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検索結果 134 件

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  • 看護学生による倫理検討における視点の構造化

    今井 多樹子, 永井 庸央, 中垣 和子, 門田 清孝 質的心理学研究 23 (1), 98-113, 2024

    ...看護学生の倫理検討の視点を,延命治療拒否のリビングウィルをめぐる救急患者の事例を基に記述した。急性期 看護実習修了直後にクリティカルケア看護論を履修した4 年次生47 名のグループワークの成果をKJ 法で再構築 し構造化した。...

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  • 特別養護老人ホームにおけるadvance care planningと救急医の役割

    野村 侑史, 内田 夏海, 神成 文裕, 野村 直孝, 大谷 義孝, 根本 学 日本臨床救急医学会雑誌 26 (4), 468-472, 2023-08-31

    ...ACPにより2020年は8件中7件,2021年は14件中12件が延命治療希望から希望なしに変更となった。施設での看取り件数は2019年7件,2020年15件,2021年17件と増加していた。<b>結論</b>:地域包括ケアシステムに救急医が積極的に関与することで望まない延命治療を受けることなく看取りができつつあった。 </p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 「尊厳をもって死ぬ権利」を巡る闘い ―フランスにおける「緩和ケア」―

    豊岡, めぐみ, Toyooka, Megumi 拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 49 29-50, 2023-03-25

    ...フランスでは,この「持続的で深い鎮静」が延命治療の差し控えや中止において,「死ぬ権利」と「尊厳」を巡る闘いへと発展している。その時,「死ぬ権利」は,単に,患者自らが積極的に死に関わる権利のことを指すのではなく,「不合理で執拗な治療」を中止する権利へと移行しているように思われる。...

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  • 看護学生の親子間における終末期医療・ケアに関する会話の実態

    福島 直子, 神田 清子 北関東医学 72 (4), 381-388, 2022-11-01

    ...</p><p><b>方 法</b>:対象者はA大学看護学科1~4年生の399名である.調査内容は基本属性および終末期医療・ケアへの関心度,延命治療・終末期ケア・療養場所に関して親子で会話する必要性認識の程度と会話した程度であり,これらの測定にはVisual Analogue Scaleを用いた.調査方法は自記式質問紙調査である....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献5件

  • 脳卒中発症時にDNAR選択を代理意思決定した家族の思い

    高谷 恵理, 伊東 美佐江, 松本 啓子 家族看護学研究 28 (1), 42-54, 2022-10-31

    ...</p><p>結論:脳卒中発症時にDNAR選択を代理意思決定した家族は,状況の理解が十分ではない中,自分の行動に後悔し苦悩を感じていた.過去の患者との会話を思い出して代理意思決定を行っていた.看護師は医師の指示と家族の延命治療の認識の相違の可能性を考えて現状を把握し,家族の思いに寄り添いながら継続的に支援する必要性が示唆された.</p>...

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  • 今求められる日本流のドナーアクションとは?

    中尾 篤典 移植 57 (Supplement), s138_2-s138_2, 2022

    ...臓器提供は、終末期における看取りの一つの方法にすぎないことは認識されているが、実際には神経学的予後が期待できない場合には、延命治療の中止の選択肢しか提示されない場合が多い。臓器提供を行うか否かを決めるのは医療者ではない。決定するのは患者であり患者家族である。臓器提供数が欧米と比較して本邦で少ないのは、文化や死生観の違いのためではなく、医療者の努力不足・認識不足に起因している。...

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  • 肺移植から考える特的機能病院における潜在的心停止ドナー

    新井川 弘道, 渡辺 有為, 渡邉 龍秋, 宇井 雅博, 平間 崇, 大石 久, 岡田 克典 移植 57 (Supplement), s339_1-s339_1, 2022

    ...残る32例のうち、本人あるいは家族が延命治療を希望されず、積極的生命維持装置の中止は無いにせよ、院内にて心臓死を待たれた患者は30名存在した。平均年齢は53.2 歳、男性22例(73%)、喫煙歴20 pack-year以下は24例(80%)、胸部レントゲン所見が MinorもしくはClearと判断された症例は13例(43%)あった。...

    DOI 医中誌

  • 医学部新入生の人生の最終段階における医療に対する意識の検討

    笹森 千愛, 朱朱 暁人, 長谷長谷 主帆, 小原 俊, 三浦 健太郎, 梅本梅本 佳穂, 大滝 恭弘 ADC Letter for Infectious Disease Control 9 (1), 14-19, 2022

    ...結論:医学部新入生は、国民と比べ、人生の最終段階における医療において、侵襲性の高い延命治療を望む割合が高 いという特徴がみられた。...

