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検索結果 243 件

  • MWE2023の開催報告

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 21-22, 2024

    MWE 2023(マイクロウェーブワークショップ&展示会 2023)は、2023年11月29日から12月1日にパシフィコ横浜で開催された。この会議はマイクロ波技術を中心とした重要なイベントで、マイクロ波分野では学術、産業、教育の面で国内最大級のイベントである。このイベントでは、技術者の育成を目的とした基礎講座、最先端技術や将来のビジョンに関するワークショップ、最新の製品開発動向を紹介する展示会が…

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  • 幅広い分野で実用化が進むMW加熱装置

    山本 泰司 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 6-10, 2024

    先のCOP28において、2030年までに世界全体の再生可能エネルギーの発電容量を3倍、エネルギー効率改善率の世界平均を2倍とすることが合意された。エネルギー消費の大きな産業部門、特に製造プロセスのエネルギー効率の改善には、誘電加熱の利用拡大は欠かせないものである。 この加速されるカーボンニュートラル、電化の流れの中で、省エネ技術として製造プロセスにおける従来の加熱を誘電加熱に置き換える検討が急速…

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  • 私の座右の書(-思考の整理学-)

    辻 正治 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 27-29, 2024

    これまで特に有益と思った書籍は、外山滋比古先生(お茶大名誉教授)の「思考の整理学」である。この本は刊行から37年で驚異の270万部突破ということで読まれた方も多いと思います。筆者は最初に大学生協で見かけたときに「思考の整理学」という本のタイトルからは内容が不明で、しばらく購読することをためらっていた。しかし20年ほど前に読んでみると、当時実験研究者として目前の研究目標を達成するため日々必死に試行…

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  • マイクロ波加硫装置の省エネルギー化

    山中 亨 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 2-5, 2024

    ゴム加硫におけるマイクロ波処理は、主に自動車用ウェザーストリップゴムや、建築ガスケット用ゴム、OAロール用ゴム、土木用シール材ゴムなどの連続加硫に広く利用されている。最近ではゴムの予熱用やゴム配合テスト機のバッチ式マイクロ波オーブンなどの利用も多くなっている。

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  • 国際会議5GCMEA 2024開催にあたって

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 20-20, 2024

    国際会議The 5<sup>th</sup> Global Congress on Microwave Energy Applications 2024 (5GCMEA)は、7月22日(月)から25日(木)にかけて、九州大学椎木講堂において開催されます。5GCMEAでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けたマイクロ波・高周波エネルギー応用技術の研究開発に関連した以下に示す6分野を中心に論文を募…

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  • APMC 2023報告(麗しの宝島のマイクロ波国際会議)

    山田 徹 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 18-19, 2024

    横浜でハイブリッド開催されたAPMC 2022(会期:2022年11月29 日から12月2日)は,「新しい社会秩序のなかでスーパースマート社会の実現を目指すマイクロ波工学の挑戦(Challenges of microwave engineering for the super smart society in the new …

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  • 第6回JEMEA若手サマースクール開催報告

    椿 俊太郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 25-26, 2024

    2023年8/31(木)-9/1(金)の日程で、福岡国際会議場および九州大学伊都キャンパスにおいて、「第6回JEMEA若手サマースクール~マイクロ波化学入門セミナー」が開催された。九州地方を中心に、マイクロ波化学の基礎について、網羅的にダイジェストする企画であり、特に若手向けのマイクロ波基礎講座を志向して企画された。

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  • 特集記事 企画趣旨説明

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 1-1, 2024

    「MWプロセスの産業応用」に関する特集記事を企画させて頂いた樫村です。こうした特集記事がなぜ今必要なのか、これについて趣旨を説明させてください。

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  • 第19回国際マイクロ波高周波加熱会議報告

    藤井 知 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 16-17, 2024

    イギリスのウェールズ州の首府であるカーディフにおいて、9月11日~14日の間、第19回マイクロ波高周波加熱会議(19th International Conference on Microwave and High Frequency Heating)がAssociation of Microwave Power in Europe for Research and …

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 30-31, 2024

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。各種国際会議・国内学会はほぼ現地開催に戻りました。最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • マイクロ波加熱を用いた強化プラスチックの分解およびリサイクル~風力発電ブレードの分解に挑戦!~

    池永 和敏 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 11-15, 2024

    令和5年は、筆者のマイクロ波加熱による廃棄プラスチックの分解リサイクルの研究が始まって18年目であり、奇しくも7月20日に定年退職の満65歳を迎える年でもあった。これまで、マイクロ波を効果的に用いてペットボトル(PET樹脂)をモノマーに解重合する研究、並びに熊本震災のバスタブ、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)製の廃棄複合材料の水平リサイクルを目指した研究を主に続けていた。

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  • 次号予告

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 32-33, 2024

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  • JEMEA Sympo2023開催報告

    望月 大 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 9 (1), 23-24, 2024

    2022年の理事会において、2023年10月25日~27日の3日間、福岡県北九州市での開催が決定されました。その後、当方を委員長とし、大内将吉先生(九工大)、岸本史直先生(東大)、羽石直人氏(㈱クレハ)を委員として実行委員会を立ち上げました。 前年度までCOVID-19の状況によりオンライン開催であり、2023年度の開催方法を模索するうえで、理事会メンバーにオンライン開催と現地開催のどちらを希望…

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 25-27, 2023

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。各種国際会議・国内学会は少しずつですが現地開催に戻りつつありますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • 5GCMEA 2024年の進捗について

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 6-6, 2023

    2024年開催に向け、JEMEA主催によるThe 5th Global Congress on Microwave Energy Applications (5GCMEA)の準備が進められています。日本で開催となる5GCMEAには多くの海外からの参加者も想定される一方、2024年はオリンピック開催年に当たるため、競技が開始される7月24日から8月11日の閉会式までの期間に加えてGCMEA関連分野…

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  • 我が国におけるマイクロ波加熱 研究の歴史とJEMEAの歩み

    吉川 昇 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 14-21, 2023

    筆者は、2000年頃からマイクロ波加熱の研究を始めたのであるが、既にその頃にはJEMEAの前身である日本電磁波応用研究会(1993 年設立)とマイクロ波応用技術研究会(1999年設立)という組織があり、マイクロ波技術や加熱応用に関しても大いに研究発表が行われていた。そこでは当分野の先輩方が活躍されており、先輩方から多くのことを学ばせて頂いた。そういう立場であるにも拘らず、大変僭越ではあるが今回編…

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  • 私の座右の書

    永田 和宏 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 23-24, 2023

    本書は、主に中近東地域の鉄及び金銀銅等の非鉄金属製品の発展の歴史を考古学的に述べている。アジアに関する記述は少ない。しかし大きな特徴は、原料から製品までの化学分析値を豊富に掲載していることである。永田1)はこの分析値を用いて熱力学的に古代の金属精錬技術を明らかにしている。

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  • 2022 Asia-Pacific Microwave Conference (APMC 2022) 報告

    三谷 友彦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 15-16, 2023

    2022年11月29日~12月2日の4日間、2022 Asia-Pacific Microwave Conference (APMC 2022)がパシフィコ横浜およびオンラインのハイブリッドにて開催された。APMC 2022はアジアパシフィック圏で毎年開催されるマイクロ波技術関連の国際会議であり、4年に1度のペースで日本での開催となっている。また、毎年11月下旬にはマイクロ波技術関連の学術、産業…

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  • マイクロ波「加熱」研究の今後に関する話題

    福島 潤 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 7-10, 2023

    マイクロ波と「熱」は切っても切れない関係にある。電子レンジの例を持ち出すまでもなく、マイクロ波を吸収する物質にマイクロ波を照射すれば材料の温度は上がるため、マイクロ波が「熱」に変わることは当たり前の現象である。あまりにも当たり前の現象であるため、マイクロ波を用いて温度を上げることをマイクロ波「加熱」と呼んでいるし、それで問題が無いようにも思える。

