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検索結果 333 件

  • 福井県で水揚げされた雌雄間性のズワイガニ

    角田 啓斗, 山野 仁司, 豊田 賢治 水生動物 2023 (0), AA2023-23-, 2023-11-27

    Many morphological abnormalities have been reported in crab species, including intersexual or gynandromorphic individuals with both male and female traits and morphological deformities of the …

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  • 近赤外分光法を用いたキタムラサキウニ生殖巣重量および生殖巣指数の非破壊評価

    木村 優輝, 木宮 隆, 吉田 周平, 伊藤 瑞姫, 保科 由智恵, 西川 正純 日本食品科学工学会誌 70 (10), 495-503, 2023-10-15

    ...</p> <p>試料は, 2021年および2022年に宮城県石巻市または女川町で水揚げされたキタムラサキウニ216個体を用いた. 得られた近赤外吸収スペクトルを主成分分析で解析したところ, 2次微分処理を行ったスペクトルの第1主成分の寄与率は90 %であり, そのローディングベクトルでは, 主に脂質の吸収帯である930 nm付近に負のピークが観察された....

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  • 深層学習を用いたアジとサバの姿勢の正規化

    松尾 悠人, 志久 修, 手島 裕詞 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2023 (0), 260-260, 2023-08-31

    ...<p>アジ類とサバ類は多獲性魚類と呼ばれ一度に大量に水揚げされる.アジ類にはマアジ,マルアジ等,サバ類にはマサバとゴマサバ等が含まれており,それぞれ非常に類似している.魚市場では水揚げされた魚を手作業で仕分けており,大量の魚を捌く体力と類似魚を見分ける熟練度が要求される.そのため水揚げされた魚を類似魚種も含めて自動選別する技術が求められている.本研究では類似魚の認識を目指し,魚体の模様の位置ずれを吸収...

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  • Deticを用いた魚類検出のためのデータセット構築

    益本, 英明, 長谷川, 達人, 仲野, 大地, 渡慶次, 力 マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2023論文集 2023 1227-1232, 2023-06-28

    ...近年,深層学習を用いた物体検出が急速な発展を遂げており,それに伴って様々な分野において物体検出の利活用が行われている.そのうちの一つに漁港で水揚げされた魚類の検出があり,物体検出による魚体長検出および魚種判別の自動化が模索されている.魚類の物体検出を行う場合,大規模データセットに魚類のデータが少ないことによって,事前学習された学習済みモデルをそのまま使用すると精度が不十分であることや,詳細な判別が行...

    情報処理学会

  • イワシ棒受網漁業の水揚げ物の多様度が選別作業時間に与える影響

    吉田 侑矢, 江幡 恵吾, 新町 利昭 日本水産工学会誌 59 (3), 171-178, 2023-02-15

    ...<p>イワシ棒受網漁業の水揚げ量と種組成が選別作業時間に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。阿久根漁港において各漁船の選別開始・終了時刻と選別作業人数を記録した。北さつま漁協の水揚げ伝票から調査対象船の魚種およびサイズ別の水揚げ量を解析し,水揚げ物組成をシンプソン指数で示した。...

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  • 廃棄海藻の有効利用を目的とした再生紙の開発

    三好 真千, 松家 里穂 土木学会論文集 79 (18), n/a-, 2023

    ...<p> 従来,わが国では水揚げされた魚介類は品質が低い,採算ベースに乗らないなど理由がある場合は流通されず,大部分が廃棄されている.養殖アオノリにおいても等級が低いと焼却処分されており,有益な活用技術はほとんど確立されていない.本研究では,廃棄アオノリを有効利用するため,再生紙を製作し,試験紙の力学特性,インクの浸透性,表面の色の特徴を明らかにすることを目的とした....

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 深海性低・未利用魚介類を題材とした小学生対象の食育媒体の評価

    大富 あき子, 井野 睦美, 大富 潤 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 147-, 2023

    ...<p>【目的】漁業の現場では,漁獲されても水揚げされることなく海上投棄される未利用の魚介類の存在が問題となっている。美味であっても認知度が低く流通しないためである。「魚離れ」が言われて久しいが,繰り返しの周知が魚介類の認知度向上や興味の喚起に有効なことを筆者らは明らかにしている。...

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  • 福島県産マアナゴのサイズによる各種調理品の品質の相違

    谷口 明日香, 橋本 加奈子, 重村 泰毅, 細川 恵, 世古 卓也, 神山 龍太郎, 石原 賢司, 小林 理恵 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 84-, 2023

    ...<p>【目的】未だ続く福島県産水産物に対する風評影響を払拭し,消費者の購買意欲を促すため,福島県で水揚げされるマアナゴのサイズ別調理用途の提案を目指して,サイズごとの特性の解明に取り組んでいる。市場価値が高い300~500 gのマアナゴに加え,これより大型,小型サイズも含め,サイズの相違による調理品の品質への影響を官能評価及び成分分析から追究した。...

