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検索結果 118 件

  • 1 / 1

  • 日本政府の基本的人権に関する認識ー国連人権規約委員会による質問への回答からー

    小川 賢治, OGAWA Kenji 人間文化研究 (49) 61-110, 2022-11-30

    ...要旨 日本政府は基本的人権に関して国連人権規約委員会が求めているよう な適切な認識を持っていない。国連人権規約委員会は日本政府に対して, 数度にわたって基本的人権の実現に努めるよう求めてきたが,日本政府 は必ずしもその期待にこたえていない。国連人権規約委員会が日本政府 に求めているのは,死刑制度を廃止し,難民の処遇を改善し,女性の社 会的地位の向上を図ることなどである。...

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  • 死の顕現化が量刑判断および死刑制度に対する態度に及ぼす影響

    綿村 英一郎, 法 卉 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PE-010-PE-010, 2020-09-08

    ...同時に,死刑制度に対しては(質問そのものが死の顕現化操作にもなるという関係にあるが,直接的には)ポジティブな態度を強めると考えられる(予測2)。大学生153名(MS操作群78名,統制群75名)を対象に質問紙実験を行った結果,予測1および予測2の一部が支持された。MS操作が刑事裁判の手続きに含まれうる蓋然性を考慮すれば,裁判における諸々の判断に対する影響について調べる必要性があると考察した。</p>...

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  • 死刑など重刑をめぐるインド仏教の諸見解

    杉木 恒彦 印度學佛教學研究 68 (3), 1169-1175, 2020-03-25

    ...</p><p>インド仏教の刑罰論は,不殺生に加え,刑罰の目的と効果,王と受刑者の業の状態,刑を執行する際の王と受刑者の心理状態をめぐる論点を含んでいる.上記文献が説く刑罰観を大きく3つに分類することができる.(1)王は死刑を含む刑罰を執行できる.死刑は受刑者自身の業の報いとして生じる.ここでは刑を執行する王の業の問題は議論されない.(2)王は死刑と重度の身体刑を除く刑を執行できる.死刑などの重刑は殺生...

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  • <論説>清代の「里程配流」 --五軍道里表の改訂をめぐって--

    キム ハンバク 史林 102 (5), 689-722, 2019-09-30

    ...流刑・充軍・発遣を主とする清代の配流刑は、死刑より一等下位の重刑として機能していた。そのうち流刑と充軍に処された配流犯の配所を定めるツールである道里表は、配流距離に応じて罪人を流す清代特有の「里程配流」の構想を具現するものとして注目に値する。...

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  • 萩原朔太郎『月に吠える』と戦争

    安 智史 日本近代文学 98 (0), 146-161, 2018-05-15

    ...<p>萩原朔太郎の、初期短歌時代から第一詩集『月に吠える』期にいたる詩歌に登場する、ピストル、銃殺刑、電流死刑等の表象を、彼の生前未発表ノートなどとともに分析し、それらの根柢に、国家暴力としての大逆事件や、日露戦争から第一次世界大戦にいたる二十世紀戦争への同時代的な認識が秘められていたこと。...

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  • 「逆徒」の遡及的形成

    堀井 一摩 日本近代文学 96 (0), 49-61, 2017-05-15

    ...「逆徒」は、被告の心理表象を通して、死刑判決に先立って「信念」をもった無政府主義者が存在したのではなく、被告を無政府主義者と認定し死刑判決を下す行為こそが無政府主義者を遡及的に生み出したという司法権力の行為遂行性を可視化している。</p>...

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  • 脳科学・神経科学と少年の刑事責任

    本庄 武 犯罪社会学研究 42 (0), 33-49, 2017

    ...少年の刑事責任の低減を示す脳科学の知見は,アメリカの判例に積極的に取り入れられ,少年に対 する死刑の廃止や仮釈放のない終身刑の大幅な制限をもたらしている.この背景には,法学者と科学 者の活発な共同研究,大規模な共同研究を支援する体制,経験科学の知見を司法に導入することに対 する裁判所の寛容な姿勢があると考えられる.脳科学の知見は,現在各州で少年に対する厳罰化を抑 制する立法を後押ししており,将来的に...

