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検索結果 370 件

  • 対話の場と社会的学習:福島における1F地域塾の経験から

    朱 鈺, 松岡 俊二 アジア太平洋討究 48 (0), 67-94, 2024-03-22

    ...<p>原子力発電所の廃炉では,地域住民,行政,事業者,原子力専門家などによる対話の場の形成が廃炉に伴う社会課題の解決につながると考えられている。しかし,2011年3月の福島第一原子力発電所(1F)事故を契機に廃炉が本格化した福島では,地域住民,国,東京電力,原子力専門家の間における社会的溝が深まり,対話が困難になっている。...

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  • 燃料デブリ性状把握・推定技術の開発状況と今後の課題

    鎌田 正輝, 吉田 拓真, 杉田 宰, 奥村 啓介 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (2), 83-86, 2024

    ...<p> 日本原子力学会2023年春の年会でバックエンド部会が開催した企画セッション「燃料デブリ性状把握・推定技術の開発状況と今後の課題」において,「燃料デブリと放射性廃棄物の仕分けのための非破壊計測技術の開発状況」について,技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(以下「IRID」という)における2021年度までの研究開発成果に基づき報告させていただいた。...

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  • 燃料デブリ性状把握・推定技術の開発状況と今後の課題

    鈴木 晶大, 三浦 祐典, 川野 昌平 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (2), 79-82, 2024

    ...<p> 福島第一原子力発電所(1F)の廃炉作業では,チョルノービリの燃料デブリで見られる微粒子発生の知見等を踏まえ,燃料デブリの取り出し時や取り出し後の保管時における長期間の経年変化の把握が重要である。...

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  • 1F廃炉に貢献するロボット技術開発

    橋本 達矢, 水野 直希, 田﨑 勇一, 横小路 泰義 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (3), 129-132, 2024

    <p> 福島第一原子力発電所における燃料デブリ・炉内構造物の取り出しに向けて,双腕マニピュレータを遠隔操作するオペレータを支援するため,軌道計画を開発した。炉内構造物を模擬したモックアップを準備し,従来の操作方法(手動操作・ティーチング)と軌道計画との比較検証を行った。試験の結果,オペレータの作業時間において軌道計画の有効性を確認することができた。</p>

    DOI Web Site 参考文献2件

  • 福島第一原子力発電所廃炉の現状と技術戦略

    中村 紀吉 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (4), 179-184, 2024

    ...<p> 原子力損害賠償・廃炉等支援機構では,先般取りまとめた「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2023」において,燃料デブリの取り出し規模の更なる拡大の工法検討等の技術戦略を提示している。本稿では,その概要を示す。</p>...

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  • 燃料デブリ性状把握・推定技術の開発状況と今後の課題

    中野 純一, 加藤 和之 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (2), 67-69, 2024

    ...<p> 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の事故に伴い,原子力損害賠償・廃炉等支援機構が設立されている。業務の一つに廃炉の主要な課題に関する技術的支援,研究開発の企画・進捗管理,廃炉に関する情報の提供等への取り組みがある。政府の中長期ロードマップでは,事故により生じた放射線のリスクを低減する取り組みの一つとして,燃料デブリを安全に取り出し,容器に収納・保管することを示している。...

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  • 1F廃炉に貢献するロボット技術開発

    三上 祐矢, 大井戸 康介, 谷口 洋平 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (3), 135-137, 2024

    <p> 本研究では,福島第一原子力発電所の燃料デブリ取り出しに向けて,原子炉建屋内に存在する干渉物を遠隔で撤去可能なロバスト性に優れた汎用性のあるロボットシステムを開発した。そして,検証試験を通じて,実機適用化に向けたロボットシステムの仕様を明らかにした。</p>

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  • 1F廃炉に貢献するロボット技術開発

    東倉 一郎, 藤田 友基, 小林 祐輝, 宮本 崇弘, 髙崎 史晟 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (3), 133-134, 2024

    <p> 東日本大震災後も水素爆発に至らず建屋が残存している福島第一原子力発電所2号機の使用済燃料プールに貯蔵されているプール燃料の早期取り出しを目的として,建屋上部は解体せず,建屋オペレーティングフロア外壁に設ける開口部から投入する燃料取扱設備により,遠隔操作でプール燃料を取り出す工法を立案した。開口部の寸法制約等の理由により,燃料取扱設備には従来型の門型クレーンを適用できない。このため,燃料取…

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  • 燃料デブリ性状把握・推定技術の開発状況と今後の課題

    溝上 暢人, 溝上 伸也 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (2), 70-73, 2024

    ...当社では廃炉作業を円滑に進めつつ,必要な情報を取りこぼさないことを目的に事故調査中長期計画を作成した。また,現場で取得される汚染物サンプルには<i>α</i>汚染を含むものがあり,燃料成分であるウランを含む粒子が検出され,事故時の原子炉・格納容器内の状況を推定する上でのヒントとなり得る。...

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  • 1F廃炉で発生する放射性廃棄物の取り扱い

    福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 廃棄物検討分科会 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (2), 87-91, 2024

    ...<p> 福島第一原子力発電所廃炉検討委員会では,1Fの廃炉において直面する課題を共有し,解決策を提案するとともに,広く意見を募るための公開シンポジウムを毎年開催している。今年で第7回目となるシンポジウムでは,廃棄物検討分科会が中心となり,活動の中間報告として2020年に取りまとめた「国際標準から見た廃棄物管理」の内容を基に,これからの社会を支える若い世代の方々によるパネルディスカッションを行った。...

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  • 1F廃炉に貢献するロボット技術開発

    清水 和也 日本原子力学会誌ATOMOΣ 66 (3), 123-128, 2024

    ...<p> 2023年秋の大会で福島第一原子力発電所廃炉検討委員会が開催した企画セッション「1F廃炉に貢献するロボット技術開発」において「燃料デブリ取り出しのための作業空間整備に用いる遠隔技術」を報告させていただいた。...

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  • 福島原発事故対策における ALPS処理水の海洋放出と放射能汚染土の再生利用に関する構造的問題

    中山 敬太 場の科学 3 (1), 58-80, 2023-05-31

    ...本稿では、福島第一原発事故後の「復興と廃炉の両立」理念の一環として行政機関による計画および実施されているALPS処理水の海洋放出と放射能汚染土の再生利用には、双方に共通する構造的問題やその被害メカニズム(「構造的暴力」を含む)が存在し、行政側の各対応策の計画・実施に至るリスク意思決定プロセスにおけるロジック構造やその欠陥(具体的かつ明確な法律に基づく実施計画ではない点など)にも共通点を見い出し明らかにした...