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  • O-11-01 小児科病棟で膀胱腫瘍のエンドステージを迎えた重症心身障害者と家族への関わり

    村山 真里, 上村 真知子, 上村 文子, 永田 由美 日本重症心身障害学会誌 46 (2), 265-265, 2021

    ...最終的に延命治療は希望せず、腎不全、尿毒症で家族に見守られ永眠した。 考察とまとめ 家族は、早期発見が出来ず【自責の念と後悔】を抱きながらも、【早く治療して治したい】と願い、これまでに困難を乗り越えてきた経験から【回復への期待】も抱いていた。しかし、積極的な治療が出来ず【もどかしさや苛立ち】を感じ、また、E氏の苦痛に対し【痛みや辛さを取り除いてあげたい】という強い思いがあった。...

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  • O-11-02 重症心身障害者の重症肺炎のターミナルケア

    加藤 萩枝, 小田 望, 逸見 聡子, 口分田 政夫 日本重症心身障害学会誌 46 (2), 266-266, 2021

    ...ガン末期ではない看取りを迎えた症例を経験し、延命治療について職員間で様々な葛藤や課題があったため、経過を考察し報告する。 症例 51歳女性、大島分類A1、遺伝性歯状核赤核淡蒼状ルイ体萎縮症、重症肺炎。敗血症ショックとなり、症状のコントロールが出来ず看取りに入る事を確認したが、常に昇圧剤や薬剤の治療が行われた。看取りの宣言から約1か月後に永眠。...

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  • 幸せな死に方――欧米諸国と日本の違い――

    浅川 澄一 家族社会学研究 32 (1), 69-82, 2020-04-30

    ...<p>日本人は4人のうち3人が病院で亡くなる.欧米では病院死比率は50%前後.自宅や引っ越し先のケア付き集合住宅で死を迎える高齢者が多い.死亡場所と死亡原因は,その国の医療や介護の仕組みだけでなく,死生観や家族観,さらに文化のあり方をよく表している.病院死は延命治療の果ての典型的な孤独死だ.暮らしの延長ではない.欧米では,死の間際の住宅であるホスピスでも,「第二の自宅」のような小さな集合住宅である....

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  • POLSTを用いた終末期医療に患者自身の意思を反映させるための取り組み

    小林 佐也加, 中村 洋之, 岩崎 瞳, 大林 彩香, 山﨑 昌代, 喜田 美之, 井上 卓哉, 喜多 信之, 谷本 清隆, 岡田 節雄 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 28 (3), 377-382, 2020-04-15

    ...を用いて終末期指示書を作成し,終末期に患者自身の意思・希望が反映されるよう取り組んだ.多くの患者が終末期に心肺蘇生や挿管を希望しなかった.抗生物質や非侵襲的陽圧換気療法(Non-Invasive Positive Pressure Ventilation: NPPV)は希望者が多く, NPPVは緩和目的を含めて8割が希望した.全ての項目において,肺癌・非肺癌で大きな差は認めなかった.家族は患者より延命治療...

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  • 脳卒中における終末期医療に関するガイドライン

    一般社団法人日本脳卒中学会 脳卒中 41 (2), 125-131, 2019

    ...目的で,本ガイドラインを作成した.本ガイドラインでは,「脳卒中を原因とした,全脳の不可逆的な機能不全で,いかなる治療を行っても死が避けられない状態」を「脳卒中による全脳機能不全」と定義した.さらに,脳卒中における終末期で,臓器提供を行わず,家族等に医療・ケアの変更・中止の希望があれば,本ガイドラインで定めた方法で全脳機能不全の確定判断を行い,各施設の臨床倫理委員会などの審議を経て病院長の承認のもと,延命治療...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 入院前の在宅医療の有無からみたがんによる病院死の比較検証

    桵澤 邦男, 藤森 研司, 伏見 清秀 日本医療マネジメント学会雑誌 19 (3), 145-150, 2018-12-01

    ...その結果、在宅医療がある場合はない場合と比較して、心肺蘇生や化学療法などの延命治療および積極的治療の実施割合が低く、また入院から死亡までの日数が短いことがわかった。本結果より、在宅医療がある症例は、延命治療および積極的治療を行わない旨の方針を決めており、かつ生命の危機に直結する状態となる直前まで在宅療養を継続しその後病院へ搬送され早期に死亡したものが多く含まれると考えられた。...

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  • <b>4.費用対効果以外の要素をいかに扱うべきか?</b> <b>―アプレイザル (総合的評価) に関する諸問題―</b>

    齋藤 信也 薬剤疫学 23 (1), 29-39, 2018-05-31

    ...その後これに,社会的,倫理的要素等を加味して総合的に評価する過程は,アプレイザルと呼ばれる.このアプレイザルのあり方については,中医協 (中央社会保険医療協議会) 費用対効果評価専門部会で度重なる検討が行われ,その際に評価すべき倫理・社会的要素として,① 公衆衛生的観点での有用性 (感染症対策など) ② 公的医療に含まれない追加的費用 (介護費用や生産性損失など) ③ 長期に重症の状態が続く疾患での延命治療...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • 終末期の在宅医療・延命治療に対する看護学生の思いの調査

