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検索結果 386 件

  • 多径間連続斜張橋の軽量合成端2箱桁の構造提案とその特性

    杉山 裕樹, 川崎 雅和, 金治 英貞, 八木 知己 土木学会論文集 79 (3), n/a-, 2023

    ...<p> 本研究では主径間650mを3径間有する多径間連続斜張橋の主桁構造に対して,一般的な扁平六角形鋼床版1箱桁断面に代わり,維持管理性および構造合理性の向上を目的に超高強度繊維補強コンクリート床版を用いた端2箱桁断面を提案する.提案構造に対して,耐荷性能の観点から,扁平六角形鋼床版1箱桁との構造特性の違いを明らかにし実現性を確認する.さらに,端2箱桁を実現する上での重要な課題である耐風安定性について...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 多径間連続斜張橋における橋軸A型主塔の耐風性検討

    杉山 裕樹, 平山 靖之, 松浦 雅史, 八木 知己 構造工学論文集 A 69A (0), 364-372, 2023

    <p>A multi-span cable-stayed bridge is planned for the Osaka Wangan Expressway Western Extension. Because A-shaped steel pylons are more than 200 m high, wind-induced vibration is a concern. In …

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  • 斜張橋ケーブル点検ロボットの開発と実橋への適用

    梯 誌修, 藤木 剛, 中村 聖三, 山本 郁夫, 中島 貞治 鋼構造論文集 29 (113), 113_65-113_73, 2022-03-25

    <p>Due to the revision of the law, it became mandatory to conduct close visual inspection for all bridges every five years in 2014. Cables in cable-stayed bridges have been inspected visually using …

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  • 斜張橋ケーブル点検ロボットにおける画像結合のための画像処理を利用した時刻同期手法

    河村 圭, 鄭 巍, 藤井 猛, 中村 隆史, 塩崎 正人 土木学会論文集F3(土木情報学) 78 (2), I_56-I_64, 2022

    ...<p> 筆者らは,斜張橋の斜材点検の効率化を図るため,斜張橋ケーブル点検ロボットの開発を進めている.本点検ロボットは,一度の昇降でロボット内に搭載された6台のカメラで,斜材表面全周を撮影し,撮影した動画から画像展開図を作成することを特徴としている.本稿では,各カメラで撮影された動画の展開図作成処理の開始時刻を同期させるための目印として,斜張橋ケーブル点検ロボット内部の緑色基盤上に赤色LEDを設置し,...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 1主塔斜張橋における上下線一体箱桁断面の耐風性検討

    西原 知彦, 杉山 裕樹, 河野 晴彦, 深谷 茂広, 鈴木 俊洋, 舘 浩司, 八木 知己 風工学研究論文集 27 (0), 183-190, 2022

    ...長支間を有する斜張橋の主桁はたわみやすく,渦励振やねじれフラッター等の風による振動が発生しやすい構造であり,更に本橋は海上部に架橋されることから耐風安定性の確保が課題である....

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  • 多径間連続斜張橋における分離二箱桁断面の耐風性検討

    杉山 裕樹, 安積 恭子, 川田 歩美, 中村 正人, 吉岡 勉, 平山 博, 八木 知己 風工学研究論文集 27 (0), 173-182, 2022

    ...大阪湾岸道路西伸部では,多径間連続斜張橋が計画されている.多径間連続斜張橋は,主桁のたわみ振動数が低いため,渦励振に耐風性能が課題となる.さらに,分離二箱桁断面ではフラッターに比べ,渦励振が課題となる.そこで,本橋の分離二箱桁断面に対して,箱桁のフェアリング形状や耐風付加物を変化させた部分模型によるバネ支持試験を実施し,耐風安定性の高い主桁断面形状を検討した....

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  • 被災した2径間鋼斜張橋の振動特性に関する解析的検討

    青田 洸希, 藤岡 光, 藤倉 修一 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (4), I_494-I_502, 2022

    ...<p> 2016年熊本地震の際に,山岳地に位置する鋼斜張橋である桑鶴大橋では,支承の逸脱などの被害が生じた.桑鶴大橋は,曲線桁かつ不等径間桁の特徴を有しており,これらの橋梁形式が起因して被害が生じたと考えられる.そこで本研究では,桑鶴大橋が有する構造的特徴が地震応答に与える影響を明らかにすることを目的として,実橋梁である不等径間曲線桁モデルに加え,不等径間の直線桁モデルと直線桁の等径間モデルに対して...

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  • 主径間長650mの多径間連続長大橋の構造特性と実現性に関する基礎的検討

    杉山 裕樹, 金治 英貞, 渡邉 裕規 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 78 (3), 331-349, 2022

    ...<p> 本研究では,主径間長650mを3径間有する多径間連続斜張橋および多径間連続吊橋を対象に,主径間長600mの2主塔斜張橋および既往の長大橋実績と比較することで構造実現性を確認する.静的構造特性では多径間連続斜張橋および多径間連続吊橋とも従来の2主塔斜張橋に比べ活荷重による部材設計への影響が大きいものの実現可能であることを確認した.耐震性に対しては両橋とも実現性に対する大きな課題はないことを確認...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 剛体模型を用いた風洞試験による多径間連続斜張橋の塔断面検討

    川田 歩美, 杉山 裕樹, 安積 恭子, 松浦 雅史, 吉岡 勉, 平山 博, 八木 知己 風工学シンポジウム講演梗概集 27 (0), 113-118, 2022

    ...本稿は,大阪湾岸道路西伸部の新港・灘浜航路部に計画されている多径間連続斜張橋において,塔剛性を向上させる目的として計画した橋軸A型主塔の耐風安定性を確認するために実施した風洞試験結果を報告し,試験結果を踏まえて選定した主塔断面形状を示すものである.現在計画されている主塔は,高さが200mを超え海上部に位置するため耐風安定性が課題となる.そこで,まず耐風安定性の高い断面形状を選定するため,二次元断面部分模型試験...

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  • 斜材表面の画像展開図作成における曲面の平面化手法の提案

    河村 圭, 橋本 祐弥, 塩崎 正人, 中村 隆史 土木学会論文集F3(土木情報学) 77 (2), I_51-I_57, 2021

    ...<p> 現在,斜張橋の斜材の点検は,高所作業車を用いた目視点検または特殊高所技術による目視点検によって行われている.しかし,これらの点検方法には,点検可能な高さに限界があることや点検者の安全に細心の注意を払いながら作業を行う必要があるといった問題がある.そこで筆者らは,斜材点検の効率化を図るため,斜張橋ケーブル点検ロボットの開発を進めている.本点検ロボットは,一度の昇降で斜材表面全周を撮影し,撮影した...

    DOI Web Site 参考文献2件

  • スパイラル突起付き斜張橋ケーブルの空力特性に関する研究

    Dao Thu, 八木 知己, 野口 恭平, 福島 温樹, Do Tung, 桑原 彰吾 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2021 (0), 125-, 2021

    <p>12本の突起を螺旋状に設けたスパイラル突起付きケーブルでは,突起を有さない普通円柱ケーブルと比べ,大幅に低いレイノルズ数<i>Re</i>=1.3x10<sup>4</sup>-2.3x10<sup>4</sup>で抗力の急減(ドラッグクライシス)がみられる.本研究では,スパイラル突起付きケーブルの表面圧力を計測することで,突起の影響を受けたケーブル周囲の流れが如何にして抗力急減を引き起こ…

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  • 大規模解析による既設橋梁の応力状態の再現と耐荷力評価に向けた検証

    久國 陽介, 釘宮 哲也, 清水 暁央, 渡部 一雄, 伊佐 政晃, 茂呂 拓実 AI・データサイエンス論文集 2 (J2), 457-465, 2021

    ...<p>社会インフラの老朽化から,効率的な維持管理技術が求められている.本研究では,維持管理に重要な橋梁の状態を推定するため,デジタルツインモデルの構築と適用を目指す.既設の長大鋼斜張橋全体を対象に,精緻に再現した大規模有限要素モデルを構築し,死荷重およびプレストレスによって各部材に生じる応力の再現を試みた.さらに対象橋梁の主桁形状,ケーブル張力および残留応力の測定を行い,設計想定の変形状態と実際の変形状態...

