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検索結果 19,257 件

  • 根圏における植物保護細菌の制御

    竹内 香純 土と微生物 78 (1), 17-19, 2024-04-30

    非病原性Pseudomonas属細菌である植物保護細菌P. protegensを対象とし,本細菌の制御に関する研究を進めてきた。P. protegensは多様な抗菌性二次代謝産物を産生しており,このことが自身の根圏における優勢化に寄与している。抗菌性二次代謝産物の産生は,GacS/GacA二成分制御系とその下流にある調節型small RNAを中心とした制御機構(Gac/Rsm …

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  • 巻頭言

    多胡 香奈子 土と微生物 78 (1), 3-4, 2024-04-30

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  • 書評

    土と微生物 78 (1), 33-, 2024-04-30

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  • 化粧品における乳化の基礎

    宇山 允人, 山下 裕司 色材協会誌 97 (4), 119-123, 2024-04-20

    ...一つ一つの製品は皮膚科学,心理学,感性工学,色彩学,薬学,界面化学,分析化学,微生物学,プロセス工学など幅広い分野の学問によって支えられている。本稿では化粧品の製剤化に必要不可欠な乳化技術に焦点を当て,乳化技術を支えている界面化学を中心に実際に市販の製品に利用されている技術についても解説する。</p>...

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  • 司会の言葉

    盛田 隆行, 西井 成樹 日本食品微生物学会雑誌 41 (1), 1-1, 2024-03-31

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  • ヒスタミン分子に対するコロナ放電の影響について

    厳原 美穂, 細島 大輝, 中山 雄太郎, 杉山 栄二, 轟木 堅一郎, 水野 初 日本食品微生物学会雑誌 41 (1), 37-41, 2024-03-31

    <p>Corona discharge has recently been reported to be effective in preventing food poisoning caused by histamine-producing bacteria. In this study, the effects of corona discharge on histamine …

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  • 非挿管死亡例における声帯および声帯周囲の挫傷の重要性

    アブダーラマン ハサン, ハバシ イブラヒム, アルシェブ アスマ, アルーアブダラット イマド, アリ アベド アルラヒーム Journal of UOEH 46 (1), 1-8, 2024-03-01

    Every finding during a neck autopsy may be essential for accurately diagnosing and explaining the mechanism of death. In this prospective study in the Department of Forensic Medicine and Toxicology …

    DOI Web Site PubMed 参考文献34件

  • 巻頭言

    動物遺伝育種研究 52 (1), 1-, 2024-02-01

    ...翌日19 日(日)には「小さなものから大きなもの へ~ポストコロナ時代のウイルス・微生物学~」をテーマに地域の特徴を生か した日本動物遺伝育種シンポジウムを開催することができました。対面での実 施効果を十分に実感でき、研究交流および情報交換することができました。と くに大学生、大学院生を中心とした若手の研究発表に多くの皆さんにエントリー をいただき、対面ならでは意見交換ができました。...

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  • 腸内細菌の機能を知るためのカイコの利用

    松本 靖彦 腸内細菌学雑誌 38 (1), 1-8, 2024

    <p>腸内微生物叢の破綻は,感染症だけでなく生活習慣病や癌など様々な疾患の発症や増悪に影響する.よって,腸内微生物叢でおこる微生物間,および微生物と宿主の相互作用を理解することはそれらの疾患の予防や治療に繋がる.一般的な基礎研究では,抗菌薬で処理されたマウスやノトバイオートマウスが用いられるが費用や倫理的な問題が生じる.本稿では,代替動物としてカイコを利用した基礎研究のなかで疾患モデルにフォーカ…

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  • Marine bacteria have multiple polyamide 4-degrading enzymes

    Saito Yusuke, Jin Ibuki, Yamada Miwa The Journal of General and Applied Microbiology advpub (0), 2024

    <p>Polyamide 4 (PA4) is expected to solve the issue of marine plastic pollution due to its excellent mechanical properties and biodegradability. In this study, to reveal the mechanism of PA4 …

    DOI PubMed

  • 大豆発酵食品“ごど”からの酵母<i>Wickerhamomyces anomalus</i>の分離とその性質

    本田 洋之, 小原 洸瑠, 川村 優香, 松塚 祐伍, 阿部 尚人 日本食品科学工学会誌 advpub (0), 2024

    ...本研究では, ごど保存時の温度が品質に与える影響を明らかにするために, 微生物学的な評価を行った. 25 ℃で保存した試料からはシンナー臭が発生し, 試料表面に白色の膜が表出した. この試料からは<i>Bacillus subtilis</i>, および産膜酵母<i>Wickerhamomyces anomalus</i>が分離された....

