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検索結果 70 件

  • 1 / 1

  • 頭蓋の顔面部形態からみた古墳時代の地域社会 : 九州を対象として

    田渕 朱莉 九州大学総合研究博物館研究報告 21 85-112, 2024-03-31

    ...と考古学の成果を統合した研究は少なく,古墳時代の広域的な交流を考慮するのであれば,人々の移動を伴う交流が行われた可能性のある地域全体から出土した資料を収集・整理し,分析を行っていく必要があると考える.本稿では,弥生時代以来大陸との交流の窓口である九州を対象に,古墳時代人骨の顔面部形態の分析と,各個体に付随する副葬品や埋葬形式といった考古学的情報を統合して検討することによって,古墳時代における日本列島内外...

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  • 近江地域北部の弥生時代後期から古墳時代前期の土器編年 : 器台形土器を中心とした検討

    山下 優介 東京大学考古学研究室研究紀要 (33) 121-153, 2020-03-28

    ...分析は、1.資料集成、2.土器の形式分類、3.器台形土器の型式学的変化の把握、4.共伴器種の消長関係検討、5.各段階設定、6.先行研究との併行関係検討、7.土器編年上の画期に関する考察、という手順で進めた。分析の結果、器台形土器の型式学的な変化に基づいて対象時期を9時期に区分したうえで、そのほかの器種を含む各時期の土器構成を明らかにした。...

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  • 東平1号墳出土鉄鏃の評価と意義

    藤村,翔 富士市埋蔵文化財調査報告 : 伝法 東平第1号墳 64 101-112, 2018-03-23

    ...駿河東部地域の後・終末期古墳出土鉄鏃については、長三角形式や五角形式、三角形式に代表されるようなヴァリエーション豊かな平根系鉄鏃が目立つこと(井鍋2003、長谷川2003、藤村2011)、20 ~30 本以上の大量の鉄鏃を保有する古墳が数多く認められること(菊池2016、大谷2004、藤村2017)などの特徴が先行研究でも指摘されている。...

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 生産技術史と考古学(キーノートスピーチ)

    鈴木 勉 精密工学会学術講演会講演論文集 2015S (0), 197-198, 2015

    ...考古学形式学分類を行い、形式が似た遺物は同じ技術で作られたと考える傾向にあり、同じ型式の遺物は一政権の一工房で作られたとして国家論を論じる。一方生産技術史は一人の技術者が異なる型式の品物を作ることから、型式分類ではなく工具や加工法による技術分類を試み、工人が依拠するのは国家ではなく技術であり、それゆえ移動式生活を基本とすることを論じる。...

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  • 出土弥生土器の時期的変遷

    宮崎,敬士 熊本県文化財調査報告 : 築地館跡 283 159-161, 2013-03-31

    住居跡出土土器群を既存の編年観に基づき検討した結果、連続した4つの段階を析出し、木崎康弘編年の野部田I式から野部田IIb式に時期比定した。

    DOI 全国遺跡報告総覧

  • 魏晉洛陽都城制度攷

    外村 中 人文學報 99 1-29, 2010-12

    ...あわせて近年の考古学的解釈における問題点を指摘する。魏晉の洛陽は,とくにその主要部の制度は,後漢の洛陽とも隋唐の長安とも大きく異なる構造を採っていたらしい。一方,魏晉の洛陽の制度は,魏晉南北朝の帝都の制度の規範となっていたらしく,南朝の建康,北魏の洛陽に大いに継承されている。...

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  • 二つの炉址 : 北海道勇払郡厚真町上幌内モイ遺跡における遺跡形成過程と空間組織

    中沢 祐一, 出穂 雅実, 赤井 文人 第四紀研究 48 (2), 85-96, 2009

    ...先史狩猟採集民の遺跡内での人間活動に関する推論を確立するため,北海道厚真町上幌内モイ上部旧石器遺跡(14,400~14,800 yrs BP)の研究を行った.はじめに,パリンプセスト(複数の行動エピソードが空間的に重複することによって生じた考古学的記録)が生じる確率を予測することを目的とした,占拠地点への居住強度・居住集団の規模・堆積率を変数とする形式モデルを提示した.遺跡の層序,堆積物,年代,遺物分布...

    DOI Web Site 参考文献61件

  • 条痕紋系土器様式の研究

    永井,宏幸 研究紀要 8 23-32, 2007-03

    ...土器様式の枠組みとして、形式、紋様と原体について言及する。この枠組みを踏まえて、条痕紋系土器様式を第1~4様式に設定し、変遷過程を示す。具体的には、土器様式の拡がりを各地域の型式から検討し、条痕紋系土器の有無を点検する。これらの作業を通して、土器様式の適応範囲が確認できよう。つぎに、条痕紋系土器様式のなかで特徴的な土器、「内傾口縁の土器」に注目する。...

