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検索結果 541 件

  • ネパールの内発的発展向けた「生活に根ざした」環境教育

    シュレスタ マニタ アジア民族造形学会誌 19 (01), 11-17, 2023-08-27

    ...本研究では、ネパールの森林保全や薪を利用する女性たちの生活改善のためにバイオガスを導入している地域の典型的事例としてチトワン地域を取り上げ、「生活に根ざした」環境教育のあり方について論じる。...

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  • 林地開発による太陽光発電施設の設置と豪雨災害―熊本県を事例にー

    岡本 尚之, 藤原 敬大, 佐藤 宣子 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 69-, 2023-05-30

    ...研究手法として異なる立場の関係者を調査すべく、熊本県庁森林保全課、エネルギー政策課、および球磨地域振興局の森林保全課、メガソーラー開発事業者、開発現場周辺の住民へのインタビュー調査を行った。「うえの式質的分析法」により熊本県、事業者、住民の発言を分析することで、林地開発への対応、および豪雨災害が与えた影響を考察した。...

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  • ネパールにおける環境教育とジェンダー

    シュレスタ マニタ アジア民族造形学会誌 18 (01), 3-11, 2022-08-27

    ...例えば、ネパールの農村部では女性たちは毎日のように森林に入って薪や草の採取をしているため、森林保全に重要な役割を果たしていると言われている。その女性たちに日常生活と森林保全の関係性について知識を与えない限り、森林保全が困難である。 現在では、ネパールの発展のため、技術の導入とともに、地域住民の環境に対する知識向上、意識の変容、価値観の見直しなどに向けて様々な取り組みが行われている。...

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  • 自治体独自の森林環境税が獣害対策としての里山林整備にもたらす影響

    岸岡 智也, 内山 愉太, 香坂 玲 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 64-, 2022-05-30

    ...<p>都道府県の独自課税として導入されている、森林保全を目的とした森林環境税を活用して実施される野生動物保護管理を目的とした事業が、基礎自治体での獣害対策としての里山林整備にどのような効果をもたらしているのかを明らかにすることを目的に石川県を事例に調査を行った。...

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  • 分割時系列解析によるコミュニティ林業の森林保全効果の検証

    太田 みわ, 太田 徹志, 志水 克人, 溝上 展也, Sokh Heng 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 259-, 2022-05-30

    ...近年、これらの森林保全と地域住民の生計向上の両面から地域住民が森林を管理するコミュニティ林業(CF)に注目が集まっている。CFの森林保全効果は、主にCF設置地域の森林減少に着目した検証が世界各地で進められている。その一方で、分析に利用できるデータセットの不足などから、森林劣化や森林回復に着目した研究は見られない。...

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  • 地域活性化に寄与する炭焼き小屋再生と森林保全

    宮田 佳美, 李 月, 都 宥林, 沈 恵園, 青木 宏展, 植田 憲 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 128-, 2022

    ...これを再生することにより、森林保全を行うだけではなく、地域づくりにつなげる活動へと展開することが重要といったことが参与者の間で確認され、任意団体が設立された。今後、炭焼き小屋の具体的な利活用方法について検討し、多くの人が地域づくりに参与できる体制づくりを行いたい。</p>...

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  • 畜産物の消費制限による環境および食料システムへの影響評価

    小野 泰照, 長谷川 知子, 藤森 真一郎 土木学会論文集G(環境) 78 (5), I_63-I_70, 2022

    ...962MtCO<sub>2eq</sub>/年減少した.同時に,牧草地面積は約399Mha減少し,森林面積は約93Mha増加し,それに伴い二酸化炭素吸収量は約236MtCO<sub>2eq</sub>/年増加した.加えて,灌漑水量は200million m<sup>3</sup>/年減少し,窒素使用量は3百万トン窒素換算量減少した.これらのことから,畜産物の消費制限はGHGの排出量削減だけでなく,森林保全...

    DOI Web Site 参考文献12件

  • 岩手県立森林公園におけるバリアフリー化の現状と課題

    髙田 乃倫予, 山本 信次, 小川 晃弥 東北森林科学会誌 26 (2), 55-66, 2021-10-31

    ...森林総合利用施設 (以下,森林公園) のバリアフリー化の現状と課題を明らかにするため,岩手県立森林公園 (県内に5箇所) を対象に,岩手県農林水産部森林保全課及び各公園の指定管理者への聞き取り調査および現地踏査を実施し た。...

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  • 熊本地震により南阿蘇村立野地区に発生した亀裂への対策について

    宮崎 世津喜 水利科学 65 (2), 87-103, 2021-06-01

    <p>平成28年(2016年)4月14日と16日に発生した熊本地震では,南阿蘇村で土砂災害が多発し,同村立野地区においても多くの崩壊が発生するとともに,集落背後の森林内には多数の亀裂が残存し,地域住民から不安の声が上がっていた。 このような状況を踏まえ,これまで明らかとなっていない地震亀裂の発生メ …

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  • 化石DNA解析にむけたツガ属における種間・種内識別に有用なDNA領域の探索

    松江 倫代, James RP Worth, 百原 新, 渡辺 洋一 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 375-, 2021-05-24

    ...加えて、種内系統を考慮した分布変遷の推定を行うことで、氷期逃避地から現在の分布地域に至る植物の移住・分布拡大の速度を明らかにすることが可能となり、それは森林保全の基礎的な知見となる。本研究では日本産ツガ属2固有種を対象とし、既存研究で明らかになっている現生DNAにおける種間・種内変異が化石由来のDNAで配列決定できるか検証した。...

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  • エチオピア北部キリテ・アウラエロ郡南部のティグライ牧畜民の食料摂取についての予備的調査

    平田 昌弘, 盛 利隆, Birhane Gebreanenia GEBREMEDHIN, 鬼木 俊次, 竹中 浩一 沙漠研究 30 (4), 51-62, 2021-03-30

    ...<p>エチオピア北部ティグライ州西部地区では,近年の地方自治体主導による森林保全・放牧禁止地域の拡大や社会変化により,家畜を放牧する場所が縮小し,現地農民が所有する家畜頭数は減少傾向にある.家畜飼養頭数の減少が,現地農民の食料摂取を低減させていることが懸念されている.そこで本研究の目的は,エチオピア北部ティグライ州西部地区キリテ・アウラエロ郡において,1)ティグライ農耕民の現在の食料摂取量とその特徴...

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  • ラオス山地部における70年間の土地利用・土地被覆の変化

    中辻 享 日本地理学会発表要旨集 2021s (0), 135-, 2021

    ...成熟林と休閑林)は対象範囲の4割程度かそれ以下しか占めておらず、当時から対象範囲のほとんどが焼畑に利用されていたこと、1960年代〜70年代には第2次インドシナ戦争にともなう治安の悪化から遠隔地が利用されなくなり、その結果、森林面積が増加したこと、1980年代には戦争が終結し治安が回復したため、遠隔地での焼畑が活発になり、再び森林が減少したこと、1990年代以降は焼畑の重要性の低下や村人自身による森林保全...

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  • 原発事故が福島県内の市民活動としての薪利用に及ぼした影響

    山本 信次, 髙田 乃倫予, 土屋 ほのか 林業経済研究 67 (3), 62-68, 2021

    ...なかでも「薪割クラブ」などの市民活動を通じた薪利用の展開は,森林保全や活動参加者の幸福度向上などの観点からも注目される。しかし福島県内においては,原発事故による放射性物質の拡散がこうした活動に影響を与えている。その内実を明らかにするためにふくしま薪ネットならびに個別の「薪割クラブ」団体に対する調査を実施し た。...

    DOI 機関リポジトリ Web Site

  • SDGsを意識した木のストロー製作の授業実践

    東原 貴志, 水野 頌之助 日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 333-334, 2021

    ...試行錯誤がみられたが,繰り返し製作することで上達し,およそ30分で完成させていた.生徒はプラスチックごみを減らす取り組みとして評価しており,SDGsの目標との関連では「14海の豊かさを守ろう」を挙げる者が最も多かった.木のストローは間伐材の利用促進の側面から使い捨ての製品として位置付けられているが,使用後のポイ捨てについて懸念する意見がみられた.今回の授業実践では「15陸の豊かさも守ろう」に関連した森林保全...

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  • 東日本および東北地方の海岸防災林・海浜公園の生育基盤として整備された造成土壌の特徴

    小野 賢二, 野口 宏典, 村上 尚徳, 新井 隆介, 宇川 裕一, 小森谷 あかね, 新田 響平, 福山 文子, 齋藤 直彦, 吉田 俊通, 橘 隆一, 川東 正幸, 木田 仁廣, 渡辺 名月, 萩野 裕章, 野口 享太郞, 篠宮 佳樹, 今矢 明宏 森林総合研究所研究報告 20 (3), 205-262, 2021

    災害復興で実施される治山工事でも、切土・盛土して生育基盤を造成し保安林を整備する事例が増え、造成土への関心は高まっている。人為は古来、主な土壌生成要因とされ、既存の土壌分類でも人為影響の強い土壌は体系化されている。近年、土壌への人為影響は増大の一途にあり、従来の分類体系の範疇を超えつつある。著者らは、東日本大震災大津波の被災海岸林再生地を中心に、海浜部の森林造成地に整備された生育基盤の土壌を調査…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件

  • 平成30年4月に中津市耶馬溪町梶ヶ原地区で発生した地すべりの応急対策について

    平石 将太郎, 林 久人, 久保田 浩路 水利科学 64 (4), 130-142, 2020-10-01

    <p>平成30(2018)年4月11日に大分県中津市耶馬溪町金吉梶ヶ原地区において,先行降雨がない中で突然大規模な地すべり災害が発生した。地すべりの再滑動防止と安全な本復旧工事着手のためにも,早急な応急工事完了が求められていた。 大規模な応急工事を実施し,検証した結果,応急対応の現場マニュアル,大規模災害応急対策時の事前準備リスト,緊急時に使用できる土場マップ,他部局との情報共有のフォーマット等…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • ブックス

    森林科学 89 (0), 58-61, 2020-06-01

    ...p>上原巌、理工図書株式会社、2020年3月16日、B5サイズ163ページ、価格3,200円(税別)、ISBN 978-4-8446-0893-6</p><p>人と生態系のダイナミクス2.森林の歴史と未来</p><p>鈴木牧・齋藤暖生・西廣淳・宮下直 著、朝倉書店、2019年12月1日、178ページ、価格 3,000円(税別)、ISBN 978-4-254-18542-3</p><p>森林病理学―森林保全...