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  • 次号予告

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 28-29, 2023

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  • マイクロ波応用研究

    加藤 俊作 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 13-13, 2023

    私の研究者としてのスタートは大学を卒業し、経済産業省工業技術院大阪工業試験所四国支所に入所し、その後、四国工業試験所に配置換え、四国工業技術研究所に改組されました。最初の研究テーマはパルプ廃水の処理研究です。高松に製紙工場が7つほど在り、河川の汚染が目立ち、屋島の突先の海水まで汚れていました。大手製紙工場とも共同研究を行いました。

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  • 次号予告

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 27-28, 2023

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  • デラウェア大訪問・IMPI 57参加報告

    岸本 史直 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 4-5, 2023

    6月27―29日に米国コロラド州デンバーで開催された57th Annual Microwave Power Symposium on International Microwave Power Institute (IMPI 57)への参加、およびその前日に筆者が訪れた米国デラウェア大学Dionisios G. Vlachosグループでのセミナー開催について報告する。

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  • 理事長あいさつと今年の抱負

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 1-2, 2023

    本稿の執筆依頼を受け、理事長に就任した1年前のことを思い出してみました。理事長に就任後、多くの会員の元へお伺いし、対面でJEMEAに対する要望をお聞きすることができました。学会に対して多くの期待と、一方で問題もあることのお話をいただき、これらを反映改善できるように理事会一丸となって議論を重ねてきた1年間でした。このような試みの中で、最も大きな理事会の活動成果は、JEMEA正会員(団体)の勧誘、す…

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  • タンパク質の構造や酵素反応へのマイクロ波の影響

    栢森 史浩, 平尾 莞, 鶴岡 孝章, 中西 伸浩, 臼井 健二 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 7 (0), 1-9, 2023

    Microwave (MW) is applied to various fields such as microwave oven, wireless local network, and satellite broadcasting. There is great interest in microwave effects on biomolecules including …

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  • マイクロ波メタラジーによる分散型リサイクルの可能性

    山末 英嗣, 柏倉 俊介, 光斎 翔貴 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 1-6, 2023

    20世紀後半の急激な都市化と人口増加の中で,大量生産・大量消費を基礎とする社会システムが形成された結果,大量の廃棄物が発生することとなった.これらの廃棄物をいかに有効活用するかが持続可能な社会にとって重要であることは言うまでも無い.昨今はサーキュラーエコノミーといった概念が社会に定着しつつあるが,そこでも製品と原材料の価値をなるべく維持したまま循環させるような社会システムへの転換が求められている…

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  • マイクロ波によるCO<sub>2</sub>吸収焼結体の研究開発~CO<sub>2</sub>-TriCOM~

    香川 慶太, 宮本 将太, 河合 研至, 小川 由布子, 天道 一成, 畝川 了, 樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 11-13, 2023

    CO<sub>2</sub>-TriCOM(シーオーツートリコム)とは、火力発電所から発生する石炭灰(フライアッシュ:Coal ash)に加え、コンクリート電柱をリサイクルする際に発生する廃コンクリート粉(Concrete waste)をカーボンリサイクルの鉱物化に分類される土木工事用の資材として再生させるリサイクル技術である。フライアッシュに加え、廃コンクリート粉を混合し、火力発電所から発生す…

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  • JEMEA Sympo2022@オンライン開催報告

    朝熊 裕介 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 18-20, 2023

    2021年の理事会おいてに2022年10月12日~14日の3日間、兵庫県姫路市での開催が決定された。その後、朝熊裕介(兵庫県立大学 以下敬称略)を委員長とし、臼井健二(甲南大学)、岸原充佳(岡山県立大学)、桑原なぎさ(パナソニック㈱)、仁科勇太(岡山大学)、福島潤 (東北大学)の5人を委員として実行委員会を立ち上げた。その後、次年度開催の実行委員長と内定した望月大(東京電機大学)を委員に加えた。…

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  • マイクロ波研究から核融合・核分裂複合炉

    佐藤 元泰, 中谷 伸 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 9-12, 2023

    中谷伸君と私は、核融合中性子によって、定常運転する核融合と核分裂のハイブリッド原子炉の実現を目指しています。

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  • マイクロ波を選んだ化学者

    杉山 順一 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 7-8, 2023

    人生において二番目に勉強したのは大学院生の時だった。もっとも当時の本人は、その時が一番勉強したと思っているのだが。その頃はインターネットもなく、人名反応はメルクインデックスの後のページを見て覚えるような時代だった。図書館でケミアブやバイルスタインを紙で繰って欲しい化合物の合成方法を探していたし、何しろ高分子化学をやったことがなかったから物珍しかった。学会原稿はタイプライターを打ち、ステッドラーで…

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  • 5GCMEA 2024年日本開催について

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 17-17, 2023

    マイクロ波を含む電磁波エネルギー応用技術に関連した国際会議を開催する学術団体として、ヨーロッパ諸国を基盤とした<u>A</u>MPERE (Association for Microwave Power in Europe for Research and Education)、米国を中心とした<u>I</u>MPI (International Microwave power …

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  • 4GCMEA2022国際会議報告

    椿 俊太郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 14-14, 2023

    The 4th Global Congress on Microwave Energy Applications (4GCMEA) 2022が、中国 四川大学 Kama Huang先生が実行委員長となり、2022年8月17日~20日にオンラインで開催された。本会議はChina Association of Microwave Power Application (CAMPA) …

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  • 開催報告:第5回JEMEA若手サマースクール in 静岡

    吉村 武朗 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (1), 21-22, 2023

    第5回JEMEA若手サマースクールは、コロナ禍の影響で2019年以来3年ぶりとなる2022年9月12(月)13日(火)静岡県浜松市にて開催した。講師をご快諾頂いた5名の先生方、豊橋技術科学大学 藤井知先生、静岡大学 奥谷昌之先生、西光エンジニアリング株式会社 岡村邦康様、産業技術総合研究所 杉山順一先生、静岡大学 …

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  • 私の座右の書 (-数学で世界が見える?-)

    和田 雄二 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 22-23, 2023

    2冊の書籍を紹介します。1冊目は、「プリゴジンの考えてきたこと」(岩波書店)で、著者は、東工大名誉教授の北原和夫先生です。北原先生は、わたしが1985-1991年に東工大助手として研究を始めたときに、東工大労組でお会いしました。そのときには北原先生は物理学科の教授でおられたと思います。

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 24-26, 2023

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。各種国際会議・国内学会はほぼ現地開催に戻りました。最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • 新理事就任の挨拶

    望月 大 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 8 (2), 3-3, 2023

    ...この度、令和5年度(2023年度)より日本電磁波エネルギー応用学会の新理事に就任致しました、東京電機大学工学部の望月大です。...

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  • Pacifichem 2020 Microwave Chemistry for Sustainable Society 開催報告

    椿 俊太郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 12-15, 2022

    コロナ渦で延期されていたPacifichem2020は一年間の延期されたのち、オンラインで無事に開催された。ワクチン接種の広まりとともに、一時は現地とオンラインのハイブリッド開催も期待されたが、その後、2021年夏の世界各地でのデルタ株のまん延により、完全オンラインとなった。

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  • 次号予告

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 29-30, 2022

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 26-28, 2022

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。新型コロナウイルスの影響により日程変更やオンライン/ハイブリッド開催への変更が多数出ていますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • 岡本さんから学んだこと

    杉山 順一 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 18-18, 2022

    岡本さんと初めて会ったのは当時顧問をされていた東京電子株式会社が五反田にあった頃だ。岡本さんは誘電率の測定方法、特に温度依存性がマイクロ波加熱には重要であることを認識していて、そのための装置開発を行っていた。私といえばマイクロ波の挙動について何一つ知識もなく、ただ先人の示した数式を出典も知らずに使い始めたばかりだった。円筒空洞共振器内になぜモードというものがあるのか、その形が何に起因しているのか…

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  • The 56th Annual Microwave Power Symposium (IMPI 56 Symposium) 報告

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 7-9, 2022

    今年で56回目となるInternational Microwave Power Institute国際会議(IMPI 56)は、2年ぶりの対面方式で、ジョージア州サバンナのホテルで行われた。実行委員である筆者も渡米し、久々の対面での国際会議を満喫した。オンラインとは異なり、生の議論ができる本会議には150名を超える参加者(アメリカ人参加者60%、海外からの参加者40%)と、48件の口頭発表があっ…

