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検索結果 133 件

  • 1 / 1

  • 本邦湧水からの淡水産付着藍藻の1新種,イズミフクロノリ <i>Chamaesiphon bursiformis</i>

    福岡 将之, 北野 瑞生, 鈴木 秀和, 神谷 充伸, 田中 次郎 植物研究雑誌 99 (1), 25-37, 2024-02-20

    ...本種のITS領域の二次構造は,同属他種にない固有の構造が見られた.これらの点で,本新種は<i>Chamaesiphon</i>の他種と明確に区別できた.本種は,特に鳥海山等の成層火山の麓に位置する低温の湧水地に産する.各産地の試料間の形態に統計的に有意な差は認められず,遺伝的な差も見出されなかった.</p>...

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  • 雲をまとった南硫黄島

    地学雑誌 132 (6), Cover06_01-Cover06_02, 2023-12-25

    ...</p><p> 火山地質的には溶岩やアグルチネートを主体とした成層火山であり,ソレアイト質玄武岩とアルカリ玄武岩の中間的な組成を示す.歴史噴火の記録はないが,福山(1983)は溶岩流や岩脈の熱残留磁化方位が正であることから,本火山の活動時期は古くとも数十万年とした.また未公表ではあるが,玄武岩から約3万年前のK-Ar年代も報告されている(Nakano <i>et al.</i>, 2009)....

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 北海道羊蹄山山頂部における2021-22年の地温観測

    飯田 幹太, 白岩 孝行, 曽根 敏雄 日本地理学会発表要旨集 2023s (0), 88-, 2023

    ...羊蹄山(標高1898m)は後志地方に位置する成層火山であり, 山頂部は大雪山の永久凍土帯と同程度の標高を持つ. 気候モデルを用いたYokahataほか(2022)の研究によると,羊蹄山山頂部にも永久凍土の存在可能性が示唆されているが、実際の地温観測はこれまでに行われていない....

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  • 巨大噴火に先行する噴火活動の地質記録─クッタラカルデラ火山,クッタラ-早来テフラの近傍堆積物─

    三浦 大助, 𠮷中 耕太, 竹内 晋吾, 上澤 真平 火山 67 (3), 273-294, 2022-09-30

    ...</p><p>クッタラカルデラ火山では,成層火山体の形成時期について,議論があった.本研究による近傍-遠方堆積相と,移動する火口位置の証拠から,成層火山がKt-Hy期にも成長したことが示唆された.成層火山を含めたKt-Hy噴出物の推定総噴出量は,最大で7-8 km<sup>3</sup> DREとなる.Kt-Hy噴火は,火口の移動とマグマ水蒸気噴火で特徴づけられ,円錐の成層火山体で,カルデラを伴うタイプ...

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  • 利尻岳の亜寒帯針葉樹林における強風による大規模な自然撹乱

    吉田 圭一郎, 比嘉 基紀, 石田 祐子, 若松 伸彦, 瀨戸 美文 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 53-, 2022

    ...</p><p></p><p><b>II 調査地と方法</b></p><p>利尻島(N45°11’,E141°14’)は北海道最北部の日本海上にある火山島で,中央に成層火山である利尻岳(1,721m)が聳える.利尻岳には自然度の高い森林植生がみられ,山腹は標高500m付近の森林限界までトドマツとエゾマツが優占する亜寒帯針葉樹林が分布する.調査対象とした大規模な自然撹乱を受けた森林は,利尻岳西向き斜面の...

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  • 福島県南部,二岐山火山の噴火史とマグマ供給系

    渡部 将太, 長谷川 健, 小畑 直也, 豊田 新, 今山 武志 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 053-, 2021

    ...<p>二岐山火山は,福島県南部に位置する成層火山で,同時期に活動した那須火山群の北端から約6 kmとやや離れた場所に分布する.本火山の活動年代として,K–Ar年代や指標テフラとの関係から140〜90 ka(少なくとも約5万年間)の値が得られているが<sup>1</sup>,より解像度の高い編年および層序は確立されていない.一方,那須火山群を構成する成層火山はいずれも10万年以上の活動期間<sup>2...

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  • 帯磁率異方性による大崩山火山深成複合岩体の環状岩脈および花崗岩バソリスの貫入定置機構

    金丸 龍夫, 高橋 正樹, 谷 健一郎, 國嶋 寛和, 冨田 大貴, 高橋 望実, 丸 丈一郎, 飯田 健也, 林 圭, 植月 陸, 鈴木 凌輔 日本地質学会学術大会講演要旨 2021 (0), 061-, 2021

    ...大崩山火山深成複合岩体は,主に火砕岩類,成層火山堆積物,環状岩脈,花崗岩体などから構成される祖母山・傾山・大崩山の3つのコールドロンからなる。このうち最大の外周をもつ大崩山コールドロン形成時,岩体周縁部に花崗斑岩からなる大規模な環状岩脈が貫入し,活動最末期に花崗岩体が貫入定置している。...

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  • 食用廃油火山実験で描いた3,020枚の成層火山断面図に見られる傾向と特徴

    笠間 友博 地学教育 72 (2), 45-66, 2019-12-30

    ....予想断面図において成層火山の外形が正しく描けるかについては,学齢の差は顕著ではなく,富士山がよく見えるという居住地域の依存性が大きかった.予想断面図の成層火山の内部構造については,小学校6年生で水平型の割合が高くなり,高校生で教科書型の割合が高くなったが,正しい実験型は学齢とともに増加した.スケッチにおいても外形,内部構造ともに正確さは学齢とともに高くなった.小学生に対して行ったアンケート調査では...

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  • ケニア山山稜南斜面における氷河周辺の地形

    山縣 耕太郎, 奈良間 千之 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 264-, 2019

    ...<br>2.調査地域<br> ケニア山は,ナイロビの北北東約150kmに位置する標高5,199mのアフリカ第二の高峰で,東アフリカ大地溝帯の形成が始まった約300万年前から260万年前を中心に形成された成層火山である.山頂周辺は,氷期に強い氷食を受け,火道を満たした堅い溶岩が削りだされ岩峰を形成している.山腹にはU字谷が放射状に刻まれ,氷河期には標高3000m付近にまで氷河が拡大したと考えられている...

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  • 十和田湖周辺地域における前期~中期更新世火山活動史

    工藤 崇 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 69 (3), 165-200, 2018-08-10

    ...における前期~中期更新世の火山活動史を構築した.本地域の火山活動は,鮮新世の火山活動が不活発な時期を経て,2.5 Ma 頃に開始した.2.5~1.6 Maには南東部で複数の噴出中心から安山岩~デイサイトマグマが噴出した.その活動様式は,溶岩ドームの形成とドーム崩落型のブロックアンドアッシュフローの発生で特徴づけられる.1.6 ~0.6 Maには北西部で火山活動が起こった.玄武岩~安山岩マグマが噴出し, 成層火山...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献27件

  • 八ヶ岳火山群,硫黄岳・横岳鞍部におけるコマクサの分布に関する地生態学的研究

    小泉 武栄, 竹内 真冴也 植生学会誌 35 (2), 89-107, 2018

    ...砂礫地は主に赤や黒,黄のスコリアでできており,そこにコマクサが生育している.スコリアの粒径が小さいほど,コマクサは多く,粒径が大きい場所ではコマクサは生育しない.ごく一部に安山岩の溶岩が砕けてできた砂礫地があり,そこではコマクサは生育するが,数は少ない.スコリアは新鮮なものと,古いものに分けられ,前者は台座の頭のように新期の小噴火でもたらされたものである.しかし古いスコリアは,成層火山の時代の古い噴出物...

