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検索結果 817 件

  • <論文>一関藩医・建部清庵『民間備荒録』の成立経緯 --「民間備荒」構想の再検討に向けて--

    林 潔 人文學報 121 119-139, 2023-06-20

    本稿では,宝暦5年(1755)より発生した奥羽地方の飢饉の際に,一関藩医・建部清庵が藩内の村々における飢饉対策のために書き上げた『民間備荒録』の成立経緯に着目して,同書は村役人の肝入・組頭を教えるための救荒手引書と藩の家老向けの建言書と,二つの性格を備えていることを明らかにした。同書における「民間備荒」の構想そのものは一関藩の荒政を強く意識して打ち出されたものであった。宝暦の飢饉における一関藩の…

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  • 劣化・回復過程を考慮した層別修繕によるたわみ回復量の評価

    貝戸 清之, 小林 潔司, 神谷 恵三, 新 雄成 土木学会論文集 79 (1), n/a-, 2023

    <p> 我が国の高速道路舗装では,経年に伴う構造耐荷力の低下による損傷部位の深層化が確認されている.実務においては,表層材料が密粒度から高機能へと推移したことを受けて,損傷状態に応じた層別修繕が実施されているが,構造耐荷力がどの程度回復したかは定量的な評価がなされておらず,層別修繕の効果と構造耐荷力との関係性が明らかになっていない.本研究では,舗装構造の耐荷力の推移を,1) …

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  • 下水処理施設の包括的民間委託導入効果:費用効率性に基づく評価

    貝戸 清之, 竹末 直樹, 水谷 大二郎, 小林 潔司 土木学会論文集 79 (4), n/a-, 2023

    <p> 近年,包括的民間委託による下水処理施設の管理事例が増加している.下水処理施設のアセットマネジメントの継続的改善を目指す場合,包括的民間委託による維持管理費用の低減や管理の効率化の効果を定量的に評価するとともに,ベストプラクティスを抽出し,管理・運営方法を改善することが重要となる.そこで本研究では,費用効率性に基づき下水処理施設の包括的民間委託導入効果を定量的に評価する.具体的には,確率的…

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  • 就業動機がキャリア発達に及ぼす影響過程

    石橋 里美, 林 潔 東京未来大学研究紀要 16 (0), 13-20, 2022-03-31

    <p> 本研究では,大学生低学年における就業動機がキャリア発達に及ぼす影響過程を検討した。大学1,2年生243名を対象に,就業動機と職業キャリア・レディネスを測定する質問紙調査を実施した。就業動機の下位尺度である「上位志向」「対人志向」「貢献志向」の3要因が「,自己向上志向」を媒介として「職業キャリア・レディネス」に影響を及ぼすという予測に基づいてパス解析を実施した。パス解析によって検討した結果…

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  • 段階的劣化異質性に基づく長寿命化技術導入効果の事後評価

    貝戸 清之, 慈道 充, 水谷 大二郎, 小林 潔司, 宇野 裕亮 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 78 (1), 99-117, 2022

    <p> 社会基盤施設に対する長寿命化技術に関しては,その導入効果を定量的かつ継続的に評価するための枠組みを構築しておくことがアセットマネジメントを実践していく上で重要な課題となる.本研究では,長寿命化技術の導入効果を導入前後の劣化速度の差異として評価する.その際に,長寿命化技術の導入効果が劣化過程のいずれの段階で最も発現し得るかを明らかにするために,劣化速度を規定する劣化ハザード率に対して,健全…

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  • アセットマネジメントにおけるインフラの資産価値評価に関する一考察

    竹末 直樹, 玉越 隆史, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 78 (2), I_95-I_112, 2022

    <p> アセットマネジメントの国際規格(ISO55000シリーズ)では,アセットマネジメントを「アセットからの価値を実現する組織の調整された活動」と定義しており,将来の事業費ベースの維持更新費用の縮減にとどまらず,インフラの役割や性能を反映したインフラの資産価値を可能な限り増大させる対策を講じることを求めている.本研究では資産価値という用語が「アセットからの価値」と「アセットの価値」という異なる…

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  • 地域住民を対象に大学演習林で行った森林散策カウンセリングの2事例

    竹内 啓恵, 藤原 章雄, 林 潔, 長井 聡里, 川畑 真理子, 上原 巌 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 224-, 2021-05-24

    <p> 近年、都市部に住む人々の健康維持・増進,さらにテレワークやワーケーションなどの目的で、森林空間を利活用する動きが期待されている。しかし、人々の心の健康の目的で森林空間や自然の要素を用いたカウンセリングの臨床研究はいまだに数少ない。</p><p>演者はこれまで都市部に居住する人を対象に、都市部の森林公園や里山を利用したカウンセリングの臨床研究を行ってきたが、その効果の一つに「転地効果」があ…

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  • 欧陽修の詞について

    塚本 嘉壽, 松原 公護, 林 潔 埼玉大学紀要. 教養学部 56 (2), 223-242, 2021-03

    欧陽修の詞について異常心理学の視点から考察した。彼の詞はほとんどが春と秋を背景にしていることから、春の詞と秋の詞とに分けてその特徴をとり出そうと試みた。まず季節とは何かを理解するために黄道分割の諸可能性を検討した。一年周期の分け方には三分割と四分割の二種があり、それぞれの分け方によって季節の意味が異ることを指摘した。次に春の詞をとりあげた。そこでは閨怨、嘆老、傷春が三大テーマであるが、いずれも傷…

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  • 鋼桁端部の腐食に対する伸縮装置止水材の予防保全効果

    貝戸 清之, 小林 潔司, 水谷 大二郎, 二宮 陽平, 河合 良治 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 77 (1), 96-114, 2021

    <p> 橋梁は多様な部材によって階層的に構成された複雑な構造システムである.したがって,ある部材の劣化が他の部材の劣化過程に影響を与えるような部材間の関連性を考慮した上で,点検や補修のタイミングを決定する必要がある.本研究では,伸縮装置からの漏水に起因した鋼桁端部の腐食過程に着目する.具体的には,伸縮装置からの漏水の有無に応じて2種類の状態モードを定義し,モードごとに設定したハザード関数を有する…

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  • 鋼床版疲労き裂の発生・進展過程に着目した高速道路高架橋の大規模修繕箇所の選定方法

    二宮 陽平, 水谷 大二郎, 慈道 充, 貝戸 清之, 小林 潔司, 宮田 亮 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 77 (1), 37-56, 2021