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  • 日本の古典文学「平治物語」と世界初のミスコンテスト

    太田 和親 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 15-17, 2022

    ミスコンテストは、ほとんどの日本人が、西洋で始まったと信じているようですが、それは間違いです。世界最初のミスコンテストは、平安時代末期の京都で行われました。ウィッキペディアも間違っていて、ミスコンテストは、1888年にベルギーで行われたコンクール・ド・ボーテ(Concours de Bauté = …

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 19-20, 2022

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。新型コロナウイルスの影響により日程変更やオンライン/ハイブリッド開催への変更が出ていますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • 産業電化が導くカーボンニュートラルの未来

    内山 洋司, 中谷 真幸 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 1-9, 2022

    世界で異常気象が多発している。2020年は平均気温は平年よりかなり高い地域が増え、異常高温が世界の各地で頻繁に発生し、山火事を多発している。一方、逆に、中央アジア南部やその周辺では、異常低温に見舞われた。また、降水量を見ると、平年よりも多い地域が増えている。例えば、ヨーロッパは7月中旬の記録的な大雨によって洪水が発生し、死者の数は約200人、ドイツだけでも150人以上が行方不明となった。逆に、ヨ…

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  • 脱炭素社会におけるマイクロ波加熱

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 20-23, 2022

    持続可能な社会を目指すために、脱炭素への機運が高まっている。2021年11月、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議が英国で開催され、我が国の気候変動分野での野心的な取組の発信がなされた。これにより加速される2050年へ向けたカーボンニュートラルな社会への速やかな移行は、我が国のみならず世界のあらゆる分野に要求される課題である。

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  • 第15回JEMEAシンポジウム(Sympo2021オンライン開催)報告

    池永 和敏 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 18-19, 2022

    2019年11月に中国武漢から発症が始まったとされる新型コロナウイルスのCOVID-19の猛威は、感染第1波の2020年4月から約4ヶ月のインターバルの2021年の9月までの第5波を数える世界的なパンデミックとなった。COVID-19のワクチンの製造の遅れから、2021年9月に、やっと日本国内のワクチン2回摂取率が5割を超えた。その間のリモート出勤・通学の「巣ごもり」、マスクの着用、アルコール消…

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  • ポアンカレの「科学と仮説」

    佐藤 元泰 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 24-25, 2022

    私も日本人だから無常観をもっている。電磁波加熱というのは、無常観とは全く別の世界の筈だった。ポアンカレの「科学と仮説」(岩波文庫)に出合うまでは。

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  • マグネトロン研究からマイクロ波加熱応用という学際融合研究へ

    三谷 友彦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 13-14, 2022

    このたび「次世代マイクロ波加熱システムの研究開発および若手研究者ネットワークの形成」という題目にて第4回JEMEA学会賞を賜り、推薦あるいは厳正なる審査を頂いたJEMEA関係者の皆様、これまでの研究を支えて頂いた皆様に心より感謝申し上げたい。今回の受賞にあたり、これまでの研究活動を振り返るとともに異分野間の学際融合研究の在り方について本稿に記す。

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  • 新理事就任の挨拶

    朝熊 裕介 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 2-2, 2022

    ...この度、令和4年度(2022年度)より日本電磁波エネルギー応用学会の新理事に就任致しました、兵庫県立大学大学院工学研究科の朝熊裕介と申します。...

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  • 次号予告

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 21-22, 2022

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  • 新理事就任の挨拶

    臼井 健二 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 4-4, 2022

    この度、令和4年度より理事に就任致しました、甲南大学フロンティアサイエンス学部の臼井健二と申します。この場をお借りしまして、会員の皆さまに就任のご挨拶をさせていただきます。

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  • 新理事就任の挨拶

    板垣 篤 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 3-3, 2022

    ...この度、日本電磁波エネルギー応用学会の理事に就任いたしました凌和電子株式会社 研究開発本部の板垣 篤と申します。当学会と関わり合うまでの経緯としまして、凌和電子(株)の事業内容から先に記載させていただきます。1972年に現会長が、東北大学工学部の研究室の実験機材設計製作から始まり、以降近隣各社の生産設備設計から製作納入までを実施して参りました。...

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  • 新理事就任の挨拶

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 5-5, 2022

    ...この度、日本電磁波エネルギー応用学会(JEMEA)の理事を仰せつかりました二川です。JEMEAには、その前身となる「マイクロ波応用技術研究会」および「日本電磁波応用研究会」の両団体で活動させて頂いていた関係で、両団体統合によるJEMEA新設時の2006年から4年間理事長を務めさせて頂きました。その後12年間、顧問、監事を経験させて頂きましたが、今年から新たに新理事を拝命いたしました。...

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  • マイクロ波化学との出会い

    山田 徹 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 10-12, 2022

    私が有機合成化学研究に入門したのは1980年代で,理学部化学科の有機第2講座の卒研生として,指導教授は我が国の有機合成化学を牽引する向山光昭先生でした。それほどの研究室でも,実験機器は現在と比べると極めて貧弱でした。加熱装置はオイルバスですが,食用の白絞油に秋葉原の坂口電熱で調達したニクロム線を投入し,スライダックで電圧調節,というものでした。比熱の大きな水を加熱するときには,100℃にしたけれ…

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  • 新理事就任の挨拶

    吉田 睦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 6-6, 2022

    JEMEAには直火を始めとする古くから有る加熱方法よりも、それ自身は二酸化炭素を排出しない電磁波を何らかの形で利用しようと考え、或いはより具体的な課題が有り社会実装させたいと参加されていらっしゃる方々が多いと思います。その電磁波は既に戦前から利用され、原材料(導体・半導体・絶縁体・ハイブリッド材)などの製造工程や製品の加工工程(加熱・乾燥・焼成・反応)など様々な応用事例が実施されています。しかし…

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  • 無次元数を用いたマイクロ波照射中の温度分布予測

    矢形 凌平, 薗部 智史, 朝熊 裕介, Hyde Anita, Phan Chi 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 6 (0), 6-12, 2022

    The boiling experiment for a cylindrical vessel was conducted at different operating parameters such as stirring speed, microwave power, and the penetration depth of microwave. The heating rates and …

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  • マイクロ波加熱による炭素繊維の製造と複合材料化の検討

    杉山 順一, 鈴木 慶宜, 土岐 輝, 圖子 博昭, 田中 玲人, 八木 皓平, 峯岸 礼子, 森住 真紀, 羽鳥 浩章 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 6 (0), 28-33, 2022

    The application of carbon composite materials in new fields such as automotive materials requires an innovative carbon fiber manufacturing process that halves manufacturing energy and CO<sub>2</sub> …

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  • 18th International Conference on Microwave and High-Frequency Applications: AMPERE 2021報告

    桑原 なぎさ 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 10-11, 2022

    全世界的に拡がっているCOVID-19の影響を受け、直前までGothenburg Swedenでのリアル開催を検討されていたが、最終的にはAMPERE2021はMEETXを用いたオンライン開催(9/14-16)となった。主体が欧州であり日本との時差は7時間(サマータイム)あるため、最後のセッションまで参加しようとすると、日付を跨ぐ時間までかかってしまうのが難点であったが、参加者は欧州を中心に、日…

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  • マイクロウェーブ展2021報告

    藤井 知 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (1), 16-17, 2022

    2021年7月末から8月、いわゆる新型コロナウィルスの第5波感染拡大があり開催が懸念されたものの、同時にワクチン接種が急速なピッチで進んだこともあり、感染が収まり、直前の10月には緊急事態宣言が解除された。昨年、オンラインのみ開催であったマイクロウェーブ展(MWE)は、学会・産業界の努力の結果、リアル及びオンラインのハイブリッドとして開催された。残念ながら、企業展示は例年の半分程度であったものの…

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  • 新理事長就任の挨拶

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 7 (2), 1-1, 2022

    人類は火を用いて文明を発展させてきました。火は熱エネルギーや光エネルギーを人類へ与え、後に燃焼を用いた産業の基本に発展しました。しかし、燃焼はCO2という副産物を生み、この副産物は地球環境の変化を促しています。現在では、CO2フリーで、よりエクセルギー効率の高いエネルギーへの置き換えが必要になり、この候補として電磁波エネルギーが注目されてきました。

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  • 新理事就任の挨拶

    吉川 昇 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 4-4, 2021

    令和2年(2020年)度よりJEMEAの理事に就任致しました。小生は2009年度から1期、2012年度から2期JEMEAの理事を務めさせて頂き、今回3度目の御奉公をさせて頂くことになります。

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  • 無機材料精密設計によるマイクロ波誘起熱的非平衡状態の化学応用

    望月 大 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 16-17, 2021

    ...この度は「無機材料精密設計によるマイクロ波誘起熱的非平衡状態の化学応用」という題目で日本電磁波エネルギー応用学会の進歩賞の栄誉を賜りました。今回の受賞に際し、多くの方々にご支援を賜っておりますが、特に東京工業大学和田雄二教授に誠に感謝申し上げます。和田教授からは、私がマイクロ波を利用した電磁波エネルギー研究を始めるきっかけを与えて頂けました。...