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  • ヒトのロドコッカス・エクイ感染症:新興人獣共通感染症

    髙井 伸二, 水野 泰孝, 鈴木 康規, 佐々木 由香子, 角田 勤, 切替 照雄 日本細菌学雑誌 79 (1), 15-24, 2024

    <p>ロドコッカス・エクイ(<i>Rhodococcus equi</i>)は子馬に細菌性肺炎・腸炎を引き起こす細胞内寄生性のグラム陽性球桿菌で,獣医学領域ではよく知られているが,ヒトでは1968年の初発以来これまでに300を越える症例報告がある。その多くはHIV感染,臓器移植,腫瘍などの基礎疾患を持つが,健常人における感染症例も認められる。<i>R. …

    DOI Web Site PubMed 参考文献55件

  • Global Distribution and Diversity of Marine Parmales

    Ban Hiroki, Endo Hisashi, The EukBank Team, Kuwata Akira, Ogata Hiroyuki Microbes and environments 39 (1), n/a-, 2024

    <p>Parmales (Bolidophyceae) is a minor eukaryotic phytoplankton group, sister to diatoms, which exists as two distinct forms of unicellular organisms: silicified cells and naked flagellates. Since …

    DOI Web Site PubMed 参考文献47件

  • 新型コロナウイルス感染症に対する検査と感染対策について

    竹村 弘, 中谷 佳子 聖マリアンナ医科大学雑誌 51 (Suppl), S33-S42, 2024

    <p>2019年12月,中華人民共和国湖北省武漢市で,「原因不明のウイルス性肺炎」として新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最初の症例が確認され,翌2020年1月には日本を含む世界中の国と地域から患者が報告された。周知のように,その後我々人類は坂を転げ落ちるように未曾有のパンデミックへの道を歩むことになり,当院でも多数の患者を受け入れ,様々な感染対策に多大な労力と時間を使うこととなった…

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  • 土壌環境の細菌叢は移植できるのか?

    加藤 広海 土と微生物 78 (1), 12-16, 2024

    土壌環境がもつ多様な機能は,そこに棲息する莫大な数と種類の微生物の多様性によってもたらされている。これら土壌微生物生態系の構造と機能を理解するために,世界中の土壌メタゲノムのカタログ化が進んでいるが,それぞれの細菌叢が持つ変動性については不明な点が多い。ノートバイオロジーは宿主環境と細菌叢をそれぞれコントロールすることで,環境因子と生物因子を分けて議論できる強力なツールである。筆者らはノートバイ…

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  • 尿一般検査における無症候性細菌尿の鑑別

    川 健司 Tenri Medical Bulletin 26 (2), 119-119, 2023-12-25

    ...</p><p>【方法】1.尿一般検査:オーションハイブリッドAU-4050(アークレイマーケティング株式会社)を用い,尿定性検査と尿沈渣検査を実施した.2.微生物学的検査:尿検体10 µL(白金耳量)をBTB 乳糖寒天培地および血液寒天培に塗抹し,37℃で18–24 時間好気培養した.3.無症候性細菌尿を鑑別する予測式の算出:アウトカムを尿培養検査における有意な菌発育の有無,年齢,性別,尿中白血球数...