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  • 画像解析技術を用いた斜張橋ケーブルの振動計測

    有井 賢次, 渡邊 学歩, 幸左 賢二 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 77 (4), I_626-I_637, 2021

    ...<p> 道路橋における5年に一回の近接目視点検が義務化される中,国は点検の高度化・効率化を目的として,近接目視によらない点検・診断方法の確立・導入を推進している.筆者らは,近年進展が目覚ましいデジタル画像解析技術に着目し,斜張橋ケーブル振動計測へのデジタル画像相関法(以下,DIC法)の適用を考えた.本研究では,実橋において2K,4Kカメラで撮影した動画像にDIC法を適用して変位時刻歴波形を求め,同時計測...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • NEWS 時事・プロジェクト:建設後21年の斜張橋で支承が壊れる

    日経コンストラクション = Nikkei construction (746) 15-, 2020-10-26

    京都府舞鶴市の舞鶴湾に架かる「舞鶴クレインブリッジ」で、支承を構成するローラーが損壊していることが分かった。橋を管理する市は、2020年9月29日に全面通行止めとした。ローラーの上に載る下沓(したしゅう)が傾いているのを市職員が見つけ、損壊が判明…

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  • 長大斜張橋主桁の耐風設計に係る気流傾斜角の検討

    杉山 裕樹, 川﨑 雅和, 坂井 紀之, 内田 良始, 宮下 康一, 勝地 弘, 金 恵英, 八木 知己 風工学研究論文集 26 (0), 185-194, 2020

    長大橋の設計においては耐風安定性の検討が重要であり、架橋地点の風況特性に沿った耐風設計条件を設定する必要がある。本稿では現在事業中の大阪湾岸道路西伸部において計画されている橋梁を対象にした気流傾斜角の検討結果を述べる。既往の風観測結果に影響を与えていると考えられる周辺地物による影響の度合いをシミュレーションによって検証することで、設計に用いる気流傾斜角の設定を行った。

    DOI 被引用文献1件

  • PE被覆ケーブルの内部環境の把握に関する研究

    坂本 佳也, 玉越 隆史, 上仙 靖, 山本 健太郎, 峰 穂高 構造工学論文集 A 66A (0), 419-430, 2020

    <p>Cables covered with polyethylene used for cable-stayed bridges have high anti-corrosion performance, but it is difficult to grasp the condition of the internal wires when the polyethylene is …

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  • 熊本地震で被災した斜張橋の復旧対策と復旧後の状態変化の把握方法の提案

    宮原 史, 今村 隆浩, 西田 秀明, 星隈 順一 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (4), I_461-I_471, 2020

    ...<p> 橋長 160m の 2 径間連続鋼斜張橋である桑鶴大橋は,2016(平成28)年4月の熊本地震によって,死荷重が作用する状況において上向きの反力が生じている支承の破壊に伴い桁端部が浮き上がり,桁全体が曲線外側へ移動するとともに,斜ケーブルのよれ,主塔の傾きが発生する等,過去に事例の少ない特殊な損傷が発生した.本稿では,本橋の構造特性と被災後の損傷状態を踏まえ,同様な損傷が生じにくくなるようにするための...

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  • 空力振動時に斜円柱に作用する空気力の特性

    杜 丘世豪, 馬場 久昌, 板谷 海帆, 木村 吉郎, 西村 宏昭, 大幢 勝利 風工学研究論文集 26 (0), 288-296, 2020

    ...「雨なし振動」は,斜張橋ケーブルのような円柱部材から観察できる.著者らは以前,斜円柱模型を用いて一連の風洞試験を実施しており、高風速範囲での空力振動が観察された.この研究では,応答中の圧力分布のより正確な測定値を取得することを試みた.その結果,応答を引き起こす圧力分布の可能なパターンが示された.ただし,測定結果は試験ごとに異なる場合があり,より明確な理解を得るためにはさらなる研究が必要である....

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  • NEWS 時事・プロジェクト:ひび割れ多発の斜張橋に振動対策

    日経コンストラクション = Nikkei construction (726) 23-, 2019-12-23

    ...橋桁などに多数のひび割れが生じた斜張橋の呼子大橋(佐賀県唐津市)で、原因とみられる斜材(ケーブル)の振動への対策が決まった。1組になった2本のケーブル同士の間隔を狭めて、強風時に生じる互いの気流の影響を減らす。併せて、これまでたびたび切れて…...

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  • 長大斜張橋における2018年大阪府北部地震の地震観測記録と応答特性の評価

    馬越 一也, 中村 真貴, 服部 匡洋, 大石 秀雄, 篠原 聖二 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 75 (4), I_433-I_442, 2019

    ...<p> 2018年6月18日7時58分頃,大阪府北部を震源とした地震が発生した.阪神高速道路では路線上の構造物や地中に設置した計測器で恒久的な地震観測が行われており,同地震においても22箇所の観測局において地震波を観測することができた.本研究では,湾岸線に架橋する長大斜張橋を対象に,計測された地震波の橋梁構造物に対する動的特性と,耐震設計に用いられる動的解析モデルによる応答再現性について検討を行った...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 固有振動数を利用したダンパーを有するケーブルの張力推定手法の開発

    廣瀬 克也, 古川 愛子, 小林 亮介 理論応用力学講演会 講演論文集 65 (0), 77-, 2019

    ...<p>ケーブル構造は斜張橋や吊り橋等の巨大な構造物に採用されていることが多く,維持管理においてはケーブルの張力が設定張力を満足しているかを確認する必要がある.ケーブル張力を推定する手法として現在は固有振動数を利用した高次振動法が用いられている.しかし,ケーブル振動を低減させるためのダンパーが設置されている場合,振動特性が変化し高次振動法では正確に張力が推定できないと考えられる.そこで本研究ではダンパー...

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  • 特集 もう嫌だ、設計ミス:〔照査のコツ〕 "先送り"の誘惑に勝つには

    日経コンストラクション = Nikkei construction (692) 50-53, 2018-07-23

    ...例えば、アーチ橋や斜張橋といった特殊な橋梁を設計する際は、詳細な設計検討に入る前に大学の専門家を招いて「技術検討会」を開催する。耐震設計や耐風設計などの考え方や妥当性について、早いうちから議論を尽くして検証する。 2人の設計者がそれぞれ異…...

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  • 空力振動時に斜円柱模型に作用する変動圧力の測定

    木村 吉郎, 馬場 久昌, 石井 誉大, 西村 宏昭, 大幢 勝利 風工学シンポジウム論文集 25 (0), 379-384, 2018

    ...<p>「雨なし振動」は,斜張橋ケーブルのような円柱部材に斜めに強風が作用する際に生じうる有害な振動である.著者らが実施した,斜円柱模型の風洞実験では,そうした振動を測定することができた.その発現メカニズムを明らかにするために,振動時に作用する変動圧力を,模型内に設置したMEMSセンサで測定することを試みた.MEMSセンサは無線LANでコントロールされ,若干の質量の差しかないため,模型の応答変位は過去...

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  • 斜張橋ケーブル制振用高減衰ゴムダンパーの付加減衰評価-設計と実測

    今西 修久, 勝地 弘 風工学シンポジウム論文集 25 (0), 337-342, 2018

    ...<p>高減衰ゴムダンパーを用いた斜張橋のケーブルにレインバイブレーションが生じた。この事例に着目し、振動の原因を検討するため、高減衰ゴムダンパーの設計時に想定していた付加減衰とケーブルの現地加振試験で得られた対数減衰率を比較した。現地加振試験で得られた対数減衰率は高減衰ゴムダンパーの設計時に用いられている簡易推定式による付加減衰より小さく、複素固有値解析で求めた付加減衰に対しても同様に小さかった。...

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  • 東北地方太平洋沖地震の余震観測記録に基づいた鶴見つばさ橋の動特性の検証

    庄司 学, 針谷 諒大, 三浦 壽美花 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 73 (4), I_730-I_741, 2017

    ...固有周期が1秒を越え数秒の帯域となる免震橋梁や吊形式橋梁などの長周期型橋梁が長周期地震動に曝露されると動的応答の増幅が懸念されることから,実観測記録に基づくこれらの構造物の動特性の検証が極めて重要となる.本研究では,吊形式橋梁の中の斜張橋である鶴見つばさ橋を対象として,東北地方太平洋沖地震の余震により得られた地震観測記録を基にこれらのフーリエスペクトルに対する分析を通じ,先行研究で得られた結果と照らし...

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  • 斜張橋ケーブル点検ロボットのための点検記録システムの開発

    河村 圭, 長谷川 瑛士, 塩崎 正人 土木学会論文集F3(土木情報学) 73 (2), I_201-I_210, 2017

    ...斜張橋ケーブルの点検は,高所作業車を用いた目視点検,または,特殊高所作業技術による目視点検で行われている.しかし,点検作業時に高所作業車を使用する場合は,橋面上約30mの高さまでが限界であり,加えて,点検中は交通規制が必要である.また,特殊高所作業技術による目視点検の場合は,作業者の安全確保が重要となる.これらを背景として,著者らは,ケーブル装着式の撮影ロボットにより,ケーブル表面を撮影し,さらにケーブル...

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  • 大規模計算による長大橋地震応答解析の構造要素モデルの高度化に関する検討

    八ツ元 仁, 馬越 一也, 金治 英貞, 中村 真貴, 野中 哲也 土木学会論文集A2(応用力学) 73 (2), I_769-I_780, 2017

    ...本検討では,スーパーコンピュータ「京」を用いることで,長大斜張橋の非線形領域における挙動を求めるという大規模計算を行った.本解析では,大規模計算が正しく計算を実行できているのか,非線形領域の挙動を追うことができる高度化した構造要素モデルを用いれば,そのモデル化を用いた部位で想定のとおり非線形挙動を示すのか,などを確認することを目的に,兵庫県南部地震において大きな被災を受けた長大斜張橋を解析対象として...

