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検索結果 592 件

  • アンカロン注とアミオダロン塩酸塩注150mg“TE”を注射した患者における静脈炎発症までの時間の違い

    齊藤 将之, 中島 義仁, 堀 英生, 鈴木 匡, 市原 利彦 日本臨床救急医学会雑誌 27 (2), 80-85, 2024-04-30

    <p>アミオダロンは成人の生命を脅かす不整脈の治療に広く用いられている。本研究では,2008年1月〜2021年12月までに当院で末梢静脈からアミオダロンを投与された患者314例を対象とした。これらの患者のうち,静脈炎を発症したのは40名(12.7%)であった。われわれは静脈炎発症までの時間を先発品と後発品の投与で比較した。 …

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  • 安定性モニタリングに関連した後発医薬品の供給障害とその発生リスク抑制

    伊豆津 健一, 小出 達夫, 間宮 弘晃, 佐藤 陽治, 吉田 寛幸 レギュラトリーサイエンス学会誌 14 (1), 91-105, 2024

    ...について,品質保証や安定供給に対する重大なリスクとしての観点から,原因と対策を検討した.供給停止や販売中止に至る事例は,2020年から2021年にかけてGMP不適合で行政処分を受けた製造販売業者の製品で集中的に発生した.これらの製品の多くは,プロセスのコンプライアンスを向上させても,安定性を確保することが困難であり,品質による設計(QbD)の概念を軽視した不適切な製剤とプロセス設計が強く示唆された.後発医薬品...

    DOI Web Site 医中誌

  • 販売中止となった後発医薬品の特徴に関する調査

    馬場 安里, 伊藤 麻結, 若林 和貴, 矢野 瑞紀, 高砂 美和子, 岡田 直人, 北原 隆志 薬学雑誌 143 (12), 1069-1073, 2023-12-01

    <p>A consistent and uninterrupted supply of pharmaceuticals is essential for optimal pharmacotherapy. However, some cases of supply disruptions and recalls have been reported. In particular, the …

    DOI Web Site Web Site ほか2件

  • 2012年度より2021年度までの薬剤費の推移に関する分析

    相田 直樹, 印南 一路 レギュラトリーサイエンス学会誌 13 (3), 193-210, 2023

    ...ごとの市場規模の推移を記述した結果,昨今わが国が目指してきた長期収載品依存の体質からの脱却,後発医薬品の使用促進といった政策目標はおおむね達成されていた.第二に,抗ウイルス剤,抗PD-1抗体薬の再算定による適正化効果,各種再算定の適正化効果,通常薬価改定の適正化効果,新薬創出加算対象品の市場規模の推移,安定確保医薬品の市場規模の推移,通常薬価改定および各種再算定がなかった場合のシミュレーション分析などの...

    DOI Web Site 医中誌

  • オーソライズド・ジェネリックに関する患者意識調査

    石村 淳, 市川 大介, 吉田 亮平 アプライド・セラピューティクス 18 (0), 59-65, 2023

    ...我が国の医療費は増加の一途をたどっており、多くの国では、安価な後発医薬品(GE)による医療費削減政策が進められている。しかしながら、我が国では先発医薬品への信頼性が高く、GEの普及は諸外国と比較して遅れている。一方、米国では先発医薬品の特許期間中に先発医薬品企業の許可を得て、外観、成分、添加物などが同一のGEを上市できるオーソライズド・ジェネリック(AG)が存在する。...

    DOI 医中誌

  • 神経変性疾患治療における費用分析と病院薬剤師による薬剤費削減への関わり

    大村 友博 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S29-3-, 2023

    ...そのためには、フォミュラリの策定とともに後発医薬品やバイオシミラーの使用等を推進し、病院薬剤師も病院経営に積極的に関与していくフェーズに入ってきている。</p><p>本発表では、欧米と本邦の神経変性疾患、特にパーキンソン病治療における費用分析事例を紹介しながら、今後どのような観点から治療薬を選択するか考察したい。...

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  • 医薬品回収の実態調査―後発医薬品の信頼性向上のための課題について―

    田中 里佳, 小林 江梨子, 成川 衛, 佐藤 信範 レギュラトリーサイエンス学会誌 13 (3), 179-192, 2023

    ...分類し,年度ごとに集計解析を行った.2018年度から2021年度まで,回収件数の合計は毎年増加していた(2018年度:111件,2019年度:141件,2020年度:271件,2021年度:507件).2022年度の上半期は64件の回収があった.後発医薬品は30.6%,41.1%,74.2%,91.1%と増加傾向にあった.後発医薬品の回収増加の原因として,安定性モニタリングなどでの承認規格外,承認書...