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  • 土壌メタゲノム情報から脱窒関連酵素の構造的多様性を明らかにする

    原 新太郎, 圷 ゆき枝, 鈴木 倫太郎, 早津 雅仁, 多胡 香奈子 土と微生物 77 (2), 61-73, 2023-10-31

    土壌微生物による脱窒は,土壌からの一酸化二窒素(N2O)発生源の一つであり,農耕地における脱窒を制御するための新しい手法が求められている。著者らはこれまでに実用化されていない脱窒制御剤(NirK 阻害剤)の開発に向けて,メタゲノム解析を構造ベース創薬に応用した“メタゲノム創薬”に取り組んでいる。本稿では,まず土壌環境での脱窒について概説し,続いて,メタゲノム創薬や土壌メタゲノム解析による …

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  • 農業用微生物資材の研究開発動向のミニレビュー

    菅野 学, 玉木 秀幸 土と微生物 77 (2), 74-92, 2023-10-31

    食糧の安定供給と環境負荷の低減(減肥や温室効果ガスの排出削減)を両立する持続的農業を実現するために,微生物資材の開発に対する関心が高まっている。しかし,圃場における微生物資材の成功は依然として予測不可能で信頼性に欠ける。微生物資材は,実験室内での活性に基づいて選択される傾向があり,土壌中での微生物の安定的な生存や機能発現といった圃場において求められる生態学的形質とは大きな隔たりが存在する。このボ…

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  • 農耕地土壌における硝化による温室効果ガス一酸化二窒素(N2O)の発生とその対策

    大林 翼, Aoyagi Nobuhiro Luciano, 山崎 俊正, 多胡 香奈子, 早津 雅仁 土と微生物 77 (2), 51-60, 2023-10-31

    硝化は脱窒と窒素固定とともに生物地球化学的に重要な窒素循環プロセスのひとつである。硝化反応によって,アンモニアが硝酸に変換される過程において,温室効果ガスの 1 種である一酸化二窒素(N2O)が生成される。さらに,農耕地土壌における硝化反応は窒素肥料成分の地下水への溶脱といった環境汚染や窒素損失にもつながっている。硝化による窒素損失や N2O …

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  • 土の養分運搬から地球環境にまで働いている土壌微生物

    犬伏 和之 土と微生物 77 (2), 93-100, 2023-10-31

    土壌微生物の影響は作物生産から地球環境にまで広く及ぶ。まず土壌微生物バイオマスの水田土壌生態系における窒素動態での役割を解明するため,クロロフォルム燻蒸法を改良し土壌ATP も測定し長期肥料連用と湛水の影響を調べ,土壌微生物が養分循環の要となっていることが量的質的に示された。また水田土壌中の微生物が畑土壌より,嫌気的湛水ストレスに適応し,レジリエンスが強いことも見いだされた。肥効調節型被覆肥料の…

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  • 食品試料の寒天平板上微生物コロニーカウントを分析するためのポアッソン分布の有効性

    藤川 浩 食品衛生学雑誌 64 (5), 174-178, 2023-10-25

    ...<p>食品試料の微生物コロニーカウントは微生物学試験において非常に重要な項目の一つである.計数する希釈での寒天平板当りの微生物コロニーカウントの確率分布はこれまで詳しく検討されて来なかった.最近,私たちは食品試料のコロニーカウントを数種類の確率分布に対し,“ 伝統的な” 統計学によるピアソンの<i>X</i><sup>2</sup> 値をフィットの指標として用いて解析した(Fujikawa andTsubaki...

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献7件

  • 初学者のための医学論文の書き方

    早川 智 日大医学雑誌 82 (5), 277-285, 2023-10-01

    <p>Novel scientific discoveries must be published; otherwise, they become personal experiences. In the field ofmedicine, original papers report the results of new experimental findings, clinical …

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  • 腸管におけるムチン糖鎖の機能とその硫酸化修飾の重要性

    安保 博仁, 川島 博人 Trends in Glycoscience and Glycotechnology 35 (207), J73-J77, 2023-09-25

    <p>腸管において、ムチンは腸内細菌と宿主を隔てる物理的バリアとして機能する。MUC2ムチンは、高度に<i>O</i>結合型糖鎖修飾を受けた糖タンパク質で、付加する糖鎖はムチンの機能発現に必須の翻訳後修飾である。近年、複雑な構造をもつMUC2糖鎖の特定の構造単位が特有の生理機能を果たすことが見出されつつある。特に、ムチン糖鎖における<i>N</i>-アセチルガラクトサミンとガラクトースの硫酸化は…