    <p> 高速道路高架橋の鋼床版において多数の疲労き裂が発生・進展すれば,鋼床版の疲労耐久性に著しい影響を及ぼす.事後補修を行ったとしても健全性の根本的な回復が期待できない変状や損傷に対しては,発生状況や進展過程を勘案しながら大規模な修繕や更新を視野に入れた維持管理計画を策定する必要がある.本研究では,目視点検では直接観測することが困難な疲労き裂の発生時点を潜在変数として明示的に考慮して,鋼床版に…

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  • コンセッション方式によるインフラ資産の最適アセットマネジメント政策

    竹末 直樹, 藤堂 政行, 小林 潔司 グローバルビジネスジャーナル 7 (1), 32-43, 2021

    コンセッション方式では,コンセッショネアとなる民間事業者が公共主体からインフラ資産の運営権を購入し,契約に基づく一定期間,インフラ資産の管理・運営を行った後,期間終了時に運営権を売却して当該事業を終了する.本研究では,事業期間中にコンセッショネアが得るフリーキャッシュフローの割引現在価値の総和と事業終了時に売却する運営権価格の割引現在価値の和を最大にする最適アセットマネジメント政策を求めるための…

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  • 空間マッピングを用いた舗装劣化速度評価:ミャンマーにおける実践

    貝戸 清之, 小林 潔司, 青木 一也, Ei Ei MYO, 米山 秀樹, 松本 圭史 土木学会論文集F5(土木技術者実践) 77 (1), 84-100, 2021

    <p> 開発途上国では,道路網全体を対象とした悉皆点検が困難な場合が少なくない.一方,点検が困難であっても,構造条件,使用条件,環境条件などの劣化要因となりうる属性情報が利用可能である場合は多い.本研究では,一部の道路区間における路面性状の点検結果に基づいて混合マルコフ劣化ハザードモデルを推計し,異質性パラメータ値と属性情報の関係を表す統計的マッピングモデルを利用して,対象地域全体における劣化速…

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  • 協力ゲーム理論の仁を用いた遅延責任配分

    吉積 尚志, 瀬木 俊輔, 大西 正光, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 77 (1), 153-171, 2021

    <p> 建設工事では,あらかじめ予期できないリスク事象の発生により,契約で合意された期日までに工事が完成しない場合がある.このような状況の中で,発生した遅延の責任を契約者間で適切に配分する必要が生じる.本研究では,PERTに基づいて遅延責任配分問題の構造を明示的にモデル化し,協力ゲーム理論を用いて複数のアクティビティにおいて発生したリスク事象が最終的な工期遅延に与える影響を評価する.そのうえで,…

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  • グローバル金融機関における気候変動財務情報開示の動向と国際機関の果たす役割

    伊東 佐知子, 小林 潔司 グローバルビジネスジャーナル 7 (1), 22-31, 2021

    気候変動が企業の事業活動に多大な影響を与える可能性があることから,投資家が企業のリスク要因として ESG(環境,社会,ガバナンス)を重視するようになった.これに対し,金融機関の融資先企業から気候関連リスク分析に必要な情報提供が十分にされてるとは言えない.このような状況を鑑み,情報開示の国際的な共通枠組みを構築する気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が設置された.気候関連情報を企業の財務…

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  • 取引費用を考慮したカーシェアリング市場構造に関する理論的研究

    松島 格也, 竹内 佑樹, 瀬木 俊輔, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (6), I_415-I_423, 2020

    <p>現在普及が進んでいるカーシェアリングサービス市場では,サービス供給者が拠点に車を配置し利用者がサービスを利用するためにサービス拠点を訪問する.このような市場では,サービス供給や需要が増加すれば,サービスを利用するための取引費用の減少を通じてさらに多くの潜在的利用者が市場参入し,それにあわせて供給者も車の配置を増加させるというポジティブなフィードバックメカニズムが働く.以上の問題意識の下に,…

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  • PPP/PFI 手法におけるアセットマネジメントのためのインセンティブ評価

    竹末 直樹, 藤堂 政行, 小林 潔司 グローバルビジネスジャーナル 6 (1), 20-30, 2020

    厳しい財政制約の下でインフラの老朽化に対応するため,アセットマネジメントの実施とPPP/PFI 手法の導入が並行して進められている.前者は,2014 年1 月に発行されたアセットマネジメントの国際規格(ISO55000 シリーズ)にも謳われている「アセットからの価値を実現化する組織の調整された活動」であり,後者はインフラの管理・運営を官民協働で実施するしくみである.本稿では,これまで官民のリスク…

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  • 鋼コンクリート合成床版のL形鋼ジベル溶接部の疲労強度

    判治 剛, 舘石 和雄, 清水 優, 浅野 浩一, 石井 孝明, 小林 潔, 内田 大介 土木学会論文集A1(構造・地震工学) 76 (5), II_50-II_61, 2020

    <p> 本研究では,L形鋼をずれ止めに用いた鋼コンクリート合成床版の溶接継手部の疲労耐久性を実験および有限要素解析により検討した.合成床版試験体に対する静的載荷試験および解析により,L形鋼溶接部周辺では鋼板が局所的に面外変形し,特にまわし溶接部で高い応力集中が生じることを示した.また疲労試験により,コンクリートにひび割れが生じない程度の荷重を繰返し載荷することでL形鋼溶接部から疲労き裂が発生する…

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  • 鉱山ポートフォリオの長期最適化

    村上 啓二, 小林 潔司, 瀬木 俊輔 グローバルビジネスジャーナル 6 (1), 9-19, 2020

    鉱山事業は鉱物資源の価格変動リスクに晒されており,また採掘量やコストが変動する事業リスクも有しているため,単一の鉱山では収益の安定化が困難である.したがって,鉱山経営会社は複数の鉱物資源や鉱山のポートフォリオを形成し,収益やキャッシュフローを平準化させることにより,鉱山事業全体のリスクをコントロールしている.本研究では,鉱山ポートフォリオの長期最適化モデルを開発した上で,具体事例による計算結果を…

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  • 地域メニュウに対する多様性選好と都市システム構造

    瀬木 俊輔, 小林 潔司, 松島 格也 土木学会論文集D3(土木計画学) 76 (4), 299-313, 2020

    <p> 本研究では,異なる地域で生産される地域メニュウに集合的異質性が存在し,かつ,地域メニュウに対する多様性選好を家計が有する状況を想定したうえで,2地域から構成される都市システムの構造を分析する.そのために,KrugmanのCore-Peripheryモデルに,地域メニュウに対する家計の多様性選好を導入した空間均衡モデルを定式化したうえで,地域間交通費の削減が人口の地域間分布に与える影響を分…