    加藤 博之 川崎市立看護短期大学紀要 23 (1), 53-64, 2018-03-31

    看護学生自身は終末期の在宅医療・延命医療に関してどのような思いを持っているのかを調べるため、首都圏にある看護師等学校養成所(大学1校・短期大学1校・専門学校3校)の学生(832名)に対して、読売新聞で結果が公表された全国世論調査で使用された質問紙を使い調査を行った。看護学生は、終末期の在宅医療を希望する割合が54%と高かったが、終末期の在宅医療に関する困難感に関しても72%が認識していた。看護学…

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  • O-1-T03 悪性腫瘍により最期を迎えた重症心身障害児(者)の母親の思い

    熊本 雄介, 福良 薫 日本重症心身障害学会誌 43 (2), 288-288, 2018

    ...結果 対象者はてんかんと重度精神遅滞の40代の息子を多発性肝細胞癌と診断され、抗癌剤の治療・延命治療を望まず看取った母親であった。「癌告知後代理意思決定」の時期は、ショックを受けつつも周囲に相談し積極的治療をしない決断をしていた。「終末期」では、痛み・苦しみを避け、楽しみを与えたいと考えていた。「死後」は自分の判断を肯定していた。...

    DOI 医中誌

  • 特別養護老人ホームにおける「看取り同意」についての研究序説

    有田 , 伸弘 関西福祉大学研究紀要 20 1-7, 2017-03

    ...2015 年4 月の介護報酬改定において「看取り介護加算」の要件が見直されたことから,特別養護老人ホーム等の施設では,看取りの体制を整えつつある.しかし,看取りとは,「近い将来,死が避けられないとされた人に対し,身体的苦痛や精神的苦痛を緩和・軽減するとともに,人生の最後まで尊厳ある生活を支援すること(全国老施協「看取り介護実践フォーラム」」と定義されているが,いわゆる延命治療の拒否を含むものである....

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  • 人生の最終段階における医療についての家族の意思決定の実態と思い

    大西 香代子, 大島 弓子, 西本 美和, 窪田 好恵 日本健康医学会雑誌 25 (4), 340-349, 2017-02-21

    ...</p><p>延命治療については,ほとんどのケースで家族に選択の機会が与えられ,意向が確認されていたが,主治医と家族との話し合いで決定されているケースがほとんどであった。また,患者が意思決定できる状態であったにも関わらず,患者本人の希望を訊かず,家族に意思決定が求められたケースもあった。</p><p>また,どの家族も患者の死について,程度の差はあっても,受容していた。...

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  • 救命処置を希望しない意思を伝えられた場合の対応について

    西本 幸夫 日本臨床救急医学会雑誌 20 (3), 551-554, 2017

    ...一方で,救急隊が傷病者に接触後,救命処置を希望しないという意思を家族から伝えられる場合や,延命治療拒否(以下,DNAR)の書類を掲示される場合も存在する。そうした中,広島市消防局においては,「救急隊現場活動プロトコール」に基づき主治医に連絡を取るように努め,主治医から「CPRを行わない」旨の指示が取得された場合に限り心肺蘇生を中止することを文書で示し対応している。...

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  • 終末期類似状態傷病者のCPA搬送の現状

    真弓 俊彦, 竹村 春起, 志水 清和, 平林 祥, 家出 清継, 中村 俊介, 江崎 友香, 松井 智子, 永田 二郎 日本臨床救急医学会雑誌 20 (1), 10-17, 2017

    <p><b>目的および方法</b>:終末期類似状態の心肺停止(CPA)搬送患者の実態を明らかにするため,平成22年4 月より2年間の当院救命救急センターへの全CPA搬送例のうち,終末期類似状態であった患者を後方視的に検討した。<b>結果</b>:334例のCPA搬送者のうち終末期類似状態であった患者は43例(12.9%)であった。高齢者福祉施設や訪問看護師からの要請は21例,自宅からの要請は22…

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  • がん化学療法を受ける患者の治療延期によって生じる思いの分析

    長 光代, 一ノ山 隆司, 若林 健治, 杉本 明希, 岩城 光子 富山大学看護学会誌 15 (2), 127-136, 2016-09

    本研究は,治療延期を繰り返すがん患者の思いを明らかにすることを目的とした.投与基準を満たさず当日治療が延期になった体験を持つ6 人を対象とし,質的記述的分析を行った.治療延期を繰り返すがん患者の思いの特徴には,【治療延期の判断は主治医に任せる】【治療延期は仕方がないと受けとめる】【治療延期に拘らず変わらない生活を送る】と判断しながらも【化学療法に賭ける】ことにより【治療延期がもたらす苦痛の回避と…

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  • 病弱者の生と死に対する共感と理解

    太田, 俊己, 城倉, 登代子 関東学院大学人間環境学会紀要 25 19-32, 2016-02

    ...大学生は延命治療を採らなかったその少女の生と死に深く感じ入ったが、一部の大学生は教員や保育者の視点から病弱児・者の心理や内面世界を想像することができた。保育者・教員養成課程で教えるべき児童期の病気とその影響の必要性について考察した。...