    DOI Web Site 参考文献19件

  • 熊本県におけるβ-ラクタム系薬耐性腸内細菌目細菌の保菌状況調査(2015年4月~2020年3月)

    八尋 俊輔, 原田 誠也, 小原 敦美, 藺牟田 直子, 大岡 唯祐, 西 順一郎 感染症学雑誌 97 (5), 153-161, 2023-09-20

    <p>熊本県におけるβ-ラクタム系薬耐性腸内細菌目細菌(β-lactam antibiotics-resistant <i>Enterobacterales</i>;BLARE)の腸管内保菌状況を把握するため,2015年4月~2020年3月間に当所に搬入された糞便1,434検体から菌分離を試みたところ,340検体(23.7%)から354株のBLAREが分離された.このうち343株(96.9%)は…

    DOI Web Site 参考文献27件

  • 日向夏搾汁の製造工程における芽胞形成細菌の挙動

    内田 丈聖, 岡 美里, 西原 健, 坂谷 洋一郎, 長田 隆 日本食品科学工学会誌 70 (9), 389-394, 2023-09-15

    ...<p>日向夏飲料の微生物学的安全性確保のために, 原材料製造工程における日向夏搾汁について, 各種細菌芽胞の汚染度を調べた. 計11試料において, 好気培養では51菌株, 嫌気培養では12菌株を分離し, TABについては検出されなかった....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 3.口腔扁平上皮癌抑制の標的分子としての苦味受容体14

    小笠原 正人, 三浦 利貴, 石河 太知, 宮本 郁也, 山田 浩之, 加茂 政晴, 石崎 明 岩手医科大学歯学雑誌 48 (1), 41-41, 2023-06-30

    <p>口腔がんの死亡率は依然として高い水準を示している.最近,再発又は遠隔転移を有する頭頚部癌に免疫チェックポイント阻害薬の適応が承認された.しかしながら,この治療薬はI 型糖尿病,拡張型心筋症や自己免疫疾患を誘発することが指摘されている.そこで新たな標的分子の探索が必要と考えられる.我々はTAS2R14 に作用するエピガロカテキンガレート(EGCG)が口腔扁平上皮癌細胞株のヒスタミンH1 …

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  • RANKLと歯周病

    安藤 雄太郎, 塚崎 雅之 日本薬理学雑誌 158 (3), 263-268, 2023-05-01

    <p>歯周病は,口腔細菌に対する炎症応答および,それに続発して起こる歯の支持骨破壊を特徴とする.その罹患率は非常に高く,成人の歯の喪失の最大の原因となっている.近年,歯周病における骨破壊には,骨芽細胞や歯根膜線維芽細胞が産生するreceptor activator of NF-κB ligand(RANKL)が必須であることが明らかになった.このRANKLの誘導には免疫系の活性化が重要な役割を果…

    DOI Web Site PubMed 参考文献56件

  • 土壌由来の温室効果ガス削減に向けた市民科学による微生物探索

    大久保 智司, 青木 裕一 土と微生物 77 (1), 34-39, 2023-04-30

    本論文では2021 年11 月より開始した市民参加型の研究プロジェクト「地球冷却微生物を探せ」(https://dsoil.jp/soil-ina-bottle/)を紹介する。近年,研究者と市民が協調して科学研究に取り組む「市民科学」が,立場や背景知識の垣根を超えて社会を共創するための取り組みとして着目され,国内でも急速に普及し始めている。主要な温室効果ガスの1 …

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  • 土壌試料における総N2O 還元速度の定量

    新宮原 諒, 中島 泰弘, 和穎 朗太 土と微生物 77 (1), 8-17, 2023-04-30

    N2O 還元は,土壌をはじめとする環境中においてN2O を消費し,温室効果を緩和する代謝過程として重要である。 N2O 還元は脱窒の最終過程として理解されてきた一方で,新たな窒素代謝経路やN2O 還元機能遺伝子の新たな系統分類群(nosZ クレードII)の発見により,N2O 還元を含む窒素循環の描像は変わりつつある。本稿は,既報のレビューに より,土壌試料における総N2O …

