日に手術を施行した.術中十二指腸下行脚に嵌頓した結石を認め,用手的な移動を試みるも水平脚までの移動…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 右下肢痛で発症した絞扼性腸閉塞の1例

    宅間 敬晃, 安宅 亮, 池野 嘉信, 多賀 亮, 廣瀬 哲朗, 土井 隆一郎 日本臨床外科学会雑誌 82 (7), 1354-1358, 2021

    <p>症例は39歳,女性.3年前に子宮頸癌に対して,広汎子宮全摘術および骨盤リンパ節郭清術,骨盤部放射線治療を施行された.突然の右下肢痛を主訴に当院救急外来を受診し,腹部造影CTで回腸にclosed loopがあり,絞扼性腸閉塞を疑った.腹部症状は乏しく非典型的であったが,手術既往を考慮し緊急手術を施行した.術中所見は,前回の手術で遊離された右外腸骨血管と右内腸骨血管の間に回腸が入り込んでいた.…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献15件

  • SCNとIPMNが隣接併存した嚢胞性膵腫瘍の一切除例

    中村 直人, 甲津 卓実, 松林 潤, 中山 雄介, 北口 和彦, 浦 克明, 豊田 英治, 大江 秀明, 廣瀬 哲朗, 白瀬 智之, 土井 隆一郎 膵臓 35 (6), 575-582, 2020-12-28

    <p>症例は59歳女性.人間ドックで嚢胞性膵病変を指摘され当院へ紹介された.腹部造影CTで膵尾部に50×30mmの多房性嚢胞性病変を認めた.中心部の嚢胞には早期相で濃染する充実成分を認め,周囲をより大きな嚢胞が取り囲む分葉状形態をとっていた.MRIではT2強調画像で高信号を呈する多嚢胞性病変として描出された.EUSでは嚢胞内結節,蜂巣状構造を認め,ERPにより主膵管と交通する嚢胞を認めた.膵液細…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献6件

  • 2回の膵切除手術によって長期生存した退形成性膵管癌の異時性重複発生の1例

    伊藤 孝, 鬼頭 祥悟, 甲津 卓実, 阿部 由督, 金田 明大, 中村 直人, 松林 潤, 中山 雄介, 北口 和彦, 浦 克明, 豊田 英治, 大江 秀明, 廣瀬 哲朗, 土井 隆一郎 膵臓 35 (5), 439-446, 2020-10-30

    <p>退形成性膵管癌は非常に頻度の少ない腫瘍でその悪性度は非常に高い.われわれは,2回の膵切除手術と化学療法で長期生存した退形成性膵管癌の症例を経験した.症例は70歳男性.糖尿病の悪化を契機に膵頭部癌と診断し手術を施行した.病理組織検査は腫瘍径9mm,TS1の破骨細胞型退形成性膵管癌の診断であった.術後2年5か月の腹部造影CT検査で残膵に22mmの腫瘤と尾側膵管の拡張を認めたため,腫瘍の再発を疑…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献7件

  • 膵尾部粘液性嚢胞腫瘍との鑑別が困難であった脾類表皮嚢胞の1例

    中山 雄介, 豊田 英治, 松林 潤, 池野 嘉信, 北口 和彦, 伊藤 達雄, 大江 秀明, 奥野 知子, 廣瀬 哲朗, 土井 隆一郎 膵臓 35 (1), 91-96, 2020-02-28

    <p>症例は47歳,女性.健診の腹部超音波検査で,膵尾部に嚢胞性病変を指摘され,当院へ紹介された.腹部造影CT検査では,膵尾部端に,内部隔壁を伴う最大径46mmのcyst in cyst様構造を呈する多房性嚢胞を認めた.MRI検査では,嚢胞内容液がT2強調画像でまだらに高信号を呈していた.EUS検査では,嚢胞内部にechogenicな構造物を認め,同部位は小嚢胞の集簇像を呈していた.以上より,膵…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献7件

  • 膵体尾部切除術後に発症した鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症の1例

    中山 雄介, 豊田 英治, 松林 潤, 大江 秀明, 廣瀬 哲朗, 土井 隆一郎 日本臨床外科学会雑誌 80 (4), 663-667, 2019

    <p>鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症(mineralocorticoid responsive hyponatremia of the elderly:以下MRHE)は,著明な低ナトリウム血症をきたす疾患である.今回,膵体尾部切除術後に,MRHEを発症した症例を経験したので報告する.症例は70歳,男性.血糖コントロール悪化の精査で膵尾部に腫瘍を指摘され,当院へ紹介された.腹部造影CT検査…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 膀胱圧モニターで一期的腹腔鏡手術可能であった両側巨大鼠径ヘルニアの1例

    阿部 由督, 廣瀬 哲朗, 甲津 卓実, 北口 和彦, 浦 克明, 土井 隆一郎 日本臨床外科学会雑誌 80 (10), 1903-1908, 2019

    <p>症例は66歳,男性.10年前から左鼠径部の膨隆を認めた.徐々に両側性となり,5年前から左右とも非還納性となった.陰嚢サイズはそれぞれ約20×10×10cmで,立位で陰嚢下端が大腿内側中点を越える両側巨大鼠径ヘルニアと診断した.還納容積が大きく,還納後の腹部コンパートメント症候群が懸念されたため,腹腔内圧に近似できる膀胱内圧を測定しつつ周術期管理を行った.全身麻酔導入後,気腹開始前に,両側と…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • 乳癌術後9年目に切除しえた胆囊転移の1例