    DOI Web Site 医中誌

  • 模擬薬局でのロールプレイ症例に関するトレーシングレポート作成実習の導入と評価

    川上 美好, 園部 尭仁, 上田 祥貴, 吉山 友二 薬学教育 7 (0), n/a-, 2023

    ...<p>トレーシングレポート(Tracing Report: TR)は,情報提供・連携ツールとして近年着目されている.今回,北里大学薬学部実務実習事前実習において,新たにTR作成実習を導入しその有用性を評価した.模擬薬局を利用して「後発医薬品への変更可の処方箋を持参した患者への対応」に関するロールプレイを行った.その症例について医師への情報提供の内容を考え,TRを作成した.終了後に学生272人にアンケート...

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  • アンジオテンシンⅡ受容体遮断薬(ARB)先発品・後発品の薬局来訪者における認知度及び使用実態に関する研究

    井沼 道子, 杉原 啓介, 三上 智治, 中西 俊博, 廣津 千絵子, 栁谷 浩紀, 三浦 裕也 青森大学付属総合研究所紀要 24 (1), 1-10, 2022-09-30

    ...近年,後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用量が増加しているなか,一般患者の後発医薬品に対する認識を知るため,後発医薬品の名称の認知度,変更の理由等について薬局来訪者を対象としたアンケート調査を行った.調査対象は高血圧症の治療薬であるアンジオテンシンⅡ受容体遮断薬(angiotensin II receptor blocker),通称 ARB を主とした.2018 年 2 月 6 日から 4 月 27...

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  • 医療用医薬品の名称における後発医薬品を含まない群と後発医薬品を含む群の名称類似割合の比較調査

    渡邉 武明, 前島 悠, 門田 佳子 医療情報学 41 (6), 291-299, 2022-05-30

    ...<p> 医薬品名称の類似は処方エラーや取り違えエラーの要因の一つである.そのため医薬品名称は製薬企業によって可能な限り類似しないよう設定されるべきであるが,近年シェアが拡大している後発医薬品(以下,後発品)では医薬品一般名称(以下,一般名称)を販売名とするために製薬企業が類似名称を回避することができない.そこで,先発医薬品(以下,先発品)を後発品に切り替えた際に名称類似性がどのように変化するかを明らかにすることを...

    DOI 医中誌

  • ジェネリック医薬品の生物学的同等性を迅速予測

    伊東 育己 ファルマシア 58 (12), 1163-1163, 2022

    ...2020年3月「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン」が改正され,経口製剤に対し,溶出試験とヒトにおける生物学的同等性試験が必須となった.後発医薬品の開発においては添加物を自由に選択することができるが,生物学的同等性に影響する製剤の崩壊性や主薬の溶出性,膜透過性については各添加物の固有の性質とともに,主薬と添加物間の相互作用も考慮しなくてはならない.特に膜透過性は,<i>in vivo</i>...

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  • 吸入剤における後発医薬品への切り替えに関する要因分析

    福澤 和輝, 堀江 義治, 領家 美奈 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-P-124-, 2022

    ...目的変数には、後発医薬品の上市後1年間の間に後発医薬品へ切り替えた患者をイベントありと定義した「切替率」を用い、説明変数には、収集された患者情報である年齢や性別、対象医薬品の服用歴、病床数や病院の種類といった受診医療機関の特徴など後発医薬品への切り替えに影響を与えうる因子を設定した。また、後発医薬品へ切り替えた患者集団の中で、再度先発医薬品に切り替えた集団についても同様の検討を行った。...

    DOI 医中誌

  • 医薬品の自主回収の状況

    中田 雄一郎, 勢力 麻維 レギュラトリーサイエンス学会誌 12 (2), 153-160, 2022

    ...<p>医薬品回収状況をまとめた報告は少ない.そこで2017年4月1日から2020年3月31日までの3年間を対象として,医薬品医療機器総合機構で公表されている自主回収情報を分析し,整理した.年度別の自主回収件数は,2017年度129件,2018年度150件,2019年度156件の総件数435件で,総回収品目数は701品目であった.先発医薬品,後発医薬品ともクラスⅡの自主回収件数がほとんどで,2019年...