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  • 死刑制度合憲判決の「時代と環境」

    櫻井 悟史 犯罪社会学研究 42 (0), 91-105, 2017

    ...本稿では,なぜ日本死刑を存置し続けるのかという問いについて検討する.特に1948年3月12日 の最高裁判所での新憲法下における死刑制度合憲判決に着眼し,当時の死刑/絞首刑と「残虐」観が いかなる関係にあったのかについて,占領期という歴史的・社会的背景(=「時代と環境」)から読み 解くことを目的とする.  ...

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  • 明治前期の監獄における規律の導入と展開

    児玉 圭司 法制史研究 64 (0), 1-57,en3, 2015-03-30

    ...<br> 本稿ではまず、日本における死刑の不可視化と、身体刑から自由刑への完全な切り替えが、いずれも一八八二年の旧刑法施行によって達成されたことを明らかにした。<br> 監獄の規律に関する最初の変化は、一八七三年以降にあらわれる。その内容は、以前と比べて、受刑者の生活や行動に関するルールが厳格化されるというものであった。...

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  • 萩原恭次郎・岡田龍夫『死刑宣告』論

    小泉 京美 日本近代文学 92 (0), 17-32, 2015

    ...<p>記号活字やリノカットを駆使して視覚性を強調した萩原恭次郎の『死刑宣告』(長隆舎、一九二五年)は、これまで詩的言語の言語(symbol)から図像(icon)への移行を示す記念碑的詩集として捉えられてきた。...

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  • 哲学者の英雄化

    近藤 和貴 年報政治学 66 (2), 2_212-2_235, 2015

    ...先行研究では, ソクラテスがこの箇所で無罪判決を目指したのか, それとも死刑をかえりみず哲学的真理を提示したのかという点で解釈は分かれるものの, 哲学と政治の懸隔ゆえに彼が民衆から理解されず処刑されたとする見解はほぼ共有されている。これに対して本稿では, ソクラテスは都市の伝統的価値観を活用することによって自己の英雄化をはかっていると主張する。...

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  • L’abolition de l’exécution publique de la peine capitale au Japon moderne

    FUKUDA Maki NU ideas 3 (1), 23-31, 2014-11

    ...今日、日本国民の大半は死刑を支持している。その背景のひとつは、この刑罰が秘密裏に執行されることにある。しかし、日本国民は一般的死刑の問題に無関心であり、死刑それ自体についても、ほとんど何も知らない。一方の政府は、秘密主義は受刑者の心の平穏のためであり、国民が公開処刑を拒否した結果だとして、死刑執行にかんする情報を。受刑者本人やその家族にさえ隠している。死刑を隠すことは人道的なのだろうか。...

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  • 和歌山カレーヒ素事件鑑定資料の軽元素組成の解析

    河合 潤 X線分析の進歩 44 (0), 165-184, 2013-03-31

    ...<p>1998年(平成10年)7月25日和歌山市の夏祭りのカレーに紙コップで亜ヒ酸が混ぜられた事件の裁判において,中井鑑定に用いられた蛍光X線スペクトル生データを解析し直した.中井鑑定は重元素(Mo, Sn, Sb, Bi)のパターンで鑑定資料1~7が同一起源であることを証明したが,鑑定で無視された軽元素(Fe, Zn, Mo, Ba, As)のパターンを比較したところ,死刑囚宅から発見されたヒ素(...