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  • 中国・北朝鮮国境、長白山火口湖の大規模地すべり災害リスク

    宮城 豊彦, 柳澤 英明, 呉 正方 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000042-, 2018

    ...中国と北朝鮮の国境の長白山は標高2720mの成層火山で、約1300年前に巨大噴火を引き起こし、その火口が天池と称される火口湖となった。これ以後破局的な噴火を引き起こしてはいないが、その可能性は常に留意されるべき活火山である。...

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  • 北海道中央部,大雪火山群,旭岳サブグループの後期更新世~完新世火山活動史

    石毛 康介, 中川 光弘 地質学雑誌 123 (2), 73-91, 2017-02-15

    ...<p>旭岳(標高2291m)は御鉢平カルデラの南西に位置する成層火山で,現在でも活発な噴気活動がおこっている.旭岳山頂部から東には熊ヶ岳(2210m)の火砕丘と後旭岳(2216m)の溶岩円頂丘があり,いずれも旭岳の噴出物に覆われている.旭岳サブグループの活動は,山体の違いによって熊ヶ岳火山体,後旭岳火山体,旭岳火山体の3つに大別される.旭岳火山体については主にマグマ噴火を行った前期と主に水蒸気噴火を...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献9件

  • マグマの粘性と火山体の形状に関する教育実践:スライムを用いたかんたん実験とその学習効果

    日向 宏伸, 佐藤 鋭一 地学教育 69 (4), 185-198, 2017

    ...<p>異なる粘性のスライムを用いてマグマの粘性と火山体の形状を関連づける授業実践を行った.スライムは作製が容易であり,低コストで実験ができる.ポリビニルアルコール(PVA)を主原料とする洗濯のりと水の割合を変えることで異なる粘性のスライムを作製することが可能であり,それらをトレイに載せて観察することで,マグマの粘性と火山体の形状の関係を理解することができる.スライムは重ねることもでき,成層火山の形成過程...

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  • 大山火山噴火履歴の再検討

    山元 孝広 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 68 (1), 1-16, 2017

    ...<p>大山火山は山陰地方に位置する大型のデイサイト質成層火山である.この火山は約6万年前の大山倉吉降下火砕堆積物(DKP)に代表されるような日本列島沿いに大規模な火砕物を降下させる噴火を更新世に度々起こしたことで知られている.大山火山の既存研究には層序学的な問題や評価手法上の問題が残されているため,本研究では噴火履歴を定量的に見直した.まず,層序学的問題では,最新期の噴火を弥山溶岩ドームの形成とするもの...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献12件

  • 長野県北東部,烏帽子岳成層火山体における活動史の再検討-岩清水礫層の火山地質に基づいて-

    竹下 欣宏, 手島 秀一, 土屋 美佳, 齋藤 武士, 高橋 康 日本地質学会学術大会講演要旨 2017 (0), 360-, 2017

    【台風のためプログラム中止】 台風18号により学術大会の一部プログラムが中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地から今回に限りJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「台風のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)

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  • 蔵王火山周辺の湖水・湧水の希ガス同位体比

    佐藤 佳子, 熊谷 英憲, 岩田 尚能, 伴 雅雄 日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 143-, 2017

    ...<p>蔵王火山は東北地方の代表的な成層火山の1つで、約100万年前から活動を開始し、現在まで活動を維持している。2013年からの火山性微動や山頂部のわずかな隆起など、活発になっている火山活動の監視の観点からも、現状をモニタリングできる湖水、湧水などの希ガスデータが必要である。...

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  • ケニア山,Tyndall氷河前面における土壌発達過程

    山縣 耕太郎 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100298-, 2017

    ...ケニア山は,ナイロビの北北東約150km,ほぼ赤道直下に位置する標高5,199mの山岳で,アフリカ第二の高峰であり、東アフリカ大地溝帯の形成が始まった約300万年前から形成された成層火山である....

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  • 赤城火山軽石噴火期のマグマ噴出率と組成の変化

    山元 孝広 地質学雑誌 122 (3), 109-126, 2016-03-15

    ...赤城火山,新期成層火山の軽石流堆積物と降下軽石堆積物の対比と噴出物のマグマ体積の計測を行い,マグマ噴出量時間階段図を作成した.火山体形成期(約22-15万年前)に続く軽石噴火期には,5.8万年前の赤城カルデラ形成噴火前に,マグマ噴出率の低下期が起きている.軽石の微量元素成分組成の特徴は,K<sub>2</sub>O量の高い珪長質マグマほど下部地殻部分溶融メルトの関与が大きいことを示しており,下部地殻...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献6件 参考文献38件

  • 岩手山の形

    中嶋 文雄 岩手大学教育学部研究年報 75 103-112, 2016-03-15

    ...彼は日本の各地を調査して、日本の成層火山に特有な形があることに気が付き、その代表的例として富士山を取り上げ、その写真の解析から、この山の輪郭線の中腹部分は対数曲線で表されることを主張した[1]。更に同時代の物理学者George F....

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  • 岩手火山周辺域の1926年から2005年の地震 : 火山活動

    土井 宣夫, 菅野 正人 岩手大学教育学部研究年報 75 1-16, 2016-03-15

    ...岩手山(2038m)は,東西約13kmに配列する岩手火山群東部に位置する大型の成層火山で,ほぼ東経141度線を境に,西側の西岩手山と東側の東岩手山に分かれている。  岩手山は,1998年を中心に活発な地震・火山活動を示した。このイベントは,1997年の地下浅所の地震活動にはじまり,1998年2月には火山体の地殻変動も加わって,活発な地震・地殻変動となった(浜口,2006)。...

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  • ケニア山における水循環とその変化が山麓水環境に及ぼす影響

    大谷 侑也 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100129-, 2016

    ...<br> また、ケニア山山麓の湧水中のウラン濃度は同じ成層火山である富士山のものと比べ100倍近い値を示した。地下水中のウラン濃度は、地下の花崗岩の存在量が多いほど濃くなることが知られている。玄武岩はマグマが地下で冷却され固まったものである。ケニア山は活発な活動を続ける東アフリカ大地溝帯の中央に位置するため、その地下には大量のマグマが存在する。...