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  • 後発動物用医薬品に関する犬の飼い主の知識と意識

    中村 有加里, 増田 未実, 深瀬 徹 動物臨床医学 30 (2), 46-53, 2021-06-25

    ...後発医薬品の存在を知っている人は80%近くに及んだが,その定義は十分には理解されていなかった。また,動物用医薬品にも後発医薬品があることを知る人は50%に満たず,医療用医薬品の場合と比べると認知されていないことが明らかになった。自身が飼育する犬に後発動物用医薬品を使用したいと考える飼い主はおよそ50%で,後発医薬品に肯定的な飼い主がこの薬に求めるのは低価格であることに集約された。...

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  • ICH M9 BCSに基づくバイオウェーバーガイドラインの概要

    吉田 寛幸, 阿部 康弘, 伊豆津 健一 レギュラトリーサイエンス学会誌 11 (2), 161-169, 2021

    ...この指針は, 原薬の物性 (溶解性, 膜透過性) と製剤の特性 (添加剤, <i>in vitro</i>溶出性) を評価し, 必要な要件を満たすことで生物学的同等性の評価におけるヒト試験を免除することを可能とするものであり, 処方変更における活用とともに今後の後発医薬品の開発への適用が期待されている....

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  • 生物学的同等性試験における中間解析とサンプルサイズ再計算

    棚橋 昌也, 菅波 秀規 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 42 (0), 1-S19-3-, 2021

    ...<p>「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン」が令和2年3月に一部改正され、生物学的同等性(BE)試験の評価方法に対する考え方に変更が加えられた。改正後のガイドラインでは、本試験の検証試験としての位置づけが明確にされ、厳格な第一種の過誤確率の制御が要求されている。BE試験における第一種の過誤とは、真にはBEではない製剤を誤ってBEであると判定してしまうことである。...

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  • 「医薬品開発論」の講義を担当して

    山下 伸二 ファルマシア 57 (10), 879-879, 2021

    ...特に、後発医薬品をはじめとした医薬品の品質保証の問題は、研究対象としてもまだまだやるべきことが多く残されている。これからのsustainableな医療の実現には、画期的新薬の創成とともに品質の高い医薬品の安定供給を可能とするシステムの充実が必要であると思われる。...

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  • やってはならない投薬の間違い~患者さんと自分自身を守るために~

    中平 毅一 看護薬理学カンファレンス 2021.2 (0), ES-2-, 2021

    ...特に、薬物治療に関し ては、遺伝子治療薬などの、新しいタイプの薬の登場と共に、ジェネリック医薬品( 後発医薬品 ) の開発も加わり、医療現場で使用される薬剤の種類は膨大な数に のぼる。そのため、患者への薬剤の安全な投与は医療従事者にとって極めて重要な課題である。...

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  • メトホルミンの添加物による固定薬疹の1例

    外川 菜々子, 大澤 彩恵子, 加藤 敦子, 吉内 和富 糖尿病 62 (12), 763-768, 2019-12-30

    ...エクメット配合錠からリラグルチド及びメトホルミン塩酸塩錠TE<sup>Ⓡ</sup>に切り替えたところ,変更後10日目にメトホルミンでの薬疹出現部位と同じ場所に皮疹が出現し,固定薬疹の診断となった.エクメット配合錠HD<sup>Ⓡ</sup>とメトホルミン塩酸塩錠TE<sup>Ⓡ</sup>の相違点を考慮すると,薬剤の有効成分ではなく,添加物によるアレルギーが疑われた.該当添加物を含まないメトホルミン後発医薬品...

    DOI 医中誌

  • 医療保険者による病気予防・健康づくりの実態

    翁 百合, 関島 梢恵 NIRAモノグラフシリーズ 41 (0), 1-28, 2019-09-01

    ...そこで、本稿では、同時に初めて公表された全保険者の後発医薬品使用割合のデータも合わせて、保険者ごとの取組状況を整理し、課題を探ることとした。1.では特定健診・保健指導の実施状況について、2.では後発医薬品の使用状況について、各医療保険制度や個別の保険者ごとの特徴を示し、3.で分析を総括して今後に向けた提言をする。...

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  • フォーミュラリー

    岸本 堅太郎 ファルマシア 55 (1), 53_3-53_3, 2019

    ...米国で民間保険会社から委託を受けたPBM(薬剤給付管理会社)が作成する医薬品の推奨リストのこと.通常は,①競合のない医薬品,②競合のある中で推奨される医薬品(臨床上の有用性,リベートなど),③競合のある他の医薬品,④後発医薬品に4分類されることが多い.また,全ての医薬品が収載されているわけではない.日本の薬価基準と違い,価格は載っていない....