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  • 小児の終末期について再考する契機となった,長期生存した臨床的脳死の4症例

    石飛 奈津子, 石田 亮介, 山森 祐治, 川上 潮, 小早川 義貴, 新納 教男, 越崎 雅行, 松原 康博 日本集中治療医学会雑誌 23 (4), 402-404, 2016

    ...当院での4症例のうち2症例は当時の社会的背景や終末期に対する認識の相違から,延命治療を継続することとなった。虐待例や家族の病状受け入れの問題から,延命治療中止が困難な例も存在するが,今後は,患児の尊厳を保つためにも医学的に終末期との判断を行い,家族に治療中止を選択肢として提示することも考慮されるべきである。...

    DOI Web Site 医中誌

  • P-1-G02 肺転移で見つかった進行性食道がんの一例

    丸箸 圭子, 栂 暁子, 横井 彩乃, 山田 晋也, 中村 奈美, 脇坂 晃子, 辻 隆範, 大野 一郎 日本重症心身障害学会誌 41 (2), 269-269, 2016

    ...家族に病状説明したところ、人工呼吸器装着などの延命治療はせず緩和ケアを望まれた。元来胃瘻栄養であり、嘔気嘔吐などの消化器症状に乏しく体重変化もなく苦痛症状の把握に苦慮した。緩和ケアチームに相談し臨床症状、心拍数、呼吸数、SpO2などを参考にしながら、緩和ケアの開始時期を検討した。X+32日 アセトアミノフェン投与開始 この頃より血性嘔吐などの出血傾向と肉眼的黄疸が出現。...

    DOI 医中誌

  • 日本臨床倫理学会による「POLST(DNAR指示を含む)作成指針」作成の経緯と今後の展望

    箕岡 真子 日本臨床麻酔学会誌 36 (3), 308-312, 2016

    ...多くの病院で日常的にDNAR指示(=Do Not Attempt Resuscitation)が出されている.しかし,患者の自己決定権の尊重が不十分であったり,また,DNAR指示の解釈が医療者個人個人で異なり,DNAR指示によってCPR以外の生命維持治療も制限されてしまい,実質的な延命治療の差し控え・中止となってしまっている可能性がある.そこで,このようなDNAR指示実践における混乱を改善するために...

    DOI Web Site 医中誌

  • 終末期の延命治療に対する代理意思決定 : 高齢者の認識と課題

    牧 信行, 小杉 一江, 永嶋 智香, 中村 美鈴 日本プライマリ・ケア連合学会誌 39 (3), 150-156, 2016

    ...<br><b>結論</b> : 終末期の延命治療に対する意思決定の問題解決のために, プライマリ・ケア現場での意思伝達の動機づけ, 明確な伝達の支援は有用である. さらに, 終末期医療に関する知見の集積, 法・制度面の整備, 倫理面の検討も必要である....

    DOI Web Site Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献10件

  • 平穏死のすすめ

    石飛 幸三 医療と社会 25 (1), 59-69, 2015

    ...私が作った「平穏死」という言葉は,単なる延命治療が意味をなさないのであれば,それをしなくても責任を問われるべきでないという主張の旗印です。<br>「生きて死ぬ」は自然の摂理,老衰における医療を加減できてこそ,現代の医療が完成するのです。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 日本におけるアドバンスケアプランニングの現状

    角田 ますみ 生命倫理 25 (1), 57-68, 2015

    <p> わが国でも人生の終盤期をどう生き死に逝くかということに関心が高まり、アドバンスケアプランニング (Advance Care Planning : ACP)という言葉が散見されるようになってきた。しかし、実際にはACPとは何かということが明確にならないまま、臨床現場ではそれぞれが手探りで実践に役立てようと苦労している。そこで本研究では、日本におけるACPの文献から、我が国におけるACPの現…

    DOI 医中誌 被引用文献6件

  • 重度遷延性意識障害患者への治療制限の是非

    福原 徹 生命倫理 25 (1), 38-47, 2015

    ...当院における今後の高齢者患者数予測、及び重篤な脳出血における人工呼吸器治療を例に、延命治療の選択による医療費の差異から高齢者医療の現状を認識し、更にアンケートによる重篤な後遺症が残る場合の治療希望の傾向調査から、 延命治療の拒否はどの程度選択されるのかを探った。結果として、高齢者の入院比率は今後増大していき、 2030年には75歳以上の患者が入院患者の半数以上を占める。...