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  • 八幡平における湿地の分布特性と形成環境

    佐々木 夏来, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100043-, 2016

    ...<br><br>3.八幡平火山群の地形と湿地<br> 八幡平火山群は,複数の第四紀成層火山で構成され,奥羽山脈の一部をなす.域内最高峰の八幡平火山(1614 m)から南へ標高1400 m程度の稜線が続き,北部では東西方向に火山が連なる.火山体は多様なサイズの地すべりによって侵食が進んでいる.八幡平火山群内の526の湿地のうち,火山原面上に存在するものは262,地すべり地(土塊)に存在するものは185...

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  • ジオパークにおける景観評価

    小池 拓矢, 菊地 俊夫 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100183-, 2016

    ...伊豆大島には玄武岩質の成層火山である三原山をはじめとしたジオサイトが存在する。<BR><B>2. 研究方法</B><BR> 本研究は、首都大学東京の都市環境学部自然・文化ツーリズムコースで開講された野外実習における伊豆大島でのジオツアーに対して調査を行った。ジオツアーは2015年6月30日に行われ、これに参加した学生13名に調査に協力してもらった。...

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  • 四阿火山:成層火山体の開析地形とその利用

    竹下 欣宏, 西来 邦章, 富樫 均 地質学雑誌 121 (7), 233-248, 2015-07-15

    ...四阿(あずまや)火山は長野・群馬県の県境に位置し,約80万年前~45万年前にかけて活動した大型の成層火山である.環状に連なる稜線によって囲まれた“四阿カルデラ”と呼ばれる直径3 kmほどの凹地が,地形的な特徴である.このカルデラから流れ出る米子川の上流域には,厚さ150 mに達する溶岩層が作る断崖絶壁が約1 kmも続き,不動滝(ふどうだき)や権現滝(ごんげんだき)をはじめとする落差70~80 mほどの...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか2件 参考文献6件

  • 長野県北部飯綱山周辺の積雪深分布の特徴

    浜田 崇, 富樫 均 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100186-, 2015

    ...<br> 長野県の北部に位置する飯綱山は,標高1917mの中期更新世の成層火山であり,標高1000m前後の高原をなす小起伏面上に,ほほ独立した高まりとして存在する.この山体とその周囲に観測地点を設け,2010年以降,測深棒および神室型スノーサンプラーを用いた積雪深(積雪水量)の一斉観測を行っている.観測地点の数は9〜19地点,標高は574m~1,590mの範囲である.観測場所はなるべく周囲が開けた平坦地...

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  • 蔵王火山,鳥兜山-横倉山・古熊野岳・中丸山火山体の地質学的・岩石学的研究

    佐藤 真, 伴 雅雄, 及川 輝樹, 山﨑 誠子 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2015 (0), 174-, 2015

    ...蔵王火山は,東北日本火山フロント中部に位置する第四紀成層火山である.約1Maから活動を続けている.本研究では約500kaに形成された鳥兜山-横倉山火山体,約350-250kaに形成された古熊野岳,中丸山火山体の3つの火山体を対象として噴出物の地質学的・岩石学的特徴を明らかにすることを目的とし,野外調査,鏡下観察,全岩化学組成分析を行ったのでその結果を報告する.多くのユニットが含かんらん石単斜輝石斜方輝石安山岩...

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  • 流れ山地形からみた古羊蹄火山の山体崩壊量

    吉田 英嗣 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 105-, 2014

    ...<b> <br></b><b><br>研究対象<br></b>本研究では,北海道南西部に位置する羊蹄火山(標高1898 m)をとりあげた.羊蹄火山は比高1500 m以上,底径10~11 kmの日本では比較的大型の安山岩質成層火山であり,均整のとれた円錐形の火山体を有している.火山原面が広く残存しており,削剥のあまり進んでいない「若い」火山体である(上澤ほか,2011).このように現在の火山体には巨大山体崩壊...

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  • 蔵王火山,五色岳形成初期噴出物の岩石学的特徴

    西 勇樹, 伴 雅雄, 及川 輝樹 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2014 (0), 188-, 2014

    ...蔵王火山は,東北日本第四紀火山フロントを代表する成層火山である。五色岳はその中央付近に位置する,約2千年前の活動によって形成された小規模の山体である。本研究では五色岳形成初期の噴出物を対象に,その形成過程とマグマ組成の時間変化について検討を行った。五色岳初期の噴出物は,振子滝溶岩,五色岳南方溶岩,五色岳南部火砕岩類,五色岳東部火砕岩類に分類される。...

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  • 岩手県西和賀町周辺奥羽脊梁山脈における前期~中期中新世の火山活動と堆積盆発達史

    細井 淳, 天野 一男 地質学雑誌 119 (9), 630-646, 2013-09-15

    ...グリーンタフを形成した当時の具体的な火山活動や堆積環境は不明である.本研究は奥羽脊梁山脈に位置する岩手県西和賀町周辺のグリーンタフを対象とし,堆積相解析を行った.結果,具体的な堆積場とその変遷,古火山活動(非爆発的噴火を2タイプ,爆発的噴火を3タイプ)を解明した.これらの結果を総合して,本研究地域の堆積盆発達史を5つのステージに区分して議論した.本地域は約20 Ma頃にハーフグラーベンを形成し,堆積盆内では成層火山型...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献4件 参考文献40件

  • 蔵王火山

    伴 雅雄 地質学雑誌 119 (Supplement), S120-S133, 2013-08-15

    ...蔵王山は,東北日本火山フロントに位置する成層火山である.本コースでは,テフラや火口近傍の噴出物を観察することにより,蔵王山の最新期の噴火履歴を理解する.また最新期中最大の約3万年前の噴火によってもたらされた火砕岩の様々な岩相も観察する....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献11件

  • 浅間・烏帽子火山群の火山活動場の変遷

    西来 邦章, 高橋 康, 松本 哲一 地質学雑誌 119 (7), 474-487, 2013-07-15

    ...活火山を有する浅間・烏帽子火山群において21試料のK–Ar年代測定を行い,火山活動場の時空間的変遷を明らかにした.本火山群は西北西–東南東方向に約22 kmにわたり分布し,主稜線は成層火山体で構成され,周辺域には溶岩ドームなど単成火山的な山体で広範囲に分布する.本火山群は活動地域と休止期を基に以下の4つのステージに区分される.ステージⅠ(約100万年前),西部地域のみ;ステージⅡ(85~75万年前)...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献12件

  • 八幡平火山大谷地湿原の形成過程と地すべり活動の関係

    佐々木 夏来, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 239-, 2013

    ...<BR><BR>2.八幡平地域の地すべり地の特徴と湿地<BR> 奥羽山脈北部に位置する八幡平火山は,4月でも約3 mの積雪が残る多雪地である(大丸ほか,2000).八幡平地域には多くの湿地が存在し,その成因として地すべり土塊内の凹地,噴火口,雪食凹地などが挙げられる.八幡平火山は,安山岩質の成層火山であるが,数十万年前に噴出物を伴う噴火を終え地すべりによる火山体の解体が進んでいる。...