    DOI

  • 地上レーザーによる森林計測の課題検討

    山崎 浩司, 山本 一清, 島田 博匡, 溝上 展也, 井上 昭夫 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 400-, 2020-05-25

    ...一方、間伐による森林保全だけでなく、生物多様性を意識した下層植生の重要性が叫ばれる中、将来的に林業現場で胸高位置のレーザー点群取得が困難となる場合も多く存在する可能性が考えられる。そのような状況では直接胸高位置からのレーザー点群からではなく、それ以外の点群情報からDBHを推定する手法が必要であると考えられる。...

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  • 森林の多面的機能と市町村の森林政策

    鈴木 春彦 日本森林学会大会発表データベース 131 (0), 301-, 2020-05-25

    ...</p><p> 豊田市は災害防止等を目的とした独自の森林保全ルールの導入方針に沿って、専門家らによる検討委員会の設置を経て「森林保全ガイドライン」をまとめ、2019年度から運用を開始した。これは、皆伐や路網作設等に際して、急傾斜地や0次谷などの危険箇所の取り扱いや皆伐上限面積を定め、伐採届出制度の中で運用する仕組みである。...

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  • エチオピア・ティグライ州キルテ-アウラエロ郡南部における燃料の生産と消費の視点からの森林保全の検討

    平田 昌弘, 小川 龍之介, Birhane Gebreanenia GEBREMEDHIN, 酒井 徹, 幸田 和久, 宮崎 直美, 竹中 浩一 沙漠研究 29 (4), 115-127, 2020-03-30

    <p>本研究では,エチオピア高地のティグライ州において,燃料の生産と消費の視点から森林地の保全を考察するために,1)燃料として利用されている資源の種類とその頻度,世帯当たりの燃料消費量を把握し,2)燃料として利用されている家畜糞ケーキと木本植物の生産量を推定することにより,燃料の消費-生産バランスを検討し,3)森林を保全するために,薪の消費量を軽減する方策について考察することを目的とした.ティグ…

    DOI Web Site

  • 画像処理による森林画像からの広葉樹・針葉樹の判定

    長田, 潤, 後呂, 美里, 堀田, 裕弘 第82回全国大会講演論文集 2020 (1), 213-214, 2020-02-20

    ...SDGs推進の主テーマの一つに森林保全が挙げられており、地球環境保全にも重要な役割を有している。日本国土の多くは森林であり、その効率的な保全管理が望まれているが、この森林分野のIoT導入は他の農業分野などと比較して遅れている、広大な森林を安価なデジカメを利用して管理できれば非常に簡便である。...

    情報処理学会

  • インドネシア産サトウヤシ砂糖の化学的組成とGI 値の特徴

    佐藤 輝, 久野 真希子, 矢田 誠, 仲摩 栄一郎 人間と環境 46 (1), 18-23, 2020-02-10

    ...<p>持続的な森林保全にむけて重要な非木材林産物としてサトウヤシ(<i>Arenga pinnata</i>)砂糖をインドネシアから日本にフェアトレードで輸入するにあたり,この有効成分や安全性について測定した。様々な化学的組成分析の結果(砂糖100 gあたり),水溶性ビタミンのうち,特にナイアシン(3.27 mg)と葉酸(41 μg)が黒砂糖と比べても多く含まれていた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 発展途上国における問題意識の深化を目的としたワークショップの試み

    三井 琳世, 板垣 順平 日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 (0), 330-, 2020

    ...<p>長岡造形大学では、2019 年より、不発弾汚染や森林伐採など の社会問題を抱えているラオス人民民主共和国シェンクアン県 ペク郡において、NPO 法人テラ・ルネッサンスと株式会社坂の 途中、そしてペク郡農林局と連携して、当該地域に位置する二つ の小規模集落を対象として、森林保全と新たな現金収入の獲得を 目指した“farm miel project”を実施してきた1)。...

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  • 竜洋海岸に隣接する磐田市鮫島地区(保安林区域)の侵食実態と今後の方策

    宇多 高明, 篠田 松代, 大野 文敬, 貝沼 征嗣 土木学会論文集B3(海洋開発) 76 (2), I_324-I_329, 2020

    <p> 2019年10月12日,台風19号が静岡県に上陸し,遠州灘に面した竜洋海岸にも高波浪が作用した.その際,竜洋海岸に設置された1~5号離岸堤の下手1.6kmに位置する6号離岸堤の下手側の,浜幅が狭い区域において著しい侵食が発生し,堤防(土堤)の大半が削り取られ,堤内地で浸水が起きた.本研究では,台風後の2019年10月29日に侵食の著しい磐田市鮫島地区(保安林区域)で現地調査を行い,ドロー…

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 都市生態系へのオゾン汚染の影響:実験的研究によるJSTへのとり組み

    小池, 孝良, 菅井, 徹人, 渡部, 敏裕, 市川, 一, 藤戸, 永志, 佐々木, 圭子, 曲, 来葉, 渡辺, 誠, 荒川, 圭太, 山﨑, 友紀, 佐藤, 冬樹 北方森林保全技術 37 11-17, 2019-12

    ...そこで、本稿では、いずれも大学間協定校との共同研究を基礎に、ドイツとの野外調査の概要と、中国側の提案者の曲来葉氏(中国科学院・生態-環境研究センター:旧・北方森林保全学講座OG)らの実験施設も紹介しながら、JST研究「都市生態へのオゾン汚染の影響:モニタリング、評価そして緩和」(YY2019~2021)へのとり組みを紹介したい。...

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  • GISデータベースについて : 北大研究林におけるArcGIS Onlineの活用

    小宮, 圭示, 間宮, 渉 北方森林保全技術 37 2-10, 2019-12

    森林圏ステーションでは広大な森林を総合的に管理・運営するため、1990年代初めから「森林情報システム」構想を立ち上げ、総額約1億円規模の概算要求を数年にわたり提出し続けた。残念ながらこの概算要求は実現しなかったが、構想の中核をなす「マップシステム」は、地図情報をベースに様々な森林データを重ねたデータベースの構築を目指すもので、森林管理においてその当時は非常に先進的な取り組みであった。しかし、それ…

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  • 生産環境変化が樹林地の動態に与える広域影響評価 : 開放系CO2とO3の付加実験施設での成果から

    小池, 孝良, 江口, 則和, 渡部, 敏裕, 市川, 一, 藤戸, 永志, 曲, 来葉, 渡辺, 誠, 渡邊, 陽子, アガトクレオス, エフゲニオス, 石, 聡, 北尾, 光俊, 高木, 健太郎, 日浦, 勉, 里村, 多賀美, 半, 智史, 船田, 良, 山﨑, 友紀, 佐藤, 冬樹 北方森林保全技術 37 18-26, 2019-12

    森林資源管理において基本になるのは、森林樹木の光合成に基礎をおく持続的生産である、と著者(小池)は信じている。樹木が成長し林冠の構成要素に成るまでには、少なくても40年近くが必要となる。この間、樹木は、変動し続ける無機生産環境(二酸化炭素:CO2、オゾン:O3、窒素、気温:高温・低温、土壌養分・孔隙など)を利用して光合成を行い、バイオマス生産を行う。草本と異なり、成長を長期間にわたって行うため、…

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  • 流木対策に有効な「ひょうご式治山ダム」について

    太田 雄一郎, 村上 晴茂, 杉山 和史, 長井 斎, 築城 彰良 水利科学 63 (3), 1-22, 2019-08-01

    <p>流木・土砂の流出防止対策として最も有効とされる透過型ダムは,満砂後,機能回復のため除石等が必要とされる。しかし,山脚固定を目的とする治山ダムの多くは,従来から不透過型ダムであり,かつ奥地で急勾配,狭隘な谷間では除石等のための道路の設置が困難であることから,兵庫県では,透過型の治山ダムの設置可能な適地が少なくなり,有効な流木対策ができないという課題があった。 …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site

  • 各種地理情報を用いた森林散策ポテンシャルマッピング

    松浦 俊也, 高山 範理, 八巻 一成 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 35-, 2019-05-27

    ...このような地理的な可視化・定量化は、散策から見た森林保全・整備の地理的優先づけに有用と考えられた。本発表ではこれらの解析を北茨城市で行った事例を紹介する。</p>...

