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検索結果 67 件

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  • 汎心論の可能性 : ホワイトヘッドのコスモロジーの現代的意義

    平田 一郎 研究論集 116 121-139, 2022-09

    ...しかし興味深いことに近年分析哲学の心の哲学において汎心論が主要な論題となっている。それはG.ストローソンの議論が端緒となったものである。ただそこでの議論は、汎心論に基づく世界や自然像がどのようなものとなるのかということを論ずるよりも、物理主義を貫徹しようとしながらも、消去できない「心」をどのように扱うかというところで問題となっている。...

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  • 現象学から始まる心理学史と心の哲学

    渡辺 恒夫, 田中 彰吾, 村田 純一, 長滝 奨司, 境 敦史 日本心理学会大会発表論文集 86 (0), SS-002-SS-002, 2022

    ...続いて長滝が,心の哲学と心理学の展開と絡み合いについて,内観を巡る論争に焦点を当てて描き出す。田中は,意識をめぐる現代の神経科学研究および心脳問題と現象学の関係について論じる。境が実験現象学的アプローチによる知覚の現場研究者としての立場から指定討論にあたる。</p>...

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  • 意思の自由と刑事責任に関する補足的覚書

    松村, 格, マツムラ, イタル, Matsumura, Itaru 駒澤法学 21 (1), 20[59]-2[77], 2021-09

    ...その意味では、意思の自由に関しては、自然科学的アプローチでは説明しえない次元は、「心の科学」ないし「心の哲学」が必要であることを強調した。そして、この心と知性を有する「人」という単位体が、考え思索するのであることを強調した。刑事責任は、このような内心の世界と規範的要請とのかかわりの中で追求し検討しなければないという考えを補筆した次第である。...

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  • ホワイトヘッドにおける観念論と物理主義

    平田 一郎 研究論集 114 157-176, 2021-09

    ...現在の心の哲学において主流となっているのは、世界の全ての物事は物理的であり、全ての現象は物理的な性質に還元されるという物理主義である。 一方ホワイトヘッドのコスモロジーは無機的なものも含めたすべての生起が何らかの経験をしている経験の主体であるという汎経験論であるため、バークリー的な主観的観念論であるという印象さえ与えている。...

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  • TARB書評: 渡辺正峰『脳の意識 機械の意識:脳神経科学の挑戦』

    豊泉 英智 Tokyo Academic Review of Books 17 1-, 2021-05-13

    本書は意識や知覚などを主なテーマとして研究する、東京大学及びマックスプランク研究所所属の脳神経科学者・渡辺正峰氏が、神経科学の基礎的な部分から自身の研究そして今後の展望までを、意識研究の解説という文脈で語るものです。...

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  • TARB書評: Nicholas Shea, On Millikan

    濵本 鴻志 Tokyo Academic Review of Books 13 1-, 2021-04-15

    本書は、ニコラス・シェイNicholas Sheaによって書かれたルース・ミリカン Ruth Millikanの哲学への入門書である。...

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  • 企業の道徳的行為者性をめぐる企業の意図の問題 : 推論主義に基づく検討

    西本 優樹 応用倫理 12 22-44, 2021-03-25

    ...企業に行為の意図を認めることができるかという問題は、従来から心の哲学の心理主義と機能主義の対立を反映する形で議論されてきた。すなわち、意図に関して心理主義を支持するレンネガードとヴェラスキーズ(2017)が、心を持たない企業が意図を持つことはありえないと主張するのに対し、機能主義を支持する論者は、企業に意図の機能的特徴を見出すことができると主張する。...

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  • 心理学における未解決の課題二項対立,対比概念から

    西川 泰夫, 高砂 美樹 日本心理学会大会発表論文集 85 (0), L-006-L-006, 2021

    ...<p>心の哲学史上のみならず自然科学的実験心理学成立以降現状においても心観(ならびに行動観など)の前提となる認識の枠組み(視点,パラダイム)の間の対立解消が図られてきたが解決にはなおほど遠い。典型例は心身二元論と一元論間にみられる。二元論から生じる難問,心身問題を解消する試みの結果精神物理学や新たな数理論理的究明,一方には心身医学がもたらされた。...

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  • 図書館情報学における存在論の対立

    横山 幹子 Library and Information Science 84 1-21, 2020-12-26

    ...一つ目は,心の哲学における二元論が非科学的かどうかということ,二つ目は,ドキュメントとは何かということ,三つ目は,抽象的存在者についてどのように考えるべきかということである。そして,それらの論点については,以下の三つのことが明らかにされる。一つ目は,心の哲学における二元論や複数主義を非科学的という理由で簡単に捨て去ることはできないということである。...

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  • 世界表象としてのビッグデータとビッグデータ・ガバナンス ~局所表象と分散表象の観点から~

    吉田 寛 社会情報学 3 (3), 113-126, 2015

    ...</p><p>表象について, 認知科学や心の哲学では局所表象と分散表象という区別がある。分散表象とは, 意味的な単位が分解されて, システム全体の中に分散的に存在している表象のことであり, その処理過程を意識化することは不可能である。ビッグデータがこうした分散表象として処理される場合, データの利用者にとっても処理の過程を意識化することはできない。...

