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検索結果 190 件

  • 1 / 1

  • 難治性リンパ管疾患の病態と新規治療薬

    小関 道夫 日本小児放射線学会雑誌 40 (1), 28-35, 2024

    ...<p>リンパ管腫(リンパ管奇形),リンパ管腫症,ゴーハム病,リンパ管拡張症は主に小児期に異常なリンパ管組織が浸潤するリンパ管疾患である.嚢胞性リンパ管腫は先天的に大小のリンパ嚢胞による腫瘤性病変で,起こる場所によって様々な症状を呈する.全身に拡張したリンパ管組織が浸潤するリンパ管腫症は,乳び胸水,心嚢水,骨溶解など病変の浸潤部位によって様々な症状を呈する.ゴーハム病も全身の骨が進行性に溶解する疾患で...

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  • 細胞検体による肺癌ゲノム診断の現状と今後の展望

    森川 慶 肺癌 63 (3), 153-160, 2023-06-20

    ...一方で,十分量の組織検体を採取できないケースをしばしば経験し,代替となる診断法の開発が求められていた.本邦で3番目の肺癌遺伝子パネル検査として2022年11月に薬事承認された肺がんコンパクトパネル<sup>Ⓡ</sup>は,細胞検体でも高い遺伝子解析成功率が報告され,高精度かつ汎用性の高い新規の次世代シークエンスパネル検査として2023年2月に発売された.擦過細胞懸濁液や針洗浄液だけでなく,胸水や心嚢水...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献17件

  • 透析自己中断により尿毒症性心外膜炎による心タンポナーデをきたした1例

    篠遠 朋子, 中野 雄太, 竹田 彩衣子, 河本 亮介, 松川 加代子 日本透析医学会雑誌 56 (5), 191-195, 2023

    ...<p>症例は49歳男性,糖尿病性腎症による末期腎不全で維持血液透析を行っていた.2週間前から透析を自己中断し,呼吸困難を認め入院した.尿毒症を呈しており,緊急血液透析を行った.電解質異常や高窒素血症,呼吸困難は速やかに改善したが,心拡大が改善せず,血液透析で除水を継続した.入院7日目の透析後から血圧が低下し,心エコーの結果心タンポナーデと判断し,心囊穿刺を施行し血性心囊水を吸引した.2日間の心囊ドレナージ...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 完全房室ブロックが先行した急性心筋炎の2例

    上原 拓樹, 奥山 道記, 神田 芽生, 大江 勇太郎, 吉村 喬樹, 郡司 尚玲, 鈴木 隆司 心臓 54 (10), 1170-1176, 2022-10-15

    ...はなかった.しかし入院後に発熱が出現し,左室収縮機能障害が出現.左室心筋生検を施行し,リンパ球性心筋炎(病理診断)となった.1症例目は第7病日,2症例目は第13病日に自己脈が回復し,恒久的ペースメーカを留置することなく体外式ペースメーカを抜去し,退院することができた.急性心筋炎は多彩な症状をとるものの,一般的には感冒症状や消化器症状などの前駆症状を伴うことが多く,左室収縮機能障害に伴う心不全や胸痛,心嚢水...

    DOI 医中誌

  • 上大静脈再建に左transmanubrial approachが有用であった胸腺癌の切除症例

    末吉 国誉, 大坪 巧育, 廣田 晋也, 小島 史嗣, 板東 徹 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (6), 694-699, 2022-09-15

    ...<p>49歳女性.発熱,咳嗽,喀痰,左上肢浮腫を主訴に紹介受診した.CT画像検査で,7.5 cm大の前縦隔腫瘍および,左腕頭静脈閉塞と上大静脈狭窄,右上葉浸潤,心囊水貯留を認めた.腫瘍に対するエコー下針生検で胸腺扁平上皮癌(cT3 N0 M1a,Stage IVA)の診断となった.逐次的化学放射線療法を施行したところ,原発巣の縮小と心囊水の消失が得られた(ycT3 N0 M0,ycStage IIIA...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 心タンポナーデを契機に診断された胸腺腫の1切除例

    元石 充, 堀 哲雄, 山下 直己 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (6), 655-659, 2022-09-15

    ...<p>初発症状として心タンポナーデを来たした胸腺腫の報告は少ない.症例は74歳女性.労作時の息切れを主訴に受診した.胸部単純X線写真で心拡大を指摘され,胸部CTで心囊水貯留および前縦隔腫瘍を指摘された.心タンポナーデに対し心囊ドレナージが行われ自覚症状は軽快した.採取された心囊水の細胞診は陰性であった.完全切除可能と判断し前縦隔腫瘍に対し手術を行った.心囊内には明らかな播種は認めず,腫瘍は連続性に心囊内...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • アブレーション直前に心嚢水の有無を確認することの有用性

    小河 純, 山内 康照, 木下 朋幸, 熊谷 正純, 熊谷 二朗 医学検査 71 (2), 318-323, 2022-04-25

    ...【考察】心嚢水の貯留に関しては少量でも血圧低下などにつながることがある。しかし,直前に確認をしておかないと,CAによって貯留した心嚢水かはわからない。CA直前に心嚢水の有無を確認しておくことで,術中や術後の血圧低下などの原因が,CAによる心嚢水貯留であるかの鑑別に有用であると考えられる。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • 循環補助用ポンプカテーテルIMPELLA CPにて救命し得た劇症型心筋炎の1例

    田邊 すばる, 安藤 博彦, 中野 雄介, 泉 和宏, 鈴木 麻友, 後藤 礼司, 鈴木 昭博, 向井 健太郎, 櫻井 慎一郎, 鈴木 靖司, 高島 浩明, 天野 哲也 心臓 54 (3), 387-395, 2022-03-15

    ...<p> 症例は59歳男性,入院3日前より感冒症状を自覚し近医受診した.その後,ふらつき,倦怠感が出現し当院へ受診した.血圧79/60 mmHg,脈拍114/分,12誘導心電図で広範なST上昇を認め,左室駆出率20%の全周性壁運動低下と心嚢水を認めた.心筋梗塞の疑いで緊急冠動脈造影を施行したが,冠動脈は正常であったため,心筋生検を施行した.肺動脈カテーテルでは肺動脈楔入圧21 mmHg,肺動脈圧26/...

    DOI 医中誌

  • 当院における特発性胎児水腫の生育限界・成育限界の検討

    柴田 優花 周産期学シンポジウム抄録集 40 (0), 75-79, 2022

    ...<p> 背景</p><p> 胎児水腫はさまざまな原因によって胎児に広範な皮下浮腫と腔水症(胸水・腹水・心嚢水など)がみられる重篤な病態である。大きく免疫性胎児水腫と非免疫性胎児水腫に分けられ,非免疫性胎児水腫の原因は心血管系の異常や染色体異常・奇形症候群,胸腔内病変,特発性など多岐にわたる<sup>1)</sup>。...

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  • 右心耳腫瘍を疑診し異なる経過をとった収縮性心膜炎と血管肉腫の犬各1例

    佐藤 恵一, 佐藤 祐佳, 鈴木 裕弥, 渡辺 樹, 安平 佑正, 三原 吉平, 金本 勇 日本獣医師会雑誌 74 (12), 805-809, 2021-12-20

    ...<p>元気食欲が消失した犬2頭が緊急来院し,心臓超音波検査所見から右心耳原発血管肉腫に起因する心タンポナーデを疑った.両症例とも心囊水を抜去し心膜及び右心耳切除を実施した.1例は疑診と異なり混合細胞性心膜炎及び心外膜炎と病理診断され,経過を踏まえ特発性収縮性心膜炎と最終診断した.1例は術前診断と同じ血管肉腫と診断された.収縮性心膜炎の犬は急速に回復し術後1126日現在も経過良好だが,血管肉腫の犬は術後...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 肺動脈内膜肉腫に対して,腫瘍切除,肺動脈再建術と大動脈基部再建術を施行した1例

    上田 遼馬, 金光 ひでお, 竹原 眞人, 坂本 和久, 井出 雄二郎, 山崎 和裕, 植山 浩二, 池田 義, 湊谷 謙司 日本心臓血管外科学会雑誌 50 (3), 201-206, 2021-05-15

    ...<p>症例は52歳女性.不穏状態で来院し胸部CTで多量の心嚢液と主肺動脈内腔狭窄・周囲腫瘤影を認めた.心嚢水細胞診や経カテーテル組織診では確定診断できず,胸腔鏡での生検も困難であったため,胸骨正中切開にて生検を行い肺動脈内膜肉腫と診断した.腫瘍は急速増大し,右心不全が顕在化し生検1カ月後に外科的右室流出路狭窄解除が必要となった.手術所見で心嚢内に広範な癒着を認め,腫瘍は大動脈基部周囲まで浸潤していた...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 縦隔腫瘍切除時の上大静脈合併切除における血行再建の工夫

    苗代 絢子, 竹中 賢, 松宮 弘喜, 森 将鷹, 黒田 耕志, 田中 文啓 日本呼吸器外科学会雑誌 35 (2), 207-212, 2021-03-15

    ...<p>77歳男性.動悸と息切れを主訴に近医を受診し,前縦隔腫瘤と心囊水貯留を指摘された.胸部CTでは前縦隔に12 cmのmassを認め,左右腕頭静脈~上大静脈合流部への浸潤が疑われた.浸潤性胸腺腫が疑われ,有症状であり手術加療を行う方針とした.手術はまず右後側方切開で開始した.肉眼的に心膜と上中葉に広く腫瘍の浸潤を認め,上中葉合併切除を行った.次に胸骨正中切開を行った.左右腕頭静脈の合流部から上大静脈中枢側...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 長期間のコルヒチンの投与により回復が障害されたコルヒチンミオパチーの1例

    髙嶋 浩嗣, 細井 泰志, 武内 智康, 渡邊 一樹, 杉本 昌宏, 西野 一三, 宮嶋 裕明 臨床神経学 61 (1), 47-50, 2021

    ...<p>症例は69歳女性.糖尿病による慢性腎不全と原因不明の心囊水貯留を指摘され,心囊水貯留に対してコルヒチンが開始された.開始後2か月より四肢筋力低下が出現し,緩徐に進行して1年半後に寝たきりの状態となった.コルヒチンの中止のみで筋力は軽快し,コルヒチンミオパチーと診断したが,コルヒチン中止後も四肢筋力低下が残存した.典型的なコルヒチンミオパチーは早期に改善するが,コルヒチンが長期に使用されたため筋力低下...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献5件

  • 心筋梗塞発症後急性期に心嚢水貯留を認めた急性心膜炎の1例

    北井 順也, 黒田 真衣子, 田巻 庸道, 濵﨑 眞希, 濱口 侑大, 美馬 響, 小島 秀規, 山﨑 誠太, 田村 章憲, 岡本 寛樹, 大林 祐樹, 張田 健志, 西内 英, 坂本 二郎, 榎本 操一郎, 三宅 誠, 近藤 博和, 田村 俊寛 Tenri Medical Bulletin 23 (1), 42-43, 2020-12-25

    ...を認めた.心膜炎増悪と心破裂の可能性を考えたが高齢であり保存的加療の方針となった.第7 病日にアスピリンを増量し,第13 病日には心嚢水消失とST改善を認めた.本症例は心筋梗塞発症後に急激な心嚢水の増加を認め複数の病態が考えられた症例であり,若干の文献的考察を踏まえて報告する....