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  • 準定常空気力を用いた斜円柱の空力振動の解析について

    木村 吉郎, 石井 誉大, 佐藤 孝祐, 柳原 哲也, 大幢 勝利 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2017 (0), 177-178, 2017

    ...長大斜張橋のケーブルではDry Inclined Cable Gallopingと呼ばれる空力振動が生じるとされているが同様の振動は一般的な円柱部材でも生じる可能性がある。その特性を検討するために,アスペクト比の小さい斜円柱模型を用いた風洞実験で応答を測定し,ある程度の再現性を確保した形で振動特性を検討できた。...

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  • 斜材点検用非破壊検査装置の開発と運用─自走式斜材点検装置─

    酒井 秀昭, 大橋 岳 コンクリート工学 55 (8), 651-656, 2017

    ...<p>斜張橋やエクストラドーズド橋の斜材は,比較的高所にあることから,近接目視による点検に高所作業車が必要になったり,ロープアクセス技術が必要になったりして,目視点検が困難な箇所が多くある。また,斜材に用いられている高強度鋼線は,劣化因子の侵入などにより腐食したり応力変動により疲労したりして破断するおそれがあるが,保護管内の鋼材の変状を点検するためには,効率的な非破壊検査機器が必要となる。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件

  • NEWS 時事:佐賀県のPC斜張橋にひび割れ、国が修繕代行へ

    日経コンストラクション = Nikkei construction (650) 23-, 2016-10-24

    ...27年前に完成したPC(プレストレスト・コンクリート)斜張橋の呼子大橋(佐賀県唐津市)で橋桁などにひび割れが生じている問題で、国土交通省佐賀国道事務所は学識者会議で原因を究明したうえで、2016年度末までに修繕工事の方法を決定する予定だ。橋を管理す…...

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  • 統計的不確かさを考慮したベイズ推定による長大斜張橋の振動モード同定に関する検討

    五井 良直, 金 哲佑, 區 兆駒 土木学会論文集A2(応用力学) 72 (2), I_751-I_762, 2016

    ...長大斜張橋の常時微動から同定された振動モードについてその性質が計測時の風速に依存して急激に変化する事例が報告されており,実践的な振動ヘルスモニタリング技術の開発に向けて振動モード同定結果の環境依存性に関する更なる検討が望まれている.本研究では先行研究で検討された斜張橋についてベイズ推定による周波数領域の振動モード同定を行い,これらの同定結果を著者らの既往研究において別途検討した時間領域の振動モード同定...

    DOI Web Site 参考文献11件

  • 斜円柱に発生する大振幅空力振動の再現の試み

    木村 吉郎, 石井 誉大, 原尾 勇輝, 大幢 勝利 風工学シンポジウム論文集 24 (0), 313-318, 2016

    ...斜張橋ケーブルのDry Inclined Cable Gallopingは,高風速域で発現する可能性のある空力振動である.同様の振動は,一般のケーブルでも発現する可能性があり,その発現メカニズムや発現可能性を明らかにしておくことは重要であるが,発現メカニズムや実験試行間での再現性は,十分には明らかではない.?...

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  • 斜張橋ケーブル点検ロボットにおける点検記録システムの基礎研究

    河村 圭, 長谷川 達哉, 塩崎 正人 土木学会論文集F3(土木情報学) 72 (2), I_83-I_92, 2016

    ...斜張橋ケーブルの一般的な点検方法は,大きく二つに分類され,高所作業車を用いた目視点検,または,クライミング技術等の特殊高所技術による目視点検で行われている.しかし,点検時に高所作業車を使用する場合は,橋面上約30mの高さまでが点検の限界であり,点検中は交通規制が必要である.また,特殊高所技術による目視点検の場合は,作業者の安全性の確保が問題となる.これらを背景として,著者らは,ロボットを用いた斜張橋...

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献1件

  • 鋼・コンクリート混合斜張橋用箱桁の耐風対策の検討-岩城橋-

    野田 辰徳, 八木 裕紀, 河本 卓朗, 深谷 茂広, 田中 剛, 森野 真之, 松田 一俊 風工学シンポジウム論文集 24 (0), 349-354, 2016

    ...本稿は,中央支間475mの混合斜張橋用鋼箱桁の耐風安定性について述べている.鋼箱桁において,渦励振やギャロッピング,フラッターのような空力振動を抑制するためには,フェアリングやフラップのような空力対策を設置することが多い.しかし,これらの部材は,近年,維持管理において問題が生じており,耐風安定性のみではなく,初期コスト及び維持管理費についても考慮するべきである.そこで,久保等によって開発された剥離干渉法...

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  • 南海トラフ地震により漂流した大型船舶と斜張橋の衝突に関する基礎的検討

    八ツ元 仁, 鈴木 威, 田崎 賢治 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 71 (4), I_448-I_458, 2015

    近い将来,南海トラフ地震が高い確率で発生することが予想されており,このような大地震に対する防災・減災対策の必要性が高まってきている.東北地方太平洋沖地震による被災経験からわかるように,大規模プレート型地震による被害としては,地震の揺れによる被害だけでなく,地震後に発生する津波による被害に対しても想定しておかなければならない.<br> …

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  • フラッター解析に基づいた平行ケーブルのウェイク振動に関する研究

    荒木 伸哉, 八木 知己, 有間 将司, 小川 哲司, Mohd Raizamzamani Md Zain, 白土 博通 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2015 (0), 155-156, 2015

    ...斜張橋ケーブル等,複数の円柱が平行配置された構造は至るところで見られる.平行配置された下流側円柱に生じる空力振動現象としてウェイクギャロッピングとウェイクインデューストフラッターが報告されている.前者に関してはこれまで多くの研究がなされているが,後者に関しては未だ発現機構等に不明な点が多く残されている.本研究では,自由振動応答実験で得られた下流側円柱の振動応答と2自由度フラッター解析を基に,これらの...

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  • 大型ケーソン基礎を有する長大斜張橋への地震と津波の影響に関する解析的検討

    馬越 一也, 葛 漢彬, 中村 真貴, 野中 哲也 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 70 (4), I_175-I_186, 2014

    ...本論文では,長大斜張橋を対象に,同一震源断層による地震と津波といった一連の複合現象を,数値解析を組み合わせてシミュレートした結果を例示し,橋梁全体系における複合被害を定量的に評価するための解析手法を提案している.まず,想定した震源断層を波源とする広域の2次元津波伝播解析を実施して,対象橋梁付近の津波高,流速および流向を算定した.それらは対象橋梁へ作用する津波波力を算定するための詳細な3次元津波解析の...

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  • 断続的な余震を受ける長大斜張橋の応答特性

    馬越 一也, 葛 漢彬, 本橋 英樹, 野中 哲也 土木学会論文集A2(応用力学) 70 (2), I_603-I_612, 2014

    ...<br>本論文では長大斜張橋を対象として,本震によって損傷を受けた構造物に断続的な余震が発生したときの応答性状を明らかにする.そのために,本震に加え,2回の余震を模擬した連続地震動を入力する地震応答解析を行った結果について示し,余震を含む地震に対する構造安全性および地震後の使用性評価について述べている.ここで,余震は発生メカニズムが複雑であることから,本震と同程度に構造物設計が可能なほどの精度をもって...

    DOI 参考文献3件

  • CFRPより線の機械的特性に関する研究

    榎本 剛, 原田 哲夫, 佐々木 謙二, 牛島 健一, 添田 政司, 徳山 ミョーキン 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) 69 (1), 98-117, 2013

     In recent years, continuous fiber reinforcing materials are expected to use strongly for maintenance of concrete structures as repair or strengthening materials. Especially, CFRP strands are the …

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  • 南倉大橋の景観設計

    永見 豊, 八馬 智, 王 智連, 杉山 和雄 デザイン学研究作品集 18 (1), 60-65, 2013

    ...設計案は、ランドマークの役割を果たすべく特徴的な構造形式を選定し、橋長172.5m、支間112.5mの非対称傾斜主塔のPC斜張橋を提案した。韓国の風水地理をヒントに主塔部を龍と見立てた「新都市の発展を見つめる龍の橋」をコンセプトに設定し、主塔のデザインを行った。...

    DOI 参考文献3件

  • 非定常空気力と流れ場に基づいた斜張橋傾斜ケーブルのギャロピング発生機構に関する研究

    八木 知己, 新庄 皓平, 岡本 健吾, 白土 博通 風工学シンポジウム論文集 22 (0), 257-262, 2012

    ...可視化実験を行い,両模型周りの流れ場の違いとギャロッピングとの関係解明を試みた.傾斜ケーブル周りの流れは,本来3次元性が強く極めて複雑な流れと考えられるが,より簡単に流れ場で理解するために2次元的な面で流れを捉えることを目的とし,接近流と振動方向の作る面内における楕円断面周りの流れ,並びに接近流とケーブル軸が作る面内における軸方向流れに着目し,ギャロッピングの発生メカニズムの考察を試みた.その結果,斜張橋...

