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検索結果 857 件

  • 肺癌根治術1年3か月後に気管支断端の縫合糸とプレジェットが気管支内腔に迷入した1例

    鈴木 淳也, 河内 利賢, 朝倉 充司, 榊原 昌, 四万村 三恵, 清水 哲男, 權 寧博, 増田 しのぶ, 櫻井 裕幸 気管支学 45 (6), 403-407, 2023-11-25

    <p><b>背景.</b>呼吸器外科手術後,縫合材料が気管支内腔に迷入した症例は稀である.<b>症例.</b>67歳,女性.右肺癌に対し胸腔鏡補助下S<sup>6</sup>区域切除術を施行.手術時に,B<sup>6</sup>aとB<sup>6</sup>b+cが別個で分岐しており,ステープラーで一括にして切離した.B<sup>6</sup>aの断端からエアリークを認めたためテフロン製プレジェ…

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  • シルバーカーと歩行車の方向転換動作分析 ~補助車と体幹の動きの関係、上肢の動きに着目して~

    山中 梨央, 石井 慎一郎, 櫻井 好美, 山本 澄子 リハビリテーション・エンジニアリング 38 (3), 181-187, 2023-08-01

    <p> シルバーカーと歩行車は混同されることも多いが、構造上の特性によって異なる操作能力が求められる。本研究では、シルバーカーと歩行車を使用した90°方向転換動作において、胸郭と骨盤の相対回旋角度、補助車と胸郭の相対回旋角度、補助車と骨盤の相対回旋角度、体幹屈曲角度、上肢角度を算出し比較した。シルバーカーは歩行車より、胸郭と骨盤の相対回旋角度、補助車と胸郭の相対回旋角度、補助車と骨盤の相対回旋角…

    DOI 医中誌

  • 当院での持続的血液浄化療法におけるリスクマネジメントと多職種連携

    水盛 邦彦, 岡本 一彦, 小池 克和, 土井 麻友子, 高島 弘至, 吉田 好徳, 阿部 雅紀 日本急性血液浄化学会雑誌 14 (1), 50-54, 2023-06-01

    <p>ICUにて昼夜問わず,長時間施行される持続的血液浄化療法(continuous blood purification therapy:CBP)においては,体外循環によるリスクを常に意識した安全管理が必要とされる。CBPのリスクマネジメントにおいては装置の安全機能の追加などハード面での安全対策に加え,運用システムや教育,多職種連携などソフト面での安全対策も重要になる。当院においてはチーム医療…

    DOI Web Site 医中誌

  • 無痛分娩の始動

    木島 美穂, 高木 俊一, 湯本 正寿, 鈴木 孝浩, 川上 香織, 小松 篤史, 川名 敬, 山中 伸美 日大医学雑誌 82 (1), 29-34, 2023-02-01

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献14件

  • 重症患者に対する薬物療法の注意点-救急外来の対応・院内急変に困らないために-

    今井 徹 看護薬理学カンファレンス 2023.1 (0), EL-2-, 2023

    <p>救急外来や院内急変では重症度や緊急度の高い患者に対して、迅速かつ高度な医療が要求され、状態に応じた適切な介入が必要となる。その中で、多種 多様な薬やハイリスク薬が汎用されるため、重症患者に対する適正な薬物療法 の実施は医療者の重要な責務となる。その為には、平時から薬物療法に関する 知識をアップデートして、患者対応に困らないようにしておくことが重要と考える。</p><p>救急外来では、様々な…

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  • 上顎洞を貫通し蝶形骨まで達した園芸棒異物例

    原 麻梨子, 菊田 周, 佐藤 拓, 近藤 健二 日本鼻科学会会誌 62 (4), 645-650, 2023

    <p>上口唇から刺入し上顎洞と翼口蓋窩を貫通し蝶形骨にまで達した異物症例を経験したので報告する。症例は74歳女性で,自宅で転倒し鉄製の園芸棒が上口唇右側へ刺入したため救急搬送された。受傷時の意識は清明で,軽度の側頭部痛以外の自覚症状は認めなかった。頭部単純CTでは上口唇右側より刺入した園芸棒が上顎洞前後壁を貫通し,蝶形骨大翼まで達していることが確認できた。異物先端の形状が不明であることに加え,引…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献18件

  • 脳神経内科領域における心理職の役割

    内山 佳代子 心身医学 63 (4), 322-327, 2023

    <p>脳神経内科では認知症や脳卒中などの疾患を対象としている.病態は身体症状に加え,認知機能の低下,心理・行動面の変化が生じる.診断の際には,血液や脳画像検査などに加えて神経心理学検査による認知機能の査定が実施され,薬物療法やリハビリテーションが導入される.経過は進行性で予後が深刻な場合や,治療法が未確立の疾患もある.2020年の公認心理師の活動報告によると,登録者の中で医療保健領域に所属する心…

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  • 治療抵抗性のHIV感染合併進行肺癌の1例

    宮本 一平, 清水 哲男, 横田 峻, 山川 祐司, 櫻中 晴康, 伊藝 孔明, 岡本 直樹, 權 寧博 肺癌 62 (7), 1033-1037, 2022-12-20

    <p><b>背景.</b>抗レトロウイルス治療が導入されhuman immunodeficiency virus(HIV)感染症患者の予後が改善した一方で,非AIDS指標悪性腫瘍が予後に影響するようになってきた.HIV感染合併肺癌は非HIV感染症例と比較し進行が早く,予後不良とされているがHIV感染合併肺癌に関する特異的治療プロトコルは存在しない.<b>症例.</b>55歳,男性.肺腺癌(臨床病…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 当院の急性期脳梗塞診療における COVID-19 の影響

