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検索結果 388 件

  • 母樹のサイズがスギの種子生産と発芽率に及ぼす影響

    木村 恵, 藤井 栄, 松田 修, 小川 健一 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 392-, 2023-05-30

    <p>苗木生産に利用する種子を安定的に供給するためには、採種園において種子の生産量と品質に関係する要因を理解することが重要である。本研究ではスギの種子生産に影響する要因として母樹サイズに着目し、球果・種子の生産量と種子の発芽率に及ぼす影響を調べた。調査は徳島県の3か所の採種園(2014年造成開始)で自然着花した65本を対象に行った。母樹サイズとして幹の根元直径を計測し、それぞれが2020年に生産…

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  • スギ実生コンテナ苗の育苗密度および根鉢容量が植栽3年目に与える影響

    藤井 栄, 山野邉 太郎, 三浦 真弘, 飛田 博順, 栗田 学, 高橋 誠 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 328-, 2023-05-30

    <p> 異なる密度や根鉢容量で育苗されたスギ実生コンテナ苗は条件に応じて異なる形状となり、この違いは植栽後の成長に影響することが知られている。再造林コストには育苗時のコストだけでなく植栽後の下刈り回数も影響することから、異なる条件で育苗されたコンテナ苗の評価を行った後、造林地に植栽し、3年目までの成長を調べた。</p><p> …

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  • ユズ果皮粉末の給餌がキジハタ<i>Epinephelus akaara</i>の脂質酸化に及ぼす影響

    前川 優樹, 新家 大輔, 岡崎 孝博, 矢野 靖和, 近藤(比江森) 美樹 日本水産学会誌 88 (6), 494-502, 2022-11-15

    <p> ユズ搾汁後の残滓の活用を目的に,ユズ果皮粉末(YP)を3%添加した飼料でキジハタを4週間飼育し,成長および脂質酸化に与える影響を評価した。YPは抗酸化活性を示し,抗酸化活性に関与する4つのフラボノイドを同定した。YP添加区と無添加区のキジハタの成長・生化学マーカーに差は見られなかった。一方,脂質酸化の指標であるTBARS値はYP添加区の血清・肝臓で低値を示し,4℃で24時間保存した魚肉で…

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  • 異なるスギ母樹系統及び個体から採取した種子の発芽率と選別機による充実率

    藤井 栄, 松田 修, 木村 恵, 飛田 博順 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 333-, 2022-05-30

    <p> コンテナ苗生産では、裸苗生産に比べ様々な生産方法を育苗条件に応じて選択することができるが、セルトレイで発芽させた後に移植する方法やコンテナに直接播種する場合、発芽率が高いロットの種子を使用する必要がある。近赤外光を用いた種子選別機により種子の充実率の向上が期待されるが、多様な系統、母樹で確かめられた報告は無い。この充実率が従来行われてきた発芽試験(ISTA準拠)による発芽率と同等であるこ…

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  • タデ藍活用飼料による美味しい高品質鶏肉生産技術の開発

    山本, 光生, 八木, 智子, 山本, 亮平, 清水, 正明, 富久, 章子 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 24-29, 2022-03

    タデ藍を添加した飼料の給与が,阿波尾鶏の育成成績や鶏肉食味に及ぼす影響について調査した。食用タデ藍は,乾燥粉砕処理し,試験1では,茎を除去して葉のみとし,試験2では,茎葉無選別とした。配合飼料中への添加割合は,両試験ともに1%または2%とし,と体前の7日間(77~84日齢の間)給与した。その結果,育成成績は,タデ藍添加による影響が認められなかった。また,肉質成分においては,試験1では2%区のもも…

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  • メカブを利活用した豚の育成率向上飼育技術の開発(1)

    福岡, まどか, 飯塚, 悟, 平田, 真樹, 森松, 文毅, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 14-19, 2022-03

    肉豚を生産する上で,子豚期の事故率が高く,その低減が農場の経営安定には欠かせない課題である。そこで,腸内細菌叢の適性化や免疫賦活作用が期待されるメカブを給与し,発育,血液性状,ストレス指標物質,腸内細菌叢および腸内代謝産物に及ぼす影響を調査した。3%メカブ乾燥粉末添加飼料給与により,1日平均増体重は試験区および対照区において同等であったが,試験区は飼料要求率2.09に対し,対照区は1.92であっ…

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  • 双子分娩及び死産が産後の繁殖成績に及ぼす影響と子宮内環境改善による繁殖性向上効果の検討(1)

    森川, 繁樹, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 5-7, 2022-03

    乳用牛の繁殖性の低下は近年の酪農経営において喫緊の課題となっている。一方で高泌乳化や受精卵移植の普及並びに産子の大型化等により,双子分娩率及び死産率が増加傾向にある。そこで,本県において双子出産及び死産が分娩後の繁殖成績に及ぼしている影響について,牛群検定データ及び酪農家における受胎調査等を基に調査した。双子分娩及び死産であった牛は,次産までの予測分娩間隔が単子出産の牛と比較して長い傾向にあり,…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(46)

    山本, 光生, 清水, 正明, 山本, 亮平, 八木, 智子, 松長, 辰司, 富久, 章子 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 20-23, 2022-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため,県内で飼育されている主要銘柄であるチャンキーについて,令和2年9月9日から令和2年10月21日(42日間)まで産肉能力試験を実施した。6週齢時の雌雄平均成績については,育成率が100.0%,出荷時体重が3,120g,飼料要求率が1.43であった。また,プロダクションスコアは518.9であった。一方,と体成績では,むね肉歩留が24.6%,もも肉歩留が20…

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  • ICT技術(発情検知システム)を活用した肉用繁殖牛の繁殖管理の効率化

    宮本, 祥代, 可児, 宏章, 山口, 貴大, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 1-4, 2022-03

    近年,農業従事者の高齢化と農場の大規模化が進む肉用牛繁殖経営において,牛の発情発見の簡易化及び省力化が課題となっていることから,乳牛用発情検知システムを活用した肉用繁殖牛の繁殖管理の効率化を検討した。黒毛和種繁殖牛36頭に発情検知システムを装着し,検知した活動量のピークから3~10時間後に授精したものを前半区,10~18時間後に授精したものを後半区と分類し,受胎成績及び採卵成績を比較した。また,…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(34) : 飼料用トウモロコシ・イタリアンライグラス

    吉田, 雅規, 中川, もも, 武内, 徹郎 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 30-33, 2022-03

    本県の気候風土に適し,収量性,品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し,普及促進を図る必要がある。そのため,飼料用トウモロコシ(4月播き5品種、二期目3品種)とイタリアンライグラス(早生3品種)の比較栽培試験を実施し,以下の結果が得られた。1.飼料用トウモロコシ4月播き5品種の乾物収量は,「KD671」が多収の傾向であった。二期作3品種の乾物収量は,「P3577」が多収の傾向であった。2.イタ…

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  • 阿波とん豚系統における全ゲノム関連解析(GWAS)による肉質に関与するゲノムの探索

    新居, 雅宏, 飯塚, 悟, 福岡, まどか 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (21) 8-13, 2022-03

    阿波とん豚および阿波とん豚系統作成途中で肉質の簡易分析を実施した個体の中から192頭から,常染色体上に座乗する1塩基多型(SNP)合計58864箇所の中からクオリティコントロールをクリアした36293個のSNPを抽出し,GWASを実施した。結果,第9染色体7.8Mb(ALGA0051004)にドリップろ紙重および肉色b*,第15染色体63.5Mb(MARC0041764)に肉色b*,第5染色体1…

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  • SNPマーカーを用いた香酸カンキツの品種識別技術の確立

    新見 恵理, 藤井 浩, 太田 智, 岩倉 拓哉, 遠藤 朋子, 島田 武彦 園芸学研究 21 (1), 111-122, 2022

    <p>香酸カンキツの果実は調理や加工などへの利用が多く,新品種の育成者権を保護するためには,種苗の適正管理のための調査に加え,加工品や原材料の果実についても育成者権の権利侵害に対する調査が必要であることから,果実や加工品を対象とした品種識別技術の確立が求められている.これまでに開発した生食用カンキツを主な対象としたSNP品種識別技術を基に,主要な香酸カンキツの品種識別に適用できるようにSNPマー…

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 被覆肥料を活用したスダチの超省力施肥

    新居, 美香, 梯, 美仁 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 25-33, 2021-12

    徳島県の中山間地域の基幹品目であるスダチを対象に,窒素30%,リン酸75%,加里80%減肥が可能な一発肥料を開発し,年1回施肥により5年間,現地ほ場で栽培試験を実施した。その結果,土壌中硝酸態窒素含有量は,表層では一発区で高く推移し,次層では差が見られなかった。土壌中交換性カリ含有量は,試験開始3年目から一発区で低く推移した。葉中無機成分は一発区でカリウムが高く推移し,年間施用量とは異なる結果と…

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  • レンコン新品種‘阿波白秀’の育成とその特性

    篠原, 啓子, 山本, 真也, 佐藤, 章裕, 津田, 毅彦, 吉原, 均, 佐藤, 泰三, 沢田, 英司, 板東, 一宏, 村井, 恒治 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 9-16, 2021-12

    本県の主力品種‘備中’の形状に近い早生性品種‘阿波白秀’を育成した。種子親‘オオジロ’に花粉親‘ロータス’を交配して交雑種子を得た。特性調査と現地適応性試験を経て2015年に品種登録出願を行い,2017年に品種登録された。徳島県のオリジナル品種として,生産地は徳島県に限定されている。‘阿波白秀’は,収穫時期が9月上旬で徳島県の主力品種である‘備中’より1ヶ月程度早い。生育の特性は,‘備中’よりも…

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  • 数種タデアイにおける形態的形質,収量およびインジカン含量の品種間差異

    村井, 恒治, 吉原, 均, 田中, 昭人 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 1-8, 2021-12

    ...徳島県立農林水産総合技術支援センターに保有しているタデアイ10品種の形態的形質,収量性および品質に関する品種間差を調べた。10品種は,葉の形と小花の色から4種に分類された。その4種は,長葉で白花の‘小上粉白花種’,‘百貫’および‘広島神辺’,長葉で赤花の‘小上粉赤花種’,椿葉で赤花の‘千本’と‘大千本’,縮葉で赤花の‘赤茎小千本’と‘宮城’であった。...

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  • イチゴにおける送風機を用いた振動受粉が受精不良果の発生に及ぼす影響

    植松, 菜月, 村井, 恒治, 栗原, 桜子, 吉田, 裕一, 安場, 健一郎 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (8) 17-23, 2021-12

    イチゴ栽培における着果促進のためのミツバチ放飼代替技術として,ハンディブロアを用いた振動受粉を試みた。本研究では,送風が着果に及ぼす影響について開花時期の異なる花房ごとに検証した。2020年10月25日~12月28日に開花した頂花房へ風速が10~15m/sになるように,1株あたり2~3秒,1週間に3回,送風処理を行った。その結果,送風処理区の可販果率は,‘かおり野’で90%,‘さちのか’で92%…

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  • コンテナ苗における育苗方法の現状~全国の生産者へのアンケート調査より~

    小笠 真由美, 藤井 栄, 飛田 博順, 山下 直子, 宇都木 玄 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 327-, 2021-05-24

    <p>本研究では,本格的な生産が開始されて約10年が経過した現在のコンテナ苗の生産様式の全容を調査し,現行の標準的な栽培方法を明らかにすることを目的とし,全国のコンテナ苗生産者を対象にスギ,カラマツ(それぞれ実生苗と挿し木苗)およびヒノキ(実生苗)のコンテナ苗の育苗に関するアンケート調査を行った。</p><p>使用するコンテナ型について,スギではリブ型,カラマツではスリット型の使用率が高く,ヒノ…

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  • 耐腐朽性,耐蟻性を保持したスギ板材の迅速な新規人工乾燥法の検討

    服部 武文, 橋本 茂, 三好 悠, 野路 征昭, 梅山 明美, 吉村 剛, アンディ ・ヘルマワン, 藤本 登留 木材学会誌 67 (2), 73-85, 2021-04-25

    <p>スギ板材の,新しい迅速な人工乾燥条件の開発を目的に,スギ生材を製材した板材を乾球温度(DBT)50℃,70℃,90℃,乾湿球温度差(<i>Δ</i>T)5℃,10℃,20℃を組み合わせた,9種類の条件で,含水率15%まで乾燥させた。要した時間はDBT 90℃,<i>Δ</i>T 20℃が最短であった。本条件で乾燥された板材は天然乾燥や他の人工乾燥条件に対し強度性能の違いは見られず,材色変化…

    DOI Web Site Web Site 参考文献6件

  • 山林用針葉樹コンテナ苗における育苗方法の現状と課題

    小笠 真由美, 藤井 栄, 飛田 博順, 山下 直子, 宇都木 玄 日本森林学会誌 103 (2), 105-116, 2021-04-01

    <p>本研究は,本格的な生産が開始して約10年が経過した現在におけるコンテナ苗の生産様式の全容を調査し,現行の標準的な栽培方法と生産者が抱える課題を明らかにすることを目的とし,全国のコンテナ苗生産者を対象にスギ,ヒノキ,およびカラマツのコンテナ苗の育苗に関するアンケート調査を行った。その結果,生産者が実際に行っている育苗方法は関係機関が発行する育苗マニュアルと概ね一致するものであった。コンテナ苗…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 阿波とん豚の発育能力に関する研究(1)

    飯塚, 悟, 新居, 雅宏, 福岡, まどか 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (20) 1-4, 2021-03

    阿波とん豚の1日平均増体量(ADG)の改良を図るため,育種価解析に用いるモデルについて検討した結果,生年度,生月,性別,父×母の世代を母数効果としたモデルの当てはまりが最も良くなった。また,検討したモデルを用いて阿波とん豚におけるADGの遺伝率を推定した結果,遺伝率は0.38と中程度であった。加えて,年度別産子の平均育種価について調べた結果,2014年度から2016年度にかけて大きく低下していた…

    日本農学文献記事索引

  • ブロイラー産肉能力に関する試験(45)

    八木, 智子, 山本, 亮平, 馬木, 康隆, 松長, 辰司, 清水, 正明 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (20) 5-7, 2021-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため,県内で飼育されている主要銘柄であるチャンキーについて,令和元年9月11日から令和元年10月23日(43日間)まで産肉能力試験を実施した。6週齢時の雌雄平均成績について,育成率は98.5%であった。出荷時体重は3,142gであった。飼料要求率は1.36であった。むね肉,もも肉およびささみを合わせた歩留まりは,50.1%であった。プロダクションスコアは54…