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  • PointNet を用いたアジとサバの認識

    南里 絢花, 志久 修, 手島 裕詞 画像電子学会研究会講演予稿 22.03 (0), 43-48, 2023

    ...現在,魚市場では水揚げ後に魚種の選別が手作業で行われている.選別作業は重労働のため,自動化が求められている.これまで,カラー画像を用いて認識する手法や魚にレーザー光を照射した画像を用いて認識する手法が提案されているが,魚全体の3次元形状を考慮した認識手法はまだない.そこで,本研究では,魚全体の3次元形状を点群で表し,Z 軸周りのみに回転を制限した PointNet を用いてアジとサバを認識する手法を...

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  • 水産資源管理に向けたMask R-CNNによるFew-shot魚体長認識

    長谷川, 達人, 田中, 基貴 情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS) 12 (2), 38-48, 2022-05-31

    ...2018年に本国において70年ぶりの漁業法の一部改正が決定された.新漁業法の主な目的は,水産資源の持続的な利用を確保し漁業生産力を発展させることとされている.この目的の達成には,操業や水揚げ等の情報を用いた資源調査を行い,科学的な知見に基づいた客観的な指標により資源評価を行い,評価結果に基づく指標に従った資源管理を行うことが重要である.一方,漁獲した尾数や,魚種,魚体長といった資源評価に必要な基礎情報...

    情報処理学会

  • ワカシの季節的成分変化及び加工原料化に関する研究

    垂水, 裕樹, 紺野, 智太, 鈴木, 花, 三浦, 悟 宮城県水産研究報告 (22) 37-45, 2022-03

    ...1)魚体測定及び一般成分分析の結果では,水揚げ盛期である6月から10月は粗脂肪割合が非常に低く,水分・粗タンパク・粗脂肪・灰分の割合に大きな季節的変化はみられなかった。また,同程度の魚体サイズの水揚げが継続することから,この時期のワカシは品質面でも安定的で加工原料向きであると考えられた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 漁業者とのデザイン実践と「良き仕事としてのデザイン」への示唆

    安井 重哉 日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 (0), 102-, 2022

    ...石垣島は、品質の高いマグロを市場に届けることができる利点があるが、従来は漁船ごとの位置や漁獲の情報が共有されていないことから、複数の漁船が同時に入港し、水揚げが重なることによる魚価の下落や、作業の滞りが生じることによる品質の低下を招くことがあった。...

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  • 新潟県の家庭料理 地域の特徴

    太田 優子, 立山 千草, 佐藤 恵美子, 山口 智子, 松田 トミ子, 伊藤 知子, 伊藤 直子, 渡邊 智子, 玉木 有子, 山田 チヨ, 長谷川 千賀子, 小谷 スミ子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 33 (0), 190-, 2022

    ...上越地域では、水揚げされたサメで「サメの煮つけ」を、山菜の収穫時期には根曲がり竹と酒粕による「若竹汁」や、笹の葉にすし飯と山菜等をのせた「笹ずし」を楽しむ。柏崎地域の海岸部ではイカに糯米を入れた「いかず巻き」を、山間部では米粉の「おやき」を食す。魚沼地域でも米粉の「あんぼ」や、麹の漬物「きっこうし漬け」を作る。小千谷地区の「へぎそば」は、糸紡ぎ用の布海苔をつなぎに用い祝儀に必ず食す。...

    DOI

  • フィールド観測とGPSによる漁場利用調査の実践

    松井 歩, 崎田 誠志郎, 佐川 正人 日本地理学会発表要旨集 2022a (0), 110-, 2022

    ...</p><p> 本報告が事例とするナマコ資源は1980年代以降,中国における需要の高まりをうけ,資源の開発が世界中で急速に進展した.結果として資源の過剰利用や枯渇が相次ぎ,持続可能な資源利用および管理が問題化されている.日本においても,国内漁業の縮小がすすむなか,中国市場の需要をうけるナマコ漁業の活況が続いている.特に本報告で取り上げる北海道,特に南部日本海側において水揚げされるナマコは審美性の観点...

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  • 魚食材,そしてバレニン供給源としてのマンダイの特性

    川端 康之亮, 茂木 誠司, 澤田 亮, 那花 友莉恵 Functional Food Research 17 (0), 50-55, 2021-09-12

    ...</p><p>株式会社極洋の取り扱い魚種であるマンダイ(別名アカマンボウ)は主にマグロの混獲魚として水揚げされ,その身質もマグロに似ており古くから食されてきたが,近年の研究によりイミダゾールジペプチドの1 種であるバレニンを高含有することが見い出された.しかし畜肉や鰹鮪に含まれるカルノシン,アンセリンと比べ,バレニンはマイナーな存在であり,その研究は進んでいない.そこでマンダイがバレニン研究において...