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  • 蔵王火山、熊野岳周辺に分布する噴出物の岩石学的研究

    高野 徹, 伴 雅雄 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 171-, 2013

    東北日本中部に位置する蔵王火山では、約30-10万年前の活動により複数の中規模山体が形成された。これらが現在の山体の主要部を成している。本研究は、その中規模山体の一つである熊野岳山体に注目し、その地質学的・岩石学的特徴に基づき、形成過程とマグマの組成の時間変化について検討を行った。熊野岳山体を構成する噴出物は、熊野岳東部噴出物・熊野岳西部噴出物・熊野岳山頂噴出物・馬の背噴出物の4つに分けられる。…

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  • 東北日本、蔵王火山、馬の背アグルチネート活動期の層序とマグマ組成時間変化

    河野 元, 伴 雅雄, 及川 輝樹 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 170-, 2013

    ...蔵王火山は東北日本フロント沿い成層火山の代表の一つである。蔵王山の最新期活動は約3万年前に始まり現在も継続中である。最新期活動はさらに、駒草平アグルチネート、馬の背アグルチネート、五色岳火砕岩活動期に細分される。このうちの馬の背アグルチネート活動期の層序とマグマ組成時間変化について報告する。...

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  • 九重火山の噴火史研究 (レビュー)

    奥野 充, 長岡 信治, 小林 哲夫, Okuno Mitsuru, Nagaoka Shinji, Kobayashi Tetsuo 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 23 164-170, 2012-03

    ...九重火山は,九州中部の阿蘇火山と由布岳・鶴見岳火山の中間に位置し,20座以上の溶岩ドームや小型成層火山からなる複成火山である.Kamata and Kobayashi(1997)は,テフラ層序と14C年代にもとづいてAT以降の噴火史を編んだが,火山地形の鮮明度や分布関係から制約される噴火順序と合致しない部分がある.稲永ほか(2006)や奥野ほか(2012)のTL年代は,直接,溶岩の年代を示すことが期待...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE

  • 栃木県北部,高原火山における単成火山群の岩石学的研究

    田島 義之, 荒川 洋二, 池端 慶, 金井 啓通 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2012 (0), 190-, 2012

    ...高原火山は東北本州弧南部の火山フロント上に位置する第四紀成層火山である.一方,高原火山本体に付随し,西北西‐東南東方向に走る断裂帯上には単成火山群が形成されており,これらの火山は高原火山本体の複成火山とはマグマの生成過程が異なることが推定されている.しかし,これらの単成火山群に焦点をあてた岩石学的な研究は充分に行われていない.従って本研究では,これらの単成火山群に焦点をあて,それらを形成したマグマ生成過程及...

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  • トルコ,中部アナトリアの地熱地域の火山岩の古地磁気調査概要

    須藤 茂 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 62 (11-12), 389-404, 2011

    ...トルコ中部アナトリアには,大型成層火山,単成火山群,及び大規模火砕流堆積物からなる台地などの火山地形がみられる.それらは過去1 千万年程度の間に噴出し,東西約200 km,南北約150 km の範囲内に複雑に分布している.比較的新しい大型成層火山として,ハッサン火山とエルジエス火山があり,単成火山群は,溶岩円頂丘,溶岩流,火砕丘,マールからなる.トルコの地質調査所に相当する機関,鉱物資源調査局(MTA...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 秋田駒ヶ岳火山、主成層火山体東部地域の地質と岩石

    小畑 大樹, 藤縄 明彦, 木村 敬介 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2011 (0), 34-34, 2011

    ...本研究では、秋田駒ヶ岳火山主成層火山体の東部地域を構成する噴出物の分布と層序を明確にし、マグマ供給系の変遷を検討する。当該地域の噴出物は、20噴出物及び1岩脈に区分でき、これらは南北いずれかの推定噴出口より噴出したと考えられる。また噴出時期、岩石の岩質の類似、近縁性より、南部由来噴出物は2グループ、北部由来噴出物は5グループに集約できる。...

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  • 岩手県高倉火山群,丸森火山の地質と岩石

    土屋 沙亜武, 藤縄 明彦, 長谷川 健 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2011 (0), 35-35, 2011

    ...高倉火山列は,活火山を有する仙岩地熱地域に属す第四期成層火山列で,小高倉,高倉,丸森火山からなる.火山列南端を占める丸森火山に注目し,形成史およびマグマ供給系の組成変化過程を検討した....

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  • 浅間・烏帽子火山群,最初期~前期の火山活動史

    西来 邦章, 高橋 康, 松本 哲一 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2011 (0), 22-22, 2011

    ...浅間・烏帽子火山群最初期~前期の火山活動では,火道域が固定された成層火山体を形成する活動と活動範囲が広範囲に及ぶ単成火山的活動がみられるが,後者は約80万年前と約30万年前の短期間に限られている.また,約30万年前までは烏帽子岳周辺での活動であるのに対し,それ以降は三方ヶ峰~浅間山周辺までの広範囲に及ぶ.従って,活動場は30万年前以降に急激に東へ拡大したと考えられる....

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  • 鹿児島湾北岸,国分平野における過去1万5000年間の海面変化と古環境変化

    森脇 広, 杉原 重夫, 松島 義章, 増淵 和夫, 弦巻 賢介, 大平 明夫 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 144-144, 2011

    ...国分平野の流域は,第四紀に噴出した火砕流からなる台地・丘陵と多数の成層火山・単成火山からなる霧島火山群で,活発な堆積物供給源を形成する.鹿児島湾は火山構造性陥没地からなり,深い海底地形をなす.鹿児島湾の北岸にある国分平野は,姶良カルデラ北縁にあることから,この沖合は急激に深くなり,比高100m以上に及ぶ急斜面を形成する.この急斜面は,水深10m以下で,距離1kmほどの幅で縁どる三角州頂置面に続く前置斜面状...

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  • 高原火山の火山活動史

    弦巻 賢介 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 150-150, 2011

    ...<BR>  0.3Ma以降は,カルクアルカリマグマを主体とする成層火山の活動が顕著になり,現在の主要な山体を構成した.活動の後期にはデイサイトが噴出するが,これら0.3Ma以降の噴出物には明瞭な鉱物分解組織や苦鉄質包有物など,マグマ混合を示唆する岩石が認められる....

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  • 北海道北部,利尻火山における火山麓扇状地より得られた年代資料とその地形発達史的意義

    近藤 玲介, 塚本 すみ子, 宮入 陽介, 坂本 竜彦 日本地理学会発表要旨集 2011s (0), 233-233, 2011

    ...利尻火山の概要と研究目的</B><BR> 利尻島は,全域が北海道北部の日本海上に位置する第四紀火山の利尻火山からなる.利尻火山は,利尻山(1721 m)を最高峰とする成層火山体と,利尻島南部を中心に分布する側火山群から構成される(石塚,1999).成層火山体は浸食谷や山麓緩斜面,大規模な溶岩流に取り囲まれており,山麓緩斜面の大部分は火山麓扇状地(守屋,1975)である.利尻火山における火山麓扇状地は...

