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  • 文学と経済学の時代の中で

    友添 太貴 日本近代文学 101 (0), 142-155, 2019-11-15

    ...作中に描かれる梶の株式の暴落や経済学を学ぶ大学院生高に注目することで、テクストの「心理小説」としてのモチーフや表現が、「寝園」執筆の際に横光が参照した経済学者靜田均の論文「ポーレの恐慌理論」と結びつきを持つものであることを明らかにした。...

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  • 「逆徒」の遡及的形成

    堀井 一摩 日本近代文学 96 (0), 49-61, 2017-05-15

    ...<p>本稿の目的は、大逆事件裁判を描いた平出修「逆徒」を心理小説として読むことで、裁判に対するこの小説の抵抗戦略を明らかにすることである。一九〇七年の刑法改正による裁判の変質を背景に、大逆事件裁判は犯罪事案の存否より被告の思想信条を争点としていた。被告の内面を心理小説という形式によって切開し、「大逆」の「信念」の所在/不在を問うことにこの小説の狙いがある。...

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  • 自由間接話法と語りのフレーム

    溝上 瑛梨 言語科学論集 22 107-127, 2016-12

    ...自由間接話法はフランス、ドイツの心理小説の登場に際して現れ、英語圏においては19世紀あたりからJane Austenらの作品にその始まりを見ることができ、以降長らく議論の対象となってきた。この話法の問題の所在は多岐にわたる。...

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  • 伊藤整におけるプルーストの影響

    尾形 大 日本文学 61 (11), 56-66, 2012

    ...<p>映画とプロレタリア文学に対抗する意図のもと、新しい心理小説を模索しはじめた一九三〇年の伊藤整は、同年前半にフロイトの精神分析学を導入した小説を、後半以降はジョイスの「意識の流れ」の手法に倣った小説を相次いで発表する。伊藤とフロイト、ジョイスとの関連では、これまで様々に論じられてきたが、プルーストについてはほぼ手つかずの状態であった。...

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  • ロシア・ロマン主義文学における心理主義

    金沢, 美知子 放送大学研究年報 11 141-150, 1994-03-30

    ...西欧では心理小説は小説文学の発達に大きな役割を果たした,ひとつの明確なジャンルであったが,ロシア文学においては心理小説は文学史上希薄な存在で,項目を立てていない文学事典も多い.しかし,ロシア文学研究にこの概念が欠落しているわけではなく,レールモントやドストエフスキイのように心理描写に非凡な才能を示した作家もいる.ただ心理小説はそれと対立する諸ジャンルの所為で文学史の表舞台に立つ機会が少なく,ジャンル...

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  • ≪Les conquérants≫ⅾ'Andre Malraux comme un roman psychologique

    WATANABE Hiroshi Artes liberales 10 79-92, 1972-10-20

    ...しかし, マルローは, その中で登場人物の心理を刻明に描くことによって, 冒険小説と心理小説という二つのジャンルを見事に結合させているのである。革命という異常な状況の下で生きる人間, 死を前にして死に抗して生きる人間, 彼らの心の動きを特異な技法―人物・場景描写―によって表現している。 この小論では, こうしたマルロー独自の冒険小説の中の心理小説的要素を抜き出し具体的に検討してみた。...

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  • 九州大学新聞

    九州大学新聞 101 1934-01-05

    ...学芸部主催法文論叢批判会 -第十三号第十四号の為めの-/異国の春に病む佐治先生快方に 波多野先生の看護で/甲戌の新春に「犬を語る」(庄司義治 (談))/忍び寄る音(アルフア)/村居雑訴(高田保馬)/ヘーゲル抄-生命、反省、愛(谷口鐡雄 (訳))/海外新潮 アルベール・カルメット逝く/海外新潮 フランス関係の最近英書/海外新潮 ジヨルジユ・デユーマとアナトール・フランス/海外新潮 音楽ルツター/交響楽的心理小説...

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