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  • Fallot四徴症のラット胎仔心臓血管断面の天然色図譜

    門間 和夫, 前野 泰樹 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 36 (4), 270-276, 2020-12-01

    ...対照正常心臓例の図譜を提示する.Fallot四徴症-1は閉鎖に近い高度の肺動脈弁狭窄と肺動脈低形成を伴い,大動脈弁が心室中隔に騎乗して主に右室から出ている.右室流出部と主肺動脈の低形成に伴い左前方に回転位置する右大動脈洞から太い単冠動脈が高位起始して右冠動脈と左冠動脈に分岐する.さらに右鎖骨下動脈の起始異常と胸腺欠損が合併している.Fallot四徴症-2は肺動脈弁欠損を合併し,両心室は拡大し,少量の心嚢水...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献8件

  • COVID-19関連肺炎13例における胸部CT画像の特徴

    中川 裕太, 笠松 悠, 福岡 里紗, 森田 諒, 山根 和彦, 小西 啓司, 麻岡 大裕, 中河 秀憲, 白野 倫徳, 天羽 清子, 外川 正生, 後藤 哲志 感染症学雑誌 94 (6), 814-820, 2020-11-20

    ...<p>大阪市立総合医療センターに入院したCOVID-19関連肺炎13例において,再検例を含むのべ20件の胸部CT画像について検討した.全例で胸膜直下の病変とground-glass opacity(GGO)を認めたが,胸水,心嚢水,縦隔・肺門部リンパ節腫脹,空洞形成は認めなかった.また,酸素投与を要した3例は下葉のvolume loss とともに胸膜直下の病変と結合する気管支血管束の病変が認められた...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 穿刺液検体の検査法―細胞数と細胞分類を中心に―~胸水,腹水,心嚢水,関節液,CAPD排液~

    保科 ひづる, 羽原 利幸, 小関 紀之, 内田 一豊, 岡田 茂治, 小澤 優 医学検査 69 (4), 701-710, 2020-10-25

    <p>日本臨床衛生検査技師会穿刺液検査標準化ワーキンググループは,穿刺液(体腔液)検査の臨床的意義と施設間差の是正を目指し,細胞数算定法,細胞分類法,報告法についてまとめ日常検査法として推奨する。細胞数算定は細胞数(個数/μL)とし,赤血球以外のすべての細胞を算定する。細胞分類は,サムソン3分類法またはギムザ3分類法を用いる。サムソン3分類法は,多形核球・リンパ球・その他の細胞の3分類,ギムザ3…

    DOI 医中誌

  • 人工心肺併用下開心術後に肺外結核を発症した2例

    油谷 伊佐央, 中村 翔大, 中田 明夫, 廣田 悟志 心臓 52 (7), 722-726, 2020-07-15

    ...<p> 症例1は70歳代後半男性.僧帽弁閉鎖不全症に対して僧帽弁置換術を施行された.約3カ月後に心膜摩擦音を伴う胸痛あり.心エコーにて心嚢水の増悪を認めた.心嚢穿刺にて血性心嚢水を認め,ADA高値であった.細胞診では悪性細胞は検出されず.結核性心膜炎として抗結核薬による加療を開始し,速やかに心嚢水は改善した....

    DOI 医中誌

  • 心タンポナーデを合併した冠動脈瘤破裂の1治験例

    鷹合 真太郎, 加藤 寛城, 齋藤 直毅, 上田 秀保, 飯野 賢治, 木村 圭一, 竹村 博文 日本心臓血管外科学会雑誌 49 (3), 110-113, 2020-05-15

    ...<p>症例は79歳,女性.意識消失にて救急搬送された.心臓超音波検査で心嚢水貯留を認めた.造影CT検査で心嚢水・主肺動脈左側に長径16 mmの動脈瘤,緊急冠動脈造影検査では左前下行枝の分枝が動脈瘤に流入していることを確認した.手術は胸骨正中切開にてアプローチし,体外循環を確立した.順行性心筋保護にて心停止を得た後,動脈瘤を切開し,動脈瘤への血管開口部を2カ所確認した.血管開口部を直接縫合し,トリミング...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • mTOR阻害剤にて著明な心囊水貯留を認めた再発乳癌の1例

    長内 孝之, 上平 大輔, 村形 綾乃, 田波 秀朗, 中川 剛士 日本外科系連合学会誌 45 (3), 209-213, 2020

    ...ホルモン剤にて治療後1年で腋窩に再度の転移病巣を認めた.五次ホルモン治療としてmammalian target of rapamycin(以下mTOR)阻害剤であるエベロリムスおよびexemestene(以下EXE)による併用治療を開始した.内服開始後1年6カ月cPRを維持できた.mTOR阻害剤/EXE開始後10カ月で息切れと頻脈出現.胸部単純レントゲン検査にて心拡大を認めた.心臓超音波検査にて著明な心囊水貯留...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • ペムブロリズマブ投与後に心嚢ドレナージを要した非小細胞肺癌4例の検討

    酒井 祐輔, 中尾 心人, 荒川 総介, 鈴木 悠斗, 藤田 浩平, 村松 秀樹 肺癌 59 (5), 482-486, 2019-10-20

    ...</b>症例は67~79歳のIV期非小細胞肺癌患者で腺癌が3例,扁平上皮癌が1例であった.ペムブロリズマブ投与後,4例中2例は原発巣縮小を維持しながら心嚢水のみ増悪を認めた.1例は心嚢水が増加する一方で,同時期に原発巣が縮小しており,mixed responseを示した.残りの1例は原発巣増大とともに心嚢水が増加し,心嚢ドレナージ後の経過観察中に原発巣の縮小を認め,心嚢水の再貯留もなかったことからpseudo-progression...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 頸部囊胞性リンパ管奇形に対する硬化療法17年後に全身の骨病変を認めリンパ管腫症と診断した1例

    渡部 亮, 吉野 裕顕, 森井 真也子, 蛇口 琢, 東 紗弥, 山形 健基 Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 55 (5), 988-992, 2019-08-20

    ...,生後に頸部囊胞状リンパ管奇形(LM)と診断し乳児期に計2回の硬化療法を施行した.囊胞は著明に縮小し,形成外科で余剰皮膚切除を受けた.5歳時より当院外来通院を自己中断.17歳時に野球練習中に頸椎骨折を生じ,精査で多発性骨囊胞性病変を指摘された.MRIでは頸部に明らかな囊胞病変を認めないが,頸椎,胸椎,肋骨,腸骨,脾臓に多発性囊胞病変を認め,リンパ管腫症と診断した.頸椎骨折部はその後骨癒合し,胸水・心囊水...

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  • 冠動脈バイパス術後1カ月で収縮性心膜炎を発症した1例

    伊藤 貴弘, 松尾 浩三, 浅野 宗一, 椛沢 政司, 阿部 真一郎, 長谷川 秀臣, 池内 博紀, 小泉 信太郎, 林田 直樹, 村山 博和 日本心臓血管外科学会雑誌 48 (4), 263-266, 2019-07-15

    ...<p>冠動脈バイパス術後1カ月で収縮性心膜炎を発症した1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.81歳男性,労作性狭心症に対して冠動脈バイパス術を施行した.術後1カ月で労作時の息切れと心嚢水・両側胸水が出現した.心嚢・胸腔ドレナージ施行後にステロイド治療を開始するも右心不全症状は増悪,収縮性心膜炎の診断で心膜切除術を施行した.術後拡張障害は改善し,術後117日目に独歩で自宅退院した.</p>...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献15件

  • 浸潤性胸腺腫に対する拡大胸腺摘出術後に心膜切開後症候群を来した1例

    岡村 純子, 後藤 行延, 柳原 隆宏, 小林 尚寛, 菊池 慎二, 佐藤 幸夫 日本呼吸器外科学会雑誌 33 (4), 476-481, 2019-05-15

    ...とNSAIDsを投与するも腎障害を来し内服困難となった.その後も著明な隔壁形成を伴う心囊水が増加したため,初回手術後15日目に胸腔鏡下心膜開窓術を施行した.再手術後よりステロイド投与も開始し,心囊水は減少,解熱を得て,白血球数とCRP値は正常化した.心膜切開後症候群は,心臓手術後の合併症として比較的よく知られるが,心膜切開を要する縦隔腫瘍手術後においても認識されるべき病態と考える....

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 参考文献11件

  • 骨髄移植後の輸血関連循環過負荷と肺胞出血

    安達 弘人, 土岐 典子, 日野 裕太郎, 妹尾 寧, 池川 俊太郎, 渡邉 大介, 稲本 恭子, 吉岡 康介, 名島 悠峰, 小林 武, 垣花 和彦, 原口 京子, 北原 康行, 奥山 美樹, 坂巻 壽, 大橋 一輝 臨床血液 60 (4), 296-301, 2019

    ...移植後6ヶ月に足背浮腫と少量の胸水・心嚢水を認め,屯用の利尿剤内服で改善していた。移植後8ヶ月に,貧血に対して赤血球輸血を行い,輸血80分後に肺胞出血を伴う急性呼吸不全となり気管内挿管後人工呼吸器管理となった。急激な肺うっ血像と左室収縮能低下を認めたためtransfusion associated circulatory overload(TACO)と診断された。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • 急性心膜炎が診断の契機となった全身性エリテマトーデスの1例

    吉田 賢大, 村井 亮介, 佐野 新, 多田 毅, 門田 一繁 心臓 50 (12), 1302-1307, 2018-12-15

    ...<p> 症例は64歳女性.来院1カ月前に感冒症状を自覚した.来院2週間前に発熱と吸気時胸痛に対して,近医にて解熱鎮痛薬の処方を受けたが,症状の消失は得られず,精査加療目的に当院を紹介受診した.経胸壁心臓超音波検査で心嚢水貯留を認め,急性心膜炎と診断した.入院後も解熱鎮痛薬とコルヒチンの投与を行うも,炎症反応の再上昇や吸気時胸痛の再増悪が認められた.入院2週間後に抗核抗体陽性,抗DNA抗体陽性,直接クームス...

    DOI 医中誌

  • 超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)により限局型アミロイドーシスが疑われた1例

    田原 正浩, 山﨑 啓, 安藤 裕之, 中垣 憲明, 今永 知俊, 矢寺 和博 気管支学 40 (6), 601-607, 2018-11-25

    ...</b>80歳代,男性.肺炎で入院した際に,胸部CT検査で右下葉の肺炎像に加えて,縦隔リンパ節の腫大と少量の心囊水貯留を認めた.抗菌薬治療後に気管分岐下リンパ節に対してEBUS-TBNAを行った.リンパ節の病理組織標本のhematoxylin-eosin染色では好酸性無構造沈着物を認め,同構造物はCongo red染色陽性で,偏光顕微鏡下で緑色の偏光を呈するアミロイドの沈着を認めた.他臓器にはアミロイドーシス...