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  • 光近接場の量子化:再訪

    小林 潔, 福井 萬壽夫, 岡本 敏弘, 原口 雅宣, 石川 陽 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2019.1 (0), 1021-1021, 2019-02-25

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  • 建設時点の不完全性と橋梁劣化予測: ベトナムを対象として

    小林 潔司, 中谷 昌一, Nam Toan TO, 大迫 湧歩, 青木 一也, 安部倉 完, Dinh Thao NGUYEN 土木学会論文集F5(土木技術者実践) 75 (1), 22-41, 2019

    <p> 開発途上国に橋梁マネジメントを導入する場合,1)既存インフラに関するインベントリーデータが整備されていない,2)目視点検に関するデータが蓄積されていない,という問題がある.橋梁マネジメントを導入するにあたり,橋梁の建設時点に関するデータが入手可能であれば,目視点検を1度実施することにより劣化過程のモデル化が可能である.しかしながら,開発途上国では橋梁の建設時点にする情報が欠損することが少…

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  • 長期記憶性を考慮した時系列データによる構造物劣化過程のモデル化

    小林 潔司, 貝戸 清之, 水谷 大二郎, 坂井 康人 土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (4), 233-249, 2019

    <p> 土木構造物の劣化過程において,外的要因の作用が直ちに構造物の劣化現象として顕在化することはそれほど多くない.むしろ,外的要因の作用が蓄積されることにより,タイムラグを経て劣化現象として発現することが多い.本研究では,リアルタイムの計測値に基づいて,構造物の長期的な劣化過程をモデリングし,予防的に異常検知を行うための方法論を提案する.具体的には,モニタリングデータに基づいて,構造物に作用す…

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  • 「佐伯理一郎旧蔵資料」の紹介

    林 潔 キリスト教社会問題研究 (67) 73-104, 2018-12-20

    本稿では目録を通して、佐伯理一郎旧蔵の佐伯家関係資料(A群)及び佐藤麟太郎、友太郎一家関係文書(B群)の全容を紹介する。A群は明治21年から約50年間にわたる同志社病院や第三高等学校基督教青年会関係書類、書簡、原稿など。B群は明治初期から中期における親族間の往来書簡や政府関係書類など多岐にわたっており、佐藤麟太郎の交友関係や、小学校から陶器技術の推進に至るまでの佐藤友太郎の前半生を直接示す史料が…

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  • 火山災害における避難指示と想定外リスク

    大西 正光, 関 克己, 小林 潔司, 湧川 勝己 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (1), 1-20, 2018

    災害危機管理における避難指示に関する意思決定は,「通常の災害対応モードから,より緊急性の高い危機管理モードへの変換」という意思決定のモード変換に関するメタ意思決定の問題である.この場合,事前に策定した地域防災計画は,あらかじめベンチマークとして想定した災害発生パターンに対する対応シナリオにすぎない.避難指示に関する意思決定においては,現前で展開する災害の発生がベンチマーキングの範囲に収まるのか,…

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  • 都市内道路とフランチャイズ小売企業の物流センター立地戦略の関係

    瀬木 俊輔, 小林 潔司, 松島 格也 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (4), 369-386, 2018

    スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどのフランチャイズ小売企業は,都市内や都市近郊に物流センターを配置することにより,チェーン店に対する商品配送の効率化を達成している.本研究では,都市内道路整備による商品の輸送時間短縮が,物流センターの立地を促進することを指摘する.そのために,フランチャイズ小売企業の在庫管理行動をモデル化し,物流センターが有する機能には,個別チェーン店の直面する商品在庫保…

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  • コンクリート橋梁に対する補修遅延の影響評価分析

    梶間 厚邦, 小濱 健吾, 貝戸 清之, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 74 (2), I_95-I_106, 2018

    本研究では,高速道路のコンクリート橋梁において発生する変状間の因果関係に着目し,変状に対する補修行為の遅延がもたらす影響を分析するための方法論を提案する.具体には,橋梁における漏水系変状と剥離系変状に着目し,漏水系変状が原因となって剥離系変状が発生するメカニズムを複合ワイブルハザードを用いて表現する.さらに,漏水系変状発生時期とそれに対する補修時期の差異による剥離系変状の発生確率の変化を,補修遅…

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  • 地方自治体の財政力の極化分布と空間的格差に関する研究

    辺 思遠, 松島 格也, 小林 潔司, 越知 昌賜 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (5), I_219-I_231, 2018

    日本では高度成長期における鉄鋼業を始めとして,各時期にある特定の産業が原動力となり地域経済の発展をささえてきた.その結果,各地域の産業構造や成長産業の集積状態の差異を反映して,地方自治体の財政力の間に格差が発生してきた.本研究では,財政力の地域間格差の変化を,財政力の高い地域と低い地域に二分化する二極化現象として把握する.具体的には,財政力の空間格差の二極化傾向を,極化指標を用いて評価する.さら…

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  • 地域サービスプラットフォームの形成

    小林 潔司, 櫻木 恵子, YUZE Jin, 瀬木 俊輔 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (4), 343-355, 2018

    本研究では,域内の事業者と域外の顧客のマッチングを形成し,地域サービス財の取引を効率化するような地域サービスプラットフォームに着目する.地域サービスプラットフォームにおいては,潜在的な事業者が提供する地域サービス財を顧客のニーズに合わせて価値向上を図るためのコンサルティング機能が必要となる.プラットフォームは複数の種類の地域サービス財を提供するとともに,それぞれのサービス種類に対して域内の複数の…

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  • 外国資本に依存した途上国の産業構造に交通インフラ整備が及ぼす影響

    瀬木 俊輔, 小林 潔司, 松島 格也, 小林 優輔 土木学会論文集D3(土木計画学) 74 (4), 320-333, 2018

    本研究は,主要な輸出財を生産する企業が外国資本に所有されている途上国を対象とした一般均衡モデルを定式化し,交通インフラの整備が途上国の産業構造に与える影響を分析する.モデルの定式化に当たっては,外国資本に所有される貿易財部門と国内資本に所有される非貿易財部門から構成される2部門開放経済を想定する.モデルの分析の結果,このような途上国において,世界市場との貿易費用を下げる交通インフラの整備は,貿易…

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  • 市場リスクを伴う資産の最適売却タイミング に関する分析モデルの研究

    村上 啓二, 小林 潔司, 瀬木 俊輔, 川北 怜於 グローバルビジネスジャーナル 4 (1), 17-25, 2018

    市場リスクを伴う資産は適切なタイミングでの売却により,継続保有よりも大きな利益を獲得できる.商社は従来より鉱山事業経営に参画しリアルオプションを用いて,採掘量・コストをコントロールし利益の最大化を図っている.従来はリアルオプション適用に際して裁定機会を表せず,鉱山の売却は考慮されなかった.本研究では,銅鉱山を対象として銅価格のボラティリティを考慮し,鉱山の最適売却タイミングを決定するための数値計…