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  • 後発医薬品への変更不可に関する薬局実態調査

    小林 江梨子, 池下 暁人, 孫 尚孝, 櫻田 大也, 佐藤 信範 レギュラトリーサイエンス学会誌 9 (3), 141-150, 2019

    ...後発医薬品へ変更可能な処方せんにおいて, 後発医薬品へ変更しない主な理由は, 94.94%の薬局が指摘した “患者の意向” であった. そのほかの具体的な理由 (記述式) のうち, 最も多かったのは, 処方元からの口頭などによる指示であった....

    DOI Web Site 医中誌

  • テオフィリン徐放錠の溶出試験による品質評価

    Iwazaki Ayano, Suzuki Naoya, Tomida Mao, Hamada Rieko, Nagatani Miyuki, Miura Junko, Nakanishi Kunio, Imai Kimie アプライド・セラピューティクス 12 (0), 1-10, 2019

    ...要旨 【背景】後発医薬品の使用は増大する国民医療費の削減の手段として重要な政策となっているが、使用推進の妨げの一つとして後発医薬品の品質に対する不安が挙げられている。...

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  • 処方せん・医薬品をめぐる最近の話題

    土屋 文人, 下邨 雅一, 松木薗 孝二, 天海 宏昭, 山口 慶太, 関 雅子, 高島 浩二, 井上 貴宏, 福森 淳, 池田 和之 医療情報学 38 (1), 15-23, 2018-04-25

    ...以来,報告書記載の内容がどのような状況にあるかの報告を毎年医療情報学連合大会において報告を行ってきた.報告書には「遅くとも5年後に,内服薬処方せんの記載方法の標準化の進捗状況等についての調査・研究を行い,対策について再検討する」と記載されていたが,昨年度厚生労働科学研究として「内服薬処方せんの記載方法標準化の普及状況に関する研究」が実施された.検討会報告書発表以後処方せん記載方法に関する変化として,後発医薬品使用促進策...

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  • 医療機関におけるバイオ後続品の課題

    鎌田 泉 ファルマシア 54 (4), 316-318, 2018

    ...政府が掲げる「後発医薬品(GE)使用促進のためのロードマップ」は、GE使用数量割合で目標設定されたが、目標が前倒しで達成間近といえよう。大学病院等なかなか進まなかったGE導入が飛躍的に進んだのは、包括医療費支払い制度 (DPC制度)における後発医薬品係数の新設が契機である。一方で医薬品費用節減効果の高いバイオ後続品(BS)については、GEと異なり大きな進展が見られない。...

    DOI 医中誌

  • 第4回 Pharmaceutical careに物理化学的視点を活用しよう

    金澤 秀子 ファルマシア 54 (4), 344-345, 2018

    ...薬物の溶解性(log S)と親油性(log P)といった物理化学的性質は、バイオアベイラビリティの観点で重要である.医薬品製剤の効果について物理化学的視点で考えることは製剤特性に対する理解を深め,今後益々重要となる後発医薬品の評価の際や服薬指導など薬剤師の優れたpharmaceutical careのためにも有用である.本稿では低溶解性薬物のナノ粒子化による溶解性改善や後発医薬品の評価の際にも重要な...

    DOI 医中誌

  • DPCにおけるGE数量ベース評価(機能評価係数Ⅱ 後発医薬品係数)

    鎌田 泉 ファルマシア 54 (4), 339_3-339_3, 2018

    ...への置換割合を数量%で評価してインセンティブを与える後発医薬品係数が加わった.DPC病院の大半が政府目標(当初60%,2017年70%)に到達したことから,2018年度改定で本係数は廃止され,機能評価係数Ⅰ(後発医薬品使用体制加算)での評価に置き換わることが決まっている....

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  • 非劣性試験

    荒戸 照世 ファルマシア 54 (4), 339_2-339_2, 2018

    ...に比較して劣らないことを示すための試験のこと.実対照薬の効果が一般的であり,同様の効果が強く求められる場合や,プラセボ対照試験が困難な場合に計画される.非劣性の許容限界は,臨床的に許容できると判断し得る最大の差であり,過去に実対照薬の有効性を立証した優越性試験において観察された差よりも小さいものであるべきとされている.被験薬の有効性がプラセボあるいは実対照薬よりも優れていることを示す優越性試験や,後発医薬品...

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  • 第58回 エピナスチン塩酸塩錠「トーワ」

    松尾 純 ファルマシア 54 (2), 154-156, 2018

    ...<br>後発医薬品開発にあたって、薬物の特性を考慮し、先発製剤と生物学的に同等で安定性が担保され、且つ、生産において特殊な機器や技術を必要とせず、医療現場で取り扱いやすい製剤の開発に成功した。...