    吉田 礼於那, 熊川 貴大, 山室 俊, 龍岡 樹里, 神谷 光樹, 根岸 弘, 四條 克倫, 吉野 篤緒 日大医学雑誌 81 (6), 341-346, 2022-12-01

    <p>新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行は脳卒中診療にも大きな影響を与えた.特に COVID-19 流行後の当院の acute ischemic stroke (AIS) 診療プロトコルでは感染拡大防止を最優先する目的で,画像検査前に迅速抗原検査の陰性確認を要するため治療開始の遅延が危惧された.COVID-19 流行によるプロトコルの改定が当院での AIS …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献20件

  • 東京都熱傷救急連絡会のデータからみる東京都の熱傷の傾向 1991年から2020年までの報告より

    森田 尚樹, 佐藤 幸男, 櫻井 裕之, 横堀 將司, 石川 秀樹, 梶原 一, 海田 賢彦, 松村 一, 福田 令雄, 濱邉 祐一, 磯野 伸雄, 田上 俊輔, 藤原 修, 副島 一孝, 新井 悟, 佐々木 淳一 熱傷 48 (3), 76-89, 2022-09-15

     東京都熱傷救急連絡会は熱傷救急ネットワークとして参画施設よりデータを収集, 分析し熱傷に関する啓発活動等を行っている. 今回1991年から2020年の30年間分9,698症例のデータを5年ごとに分け分析し, 熱傷症例の傾向を検討した. <br> 総症例数に大きな変化は認めず, おもな受傷原因はflame burn, scald burn, inhalation injuryの順に多かった. …

    DOI 医中誌

  • 血液培養から<i>Granulicatella adiacens</i>が検出された1症例

    里吉 和也, 服部 亮輔, 安藤 秀実, 下口 和雄, 原 美津夫, 荒木 秀夫, 中山 智祥 医学検査 71 (3), 560-566, 2022-07-25

    <p>今回我々は,夜間帯に陽転した血液培養より<i>Granulicatella adiacens</i>を分離し,感染性心内膜炎と診断された1症例を経験したので報告する。症例は50歳代男性。数日前から37~38℃台の発熱と倦怠感を認め,意識障害,構音障害がみられ当院に搬送された。脳病変を検索するため,頭部MRIを実施し,左後頭葉を中心に梗塞を認めた。各種培養検体の採取後,TAZ/PIPCが投与…

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  • 日本の三次医療機関における組織学的診断のための超音波内視鏡下穿刺吸引法による有害事象:多施設共同後ろ向き研究

    菅野 敦, 安田 一朗, 入澤 篤志, 原 和生, 蘆田 玲子, 岩下 拓司, 竹中 完, 潟沼 朗生, 滝川 哲也, 窪田 賢輔, 加藤 博也, 中井 陽介, 良沢 昭銘, 北野 雅之, 伊佐山 浩通, 鎌田 英紀, 岡部 義信, 花田 敬士, 大坪 公士郎, 土井 晋平, 久居 弘幸, 渋川 悟朗, 今津 博雄, 正宗 淳 日本消化器内視鏡学会雑誌 64 (7), 1371-1385, 2022

    <p>【背景と目的】EUS-FNAは,様々な種類の消化器疾患の病理組織学的診断に用いられている.EUS-FNAによる有害事象がいくつか報告されているが,実際の有害事象の発生に関する実態は不明である.本研究の目的は,病理組織学的診断目的のEUS-FNAに関連する有害事象が発生した症例の現状を明らかにすることである.</p><p>【方法】日本の三次医療機関におけるEUS-FNA関連有害事象症例につい…

    DOI 医中誌

  • コロナ禍で進化した薬剤師業務

    小玉 健太郎 ファルマシア 58 (5), 445-449, 2022

    薬剤師は、新興感染症であるCOVID-19 診療の多くの場面に関わり、その業務内容に様々な変化が生まれた。エビデンスが不足する感染症診療への参画、薬の適応外使用や特例承認への迅速な対応、医薬品の供給不足への対応など、これまでの業務が進化したものもあれば、新しく生まれたものも存在する。コロナ禍を経て薬剤師の職能は確実に進化し、この経験が通常診療にも活きると考えている。

    DOI 医中誌

  • 鎖骨遠位端骨折に対するCW plate<sup>®</sup>の治療成績

    神津 崇, 石井 隆雄, 大島 正史, 佐野 陽亮, 土橋 信之, 中西 一義 東日本整形災害外科学会雑誌 34 (1), 56-59, 2022

    <p>鎖骨遠位端骨折に対してCW plateを用いて手術を施行した24例の治療成績を検討した.受傷機転は二輪車転倒が11例と最も多く,他部位損傷合併例は6例であった.骨折型ではCraig分類type II, Vが多かった.術後成績は24例全例で骨癒合見られた.合併症は肩鎖関節脱臼例1例,肩鎖関節内へのscrew突出例1例であった.CW …

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  • 喘息マネジメントにおけるdysfunctional breathingの重要性

    丸岡 秀一郎 心身医学 62 (2), 151-155, 2022

    <p>Dysfunctional breathing(DB)は,呼吸困難感,胸部圧迫感などを呈する呼吸パターン異常の病態である.喘息に併存し,quality of lifeの低下,重症化に関与していることから,DBを早期診断し,治療介入することは,喘息マネジメントにおいて非常に重要である.DBをスクリーニングするナイメーヘン質問票(Nijmegen …

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  • 脳血管疾患初発の高齢患者への歯科介入による食事形態向上および構音障害の改善を認めた1例