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  • 高速道路における変状の発生特性と管理課題

    梶間 厚邦, 小林 潔司, 小濱 健吾, 貝戸 清之 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 73 (4), I_153-I_164, 2017

    本研究では,高速道路インフラにおける未補修変状数が経年的に増加している理由として,1)変状の多様性と発生過程の複雑性に関わる要因と,2)現場における構造物マネジメントに起因する要因を指摘する.前者の影響を分析するために,変状発生の時間的生起分布の特性,変状相互間の波及・増幅関係の存在について分析する.後者に関しては,補修行為が新たな変状発生に及ぼす影響や,補修行為の実施判断におけるマネジメント上…

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  • 水道コンセッション事業の入札方式と経済的効率性

    大西 正光, 村上 武士, Wu Peiwei, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 73 (5), I_309-I_322, 2017

    水道コンセッション事業の経済的価値は,主に水道料金及び水道の接続数(普及率)に依存する.政府が契約条件として望ましい水道料金及び接続数を設定するためには,民間事業者が有する技術に関する情報を有しておく必要がある.政府が技術に関する十分な情報を有していない場合には,技術提案型入札が適用される場合も少なくない.本研究では,技術提案型入札の下での最低単価落札方式と最大接続数落札方式という2つの落札方式…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献15件

  • 高速道路舗装における補修前後の劣化の差異を考慮した層別構造評価

    風戸 崇之, 荒木 駿, 貝戸 清之, 小林 潔司, 田中 晶大 土木学会論文集E1(舗装工学) 73 (3), I_221-I_228, 2017

    舗装の構造耐力は道路が長年使用されることにより経時的に低下していくが,その低下の速度は様々な外的要因や内的要因が影響して多様に異なる.構造耐力の低下は舗装の構造的な健全性の低下と深く関係しているために,構造耐力の回復効果が期待できる補修を最適な時期に実施することが求められる.本研究では,高速道路を対象としたFWD調査データを活用して,舗装各層の構造耐力の低下過程を表現する劣化ハザードモデルを推定…

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  • 橋梁の劣化速度の異質性を考慮した補修戦略プロファイリング

    小林 潔司, 中谷 昌一, 大迫 湧歩, 安部倉 完 土木学会論文集D3(土木計画学) 73 (4), 201-218, 2017

    多くの地方自治体では,技術者の不足や予算制約のため,十分な橋梁マネジメントが実施されているとはいいがたい.このような状況の中で,地方自治体が管理する膨大な橋梁すべてを対象として,劣化予測やライフサイクル費用に基づいた橋梁の維持補修計画の策定をめざすことは現実的ではない.むしろ,劣化特性や損傷の種類に基づいて橋梁をグループ化し,グループ内における補修戦略の標準化とグループ間の差別化を通じた補修戦略…

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  • アセットマネジメント:課題と展望

    小林 潔司 計画行政 39 (2), 27-32, 2016-05-15

    <p>In the past decades, infrastructure management has been performed based on implicit knowledge, consisting of the experience and knowledge of professional engineers. The objective of asset …

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  • 有珠山噴火における災害応急対策の意思決定構造に関する研究

    関 克己, 小林 潔司, 湧川 勝己 土木学会論文集F5(土木技術者実践) 72 (1), 1-19, 2016

    災害応急対策にあたっての意思決定とこれを支援した災害対策現地本部の記録が残されている2000年有珠山噴火を対象に,災害危機管理ともいえる住民等の生命に直結する住民避難等を対象とした災害応急対策の意思決定の構造を明らかにする.その際,意思決定にあたって重要な役割を担う災害のリスク評価及び災害応急対策検討とそれぞれを担う専門家の役割を明らかにする.その上で,災害時の住民避難等に関する公的な意思決定に…

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  • 火山災害の危機管理と意思決定構造

    羽鳥 剛史, 関 克己, 小林 潔司, 湧川 勝巳 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (5), I_83-I_102, 2016

    火山災害により危機的事態が発生した場合,危機管理を担当する意思決定者には通常モードとは異なる状況判断や意思決定基準を採用することが求められる.本研究では,火山災害に関わる危機管理の現状と課題を考察した上で,有珠山噴火の事例を踏まえて,火山災害時の危機管理問題が災害ステージの時間的展開に応じて変化することを指摘し,各ステージの意思決定問題について検討する.さらに,危機管理に関わる意思決定モードとし…

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  • 中国における建設契約ガバナンスの構造:FIDICとの比較分析を通じて

    張 文君, 大西 正光, 小林 潔司, 石 磊 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 72 (4), I_111-I_122, 2016

    近年,国際的なインフラ整備において中国の役割が拡大しており,日本の建設企業も中国流の建設契約ガバナンスに関する知見を蓄積していく必要がある.中国国内の建設工事における契約約款の内容は、国際的に用いられる標準契約約款と必ずしも一致していない.契約内容は,当事国における発注者と請負業界の間の契約慣行が反映される.本研究では,中国国内の公共工事における標準契約約款を分析対象として,中国における建設市場…

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  • DCGEモデルによる社会資本投資政策の世代別帰着便益分析

    瀬木 俊輔, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (5), I_353-I_371, 2016

    本研究は,マクロな社会資本投資政策の便益の世代別帰着分布を評価可能な動学的応用一般均衡(DCGE)モデルを構築した.その上で,構築したモデルを我が国に適用し,社会資本投資政策と長寿命化政策について分析を行い以下のような知見を得た.社会資本投資には,その水準を増やすと将来世代の厚生が増加する一方で現在世代の厚生が減少するという世代間厚生のトレードオフの問題が生じる.起債による世代間所得移転はこの問…

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  • 災害応急対策支援のためのオントロジーを用いたマクロ討論分析

    水田 哲夫, 松島 格也, 関 克己, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (5), I_123-I_138, 2016

    災害応急対策における意思決定の正統性を評価するために,災害後に観測される新聞報道記事の内容を分析し,その全体像を把握するための方法論を提案する.オントロジーの概念を援用して観測される発言や記事の内容を概念化し,その内容を体系的に把握する.その上で,避難指示の発令や解除などの意思決定の場面において考慮すべき項目を整理し,過去に行われた災害応急対策における意思決定プロセスに関する正統性の評価や,今後…

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  • 社会基盤施設の多元的劣化過程モデル

    水谷 大二郎, 小濱 健吾, 貝戸 清之, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (1), 34-51, 2016