    DOI 医中誌

  • 沖縄島沿岸域におけるメアジ<i>Selar crumenophthalmus</i>の生活史特性

    上原 匡人, 辻 拓夢, 太田 格, 海老沢 明彦, 立原 一憲 水産海洋研究 85 (3), 153-163, 2021-08-25

    ...歳で,雌雄の成長に差は認められなかった.本種の小型個体[8–9 cm fork length (FL)]は,7月に出現し始め,経月的に成長した後,孵化後1年で19–24 cm FLに達した.本種は,この頃に魚食性を強め,雌の約8割が成熟した.産卵期は,7–9月を盛期とする4–10月であり,平均孕卵数が10.9万粒と推定された.沖縄島沿岸域では,本種は主に定置網で漁獲され,8–12月にかけて小型群が水揚...

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  • 地方都市銚子市における交通死亡事故に関する考察

    嶋村, 宗正, SHIMAMURA, Munemasa 千葉科学大学紀要 (14) 47-58, 2021-03-28

    ...しかし、水揚げ量日本1の漁港を持ち、生鮮食品の生産地としてそれらの荷を運ぶ物流は従来同様重要な役割を担っている一方物流の中心をなす自動車交通において人口1万人あたりの死者数が全国平均よりも高い値になっていることが多い千葉県54市町村の人口構成社会経済面車両数などをもとに死亡事故の発生率を説明するモデルを探ったところ銚子市における人口減少高齢層の人口構成率の高さ、さらに人口あたりの車両数の多さなどが死亡事故率...

    機関リポジトリ

  • 未利用魚を巡る現状と課題

    佐々木 俊介, 渡辺 浩平, 酒井 悠衣 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 32 (0), 53-, 2021

    ...<p>漁獲されたものの中には、水揚げされることなく廃棄されるものや、水揚げされたとしても市場に出回らずに廃棄されるものが存在しており、このような魚は未利用魚と呼ばれている。未利用魚の利活用は、水産業の活性化とともに、水産資源の効果的な利用、広い意味での食品ロスの削減、食文化の多様性の確保、命を大切にする教育など、様々な分野への効果が期待される。...

    DOI

  • 働き方改革に向けた漁港・市場の生産性の向上におけるICT導入の効果分析

    中泉 昌光 土木学会論文集B3(海洋開発) 77 (2), I_19-I_24, 2021

    ...多大な労力と時間を要している.そこで本論文は,電子入札など販売業務の効率化に先進的に取り組んでいる地区についてICT導入の効果を分析し,その定量的効果を明らかにすることを目的としたものである.その結果,せり・入札販売の電子化,特に電子入札は販売業務の省力化・省人化及び時間短縮,リードタイムの短縮の効果があること,販売情報が電子的に記録・保存されることから,伝票の整理と仕切書・販売通知書の作成・発行,水揚...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 汽水域に設置された小型定置網内におけるアカエイの餌選択性

    鈴木 渚斗, 山口 啓子, 中村 幹雄 水産増殖 69 (3), 185-193, 2021

    ...しかし,ヨシエビについては,水揚げ時に生きている個体が多いのにも関わらず,アカエイのヨシエビに対する餌選択性が高く,漁獲量に対して被食量も多かった。したがって,汽水域におけるます網漁において,アカエイがヨシエビの食害生物であることが推定された。...

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  • 福島県に対する不安はリスクコミュニケーションによって低減できるのか?

    元吉 忠寛 日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PC-153-PC-153, 2020-09-08

    ...その後,福島第一原発事故の影響を考えた場合に,福島県の農作物を食べること,水揚げされた魚介類を食べること,旅行に行くこと,住むことにどの程度不安を感じるかを6件法で回答を求めた。その結果,福島県に旅行に行くことに対する不安は,ポジティブ情報を与えた場合に低くなるが,ネガティブ情報を与えた場合には高くなることが明らかになった。観光戦略によって不安を払拭していくことが有効である可能性が示唆された。...

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  • オゾンファインバブルを用いたマボヤの高品質化

    髙瀬 清美, 末永 寛太, 角田 出 日本水産学会誌 86 (4), 328-334, 2020-07-15

    ...<p> 水揚げ直後の滅菌海水あるいはオゾンファインバブル(OFB)曝気海水(気泡粒径;0.8-5.0 µm,粒子密度;1.6×10<sup>14</sup>個/L)での洗浄処理とその後の保存温度の違いがマボヤの品質に及ぼす影響を調べた。水揚げ直後のOFB処理と冷海水(2℃)での保存は,マボヤの生菌数の抑制や筋膜体の色調保持等に有効であり,その高品質化に繋がることが分かった。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献6件

  • 宮城県におけるカツオの漁獲動向

    白石, 一成 宮城県水産研究報告 (20) 17-28, 2020-03

    ...カツオの本県水揚量について,2000年代前半には,増減を繰り返しつつ,50~100千トンが水揚げされたが,2009年に32千トン,2011年に19千トンと大きく減少した。その後やや増加したものの,2016年以降は20千トン台まで減少している。...