    日本農学文献記事索引

  • 飼料作物奨励品種選定試験(33) : 飼料用トウモロコシ・イタリアンライグラス

    中川, もも, 先川, 正志, 左達, 美佐, 吉村, 健二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (20) 10-14, 2021-03

    本県の気候風土に適し,収量性,品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し,県内での普及促進を図るため,飼料用トウモロコシ(4月播き5品種,二期作3品種)とイタリアンライグラス(早生4品種)の比較栽培試験を実施し,以下の結果が得られた。1) 飼料用トウモロコシ4月播きトウモロコシ5品種の乾物収量は,「SH4681」が他品種と比較して有意に多収であった。二期作トウモロコシ3品種の乾物収量は,「P35…

    日本農学文献記事索引

  • 稲ワラサイレージにおける品質安定技術(1)

    福井, 弘之, 吉村, 健二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (20) 8-9, 2021-03

    稲ワラサイレージの品質向上を図るために,稲ワラの予乾及び乳酸菌添加の向上効果を検証した。稲ワラサイレージに用いた材料ワラの水分は予乾無区は46.6%,予乾有区は14.0%であった。pHは予乾無区で無添加区より下がったが,5以下には下がらなかった。予乾有区のpHはすべて6以上であった。乳酸含量は,予乾無区,予乾有区とも現物中0.16%以下と低く,添加剤の効果はみられなかった。酢酸含量は,供試区すべ…

    日本農学文献記事索引

  • かたさの異なるモモ果実の衝撃損傷特性

    中村 宣貴, 佐々木 勇麻, 兼田 朋子, 安永 円理子, 手塚 誉裕, 渡邊 高志, 永田 雅靖, 椎名 武夫 日本食品保蔵科学会誌 47 (3), 131-137, 2021

    <p> Peach fruits are very susceptible to mechanical stress and are therefore typically harvested before they are ripe and softened. However, there is limited information available on the damage …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献7件

  • CAPSマーカーを用いた香酸カンキツの品種識別技術の確立

    新見 恵理, 藤井 浩, 太田 智, 岩倉 拓哉, 遠藤 朋子, 島田 武彦 園芸学研究 20 (1), 17-27, 2021

    <p>香酸カンキツの国内生産量の増加や輸出量の拡大を受けて,香酸カンキツの品種識別技術の確立と新品種の育成者権の保護が求められている.33品種・系統の香酸カンキツについて,生食用カンキツの品種識別に適用した26種類のCAPSマーカーを用いて遺伝子型を調査した結果,形質や産地によって複数の系統に分類されていたユズ(<i>C. junos</i> hort. ex …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献10件

  • アリウム・コワニー促成栽培における球重と栽植密度が生育・開花に及ぼす影響

    近藤, 真二 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (7) 1-13, 2020-12

    アリウム・コワニー切り花の年内出荷に向けて,定植時期を慣行(10月初旬)より約1カ月早めた9月定植の促成栽培に適切な定植前の貯蔵中に行う球根の温度処理条件,球根の球重と栽植密度について検討し,それらの条件が生育・開花および新球根形成に及ぼす影響について調査した。球重1.5g以上のものを3段階(大球区:3.0g以上4.0g未満,中球区:2.0g以上3.0g未満,小球区:1.5g以上2.0g未満)に…

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  • 徳島県産スギ厚板を用いた新たな床構面の開発 : スギ板桟付きパネル張り床構面の面内せん断性能

    藤井, 良光, 三好, 悠, 千里, 泰三, 湊, 俊司, 根岸, 徳美, 安藤, 邦廣 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (7) 15-21, 2020-12

    高い耐震性能が求められる住宅への県産スギ板の利用促進を図るため,剛性の高いスギ板張り床構面の開発に取り組み,厚さ30mmのスギ厚板を3本の桟で連結した幅910mm×長さ1,800mmのスギ板桟付きパネル(以下,「桟付きパネル」)を考案した。本研究では県産のヒノキとスギによる桟の二面せん断試験を実施し,桟の樹種を決定した後,桟付きパネル張り床構面試験体を面内せん断試験に3体供し,せん断性能を評価し…

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  • 不織布ポットおよびツリーシェルターを用いたスギ実生苗植栽試験

    藤井 栄, 内村 慶彦, 安藝 逸郎, 井上 敬浩, 岩井 言葉, 新田 達也 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 694-, 2020-05-25

    <p>コンテナ苗生産において、出荷作業は培地作成(移植)と同様に大きな労務負担を要し、改善によって育苗経費を低コスト化することが可能である。生分解性不織布ポットはそのまま植栽されるものであるため、育苗容器からの苗木の抜き取りが不要であり、労務負担の大きな改善が期待できる。一方で、根鉢側面が生分解性不織布によって覆われたまま植栽されることから、活着や成長への影響が懸念される。植栽後の野生動物による…

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  • 新しい地域飼料作物としての特産物「タデ藍」の活用 : 肉用鶏の生産性と食味に及ぼす影響

    丸谷, 永一, 清水, 正明, 藤本, 武, 馬木, 康隆, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 28-33, 2020-03

    4週齢以降のブロイラーにタデ藍添加飼料を与え,発育,産肉性および鶏肉食味に及ぼす影響について検討した。飼料原料には無農薬栽培した食用タデ藍を乾燥粉砕処理した茎葉を用い,給与方法は,配合飼料中に0,0.5または1.0%を6週齢までの1または2週間仕上げ給与とした。タデ藍を2週間給与した時,試験終了時体重および増体重が対照区よりも有意に減少したが,1週間の給与では,発育や産肉性において対照区との間に…

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  • 香酸柑橘類残渣を活用した高付加価値豚肉生産技術の開発(2)

    程野, 恵理子, 飯塚, 悟, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 20-24, 2020-03

    県産の香酸柑橘類残渣を活用し,香り成分等の肉への移行や付加価値の高い豚肉生産技術の開発を目的として,肥育豚にスダチ精油抽出残渣乾燥粉末を3%添加した飼料を給与し,発育および肉質に及ぼす影響について調査した。スダチ残渣を給与した試験区では,飼料摂取量が増加する一方,1日平均増体重は低く,その結果,飼料要求率が高い傾向が示唆され,結果,枝肉成績では,背脂肪厚は薄く,ロース芯面積は大きく,肉のしまりが…

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  • プロアントシアニジンの給与が乳用牛の繁殖機能に及ぼす影響

    森川, 繁樹, 藤井, 侑里子, 西村, 公寿, 北田, 寛治, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 1-6, 2020-03

    近年の酪農経営において、乳用牛の分娩間隔延長が喫緊の課題となっていることから、その解決の一助として、分娩前後にポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンを給与し、繁殖成績の改善効果を検討した。プロアントシアニジン給与群では、非給与群と比較して、分娩後、初回排卵日数および初回発情日数が短くなる傾向にあった。また、夏期分娩牛に対する給与効果については、抗酸化作用を有する海藻サプリメントを給与した…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(44) : 銘柄別比較試験

    丸谷, 永一, 清水, 正明, 藤本, 武, 馬木, 康隆, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 34-37, 2020-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため,県内で飼育されている主要2銘柄について,平成30年9月5日から平成30年10月17日(42日間)まで産肉能力試験を実施した。6週齢の雄雌平均成績について,育成率はチャンキーが98.0%,コッブが100.0%であった。出荷時体重はチャンキーが2,982g,コッブが3,069gであった。飼料要求率はチャンキーが1.42,コッブが1.47であった。むね肉,も…

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  • 特産物「タデ藍」の鶏飼料としての給与安全性試験

    丸谷, 永一, 清水, 正明, 藤本, 武, 馬木, 康隆, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 25-27, 2020-03

    生産地と結びつく特性と品質を高める肉用鶏生産の確立を目的に,新しく飼料利用を目指す特産物のタデ藍について,飼料安全性評価基準の「鶏ひなの成長試験」に従い安全性を評価した。試験は,市販の配合飼料(基礎飼料)のみ給与する対照区と,タデ藍茎葉(供試資材)を1%または10%含むよう基礎飼料に添加して給与する2試験区の計3区を設定した。制限給餌法により育成した8日齢の肉用交雑種雄雛6羽を1群とし,各区に3…

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  • 県産飼料用米を活用した黒毛和種肥育技術の確立

    可児, 宏章, 宮本, 祥代, 福見, 善之, 田渕, 雅彦 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 7-11, 2020-03

    国産飼料として飼料用米の活用が進められてる中,飼料用米および県産粗飼料を活用した黒毛和種の肥育技術を検討するため,当課で生産した黒毛和種5頭(去勢1頭、雌4頭)を用い,濃厚飼料給与量のうち2kgを粉砕飼料用米で代替して肥育した飼料用米区,飼料用米と粗飼料の一部をイタリアンライグラスのホールクロップサイレージ(WCS)で代替した併用区に区分し約19ヵ月齢から10ヵ月間肥育し発育成績および枝肉成績に…

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  • 阿波とん豚の繁殖能力改良に関する研究

    新居, 雅宏, 飯塚, 悟, 程野, 恵理子 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 12-19, 2020-03

    阿波とん豚の繁殖能力の改良を目的に阿波とん豚系統において総産子数,生産子数,21日齢頭数および1腹21日齢総体重の繁殖形質と連鎖不平衡の関係にある1塩基多型(SNP)の検索を行った。30個の繁殖成績との関連性が報告されているSNPについて,阿波とん豚系統作成に供用中あるいは供用したデュロック種(18頭),猪にデュロック種の交配を重ねた戻し交配世代(52頭)および戻し交配世代F1(93頭)を対象に…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(32) : 飼料用トウモロコシ・イタリアンライグラス

    吉村, 健二, 先川, 正志, 福井, 弘之, 西岡, 謙二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (19) 38-42, 2020-03

    本県の気候風土に適し,収量性,品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し,県内での普及促進を図るため,飼料用トウモロコシ(4月播き4品種,5月播き2品種,二期作5品種)とイタリアンライグラス(早生5品種)の比較栽培試験を実施し,以下の結果が得られた。1)飼料用トウモロコシ 4月播き4品種の乾物収量は,「SH3786」が他品種と比較して,多収であった。5月播き2品種の乾物収量は,「SH4812」が…

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  • 都府県で栽培したイアコーンサイレージの乳牛への給与が泌乳成績に‌及ぼす影響

    神谷 裕子, 鈴木 知之, 渡邉 耕次, 福井 弘之, 長尾 伸一郎, 志藤 博克 日本暖地畜産学会報 63 (1), 17-21, 2020

    <p>イアコーンを徳島県および岡山県で栽培し,黄熟期で刈り取りサイレージに調製した.主たるデンプン源としてイアコーンサイレージを乾物で20%含む発酵混合飼料(発酵TMR)(イアコーン区)または圧ペントウモロコシを乾物で16.7%含む発酵TMR(対照区)を調製した.泌乳牛6頭を供試し,イアコーン区または対照区発酵TMRを給与し,クロスオーバー法で飼料摂取量,泌乳成績および血液成分に及ぼす影響を検討…

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  • セル成型苗を利用したドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)栽培技術の開発

    高木, 和彦, 佐藤, 泰三, 豊成, 傑, 兼田, 朋子, 高木, 一文 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (6) 9-16, 2019-12

    ドクダミは,健康茶や民間薬の原材料として安定供給が期待されている薬用植物であるが,栽培技術に関する試験研究や事例報告が少なく,生産現場から技術確立が望まれている。そこで,自生株から採取した太さ3mm以上の地下茎を3節を付けて長さ約5cmに切断し,市販培土を充填した200穴のセルトレイに1~2節を埋め込み,さし木育苗したセル成型苗を用いた場合の栽培技術について検討した。畦幅100cm,株間20cm…

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  • ドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)のセル成型苗生産技術の開発

    高木, 和彦, 佐藤, 泰三, 豊成, 傑, 兼田, 朋子 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (6) 1-8, 2019-12

    健康茶や民間薬の原材料として安定供給が期待されている薬用植物のドクダミについて,栽培作物化による安定生産を図るため,効率的な苗の生産技術について検討した。4月上旬に太さ3mm以上の充実した地下茎を採取し,3節を付けて長さ約5cmに切断後,黒ピートモスを主原料とした市販培土を充填した200穴のセルトレイに下部の1~2節を埋め込んでさし木した。温室内で育苗すると,約50日で均一な品質のセル成型苗が得…

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  • アラゲキクラゲ(Auricularia polytricha)の空調栽培に関する研究

    吉住, 真理子, 藤井, 良光, 阿部, 正範 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (6) 17-26, 2019-12

    シイタケ生産の収益性を補完するものとして,国産品需要の期待が高まっているアラゲキクラゲに着目し,空調施設を利用したアラゲキクラゲ栽培方法について検討した。菌糸の培養特性に係る試験の結果から,温度は20℃~30℃が適していること,また低温ストレスに弱いこと,培地pHは4.5~6.0付近が良好であること,光環境は暗黒条件下が良いことが示された。また,空調施設を利用した栽培試験の結果から,培地粒度の違…

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  • 深層学習を利用したウメ「露茜」の画像による熟度分類

    建本 聡, 原田 陽子, 今井 健司 農業情報研究 28 (3), 108-114, 2019-10-01

    <p>本研究では,深層学習による物体検出(SSD)と熟度判定用の畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を組み合わせ,画像からウメの果実の熟期を判断する方法を検討した.2018年6〜7月に,ウメ「露茜」の樹上の果実についてデジタルカメラにより静止画及び動画を取得した.果実領域を切り出すためのSSDの学習は,撮影した画像443枚を用いた.学習したネットワークの性能は,しきい値0.47で,F値0.8…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献5件

  • コンテナに播種したスギ種子の発芽阻害に関与する種子腐敗

    市原 優, 藤井 栄, 安藤 裕萌, 升屋 勇人 日本森林学会誌 101 (3), 134-137, 2019-06-01

    <p>コンテナ苗生産において発生したスギ種子の発芽阻害の原因を明らかにするため,発芽しなかった種子の内部観察と,腐敗種子からの菌の分離を行った。播種2カ月後に発芽していなかった種子95粒は,健全30.5%,腐敗34.7%,虫害8.4%,空21.1%,不稔粒5.3%に区別された。腐敗種子から分離された糸状菌は <i>Fusarium oxysporum</i> …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献7件