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  • 創造的復興から地域共存的再生への転換を

    山川 充夫 学術の動向 28 (3), 3_40-3_43, 2023-03-01

    ...廃炉やロボット・ドローンなど重点6分野が推進され、その司令塔的役割を担う国際研究教育機構が設立された。原子力災害からの被災者生活再建や地域再生の政策課題、それは人間存在の共同基盤としてのエクメーネのあり方であるが、その調査研究は日本が果たすべき国際的な責務でもある。...

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  • マルチコンテキストスクラビングによる順序回路実装

    安藤, 駆, 渡邊, 実, 渡邊, 誠也 第85回全国大会講演論文集 2023 (1), 47-48, 2023-02-16

    ...福島第一原子力発電所の廃炉作業を行うために,耐放射線デバイスの開発が急がれている.高い放射線耐性を有するプログラマブルデバイスとして,我々は光再構成型ゲートアレイを開発している.複数の回路情報を順番に読み出し動的再構成を行うマルチコンテキストスクラビングを提案する.マルチコンテキストスクラビングは,放射線に起因するソフトエラー,ハードエラーのいずれからも高速に復旧可能なスクラビング手法である.本稿では...

    情報処理学会

  • 燃料デブリの取り出しとロボット技術

    奥住 直明 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (1), 30-34, 2023

    ...<p> 2020年秋の大会で福島第一原子力発電所廃炉検討委員会が開催した企画セッション「『福島第一原子力発電所廃炉検討委員会』現地状況および活動報告」において「IRIDの研究開発概況」を報告させていただくとともに,その内容を「アトモス」Vol.63 No.3/2021に寄稿させていただいた。...

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  • 核分裂生成物挙動把握により福島第一原子力発電所廃炉作業に貢献するために

    日本原子力学会「福島第一原子力発電所廃炉に係る核分裂生成物挙動」研究専門委員会 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (1), 59-60, 2023

    ...<p> 「福島第一原子力発電所廃炉に係る核分裂生成物挙動」研究専門委員会では,核分裂生成物の挙動を把握することにより,福島第一原子力発電所の廃炉作業,およびソースターム予測技術の向上に貢献することを目標に活動している。今年度は,廃炉作業に係る核分裂生成物挙動に関する課題を抽出するため,事故後の約10年間で得られた情報・知見を整理している。本報では,課題調査方法について紹介する。</p>...

    DOI Web Site 被引用文献1件

  • 福島第一原子力発電所廃炉作業効率化とソースターム予測精度向上への貢献に向けたFP挙動に関する技術調査

    「福島第一原子力発電所廃炉に係る核分裂生成物挙動」研究専門委員会 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (11), 674-679, 2023

    ...<p> 本研究専門委員会(本委員会)では,東京電力ホールディングス株式会社(東電)福島第一原子力発電所(1F)事故後の核分裂生成物(FP)挙動を予測可能な技術に高めて廃炉作業に貢献することと,1F事故進展事象の把握で得られた情報をソースターム(ST)の予測技術の向上に反映させ,原子炉安全の一層の向上に繋げることを目標とした活動を実施している。...

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  • 産業界における人材育成の現状と課題について

    松澤 泰弘 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (12), 701-704, 2023

    ...また,原子力発電プラントの停止が長期化している状況における運転員の訓練や福島第一原子力発電所の廃炉に関する人材育成の取り組み状況についても紹介する。</p>...

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  • 放射線被ばくによる皮膚障害に対するNM-IL-12製剤投与試験の企画準備

    村尾 知彦, 稲野 彰洋, 世利 重実, 西條 広人, 山下 俊一, 長谷川 有史 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-P-D1-, 2023

    ...東京電力福島第一原子力発電所廃炉作業中のβ線核種による汚染事故を念頭におき、想定した試験製剤の使用条件を勘案し、実施場所を福島県立医科大学附属病院とした。試験薬は事前に施設待機させておくこととした。また、類似事故にも備えて高度被ばく医療支援センター(全国6か所)の連携が可能となるように情報共有体制を同時に確認した。...

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  • 廃炉作業を目的とした移動作業ロボット“Phoenix-L”の開発

    木村 直人, 和田 周賢, 岡 朋宏, 広瀬 茂男 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2023 (0), 2A2-B09-, 2023

    <p>This paper reports an overview of a mobile robot “Phoenix-L” for decommissioning tasks and its evaluation tests. Phoenix-L consists of a vehicle mechanism “PHexa-L” and an arm mechanism “PArm-L”. …

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  • 福島第一原子力発電所廃炉の現状と技術戦略

    中村 紀吉 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (2), 82-86, 2023

    ...<p> 原子力損害賠償・廃炉等支援機構では,「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン」を毎年取りまとめている。2022年10月に取りまとめた技術戦略プラン2022では,中長期ロードマップで示す第2期の最終段階である,燃料デブリの試験的取り出し(内部調査および燃料デブリ採取)の実施に向けた取組状況を示すとともに,第3-①期に向けた技術戦略等を提示している。...

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  • 地下水中の微生物群と燃料デブリ模擬物の反応に関する検討

    土津田 雄馬, 大貫 敏彦 日本原子力学会誌ATOMOΣ 65 (4), 243-247, 2023

    ...現在は適切な管理により微生物活動は十分に抑制されていると考えられるが,微生物の特性を理解しておくことは廃炉作業のリスク管理において重要である。本報告では,1Fから8キロ南の地点で採取された地下水中に含まれる微生物の遺伝子解析および培養試験を行い,微生物群の特性について検討した。...

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  • 福島県木造家屋内外の空間線量率の分布調査

    金 敏植, MALINS Alex, 町田 昌彦, 吉村 和也, 斎藤 公明, 吉田 浩子 日本原子力学会和文論文誌 22 (4), 156-169, 2023

    <p>Dose reduction factors of Japanese houses are important for estimating the levels of external exposure of returning residents. In 2019, a total of 19 wooden houses were surveyed in Iitate Village …

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  • 廃炉事業における地域社会との「対話の場」のデザインに関する考察

    朱 鈺 環境情報科学論文集 ceis36 (0), 1-7, 2022-11-30

    ...<p><tt>原子力施設の廃炉事業の円滑な推進のためには,立地地域の意見に配慮することが求められる。本研究は,アメリカのサバンナリバー・サイト地域委員会を中心とした「対話の場」に着目し,廃炉計画の策定にあたって,地域社会の市民参加をどのように実施するのかを考察した。その結果,「対話の場」を有効に活用するには,早い段階からの市民参加と行政の積極的なフィードバックが必要であることが示された。...