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 20-22, 2021

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。新型コロナウィルスの影響により日程変更やオンライン/バーチャル開催への変更が多数出ていますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • 不斉合成とマイクロ波化学

    山田 徹 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 10-13, 2021

    小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルには生命の起源に迫る物質は検出されるだろうか。日本だけでなくアメリカも探査機「オシリス・レックス」でサンプルリターンに挑んでいるが,水の存在のほか,生命体の構成要素として有機物,とりわけアミノ酸の検出が期待されている。地球上の生命体は例外なくL-アミノ酸を単位とするタンパク質から構成されているが,宇宙から持ち帰ったサンプルに発見されるかもしれないアミノ…

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  • 新理事就任の挨拶

    山本 泰司 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 5-5, 2021

    ...この度、日本電磁波エネルギー応用学会の新理事として就任いたしました山本ビニター株式会社の山本泰司と申します。就任にあたりまして、JEMEA会員の皆さまにご挨拶させていただきます。...

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  • 新理事就任の挨拶

    福島 潤 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 3-3, 2021

    ...この度、令和3年度(2021年度)より日本電磁波エネルギー応用学会の新理事に就任致しました、東北大学大学院工学研究科の福島 潤と申します。...

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  • 物質の局所的マイクロ波選択吸収による非補償的変換

    中谷 伸, 佐藤 元泰, 平井 隆司, 永田 和宏 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 5 (0), 49-52, 2021

    熱機関は、熱から巨視的に仕事を取り出すことで産業革命から近代工業社会の基盤となっている。この熱から仕事への変換においては、準静的過程が必要条件になる。また、物質の相や化学組成を微細構造において変化させる時には、熱にのみ依存し、機械的な運動エネルギーなど仕事の作用は、重視されてこなかった。

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  • 私の座右の書

    松村 竹子 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 18-19, 2021

    座右の書というテーマでという依頼受けて、PCに向かったものの、私は日々、書物をゆっくりひも解く暇がなく、朝から、ラボにたまった実験器具の洗浄や帳簿の整理などに明け暮れているので、机に座ってゆっくり書物を読み込むという風景とはかけ離れた日々である。そんな生活の中で、私が手に取る書類群について述べることにする。

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 23-25, 2021

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。新型コロナウイルスの影響により日程変更やオンライン/ハイブリッド開催への変更が多数出ていますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • マイクロ波の医療分野における応用技術の開発と実用化

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 14-15, 2021

    マイクロ波エネルギーは選択性,効率,安全性等の点から,近年医療分野における加熱をはじめとする分野で広く用いられている[1]。マイクロ波を放射するアプリケータのサイズや媒質による波長短縮効果を利用することにより,実用に際して幾何光学的な設計が有効となりうる。本稿では,癌組織のためのマイクロ波ハイパーサーミアを目的とし,患部への集中したエネルギー照射が可能な,レンズアプリケータとそのシステムについて…

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  • JEMEAシンポジウム講演要旨集目次のJ-STAGE公開のお知らせ

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 22-22, 2021

    ...2021年3月15日より、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルプラットフォーム「科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)」に、日本電磁波エネルギー応用学会(JEMEA)シンポジウム講演要旨集目次が公開されました。...

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  • 第101回日本化学会特別企画 故きを温ね新しきを知る マイクロ波化学

    椿 俊太郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 8-9, 2021

    コロナウイルス感染症拡大に伴って、第101回日本化学会年会はオンラインで開催された。日本化学会年会において、第99回より連続してマイクロ波化学をテーマに特別企画にして採択され、マイクロ波化学をアピールする場となってきた。3回目の特別企画となる今回は、「故きを温ね新しきを知るマイクロ波化学」とのタイトルで、日本のマイクロ波化学を支えてきたレジェンド研究者と、気鋭の現役研究者が、マイクロ波による化学…

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  • 2022年2月刊行予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 26-26, 2021

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  • マイクロ波加熱を利用するメタン直接分解反応

    宮越 昭彦, 石丸 裕也, 長谷川 舞, 吉谷 志都岐, 小寺 史浩 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 5 (0), 29-37, 2021

    The development of a direct methane decomposition process has been studied by combining a microwave heating reactor with a catalyst. The catalyst consisted of five layers: SiC layer as a susceptor …

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  • マイクロ波照射による細胞への影響とその応用

    平田 桃, 川内 敬子, 西方 敬人, 中西 伸浩, 臼井 健二 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 5 (0), 38-48, 2021

    Microwaves (MW) are applied to a variety of situations including daily life, industry, and medical care. In addition, the biological effects of MW are attracting more attention than ever before. …

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  • 新理事就任の挨拶

    仙田 和章 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 3-3, 2021

    ...この度、日本電磁波エネルギー応用学会の新理事として就任しました、富士電波工機株式会社の仙田和章と申します。就任させていただくにあたりまして、JEMEA会員皆様にご挨拶申し上げさせていただきます。...

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  • マイクロウェーブ展2020報告

    藤井 隆司 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 9-10, 2021

    2020年11月25日から12月28日まで、マイクロウェーブ展(Microwave Workshops &Exhibition 2020:MWE 2020)が開催されました(リアルタイム配信は11/25から11/27)。当初は例年通りパシフィコ横浜で開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でオンライン開催となりました。MWE2020では、オンライン展示会とマイク…

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  • JEMEA シンポジウム 2020 特別セッション「マイクロ波、 電磁波技術のデジタル化を目指して」

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 13-15, 2021

    スイスの国際経営開発研究所(IMD)による2019年の世界競争力ランキングでは、日本の総合順位は30位で97年以降最低となり、63カ国・地域を対象にしたデジタル競争力ランキング2020においても日本は前年より順位を下げて27位へ後退した(図1)。2019年の日本の労働生産性は世界第34位で、給与水準も低く、OECD加盟国の年収ランキングでは、日本の年収は35か国中19位で平均以下となっている。ま…

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  • JEMEA Sympo2020@オンライン開催報告

    藤田 明希 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 11-12, 2021

    2019年中に2020年11月4日~6日の3日間、慶応義塾大学日吉キャンパス来往舎におけるシンポジウム開催が理事会で決定された。藤田明希(科技研 以敬称略)を委員長とし、山田徹(慶応義塾)、岡本正樹(慶應義塾)、福島潤(東北大)の3人を委員として実行委員会を立ち上げた。2019年12月には会場の下見を行い、例年通りの開催が可能なことを確認し …

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  • 理事長挨拶

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 1-1, 2021

    ...JEMEA(日本電磁波エネルギー応用学会)の理事長に就任してから1年が過ぎました。新型コロナウイルスの影響で、JEMEAの総会、研究会、シンポジウムなどすべてがオンライン会議となりました。今年こそはリアルのシンポジウムを期待していましたが、10月のシンポジウムは昨年に続き、オンライン開催となります。...