  • スギコンテナ苗の冷暗所長期保管の試み

    藤井 栄, 松田 修, 山下 直子, 飛田 博順 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 523-, 2019-05-27

    <p>普及が進むコンテナ苗は育苗施設のコンテナトレイで管理され、出荷作業は1000から2000本/人日を要するため、急な出荷要請やキャンセルに柔軟に対応することが難しい。一方で根鉢の状態で保水が可能であるため、適切に管理することで一時保管した苗を用いた出荷調整も期待できる。本研究では保管による休眠状態の延長が可能かどうかの検討を目的として、気温が上昇する前にスギコンテナ苗を冷暗所に移動し、長期保…

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  • スギ、ヒノキ、カラマツコンテナ苗の育苗方法の違いによるコスト評価

    飛田 博順, 藤本 浩平, 藤井 栄, 佐々木 愛, 堤 祐治, 渡邉 仁志, 清水 香代, 来田 和人, 出口 隆, 原 真治, 松田 修, 岩倉 宗弘, 小川 健一, 天野 智将, 宇都木 玄 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 521-, 2019-05-27

    <p>コンテナ苗生産の効率化を目指して、地域戦略プロジェクトの中で、充実種子選別装置の開発と伴に、選別された充実種子(選別種子)を利用したコンテナ苗育苗技術の開発を進めてきた。本報告では、時間計測のデータを基に、工程管理表を用いてコンテナ苗の育苗シミュレーションを行い、育苗方法ごとの労務時間・直接経費を比較検討することを目的とした。スギ、ヒノキ、カラマツに対して、コンテナ苗育成の実証試験を、高知…

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  • 徳島県北部のヒノキ林におけるヒノキ材の分解過程

    山下 聡, 井本 朗暢, 張西 郁男, 阿部 正範, 服部 武文 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 459-, 2019-05-27

    <p>間伐後に放置された材や切り株は、森林の持つ炭素貯留機能の発揮に貢献しているが、伐倒木と切り株では分解過程が異なる可能性がある。本研究では、主要な造林樹種であるヒノキについて、ヒノキの切り株の分解過程を明らかにすることを目的に2017年と2018年に木材片の採取を行った。また、分解過程の初期の動態を明らかにするためにヒノキの枝材を2016年から林内に放置し、2018年までに3回回収して木材片…

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  • 低コスト育林を目指した植栽試験におけるスギ・ヒノキ苗の活着率と初期成長

    酒井 敦, 北原 文章, 山中 啓介, 三島 貴志, 岩田 若奈, 島田 博匡, 奥田 清貴, 中島 富太郎, 山下 由美子, 藤井 栄, 渡辺 直史, 鷹野 孝司 日本森林学会誌 101 (2), 94-98, 2019-04-01

    <p>低コスト育林を目指してスギ・ヒノキ苗を植栽した試験地において,どんな苗木が活着率や樹高成長量において優位性があるのか検討した。近畿,中国,四国地方の13地域で実生と挿木からなる裸普通苗,裸大苗(苗高60cm以上),コンテナ苗,ポット苗,セラミック苗を植栽し,5年後(一部4年後)の活着率,樹高成長量を比較した。スギ実生大苗が最も樹高成長量が大きく,挿木苗は実生苗より有意に樹高成長量が小さかっ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献1件

  • レンコン残渣を混合した発酵TMRの給与が夏季における泌乳牛の生産性に及ぼす影響

    田渕, 雅彦, 森川, 繁樹, 西村, 公寿, 北田, 寛治, 阿部, 敏晃 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 1-7, 2019-03

    県下で多く発生するレンコン残渣の飼料としての活用を試みた。レンコン残渣はNFEの比率が高く,抗酸化物質であるポリフェノールを多く含有し,特にタンニンの含量が多かった。レンコン残渣を発酵TMRの材料として5%DM混合し泌乳牛への給与を試みた。レンコン残渣を混合しない発酵TMRを給与した場合と比較しても,体重あたりのDMI比率はほぼ同等であり,乳量,乳成分に差はなかった。血液性状において異常はみられ…

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  • 香酸柑橘類残渣を活用した高付加価値豚肉生産技術の開発(1)

    飯塚, 悟, 才力, 慎也, 新居, 雅宏, 杓谷, 洋一 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 25-30, 2019-03

    県産の香酸柑橘類残渣を活用し,付加価値の高い豚肉を生産する技術を開発することを目的として,肥育豚にスダチ精油抽出残渣乾燥粉末を5%添加した飼料を給与し,発育及び肉質に及ぼす影響を調査した。スダチ残渣を添加した試験区では,区全体の飼料摂取量が低下し,1日平均増体重は対照区よりも有意に低くなった(p<0.05)。そのため,スダチ残渣の5%添加は,肥育豚の発育に負の影響を及ぼす可能性が示唆された。肉質…

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  • αリノレン酸を豊富に含む亜麻仁油の給与が豚精液の低温耐性に及ぼす影響

    才力, 慎也, 飯塚, 悟, 谷原, 史倫, 平田, 真樹, 音井, 威重, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 55-62, 2019-03

    予期せぬ家畜伝染病に対するリスク管理として,豚の精液の凍結保存技術の確立が必要とされている。しかし,豚精子の耐凍能は低い。そこで,精子耐凍能の向上を目的とし,n-3系多価不飽和脂肪酸であるαリノレン酸(C18:3n3)を豊富に含む亜麻仁油を飼料に添加することで精子の脂肪酸組成を変化させ,低温保存下における精子活力の向上を試みた。加えて,精子活力と精子脂肪酸組成との関連性について検討した。約60%…

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  • 免疫力UP!疾病を防ぐ和牛哺育技術の確立

    阿部, 敏晃, 川田, 健太 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 18-24, 2019-03

    乳用種,交雑種に比べて抗病性が低いとされる黒毛和種新生子牛の免疫力を向上させ,下痢,肺炎等の疾病罹患率を低減させるための哺育技術を確立することを目的として,当課和牛新生子牛に対し免疫グロブリン製剤及びβ-カロテン製剤を添加した代用乳を給与し,臨床症状等を観察した。同時に,野外農家1戸において同様の給与試験を行った。その結果,当課,農家ともそれぞれ疾病罹患,増体に試験区,対照区で差は見られなかった…

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  • 25-ヒドロキシビタミンD3の給与が肉用鶏の生産性及び脛骨強度に与える影響

    藤本, 武, 清水, 正明, 丸谷, 永一, 馬木, 康隆, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 51-54, 2019-03

    25-ヒドロキシビタミンD3を高濃度に含有した飼料を,肉用鶏の配合飼料に0.2%上乗せ添加し,生産性及び脛骨強度に与える影響を調査した。育成率は,対照区96.3%,試験区96.2%であった。試験終了時(82日齢)の雌雄平均体重は,対照区3,632g,試験区3,640gであり,全期間を通じ統計的な有意差は見られなかった。総飼料摂取量は対照区8,376g/羽,試験区8,439g/羽であり,添加の影響…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(43) : 銘柄別比較試験

    丸谷, 永一, 清水, 正明, 藤本, 武, 馬木, 康隆, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 37-40, 2019-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため、県内で飼育されている主要2銘柄について、平成29年9月13日から平成29年11月1日(49日間)まで産肉能力試験を実施した。7週齢の雌雄平均成績について、育成率はチャンキーが100.0パーセント、コッブが98.0パーセントであった。出荷時体重はチャンキーが3,804グラム、コッブが3,935グラムであった。飼料要求率はチャンキー、コッブともに1.48で…

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  • イタリアンライグラスの茎葉処理に関する研究 : 散布濃度および散布時期における茎葉処理の検討

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 41-45, 2019-03

    イタリアンライグラスの茎葉処理剤(チフェンスルフロンメチル(T剤))について,当研究課圃場および農家圃場において,除草効果を評価した。その結果,T剤散布時期は1月散布より12月散布を行うことにより,広葉雑草に対して,高い除草効果が認められた。また,T剤濃度は1g/100L/10aで,イタリアンライグラスが3~5葉期で,雑草の生育が旺盛でない場合に限り,2倍濃度と同等の効果が得られ,より安価に雑草…

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  • 豚肉の品質評価方法に関する研究

    新居, 雅宏, 飯塚, 悟, 杓谷, 洋一, 才力, 慎也 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 31-36, 2019-03

    豚肉の簡易的な品質評価法の確立を目的に肉の理化学検査と簡易肉質検査結果との関連性について検討した。その結果,理化学検査におけるドリップロスと簡易肉質検査によるろ紙吸着水分重(r=0.73)に,また,筋肉内粗脂肪量と水分率及びマーブリングスコア間に高い相関が認められた(r=-0.84及び0.75)。これらの結果を受け,簡易肉質検査の頭数を増やして簡易肉質検査間の関連性を検討した。その結果,ろ紙ドリ…

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  • 国産飼料を最大限に活用した乳肉用牛育成技術の確立

    田渕, 雅彦, 森川, 繁樹, 可児, 宏章, 西村, 公寿, 北田, 寛治, 左達, 美佐, 竹縄, 徹也, 吉岡, 正二, 福見, 善之, 阿部, 敏晃 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 8-17, 2019-03

    乳肉牛の育成段階において,対照区(輸入乾草+配合飼料),配合代替区(輸入乾草+飼料用米で4割代替した配合飼料),自給飼料区(イタリアンライグラス(IR)サイレージ+飼料用米で4割代替した配合飼料)の3区を設定し飼養試験を実施した。肉牛の育成試験では試験開始時点で個体の偏りがあったため体重は自給飼料区が高く推移したが,試験開始時を100とする比較では区間で差は見られず,体高は同水準で推移した。乳牛…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(31) : 飼料用トウモロコシ・イタリアンライグラス

    西岡, 謙二, 先川, 正志, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (18) 46-50, 2019-03

    本県の気候風土に適し,収量性,品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し,県内での普及促進を図るため,飼料用トウモロコシ(4月播き5品種,5月播き2品種,二期作4品種)とイタリアンライグラス(早生5品種)の比較栽培試験を実施し,以下の結果が得られた。飼料用トウモロコシについては, 4月播きトウモロコシの乾物収量は,「P2008」が他品種と比較して,多収であった。5月播きトウモロコシの乾物収量は,…

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  • イチゴ果実輸出における国内トラック輸送中の振動特性評価および3次元ランダム振動試験の実施

    中村 宣貴, 坂本 宏平, 兼田 朋子, 永田 雅靖, 椎名 武夫 農業施設 50 (3), 99-106, 2019

    イチゴ果実輸出行程の一環として,茨城県内産地から横浜港まで宅配便を用いたトラック輸送を行った。輸送振動を調査した結果,10 Hz 近傍にピークを持つ PSD(パワースペクトル密度)が得られた。得られた PSD を用いて3次元のランダム振動試験を実施し,多段積載された4種類の包装形態について,外装箱の加速度伝達特性およびイチゴ果実の損傷発生度について評価した。その結果,試験区および積載位置により,…

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  • バルクコンテナによる加工業務用ニンジンの出荷作業性向上と品質への影響に関する検討

    兼田 朋子, 佐野 健志, 豊成 傑, 佐野 俊治, 椎名 武夫, 中村 宣貴 新近畿中国四国農業研究 2 (0), 55-66, 2019

    「青果物用リターナブルバルクコンテナ(BC)」を,加工業務用ニンジン(ニンジン)の出荷容器に導入した場合の省力化効果,および損傷発生と防止策について検討を行った.BC の導入により,ニンジンの出荷にかかる作業工程の簡略化,作業時間の短縮が実現し,作業者の疲労が軽減する傾向がみられた.また,BC にニンジンを充填する際の損傷発生を抑制するためには,損傷が発生しやすい垂直方向の落下を避け,水平方向の…

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  • ニホンジカの被害対策に伴う人工林皆伐跡地の植生変化

    酒井 敦, 大谷 達也, 宮本 和樹, 八代田 千鶴, 藤井 栄 森林総合研究所研究報告 18 (3), 311-317, 2019

    ニホンジカが生息する皆伐跡地でシカ対策を実施することで植生がどのように変化するか把握するため調査を行った。再造林を前提に二か所の皆伐跡地でシカ防護柵を設置し、柵の内部と外部で下刈りを行った上で植生調査を連続して行った。片方の皆伐跡地では計14頭のシカを捕獲した。皆伐跡地ははじめシカの不嗜好性植物であるタケニグサが優占していたが、下刈り後柵内では柵外よりもクサイチゴ等の急速な増加が見られ、種組成が…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • ファインバブル処理が大腸菌O157:H7株の殺菌・除菌に及ぼす影響

    中村 宣貴, 稲津 康弘, 北澤 裕明, 兼田 朋子, タンマウォン マナスィカン, 永田 雅靖, 椎名 武夫 日本食品保蔵科学会誌 45 (1), 11-17, 2019

    <p> To evaluate the bactericidal property of Fine Bubbles (hereafter, FB), we added a bacterial solution to a solution with or without FB prepared from a nonsterilizing surfactant solution using a …

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 促成栽培用イチゴ新品種‘阿波ほうべに’の育成

    澤口, 和宏, 脇坂, 昌子, 鈴江, 康文, 山下, ルミ, 佐藤, 佳宏, 小池, 早苗, 三木, 敏史, 板東, 一宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (5) 9-15, 2018-12

    徳島県の気候風土に適応し,本県主要品種‘さちのか’より大果で年内収量が多く,耐病性を併せ持つ促成栽培用イチゴ新品種を育成するため,‘さちのか’を子房親に,‘かおり野’を花粉親として交配し,得られた実生から「1202-4」を選抜した。2016年12月に‘阿波ほうべに’の名称で品種登録を出願した。本品種の特性は,草姿は立性で,草勢は強い。頂果房の収穫開始時期は‘さちのか’に比べて9日以上早い。平均果…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • アリウム・コワニー切り花の年内出し技術

    近藤, 真二, 鈴江, 康文 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (5) 1-7, 2018-12

    アリウム・コワニー切り花の年内出し技術を開発するため,定植前の球根への温度処理と定植時期の前進化が生育と開花に及ぼす影響について検討した。4月に掘上調整した球根をインキュベーターを用いて30℃で2カ月または3カ月処理し,その後10℃,15℃,20℃で2カ月または3カ月処理の計6試験区を検討した結果,30℃ 2カ月+20℃ …

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  • ウンシュウミカン輸出における殺菌剤浸漬後の乾燥処理が輸出後の果実品質に及ぼす影響