    余語 覚匡, 廣瀬 哲朗, 阿部 由督, 伊藤 孝, 中村 直人, 松林 潤, 大江 秀明, 奥野 知子, 土井 隆一郎 日本消化器外科学会雑誌 51 (12), 757-766, 2018-12-01

    <p>症例は56歳の女性で,9年前に右浸潤性乳管癌に対して右乳房切除術および腋窩リンパ節郭清を施行され,術後3年目までに肝・骨転移を認めたが集学的加療を行うことでそれぞれ完全・部分奏効を得ていた.術後6年目に胆囊に小隆起性病変を認め,術後9年目にはそれ以前に認めなかった急峻なCEAの上昇(45.6 ng/ml)とPETで強い集積を認め,胆囊体部の2.5 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献23件

  • 集学的治療で救命した急性上腸間膜動脈閉塞・ガス血症の1例

    阿部 由督, 廣瀬 哲朗, 豊田 英治, 吉川 哲平, 小林 久人, 土井 隆一郎 日本臨床外科学会雑誌 78 (2), 276-280, 2017

    急性上腸間膜動脈(SMA)閉塞症は予後不良として知られ,中でもSMAガス血症を伴うものは極めて稀で救命の報告例は無い.今回,SMAガス血症から救命しえた症例を報告する.65歳の女性で,急激な心窩部痛で発症し造影CT検査と血管造影にてSMAの空腸動脈第1枝直後での閉塞を指摘し,血栓吸引および溶解療法を施行した.SMA本幹に分節的な閉塞が残るものの,第1~4空腸動脈から辺縁動脈を介して回結腸動脈など…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献2件

  • ガイドラインからみたインスリノーマの外科治療

    余語 覚匡, 阿部 由督, 伊藤 孝, 中村 直人, 松林 潤, 浦 克明, 豊田 英治, 大江 秀明, 廣瀬 哲朗, 石上 俊一, 土井 隆一郎 日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌 33 (2), 101-104, 2016

    インスリノーマは膵神経内分泌腫瘍(p-NET)の中では非機能性腫瘍についで多く,機能性腫瘍の中では最も多い。臨床症状としてはWhippleの3徴が知られているが,典型例は多くないため診療を進める上で注意すべき問題がいくつある。一般に診断が遅れがちであるため,低血糖患者に対しては積極的にインスリノーマの存在を疑い,機能検査を駆使して正しい診断に到達することが重要である。単発で転移を有さないことが多…

    DOI Web Site 医中誌

  • 肝動脈走行変異を伴う膵頭部癌に対し術前に血管塞栓術を行い安全に亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した1例

    松林 潤, 平良 薫, 阿部 由督, 伊藤 孝, 中村 直人, 余語 覚匡, 鬼頭 祥悟, 浦 克明, 豊田 英治, 大江 秀明, 川島 和彦, 廣瀬 哲朗, 石上 俊一, 小林 久人, 土井 隆一郎 膵臓 31 (4), 679-687, 2016

    <p>症例は53歳男性.腹部造影CTで膵頭部に造影効果のない低濃度腫瘤を認め,膵頭部癌と診断した.腹腔動脈幹からは総肝動脈分岐はみられず,膵頭部膵内を上腸間膜動脈から分岐した膵アーケードを介し,右肝動脈へと続く脈管を認めた.血管造影を行い,まず上腸間膜動脈から膵頭部領域までカテーテルを選択的に誘導し,バルーンにて閉塞した.しばらく時間をおき腹腔動脈から造影を行うと,左胃動脈経由の左肝動脈から右肝…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 長軸性胃軸捻を伴った成人横隔膜傍裂孔ヘルニアの1例

    阿部 由督, 廣瀬 哲朗, 中村 直人, 石上 俊一, 土井 隆一郎 日本臨床外科学会雑誌 77 (6), 1395-1399, 2016

    症例は61歳,女性.外傷歴なく10年来,CTで横隔膜ヘルニアを指摘されるも無症状にて観察中,嘔吐・吐血で紹介となった.上部内視鏡検査では食道裂孔近傍より胸腔内へ引き込まれる胃内腔を認め,上部消化管造影検査では上下逆位を示した.CTでも左肺背側に胃・大網の脱出を認めたため,胃軸捻を伴うBochdalek孔ヘルニアと術前診断した.長期ヘルニアの高度癒着危惧と低呼吸機能から開腹術とした.術中,食道裂孔…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献3件