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  • 磐梯火山における1888年の巨大山体崩壊の量的規模に関する考察

    吉田, 英嗣 自然人間社会 49 57-71, 2010-07

    ...火山において発生する巨大山体崩壊は、円錐形の山体を形成して重力的に不安定となった成層火山体などが、火山活動や地震などを引き金として大規模に崩壊する現象である。巨大山体崩壊に伴って発生する、岩屑なだれや二次的なラハール(火山泥流)といった土砂移動現象によって、人間社会は大きなダメージを受ける。...

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献2件

  • 北海道東部,屈斜路・摩周カルデラ噴出物の放射炭素年代値

    山元 孝広, 伊藤 順一, 中川 光弘, 長谷川 健, 岸本 博志 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 61 (5-6), 161-170, 2010

    ...>13</sup>C 補正値で3,660±40yBP から,36,080±1,300yBP にまでわたるが,いずれも外来テフラも含めたテフラ層序との矛盾はない.KpI 噴火の暦年代については,ほぼ40ka と算出され,KpIV を噴出した屈斜路カルデラ最大の噴火から約7 万年の再来間隔で巨大噴火が繰り返されたことになる.摩周カルデラは,KpI 噴火直後から屈斜路カルデラの東壁上に形成されたもので,成層火山体形成後...

    DOI Web Site 被引用文献13件 参考文献8件

  • 1888年の山体崩壊による磐梯火山の崩壊量に関する検討

    吉田 英嗣 日本地理学会発表要旨集 2010f (0), 109-109, 2010

    ...<B>巨大山体崩壊とその量的検討の意義</B><BR>  火山において頻発する巨大山体崩壊は、円錐形の山体を形成して重力的に不安定となった成層火山体などが、火山活動や地震などを引き金として大規模に崩壊する現象である。巨大山体崩壊に伴って発生する、岩屑なだれや二次的なラハール(火山泥流)といった土砂移動現象によって、人間社会は大きなダメージを受ける。...

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  • 人工衛星搭載ASTER センサを用いたチリ共和国Viedma 火山におけるSiO<sub>2</sub> 量推定

    小林 千明, 折橋 裕二, 平田 大二, ナランホ ホセ, 小林 淳, 安間 了 日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 156-156, 2010

    ...この推定値は、Hudson 火山(直径10km のカルデラを有する成層火山)で系統サンプリング及び分析を行ったOrihashi et al.(2004, 2008)の組成幅(SiO2:50.5-66.6wt%)と一致し,Viedma 火山がこれまで推定されていたような単成の溶岩ドームではないことを示唆する。...

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  • 北海道北部,利尻火山北麓,姫沼周辺より得られた年代資料とその地形発達史的意義

    近藤 玲介, 佐藤 雅彦, 宮入 陽介, 重野 聖之 日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 245-245, 2010

    ...<B>利尻火山の概要と研究目的</B><BR>  北海道北部,日本海上に位置する利尻島は,全域が第四紀火山である利尻火山からなる.利尻火山は,中央部の利尻山(1721 m)を最高峰とする成層火山体と多数の側火山から成り,侵食谷と山麓緩斜面が取り囲む.利尻火山の活動史の中でも,末期(石塚,1999)に関連する側火山や溶岩流の年代には不明な点が多く,特に,利尻山の北麓には複数の火口地形や火砕丘,溶岩流が...

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  • 残留磁化測定による北海道北部,利尻火山北麓の古期火山麓扇状地堆積物の定置温度推定

    植木 岳雪, 近藤 玲介 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 101-101, 2009

    ...北海道北部沖の利尻島は,約20万年前から数1000年前まで(石塚,1999;石塚・中川,1999)活動した利尻火山からなる火山島である.利尻火山は標高1721 mの成層火山体と側噴火地形から構成される複成火山であり,山麓には火山麓扇状地が発達し,利尻火山の面積の60 %を占めている(松井ほか,1967;守屋,1975).利尻火山は約2.8万年前には現在と同程度の標高であり,当時山頂から山腹への侵食谷中...

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  • 火山列島,北硫黄島火山の地質概要

    中野 俊, 古川 竜太 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 60 (7-8), 395-405, 2009

    ...東西約2.1 km,南北約3.3 km,標高792 m を有する北硫黄島は伊豆・小笠原弧,火山(硫黄)列島最北端の火山島である.不整合関係をもとに古期火山及び新期火山に区分されるが,岩質・岩相に大きな変化はなく,いずれも玄武岩質の溶岩・火砕岩が累重する成層火山体で,山体の浸食が著しい.海食崖では,多くは厚さ2 m以内の多数の放射状岩脈が貫き,167本を数える.玄武岩はSiO<sub>2</sub>=...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献4件

  • 北海道北部,利尻火山北麓における古期火山麓扇状地のOSL年代

    近藤 玲介, 植木 岳雪, 塚本 すみ子 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 100-100, 2009

    ...<B>利尻火山の火山麓扇状地の概要と研究目的</B><BR> 北海道北部の日本海上に位置する利尻島は,約20万年前以降から数千年前までの間に活動した利尻火山からなる(石塚,1999).利尻火山は,中央部の利尻山(1721 m)を最高峰とする成層火山体と多数の側火山から成り,侵食谷と山麓緩斜面が取り囲む.山麓緩斜面の大部分は火山麓扇状地であり,利尻島の約60%の面積を占める地形面である(守屋,1975...

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  • 有珠火山・善光寺岩屑なだれの流れ山の長軸方向

    吉田 英嗣, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2009s (0), 94-94, 2009

    ...善光寺岩屑なだれは、給源から土砂が扇状に広がって移動し、堆積した山麓拡散型岩屑なだれの典型例であり、約7000~8000年前における成層火山体の崩壊により、南西麓に明瞭な流れ山地形が形成された。<BR> データソースとして、国土地理院が2000年に発行している火山土地条件図「有珠山」を用いた。...

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  • 鳥海火山

    林 信太郎, 山元 正継 地質学雑誌 114 (Supplement), S87-S95, 2008-09-18

    ...鳥海山は約60万年前に活動を開始した成層火山である.鳥海火山の登山を行い,鳥海火山の火山地形を概観するとともに鳥海山の歴史時代の火山灰の観察を行う.また,悪天候時には,山麓の露頭を回り,鳥海山の新旧の溶岩,岩なだれ堆積物などの観察を行う....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 火山列島、南硫黄島火山の地質(<特集>南硫黄2007)

    ナカノ, シュン, Nakano, Shun, 中野, 俊 小笠原研究 (33) 31-48, 2008-03

    ...追跡できる火砕物層準を基準とし、成層火山体である南硫黄島火山を下位から古期火山噴出物-1、古期火山噴出物-2、南部中期火山噴出物、北部中期火山噴出物および新期火山噴出物に区分した。いずれも陸上噴出した溶岩および火砕岩からなり、広域的に認められる有意な浸食間隙は存在しない。海食崖を貫く岩脈は254本を数えた。その大部分は放射状岩脈である。岩質は溶岩・岩脈ともにすべて玄武岩である。...

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  • 溶岩原の地形発達と分類

    守屋 以智雄 日本地理学会発表要旨集 2008f (0), 75-75, 2008

    ... _丸4_小型単成火山+成層火山+流紋岩質カルデラ火山.これらは時系列的に発達した一連のグループと見なせると考えたい....