    DOI 医中誌

  • 全処方箋に占める変更不可処方箋の割合等の実態に関する調査

    太田 若菜, 櫻田 大也, 小林 江梨子, 平舩 寛彦, 千葉 健史, 富田 隆, 工藤 賢三, 佐藤 信範 レギュラトリーサイエンス学会誌 8 (2), 95-102, 2018

    ...後発医薬品のさらなる使用推進には, 変更不可処方箋を減少させていくことが必要である. そのためには, 後発医薬品の品質向上や適切な情報提供だけでなく, 処方箋発行システムや診療報酬の面においても対策が必要である. 今後, 複数の地域で一定期間の処方箋抽出調査などを行い, 変更不可処方箋が後発医薬品の使用推進に与える影響についてさらに検討していく必要があると考えられる.</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 国立医薬品食品衛生研究所における後発医薬品の品質確保の取組

    阿部 康弘, 吉田 寛幸, 伊豆津 健一 ファルマシア 53 (8), 782-786, 2017

    ...後発医薬品の品質確保には、単にメーカーが各種規定を遵守するだけでなく、適切な基準に基づく製剤開発と承認審査、及び製造から臨床使用までの管理が求められる。本稿では後発医薬品の品質確保に向けて、国立医薬品食品衛生研究所が厚生労働省および医薬品医療機器総合機構との協力により進めてきた各種の取り組みについて、品質試験、ジェネリック医薬品品質情報検討会、及び公的指針などの作成への協力に分けて紹介する。...

    DOI 医中誌

  • 高齢者の足白癬の外用療法

    大谷 道輝 Medical Mycology Journal 58 (2), J35-J41, 2017

    ....一般に軟膏やクリームにくらべ,ローションやスプレーなどの液剤は刺激が強いことから,高齢者では副作用に注意する必要がある.また,皮膚外用剤はアドヒアランスの悪い剤形であり,患者の嗜好も考慮することが大切である.最近では抗真菌活性が高く,1日1回の製剤が頻用されている.皮膚外用剤の副作用では接触皮膚炎によるかぶれの頻度が最も高く,主薬だけでなく,添加物にも注意が必要である.具体的には,先発医薬品から後発医薬品...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献1件

  • 第57回 ゾルピデム酒石酸塩ODフィルム5mg/10mg「モチダ」

    永田 清則 ファルマシア 53 (12), 1199-1201, 2017

    ...「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン」に則して実施した試験結果より、本剤とマイスリー錠とは治療学的に同等であることを確認した。一方、ODフィルム剤は独特の剤形であることにより機能を発現するものであり、また服用性の面よりコンプライアンスの向上に寄与できる剤形であるものと示唆された。...

    DOI 医中誌

  • 後発医薬品の使用促進における政府の取組

    嶋田 勝晃 ファルマシア 53 (8), 771-775, 2017

    ...<br>政府は,そのための対策の1つとして,後発医薬品の使用促進を図っている.本稿では,政府が進めている後発医薬品の使用促進の取組について解説する....

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • 後発医薬品の信頼性向上の取組として開発されたT-LEX<sup>®</sup>法

    中嶋 幹郎, 大山 要 ファルマシア 53 (8), 787-789, 2017

    ジェネリック医薬品は先発医薬品と治療学的に同等であることが保証された医薬品であるが、医療関係者や患者からは、副作用による安全性への懸念の声があげられる。そこで、副作用の一つである薬剤性肝障害を評価するため、臨床試験とは異なるアプローチでヒト肝細胞キメラマウスとトキシコゲノミクスの手法を用いた新しい手法を開発し、様々な先発医薬品とジェネリック医薬品の薬剤性ヒト肝障害リスクの同等性を評価した。

    DOI 医中誌

  • OECD諸国における後発医薬品の普及率

    池田 俊也 ファルマシア 53 (8), 790-792, 2017

    ...近年、医療費適正化策が相次いて導入されており、後発医薬品の使用促進ははその切り札の一つと考えられている。しかしながら、現状での後発医薬品普及率は他のOECD諸国と比べる高い方ではなく、26カ国の中で数量ベースでは19位、金額ベースでは24位である。診療報酬改定において導入された後発品使用促進策のみでは効果が不十分である場合には、諸外国における使用促進策についても検討が必要と考えられる。...