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  • The 55th Annual Microwave Power Symposium (IMPI 55 Virtual Symposium)報告

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 6-7, 2021

    今年で55回目となるInternational Microwave Power Institute国際会議(IMPI 55)は新型コロナウイルスの感染防止のために、昨年と同様にオンラインでバーチャルに行われた。筆者は毎年実行委員を勤めているが、昨年の混乱の教訓から、今年は主催者・参加者共に十分な準備期間を設けて、混乱もなく会が進められた。この成功の裏には、オンライン独自の問題点を洗い出し、それに…

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  • マイクロ波による不可逆的なエネルギーの流れとエントロピー生成

    中谷 伸, 佐藤 元泰, 平井 隆司, 永田 和宏 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 5 (0), 53-57, 2021

    マイクロ波は電子レンジに代表されるようにエネルギー源として利用されている。マイクロ波の減衰距離は 照射対象によって異なるが、ある程度、試料(誘電体の内側まで進行して熱に変わる事が知られている。つまり系内部からの発熱であり、炎など、外部からの熱伝導とは、全く別の過程による加熱である。

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  • 2nd National Conference on Microwave Power Applications in Chemical Industry and Engineering 出席報告

    吉川 昇 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 7-8, 2021

    中国化工学会のマイクロ波エネルギー化学工業応用事業委員会IMPACIE (Institute of Microwave Power Applications in Chemical Industry and Engineering) が主催し、2年ごとに全国大会が行われている。2018年の大会にはJEMEAから二川先生が出席され、JEMEA機関誌第4巻、第2号にその報告記事が掲載されている。今回…

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  • R024 電磁波励起反応場委員会

    間瀬 暢之 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (1), 5-6, 2021

    日本学術振興会(JSPS)による学術の社会的連携・協力の推進事業の一環として、産学の指導的研究者による「産学協力総合研究連絡会議」が設置され、主題別に「産学協力研究委員会」、「研究開発専門委員会」、「先導的研究開発委員会」が運営されてきました(図1)。特に、「産学協力研究委員会」は昭和 8(1933)年から設置されており、これまでに …

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  • マイクロ波照射による界面での局所加熱の無次元数評価

    朝熊 裕介 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 16-17, 2021

    私は、東北大学の化学工学専攻において、三浦隆利名誉教授、青木秀之教授の下でプロセス工学(特に熱工学)を学んだ。兵庫県立大学に着任後は、新たな実験装置を立ち上げる際に、新規現象の発見や高効率プロセスの構築を目指し、オリジナルの研究テーマを考案しつつ、実験装置の作成やプログラム解析コードの作成に取り組んでいる。その過程で10年程前に、マイクロ波の研究と出会い徐々に研究テーマを増やしていった。

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  • 私の座右の書

    吉田 睦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 18-21, 2021

    電磁波を何らかの形で利用しようと考えこれから活躍する方々に座右の書を伝えるという事を拝命しました。一般的に製品ではIHヒーター若しくは電子レンジが有名です。他にどんな利用がなされているか、殆どの方が良く判らないと思います。そこで私の紹介も兼ね、自身の手で設計から調整・納品まで実施した装置を思い出し書き連ねてみました。本稿を通じ電磁波は既に戦前から社会実装され、様々な応用事例が実施されている事を知…

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  • 新理事就任の挨拶

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 6 (2), 4-4, 2021

    理事に任命された総会の時、「自分が理事を務めること」の、JEMEAにとっての「意義」はなんであろうか?「なぜもう一度やるのか?」と思ったことを覚えている。JEMEAは2007年6月1日にスタートし、その立ち上げから企画運営などの仕事を理事・副理事長として2019年5月まで行ってきた。この間、自分自身もJEMEAからは多くの経験を積ませていただき、研究者の発展にもつなげることができた。

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  • 私の座右の書

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 51-53, 2020

    これから活躍する若き研究者に伝えたい書籍を、経験豊富なシニア研究者がリレー形式で推薦していく新連載です。マイクロ波加熱、電磁波応用に関する先人の書籍、論文などを紹介することによって、この分野の歴史を知り、今までにない新規な材料やプロセス技術開発の参考にしていただきたいと思います。今回は私が大学を卒業後、会社に入社してからマイクロ波加熱をどのように始め、どんな書籍、文献を参考にしたかについて話した…

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  • 開催報告:第4回 JEMEA若手サマースクール

    朝熊 裕介 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 6-7, 2020

    2016 年より始まった若手サマースクールを、2019年度は、9月17日、18日の2日間に岡山県で開催された。過去の開催例(2016年、岐阜県奥飛騨、2017年長野県軽井沢、2018年宮城県松島)にならい温泉地(岡山県湯郷温泉)での開催を行った。開催に当たり、講師を快く引き受けていただきました広島大学 深澤智典先生、岡山大学 …

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  • 理事就任の挨拶

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 1-1, 2020

    ...この度、日本電磁波エネルギー応用学会の理事に就任致しました樫村京一郎です。日本電磁波エネルギー応用学会は、様々な分野の研究者がマイクロ波エネルギー応用の学理や技術を交流することができる、我が国で最も大きなプラットフォームです。このような巨大プラットフォーム学会の理事に就任したことは、産学連携に携わる研究者として大変栄誉なことであると同時に、精進をしなければと恐縮しています。...

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  • マイクロ波化学における電磁波効果の解明と未来トレンド発信

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 12-14, 2020

    ...この度「マイクロ波化学における電磁波効果の解明と未来トレンド発信」という題目で日本電磁波エネルギー応用学会の学会賞の栄誉を賜り、第12 回年会(北九州)にて受賞講演を行わせて頂きました。現在までの研究実績を支えていただいた皆様へ感謝申し上げます。また、推薦者の先生にも御礼申し上げます。...

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  • 第13回JEMEAシンポジウム報告

    清水 弘樹 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 6-9, 2020

    2019 年 10 月 30 日から 11 月 1 日まで、つくば市において「第 13 回 JEMEA シンポジウム」が開催されました。JEMEA 発足(2006 年)の前年、2005 年 11 月に開催された「第 5 回マイクロ波効果・応用国際シンポジウム」と同じく、産業技術総合研究所つくばセンター共用講堂において、参加人数のべ 311 名(シンポジウム 175 名、懇親会 93 …

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  • 第17回国際マイクロ波高周波加熱会議報告

    藤井 知 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 59-60, 2020

    スペインのバレンシアにおいて、9 月 9 日~12 日の間、第 17 回マイクロ波高周波加熱会議(17th International Conference on Microwave and High Frequency Heating)がAssociation of Microwave Power in Europe for Research and Education(AMPERE) …

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  • 国際会議 ・国内学会の今後の予定

    三谷 友彦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 61-63, 2020

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議 ・国内学会などの情報です。...

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  • 新理事長挨拶

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 1-2, 2020

    ...JEMEA(日本電磁波エネルギー応用学会)が2006年8月に発足してから14年が経過し、学会主催のシンポジウム、研究会、各種イベントが数多く開催されてきました。歴代理事長も5人目となり、今までのアカデミックからではなく、今回初めての民間企業出身(2020.3まで豊田中央研究所に在籍)となります。...

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  • The 54th Annual Microwave Power Symposium (IMPI 54 Virtual Symposium)報告

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 4-5, 2020

    今年で 54 回目となる International Microwave Power Institute 国際会議(IMPI 54)は例年通り6月15〜17 日にアメリカで行われる予定であった。しかし、コロナウイルスの拡大に伴い開催の中止も2月には検討されたが、IMPI理事長の Bob Schiffmann …

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  • 2021年1月刊行予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 16-17, 2020

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  • Materials Science and Technology 2019報告

    福島 潤 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 56-58, 2020

    2019 年 9 月 29 日-10 月 3 日にかけて、Materials Science and Technology 2019(MS&T19)が開催された。Materials Science and Technology 2019 はアメリカ合衆国最大のマテリアルサイエンスに関わる国際会議であり、The American Ceramic Society …

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  • 2020年7月刊行予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 64-65, 2020

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  • JEMEA Web 機関誌/ 論文誌 を J-STAGE に公開

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 2-3, 2020

    ...JEMEA(日本電磁波エネルギー応用学会)機関誌が 2015 年 12 月にJEMEAホームページ上で発刊されてから 4 年が経過し、さらに査読付き論文誌が 2017 年 6 月に発行された。...

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  • 国際会議・国内学会の今後の予定

    日本電磁波エネルギー応用学会 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 13-15, 2020

    ...日本電磁波エネルギー応用学会に集まっている国際会議・国内学会などの情報です。新型コロナウィルスの影響により日程変更やオンライン/バーチャル開催への変更が多数出ていますので、最新情報に関しては各ホームページをご確認下さい。...