    DOI 被引用文献1件

  • カントー橋の景観設計

    永見 豊 デザイン学研究作品集 17 (1), 60-63, 2012

    ...カントー橋は、インドシナ半島南部メコンデルタ地帯に架かるベトナム国道1号線の橋であり、延長2,750m、支間は東南アジア最大となる550mの3径間連続斜張橋である。架橋位置はカントー中心市街地から2kmと近く、ホテルや河川公園など住民の集まる場所から眺めることができ、水辺空間のシンボル的役割を担っている。そこで、新たな橋梁景観を創出し、自然豊かな環境との調和を図ることを目的として景観設計を行った。...

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  • 不整形地盤における鋼斜張橋の耐震性能向上対策

    杉岡 弘一, 島 賢治, 松下 裕明 構造工学論文集 A 58A (0), 413-422, 2012

    Seismic retrofit of an existing single-plane steel cable-stayed bridge was performed against large-scale (Level 2) site-specific ground motions. Three-dimensional non-linear dynamic response …

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  • 全橋模型試験による低主塔斜張橋の耐風挙動に関する検討

    伊藤 靖晃, 藤野 陽三, 勝地 弘, 高橋 英紀, 中川 大, 友田 富雄, 川部 知範 風工学シンポジウム論文集 22 (0), 275-280, 2012

    ...低主塔斜張橋(中央支間長:575m,主塔高さ:95.5m)の動特性及び耐風挙動について,全橋模型試験およびガスト応答解析により検討を行った.主塔及び主桁剛性が同一で標準高さ(149m)の主塔を有する斜張橋と比較して,低主塔斜張橋の鉛直たわみ1次モードの固有振動数は30%程度低下し,ガスト応答解析で算出したガスト応答は大きな値となった.全橋模型試験では一様流中において部分模型試験では確認されなかった鉛直...

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  • 低塔斜張橋のガスト応答特性の検討

    石関 圭太, 勝地 弘, 山田 均, 西尾 真由子 風工学シンポジウム論文集 22 (0), 263-268, 2012

    ...航空制限などで通常よりも低い塔を有する低塔斜張橋が建設されることがある.低塔斜張橋では,ケーブル角度が小さくなるため鉛直荷重抵抗率が低下し,それに伴って耐風安定性の低下も懸念される.本研究では,このような低塔斜張橋を対象として,完成時,架設時のガスト応答解析を行い,通常の斜張橋とも比較しながら,ガスト応答特性の検討を行った....

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  • 高レイノルズ数領域までを対象とした斜円柱の空力振動の特性

    木村 吉郎, 小川 祐介, ローカムサイ チンダー, 久保 喜延, 加藤 九州男 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2011 (0), 143-143, 2011

    ...斜張橋ケーブルの高風速域の大振幅応答について,50m/sを超えるような風速範囲までを対象として,偏角をもつ円柱の空力弾性振動の実験を実施した.一様流および格子乱流中での応答特性を,簡易に求めた抗力係数と比較する形で示し,その特性を検討した.偏角30°では,臨界Re数の順番と対応するような形で振動が発現したが,その他の偏角ではそのような対応は見られなかった.乱流中では応答が抑制される傾向があったが,偏角...

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  • 斜張橋ケーブルにおける表面形状を考慮した抗力低減及び空力安定化に関する研究

    岡本 健吾, 八木 知己, 榊 一平, 頃安 弘, 梁 子豊, 成田 周平, 白土 博通 理論応用力学講演会 講演論文集 60 (0), 188-188, 2011

    ...斜張橋ケーブルの耐風設計において,ケーブルに作用する風荷重及び空力振動現象が問題視されている.本研究では,ケーブルの表面形状を変化させることで,抗力を十分に低減し,レインバイブレーションを抑制することのできる表面形状を検討する.静的空気力測定実験において,12本の突起を螺旋状に巻き付けたスパイラル突起付ケーブルは表面粗度とは異なる効果により,抗力を十分に低減できることが明らかとなった.また,流れの可視化実験...

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  • 斜張橋インデントケーブルのドライギャロッピング発現特性

    勝地 弘, 山田 均, 佐々木 栄一, 細川 元気 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2011 (0), 145-145, 2011

    ...インデント斜張橋ケーブルのドライギャロッピングに関して,一様流中,乱流中での発現特性とスクルートン数の関係を風洞実験によって検討した.その結果,一様流中ではFHWAによる限界基準と概ね一致すること,乱流によって安定化されることが判明した....

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  • 表面形状を考慮した斜張橋ケーブルのドライステート・ギャロッピングに関する研究

    新庄 皓平, 八木 知己, 成田 周平, 岡本 健吾, 白土 博通 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2011 (0), 141-141, 2011

    ...近年,斜張橋の長大化に伴って,斜張橋ケーブルの空力振動現象が顕在化してきた.斜張橋ケーブルのドライステート・ギャロッピングについて,カルマン渦の抑制がその発生メカニズムである可能性を指摘されている.しかし,そのメカニズムは未解明な点も多く,今後より詳細に検討する必要がある.また,傾斜ケーブルの風洞実験においては,端部の影響が大きいことが知られている.そのため,本研究においては,端部の影響を受けずに,...

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  • 表面形状を考慮した斜張橋ケーブルの抗力低減と空力安定化に関する研究

    八木 知己, 岡本 健吾, 榊 一平, 頃安 弘, 梁 子豊, 成田 周平, 白土 博通 風工学シンポジウム論文集 21 (0), 263-268, 2010

    ...斜張橋ケーブルの耐風設計ならびに維持管理において,ケーブルに作用する風荷重及び空力振動現象が問題視されている.本研究では,ケーブルの表面形状を変化させることで,抗力を十分に低減し,レインバイブレーションを抑制することのできる表面形状を検討する.静的空気力測定実験を行い,12本の突起を螺旋状に巻き付けたスパイラル突起付ケーブルは表面粗度とは異なる効果により,抗力を十分に低減できることが明らかとなった....

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  • 多々羅大橋ケーブルの空力振動に関する現地観測結果

    楠原 栄樹, 角 和夫, 竹口 昌弘 風工学シンポジウム論文集 21 (0), 381-386, 2010

    ...多々羅大橋(中央支間長890m、1999年完成)は、ケーブルの風による振動について数多くの風洞試験が実施され、振動の発生を抑制しつつ設計風荷重が増加しないインデントケーブルを開発し、それを世界で初めて斜張橋ケーブルに適用した。しかしながら,斜張橋ケーブルの風による振動現象については未解明な部分が多く残されているのが現状である。...

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  • 斜円柱に発生する大振幅空力振動の実験と応答特性の検討

    木村 吉郎, 川崎 恭平, 小川 祐介, 加藤 九州男, 久保 喜延 風工学シンポジウム論文集 21 (0), 393-398, 2010

    ...長大斜張橋のケーブルにおいては,大振幅の空力不安定振動が生じることがある.そのうち,高風速域で生じる大振幅振動については,実験や解析により特性が検討されてきたが,未だに発生メカニズムが十分には解明されていないばかりか,風洞実験における異なる試行間での再現性も十分ではない場合がある.そこで本研究では,50m/sを越える風速範囲までを対象として,再現性の確保に留意して斜円柱の風洞実験を行うとともに,その...

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  • 矢部川大橋の景観設計

    永見 豊 デザイン学研究作品集 15 (1), 48-51, 2010

    ...矢部川大橋は、有明海沿岸道路の象徴となる中心橋梁として福岡県みやま市と柳川市の間の矢部川に架けられた橋長517m、中央径間長261mを有する3径間連続PC斜張橋である。本橋は平面曲線を有することから、主塔を傾斜させることで、主塔に作用する断面力が改善された。架橋地域は、有明海の干拓によって形成された田園風景が広がっており、主塔を有する本橋は地域の新たな景観を創出する存在として位置づけられる。...

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  • 横浜ベイブリッジの耐震補強設計における鋼上部構造を対象とした性能照査

    山本 泰幹, 半野 久光, 藤野 陽三, 矢部 正明 土木学会論文集A 66 (1), 13-30, 2010

    ...首都高速道路における長大吊構造系橋梁である横浜ベイブリッジ,レインボーブリッジ,鶴見つばさ橋は,現在耐震補強工事が進められている.ここでは,3橋梁の内,長大斜張橋の横浜ベイブリッジを対象にダブルデッキ形式の主桁の下層に位置する鋼製トラス桁,および鋼製主塔を対象とした耐震性能の照査について示した.鋼製下路トラス桁と鋼製主塔は,その耐力や非線形特性に関する実証的な研究成果がないため,3次元シェル要素で当該構造...