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  • 刑法学は,なぜ,刑務所を語らなくなったか (課題研究 刑罰としての拘禁の意味を問い返す)

    内田 博文 犯罪社会学研究 37 (0), 24-39, 2012

    ...「社会による赦し」という刑罰の意義をも踏まえて,「公刑罰の論理」に基づいて,死刑を含む「残虐な刑罰」を法定刑および量刑において回避するととともに,「受刑者も市民ないし国民である」として,刑務所を「廃棄物処理場」にではなく「リサイクル」施設にしていくこと,そして,「刑務所の社会化」を進めていくことは,日本国憲法に基づく,国だけではなく社会の側の責務でもある.それを法定刑,量刑,行刑・更生保護の場面を通...

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  • 誰が死刑を望むのか

    藤田 真利子 哲学 2010 (61), 25-33_L3, 2010

    Le but de cet article est de présenter certaines perspectives pour le débat public sur la peine de mort en vue de l'abolition.<br>Au début, pour préparer la base de la discussion, j'ai revu le …

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  • 死刑存廃論を巡る最近の動向

    川本, 哲郎 産大法学 42 (3), 361-379, 2008-11

    ...一、はじめに 二、日本の現状 (一)世論調査 (二)死刑執行の現状 (三)判例の動向 三、裁判員制度と死刑 四、死刑廃止に向けての提案―日本弁護士連合会と死刑廃止議員連盟 五、世界の動向 六、おわりに...

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  • 死は償いか

    岡本 由実子 国際情報研究 5 (1), 2-11, 2008

    Many literary works left behind by condemned criminals have been found to be incredibly thought-provoking and moving. Yoshiki Sumitama’s tanka (a form of Japanese poem) anthology, “A Deadly Sin,” is …

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  • 比較的視点による日本の刑罰 (課題研究 グローバル化する厳罰化ポピュリズムとその対策)

    ジョンソン デイビッド・T 犯罪社会学研究 33 (0), 46-66, 2008

    ...the front)」が少なくとも重要な要因であると考えられる.将来的に,死刑廃止を求める国際基準の影響を受けて,(明治時代のはじまりから30年間に死刑執行が97%も落ち込んだように)日本死刑の適用を縮減するのか,または,日本の歴史上顕著に見られる別の傾向,すなわち他の民主国家からの普遍化の要求(universalistic claims)を無視するという傾向のほうに従って,死刑が維持されていくのか...

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  • 内観した死刑囚とその最期

    塩崎 伊知朗 内観研究 13 (1), 79-86, 2007-04-15

    ...<p> 内観によって更生し、静かな最期を迎えたある死刑囚について、刑務所内でその指導に当たった中内和一氏の証言を中心に報告する。</p>...

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  • 精神障害と死刑 (京都産業大学法学会四十周年記念論集)

    川本, 哲郎 産大法学 40 (3/4), 392-421, 2007-03

    ...一.はじめに 二.我が国とアメリカ合衆国における死刑の実態 (一)アメリカ合衆国 (二)日本 (三)国際的動向 三.精神障害者の死刑 (一)知的障害と犯罪 (二)知的障害 (三)死刑の執行停止 四.死刑確定者の処遇 (一)刑事施設内の精神医療 (二)死刑確定者に対する精神医療 五.おわりに...

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  • 情動的メッセージと反すう思考による説得効果

    具志堅 伸隆, 唐沢 かおり 実験社会心理学研究 46 (1), 40-52, 2007

    ...大学生277名が情動的なエピソードによって死刑制度の必要性を訴える情動的メッセージ,あるいは客観的な報告によってこれを訴える客観的メッセージを提示された。その後,実験参加者は態度評定に先立って,死刑制度に対する考えを記述するか(反すう思考群),死刑制度と無関連な事柄について記述するか(反すう妨害群),あるいは直ちに態度評定を行った(直後評定群)。...