    社会基盤施設の劣化状態は,複数の劣化事象に着目して多元的に評価される.さらに,複数の劣化事象の間には相互作用が存在する可能性がある.本研究では,複数の劣化事象間の相関関係を考慮した社会基盤施設の多元的劣化過程モデルを提案する.具体的には,個別劣化事象の進展過程を異質性パラメータを導入した混合マルコフ劣化ハザードモデルを用いて記述する.さらに,個別劣化事象の劣化速度の異質性をガンマ分布により表現す…

    DOI Web Site 被引用文献7件 参考文献7件

  • 2次元混合ワイブル劣化ハザードモデル

    小林 潔司, 水谷 大二郎, 松島 格也, 山本 浩司, 貝戸 清之, 坂口 創 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 72 (2), 47-62, 2016

    道路付帯機器システムの劣化速度と劣化加速度は,機器のタイプや使用・環境条件に応じて多様に異なる.それらの機器システムのアセットマネジメントを考えた場合,機器システムの多様な故障過程を把握した上で,最適管理施策を決定していくことが重要である.そこで,本研究では,機器タイプ間に潜在する劣化速度と劣化加速度の異質性を定量化した2次元混合ワイブル劣化ハザードモデルと,そのベイズ推計手法を提案する.さらに…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献11件

  • 連続量を用いた劣化ハザードモデル:舗装耐荷力への適用

    水谷 大二郎, 小林 潔司, 風戸 崇之, 貝戸 清之, 松島 格也 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (2), 191-210, 2016

    本研究では,連続変数を用いて表現される劣化管理指標に対する劣化予測モデルを開発する.社会基盤施設の劣化管理指標の中には連続量として観測されるものが少なくない.これらの連続量を離散化し,マルコフ連鎖モデルによって劣化を予測することも可能であるが,より高精度な劣化予測結果を求めるためには,連続量の時間変化を直接的にモデル化することが望ましい.そこで,本研究では,社会基盤施設の構造特性や環境条件に応じ…

    DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献9件

  • 事業効率性評価のための確率的劣化フロンティア分析

    小林 潔司, 貝戸 清之, 小濱 健吾, 早矢仕 廉太郎, 深谷 渉 土木学会論文集D3(土木計画学) 72 (2), 173-190, 2016

    社会基盤施設の劣化速度の異質性は様々な劣化要因により発生する.本研究では,初期施工時の技術的問題に起因する劣化速度の異質性と管理上の問題で生じる異質性の双方を同時に考慮した混合マルコフ劣化ハザードモデルを提案する.具体的には,管理環境に起因する劣化の影響を取り除いた理想的な劣化過程をマルコフ劣化ハザードモデルを用いて記述する.また,所与の技術的条件の下でベストプラクティスとなりうる劣化過程と現状…

    DOI Web Site 被引用文献7件 参考文献9件

  • 天草南蛮文化のオーセンティシティと観光開発

    馬 夢妍, 羽鳥 剛史, 小林 潔司 グローバルビジネスジャーナル 2 (1), 29-40, 2016

    本研究では,観光社会学や人類学におけるオーセンティシティ論を整理した上で,文化観光のオーセン ティシティと商品化の関係について考察する.さらに,観光の商品化を通して文化的オーセンティシティ を構築するための方法として,文化観光の舞台化に着目し,舞台化の方法や関係主体の役割について検討 する.その上で,天草南蛮文化の事例を取り上げ,文化観光の現状と課題を整理する.文化観光の舞台化 …

    DOI

  • 大槻玄沢の蘭学観の特徴 : 「職」について

    林 潔 評論・社会科学 (114) 53-66, 2015-09-30

    本稿において,大槻玄沢は天明の大飢饉を契機に,〈藩医〉としての職分を自覚し,蘭学を,〈仁政〉を補助し民生に役立つ学問として捉えるようになったことを明らかにした。蘭学の社会的な有用性つまり「職」を主張すると同時に,玄沢は技術者一般に対して各自の家業に応じた技術を蘭書から学び取ることを入門の方法としてすすめた。そのため,蘭学の「職」は家業に依拠する技術と〈仁政〉補助の学問,すなわち私的と公的という両…

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  • キャリア教育からみた大学生のキャリア目標設定行動に及ぼす要因分析

    石橋 里美, 林 潔, 内藤 哲雄 東京未来大学研究紀要 8 (0), 13-25, 2015-03-21

    <p> 大学におけるキャリア教育科目の導入部に,「職業的自立をもたらす能力を理解することの意義」と「これまでの養育者(親)からの経済的支援の総量」を意識化するプログラムを組み込んだ教育効果について検討した。導入部でのこれらの教育が,「就職への移行に必要な能力の理解」「経済的自立による養育者(親)への返報行動を意図すること」「就職活動に対する自尊感情」を高めることを予測した。これら3つの要因が,「…

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  • おもてなしへの科学的接近

    小林 潔司 品質 45 (3), 212-217, 2015

    "Omotenashi" services are high-quality ones influenced by Japanese nature, culture, history, and lifestyle. The contents of the services, the venues and opportunities for providing services, and a …

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  • 準モンテカルロ法を用いた多段階ワイブル劣化ハザードモデルのベイズ推定

    水谷 大二郎, 坂口 創, 貝戸 清之, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 71 (4), I_23-I_34, 2015

    社会基盤施設のアセットマネジメントにおいて,施設の劣化状態を予測することが重要である.現在までに,初期時刻からの経過年数を考慮した多段階ワイブル劣化ハザードモデルが開発されている.しかし,同モデルは膨大な推定時間を要することから,劣化予測をする際には,施設の劣化過程を時間に定常的なマルコフ推移確率を仮定して表現した,マルコフ劣化ハザードモデルを用いるのが主流となっている.本研究では,多段階ワイブ…

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献3件

  • 判定基準変更を考慮した隠れマルコフ劣化ハザードモデル

    水谷 大二郎, 貝戸 清之, 小林 潔司, 秀島 栄三, 山田 洋太, 平川 恵士 土木学会論文集D3(土木計画学) 71 (2), 70-89, 2015

    近年,社会基盤施設に対する統計的劣化予測手法が急速な発展を遂げている.これらの劣化予測手法では,劣化の進展を離散的な健全度で評価した点検データを用いることが多い.しかし,劣化に対し健全度を判定する際の基準(以下,判定基準)が,当該施設の管理期間中に変更される場合がある.その場合,従来の統計的劣化予測手法を適用することはできない.本研究では,判定基準変更前後の健全度の対応関係をモデル化し,判定基準…

