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  • 鏡の普及と自己認識の変容を考える

    戸矢 理衣奈 生産研究 75 (3), 243-247, 2023-08-01

    <p>工学系研究者の間でしばしば「人と人工物との関係」に言及される.この関係を中長期的に捉えれば,それは歴史家の関心とも重なる.本稿では人々の自己認識に潜在的に大きな影響与える人工物としての鏡に注目する.日本では明治時代に板ガラスの生産が工業的に可能になり,平面ガラス鏡の製造も可能となった.人々ははじめて現代に近い形で鏡を見て自身の姿に接し,様々な反応を示した.本稿では続く大正時代における住空間…

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  • 文化×工学研究会の実践と報告(2022 年度)

    戸矢 理衣奈 生産研究 75 (3), 231-234, 2023-08-01

    <p>「文化×工学研究会」は東京大学EMP 修了生有志に東京大学生産技術研究所が協力する形で,東京大学全学の教職員およびEMP 修了生にオープンな研究会として2019 年7 月にはじまった.2023 年3 月末時点で30 回の開催を数えている.多様な専門を持つ研究者に加えて,実務家が参加することで「文理実」の連携を推進する場ともなっている.本稿では2022 …

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  • 文化×工学研究会の実践と報告(2021 年度)

    戸矢 理衣奈 生産研究 74 (3), 261-267, 2022-08-01

    <p>「文化×工学研究会」は東京大学EMP 修了生有志に東京大学生産技術研究所が協力する形で,東京大学全学の教職員およびEMP 修了生にオープンな研究会として2019 年7 月にはじまった.2022 年8 月末時点で27 回の開催を数えている.多様な専門を持つ研究者に加えて,実務家が参加することで「文理実」の連携を推進する場ともなっている.本稿では2021 …

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  • 鏡の普及と自己認識の変容を考える

    戸矢 理衣奈 生産研究 74 (3), 277-282, 2022-08-01

    <p>「人と人工物との関係」はしばしば工学系研究者の間で言及されるが,この関係を中長期的に捉えれば,それは歴史家の関心とも重なる.本稿では人々の自己認識に潜在的に大きな影響を与える人工物としての鏡に注目する.日本では明治時代に板ガラスの生産が工業的に可能になり,平面ガラス鏡の製造も可能となった.人々ははじめて現代に近い形で鏡を見て自身の姿に接し,様々な反応を示した.こうした時期を「歴史的鏡像段階…

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  • フォーラム「工学とリベラルアーツ」実施報告

    戸矢 理衣奈 生産研究 74 (3), 241-250, 2022-08-01

    ...コンベンションホールにて,「文化をめぐる人文と工学の研究グループ」の主催によりフォーラム「工学とリベラルアーツ」を実施した.第一部は今井公太郎教授と野城智也教授のご講演に,北島隆次弁護士(TMI 総合法律事務所),横山禎徳本所特別研究顧問が加わりディスカッションを行った.第二部では「リベラルアーツとしての工学を構想する」と題して小林康夫名誉教授が具体的な講義構想を述べられ,続いて第一部のメンバーに戸矢理衣奈准教授...

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  • フォーラム「音楽の可能性」を振り返る

    宮崎 徹, 戸矢 理衣奈 生産研究 73 (4), 227-231, 2021-08-01

    ...<p>本稿ではフォーラム「音楽の可能性」において,「音楽と科学:絶対的な真理の探究とその表現」と題した講演を行われた宮崎徹教授と,モデレータを務めた戸矢理衣奈准教授が,対談によりフォーラムを振り返る....

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  • 文化×工学研究会の実践と報告(2019-2020年度)

    戸矢 理衣奈 生産研究 73 (4), 253-259, 2021-08-01

    <p>「文化×工学研究会」は東京大学EMP 修了生有志に東京大学生産技術研究所が協力する形で、東京大学全学の教職員およびEMP 修了生にオープンな研究会として2019 年7 月にはじまった。2021 年8 月末時点で20 回の開催を数えている。多様な専門を持つ研究者に加えて、実務家が参加することで「文理実」の連携を推進する場ともなっている。本稿では2019 年度、2020 …

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  • 「文理実」の視点で捉える「文理融合」の挑戦

    戸矢 理衣奈 生産研究 72 (5), 371-375, 2020-09-01

    <p>本稿では歴史研究で博士号を取得し,実務経験を経た後,生産技術研究所に着任した筆者の経験に基づいて,有効な「文理融合」の実践の在り方を論じたい.最初に現状の「文理融合」の課題すなわち「プロデューサーの不在」,「日常性の欠如」,「重点展開領域の不在」を指摘する.続いて分野横断型プログラムの成功例でもある東大EMP …

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  • 「文化をめぐる人文と工学の研究グループ」特集に際して: 研究グループ発足の経緯と展望

    戸矢 理衣奈 生産研究 72 (5), 337-339, 2020-09-01

    <p>2019 年7 月より東大EMP 修了生有志に生産技術研究所が協力する形で「文化×工学研究会」を実施してきた.この場での議論が生研でも文化と工学を考えるうえでの好機となり,積極的な活動への機運が高まり2020 年4 月に当グループの発足に至った.今回の特集にあたり,冒頭にグループの概要と展望について主に以下の三点,すなわち1)「文化」を軸とした領域横断的展開の実践2)実務家の参加の促進 …

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  • 広告としての資生堂パーラー : 交際様式の変容と「パーラー(洋間)」

    戸矢 理衣奈 日本研究 40 277-317, 2009-11-30

    資生堂の企業イメージを考える際に、資生堂パーラーの存在は不可欠であろう。大正から昭和初期にかけて、資生堂は銀座の一薬局から化粧品メーカーへと急速な拡大を遂げるが、同じ時期に資生堂パーラーや資生堂ギャラリーが本格的な活動を開始し、銀座の都市文化を先導した。  資生堂パーラーは、資生堂創業者である福原有信が一九〇二年に、当時薬局であった資生堂に日本で初めてのソーダファウンテンを設置したことにはじまる…

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  • 「東京銀座資生堂」の誕生 : 福原信三と銀座イメージの構築

    戸矢 理衣奈 日本研究 38 53-79, 2008-09-30

    銀座に有名店は多々あるが、資生堂はその代表格であろう。「東京銀座資生堂」という商標は海外も含めて広く親しまれている。しかし一八七二年に福原有信が日本初の西洋調剤薬局として創業して以来、資生堂は「東京新橋資生堂」として知られていた。有信の三男、福原信三は経営に参画すると共に化粧品販売に本格的に参入し、意匠部を設立するなど、従来のイメージの一新を図った。一九二一年に「東京銀座資生堂」の商標を採用し、…

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