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検索結果 37 件

  • 1 / 1

  • インドネシアメダカにおける装飾的な性的二型の多様性とその進化

    安齋 賢 比較生理生化学 40 (2), 105-112, 2023-08-09

    ...性的二型の進化には,性淘汰と呼ばれる異性をめぐる競争によって生じる淘汰プロセスが重要な役割を果たすことが知られている。しかしながら,性的二型の多様化を担う原因遺伝子の実体が同定された例は少なく,新たな形質の発現に性差が形成される詳細な遺伝機構や新規アリルが集団中に広まるプロセスなど,その詳細な進化遺伝機構には不明な点が多い。...

    DOI Web Site 参考文献41件

  • 性淘汰説を「ダーウィン美学」として読む : カント美学と照らし合わせて

    五郎丸 仁美 人文科学研究 : キリスト教と文化 (54) 1-32, 2022-12-15

    ...本稿は、進化論美学者メニングハウスに導かれつつ、ダーウィン『人間の進化と性淘汰性淘汰説を美学的仮説として解釈する試みである。性淘汰説によれば、有性生物の二次的性徴として主に雄に現れる装飾は異性の美的配偶者選択によって進化した。生存競争において装飾は不利になりうるが、それは勝利より美が優先されうる証だ。...

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  • ワリックツノハナムグリ<i>Dicronocephalus wallichii</i> のオス間闘争における 複数の武器の機能

    小島 渉 日本生態学会誌 72 (2), 147-, 2022

    ...形態のアロメトリーの解析結果からも、角と前脚が性淘汰の産物であるという仮説が支持された。さらに、長い前脚が枝の上を歩く際に歩行速度を低下させるかを調べたが、体に対する前脚の長さと歩行速度の間に関係は見られなかった。相対的な前脚の長さは、相対的な中脚や後脚の長さと正の相関を示したことから、長い前脚を持つ個体は同時に長い中脚や後脚を持つことで、歩行の安定性を維持している可能性がある。...

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  • 昆虫のオスにおける脚の誇張化とテナガショウジョウバエの闘争

    工藤 愛弓 日本生態学会誌 72 (2), 157-, 2022

    ...昆虫の中には、性淘汰によって進化した誇張化形質を有する種がいる。体のどの部分が誇張化するかは種によって様々である。性淘汰によって誇張化する部位やその程度は、生息環境や餌、配偶相手および縄張りなどの資源を巡る闘争の形式とその強度、繁殖行動への利用の有無と密接に関連している。...

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  • 同性間競争によるアオモンイトトンボの交尾時間の進化モデル

    宮部, 諒, 武藤, 敦子, 森山, 甲一, 犬塚, 信博 情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) 12 (3), 1-9, 2019-12-23

    近年人工生命の分野で,生物の行動を計算機上でモデル化し進化メカニズムを解明する研究がさかんに行われている.生物には個体間の相互作用によって集合体として複雑な行動が生じる.そのため複雑系モデルであるエージェントベースドモデルが主に用いられている.本研究では,オスの交尾行動に同性間競争が確認されているアオモンイトトンボに着目する.アオモンイトトンボに関しては,メスの色彩の多様性維持のための負の頻度依…

    情報処理学会

  • 種分化ダイナミクスと数理モデル -生殖隔離進化の促進要因を探る-

    山口 諒 日本生態学会誌 69 (3), 151-169, 2019

    生物多様性の創出要因である種分化は、基本的に長い時間を要する事象であるため時系列に沿った直接観測は難しい。そのため20世紀前半より、数理モデルを用いた理論的研究が種分化に関わる仮説の検証や新仮説の提唱に大きく関わってきた。しかし、種分化の促進要因は多岐にわたるため、それぞれの種分化が個別の機構によって説明されることが多く、未だ統一理論は存在しない。一方、野外データやゲノムデータをどの種分化シナリ…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 生息密度の差に起因する鳥の歌の種分化プロセスの解明

    藤田洋平, 武藤敦子, 加藤昇平 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 115-116, 2012-03-06

    ...鳴禽と呼ばれる鳥たちは求愛や縄張り主張に「歌」と呼ばれる音声コミュニケーションを利用する.一般的に鳥は種によって異なった歌を用いるが,近縁な種の鳥の間でもまるで方言のように地域によって異なった歌を用いることがある.この理由として,鳥の生息密度環境がコミュニケーションに起因する性淘汰に関係し歌に影響を与えるためとする仮説が立てられているが,実環境にお いてその関係の本質を解明することは難しい.そこで我々...