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  • 炭酸ガス麻酔は養殖ギンザケの活け締め時の鎮静化に効果的に利用できるのか

    野知里, 優希, 松崎, 圭佑, 杉本, 晃一, 本田, 亮, 西城, 俊行 宮城県水産研究報告 (20) 9-15, 2020-03

    ...養殖ギンザケの水揚げ現場で,炭酸ガス麻酔がギンザケの活け締め時の鎮静化手法として効果的に利用できるのかを検討した。その結果,炭酸ガス麻酔はギンザケの頭部を殴打する場合より効率的に鎮静化できることが明らかになった。しかし,炭酸ガス麻酔で鎮静化後にギンザケの活け締めを行うと,棍棒で殴打した後に活け締めを行った個体と比較して,完全硬直までの時間が早く,Ki値が高い値で推移していた。...

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  • 「熟成塩タレ」の熟成過程における細菌叢解析

    福井, 貴史, 奥山, 健斗, 中山, 美月, 小林, 照幸, FUKUI, Takashi, OKUYAMA, Kento, NAKAYAMA, Mizuki, KOBAYASHI, Teruyuki 千葉科学大学紀要 (13) 41-46, 2020-02-28

    ...銚子漁港におけるさば類の水揚げ量は年間10万トン以上と、総水揚げ量の半数近くを占め、銚子で取り扱う主要な魚種となっている。しかしながら、その殆どはアニサキスやヒスタミンによる食中毒を避けるために生で提供されることはない。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 八戸港に水揚げされるサバ類の脂質等について

    竹内, 萌, 木村, 優輝, 角, 勇悦 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (11) 13-18, 2020-02

    ...平成30年に八戸港に水揚げされたマサバの脂質は7.1~30.1%、ゴマサバは7.4~11.1%であった。マサバでは、Sサイズで10月が他月と比較してやや高値であった。Mサイズ以上の銘柄で11月が最も高値となり、10月と12月で同程度の値となった。3. マサバでは銘柄が大きくなるにつれ、脂質が広範に分布する傾向が見られた。また、脂質と全重量との間に正の相関が見られた。...

    日本農学文献記事索引

  • 2018年に新潟県内で漁獲されたワニエソの一般成分と蒲鉾の物性について

    中尾, 令子 新潟県水産海洋研究所研究報告 (5) 7-9, 2020-01

    ...県産ワニエソの一般成分は西日本の長崎県で水揚げされたワニエソとほぼ同一の組成であり,得られた蒲鉾の物性は長崎県で水揚げされたエソ類の蒲鉾の物性評価(折り曲げ試験)で最も評価の高い状態に相当していた。そのため,西日本で利用されているワニエソと同様に県内で漁獲されたワニエソは高級な蒲鉾の原料として利用できるものと考えられた。...

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  • ヒラメ人工種苗における放流時と漁獲時の無眼側体色異常率の比較

    藤浪 祐一郎, 清水 大輔, 山田 徹生, 大河内 裕之 水産増殖 68 (1), 51-58, 2020

    ...ヒラメの放流効果調査では一般的に無眼側の色素異常が放流魚の標識として用いられるが,無眼側に黒化部位の無い種苗を含む放流群においても,市場調査で推定された標識魚(黒化魚)の水揚げ尾数を放流時の黒化率で除することにより,黒化の無い放流魚が天然魚に誤認されることによって生じる過小推定分を簡便に補正できると考えられた。...

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  • ニューラルネットワークを使用した北海道東部の港湾漁獲量の予測

    ZHANG YUE, 塩谷 浩之, 和田 雅昭 人工知能学会全国大会論文集 JSAI2020 (0), 1N4GS1303-1N4GS1303, 2020

    <p>港の漁獲量の推定は、漁業情報の効果的な応用である。漁獲量の正確な予測は、輸送システムをより効率的に運用し、輸送の時間とコストを削減し、水産物の鮮度をよりよく保つのに役立つ。漁業のより正確な予測のために、本論文では、 LSTM(Long Short-Term Memory)ニューラルネットワークで、2005年から2015年まで北海道東部の4つの漁港: …

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  • 島根半島沖海域におけるアカアマダイの資源特性値

    松本 洋典 水産増殖 68 (3), 263-274, 2020

    ...調査は2003年7月から2019年3月までの期間に,小伊津漁港に水揚げされたアカアマダイを対象に行われた。<br> 2015年7月から2018年11月の期間に同港に水揚げされた漁獲物から663尾が採集され,すべてのサンプルについて雌雄判別,全長,体重および生殖腺重量の計測のほか,耳石を用いた年齢齢査定が実施された。...

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  • 伊豆半島南部海域におけるカサゴ放流魚の成長と放流効果

    高木, 康次, 山田, 博一 静岡県水産技術研究所研究報告 (52) 12-17, 2019-10

    ...伊豆半島南部海域の漁獲物が水揚げされる下田市魚市場での市場調査では,2歳から標識魚が発見されはじめ,2019年2月までの発見尾数は201尾であった。再捕場所は放流場所付近を中心に妻良沖から河津沖であった。放流の前後で水揚げ量,体長組成には変化は見られなかった。...