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  • 八甲田-十和田カルデラ群における火山活動時空変遷とその要因

    工藤 崇 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 24-24, 2008

    ...に最も背弧側のカルデラで開始した.本カルデラ群以前の火山活動はフロント側では5 Ma,背弧側では7 Maまで遡るため,両者の間には長期の活動休止期が想定される.この休止期によって冷えた地殻がマグマの結晶分化と低溶融度地殻メルトの同化を促進した結果, 初期では地殻成分の寄与の大きな高カリウム系列珪長質マグマが生成されたと考えられる.その後2 Ma前後には活動領域がフロント側へと拡大し,カルデラ形成と成層火山群...

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  • 大カルデラ火山に関連する成層火山の珪長質マグマの成因―東北日本中部域火山の例―

    伴 雅雄, 廣谷 志穂, 若生 文香, 菅 琢朗, 井合 穣, 加々島 慎一, 周藤 賢治, 加々美 寛雄 日本鉱物科学会年会講演要旨集 2008 (0), 25-25, 2008

    ...先行する大カルデラ火山に関連していると考えられる、東北日本中部域の3つの成層火山;青麻、高松、月山の珪長質マグマの成因を検討した。3火山とも安山岩主体であり、岩石的解析の結果、それらは玄武岩質とデイサイト質の2端成分マグマの混合によってもたらされたと考えられる。...

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  • ゼータ電位を考慮した開聞岳の自然電位解釈

    長谷 英彰, 石戸 経士, 神田 径, 森 真陽 物理探査 61 (4), 301-312, 2008

    ... 開聞岳において自然電位測定を行った結果,山麓成層火山領域では約-3mV/mの明瞭な地形効果を表す自然電位プロファイルが得られた。一方,標高400mから上部の中央火口丘領域では,地形効果が明瞭でない上,中央火口丘領域内に局在している885年溶岩との境界付近において,いくつかの局所的な自然電位異常が明らかとなった。...

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  • 中部日本,北八ヶ岳火山北麓に分布する前期更新世火山岩類の火山層序

    高橋 康, 西来 邦章 地質学雑誌 112 (9), 549-567, 2006

    ...本研究では,北八ヶ岳火山の北麓に分布する前期更新世火山岩類の層序を確立し,計60個の岩石試料について全岩化学分析を行った.北八ヶ岳火山は1.2 Ma頃に活動を開始し,1.0 Ma頃まで玄武岩質溶岩の噴出を繰り返して成層火山体を形成した.1.0 Ma以降は安山岩~デイサイト溶岩が噴出し0.9 Ma頃に一旦活動を終了した.中期更新世に入り活動を再開して安山岩~デイサイト溶岩が噴出し成層火山や溶岩ドームを...

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  • 論文 御嶽山の地下水流動特性

    浅井 和由, 佐竹 洋, 辻村 真貴 Journal of Groundwater Hydrology 48 (4), 279-296, 2006

    御嶽火山の地下水流動特性を明らかにすることを目的として,集中的な湧水調査と豊水期と渇水期における河川基底流量の測定を行った.流出量が50L/sを超える大きな湧水は,すべて火山体の上部を構成する新期火山地域に位置しており,地下水の多くは新期溶岩流にそって比較的浅い深度を流動していることが示された.新期火山地域の地下水流動は,火山の侵食状況を強く反映しており,円錐形の山体形状を保っている北部地域に,…

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  • 世界遺産を目指す富士山の現状と問題点

    田中 絵里子, 佐野 充 日本地理学会発表要旨集 2006f (0), 46-46, 2006

    ...富士山のように美しい成層火山は世界中にたくさんあり,その固有性が認められないというのが大きな理由であった。<BR> 世界遺産に登録されるためにはいくつかの登録基準が存在しているが,当時の日本人にはその知識が欠落していた,もしくはその認識に大きな隔たりがあったといえる。どんなに美しい対象物であっても,その固有性が認められなければ世界遺産とは認められない。...

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  • 八丈島における土壌と植生分布の関係

    久保田 蘭 日本地球化学会年会要旨集 52 (0), 305-305, 2005

    ...八丈島は伊豆七島の最南端に位置する火山島で、南東部に東山火山(三原山)、北西部に西山火山(八丈富士)と呼ばれる成層火山が繭型に連なる。八丈島の地質は、一色(1959)によりその全容が報告されているが、両火山の噴出物から形成される土壌に関する研究はあまり行われていない。...

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  • 土砂移動メカニズムからみた浅間火山岩屑なだれの最大流走距離

    吉田 英嗣, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2005f (0), 89-89, 2005

    ...<B>はじめに</B><BR> 成層火山の大規模山体崩壊に伴って発生する岩屑なだれは,流域スケールの地形形成に多大な影響を与えうる.大規模な土砂流の到達予測に関しては,従来,崩落高度 (H) と最大流走距離 (L) との関係から導かれる,「みかけの」等価摩擦係数 (H/L) による議論が主流である.岩屑なだれのH/Lは,大規模なイベントほどその値が小さくなるものの,経験的に0.05-0.20とされる...

    DOI 参考文献6件

  • 後期新生代,東北本州弧における火成活動史と地殻・マントル構造

    吉田 武義, 中島 淳一, 長谷川 昭, 佐藤 比呂志, 長橋 良隆, 木村 純一, 田中 明子, Prima Oky Dicky Ardiansyah, 大口 健志 第四紀研究 44 (4), 195-216, 2005

    Geological and petrological studies of late Cenozoic volcanic rocks from the NE Honshu arc of Japan have revealed secular variations in magmatism. These variations are closely related with tectonic …

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  • 牟礼村袖之山の舟石が教えてくれるもの

    富樫, 均, 小山, 丈夫 長野県自然保護研究所紀要 = Bulletin of Nagano Nature Conservation Research Institute 7 29-39, 2004-03

    ...牟礼村袖之山の舟石は、第四紀成層火山の活動に由来する巨石である。舟石には、石の由来に関する地質学的な特徴のほかに、かつての氷河論争に関わる科学史的な話題、さらには石にまつわる不思議や民間伝承などの歴史・民俗学的な特徴も見出される。一個の石から様々な意味を読み取ることができる舟石の事例は、身近な対象が地域の自然や文化の再発見の糸口になるという好例である。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 栃木県北部,日光火山群女峰赤薙火山で約12-15万年前に起きた大規模山体崩壊

    橘 英彰 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 187-187, 2004

    ...1.研究の目的<br>栃木県北部,日光火山群女峰赤薙火山は日光火山群の中では最も東に位置する成層火山である(山崎,1958).女峰赤薙火山の活動史・地形発達史については,テフラ層序との関係から約30-8万年前にいたる爆発的噴火活動史(村本,1992,鈴木ほか,1994,鈴木ほか,1998)が提案されている.また火山体の溶岩層序と溶岩のK-Ar年代値からは,約50-40万年前に渡る活動史も提案されている...