    中島, 光廣, 林, 加奈, 勝谷, 常治 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (5) 17-22, 2018-12

    ウンシュウミカンの果実を輸出する場合は,輸出相手国により果実の殺菌剤浸漬が義務づけられており,果実の殺菌剤浸漬および殺菌剤浸漬後の乾燥作業に大きな労力を要する。このため,殺菌剤浸漬後の省力的・効率的な乾燥方法とコスト削減効果の検討,さらに乾燥方法の違いが輸出後の果実品質に及ぼす影響について検討した。果実300kgを乾燥させた場合,密閉式通風除湿乾燥機を用いた「機械乾燥区」は6時間で乾燥でき,慣行…

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  • 準不燃木材の開発

    橋本, 茂, 平井, 賢治, 阿部, 健一, 河野, 誠市, 東, 晃史, 津司, 知子 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (5) 23-28, 2018-12

    従来の防火木材には木材表面に薬剤が析出する白華現象など品質の安定性に課題がある。そこで,難燃性のほか耐水性にも優れた準不燃木材の製品化を検討した。その結果,メタリン酸アンモニウムナトリウム・ほう酸ナトリウムに炭酸ジルコニウムアンモニウムを添加することにより,スギ板に加圧注入処理したそれらの薬剤の溶脱率を約半分に抑えると同時に,準不燃材料の防火性能基準を満足することができた。次に,開発した技術を活…

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  • ヒノキ材の分解過程と分解菌の関係:徳島県のヒノキ林における事例(予報)

    山下 聡, 井本 朗暢, 張西 郁男, 藤井 良光, 阿部 正範, 服部 武文 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 696-, 2018-05-28

    <p> ヒノキの分解過程を調べるために,徳島県北部のヒノキ林において野外実験と野外調査を行った。2016年7月に直径10㎝から20㎝程度,長さ30㎝程度のヒノキ材84本をメッシュバッグにいれて設置し,2016年11月に27本,2017年7月に28本の材をバッグごと回収した。設置時および各回収時において直径1㎝のドリルで約3㎝の深さの孔をあけ,ドリル屑を得た。このドリル屑から材密度(単位体積当たり…

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  • スギ摘葉処理苗やコンテナ苗の時期別植栽による下刈り省力効果

    藤井 栄, 佐々木 愛, 中尾 勝洋, 山下 直子, 奥田 史郎, 飛田 博順 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 533-, 2018-05-28

    <p>伐採後の再造林を実施するためには、自然環境条件に加え、労務負担分散など様々な問題に応える技術が求められており、利用可能な技術オプションが多いほど望ましい。徳島県の従来の植栽時期は2月から4月上旬頃までであったことから、5月に伐採が終わった箇所は翌年2月まで植栽ができなかった。そうしたなか、植栽時に苗木の葉の一部を除去する摘葉処理やコンテナ苗による植栽は乾燥に対して強いことから、従来の植栽時…

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  • 下刈り省力化に向けたUAV/ドローン活用の可能性と限界

    中尾 勝洋, 藤井 栄, 内村 慶彦, 野口 麻穂子, 諏訪 錬平, 山下 直子, 奥田 史郎 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 709-, 2018-05-28

    <p>地域に応じた造林地における初期保育の低コスト及び省力化には、苗木生育の阻害要因の一つである雑草木の繁茂や苗木との競合関係を効率的に把握することが重要となる。一般的に下刈り実施は、既往の実施計画、担当者の観察、標準区における調査に基づいて判断される。しかしながら、皆伐後の雑草木の繁茂は、気候や地形条件等の様々な要因から造林地ごとに異なる。さらに、雑草木の被覆や高さは造林地内でも均一でない場合…

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  • スギ・ヒノキコンテナ苗における主軸切断の影響ー萌芽枝の成長と樹形変化ー

    山下 直子, 奥田 史郎, 中尾 勝洋, 藤井 栄, 渡邉 仁志, 飛田 博順, 宇都木 玄, 梶本 卓也 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 538-, 2018-05-28

    <p>近年、再造林の低コスト化を図る上でコンテナ苗の利用が期待されている。苗木生産業者数も増加しつつあり、育苗のための技術開発や設備投資が進められる一方で、植栽現場が依然として少なく、苗木の需給調整が困難な状況である。出荷できずに適寸サイズを超えた苗は廃棄されることになり、残苗増加は生産者の収益性に影響し生産意欲も削がれてしまう。そこで、育ちすぎた苗の切り戻しをおこなった場合の活着と成長、樹形へ…

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  • 飼育下のアイゴの生残および摂餌に及ぼす冬季の低水温と餌の影響

    上田, 幸男, 棚田, 教生 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (12) 11-19, 2018-03

    徳島県南部で漁獲された尾叉長16.6~24.3cmのアイゴを試験に用いた。餌として魚類のみを与えた試験区Iと魚類と海藻を与えた試験区IIにおいて各5個体のアイゴを流水下で2015年11月から2016年2月まで飼育した。そして冬季の低水温がアイゴの生残と摂餌に及ぼす影響を調べた。魚類の摂餌は11.6~11.7℃,海藻の摂餌は12.9℃で終了した。試験Iのアイゴは11.1℃から,試験IIの魚は10…

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  • 徳島県鳴門市北灘町折野産の種苗を用いた養殖ヒジキの記録的生長

    棚田, 教生, 中西, 達也 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (12) 7-10, 2018-03

    徳島県鳴門市北灘町折野地先で天然採苗により得られたヒジキ種苗を用いて,2009年12月7日から2010年5月6日まで徳島県海部郡美波町阿部地先の離岸堤内側で養殖試験を実施したところ,記録的な生長が確認された。2010年5月6日におけるヒジキの藻体長は,養殖ロープ上に形成された10集塊における最大主枝長の平均で260.3(215~353)cmであった。これとは対照的に,養殖試験に用いた種苗の親藻に…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(30) : 飼料用トウモロコシ・イタリアンライグラス

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 38-42, 2018-03

    本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し、普及促進を図る必要がある。そのため、飼料用トウモロコシ(春播き6品種、夏作4品種、二期目4品種)とイタリアンライグラス(早生5品種)の比較栽培試験を実施し、以下の結果が得られた。1. 飼料用トウモロコシ 4月播きトウモロコシの乾物収量は、「P2008」が他品種と比較して、有意に多収であった。5月播きトウモロコシの乾物収量は…

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  • ソフトグレインサイレージ貯蔵試験

    福井, 弘之, 西岡, 謙二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 47-48, 2018-03

    飼料用籾米サイレージの長期保存における品質保持技術の確立を目的に,貯蔵容器をポリ性タル,トランスバックの2種類で長期の貯蔵試験を行った。発酵品質は,pHは貯蔵期間が経つほど両区とも低下し,タル区がバック区より低い値となった。VBN/TNは貯蔵期間が経つほど若干上昇したが,両区とも360日貯蔵でも良質であった。乳酸含量は両区とも貯蔵期間が経つほど上昇し,VFAは両区とも360日貯蔵で酢酸が0.2%…

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  • 系統豚「アワヨーク」の維持に関する試験

    新居, 雅宏, 松長, 辰司, 飯塚, 悟 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 14-21, 2018-03

    平成5年7月に認定された大ヨークシャー種系統豚「アワヨーク」の維持試験を実施した。1 調査期間中にのべ67頭の母豚が分娩し,509頭の子豚を生産,維持群の更新に雄1頭及び雌7頭,県内の肥育一貫農家1カ所に雌64頭を譲渡した。2 繁殖育成成績は平均総産子数7.99頭,平均哺乳開始頭数7.49頭,平均離乳頭数6.32頭,離乳までの育成率84.5%,平均生時体重1.32g,平均離乳時体重5.36g(3…

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  • 風味に優れる豚肉生産技術の開発

    飯塚, 悟, 金丸, 芳, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 9-13, 2018-03

    風味に優れる豚肉を生産する技術を開発することを目的として,臭みの低減及び肉質の改善に効果があるとされる,飼料用木炭及びハーブ(オレガノ抽出物)を添加した飼料を肥育豚に給与し,発育や肉質にもたらす影響について調査した。木炭(1%)及びハーブ(0.1%)を添加した試験区は,1日平均増体重において,対照区に比べて劣る傾向があった。対して,枝肉歩留においては対照区よりもやや優れる傾向があった。肉質におい…

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  • 自給飼料依頼分析の飼料成分とサイレージ品質(平成27~29年度)

    福井, 弘之, 西岡, 謙二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 49-52, 2018-03

    本県では自給飼料の増産を目的に,昭和61年から研究機関で自給飼料分析事業を実施している。今回は平成27年4月から平成30年2月までの約3年間の自給飼料依頼分析結果を検証した。飼料成分は28件の依頼があり,飼料用イネ,イタリアンライグラスで,粗蛋白質,粗繊維の成分で,ばらつきが大きかった。サイレージ発酵品質は16件の依頼があり,飼料用イネサイレージでは,pHが高く,乳酸含量が少ない検体が多く見られ…

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  • 泌乳中期乳牛への夏季のグリセリン給与が生産性に及ぼす影響

    田渕, 雅彦, 森川, 繁樹, 竹縄, 徹也, 西村, 公寿, 先川, 正志, 福見, 善之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 1-3, 2018-03

    夏季の採食量の低下に起因するエネルギー不足の影響を軽減することを目的として、ケトーシスの処置に用いられるグリセリン、またこれと同エネルギー水準となるように計量したトウモロコシをTMRにトップドレスにより添加し、ラテン方各法により夏季の飼養成績と生理面に及ぼす影響を調査した。結果、飼養成績、胃液性状に区間で差はみられず、血液性状についても中性脂肪以外の項目に差は認められなかった。本試験での供試牛は…

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  • 徳島県におけるタチウオ曳縄の漁法と海中における漁具の動態

    上田, 幸男, 池脇, 義弘 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (12) 21-26, 2018-03

    タチウオ曳縄は瀬戸内海,九州沿岸で従事者が多い漁業である。徳島県の漁業者は経験的にタチウオが日中は底層泳ぎ,夜間は中表層を泳いでいるものと考えている。漁業者はタチウオを効率的に漁獲するために,幹縄と60~100本の針と餌の付いた枝縄を装着した8~12kgの重りを底から1mから中表層を曳航する。しかしながら,目的とする水深層を後部の幹縄が曳航できているかどうか明らかではない。そこで,徳島県県の橘町…

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  • 黒毛和種繁殖牛の栄養水準の違いが採胚成績に与える影響

    東山, 雅人, 川田, 健太, 吉岡, 正二, 北田, 寛治, 福見, 善之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 4-8, 2018-03

    黒毛和種繁殖牛の飼養管理による正常胚や高品質胚の増産を目的に、異なる栄養水準を設定し、体重と血液性状値の推移から採胚成績に与える影響について比較検討した。当課繋養の黒毛和種繁殖牛14頭のうち、対照区(3頭)のTDN平均充足率(TDN率)を122.0%とし、試験区1(4頭)は発情から採胚日まで配合飼料をTDN率130.5%、試験区2(7頭)では粗飼料をTDN率が133.1%に増餌した。各区において…

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  • 飼料用トウモロコシの茎葉処理剤の評価

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 43-46, 2018-03

    飼料用トウモロコシの茎葉処理剤3種(ベンタゾン液剤(B剤)、ニコスルフロン乳剤とハロスルフロンメチル水和剤との混剤(N+H剤)、トプラメゾン液剤(T剤))について、不耕起栽培における除草効果を評価した。その結果、N+H剤およびT剤、B剤で高い除草効果が認められた。乾物収量では、B剤よりもN+H剤が392kg/10aの多収であった。また、費用対効果では、B剤が他剤よりも0.5円/kg安価となった。…

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  • 徳島県産「タデ藍」を活用した鶏肉商品価値を高める魚粉飼料給与技術の確立

    丸谷, 永一, 金丸, 芳, 清水, 正明, 藤本, 武, 松長, 辰司, 左達, 美佐 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 22-30, 2018-03

    これまでに、ブロイラーの増体が鈍化する成育後期での魚粉添加による高タンパク質飼料給与が産肉性を向上することを確認。一方で、魚粉利用にあたっては、構成油脂の特徴による酸化変性への対処と飼料コストに見合う付加価値の探求が課題である。そこで、徳島県に根ざした地域資源「タデ藍」はポリフェノール類を多く含む抗酸化食材としても知られることから、ブロイラーヘの魚粉飼料とタデ藍葉の併給を特色ある鶏肉生産技術とし…

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  • 正常なワカメと色落ちしたワカメの一般成分および遊離アミノ酸含量の比較

    牧野, 賢治, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (12) 1-5, 2018-03

    正常なワカメと陸上水槽で人為的に溶存無機態窒素(DIN)の不足により色落ちさせたワカメの品質を比較する目的で,藻体内の一般成分(タンパク質,脂質,炭水化物,水分,灰分,エネルギー)と遊離アミノ酸量を調べた。その結果,色落ちしたワカメは炭水化物が増加し,タンパク質,脂質,総遊離アミノ酸量はワカメ先端部よりも基部で著しく減少していた。20種のアミノ酸の中では甘味をもち遊離アミノ酸の60%以上を占める…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(42) : 銘柄別比較試験

    丸谷, 永一, 清水, 正明, 藤本, 武, 松長, 辰司, 左達, 美佐 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 31-34, 2018-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため、県内で飼育されている主要2銘柄について、平成28年9月6日から平成28年10月25日(50日間)まで産肉能力試験を実施した。7週齢までの育成率はチャンキーが100.0パーセント、コッブが98.0パーセントであった。出荷時体重はチャンキーが3,655グラム、コッブが3,646グラムであった。飼料要求率はチャンキーが1.56、コッブが1.58、プロダクショ…

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  • イタリアンライグラスの茎葉処理剤の評価

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (17) 35-37, 2018-03

    イタリアンライグラスの茎葉処理剤(チフェンスルフロンメチル(T剤))について、除草効果を評価した。その結果、T剤散布時期は1月より12月に実施することにより、広葉雑草に対して、高い除草効果が認められた。また、T剤濃度は1g/100L/10aの場合、2倍濃度と同等の効果が得られ、費用対効果が高かった。

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  • シイタケ菌床栽培における廃棄シイタケ柄の有効利用

    藤井, 良光, 阿部, 正範 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (4) 19-23, 2017-10