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  • 宍道湖ヤマトシジミ生態系モデルの仕様について

    内田, 浩, 畑, 恭子, 村山, 達朗, 勢村, 均, 清川, 智之 島根県水産技術センター研究報告 (12) 11-16, 2019-03

    ...ヤマトシジミの資源量変動要因は起因した餌環境(植物プランクトン)の違いとし、初期値は6月と10月に行う資源量調査結果、生残は自然および漁獲死亡、カモにより被食、水揚げされない漁獲死亡とした。資源への新規加入、成長を考慮したモデルとなっている。パラメータは仮定に基づいて設定している数値もあり、計算結果は実測値との差異がある。今後、これらの課題を解決して、モデルの精度向上を目指す。...

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  • 八戸港に水揚げされるマサバとゴマサバの粗脂肪等について

    竹内, 萌, 木村, 優輝, 長根, 幸人 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (9-10) 27-32, 2019-02

    ...平成29年に八戸港に水揚げされたマサバの粗脂肪は3.5~34.4%、ゴマサバは5.05~18.7%であった。マサバでは、Sで10月に高めとなり、Mは8~11月になだらかに上昇し、L、LLでは11月に他月より高値となった。3. ゴマサバよりもマサバの方が粗脂肪の分布幅が大きく、マサバでは銘柄が大きくなるにつれ、バラつきが大きくなる傾向がみられた。...

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  • 八戸港に水揚げされるマサバとゴマサバの粗脂肪等について

    竹内 萌, 木村 優輝, 小野寺 陽子, 長根 幸人 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (9) 9-17, 2019-02

    ...平成28年に八戸港に水揚げされたマサバの粗脂肪は1.9~30.6%、ゴマサバは0.6~34.8%であった。マサバでは、S以外において、11月に向けて粗脂肪が高めに推移した。3. ゴマサバよりもマサバの方が粗脂肪が幅広く分布していた。...

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  • 三陸沿岸地域における明治初期の水産物流通

    吉村 健司, 青山 潤 日本地理学会発表要旨集 2019a (0), 70-, 2019

    ...水揚げされた海産物を一手に買付け、引き受けをし、県内陸部へ出荷している。買い付け・引き受けした水産物のうち、サケ、マス、干しスルメなどは、八戸、函館へ出荷していた。</p><p> 当時、岩手県における海産サケの漁獲量を見ると、県南から県央にあたる南閉伊郡(現在の大槌町〜釜石市)や東閉伊郡(同、宮古市)で、全体の79%を占める。田野畑村が属する北閉伊郡は全体の10%となっている。...

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  • <b>地域資源の活用による地域活性化に関する研究</b>

    遊佐 順和 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 268-, 2019

    ...産業では、3つの良港に恵まれ、帆立、スケソウダラ、昆布などを中心に豊富な魚種が水揚げされる漁業と、それら新鮮な魚介類をもとにした水産加工業を基幹産業とし、「日本一魅力ある漁師町、日本一行ってみたい、住んでみたい漁師町」を目指している。町章には、4つの「カ」を外周に配し“4力”で鹿部の「鹿」を表し、中心には昆布と温泉をシンボライズさせ、町民の和と漁業や温泉を活かした町の発展の願いが込められている。...

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  • 未利用魚「シイラ」の食文化と活用方法の検討

    渡邊 幾子, 三木 章江, 後藤 月江, 植田 和美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 142-, 2019

    ...魚種は,植田らの報告<sup>1)</sup>で喫食率の高かった魚5種(サケ・サバ・サンマ・アジ・ブリ)と海陽町で水揚げされる未利用魚6種(シイラ・トビウオ・クロサギ・イスズミ・ニザダイ・ブダイ)とした。さらに,シイラの活用方法を提案するために,西京焼きとハンバーグを試作し官能評価を実施した。</p><p>【結果および考察】魚料理の嗜好性では,「好き」が約86%となった。...

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  • 磯焼けへの対応にみる順応的資源ガバナンス

    池口 明子, 横山 貴史, 橋爪 孝介 日本地理学会発表要旨集 2019s (0), 188-, 2019

    ...<br><br>磯焼けで起こる資源変動も海域によって異なる.積丹町ではウニとコンブは共同漁業権漁場の水揚げの主力である.磯根資源の減少に対し,資源増殖のほか観光との結びつきを強めるなど多次元化が図られている.一方,温暖海域に位置する小値賀町では180種以上の魚種が利用されてきた.資源シフトとブランド化が磯焼けで減少した磯根資源に代わって漁家経営を支えている....

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  • 茨城県の家庭料理 副菜の特徴

    飯村 裕子, 荒田 玲子, 石島 美恵子, 渡辺 敦子, 粟津原(野口) 元子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 31 (0), 205-, 2019

    ...現在ではともに漁獲量は減少してしまったが,平潟では初午に「鮟鱇の共酢和え」を,大津ではイワシの水揚げの増える秋になると「卯の花漬け」が供されている。</p><p>県央は畑作が農業の中心であり,夏は,茄子を味噌で炒めた「茄子のしんやき」が定番のおかずであった。料理名は,「鍋しぎ」から派生したとも考えられる。冬は,根菜類が豊富で,「煮和え」が人寄せの際に供されていた。...