    DOI 参考文献8件

  • 都市高速道路の交通特性に基づく斜張橋の活荷重に関する研究

    西岡 勉, 堀江 佳平, 明田 修 土木学会論文集A 66 (4), 737-751, 2010

    ...中央支間長600mの斜張橋を対象に都市高速道路の交通特性,特に都市部で頻繁に発生する渋滞特性を反映した設計活荷重を提案することを目的として車両列載荷のシミュレーションを実施した.シミュレーション結果と等価L荷重を影響線の着目符号側のみに載荷する現行設計法の比較を行い,影響線の着目符号側と異符号側の面積比が両者の活荷重応答の差の要因であることを示した.性能照査型設計の観点から地域の都市高速道路の交通特性...

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 矢部川大橋上部工の施工

    大場 義人, 大谷 満, 守屋 紀和, 小林 秀人 コンクリート工学 47 (10), 10_37-10_42, 2009

    ...矢部川大橋は,有明海沿岸道路が一級河川矢部川を渡河する橋長517mのPC3径間連続斜張橋である。...

    DOI Web Site 参考文献4件

  • 女神大橋斜ベントのスイング撤去工法に関する考察

    北原 雄一, 三好 哲典, 高橋 昌義, 高橋 和雄 土木学会論文集F 65 (1), 84-93, 2009

    ...長崎県の長崎港口に建設された女神大橋(鋼斜張橋,中央径間480m )の主桁架設は,バランシング架設が採用され斜ベントが設置された.斜ベント撤去において地形的要因から直下への吊り降ろしが困難で途中に横移動(スイング)の必要があった....

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 参考文献2件

  • 強震記録に基づくPC斜張橋の減衰特性

    川島 一彦, 荻本 英典, 渡邊 学歩, 西 弘明 土木学会論文集A 65 (2), 426-439, 2009

    ...斜張橋の耐震設計や耐震性評価に際しては,減衰定数の把握が極めて重要である.一般に斜張橋の減衰定数は強制振動実験等から求められるが,この方法では振動振幅が小さく,これから得られる減衰定数は極めて小さいことが知られている.ここでは,2003年十勝沖地震により十勝大橋で観測された強震記録の解析により,PC斜張橋の減衰定数を検討した.この結果,強震記録から求められる減衰定数は強制振動実験から得られた減衰定数...

    DOI 参考文献6件

  • PC斜張橋の地震被害分析と耐震性の評価

    幸左 賢二, 田崎 賢治, 加藤 啓介, 庄司 学 土木学会論文集A 65 (1), 81-97, 2009

    ...台湾集集地震で被災したPC斜張橋を対象に詳細な被害分析と耐震性能評価を実施した.まず,非線形動的解析による分析の結果,RC主塔基部の損傷原因は,主塔部に高次モードの変形状態が表れることによることを明らかにした.ついで,パラメータ分析により,PC斜張橋のような長周期構造物に対しては,長周期成分の卓越する地震波の影響で応答が極めて大きくなる可能性があることを示唆した.最後に,本震で受けた初期損傷に着目し...

    DOI 参考文献3件

  • 偏角を持つ円柱の空力弾性振動実験

    木村 吉郎, 川崎 恭平, 小川 祐介, 久保 喜延, 加藤 九州男, 大橋 義弘 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2009 (0), 42-42, 2009

    ...高風速時に斜張橋ケーブルに生じる大振幅の振動を想定して,偏角を持つ円柱の風洞実験を行った.偏角は,0,40,45,50,60度のケースについて実験し,円柱のアスペクト比は10.4~20.7である.偏角が40~50度のケースで,負減衰の絶対値が大きく,振幅が2Dを超えるような大振幅の空力振動が発現した.振動現象を安定的に発現させるには,特に上流側となる模型端部周辺の気流を乱さないことがポイントとなると...

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  • インデント斜ケーブルの空力振動と軸方向流特性

    勝地 弘, 山田 均, 細川 元気 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2009 (0), 28-28, 2009

    ...斜張橋ケーブルの空力振動に関しては,近年,ドライギャロッピングが注目され,その発生メカニズムと制振対策について精力的に研究がなされている.本研究では,レインバイブレーション対策として開発されたインデントケーブルを対象に,振動応答,表面圧力,軸方向流強度を計測し,ドライギャロッピングの発現特性を臨界レイノルズ数,軸方向流強度の観点から検討を行った....

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  • 世界最大斜張橋の建設とその取り組み  ~蘇通長江公路大橋(中国)~

    WU Zhishen, ZHANG Jiandong, LIN Jien, YAO Bei 土木学会論文集F 65 (2), 163-178, 2009

    ...蘇通長江公路大橋(以下,蘇通大橋と略す)は,中国江蘇省の蘇州市と南通市の間を流れる長江(揚子江)に架かった斜張橋であり,2008年6月30日に正式に開通した.蘇通大橋は,最大支間長・杭基礎深さ・主塔高さ・メインケーブル長さの4項目において世界最大斜張橋となっており,本橋の建設プロジェクトは21世紀の中国における橋梁建設技術の集大成と言われている....

    DOI 参考文献2件

  • C02 光ファイバを用いた鋼ケーブル材の損傷モニタリングに関する実験的研究(OS4 建築・都市のモニタリングとリスク制御)

    橋本 明宏, 呉 智深, 岩下 健太郎, 瓜生 昴次郎 「運動と振動の制御」シンポジウム講演論文集 2009.11 (0), 119-122, 2009

    ...近年,老朽化した都市構造物が増加する中,光ファイバを用いたスマートなセンシング技術を用いて構造物の維持管理を行う構造へルスモニタリングに関心が高まっている.本研究は,多くの斜張橋やPC構造物に緊張材として用いられるケーブル材の損傷モニタリングを目的として,光ファイバセンサを用いた高精度静的分布センシング手法を提案するものである.そして,光ファイバを鋼ケーブル材に敷設し,損傷のモニタリング実験を行い,...

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  • 斜吊りアーチ橋の構造特性

    田中 寛泰, 中村 俊一, 加藤 一寿 構造工学論文集 A 54A 617-625, 2008

    A new type of cable supported bridge, the cable-stayed arch bridge, is proposed in this paper. This bridge is a combination of a steel cable-stayed bridge and an arch bridge using concrete-filled …

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  • インデントケーブルのドライギャロッピングに関する風洞実験

    勝地 弘, 山田 均, 青木 康徳, 稲森 健太 風工学シンポジウム論文集 20 (0), 50-50, 2008

    ...斜張橋ケーブルの空力振動に関してはこれまで多くの研究がなされてきた.レインバイブレーションに関しては,ダンパー,空力対策によって制振されている.一方,ドライギャロッピングが近年注目されており,そのメカニズム,制振対策に関して,精力的に研究がなされている.これまでに,ケーブル背後の軸方向流や臨界レイノルズ数域でのカルマン渦の抑制によりケーブルが空力的に不安定になることが指摘されている.本研究は,斜ケーブル...

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  • 並列ケーブルのウェイク振動とその制御法に関する風洞実験

    勝地 弘, 山田 均 理論応用力学講演会 講演論文集 57 (0), 114-114, 2008

    ...斜張橋などの並列ケーブルではしばしばウェイク振動が発現する.これは,ケーブル間距離が近い場合のウェイクギャロッピングと遠い場合のウェイクフラッターに大別される.既往の風洞実験では,ケーブル間距離が4倍程度の比較的小さな迎角においてウェイクギャロッピングが顕著となり,一方,距離が8倍以上の迎角が5-15度程度においてウェイクフラッターが発現することが示されている.また,上流ケーブルの近くに小径ワイヤ(...

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  • 並列円柱まわりの流れの空力特性に関する数値流体解析

    佐藤 亮, 樽川 智一, 平野 廣和, 佐藤 尚次 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2007 (0), 47-47, 2007

    ...近年、斜張橋に採用されることが多い並列ケーブルは、2本のケーブルが干渉してウェークギャロッピング現象と呼ばれる複雑な振動現象を起こすことがある。これらの振動現象は、大きな振幅の振動であり、ケーブルとタワーや桁との定着部での疲労破壊を招く要因ともなり得る。...

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  • 女神大橋架設時の0306号台風による主塔の動的挙動について

    北原 雄一, 上田 浩之, 渡部 剛賢, 高橋 和雄 土木学会論文集F 63 (3), 417-425, 2007

    ...女神大橋は,長崎県に建設された最大支間長480m,主塔高170mを有する鋼斜張橋である.現地の地形的要因から斜ベントを用いた主桁のバランシング架設工法を採用した.また,風洞模型実験等の結果から制振対策として,完成時はもとより架設時においても Tuned Mass Damper(TMD)を配置した.2003年6月に大型で強い勢力を持つ0306号台風が長崎県に上陸し,主塔が独立したばかりの不安定な状態であった...