    DOI 医中誌

  • オンコロジーエマージェンシー

    高橋 俊二 肺癌 58 (Supplement), 914-919, 2018-11-05

    ...</p><p>1)oncology emergencyの病態を正しく理解する.機序として,代謝障害(高カルシウム血症,腫瘍崩壊症候群,低ナトリウム血症など),構造的障害(頭蓋内圧亢進,脊髄圧迫,心嚢水貯留,上大静脈症候群など),治療に伴う障害(血管新生阻害剤による出血,免疫関連有害事象など)が挙げられる....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献9件

  • 低侵襲僧帽弁手術後の収縮性心膜炎に対し心膜切除術が奏功した1例

    尾関 貴啓, 伊藤 敏明, 前川 厚生, 澤木 完成, 所 正佳, 柳澤 淳次, 折居 衛, 雑賀 俊行 日本心臓血管外科学会雑誌 47 (5), 239-242, 2018-09-15

    ...<p>症例は68歳,男性.僧帽弁狭窄症,三尖弁閉鎖不全症,心房細動に対し僧帽弁置換術,三尖弁形成術,MAZE手術を内視鏡下右小開胸で施行した.特記すべき合併症なく第7病日に退院となったが,退院後約2カ月が経過した頃より心嚢水貯留と右心不全症状を認め,利尿剤やステロイドなど内服加療を行ったがコントロール困難で入院を繰り返した.CT検査や心臓超音波検査では特異的な所見は認めなかったが,心臓カテーテル検査...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 胸水および心嚢水のセルブロックにてEGFR遺伝子T790M変異検索を行なった症例の検討

    鈴木 悠斗, 中尾 心人, 村松 秀樹, 荒川 総介, 酒井 祐輔, 藤田 浩平, 成田 淳, 服部 晋也, 佐藤 英文 日本農村医学会雑誌 67 (4), 485-, 2018

    ...T790M変異検出は組織検体での評価が基本とされ,胸水や心嚢水が採取可能な場合はセルブロックでの検討が考慮されるが臨床的検討は十分でない。当院にて第1~2世代のEGFR-TKIs使用後に増悪し,胸水または心嚢水細胞診陽性となり,セルブロックでT790M変異検査を行なった症例について臨床的特徴を検討することとした。...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • 経カテーテル大動脈弁留置術時のワイヤーによる左室穿孔の1例

    由利 康一 日本臨床外科学会雑誌 79 (10), 2027-2031, 2018

    ...低侵襲治療である.しかし,時には致命的合併症に遭遇する手技である.症例は88歳の女性.重症大動脈弁狭窄症の診断にて,当院を紹介受診した.高齢・脆弱のためハートチームでの検討の結果,TAVIを行う方針とした.手術は全身麻酔下に行い,右大腿動脈経由で左室内へStiffワイヤーを留置.バルーン大動脈弁形成(balloon aortic valvoplasty:BAV)に引き続き弁を留置した.弁留置直後に大量の心嚢水...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • <b>抗結核薬が有効であった effusive constrictive pericarditisの1</b><b>例 </b>

    吉田 雅博, 水野 智章, 余語 美奈, 鶴見 尚樹, 加藤 寛之, 岡田 卓也, 村上 央, 加田 賢治, 坪井 直哉 心臓 49 (12), 1249-1254, 2017-12-15

    ...</p><p> Effusive constrictive pericarditisは臓側心外膜の硬化と心囊水貯留をきたす疾患で,急性心膜炎を起こす原因疾患すべてが原因となりうる.結核性であっても心囊水の結核菌塗沫,PCR,培養の陽性率は低い.抗結核薬治療の効果判定に右心カテーテル検査が有用であった.</p>...

    DOI 医中誌

  • 心タンポナーデにて発症した冠動脈瘻に伴う動脈瘤破裂に対しコイル塞栓術を行った1例

    毛涯 秀一, 赤沼 博, 上島 彩子, 羽生 壮史郎, 片桐 有一, 山本 一也 心臓 49 (6), 575-580, 2017-06-15

    ...<p> 症例は74歳女性.X年1月下旬突然眼前暗黒感,嘔気を自覚.気分不良が持続したため近医を受診.CT上心嚢水貯留を認めたことから当科紹介.心臓超音波検査上壁運動異常などはなかったが,著明な心嚢水貯留による心タンポナーデの状態であり,緊急心嚢ドレナージを施行.血性心嚢水が排泄され循環動態は安定した.造影CT検査では,左冠動脈近傍に壁の石灰化を伴う最大径27 mmの腫瘤があり,左前下行枝近位部から肺動脈本幹...

    DOI 医中誌

  • 合併する心筋障害に抗結核薬およびステロイドの投与が奏功した結核性心膜炎の1例

    中川 大嗣, 山本 昌良, 丸田 俊介, 石津 智子, 瀬尾 由広, 青沼 和隆 心臓 49 (2), 146-152, 2017

    ...<p> 結核性心膜炎に心筋障害を合併した症例を経験した.症例は72歳男性で両側下腿浮腫および労作時呼吸困難を主訴に近医を受診し,うっ血性心不全と診断され利尿薬などの加療が開始された.しかし,治療は奏功せず利尿薬抵抗性の心不全の診断で当院に紹介となった.心エコーで多量の心嚢水,著明な心膜肥厚,左室機能不全(左室駆出率35%)を認めた.約500 mLの心嚢水をドレナージしたところ心嚢腔圧は正常化したものの...

    DOI

  • 縦隔リンパ節郭清術後の乳糜心膜症により心タンポナーデを発症した1例

    北沢 伸祐, 中岡 浩二郎, 小林 尚寛, 菊池 慎二, 後藤 行延, 佐藤 幸夫 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (2), 181-186, 2017

    ...する病態を指すが,その報告の多くは心臓手術後の合併症であり,非心臓手術後の乳糜心膜症の報告は少ない.今回,縦隔リンパ節郭清術後に心タンポナーデを伴う乳糜心膜症を発症した1例を報告する.症例は67歳,男性.左下葉肺癌術後,右気管傍リンパ節単独再発に対して胸腔鏡下右上縦隔リンパ節郭清術を施行した.術翌日より乳糜胸を発症し,胸膜癒着術により改善した.術後第12病日に急性に血圧低下を認め,心臓超音波検査で心囊水貯留...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献12件

  • 急速に進行した胸壁原発類上皮血管内皮腫の1例

    大内 政嗣, 井上 修平, 尾崎 良智, 上田 桂子 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (4), 470-476, 2017

    ...約5 cm大の腫瘤と左肺下葉に径約2 cmの腫瘤影を認めた.左肺腫瘤に対する経気管支肺生検で確定診断は得られず,疼痛も高度であったため,右胸壁腫瘍切除・再建術と胸腔鏡下左肺下葉部分切除術を一期的に施行した.術中所見で両肺胸膜下に多数の結節を認め,これらも可及的に切除した.病理組織学的所見から胸壁原発類上皮血管内皮腫,両肺転移と診断した.術後放射線治療,化学療法を行ったが,骨転移,肝転移や悪性胸水・心囊水...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献24件

  • P1-8 Jaccoud関節症や両側アキレス腱断裂を起こし,経過中に僧帽弁狭窄・閉鎖不全症による急性心不全を来したSLEの1例

    鈴木 翔太郎, 都築 清歌, 服部 周平, 四茂野 恵奈, 永幡 研, 平原 理紗, 竹之内 盛志, 横地 律子, 萩野 昇 日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 299d-299d, 2017

    ...<p>  57歳女性.2011年1月,多関節炎,汎血球減,抗ds-DNA抗体陽性,低補体血症,心嚢水貯留から全身性エリテマトーデス(SLE)の診断に至った.同年3月,1度の僧帽弁逆流および狭窄を新たに指摘された.同年5月,自宅で転倒した際に両側アキレス腱断裂を発症し,保存的治療が行われた.その後も関節痛や腱付着部痛は残存し,手指伸展時に手指PIP関節過伸展・DIP関節過屈曲が目立つようになり,Jaccoud...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • EBUS-TBNA施行後の脳梗塞に対し遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン活性化因子による血栓溶解療法を施行した1例

    藤原 大樹, 中島 崇裕, 稲毛 輝長, 海寳 大輔, 椎名 裕樹, 佐田 諭己, 豊田 行英, 畑 敦, 田中 教久, 和田 啓伸, 鈴木 秀海, 岩田 剛和, 吉田 成利, 吉野 一郎 気管支学 39 (1), 53-57, 2017

    ...</b>77歳男性.左肺癌に対し左肺上葉切除後1年で,呼吸困難を主訴に入院となった.胸部CT上心囊水の貯留,#7リンパ節の腫大を認めた.悪性心囊水は認めなかった.#7リンパ節に対しEBUS-TBNAを施行し,炎症による反応性リンパ節腫大と診断した.EBUS施行後,病棟での経過観察中(EBUS施行後8時間)に左片麻痺が出現し,脳梗塞が疑われた.脳MRIを施行し,急性期脳梗塞に矛盾しない所見を認め,ICU...

    DOI

  • 多彩な合併症と播種再発を繰り返した浸潤性胸腺腫の1例―23年間の治療記録―

    高田 昌彦, 森永 友紀子, 宮本 良文 日本呼吸器外科学会雑誌 31 (5), 667-674, 2017

    ...<p>症例は68歳男性.1993年生検で胸腺腫と診断され,化学放射線療法後に手術を行ったが,肺動脈浸潤のため腫瘍の可及的切除に終わった.1996年重症筋無力症を発症し,プレドニンにて良好に経過した.同時期に確認された左胸膜播種は徐々に増大したので,2002年肉眼的全摘出術を行った.2007年には多量の血性心囊水をきたし,その細胞診で胸腺腫細胞を認めた....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献9件

  • 沖縄本島でみられた山羊における<i>Mycoplasma ovipneumoniae</i>感染症の1例

    中尾 聡子, 仲村 真理, 荒木 美穂, 杉山 明子 日本獣医師会雑誌 70 (5), 303-307, 2017

    ...<p>沖縄本島で山羊12頭を飼養する肉用繁殖山羊農場において,発咳と起立困難を主徴とする1頭の山羊の病性鑑定を行った.剖検では,肺の肝変化と腫大,心囊水貯留及び腸間膜リンパ節の出血と腫大がみられた.組織学的には,肺の気管支周囲のリンパ濾胞過形成,気管支粘膜過形成を伴う化膿性気管支肺炎及び間質性肺炎が認められた.細菌学的には,肺から<i>Mycoplasma ovipneumoniae</i>と<i>...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献4件

  • 特発性上行大動脈破裂の1手術例

    加藤 寛城, 上田 秀保, 野 宏成, 西田 洋児, 鷹合 真太郎, 山本 宜孝, 新谷 佳子, 飯野 賢治, 木村 圭一, 竹村 博文 日本心臓血管外科学会雑誌 45 (6), 281-283, 2016

    ...<p>症例は62歳,女性.突然の胸痛と呼吸苦を主訴に救急搬送され,造影CTにて心嚢水貯留を伴う早期血栓閉鎖型急性大動脈解離と診断した.若年で,血性心嚢水貯留も認めるため緊急手術の適応と判断した.術中,上行大動脈に約1cmの亀裂を認め,大動脈壁の解離は認めず,外膜血腫を認めたため,特発性大動脈破裂と診断した.手術は上行大動脈置換術を施行した.術後経過は良好で術後18日目に自宅退院となった.術前診断に難渋...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか2件 参考文献2件

  • 胎児水腫の予後因子に関する後方視的検討

    中山 淳 周産期学シンポジウム抄録集 34 (0), 45-47, 2016

    ...<p> 背景</p><p> 胎児水腫(hydrops fetalis: HF)は,胎児の血管外,体腔内に過剰に水分貯留した状態で,5mm以上の皮下浮腫,心嚢水,胸水,腹水の2つ以上を有するものと定義され,胎盤浮腫や羊水過多の合併も知られている。...

    DOI

  • 特発性大動脈基部破裂の1例

    原 真範, 今水流 智浩, 松山 重文, 尾澤 直美, 内山 雅照, 池田 司, 下川 智樹 日本心臓血管外科学会雑誌 44 (3), 155-158, 2015

    ...症例は74歳男性,胸痛を主訴にショック状態で救急搬送された.心エコーで中等量の心嚢水を認め,造影CTで上行大動脈の壁肥厚と径拡大があり,解離は明らかではなかった.心嚢水はCT値から血性と考えられることより,Stanford A型急性大動脈解離,偽腔閉塞型を強く疑い,ただちに緊急手術を施行した.外観上,大動脈基部から上行大動脈にかけて外膜血腫を認め,大動脈切開部から内腔を観察すると右冠尖と左冠尖の交連部直上...

    DOI 医中誌 参考文献3件

  • 心嚢水貯留と房室ブロックを伴った心臓および乳腺のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫

    富川 武樹, 多林 孝之, 得平 道英, 渡部 玲子, 佐川 森彦, 根本 朋恵, 木村 勇太, 高橋 康之, 森 茂久, 東 守洋, 田丸 淳一, 木崎 昌弘 臨床血液 56 (1), 9-15, 2015

    ...今回,我々は心嚢水貯留と房室ブロックにて発症したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の1症例を経験した。患者は35歳女性。呼吸苦と胸痛,左乳腺の硬い腫瘤を主訴に受診した。心電図検査ではI度房室ブロックを示し,心臓超音波検査では右心房と心房中隔に腫瘤影を認め,多量の心嚢水貯留を認めた。左乳腺腫瘤に対し針生検を施行し,CD5陽性DLBCL, non-GCBと診断した。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件

  • SLE関連心膜心筋炎の2症例

    福岡 秀介, 山本 重忠, 宮村 有紀子, 泉 大介, 坂井 正孝, 幸治 隆文, 松岡 宏治, 宮原 眞敏 心臓 46 (1), 79-87, 2014

    ...労作時呼吸苦で受診され, 心エコー検査で左室壁運動のび漫性低下, 中~高度の心嚢水貯留を認めた. 心筋生検で心筋炎に特徴的な所見は認められなかったが, 臨床経過や心臓MRI検査からSLE関連心膜心筋炎と診断した. ステロイド内服治療を開始したところ, 次第に心不全症状と心嚢水・心機能の改善が得られた. 5 カ月後の心エコー検査では, 左室壁運動は正常化していた....