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  • エチオピア在来アカシア林の異なる土地管理間における結実性差異の可能性

    竹中 浩一, 平田 昌弘, 小川 龍之介, 内田 諭, 酒井 徹 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 564-, 2019-05-27

    ...植生囲い込みは森林保全策として効果的であるものの半乾燥地においては急速には貢献せず、むしろ農牧利用地のように人手と家畜・家畜糞の投入が水土保全効果や有機質循環を保ち二地点における樹木様態の差異を生じさせた一因ではないかと考えられた。</p>...

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  • 森林への価値の多様化―野洲川上流域集落の事例から

    石橋 弘之, 高橋 卓也, 奥田 昇 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 22-, 2019-05-27

    ...その後の20世紀末までは、財産区が森林保全の主な担い手となり、植林した木を売り公共設備を整備する経済的価値を森林に見出してきた。一方で、21世紀の現在、森林保全を担う主体は多様化し、それぞれの活動のなかで、多様な価値を森林に見出している。...

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  • 六甲山における景観資源の変遷と今後の森林管理に関する提案

    大野 朋子, 森地 一夫, 石井 一毅, 吉田 美生, 松岡 達郎, 田畑 智博 日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 225-, 2019-05-27

    ...このような豊かな森林と観光資源を有する六甲山だが、かつての過度な伐採、植林による森林保全の歴史を辿り、森林資源量と質に着目すると、その変動は大きい。現在の六甲山の植生は、照葉樹林化が進みつつあり、森林が未成熟であった時代の森林景観とは異なるものと予測される。...

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  • [論文] 民有地の森林保護区が環境保全と生業に及ぼす影響 : コスタリカの事例から

    北村, 健二 国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History 215 33-51, 2019-02-28

    ...20世紀後半までに農地開発などのために大規模な森林減少を経験したコスタリカでは,1996年に改正された森林法によって天然林の伐採を原則全面禁止すると同時に,環境サービス支払いの制度などによって森林保全の価値を土地所有者への直接的な便益に変換する政策を導入し,森林面積は増加に転じた。...

    機関リポジトリ

  • 神奈川県におけるシカによる森林被害

    永田 幸志 日本緑化工学会誌 44 (3), 475-478, 2019-02-28

    <p>神奈川県では,主に丹沢山地にシカが生息している。丹沢山地におけるシカ問題は,戦後の乱獲による絶滅の危機,保護施策による個体数回復と造林地拡大による林業被害の発生,自然植生への影響の深刻化の3回の局面に整理されている。丹沢山地におけるシカによる森林被害は,低中標高域のスギ・ヒノキ人工林における造林木被害と高標高域の自然林での自然植生劣化があり,現在,シカ管理計画等による取り組みが進められてい…

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  • ササ刈り試験地の設定

    鷹西, 俊和 北方森林保全技術 36 6-10, 2019-02

    中川研究林を含む道北地域の山は、一面ササで覆われている。地下では、ササと樹木の間で養分をめぐる競争が、日々繰り広げられていると考えられるが、どのような競争なのか解明されていない。また、近年シカの食害によるササの消失が全国的に報告され、近い将来身近な地域でも起こり得る問題かもしれない。そこで、シカの食害を想定してササを人為的に排除し、養分である窒素の動きを軸にササと樹木の競争関係にどのような影響が…

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  • 北海道大学研究林でのドローン活用に向けて

    間宮, 渉 北方森林保全技術 36 11-13, 2019-02

    近年、小型無人航空機、いわゆるドローンの発展が目覚しく、研究用や産業用の大型のものから手のひらサイズの一般用まで幅広い分野で利用されている。価格帯も多様だが、セミプロ仕様のドローンで20万円前後と、比較的手に入れ易くかつ性能の良い機種も増えている。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション(以下「北大研究林」)では2017年からドローンを本格的に導入し、現在では日常業務の一環と…

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  • 天塩研究林における更新地の生育状況について

    奥山, 智浩, 高木, 健太郎, 早柏, 慎太郎 北方森林保全技術 36 1-5, 2019-02

    木材の用途の多様化や製材技術の進展により、樹種や齢級に需要の幅が生まれてきている。例えば、トドマツやカラマツが主に使われてきた合板材は、最近ではヨーロッパトウヒも使われるようになってきた。その他にもバイオマスエネルギー用材として若齢級の山林から生産される間伐材や未利用材(切捨てていた材)が使われ、社会的にも注目が集まっている。このように多様な樹種や齢級の木材が求められるなか、それらを効率的、かつ…

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  • 「バイオマスエネルギー利用のこれから」

    長野 麻子, 鮫島 正浩, 相川 高信, 山地 憲治, 泊 みゆき, 中田 俊彦, 坂西 欣也, 松村 幸彦 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 98 (1), 2-28, 2019-01-20

    ...,ようやく森林保全,地域再生,持続可能性,安定供給が達成されること,それに向かって林業政策が整えられて行っていることが議論されました。...

    DOI Web Site

  • 山岳観光と移牧

    渡辺 和之 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 108-, 2019

    ...このため、当時考えられていた住民参加による森林保全の考え方がアンナプルナ保全地域には適用された。国立公園の場合、保全政策は公園管理局の決定に従い、現地に適用されるが、保全地区の場合、ACAPの助言に従い、地域住民が組織を作り、保全計画を作成し、地域の保全活動に加わる (Stevens 1997)。また、保全地域内では観光客向けのロッジで薪の利用が禁止され、代替燃料の使用を義務化した。...

    DOI

  • 平成29年7月九州北部豪雨災害に関する総合的研究 --平成29年度科学研究費補助金(特別研究促進費)--

    秋山, 壽一郎, 重枝, 未玲 自然災害科学総合シンポジウム講演論文集 55 13-23, 2018-09-18

    ...平成29年7月九州北部豪雨災害の総合的な調査・研究を行い, (1)今次豪雨の発生要因と機構, 気象モデルによる線状降水帯の降水量の予測可能性と課題, (2)中小河川の洪水氾濫プロセスと浸水リスク, 流木の発生状況と要因, 流木の発生を止める森林保全や治山のあり方, (3)土砂災害の履歴, 崩壊斜面の地形・地質と水文過程, 土質・岩質が土砂流出量に及ぼす影響, 同時多発表層崩壊発生時の土構造物の被災メカニズム...

    HANDLE

  • REDD+プロジェクトにおける裁判外紛争解決制度の地域コミュニティ救済に関わる要件の充足状況

    相楽 美穂, 横田 康裕, 百村 帝彦 日本森林学会誌 100 (4), 93-101, 2018-08-01

    <p>開発・保全プロジェクトの経験から得られた地域コミュニティが救済されるための紛争解決制度の要件を,REDD+プロジェクトの紛争解決制度が満たしているかにつき10事例のプロジェクト設計書の内容から分析した。その要件は,(1)紛争解決制度の設計や運営に地域コミュニティが関与すること,(2)問題が深刻化した場合に斡旋・調停する者が地域コミュニティから信頼され,その選定に際し地域コミュニティの意見が…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 樹木種多様性・潜在資源利用・炭素蓄積量の比較:ミャンマーにおける事例

    古川 拓哉, 佐藤 保, 北原 文章, Billy Ne Win, 鷹尾 元, Myat Su Mon, 道中 哲也, Ei Ei Swe Hlaing, Htike San Soe, Thaung Naing Oo 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 627-, 2018-05-28

    ...<p>熱帯地域の森林保全はREDD+をはじめとした地球温暖化緩和策としての役割が期待されている。広域スケールでは森林の炭素蓄積量と生物多様性の間に正の相関が確認されているが、実際の森林管理が行われるスケールでも同様の傾向が認められるとは限らない。...

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  • 施業としての防鹿柵 -長期にシカを防ぐ柵の規格・標準施工・維持管理-

    高柳 敦 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 676-, 2018-05-28

    ...生物多様性の保全が重視される世界の潮流を考えると、今後も森林保全や森林施業はシカがいることを前提として行わなければならない。 シカ被害防止に防鹿柵は極めて重要な方法であるが、それについて標準化が行われていないために混乱が生じている。発表者は、これまでAF規格として、シカの侵入を効果的に防止できる柵の構造について発表してきたが、資材単価が従来の柵に比べて高いために余り注目されてきていない。...

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  • ケニアの自生竹<i>Arundinaria alpina</i>の地上部現存量推定

    笹原 千佳, 柴田 昌三 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 268-, 2018-05-28

    ...その結果、自生竹の地上部現存量は森林保全地区で46.33t/ha、共用農林地で15.102t/haであった。森林保全地区内における竹密度は19980本/ha、共用農林地では15200本/haであった。...