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  • マイクロ波加熱と熱アップ コンバージョン機構

    栁田 祥三 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 10-11, 2020

    量子力学及び量子電磁気学の基礎づけに貢献をした理論物理学者 Dirac は,90 年前に「多くの物理化学の理論が,量子化学計算によって検証できる」と予見している。量子化学計算,即ち,密度汎関数理論に基づく分子モデリング(DFT/MM) は,分子間に広がる表面電子密度の立体構造と電子エネルギー構造を知ることにあり,UV/Vis/IR/FIR 領域の電磁波エネルギー吸収スペクトルを検証・予見する。

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  • 電磁波応用を目的とした分野融合 WG

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 4-5, 2020

    電磁波応用を目的とした分野融合WGは、「マイクロ波加熱を利用する研究者同士のプラットフォーム醸成」を目的として設立されました。マイクロ波加熱の研究には、化学・材料のほかにも、電気や物理などの多岐にわたる研究者が有機的に連携することが必要です。様々な分野の研究者が活発に情報を交流し、連携・協力することで対象反応の特異性を解明できます。ゆえに、これに携わる研究者、これまでの学会の学術交流に加え、異分…

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  • International Microwave Power Symposium (IMPI 53) 報告

    三谷 友彦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (1), 54-55, 2020

    2019 年で 53 回目となる International Microwave Power Institute 主催の国際会議 53rd Annual Microwave Power Symposium (IMPI 53)が、アメリカ・ネバダ州ラスベガスの Caesars Palace にて 6 月 18 日(火)~20 日(木)の 3 日間開催された。IMPI 53 では、初日に 2 …

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  • 私の座右の書

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 8-12, 2020

    座右の書についてのお話をするために、40年以上昔のパソコン事情から少し触れさせて頂きます。私の学生時代は米国ザイログ社が8080という8ビットCPUを開発し、日本電気がその8080をCPUとして使ったTK-80というワンボードマイクロコンピュータを1976年に発売した頃でした。TK-80のメモリはROMが768バイト(B)、RAMが512Bで、入力は本体に付属の16進数のキーボードから機械語を入…

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  • 理事改選の内容報告

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 5 (2), 3-3, 2020

    ...日本電磁波エネルギー応用学会の樫村京一郎です。この度は、JEMEA 総会でご報告させて頂きました新しい理事の選定経緯について御説明したく、筆を取らせていただきました。日本電磁波エネルギー応用学会は、様々な分野の研究者がマイクロ波エネルギー応用の学理や技術を交流することができる、我が国で最も大きなプラットフォームです。...

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  • 金属酸化物に担持した金属ナノ粒子におけるマイクロ波発熱現象

    阿野 大史, 椿 俊太郎, 劉 安越, 田 旺帝, 本倉 健, 藤井 知, 和田 雄二 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 4 (0), 29-37, 2020

    This paper summarizes the effects of microwave heating for formation of local high temperature at the supported metal nanoparticles. We demonstrated the enhancement of catalytic dehydrogenation of …

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  • マイクロ波によるナザロフ環化反応の加速効果

    久保田 悠介, 川乘 辰紀, 澤田 太一, 齊藤 巧泰, 山田 徹 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 4 (0), 1-9, 2020

    Nazarov cyclization, a conrotatory 4π electrocyclization reaction of a divinyl ketone through the formation of the pentadienyl cation intermediate, is promoted by a Lewis acid to provide …

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  • 高周波による生体影響評価の国際動向

    宮越 順二 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 17-18, 2019

    現代社会の生活環境には多種多様な電磁波が飛び交っている。特に、世界中で携帯電話や無線LANの利用、携帯電話基地局の新設などが急速に進展したことが主な要因となっている。さらに電波によるワイヤレス給電の急速な普及が近い将来に予想される。近未来社会では、人が生活する上で、静磁場、低周波、中間周波、高周波、さらにミリ波やテラヘルツ波など、電磁環境は、ますます増加の一途をたどるであろう。ここでは、高周波生…

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  • 2018年-19年開催予定の国際会議

    JEMEA事務局 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 27-30, 2019

    ⽇本電磁波エネルギー応⽤学会に集まっている国際会議関係の情報です。

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  • シミュレーション WG の活動紹介

    藤田 明希 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 22-23, 2019

    当WGは2017年9月22日の第1回講演会を皮切りに活動を始め、2018 年は講習会を中心に活動した。本稿では各講習会を振り返り 2019 年の活動予定について紹介する。

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  • フロリダ滞在記

    三谷 友彦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 25-26, 2019

    この度、京都大学若手人材海外派遣事業「ジョン万プログラム」の支援を受けて、アメリカ・フロリダ大学(University of Florida)に客員研究員として 2017 年 9 月から 2018 年 9月までの 1 年間滞在する機会を頂きました。今回はフロリダ滞在記としてここにご紹介させて頂きます。

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  • 低温マイクロ波利用が切り開いた糖ペプチド合成の汎用化

    横江 貴之, 大木 裕太, 長島 生, 高橋 直行, 清水 弘樹 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 3 (0), 32-39, 2019

    We have developed a new waveguide for 2.45GHz microwave which is equipped an aluminum block jacket thermostat, and built up a novel microwave synthesizer which can perform chemical reactions even at …

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  • 新理事就任の挨拶

    清水 弘樹 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 2-2, 2019

    ...この度、会員方のご推薦と昨年の総会にて会員皆様のご承認いただきまして、日本電磁波エネルギー応用学会 JEMEA 理事の大役を仰せつかりました、国立研究開発法人産業技術総合研究所の清水弘樹と申します。就任させていただくにあたりまして、JEMEA 会員皆様にご挨拶申し上げさせていただきたく存じます。...

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  • マイクロ波加熱の法規制と装置の規格

    仙田 和章 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 20-21, 2019

    マイクロ波装置を取り扱う上で、人体や機器に影響を与えないようにする為の法規制や電磁波装置を安全に使用する為の装置の規格について説明します。法規制については、主に「電波法」「高周波利用設備」について説明し、マイクロ波装置については、機器の誤動作と電波障害を与える可能性があるので「電磁両立性(EMC)」「電磁妨害波(EMI)」について説明します。

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  • 2018年アジア・パシフィックマイクロ波会議

    石崎 俊雄 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 8-11, 2019

    アジア・パシフィックマイクロ波会議(Asia-Pacific Microwave Conference, APMC)は,アジア・太平洋地域におけるマイクロ波工学・技術の進展を目的に企画・開催されている国際的な学術会議である.APMC は,米国を中心とした IEEE MTT-S International MicrowaveSymposium,ヨーロッパ諸国を基盤とした European …

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  • 第 12 回 JEMEA シンポジウム報告

    JEMEA事務局 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 15-16, 2019

    ...九州工業大学、大内将吉実行委員長のもと、11月14日「2018年度ショートコース」、11月15-16日「第12回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム(Sympo2018(九州)」、および11月17日「市民公開講座」が開催され、成功裡に終了した。のべ参加人数286名(シンポジウム169名、ショートコース64名、市民公開講座53名)、うち海外から6か国8名の参加があった。...

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  • マイクロ波磁場加熱による低耐熱基板上への電子部品実装

    金澤 賢司, 渡邉 雄一, 中村 考志, 西岡 将輝, 宮川 正人, 植村 聖 日本電磁波エネルギー応用学会論文誌 3 (0), 6-13, 2019

    Microwave (MW) heating techniques have been paid attention by many technological researches and developers because MW dielectric heating is selective and rapid. However, metals cannot be heated by …

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  • 新理事就任の挨拶

    椿 俊太郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 3-3, 2019

    ...この度、平成 30 年度より日本電磁波エネルギー応用学会の新理事として就任しました、東京工業大学 物質理工学院の椿 俊太郎と申します。私が初めてマイクロ波に出会ったのは、2005 年に京都大学大学院農学研究科において、東 順一 先生に師事し、マイクロ波を用いたバイオマスの水熱処理技術の研究に携わることになったのがきっかけとなりました。...