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  • λDNAとリアルタイムPCR を用いた土壌DNA抽出効率の評価

    森本 晶, 伊勢 裕太, 大友 量, 高田 裕介 土と微生物 77 (1), 40-46, 2023-04-30

    土壌DNA に基づく土壌微生物の解析において,試料間のDNA 抽出効率のばらつきは重要な問題である。本研究では,実用的な土壌DNA 抽出効率の評価法を提示することを目的とした。土壌侵食により不均一な作土が分布する傾斜畑から採取した3 種の黒ボク土試料(H, M, L)についてDNA 抽出条件を最適化するとともに,DNA 抽出効率を評価するために予め土壌に添加したλDNA …

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  • サツマイモ基腐病に対する苗床の土壌還元消毒による防除技術の開発

    野見山 孝司 土と微生物 77 (1), 29-33, 2023-04-30

    南九州,沖縄地域での被害発生が地域産業に大きな影響を与えているサツマイモ基腐病の防除を目的として,苗床での土壌還元消毒技術を開発した。基腐病に対する土壌還元消毒試験を実施するに当たり,まず,環境マーカーとして利用できる硝酸塩利用能欠損変異株(nit 変異株)を野生株から作出し,生育や病原性の諸性質を調べ,野生株と同等の菌株を選抜した。また,土壌還元消毒による効果を判定するため,基腐病菌nit …

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  • 巻頭言

    豊田 剛己 土と微生物 77 (1), 6-7, 2023-04-30

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  • 土壌微生物群集構造を支配する土壌環境の不均質性に関するミニレビュー:微生物ハビタットとしての土壌を捉えなおす

    伊藤 虹児, 和穎 朗太 土と微生物 77 (1), 18-28, 2023-04-30

    地球上で屈指の微生物多様性を有する土壌では,土壌微生物群集が物質循環(生物地球化学的サイクル)を駆動し,その活動が植物への養分供給や気候調節といった生態系サービスを可能にしている。これを保全し,精緻に制御・予測するためには,土壌環境と微生物群集を併せた理解が不可欠である。しかしながら,バルク土壌を均質とみなした従来のアプローチでは土壌が本質的に内包する不均質性を見落とす可能性がある。そこで本稿で…

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  • 微粒子疾患を起こすマクロファージ受容体の役割

    中山 勝文, 山口 慎一朗 生化学 95 (2), 184-193, 2023-04-25

    さまざまな無機微粒子はマクロファージに貪食されるとNLRP3インフラマソーム活性化と細胞死を誘導し、それらは難治性の慢性炎症性疾患の発症に大きく関わっている.たとえばシリカ(二酸化ケイ素)やアスベスト(石綿)といった環境微粒子は肺がんや中皮腫を引き起こすことが知られる.また体内で形成された尿酸塩結晶,コレステロール結晶,およびアミロイドβ凝集体はそれぞれ痛風,動脈硬化関連疾患,およびアルツハイマ…

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  • 学士課程卒業時に求められる感染看護に関するコンピテンシーの抽出:

    勝野 絵梨奈 日本看護研究学会雑誌 46 (1), 1_73-1_82, 2023-04-20

    ...感染看護に関する教育上の課題は【学生の到達レベルに関する課題】【カリキュラム上の課題】【教員自身の課題】に集約され,〈微生物学に関する基礎知識への理解不足〉〈関連科目の連携不足〉〈感染看護に関する看護実践能力の不足〉等が抽出された。結論:体系的な教育の実現に向け,科目間連携の必要性等が示唆された。</p>...