    DOI 機関リポジトリ HANDLE 参考文献2件

  • 断層変位を受ける鋼斜張橋の動的解析

    大塚 久哲, 古川 愛子, 中村 壮 地震工学論文集 29 (0), 450-457, 2007

    During the 1999 Chi-Chi earthquake in Taiwan, various structures were damaged by fault displacement. To ensure the seismic safety of bridges, it is necessary to consider the effect of fault …

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  • 中央径間長世界最長級の斜張橋への挑戦

    中島 良光, 山本 茂冶, 山根 薫, 笹倉 伸晃 Concrete Journal 45 (3), 45-49, 2007

    ...本報告は香港で建設が進められている世界最大級の中央径間を持つ斜張橋, ストーンカッターズ橋の全体概要に加え, 主塔と側径間の特色およびコンクリートの施工について紹介するものである。...

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  • 斜張橋ケーブルに生じるdry-state gallopingの制振に関する研究

    松本 勝, 八木 知己, 初田 英明, 島 宜範, 田中 政信 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2007 (0), 74-74, 2007

    ...制振に必要な付加減衰が全く異なっている.これは斜張橋の設計上大きな問題となるため,本研究では大振幅振動におけるSc数効果について,スクルートン数を変化させることで模型の挙動の検討を行うと共に,軸方向流強度を変化させた際の空力安定性について考察を行った....

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  • 動向解説 近づく土木と建築の距離:変わり始めた両者の関係:技術

    日経コンストラクション = Nikkei construction (392) 68-70, 2006-01-27

    ...斜張橋の原理を用いて,学校などを耐震補強する——。東京都北区の聖学院小学校の耐震補強工事に初めて採用した「パラレル構法」は,橋のようなユニークな外観とともに,眺望や通風を確保した機能性の高さが評判になっている。 2005年2月に工事が終了後,新聞やテレビに取り上げられたことをきっかけに問い合わせが急増。同年末には引き合いが200件に達した。...

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  • アスワン斜張橋の振動試験

    カマル アハメド, ラベイ モハメド, エルアタル アデル, 国枝 稔, 中村 光 応用力学論文集 9 85-93, 2006

    The vibration test, which is an estimation of the modal parameter of a bridge on the basis of measuring the vibration of the bridge, was carried on the Aswan Cable Stayed Bridge in south of Egypt. …

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  • 要求品質と産業構造のギャップに起因する問題と解決例

    市橋 俊夫, 浦崎 宣行, 吉田 朋広, 岡本 尽 Concrete Journal 44 (12), 55-60, 2006

    ...バンコクに日本のODAにより建設された斜張橋の工事報告である。特に, 現地タイの市場, 産業構造, 国民性等を十分に考慮せずに設計したがために生じた問題は, 多くの国際工事で類似の難題に直面する可能性の高い事例と考えられる。...

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  • 長大斜張橋の2主桁を有する動的耐風安定化断面の空力特性に関する実験的研究

    大東 義志, 松本 勝, 白土 博通, 八木 知己, 武内 隆文 風工学シンポジウム論文集 19 (0), 423-428, 2006

    本研究では合理化構造である床版端部に2本の主桁を設けた桁断面(以下,端2主桁断面)の特に主桁の下フランジに傾斜角を設けた断面の耐風安定化理由について,断面側面の非定常圧力特性の観点から考察し,さらに,主桁位置をこれまで安定化するといわれている位置よりも内側に配置して,主桁位置が及ぼす空力特性の影響について,主桁位置をパラメータに非定常空気力特性の観点から考察する.最後にこれら基本断面を基にした実…

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  • 等価非定常空気力係数を用いた長大橋梁の連成フラッター安定化策

    松本 勝, 大窪 一正, 金 起男, 伊藤 靖晃, 松宮 央登 風工学シンポジウム論文集 19 (0), 447-452, 2006

    ...過去の研究において,多くのフラッター安定化策が検討されてきた補剛桁の構造的制御,もしくは空力的制御のみによって,またケーブルシステムのみによってこれらの問題を同時に解決し,高いフラッター安定性を実現するには限界がある.本研究では,超長大吊橋及び斜張橋を対象に,補剛桁の空力的•構造動的,両者の性質を併せ持つ等価非定常空気力係数に着目して,連成フラッターの特性並びに安定化メカニズムを検討する....

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  • 三戸望郷大橋での長大スパンを考慮した橋梁形式の選定

    波柴 淳弘, 丸谷 有希, 黒見 太 農業土木学会誌 74 (12), 1111-1114,a2, 2006

    ...<BR>本橋は, これまで斜張橋が適用されてきた支間長においてエクストラドーズドPC橋が採用された一例である。今後は, 複合構造等の新しい技術と組合せの中で, 本橋梁形式はさらに多様化し, 発展していくものと考える。...

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  • 斜張橋ケーブルの空力振動におけるレイノルズ数効果に関する研究

    松本 勝, 八木 知己, 島 宜範, 足立 洋一, 劉 慶寛, 初田 英明 風工学シンポジウム論文集 19 (0), 507-512, 2006

    ...本研究は,斜張橋ケーブルにおける雨なしギャロッピングの発生機構を明らかにすることを目的としました.近年,ある斜張橋において強風下で,激しいケーブル振動が観測されました.その要因として,傾斜ケーブル後流域に形成される軸方向流による影響,また,抗力が大きく減少する臨界レイノルズ数帯域に達していたことによる影響の2つの可能性が考えられました.本研究では,軸方向流が存在することによる効果と臨界レイノルズ数帯域...

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  • 斜張橋ケーブルの空力振動現象に関する研究

    初田 英明, 松本 勝, 八木 知己, 劉 慶寛, 大石 孝弘, 足立 洋一 理論応用力学講演会 講演論文集 55 (0), 249-249, 2006

    ...行い,軸方向流が斜張橋ケーブルの空気力学的振動特性に与える影響について考察を行った.また,カルマン渦とギャロッピング不安定性の関連についても考察を加えた....

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  • 径長比の大きいケーブルのモード減衰理論と評価

    濱崎 義弘, 本家 浩一, 岡田 徹, 山口 宏樹, 藤野 陽三 土木学会論文集 2005 (801), 801_113-801_122, 2005

    ...さらに, モード減衰の簡易評価式を提案し, 実斜張橋ケーブルに適用した結果, 所定の損失係数を与えることにより実測値と良い対応を示し, 実用的な手法であることを明らかにした....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献18件

  • 斜張橋ケーブルの疲労安全性と部材安全率に関する研究

    内藤 純也, 西村 宣男 土木学会論文集 2005 (780), 780_145-780_153, 2005

    ...本論文は, 鋼斜張橋の合理的なケーブル安全率について, 疲労安全性の観点から考察を行うものである. 検討の対象としたのは, 3径間連続鋼斜張橋であり, 中央径間長, ケーブル安全率を変化させて試設計したモデルである....

    DOI Web Site Web Site 参考文献21件

  • カルマン渦生成に着目したケーブルのギャロッピングに関する研究

    劉 慶寛, 松本 勝, 八木 知己, 大石 孝弘, 足立 洋一, 初田 英明 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2005 (0), 52-52, 2005

    ...近年、斜張橋ケーブルのレインバイブレーションの発生メカニズムに関する研究が進められている。本研究においては、カルマン渦生成に着目し、人工水路付きケーブル模型のギャロッピング特性について考察を行った。その結果、ケーブル模型のギャロッピングが発現すると考えられる水路位置付近において、模型の変動揚力をスペクトル解析した結果、カルマン渦放出周波数のピークが小さくなっていることがわかる。...

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  • 斜張橋ケーブルの雨なしギャロッピング現象について

    初田 英明, 松本 勝, 八木 知己, 劉 慶寛, 大石 孝弘, 足立 洋一 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2005 (0), 51-51, 2005

    ...本研究においては,これらの点をふまえて,実橋ケーブルや各種風洞実験において軸方向流の観測を行い,軸方向流が斜張橋ケーブルの空気力学的振動特性に与える影響について考察を行った.また,カルマン渦とギャロッピング不安定性の関連についても考察を加えた....

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  • 斜張橋ケーブルの空力不安定現象における水路の動的効果について

    松本 勝, 八木 知己, 岡田 太賀雄, 大石 孝弘, 劉 慶寛, 足立 洋一 理論応用力学講演会 講演論文集 54 (0), 195-195, 2005

    ...斜張橋ケーブルは,降雨を伴った際に振動することが知られており,この振動現象はレインバイブレーションと一般に呼ばれている.この振動の発生要因として,ケーブル表面に形成される水路,ケーブルの傾斜により発生する軸方向流,渦の3次元的非定常な放出等が考えられているが未解明な点が多い.最近の研究報告では,水路がケーブル周方向に動くことがケーブルの空力振動に重要な役割を果たしていると指摘されており,本研究では,...