    DOI Web Site 全国遺跡報告総覧

  • ベトナム地理学の発達―過去・現在・未来―

    グエン カオ・フアン, 野間 晴雄, グエン ドック・カー, チャン アイン・トゥアン 人文地理 58 (6), 588-605, 2006

    ...自然地理学ではカルスト地形や洞窟学が考古学者や地質学者によって発達した。応用的な地理学分野としては工芸作物の適地利用,灌漑システム,気象観測所の適地調査,フランス人のためのヒルステーション立地などが研究された。</p><p>1930年代になるとフランスの人文地理学の影響が顕著となり,ロブカンやグルーが北部ベトナムの地誌や土地利用研究で活躍した。...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 被引用文献1件 参考文献1件

  • 石器表裏モデルからのソリッドモデル生成手法

    荷田, 哲久, 今野, 晃市, 千葉, 史, 徳山, 喜政 情報考古学 11 (1), 1-8, 2005-09-01

    ...様々な物体形状のディジタル化が推進されている今日、考古学分野においても埋蔵文化財の3次元モデル化が推進されている。従来の石器3次元モデル生成法では、まず石器を3次元測定機器で測定し、測定点群をメッシュ化する。次に、そのメッシュに面を張ることで、サーフェスモデルを生成していた。...

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献1件

  • 漢代以前(∼A.D.220)の神樹類及び祭祀用としての植栽

    李 樹華 日本造園学会 全国大会 研究発表論文集 抄録 65 (0), 16-16, 2002

    ...本稿では、数多くの古代文献資料と考古学的発掘の成果を用いて、中国漢代以前の神格化されてきた樹木(神樹類)の内、建木·扶桑·桃都·桃·桑·連理木·嘉禾と朱草などの由来、意味などに関して検討した。更に、社壇植樹の意味、社壇の種類、歴史時期および所在地域などによって異なった樹木の種類、そして墓地植樹を身分性により植え分けた常用樹種および専用樹種などの内容を明らかにした。...

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  • 陶磁器データベース・ソリューション

    荻野 繁春 日本考古学 8 (11), 107-122, 2001

    This paper describes various aspects of the development of a database for handling ceramic data. In preparing academic papers and in sorting and processing archaeological materials, the ability to …

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  • 同笵軒瓦からみた奥山久米寺の造営氏族

    小笠原 好彦 日本考古学 6 (7), 59-73, 1999

    Abstract<BR>Beginning with Asukadera, a large number of temples were built in Asuka during the Asuka period, when the imperial palace was located in that region. Among these, there are many for …

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  • 北東アジアのツングース系諸民族住居に関する歴史民族学的研究

    浅川 滋男, 村田 健一, 大貫 静夫, 栗原 伸司, 坂田 昌平, 楊 昌鳴, 黄 任遠 住宅総合研究財団研究年報 23 (0), 87-96, 1997

    ...本研究は,建築史・民族学・考古学の研究者が協力して,北東アジアにおけるツングース系諸民族住居の特質と歴史的変遷を描きだそうとする試みである。主要な研究対象地域は,中国で最もツングース系諸民族の集中する黒龍江省で,興安嶺とアムール川流域を中心に,満洲族,シボ族,ナーナイ族,オロチョン族,エヴェンキ族という5つのツングース系民族が分布している。...

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  • 熊祭りの起源

    春成 秀爾 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 60 57-106, 1995-03-31

    ...熊儀礼の考古学的証拠は,熊をかたどった製品と,特別扱いした熊の骨である。熊を,石,粘土,骨でかたどった製品は,新石器時代から存在する。現在知られている資料は,シベリア西部のオビ川・イェニセイ川中流域,沿海州のアムール川下流域,日本の北海道・東北地方の3地域に集中している。それぞれの地域の造形品の年代は,西シベリアでは4,5千年前,沿海州でも4,5千年前,北日本では7,8千年前までさかのぼる。...

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  • 教授形式と授業計画 ―ヒラー,G.G.の教授学構想について―

    小野, 擴男 奈良教育大学教育研究所紀要 31 109-123, 1995-03-01

    ...教授学は学校の歴史において形成されたきた原型を積極的に読み直すこと(教授形式の「考古学」)において成立する。それはまさに一つの「術」(Kunst,アート)であり、そうした「術」を問題とする「学(論)」(Lehre)に他ならない。それをどの様な質において読み直すかは、技術文明および社会発展の状況から教授学がどう刺激を受けとめるかにかかっている。...

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  • 兵庫県入佐川遺跡出土の橋脚構造について

    松村 博, 藤田 淳, 鈴木 敬二 土木史研究 15 517-526, 1995

    ...その計算結果をもとに元の橋の形式を提案し、考古学の研究においても土木工学的な手法の適用が有力な補助手段となることを示した。...

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  • 高柳銚子塚古墳をめぐる諸問題

    白井 久美子 日本考古学 2 (2), 119-138, 1995

    The Kofun period can be divided into five phases. Some of the most characteristic ruins from the Middle, or third, phase are the huge keyhole-shaped mounded tombs found in the southern part of the …

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  • グリーンブラットとフーコーの狭間で-近代ヨーロッパ思想史の謎-

    池田, 成一 言語と文化 271-285, 1993-03-20

    ...それ自体を目的として,そして,個人的な利害からも文化全体の一般的な利害からも離れて,展開されるという近代的発想」(R136[174])2)を否定し,文学作品を作者の「世界に対する彼の関係の実践的な記録」(同)と捉え,あくまで文学作品を当時の時代状況との関係において考えるグリーンブラットの立場や方法は,『狂気の歴史』『言葉と物』『監獄の誕生』『性の歴史』等で展開されたフーコーの歴史的探究(いわゆる「考古学...