    DOI 医中誌

  • 複雑な後発医薬品の開発と評価

    加藤 くみ子, 合田 幸広 ファルマシア 53 (8), 793-795, 2017

    ...製剤学的に複雑な製剤,特に複雑な非経口投与製剤では,従来の医薬品の評価アプローチに,さらにプラスアルファの考慮が必要となる場合がある.本稿では,欧米の動向を踏まえ,バイオ後続品と同様な評価アプローチが導入されているリポソーム製剤を中心に,製剤学的に複雑な医薬品の特徴とその後発医薬品開発時の評価について紹介したい....

    DOI 医中誌

  • 目次/ミニ特集にあたって/表紙の説明

    ファルマシア 53 (8), 752-753, 2017

    ...ミニ特集:後発医薬品の現状と今後のあり方<br>ミニ特集にあたって:厚生労働省は2017年5月23日,後発医薬品(ジェネリック)の使用割合を80%以上に引き上げる目標時期について,2020年9月に半年前倒しする方針を決めた.加えて,先発医薬品価格のうち,後発医薬品価格を超える部分については原則自己負担とすることや,後発医薬品価格まで価格を引き下げることを検討している.この方針は,結果的には今回の「経済財政運営...

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  • Evaluation of the Clinical Benefit of a G-CSF Biosimilar

    KAMADA Izumi, SAITOU Yasumasa, SIMIZU Tadahiro, ASAKAWA Kyouko, MASUOKA Kazuhiro, KOBAYASHI Tetsu, ISHII-WATABE Akiko, TOYOSHIMA Satoshi レギュラトリーサイエンス学会誌 7 (1), 3-15, 2017

    ...そのため医療費抑制となるバイオ後続品 (Biosimilar: BS) 使用への期待が高まっているが, 国内でのBS使用は低分子化学医薬品である後発医薬品に比較し進んでいない. その主たる原因は, 医師, 薬剤師のBSと先行バイオ医薬品との同等性に関する認識が必ずしも十分でないためと考えられた....

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  • リトドリン塩酸塩点滴静注液の先発品および後発品におけるアレルギー様症状に関する比較検討

    小野川, 雅英, 平田, 涼子, 横田, 香, 坂井, 真, 邑岡, 俊明, 松本, 実, 片山, 陽一, 森本, 明美 高知赤十字病院医学雑誌 20 (1), 61-64, 2016-03-31

    ...近年、医療費削減や患者負担軽減の観点から後発医薬品の使用が推奨されている。当院でも、平成26年度診療報酬改定においてDPC病院の機能評価係数IIに後発医薬品指数が新設されたことを受け後発医薬品の採用を促進し、リトドリン塩酸塩注射液も2014年1月に後発医薬品に変更した。後発医薬品に変更後、アレルギー様症状発現により点滴の継続が困難となり、早産に至った症例を経験した。...

    機関リポジトリ 医中誌

  • 医薬・化学分野の判例情報の活用について

    田中 康子 情報の科学と技術 66 (7), 338-344, 2016

    ...またここ数年,食品や飲料等なじみのある製品や,後発医薬品に関する特許侵害訴訟のニュースを目にする機会が増えている。判例情報は,学術文献や特許文献とは異なる特殊な文書であるため,法律や訴訟制度になじみのない特許情報利用者にとっては扱いにくい側面があるかもしれない。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 第50回 アンブロキソール塩酸塩徐放OD錠「ZE」

    山﨑 淳治 ファルマシア 52 (10), 964-966, 2016

    ...生物学的同等性試験は、「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン」に従い実施した。ムコソルバンLカプセルと生物学的に同等と判断された。本製剤は、臨床現場での利便性にも配慮した付加価値の高い徐放性口腔内崩壊錠であり、患者の服薬アドヒアランス向上に寄与している。...

    DOI 医中誌

  • ジェネリック視点からの製剤開発

    德永 雄二 ファルマシア 52 (5), 417-421, 2016

    ...ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含み、同一経路から投与する製剤で、効能・効果、用法・用量が原則的に同一であり、先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られる医薬品と定義され、しばしば後発医薬品とも呼ばれる。こうしたジェネリック医薬品の製剤開発は先発医薬品の製剤開発とは似て非なるものである。本稿ではジェネリック視点からの製剤開発について紹介する。...

