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検索結果 53,339 件

  • 主体と自律の「関係論的転回」とそれがもたらすもの

    平野 寛弥 社会政策 16 (1), 114-126, 2024-05-30

    <p> 近年、注目を集めている関係的自律の構想は、他者や環境との関係性に埋め込まれた主体を前提としており、従来の個人主義的な主体を前提にした自律のオルタナティブとして提起されてきた。本構想が注目を集める背景には、科学技術の急速な発達に支えられた社会環境の変化がある。本稿では、こうした主体観・自律観の変容とその背景にある社会環境の変化を「関係論的転回」と捉え、それがもたらす諸問題を整理するとととも…

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  • ケアの義務の国際比較

    牧 陽子 社会政策 16 (1), 8-20, 2024-05-30

    <p> 家族の変容や女性の労働市場進出などの社会変動に伴い、女性が家庭で伝統的に担っていた育児・介護などのケアを誰が担うのかという問題が、多くの先進国で先鋭化している。本稿は、育児と介護における家族の義務の範囲について、日本とフランス、スウェーデンの3カ国をとりあげ、法が定める義務と、社会規範の二つのレベルから比較分析を行った。 </p> <p> …

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  • 基礎研究からみた皮脂欠乏症におけるヘパリン類似物質の作用メカニズム

    中島 喜美子, 小幡 誉子, 小宮根 真弓, 青山 裕美 日本皮膚科学会雑誌 134 (6), 1645-1655, 2024-05-20

    <p>皮脂欠乏症の治療に用いられる医療用保湿剤にヘパリン類似物質含有製剤がある.ヘパリン類似物質はコンドロイチン硫酸を多硫酸化させたムコ多糖(Mucopolysaccaride polysulfate, MPS)で高い吸湿作用及び保湿作用を有する.MPSは血流量増加作用,血腫消退促進作用,線維芽細胞増殖抑制作用など多様な薬理作用を有する.本稿では近年報告されたMPSの薬理作用を中心に治療薬として…

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  • ナノドーナツ

    浅井 佑太, 相川 健喜, 倉邉 海史, 菊池 昭彦, 大音 隆男 応用物理 93 (5), 259-259, 2024-05-01

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  • 巻頭言

    杉本 健樹 遺伝性腫瘍 23 (4), 120-120, 2024-04-30

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  • 日本周辺海域におけるメタンハイドレートの分布,産状と起源

    松本 良, 蛭田 明宏, 大井 剛志, 柿崎 喜宏, 下野 貴也, 石田 直人, サイディ マッソウ, シュナイダ グレン, 戸丸 仁, 福田 朱里, 弘松 峰男, 大川 史郎, 柳本 裕, 棚橋 学, 角和 善隆 地学雑誌 133 (2), 63-89, 2024-04-25

    <p> Due to the current energy crisis caused by global warming and geopolitical events, evaluating the energy potential of marine gas hydrates around the Japan Islands has become an urgent issue. …

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  • 胃癌術後における血清亜鉛値の評価

    並川 努, 田中 智規, 宇都宮 正人, 横田 啓一郎, 川西 泰広, 藤澤 和音, 宗景 匡哉, 前田 広道, 北川 博之, 小林 道也, 花﨑 和弘, 瀬尾 智 外科と代謝・栄養 58 (2), 85-91, 2024-04-15

    <p>【目的】胃癌患者における血清亜鉛の動態について評価すること.<br>【方法】2013年1月から2021年12月まで当科において胃癌に対して治療された702例を対象とし, 血清亜鉛値と臨床病理学的所見を比較検討した.<br>【結果】亜鉛中央値は73 μg/dL (13.5‐152.0 μg/dL), 亜鉛低値は478例 (68.1%) にみられ, 亜鉛低値群は亜鉛正常群に比して, …

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  • 分子状コンタミネーションの分解を目的とした光触媒の宇宙機への応用

    下迫 直樹, 坂間 弘, 堂谷 忠靖 日本航空宇宙学会誌 72 (4), 115-120, 2024-04-05

    <p>宇宙機の有機材料から放出されるアウトガス(分子状コンタミネーション)が宇宙機の光学測定系に付着することで,観測データの劣化を引き起こすことが知られている.この宇宙機の汚染問題を解決するために,著者らは「光触媒」に着目し,2015年より研究を続けてきた.光触媒は光エネルギーを利用して付着した有機物をCO<sub>2</sub>やH<sub>2</sub>Oまで分解することが可能である.地上環…