    DOI 被引用文献4件 参考文献13件

  • T<sub>A</sub>法と舗装劣化寿命誤差

    佐藤 正和, 貝戸 清之, 小林 潔司, 小濱 健吾, 宮崎 文平 土木学会論文集E1(舗装工学) 71 (1), 1-18, 2015

    現行のアスファルト舗装設計手法(以下,T<sub>A</sub>法)では,舗装各層の厚さは路床の設計CBRと総通過10トン換算軸数から定めたT<sub>A</sub>値(等値換算厚)に基づいて決定されている.しかしながら,表層の高機能舗装化に伴い,設計手法や設計基準が作成された当時と比較して,アスファルト舗装の劣化環境は大きく異なっており,実務においてT<sub>A</sub>法に基づく設計の妥…

    DOI 被引用文献2件 参考文献2件

  • データ欠損を考慮した複合的隠れマルコフ舗装劣化モデルの推計

    小林 潔司, 貝戸 清之, 大井 明, THAO Nguyen Dinh, 北浦 直樹 土木学会論文集E1(舗装工学) 71 (2), 63-80, 2015

    舗装の劣化過程は路面の劣化過程と舗装耐荷力の低下過程で構成される複合的過程である.路面の劣化と耐荷力の低下は,互いに双方の劣化過程に影響を及ぼす.本研究では,このような舗装の劣化過程を複合的マルコフ劣化モデルを用いて表現する.路面性状調査により路面の健全度が観測される.一方で耐荷力の低下はFWD調査等により観察可能である.現実の道路維持・修繕業務において,これら2種類の点検業務が同期されているわ…

    DOI Web Site 被引用文献7件 参考文献5件

  • 多階層混合マルコフ劣化ハザードモデル:ジョイント劣化評価への適用

    貝戸 清之, 坂井 康人, 塚本 成昭, 水谷 大二郎, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 71 (1), 1-18, 2015

    管理対象となる膨大な社会基盤施設の中から,相対的に劣化の進展が速い部材を重点監視部材として位置づけるとともに,それらに対してはモニタリング等を利用した常時監視や,適切なタイミングで補修や更新を行う必要がある.しかし,通常の点検業務で獲得できる目視点検データからそのような部材群を抽出する手法に関しては,体系化された方法論が存在しないのが実情である.本研究では多階層混合マルコフ劣化ハザードモデルとそ…

    DOI 被引用文献3件 参考文献13件

  • 日本型サービスの高付加価値化とグローバルビジネス

    小林 潔司 グローバルビジネスジャーナル 1 (1), 1-8, 2015

    日本企業はグローバル市場においてコモディティ化,ガラパゴス化という2種類の課題に直面している. この問題を克服するためには,国際標準化競争に勝ち抜くか,現地における製品のローカル化を追求する という2つの戦略が有効であろう.本論文では後者の立場から,日本企業が現地におけるローカル化を達 成するために,日本型クリエイティブサービスの典型である「おもてなし」の考え方が重要であることを …

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  • A competing Markov model for cracking prediction on civil structures

    小林, 潔司, Kaito, K., Lethanh, N. Transportation Research Part B: Methodological 68 345-362, 2014-10

    Cracks on the surface of civil structures (e.g. pavement sections, concrete structures) progress in several formations and under different deterioration mechanisms. In monitoring practice, it is …

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  • 散乱型SNOMの試作

    大橋 輝久, 上野 源太, 内山 和治, 小林 潔, 居島 薫 応用物理学会学術講演会講演予稿集 2014.2 (0), 964-964, 2014-09-01

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  • インフラの動学的投資政策と長寿命化便益

    瀬木 俊輔, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 70 (3), 179-197, 2014

    本研究は,インフラの劣化過程をマルコフ劣化モデルにより表現したうえで,インフラ投資額・長寿命化投資額とインフラストックの推移過程の関係を表現するマルコフ・ビンテージモデルを定式化する.その上で,マクロ経済の資源制約やインフラの経済活動への貢献などを考慮しつつ,社会厚生を最大化する規範的なインフラ投資政策を求めるための動学的インフラ投資モデルを定式化する.最適インフラ投資政策を分析することにより,…

    DOI 参考文献4件

  • 時系列モニタリングデータ活用のための長期劣化進行モデリング

    小林 潔司, 貝戸 清之, 松岡 弘大, 坂井 康人 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 70 (3), 91-108, 2014

    維持管理の効率化と定量化を目的として,センサーを用いた長期モニタリングの実用化が進められている.その一方で,得られたモニタリングデータに基づいて異常事象の検出や劣化の進行過程を抽出するための方法論は十分に整備されていない.本研究では長期モニタリングにより取得した時系列データの統計的特徴に基づく劣化予測手法を提案する.具体的には,時系列モデルの誤差項の分散の変動をトレンド付きのARMAモデルで表現…

    DOI 参考文献17件

  • イスラーム契約におけるリスク分担のシャリーア適合性

    中野 秀俊, 大西 正光, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 70 (4), 227-244, 2014

    建設プロジェクト契約には多くの不確実性やリスクが介在する.イスラム法を意味するシャリーアは,不確実性に関わるガラールやマイスィルを禁止する.したがって,プロジェクトに関わる契約は,契約内容によってシャリーアに抵触する危険性を含む.シャリーアに準拠したプロジェクト契約を遂行する場合,契約マネジメントにおける不確実性への対処方法のシャリーア適合性が重要な課題となる.現在のところ,イスラームにおけるシ…

    DOI 参考文献8件

  • 定期的なFWD調査データを用いた高速道路舗装の劣化予測

    大井 明, 宮崎 文平, 小濱 健吾, 貝戸 清之, 小林 潔司, 山口 清人 土木学会論文集E1(舗装工学) 70 (2), 11-25, 2014

    高速道路の老朽化により,舗装の耐荷力の低下が懸念されている.舗装の耐荷力は,Falling Weight Deflectometer によるたわみ量調査(以下,FWD調査)などの非破壊試験を通じて間接的に評価することが可能である.本研究では,FWD調査により得られた情報をもとにして,マルコフ劣化ハザードモデルを推定し,舗装の耐荷力のパフォーマンスカーブを作成することを目的とする.通常,FWD調査…

    DOI 被引用文献2件 参考文献2件

  • 液状シール剤とテープシール併用によるねじ接合に関する実態調査と性能検証

    加藤 健一郎, 中村 勉, 横手 幸伸, 松島 俊久, 小池 道広, 北田 寿美, 佐藤 直毅, 柳井原 務, 横田 茂夫, 小林 潔 空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 2014.1 (0), 221-224, 2014