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  • 農林業センサスの農業集落調査における森林保全状況の全国的概観

    田村 和也 日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 17-, 2018-05-28

    <p>農林業センサスの農業集落調査における地域資源5種の保全の設問のうち森林について、都道府県別結果及び「地域の農業を見て・知って・活かすDB」の集落単位結果を用い、全国状況および農業集落の特徴との関係を概観した。2015年の全国13万8千の集落のうち森林があるのは76%、そのうち森林を保全しているのは23%で2010年から4ポイント増加し、割合は東北・北陸・東山・近畿で高く、北海道・関東・四国…

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  • 苫小牧研究林のハリガネムシ研究協力

    五十嵐, 進 北方森林保全技術 35 10-14, 2018-02-28

    森林圏ステーションでは、神戸大学佐藤拓哉准教授が主研究者となっているハリガネムシの生態学的研究についての協力を苫小牧研究林、雨龍研究林、天塩研究林で実施している。ここでは協力の概要について、苫小牧研究林を例に紹介する。

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  • 長期観察林データの解析と視覚化について : 筬島保存林No6の事例から

    石田, 亘生 北方森林保全技術 35 1-5, 2018-02-28

    中川研究林には2017年現在46箇所の長期観察林が存在し、森林動態の把握に必要なさまざまなデータが長年にわたり収集されてきた。それらは手書きの野帳、あるいはエクセル帳票等の形で蓄積されているが、これを教育研究や適切な森林施業に活用するためにはデータの解析と視覚化が極めて重要となる。本稿では筬島保存林No.6を事例として、調査データ(40年分・8回)の解析と視覚化を試みた。

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  • 3Dモデルによる植生調査手法の技術開発

    坂井, 励, 間宮, 渉, 吉田, 俊也 北方森林保全技術 35 6-9, 2018-02-28

    植生調査は農業・土木・森林等様々な分野で行われる。森林管理においては、特に天然更新の予測や成否の判断をする上で林床植生の調査が重要である。目的樹種の稚樹だけではなく、競合するササや草本類の量を明らかにすることにより、はじめて植生全体を評価でき、その後の動態を予測できる。しかしながらその調査には、多くの労力を要する。特にササ・草本類は種ごとに形状やサイズが大きく異なるため、バイオマス量を正確に定量…

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  • 中国の退耕還林政策に関する費用便益分析—特性の異なる3地域におけるケーススタディ—

    成 双之, 澤田 英司, 大沼 あゆみ 環境科学会誌 31 (1), 1-12, 2018

    <p>本稿の目的は,特性が異なる複数の地域で実施される退耕還林を持続可能なプロジェクトとするための適切な農家への補助支給のあり方を明らかにすることである。1999年に開始された退耕還林は,十数年間で800万haの造林に成功したが,農家のプロジェクト参加の継続性と退耕還林の財政的持続性への懸念が強まっている。そこで,本稿は,2014年と2015年に中国の3都市(雲南省玉渓市・四川省南充市・吉林省大…

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  • 歴史的砂防堰堤を活かした斜面維持管理の活動-福山市堂々川砂留の例-

    廣田 清治 日本地すべり学会誌 55 (6), 282-285, 2018

    ...環境整備にはボランティア活動により, 森林保全を行うことで斜面の安定に係る維持管理が継続されている。本稿は, このような福山市・堂々川周辺で取り組まれている斜面環境全体の保全活動から, 長期に渡り扱われてきた歴史的構造物及びその周辺環境の管理のあり方を学び, “歴史的構造物の維持管理”を斜面維持管理の活動という視点で考察した。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献2件

  • 東南アジアの熱帯雨林:消失と再生のダイナミズム

    神﨑 護 紙パ技協誌 72 (11), 1224-1227, 2018

    ...度重なる洪水や土石流被害は,東南アジアの人々の森林保全についての考え方を大きく改善してきた。小規模な森林保有者,農民や地域共同体は木材生産の重要なプレーヤーになりつつある。日本の森林状況は第二次世界大戦直後の悲惨な状況から,70年もかからずに大きく改善された。東南アジア各国の森林状況も今後30年の間に劇的に改善されることが期待できる。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 産学民連携による森林保全のための「自然共生型」産業の確立と実践

    板垣 順平, 江角 泰, 安田 大志 日本デザイン学会研究発表大会概要集 65 (0), 324-325, 2018

    ラオス北部のシェンクアン県の農村部では、人口増加や貨幣経済の流入などによって、周辺の森林を伐採し、換金作物としての大規模な飼料・バイオエタノール用のとうもろこしを栽培するようになった。また、輸出用の木材産出も盛んになるなど、様々な要因が重なり、森林減少が顕著になっている。そこで、NPO法人テラ・ルネッサンスと株式会社坂の途中、そして神戸大学篠山フィールドステーションの三者による産学民による2年間…

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  • 三国山脈平標山における雪食裸地の侵食深と侵食プロセス

    今村 友則 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000186-, 2018

    ...はじめに<br> 多雪山地の斜面には,積雪グライドや雪崩などで植生が剥ぎ取られたように見える裸地が存在する.本稿では,これらの裸地を雪食裸地と呼ぶ.雪食裸地は積雪による斜面侵食の影響を評価する上で重要とされ,主に森林保全を目的に研究されてきた.その侵食には,表層物質の差異が影響するとされるが,詳細は不明である.また,冬季と夏季の侵食量を比較した先行研究はあるが,侵食プロセスに関するデータの提示はほとんどない...

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  • インドネシアの国立公園におけるガバナンスによる森林保全効果

    高橋 進, ダルマワン アリフ 環境情報科学論文集 ceis32 (0), 7-12, 2018

    ...一方,住民との協働管理が行われているグヌン・ハリムン・サラック国立公園では,森林減少率は小さく,ガバナンスの違いによる森林保全効果が明らかになった。 また両公園とも,核心的な保護ゾーンでは,原生林の減少は小さく,ゾーニング効果も認められた。...

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  • GPSテレメトリー法による中川研究林内に生息するアライグマの越冬地調査

    浪花, 彰彦 北方森林保全技術 34 29-37, 2017-02-17

    我が国では、外来種であるアライグマが野生化し、農業等被害の増大や生態系への影響、人に対する衛生被害等が懸念されている。報告者は以前、2011年から2013年の無積雪期3シーズンにわたって、中川研究林におけるアライグマの生息情報を収集し、「アライグマ生息情報地図」を作成した(図1)。それによれば、中川研究林内を流れる天塩川の支流沿いで多くのアライグマの存在が確認されており、少なくとも無積雪期におい…

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  • JavaScriptを利用した森林可視化への取り組み : 毎木調査データを利用して、森林を立体描画する

    早柏, 慎太郎 北方森林保全技術 34 21-28, 2017-02-17

    研究林には様々な調査によって多くのデータが蓄えられており、長期観察林の毎木調査データもその一つである。天塩研究林では古いものでは1985年から調査を開始し、現在21箇所にて継続調査している(図-1)。長期観察林より得られた毎木調査データは、森林の構造や動態を明らかにする用途に用いられる他、近年では航空機ライダー測量との整合性を確認することなどにも利用している。毎木調査データは、個々の木の位置情報…

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  • 天塩川水系琴平川における治山ダムのスリット化にともなう魚類相の変化

    馬谷, 佳幸, 奥田, 篤志 北方森林保全技術 34 10-20, 2017-02-17

    北海道大学中川研究林は比較的急傾斜地が多く、天塩川水系の大小山地河川(天塩川支流)が流れている。また、総面積の約39%にあたる約7,500haが土砂流出防備保安林もしくは砂防指定地となっており、林内の河川では過去長期間にわたって治山および砂防工事が行われてきた(藤戸ほか 1992)。中野ほか(1995)は北海道大学天塩・中川研究林の河川で魚類相やその個体数を調査し、治山ダム等の河川工作物が魚類の…

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  • 階段地拵え地の更新状況について

    小塚, 力, 吉田, 俊也, 内海, 俊介, 坂井, 励, 平野, 祐也, 間宮, 渉, 守田, 英明, 山ノ内, 誠, 森林技能職員 北方森林保全技術 34 1-5, 2017-02-17

    雨龍研究林は1901(明治34)年の発足以来、森林管理としては択伐作業を中心とする天然林施業を行ってきた。特に近年においては、森林生態系の各種モニタリングや組織研究の成果に基づいた天然林の復元技術の開発に取り組んでおり、様々な仕様での人工植栽や天然更新補助作業を試験的に行っている(鷹西ほか、2000)。階段地拵えもその一つで、急傾斜地での森林造成を目的に1977(昭和52)年より実施された。初回…

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  • 調査業務を教育に活かす : 野生生物管理実習におけるエゾシカ食痕調査

    五十嵐, 進 北方森林保全技術 34 6-9, 2017-02-17

    苫小牧研究林において7月6日から10日にかけて野生生物管理実習を実施した。学生は35名、教員は齊藤隆先生、岸田治先生、内海俊介先生の3名、ネズミ捕獲調査、両生類観察、昆虫調査、コウモリの観察など、野生生物の関わるバラエティに富んだプログラムで行われている実習である。今年度から苫小牧研究林の職員で毎年春に調査を行っているエゾシカ食痕調査を学生に体験してもらった。調査の説明、指導を担当したのは森林技…

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  • ブックス

    森林科学 81 (0), 55-57, 2017

    ...円(税込み)</p><p>ISBN 978-4-13060-199-3</p><BR><p>森林環境2017-特集-森のめぐみと生物文化多様性</p><p>森林環境研究会 編著、田中俊徳・酒井章子 責任編集、公益財団法人森林文化協会、2017年3月、217ページ、1836円(税込)、</p><p>ISBN 978-4-9980871-3-7</p><BR><p>温暖化対策で熱帯林は救えるか-住民と森林保全...

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  • 参加型森林政策における包摂と排除(論文)

    椙本 歩美 林業経済 70 (4), 7-22, 2017

    ...参加型森林政策は、森林地域に暮らす住民たちに国有林の利用権を国家が付与することで、森林保全と生活向上を目指すものである。他方で、国家が住民に権利を与えることは、人や森林資源を国家が統治することにつながるとも指摘されてきた。...