    高橋 真実子, 河相 安彦 老年歯科医学 35 (Supplement), 111-114, 2021-03-31

    <p> 緒言:厚生労働省によると,2017年の脳血管疾患患者数は111万5,000人とされている。脳血管疾患初発の患者への歯科介入が嚥下リハビリテーションのなかで有効であった症例を経験したので報告する。</p><p> 症例:69歳,男性。脳血管疾患を初発症し,大学病院で治療後,東京都リハビリテーション病院にリハビリテーション目的で転院した。</p><p> …

    DOI 医中誌

  • 化膿性汗腺炎診療の手引き2020

    化膿性汗腺炎診療の手引き策定委員会, 葉山 惟大, 井上 里佳, 大槻 マミ太郎, 大嶺 卓也, 門野 岳史, 黒川 一郎, 佐藤 伸一, 清水 宏, 高橋 健造, 鳥居 秀嗣, 乃村 俊史, 林 健太郎, 林 伸和, 藤田 英樹, 前川 武雄, 森田 明理, 吉崎 歩, 照井 正 日本皮膚科学会雑誌 131 (1), 1-28, 2021-01-20

    DOI Web Site 医中誌

  • 面会に際しきょうだいへの心理的影響に関する議論を多職種で行った小児がん終末期の1女児例

    山瀬 聡一, 平井 麻衣子, 谷ケ崎 博, 伊東 正剛, 中原 衣里菜, 金澤 剛二, 大熊 啓嗣, 高橋 桃子, 森岡 一朗 日本小児血液・がん学会雑誌 58 (3), 315-319, 2021

    <p>終末期医療では,きょうだい面会は家族が患児と過ごす貴重な時間を提供し,患児の入院により生じる家族関係の変化に対応する目的で大切である.その一方できょうだいには,面会により患児の外見の変化や死に直面することは強いストレスとなる可能性がある.今回,急性骨髄性白血病(AML)の終末期にいた患児の著しい外見の変化により,きょうだいの面会を行うことによる,きょうだい達への心理的影響が懸念された1例を…

    DOI 医中誌

  • 小児急性リンパ性白血病患児における認知機能の前方視的多施設協同研究

    佐藤 聡美, 瀧本 哲也, 小阪 嘉之, 佐藤 篤, 湯坐 有希, 康 勝好, 角南 勝介, 種山 雄一, 堀 壽成, 太田 節雄, 松本 公一, 多賀 崇, 渡辺 新, 滝田 順子, 野村 恵子, 金兼 弘和, 陳 基明, 早川 晶, 福島 敬, 加藤 実穂, 大六 一志 日本小児血液・がん学会雑誌 58 (5), 424-431, 2021

    <p>大量メトトレキサート療法やMTX髄注は知的機能に長期的に影響を及ぼしうる.我々は23施設と共同で2011年から2016年(登録期間2011年から2013年)にわたって小児急性リンパ性白血病の標準リスク群の患児への認知機能を検討する観察研究を行った.初回検査時年齢3歳から9歳の57名の登録があったが,4回の検査を完遂した解析対象は43名となった.ウェクスラー式知能検査を用いて,全般的知的能力…

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  • 限局性肝病変に対する新しい超音波技術の応用

    王 斐倩, 沼田 和司, 二本松 宏美, 岡田 真広, 前田 愼 超音波医学 48 (6), 317-340, 2021

    <p>超音波検査(US)は,放射線被曝がないという圧倒的な利点があり,非侵襲的で,便利で容易に実施でき,比較的安価なリアルタイム画像診断法である.局所肝病変(FLL)[特に小肝細胞癌(HCC)]のスクリーニング,検出,および診断用の一次画像診断法として使用される.しかし,小HCCの正確な早期診断への需要が高まるにつれて,新しい画像診断手法研究し,USの欠点を乗り越える必要がある.例えば,ガス,胸…

    DOI Web Site 参考文献90件

  • 急速な増大を示した顎骨転移を伴わない肺腺癌の歯肉転移の一例

    高橋 真実子, 阿部 成宏, 篠田 健太, 眞宮 淳, 武元 徹, 相澤 聡一, 北野 尚孝 Journal of Japanese Society of Oral Medicine 27 (1), 33-39, 2021

    口腔内への転移性癌は比較的まれである。症例は89歳男性。肺腺癌のため入院していた。放射線所見にて肺癌の多臓器転移が認められた。骨への転移を抑制するためにヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤の使用前,患者は当科を受診し,予後不良歯の抜歯を行った。抜歯の6か月後に上顎臼歯部に骨吸収を伴わない急速に増大する腫瘤を認めた。その後,組織生検が行われ,組織病理学的結果と臨床所見より,肺癌の口腔内転移と診…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献19件

  • 睡眠関連呼吸障害

    神津 悠 日大医学雑誌 79 (6), 353-356, 2020-12-01

    With the outbreak of the coronavirus (COVID-19), lifestyles have changed in Japan, which has affected sleep quality. Poor sleep quality can lead to physical illness, but sleep apnea in particular …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献12件

  • 呼吸器心身症のストレス応答メカニズム

    丸岡 秀一郎 自律神経 57 (1), 36-38, 2020

    <p>気管支喘息(以下,喘息)は,遺伝的要因と環境要因の相互作用で誘導される免疫応答により繰り返される気道狭窄をきたす慢性炎症性疾患である.環境要因の1つである心理社会的ストレス(以下,ストレス)により増悪することから,心身相関の病態を有する呼吸器心身症の代表的疾患である.ストレスは,内分泌系,免疫系,自律神経系を介して喘息の病態形成に関与しているが,その分子病態についてはいまだに不明な点が多い…