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  • 新理事長挨拶

    篠原 真毅 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 1-1, 2019

    ...そんな中、2006 年に発足したのが日本電磁波エネルギー応用学会(JEMEA)です。2018 年度よりこの JEMEA の新理事長を仰せつかり、日々マイクロ波化学及び工学分野の発展に努力しています。...

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  • IMPI 52 Symposium (International Microwave Power Institute)報告

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 4-5, 2019

    2018 年で 52 回目となる International Microwave Power Institute 国際会議(IMPI 51)がロングビーチのヒルトンホテルで 7 月 26~28 日の期間に開催されました。IMPI シンポジュウムでは招待講演も含め 48 件(昨年より 16 件増)の口頭発表が、ゆったりとした時間と場所の中で行われ、また参加費には朝食、昼食、お茶代などが含まれている…

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  • 困らない! マイクロ波サイエンスとエンジニアリング

    堀越 智 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 24-24, 2019

    先輩たちが開拓したマイクロ波に関する貴重な内容は経験談に留まるため、入手するこ とはより困難になっています。そこで、本書は、マイクロ波の歴史、マイクロ波サイエン ス、マイクロ波エンジニアリングの三章で構成し、最高齢 98 歳の筆者を筆頭に、平均年齢 68 歳の経験豊かな「熟練研究者」や「熟練技術者」が、マイクロ波加熱の利用できる用途・ …

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  • マイクロ波加熱による事故を回避する方法

    杉山 順一 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (2), 19-19, 2019

    マイクロ波はエネルギーであり、希薄な状態では害がないが、集中化すると人的傷害、物的損失を起こすことがある。市販の一体型マイクロ波装置では、入念な試験と改良がなされているために事故は起こりにくいが、ユーザーがメーカーの想定外の使用をすることはあり得る。自作改良の場合、十分な理解やその確認は必須である。どのような時に事故が起こりえるかを原理的に考えるとともに、どのようにしたら回避できるかを紹介する。

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  • 2018 年開催予定の国際会議

    JEMEA事務局 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 24-25, 2018

    1. APMC (2018 Asia-Pacific Microwave Conference) 2. IMPI52 (The 52 th Annual Microwave Power Symposium ) IMPI (International Microwave Power Institute) 3. Materials Science and Technology (MS&T2018)

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  • 第 5 回電磁波エネルギー応用セミナー -マイクロ波科学 基礎と応用の報告-

    松村 竹子 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 13-13, 2018

    平成 29 年 3 月 13 日 JEMEA の渉外活動ワーキンググループ主催で「第 5 回電磁波エネルギー応用セミナー‐マイクロ波科学 基礎と応用‐」を開催いたしました。会場の京都大学東京オフィスは前年まで品川駅近くにありましたが、平成 29 年から東京駅丸の内地区の新丸ビル 10 階に移動しました。 場所的には東京駅からのアプローチがよくなりましたが、会場面積は狭くなりました。 …

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  • 電子レンジ de サイエンす! 電子レンジの仕組みとマイクロ波サイエンス

    森 義仁 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 14-17, 2018

    2017 年3 月13 日に京都大学東京オフィス大会議室Bにおいて第 5 回電磁波エネルギー応用セミナー(マイクロ波科学 基礎と応用)が、渉外活動ワーキンググループにより開催された。そこで提供された4つの話題の一つが、演題「電子レンジde サイエンす!」である。この演題はワーキンググループ部会長の松村竹子氏を中心とする、マイクロ波技術を社会に広く周知させようとして長く続けられてきた活動のキャンペ…

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  • 2018 年 12 月刊行予定

    JEMEA事務局 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 26-27, 2018

    2018 年 12 月刊行予定 【掲載予定記事】 1 特集記事―新理事紹介 2 国際会議報告 (IMPI, AMPERE) 3 Sympo2018 (九州)開催報告 4 WG 活動報告:生体影響と安全利用ワーキンググループ 5 最近の研究トピックス 「シミュレーションWG講習会」 最近の研究トピックス 「シミュレーションWG講習会」 6 JEMEA 学会賞受賞報告 7 海外研究生活報告(仮題) …

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  • 電磁波技術の研究開発とその 社会貢献:シリコンバレーから 学ぶこと

    田辺 英二 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 18-21, 2018

    19世紀の半ばにMaxwellが電磁波理論を体系的に纏めた後、無線通信を始め実際に電磁波技術が社会に実用化されるまでに半世紀以上の時間を要した。現在先端技術の多くがこの電磁波の基礎技術をベースとして通信を始め、医療、電力、航空機、材料、自動車、セキュリティー、レーダー、化学など社会に不可欠な幅広い分野において応用され、世界中で新製品が続々と開発、販売されつつある。ここでは特に電磁波の技術を中心に…

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  • JEMEA 論文誌発行について

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 1-3, 2018

    ...JEMEA(日本電磁波エネルギー応用学会)機関誌が 2015 年の 12 月に web 上で発刊されてから3 年が経過し、学会の質をさらに向上させるために、かねてから査読付き論文の発行が期待されていた。そこで、機関誌・論文誌ワーキンググループ(WG)の活動の一環として編集作業を重ね、昨年 12 月に JEMEA 論文誌の第 1 巻が発刊された1) 。...

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  • 開催報告:第 2 回 JEMEA 若手 サマースクール

    望月 大 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 22-23, 2018

    2016年に始まった若手サマースクールが第二回目として、2017年8月29・30日に長野県御代田町で開催されました。開催に当たり、講師を快く引き受けていただきました京都大学 三谷友彦先生、日本大学 道山哲幸先生、信州大学 滝澤辰洋先生、信州大学 太田和親先生に感謝いたします。参加者は、23名と前年度とほぼ同じ程度の人数が集まりました。大学からの参加者14名(うち学生5名)と産業界からの参加者9名…

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  • Materials Science and Technology 2017(MS&T2017)報告

    吉川 昇 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 4 (1), 4-5, 2018

    2017 年10 月8 日から12 日までMS&T 2017 が、米国ペンシルバニア州 Pittsburgh の David L. Lawrence Convention Center で開催された。この国際会議は、米国のセラミックス、鉄鋼、金属、関連の学会、The American Ceramic Society (ACerS),Association for Iron & Steel …

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  • カーボンナノチューブのマイクロ波加熱による高速合成

    太田 和親 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 3-6, 2017

    本研究の遠大な目標は、カーボンナノチューブ(CNT)を使ってセルロースエタノール(=バイオエタノール)を大量合成することである。そこで、その計画方針について最初に述べる。日本は、国土の約67%が森林で覆われており、先進国の中でも森林資源に恵まれた国である。ところが今日の日本の林業は、外国からの安い材木に押されて衰退している。そのため、毎年800万トンもの間伐材が、全く利用されずに山々に放置されて…

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  • マイクロ波加熱の基礎と産業応用

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 37-38, 2017

    本書籍は東北大学、吉川昇先生との共同監修で R&D 支援センターから 2017 年 5 月に発刊された 。マイクロ波加熱の産業応用事例について、最新技術を重点的に取り上げ、この分野でご活躍の方々に執筆していただいた。以下、発刊の趣旨および本書の構成と特徴について述べさせていただく。

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  • なぜ誘電率は複素数で表現されるのか?