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  • 企業リスクマネジメント論から見た原発事故由来処理水の海洋放出に関する報道(2021年4月-2022年3月)について

    亀井 克之 水資源・環境研究 35 (1), 24-31, 2022-06-28

    ...現実に海洋放出が開始されるにあたり、廃炉の行程や汚染水の処理というハードコントロールに加えて、風評リスクに関わるリスクコミュニケーションというソフトコントロールがきわめて重要となる事象であることが認識できる。安全のコストに関わる判断(津波対策の不徹底)や、事故処理のコストに関わる判断(凍土壁の採用)が、結果として長期的に膨大な環境コストを必要とする事態を招いたと言えるのではないか。...

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  • 海洋放出問題と福島県漁業の復興

    小山 良太 学術の動向 27 (4), 4_36-4_40, 2022-04-01

    ...廃炉を進めることと復興を妨げることが同時に行われてはならない。被害地に更なる困難を与え続けることにならない政策が必要である。</p>...

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  • 原子力発電所と学問

    吉川 弘之 学術の動向 27 (4), 4_64-4_70, 2022-04-01

    ...筆者は工学の分野にいて、原子力工学は専門ではないが、原子力用ロボットの試作、保全知識の体系化研究、数回の原子力事故に関係する委員会や廃炉関係委員会における議論など、いずれも原子力の安全にかかわる課題につき様々な議論をする機会があり、原子力の安全という目的を支える知識とは何かを常に考えていた。...

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  • 原子炉廃炉措置に向けた遠隔レーザ分析技術

    大場 弘則, 若井田 育夫, 平等 拓範 電気学会誌 142 (2), 77-80, 2022-02-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉措置においては,世界でも例のない事故炉からの核燃料物質や構造体の溶融混合物(溶融燃料デブリ)等の安全かつ円滑な取り出しが求められている。光をプローブにし,応答光を解析するレーザ遠隔・迅速・非接触・直接・</p>...

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  • 福島原発事故後10年間の放射線工学分野における活動と今後の展望

    岩田 圭弘, 佐藤 優樹 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (1), 28-29, 2022

    ...福島第一原発の廃炉作業および関連した放射線計測・遮蔽分野の研究・技術開発について専門家を招いて3件の講演を行った後,今後の展望を交えた議論を行った。講演3件の詳細については前稿までに紹介したとおりであり,本稿では開催に至るまでの経緯および企画セッション当日の概要を紹介し,企画セッションの今後の活動について述べる。</p>...

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  • 福島第一原子力発電所 ~事故後10年の歩み~

    佐藤 学, 川崎 晋平 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (3), 137-144, 2022

    ...<p> 福島第一原子力発電所の廃炉作業は,福島第一原子力発電所事故以降,「緊急的に取り組まざるを得ない状態」から「未踏の領域に計画的に取り組む局面」に直面している。</p><p> 「復興と廃炉の両立」の大原則の下,廃炉中長期実行プランに従い安全・着実かつ計画的・合理的に廃炉作業を進めるとともに,地域および国民の皆さまへ廃炉作業の今後の見通しをより丁寧にわかりやすく伝えていく。</p>...

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  • シビアアクシデント解析・実験の最新技術動向

    間所 寛, 永江 勇二 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (9), 500-503, 2022

    ...そこで,廃炉環境国際共同研究センターでは,固液混合状態での圧力容器破損挙動の理解に取り組んできた。本報では,(1)下部ヘッド溶融プールの熱的挙動を把握するための試験(LIVE試験)と,(2)溶融金属による圧力容器下部ヘッド破損挙動を把握するための試験(ELSA試験)の概要を報告する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 2022 WiN-Global年次大会の開催とWiN-Globalの活動について

    小林 容子 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (12), 691-696, 2022

    ...「福島第一原子力発電所事故から11年が経過した廃炉と復興の進展」をテーマに,コミュニケーション戦略,廃止措置,カーボンニュートラル,ジェンダー・バランスなど最近の話題に関して活発な議論が行われた。本稿では,年次大会の内容を報告するとともに,最近のWiN-Globalの活動,海外の原子力界におけるダイバーシティ,ジェンダー・バランスの取り組みについて紹介する。</p>...

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  • 極限微生物と福島廃炉に関するWSの概要

    岡本 章玄 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (12), 665-669, 2022

    ...福島第一原子力発電所の処理水タンクにおいても,細菌に由来する硫化水素が発生したことから,廃炉を進める上での新たなリスクとして懸念されている。本稿では,微生物鉄腐食の重要性,原因,現状の対策を俯瞰し,近年の基礎研究における進展である電気鉄腐食研究の世界的動向,ならびに筆者らのリスク評価技術開発の展望に関しても紹介する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 極限微生物と福島廃炉に関するWSの概要

    大貫 敏彦 日本原子力学会誌ATOMOΣ 64 (12), 670-675, 2022

    <p> 微生物は過酷な状況下でも蔓延っている。一つの理由として微生物がさまざまな機能を有していることが揚げられる。本解説では,過酷事故を起こした原子炉(スリーマイルアイランド原子力発電所やチョルノービル原子力発電所)での微生物に関する報告などから予想される燃料デブリの劣化への懸念を受けて,燃料デブリの劣化に係わる微生物機能について解説するとともに,最近行った微生物によるデブリ模擬体の劣化試験の結…

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 廃炉作業の進捗に応じたマニピュレータのサイズ検討

    小薗江 啓介, 橋本 達矢, 河西 賢一, 水野 直希 ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2022 (0), 2P2-S03-, 2022

    <p>In the decommissioning work of Unit 3 of the Fukushima Dai-ichi NPS, it is planned to remove fuel debris. Because of the high radiation levels, fuel debris must be removed using a …

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  • 福島第一廃炉を俯瞰した腐食の課題

    鈴木 俊一 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 487-490, 2021-12-10

    ...<p>福島第一原子力発電所の廃炉を完遂するためには,30年以上の長期にわたる構造物の維持管理が重要であり,特に腐食による劣化評価並びにその対策が重要である....