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  • 中之条盆地における中之条泥流の堆積と段丘地形発達

    吉田 英嗣, 須貝 俊彦 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 163-163, 2004

    ...中之条盆地は,流域に多くの第四紀成層火山を有する利根川水系吾妻川中流域に位置する.このうち浅間火山は,約2.3_から_2.4万年前に大規模山体崩壊を発生させた.このイベントに伴う岩屑なだれ堆積物の一部が吾妻川に流入し,中之条盆地を経て最終的には関東平野北西部まで達したことが知られている.中之条盆地にこのとき及んだ堆積物は,”中之条泥流堆積物”(守屋1966)と呼ばれている....

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  • 浅間火山における大規模山体崩壊起源堆積物の地形学的特徴

    吉田 英嗣 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 160-160, 2004

    ...日本を始めとする環太平洋には,世界の火山の多数が分布する.成層火山は,その成長途中で重力不安定などを要因として大規模山体崩壊を一度は起こすとされており,この証拠である岩屑流堆積物は各地で発見されている.しかし,個々の火山レベルでは発生頻度が小さく,流域の長期的地形発達に対する重要性が認識されにくいためか,大量の堆積物によって下流域が受ける影響に関しては,十分に検討されていない.ところが,国土や環太平洋全体...

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  • グアテマラの第四紀火山の地形と分類

    守屋 以智雄 日本地理学会発表要旨集 2004s (0), 52-52, 2004

    ...<br>1)成層火山はグアテマラ火山帯全体にわたって外弧側に多く認められる.1922年以来熔岩を流出し続けているSanta Maria, 2003年にも噴火したFuego, 近年しばしば噴火を繰り返すAgua,Pacayaなどの活火山はいずれも富士山型の若い成層火山(A1型)である.山頂部に数km径のカルデラを持ち,噴火活動最盛期を越したやや古い成層火山(A2型)も多く見られる.火山列南西に広がる海岸平野...

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  • 東北日本, 北八甲田火山群の地質と火山発達史

    工藤 崇, 宝田 晋治, 佐々木 実 地質学雑誌 110 (5), 271-289, 2004

    ...北八甲田火山群は11の小規模成層火山体から構成される. 本火山群は約40万年前から活動を開始した. 噴出中心の位置は時間とともに中央部に収束する傾向がある....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献12件 参考文献64件

  • 霧島火山群・御鉢火山におけるマグマ系の進化

    宮本 毅 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2003 (0), 61-61, 2003

    ...<BR>   南部九州に位置する霧島火山群の活動は主にカルクアルカリ系列安山岩による小型成層火山の活動で特徴づけられるが,御鉢火山は例外的に苦鉄質のソレアイト系列岩よりなる.御鉢火山は南九州の火山フロントとなる火山群の南東端に位置し,約1200年前にその活動を開始した比較的新しい火山である.御鉢火山の活動以前,火山群南東部(御鉢火山直下近傍)では約3000年間にわたって火山活動はない.現在の火砕丘...

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  • 松川地熱地域付近の火山岩の年代とその意義

    大場 司, 林 信太郎, 梅田 浩司 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2003 (0), 51-51, 2003

    ...<BR>  下倉山・中倉山は山体中央部が崩壊した成層火山と考えられており(角他、1988)、その崩壊凹地内にはパイロフィライト、みょうばんなどを産する強粘土化変質帯が発達している。この変質帯の年代値は高塚・高島(1992)、大関他(1998)により報告されており、そのうち古い年代を示すものは本火山の活動年代と一致している。これは成層火山活動期の山体中心における熱水変質作用を示すと考えられる。...

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  • 火山性テクトニック陥没帯における地熱系の特徴:日本とニュージーランド

    Tamanyu Shiro, ピーター ウッド BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 54 (3-4), 117-129, 2003

    ...における構造支配について研究するために,日本の九重-別府地溝帯(KBG)とニュージーランドのタウポ火山帯(TVZ)を比較検討した.その結果,その違いと類似性が明らかとなった.地熱地域の分布は,両者で大きく異なり,KBG では中央部を斜交する若い火山フロントの直上ないしはその背後に限定されるのに対して,TVZでは地溝帯全体に広く分布している.最も若い火山活動に関しても両者で異なり,KBGでは安山岩質の成層火山...

    DOI 被引用文献1件 参考文献19件

  • 東北本州弧、田山地域における後期新生代のマグマ活動の変遷

    小林 羊佐, 吉田 武義 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集 2003 (0), 65-65, 2003

    ...また、(3)4.0-2.5Maに活動した苦鉄質安山岩∼玄武岩質の成層火山がカルデラ群を覆う。加えて、田山カルデラ群の北西部には花輪盆地東縁の断層にほぼ平行に、9.0-7.5Maに活動した平行岩脈群である花輪盆地東縁岩脈群が分布する。 今回、田山地域に分布する火山岩類の全岩化学分析を行い、3つのステージを通した田山地域におけるマグマの化学組成上の特徴とその変遷について検討を行った。...

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  • 古期御岳火山の地質

    松本盆地団体研究グループ 地球科学 56 (2), 65-85, 2002

    ...御岳火山は乗鞍火山列の南部に位置する成層火山であり,その活動期から古期御岳火山と新期御岳火山に2分され,それぞれの活動期は中期更新世と後期更新世にあたる.中部更新統・樽沢累層は古期御岳火山の堆積物に相当し,下部層と上部層に区分できる.下部層は火山砕屑物を主体とし,多くの降下テフラ,薄い溶岩と火砕流堆積物が挟在する.上部層は溶岩を主体とし,ほとんど降下テフラは挟在しない.鍵層として木曽御岳山麓に広く追跡...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE ほか1件 被引用文献5件 参考文献14件

  • インドネシア・フローレス島中部パジャワ地熱地域の火山岩及び変質岩の熱ルミネッセンス年代

    高島 勲, NASUTION Asnawir, 村岡 洋文 BULLETIN OF THE GEOLOGICAL SURVEY OF JAPAN 53 (2-3), 139-146, 2002

    ...インドネシア・フローレス鳥のパジャワ地熱地域周辺の火山岩と変質岩の熱ルミネッセンス年代測定を行った.火山岩は,中心部の新期成層火山群を対象に8個測定し,最も新しいイネリエ火山噴出物が32 ka,それ以外の小成層火山が72-160kaとなった.この年代は,本地域についての初めての報告であり,地熱開発の点では十分熱源になり得るものである.変質岩についても8個の測定を行い,マタロコ変質帯では33ka,ナゲ...

