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検索結果 22 件

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  • 記紀による「一国一神話化」と檀君神話

    北山, 祥子 北方人文研究 12 69-87, 2019-03-25

    ...その影響は当然のことながら植民地朝鮮にもおよび、歴史を四千年以上も遡る檀君神話は、朝鮮史編修会の御用学者らによって徹底的に批判された。朝鮮史編修会が編纂した『朝鮮史』に、檀君朝鮮の条はない。日本人研究者らの強引な「一国一神話化」の背景には、記紀しか認めない絶対的な排他性はもちろん、朴殷植や申采浩らが民族主義運動の精神的支柱に檀君を据えたことも要因となっている。...

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  • 米軍政期韓国におけるプロテスタントと国家権力

    白, 恩正, BAEK, Eunjeong SOCIOLOGICA 43 (1・2), 75-98, 2019-03-20

    ...米軍政期の各界の韓国人リーダーは、戦前は朝鮮総督府の下位パートナー、戦後は米軍政の下位パートナーとなり、やがて戦後韓国の新しい政治権力へと成長した。この背景として米軍政が人材を登用する際、英語能力、親米派、反共産主義者である点は重視しながらも、戦前の親日経歴は問題視しなかった点を挙げられる。これは民族主義者、反米者、左派、中道派が排除されたことを意味する。...

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  • 金達寿『落照』論

    廣瀬 陽一 日本近代文学 97 (0), 65-79, 2017-11-15

    ...その上で『落照』への改稿時に、主人公の伯父・貴厳が「主人公化」されたことに注目し、彼を、韓国建国の過程で虐殺され、社会主義/民族主義というイデオロギー対立の中で見捨てられた朝鮮人の原型的存在として造形し直すことで、彼らこそ朝鮮の歴史の真の主人公だという認識が新たに提起されたことを指摘し、ここに二つの「族譜」と『落照』との思想的断絶が認められることを示した。</p>...

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  • 08 朝鮮民俗学会の成立とその活動

    金 広植, Kim Kwang-sik 国際常民文化研究叢書4 -第二次大戦中および占領期の民族学・文化人類学-=International Center for Folk Culture Studies Monographs 4 ―Ethnology and Cultural Anthropology during World War II and the Occupation― 179-200, 2013-03-01

    ...先行研究では、宋と孫の実践を民族主義的な立場から高く評価するのが主流になっているが、近年それに関する政治的なコンテキストに対する批判がなされた。今後は、宋と孫の肯定・批判を乗り越えて、彼らが目指した朝鮮民俗振興論と、他の朝鮮人および村山智順などの日本人学者が目指した言説の共通点と差異点に関する具体的な検討が求められる。...

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  • 植民地期朝鮮におけるハングル運動に関する研究動向とその批判的検討

    三ツ井 崇 言語文化 11 (1), 55-83, 2008-08-25

    ...植民地期朝鮮における朝鮮語規範化運動(ハングル運動)は、旧来、日本の朝鮮言語支配に対抗し、独立を志向した民族運動であったという評価が支配的であったが、近年にいたって、1930年の朝鮮総督府による「諺文綴字法」策定の場に、民族主義的な言語運動団体であった朝鮮語学会の関係者が参加した「協力」の事実がクローズアップされるようになった。...

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  • 再生宗教としての朝鮮仏教と親日

    申 昌浩 日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 25 189-221, 2002-04-30

    ...しかし、この朝鮮僧侶たちの「都出入禁止」の解除というのは、朝鮮仏教史においても近代の始まりを意味する。一方では、近代韓国仏教が「親日」であったことも意味している。  韓国が近代化という外からの力に、扉を開いていく過程に内在した親日の問題は、民族主義形成と宗教情勢の変動が深く関わりをもっている。...

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  • 李恢成『伽[ヤ]子のために』論 : 非暴力的な<読み>の試み(<特集><異文化>と<日本文学>)

    宮沢 剛 日本文学 48 (1), 42-53, 1999

    ...そうすることで、読者主人公相俊(サンジユニ)との間に葛藤が生まれること、相俊の<朝鮮人になる>という行動の背景には当時の<日本人>の民族主義的傾斜があることなどが見えてくる。そして、均質な<朝鮮人>になりきれず複数の<自己>を同時に生きる相俊に呼応するように、読者も様々な<自己>を開いていき、日本人読者という自己規定も相対化されていく状況を捉えている。...

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