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  • 長大斜張橋に適用する端2主桁基本断面の空力振動特性に関する実験的研究

    大東 義志, 松本 勝, 武内 隆文 理論応用力学講演会 講演論文集 54 (0), 192-192, 2005

    ...本研究では長大斜張橋に適用する合理化(少数主桁)桁として,床版端部に2本の主桁を設けた桁断面(以下,端2主桁断面)を想定し,その基本的な動的耐風安定性向上について各種風洞実験より検討を加えた.端2主桁断面では主桁を内側に設置することより,耐フラッター性能が向上することが明らかになっている.そこで,斜張橋ケーブルの定着構造の設計的・製作的合理性から主桁は外側に配し,さらに経済性から耐風部材を設置しないことを...

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  • 鋼管桁を用いた吊り形式橋梁の構造と耐風特性

    田中 寛泰, 中村 俊一, 井上 浩男, 羽田 大作 土木学会論文集 2005 (805), 805_91-805_103, 2005

    ...これら2形式に対して, 中央スパン750mの吊橋と500mの斜張橋を試設計し, 静的構造解析を実施し, 応力的に実現可能であることを確認した. さらに, 基本的耐風特性を把握するため風洞試験を実施した. 2鋼管桁橋に関しては, 低風速域で小さな渦励振の発現があった後, 無次元風速が約4.5でねじれフラッターが発生した....

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  • 下フランジに角度を有する斜張橋端2箱桁断面の空力振動特性

    大東 義志, 松本 勝, 白土 博通, 八木 知己, 山根 建治 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2005 (0), 48-48, 2005

    ...本研究では合理化(少数主桁)構造を長大斜張橋に適用するため,床版端部に2本の主桁を設けた桁断面(以下,端2主桁断面)の動的耐風安定性について各種風洞実験より検討を加えた.特に耐風部材と構造部材を兼ねるため,下フランジに角度を設けた箱桁断面に着目し,ねじれフラッターに対する安定性および不安定性を非定常圧力特性の観点から検討を加えた.過去の研究では主桁位置は床版の内側に配するほど空力的に安定化することが...

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  • 多々羅大橋にみる長大斜張橋のケーブル振動連成とその減衰性能への影響

    山口 宏樹, 藤原 亨, 山口 和範, 松本 泰尚, 堤 和彦 土木学会論文集 2004 (766), 309-323, 2004-07-21

    ...多々羅大橋クラスの長大斜張橋では主要振動モードに多数のケーブルが大きく連成し得ること, ケーブル振動連成を伴う振動モードの減衰はかなり小さくなり得ること,その理由は連成するケーブルの局所振動モード減衰が極めて小さいためであること, ケーブル振動の連成度を解析によって予測することはかなり難しいこと等, 今後の長大斜張橋建設に有用な知見を得た....

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  • 並列箱桁の対風応答に並列距離が及ぼす影響

    木村 吉郎 理論応用力学講演会 講演論文集 53 (0), 176-176, 2004

    ...並列橋の対風応答特性を明らかにするために一助として,並列箱桁斜張橋を対象として,並列距離を変化させて風洞実験を行った.2つの箱桁の形状が異なるため,並列距離の影響は,風向によって異なるものとなり,その発生メカニズムについては,さらに検討が必要である....

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  • 水路の周方向への動きが斜張橋ケーブルの空力振動に及ぼす影響について

    足立 洋一, 松本 勝, 八木 知己, 岡田 太賀雄, 大石 孝弘, 劉 慶寛 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2004 (0), 48-48, 2004

    ...斜張橋ケーブルにおいて,降雨時に観測されるレインバイブレーションの発生メカニズムの解明が必要となっている.発生要因として,ケーブル表面に生成される水路,傾斜していることに起因する軸方向流,カルマン渦放出周波数特性などが考えられているが未解明な点が多い.また,最近の研究報告で水路のケーブル周方向への動きが重要な要因であると指摘されており,本研究では水路がケーブル周方向に振動すると仮定し,非定常空気力を...

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  • 長大斜張橋端2主桁断面の動的耐風性に及ぼす主桁形状変化に関する実験的研究

    大東 義志, 武内 隆文 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2004 (0), 51-51, 2004

    ...本研究では長大斜張橋に適用する合理化(少数主桁)桁として,床版端部に2本の主桁を設けた桁断面(以下,端2主桁断面)を想定し,その基本的な動的耐風安定性向上について各種風洞実験より検討を加えた.端2主桁断面では主桁を内側に設置することより,耐フラッター性能が向上することが明らかになっている.そこで,斜張橋ケーブルの定着構造の設計的・製作的合理性から主桁は外側に配し,さらに経済性から耐風部材を設置しないことを...

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  • 橋梁設計における空力関連振動

    松本 勝, 白土 博通, 八木 知己 理論応用力学講演会 講演論文集 53 (0), 174-174, 2004

    ...橋梁設計における空力関連振動について,超長大橋のフラッター安定化,斜張橋ケーブルの空力振動の制振,および経済性の観点から最近施工例が増えつつある2主桁橋の耐風安定性を対象に最近の研究成果を報告する....

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  • 長大斜張橋に適用する端2主桁断面の動的耐風性向上に関する実験的研究

    大東 義志, 松本 勝 理論応用力学講演会 講演論文集 53 (0), 178-178, 2004

    ...本研究では斜張橋用端2主桁断面(Two Edge Girders)のさらなる耐風安定性向上を目的とした。鉛直プレートや水平プレートの設置断面でフラッター安定性向上の効果を確認している。しかし、これらは耐風安定化のみに適用する耐風部材となり、必ずしも製作上合理的とは言えない。...

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  • 並列ケーブルのウェイク振動に対するCFD解析

    山田 均, 宮田 利雄, 勝地 弘, 須賀 一大 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2004 (0), 47-47, 2004

    ...並列ケーブル構造は,送電線,斜張橋ケーブル,吊橋ハンガーケーブルに見られ,明石海峡大橋ハンガーケーブルにも採用されている.しかしながら,ケーブルが並列に配置されることで,ウェイク振動の発生が懸念され,明石海峡大橋ハンガーケーブルでも橋軸直角(並列ケーブル軸線)方向から若干傾いた10m/s程度以上の風速において,ウェイクインデューストフラッターの発生が確認された.また,その後に行われた風洞実験においても...

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  • 高風速渦励振に着目した斜張橋ケーブルの空力振動特性

    松本 勝, 八木 知己, 岡田 太賀雄, 大石 孝弘, 足立  洋一, 劉 慶寛 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2004 (0), 49-49, 2004

    ...斜張橋ケーブルのレインバイブレーションは未解明な点が多い.過去の研究において,St数が傾斜ケーブル模型スパン方向に変化する領域で高風速渦励振の励振力と考えられる低周波数成分の渦が形成される可能性を示している.本研究では,水路位置をスパン方向に変化させて各種風洞実験を行い,高風速渦励振の発生メカニズムについて考察を行った.その結果,水路位置のケーブルスパン方向における非一様性,及びその特定の形成位置が...

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  • 斜張橋鋼製タワーの大地震時動的応答に関するパラメトリックスタディー

    ABDEL RAHEEM Shehata E., 林川 俊郎 土木学会論文集 2003 (731), 1-17, 2003-04-21

    ...斜張橋鋼製タワーの動的応答性状に与える減衰特性, 入力地震動, 初期不整, エネルギー吸収機構およびタワーの骨組形状などの諸因子の影響を調べるためにパラメトリックスタディーが実施される. 大地震動による斜張橋鋼製タワーの非線形動的応答解析には有限要素法が用いられる. タワー形状により水平梁の位置や長さによっては動的応答に好ましくない影響を与えることが数値計算で示される....

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  • 腐食した橋梁用亜鉛めっき鋼線の強度特性

    鈴村 恵太, 中村 俊一, 樽井 敏三 土木学会論文集 2003 (731), 367-377, 2003-04-21

    ...吊橋や斜張橋ケーブルを構成する亜鉛めっき鋼線を対象とし, 湿潤ガーゼ巻き腐食促進法により異なる腐食レベルの試験片を作成し, 腐食度と強度の関係を研究した. 腐食の進行により, 公称引張破断応力は低下したが, 実引張応力は変化しなかった. 一方, 亜鉛めっきが消費され地鉄の腐食が進行しはじめた時点から, 伸び, ねじり強度および疲労強度は著しく低下した....

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  • 波形鋼板ウェブを有する連続桁および斜張橋の実用解析法

    加藤 久人, 西村 宣男 土木学会論文集 2003 (731), 231-245, 2003-04-21

    ...より長径間の橋梁として, この形式のエクストラドーズド橋への採用, 斜張橋への進化が始まっている. 波形ウェブは支間方向の剛性が小さく, せん断変形の影響が強く現われるため, その挙動が複雑である....