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  • はじめに

    加藤 英治, 山田 将博 日本口腔インプラント学会誌 36 (1), 31-31, 2023-03-31

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  • 歯周病原細菌ジペプチジルペプチダーゼによる2型糖尿病の増悪メカニズム

    鈴木 茉那美, 下山 佑, 根本 優子, 佐々木 大輔, 根本 孝幸, 八重柏 隆 日本歯周病学会会誌 65 (1), 1-8, 2023-03-31

    <p>2型糖尿病は我が国において増加している生活習慣病である。一方で高齢化と8020運動の推進による高齢者での残存歯増加に伴って歯周病の患者数も増加の一途を辿っている。歯周炎は2型糖尿病の合併症とされており,近年両者の相互関係について明らかにされつつあるが,その分子メカニズムについては未だ明確ではない。インクレチン[GLP-1(glucagon-like …

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 参考文献50件

  • 多形紅斑を呈し,次世代シーケンサー解析で確定診断に至った日本紅斑熱の1例

    山本(前波) 真梨子, 福地 健祐, 丸山 千明, 糟谷 啓, 藤山 俊晴, 島内 隆寿, 伊藤 泰介, 蘇 泓如, 大橋 典男, 本田 哲也 日本皮膚科学会雑誌 133 (3), 473-480, 2023-03-20

    <p>57歳,男性.来院の6日前より,38度台の発熱と四肢・体幹部の多形紅斑様皮疹が出現し,当科を受診した.高CRP血症,D-dimerの上昇,肺水腫を伴っていた.血液培養検査は陰性で,ペア血清にて各種ウイルス抗体価上昇は認めなかったが,日本紅斑熱の特異的IgG抗体価の軽度上昇を認めた.一方,末梢血単核球のPCR検査では日本紅斑熱リケッチアは陰性であり,日本紅斑熱に特異的な刺し口や典型的な皮疹も…

    DOI Web Site 医中誌

  • The First Identification of a Narnavirus in Bigyra, a Marine Protist

    Chiba Yuto, Yabuki Akinori, Takaki Yoshihiro, Nunoura Takuro, Urayama Syun-ichi, Hagiwara Daisuke Microbes and environments 38 (1), n/a-, 2023

    <p>Current information on the diversity and evolution of eukaryotic RNA viruses is biased towards host lineages, such as animals, plants, and fungi. Although protists represent the majority of …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献44件

  • Slight Changes in the Gut Microbiome in Early-stage Chronic Kidney Disease of Unknown Etiology

    Banjong Ditsayathan, Pongking Thatsanapong, Tran Na T. D., Pinlaor Somchai, Dangtakot Rungtiwa, Intuyod Kitti, Anutrakulchai Sirirat, Cha’on Ubon, Pinlaor Porntip Microbes and environments 38 (3), n/a-, 2023

    <p>Gut dysbiosis and changes in short-chain fatty acids (SCFAs) occur in end-stage chronic kidney disease (CKD); however, the degree of these changes in the gut microbiome and serum SCFA profiles in …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献67件

  • 豚熱ワクチン接種適齢期の推定モデルの構築

    桑田 桂輔, 浮田 真琴, 加藤 智, 國永 尚稔, 田中 英次, 迫田 義博, 蒔田 浩平 日本獣医師会雑誌 76 (11), e274-e282, 2023

    <p>2018年9月,岐阜県の養豚場で国内26年ぶりの豚熱が発生し,翌年10月から発生予防のためのワクチン接種と抗体検査による免疫状況確認が開始された.免疫状況の評価から,母豚群の免疫抗体価の条件により農場群ごとに接種日齢を調整する必要性が指摘された.そこで母豚とその産子の抗体調査を実施し,移行抗体とワクチンテイクの関係を解析することで,農場ごとのワクチン接種適齢期を推定するシミュレーションモデ…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 糞便中ホストタンパク質解析とその応用

    渡辺 栄一郎, 川島 祐介 日本プロテオーム学会誌 8 (2), 53-62, 2023

    <p> 近年,急速に発展しつつあるプロテオーム解析技術に着目し,糞便プロテオーム解析技術を独自に構築して,腸内細菌が消化管内溶液に含まれる宿主由来タンパク質に与える影響を検討した.細菌・ウイルス・真菌が存在しない無菌(GF: germ-free)マウスとspecific-pathogen-freeマウスの盲腸内容液をプロテオーム解析で分析した.同定できた713種類の…

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  • 上気道粘膜組織における宿主自然免疫応答機構の解明

    小笠原 徳子 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会誌 3 (4), 133-137, 2023