    情報処理学会

  • 生息密度の差に起因する鳥の歌の種分化プロセスの解明

    藤田洋平, 武藤敦子, 加藤昇平 第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 115-116, 2012-03-06

    ...鳴禽と呼ばれる鳥たちは求愛や縄張り主張に「歌」と呼ばれる音声コミュニケーションを利用する.一般的に鳥は種によって異なった歌を用いるが,近縁な種の鳥の間でもまるで方言のように地域によって異なった歌を用いることがある.この理由として,鳥の生息密度環境がコミュニケーションに起因する性淘汰に関係し歌に影響を与えるためとする仮説が立てられているが,実環境にお いてその関係の本質を解明することは難しい.そこで我々...

    情報処理学会

  • 生息密度に着目した性淘汰による鳥の歌獲得モデル

    藤田 洋平, 武藤 敦子, 加藤 昇平 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 132 (3), 409-415, 2012

    We describe a simulation model based on an avian ecosystem for determining what causes birdsong evolution. It is already known that songbirds communicate with a “birdsong.” This birdsong is used in …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献28件

  • 生態学・進化生物学における競争について

    巌佐 庸 組織科学 43 (4), 38-45, 2010-06-20

    ...<p> 生育・生存・繁殖などに必要な資源を利用している個体同士は,同種でも異種でも他の存在は互いにマイナスの影響を与える.これを競争と呼ぶ.生態学および進化生物学において,競争は生物界をつくり上げてきた基本的なプロセスである.進化において,異なるタイプの生物に生じる競争は自然淘汰および性淘汰の形をとって適応性をもたらす.それらのはたらき方や,細胞レベルの進化である発ガン過程について述べる.</p>...

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  • カニ類における配偶行動と繁殖戦略・性淘汰・捕食-被食関係

    古賀 庸憲 日本生態学会誌 57 (1), 1-12, 2007

    カニ類の配偶行動についての生態学的研究は、まず主に水産重要種を含む海生のグループで行われたが、行動生態学の興隆とほぼ時を同じくして陸生・半陸生のグループで盛んになった。特に干潟に高密度で棲息するスナガニ科には行動生態学の実証的研究に適した特徴を幾つも持つものが多く、配偶行動や繁殖戦略に関連した研究が数多く行われている。シオマネキ属を含むスナガニ科の配偶行動は変異に富み、代替交尾戦術の頻度や雄間競…

    DOI Web Site 参考文献106件

  • 健康リスク認知にみられる性差の検討

    松本 晶子, 小田 亮, 五百部 裕, MATSUMOTO Akiko, ODA Ryo, IHOBE Hiroshi 沖縄大学人文学部紀要 (6) 117-122, 2005-03-31

    ...性淘汰理論と進化心理学から、男性の方が女性より、短期的利益の追求において将来を割り引くことに抵抗がないだろうと予測される。ウィルソンら(1996)と小田(2003)は、カナダと日本の大学生に対し、想定したジレンマ状況について選択をするように質問し、男性が健康コストより経済的な成功を選ぶ傾向があったことを示した。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • 雌の多回交尾と性的対立

    安井 行雄 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 62-62, 2005

    ...雌が複数の雄と交尾し、その一腹卵が複数の雄由来の精子によって受精される可能性があるとき、性淘汰は交尾後も精子競争とcryptic female choiceの形で継続しているといえる。...