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  • 竹チップ燃焼残渣からのカリウム回収の検討

    桑原 智之, 山本 祥平, 吉田 俊介, 西 政敏, 帯刀 一美, 佐藤 利夫 廃棄物資源循環学会論文誌 28 (0), 50-57, 2017

    竹チップ燃料の燃焼残渣からカリウム(K)を高効率かつ低コストで回収するため,抽出条件(抽出液の種類と固液比),回収方法(加熱濃縮-温度差析出法)について検討した。抽出液が 1.0 mol L<SUP>−1</SUP> HCl,固液比が1:10 の条件で高効率に K を抽出でき,このとき抽出液から K を 85.4 wt% で回収できた。ただし,薬品コストを考慮すると 0.01 mol …

    DOI Web Site Web Site 被引用文献3件 参考文献3件

  • インセンティブプログラムにおける再契約行動の決定要因

    鈴木 康平 林業経済研究 63 (1), 37-47, 2017

    ...持続可能な林業経営を行っていくことは,安定的な木材供給や森林保全に極めて重要である。この目的を達成するため に,世界的にはインセンティブプログラムという手法が注目を集めている。多くの先行研究でインセンティブプログラ ムの参加行動に関する研究がなされてきたが,再契約行動に関する研究は少ない。...

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  • 地域材ブランドと森林整備に関する一考察

    窪江 優美, 宮林 茂幸 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 29-, 2017

    ...本報告では、森林保全の最終目標が、林業や林産業にとって、あるいは国民経済からも、持続的かつ循環型の森林整備であると既定したとき、「都道府県レベルではなく、特定地域における木材ブランド(地域材ブランド)の形成が、木材流通構造において森林整備の問題が内部化することによって、持続的かつ循環型の森林整備につながる」と仮説を立て、地域材および森林整備の現状と課題を明らかにするため、47都道府県を対象に意識調査...

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  • 省力的手法による皆伐後再造林の低コスト化 ―静岡県における調査研究からの試算―

    袴田 哲司, 近藤 晃, 加藤 徹, 大場 孝裕, 渡井 純, 山田 晋也, 平山 賢次, 山本 茂弘, 伊藤 愛, 野末 尚希 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 528-, 2017

    <p> 森林資源の循環利用や林齢の平準化には主伐と再造林が必要である。しかし、伐採によって得られる収入よりも再造林の経費が高いと試算されており、主伐が進まない原因となっている。そのため、再造林の経費を抑えるさまざまな取り組みが全国的に行なわれており、静岡県でもコンテナ苗による省力的再造林システムの実証研究に取り組んできた。これまでに、グラップルによる機械地拵えは人力地拵えよりも効率が良いこと、…

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  • REDD+プロジェクトがもたらす環境便益

    古川 拓哉, 江原 誠, 岡部 貴美子 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 511-, 2017

    ...<p>REDD+は地球規模で森林保全を促進するという期待から、生物多様性保全や持続可能な開発への貢献など気候変動の緩和以外の効果も国際的に期待されている。しかし、こうした副次的な環境便益への過度な期待はREDD+活動を複雑化させ、実施コストを増大させかねない。...

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  • ブータンにおける森林保全のための政策及び環境教育に関する研究

    神前 佳毅 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 4-, 2017

    ...そのために、第一に森林保全を巡る法規制を調査したうえで、第二に森林保全を巡る最初の法律である1969年の森林法制定前後の衛星画像を比較してその変化について識別・分析を行い、第三に国民の森林保全に対する意識を高めるために行われるSocial Forestry Day(社会植樹の日)における実地調査を行うこととする。...

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  • 三国山脈平標山の雪食裸地における夏季の侵食プロセス

    今村 友則 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100126-, 2017

    ...雪食裸地の侵食プロセスについては,土砂災害防止や森林保全を目的に研究が行われてきた。侵食量を定量化する方法として,雪崩堆積物や流出水に含まれる土砂量を測定するのが一般的であるが,侵食量の直接的な算出は困難であった。本研究では,三国山脈平標山の雪食裸地について,SfMを用いて作成したDSMの標高変化値を調査し,雪食裸地に働く夏季の侵食プロセスを考察する。 2....

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  • MIG−seq法による熱帯林樹木の保全遺伝学的研究

    満行 知花, 綱本 良啓, 陶山 佳久 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 699-, 2017

    ...MIG-seq法では、幅広い対象の解析に同じ手法(マーカー)で対応することが可能であり、今後の森林保全遺伝学研究への応用が期待される。</p>...

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  • 木質資源の地域内循環を目指した持続可能な森林管理手法の検討-三重県菰野町の事例-

    廣瀬 裕基, Septaris B. Parhusip, 川田 伸治, 沼本 晋也, 松村 直人 日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 65-, 2017

    ...しかし,近年は間伐等の森林保全施業が停滞しており,森林の有する公益的機能の低下が懸念されている。そのような状況の中で,菰野町は現在,地域産業の活性化を目的とした地域内エネルギー循環システムの構築を目指している。基盤となる地域エネルギーとして,町内の豊富な木質バイオマス資源(間伐未利用材)の活用が計画されており,平成26年度には森林簿を用いた「森林資源有効活用調査」から森林賦存量が推定されている。...

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  • (35)日本企業の対伯直接投資

    山本 長次 經營學論集 87 (0), F35-1-F35-10, 2017

    ...そして現在,日本人・日系人によりトメアスで行われているアグロフォレストリー(森林農業)の取り組みは,この地域をはじめとして,森林保全にかかわる地球環境問題について懸念される中,農業振興と環境保全の両立が図れるものとして,世界的に注目されている。...

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  • 定点画像解析と樹木フェノロジー観測を結びつける

    平野, 祐也 北方森林保全技術 33 24-31, 2016-03-15

    樹木フェノロジー観測は、環境の変化が森林や樹木に与える影響の指標となることから、近年、全国的な規模で行われている。雨龍研究林における樹木フェノロジー観測は1994年に開始され、1998年に一部の観測木に変更があったが、それ以降は現在と同じ12本の観測木で16年間観測が継続されている。2007年には過去9年間の目視による観測データを、気象データと重ね合わせ、開葉・紅葉の時期が気温と関係していること…

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  • 苫小牧研究林における衛星検証サイトの作成

    中路, 達郎, 鷹西, 俊和 北方森林保全技術 33 32-37, 2016-03-15

    人工衛星や航空機による地表の遠隔観測(リモートセンシング)は、森林を取り巻く様々な環境要因の変化やその影響を面的に把握する手法としてこの十~二十年ほどの間に飛躍的に利用されるようになってきた(加藤 2004、久米・大政 2014)。特に人工衛星では、搭載されているセンサーの性能が年々向上しており、日本の人工衛星でも数~十mの高空間分解能の可視-近赤外画像の撮影(AVNIR-2※)や立体構造の計測…

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  • 中川研究林におけるロープを使った林冠アクセス技術について

    竹内, 史郎, 奥田, 篤志, 斉藤, 満, 小林, 真 北方森林保全技術 33 4-23, 2016-03-15

    中川研究林(以下当林)では10年以上前から、ロープアクセス技術を応用した手法を用いて樹木の林冠部にアクセスし、生態学的調査等を行っている。なお、具体的な調査研究事例は以下である。1997年~現在 大型猛禽類の営巣調査 奥田、斉藤ら  2002年 樹木シュートの観測 鈴木 牧  2003年 樹木葉と植食性昆虫幼虫のサンプリング 原 拓史  2005年 林冠気象観測 山ノ内、斉藤ら  2014年 …

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  • 天塩、中川研究林におけるテシオコザクラ、オゼソウの分布調査

    伊藤, 欣也, 高橋, 廣行, 早柏, 慎太郎, 奥田, 篤志, 和田, 克法, 古和田, 四郎, 小池, 義信, 椿本, 勝博, 大岩, 健一, 佐藤, 博和, 宮崎, 徹, 大岩, 真一, 岡, 翼, 菊地, 真也 北方森林保全技術 33 1-3, 2016-03-15

    地球上のある特定の地域にしか生息しない希少な地域固有種の生態について深い知見を得ることは、その生物の保護・保全策を講じる手がかりが得られるばかりでなく、周辺地域の生態系の仕組みを理解する糸口や地域住民の郷土愛、時には経済効果といった複数の恩恵が得られる可能性を秘めている。天塩研究林、中川研究林が位置している北海道北部の蛇紋岩地帯には、おもに崩壊している斜面上を中心にテシオコザクラ(Primur…

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  • 間伐実績に基づく利用可能な森林資源量の推定―三重県菰野町の事例―

    廣瀬 裕基, 川田 伸治, 松村 直人 日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 211-, 2016

    ...三重県菰野町では、森林保全整備を目的に、町内の間伐未利用材を活用した地域内エネルギー循環システムの構築を目指している。町内全域の森林賦存量及び間伐施業範囲内での森林資源量の推定値を算出するために、平成26年度に森林簿データに基づいて推定を行った。同時に、典型的な森林タイプを抽出し、現地での林分調査を行う中で、森林簿データの欠損や未更新箇所が散見され、森林資源量の推定精度の向上が課題となっている。 ...