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  • 銚子漁港に水揚げされたマサバにおける脂質含量の季節変動と生殖腺の発達との関係性

    吉満 友野, 加藤 正人, 小林 正三 日本水産学会誌 84 (6), 1017-1024, 2018-11-15

    <p> 魚類の脂質含量は,生殖腺の発達と関係があるとされている。マサバの生殖腺の発達は資源量に影響されることが知られている。そこで,2007-2017年に測定したマサバの,脂質含量の季節変動と,脂質含量と生殖腺熟度指数の関係を検討した。脂質含量は,秋冬が多く,大型になるほど多かった。また,資源量の多い2013年級群が加入した2014年以降は,2013年までよりも脂質含量や生殖腺熟度指数が高くなる…

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  • 静岡県におけるクロマグロの水揚げの特徴

    石田, 孝行 静岡県水産技術研究所研究報告 (51) 13-18, 2018-10

    ...その他の漁業も含め,この年の静岡県に水揚げされたクロマグロは4kg未満の0歳魚が主体であった。1994年以降の属地水揚量の推移と尾叉長組成の傾向から,静岡県に水揚げされるクロマグロは,銘柄別ではメジ,年齢では加入直後の0~1歳魚が主体であると考えられた。また,メジ銘柄の属地水揚量は年変動が大きく,多獲年には沿岸及び近海かつお一本釣り漁業による漁獲が年間水揚量に大きく影響していると推察された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 浜田産カレイの体成分の季節変動

    秋廣 高志, 古田 賢次郎, 小酒 由佳, 大島 朗伸, 岡本 満, 井岡 久 日本水産学会誌 84 (5), 809-817, 2018-09-15

    ...<p> 島根県の浜田漁港において水揚げされる3種のカレイ(ヤナギムシガレイ<i>Tanakius kitaharai</i>,ムシガレイ<i>Eopsetta grigorjewi</i>,ソウハチ<i>Cleishenes pinetorum</i>)の体成分(遊離アミノ酸,脂肪酸など)の季節変動を調査した。その結果,脂肪酸組成やタウリン含量が年間を通じて全魚種で大きく変動した。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献9件

  • 亜臨界水条件下での処理によるイサダ処理残渣液からの風味原料の調製

    堀江 茜音, 小林 敬, 安達 修二 日本食品工学会誌 19 (2), 113-118, 2018-06-15

    ...<p>イサダ(学名ツノナシオキアミ,別名アミエビ)は,三陸沿岸で早春に漁獲される小型のアミで,資源量は豊富である[2,3].水揚げ直後のイサダは鮮やかな桜色であるが,強い酵素活性により,数時間で黒色し,異臭を生じる[4].地元では,水揚げ後すぐに蒸煮し,乾燥した半乾燥イサダが食用として販売されているが,大半は養殖魚の餌やつり餌(撒き餌)としての利用に留まっている.しかし,イサダはドコサヘキサエン酸(...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献5件 参考文献17件

  • 釣獲アユの有効利用技術の確立(平成28年度)

    渡邊, 長生, 小堀, 功男, 武田, 維倫 栃木県水産試験場研究報告 (61) 6-, 2018-03

    ...釣獲アユの高付加価値化と食材利用の促進を図るため,水揚げ方法や保蔵温度の違いが食味に与える影響について検討しました。しかし,今回の試験ではこれらの項目が食味に与える明確な影響は確認できませんでした。...

    日本農学文献記事索引

  • 大阪府深日における水産物直売施設の開設に伴う漁業経営体への影響

    前田 竜孝 日本地理学会発表要旨集 2018a (0), 22-, 2018

    ...次に,集出荷作業へ与えた影響を明らかにするために,各経営体が水揚げ作業に要した時間を計測した。産地市場への出荷では平均16.5分を要したのに対して,道の駅出荷では平均40.3分かかっていた。これには,店舗内に活魚水槽がない点が影響している。すなわち,各経営体は活魚での出荷はできず,水産物を〆てから配送しなければならない。したがって,作業時間が長くなっている。...

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  • 高知県の家庭料理 主菜の特徴

    福留 奈美, 小西 文子, 五藤 泰子, 野口 元子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 243-, 2018

    ...カツオが水揚げされる場所以外ではカツオの消費例は少なく、地元で獲れる魚の刺身や焼き魚の利用、クジラの煮物や県東部ではマンボウの利用等、珍しい例があげられた。淡水産物では、アユ、ウナギ、川エビ、モクズガニ(ツガニ)の利用例が多く、肉類では土佐あか牛をはじめとする牛肉利用の他、猪肉、うさぎ肉等、狩猟による獣肉の利用例が山間部や平野部でもみられた。...