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  • 共振領域におけるコンクリート鉄道橋の動的設計法に関する研究

    曽我部 正道, 松本 信之, 藤野 陽三, 涌井 一, 金森 真, 宮本 雅章 土木学会論文集 2003 (724), 83-102, 2003-01-21

    ...新型高速車両の導入やPRC桁・斜張橋などの低剛性桁の実現により, 桁の動的応答や車両の走行性といった, 鉄道固有の問題に関する技術基準を再整備していく必要が生じている.<br>本研究では, 上記問題に関する各パラメータの影響度を数値解析により検討するとともに, 速度500km/hまでの実車走行試験によりこれを検証した....

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  • 斜張橋図形の塔の高さの錯視量測定(3)

    菊池 健治, 深水 義之, 白石 照美, 吉田 登美男 日本デザイン学会研究発表大会概要集 50 (0), 97-97, 2003

    ...これまでに、ミューラー・リヤーの錯視図形、および斜張橋の側面形状を図形化した基本図形について、錯視量の測定の有効性を確認した。また、3種類の斜張橋のケーブルの張り方(ハープ、ファン、スター)の違いごとに、ケーブルの上端部から塔先端部の高さを0mmから6mmの範囲で変化させて錯視量の測定実験を行ったところ、塔の高さが高くなるにつれ錯視量が減少する結果を得た。...

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  • 長大斜張橋端2主桁断面の幾何学形状変化による動的耐風性向上

    大東 義志, 武内 隆文 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2003 (0), 55-55, 2003

    ...本研究では,製作や架設コストを低減できる合理化(少数主桁)構造を長大斜張橋に適用するため,床版端部に2本の主桁を設けた端2主桁断面の動的耐風性安定性向上について種々の風洞実験より検討を加えた.鉛直プレートや水平プレートを断面に設置することでフラッター耐風性能向上の効果を確認しているが,これらの耐風部材は耐風安定化のみに適用する部材となり,必ずしも製作上合理的とは言えない.そこで,本研究では耐風安定化部材...

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  • 屋外大型傾斜ケーブル模型を用いた空力振動現象の観測

    八木 知己, 松本 勝, 酒井 精一郎, 大谷 純, 岡田 太賀雄 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2003 (0), 63-63, 2003

    ...斜張橋ケーブルの空力振動に関して,風洞実験と実橋における観測結果を補間する意味で,大型傾斜ケーブル模型を屋外に設置し,各種空力振動現象の屋外観測を試みた.その結果,レインバイブレーション,ギャロッピングと思われる振動が観測された.特に後者の振動現象は,バフェッティング,高風速渦励振の可能性は小さいことからギャロッピングと推定された.ただし,未だ未解明な点も多く断定はできないが,本結果は実橋においても...

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  • 高風速渦励振及びギャロッピング不安定性に着目した傾斜ケーブルの空力振動特性

    大石 孝弘, 松本 勝, 八木 知己, 大谷 純, 岡田 太賀雄 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2003 (0), 62-62, 2003

    ...斜張橋ケーブルの空力振動現象において,特にレインバイブレーションは未解明な点が多く,ギャロッピングの振動解析手法として確立されている準定常理論を用いた解析が可能であるのか,ケーブル後流域における複雑な渦構造による説明が可能であるのかは定かではない.そこで本研究では,風洞実験を行い,高風速渦励振・レインバイブレーション,及びギャロッピングについて検討を行った....

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  • 並列箱桁の対風応答に並列距離が及ぼす影響

    木村 吉郎, 島 賢治, 佐野 啓介, 久保 喜延, 加藤 九州男, 右近 大道 日本風工学会年次研究発表会・梗概集 2003 (0), 59-59, 2003

    ...交通量増加への対応等の理由から並列橋を架設する場合がある.並列橋の対風挙動は単独橋とは異なり複雑であるが,2橋の間隔がその対風応答に及ぼす影響については不明な点が多い.そこで本研究では,架橋計画のある並列箱桁斜張橋を対象として,その対風応答に2橋の間隔が及ぼす影響を明らかにすることを目的として風洞実験を行った.その結果,風向や振動モード, 箱桁の風上または風下の位置によって,並列距離の影響の傾向が異...

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  • 超長大斜張吊橋の静的・動的構造特性と経済性

    前田 研一, 中村 一史, 野村 國勝, 成田 信之 土木学会論文集 2002 (707), 177-194, 2002-06-20

    ...本研究は, 斜張橋と吊橋を組み合わせ, それぞれの長所によって短所を互いに補い合う新吊形式橋梁として注目されている斜張吊橋を対象に, 超長大橋への適用の実現性を検討したものである....

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  • ケーブルへの質量付加による斜張橋主塔の大地震対策に関する研究

    井上 幸一, 杉本 博之, 森下 邦宏, 山本 利弘, 古川 浩平 土木学会論文集 2002 (703), 29-38, 2002-04-21

    ...最適化手法を用いてモデルとした斜張橋の各ケーブルへの合理的な質量配分を決定した結果, 橋軸直角方向地震に対する塔の応答を無対策の場合の最大約1/3に低減でき, 大地震対策として有効であることが確認できた....

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  • 特集 土木が天職:新分野に 活路

    日経コンストラクション = Nikkei construction (300) 106-111, 2002-03-22

    ...運河をまたぐ主橋は中央支間404m,全長730mの斜張橋。水面から桁下までの高さは世界最高の70mで,鉄筋コンクリート製の主塔は高さ154mに及ぶ。 前後の取り付け部を含めた橋の全長は約4km。そのうち中央部の長さ1.85kmの区間は,日本の政府開発援助(ODA)で建設した。...

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  • 水平偏角をつけたマルチストランドケーブルの空力特性およびへリカルストランドの効果

    田中 英之, 久保 喜延, 木村 吉郎, 山口 栄輝, 及川 孝一 土木学会論文集 2001 (689), 117-125, 2001-10-21

    ...斜張橋用ケーブルとして, 軸直角方向の風に対しては振動が発生しにくく, 経済性に優れているマルチストランドケーブルが提案されている. 実際の斜張橋ケーブルには, 偏角を持つ風が作用するため, 本論文では, そうした状態におけるマルチストランドケーブルの空力特性を明らかにすることを目的としている....

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 風による斜張橋ケーブル振動の屋外観測

    松本, 勝, 林, 泰一, 白土, 博通, 八木, 知己, 後藤, 光理, 酒井, 精一郎, 大谷, 純 京都大学防災研究所年報. B 44 (B-1), 137-145, 2001-04-01

    ...本研究では, 斜張橋ケーブルで観測されるレインバイブレーションなどの高風速渦励振の発生メカニズムを解明するために, 屋外に大型ケーブル模型を設置して, その挙動を観測した。その結果, 降雨の有無により強風時の大型ケーブル模型の応答特性に大きな違いが見られ, レインバイブレーションと考えられる振動応答も得られた。...

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  • 2径間高塔型エクストラドーズド橋の構造特性

    川崎 秀明, 松下 博通 土木学会論文集 2001 (669), 233-242, 2001-02-20

    ...そこで, 主塔・主桁・斜材の主要3部材の特性と限界を分析し構造系全体の最適化を進め, 結果として従来PCエクストラドーズド橋の倍程度 (斜張橋の半分程度) が経済的に最も有利であり, 応力上も問題ないことが判った. この成果は設計と施工によって確認したが, 本研究はその経験も踏まえてより最適な橋梁構造を提案するものである....

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  • 長大斜張橋主桁の耐荷力評価手法としての<i>E<sub>f</sub></i>法の精度と終局強度照査法

    野上 邦栄, 岩崎 秀隆, 柴田 晃一, 長井 正嗣 土木学会論文集 2001 (668), 217-230, 2001-01-21

    ...我が国の斜張橋の座屈設計では, 一般に道路橋示方書に準拠した応力度照査と安定照査を行い安全性を確認する手法が用いられる. しかし, 斜張橋のような複雑な構造形態に対して道示に規定された照査法を用いることの妥当性については問題を残している. このような背景のもと, 斜張橋における簡易かつ精度の高い耐荷力算出法と主桁の安全性照査法の確立が望まれている....

    DOI Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献27件

  • 長大斜張橋端2主桁断面の動的耐風性向上に関する実験的研究

    大東 義志 理論応用力学講演会 講演論文集 tam51 (0), 134-134, 2001

    ...本研究では経済的利点を有する長大斜張橋用端2主桁断面(Two Edge Girders)のさらなる耐風安定性向上を目的とした.そこで,上流側からの剥離流れを断面中央で制御し,後流側の流れを変化させる目的で床版中央の上・下面それぞれに突起物を設け,その高さをパラメトリックに変化させ,それらの断面の動的耐風安定化について非定常空気力特性の観点から検討を加えた....

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  • 歩行者による連続桁形式歩道橋の振動使用性評価法

    米田 昌弘 土木学会論文集 2001 (693), 145-159, 2001

    ...また, 固有振動解析結果を利用すれば, 本手法は, 斜張橋形式などの任意形式の歩道橋に対しても振動使用性を評価でき, 実務設計上の汎用性がきわめて高いことを数値計算例から示した....

    DOI Web Site 参考文献2件

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