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  • 炭素鋼の放射線環境下での腐食に及ぼす酸化剤の影響

    佐藤 智徳, 小松 篤史, 中野 純一, 山本 正弘 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 457-461, 2021-12-10

    <p>福島第一原子力発電所(1F)の原子炉格納容器(PCV)は,事故後,放射線環境下で海水成分を含む腐食環境にさらされた.放射線環境下では,水の放射線分解により過酸化水素が生成する.そこで,PCV主材料である炭素鋼の照射下腐食試験が実施され,N<sub>2</sub>パージは照射下でも腐食を抑制することが確認された.また,照射下での炭素鋼の腐食は,非照射と同様に酸素と過酸化水素の拡散限界電流の和…

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  • 使用済燃料プールから取り出した燃料集合体の長期健全性評価

    田中 重彰, 石岡 真一, 高守 謙郎 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 416-420, 2021-12-10

    <p>東日本大震災の時点で福島第一原子力発電所1~4号機の使用済燃料プール(SFP)に保管されていた燃料集合体は海水注入や建屋の損傷により生じたガレキの混入によって通常とは異なる環境履歴を経ている.そのため,SFPから取り出された使用済燃料を使用済燃料共用プールで長期保管するためには,それらの環境履歴が燃料集合体の健全性に及ぼす影響を評価することが不可欠である.燃料集合体について,構造健全性及び…

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  • 廃炉における微生物腐食の課題

    若井 暁, 平野 伸一, 上野 文義, 岡本 章玄 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 491-496, 2021-12-10

    ...<p>福島第一原子力発電所は,2011年3月11日に発生した地震に関連する東日本大震災の影響により廃炉が進められている.事故以前から腐食に関する対策は十分に取られ,事故後も速やかに対策が立てられ,適切に管理することで大きな腐食事故事例は発生していない.一方で,事故当時に行われた海水注入や連続的に建屋内に入り込んでいる地下水との接触によって微生物の影響が継続的に発生している.この様な観点と最新の微生物腐食研究...

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  • 腐食減肉に対する原子炉圧力容器(RPV)および原子炉格納容器(PCV)の構造健全性評価

    田中 徳彦, 石岡 真一, 紺谷 修 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 409-415, 2021-12-10

    <p>福島第一原子力発電所の事故後のRPVおよびPCVの構造健全性を評価するため,PCV内滞留水を模擬した希釈人工海水中において浸漬腐食試験を実施した.取得した腐食試験データに対する放物線則近似結果などをもとに,燃料デブリ取り出しまでの期間として事故後40年間の1~3号機のRPVおよびPCV主要機器の腐食減肉量や地震応答解析による荷重条件などを考慮した構造健全性評価を実施し,問題のないことを確認…

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  • 福島第一原子力発電所事故後の腐食課題と対策活動

    深谷 祐一 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 381-391, 2021-12-10

    ...った.これが福島第一事故の概要である.燃料冷却のための非常措置として,原子炉及び使用済燃料プールに海水が注入された結果,機器の腐食に関する様々な課題が生じた.本稿では,まず事故直後に顕在化した腐食の課題と対策活動について説明する.ここでは,原子炉及び使用済燃料プールへの適用が検討された様々な腐食抑制手法とその選定過程,適用時期,適用した結果について詳述している.事故の収束後,福島第一原子力発電所の廃炉作業...

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  • 原子炉格納容器に対する腐食抑制技術

    金子 哲治, 藤井 和美, 高守 謙郎 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 421-426, 2021-12-10

    <p>福島第一原子力発電所の原子炉格納容器に対する腐食抑制技術の一つとして,防錆剤添加を検討した.各種防錆剤候補について,浸漬腐食試験,防錆剤途中添加試験および電気化学測定による耐局部腐食評価を実施した.各種評価試験の結果に基づき五ホウ酸ナトリウム,タングステン酸ナトリウムおよびリン酸塩系防錆剤二種を選定した.さらに,選定した防錆剤について,管理要領を定めた.</p>

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  • ゼオライト粒子と接触したステンレス鋼のγ線による腐食影響

    加藤 千明, 山岸 功, 佐藤 智徳, 山本 正弘 Zairyo‐to‐Kankyo 70 (12), 441-447, 2021-12-10

    <p>ゼオライト粒子は福島第一原子力発電所(1F)の汚染水等の浄化のためのセシウム吸着塔内で用いられている.使用後のセシウム吸着塔は敷地内で保管されているが,ステンレス鋼製胴部の局部腐食が懸念された.この腐食リスクに対し,γ線による影響データを照射下電気化学試験装置で取得した.また,内溶液の変化状態を実規模サイズのモックアップ試験装置で検討した.それらの結果から,ゼオライト粒子の存在により放射線…

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  • 廃棄物表面ウラン汚染モデルの蛍光X線分析

    吉井 裕, 高田 由美, 高村 晃大, 上床 哲明, 酒井 康弘 X線分析の進歩 52 (0), 199-206, 2021-03-31

    ...<p>東京電力福島第一原子力発電所の廃炉において発生すると考えられる様々な種類の廃棄物は,その汚染レベルに応じて廃棄方法が決定される.様々な放射性物質や核燃料物質のうち,ウランは半減期が非常に長く,放射線計測による検出が難しい場合がある.そこで,本研究では廃棄物表面のウラン汚染レベルを迅速にスクリーニングする方法として,蛍光X線分析法に基づく手法を提案する.硝酸ウラニル溶液を滴下したろ紙をポリプロピレン...

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  • IRIDの研究開発概況

    奥住 直明 日本原子力学会誌ATOMOΣ 63 (3), 260-262, 2021

    ...<p> 技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID)は2013年8月の設立以来,将来の廃炉技術の基盤強化を視野に,当面の緊急課題である福島第一原子力発電所の廃炉に向けた技術の研究開発に取り組んでいる。研究開発の分野は ①使用済み燃料プールからの燃料取り出しに係る研究開発 ②燃料デブリ取り出し準備に係る研究開発 ③固体廃棄物の処理・処分に係る研究開発 の3つの柱に分類することができる。...

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  • 福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略

    中村 紀吉 日本原子力学会誌ATOMOΣ 63 (3), 256-259, 2021

    ...<p> 原子力損害賠償・廃炉等支援機構では,「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン」を毎年取りまとめてきた。戦略プラン2020では,2019年末の中長期ロードマップの改訂を受け,新たな目標工程に沿って事業者が廃炉作業を着実に実施するために,福島第一原子力発電所の取組全体を俯瞰した中長期視点での技術戦略を提示している。本稿では,戦略プラン2020の概要を示す。...

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  • 世論調査にみる震災10年の人々の意識

    小林 利行, 中山 準之助, 河野 啓 放送研究と調査 71 (7), 28-57, 2021

    東日本大震災から10年。NHK放送文化研究所は、全国と特に被害が大きかった岩手・宮城・福島の3県(以下、被災3県)を対象に復興に関する世論調査を実施した。「震災からの復興」「原発問題とエネルギー」「災害への意識」の3つのテーマごとに結果を報告する。 「震災からの復興」▼津波の被災地の復興に比べて、原発事故の被災地の除染は進んでいないと思う人が多い。▼思い描いていた復興が実現できていると思う人は、…

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  • 学会廃炉委における廃棄物の取り組みと今後について

    新堀 雄一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 63 (3), 263-266, 2021

    ...本報告書の重要なメッセージの一つは,1Fの廃炉・サイト修復で発生する放射性廃棄物の取り扱いは,世代を超えた長期にわたることが予想され,エンドステートを念頭にサイト内においても中間エンドステート(廃炉(除染・解体)やサイト修復等の各活動の達成目標)を定め,着実にステップを踏むことが重要となることを指摘している点にある。...