    DOI

  • 放置年数の異なる森林作業道の路面凹凸とその発生要因

    増田 治美, 篠原 慶規, 久保田 哲也 九州大学農学部演習林報告 96 28-33, 2015-03-30

    近年,森林管理における路網の重要性が見直されてきており,その整備が進みつつある。しかし,作業道において,長期的な路面侵食量やその要因を調べた研究はほとんどない。そこで本研究では,放置された年数や地形条件などが異なる福岡県内の作業道7路線を対象に,各路線で8~25横断面,計101横断面で,路面凹凸を計測し,平均侵食深(d_<ave>)と最大侵食深(d_<max>)を算出した。各路線のd_<ave>…

    DOI 日本農学文献記事索引 HANDLE ほか1件

  • 天然更新によるトドマツ人工林複層林化への試み : 鋸谷式間伐と樹冠下掻起しの実践

    坂井, 励, 吉田, 俊也, 小塚, 力, 高木, 健太郎, 岸田, 治, 片山, 昇, 高橋, 廣行, 浪花, 愛子, 伊藤, 欣也, 実吉, 智香子, 五十嵐, 満, 和田, 克法, 大岩, 敏昭, 永井, 義隆, 古和田, 四郎, 小池, 義信, 椿本, 勝博, 大岩, 健一, 佐藤, 博和, 宮崎, 徹, 大岩, 真一, 岡, 翼 北方森林保全技術 32 1-11, 2015-03-23

    日本の国土の3分の2は森林に覆われ、このうち4割に相当する1,035万haが人工林である。これらは主に針葉樹の苗木を植栽することにより造成されてきた。日本林業は人工林伐採後も再び植栽するというサイクルを構築することで、持続可能な経営を目指している。しかし現状では植栽から50年生の人工林育成まで平均231万円/haの経費がかかり、公的支援なしに林業経営を行うことは困難な状況にある。この育林コストを…

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  • 開放系CO2増加実験(FACE:Free Air CO2 Enrichment)による森林樹木への高濃度CO2の影響評価:札幌実験苗畑の例(2002-2013)

    小池, 孝良, 渡辺, 誠, 渡邊, 陽子, 船田, 良, 佐野, 雄三, 高木, 健太郎, 日浦, 勉, 笹, 賀一郎, 佐藤, 冬樹 北方森林保全技術 32 28-31, 2015-03-23

    樹木は多量の炭素を蓄積する巨大な組織(幹:シンク)をもち、地球上の炭素循環を考える上で重要な植物グループである。光合成作用の結果、固定した炭素から幹を造り光合成器官である葉をより光環境の良い場所へ配置することで自らの環境を変える。また、樹木は近年急上昇している大気CO2濃度など、さまざまな環境変化に順応して生き抜いている。1997年12月に採択された京都議定書への対応もあって、進行する高CO2環…

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  • 文科省SSHプロジェクトへの貢献 : 札幌実験苗畑の事例

    小池, 孝良, 渡辺, 誠, 生方, 信, 佐野, 雄三, 市川, 一, 藤戸, 永志, 上浦, 達哉, 門松, 昌彦, 渡邊, 陽子, 佐藤, 冬樹 北方森林保全技術 32 35-38, 2015-03-23

    SSHとはスーパー・サイエンス・ハイスクールを意味し、文部科学省が将来の国際的な科学技術関係人材を育成するために、先進的な理数教育を実施する高等学校等をSSHとして指定し、学習指導要領によらないカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進,観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を支援している事業である。平成14年度より始まったが、平成25年度から岩見沢農業高校がこの指定を受けた*。なお、同校…

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  • 対流圏オゾンの森林への影響評価に関する研究概要 : 札幌実験苗畑の例

    小池, 孝良, 渡辺, 誠, 星加, 康智, 玉井, 裕, 高木, 健太郎, 市川, 一, 門松, 昌彦, 佐藤, 冬樹 北方森林保全技術 32 32-34, 2015-03-23

    対流圏、特に地表面付近のオゾン(O3)の森林への影響評価に関するモニタリングは、天塩研究林で10年以上行っている。しかし、本稿では操作実験を中心に実施中の札幌研究林・実験苗畑の事例を紹介する。現在、森林圏ステーションによって維持されているブナ・ミズナラ幼木に対する開放系オゾン付加実験を中心に3つの研究が進められている。特に平成26年度採択の科学研究費補助金(基盤Bと挑戦的萌芽)によって、オゾン付…

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  • 和歌山研究林における長期観察林の現況とこれから

    間宮, 渉, 金子, 潔, 揚妻, 直樹, 芦谷, 大太郎, 久保田, 省悟, 鈴木, 清士, 前田, 昌作, 土井, 一夫, 大西, 一弘, 前田, 純 北方森林保全技術 32 20-27, 2015-03-23

    和歌山研究林では森林の長期的な動態を観察するために、11箇所の長期観察林を設定している。本稿では本研究林の長期観察林の現況として、現在行われている調査の一部を紹介する。また、本研究林の長期観察林には区画面積が小さいものや特殊な設定をしているものがある。そのため、次期長期計画に向けて長期観察林の今後の取り扱いに関して検討を行っており、ここに本研究林としての考えを示す。

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  • 長期生態系モニタリングデータについて

    小宮, 圭示 北方森林保全技術 32 15-19, 2015-03-23

    長期生態系モニタリングデータについては、2008年度の年度報告で「長期生態系モニタリングデータの蓄積と利用について-JaLTERの取り組み-」として報告している(小宮ら 2009)。その後5年が経過し、現状と今後について報告する。

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  • 中川研究林におけるアライグマの生息状況調査

    浪花, 彰彦 北方森林保全技術 32 12-14, 2015-03-23

    我が国では、外来種であるアライグマが野生化し、農業等被害の増大や生態系への影響、人に対する衛生被害等が懸念されている。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション中川研究林(以下、「中川研究林」と略す)の周辺町村においても、近年アライグマによる農業等被害額、自治体による捕獲数ともに増加しており、この地域でのアライグマの増加が懸念されている。しかしながら、アライグマの分布拡大を示す…

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  • 三重県多度イヌナシ自生地における絶滅危惧種マメナシの訪花昆虫相

    牧村 郁弥, 鶴田 燃海, 山崎 和久, 向井 譲 保全生態学研究 20 (2), 197-202, 2015

    栽培ナシと近縁なナシ属の野生種マメナシは、愛知県と三重県にのみ分布する東海丘陵要素の植物の一つである。絶滅危惧IB類に指定され、様々な保全活動が進められる一方で、マメナシの更新に必要不可欠な個体間での送粉をどのような送粉者が担っているのかについては、これまで全く調べられていない。そこでマメナシの送粉者を明らかにすることを目的に、三重県桑名市多度町のマメナシの自生地において訪花昆虫相の同定を行った…

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  • カンボジア中央部における森林減少による炭素蓄積変化の将来予測

    松浦 俊也, 倉島 孝行, 宮本 麻子, 佐野 真琴, Gong Hao, Pak Chealy, Leng Chivin, Chann Sophal 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 442-, 2015

    ...シナリオ分析からは、森林保全ゾーニング施策と森林炭素クレジットの住民への利益分配を組み合わせることで、森林減少をある程度抑制して炭素排出を緩和しうることが示唆された。...

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  • 緑地計画分野からみるバイオマス利用

    寺田 徹 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 701-, 2015

    ...本発表では、都市近郊の里山保全とバイオマス利用の事例を紹介し、都市的な要素を踏まえた森林保全やバイオマス利用の在り方に関して議論を行いたい。紹介する事例は、森林経営計画を活用した市民による都市近郊里山の管理(千葉県船橋市)および、薪の需要を活かした地方都市の里山保全(長野県伊那市)の2つとする。...

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  • パラグアイ・チャコ地域における衛星画像を用いた森林バイオマス区分

    高橋 正義, 平田 泰雅, Luis Alberto Vega Isuhuaylas, 佐藤 保, 齊藤 昌宏, Larissa Karina Rejalaga Noguera 日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 835-, 2015

    ...発展途上国などで生じている、森林減少・劣化を抑制することで排出削減と森林保全を図ること(REDD プラス)は温暖化対策の主要な課題の一つであるが、森林の吸収量算定に関する測定や報告などには先進国の技術的支援が求められている。...

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  • 森林生態系の保全を訴える南方熊楠の思想

    橋爪 博幸 桐生大学紀要 26 (0), 43-50, 2015

    ...本論文は,まずこれまで知られていない森林保全を訴える南方の筆による新聞記事を紹介し,次に彼が生涯にわたり自然保護を訴えつづけた背後にある思想の一端を,哲学者プラトンの宇宙観を参考にしつつ解きあかそうとするものである.南方は神社林などで過ごすひとときこそ,『パイドロス』などでプラトンが述べているような古代ギリシアにおいて人々が秘儀に参加し,神々しさに触れる体験がなされたことと同様に,言語などを介せずに...

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  • 野生動物の管理と救護を考える

    伊藤 英之, 須藤 明子, 岸本 真弓, 磯井 達也, 森本 直樹, 和田 晴太郎 日本野生動物医学会誌 19 (3), 69-78, 2014-09-30

    <p>野生動物のうち,有害鳥獣や傷病鳥獣の対象種の選別は,行政機関によりなされるが,その過程には,地域住民の意見,専門家による調査,施策決定がある。施策決定には公益上のバランスが極めて重要であるが,人それぞれ野生動物に関わる立場が異なるため,全員が満足する施策は困難であり,合意形成の場ではそれぞれの歩み寄りが必要になる。また,決定した施策について,内容だけでなく,決定の背景について周知する必要が…

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  • 木質バイオマスのエネルギー利用と森林の保全

    岸 基史, 小川 沙有里 經濟學論叢 65 (3), 379-426, 2014-03-20

    ...本稿では日本における木質バイオマスのエネルギー利用についての歴史を概観した後、近年の木質バイオマス発電事業の展開が森林保全につながる可能性を事例を挙げながら論じる。さらに、日本人が失ってしまった火のある暮らしを取り戻すことが森林保全にも重要であることを述べる。最後に筆者らが室田教授とともに取り組んでいる関西文化学術研究都市内にある里山の保全活動を紹介する。...