    DOI 医中誌

  • PPS (post-pericardiotomy syndrome) に伴う難治性胸水, 心嚢水に対しコルヒチン投与が有効であった1例

    臼井 英祐, 宮本 貴庸, 川初 寛道, 宮崎 亮一, 山口 徹雄, 原 信博, 小西 裕二, 田尾 進, 柳下 敦彦, 梅本 朋幸, 鈴木 篤, 山内 康照, 尾林 徹 心臓 46 (12), 1577-1583, 2014

    ...術後6カ月目より開始した非ステロイド性抗炎症薬は一時的に有効であったが, 術後8カ月目から胸水の再貯留と心嚢水貯留を認めた. β遮断薬, アンジオテンシン変換酵素阻害薬, フォスフォジエステラーゼⅢ阻害薬による内科的薬物治療を強化するも胸水管理は困難であった. 初日のみコルヒチン1.0mg/日を投与し, 翌日よりコルヒチン0.5mg/日の投与を継続したところ, 胸水・心嚢水は著明に減少した....

    DOI 医中誌 被引用文献1件

  • ペメトレキセドを含むプラチナ併用化学療法により長期生存が得られた原発性心膜悪性中皮腫の1例

    田中, 知宏, 才田, 優, 庄子, 聡, 野嵜, 幸一郎, 五十嵐, 夏恵, 佐藤, 昂, 岡島, 正明, 三浦, 理, 田中, 純太, 青木, 信将, 小屋, 俊之, 各務, 博, 成田, 一衛, 渡部, 聡, 吉澤, 弘久, 篠原, 博彦, 土田, 正則, 清水, 崇 新潟医学会雑誌 127 (12), 689-696, 2013-12

    ...心嚢水セルブロック法による組織学的診断で上皮型原発性心膜悪性中皮腫と診断された. ペメトレキセドとプラチナ併用化学療法を計4コース施行し, stable diseaseが得られた. 2013年5月現在, 抗癌剤の最終投与日から約18か月間が経過し無増悪生存中である. 原発性心膜悪性中皮腫は稀であり, 標準治療は確立されていない....

    機関リポジトリ HANDLE Web Site ほか1件

  • Coral reef aortaに対して非解剖学的バイパス術を選択した2症例

    田邉 佐和香, 腰地 孝昭, 山田 就久, 高森 督, 川村 祐子 日本血管外科学会雑誌 22 (1), 49-52, 2013

    ...要  旨:症例1は73歳女性.呼吸困難と乏尿を主訴とし,胸腹部造影CTでは両側胸水と心嚢水,腹腔動脈レベルでの大動脈閉塞を認め,同部位に高度石灰化病変を認めた.非解剖学的バイパス術(右腋窩-右外腸骨動脈バイパス術)を施行し心不全,腎不全は劇的に改善したが,間歇性跛行が残存し二期的に左側のバイパス術を追加した.症例2は73歳女性.間歇性跛行を主訴とし,造影CTにて下腸間膜動脈直下で腹部大動脈が完全閉塞...

    DOI 医中誌

  • 縦隔および骨盤腔内に腫瘤を形成し胸水細胞診にて診断しえた myeloid sarcoma の 1 例

    松尾 梢恵, 熊坂 利夫, 中 昂一, 阿部 直也, 橋本 昭一, 藤原 睦憲, 武村 民子 日本臨床細胞学会雑誌 52 (5), 454-458, 2013

    ...今回われわれは, 非白血病患者の縦隔および骨盤腔内に腫瘤を形成し, 胸水・心嚢水の貯留が認められ, 胸水細胞診で診断しえた MS の 1 例を報告する.<br><b>症例</b> : 32 歳, 女性. 発熱, 咳, 胸痛を主訴に受診. 縦隔および骨盤腔内の腫瘤と左胸水・心嚢水貯留を認めた. 左胸水細胞診にて悪性リンパ腫 (ML) が疑われた....

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 頚部リンパ節腫脹で発症し原発巣の同定が困難であった印環細胞成分を有する原発不明癌の1剖検例

    梶原 浩太郎, 濱田 千鶴, 仙波 真由子, 濱口 直彦, 兼松 貴則, 水野 洋輔 肺癌 53 (3), 259-263, 2013

    ...胃高分化腺癌を認め,下部消化管内視鏡では悪性所見は認めなかった.当院紹介受診され,気管支鏡で悪性所見を認めず,原発不明癌としてカルボプラチン+ドセタキセルによる化学療法を開始したが,5サイクル施行したところで,肝転移,肺内転移,縦隔転移を認め中止.セカンドラインでS-1を開始したが腎機能悪化のため1サイクルで中止.癌性胸水で呼吸不全となり全経過は9ヶ月で死亡.剖検で肺結節は良性結節であり,肺間質,前縦隔,心嚢水...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献6件

  • 乳牛の血様液貯留を特徴とする特発性心囊水腫症例と心膜炎症例の臨床病理学的検査所見の比較

    猪熊 壽, 滄木 孝弘, 山川 和宏, 竹内 俊彦, 松本 高太郎, 石井 三都夫, 古林 与志安, 古岡 秀文 日本獣医師会雑誌 65 (6), 436-440, 2012

    ...病理学的に血様液貯留を特徴とする特発性心囊水腫と診断された乳牛8症例(血様心囊水貯留群)の臨床病理学的検査所見を回顧的に取りまとめ,心膜炎7症例(心膜炎群)の所見と比較した.血様心囊水貯留群では冷性浮腫を呈する症例が心膜炎群に比べて多かったが,その他の臨床症状には両群で差がなかった.心エコー検査では血様心囊水貯留群では,心膜炎でみられる心囊内の顕著なフィブリン析出はなかった.血液及び生化学検査では,...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか3件 参考文献11件

  • 縦隔リンパ節腫脹から気管内浸潤と心嚢水貯留をきたした肺クリプトコッカス症の1例

    沼田 岳士, 児玉 孝秀, 山田 英恵, 佐藤 信也, 小川 良子, 本間 晋介, 栗島 浩一, 坂本 透, 酒井 光昭, 佐藤 幸夫, 南 優子, 檜澤 伸之 気管支学 34 (5), 456-461, 2012

    ...状の粘膜下腫瘤病変,気管分岐部に白色調の粘膜下隆起病変が認められた.同部位の生検組織病理像と血清クリプトコッカス抗原陽性より肺クリプトコッカス症と診断した.フルコナゾール投与により症状と画像所見は改善した.結論.肺クリプトコッカス症ではまれに縦隔リンパ節腫脹から気管浸潤,心嚢水貯留をきたす症例もあり,肺癌や肺結核との鑑別に注意を要すると考えられた....

    DOI 医中誌 参考文献13件

  • 感染性胸部仮性大動脈瘤に対して血管内治療とドレナージを併用して治癒を得た1例

    徳井 俊也, 小暮 周平, 山本 直樹, 藤井 太郎, 渡邉 文亮, 湯浅 右人 日本血管外科学会雑誌 21 (4), 637-640, 2012

    ...症例は73歳女性.71歳時に直腸癌に対して骨盤内臓全摘および人工肛門・回腸導管造設術を施行されており,その後化学療法と放射線療法を受けていた.腎盂腎炎から敗血症となり,抗生剤治療にて炎症反応の改善傾向を認めていたが,胸水・心嚢水貯留が出現した.造影CTの結果から感染性胸部大動脈瘤破裂と診断し,自作ステントによる緊急ステントグラフト内挿術を行った.ステントグラフト内挿後9日目に動脈瘤周囲膿瘍に対して全身麻酔...

    DOI 医中誌

  • 自動釘打ち機により穿通性左室損傷を来たした1症例

    望月 慎吾, 津丸 真一, 山田 和紀, 望月 高明, 伴 敏彦 日本心臓血管外科学会雑誌 41 (5), 276-279, 2012

    ...穿通性の心損傷を来たした場合,心嚢水の貯留を認めたり,血行動態の不安定となる症例が多い.心臓に釘が4本穿通していたにもかかわらず,心嚢水の貯留が極少量で,血行動態の安定していた症例を経験したので報告する.症例は22歳,男性.釘うち機で受傷し,近医を受診した.胸部レントゲン写真およびCT検査で,5本の釘の穿通による心臓および肺の損傷を疑い,手術目的で当科紹介となった.CT検査では気胸を認めたが,心タンポナーデ...

    DOI 医中誌

  • <i>Streptococcus pluranimalium </i>が関与した牛流産

    葛城 粛仁, 二本木 俊英, 笠原 香澄, 武田 佳絵, 三竹 博道, 大崎 慎人 日本獣医師会雑誌 65 (8), 601-604, 2012

    ...福井県内の酪農家において,1頭のホルスタイン牛が胎齢158日齢で流産した.流産胎子は雄で,体長は40cm,体重は3.0kg であり,臍帯で胎盤と繋がっていた.剖検所見では,広範な膠様萎縮が胎子の皮下結合織と胎膜で認められた.また,血様の腹水,胸水及び心囊水の貯留が認められた.病理組織学的検査では,胎盤に多数の好中球とマクロファージの浸潤を伴う炎症反応が認められた.また,胎盤と肺を含む胎子の多臓器にグラム...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献21件

  • 経過観察中に全身性エリテマトーデスを発症した,肝細胞がん合併原発性胆汁性肝硬変の1例

    石黒 晴哉, 木村 貴純, 二上 敏樹, 吉澤 海, 安部 宏, 須藤 訓, 相澤 良夫, 酒田 昭彦, 田尻 久雄 肝臓 52 (10), 679-686, 2011

    ...症例は80歳,女性.2008年9月に肝障害で当科紹介となり,肝生検を含めた精査にて原発性胆汁性肝硬変(PBC)と診断した.その後,経過観察中の2009年9月まで徐々に汎血球減少が進行し,心嚢水貯留が出現した.抗核抗体が高値で,2本鎖抗DNA抗体が陽性であり,米国リウマチ学会の全身性エリテマトーデス(SLE)診断基準の11項目中4項目に合致し,SLEと診断した.さらに,2009年10月の腹部CTで肝S2...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献50件

  • 診断に苦慮した高齢発症ループスによる漿膜炎の1例

    河合 秀樹, 大野 淳, 岩下 由佳, 横井 朋子, 中尾 彰宏, 山本 順一郎, 前田 伸治, 坂野 章吾, 尾崎 行男 心臓 42 (9), 1212-1218, 2010

    ...各種検査結果と臨床経過より, 稀な疾患ではあるが高齢発症ループスの可能性が高いと考え, ステロイド投与を開始したところ, 徐々に症状改善し, 心嚢水, 胸水とも減少を認めた. 各種精査を行っても原因のはっきりしない漿膜炎にたびたび遭遇するが, その中に本疾患が潜在している可能性があると考えられる....

    DOI 医中誌

  • 心タンポナーデをきたしたリウマチ性心外膜炎の一例

    三冨 博文, 中野 弘雅, 勝山 直興, 伊東 宏, 小川 仁史, 柴田 朋彦, 山田 秀裕, 尾崎 承一, 米山 喜平 臨床リウマチ 22 (2), 208-213, 2010

    ...   症例は74歳女性.平成10年に関節リウマチと診断し,当科で入退院を繰り返していた.平成20年4月上旬より労作時呼吸困難が出現.その後,呼吸困難は徐々に増悪し,4月25日に即日入院.入院時,頻脈,頻呼吸あり.胸部Xpと心臓超音波検査より心タンポナーデと診断し心囊穿刺を施行.心囊水の検査結果よりタンポナーデの原因をリウマチ性心外膜炎と診断し,メチルプレドニゾロン40mg/日を開始.その後,心タンポナーデ...