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  • 福島第一原子力発電所の廃炉に伴って発生する廃棄物の現状と今後 〜次なるステップへの挑戦〜

    松本 昌昭, 元田 謙太郎 日本原子力学会誌ATOMOΣ 63 (6), 468-470, 2021

    ...<p> 2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴い甚大な被害を受けた福島第一原子力発電所は,長期間にわたる廃炉作業を開始している。この作業は前例のない困難な作業であり,国が前面に立って研究開発を推進し,数十年間を要する作業を計画的に推進している。PartⅡでは,経済産業省が『廃炉研究開発計画』に基づき実施している『廃炉・汚染水対策事業』について解説する。...

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  • 原子力学会,1F事故後の取組を総括

    日本原子力学会 事故調提言フォローWG 日本原子力学会誌ATOMOΣ 63 (6), 445-454, 2021

    ...さらに学会は,1F廃炉への学術的提言の発信や福島の復興・再生支援など1F事故後の取組を総括するシンポジウムを開催した。</p>...

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  • 福島原発事故10年,テレビは何を伝えたか

    七沢 潔 放送研究と調査 71 (11), 28-53, 2021

    ...「事故処理」では「廃炉」の期限が見えないこと、「除染」の費用の膨張とその原因が明かされた。また放射線による被ばくの影響など「健康被害」が見えにくくなる中で、「震災関連死」に際して遺族が提出する「死亡経緯書」を拠り所に被災の影響による死を見つめる番組があった。「復興」については避難指示が解除された町の人間模様を多様な目線から見つめる番組が多く、「戻った人」と「戻らない人」の対話も試みられた。...

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  • 福島第一原子力発電所の廃炉に向けた飛行時間型ICP質量分析計による超微粒子分析法の開発

    堀越 洸, 栗原 かのこ, 阿部 雄太, 古川 真, 高貝 慶隆, 平田 岳史 日本地球化学会年会要旨集 68 (0), 137-, 2021

    <p>福島第一原子力発電所からは、気体、微粒子(固体)、イオン(溶存形態)など、様々な化学形態で放射性物質が放出されている。この中で超微粒子(粒径1 µm以下の粒子)は、異なる挙動をとり、超微粒子の動態を調べることで、放射性物質の拡散機構に関する新しい知見が得られる。そこで本研究では、飛行時間型質量分析計を組み合わせたICP-MS法(ICP-TOF-MS法)を用い、超微粒子の個別の元素組成を高速…

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  • 廃炉技術の研究開発の進捗

    野田 耕一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 63 (7), 536-540, 2021

    ...1Fの廃炉は世界がまだ経験したことがない困難な取組みであり,当初から廃炉作業とともに各種研究開発,技術開発が必要であるとされ,実際に,国を始め各機関においてそのための取組みも行われてきた。これまでの1F廃炉技術の研究開発の取組みと主な成果を踏まえ,研究開発の進捗と廃炉への貢献について概説するとともに,今後取組むべき課題について紹介する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 【NHK 文研フォーラム 2021】私たちは東日本大震災から何を学んだのか

    村田 英明 放送研究と調査 71 (7), 58-62, 2021

    東日本大震災から10年。この大震災から立ち直り、人々が思い描いていた復興は実現できたのか。津波や地震、原発事故に対する備えが不十分だったことを教訓に私たちは何を学び、大規模災害への備えを進めることができたのか。復興と防災に対する人々の意識を探るためNHK放送文化研究所は世論調査を実施した。2021年3月に開催した「NHK文研フォーラム2021」では、世論調査の結果を報告するとともに、災害や防災の…

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  • 分子動力学法を用いたDNAテロメア構造中バックボーン水素の溶媒接触表面積の評価

    土田 陽平, 齋藤 誠紀, 中村 浩章, 米谷 佳晃, 藤原 進 日本シミュレーション学会論文誌 13 (1), 32-36, 2021

    ...<p>福島第一原子力発電所の廃炉に伴いトリチウム水の海洋放出が検討されている.また,将来の発電技術として期待されている核融合発電では,トリチウムを燃料として用いる.そのため,トリチウムの生体への影響を詳細に解明することが求められている.我々は,ヒトDNA中の軽水素がトリチウムに置換した際に生じる壊変効果がDNAを損傷するメカニズムを,分子動力学法を用いて解明することを目指している.壊変効果の影響を理解...

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  • 10年を迎える原子力事故の記録と未来への決意

    高木 直行, 渡邉 力夫 電気学会誌 141 (1), 4-8, 2021-01-01

    <p>1.はじめに</p><p>東北地方太平洋沖地震,そしてそれを引き金に生じた福島第一原子力発電所事故(1F事故)からまもなく10年になる。その記憶と記録を残し,二度と事故を起こさないための反省と教</p>

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  • 原子力発電所廃炉計画について地域社会の政策選択の影響要因分析

    朱 鈺, 山田 美香, CHOI Yunhee, 松岡 俊二 環境情報科学論文集 ceis34 (0), 287-292, 2020-12-07

    ...<p><tt>原子力発電所の廃炉による社会的課題に対応するには,住民参加の促進が必要である。イギリスでは,住民参加を促進するため,廃炉政策の社会的意思決定に関する地域対話を進めている。本研究はイギリス・ドンレイ原発の廃炉計画をめぐる地域対話を事例とし,住民参加の代表例としてドンレイ地域協議会に着目し,政策選択への影響要因を考察した。...

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  • NEWS 時事・プロジェクト:新たな津波想定で原発に防潮堤追加

    日経コンストラクション = Nikkei construction (745) 19-, 2020-10-12

    ...東京電力ホールディングス(以下、東電)は、廃炉作業中の福島第1原子力発電所に、最大で海抜16mの高さの防潮堤を新設する(図1)。日本海溝で巨大地震が発生した場合、建設中や設置済みの防潮堤を越える津波が来襲する恐れがあるためだ。 2021年度に着工し、…...