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  • 魚類の繁殖における雌雄の利害対立

    小北 智之 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 66-66, 2005

    魚類は脊椎動物の中でも、配偶システムや保育行動といった繁殖様式が極めて多様な分類群であることが知られている。一方で魚類の繁殖における最も大きな特徴の一つは、その受精様式にある。現生魚類の大半を占める硬骨魚類では交尾をしない体外受精が一般的な受精様式であり、約9割の種が採用している。そのため、近年昆虫で活発に研究されている“交尾回数や交尾持続時間をめぐる性的対立”や“交尾に関連する形態形質や生理形…

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  • 同一個体群内でも実効性比を偏らせる要因は年齢群間で異なる

    武山 智博, 柳澤 康信 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 110-110, 2005

    ...どちらの性にどの程度の強さの性淘汰がはたらくのかを予想する実効性比は,個体群全体で求められてきた.しかし,個体群中に複数のサイズクラスがあり,さらにサイズ同類交配が見られる場合,実効性比はサイズクラスごとに求められるべきである.本研究では,雄が口内保育を行うテンジクダイ科魚類を材料に,2つのサイズクラス(年齢群)を含む野外個体群において,実効性比の偏りと同性間闘争の強さの関係,また実効性比の変動させる...

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  • スズムシにおける雄の求愛シグナル生産量に対する齢と交尾経験の影響

    栗和田 隆, 粕谷 英一 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 699-699, 2005

    ...生活史戦略の分野で広く研究されてきた現在と将来の繁殖間のトレードオフが、性淘汰の研究では長らく無視されてきた。そのため、求愛行動が生涯で変化することは注目されていない。しかし、求愛行動にもエネルギーコストや捕食コストがともなう。すなわち、求愛行動に投資すると将来の繁殖の機会が減少する。したがって、求愛行動への投資量は生涯で一定とは限らず、個体が生涯の各時期に適応的に配分することが考えられる。...

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  • コピー産卵と配偶者選択

    椿 宜高, 山肩 重夫 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 98-98, 2005

    ...しかし、カワトンボ科のコピー産卵は、縄ばりオスの存在にも影響されるようで、性淘汰によって進化した可能性がある。野外観察の結果、次のことがわかった。(1)すでに産卵メスがいる縄ばりに新しいメスが着地すると、縄ばりオスと交尾せずに産卵する(警護は受けられる)確率が高かった(SAG: Stealing a Guard)。...

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  • タンガニイカ湖産エビ食者魚類の左右性の動態とその機構

    竹内 勇一, 堀 道雄 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 382-382, 2005

    タンガニイカ湖に生息するシクリッド科魚類の多くは、類似した食物資源を共有している。なかでも、エビ食者は他のベントス食者より種数や個体数で優位である。この湖の鱗食者は左右性という種内二型を示し、その個体群内での比率は0.5を中心に5年周期の振動をしていることが知られていた。ところが、最近、湖に住む全ての魚類が左右性をもつことが発見され、魚食者においても左右性の比率が振動していることが分かってきた…

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  • 性淘汰による種分化:批判への反論と性形質強調の進化を取り入れた新モデル

    山村 則男, 山内 淳 日本生態学会大会講演要旨集 ESJ52 (0), 34-34, 2005

    ...2方向にフィシャーのランナウェイが走るという性淘汰による種分化のモデル (Higashi et al. 1999) に対して、最近、そのメカニズムで実際に種分化が起きる条件は厳しいという批判 (Arnegard & Kondrashov, 2004; van Doorn et. al, 2004 など) がなされているが、その批判の根拠について反論する。...

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  • 適応的な集団個体数による並列型性淘汰遺伝的アルゴリズム

    金山 裕一, 大森 清博, 玉置 久, 北村 新三 精密工学会学術講演会講演論文集 2003S (0), 24-24, 2003

    ...本研究では,性淘汰遺伝的アルゴリズムを並列化し,大域淘汰および集団分割を導入した計算モデルを提案する.通常の遺伝的アルゴリズムでは,個体数の増加が探索性能の向上をもたらすのに対し,1集団の性淘汰遺伝的アルゴリズムでは,個体数が増えると収束は早まるが,探索精度が落ちることがある.提案手法では,適応的にサブ集団の個体数を変更することが可能になり,探索過程に応じた個体数によって探索性能が向上する....