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  • 巨大な腸骨発生骨巨細胞腫の1例

    板垣 陽介, 大幸 英至, 小島 敏雄, 高田 夏彦, 伊藤 友久, 吉田 行弘 東日本整形災害外科学会雑誌 32 (4), 612-617, 2020

    <p>左腸骨翼に限局する仙腸関節浸潤を認めないEnnekin分類P1の巨大な骨巨細胞腫の1例に対し,denosumabの術前投与施行し,surgical down stagingを行った後に局所補助療法併用下腫瘍切除術および骨盤輪再建法を施行した.術後2年後の局所再発,遠隔転移は認められず,再建の術後合併症,骨盤輪破綻を認めず術後機能良好であった1例を報告する.</p>

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  • 輸血後のアナフィラキシーショックを契機に発見された先天性ハプログロビン欠損症の小児例

    金澤 剛二, 谷ヶ崎 博, 平井 麻衣子, 渡邊 直樹, 渡辺 嘉久, 陳 基明, 森岡 一朗 日本小児血液・がん学会雑誌 57 (3), 314-317, 2020

    <p>症例は神経芽腫で治療中の2歳女児である.入院時に貧血を認め,人赤血球濃厚液を輸血した.輸血開始20分後から全身に蕁麻疹が出現したため,グリチルリチン酸とヒドロコルチゾンの経静脈的投与を行った.その後,多剤併用化学療法を開始した.化学療法による骨髄抑制による血小板減少に対して血小板濃厚液を輸血したところ,血小板輸血開始4分後から呼吸困難,血圧低下と徐脈から呼吸停止に至った.ただちに心肺蘇生を…

    DOI 医中誌

  • ニボルマブ投与後に急性増悪したC型慢性肝炎の1例

    高橋 幸治, 神田 達郎, 中村 昌人, 安井 伸, 新井 誠人, 加藤 直也 肝臓 60 (12), 459-465, 2019-12-01

    <p>48歳,男性.C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus,HCV)抗体陽性を指摘されていたが,抗ウイルス療法を受けていなかった.HCV-RNAは陽性で,HCV genotypeは2a型であった.切除不能肺扁平上皮癌に対して,ニボルマブ(3 mg/kg)を2週ごとに3回投与した.3回目投与から2週間後に血中肝酵素の上昇を認めた.肝生検組織所見よりC型慢性肝炎の急性増悪(新犬山分類F…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献11件

  • II.線維筋痛症

    村上 正人, 金 外淑 日本内科学会雑誌 108 (10), 2077-2087, 2019-10-10

    <p>線維筋痛症は,臨床検査や画像検査で異常所見が認められないため,自覚症状から診断せざるを得ないリウマチ性疾患の代表的な疾患であり,慢性疼痛のモデル的疾患でもある.中高年の女性に多く発症し,全身の筋肉や腱等の結合組織の痛みを中心に多彩な心身の愁訴を有するために,十分な鑑別診断が必要であるが,近年注目され始めた「機能性身体症候群」の概念が線維筋痛症の病態を理解するうえで有用である.リウマチ性疾患…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献7件

  • かぜに対する認識と受診信念に関連する要因の探索~健診受診者を対象にしたアンケート調査より~

    阪本 直人, 釋 文雄, 堤 円香, 春田 淳志, 後藤 亮平, 前野 哲博 日本プライマリ・ケア連合学会誌 42 (1), 2-8, 2019-03-20

    <p><b>目的:</b>健診受診者を対象に,かぜに対する認識の現状と受診信念との関連を明らかにすべく調査した.</p><p><b>方法:</b>2012年8月~9月,茨城県X市健診受診者に対し,かぜに対する認識や対処行動について無記名自記式質問紙で調査した.</p><p><b>結果:</b>1079名(有効回答率74.5%)が調査対象となり,かぜをひいたら「点滴や注射を受けると早く治る」に75…

    DOI Web Site 医中誌 参考文献5件

  • 子宮内膜症治療中に発症した胸腔内子宮内膜症の 1 例

    永田 瑞穂, 永石 匡司, 中島 隆広, 前林 亜紀, 川名 敬, 岡田 京子, 逸見 明博, 山下 誠 日大医学雑誌 78 (1), 51-54, 2019-02-01

    症例は 37 歳.子宮筋腫,右卵巣子宮内膜症性 嚢胞のため偽閉経療法後に腹腔鏡手術を施行し,再発予 防で黄体ホルモン療法を継続していた.1 年後の健康診 断で右気胸を指摘され,内科を受診,虚脱が小さく,症 状も安定しており経過観察とした.その後再発を繰り返 したため呼吸器外科に紹介となった.胸腔鏡下手術を施 行し,横隔膜に病理学的に子宮内膜症を認めた.現在も …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献10件

  • システマティックレビューと医薬品副作用データベースJADERを用いたドラッグリポジショニング研究

    今井 徹 ファルマシア 55 (3), 239-241, 2019

    近年,エビデンスに基づいた標準治療が行われるようになったが,有効な薬物治療が確立しておらず,治療に難渋する症例に日々遭遇する.新規化合物が新薬となるまでに10年以上の長い歳月が必要とされる.我々は製薬会社とは異なり明日の臨床に直ぐに活かせる研究が特に重要になると考える.本稿ではシステマティックレビューと医薬品副作用データベースという2つの異なる研究手法を用いたドラッグリポジショニング研究について…

    DOI 医中誌

  • 非典型溶血性尿毒症症候群にて入院中にギラン・バレー症候群を併発した症例

    真霜 総, 宇治川 恭平, 鳥沢 伸大, 唐牛 大吾 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-159_2-E-159_2, 2019