    <p>配管のねじ接合に関する施工実態の把握を目的に、①アンケートによる施工内容に関する調査の実施、②テープシール併用時のトルクに関する確認実験を実施した。本報では、これらの調査と実験の結果について報告する。</p>

    DOI

  • 口蹄疫の最適伝染リスク抑止モデル

    阿部 真育, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 70 (3), 161-178, 2014

    本研究では口蹄疫の発生・伝染による資産価値の喪失を災害リスクとして位置づけ,家畜の殺処分による期待被害額を最小にするような口蹄疫の空間的伝染抑止戦略を分析するための方法論を提案する.その際,口蹄疫の発生・伝染過程を空間的マルコフ連鎖過程としてモデル化し,期待被害額を最小にするような最適予防的殺処分を求める最適伝染リスク抑止モデルを定式化する.最適伝染リスク抑止モデルは膨大な状態変数を含むため,状…

    DOI 被引用文献2件 参考文献34件

  • ビッグデータによるインフラマネジメント: アセットメトリクスにむけて

    貝戸 清之, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 70 (5), I_21-I_30, 2014

    アセットマネジメントは,そのプロセスごとに,専門技術者の経験や知識という暗黙知に基づいて実施されてきた.アセットメトリクスは,このような暗黙知による経験的な意思決定過程を,形式知による体系的な意思決定過程へと転換することを目的とする.特に,日常・定期点検で獲得できるデータを中心に方法論を構築するという徹底した現場主義を研究開発の哲学としている.また,アセットマネジメント分野においては新規データ取…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • 苦情発生を考慮した道路巡回政策

    小濱 健吾, 貝戸 清之, 小林 潔司, 古野 幸夫 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 70 (1), 25-37, 2014

    本研究では,路上落下物などの道路障害物の発生に起因する苦情の発生メカニズムをモデル化し,障害物・苦情に関するリスク管理水準を考慮した最適道路巡回政策を決定するための方法論を提案する.具体的には,道路障害物の増加が苦情の発生頻度に影響を及ぼすという関係を明示的に考慮するために,道路障害物の発生過程を下位モデル,苦情の発生過程を上位モデルとするような階層的隠れポワソンモデルを定式化する.その上で,巡…

    DOI 被引用文献1件 参考文献1件

  • 気象状況を考慮したポットホールの管理重点化ルール

    水谷 大二郎, 貝戸 清之, 小林 潔司, 平川 恵士 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 70 (3), 63-80, 2014

    舗装路面のポットホールの発生は,晴天時に比べ,融雪・降雨時に多発することが経験的に知られている.ポットホールの放置は事故発生等の管理瑕疵につながる危険性がある.本研究では,気象状況に応じてポットホール管理水準を増加させるような状況依存的管理重点化ルールを提案する.具体的には,降雨状況に応じたポットホールの発生過程をポワソン発生モデルで表現する.さらに,気象状況の推移により,ポットホール発生過程が…

    DOI 参考文献4件

  • 維持補修費用を考慮した次善高速道路料金

    瀬木 俊輔, 小林 潔司, 田上 貴士 土木学会論文集D3(土木計画学) 70 (3), 145-160, 2014

    本研究では,高速道路と一般道路が並列する道路ネットワークを対象として,道路利用がもたらす混雑と構造物の劣化という外部不経済性を内部化することを目的とした高速道路の次善料金について理論的分析を試みる.その際,大型車と普通車によって道路構造物の劣化に及ぼす影響が異なること,および,一般道路と高速道路の間で構造物の耐荷力が異なることに着目し,車種別の高速道路料金設定による大型車の経路誘導を通じて,混雑…

    DOI 被引用文献1件 参考文献8件

  • 階層ベイズ法による補修効果の事後評価

    水谷 大二郎, 貝戸 清之, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 69 (3), 204-221, 2013

    社会基盤施設の老朽化が進展した場合には,施設の健全性を回復するために補修が実施される.すでに,社会基盤施設に関して膨大な補修実績が存在するものの,補修効果の定量的評価についてはほとんど研究成果が蓄積されていないのが実情である.本研究では,RC床版を対象として,目視点検データを用いた統計的劣化予測を行い,その予測結果に基づいて補修効果を事後的に評価する方法を提案する.具体的には,混合マルコフ劣化ハ…

    DOI 被引用文献3件 参考文献1件

  • データ内生性を考慮した交通機関選択モデル

    松島 格也, 小林 潔司, 福井 浩 土木学会論文集D3(土木計画学) 69 (5), I_511-I_521, 2013

    人々の交通機関選択問題を考える際,従来の非集計モデルの枠組みでは交通サービス水準や居住地環境のデータは外生変数として与えられる.しかし,人々は利用する交通行動を想定して居住地を選択していることが考えられ,この場合,個々人が享受する交通サービス水準などは自ら選択した結果である.このような内生性の問題を考慮せずに推計したパラメータはバイアスが生じる可能性がある.本研究では計量経済学における内生性につ…

    DOI Web Site 被引用文献2件 参考文献19件

  • 人口減少・高齢化社会における人口構成の不変想定がもたらす計画論的バイアス

    瀬木 俊輔, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 69 (5), I_205-I_216, 2013

    本研究は,人口減少・高齢化が進展する社会において,将来人口の変化を捨象した静止的な人口構成を仮定して作成した計画案や公共事業の経済評価がもたらす政策的バイアスを分析する.その際,動学的資源配分モデルを用いて,人口構成の不変想定の下で作成される計画がもたらす社会経済状態と,人口構成の変化を考慮した社会的最適計画がもたらす社会経済状態を比較することにより,不変想定に基づく計画の政策的バイアスを分析し…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献4件

  • 討議理論と公的討論の規範的評価

    羽鳥 剛史, 小林 潔司, 鄭 蝦榮 土木学会論文集D3(土木計画学) 69 (2), 101-120, 2013

    社会基盤整備事業に関わる合意形成を行う上で,パブリック・インボルブメントをはじめとする公的討論が重要な役割を担っている.本研究では,社会基盤整備における公的討議の意義と課題について整理し,社会的意思決定における正統性を様々な討論過程を通じて担保するための理論的枠組みについて考察する.その際,討論システムの概念を導入し,公的討論が特定の公的討論を対象としたミクロ討論,討論システム全体を対象としたマ…

    DOI 被引用文献4件 参考文献31件

  • 想定外リスクと計画理念

    小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 69 (5), I_1-I_14, 2013

    伝統的な工学的方法論やリスクマネジメントにおいては,それを越える可能性が無視できるような範囲を考察の対象から排除し,想定の範囲内におけるリスクを合理的にマネジメントしようとする立場が採用される.東日本大震災の経験より,既往のリスクマネジメントの考え方は,想定外リスクに対していかに無力であることを思い知らされた.本稿では,あらゆる計画分析方法論が,事前の想定なくしてはなしえないという理解の下に,事…