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  • 九州北東部,鶴見火山の最近3万年間の噴火活動

    藤沢 康弘, 奥野 充, 中村 俊夫, 小林 哲夫 地質学雑誌 108 (1), 48-58, 2002

    Tsurumi volcano located in northeastern Kyushu, Japan is the stratovolcano which consists mainly of lava domes and lava flows. Several tephra layers from the volcano are also distributed on its …

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  • 南部フォッサマグナ南西部の浜石岳層群・庵原層群の火山岩の岩石化学

    山本 玄珠, 島津 光夫 地球科学 53 (2), 91-109, 1999

    ...ドームはカルクアルカリ質である.TiO_2-FeO^*/MgO,TiO_2-P_2O_5判定図へのプロットおよびN-MORB規格化図のパターンによると,浜石岳層群・庵原層群のソレアイトは島弧性ソレアイトである.浜石岳層群,庵原層群の火山活動は,古伊豆-小笠原弧の背弧リフト帯に生じた前期〜中期中新世の背弧海盆玄武岩および海洋島アルカリ玄武岩の活動から,丹沢,伊豆地塊の衝突をへて,現在の伊豆-小笠原弧の成層火山...

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献34件

  • 八丈島火山群の形成過程とその特徴

    菅 香世子 第四紀研究 37 (2), 59-75, 1998

    The Northern Izu-Bonin Arc, one of the intraoceanic arc systems in Western Pacific, is marked by an along-arc arrangement of trench, volcanic front, and backarc rift, and across-arc NE-SW oriented …

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  • 小野子火山の地質とその基盤の構造

    中村 庄八 地球科学 51 (5), 346-360, 1997

    ...石含有複輝石安山岩も認められる.十二ヶ岳成層火山形成期の後半には,火山体の西斜面で漏斗状の形をとる十二ヶ岳南爆裂火口が発生し,現在その内部構造の一部が露出している....

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  • 日光火山群東方地域に分布する中・後期更新世テフラ : 日光火山群の噴火史

    村本 芳英 静岡大学地球科学研究報告 18 59-91, 1992-07

    ...日光火山群は東北日本, 栃木・群馬県境に位置し, 女峰・赤薙火山と男体火山の2つの成層火山と, いくつかの溶岩円頂丘から成る。本論文では日光火山群東方地域に分布する降下火砕物を明らかにし, テフロクロノロジーを用いて日光火山群の噴火史を組み立てた。日光火山群の噴火史をまとめると次のようになる : 約30万年〜15万年前, 女峰・赤薙火山の爆発的噴火。...

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  • squeeze型地すべりの発生機構

    釜井 俊孝 地すべり 27 (4), 1-8_1, 1991

    The Nebukawa-station Landslide was triggered by the Kanto earthquake in 1923. Both geological and geotechnical studies point out that the landslide failed rapidly by shearing (compression failure) …

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  • 豊肥火山地域,涌蓋(わいた)山周辺における後 : 猪牟田カルデラ火山活動の発達史と放射年代

    鎌田 浩毅, 宇都 浩三, 内海 茂 火山.第2集 33 (4), 305-320, 1988

    ...したことが判明した.また火山岩の噴出量と噴出岩石の組成変化を検討した結果,火山活動は0.7Ma付近を境とし,1回の噴出量の多い輝石安山岩質の活動から,噴出量の少ない角閃石安山岩質の活動へと変化したことが判明した.このことは猪牟田カルデラ直下のマグマ溜りの温度が時間とともに低下したことを示唆する.涌蓋山地域の火山活動は0.7 Ma 付近を境として総噴出量が減少し,火山体の形態も溶岩台地卓越型から少数の成層火山体...

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  • ペルーアンデス, オクロス岩脈群における火山体構造の復元

    宇井 忠英, 河野 長, 浜野 洋三, MONGE Felix, 青田 好子 火山.第2集 29 (4), 285-296, 1984

    ...ペルーアンデス, オクロスにおいて, 29枚の岩脈群の走向・傾斜・流動方位の野外測定データを用い, 侵食された成層火山体の原形を復元した.それぞれの岩脈形成時のマグマの流動方位は, 岩脈に含まれる気泡の伸長軸および斑晶の卓越配列方向から推定できる.全体の45%の岩脈は東向き急傾斜の流動方位をもち, それらの走向は測定ルート東方の地点に集束するような変化がある.従ってこれらの岩脈を作ったマグマは測定ルート...

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  • 日本の第四紀火山の地形発達史

    守屋 以智雄 Annals of the Hokkaido Geographical Society 1973 (48), 1-7, 1973

    ...その結果, 日本の第四紀火山はA型 (ほぼ成層火山に相当), B型 (大カルデラ火山), C型 (単成火山) に大別され, さらに, A型火山はA<SUB>1</SUB>型 (熔岩流・スコリア→火砕流熔岩・円頂丘), A<SUB>2</SUB>型 (熔岩流・スコリア), A<SUB>3</SUB>型 (火砕流・熔岩円頂丘)に, C型火山はC<SUB>1</SUB>型 (降下スコリア→熔岩流→降下火山灰...

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  • 岩木火山の変位

    鈴木 隆介 地理学評論 45 (11), 733-755, 1972

    The final purpose of this study is to clarify the relation between the deformation of Iwaki volcano and that of its adjacent areas from a viewpoint of “tectono-volcanology”. In this paper, however, …

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  • 羊蹄火山体の開析と斜面発達

    水谷 武司 地理学評論 43 (1), 32-44, 1970

    At a youthfully dissected volcano, its initial landf orm can be restored correctly. There-fore, quantitative analysis of erosional landf orm is possible. The result may forms a basis of studies of …

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  • 富士山の水文学的研究

    山本 荘毅 地理学評論 43 (5), 267-284, 1970

    Since 1917, especially after the World War II, many investigations has been carried on to clarify the hydrology of Fuji Goko (five lakes) and hydrogeology of volcano slope with relation to …

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  • 成層火山体の初期開析過程

    水谷 武司 地理学評論 43 (5), 297-309, 1970

    Erosional processes of youthfully dissected strato-volcanoes in Japan have been studied quantitatively by physical and morphometrical analysis. The result may be applied to the study of slope …

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  • 日本における成層火山体の侵蝕速度

    鈴木 隆介 火山.第2集 14 (3), 133-147, 1969

    This paper is an attempt to try to express the erosional features of volcanic cones in some quantitative indices and also to show the relations between the indices and the duration of erosion (T). …

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  • 日本の硫化鉄鉱と硫化鉄鉱鉱床

    スミルノフ V.I., ボロダエフ Iu.S., スタロスチン V.I. 鉱山地質 18 (91), 284-291, 1968

    ...SUP>*1</SUP>の多くは,アルプス地向斜発展期初期段階のものである中新世のスピライトーケラトフフイア岩系の岩石帯に集中している.この種の鉱床の鉱体は,火山砕屑岩層に覆蔽された流紋岩質層の近辺に賦存し,累帯構造を示している.下位の熱水性変質作用を受けている流紋岩中には,交代成微脈―鉱染状硫化物鉱石(珪鉱)が発達している.その上位には塊状の硫化鉄鉱鉱石(黄鉱)が分布している.そしてさらに,海成の成層火山砕屑岩...

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  • 岩手火山の岩石学と岩石化学

    大沼 晃助 岩石鉱物鉱床学会誌 47 (5), 192-204, 1962

    Iwate Volcano is a composite stratovolcano consisting of two tripple cones, older and younger volcanoes, and belongs to the northern sub-zone of the Nasu volcanic zone. The calderas, which are found …

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