    DOI 医中誌

  • 難治性再建胃管潰瘍から右心房穿孔を起こした1例

    松尾 崇史, 菅 健敬, 大塚 康義, 宇城 敦司, 嶋岡 英輝, 日野 秀樹, 山上 啓子 日本救急医学会雑誌 21 (3), 131-136, 2010

    ...入院当初は肺炎として加療していたが,画像上で心嚢水が貯留,発熱と炎症反応高値が続き,精査中に突然のショックとなり,ICUに入室となった。入室後は抗菌薬,昇圧薬と輸血で一時ショックから離脱できたが,最終的に出血性ショックで永眠された。病理解剖で胃管潰瘍からの右心房穿孔が判明した。...

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献26件

  • 化膿性心膜炎より急速に収縮性心膜炎をきたした1例

    村岡 新, 恵木 康壮, 針谷 明房, 高澤 賢次, 三澤 吉雄 日本臨床外科学会雑誌 71 (8), 1976-1979, 2010

    ...症例は69歳,男性.発熱,胸痛を主訴に来院.胸部単純X線で肺炎と診断され緊急入院.喀痰,血液培養からStreptococcus pneumoniaeが検出された.入院時心臓超音波検査で少量の心嚢水を認めていたが,2日後に心嚢水が増加しており,心嚢ドレナージを行った.心嚢水は膿性で感染を疑われたが培養は陰性であった.入院8日目ごろより右心不全症状出現.心臓超音波検査で収縮性心膜炎と診断され,利尿剤の増量行...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献14件

  • 原発不明肺門縦隔リンパ節癌加療後に新たに出現したと考えられた肺癌の1切除例

    西川 敏雄, 二宮 卓之, 藤原 俊哉, 片岡 和彦, 松浦 求樹 日本臨床外科学会雑誌 71 (8), 2000-2004, 2010

    ...症例は66歳,男性.2002年11月呼吸困難,動悸にて近医を受診,精査にて胸水および心嚢水を指摘された.画像上右肺門部に腫瘤影と縦隔,頸部,鎖骨上リンパ節の腫大を認め,右肺尖部には炎症後と考えられる結節影を認めた.他臓器には異常を認めなかった.胸水および心嚢水の細胞診にて腺癌との診断であり,stageIIIBの肺癌と診断した.CBDCA+paclitaxelによる化学療法を4コース施行し,PRとなったため...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献13件

  • 連日透析後1回の心嚢穿刺で劇的な軽快を得た,尿毒症性心外膜炎による心タンポナーデの1例

    山下 祐佳里, 佐内 透, 池田 裕次, 中村 晃子, 力武 修一, 大塚 伸, 高島 毅, 岸 知哉, 宮園 素明, 中村 郁子, 琴岡 憲彦, 野出 孝一 日本透析医学会雑誌 42 (10), 791-796, 2009

    ...症例は67歳,女性.IgA腎症による慢性腎不全で,全身浮腫を認めたため透析に導入.透析は特に問題なく施行できたが,著明な心拡大を認め,心エコーにて左室駆出率の低下(24%)と中等量の心嚢水貯留と右房のcollapse所見を認め,心タンポナーデの状態と診断.原因疾患の検索では特に異常所見は得られず,まずは連日透析と徹底した16 kgに及ぶ除水を行った.しかし,心拡大や心エコー所見は軽度の改善に止まったため...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • 急速に収縮性心膜炎を呈し,感染急性期に心膜剥皮術を要した化膿性心膜炎の1例

    斎藤 雄平, 添田 健, 瀬戸崎 修司, 原田 寿夫, 三村 麻郎 日本心臓血管外科学会雑誌 38 (2), 106-109, 2009

    ...収縮性心膜炎は通常,慢性的な経過をたどることが多いとされる.心嚢水貯留に対するドレナージから化膿性心膜炎となったのを契機に,急速に収縮性心膜炎を呈した症例に対して,感染活動期に心膜剥皮術を行い,1期的に治癒せしめることができたので報告する.症例は82歳,男性.心嚢水の精査目的で心嚢ドレーンが留置されたが,その7日後に膿性の排液を認めた.細菌培養でメチシリン感受性黄色ブドウ球菌が検出され,抗生剤が投与...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献4件

  • 同日に急性大動脈解離を発症したMarfan症候群の母娘例の経験

    中村 裕昌, 中島 博之, 長澤 淳, 清水 篤 日本心臓血管外科学会雑誌 38 (2), 151-155, 2009

    ...症例1(母)は48歳女性.Marfan症候群および胸部大動脈拡張でフォローされていた.胸部痛を主訴に搬送され,造影CTで急性大動脈解離(Stanford A型)と診断した.大動脈弁閉鎖不全症および心嚢水の貯留も認め,緊急でBentall手術を施行した.症例2(娘)は妊娠39週の26歳女性で,Marfan症候群の診断基準は満たしていなかった.母親が大動脈解離発症で救急を受診した際に背部痛が出現した.胎児...

    DOI 医中誌 被引用文献1件 参考文献2件

  • 癌性心膜炎で心タンポナーデを来した直腸癌の1例

    榊原 巧, 丹羽 信之介, 日比野 壮貴, 大島 健司, 伊藤 昭宏, 榊原 聰 日本消化器外科学会雑誌 42 (3), 299-304, 2009

    ...を行った.同年10月,大量の心嚢水の再貯留あり,再度心嚢ドレナージを行った.Adriamycin30 mg,OK-432 10KEを心嚢内に注入した.その後,4か月経過した現在,心嚢水貯留の再発なく日常生活に復帰している.癌性心膜炎に対し,チューブドレナージ法と心嚢内へのadriamycin,OK-432注入療法を行い優れた効果を得た.進行直腸癌においては,全身化学療法により効果的な延命が期待できるゆえ...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献32件

  • Weekly Docetaxelにて長期寛解している頭部血管肉腫の2例

    渡辺 正一, 加藤 裕史, 伊藤 えりか, 山口 裕史, 森田 明理 Skin Cancer 24 (1), 62-66, 2009

    ...症例1は経過中に少量の心嚢水・胸水の貯留を認め,CRが得られていたことからDocetaxelを中止したが現在まで再発はない。症例2は下腿浮腫がみられたが,減量を行い隔週投与によりPRを維持している。Docetaxelは高齢者の頭部血管肉腫に対する治療として副作用が少なく有効な治療のひとつと考えられた。...

    DOI 医中誌 参考文献14件

  • 癌性心膜炎による心タンポナーデで発症した原発不明扁平上皮癌の1例

    永廣 格 肺癌 49 (6), 885-889, 2009

    ...し,心嚢液貯留を指摘され当院へ紹介された.心タンポナーデと診断しドレナージがおこなわれた.心嚢液は血性であり細胞診でClass V,扁平上皮癌と診断された.全身検索をおこなうも原発巣を同定できず,FDG-PETにて右背側胸膜付近に強い集積を認めるのみであった.PETを撮影後に胸部CTを読影しなおすも明確な病変を指摘できなかった.シスプラチン·ビノレルビンによる化学療法を4コースおこなった.その後は心嚢水...

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献8件

  • 片側性胸水を伴う血様心囊水貯留の乳牛の1症例

    山川 和宏, 杉﨑 義一, 吉林 台, 古林 与志安, 古岡 秀文, 佐々木 直樹, 石井 三都夫, 猪熊 壽 日本獣医師会雑誌 62 (1), 49-51, 2009

    ...2歳5カ月齢ホルスタイン雌乳牛が胸垂冷性浮腫,頸静脈拍動を呈し,心音聴取困難および心電図各波低電位所見から拡張型心筋症が疑われた.右胸腔には赤色変性性漏出液が多量に貯留しており,また超音波検査により心囊水貯留を認めた.病理解剖の結果,心囊は直径60cm大に腫大して血様心囊水の貯留を認めたが,炎症あるいは腫瘍は認められず,血様心囊水貯留の原因については不明であった.ただし右肩部に壊死巣を認めたことから...

    DOI 機関リポジトリ 日本農学文献記事索引 ほか3件 被引用文献1件 参考文献13件

  • 心膜悪性中皮腫の猫の1例

    白永, 伸行, 本山, 祥子, 石川, 浩三, 小見山, 剛英, 白永, 純子 山口獣医学雑誌 = The Yamaguchi journal of veterinary medicine (35) 27-32, 2008-12

    ...死亡時には上腹部に腫瘤を認め、細胞診では心嚢水、胸水同様に異型な中皮細胞を認め、腹腔内転移が示唆された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 心嚢水貯留をきたした前立腺癌の1例

    八木橋, 祐亮, 沖波, 武, 福澤, 重樹, 久力, 権 泌尿器科紀要 54 (5), 369-372, 2008-05

    ...胸部X線では著明な心拡大が認められ, 胸腹部CTでは心嚢水貯留を認めた。また, 心嚢水細胞診では腺癌または中皮腫疑いの所見であったが, 腹部超音波ならびに胸部CT, 消化管内視鏡, ガリウムシンチ, 骨髄生検, 直腸診では異常所見は認められなかった。一方, 検尿所見は正常, 尿細胞診は陰性, 血清PSAは3.8ng/mlであり, 原発巣は不明であった。...

    HANDLE Web Site 医中誌

  • HEART's Original [症例] 洞不全症候群を呈した続発性アミロイドーシスの1例

    若林 靖史, 山崎 恭平, 布施谷 仁志, 堀込 実岐 心臓 40 (12), 1127-1131, 2008

    ...を指摘され,73歳より発作性心房細動を繰り返している.また,数回の心不全による入院歴を有している.80歳時に全身倦怠感,めまいを主訴に受診,徐脈を指摘され入院となった.入院時脈拍32/分で整,胸部X線でCTRが64%だった.心電図は規則正しい徐脈で肢誘導低電位とpoor R waveprogressionを認めた.心臓超音波上は著明な左室肥大とgranular sparkling pattern,心嚢水貯留...

    DOI 医中誌

  • 細菌性心筋炎を伴った僧帽弁狭窄症の猫の1例

    松鵜, 彩, 神田, 鉄平, 杉山, 晶彦, 村瀬, 敏之, 日笠, 喜朗 The journal of veterinary medical science 69 (11), 1171-1174, 2007-11

    ...超音波検査にて心嚢水の貯留、左房の著しい拡大が認められ、さらに僧帽弁肥厚、弁口部の開放が不十分であることが認められた。輸液、フロセミド、ウロキナーゼおよび抗菌剤による治療を開始したが、呼吸不全は改善せず、第10病日に死亡した。...

    日本農学文献記事索引

  • 食道癌に対する加速過分割照射の治療成績

    村上 祐司, 和田崎 晃一, 幸 慎太郎, 木村 智樹, 松浦 寛司, 権丈 雅浩, 兼安 祐子, 赤木 由紀夫, 伊藤 勝陽 日本放射線腫瘍学会誌 19 (4), 259-262, 2007

    ...【結果】 5 年全生存率,原病生存率は,おのおの35%,53%であった.17例中14例にCRが得られ,CR14例中 7 例に再発を認めた.再発部位は,2 例が食道初発部位で,4 例が領域リンパ節,1 例が領域リンパ節と遠隔転移の同時再発であった.急性期有害事象(G3以上)は,食道炎を 2 例に認めた.晩期有害事象は,心嚢水を 1 例,肺臓炎を 1 例に認めた....