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  • シンポジウム「司法における差別 ―ハンセン病問題と藤本事件―」

    平井, 佐和子 西南学院大学法学論集 38 (1), 87-111, 2005-07

    ...「逆恨み」という文脈のもとで、当然のように藤本氏の犯行だととらえられ、五回の公判ののち、一九五三年八月二九日、熊本地裁は死刑判決を言い渡した。この事件の特異性は、療養所内に設置された特別法廷で出張裁判が行われ、被告人は裁判所構内の通常の法廷に一度も立つことなく、死刑判決が言い渡され、そして死刑が執行されたということにある。...

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  • 2) 「正法念処経」が描く抜歯・抜舌について

    "竹原,直通" 日本歯科医史学会会誌 25 (4), 222-229, 2004-09-30

    ..."古代インドにおける地獄観の集大成ともいうべき仏教典,「正法念処経」に述べられた抜歯・抜舌の記載について検討した.その結果,古代インドの抜舌刑が晒刑=死刑の一種であった事,またその健康観=病気観は,三世にわたる因果応報理論に基づいていることについて考察した."...

    NDLデジタルコレクション 医中誌 被引用文献1件 参考文献15件

  • Nurnberger Prozesse und Tokioter Prozess : ein Vergleich

    芝, 健介 東京女子大学比較文化研究所紀要 62 67-88, 2001

    ...すでに1985年の40周年特集号で同誌は、カイテルやリッベントロップ、フリック等、死刑判決を受けた被告の、刑執行直後の遺体写真をセンセーショナルにとりあげ、「時代の犠牲者」というメッセージを暗示していた。...

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  • 復讐の暴力、和解の暴力

    鵜飼 哲 法社会学 2001 (54), 13-26,258, 2001

    La pensée juridique moderne exclut la vengeance hors de l'espace regi par la loi. Mais Nietzsche soutient que la vengeance est la première structure sociale qui permet de stabiliser le rapport entre …

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  • 資料 死別体験後の悲嘆反応と対処行動―探索的検討―

    富田, 拓郎, 瀬戸, 正弘, 鏡, 直子, 上里, 一郎 カウンセリング研究 33 (1), 48-56, 2000-02

    ...本研究の目的は52人の成人を対象に、死刑による悲嘆反応と対処行動について検討することであった。悲嘆反応と対処行動について、自由記述の質問紙を用いて検討し、同時にSTAIのT-formを実施した。はじめに心理的反応を、心理的ショックや否認、抑うつと悲しみ、怒り、不安、罪悪感、亡くした人のイメージや想起、受容、その他の8つのカテゴリーに分類した。...

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  • 『七死刑囚物語』をめぐって

    田村 欽一 日本文学 29 (10), 24-34, 1980

    We have a lot of studies on the influence of Taigyaku Affair upon Japanese modern literature, for example Shigeo Moriyama's recent work Taigyaku Affair and Men of Letters, in which he followed an …

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  • 九州大学新聞

    九州大学新聞 490 1963-04-15

    ...がポスター規制/下鶴教授(理)ハワイへ 日米共同地震研究のため/四月十三日から開幕 九州六大学春季リーグ戦/施設めぐり(11) 医学部附属看護婦学校 「実習の合理化を第一に」 改善に努力する学生達(あ)/学園だより 大管法闘争で処分 京都大学/学園だより 女子寮新築が決まる 和歌山大学/学園だより 生協、給与でもめる 中央大学/改憲の争点(5) 基本的人権Ⅱ 自由権的基本権を中心にして 論議の多い死刑...

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  • 九州大学新聞

    九州大学新聞 284 1949-05-15

    ...(全日本学生自治会総連合 中央闘争委員会)/波紋/おことわり/政治ビラを禁止 閣議決定/青年戦線の統一へ 民主青年団結成大会 綱領/論説 組織を強化せよ/憲法など七科目 司法科の高文試験/予算大幅削減 本学採用四〇名 育英資金/宣誓式/民自党の立憲的独裁(今中次麿)/護憲運動のために 憲法改正の焦点(林田和博)/海外ニュース 日本の警察力強化 教育のすゝむ解放満州 金華青年会議五月四日開講 朝鮮民青同代表...

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