    <p>【はじめに】</p><p> 今回,非典型溶血性尿毒症症候群(atypical-Hhemolytic uremic syndrome:以下,aHUS)の診断で加療中に,ギラン・バレー症候群(以下,GBS)を続発した症例を経験した.aHUSの発症率は100万人に2人,致死率は25%の稀少かつ予後が非常に不良な疾患であり,GBSの続発症例の報告は非常に少ない.今回,全身性疾患のaHUSに炎症性多…

    DOI

  • 休日夜間救急外来を受診した鼻出血症例の神経調節性失神の検討

    釜谷 まりん, 中村 一博, 永田 善之, 山内 由紀, 野村 泰之, 大島 猛史 日本鼻科学会会誌 58 (4), 712-718, 2019

    <p>耳鼻咽喉科の休日夜間救急外来において鼻出血症は比較的頻度の高い疾患である。また,鼻出血症例の来院・診察・処置という一連の過程の中で迷走神経刺激症状をきたす神経調節性失神(Neurally Mediated Syncope: NMS)を起こす症例は多い。NMS出現は多くの場合1人で当直している耳鼻咽喉科医にとって多大な負担となり止血処置の妨げともなる。今回我々は,鼻出血とNMSの関連性につい…

    DOI Web Site 参考文献3件

  • 学年別にみた高校サッカー部におけるスポーツ外傷・障害発生の特徴

    比護 幸宏 理学療法学Supplement 46S1 (0), F-84-F-84, 2019

    <p>【はじめに,目的】</p><p> 高校サッカー部のスポーツ外傷・障害(以下傷害)に対し,学年に応じた予防的な介入は少なく,本研究では高校サッカー部に所属する生徒を対象にスポーツ傷害の状況を調査することで学年間の傷害発生の特徴を把握する目的で行なった。</p><p>【方法】</p><p> 対象は高校サッカー部に所属する男性189名である。集合質問紙調査を実施し,傷害の部位・受傷機転,準備運動…

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  • ビッカースタッフ型脳幹脳炎に対する理学療法経験

    宇治川 恭平, 真霜 総, 唐牛 大吾 理学療法学Supplement 46S1 (0), E-130_1-E-130_1, 2019

    <p>【はじめに】</p><p>ビッカースタッフ型脳幹脳炎(BBE)は,眼球運動障害,運動失調,意識障害を三主微とする自己免疫性疾患である.ギランバレー症候群の亜型ととらえられるが,錐体路兆候,脳神経麻痺などの中枢神経障害を呈することも特徴であり,その病態は均一でなく多様であると報告されている.年間BBE発生率は126万人あたり1人と希少であり,有効性の確認された治療法やリハビリテーション報告が…

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  • 救急・集中治療領域にかかわる薬剤師の質的向上を目指した臨床救急医療薬学研究会の取り組み

    今井 徹, 菊池 憲和, 篠原 高雄, 添田 博, 玉造 竜郎, 中馬 真幸, 西澤 健司, 岩元 理絵, 峯村 純子, 渡邉 暁洋 日本臨床救急医学会雑誌 21 (6), 735-739, 2018-12-31

    <p><b>目的</b>:救急・集中治療領域にかかわる薬剤師の質的向上を目指した臨床救急医療薬学研究会(以下,当研究会)の取り組みを評価するため,受講者の特性と満足度を調査した。<b>方法</b>:2013年9月〜2016年12月の研究会の受講者に対して自由意志の下,無記名式にてアンケートをお願いした。<b>結果</b>:回収率は78.6%,救急・集中治療への従事率は51.9%であり,勤務歴5年…

    DOI Web Site 医中誌

  • 当院における小児期Salter 骨盤骨切り術での出血量の検討

    土橋 信之, 平良 勝章, 根本 菜穂, 及川 昇, 徳橋 泰明 日大医学雑誌 77 (3), 165-168, 2018-06-01

    幼児期臼蓋形成不全や遺残亜脱臼に対してしばしばSalter 手術が選択される.そこで,当院で行った本術式の出血量に関して検討した.8 例8 股,平均年齢は5 歳0 か月であった.全例前方 (Bikini line) 皮切,骨盤からの自家骨採骨の代わりにβ-TCP を用いた.採血は術前と術後2,4,7,14 日目に行い,手術時間,術中出血量,最低ヘモグロビン (Hb) …

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献3件

  • 心アミロイドーシスの合併により,体表面心電図からの診断が困難であった通常型心房粗動の1例

    渡邉 隆大, 永嶋 孝一, 奥村 恭男, 渡辺 一郎, 磯 一貴, 高橋 啓子, 新井 将, 水谷 博明, 黒川 早矢香, 大久保 公恵, 中井 俊子, 平山 篤志 心臓 50 (4), 397-404, 2018-04-15

    <p> 心アミロイドーシスは不整脈や刺激伝導系障害を合併することが知られている.我々は,心アミロイドーシスの合併により,体表面心電図から診断が困難であった心房粗動(AFL)の1例を経験した.心臓電気生理学検査で2種類の心房頻拍(AT)が誘発された.AT1(頻拍周期[TCL]:330 ms)のP波は下壁誘導で弱陰性/陽性の2相性,V<sub>1</sub>誘導で陽性/陰性のP波であった.心内電位で…

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  • 月経に関連する片頭痛の遺伝子多型解析

    塚本 路子, 村上 正人, 松野 俊夫, 塚本 克彦, 縄田 昌子, 瀬戸 恵理, 山縣 然太朗 心身医学 58 (2), 183-189, 2018

    <p>片頭痛は遺伝的因子が関与する可能性が高く女性に多い疾患である. 女性片頭痛患者の60%は月経周期に関連して片頭痛が生じており, 月経前に起こるエストロゲン離脱が片頭痛発作と深く関係しているといわれている. そこで, 海外から片頭痛との関連が報告されたエストロゲン受容体の遺伝子多型 (ESR1 397T>C, 325C>G, 594G>A) と涼冷刺激受容体TRPM8の遺伝子多型 …