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  • 性淘汰遺伝的アルゴリズムの並列化

    大森 清博, 前川 聡, 玉置 久, 北村 新三 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 123 (11), 2020-2027, 2003

    We propose a parallel genetic algorithm with sexual selection. In genetic algorithms with sexual selection with one population, females keep their traits around local optima by using lower mutation …

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 不均衡突然変異を導く性淘汰に基づく進化的計算法

    大森 清博, 藤原 義久, 前川 聡, 澤井 秀文, 北村 新三 システム制御情報学会論文誌 15 (8), 422-429, 2002

    We propose a computational model which includes adaptive mutation and sexual selection, and investigate functional aspects of the model by examining self-adaptation processes of mutation under the …

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献14件

  • メダカOryzias latipesの雌の配偶者選択 : 雄の体サイズ・体重に対する好み

    畠山, 仁, 狩野, 賢司 日本獣医畜産大学研究報告 = The bulletin of the Nippon Veterinary and Zootechnical College (50) 25-33, 2001-12

    メダカの雌における配偶者選択の指標を検索するために、体サイズ、体重の異なる2個体の雄でペアを作り、雌6個体にそれぞれ雄を選ばせる二者択一実験を行った。この結果、雄の体サイズおよび体重はともに雌選択の指標でないことが明らかになった。これは、雄の体サイズが雌選択の指標であるという先行研究結果と大きく異なっていた。この研究結果の差異は、本研究ではペア雄間の雄間競争を完全に排除したのに対し、これまでの研…

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • <共同研究報告>日本人における配偶相手の好みにみられる性差 : 結婚相手募集広告の分析から

    小田 亮 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 22 131-140, 2000-10-31

    日本人における配偶相手の好みにみられる性差を、結婚相手募集広告の分析から研究した。一九九七年一〇月から二〇〇〇年一月までに個人広告雑誌に掲載された七八〇件(男性によるもの五七七件、女性によるもの二〇三件)の広告を分析対象とした。要求または提示されている特徴を比較すると、男性では要求された特徴と提示された特徴の数に違いはないが、女性は提示数よりも要求数の方が多かった。また女性は男性よりも要求数が多…

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • ソウシチョウにおける性的二型

    河野 かつら, 天野 一葉, 江口 和洋 日本鳥学会誌 49 (1), 59-61, 2000

    ...また、形態的性差に寄与していた翼の色斑は翼長と独立で変動係数が非常に大きいことから、性淘汰に関与していることが示唆され、色斑の変動係数はオスよりもメスで大きかったことから、方向性淘汰にさらされている可能性があると思われる。...

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  • ツベルクリン反応陽性牛からの<I>Mycobacterium scrofulaceum</I>の分離

    永田 進, 岡田 正二, 鈴木 新彦, 神谷 昌宏, 沼田 宏 日本獣医師会雑誌 37 (10), 659-662, 1984

    ...昭和56年, 管内の酪農家2戸で飼育されていた2頭のツベルクリン反応陽性淘汰牛について, 病理学的・細菌学的検索を実施した. その結果, 2頭とも肉眼的には結核病変が認められず, いわゆる無病巣反応牛であったが, 病理組織学的検査の結果, 1頭の腸間膜リンパ節に結核結節が認められ, さらに同部位から非定型抗酸菌が分離された....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • ツベルクリン反応陽性牛からの<I>Mycobacterium kanasii</I>の分離

    桜井 健一, 井上 勇, 斉藤 憲彦, 松岡 俊和, 栗原 富男, 柚木 弘之 日本獣医師会雑誌 36 (1), 25-28, 1983

    ...昭和55年, 埼玉県下において4頭のツベルクリン反応陽性淘汰牛について, 病理学的, 細菌学的検索を実施した. その結果, 全例に結核結節は認められず結核菌陰性のいわゆる無病巣反応牛であったが, 1頭の肺門リンパ節から<I>Mycobacterimn kansasii</I>が分離された. 本菌の牛からの分離はわが国初めてである....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 家蚕1齢期絶食処理による強健性の選抜効果

    吉村 亮 日本蚕糸学雑誌 37 (1), 27-33, 1968

    In this experiment, a 3 molting (Tester-3) and a 5 molting (Tester-5) strain of silkworm were used as material. In both strains molting characteristic is not strictly fixed, but varies according to …

    DOI

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