    <p>両口蓋・咽頭扁桃や鼻粘膜はひとつづきの粘膜組織であり,ヒト気道において外来抗原の認識と取り込み,異物除去,病原体の侵入阻止など日常的に多彩な機能を果たしている。粘膜組織における非特異的あるいは特異的な防御機構は多段階にわたって制御されており刺激の程度に応じた反応を誘導するように調整されているが,その詳細は構成細胞を含めて未だ不明な部分が多い。アレルギー性鼻炎や2型炎症性疾患であるポリープを…

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  • 食餌性フルクトースは腸内細菌叢を介して実験的大腸炎と炎症性腫瘍形成を増悪させる

    西口 遼平, 塩澤 俊一 日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), 11-20, 2023

    <p>炎症性腸疾患(IBD)の罹患率は世界的に上昇しており,西洋型食生活の普及が一因であると言われている。西洋型の食事はフルクトースに富み,IBDの罹患率上昇に関与すると推測されている。近年,高フルクトース食(HFrD)がマウスモデルにおいてデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発性腸炎を増悪させることが報告された。また,IBDによる慢性大腸炎がcolitic …

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  • <i>Bifidobacterium breve</i> strain Yakult 経口投与による腸内環境改善が引き起こすアトピー性皮膚炎改善効果

    志岐 幸祐, 立石 里佳, 藤崎 明日香, 倉田 淳志, 山田 秀和, 水口 信行, 伊藤 龍生 日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), 38-45, 2023

    <p>【目的】アトピー性皮膚炎(AD)は掻痒感や湿疹を主病変とする。ADは,2型ヘルパーT細胞(Th2)へ分化が偏ることで発症する。また制御性T細胞(Treg)が免疫応答を制御しADの発症を防いでいる。腸内フローラがADに深く関わると報告されていることから,プロバイオティクスの一つである<i>Bifidobacterium breve</i> strain …

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  • 表紙

    日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), Cover1-Cover1, 2023

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  • リンゴペクチン溶液の経口投与によるアトピー性皮膚炎の改善効果と腸内細菌叢に与える影響

    藤崎 明日香, 立石 里佳, 志岐 幸祐, 山田 秀和, 水口 信行, 伊藤 龍生 日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), 46-55, 2023

    <p>【目的】アトピー性皮膚炎(AD)の発症要因として,免疫応答の異常や腸内細菌叢の乱れが報告されている。リンゴペクチンは,特定の腸内細菌のみを選択的に増殖させることや血中ヒスタミン濃度の降下作用が報告されていることから,アレルギー性疾患に対する予防効果が期待されている。しかし,ADの改善効果は明らかになっていない。本研究では,リンゴペクチンによるADの改善効果と腸内細菌叢に与える影響について検…

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  • マンガン酸化に着目した地球微生物学的研究の重要性

    塚本 雄也 日本地球化学会年会要旨集 70 (0), 135-, 2023

    ...本発表では、海底熱水や陸上温泉という熱水環境での微生物活動によるマンガン酸化について地球化学・地球微生物学的観点から発表する。特に、熱水環境に産するマンガン酸化物に対するメタゲノム解析や微生物培養によって見えてきたマンガン酸化菌のユニークな生理代謝機構について紹介することで、初期地球環境における微生物によるマンガン酸化の妥当性について議論したい。</p>...

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  • フナずし由来の乳酸菌摂取によるアトピー性皮膚炎の改善効果の検討

    立石 里佳, 藤崎 明日香, 志岐 幸祐, 山田 秀和, 水口 信行, 永田 恵里菜, 伊藤 龍生 日本臨床腸内微生物学会誌 25 (1), 56-63, 2023

    <p>【目的】アトピー性皮膚炎(AD)は憎悪と寛解を繰り返す瘙痒のある湿疹を主病変とする慢性皮膚疾患であり,発症の原因には,免疫機能や皮膚バリア機能の異常が報告されている。近年,アトピー性皮膚炎の炎症,及び症状の進行と腸内細菌叢には深い関係が在ると考えられる。その背景には,AD患者では腸内細菌叢が偏った状態であるという報告や,プロバイオティクスの投与がADの予防や治療に有効であるという報告がある…

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