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  • 広島県の家庭料理 主菜の特徴

    渡部 佳美, 奥田 弘枝, 石井 香代子, 近藤 寛子, 渕上 倫子, 高橋 知佐子, 岡本 洋子, 海切 弘子, 上村 芳枝, 北林 佳織, 木村 安美, 木村 留美, 小長谷 紀子, 塩田 良子, 前田 ひろみ, 村田 美穂子, 政田 圭子, 山口 享子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 238-, 2018

    ...瀬戸内海沿岸で水揚げされる「小イワシ」「ネブト」などの小魚を用いた料理が挙げられた。東部沿岸では「たこ」「しゃこえび」,西部沿岸では「牡蠣」「あさり」を用いた料理が多く,全域で「あなご」「コノシロ」が用いられた。山間部では鮮魚でも腐りにくく,無塩物として運搬するのに適した鮫を「ワニ」と称して刺身で食していた。塩を用いて保存性を高めた料理に「マンサクの刺身」「いわし漬」があった。...

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  • 茨城県の家庭料理 主菜の特徴

    荒田 玲子, 石島 恵美子, 飯村 裕子, 渡辺 敦子, 粟津原(野口) 元子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 217-, 2018

    ...<br>【結果】県北の海に面した2地域には、当時水揚げ量の多かった魚を利用した特徴的な料理がある。北茨城市平潟地区では、あんこうと冬野菜で作る「あんこうのどぶ汁」が食べられている。また、ひたちなか市那珂湊地区では、たたいたさんまにねぎと味噌を入れて直火で焼いた「パイタ焼き」が作られている。<br> 県央地区の茨城町では、冠婚葬祭の際に「つと豆腐」を食べていた。...

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  • 福島県いわき市の水産物流通における原子力災害からの復興

    加藤 周人 日本地理学会発表要旨集 2018s (0), 000240-, 2018

    ...<br> また災害後の水揚げ量は徐々に増加傾向にあるが,常磐ものブランドであったメヒカリ(アオメエソ)の販路は依然として縮小傾向にあり,魚種によって出荷傾向が異なっていた.<br><br>参考文献<br><br>勝川俊雄2011.『日本の魚は大丈夫か―漁業は三陸から生まれ変わる―』NHK出版新書....

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  • 鹿児島県志布志市の伝統料理せんさらに使用されるサメの種類とその製法

    大富 あき子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 118-, 2018

    ...<br><br>【方法】鹿児島県内の志布志漁協(2018年1月)、東串良漁協(2018年4月)、高山漁協(2018年4月)において聞き取り調査および水揚げ物調査を行った。また、2018年4月に志布志市内の鮮魚店Aにおいてせんさらに関する聞き取りを行うとともに、材料から製品が出来上がるまでの全過程を実演していただいた。...

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  • 富山県の家庭料理 主菜の特徴

    深井 康子, 守田 律子, 原田 澄子, 稗苗 智恵子, 中根 一恵 日本調理科学会大会研究発表要旨集 30 (0), 224-, 2018

    ...3月~5月が旬の滑川漁港で水揚げされる「ホタルイカ」は刺身、酢味噌和えにした。4月から11月には新湊漁港で獲れる「白えび」は干したり、から揚げや大門素麺のだしのつゆに用いた。かき揚げで食べるようになったのは20年ほど前からである。通年漁獲される「バイガイ」は旨煮にして、日常や正月に食べた。県内全域では魚の保存と昆布のうま味を生かした昆布じめを作った。...

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  • 島根半島産アカアマダイの年齢組成推定

    松本, 洋典 島根県水産技術センター研究報告 (10) 1-8, 2017-03

    ...そこで島根県東部の小伊津漁港に2015夏期に水揚げされたアカアマダイ漁獲物を用いて,銘柄別漁獲量データを用いた年齢別漁獲個体数の算出方法,および限られた数の標本から最尤法によってAge-Length Keyを作成する方法について検討した。得られたAge-Length Keyは既知のアカアマダイの生物学特性および海域特性を十分に反映したもので,実用に際して矛盾は生じないと考えられた。...

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  • 有明海湾奥部におけるミドリシャミセンガイの漁獲

    伊藤, 史郎 佐賀県有明水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Ariake Fisheries Research and Development Center (28) 127-128, 2017-03

    ...福岡県柳川市の筑後中部魚市場に水揚げされた本種の腹殻長を測定した。その結果,漁業者は30mmから40mmの個体を対象に漁獲しているものと推定された。2007年から2015年までの筑後中部魚市場の取扱量は2010年の著しい増加年を除くと,ほぼ同様な傾向で推移しており,筑後川河口域における本種の資源量は,加入量と漁獲圧が一定のバランスがとれた状況下にあると考えられた。...