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  • 美術・考古資料に見る古代の騎行・車行

    末崎 真澄 Japanese Journal of Equine Science 4 (1), 1-23, 1993

    ...よって今後は,近年著しく発展を遂げた科学技術を用いた考古学的なアプローチと併せ,文献上による人の手に成る移動も抑えながら,古代の馬の実像と,騎行・車行の歴史に迫まれることを望みたい。...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 雲南省ナシ族母系社会の居住様式と建築技術に関する調査と研究(1)

    浅川 滋男, 田中 淡, 江口 一久, 小野 健吉, 溝口 正人, 何 耀華, 楊 昌鳴 住宅総合研究財団研究年報 19 (0), 117-135, 1993

    ...研究報告では,まず文献史料と考古学的デー夕により,先史・古代の中原・西域に起源する「羌」系の古遊牧民が次第に南遷して,現在の西北雲南に分布するチベット・ビルマ語族へと展開していく過程を示し,次に調査した11地区12件の住居例を報告した。...

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  • 古代の内神について : 胆沢城跡出土木簡から発して

    平川 南 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 45 1-37, 1992-12-25

    ...近年の考古学の発掘調査によれば、例えば陸奥国(むつのくに)の国府が置かれた多賀城(たがじよう)跡では、その中心となる政庁地区において創建期から第Ⅲ期まで、一貫して左右対称に整然と建物が配置されるが、九世紀後半に至り、それまで建物のなかった西北部に建物が新設され、しかも複雑な建物構造をもち、その後数回建て替えられている。この西北部の建物の時期は、さきの文献史料の傾向とも合致する点、注目される。...

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  • <論説>朝鮮磨製石剣の年代論について

    有光 教一 史林 51 (4), 593-604, 1968-07-01

    ...そこで年代測定の試料の条件を考古学の立場から検討する必要もあるが、また別に、細形銅剣の年代に関する従来の学説に考慮の餘地があると主張する。後者については、朝鮮半島全般にわたる青銅器文化の認識を新にすることにより、細形銅剣の年代を溯らせ得るので、今回の年代論も従来の考古学形式論的研究を認めた上で解決できはしないかという試案を述べる。...

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  • <研究ノート>朝鮮初期金属文化に関する新資料の紹介と考察

    有光 教一 史林 48 (2), 278-290, 1965-03-01

    ...私は、一九六三年秋、戦後初めて韓国を訪問し、新出の考古学資料を見てきた。概要を帰国直後の史学研究会十二月例会で報告した。そのうち、初期金属文化に関する話題の中から興味深いものを選んでまとめたのが本小篇である。永同楡田里支石墓から特殊な出かたをした磨製石剣・石鏃・石斧。金海茂溪漢里支石墓から銅利器の破片と一緒に出た極端に形式化の磨製石剣。扶余蓮里の石室内に共存した銅剣、細文鏡破片及び飾玉。...

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  • <論説>漢代明器泥象と生活様式 : 長沙・広州・貴県の場合

    岡崎 敬 史林 42 (2), 191-230, 1959-03-01

    ...この数年来、長沙、広州をはじめ華南における考古学的調査の進歩は、めざましいものがある。長沙、耒陽、広州、九龍、貴県の漢代墓葬とその出土品、ことに死後の生活にそなえた陶製の明器をふりかえつてみると、後漢代の明器の組合せにおいて、個々の形式が一致したものが多いのに気がつくのである。明器の主なものに家屋、猪圏 (豚ゴヤ)、倉、囷 (円い穀物ぐら)、井戸、灶 (かまど) などがある。...

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  • <論説>南朝鮮土着文化の考古学的考察 (特集 : 共同体の諸問題)

    有光 教一 史林 38 (6), 586-607, 1955-11-01

    ...その文化を代表する考古学的資料として先ず銅剣を祖形とする磨製石剣とそれを出す埋葬址とを採り上げる。石剣の形式と分布から、朝鮮に特に多く行われた細形銅剣がその源である事を推定し、石剣を出す埋葬址の形式と伴出物を挙げてその文化の性質を考える。一方、新羅の本拠慶州と洛東江流域に分布する長方形墓室の高塚の主体部構造が石剣を出す埋葬址の下部構造と関係が深いことを述べ相互の系統を肯定する。...

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  • 日本古代住居址の研究

    關野 克 建築雑誌 (591) 1219-1233, 1934-11

    ...本研究は此10年來人類學者或は考古學者により、著しく闡明の度を増した日本古代の住居址が、如何なる構造を有するか、又如何にして其等に相對年代を與へ得るかを述べ、且多少住居建築の復原的考察を加へ、時間的に配列された住居址に歴史的批判を與へたものである。先住居址發見の歴史を掲げ、かゝる研究が建築史上如何なる位置に在るかを述べ、相對年代の決定を概説し、時間的尺度として土器編年に依ることゝした。...

    日本建築学会

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