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 道路障害物に関する苦情発生分析

    小濱 健吾, 貝戸 清之, 小林 潔司, 福田 泰樹, 板垣 勝則 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 69 (1), 32-46, 2013

     In this study, the authors develop a model of the mechanism in which there generate claims about road obstacle subjects, such as fallen objects. In detail, a model is proposed while assuming the …

    DOI 被引用文献1件 参考文献5件

  • 社会的包摂の実現のためのコミュニティビジネスの役割に関する定量的評価

    籾山 嵩, 松島 格也, 小林 潔司, 鄭 蝦榮 都市計画論文集 48 (3), 597-602, 2013

    2011年3月11日に発生した東日本大震災は未曾有の人的被害と経済的被害をもたらした.また津波による大規模な被害に加え,福島第一原子力発電所事故の発生に伴い被災地の復旧・復興に関するロードマップについての社会的な合意が未だに得られず,関連する政策の実行までの期間が長期化しているのが現状である.このような背景の下,被災者は住居や職,一部社会関係の喪失等の複合的要因により不安定な生活を強いられており…

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 混合ポアソン劣化モデル: コンクリートの剥離・剥落発生事象への適用

    小濱 健吾, 貝戸 清之, 小林 潔司 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 69 (4), I_27-I_37, 2013

    本研究では,床版かぶりコンクリートの剥離・剥落発生過程を数え上げ過程としてモデル化する.その際, 剥離・剥落事象が,時間に依存せずランダムに発生する場合(ランダム事象)と,床版の劣化とともに時間に依存して発生する場合(劣化事象)に分類されるものと考える.具体的には,定常的な剥離・剥落発生過程を斉次ポアソンモデルで,時間に非定常な剥離・剥落過程を到着率が時間変動する非斉次ポアソンモデルを用いて定式…

    DOI

  • Obstacle Emergence Risk and Road Patrol Policy

    小林, 潔司, Kaito, Kiyoyuki Advances in Civil Engineering 2012 2012

    The authors model the emergence processes of road obstacles, such as fallen objects on roads, the deformation and destruction of pavements, and the damage and destruction of road facilities, as …

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  • 劣化過程を考慮した最適廃棄・補修モデル

    小濱 健吾, 貝戸 清之, 青木 一也, 小林 潔司, 福田 泰樹 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 68 (3), 141-156, 2012

    本研究では,社会基盤施設に対する需要の減少と劣化過程の進展により,将来時点において施設廃棄が予定されているような社会基盤施設の最適管理政策を検討する方法論を提案する.社会基盤施設は耐久性を有しており,安全性,経済性に問題がなければ継続的に運用することが可能である.本研究では,1)社会基盤施設を直ちに廃棄する,2)必要最低限の維持業務のみを実施する,3)施設の補修を継続的に実施する,という3つの施…

    DOI 被引用文献5件 参考文献6件

  • 口蹄疫の空間伝染モデリング

    阿部 真育, 吉田 護, 小林 潔司, 紅谷 昇平 土木学会論文集D3(土木計画学) 68 (4), 369-387, 2012

     This paper models a spatial infection process of foot-and-mouth disease as a form of Markov chain process, and proposes the estimation methodology for the spatial infection probabilities. To apply …

    DOI 参考文献20件

  • 舗装構造の最適補修更新モデル

    小林 潔司, 江口 利幸, 大井 明, 青木 一也, 貝戸 清之, 松村 泰典 土木学会論文集E1(舗装工学) 68 (2), 54-68, 2012

    舗装の劣化過程は路面の劣化過程と舗装全体の耐荷力の低下過程で構成される複合的劣化過程である.耐荷力の低下は路面の劣化速度に影響を及ぼす.管理者は路面性状調査により路面の健全度を観測できる.一方,耐荷力の低下に関してはFWD調査等により部分的に観測可能である.本研究では,このような特性を有する路面の劣化過程を,耐荷力の状態に依存する混合マルコフ過程として記述する.そのうえで,期待ライフサイクル費用…

    DOI 被引用文献3件 参考文献7件

  • 混合マルコフ劣化ハザードモデルの階層ベイズ推計

    貝戸 清之, 小林 潔司, 青木 一也, 松岡 弘大 土木学会論文集D3(土木計画学) 68 (4), 255-271, 2012

    社会基盤施設の劣化過程においては,施設の構造特性や使用・環境条件の違いにより劣化速度に多大な異質性が存在する.個々の施設に特有な異質性がもたらす劣化速度の過分散の問題を克服するために,施設グループ間の劣化速度の異質性を明示的に考慮した混合マルコフ劣化ハザードモデルが提案されている.本研究では,劣化速度の過分散が,施設グループ間における劣化速度の異質性と,グループを構成する個々の施設間における異質…

    DOI 被引用文献12件 参考文献15件

  • ポアソン隠れマルコフ劣化モデルによる舗装劣化過程のモデル化

    NAM Le Thanh, 貝戸 清之, 小林 潔司, 起塚 亮輔 土木学会論文集F4(建設マネジメント) 68 (2), 62-79, 2012

    道路舗装マネジメントでは,ポットホール等の局所的損傷に対する補修費用と,オーバレイ等の舗装表層・基層部の補修・更新費用で構成されるライフサイクル費用の評価を行うことが重要である.本研究では,舗装の劣化過程を比較的発生頻度が高い局所的損傷と,相対的に変化の遅い路面の劣化過程で構成される複合的な劣化過程としてモデル化する.その際,路面健全度の経時的変化過程をマルコフ劣化モデルで表現し,局所的損傷の発…

    DOI 被引用文献3件 参考文献15件

  • アイデンティティと過疎中山間地域におけるおつきあい行動-日南町を事例に-

    鄭 蝦榮, 松島 格也, 小林 潔司 土木学会論文集D3(土木計画学) 68 (5), I_499-I_511, 2012

    居住地や出身地に対するアイデンティティである地域アイデンティティの存在は,人々に地域への誇りや愛着を持たせ,地域の人たちにとって共に生きがいのある生活空間を作り出すための様々な活動を促進する役割を果たす.本研究では過疎中山間地域におけるおつきあい行動を分析し,地域アイデンティティの形成との関係を明らかにする.文献レビューを通じてアイデンティティ概念を整理するとともに,人々が形成している人的ネット…

    DOI Web Site 被引用文献3件 参考文献9件

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