  • 大網裂孔ヘルニアに捻転を伴って嵌頓した浮遊胆嚢の1例

    三木 明寛, 石川 順英, 森岡 広嗣, 吉谷 新一郎, 廣瀬 哲朗, 西平 友彦 日本臨床外科学会雑誌 74 (6), 1676-1679, 2013

    症例は96歳,女性.上腹部痛,発熱で来院した.体重36kgで亀背が著明であった.CTで腫大し壁肥厚を伴う胆嚢の足側への下垂を認めた.横断・冠状断・矢状断面ともに胆嚢は肝下面とは離れていた.胆嚢壁の造影効果は減弱していた.血管の渦巻き像と胆嚢頸部に鳥嘴状の狭小像を認めた.胆嚢捻転と診断し緊急手術を行った.開腹所見ではGross …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献18件

  • 卵巣腫瘍と術前診断された特発性腸間膜血腫の1例

    石川 順英, 森岡 広嗣, 西平 友彦, 山岡 竜也, 井上 英信, 廣瀬 哲朗 日本臨床外科学会雑誌 74 (6), 1552-1556, 2013

    症例は53歳,女性.1年前に検診時に卵巣腫瘍を指摘されていたが,放置していた.腹痛を契機に近医で精査を受け卵巣腫瘍を疑われ,当院婦人科に紹介された.CT検査,経腟エコー検査で10cmを超える嚢胞性腫瘤を認め,右卵巣腫瘍と診断され手術となった.片側附属器切除予定で開腹したが,両側卵巣は正常で,回腸末端の小腸間膜に腫瘤がみられたため,癒着していた虫垂,回腸とともに切除した.術後病理検査では腸間膜血腫…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 胸水を伴った蛋白漏出性胃癌の1例

    井上 英信, 石川 順英, 森岡 広嗣, 吉谷 新一郎, 廣瀬 哲朗, 西平 友彦 日本臨床外科学会雑誌 74 (11), 3051-3056, 2013

    比較的まれな蛋白漏出性胃癌の1例を経験した.症例は78歳の女性で足のむくみを主訴に近医を受診し,低蛋白血症・貧血を指摘され紹介となった.血清総蛋白・アルブミン値(TP・Alb)3.5・2.1g/dlと低下し,内視鏡でカリフラワー状の隆起性胃癌が認められた.蛋白漏出シンチグラフィーで消化管内への蛋白漏出が確認でき蛋白漏出性胃癌と診断した.低蛋白血症・胸水など全身状態不良であったが,術前の蛋白補正な…

    DOI Web Site Web Site ほか1件

  • FDG-PETで高集積を示した膵神経鞘腫の1例

    石川 順英, 山岡 竜也, 西平 友彦, 西村 充孝, 井上 英信, 廣瀬 哲朗 日本臨床外科学会雑誌 73 (7), 1786-1790, 2012

    A 79-year-old man was referred to our hospital for close examinations of macrohematuria. Computed tomography (CT) revealed incidentally a solid and cystic tumor in the head of the pancreas with …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献17件

  • 閉塞性黄疸で発症した膵十二指腸動脈瘤の1例

    西村 充孝, 西平 友彦, 山岡 竜也, 井上 英信, 石川 順英, 廣瀬 哲朗 日本臨床外科学会雑誌 73 (11), 2946-2950, 2012

    閉塞性黄疸で発症した膵十二指腸動脈瘤の1例を経験した.われわれが検索したところ,黄疸を伴う膵十二指腸動脈瘤の手術報告は1例であった.症例は62歳男性.腹痛と黄疸を主訴に受診.血液検査で総ビリルビン値が7.9mg/dlと上昇.MRCP,ERCで下部胆管が壁外性圧迫で狭窄し,ダイナミックCTで強く造影される約4×3cmの腫瘤性病変を認めた.3D CT …

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  • 前腎傍腔に発生した消化管外GISTの1例

    西村 充孝, 西平 友彦, 山岡 竜也, 井上 英信, 石川 順英, 廣瀬 哲朗 日本臨床外科学会雑誌 72 (11), 2941-2945, 2011

    症例は74歳,女性.胆石術後の腹部エコーで腫瘍を指摘された.CTで胃背側に腫瘍を認め,MRI T1強調像で低信号,T2強調像で高信号を呈した.手術時,網嚢腔背側の左前腎傍腔に8cm大の腫瘍が存在した.組織上,紡錘形の核を有する腫瘍細胞が束状配列し,免疫染色でCD117陽性であった.核分裂頻度は4/50HPFで中等度再発リスクの消化管外gastrointestinal stromal …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 胆管炎を繰り返した胆嚢摘出術後断端神経腫の1例

    山岡 竜也, 西平 友彦, 西村 充孝, 井上 英信, 石川 順英, 廣瀬 哲朗 日本臨床外科学会雑誌 71 (10), 2701-2704, 2010

    症例は78歳,男性.10年前に胆嚢摘出術を受けた.4年前に発熱と黄疸を発症し胆管狭窄による胆管炎の診断で内視鏡的逆行性胆管チューブステント留置術が施行され,その後チューブ交換により管理されていた.半年前より胆管炎が頻発し手術目的で紹介となった.胆管造影で上部胆管の狭窄像を認めた.手術所見では胆管狭窄部に一致して硬結認め,また胆管壁の脆弱化と周囲組織の高度の炎症性変化がみられた.胆管切除を行い胆管…

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献10件

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