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  • 呼吸器心身症の分子病態におけるストレスレジリエンス

    丸岡 秀一郎, 岡本 真一, 釋 文雄, 江花 昭一, 村上 正人, 橋本 修 心身医学 58 (1), 30-36, 2018

    <p>呼吸器心身症である喘息の診療は, 個々の遺伝的要因, 環境的要因によりその分子病態は多様化し, これを反映した分類 「エンドタイプ」 とこれに基づいた治療戦略を立てる 「個別化医療」 へと進んでいる. 個別化医療にとって心理社会的背景, 中でもストレスレジリエンス (=ストレス耐性, 逆境力など) は, 治療的観点から非常に重要である. 心的外傷後ストレス障害の病態形成に関与する報告, …

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  • 慢性痛のマネジメントに活かす認知行動療法

    金 外淑, 松野 俊夫, 村上 正人, 釋 文雄, 丸岡 秀一郎 心身医学 58 (4), 327-333, 2018

    <p>慢性痛のセルフマネジメントに有効とされる認知行動療法を取り上げ, 線維筋痛症患者に対する多元的な視点による痛みのアセスメントと, 痛みの変化や今ある痛みと上手に付き合うための支援について述べた. また, 地域での新しい取り組みとして, 痛みで困っている患者やその家族を対象とした, 心理教育を中心とするセルフヘルプ支援をグループで学ぶ認知行動療法を試みた. …

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  • extensile lateral approachを用いた上腕骨小頭骨折の1例

    黒田 洋祐, 平良 勝章, 根本 菜穂, 及川 昇, 長尾 聡哉, 徳橋 泰明 東日本整形災害外科学会雑誌 30 (1), 142-145, 2018

    <p>上腕骨小頭骨折に対しextensile lateral approach(以下ELA)を用いて手術を行い,良好な成績を得た.症例は11歳,女児.遊具で遊んでいた際,左肘関節屈曲位で着地し受傷.Grantham分類 type IIB,Dubberley分類 type 2Aの上腕骨小頭骨折と診断.手術アプローチはELAを用い,骨折部を整復,Kirschner鋼線1本(1.4 …

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  • 大腿骨インプラント周囲骨折術後の Barthel Indexによる短期ADLの検討

    小山 公行, 穂坂 邦大, 大山 輝康, 藤巻 裕久, 斎藤 修, 德橋 泰明 東日本整形災害外科学会雑誌 30 (1), 29-34, 2018

    <p>大腿骨インプラント周囲骨折に対する術後短期のADLの評価として,Barthel Index(BI)を用い検討した.対象は9例 9関節.術後4 ヵ月のBIを調査し,受傷前と比較検討した.結果として術後のBIは受傷前と比べ有意に低下し,機能別では,歩行能力の項目は変わらないものの,整容,入浴,階段昇降,着替えの項目が低下していた.本骨折の治療後にはBIが低下することを念頭に入れるべきである.<…

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  • 大腿骨顆上骨折後偽関節を伴った変形性膝関節症に対して一期的に矯正骨切り術とTKAを施行した1例

    鍋岡 良, 大山 輝康, 榎本 郁子, 穂坂 邦大, 斎藤 修, 徳橋 泰明 東日本整形災害外科学会雑誌 30 (2), 234-237, 2018

    <p>症例は90歳女性.2010年頃から左膝関節痛が出現したため,近医受診し左変形性膝関節症(以下OA)の診断にて保存治療を施行.2014年頃から左膝関節痛の増悪があり屋外歩行の頻度が少なくなっていた.2014年12月頃症状増悪を認め,歩行困難となった.前医にて左大腿骨顆上不全骨折と診断され,ギプス固定による保存治療を開始した.その後,骨癒合が得られず歩行障害が残存するため2015年4月当院紹介…

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  • 運動中に心室細動をきたした冠動脈起始異常の1例

    渡邉 隆大, 永嶋 孝一, 早瀬 未紗, 湯澤 靖文, 阿久津 尚孝, 深町 大介, 加藤 真帆人, 渡辺 一郎, 田中 正史, 平山 篤志 心臓 49 (SUPPL.1), S1_111-S1_116, 2017-08-28

    <p>若年者突然死の原因の一つとして冠動脈起始異常があげられる.今回我々は,フットサル中に心室細動を発症した症例を経験した.2度の自動体外式除細動器の除細動により,8分の心停止時間の後,自己心拍再開した.入院後の冠動脈造影検査,画像検査で右冠動脈左バルサルバ洞起始を認め,右冠動脈は大動脈-肺動脈間を壁外走行しており,運動負荷心筋シンチグラフィーで右冠動脈領域に虚血を認めた.そのため心室細動発症に…

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  • 公認心理師と今後の課題

    松野 俊夫 心身医学 57 (9), 939-943, 2017

    <p>心理職の国家資格化に対する具体的な動きは, 近年では1990年に厚生省 (当時) による臨床心理技術者業務資格制度検討会として開始された. 検討会は厚生科学研究事業と名称を変えながら2001年度まで継続され, その後約15年の関係者による努力の結果が 「公認心理師法」 として2015年9月に実現した. 2016年9月には大学および大学院での養成カリキュラム, 試験科目, …

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  • 意識障害を呈した脳卒中患者における集中治療管理中の座位・立位・歩行練習の検討