    DOI 医中誌

  • 医療用医薬品の流通分析

    櫻井 秀彦, 丹野 忠晋, 増原 宏明, 林 行成, 恩田 光子, 山田 玲良 流通研究 19 (1), 15-24, 2016

    ...</p><p>以上から,病院や薬局の規模の大きさは,総価取引を助長すること,自由な取引による取引数の増加や後発医薬品の普及は有効な施策であると考えられる。</p>...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 参考文献2件

  • 抗リウマチ薬の院外薬局におけるジェネリック医薬品への移行状況

    佐藤 正夫, 岩田 典子, 玉腰 恵 臨床リウマチ 28 (2), 130-134, 2016

    ...<p>目的:ジェネリック医薬品(後発医薬品)は先発医薬品と品質・有効性・安全性が同等であるとされているが,後発医薬品に変更されて,効果減弱や有害事象が出現する症例も存在する.今回,抗リウマチ薬を処方している関節リウマチ(RA)患者の処方薬が院外薬局で後発医薬品に移行されている状況を調査した....

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  • サルコイドーシス診療における皮膚科の役割

    岡本 祐之 The Japanese Journal of Sarcoidosis and Other Granulomatous Disorders 36 (1_2), 59-62, 2016

    ...やすい皮疹を発見して組織診断(「確実」診断)へ寄与することである.サルコイドーシスの皮膚病変は結節性紅斑と瘢痕浸潤,皮膚サルコイドに分類されている.その中で顔面の結節型や局面型皮膚サルコイド,広範囲の皮膚病変は,QOLの低下が認められており積極的な治療が望まれる.サルコイドーシスの皮膚病変治療の基本は外用治療で,副腎皮質ステロイドとタクロリムス(保険適用外)が用いられている.両薬剤とも,先発医薬品と後発医薬品...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献1件

  • バンコマイシン塩酸塩点滴静注用製剤の生理食塩液に対する溶解性比較

    松元 一明, 黒田 裕子, 寺島 朝子, 前澤 佳代子, 木津 純子 日本環境感染学会誌 30 (1), 29-32, 2015

    ...  先発医薬品と後発医薬品では添加物が異なるため,溶解性が異なる可能性が考えられる.そこで本研究ではコールター原理に基づいた自動細胞計数装置を用いて,バンコマイシン塩酸塩点滴静注用5製剤をそれぞれ生理食塩液に溶解し振とうした際の不溶性微粒子数を測定し,各製剤の溶解性を比較検討した.各振とう時間において5製剤の不溶性微粒子数には有意差が認められ,1製剤は先発医薬品よりいずれの時間においても有意に低値を...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 関節リウマチと保険診療

    生野 英祐 臨床リウマチ 27 (1), 7-13, 2015

    ...<br>    2014年度の診療報酬改訂では,RA診療においても4つの大きな変化があった.身体障害者福祉法による診断書作成時の指数,生物学的製剤の在宅自己注射指導管理料,リハビリテーション加算が変更され,後発医薬品の使用率目標が引き上げられた.今後も医療費の最適化を目指し,様々な改訂が続くことが予想される.RA診療に当たる医師は,社会保険制度について十分な知識を持ち,改訂内容を熟知しておくことが望...

    DOI 医中誌

  • 春の風と秋の霜

    髙柳 輝夫 ファルマシア 50 (2), 95-95, 2014

    ...<br>ご承知の通り,現在,後発医薬品の使用促進への課題,スイッチOTC医薬品に関する諸課題,さらに一般用医薬品のインターネット販売(OTC医薬品のネット販売)における諸課題等々,医薬品をめぐる多くの解決すべき課題がある.これらの課題はそれぞれ極めて重要なものであり,長期的視点の下,早急な決定・解決が期待されるが,検討の過程において「医薬品は情報と一体となってはじめてその目的が達成できる」という基本...

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  • 先発医薬品と外観が異なる後発医薬品への変更により服薬遵守率は下がるか

    村田 実希郎 ファルマシア 50 (2), 169-169, 2014

    ...後発医薬品は,先発医薬品と比較して生物学的に同等であるが,色や形状が一致しているとは限らない.従来服用していた薬剤と同一成分で,色や形状などの外見が異なる薬剤へ切り替えることにより,その後の服薬不遵守の増加につながることがデータベースを用いた抗てんかん薬に関する処方内容の解析で明らかとなったので紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである....

    DOI 医中誌

  • 後発医薬品品質情報

    一戸 集平 ファルマシア 50 (8), 790-792, 2014

    ...後発医薬品の品質情報については,2008年から国立医薬品食品衛生研究所に設置したジェネリック医薬品品質情報検討会の中で検討を行い,その結果は随時ホームページで公表している.しかし,その情報は,広く知られているとは言い難い現状があった.そこで,より積極的な情報発信の試みとして2014年4月に後発医薬品品質情報を発行することに至った.今回は,これまでの後発医薬品の品質情報に関する取り組みおよび後発医薬品品質情報...