    DOI 医中誌

  • 最後まで食べるための在宅 NST

    西山 順博, 細見 美津子, 松井 泰成, 大西 延明, 上坂 保恵, 清水 満里子, 千田 素子, 松井 薫, 坂口 和代, 西山 直樹, 西本 美和 日本静脈経腸栄養学会雑誌 30 (5), 1119-1124, 2015

    ...また、AHNが栄養状態を改善することだけを目標とした延命治療ではなく、ある時は、緩和治療として必要栄養と水分を充足し、リハビリテーションのサポートを行い、ある時は、緩和ケアとして患者(利用者)や家族の Quality of Life(QOL)を向上するものであることを再認識していただきたい。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 『蘇生不要指示のゆくえ』-医療者のためのDNARの倫理-

    箕岡 真子 蘇生 34 (2), 82-86, 2015

    ...現在,相当数の病院で日常的にDNAR指示が出されているが,DNAR指示のとらえ方が,医療者個人個人で異なっており,DNAR指示によってCPR以外の生命維持治療も制限されてしまい,実質的な延命治療の差し控え・中止となってしまっている可能性がある。そろそろ,DNAR指示に関する倫理的論点を明確にし,日本の医療現場におけるDNAR指示の実践についてのコンセンサスを得る時期がきている。...

    DOI 医中誌

  • 日本人の死生観をどうとらえるか : 量的調査を踏まえて

    堀江 宗正 2014-04-16

    ...(1)延命治療を拒否する傾向は約8 割と高く、また延命拒否者は自殺を許容する傾向が相対的に高い。(2)宗教も死後生も信じない人と、宗教は信じないが死後生は信じるという人が、二大勢力を形成し、前者には男性と高齢者が多く相対的に自殺許容的であり、後者には女性と若者が多く相対的に自殺許容的でない。(3)葬儀は脱宗教の傾向はあるものの存続しそうである。...

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  • 栄養管理とQOL

    山中 英治 静脈経腸栄養 29 (3), 799-803, 2014

    ...栄養管理とくに強制栄養が、単なる延命治療ではないかとの批判もある。高齢者は入院時栄養不良も多く、栄養不良では術後の回復も遅れ、筋力や免疫能を始めとする体力も低下しやすい。<br> 体力低下は離床の遅れにつながり、入院中の嚥下機能低下、誤嚥性肺炎、褥瘡なども発生しやすい。結果的に動けない、食べられない、家に帰れないことになれば、QOLは大きく低下する。ゆえに適切な栄養サポートは重要である。...

    DOI 医中誌

  • 適応からみたPEG

    北川 泰久 静脈経腸栄養 29 (4), 1003-1008, 2014

    ...特に、高度の認知症に対する胃瘻(PEG)の適応に関しては、延命治療の是非にも議論が及び混乱を招いている。 1980年初期に導入された PEGの新規造設件数は現在、20万件を越し、これからも高齢者の増加とともにますます重要となってくる。本稿では適応からみたPEGという内容で、その現状と今後の課題について述べてみる。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 家族間における延命治療についての話し合いに影響する要因

    藤原 真弓, 中山 美由紀, 岡本 双美子 日本救急看護学会雑誌 16 (1), 10-19, 2014

    ...そのうち、家族間における延命治療についての話し合いあり205名、話し合いなし323名であり、家族間における延命治療の影響要因は「専攻領域」「同居家族の有無」「親族が延命治療を受けた経験」「家族以外の人と死について話し合った経験」「死からの回避」「死への関心」「家族凝集性」であった。...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • P-2-F31 多職種での介入により経口摂取と笑顔を取り戻した一例

    益山 龍雄, 村松 かおる, 里山 和佳美, 山際 英男, 根本 純子, 加我 牧子 日本重症心身障害学会誌 39 (2), 332-332, 2014

    ...当センター紹介前は、経管栄養は延命治療にしかならないといわれ、家族もあきらめかけていたが、兄の特に熱心な希望を受けたこと、また、初診時、ご本人がかすかにほほ笑んだように見えたことから、積極的な多職種連携で取り組んだ結果、回復できた1例を経験したので報告する。...

    DOI 医中誌

  • 大学病院総合診療内科における高齢者入院死亡症例の検討

    鳥飼 圭人, 中谷 信一, 増井 健太郎, 廣瀬 雅宣, 山﨑 行敬, 根本 隆章, 西迫 尚, 國島 広之, 中川 禎介, 松田 隆秀 日本病院総合診療医学会雑誌 5 (2), 44-48, 2013-12-31

    ...聖マリアンナ医科大学総合診療内科(以下,当科)において入院中に死亡した 65 歳以上の高齢者患者における臨床像の特徴と急変時における延命治療についての事前意思確認を明らかにすることを目的とした。 2 年間に当科へ入院となった 65 歳以上の高齢者 216 名(うち死亡退院 22 名)を対象とした。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 在宅医療にかかわる理学療法士が持つべき意識の再考

    浅野 辰郎, 佐藤 美樹子, 丸川 陽子, 高木 章好 理学療法学Supplement 2012 (0), 48101183-48101183, 2013

    ...緩和医療、緩和ケアの概念については、「緩和医療は主にがん患者の延命治療を目的とする」が4.1点、「緩和医療は麻薬を使うので、患者は錯乱や混乱に陥る事が多い」が4.4点、「緩和ケアは尊厳ある死を導くケア技術である」が6.2点、「緩和ケアは終末期ケアや延命治療後のケアを意味する」が5.1点と高得点を示した。QOLの項目は、「QOLが低いと人の尊厳は失われる」が3.9点であった。...