    守屋 正道, 金指 佳希 理学療法学Supplement 2016 (0), 1113-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>脳卒中リハビリテーションは,脳卒中治療ガイドライン2015において可及的早期に開始することが勧められており,座位・立位練習はJapan Coma Scale(JCS)が1桁であることが条件として記されている。しかし最近では,細胞レベルでの理学療法(PT)の効果が示されており,病態管理が安定していれば意識障害があっても早期より離床を開始することが…

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  • 変形性膝関節症患者におけるFTAの増大に伴うLateral Thrust量の評価についての報告

    高橋 龍介, 山中 梨央, 比護 幸宏 理学療法学Supplement 2016 (0), 0050-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>変形性膝関節症(以下膝OA)は,高齢者において最も頻度の高い膝関節疾患であり,超高齢社会のわが国において,医療経済の観点からも重大な問題となっている。内反膝OAにおける膝関節運動力学的負荷の指標としてLateral Thrust(以下LT)があり,発症や進行との関連性が示唆されている。また,LTの関連因子として,膝OA …

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  • 在宅ストーマ患者に関する訪問看護ステーションへのアンケート調査

    小林 和世, 賀屋 仁, 相澤 卓, 松原 康美, 柴崎 真澄, 山名 哲郎, 積 美保子, 山口 健哉, 松岡 弘芳, 松岡 美木, 宮本 乃ぞみ, 斎藤 忠則 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 33 (3), 81-86, 2017

    <p>在宅のストーマ保有者の実態、訪問看護ステーションと医療機関との連携、在宅ケアでの課題を調査した。今回、北海道全域に訪問看護事業所を持つ北海道総合在宅ケア事業団の協力を得て実態調査を行った結果、ストーマ保有者は都市部、地方の区別なく分布しているが、皮膚障害などが発生した場合、十分な相談体制がない現状があることがわかった。また、基礎講習会に参加したくても、訪問看護i事業所では参加が難しい現状が…

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  • 多彩な症状に潜んでいた器質的疾患

    塚本 路子, 村上 正人, 松野 俊夫, 井上 正晴, 中込 博, 瀬戸 恵理, 縄田 昌子 心身医学 57 (7), 744-750, 2017

    <p>女性外来の受診者は多彩な症状を訴えることが多いが, 器質的疾患による症状であることも少なからずある. 今回, バセドウ病であった症例 (症例1) と, 副甲状腺機能亢進症の治療後にバセドウ病を発症した症例 (症例2), 当科通院中に橋本病を発症した症例 (症例3) を経験したので報告する.</p><p>2005年3月の当科開設以来2014年3月までの当科受診者3,553人を主病名で分類した…

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  • 全国大会出場高校サッカー部におけるスポーツ外傷・障害の予防に関する実態調査

    比護 幸宏 理学療法学Supplement 2016 (0), 1285-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>スポーツ外傷・障害(以下傷害)への対応で重要なことの一つに傷害発生の予防があり,傷害により練習や試合に影響を及ぼすことは個人やチームにとって重大な損失となり得る。しかし高校部活のカテゴリーでは未だにその普及は十分とはいえない。本研究では全国大会出場高校サッカー部に所属する生徒を対象に傷害の有無と発生時期,ウォーミングアップ(以下WU)やクールダ…

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  • 加速度計を用いた両側人工膝関節全置換術後患者における術前後での歩行解析の報告

    山中 梨央, 高橋 龍介 理学療法学Supplement 2016 (0), 0174-, 2017

    <p>【はじめに,目的】</p><p></p><p>変形性膝関節症(以下,膝OA)の発症のリスクファクターとして,年齢,女性,肥満,大腿脛骨角(femoro-tibal angle:FTA)及び歩行時のlateral thrust(以下LT)を挙げている。我が国において変形が高度に進行した者に対して人工膝関節置換術(以下TKA)は治療のひとつとして選択されることが多い。しかし,短縮された入院期間…

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  • 当院での13 年間における成熟奇形腫の悪性転化8 例の検討

    春日 晃子, 高田 眞一, 新屋 芳里, 仲尾 岳大, 林 忠佑, 椙田 賢司, 大西 美也子, 千島 史尚, 山本 樹生 日大医学雑誌 76 (2), 79-82, 2017

    成熟奇形腫の悪性転化を予測することは難しい.従来の報告では,悪性転化の予測因子として腫瘍径,腫瘍マーカー,年齢が挙げられている.今回我々は2003 年1 月から2015 年12 月までの13 年間に当院で治療した成熟奇形腫悪性転化の8 症例を検討した.8 症例で先の項目の中央値を検討したところ,従来の報告と一致していた.これらの項目と画像所見を合わせることで,成熟奇形腫の悪性転化を予測することが…

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献6件

  • 救急医療における薬物治療に主眼を置いた薬学教育

    座間味 義人, 小山 敏広, 今井 徹, 武本 あかね, 相良 英憲, 千堂 年昭, 名倉 弘哲 薬学雑誌 136 (7), 987-991, 2016-07-01

     Pharmacists are expected to be active members of the healthcare team in emergency medicine, because many pharmaceuticals are administered to patients with life-threatening conditions. However, …

    DOI Web Site Web Site ほか2件 参考文献3件

  • くも膜下出血患者の早期離床の効果とアウトカムに影響を与える要因の検討

    守屋 正道, 角 光一郎, 宮崎 彰吾, 青木 主税 脳卒中 38 (3), 161-167, 2016

    【目的】くも膜下出血患者の離床時期が歩行獲得に及ぼす影響について後向きに調査し,アウトカムに影響する要因についても合わせて検討した.【方法】対象は2011 年2 月から2013 年7 月までにSAH(subarachnoid hemorrhage)と診断され外科的治療を行い,理学療法を実施した63 例とした.発症後14 日以内に離床を開始したEarly 群(40 例)と,発症後15 …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献10件