    DOI 医中誌 参考文献8件

  • 感染性大動脈瘤の治療方針と成績

    軽部 義久, 井元 清隆, 鈴木 伸一, 内田 敬二, 伊達 康一郎, 郷田 素彦, 初音 俊樹, 南 智行, 橋山 直樹, 坂本 哲 日本血管外科学会雑誌 16 (5), 645-651, 2007

    ...細菌培養では術前血液から 1 例にKlebsiella pneumoniaを, 術前心嚢水から 1 例にStaphylococcus aureusを, 術中検体からStaphylococcus aureus, Staphylococcus capitisを 1 例ずつ, 術後血液から 1 例にSalmonellaを検出した. 前述の術後診断 1 例を除き術前より抗生剤投与を開始した....

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献16件

  • インスリン治療にて急性心不全を発症した糖尿病の1例

    阿部 崇, 太田 茂, 内田 健三 糖尿病 50 (12), 873-876, 2007

    ...>cが14.6%から8.7%に改善した時期に下腿と足背の著明な浮腫と労作時の息切れを訴え来院した.体重は48 kgと初診時に比し12 kg増加していた.初診時43%であった心胸郭比が66%と増大し,両側胸水を認めた.心電図に著変なく,BNPは477 pg/m<i>l</i>と著明な高値を示し,ドップラー心エコーで左室駆出率(以下EFと略す)26%と著明な収縮機能低下と拘束型の拡張機能障害を認めた.心嚢水...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • HEART's Original [症例] 結核性心膜炎として治療されていた悪性心膜中皮腫の1例

    伊藤 豊, 進士 和也, 為西 顕則, 岡本 浩, 大橋 大器 心臓 38 (5), 481-485, 2006

    ...<BR>症例は74歳,女性.2004年9月より咳漱が出現し,胸部X線にて両側胸水を認めたため入院.心エコーにて心嚢液貯留を認めた.心嚢水の細胞診はclass IIで,抗酸菌は検出されなかったが,ADAが高値を示したため,結核性心膜炎と診断.抗結核薬の投与を開始したが効果を認めず,収縮性心膜炎の傾向が顕性化して内科的に心不全のコントロールができないため,心膜切除術を行った....

    DOI

  • 術前診断が困難であった高齢者の特発性上行大動脈破裂の1例

    谷津 尚吾, 今中 和人, 加藤 雅明, 荻原 正規, 西村 元延, 朝野 晴彦, 横手 祐二, 許 俊鋭, 清水 禎彦 日本外科系連合学会誌 30 (4), 612-615, 2005

    ...しかし胸背部痛が持続し, 心嚢水が血性である可能性も否定できず, 試験開胸を行った。上行大動脈の外膜下血腫と後壁の内膜欠損を認めたが偽腔は形成されておらず, 上行大動脈人工血管置換術を施行した。切除標本では, 全層性の壁断裂を認めたが, 動脈硬化・中膜変性とも軽微で, 特発性上行大動脈破裂と診断された。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 活動期結核性収縮性心膜炎の1手術例

    横手 淳, 玉木 修治, 横山 幸房, 六鹿 雅登, 中島 正彌 日本心臓血管外科学会雑誌 34 (4), 276-278, 2005

    A 60-year-old man with constrictive tuberculous pericarditis rapidly progressing after his hospitalization underwent partial pericardiectomy, anterior to the bilateral phrenic nerves through a …

    DOI 医中誌 参考文献9件

  • HEART's Original [症例] 解離性大動脈瘤を合併した慢性関節リウマチの1例

    野崎 みほ, 小平 真理, 新田 宗也, 杉下 靖之, 笠尾 昌史, 白井 徹郎 心臓 37 (7), 595-600, 2005

    ...症例は85歳,女性.2002年11月より発熱,多関節痛が出現し,翌年1月より労作時呼吸苦,両下腿浮腫も認めたため精査加療を目的として当科入院.身体所見では,両肺野のcoarse crackle,微弱な心音および浮腫を認めた.血液検査所見では炎症所見および高rheumatoid factor(RF)値,胸部X線写真では心拡大および両側胸水,心エコーでは中等度の心嚢水,上行大動脈の軽度拡大,中等度の大動脈弁閉鎖不全症...

    DOI 医中誌

  • 癌性心膜炎に対する剣状突起下心膜開窓術

    宮内 善広, 橋本 良一, 有泉憲史 山梨肺癌研究会会誌 = 山梨肺癌研究会会誌 18 (1), 27-31, 2005

    ...これに対し1996年以後当科では、剣状突起下アプローチによる心膜部分切除を行い、心嚢水水の減量・在院期間の短縮を得ている。現在までに本法を6症例(肺癌:3例、その他:8例)に施行した。1例は効果が不充分で術後心タンボナーデが再発・死亡時まで再穿刺を繰り返したが、4例は死亡時まで心タンボナーデ再発を認めなかった。...

    DOI 機関リポジトリ 医中誌 被引用文献1件

  • 第17回 心臓性急死研究会 病理解剖にて劇症型心筋炎と診断された院外心肺停止の1例

    外山 英志, 田原 良雄, 豊田 洋, 小菅 宇之, 荒田 慎寿, 松崎 昇一, 天野 静, 下山 哲, 中村 京太, 岩下 眞之, 森脇 義弘, 鈴木 範行, 杉山 貢, 五味 淳, 野沢 昭典, 木村 一雄 心臓 37 (Supplement3), 27-30, 2005

    ...症例は64歳の男性,狭心症の既往はなし.冠危険因子は高脂血症と家族歴があった.2週間前から発熱,咳嗽などの感冒様症状が出現し内服薬を処方されていたが改善しなかった.突然の呼吸困難にて発症し救急隊を要請したが,現場到着時には心静止であった.当院搬送後,心肺蘇生処置を継続したが効果なく死亡確認となった.病理解剖を行ったところ,肉眼的には,漿液性の心嚢水が貯留,両心室腔・右房の拡張,左室壁の肥厚を認めた....

    DOI 医中誌

  • HEART's Original [症例] 診断に難渋した結核性心膜炎の1例

    石川 雅透, 今中 和人, 西村 元延, 荻原 正規, 加藤 雅明, 朝野 晴彦, 横手 祐二, 許 俊鋭, 山田 裕一, 河本 修身, 西村 重敬 心臓 37 (1), 53-57, 2005

    ...症例は60歳の男性.特記すべき既往なし.労作時息切れを主訴に近医を受診.心嚢水貯留を指摘され利尿剤などの内服にても,心嚢水の減少傾向なく,当院心臓内科を受診.外来にてアスピリンの内服を追加するも心嚢水はむしろ増大傾向となり,また息切れも増悪したため,入院となった.諸検査にて原因の特定に至らなかったが,心嚢穿刺・排液にて自覚症状の改善は得られたので一旦退院した....

    DOI

  • 気管支鏡における教訓的事例(教訓的事例)

    気管支鏡安全対策委員会 気管支学 26 (7), 671-, 2004

    ...事例11 気管支鏡下生検で気管支腔内リンパ漏を発症した1例 41歳女性.前縦隔から後縦隔に至る縦隔海綿状リンパ管腫に乳び心嚢水貯留を合併した症例である.胸部圧迫感ならびに心タンポナーデ解除目的で,胸骨正中切開下前縦隔部腫瘍の可及的切除と心嚢開窓術を行った.術後は圧迫感が解除され,心嚢水の再貯留も無かった.術後3ヶ月頃から,やや白色がかった透明な喀痰の増加があり再来した.胸部写真にて両肺に網状影の出現...

    DOI 医中誌

  • 症例 完全房室ブロックを合併した急性心筋炎にステロイドパルス療法が有用であった1例

    高橋 英二, 佐々木 俊雄, 田中 修, 脇本 博文, 水野 幸一, 原田 智雄, 高桑 俊文, 三宅 良彦 心臓 36 (12), 847-852, 2004

    ...歳男性.感冒に罹患後,38度台の発熱とともに動悸,息切れのため入院.入院時,白血球8900/mm3,CRP5.4mg/d1と炎症反応が軽度ながらみられ,心筋逸脱酵素CK272mg/dlと軽度上昇を示した.第5病日に突然洞性頻脈から高度房室伝導障害が出現し失神症状を伴った.緊急一時ペースメーカー挿入を行ったが,ペーシング中止時には補充調律を有する完全房室ブロックであった.心エコー図にて心室壁の肥厚および心嚢水...

    DOI 医中誌

  • 心外膜原発悪性中皮腫の牛1例

    江口 麻衣子, 森田 剛仁, 澤田 倍美, 島田 章則, 寺谷 真奈美, 佐藤 耕太, 日笠 喜朗 日本獣医師会雑誌 57 (4), 239-242, 2004

    ...臨床検査により, 心音微弱, 心嚢水の貯留および血中γ一グロブリン値の上昇が認められた. 病理解剖の結果, 心外膜を覆うように乳白色充実性腫瘤の形成が認められ, 血様心嚢水の高度貯留が認められた. 病理組織学的検索により, 本腫瘤は悪性中皮腫と診断された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献2件 参考文献16件

  • 総説 原発性心膜悪性中皮腫の1例と本邦集計例(118例)の検討

    齋藤 希人, 正田 栄, 俵原 敬, 三上 直, 間遠 文貴, 小田切 圭一, 堀部 良宗 心臓 35 (9), 611-620, 2003

    ...症例は66歳,男性.平成10年4月,呼吸困難を主訴に入院.胸部X線上心拡大,両側胸水を認め,心エコーにて大量の心嚢水貯留を認めた.心嚢穿刺による心嚢水の細胞診にて肺腺癌が疑われた.経過中心タンポナーデを併発したため,心嚢内にビッグテイルカテーテルを挿入し持続排液を行い,ミノマイシン,アドリアマイシン,ピシバニールの心嚢内注入にて心膜癒着療法を施行した.心嚢水のコントロールは成功し一時退院可能となったが...

    DOI

  • 症例 悪性黒色腫の心内膜転移の1剖検例

    波多野 雅子, 中島 美智子, 松村 誠, 清原 祥夫, 広瀬 隆則, 苗村 健二 心臓 34 (11), 877-882, 2002

    ...V1~4の陰性T波と,胸部X線写真上心陰影の軽度拡大を認めた.胸部CT,胸部MRIでは心室中隔から右室内腔にかけて腫瘤を認め,心臓超音波検査でも同様の所見が得られた.腫瘤内部の血流の検討のため造影超音波検査を施行し,心室中隔から腫瘤に向かう線状の血流信号と腫瘤内部に豊富な血流信号が観察された.腫瘤に向かう血流信号のパルスドプラによる分析では拡張期主体の波形が検出された.その後右室内腔の腫瘤は増大,心嚢水...

    DOI 医中誌

  • 症例 肺動脈血栓除去術後に難治性胸水をきたした滲出性収縮性心膜炎の1例

    河田 正仁, 竹中 かおり, 清水 雅俊, 岡田 敏男, 田中 秀和, 宮武 博明, 水谷 哲郎, 曽根田 純一, 坂田 雅宏, 脇田 昇 心臓 33 (7), 603-608, 2001

    ...症例は61歳男性,急性肺塞栓症のため肺動脈血栓除去術と右下肢深部静脈血栓除去術を施行した.約2週間後右胸水が出現し,以後胸腔ドレナージを3回施行した.その後も胸水が貯留し,労作時呼吸困難もきたしたため,約5カ月後に入院となった.心嚢水の貯留も認められ,当初,心膜切開後症候群を疑ったが,心嚢ドレナージ前後の圧測定で滲出性収縮性心膜炎と診断した.心膜,心外膜切除術を施行して軽快した.患者はループスアンチコアグラント...

    DOI 医中誌

  • 成人Still病

    長門 文子, 田辺 恵美子, 末石 眞, 西村 元伸, 松村 竜太郎 西日本皮膚科 62 (5), 585-590, 2000

    ...症例2は心嚢水,胸水の貯留を伴っていた。3例とも,皮疹は,そう痒を伴わない示指頭大までの小紅斑で,発熱とともに四肢を中心に出没を繰り返した。組織学的に,真皮上層の浮腫,毛細血管拡張,血管周囲性および膠原線維間にリンパ球を中心にわずかに好中球を含む軽度の細胞浸潤を認めた。いずれもステロイド療法が有効であったが,症例1はパルス療法を要した。...