    収穫したシイタケをパック容器に包装する場合,あらかじめシイタケ柄の端部を切除し,一定の長さに揃えてから包装が行われる。このときに切除されたシイタケ柄の多くは廃棄されており,廃棄シイタケ柄の有効な利用方法の開発が望まれている。そこで本研究では,廃棄シイタケ柄を乾燥後に粉砕し,シイタケ菌床栽培の培地へ添加した場合に発生する子実体の重量,個数および形質を評価し,栄養材としての有効性を検討した。その結果…

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  • ヘッジトリマーを用いたタデアイ収穫機の開発とその実用性

    村井, 恒治, 中元, 陽一, 長崎, 裕司, 佐藤, 泰三, 仲西, 智, 仲西, 栄二, 吉原, 均 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (4) 1-9, 2017-10

    近年,タデアイは栽培面積が減少し,伝統的天然染料「すくも」への供給が不十分になってきた。一方,県内企業ではタデアイを利用した商品開発が活発となり,需要が増している。そこで,タデアイ増産を図るため,労働負荷の大きい収穫作業の効率・軽労化を目指し,タデアイ収穫機を開発した。機体のフレームにはアルミ製の作業台車を,株切断部には背負い式ヘッジトリマーを,切断補助と収穫物を機体後方に倒すためにエンジン式ブ…

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  • スダチ葉の黄化症状の発生原因と対策

    新居, 美香, 梯, 美仁 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (4) 11-17, 2017-10

    徳島県名西郡神山町で2013年頃から発生が増加していたスダチ葉の黄化症状の発生原因とその対策を検討した。現地ほ場の土壌分析と葉面散布試験の結果から,スダチ葉黄化症状の原因は,石灰質資材の過剰施用による土壌pHの中性化とそれに伴う土壌中マンガンの不溶化によるマンガン欠乏症状であることが明らかになった。マンガン欠乏対策として0.1%硫酸マンガン水溶液の3回葉面散布の効果が高かった。マンガン欠乏症状は…

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  • 活魚箱輸送におけるクマエビの最適輸送温度の探索

    枝川, 大二郎, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 5-7, 2017-03

    徳島産クマエビを活魚箱輸送により東京築地市場に出荷するための最適な水温を調べた。紀伊水道で操業する小型底びき網で漁獲された体重18~108gのクマエビを試験に供した。2.7~5.3kgのクマエビを14.5~22.5℃に設定した40Lの海水入りの活魚箱に24時間収容し,24時間後の生残率,海水のDO,COD,アンモニア濃度を調べた。2014年4~12月に計6回の試験を実施し,その結果から,海水40…

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  • イタリアンライグラスの茎葉処理剤の評価

    西岡, 謙二, 横石, 和也, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 38-41, 2017-03

    1. 畜産研究課圃場 イタリアンライグラスの茎葉処理剤(チフェンスルフロンメチル(T剤))について、除草効果を評価した。その結果、12月に茎葉処理剤(T剤)を散布することにより、広葉雑草に対して、高い除草効果が認められた。また、費用対効果を考慮した場合、T剤の濃度を1g/100L/10aにすることが望ましいと考えられた。2. 現地農家圃場(脇町) …

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  • 暑熱下におけるアスタキサンチン含有ファフィア酵母給与が「阿波尾鶏」種卵の生産性に及ぼす影響

    丸谷, 栄一, 清水, 正明, 藤本, 武, 吉岡, 正二, 左達, 美佐 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 27-32, 2017-03

    鶏は暑熱負荷に弱く,暑熱期に繁殖能力を下げない夏場対策は,徳島県の特産ブランド地鶏「阿波尾鶏」の生産安定化に向けて,対応が必要な課題の一つである。暑熱ストレスを酸化ストレスの緩和により抑制することを目的に,「阿波尾鶏」種鶏に対して,抗酸化作用の強いアスタキサンチン(Asx)を飼料中Asx濃度で10ppmとして混飼給与し,種卵生産性等に及ぼす影響を調査した。その結果,暑熱下に現れる飼料摂取量の減少…

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  • 不耕起対応トウモロコシ播種機を用いた栽培試験(4)

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 52-57, 2017-03

    不耕起対応トウモロコシ播種機を用いて、飼料用トウモロコシの春播き、夏作および二期作の栽培試験を行い、以下の結果を得た。<試験1>春播き(イタリアンライグラス1番草跡地)3/16~7/21 非選択性除草剤の散布時期と非選択性除草剤と茎葉処理剤との併用処理について検討した。その結果、不耕起区において、非選択性除草剤の散布を播種前後に行うことにより、乾物収量が、慣行の耕起栽培と同程度得られた。<試験2…

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  • 夏期における漁獲後のハモの生残に及ぼす水温変化の影響

    上田, 幸男, 岡崎, 孝博 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 17-20, 2017-03

    播蓄養および活魚輸送におけるハモの最適水温を探索する目的で紀伊水道徳島県沖で小型底びき網により漁獲された体重185~1,370gのハモ43~50個体を10,13,15,18,20,25℃及び流水下の500~2,700Lの水槽に収容し,10日間の生残が調べた。その結果,水温が高いほど高い生残率を示した。10,13℃における生残率は50%以下であったのに対し,15~25℃及び流水下では75%以上であ…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(41) : 銘柄別比較試験

    清水, 正明, 丸谷, 永一, 藤本, 武, 山田, みちる, 富久, 章子 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 33-37, 2017-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため,県内で飼育されている主要2銘柄について,平成27年9月16日から平成27年11月4日(50日間)まで産肉能力試験を実施した。7週齢までの育成率はチャンキーが99.0パーセント,コッブが98.0パーセントであった。出荷時体重はチャンキーが3,398グラム,コッブが3,541グラムであった。飼料要求率はチャンキーが1.63,コッブが1.71,プロダクション…

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  • 徳島県太平洋沿岸由岐地先に適したワカメ養殖種苗の検討

    棚田, 教生, 岡, 直宏, 浜野, 龍夫 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 25-30, 2017-03

    徳島県太平洋沿岸の由岐地先に新たにワカメ養殖を導入するために,2014年11月20日から2015年3月18日に養殖試験を実施した。試験には,鳴門海域で早生種苗として利用されているN2と徳島県太平洋沿岸椿町産の暖海性天然ワカメTnの1遊走子起源雌雄フリー配偶体を交雑して得られた種苗N2♀Tn♂とN2の自殖種N2♀N2♂の2種苗を用いた。その結果,交雑種N2♀Tn♂は,葉長,葉重ともに自殖種N2♀N…

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  • 飼料用トウモロコシの茎葉処理剤の評価(2)

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 47-51, 2017-03

    1. 畜産研究課圃場 飼料用トウモロコシの茎葉処理剤3種(ベンタゾン液剤(B剤)、ニコスルフロン乳剤とハロスルフロンメチル水和剤との混剤(N+H剤)、トプラメゾン液剤(T剤))について、耕起区および不耕起区における除草効果を評価した。その結果、耕起区(T剤)および耕起区(N+H剤)、不耕起区(T剤)において、高い除草効果が認められた。乾物収量は、耕起区と不耕起区の間に有意差が認められた。2. …

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  • 飼育試験からみた低水温期におけるハモの生残,摂餌および体重の変化

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 13-16, 2017-03

    紀伊水道徳島県沖で小型底びき網により漁獲された体重202~1,691gのハモを2012年12月から2015年5月に3,000Lもしくは2,400Lの水槽で飼育し,冬期の低水温が生残個体数,摂餌量および体重の変化に及ぼす影響を調べた。無給餌区(n=44)では水温が8.6~8.8℃になった2013年2~4月の生残率は75%(n=33)であった。給餌区(n=24)では2013~2015冬期において数個…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(29) : 飼料用トウモロコシ・イタリアンライグラス

    西岡, 謙二, 横石, 和也, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 42-46, 2017-03

    本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し、普及促進を図る必要がある。そのため、飼料用トウモロコシ(春播き6品種、夏作3品種、二期目4品種)とイタリアンライグラス(早生10品種)の比較栽培試験を実施し、以下の結果が得られた。1. 飼料用トウモロコシ 春播き6品種のなかで、乾物収量は、「LG3520」が他品種と比較して、有意に多収だった。夏作3品種のなかで、乾物収量は…

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  • 美波町伊座利地先におけるサガラメのAge-length keyと漁業者が試験伐採した個体群の年齢組成の推定の試み

    中西, 達也 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 1-4, 2017-03

    徳島県伊座利地先では未利用資源の有効活用を目的に,漁業者がサガラメを5月に試験的に伐採している。しかし,持続的にサガラメ資源を計画的に維持培養するために必要な年齢組成は調べられていない。本研究では,2015年6月にSCUBA潜水により無作為にサガラメを採集し(n=43),付着器の仮根段数から標本の年齢を推定し,その枝長を測定した。標本付着器の最大仮根段数は7段で,満5歳と推定された。枝長は加齢と…

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  • 系統豚「アワヨーク」の維持に関する試験

    新居, 雅宏, 飯塚, 悟, 松長, 辰司 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 11-18, 2017-03

    1 平成5年7月に認定された大ヨークシャー種系統豚「アワヨーク」の維持試験を実施した。2 平成26年度にはのべ43頭の母豚が分娩し,387頭の子豚を生産,維持群の更新に雄1頭及び雌5頭,県内の一貫農家2カ所に雌42頭を譲渡した。3 繁殖育成成績は平均総産子数9.67頭,平均哺乳開始頭数9.00頭,平均離乳頭数7.93頭,離乳までの育成率88.1%,平均生時体重1.26kg,平均離乳時体重5.13…

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  • パリセードグラスMG-5の不耕起栽培試験(2)

    西岡, 謙二, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 58-62, 2017-03

    不耕起トウモロコシ播種機の適用性拡大を検討するため、暖地型イネ科牧草のパリセードグラスMG-5の不耕起栽培試験を行った。その結果、出芽率は、耕起区で44.0%に対し、不耕起区(ラウンドアップ区)は43.0%、不耕起(リビングマルチ区)は42.0%と有意差は認められなかった(p>0.05)。草丈においては、茎葉処理時および2番草において、不耕起(リビングマルチ区)と耕起区の間に有意差が認められた(…

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  • 長期間飼育したクルマエビの尾肢切除標識の判別率の変化

    池脇, 義弘, 上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 21-24, 2017-03

    瀬戸内海東部海域ではクルマエビ種苗の放流効果を把握するために,尾肢切除により標識した種苗を放流し,追跡調査が行われてきた。その結果,2年間継続して標識エビが再捕されたものの,切除後1年以上経過した尾肢切除標識が判別できるかどうかについては実験的に確かめられていない。そこで,本研究では尾肢切除により標識した917尾の種苗(平均体長33.1mm)を室内水槽で長約2年間飼育し,経時的に標識の判別率の変…

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  • 粉砕モミガラ敷き料利用の試験(1)

    福井, 弘之, 馬木, 康隆, 西岡, 謙二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 63-65, 2017-03

    植繊機で粉砕したモミガラは、未粉砕より吸水性は向上したが、オガクズの半分程度であった。ブロイラー種鶏の敷き料に用いたところ、ほぼオガクズと遜色ない評価であった。その敷料を120時間で堆肥化したところ、粉砕モミガラを用いた堆肥はCN比が27.2%と高く肥料効果の薄い堆肥となった。

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  • 活魚箱輸送におけるマダイの最適水温の探索

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (11) 9-11, 2017-03

    徳島県沖で漁獲されたマダイの一部は活魚箱で東京築地市場に送られる。しかしながら,輸送中に死亡する個体がみられる。このため,本研究では輸送時の活魚箱内の最適水温について調べた。鳴門海峡で一本釣りで漁獲された体重588~1,754gマダイと932~1,396gの養殖マダイが研究に用いられた。5.4~15.2℃,30Lの海水が入れられた活魚箱に5尾のマダイが24時間収容され,その後の生残,DO,COD…

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  • 効率的な性選別精液活用技術の検討

    森川, 繁樹, 紀川, 将之, 田渕, 雅彦, 東山, 雅人, 川田, 健太, 先川, 正志, 西村, 公寿, 竹縄, 徹也, 福見, 善之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 1-4, 2017-03

    県内酪農家における性選別精液の利用拡大を目的とし,同精液を経産牛へ使用する場合の人工授精技術について検討を行った結果,発情開始から20~24時間後,カテーテル式人工授精器等により子宮深部へ注入する方法により50.0%の受胎率が得られ,安定した受胎成績を得るために本法が有効であることが示唆された。また,同様の人工授精技術を用いて,体内胚生産に性選別精液を活用した結果,非選別精液を使用した場合と比較…

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  • 「阿波とん豚」の肉質特性の解明

    新居, 雅宏, 松長, 辰司, 金丸, 芳, 飯塚, 悟 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 19-26, 2017-03

    阿波とん豚の肉質特性を解明するため,阿波とん豚と、大ヨークシャー純粋種及び市販豚肉について,肉の理化学性状,脂肪の性質,遊離アミノ酸濃度,味覚センサー及び官能評価等を実施した。(1)阿波とん豚は,大ヨークシャー及び市販豚(WLD)に比べ、保水性に優れ、筋肉内粗脂肪含量が高かった。また、テンシプレッサーを用いた分析でも、軟らかく好ましい肉と判定された。(2)官能評価でも、理化学分析値を裏付ける様に…

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  • 黒毛和種経産牛への粗飼料及び濃厚飼料の給与による肥育及び枝肉成績,肉質分析の比較検討

    東山, 雅人, 北田, 寛治, 大西, 慎二, 福見, 善之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (16) 5-10, 2017-03

    食肉市場へ出荷された黒毛和種経産牛は,粗飼料主体で飼養されており,歩留等級や肉質等級が低く,安価で取引されている背景から,県内和牛繁殖農家の経営が圧迫され,黒毛和種繁殖雌牛の増頭対策が推進される昨今において優良繁殖牛群整備の弊害となる一要因と考えられる。そこで,県内和牛繁殖農家の収益向上による和牛生産基盤の強化を図るため,黒毛和種経産牛6頭(平均月齢135.7±12.0,産次6.3±1.0)に1…

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  • 新植地でのシカ捕獲によるスギ・ヒノキ苗木食害の軽減効果

    大谷 達也, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 宮本 和樹, 米田 令仁, 奥村 栄朗, 酒井 敦 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 775-, 2017