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  • 先発医薬品と後発医薬品の剤形類似性の検討

    庄野 文章, 日浦田 崇紘, 前田 恵里, 原田 香穂里, 土井 沙由梨, 富田 かおり, 土屋 浩一郎 医療薬学 39 (6), 356-365, 2013

    Generic medicines are often put on the market with shapes and PTP packaging similar to those of the original drugs, which may cause preparation and medication errors. However, there has been no …

    DOI 医中誌 参考文献1件

  • アンケート調査にみる全国日赤病院薬剤師の感染防止対策における役割

    佐々 弥栄子, 徳井 健志, 木全 司, 田宮 真一, 吉田 弘樹, 青山 智彦 日本環境感染学会誌 28 (3), 166-172, 2013

      病院感染防止には医療従事者のチームワークが必要不可欠である.薬剤師がチームの中でどのような役割を担っているのか,全国日赤病院薬剤師を対象にアンケート調査を行った.92施設中68施設から回答があった(73.9%).感染防止対策加算取得施設は63.2%あった.抗菌薬管理は届け出制とする施設が69.1%あった.届け出(用紙提出)のタイミングは抗MRSA薬使用後でも提出可能とする施設が66.2%あっ…

    DOI Web Site 医中誌

  • 患者背景を考慮した簡易懸濁法による内服抗がん剤の安全性評価に関する基礎的検討

    比知屋 寛之, 大竹 祐貴子, 東 薫, 伴 英里香, 筧 幸子, 西楽 丈嗣, 中原 瑠美, 安 智美, 清原 義史, 井上 徹雄, 座間味 義人, 田中 一穂, 天野 学, 倉田 なおみ, 駒田 富佐夫 日本毒性学会学術年会 40.1 (0), 1001011-, 2013

    ...また,不適7品目のうち,6品目が後発医薬品であった。とりわけ,ビカルタミド錠の評価は,後発医薬品間で大きく異なることが明らかとなった。 <br>【考察】本研究により,これまで懸濁法の適否が不明であった55品目の抗がん剤について,定性的に評価することができた。これは,全品目の半数に相当する。この成果は,懸濁法によるがん患者への内服抗がん剤での治療に有益な情報をもたらすと考えられる。...

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  • 10%尿素製剤の先発医薬品と後発医薬品におけるヒトでの保湿効果の検討

    大谷 道輝, 野澤 茜, 大谷 真理子, 松元 美香, 山村 喜一, 江藤 隆史 日本皮膚科学会雑誌 123 (12), 2263-2267, 2013

    ...保湿剤の先発医薬品と後発医薬品の効果の差を健常人15名で乾燥皮膚モデルを用いて試験を行った.10%尿素製剤のクリームの先発医薬品と後発医薬品を1日2回10日間塗布し,角層中水分量を比較した.その結果,後発医薬品の1品目が他の先発医薬品および後発医薬品に比べ,有意に水分量が増加した.皮膚外用剤では後発医薬品の使用は先発医薬品と効果が異なることを考慮すべきであるが,尿素製剤では後発医薬品は先発医薬品と同等...

    DOI Web Site 医中誌

  • ベキ正規分布に基づく階層仮説を用いた生物学的同等性の評価

    古川 泰伸, 後藤 昌司 計算機統計学 25 (2), 87-104, 2013

    ...後発医薬品や投薬方法の改良による薬剤については,ヒトに対する「生物学的同等性(BioEqui-valence,以下BE)」の評価のみで申請,および承認を受けることが可能である.日本では,厚生省(現厚生労働省,1997)に従い標準製剤と試験製剤の母集団平均の差の信頼区間に基づいてBEが評価されている.他方,上述の評価過程には,諸種の統計的問題が内包され,BEの特徴を理論的かつ方法論的に体系だてて評価することが...

    DOI Web Site 参考文献19件

  • P-1-F2-13 府中療育センターでの持参薬使用の取り組みと利用者家族への影響

    倉本 敦夫, 阿部 和史 日本重症心身障害学会誌 38 (2), 339-339, 2013

    ...近年、後発医薬品が広く使用され、処方箋と持参した薬が一致しないことがあるため、処方箋の写しとお薬手帳両方の持参、薬包への識別 (氏名、薬品名等) 記載について家族にお願いし、入所面接時にこれらを確認することとした。 開始後の対応 薬包への識別記載については多くの場合、地域薬局での対応が可能であったが、分包紙の記載、調剤方法等は薬局間により違いが見られた。...

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