    DOI 医中誌

  • 人間関係から見た安楽死是非の再考

    船木 祝 応用倫理 6 3-14, 2012-10-01

    ...第一は、致死薬投与による積極的安楽死と延命治療停止等による消極的安楽死との旧来の区別立てを否定する、というものである。第二は、安楽死に関して人間関係という側面からの検討がなされていることである。すなわち、安楽死政策が医療者と患者及び家族との相互的な関係性に対して及ぼす影響、そして、医療者と患者間の信頼関係構築という観点からの考察である。本稿では、とくに二つ目の特徴に注目したい。...

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  • 長期臥床状態から起居動作能力が向上し歩行も可能となった一症例

    藤原 菜摘, 片山 脩, 桒原 里奈, 壹岐 英正 東海北陸理学療法学術大会誌 28 (0), 113-, 2012

    ...また、経管栄養は延命治療として敬遠される傾向にある。しかし、今回約1年半の長期的な介入と、経管栄養を開始したことにより栄養状態が改善し、起居動作能力が向上した症例を経験したため報告する。<br><b>【症例紹介】 </b>80歳代男性。腸閉塞を発症し当院入院。病前ADL自立。約4年前より転倒を繰り返していたが原因不明。...

    DOI 医中誌

  • S1/CDDP療法後に治癒切除した大動脈周囲リンパ節転移胃癌の1例

    鈴木 隆, 山崎 有浩, 名波 竜規, 大嶋 陽幸, 島田 英昭, 金子 弘真 日本臨床外科学会雑誌 73 (11), 2852-2856, 2012

    ...症例は43歳の男性,腹腔動脈を巻き込み大動脈周囲に一塊となった長径10cmの高度なリンパ節転移を伴う胃癌を認めた.cT3N3M1(LYM)Stage IV (胃癌取扱い規約第14版)と診断して治癒切除不能と判断した.延命治療としてS-1+CDDP化学療法を開始したところ,2コース終了時点で腫瘍の著明な縮小を認めた.化学療法6コース終了時点には治癒切除可能と判断されたためD2+No.16a2-b1リンパ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 頭頚部の屈伸角度が呼吸機能に与える影響

    西田 直弥, 川崎 卓也, 仲保 徹 理学療法学Supplement 2010 (0), AdPF1001-AdPF1001, 2011

    ...【目的】<BR> 近年の理学療法では,早期離床の方針や延命治療の技術発展により,救命率は上がったが重篤な後遺症を残す患者も増えている.そのため体動困難な患者を対象とすることが多くなっている.ポジショニングは体位変換が困難な患者に対する予防的手技の1つとして行われることが多い.その際,頭頚部の肢位は呼吸状態に影響を与えていると感じる.先行研究では,頭頚部の肢位による気道抵抗は,屈曲位,伸展位の各々において...

    DOI 医中誌

  • 大腸癌に対する分子標的療法の現状と問題点

    津田 享志, 中島 貴子, 朴 成和 日本消化器病学会雑誌 108 (1), 19-23, 2011

    ...大腸癌の治療成績は分子標的治療薬も加わり,飛躍的に伸びている.またbio-markerの発見などにより,治療選択の幅が広がりつつある.conversion therapyとしての治療法,また延命治療としての維持療法の治療法の選択は,それぞれ違う観点で重要である.どのラインでどの薬剤を使用するべきか.bevacizumabを1次治療に併用する場合の殺細胞性抗がん剤はoxaliplatinとirinotecan...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献19件

  • P1047 重症心身障害者の急変に対する家族の思い

    久保田 勝子, 柄澤 賀津子 日本重症心身障害学会誌 36 (2), 337-337, 2011

    ...用語の定義 延命治療:チューブ栄養、点滴、挿管、人工呼吸器装着 はじめに 個別支援計画の面談時、92%の家族が「延命治療を希望しない」と答えている。しかし、この面談時において、口頭で医師が説明しているのみであり、家族は急変の対応について延命治療をどの程度理解した上で決定しているのか知り、看護ケアに役立てたいと思い調査をした。...

    DOI

  • 急性期脳卒中無輸血治療希望事例対応マニュアル

    「重症脳卒中における生命倫理に関する研究」研究班 Japanese Journal of Neurosurgery 20 (11), 824-827, 2011

    ...近年,人生観や価値観の多様化に伴い,宗教的無輸血治療の希望や延命治療の拒否など,治療行為に関するさまざまな希望・意思表示も増加してきた.これらに対応すべくさまざまなガイドラインが作成されているが,基本的には患者本人の治療に関する意思の表示に基づいて対応することが求められる.しかしながら,重症脳卒中急性期においては意識障害のため本人の発病前の意思確認をすることが困難で,ガイドラインに則った対応が困難な...