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  • Sr吸着繊維の吸着性能の改善と簡易的な<sup>90</sup>Sr分析の実現に向けた検討

    堀田 拓摩, 浅井 志保, 今田 未来, 松枝 誠, 半澤 有希子, 北辻 章浩 分析化学 69 (10.11), 619-626, 2020-10-05

    <p><sup>90</sup>Sr分析の迅速な前処理分離を可能とするため,基材表層部へ吸着層を形成可能な放射線乳化グラフト重合法により,Sr吸着性を示す18-クラウン-6エーテル誘導体を担持したSr分離用吸着繊維を開発した.常温で液体のSr吸着分子を繊維表面に担持させることにより,前報で作製したSr分離材料と比較してSr吸着容量が大幅に向上した.このSr吸着繊維の平衡吸着容量は,同一のSr吸着…

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  • 少量汚染水中微量ウランの全反射蛍光X線分析

    吉井 裕 X線分析の進歩 51 (0), 11-24, 2020-03-31

    ...<p>本研究は,東京電力福島第一原子力発電所廃炉現場の建屋内で溜まり水等が見つかった際に,そこにウランが含まれないことを保証することを目的としたものである.そのために,ウランの検出下限を目標以下まで引き下げることが必要となり,このことは,高感度なウラン分析法を開発することと同義である.手法開発にあたり目標としたのは,検出下限が法令上のウランの排出基準である20 mBq/cm<sup>3</sup>の...

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  • マイクロPIXEを用いた生体液中の元素定量のための迅速・簡便な試料作製法の検討

    上原 章寛, 及川 将一, 田中 泉, 石原 弘, 武田 志乃 X線分析の進歩 51 (0), 81-90, 2020-03-31

    ...<p>福島第一原子力発電所の廃炉作業にともない,ウランをはじめとする核燃料物質の体内動態に関する科学的知見が強く求められている.本研究では粒子線励起X線分析(PIXE)を用いて体液中の元素を,微少量の試料で簡便・迅速に定量するため,尿の滴下試料の作製法を検討した.ウランの模擬元素として,ウランに類似したエネルギーに特性X線を有するイットリウムを用いた.滴下径の縮小は検出感度の向上に寄与するため,乾燥後...

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  • 全反射蛍光X線分析法による模擬ウラン汚染瓦礫表面のウラン汚染評価法

    高田 由美, 伊豆本 幸恵, 高村 晃大, 松山 嗣史, 酒井 康弘, 吉井 裕 X線分析の進歩 51 (0), 169-177, 2020-03-31

    ...<p>東京電力福島第一原子力発電所の廃炉過程において,ウランに汚染された可能性のある瓦礫等が発生し,その迅速な分析が求められることが予想される.ウランは半減期が長いために放射線計測で定量することが困難であり,誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)により質量分析を行う手法が一般的である.しかし,この方法では有機物除去のために灰化処理を施す必要があり,迅速な分析には不適である.本研究では,ウランに汚染...

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  • 廃炉作業に向けたVRシミュレーション作成

    滝上 亮太, 佐竹 利文, 以後 直樹 精密工学会学術講演会講演論文集 2020S (0), 38-39, 2020-03-01

    ...<p>事故などによって廃炉になった原子炉の内部には、放射線を発する核廃棄物や燃料デブリなどの人体や環境に影響を与えるものが放置されており、人がその場に入って作業を行うのは非常に危険である。しかし、VRであれば危険性は無く、コンピュータで作成した実環境と同じ仮想環境で繰り返し訓練することができる。本研究は、VRを用いて、実際に体を動かして練習できる廃炉作業向けシミュレーションシステムの実現を目指す。...

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  • 英知事業・国際協力の取り組み

    岡本 孝司 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (3), 127-131, 2020

    ...そのため,日本原子力研究開発機構(JAEA)では,文部科学省,原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)等と協力して,国内外の英知を結集し,長期的な廃炉に必要な基礎基盤研究に取組む体制を構築している。また,1Fの廃炉は世界各国から強い関心が寄せられている。このため,国際協力も展開しながら,廃炉の課題解決に取組むとともに,国際社会に向けた情報発信を行っている。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 最先端の研究開発 日本原子力研究開発機構

    佐藤 優樹, 川瀬 啓一, 飯島 和毅, 小林 卓也 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (1), 37-41, 2020

    ...<p> 前回は福島第一原子力発電所(1F)事故への対処のための研究のうち,廃炉の取り組みを紹介した。今回はその続きと,1F事故対処のもう一つの大きな柱である福島の環境回復について紹介する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 福島第一原子力発電所の廃炉のための遠隔技術

    淺間 一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (3), 125-126, 2020

    ...さらにこれらの分析結果に基づき,その対策について述べるとともに,燃料デブリの取り出しをはじめとする今後の廃炉の工程を考え,今後必要となる遠隔技術・ロボット技術の対策などについて述べる。</p>...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献1件

  • 福島第一原子力発電所廃炉作業環境における遠隔放射線イメージング技術の開発と実証

    佐藤 優樹, 寺阪 祐太, 鳥居 建男 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (11), 645-649, 2020

    ...<p> 東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉作業を円滑に進めるにあたり,作業環境に飛散・沈着した放射性物質の分布を“見える化”して把握することは,作業者の被ばく線量の低減や詳細な作業計画の立案を行う上で重要である。ここでは私たちが福島第一原子力発電所やその周辺で行なってきた放射線イメージング技術の開発および現場における実証例を紹介する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 廃炉検討委員会の取り組み―活動と成果

    宮野 廣 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (3), 132-136, 2020

    ...社会に向けては,公開のシンポジウムを中心に課題の解説と取組の例示を紹介して日本機械学会(JSME)との協働での国際会議を開催し,世界の原子力発電所の安全への貢献と福島第一の廃炉技術への貢献を議論した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • SDGsの実現に向けた福島の未来

    牛尾 典明 Oleoscience 20 (10), 459-465, 2020

    ...<p>「SDGsの実現に向けた福島の未来」を描いていくには福島第一原子力発電所(1F)の廃炉を遅滞なく進めていかなければならない。我々は,1F廃炉技術のひとつとして燃料デブリの再臨界防止を目的とした「非溶解性中性子吸収材」の開発を行った。ひも状ミセルの技術を応用することによって,中性子吸収材である炭化ホウ素を担持したスラリーを水中で模擬燃料デブリに展着させることが出来た。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • OECD/NEAのTCOFFプロジェクトの概要

    倉田 正輝 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (2), 99-101, 2020

    ...TCOFFは,シビアアクシデント研究の専門家だけでなく,基礎基盤研究の専門家の英知も幅広く結集し,1F廃炉の着実な推進と加速化を目的に,NEAの原子力科学委員会(NSC)の下で,2017年6月に立ち上がった。10カ国+ECから18機関が参加し,燃料デブリやFPの基礎科学について様々な検討を行っている。2019年12月でプロジェクト終了する見込みであり,その主な成果を報告する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 過酷環境下での遠隔レーザー分析技術