    <p>徳島県つるぎ町においてシカ捕獲によって苗木への食害が軽減できるか検証した。2015年5月末に4haの皆伐地内に25m四方の植栽区を6か所設定し、それぞれスギ・ヒノキ2年生苗を計144本植えた。植栽後ほぼ1か月おきに、苗木1本ごとにシカに食べられた枝を数えた。2015年10月から2016年6月初旬にかけて、皆伐地内で14頭のシカを捕獲除去した。2016年5月末にすべての苗木を刈り払い、前年と…

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  • スギ充実種子の一粒播種によるコンテナ苗育苗試験

    藤井 栄, 松田 修, 原 真司, 飛田 博順 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 518-, 2017

    <p> スギ種子は風選の繰り返しといった従来の精選技術では,発芽率を高めることが困難であった。このため,育苗コンテナの各セルへの一粒播種では十分な得苗率が得られず,コンテナ苗の安定生産に向けた隘路となってきた。そうした中,近赤外光を利用して,スギの充実種子を精度良く検出する技術が開発されたので(Matsuda et al. …

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  • 大阪湾における溶存有機物の起源推定および栄養塩の形態変化

    小林 志保, 松村 圭高, 河村 耕史, 中嶋 昌紀, 山本 圭吾, 秋山 諭, 上田 幸男 水環境学会誌 40 (2), 97-105, 2017

    半閉鎖性海域における健全な物質循環の回復に向けて, 陸域から供給された溶存無機態の窒素・リン (栄養塩) が, 海域の食物連鎖を通じて生物生産に結びつく過程を明らかにすることは重要な課題である。本研究では, 河川から大阪湾に供給された栄養塩の形態変化とその後の挙動を現場観測によって調べた。溶存有機物の安定同位体比から, 湾内の溶存有機物の分布は河川からの供給だけでは説明できず, …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献12件

  • 人工林皆伐跡地におけるニホンジカ集中捕獲を目指した利用状況モニタリング(続報)

    奥村 栄朗, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 金城 芳典 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 774-, 2017

    <p> 再造林予定地における集中捕獲技術の開発を試みるため、2014年に徳島県つるぎ町の皆伐跡地2ヶ所を試験地(捕獲及び対照)に設定し、自動撮影カメラと糞粒法によるモニタリングを行いながら捕獲試験を行った。2015年10月〜翌6月に14頭を捕獲し、出現個体数が減少したと思われたので、この減少がモニタリング結果として検出できていたかどうか検討した。 …

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  • 乾燥処理がスギ板材の抽出成分に与える影響

    奥田 拓, 中川 敏法, 村野 朋哉, 三好 悠, 亀井 裕人, 佐々木 隆雄, 三枝 康弘, 和田 善行, 湊 俊司, 阪井 彰一, 千里 泰三, 藤本 登留, 清水 邦義 木材学会誌 63 (5), 204-213, 2017

    <p>中温乾燥がスギ板材中のテルペン類に与える量的影響を検討するため,減圧乾燥・蒸気加熱式乾燥・電気加熱式乾燥・天然乾燥に供したスギ板材の抽出成分をガスクロマトグラフ質量分析計 (GC/MS) で分析した。板材を3切削面 (粗材面・仕上面・材中層面) に分けて評価した結果,天然乾燥材に比べ,GC/MSで検出された成分の総量は減圧乾燥材の全切削面で少ないこと,セスキテルペン炭化水素は減圧乾燥材の全…

    DOI Web Site Web Site 参考文献4件

  • 徳島県の農耕地土壌の実態とその変化(2)

    和田, 健太郎, 梯, 美仁 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (3) 37-49, 2016-11

    徳島県内の農耕地土壌の理化学性調査および肥培管理の聞き取り調査を1979年から2008年の30年間,5年ごとに行い,本県農耕地土壌の実態とその変化を地目別,作物別に明らかにした。土壌中の交換性加里含量は,調査開始時からみられた蓄積傾向が一転し,2000年頃からすべての地目で減少傾向であり,加里施肥量の減少が原因の一つと考えられる。土壌中の可給態リン酸含量は,水田,普通畑では調査開始時から増加傾向…

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  • 実生スギコンテナ苗生産期間短縮の試み

    藤井, 栄 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (3) 15-20, 2016-11

    近年,林業用苗木として植栽されることが多くなった実生スギコンテナ苗は,春に畑に播種され,1成長期(スギが成長する期間で春から秋)の育苗を経て,翌春に育苗施設での栽培に移行し,さらに1成長期の育苗後に出荷されており,従来の裸苗同様2成長期の育苗期間を要している。本研究では,畑を使用せず,施設のみで育苗し,生産期間の短縮を試みた。2014年8月と2014年10月に播種した結果,翌年9月に8月播種で9…

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  • 津波被災後の農耕地土壌における除塩目標値

    梯, 美仁, 冨永, 貴嗣, 富永, 雅也, 新居, 美香, 和田, 健太郎 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (3) 21-35, 2016-11

    徳島県が大津波を伴う巨大地震に見舞われると,沿岸部に位置する約7,000haの農耕地が津波により浸水すると想定されている。農耕地に海水が侵入すると農作物が塩害を受ける。そこで,津波浸水想定地域で栽培面積が広い作目を対象に津波被災後の農耕地土壌における除塩目標値を策定した。ラッキョウやブロッコリーは除塩作業が十分に進んでいない農地でも栽培が可能であり,カリフラワー,オクラ,ダイコン,水稲,レンコン…

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  • 食用ハス(Nelumbo nucifera)における肥大根茎(レンコン)の形状の品種・系統間差

    篠原, 啓子, 圓藤, 勝義, 澤田, 英司, 永峰, 賢一, 水口, 博之, 福井, 裕行 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (3) 7-13, 2016-11

    国内で流通する同年度同時期に収穫したレンコンを集め,品種・系統の由来により大別するとともに,大別したグループ毎で違いがあるのか,同一品種・系統といわれているものでも産地間で違いがあり形状が違うのか調査した。供試したレンコンは,国内の主要産地(茨城県,徳島県,佐賀県,愛知県,山口県,石川県,新潟県)の15種類で,「中国種」が6種類,「備中種」が2種類,「金澄系」が6種類,「その他」が1種類であった…

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  • 地域農産物資源「ゴウシュイモ」の生産の現状と課題

    高木, 和彦, 兼田, 朋子 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (3) 1-6, 2016-11

    徳島県三好市やつるぎ町の山間部で栽培されている「ゴウシュイモ」(ジャガイモ在来種)は,地域に残る平家落人伝説にあやかり「源平いも」の名でブランド化されるなど地域資源として有用な換金作物の一つである。しかし,生産者の高齢化や廃作にともない生産量が激減するとともに,耕作放棄地の増加により地域の衰退につながっている。そこで,生産者が最も多い三好市東祖谷地区において生産から流通販売にかかる現状を調査・分…

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  • 飼料用トウモロコシ播種後の非選択性除草剤の使用可能期間の検討

    横石, 和也 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 71-73, 2016-03

    飼料用トウモロコシの不耕起栽培では、トウモロコシの出芽前までに、非選択性除草剤で前作残渣や既発雑草を処理する必要がある。本試験では、播種後の非選択性除草剤の使用可能期間について、温度別(15℃、22℃、30℃)および播種深度別(0cm、4cm)で検討した。その結果、十分に覆土された条件(播種深度4cm)では、播種2日以内ならば顕著な薬害は認められなかったが、その後は温度条件が高いほど薬害の発生が…

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  • 県産イネWCSの栄養成分および発酵品質

    横石, 和也 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 75-78, 2016-03

    県産のイネWCSにおいて、品種および収穫ステージの異なる複数の検体を調査した。一般成分については、イネWCSの収穫ステージが早いほど、粗タンパク質含量やaNDFが高く、収穫ステージが進むとNFCが増加し、TDN含量も増加する傾向が認められた。また、専用品種「たちすずか」は食用品種「イクヒカリ」よりも、収穫ステージによる成分変動が比較的少なく、aNDFom含量が約50%で安定していた。発酵品質につ…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(28) : トウモロコシ・イタリアンライグラス

    横石, 和也, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 39-43, 2016-03

    本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し、普及促進を図る必要がある。そのため、飼料用トウモロコシ(春播き6品種、夏作3品種、二期目5品種)とイタリアンライグラス(早生10品種)の比較栽培試験を実施し、以下の結果が得られた。1. 飼料用トウモロコシ 春播き6品種のなかで、乾物収量は、「SH4681」と「34B39」が比較的多収だった。夏作3品種のなかで、乾物収量は、…

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  • ブロイラー生産性向上に関する試験

    清水, 正明, 山田, みちる, 富久, 章子, 吉岡, 正二, 坂本, 啓二 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 35-38, 2016-03

    ブロイラーの給餌においては,現在の日本飼養標準では3段階の期別給与が設けられている。しかし,この期別給与を用いた場合の我々の研究では,5から6週齢のと体重の増加幅が小さく,羽と血液の重量が急増することが明らかになった。そこで増体鈍化の改善を目的とし,魚粉を4%添加し粗タンパク質を高めた飼料(以下,高CP飼料)を4から6週齢の14日間給与したところ,この時期の体重鈍化が改善され,7週齢時の雌雄平均…

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  • 戻し堆肥を利用した低コスト臭気低減技術の開発(2) : モミガラ混合による臭気吸着機能試験

    福井, 弘之, 竹縄, 徹也, 横石, 和也 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 93-95, 2016-03

    モミガラを重量比5%混合した戻し堆肥を用いて、3水準(0.092、0.184、0.277m3)容積で、排気口の風速を同じに設定した場合の臭気吸着機能を比較した。吸着用の戻し堆肥の容積が大きくなるほどアンモニアを吸着した。排気口で測定したアンモニア濃度から考えれば、96時間後までは一番容積の大きい試験IV区(0.277m3)の機能がもっと良く、開始から48時間まではアミンの排出も押さえられた。96…

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  • 不耕起対応トウモロコシ播種機を用いた栽培試験(3)

    横石, 和也, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 51-57, 2016-03

    不耕起対応トウモロコシ播種機を用いて、飼料用トウモロコシの春播き、夏作および二期作の栽培試験を行い、以下の結果を得た。<試験1>春播き(イタリアンライグラス跡地)3/26~7/13 非選択性除草剤の散布時期と、非選択性除草剤と土壌処理剤との併用処理について検討した。その結果、非選択性除草剤の散布方法に関わらず、春先の再生力旺盛なイタリアンライグラスの防除には、ニコスルフロンを含む茎葉処理剤との体…

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  • パリセードグラスMG-5の不耕起栽培試験

    横石, 和也, 竹縄, 徹也, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 65-69, 2016-03

    不耕起トウモロコシ播種機の適用性拡大を検討するため、暖地型イネ科牧草のパリセードグラスMG-5の不耕起栽培試験を行った。その結果、不耕起栽培することで、播種に要する作業時間が慣行の耕起栽培と比較して、58%に短縮されると試算された。出芽率は、耕起区の37.0%に対し、不耕起区は68.1%と有意に高く(p<0.05)、草丈も初期生育時から不耕起区の方が高い傾向が認められた(p<0.05)。しかしな…

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  • 年3回飼料作物収穫体系における栄養収量および生産費調査

    横石, 和也, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 59-63, 2016-03

    年3回飼料作物収穫体系において、年3作体系(牧草1番草-不耕起1作目トウモロコシ-不耕起2作目トウモロコシ)と、従来の2毛作体系(牧草1番草-牧草2番草-遅まきトウモロコシ)とについて、栄養収量性と生産費について比較・調査した。その結果、慣行の2毛作体系と比較して、年3作体系は、TDN収量は129.3%(3129kg/年)得られ、生産費は89.3%(29.1円/TDNkg)に抑えられた。しかしな…

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  • 公共放牧場魅力再発見事業

    川田, 健太, 森川, 繁樹 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 21-23, 2016-03

    近年の飼料価格の高騰、飼養管理における労働力負担の増加に加えて、夏場の猛暑による生産性の低下を解決する手段として、県西部に位置する公共放牧場に着目し、受胎性の観点から環境、栄養状態及び妊娠率により放牧場の有効性を検討した。環境調査として、平成25、26年にヒートストレスメーターを用いて測定した温湿度指数(THI)及び温度と湿度の記録を用いて放牧場と平地(当課乳用育成牛舎)を比較したところ、放牧場…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(40) : 銘柄別比較試験

    山田, みちる, 富久, 章子, 吉岡, 正二, 坂本, 啓二, 清水, 正明 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 31-34, 2016-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため,県内で飼育されている主要2銘柄について,平成26年9月10日から平成26年10月29日(50日間)まで産肉能力試験を実施した。7週齢までの育成率はチャンキーが100%,コッブが97.0%であった。出荷時体重はチャンキーが3,676g,コッブが3,449gであった。飼料要求率はチャンキーが1.62,コッブが1.74,プロダクションスコアはチャンキーが46…

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  • 乾乳後期における飼料蛋白水準が血液性状と乳生産におよぼす影響

    田渕, 雅彦, 森川, 繁樹, 北田, 寛治, 先川, 正志, 馬木, 康隆, 福見, 善之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 1-8, 2016-03

    乾乳後期の蛋白水準が産後の資産性に与える影響について調査を行った。当課飼養の経産のホルスタイン種経産牛を供試し,分娩予定日3週間から試験飼料の給与を開始した。乾乳後期の飼料蛋白水準は対照区CP11.9%,試験区13.5%とし,日本飼養標準(2006年版)におけるTDN要求量の110%相当量を制限給餌した。分娩予定日7日前の血液性状では血中尿素窒素が試験区で有意に高く,ルーメンでのアンモニアの余剰…

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  • 不耕起対応トウモロコシ播種機を用いた現地実証試験(1)

    横石, 和也, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 79-85, 2016-03

    飼料作物の不耕起栽培技術を普及するため、2014年から2015年にかけて、県内農家圃場4戸において、不耕起対応トウモロコシ播種機の現地実証試験を行った。●試験1. 二期作ソルガム(2014年8月~12月) 播種が8月下旬に遅延したトウモロコシ跡地での二期作ソルガム不耕起栽培は、同時期に播種と収穫を行った二期作トウモロコシ(耕起栽培)と比較して、乾物収量が24%増収した。●試験2. …

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  • 豚舎汚水処理水の水質向上技術の開発(3) : ケイ酸カルシウム系資材と硫黄・カルシウム系基材を利用した水質向上技術

    福井, 弘之, 竹縄, 徹也, 馬木, 康隆, 横石, 和也 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 87-91, 2016-03