    DOI Web Site 医中誌

  • 静岡県理学療法士会による新人理学療法士の卒後教育,職場に対する満足度調査

    高木 大輔, 森上 亜城洋, 内山 恵典, 西田 大祐, 堀野 広光, 内田 成男 東海北陸理学療法学術大会誌 27 (0), 89-89, 2011

    ...【目的】医療技術の進歩にともなって死亡率が減少する一方で,障害が重度化し,延命治療の進歩から平均寿命が高まっている.また日本は長寿世界一,かつ世界に類をみない速度で超高齢社会へと突入した現状を考えると,今後の理学療法のさらなる知識,技術などの発展は不可欠であると考える.現在,日本の理学療法士の実数は,世界理学療法連盟(World Confederation For Physical Therapy:...

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  • 佐渡ターミナル・ケア勉強会のアンケート調査結果(ターミナルケアに関する意識調査報告)

    金子 純子, 岩田 文英, 田邉 直仁, 服部 晃 日本農村医学会学術総会抄録集 59 (0), 251-251, 2010

    ...性差、10代、高校生の特徴、および学生、一般職、医療福祉職の差、および最後の場所、延命治療への考え方などを他の調査とも比較しました。告知希望率は68.6%、家族への告知希望率は29%と従来の大規模調査の範囲に留まったが、拒否率は過去の全国調査と比較しますと私どもの調査が最低でありました。...

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  • 末期患者における人工呼吸器の中止―救急医に対する質的研究―

    会田 薫子, 甲斐 一郎 日本救急医学会雑誌 20 (1), 16-30, 2009

    ...背景・目的:日本救急医学会は延命治療の中止基準を本邦の医学会として初めて策定した。本研究では,同学会の「終末期医療に関する提言(ガイドライン)」策定直前の救急医療現場において,延命治療の中止に関わる問題点を,人工呼吸器に焦点を当て,救急医の経験と認識に基づいて探索的に調査することを目的とした。対象・方法:対象は救急医35名(男性31名,女性4名;年齢中央値49歳)。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献48件

  • 臨床倫理委員会と倫理コンサルテーション

    永野 功 医療 62 (12), 662-667, 2008

    患者の自己決定を支援し社会に信頼される良質な医療の実践には, 医療現場の倫理的問題に対応する臨床倫理委員会の体制が必要である. 臨床倫理委員会は, 研究倫理を審議するInstitutional Review Board (IRB)とは異なる組織であり, 職員の倫理教育, 院内の医療倫理規約の立案や改正, そして倫理コンサルテーションを通じて, 患者の自律を尊重し, 患者ケアの改善を目指す. …

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  • 脳死肺移植の一症例

    吉村 ゆかり, 武田 和生, 松尾 実香, 藤田 政臣, 唯岡 千佳, 井上 雅史, 福田 宏幸 理学療法学Supplement 2007 (0), D0365-D0365, 2008

    ...今後は、移植医療が単なる延命治療ではなく、新たな人生を生きることのできる医療であることを、移植を受けた方のQOL向上や社会復帰という形で示していく事が大切であり、臓器移植の普及につながるものと考えた。<BR>...

    DOI 医中誌

  • ヨーロッパにおけるELDの現状調査から見えてくるもの

    盛永 審一郎 研究紀要 : 富山大学杉谷キャンパス一般教育 (35) 1-10, 2007-12-26

    ...通常、上から「延命治療の停止」、「緩和医療(死)」、「安楽死」とよばれ、区分されているものである。いずれも、「生かすための術を学んできた」医師が、患者が死に至ることを何らかの程度において予見しうる行為を決断することである。しかし、それぞれの決断に対して、それが伴う死の予見の度合いに応じて、異なった価値評価が与えられている。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件

  • 一般集団における終末期在宅療養の実現可能性の認識とその関連要因

    佐藤 一樹, 宮下 光令, 森田 達也, 鈴木 雅夫 Palliative Care Research 2 (1), 101-111, 2007

    一般集団における終末期在宅療養の実現可能性の認識の関連要因を質問紙により調査した. F県において2006年1月に行われた在宅緩和ケア講演会の参加者を対象とし, 全員から回答を得た(n=61). 終末期在宅療養を実現可能と16%が回答した. 終末期在宅療養の障害は, 家族の負担(80%), 急変時の対応の不安(59%), 急変時の入院の不安(52%)の順であった. …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献10件 参考文献18件

  • 医療に対する自律性に関する日米比較

    松井 美帆 生命倫理 17 (1), 128-134, 2007

    ...また、国内高齢者では検査の目的や薬の副作用などに関する情報希求が日系高齢者に比較して高く、終末期ケアの意向についても意思決定と療養場所の希望、延命治療の意向との間に関連が認められた。以上のことから、高齢者において医療に対する自律性と医療従事者、家族関係は重要と考えられ、国内高齢者に対する支援として、医療に関する情報提供、さらに終末期ケアも含めた意向に関する理解が求められることが示唆された。...