    大場 弘則, 若井田 育夫, 平等 拓範 日本原子力学会誌ATOMOΣ 62 (5), 263-267, 2020

    ...<p> 福島第一原子力発電所の廃炉においては,世界でも例のない事故炉からの溶融燃料デブリ等の安全かつ円滑な取り出しが求められている。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献10件

  • 福島第一原子力発電所の廃炉により生ずるコンクリート廃棄物中のCs,Srの侵入状況評価手法の検討

    横川 将也, 山田 一夫, 東條 安匡, 松藤 敏彦, 松尾 孝之, 黄 仁姫 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 31 (0), 431-, 2020

    <p>現在、原子炉建屋等から発生する大量の汚染廃コンクリートの減容化が求められており、コンクリートへのRIの侵入特性を調べる必要がある。線量率からCs-137, Sr-90が特に問題視されるが、両者は移動性等が異なることから分離して把握する必要がある。先行研究ではIPと試料の間にPETの遮蔽板を入れて分離が試みられたが充分な精度での分離には成功していない。本研究では分離精度の向上を目的に、密度と…

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  • 福島第一原子力発電所港湾関係工事における石炭灰活用の取組

    髙木 亮一, 坂本 守, 森本 良, 古川園 健朗 コンクリート工学 58 (12), 944-951, 2020

    <p>福島第一原子力発電所の港湾内に係留状態にあったメガフロートの津波対策として,メガフロートを移設・着底・内部をモルタルで充填させることで安定させ,上部を港湾ヤードとして有効活用させるために整備する港湾工事を実施している。本工事は放射管理区域に準じるエリアでの工事となるため,使用する資材は調達の観点から制約や課題が多かった。そこで,敷地内に設置したプラントにて,石炭灰(原粉)を有効活用し,メガ…

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  • ドイツ・ルブミンの地域再生の実態と教訓

    乾 康代, 中田 潤 都市計画論文集 54 (3), 1446-1451, 2019-10-25

    ...ここから引き出せる教訓は,原発立地地域の地域再生策は,廃炉事業に依存せず,地域資源や立地を生かした産業の育成と,人々を惹きつける居住地づくりにおくことにある。</p>...

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  • 最近の国内外の災害の動向と持続可能な社会を目指して

    奥寺 敬, 若杉 雅浩 富山救急医療学会 37 (1), 17-19, 2019-08-31

    ...国内では、依然として福島第一原発の廃炉作業は困難な状況が続いており、各地の災害の復興も順調とは言えない。その一方で、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの準備は、総力をあげて進められており、復興災害とのミスマッチが懸念される。...

    DOI 医中誌

  • ウラン汚染コンクリート酸溶出液の模擬試料の全反射蛍光X線分析

    伊豆本 幸恵, 松山 嗣史, 石井 康太, 酒井 康弘, 吉井 裕 X線分析の進歩 50 (0), 185-196, 2019-03-31

    ...<p>東京電力福島第一原子力発電所の廃炉過程において様々な放射性物質に汚染された可能性のある瓦礫等の廃棄物が発生することが予想される.このうち,ウランは半減期が長いために放射線計測で定量することが困難である.瓦礫表面のウラン汚染を定量する方法として,汚染瓦礫から成分を酸で溶出させた後,誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)により質量分析を行う手法が一般的であるが,有機物除去のために灰化処理を施す...

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  • ドイツにおける原子力政策転換と重層的ガバナンス

    渡邉 理絵 環境経済・政策研究 12 (1), 17-32, 2019-03-28

    ...<p>本稿は,シュターデ市を事例として,ドイツ連邦政府が原子力発電所の段階的廃止を決定・実施する過程を,市,州,電力会社の関与に焦点をあてて分析した.その結果,1)電力会社は連邦政府と直接交渉する機会を得て,早期に廃炉にする原子力発電所の稼働容量を他の発電所に移転するなどの条件を盛り込むことに成功した,2)シュターデ市は決定に関与する機会はなかったが,連邦の決定後,経済再建,雇用確保において連邦,州...

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  • VRを利用した燃料棒取り出作業訓練システムの開発

    板坂 優人, 以後 直樹, 佐竹 利文 精密工学会学術講演会講演論文集 2019S (0), 57-58, 2019-03-01

    ...<p>現在の廃炉作業において,最も重要な燃料デブリ回収作業は,現在もその作業が進んでいない.その状況を解決するため,従来研究において,VRを用いた新しい訓練システムの開発とその評価を実施してきた。本研究は,従来研究の訓練システムを進化させ,ロボットによる燃料デブリ回収を訓練できるシステムの実現を目指した.</p>...

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  • 最先端の研究開発 日本原子力研究開発機構

    野田 耕一, 野﨑 信久, 小川 徹, 山田 知典 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (12), 843-846, 2019

    <p> 原子力の総合的な研究開発を行う国内唯一の機関である日本原子力研究開発機構は,研究用原子炉や加速器,放射性物質の使用施設など,特徴ある施設を使った基礎基盤的な研究と,それを土台としたプロジェクト的な研究開発を手がけている。とりわけ重点的に取り組んでいるのが「福島第一原子力発電所(1F)事故への対処のための研究」「原子力の安全性向上のための研究」「高速炉や高温ガス炉など新型原子炉の開発や再処…

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  • 厚板鋼材のレーザー切断技術

    田村 浩司, 遠山 伸一 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (5), 413-415, 2019

    ...<p> 原子炉の廃炉作業では,100mmを超える厚板鋼材の切断解体が必要とされる。このような鋼材の切断が可能なレーザー切断技術に関し,最新の研究開発成果について報告する。</p>...

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  • 福島第一原子力発電所廃炉の技術戦略について

    福田 俊彦 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (2), 113-117, 2019

    ...<p> 原子力損償・廃炉等支援機構では,「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン」を毎年取りまとめてきた。戦略プラン2018では,従来からの主な変更点として,燃料デブリ取り出し及び廃棄物対策を中心とした内容から,汚染水対策及び使用済燃料プールからの燃料取り出しまで検討範囲を広げた内容としている。...

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  • 廃炉地盤工学の提唱とカリキュラムの試作

    小峯 秀雄, 後藤 茂, 鈴木 誠, 菱岡 宗介, 渡邊 保貴, 東畑 郁生 土木学会論文集H(教育) 75 (1), 10-19, 2019

    ...<p> 著者らは,地盤工学の観点から福島第一原子力発電所の廃止措置に対し,技術開発および人材育成の観点から貢献することを目的として「廃炉地盤工学」を提唱している....