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  • ロボット工学・認知科学・幸福学と倫理

    前野, 隆司 技術倫理研究 = Journal of engineering ethics 11 45-80, 2014-11-07

    講演者はこれまで,人とロボットの身体と心の研究や,幸福学,イノベーション教育等についての研究・教育を行ってきた.同時に技術者倫理教育も行ってきた.講演ではこれらについて概説する.

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  • 自我体験の生起と心身問題における価値観の関連についての理論的展望

    天谷, 祐子 人間文化研究 18 1-10, 2012-12-21

    ...その後心の哲学の分野における心身問題の解決方法と現状を概観し、一般の人が心身問題の解決にあたって哲学的解決にどこまでアプローチできるのかを論じた。そして一般の人が心身問題に関しては「二元論者」であり、その考えには低年齢においては「(魂に関する)心の理論」の影響を受け、長じては宗教的影響を受けている可能性を概観した。...

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  • デカルト的な心は生き残れるか?

    太田 雅子 科学哲学 44 (1), 75-90, 2011

        In his Book <I>Kagaku no Sekai to Kokoro no Tetsugaku</I>, Michio Kobayashi features on Descartes’ theory of minds as “subjective-active consciousness”, and defends it against the physicalist …

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  • <サーヴェイ論文>知識論証 --その歴史と展望

    山口 尚 Contemporary and Applied Philosophy 1 1042-1074, 2009-12-21

    ...知識論証と物理主義をめぐる問題は心の哲学において最も議論されているテーマのひとつである。多くの研究者が多くの意見を提出しているため、論戦の状況を整理する必要がある。本稿は主要な見解を網羅的に紹介することを目指す。本稿ははじめに知識論証の内実を紹介する。...

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  • 概念プラグマティズムをめぐって

    池吉 琢磨 年報人間科学 30 67-81, 2009

    ...J.フォーダーは、二〇〇四年の論文において、概念所有についての言語哲学や心の哲学の見解は全くの誤りだった、という大胆な主張を行った。本論文では、概念プラグマティズムと彼が呼ぶ二〇世紀的見解がどのようなものであるかを整理した上で、フォーダーの概念プラグマティズム批判の妥当性の検討を行う。...

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  • 感覚の構造 : 感覚質をめぐる問題

    中山 康雄 年報人間科学 22 1-15, 2001

    ...3[感覚質をめぐる心の哲学] 第1部と第2部の議論をふまえ、心の哲学に関するこれまでの議論を批判・検討することにより、私の立場をいっそう鮮明に特徴づける。...

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  • 言語のような精神 : W.セラーズの類比説に関する一考察

    菅野 盾樹 年報人間科学 21 1-21, 2000

    ...これらの問いを考究する哲学の部門は、ふつう「心の哲学」(Philosophy of mind)と呼ばれている。W ・セラーズ(Wilfrid Sellars, 一九一二─一九八九) は、心の哲学に関して早い時期に一種の機能主義を提唱した人物として知られている。本稿の目的は、彼の機能主義を批判的に再構成しつつ、そのメリットと問題点とを明らかにすることにある。...

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  • 他者の心

    原 塑 科学基礎論研究 27 (1), 31-37, 1999

    日常生活で出会う個々の人々に対して本当は心を持つ者ではないのではないかと疑うことは困難である。人は, 他者から話しかけられれば, たとえそれが未知の人であっても, その人が心を持っていることを疑うことなく返答するだろう。しかし, 他者が日常生活で示す姿は決して一様ではない。親しく思っていた友人が, 理解を越えた言動を唐突にし始めることもある。この場合, …

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  • デカルトの心の哲学

    小林 道夫 科学基礎論研究 25 (1), 9-15, 1997

    ...以下で私は, 現代の心の哲学の問題, とくに「心的性質の実在性」や「心的因果性」の問題を念頭におき,「デカルトの心の哲学」からはそれらの問題に対してどのような解答が与えられるか, という点を考えてみたい。...

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  • 心・脳・機能主義

    信原 幸弘 哲学 1996 (47), 42-54, 1996-05-01

    ...<BR>本稿では、心の哲学における現在もっとも有力な立場のひとつである機能主義を取り上げて、心と脳の関係を考察していきたい。そこで、まず第一に、機能主義では、心的状態がそれぞれ別個の脳状態によって実現されると考えられていることを確認する。...

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  • 観念説とヒュームの心の哲学

    神野, 慧一郎 人文研究 45 (3), 129-146, 1993

    1 はじめに : 近世の哲学の認識論が、観念説をその主流としたことは、周知の事実である。いわゆる合理論も、経験論も、観念説に基づいて議論を展開した。いずれの立場も、認識の直接の対象は観念である、と考えた。……

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  • 概念と形而上学

    武田 弘道 人文研究 6 (4), 298-314, 1955

    ...と同時に、その関心の哲学的側面は、哲学の一部門の形而上学が如何に「概念」という着想に執着してきたかにかかる。……...

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