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  • 和歌山研究林に関する実習の現状と展望 : 技術系職員の実習への関わり方

    金子, 潔, 揚妻, 直樹 北方森林保全技術 31 17-26, 2014-02-25

    実習(演習)は教員が設定した教育目標を達成するように進められるものであり、当然ながら教員が学生への指導のほとんど一切を引き受ける場合が多い。北大研究林における実習においても同様であり、技術系職員が直接、学生を指導する場面はごく限られている。しかし、工夫次第で技術系職員の技術を活かした実習を組み立てることも可能である。北大研究林には多くの技術職員・林業技能補佐員が所属しているので、こうした技術系職…

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  • 掻起し地に成立したカンバ林の除伐について : 天塩研究林の事例

    実吉, 智香子, 高橋, 廣行, 小塚, 力, 浪花, 愛子, 坂井, 励, 伊藤, 欣也, 林業技能補佐員 北方森林保全技術 31 1-8, 2014-02-25

    天塩研究林は1912年に発足して以来、約22,000haの広大な山林において、天然林を中心とした素材生産事業と伐採跡地や山火事跡地における植林事業を行ってきた(小塚ほか 2011)。これまで約2,300haの更新地が造成され、70年以上を経過した更新地は主伐や間伐の時期を迎えた一方で、天然林は未だ回復途中である。こうした状況から、山火事跡の約80年生の再生二次林のカンバ林も伐採対象とされるように…

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  • GISにおける地図情報処理について : 天塩研究林・中川研究林の事例から

    石田, 亘生 北方森林保全技術 31 9-16, 2014-02-25

    現在、次期長期計画策定の一環として各林においてGIS(Geographic-Information-System)による地図情報整備がすすめられている。北管理部技術班では支援作業としてESRI社 Arc GIS ver.10で天塩研究林の路線データ修正、および中川研究林の林班分割および林班番号の書き換えを行った。今回はそれらの事例について報告するとともに、今後のGIS活用の可能性と課題についての…

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  • 社会心理学理論を基にした野生動物に対する住民意識調査の実施とその検証

    桜井 良, 江成 広斗, 松田 奈帆子, 丸山 哲也 哺乳類科学 54 (2), 219-230, 2014

    野生動物と人との軋轢の問題は,全国の中山間地域で共通の問題となっており,その解決のためには,問題の生態学的側面だけでなく,社会的側面についても理解する必要がある.社会心理学は人々の態度や行動を理解・予測することを目的とした学問であり,米国では野生動物管理の社会的側面(ヒューマン・ディメンション)の研究の発展に大きく貢献してきた.一方,わが国では野生動物管理の分野で社会心理学理論が検証されたことは…

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  • 三重県大台町におけるスギノアカネトラカミキリ被害と立地環境および成長との関係

    長島 啓子, 土田 遼太, 岡本 宏之, 高田 研一, 田中 和博 日本森林学会誌 96 (6), 308-314, 2014

    本研究では三重県大台町の管理不足人工林を対象に,林業適地の抽出を視野に,立地環境分析によってスギノアカネトラカミキリによる材質劣化被害と立地環境,および林地生産力を指標する成長との関係を把握した。スギノアカネトラカミキリの被害程度は現地調査によって樹幹解析用に採取した円板をもとに,元玉,二番玉の製材可能性を基準に判定した。成長の指標には優勢木,介在木の …

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献11件

  • レーザーリモートセンシングの森林生態学への応用

    加藤 顕, 石井 弘明, 榎木 勉, 大澤 晃, 小林 達明, 梅木 清, 佐々木 剛, 松英 恵吾 日本森林学会誌 96 (3), 168-181, 2014

    ...レーザーデータは森林の光・水環境の推定,森林動態の予測,森林保全などといった生態学的研究に応用されてきた。今後は,生理機能の定量化,森林動態の広域・長期モニタリング,森林保全における環境評価手法など,様々な分野での利用拡大が期待される。樹木の形状や林分の現存量を正確に計測できるだけでなく,様々な生態現象を数値的に把握できるようになることを大いに期待したい。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献3件 参考文献143件

  • 木の大切さを伝えよう~森林保全のため私達林科の高校生ができること~

    森林科学科森林資源活用班 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 192-, 2014

    木の町「旭川市」で林業について日々学ぶ私達高校生が、環境保全の観点から、木の大切さを訴える方法として自分たちに何ができるか考え3年前から活動しています。昨年自分達の技術の未熟を痛感したことから、今年度は研修会などに積極的に参加し自分のスキルを上げることに取り組みました。そして、その学んだ技術を活かし、本校見本林の倒木ポプラを活用し、様々な木工製品に加工したり、演習林から切り出した原木から、オリジ…

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  • ニホンジカの樹皮剥ぎによる林分構造の変化-奈良県南西部の冷温帯落葉広葉樹林の事例-

    若山 学, 田中 正臣, 米田 吉宏 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 703-, 2014

    ...【目的】奈良県の伯母子岳地域の学術的に重要な冷温帯落葉広葉樹林においても,ニホンジカの影響が懸念されるため,森林保全を目的に,ニホンジカの樹皮剥ぎによる林分構造の変化を調査した。【方法】2004年3月に調査地を3カ所設定,高さ1.3m以上の樹木にナンバーを施し,胸高直径とニホンジカの樹皮剥ぎを記録,2005年3月まで新たな樹皮剥ぎを調査した。...

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  • REDDプラス実施のための森林炭素モニタリング

    荒木 誠, 平田 泰雅, 佐藤 保 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 764-, 2014

    ...途上国における森林減少・劣化の抑制による排出削減と森林保全(REDDプラス)は温暖化対策の一つとして注目されており、我が国においても主導的に関与していく必要がある。REDDプラスの実施にあたっては、森林の吸排出量算定に関する測定、報告、検証可能な体制が求められ、各国の努力による排出削減量・吸収量を評価するための参照排出レベル/参照レベルを設定する必要がある。...

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  • 中部カンボジアREDDプラス事業計画地内最前線村の生業構造

    倉島 孝行, 松浦 俊也, 宮本 麻子, 佐野 真琴, TITH Bora, CHANN Sophal 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 8-, 2014

    ...炭素クレジット売買から得られる利益を、どういう形でどれだけ地域社会・住民に分配すれば、効果的な森林保全インセンティブを生み出すことができるのか。この点はREDD+事業の成否の鍵を握る重要事項である。しかしながら、一般に途上国では地域住民に関する情報インフラが未発達で、最適な利益分配を実現する上で不可欠となる生業や収入実態に関する基礎データも不足している。...

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  • 「奄美・琉球」世界自然遺産候補地としてのヤンバル森林の諸課題

    芝 正己, Azita Zawawi Ahmad, Janatun Jemali Naim, 知念 良之 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 29-, 2014

    【目的】2013年1月、「奄美・琉球」の世界自然遺産登録暫定リスト記載が政府決定されUNESCOへ提出されたが、より具体的な候補区域(島単位)の提示が求められている。現在、「白神山地」、「屋久島」、「知床」、「小笠原諸島」が世界自然遺産として登録されているが、本報では「奄美・琉球」世界自然遺産候補地の内、特に「沖縄本島」に絞って取組みの概観や課題を議論した。【方法】国内4世界自然遺産の登録前後の…

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  • 千葉県夷隅郡における農林業統計による地域区分と植生分布の関係

    鈴木 重雄 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100237-, 2014

    ...また、1960年、1970年、2000年、2010年実施の農林業センサス求めた林野率、森林保全集落率、共有林野所有集落率、薪炭生産林家率、水田保有販売農家率、水田面積変化率、耕作放棄地保有農家率、農家率、販売農家率、第二種兼業農家率、経営面積1.0 ha未満販売農家率、農家数変化率、農業従事者の平均年齢、農業用排水路保全集落率を主成分分析により、合成しこれをもとに旧町村の類型化を行った。...

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  • パラグアイにおける衛星画像を用いたREDDのための森林区分(II)

    高橋 正義, 平田 泰雅, Luis Alberto Vega Isuhuaylas, 佐藤 保, 齊藤 昌宏, Larissa Karina Rejalaga Noguera 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 267-, 2014

    ...発展途上国などで生じている、森林減少・劣化を抑制することで排出削減と森林保全を図ること(REDD プラス)は温暖化対策の主要な課題の一つであるが、森林の吸収量算定に関する測定や報告などには先進国の技術的支援が求められている。我々はパラグアイにおいて、吸排出量の評価や参照レベルの設定に必要な森林タイプ図の作成をリモートセンシングと地上調査を組み合わせた方法で行うための支援を行っている。...