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  • 繊毛虫コルポーダ休眠シストのガンマ線耐性と傷害後の細胞修復

    十亀 陽一郎, 齊藤 瞭汰, 箱﨑 惇太朗, 山野邊 裕樹, 齋藤 剛瑠, 矢吹 一真, 齊藤 優汰 比較生理生化学 41 (1), 44-52, 2024-04-03

    <p>本総説で取り上げる繊毛虫コルポーダ・ククルス(<i>Colpoda cucullus</i>)は,劣悪な環境ストレスに対する適応戦略として休眠シストを形成する。その過程では,細胞は自らの細胞構造を解体して休眠型に再構築することで,強い環境ストレス耐性を獲得する。近年我々は,コルポーダ・ククルスの休眠シストが強いガンマ線耐性をもち,休眠シストにおいて細胞の傷害が積極的に修復されていることを明…

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  • 農業法人の人材育成に関する課題

    武田, 圭太 年報・中部の経済と社会 2023 2024-03-31

    本稿では、農業法人のキャリア形成・管理を主題に、組織を経営管理する視点から論議するため、農業人材の育成と能力開発にかかわる事例をまとめ、組織活動つまり農作業の管理について検討した。その結果、機械化やICT 化等が進んでも、農作業の基本は肉体労働であることは変わらず、一定時間の労力を農作業に費やして、個別作物の栽培に必要な技能と知識を習得し多様な経験知や経験則を獲得することが、一人前の農業人材の要…

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  • 鉄道廃線で地域人口は減少するのか?

    小林, 慎哉 年報・中部の経済と社会 2023 53-59, 2024-03-31

    全国各地で鉄道の存廃が議論されている。本稿では、鉄道の廃止によって、地域の人口が減少するのか否かについての実証分析を行った。その結果、路線にもよるが、鉄道廃止が有意に地域人口を減少させているというエビデンスは得られなかった。今後は、個々の線区についての調査を進めることが課題と考えている。

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  • 多層ネットワーク分析の地域経済への応用

    田端,克至 年報・中部の経済と社会 2023 39-51, 2024-03-31

    この論文は、多層ネットワーク分析の手法を地域経済に応用している。地域が直面する課題は、今後一層複雑化し、問題の本質的な原因を検出することが難しくなっていくと考えられる。この分析手法は、まさにこういう状況にこそ真価を発揮できると期待される。本論文は、前半は単層と多層の関連性について理論的な関連性を中心に論じている。後半は、その理解をもとに、地域分析に応用している。

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  • 愛知中央鉄道計画と沿線開発 ― 戦前期の愛知県における未成線―

    早川, 大介 年報・中部の経済と社会 2023 2024-03-31

    1920 年代半ばに計画され、鉄道省より免許を受けたものの最終的に未成線となった愛知中央鉄道(品野–名古屋港)について、沿線開発と関連させながら、鉄道省文書等を用いて分析した。瀬戸の陶磁器業関係者の主導で始まった計画が、沿線開発を目指す資本家の参加により大きく変質したこと。不況下での株式払い込みに難航し工事が進捗せずに、鉄道省に工事延期や計画変更の申請を繰り返して最終的に免許返納となったことが確…

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  • 地方公共交通を生かした交流人口拡大施策について

    塩津, ゆりか 年報・中部の経済と社会 2023 61-71, 2024-03-31

    本稿では、第三セクター鉄道がMaaS を活用してインバウンドを含めた観光需要を取り込み、交流人口の拡大につなげることができるのかを長良川鉄道を事例にヒアリング調査ならびにトラベルコスト法による郡上市への観光需要関数の推定に基づき、検討した。分析結果からは、厳しい経営環境下でも長良川鉄道を生かした新たな経営施策を模索中であり、インバウンドや首都圏の観光客など、観光型MaaS …

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  • 児童における集団宿泊活動への参加を通じた変化とアクティビティおよび楽しみの評価