    三谷 友彦 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 7-10, 2017

    「誘電率を複素数で表現する」ということは、本稿の読者の多くはある程度知っているであろう。では、なぜ誘電率は複素数で表現されるのか?そもそも、材料定数の 1 つである誘電率に“虚数”が出てくるとはどういうことなのか?本稿では、電磁波(あるいは一般的な波)の表現を出発点とし、誘電率の複素数表現に至る過程について解説する。

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  • 「電磁場の” ” 質”に着目したインテリジェントマテリアルプロセッ シング」 WG の紹介

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 19-21, 2017

    マイクロ波加熱の特徴として、一般に急速(迅速)加熱,選択加熱の二つが挙げられる.例えば,電子レンジで紅茶を温めた際、我々は速やかに紅茶を温めることができる。この急速に物を温められる点は、マイクロ波の持つ特徴のひとつとして広く知られている(急速加熱)。また、電子レンジで加熱された紅茶はその器となるカップと異なる温度を示す(私の経験では,カップの温度は紅茶よりも低い)。これは紅茶の方がカップよりマイ…

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  • 導電性材料の測定で 誘電率が負に見える理由

    杉山 順一 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 17-20, 2017

    電磁波に対する物性値の1つに誘電率がある。誘電率の測定にはいろいろな手法が知られているが、どのような物理現象を前提とした測定方法であるかを理解した上で測定値を議論しなければ、正しい意味をなさない。本報では誘電率の原義、測定方法、およびその測定値について述べると共に、ある現象で生じる「誘電率実部が負に見える」理由について考察する[1]。

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  • 負の誘電率の電子的起源

    佐藤 勝昭 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 11-16, 2017

    金属の複素誘電率のスペクトルは自由電子の光電界による強制運動がもたらすDrudeの法則に従い、実数部は低エネルギー側で負の値を示す。これが、金属の高い反射率をもたらす。銅・金・銀など貴金属固有の色は Drude 則による負の誘電率だけでは説明できず、それぞれの金属特有のバンド間遷移にもとづく誘電率が重畳したことによる誘電率の実数部が0を横切るエネルギーが可視~近紫外に現れることで説明される。この…

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  • 新理事紹介

    渡邉 賢 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 3-3, 2017

    この度 2017 年 5 月から、大変光栄なことに理事として承認いただき、またこのように自身を紹介する記事を書く機会を頂くことができました。関係各位にはこの場を借りて心から御礼申し上げます。

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  • Materials Science and Technology 2016 報告

    福島 潤 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 22-23, 2017

    2016年10月23~27日において、Materials Science and Technology 2016(MS&T'16)が開催された。MS&T'16はアメリカ最大のマテリアルサイエンスに関わる会議であり、The American Ceramic Society(ACerS), Association for Iron & Steel Technology(AIST), ASM …

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  • 2018年開催予定の国際会議

    JEMEA事務局 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 43-44, 2017

    1. APMC (2018 Asia-Pacific Microwave Conference) 2. IMPI52 (The 52 th Annual Microwave Power Symposium ) IMPI (International Microwave Power Institute) 3. Materials Science and Technology (MS&T2018)

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  • 人工材料・ 複合材料を用いた 電磁メタマテリアルの開発

    蔦岡 孝則 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 21-25, 2017

    ラジオ波帯(RF)からミリ波,及び赤外から可視光領域における電磁場制御を目的として,これらの周波数領域で負の誘電率 (ENG:Epsilon Negative) ,あるいは負の透磁率 (MNG: Mu Negative) を有する材料(SNG:Single Negative),及びこれらを組み合わせて特定の周波数領域で同時に負の誘電率と透磁率(DNG :Double …

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  • 第 11 回 JEMEA シンポジウム報告

    樫村 京一郎 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 8-9, 2017

    2017 年 11 月 8 日から 10 日まで、愛知県名古屋市 WINC AICHI において「第 11 回 JEMEA シンポジウム」が開催された。2006 年に JEMEA が発足し、第 1 回目のシンポジウムが 2007 年 9 月に仙台市戦災復興記念館で開催されて以来、今年で 11 回目と言うことになる。今回は JR 名古屋駅より徒歩 2 分にある「WINC …

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  • シミュレーション WG 第1回講演会 報告

    藤田 明希 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 35-36, 2017

    シミュレーション WG は以下の目的のもと、平成29年から活動を開始しました。「本学会員において電磁波及び電磁界、伝熱、流体シミュレーションを研究に活用する例が増加し、研究結果が得られている。一方、理解不足に基づく誤解及び誤用、発表等における再現性確保のための情報開示が不十分なケースなどが少なからず見られる。本ワーキンググループでは講習及び講演会の実施を通して、上記の問題解消を目的とする。更にシ…

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  • 特集: 負の誘電率と計測

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 10-10, 2017

    本特集では、平成 28 年 1 月に開催された「第 5 回誘電率透磁率データベース化 WG 研究会」で講演した諸先生方に、「負の誘電率と計測」のテーマで執筆していただいた。

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  • 半導体材料の 誘電率と電気伝導度およびマイクロ波加熱 の関係

    福島 英沖 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 26-29, 2017

    誘電体材料のマイクロ波吸収性能は複素誘電率、とくに虚数部分の誘電損率に依存する。マイクロ波プロセスは内部加熱、低温加熱、選択加熱に特徴があり、半導体技術のマイクロ波応用として、プリンテッドエレクトロニクスや各種熱処理などに適用され始めている。マイクロ波プロセスでは、材料の複素誘電率の違いが加熱の善し悪しを左右する。一方、金属やメタマテリアル、高損失材料などでは「負の誘電率」が現れるといわれてい…

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  • 第 16 回国際マイクロ波 高周波加熱会議報告

    二川 佳央 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 6-7, 2017

    オランダのデルフトにおいて9月18日~22日の間,第16回マイクロ波高周波加熱会議(16th International Conference on Microwave and High Frequency Heating)がAssociation of Microwave Power in Europe for Research and Education …

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  • 新理事紹介

    浅野 麻実子 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 1-1, 2017

    昨年度より本学会の理事を拝命致しました、理化学研究所の浅野と申します。マイクロ波を利用した肝臓癌手術の第一人者である外科医・田伏克惇先生(大阪薬科大学招聘教授、元国立病院機構大阪南医療センター副院長)の研究を引き継ぎ、マイクロ波を用いた新しい癌治療法の開発を行っております。

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  • 移動現象論 からみたマイクロ波特殊効果

    朝熊 裕介 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 11-14, 2017

    熱移動は、伝導伝熱、対流伝熱、輻射伝熱で説明される。多くの化学プロセスの場合、温度が制御因子であることが多いため、反応炉内の伝熱機構を正確に理解することは重要である。

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  • マイクロ波非平衡反応の検証と材料創製への展開

    福島 潤 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 39-42, 2017

    この度は、第 3 回 JEMEA 進歩賞に選出いただき、深く感謝申し上げます。私は名古屋大学エネルギー理工学研究科所属時代から、核融合科学研究所、および東北大学工学研究科 滝澤研究室にてマイクロ波プロセッシングの学理および工学応用研究を行って参りました。本寄稿では、その研究の一部を紹介させていただきます。

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  • 高損失材料(グラファイト混合物)の誘電率と導電率の関係

    吉川 昇 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 30-34, 2017

    ステンレスの酸洗スラッジから有価金属を回収するため、マイクロ波加熱を用いて還元前の脱水・乾燥等を行なうことを検討した。このためには、主成分の水酸化鉄や鉄の水和物を加熱する目的でマイクロ波のサセプターとしてグラファイトの添加が必要であった。ところが、図 1 に示すように、マイクロ波加熱を起こし易くするためにグラファイト(C)を添加し過ぎると、マイクロ波がペレットの中まで入らなくなる事が分かった。

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  • 2017年-18年開催予定の国際会議

    JEMEA 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 24-25, 2017

    1. IMPI51 (The 51 th Annual Microwave Power Symposium ) IMPI (International Microwave Power Institute), held in June 20-22, 2017 2. The 16th International Conference on Microwave and High Frequency …

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  • 2018 年 6 月刊行予定

    JEMEA事務局 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (2), 45-45, 2017

    2018 年 6 月刊行予定 【掲載予定記事】 1 特集記事―「論文誌第 1 号」 2 WG 活動報告 若手アカデミー部会ワーキンググループ 3 最近の研究トピックス 「第 5 回電波エネルギー応用セミナー」‐マイクロ波科学 基礎と応用‐

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  • 2017 年 12 月刊行予定

    JEMEA 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 26-26, 2017

    2017 年 年 2 12 月刊行予定 【掲載予定記事】 1. 国際会議報告 2. WG 活動報告 3. 最近の研究トピックス 等

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  • 材料から見たマイクロ波加熱とは

    杉山 順一 日本電磁波エネルギー応用学会機関誌 3 (1), 15-18, 2017

    本報では、物質にマイクロ波を照射した時に起こる現象について、「何の原理に基づけば、物質がどのように振る舞うべきか」および「何の原理に基づけば、マイクロ波がどのように振る舞うべきか」について、関係式を整理する。

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