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  • 国家的なリーダーシップの不在が根底に―「もんじゅ」の失敗を総括する

    井川 陽次郎, 江沼 康弘, 澤崎 浩昌, 林 司, 柳澤 務, 向 和夫, 澤田 哲生 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (1), 3-13, 2019

    ...その廃炉はなぜ決まったのか。私たちはそこから,何を学ぶべきか。さらにそれは,今後の核燃料サイクル政策に,どのような影響をもたらし,私たちはどうふるまうべきなのか。座談会では「もんじゅ」の設計や建設,運転,そして廃炉に関わってきた当事者を交え,これらの問題を議論した。...

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  • 東京の高校生,福島第一原子力発電所構内を視察

    井内 千穂 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (8), 616-621, 2019

    ...事故を起こした福島第一原子力発電所(以下福島第一原発)では廃炉作業が粛々と進められている。その現場に,この3月,都内の高校生18人が視察に訪れた。県外の高校生が福島第一原発の構内に入るのはきわめて珍しいこと。TVや新聞の報道ではなく,ネット情報でもなく,自分の目で実物に触れた高校生たちはどう感じただろうか。今の福島と廃炉の現場を見た若い世代の思いを報告する。</p>...

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  • 六ヶ所再処理工場の現状と課題

    田中 治邦 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (1), 30-34, 2019

    ...当面はこの工事の完了と本格操業の実現が最も重要であるが,一方,廃炉の増加による軽水炉の発電容量削減との整合性や,プルサーマル対象炉の再稼動,分離プルトニウム保有への理解の訴求など,周辺との関係にも意を用いる必要がある。さらに軽水炉リサイクルの能力の限界を踏まえれば,資源の乏しいわが国の将来にとって切り札となる高速増殖炉とその核燃料サイクルの準備も重要である。</p>...

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  • 核分裂生成物と燃料デブリの比較

    「シビアアクシデント時の核分裂生成物挙動」研究専門委員会 日本原子力学会誌ATOMOΣ 61 (9), 661-666, 2019

    ...<p> 福島第一原子力発電所の廃炉作業は,まずは,燃料デブリ(デブリ)の存在箇所を同定し,これらを安全かつ確実に取り出して,最終的に安全に保管することで終結する。約40年にわたるデブリ取り出し作業では,環境への放射性物質の飛散を最小限に抑え,同時に作業従事者の放射線被ばくを最小に抑制することが必須である。廃炉作業を進めてゆくうえで障害となるのが,放射性の核分裂生成物(FP)である。...

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  • 新電力への原発事故損害賠償の負担拡大決定過程の分析

    定松 淳 環境社会学研究 24 (0), 166-180, 2018-12-05

    ...<p>福島第一原発事故以降,原子力損害賠償・廃炉支援機構が設立された。そこでは東京電力を倒産させず賠償を払わせ続けるとともに,他の原子力事業者も一般負担金という形で,東京電力の賠償費用支払いを支援する仕組みが構築された。これに対して2016年後半に政府内で,送電網の利用料である託送料金を通じて一般負担金の「過去分」を回収することが決定された。...

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  • 原子炉格納容器内部調査用ロボットの開発

    岡田 聡 電気学会誌 138 (8), 535-538, 2018-08-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>東日本大震災に端を発する福島第一原子力発電所の事故に対し,経済産業省,東京電力ホールディングス(株),技術研究組合国際廃炉研究開発機構(IRID)が中心となり,廃止措置に向けた技術開発,作業を進めている。その中でも,原子炉格納容器(PCV)内部の状況を把握するため</p>...

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  • 宇宙線ミュオンによる原子炉内の透視

    永野 護, 関田 俊介 電気学会誌 138 (8), 522-524, 2018-08-01

    <p>1.はじめに</p><p>ミュオンとは宇宙から飛来する高エネルギーの粒子が地球の大気と衝突し発生する素粒子の一種である。質量は電子の約200倍で,地表では毎秒手のひらの大きさに約1個降り注いでいる。ミュオンは高いエネルギーを持ち物質の透過性が高いため,以前よりピラミッドや火山などの大型</p>

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  • 廃炉に関する基盤研究を通じた創造的人材育成

    青柳 克弘 電気学会誌 138 (8), 539-541, 2018-08-01

    ...<p>1.はじめに</p><p>本プロジェクトは,東京電力福島第一原子力発電所廃止措置についての政府の中長期ロードマップに位置づけられた「中長期の視点での人材育成および大学・研究機関との連携」に係るもので,特に基礎基盤研究について,多様な分野に渡る取組みを行い,これを通して今後の廃炉作業を</p>...

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  • 耐放射線性イメージセンサの開発

    渡辺 恭志, 小澤 治, 武内 伴照 電気学会誌 138 (8), 529-534, 2018-08-01

    <p>1.はじめに</p><p>人間は,目で対象物を捉えるとき,その光学的情報を網膜で電気信号に変換して脳で処理し,視覚情報を得ている。一般的なデジタルカメラでは,半導体で作られたイメージセンサという素子が網膜の役割を担っており,2000年以降のデジタルカメラの急速な普及は,イメージセンサ</p>

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  • VRを利用した燃料棒取り出し作業訓練システムの開発

    板坂 優人, 佐竹 利文, 以後 直樹 精密工学会学術講演会講演論文集 2018S (0), 301-302, 2018-03-01

    ...<p>現在の廃炉作業において、最も重要な燃料棒取り出し作業は、現在もその作業が進んでいないのが現状である。理由はその高い放射線量にある。そのため、人間が直接建屋内に入って作業することが困難であり、ロボットに作業を代行させている。そこで、燃料棒を取り出すロボットシステムにおいて、VRを用いた訓練を行うことで作業の効率化が図れる。...

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  • 粒子法による炭化ホウ素制御棒材料の共晶溶融解析

    植田 翔多, 間所 寛, 近藤 雅裕, 岡本 孝司 日本計算工学会論文集 2018 (2), 20182002-20182002, 2018

    ...福島第一原子力発電所の廃炉において再臨界リスクに影響与える炭化ホウ素の分布を把握することは重要であるため, 炭化ホウ素制御棒の共晶溶融と溶融移行挙動が注目されている. 近年, 著者らは炭化ホウ素制御棒材料の共晶溶融を実験的に可視化し, 共晶溶融の後も融液が元の位置にとどまることを見出したが, そのメカニズムは明らかになっていなかった....

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