    間欠曝気を取り入れた回分式汚水処理水において、硫黄・カルシウム系基材とケイ酸カルシウム系資材の連続処理による硝酸態窒素等とリンの低減効果を、冬期の1月から開始し7月まで調査した。硝酸態窒素等は処理前で一律基準値内の100mg/l以内の値であったが、処理において22~65%除去され、平均水温が15℃以上となる4月以降で除去率が約50%以上となった。リンは処理で一律基準値16mg/lより1月、2月は…

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  • 飼料用トウモロコシの茎葉処理剤の評価

    横石, 和也, 竹縄, 徹也, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 45-49, 2016-03

    1. 畜産研究課圃場 飼料用トウモロコシの茎葉処理剤3種(ベンタゾン液剤(B剤)、ニコスルフロン乳剤とハロスルフロンメチル水和剤との混剤(N+H剤)、トプラメゾン液剤(T剤))について、除草効果を評価した。その結果、T剤およびN+H剤で高い除草効果が認められた。ただし、N+H剤では薬害が数日間認められ、トウモロコシ(品種:ゆめそだち)の草丈の伸長速度が緩慢となり、収穫時点での桿長と着雌穂高は低く…

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  • 暑熱期におけるアスタキサンチン飼料用製剤の黒毛和種繁殖雌牛への給与が栄養状態及び採胚成績に与える影響

    東山, 雅人 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 9-13, 2016-03

    暑熱期における牛の繁殖成績の向上においては,暑熱ストレスの影響を受けにくい新鮮体内胚の移植の需要は高まり,高品質体内胚の安定供給が求められている。暑熱ストレスの影響は黒毛和種において採食量やホルモン分泌の低下等,多岐に及ぶことが知られており,近年の報告からこれら暑熱ストレスの一因を酸化ストレスと捉え,温湿度指数(THI)が76以上の期間に強い抗酸化力を持つアスタキサンチンを高濃度に含む飼料用製剤…

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  • 乳酸菌発酵米飼料を活用した「阿波ポーク」生産技術の開発(3)

    飯塚, 悟, 金丸, 芳, 横石, 和也, 松長, 辰司, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 25-29, 2016-03

    乳酸菌発酵米飼料の活用による県銘柄豚「阿波ポーク」の生産性向上を目的として,2種類の乳酸菌試料を用いて調製した乳酸菌発酵米を離乳豚に給与し,その給与効果について検証を行った。抗生物質を含有していない自家配合飼料を基礎飼料として,対照区には粉砕米を30%,乳酸菌区には乳酸菌発酵米(乳酸菌区(1):Lactobacillus plantarum(畜草1号株)及びLactococcus …

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  • DG1kg以上を目指す子牛生産技術の検討

    森川, 繁樹, 川田, 健太, 岩田, 裕美, 東山, 雅人, 西村, 公寿, 左達, 美佐, 福見, 善之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (15) 15-20, 2016-03

    家畜市場において高く評価される子牛を生産し,農家の収益向上を図るため,新たな人工哺育技術および自給飼料を活用した育成技術について検討した。黒毛和種人工哺育技術について,5日齢時の体重比3%を代用乳の最大給与量とするプログラムを検討したところ,従来の方法と比較して増体が良くなる傾向があり,28日齢時点におけるDG(1日増体量)は対照区と比較してして有意に高かった。育成期の粗飼料としてイタリアンサイ…

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  • ゴウシュイモ(ジャガイモ)の特性と活用

    植田 和美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 28 (0), 200-, 2016

    ...<br><br>【方法】実験試料としたジャガイモは、徳島県立農林水産総合技術支援センターより提供していただいたゴウシュイモ、スーパーマーケットから購入した男爵薯およびメークインを用いた。性状の特徴を見るため、でんぷん価、水分含量、色彩測定を行った。また、ゴウシュイモと男爵薯を用いて「ガレット」、「ジャガイモもち」を調製し、2点嗜好試験法により品種による嗜好性を比較した。...

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  • シカ捕獲でスギヒノキ苗木食害は軽減できるか-徳島県つるぎ町での実証試験

    大谷 達也, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 宮本 和樹, 奥村 栄朗, 酒井 敦 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 753-, 2016

    全国各地で問題となっている新植地での苗木被害に対応するため、徳島県つるぎ町においてシカ捕獲によってスギ・ヒノキ苗木への食害が軽減できるかどうかを検証した。互いに4kmほど離れた場所にシカ捕獲を試みる伐採地(捕獲試験地)と試みない伐採地(対照試験地)を設定し、伐採地内に試験植栽区をそれぞれ6カ所および3カ所に設けた。ひとつの植栽区は25m四方で、スギとヒノキのコンテナ苗を3:1の本数割合(合計14…

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  • 農業水路に生息するミシシッピアカミミガメの炭素・窒素安定同位体比

    森 淳, 澤田 英司, 小出水 規行, 渡部 恵司, 竹村 武士 農業農村工学会論文集 84 (2), IV_3-IV_4, 2016

    ミシシッピアカミミガメは,わが国固有のカメ類の生息を脅かす恐れがある外来生物であるが,農業水路など農村生態系における詳細な生態はよくわかっていない。本稿では本種を含むカメ類の爪の炭素・窒素安定同位体比を用いて食性を分析した。従来の知見では,食性は成長に従い動物食性から植物食性に移行するとされているが,本調査地では,動物食のニホンスッポンと同程度の窒素安定同位体比を示し,成長とともに動物食性が強ま…

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  • 1年生スギ実生コンテナ苗の得苗率と育苗経費

    藤井 栄 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 662-, 2016

    従来の苗木生産はすべて露地で行われているため、播種後の天候不順により発芽しないなどの問題が発生し、深刻な苗木不足が発生することは少なくなかった。西日本の苗木生産者を中心にアンケートを取った結果、実生コンテナ苗を生産するほとんどの苗木生産者は畑で1年育苗したのち、毛苗をコンテナに植え替えているという方法であり、安定した苗木生産とは言えない。また、酷暑時の草取りや土壌殺菌といった畑の管理は苗木生産へ…

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  • 人工林皆伐跡地におけるニホンジカ集中捕獲を目指した利用状況モニタリング

    奥村 栄朗, 藤井 栄, 森 一生, 八代田 千鶴, 金城 芳典 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 750-, 2016

    森林総研と徳島県では、再造林地でのシカ被害軽減のため、皆伐跡地における集中捕獲技術の開発を試みていて、皆伐跡地のシカによる利用実態を把握するため、糞粒法と自動撮影カメラによるモニタリングを行った。 2014年春、徳島県つるぎ町の皆伐跡地2ヶ所(2013〜14年伐採、約4ha)を捕獲試験地および対照試験地に設定した。糞粒法調査は、各試験地周囲の林内、および捕獲試験地の周辺地域(1.5〜3km範囲の…

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  • ゼラチンを用いた藻類養殖用施肥剤の開発

    池脇 義弘, 牧野 賢治, 西岡 智哉, 平野 匠, 上田 幸男 日本水産学会誌 82 (6), 917-922, 2016

    <p> 瀬戸内海をはじめ各地の藻類養殖漁場で不足しているDINを補うための新しいタイプの施肥剤(硝酸アンモニウム溶液をゼラチンで固めたのもの)を開発した。ケースに入れない2タイプと穴の開いたケースに充填したもの2タイプを作製し,実験水槽内への溶出量を硝酸塩センサーで測定した。その結果,肥料成分60-70%の溶出に,ケースに入れないタイプはおよそ5日,ケース入りのタイプはおよそ20日を要した。この…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献6件

  • GPS測位データによるサル群の行動特性の解明

    今井, 健司 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (2) 21-30, 2015-11

    サル被害が多発している佐那河内村近郊のサル群を対象に,GPS首輪を活用したテレメトリー調査を行った結果,徳島市,神山町,佐那河内村の市町村域を含んだ35.2km2の最外殻行動域を持ったサル群が存在することが明らかになった。そこでGPS首輪から得られたGPS(全地球測位システム)測位データとGIS(地理情報システム)を活用し2014年5月から11月まで,固定カーネル法による行動域内における植生利用…

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  • 三倍体香酸カンキツ新品種‘阿波すず香’の育成

    中島, 光廣, 徳永, 忠士, 新居, 美香, 津村, 哲宏, 山本, 浩史, 阪口, 優, 山尾, 正実 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (2) 9-12, 2015-11

    本田系スダチの四倍体と山根系ユズ(二倍体)の交配によって得られた三倍体香酸カンキツを‘阿波すず香’と命名し,2015年3月に品種登録出願を行った。‘阿波すず香’のトゲの長さは,スダチ程度で隔年結果性は殆ど無く,豊産性で後期落果は少ない。果実の大きさはスダチとユズの中間で種子数は少ない。ただし,他のカンキツ類と交雑すると種子数が増える。かいよう病抵抗性はスダチと同程度である。

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  • 大規模ニンジン専作経営体の規模拡大に至る経緯

    兼田, 朋子, 佐野, 俊治 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (2) 1-7, 2015-11

    春夏ニンジン生産量日本一の徳島県には,生産規模が10haを超える大規模ニンジン専作農家が複数存在する。徳島県板野郡でニンジンの専作経営を行うA経営は25年間で約10haの規模拡大を実現した。要因には,(1)借地による経営面積の拡大と優良農地の確保,(2)規模拡大にあわせた機械化・機械の大型化,(3)後継者の早期参入と農業経営目標の設定,(4)栽培技術と品質の向上,(5)ニンジン栽培への特化,(6…

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  • 2花蕾収穫によるブロッコリー増収技術

    佐藤, 佳宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (2) 13-19, 2015-11

    ブロッコリーの秋定植,春収穫作型における頂花蕾と側花蕾の1株2花蕾収穫技術を確立した。品種は,低温に鈍感で旺盛な側枝が発生する‘グランドーム’が適していた。施肥量は,慣行より2割程度多く施用することにより,側花蕾の収量が増加した。不織布のべたがけ被覆は,地温が上昇し,無被覆に比べ生育が旺盛になり,頂花蕾・側花蕾とも収量が増加した。11月10日前後に定植し,べたがけ被覆を行うことで4月に頂花蕾が収…

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  • 夏季におけるファフィア酵母の給与が豚の繁殖成績に及ぼす影響(1)

    松家, 憲子, 山口, 智美, 先川, 正志, 音井, 威重, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 23-28, 2015-03

    夏場における家畜の繁殖成績の低下は西南暖地に位置する本県の改善すべき課題であり,豚では受胎率の低減,産子数の減少を伴うなど,経営に与える影響は大きい。その作用機序については未解明であるが,酸化ストレスも一因であると捉え,強い抗酸化力を持つアスタキサンチンを高濃度に含むファフィア酵母を繁殖豚(雄は8月初旬~12月中旬,雌は7月下旬~10月下旬)に給与し,その効果を検討した。その結果雄の精液・精子性…

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  • ブロイラー産肉能力に関する試験(39) : 銘柄別比較試験

    山田, みちる, 富久, 章子, 吉岡, 正二, 松長, 辰司, 左逹, 美佐, 清水, 正明 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 29-32, 2015-03

    ブロイラーの改良と農家経営の指針を得るため,県内で飼育されている主要2銘柄について,平成25年9月11日から平成25年10月30日(49日間)まで産肉能力試験を実施した。7週齢までの育成率はチャンキーが97.0パーセント,コッブが95.1パーセントであった。出荷時体重はチャンキーが3,599グラム,コッブが3,533グラムであった。飼料要求率はチャンキーが1.68,コッブが1.76,プロダクショ…

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  • 徳島県のワカメとコンブ資源の開発研究の変遷

    團, 昭紀, 大野, 正夫, 松岡, 正義 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (10) 25-48, 2015-03

    鳴門ワカメの歴史,鳴門海峡での天然ワカメの群落と葉体形態の特性,徳島県でのワカメ養殖研究の歴史,三陸地方など他地域との養殖技術の比較など1970年頃から2010年頃までを区切りとしてまとめた。さらに,平成12年にインターネット上に発表した「新しいワカメの種苗生産マニュアル -フリー配偶体を使った種苗生産-」については,過去に論文等で,ばらばらに発表されていた技術を,このようなカラー写真つきで解説…

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  • 系統豚「アワヨーク」の維持に関する試験

    新居, 雅宏, 山口, 智美, 先川, 正志, 松家, 憲子 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 11-16, 2015-03

    1 平成5年7月に認定された大ヨークシャー種系統豚「アワヨーク」の維持試験を実施した。2 平成25年度にはのべ51頭の母豚が分娩し,443頭の子豚を生産,維持群の更新に雄1頭及び雌5頭,県内の一貫農家2カ所に雌38頭を譲渡した。3 繁殖育成成績は平均総産子数9.41頭,平均哺乳開始頭数8.69頭,平均離乳頭数7.24頭,離乳までの育成率83.3%,平均生時体重1.23kg,平均離乳時体重5.06…

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  • 戻し堆肥を利用した低コスト臭気低減技術の開発 : モミガラ混合による臭気吸着機能試験

    福井, 弘之, 馬木, 康隆, 横石, 和也 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 51-53, 2015-03

    臭気吸着堆肥にモミガラを重量比5~10%混合すると、脱臭機能が長持ちする傾向が見られたが、モミガラを混入するほど脱臭槽の堆肥容積が増え、接触時間が増えたのが長持ちした要因とも考えられる。吸着に用いた堆肥は保管時にアンモニアが硝酸化され、保管42日目までは硝酸態窒素が増加した。

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  • 飼育下のクマエビの摂餌,潜砂および生残に及ぼす冬季の低水温の影響

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (10) 7-9, 2015-03

    播磨灘の徳島県沖で漁獲された体重24~48gのクマエビ14個体を2013年11月から2014年2月に砂泥を敷設した400Lの水槽に収容し,流水下で飼育し,摂餌,潜砂および生残に及ぼす冬季の低水温の影響を調べた。クマエビは15℃以上ではペレットを摂餌したが,15℃以下では摂餌量が徐々に減少した。大部分のエビは13.2℃で不完全な潜砂を呈した。11.5℃で摂餌が停止し,全てのエビが砂泥上に完全に露出…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(27) : トウモロコシ・イタリアンライグラス