    DOI 医中誌 参考文献33件

  • 症例 産褥期に心タンポナーデを呈した子癇発作妊婦の1例

    原田 敬, 大江 春人, 坂井 秀章, 室屋 隆浩, 大江 宣春, 宮本 正史, 宮原 嘉之, 河野 茂 心臓 32 (12), 961-966, 2000

    ...されている.本症例も,妊娠後期の生理的心嚢水貯留が,不適切な管理のため増悪し,心タンポナーデを呈してきたものと思われる.診断は困難でなく,発見すれば予後良好であり,周産期の心不全の一因として,循環器医,産婦人科医ともに留意すべき病態と思われたので報告した....

    DOI 医中誌

  • 上大静脈症候群を呈したSLEの1例

    金月 勇, 黒坂 大太郎, 橋本 信也, 田嶼 尚子 日本臨床免疫学会会誌 23 (3), 192-199, 2000

    We report on a case of systemic lupus erythematosus associated with superior vena cava syndrome.<br> A 46-year-old woman developed polyarthralgia in December 1994. She was treated with nonsteroidal …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 参考文献23件

  • Hypereosinophilic syndromeの診断から12年後に発症したCD19陽性acute myeloblastic leukemia

    半田 智幸, 山本 克也, 田所 治朗, 吉川 弥須子, 鶴見 茂治, 中村 裕一, 斎藤 憲治, 宇塚 善郎, 斎藤 淑子, 古澤 新平 臨床血液 41 (9), 723-728, 2000

    ...34歳時に好酸球増加(WBC 38,200/μ<i>l</i>, 好酸球74%)と心嚢水貯留を認め,hypereosinophilic syndrome (HES)と診断された(染色体は正常核型)。化学療法にて軽快し以後無治療であったが,発症から12年後,発熱のため当院入院。WBC 3,000/μ<i>l</i>(芽球70%, 好酸球3%),骨髄は95%が芽球であった。...

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献10件

  • 降下性壊死性縦隔炎の1治験例

    佐藤 澄, 大野 暢宏, 横見瀬 裕保, 田村 康一 日本呼吸器外科学会雑誌 13 (1), 68-71, 1999

    A 41-year-old man complained of cough, back pain, and fever. Chest X-ray and computed tomographic (CT) scan showed enlargement of mediastinal shadow, bilateral pleural effusions, and pericardial …

    DOI 医中誌 被引用文献4件 参考文献11件

  • 胸腺原発非定型的カルチノイドの1例

    長田 憲和, 高橋 憲太郎 日本臨床細胞学会雑誌 37 (1), 75-78, 1998

    A case of atypical carcinoid of the thymus in a 44-year-old man who complained of left upper back pain is reported. A CT scan revealed an anterior mediastinal mass, and thoracotorny was performed. …

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • 犬の心臓血管肉腫の2例

    平川 篤, 古賀 淳一, 土井口 修, 尾原 正和, 高橋 義明, 柴山 比奈子, 山本 昌章, 末松 弘彰, 松山 琢哉, 山崎 寛治, 高橋 健 日本獣医師会雑誌 51 (8), 442-446, 1998

    ...また, 元気消失, 軟便を呈した雑種犬 (9歳雌) が球形心を呈し, 超音波検査により, 右心耳部位に右室流入路を狭窄する腫療瘤がみられ, 心嚢水貯留が認あられた. 両例ともに初診後14日で死亡し, 病理学的に右心耳に発生した血管肉腫と診断された....

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献2件 参考文献12件

  • <I>Sarcocystis arieticanis</I>スポロシストのめん羊に対する病原性

    斉藤 守弘, 柴田 穣, 久保 正法, 板垣 博 日本獣医師会雑誌 51 (12), 752-755, 1998

    ...投与後16日の剖検例では, 腸間膜リンパ節の水腫性腫大のほかは著変が認められなかったが, 腸間膜および腸間膜リンパ節に第1代シゾント (14~44×12~20μm) が認められた.投与後30日の剖検例では胸水, 腹水および心嚢水が増量し, 斑状または点状出血が全身臓器に認められ, 病理組織学的に出血と単核細胞浸潤がみられ, 全身小血管の内皮細胞に第2代シゾント (10~25×6~14μm) がみられた...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献17件

  • 全身性強皮症とシェーグレン症候群の合併例に生じた悪性血管内皮細胞腫

    松倉 節子, 水野 尚, 岡澤 ひろみ, 早川 広樹, 佐々木 哲雄, 長谷 哲男, 中嶋 弘, 上條 聖子, 塩谷 千賀子 西日本皮膚科 60 (3), 335-339, 1998

    ...胸部CTで胸水, 心嚢水の貯留が認められ, 胸膜への転移も疑われた。病理組織学的には真皮全層に紡錘形の異型細胞が増殖しており, 管腔形成も認められた。管腔内には赤血球が認められ, 腫瘍細胞の第VIII因子関連抗原は弱陽性, CD34は陽性であった。...

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 心転移をきたした顎下腺悪性多形腺腫の1例

    岩田 広治, 岩瀬 弘敬, 遠山 竜也, 原 泰夫, 大本 陽子, 小林 俊三 日本臨床外科学会雑誌 59 (1), 65-69, 1998

    A 61-year-old woman was admitted to the hospital because of a rapidly enlarging tumor in the right submandibular region. The tumor resection was performed under a diagnosis of malignant tumor in the …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件 参考文献19件

  • 心臓原発非Hodgkinリンパ腫

    山口 祐子, 土橋 史明, 薄井 紀子, 小林 直, 中村 督, 高崎 信子, 加藤 明徳, 渡辺 浩, 斉藤 健, 田嶼 尚子, 倉石 安庸 臨床血液 39 (4), 297-301, 1998

    ...胸部単純X-Pにて著明な心拡大および両側胸水を認め,UCG, 胸部CTにて心嚢水,さらに広範囲にわたる心臓腫瘤を認めた。心嚢,胸腔穿刺による細胞診により,非Hodgkinリンパ腫と診断されたが,ほかの画像的検索にてリンパ腫の病変を認めず,心臓原発の悪性リンパ腫がもっとも考えられた。...

    DOI PubMed 医中誌 被引用文献4件 参考文献14件

  • 症例 心タンポナーデにて発症した右房原発血管肉腫の1剖検例

    川口 克廣, 平松 哲夫, 近藤 泰三, 淡路 喜史, 松本 修一, 望月 盈宏, 五島 岸子, 近藤 潤一郎, 坪井 英之, 曽根 孝仁, 佐々 寛巳 心臓 30 (5), 321-326, 1998

    ...症例は45歳,男性.胸痛を主訴に他院に入院.心臓超音波検査で心タンポナーデと診断,心嚢穿刺にて血性心嚢水を得た.冠動脈造影では右冠動脈近位部より始まる腫瘍濃染像を認めた.外科的に心嚢ドレーンを挿入したが,心嚢液から腫瘍細胞は検出されなかった.胸部造影MRIにて右房,右室の前壁から内腔へ突出する腫瘍像を認め,内部は不均一に造影された.その後,多発性肺転移をきたし,初発より9カ月後,肺転移巣よりの出血から...

    DOI

  • 左鎖骨上か原発悪性血管内皮腫のl例

    斎藤 博之, 水沢 彰郎, 佐藤 和弘, 江部 達夫 肺癌 37 (3), 391-396, 1997

    A 66-year-old woman was admitted with cough, hoarseness and left supraclavicular subcutaneous tumor. Tumor biopsy revealed atypical endothelial cells of proliferative capillaries stained by factor …

    DOI Web Site

  • 歯性感染症から急性化膿性縦隔炎に進展した糖尿病の1例

    市川 和夫, 佐藤 吉彦, 鈴木 悟, 櫻井 晃洋, 武田 貞二, 相澤 徹, 橋爪 潔志 糖尿病 40 (8), 557-562, 1997

    A 63-year-old man with diabetes mellitus developed a high fever, and swelling of the right cheek due to periodontal infection. He was transferred to our hospital as the symptoms worsened and were …

    DOI 医中誌 被引用文献2件 参考文献22件

  • 反復自家末梢血幹細胞移植を施行したリンパ芽球性リンパ腫

    田畑 雅彦, 雨宮 洋一, 室井 一男, 高橋 弘憲, 角田 純一, 和泉 透, 鈴木 俊之, 小松 則夫, 吉田 稔, 畠 清彦, 三浦 恭定 臨床血液 38 (8), 689-695, 1997

    ...縦隔の拡大,胸水・心嚢水の貯留を認め,胸膜生検でリンパ芽球性リンパ腫(LBL)と診断。胸水中にも腫瘍細胞の浸潤を認め,表現型はCD2<sup>-</sup>CD5<sup>+</sup> CD4<sup>+</sup>CD8<sup>-</sup>を示した。当科独自の化学療法(L-T/J療法)を6コース施行し,腫瘤の縮小が得られた(部分寛解)。次いでAra-C大量療法後に造血幹細胞採取を行った。...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献15件

  • 多剤抵抗性の成人発症Still病の1例

    西尾 純子, 小池 竜司, 飯塚 秀樹, 南木 敏宏, 水島 昇, 上阪 等, 窪田 哲朗, 宮坂 信之 日本臨床免疫学会会誌 20 (3), 191-198, 1997

    We report here a case of adult-onset Still's disease (AOSD), who finally responded to a combination of cyclophosphamide (CPA) and gold sodium thiomalate (GST) after two years of active disease. A …

    DOI Web Site PubMed ほか1件 被引用文献1件 参考文献28件

  • 限局性心嚢膜原発悪性心膜中皮腫の1切除例

    香山 茂平, 石原 浩, 大野 祥生, 中尾 達也, 小倉 良夫 日本心臓血管外科学会雑誌 26 (1), 69-72, 1997

    Malignant pericardial mesothelioma was successfully resected in a 70-year-old man, who had been admitted complaining of palpitation. Chest X-ray films showed slight cardiac enlargement. A moderate …

    DOI 医中誌 参考文献10件

  • Cyclophosphamideを用いた移植前処置後に,出血性心筋炎を合併し急性心タンポナーデをきたした再生不良性貧血

    三浦 裕次, 上田 幹夫, 近藤 恭夫, 山崎 宏人, 高見 昭良, 杉森 尚美, 斎藤 正典, 中尾 真二, 塩原 信太郎, 斎藤 勝彦, 松田 保 臨床血液 38 (6), 526-531, 1997

    ...心エコー検査にて著明な心嚢水を認め急性心タンポナーデと診断し,心嚢穿刺を施行し心嚢水約100 m<i>l</i>を採取した。一時意識は改善したが,day 2に死亡した。剖検所見で出血性心筋炎と心筋間質浮腫を認めた。ヘモクロマトーシスを合併した再生不良性貧血例に骨髄移植を施行する場合は,前処置としてCYを減量し,かわりにATGやTBIを追加するなどの工夫が必要と思われる。...

    DOI PubMed 医中誌 参考文献15件

  • 多発性結節性陰影を伴った急性ループス肺炎の1例

    川崎 聡, 大達 里佳, 菓子井 達彦, 早瀬 満, 水島 豊, 小林 正, 北川 正信 日本胸部疾患学会雑誌 34 (1), 126-131, 1996

    A 24-year-old woman consulted a physician because of fever, dry cough, and arthralgia of one month duration. She was transferred to our hospital for more detailed examination of pancytopenia and …

    DOI 医中誌 参考文献12件

  • 血清中に肝細胞増殖もしくは保護因子の存在を証明したCrow-Fukase症候群の1例

    伏見 智久, 井上 敦, 矢彦沢 裕之, 高 昌星, 柳澤 信夫 アレルギー 44 (11), 1311-1316, 1995

    ...症例は67歳の女性, 多発神経炎, 肝脾腫, 胸腹水, 心嚢水を認め, M蛋白陽性であることから Crow-Fukase症候群と診断した. ステロイド剤による治療で臨床症状ならびに検査所見は改善した. 本症における肝腫大の病態について検索するため, マウスの肝細胞を治療前患者血清, 治療後患者血清, 対照血清にて培養した. 治療前患者血清で培養した肝細胞が有意に多数残存していた....