  • 心筋炎から学ぶ:小児循環器分野を学ぶ医師のアウトカムを中心に

    神山 浩 Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 32 (5), 365-378, 2016

    <p>致死性心筋炎の死亡頻度は10万人あたり0.46人で,ウイルス性の原因が多い.神経症状や消化器症状などの心外症状から心筋炎を鑑別することが重要である.劇症化の予測として心電図や血液検査所見の経時的変化の観察が重要である.画像診断として心エコーでの収縮能低下や心膜液貯留は,専門医資格のない医師にとっても視覚的に理解しやすい所見である.急性期を脱した時点でのMRI, …

    DOI Web Site 医中誌 参考文献46件

  • 線維筋痛症患者の痛みによる二次的症状への体系的な心理教育的アプローチ

    金 外淑, 松野 俊夫, 村上 正人, 釋 文雄, 丸岡 秀一郎 心身医学 56 (12), 1210-1215, 2016

    <p>線維筋痛症患者の痛みに対する治療が長期化する中で, 抑うつ症状を伴う情緒不安定などの二次的症状が起こりやすい. さらに二次的症状による感情の混乱から, 一時的な性格傾向の変化が起き, さらなる痛みの増悪を引き起こすという悪循環の傾向がみられる. 本稿では, 線維筋痛症患者やその家族を対象としたアンケート調査結果からみえてきた心理教育への手がかりを中心に, …

    DOI Web Site 医中誌

  • 環境ストレスによる喘息発症とエピジェネティクス

    丸岡 秀一郎, 釋 文雄, 村上 正人 心身医学 56 (4), 317-321, 2016

    気管支喘息 (以下, 喘息) の病態形成には, 遺伝因子と環境因子が深く関与している. 環境因子の一つとして心理社会的ストレス (以下, ストレス) がある. ストレスがどのように呼吸器疾患の発症機序に影響を及ぼしているのか依然不明な点が多い. 近年, エピジェネティクスという学問領域が注目されている. DNAメチル化, ヒストン修飾, ノンコーディングRNA (non-coding RNA …

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  • 線維筋痛症患者における心理的支援の再構築と臨床実践への取り組み

    金 外淑, 村上 正人, 松野 俊夫, 釋 文雄, 丸岡 秀一郎 心身医学 56 (5), 439-444, 2016

    線維筋痛症は身体症状の複雑化とともに, 怒り, 不安, 抑うつなど多岐にわたる心理的状態をきたすため, 心理的支援に限らず, 種々の専門科の専門性を生かした適切な支援の充実が必要とされている. 本研究では, 線維筋痛症患者特有の痛みが起こる状況を取り上げ, これまでの調査, 臨床での実践研究を通して得られた知見をもとに, 痛みが起こる諸要因の動きに着目し, …

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  • 新しい時代に求められる心身医学とは

    村上 正人 心身医学 56 (5), 403-410, 2016

    時代は大きく変貌を遂げつつあり, 従来の心身医学の理念や概念, モデルでは対応できない諸問題も浮き彫りにされてきている. 心身症の病態研究に留まらず, IT化・合理化に伴う人間関係の希薄化, 共感性・協調性・情緒応答性の欠如, うつ病に代表されるメンタルヘルスの悪化など, 最近多発する社会問題や事象の背景に隠された病理を心身医学的に取り組む姿勢が求められる. また先端的研究の方向性として, …

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  • 救急認定薬剤師の現状と今後の課題

    菊池 憲和, 今井 徹, 中馬 真幸, 鏑木 盛雄, 吉田 善一 日本臨床救急医学会雑誌 19 (1), 46-51, 2016

    <b>目的</b>:救急認定薬剤師の現状と今後の課題を把握するために,救急認定薬剤師の業務実態と展望を調査した。<b>方法</b>:2014年4月1日時点で日本臨床救急医学会により認定を受けた救急認定薬剤師に択一選択および自由記述の調査用紙を郵送した。<b>結果</b>:調査用紙の回収率は75%,所属施設の病床数は平均649床,救急・集中治療業務への従事率は77%であった。現在の業務内容として,…

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  • 個々の上肢に合わせて調整可能な接合部を組み入れた杖の開発に関する研究

    高橋 龍介, 山中 梨央 理学療法学Supplement 2015 (0), 1632-, 2016

    【はじめに】歩行補助具である杖は,利便性が高く比較的金額が安価なため使用頻度が高い。しかし,疾患や加齢に伴う機能障がい,形態変化は個人差が大きいにもかかわらず,現在一般的に提供されているT字型杖は高さ調節しかできず,手や腕に疼痛や可動域制限など肢体が不自由な使用者にとって使用しづらいものである。杖を購入しても使い勝手が悪い,手首が痛いなどの理由から日常で利用していない患者も少なくない。装具は症状…

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  • 肝細胞癌の治療中に自己免疫性溶血性貧血を発症した1例

    近岡 知剛, 相馬 史, 川平 宏, 田中 博, 山舘 周恒 医学検査 65 (1), 51-54, 2016

    症例は67歳の男性。肝細胞癌(HCC)の治療目的で2011年11月に入院し肝切除術を行ったが,再発のため入退院を繰り返していた。その間に,早期胃癌と食道静脈瘤が見つかり,ヘリコバクター・ピロリの除菌を含めた治療も行っている。除菌から10ヶ月後の2013年5月に上部消化管出血を認め,Hb 6.9 g/dLと重度の貧血となり輸血を実施した。その際の赤血球抗体スクリーニングが陽性で,精査を行ったところ…

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