    横石, 和也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 39-42, 2015-03

    本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した飼料作物の優良品種を選定し、県内に普及を進めていく必要がある。そのため、トウモロコシ(春播き8品種、夏作3品種、二作目6品種)とイタリアンライグラス(早生8品種)の比較栽培試験を実施し、以下の結果が得られた。1 トウモロコシ 春播き:RM110クラスでは、「LG3520」が多収(有意差なし、p>0.05)。RM115クラスでは、「34B39」、「P1…

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  • 豚舎汚水処理水の水質向上技術の開発(1) : 処理水におけるケイ酸カルシウム系ろ材を利用した水質向上技術

    白田, 英樹, 福井, 弘之, 武内, 徹郎 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 47-48, 2015-03

    回分式活性汚泥汚水処理から排出される処理水を用いて、TBXろ材との接触によるリン等の除去効果を検討した。リンの除去はTBXろ材8号が40号より除去率は高かった。また、気温が下がる冬期になるにつれてリンの除去率は低下した。CODの除去は全体に40%以下であったが、ほぼ120mg/L以下の低い値にまで低下した。アンモニア態窒素、硝酸態窒素は投入処理水の数値が低く、処理区間の差は見られなかった。

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  • ブロイラー生産性向上に関する試験(2)

    清水, 正明, 山田, みちる, 富久, 章子, 吉岡, 正二, 松長, 辰司, 左逹, 美佐 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 33-38, 2015-03

    ブロイラーの育成過程の5週齢から6週齢頃については,羽と血液の重量が急増する一方で,と体重の増加幅が緩慢になる。通常,羽の発育にはタンパク質が使われることから,正肉等の可食部より羽等の発育に優先的にタンパク質が消費されていると推察される。そこで,この時期にタンパク質を高めた飼料を給与し,生育への影響及びと体による各部位の増体等を調査した。その結果,5週齢から6週齢において高タンパク質飼料を給与す…

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  • 飼育下のカワハギの生残,游泳行動および摂餌に及ぼす冬季の低水温の影響

    上田, 幸男 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (10) 11-14, 2015-03

    2013年11月および2014年10月に播磨灘徳島県沿岸で漁獲された体重50~256gのカワハギを飼育試験に供した。供試魚を2013年11月から2014年2月および2014年10月から2015年2月に流水下で飼育し,生残,游泳行動および摂餌に及ぼす冬季の低水温の影響を調べた。2013-2014年試験区では11.4℃,2014-2015年試験区では9.9℃で摂餌が停止し,2013-2014年試験区…

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  • アオノリ類の生理,生態から見た養殖技術の検証

    團, 昭紀 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (10) 15-24, 2015-03

    アオノリ類のうち,スジアオノリの成熟生理を中心に,生長や消失のメカニズムを明らかにし,その特性を利用した人工採苗などの応用技術について解説した。特に,成熟を制御する成熟阻害物質の存在を明らかにし,室内培養及び養殖漁場により,それがアオノリの生長,消失に,どのように関与しているのかを述べた。また,天然河川のアオノリの生態を調査し,水温,塩分,栄養塩などの環境がアオノリの分布消長に及ぼす影響を考察し…

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  • 乾乳後期における硫酸マグネシウム添加による飼料DCAD調整が血液性状と乳生産に及ぼす影響

    田渕, 雅彦, 竹縄, 徹也, 西村, 公寿, 北田, 寛治, 森川, 繁樹, 笠井, 裕明 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 1-9, 2015-03

    乳牛の分娩前後の管理は産後の生産性に影響を及ぼすとされるが,疾病が多発する時期である。この時期に多発する疾病のうち低カルシウム血症は様々な疾病と関わりがあり,より簡素な予防方法が求められている。分娩後の低カルシウム血症を防ぐ方法として提唱されているのが,乾乳後期飼料中の陽イオン-陰イオン差(DCAD)の調整である。本試験では硫酸マグネシウムをDCAD調整剤とし,泌乳牛用配合飼料及び共通の粗飼料と…

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  • 吉野川汽水域におけるヤマトシジミの幼貝と成貝の分布,成長および減少要因

    西岡, 智哉, 酒井, 基介, 平野, 匠, 住友, 寿明 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (10) 1-6, 2015-03

    2009年7月から2011年6月にかけて,吉野川汽水域において,ヤマトシジミの幼貝および成貝の分布,成長および減少要因について調べた。その結果,吉野川においては,幼貝,成貝とも第十北から応神にかけて分布することがわかった。また,ヤマトシジミが殻長15mmに達し,成熟するまでに3年を要すること,幼貝の密度は高いが成貝が著しく少ないことが明らかにされた。その理由として,成貝に達するまでにほとんどの個…

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  • 豚舎汚水処理水の水質向上技術の開発(2) : 硫黄・カルシウム基材を利用した水質向上技術

    白田, 英樹, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 49-50, 2015-03

    硫黄・カルシウム系基材を利用した硫黄酸化脱窒細菌の働きによる硝酸態窒素の除去能力を、回分式活性汚泥法汚水処理施設から排出される汚水処理水を用いて調査した。低温で硫黄酸化脱窒細菌の働きが悪い冬期において、硝酸態窒素50mg/L以下の処理水でも除去が確認された。

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  • 飼料用米の保存試験

    横石, 和也, 馬木, 康隆, 福井, 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 43-45, 2015-03

    飼料用米の保管条件について、3種類の封鍼方法((1)フレコンバッグ、(2)ビニール、(3)ビニール+脱気処理)を試験した。同時に、保管温度による影響を調査するため、保管温度3水準((1)常温、(2)30℃、(3)50℃)で試験した。その結果、ビニールで保存した場合は、何れの保管温度においても虫害・カビは認められなかった。しかしながら、フレコンバッグで保存した場合は、常温で42週間保管するとアワノ…

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  • 乳酸菌発酵米飼料を活用した「阿波ポーク」生産技術の開発(2)

    山口, 智美, 松家, 憲子, 先川, 正志, 金丸, 芳, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 17-21, 2015-03

    離乳子豚の損耗を低減することにより,本県の銘柄豚「阿波ポーク」の生産性を向上させることを目的として,これまでの研究で離乳子豚の下痢抑制効果が確認された乳酸菌発酵米の給与効果を検討した。抗菌性物質を含まない基礎飼料を用いて,乳酸菌発酵米を上乗せした乳酸菌区,市販ハーブ剤を添加したハーブ区,及び乳酸菌発酵米とハーブ剤を組み合わせた乳酸菌+ハーブ区の3区を設定し,給与試験を実施した結果,離乳子豚の発育…

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  • 豚舎汚水処理水の水質向上技術の開発(2)

    白田 英樹, 福井 弘之 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (14) 49-50, 2015-03

    硫黄・カルシウム系基材を利用した硫黄酸化脱窒細菌の働きによる硝酸態窒素の除去能力を、回分式活性汚泥法汚水処理施設から排出される汚水処理水を用いて調査した。低温で硫黄酸化脱窒細菌の働きが悪い冬期において、硝酸態窒素50mg/L以下の処理水でも除去が確認された。

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  • 吉野川汽水域におけるヤマトシジミの幼貝と成貝の分布,成長および減少要因

    西岡 智哉, 酒井 基介, 平野 匠, 住友 寿明 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Fisheries Research Institute (10) 1-6, 2015-03

    2009年7月から2011年6月にかけて,吉野川汽水域において,ヤマトシジミの幼貝および成貝の分布,成長および減少要因について調べた。その結果,吉野川においては,幼貝,成貝とも第十北から応神にかけて分布することがわかった。また,ヤマトシジミが殻長15mmに達し,成熟するまでに3年を要すること,幼貝の密度は高いが成貝が著しく少ないことが明らかにされた。その理由として,成貝に達するまでにほとんどの個…

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  • 直交画像解析による割石質量推定のための新しい実用的方法

    川俣 茂, 棚田 教生 日本水産工学会誌 51 (3), 193-200, 2015

    割石の体積及び質量を投影面積から推定する新しい実用的方法を提示し,中間の長さの軸長と三軸長に基づく従来法二法と比較する。投影面積は,測定枠を参照としてカメラで撮影した石の二方向の水平直交画像から取得する。新しい方法と従来法二法の各予測式のパラメータは100個の小さい砕石のサンプルデータに当てはめた。その結果,新しい方法が最も正確度と精度が高く,石の体積の95%予測区間は相対誤差で-23%から30…

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  • マツタケのデンプン分解能簡易測定法

    下北, 英輔, 服部, 武文, 阿部, 正範 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (1) 15-18, 2014-12

    マツタケの人工栽培には,デンプン分解能力の高い菌株が適していると考えられている。しかしながら,これまでのデンプン分解能を測定する方法では,時間や手間がかかる割に,得られる結果のばらつきが大きいなど問題があった。本研究では,マツタケをデンプン寒天培地上で培養すると,デンプンの分解された領域が目視できること,及びその領域を計測することによって菌株ごとのデンプン分解能を測定できることを見いだした。さら…

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  • ふきのとう用フキ品種‘あわ春香’の育成

    高木, 一文, 小角, 順一, 武内, 徹郎, 三木, 健司 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (1) 1-6, 2014-12

    ふきのとうは春を告げる山菜として人気が高く,中山間地域における振興品目として本県でも産地化に取り組まれているが,現状では山採りが多く形質が不揃いである。一方,栽培種のふきのとうは超大型で形状も劣り,収穫期間は1月~2月と短く,市場ニーズを満たしていない状況にある。このため,10~20gでよく締まり3月以降でも収穫可能な,ふきのとう収穫用フキ品種の育成を行った。育成した‘あわ春香’は,徳島県内の野…

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  • 四季成り性イチゴ新品種‘サマーアミーゴ’の育成

    林, 純二, 新居, 智 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (1) 19-28, 2014-12

    徳島県における山間地域での夏秋栽培に適し,普及品種‘サマーフェアリー’より品質に優れ,安定栽培できる夏秋イチゴの新品種を育成するため,「徳系2号」בサマーベリー’の実生選抜株を子房親に,‘サマーフェアリー’を花粉親として交配し,得られた実生から「イチゴ徳島池田3号」を選抜した。2008年12月に品種登録申請を行い,2011年5月に‘サマーアミーゴ’として登録された。特性は四季成り性品種であり,…

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  • 化学肥料及び各種堆肥の施用が本県灰色化低地水田土における一酸化二窒素の排出量に及ぼす影響

    鈴江, 康文, 黒田, 康文 徳島県立農林水産総合技術支援センター研究報告 = Bulletin of Tokushima Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center (1) 7-13, 2014-12

    農業由来の重要な温室効果ガスである一酸化二窒素の本県農用地土壌における排出量を評価するため,灰色化低地水田土における化学肥料及び堆肥由来の排出量を調査した。一酸化二窒素の排出量は年次及び季節により大きく異なったが、秋作では栽培初期,春作では栽培後期から収穫後に多くみられた。化学肥料及び堆肥を窒素成分で秋作,春作各25g-Nm-2投入した場合の年間排出量(mg-N2O-Nm-2)は化学肥料505,…

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  • 系統豚「アワヨーク」の維持に関する試験

    新居, 雅宏, 山口, 智美, 先川, 正志, 松家, 憲子 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (13) 21-26, 2014-03

    1 平成5年7月に認定された大ヨークシャー種系統豚「アワヨーク」の維持試験を実施した。2 平成24年度にはのべ49頭の母豚が分娩し,456頭の子豚を生産,維持群の更新に雄2頭及び雌8頭,県内の一貫農家3カ所に雌45頭を譲渡した。3 繁殖育成成績は平均総産子数9.76頭,平均哺乳開始頭数9.31頭,平均離乳頭数8.2頭,離乳までの育成率88.2%,平均生時体重1.24kg,平均離乳時(3週齢時)体…

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  • 飼料作物奨励品種選定試験(26) : トウモロコシ・イタリアンライグラス

    横石, 和也, 白田, 英樹 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (13) 50-52, 2014-03

    現在、国内で市販されている飼料作物について、本県の気候風土に適し、収量性、品質等が安定した優良品種の選定を行い、普及促進を図る必要がある。そのため、トウモロコシ5品種とイタリアンライグラス7品種(極早生~中生)の栽培試験を実施し、以下の結果が得られた。1 トウモロコシ 乾物収量は、「KD777NEW」と「SH2933」の両品種が、それぞれ196kg/aとなり高収量だった。2 …

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  • スダチ粕を混合した発酵TMRの給与が乳牛の生産性に及ぼす影響

    田渕, 雅彦, 福井, 弘之, 新居, 康生 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (13) 1-5, 2014-03

    徳島県において廃棄処分されているスダチ粕を飼料として活用するため,ビートパルプを5%DMのスダチ粕で代替した自給粗飼料主体の発酵TMRを調製し,これを泌乳中後期牛に給与して生産性に及ぼす影響を調査した。対照区と比較しても,乾物摂取量,乳生産に差は認められず,生乳中におけるスダチの主要香気成分であるリモネン濃度の上昇は認められなかった。これらから,5%DMまでであればビートパルプをスダチ粕で代替し…

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  • 肥育農家が喜ぶ素牛生産技術の検討

    岩田, 裕美, 新居, 康生, 田渕, 雅彦, 林, 宏美 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (13) 16-20, 2014-03

    黒毛和種子牛の哺育育成期において,初期発育に優れ,第一胃絨毛の発達を促す飼育管理技術を検討するため,粗飼料の給与開始時期と人工乳へのショ糖添加について試験を実施した。粗飼料の給与開始時期の検討では,5,21,70日齢の3区を設定した。また,人工乳の摂取量を増加させるためショ糖の人工乳への添加について,無添加,0.1,0.3%添加の3区を設定した。黒毛和種子牛15頭を用いて,平成23年4月から平成…

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  • 乳酸菌発酵米飼料を活用した「阿波ポーク」生産技術の開発

    山口, 智美, 松家, 憲子, 先川, 正志, 金丸, 芳, 新居, 雅宏 徳島県立農林水産総合技術支援センター畜産研究課研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Support Center Livestock Research Division (13) 27-30, 2014-03

    離乳子豚の損耗を低減することにより,本県の銘柄豚「阿波ポーク」の生産性を向上させることを目的として,これまでの研究で離乳子豚の下痢抑制効果が確認された乳酸菌発酵米を活用した給与試験を実施した。その結果,離乳子豚の発育に試験区間の差はなく,順調な発育がみられた。試験期間中の子豚の下痢の発生頻度は,乳酸菌発酵米給与区で多くなり,カテキン給与区,乳酸菌発酵米+カテキン給与区の順に少なかった。リンパ球幼…

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