    山田 文 日本特別活動学会紀要 32 (0), 45-53, 2024-03-31

    <p>本研究では児童が集団宿泊活動に参加する数日間の体験をより具体的に理解することを目指し、思い出に残っているアクティビティと楽しみの程度が、児童の活動を通した変化とどのように関連するかを検討した。都内の小学6年生を対象に集団宿泊活動の実施前、実施後に質問紙調査を行った。その結果、参加による変化によって、変化なし群、自然体験のみ向上群、向上群、低下群の4群に分けられた。この4群で印象に残っている…

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  • 環境保全型農業の採択要因分析—茨城県を対象とした農林業センサスを用いた分析—

    岡川 梓, 堀江 哲也 環境経済・政策研究 17 (1), 26-41, 2024-03-31

    <p>本研究は,2015年農林業センサスの個票データを用いて,環境保全型農業に取り組む茨城県内の農業経営体の特徴を統計的に明らかにした.分析の結果から,経営規模と環境保全への取り組み確率には逆U字の関係があり,農業部門全体の政策の方向性である昨今の農地集積を通した経営規模拡大と環境保全型農業の普及が概ね両立することが示唆される.また,農産物の販売経路によって環境保全型農業への取り組みには違いが見…

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  • 統合コースから職業のためのドイツ語コースへ

    平高 史也 言語政策 20 (1), 20_23-20_32, 2024-03-31

    <p>ドイツでは2005年の移住法の成立とともに、移民難民庁の管轄で移民のためのドイツ語の統合コースが国の政策として実施されている。その後、統合コースは何度か改革が加えられているが、2022年上半期までにおよそ290万人の受講者を数えている。また、2016年からは原則として統合コースの修了者を対象とした職業のためのドイツ語コースを実施している。この間一貫して変わらないのが、十分なドイツ語能力を備…

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  • 過疎中山間地域における高齢者の身体的フレイルの現状

    山口 英峰, 國佐 栞, 幸 篤武, 高原 皓全, 天岡 寛, 小野寺 昇 岡山体育学研究 31 (0), 39-46, 2024-03-31

    <p>  The purpose of this study was to elucidate the status and characteristics of physical frailty in populations residing in depopulated mountainous areas. The subjects who consented to participate …

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  • 教職協働による不登校学生への支援事例を用いた教職員研修プログラムの開発

    杉田 郁代, 藤本 正己, 藤巻 晃 高等教育開発 3 (0), 20-26, 2024-03-31

    <p>高等教育機関では、多様な学生を受け入れ、広範囲にわたる学生支援が必要とされる。学生支援は、担い手である教職員の能力・スキルの向上が求められ、教職協働が積極的に進められている領域である。しかし、学生支援領域において、教職協働をテーマにした研修会についての先行研究がないこと、出席状況が悪い学生や不登校学生に対する対応について、教職協働で支援を行っている実績は確認できるが、学術的な検証はほとんど…

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  • 環境基本法制定30周年

    大久保 規子, 島村 健, 池田 直樹, 大塚 直, 北村 喜宣, 角倉 一郎, 高村 ゆかり, 藤井 英夫, 柳 憲一郎 環境法政策学会誌 2024 (27), 64-98, 2024-03-28

    ...司 会:大久保 規子(大阪大学)/島村 健(神戸大学)                                            パネリスト:池田 直樹(弁護士・関西学院大学)/大塚 直(早稲田大学)/北村 喜宣(上智大学)/角倉 一郎(環境省)/高村 ゆかり(東京大学)/藤井 英夫(トヨタ自動車株式会社)/柳 憲一郎(明治大学)...

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  • 神経心理を学ぶ,活かす,楽しむ

    數井 裕光 神経心理学 40 (1), 2-11, 2024-03-25

    <p>2023年9月7日に第47回日本神経心理学会学術集会で私が行った会長講演の中から,神経心理を縁に始まった私の特発性正常圧水頭症に対する積極的な診療と研究活動についてまとめた.その中で特に認知障害とアパシーに関する我々の研究を紹介した.また現在,私が多くの神経心理のエキスパート達とともに行っている認知症の行動・心理症状(BPSD)と神経画像検査結果,および血液バイオマーカー検査結果との関連を…

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  • 自閉スペクトラム症の感覚認知障害

    高橋 秀俊 神経心理学 40 (1), 73-80, 2024-03-25

    <p>自閉スペクトラム症(Autism spectrum disorder:ASD)の感覚認知障害に対する注目が近年高まっている.ASDの感覚認知障害は,ASDで問題となる様々な併存症状や行動にも影響することが知られている.本稿では,ASDの感覚認知障害,特にコミュニケーションに大きく影響する聴覚認知の特徴を中心に,どのように理解し支援につなげるかについて,これまでの国内外の研究成果を踏まえて私…