    DOI 医中誌 参考文献15件

  • 症例 好酸球増多症を呈し,広範な心筋浸潤を伴った悪性リンパ腫の1例

    宮原 嘉久, 今村 俊之, 阿部 航, 内藤 達二, 池田 聡司, 浜辺 定徳, 太田 三夫, 波多 史朗, 宮原 嘉之, 原 耕平, 松永 尚文, 津田 暢夫 心臓 26 (12), 1247-1251, 1994

    ...症例は,46歳女性.主訴は動悸および易疲労感.家族歴で父が喘息と肝癌,既往歴には特記事項なし.現病歴は平成4年9月頃より時々動悸を自覚していた.平成5年1月1日より易疲労感を覚え,近医を受診し著明な心拡大のため入院した.末梢血に好酸球増多を認め,心エコー図にて多量の心嚢水を認めたため精査治療目的にて当科入院.心電図では心房細動を示した.MRI(Gd造影)にて縦隔,心臓,肺浸潤した腫瘍を認めたが心嚢水穿刺...

    DOI 医中誌

  • 症例 心筋炎を合併した混合性結合織病の1例

    濱屋 貢造, 田中 博司, 並木 敦也, 清水 光行, 中村 尚夫, 小峰 武明, 橋爪 良幸, 桝田 出, 橋本 信也, 磯貝 行秀 心臓 25 (11), 1343-1347, 1993

    ...症例は36歳女性.5年前からRaynaud症状, 皮膚硬化,morning stiffnessを認めていた.発熱,下腿浮腫,労作時呼吸困難が出現したため近医受診,心嚢水貯留を指摘され精査加療のため当院入院となった.臨床症状,免疫学的検査によりMCTDと診断された.心嚢水貯留,CK-MBの上昇,心電図にて低電位,陰性T波を認め心病変の合併が疑われた.右心カテーテル,心筋生検,心嚢水穿刺を施行し,肺高血圧...

    DOI 医中誌

  • 症例 発症6カ月後に著明な心機能の改善を認めた重症アドリアマイシン心筋障害の1例

    祖父江 晃, 桑子 賢司, 坂本 和典, 岩崎 浩, 大越 淳, 木住 野哲, 松本 英洋, 白石 宏志, 古江 尚 心臓 25 (1), 73-78, 1993

    ...は17歳女性.昭和63年12月当院整形外科にて左肋骨Ewing肉腫を手術し,その後アドリアマイシン計600mg(398mg/m<SUP>2</SUP>)を中心とする化学療法を施行し,同科外来通院中であった.平成2年1月22日急性左心不全をきたし当科に紹介入院となった.入院時の胸部X線上心胸郭比は68%であった.両側肺うっ血像を認め,心エコー図上著明な左室壁運動の低下,僧帽弁逆流,三尖弁逆流,少量の心嚢水貯留...

    DOI

  • 心膜中皮腫の1剖検例

    宮石 理, 村上 栄, 田村 邦夫, 酒井 求, 赤田 邦夫, 酒井 喜久, 原 一夫 日本臨床細胞学会雑誌 31 (6), 1019-1025, 1992

    A case of pericardial mesothelioma is reported. A 28 year-old male was admitted to Chukyo Hospital under a diagnosis of cardiac tamponade due to pericardial tumor. Cytological examination of the …

    DOI 医中誌 被引用文献2件

  • 症例 心筋梗塞後早期に形成が確認された, 二腔を有する仮性心室瘤の1剖検例

    田中 正人, 副島 洋行, 土肥 まゆみ, 新田 政男, 丹羽 明博, 神谷 敬三, 三宅 祥三, 廣江 道昭, 丸茂 文昭 心臓 24 (9), 1056-1061, 1992

    ...急性心筋梗塞後極めて早期に形成が確認され,剖検にて特異な形態をみた仮性心室瘤の1例を経験したので報告する.症例は57歳の男性.前立腺癌および骨転移のため平成元年12月に除睾術を施行され,その後外来通院していた.平成2年2月16日に胸痛が出現.2月18日に当科を受診し,下壁の急性心筋梗塞の診断で入院となった.入院時心エコー図では左室下壁の壁運動低下と少量の心嚢水貯留を認めたのみであったが,入院4日目には...

    DOI 医中誌

  • 心膜悪性中皮腫の1症例

    近藤 万里, 日野 典文, 池内 五十鈴, 宮本 一雄, 田部井 亮 日本臨床細胞学会雑誌 31 (3), 522-526, 1992

    A case of malignant mesothelioma of the pericardium is presented together with the cytological, histopathological, immunohistochemical and electron microscopic findings.<BR>A 61-year-old man was …

    DOI 医中誌 被引用文献4件

  • アミラーゼ産生を示した肺癌の3症例

    福島 成之, 西山 哲穂, 葛西 里美, 吉澤 里美, 武田 善樹 日本臨床細胞学会雑誌 30 (3), 502-506, 1991

    We report three lung cancer patients with high titers of salivary gland-type amylase in their serum. All three cases consist of primary adenocarcinoma of the lung and two cases have been autopsied. …

    DOI 医中誌 被引用文献3件

  • 症例 左室壁運動異常を呈した特発性収縮性心膜炎の1例

    瀬尾 俊彦, 高岡 秀幸, 池田 嘉弘, 藤田 英樹, 小柳津 竜樹, 林 孝浩, 川口 慶三, 小竹 親夫, 戸田 常紀, 小林 克也, 辻野 博之, 横田 慶之 心臓 23 (7), 794-799, 1991

    ...症例は19歳男性.呼吸困難・咳嗽を主訴とし,1989年3月22日当院入院.心エコー図にて心嚢液貯留を認め,心嚢水穿刺では血性心嚢液が検出されたが結核菌・癌細胞は認められなかった.5月中旬頃より心不全症状出現と共に心エコー図にて左室壁運動低下と共に心膜腔内に塊状および網状の異常エコーが観察され,活動性の炎症が考えられた.その後収縮性心膜炎となり6月22日手術施行した.心膜の剥離切除と同時に左室壁運動も...

    DOI 医中誌

  • ベトナム移民に認められた結核性縦隔・心膜炎の1例

    宗 武彦, 渡辺 尚彦, 大山 治, 信岡 祐彦, 平山 毅彦, 三宅 良彦, 村山 正博, 須階 二朗, 小林 芳夫 感染症学雑誌 64 (2), 218-223, 1990

    ...心臓超音波検査では多量の心嚢水貯溜と心外膜の肥厚を認めた. 以上より, 当初縦隔腫瘍の進展による癌性心膜炎を考えたが, 心嚢水およびリンパ節より結核菌が検出され, 結核性縦隔・心膜炎と診断した. 本例のような結核性縦隔炎および心膜炎の合併例の報告は近年ほとんどなく, 希な症例であるが, 診断にあたっては常に本症を念頭に置いておく必要があると考えられた....

    DOI PubMed 医中誌

  • 肺癌術中心嚢水細胞診陽性例について

    近藤 晴彦, 浅村 尚生, 呉屋 朝幸, 土屋 了介, 成毛 韶夫, 末舛 恵一, 野口 雅之, 松野 吉宏, 山岸 紀美江, 上井 良夫 肺癌 30 (4), 497-503, 1990

    In surgery for locally advanced lung cancer, pericardial effusion with positive cytology is sometimes encountered. The aim of this study is to reveal the significance of cytologically positive …

    DOI Web Site 医中誌 被引用文献1件

  • 症例 心膜腔内ウロキナーゼ投与が心膜の癒着防止に有効と考えられた結核性心膜炎の1例

    山原 康裕, 東 秋弘, 下尾 和敏, 古川 啓三, 松本 高士, 植田 麻友香, 上羽 洋人, 杉原 洋樹, 井上 大介, 朝山 純, 勝目 紘, 中川 雅夫, 戸田 省吾, 西山 勝彦, 白方 秀二, 大賀 興一 心臓 21 (5), 618-624, 1989

    ...症例は68歳男性.乾性咳,労作時呼吸困難を主訴に昭和62年3月10日入院.胸水,心嚢水の貯留を認め,また心膜腔内にフィブリンを思わせる層状エコーを認めたため,心膜癒着を予防する目的で留置したカテーテルよりウロキナーゼの心膜腔内投与を行うとともに連日排液を行った.心嚢水中adenosinedeaminaseactivity(以下ADA)値上昇,糖の減少等の所見より結核性心膜炎を疑い,抗結核療法を開始したところ...

    DOI 医中誌

  • 巨大肺嚢胞に合併した肺癌の1手術例

    小池 龍, 佐々木 学, 黒田 克彦 日本胸部疾患学会雑誌 26 (7), 766-769, 1988

    Some reports suggested that giant bulla might be a risk factor of lung cancer. In this paper, we demonstrated a surgical case of lung cancer associated with giant bulla.<br>A 43-year-old male clerk, …

    DOI PubMed 医中誌

  • 症例 PTCR後に心破裂をきたした心筋梗塞の1症例

    山口 孝幸, 大西 典好, 保田 憲基, 宅間 豊, 中野 赳, 水谷 哲夫 心臓 19 (8), 1038-1043, 1987

    ...波が認められた.来院時,CPK250U/l,CPK-HB18U/lと上昇していたが,梗塞巣拡大防止のためPTCRが施行され,完全閉塞していたsegment6は,胸痛出現4時間30分後に再開通しはじめ,UK96万単位にて90%の狭窄を残し再開通した.同日夕方より,深吸気にて胸痛を訴え,心膜摩擦音を聴取するようになった.翌日より,血圧の下降および右心房圧の上昇が認められるようになり,心臓超音波検査にて心嚢水...

    DOI 医中誌

  • 細胞診学的検索をし得た心膜原発の悪性神経原性腫ようの1例

    福田 剛明, 石川 宏, 大西 義久, 長谷川 富淑, 立川 信三, 吉原 正弘, 樋口 正一 日本臨床細胞学会雑誌 25 (4), 717-721, 1986

    We had an opportunity to study the cytologic findings on the pericardial effusion of a malignant neurogenic tumor, which occurred in the pericardium of a 54-year-old woman, and was diagnosed by …

    DOI

  • 家族内発生をみたオウム病の2例

    中谷 龍王, 島田 安博, 高橋 總一郎, 中田 紘一郎, 谷本 普一 日本胸部疾患学会雑誌 22 (9), 809-814, 1984

    The first case, a 62-year-old man was admitted with fever, dyspnea and delirium. Chest X-ray film revealed bilateral pneumonia and laboratory findings disclosed hepatic and muscular injury. …

    DOI PubMed 医中誌

  • 心症状を主徴とした甲状腺機能低下症について

    鈴木 裕太郎 医療 33 (12), 1191-1198, 1979

    ...心陰影の拡大は多くの場合心嚢水腫によるものであるが, 心筋の異常による心拡大もあるようである. 心嚢液が高蛋白, リバルタ反応陽性であることは炎症または悪性腫瘍転移によるものと誤られやすいので注意を要する. 6例のうちの1例はSick Sinus Syndromeを主徴として発症したもので今までに報告例を見ない....

    DOI Web Site 医中誌

  • 粘液水腫心の1症例

    篠山 重威, 楠川 禧造, 渡部 成, 白浜 禮宣, 金 烱基 日本内科学会雑誌 59 (11), 1222-1227, 1970

    ...カテーテル検査にて心不全症を疑わせる所見は何ら得られなかつた.治療前右室圧,肺動脈圧に交代脈を認めたが治療により消失した.以上の結果より粘液水腫における心陰影の拡大には心嚢水貯留の関与が最も大であると考える....

    DOI Web Site Web Site ほか2件

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