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 「利益」のボーダーライン : 大脳機能の不可逆的な喪失と代理決定

    有馬 斉 生命倫理 16 (1), 76-83, 2006

    ...すなわち、「大脳機能を失う前の本人が、臓器の扱いや延命治療のあり方について、自分の希望どおりになることを約束されていると知って安心していたということが可能な状況を、法を用いて作る」ということである。先行文献のほとんどが、脳死者やPVS患者が意識を失う前に希望していたことを実現すること自体を、法的に守られるべき本人の利益であると論じていることを批判する。...

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 終末期ケアに関するグループ・ディスカッションを用いた啓発活動の効果

    松井 美帆 生命倫理 15 (1), 75-83, 2005

    ...対象者は中国地方の老人クラブ会員60名で「延命治療の意向」と「リビング・ウイルの是非」の2つをテーマとしたグループ・ディスカッションを実施し、介入前後及び1ヵ月後に評価を行った。その結果、啓発活動に対する受入は10段階中8.2と比較的良い評価であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献31件

  • 高齢者のアドバンス・ディレクティブへの賛同と関連要因

    松井, 美帆, 森山, 美知子 病院管理 41 (2), 27-35, 2004-04

    ...項目ごとに累積ロジスティック分析を行い、有意差のあった項目を独立変数として検討した結果、「リビング・ウイルの認知度」、「延命治療について人工呼吸器装着の拒否」、「向宗教性」、「死に対する積極的受容」が支持に関連していた。...

    機関リポジトリ 医中誌 被引用文献1件 参考文献25件

  • 気管内挿管チューブ抜去の是非 : 川崎「安楽死」事件を他山の石として

    浅井 篤, 尾藤 誠司, 千葉 華月 生命倫理 14 (1), 139-146, 2004

    2002年4月、1998年に川崎で起きた「安楽死」事件(筋弛緩剤投与事件)が報道された。意識不明の喘息患者から気管内挿管チューブが抜去され、大量の鎮静剤と筋弛緩剤が投与された。本稿では、この事例で医師が致死的薬物を投与するという行為に至る過程で、何が欠けていたのか、何がなされなくてはならなかったかを考察する。この事例をイギリスで初めて尊厳死を認めたと解されている人工呼吸器治療打切り事例と比較検討…

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献12件

  • 終末期ケアに関する啓発活動への高齢者の関心と規定要因

    松井 美帆, 森山 美知子 生命倫理 14 (1), 65-74, 2004

    ...一方、延命治療の意向では医師や家族に判断を任すとした非自己決定群が58.6〜61.1%であり、リビング・ウイルをよく知っているものは12.2%であった。以上のことから、前期高齢者の世代から家族や医療従事者との関係に配慮した上で、自分の意向を事前に周囲と話し合っておくことやアドバンス・ディレクティブについて啓発活動を行なうことの重要性が示唆された。...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌 被引用文献4件 参考文献32件

  • 入院高齢患者の終末期ケアに関する意向

    松井 美帆, 井上 正規 生命倫理 13 (1), 113-121, 2003

    ...本研究の目的は、入院高齢患者の終末期ケア、特に延命治療の意向とアドバンス・ディレクティブの是非について明らかにすることである。対象は大学病院内科病棟の65歳以上の入院患者52名で男性29名、女性23名、平均年齢は72.7歳であった。...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献22件

  • 終末期高齢者の医療に関する医師と看護師の意識調査

    萬谷 直樹, 小暮 敏明, 伊藤 克彦, 坂本 浩之助, 高玉 真光, 田村 遵一 日本老年医学会雑誌 40 (5), 504-508, 2003

    ...延命治療については,「家族にお話しして積極的な治療をしない」との意見が多数であった. 医師・看護師間ではほとんどの項目で, 類似した分布を示したが, 肺炎時の栄養方法 (<i>p</i>=0.0544) と膀胱洗浄 (<i>p</i>=0.0531) については, 双方の意見の分布が異なる傾向がみられた....

    DOI Web Site Web Site ほか2件 被引用文献3件 参考文献16件

  • 小児看護実践で看護婦が直面する倫理的問題と看護婦の対応

    井上 みゆき Journal of Japan Academy of Nursing Science 21 (1), 61-70, 2001

    ...データ収集は非構成面接を行い, 得られたデータから質的帰納的分析を行った.小児看護実践で看護婦が直面している倫理的問題は, 1) 延命治療の是非, 2) 医療の情報提供の不足, 3) 子どもの人権が尊重されていない, 4) 看護婦の継続教育の不足, 5) 快適な療育環境が提供されないの5つに分類された....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献4件 参考文献28件

  • 終末期医療で病院は収入を上げているか

    伊師 巌, 木村 一, 大畠 民部, 鈴木 節子, 椎貝 達夫, 服部 光治, 谷畑 英一, 和久 井守 日本農村医学会雑誌 48 (2), 116-123, 1999

    There is a theory that excessive treament for terminally ill patients is one of the factors in soaring medical costs. To evaluate this theory, we examined the changes in medical expenditures for our …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

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