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  • 関西4府県を対象としたニホンジカの影響による落葉広葉樹林の衰退状況の推定

    藤木 大介, 酒田 真澄美, 芝原 淳, 境 米造, 井上 厳夫 日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 392-, 2014

    関西4府県(兵庫県,京都府,滋賀県,福井県)を対象に,ニホンジカ(以下,シカ)の影響による落葉広葉樹林の衰退程度を県域スケールで評価する手法の汎用性と有効性について検討した。<br> その結果,落葉広葉樹林の衰退程度の指標(shrub-layer decline rank; SDR)とシカの生息密度指標の間には地理的相関があること,SDRの悪化に伴い,他の多くの森林の衰退を指標する要素も悪化し…

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  • 森林表土を用いた緑化における表土採取場所よる土壌侵食量の違い

    岩崎 貴大, 篠原 慶規, 大谷 荘平, 久保田 哲也 九州大学農学部演習林報告 94 18-22, 2013-05-17

    林道法面などにおいて緑化を行う際, 近年, 外来植物種子に代わり, 森林表土が緑化の材料として使われるようになってきた。森林表土を用いて緑化を行うと, 様々な種類の草本類・木本類が入り混じって生育することから, 外来緑化植物と比較した場合, もしくは異なる森林表土間で, 土壌侵食量は大きく異なる可能性がある。本研究では, …

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  • 特集「シカの採食圧による植生被害防除と回復」

    芝原 淳, 境 米造, 井上 厳夫, 安藤 正規 日本緑化工学会誌 39 (3), 389-394, 2013

    ニホンジカ(以下,シカ)による森林被害の都道府県域の広域モニタリング手法として,京都府において,落葉広葉樹林における下層植生衰退度(Shrub-layer decline rank ,以下,SDR)調査を実施した。併せて,人工林における被害分布を広域にモニタリングする手法の開発を目指し,京都府全域を対象にヒノキ林およびスギ林において剥皮被害(以下,剥皮)の調査を実施した。京都府内において,SDR…

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献1件

  • パラグアイにおける衛星画像を用いたREDDのための森林区分

    高橋 正義, 平田 泰雅, ベガ・イスワイラス ルイス・アルベルト, 佐藤 保, 齊藤 昌宏, ラリサ・カリナ レハラガ・ノゲラ 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 642-, 2013

    ...発展途上国などで生じている、森林減少・劣化を抑制することで排出削減と森林保全を図ること(REDD プラス)は温暖化対策の主要な課題の一つである。しかし、森林減少や劣化が生じている発展途上国の多くは、森林の吸収量算定に関する測定や報告、排出削減量や吸収量を評価するための参照レベルを得るための技術レベルが十分ではない。...

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  • 枝条被覆による森林作業道からの土砂移動抑制効果

    宮前 崇, 小川 泰浩, 渡邊 悦夫 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 563-, 2013

    森林・林業再生プランに基づく新たな森林作業道が森林内の土砂移動現象に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、森林作業道の開設と列状間伐が施行された花崗岩地質の森林において、開設された森林作業道の枝条被覆を施した路面からの流出土砂量を横断溝出口にて計測した。また、常水のある小流域出口において流出土砂量と流出水量、降雨量を計測した。その結果、森林作業道の横断溝からの流出土砂量は、枝条被覆の無い路面…

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  • ネパールにおける家庭用バイオガス装置の導入が生計と森林資源利用に与える影響

    伊藤 香純, 畑山 昌平, Narayan P. Geywali, Gore K. Sangat 日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 90-, 2013

    ...研究背景と目的<br>開発途上国において、家畜糞尿から発生するメタンガスを調理用コンロやガス灯に用いる家庭用バイオガス装置は、薪炭材の代替品としてのみならず、森林資源利用量の削減による森林保全や、残渣を用いた有機栽培による農業の活性化・所得増等の生計向上への貢献が期待されている。...

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  • 特集「シカの採食圧による植生被害防除と回復」

    藤木 大介, 酒田 真澄美, 芝原 淳, 境 米造, 井上 厳夫 日本緑化工学会誌 39 (3), 374-380, 2013

    関西4 府県(兵庫県,京都府,滋賀県,福井県)を対象に,ニホンジカ(以下,シカ)の影響による落葉広葉樹林の衰退程度を県域スケールで評価する手法<SUP>8)</SUP>の汎用性と有効性について検討した。その結果,落葉広葉樹林の衰退程度の指標 (shrub-layer decline rank; SDR) とシカの生息密度指標の間には地理的相関があること,SDR …

    DOI 被引用文献1件 参考文献5件

  • 九州における主要なスギ在来品種のクローン識別および遺伝的類似性の評価

    松井 由佳里, 家入 龍二, 森口 喜成, 松本 麻子, 高橋 誠, 津村 義彦 日本森林学会誌 95 (4), 220-226, 2013

    近年, DNA分析により, 九州地方のスギ在来品種は一つの品種が複数のクローンで構成されていることが明らかとなったが, 在来品種間や在来品種内-遺伝子型間の遺伝的な類似性に関する研究は未だ行われていない。そこで, 九州の主要な挿し木品種を対象に, マイクロサテライト (SSR) マーカーを用いたクローン識別および遺伝的類似性の評価を行った。9遺伝子座の核SSRマーカーを使用したクローン識別の結果…

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献8件

  • <b>社</b>会調査と<b>衛星画像解析の補完的利用によるバングラデシュ・テクナフ半島の森林消失要因の分</b><b>析 </b>

    坂本 麻衣子, 谷 正和, 森山 雅雄 環境情報科学論文集 ceis27 (0), 79-84, 2013

    バングラデシュのテクナフ半島では,過剰な森林伐採が行われている。本研究では,森林消失の要因の1 つとして考えられるキンマ栽培に着目し,森林消失を軽減するための実効性のある対策について検討するために,対象地域の住民の個人属性や環境に対する意識を調査し,キンマ栽培の選択と関連のある世帯属性の分析およびその普及過程を分析する。さらに,衛星画像を用いて,分析結果を検証する。これより,キンマ栽培を行う世帯…

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  • 照査法試験の現状と今後の展開

    奥田, 篤志, 中村, 誠宏 北方森林保全技術 30 13-18, 2012-11-30

    照査法とは19世紀後半に、フランスのギュルノー、スイスのビオレイらによって提唱された森林の施業方法で、「森林の正確な観察に基づいて、持続的に最高の生産力を発揮できる状態に導く集約的な施業」と要約されている。具体的には、伐採する前に伐採の対象となる区域の毎木調査により前回の伐採後からの生長量や林分構造などを比較し、林分がどのように変化したかを把握したうえで生長量や林分構造から次の生長を予測して、生…

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  • アカエゾマツ造林地の間伐方法の検討 : 針広混交林を目指して

    早柏, 慎太郎, 吉田, 俊也 北方森林保全技術 30 1-5, 2012-11-30

    近年、林業従事者の高齢化・減少のため北海道でも保育作業が遅れている造林地が多くある。このような森林の取り扱いは大きな課題であるが、今後、保育作業を行うにあたっては、多くの生態系機能へのニーズに対応した施業を行っていく必要がある。ここでは、雨龍研究林のアカエゾマツ造林地を、自然に侵入してきた広葉樹との混交林として育てていくことを目的とした間伐について報告する。混交林は、単一樹種のみの森林に比べて気…

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  • マツ種子の豊凶が針葉樹林帯に棲む野ネズミの個体数動態に与える影響

    浪花, 愛子, 実吉, 智香子, 伊藤, 欣也, 高橋, 廣行, 小塚, 力, 坂井, 励, 谷口, ミエ子, 五十嵐, チカ子, 千葉, 史穂, 秋山, 洋子, 五十嵐, 満, 和田, 克法, 大岩, 敏昭, 永井, 義隆, 古和田, 四郎, 小池, 義信, 椿本, 勝博, 大岩, 健一, 佐藤, 博和, 岸田, 治, 高木, 健太郎 北方森林保全技術 30 6-12, 2012-11-30

    古くからネズミの個体数は、年によって大きく変動することが知られてきた。ネズミの個体数変動メカニズムの解明は、個体群生態学における伝統的な課題であるとともに、森林の保全管理においても重要視されてきた課題である。なぜならネズミは良い意味でも悪い意味でも、森林の動植物と密接な関わりを持つからである。例えば、ネズミはフクロウやキツネなど森林にすむ肉食動物の餌となる(松岡 1977、三沢 …

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  • 苫小牧研究林の一般公開に関する現状と課題

    杉山, 弘, 石井, 正, 小宮, 圭示, 鷹西, 俊和, 奥山, 悟, 及川, 幸雄, 三好, 等, 汲川, 正次, 佐藤, 智明, 松岡, 雄一, 中路, 達郎, 日浦, 勉 北方森林保全技術 30 19-24, 2012-11-30

    研究林では小学校や社会人に対し、公開講座や見学会等を行う機会が多くなってきている。この背景には2003年に「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」が公布され、環境教育に力を注ぐことが求められているからである。大学における環境教育は、地域貢献という形で行われている事例が多く、そのため「研究林や植物園などの緑地」が自然体験の場として再評価されつつある(鈴木ら,2010)。北大研…

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  • 火による森林保全 : 北米イエローストーン大火災1988以降の森林火災観と対火災施策の変化

    村上 公久 聖学院大学論叢 = The Journal of Seigakuin University 第25巻 (第1号), 117-141, 2012-11

    ...「直ちに消火」が「火を利用する森林保全」に変わった一つの大きな節目に,1988年イエローストーン国立公園で発生した大森林火災を始め同年の一連の大規模火災の際に国立公園管理当局や山林庁が選択した「消火することを最優先とはしない」森林生態学に基づいた新しい決断がある。本試論は「直ちに消火」から,「火を利用する」へと転換したアメリカ合衆国における林野火災への対応の変遷を環境保全の観点から考察する。...

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