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  • CO<sub>2</sub>ハイドレートによるCCSの貯留可能量の推定

    鳥羽瀬 孝臣, 安田 尚登 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 103 (2), 188-194, 2024-03-20

    <p>CO<sub>2</sub>ハイドレートによるCCSの貯留に関して,地質学的観点から貯留適地を探索し,シンプルな貯留層モデルを用いた圧入シミュレーションにより単位面積当たりの貯留可能量を求めて,日本周辺海域におけるCO<sub>2</sub>ハイドレート貯留の貯留可能量を推定した。</p>

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  • 時間管理とラーニング・ブリッジングに基づく学生タイプの検討

    野中 陽一朗 日本教育工学会論文誌 47 (Suppl.), 237-240, 2024-03-20

    <p>本研究の目的は,時間管理と学習を架橋するラーニング・ブリッジング(以下,LB)に着目し,初年次段階の半期経過時点における大学生のタイプを検討することであった.そのため,初年次段階の教職課程必修科目の受講生を対象とし,半期経過時点での質問紙調査を実施した.調査の結果,時間管理とLB に基づく5つの特徴的なタイプを見出した.各タイプは,分析対象者内での相対的な位置づけではあるが,時間管理だけで…

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  • 「観光地ではない観光地」の事例から考えるデスティネーション・マネジメント

    安福, 恵美子 地域政策学ジャーナル 13 25-36, 2024-03-19

    本稿では,自身の居住地域が「観光地」としてデスティネーションとなる地域の住民意識を観光空間のマネジメントという視点から考える。そのため,まず,観光振興が推進されている自治体から公開されている住民の観光振興に対する意識アンケート調査結果,および筆者による札幌市,京都市,鎌倉市の住民を対象としたアンケート調査結果をもとに,観光振興に対する住民の多様な意識から地域ツーリズムの課題を示す。さらに,住民自…

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  • 官製談合防止法:20年の軌跡

    斉藤,徹史 13 37-52, 2024-03-19

    本稿執筆時の令和5年(2023年)は,官製談合防止法が施行されて20年目を迎える。その間,官製談合を抑止,取り締まるために法改正も行われたが,国や自治体で今なお続発していることは周知のとおりである。官製談合防止法に対する研究は,専ら経済法学の領域で進んだが,公共契約法の領域では限定的な進展にとどまっていた。そこで,本稿では,法8条の「職員による入札等の妨害の罪」に関わる裁判例を分析し,公共契約法…

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  • 海外調査余話

    樋口, 義治 地域政策学ジャーナル 13 15-24, 2024-03-19

    樋口と地域政策学部の阿部聖教授は,中部地域企業のアジア進出について,2000年代はじめに計13回,現地を訪れ海外調査を実施した。現地においては公式報告以外にさまざまな事象や事態を経験してきた。今回,タイ(2004年現地調査)とインド(2006年現地調査)について,こうした海外調査にまつわるいわばよもやま話を『海外調査余話』として紹介する。

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  • 20世紀初頭米国における先住民女性の政治力

    地村 みゆき 北方民族文化シンポジウム網走報告書 37 (0), 001-006, 2024-03-19

    It is said that Western colonialism and a series of federal policies that attempted to “civilize” Native Americans since the 19th century weakened social and political status of Native women within …

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  • 母親による児童虐待事案における量刑判断,伝統的性役割態度,非難の関連

    向井 智哉, 井奥 智大, 岩谷 舟真, 貞村 真宏, 田中 晶子, 松木 祐馬, 湯山 祥, 綿村 英一郎 パーソナリティ研究 32 (3), 179-187, 2024-03-14

    <p>児童虐待の防止が重要であること,ならびに児童虐待者に対する量刑に際しては市民の意識が重要であることは広く認識されている。しかし,児童虐待者に対する量刑と態度の関連を検討した研究は極めて少数にとどまる。そこで本研究は,性役割態度に関する知見および法学の議論に基づき,伝統的性役割態度が虐待者への非難を強め,非難が転じてより重い刑を導くという媒介モデルを検証した。807名から得られたデータを分析…

    DOI Web Site 参考文献9件

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