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  • サバに寄生しているアニサキス幼虫の死滅条件の検討

    竹内, 萌, 秋田, 佳林, 木村, 優輝, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (7-8) 31-41, 2017-02

    ...平成26年~27年に青森県八戸港に水揚げされたサバから検出されたアニサキスL3は、その形態からアニサキスI型もしくはII型幼虫であると推定された。2. DSCを用いてサバから採取したアニサキスL3の低温、凍結耐性を検討した結果、アニサキスL3はマイナス温度域でも生存可能であったが、体内で凍結が起こると死亡した。...

    日本農学文献記事索引

  • 八戸港に水揚げされるマサバとゴマサバの粗脂肪等について

    松原, 久, 木村, 優輝, 竹内, 萌, 小野寺, 陽子 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (7-8) 56-61, 2017-02

    ...平成27年に八戸港に水揚げされたマサバの粗脂肪は6.1~27.6%、ゴマサバは1.8~25.9%であった。魚種、銘柄に関わらず10月が最も粗脂肪が高かった。3. マサバよりもゴマサバの方が粗脂肪が幅広く分布しており、また、サバ全重量と粗脂肪の相関係数が高かった。...

    日本農学文献記事索引 日本農学文献記事索引

  • 岩手県サケ・マスふ化場の震災復興過程の特徴

    山尾 政博, 天野 通子 地域漁業研究 57 (2), 41-58, 2017-02-01

    ...だが,サケの来遊状況は震災前から不安定に推移しており,大型定置網による水揚げは振幅が大きい。サケ産業の復興を検討する際,健苗な稚魚を作る技術力が維持されているか,ふ化場の運営を支える経済循環が機能しているかも検討しなければならない。本論文は,日本のサケ産業が抱える問題を,ふ化放流事業に焦点を絞ってその持続性を検討した。...

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  • 加熱によるベニズワイの揮発性成分の変動

    矢野原 泰士, 小谷 幸敏 におい・かおり環境学会誌 48 (1), 18-24, 2017-01-25

    ...<p>鳥取県境港で水揚げされたベニズワイ(<i>Chionoecetes japonicus</i>)を試料とし,揮発性成分をガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)により分析した.その結果,加熱によって,特にカニミソ(肝膵臓)の揮発性成分の種類が顕著に増加することを確認した....

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  • 2013~2014年の香川県東部海域におけるシャコの資源実態

    安部, 昌明 香川県水産試験場研究報告 : Kagawa Ken Suisan Shikenjo kenkyu hokoku (16) 1-15, 2017-01

    ...大型個体が存在しないこととまとまった量が入網しないことから,水揚げはたいへん少ないか,ほとんどない状況になっていた。性比や雌の成熟状態から,少なくとも夏期には産卵が行われていると推定された。庵治,四海では,夏期に鰓への真菌の感染率,感染強度が上昇した。以上から,中型個体が成長する過程における大きな減耗あるいは成長停滞,産卵総数の減少による再生産の不調が生じている可能性があると考えられた。...

    日本農学文献記事索引

  • 未利用魚の活用方法の検討

    三木 章江, 後藤 月江, 渡邊 幾子, 植田 和美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 29 (0), 153-, 2017

    ...【目的】我々は、徳島県海陽町鞆浦漁業協同組合との共同研究に取り組んでおり、鞆浦漁協の名物である大敷網漁(定置網)で水揚げされる未利用魚の有効活用を検討してきた。本研究では、鞆浦漁協における大敷網漁で水揚げされたシイラ・クロサギの調理および加工適性から活用方法を検討し、未利用資源の有効な活用を図ることを目的とした。...

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  • 宮城県塩竈市における水産業の「復旧」と「復興」

    関根 良平, 庄子 元, 小田 隆史, 松井 知也 日本地理学会発表要旨集 2017s (0), 100270-, 2017

    ...2011年3月11日に発生した東日本大震災は沿岸都市の水産業に甚大な被害をもたらした.水産業の復旧・復興に関する研究は多くなされてきたが,発表者らは一都市内で産業集積を形成し,全国的な漁船受け入れのために整備された特定第三種漁港が所在し,被災した漁港の中でも水揚げ量が多い宮城県石巻市,および宮城県気仙沼市を対象として,漁業から水産物加工業およびその関連産業の域内での連関構造について検討してきた.本発表...

    DOI

  • 東日本大震災津波からのサケの資源回復状況と定置網漁業への影響

    新田 義修 MACRO REVIEW 29 (1), 9-14, 2017

    ...特に、沿岸で行う定置網漁業の収益性がサケの水揚げ高の激減により悪化した。そこで、水産業の復旧・復興に関して農水省によって進められている「先端技術」の導入対象となる岩手県のサケの放流事業の現状と課題を明らかにし、今後の方向性を示した。主な結果は、サケの回帰率低下の傾向を過去のデータより予測すると1970年代の回帰率に近い傾向が見られた。...

    DOI

  • 志津川湾におけるカキ養殖等の環境容量に関する数値モデル解析 -震災前と現在の比較-

    山本 裕規, 吉木 健吾, 小松 輝久, 佐々 修司, 濱名 正泰, 村田 裕樹, 柳 哲雄 土木学会論文集B2(海岸工学) 73 (2), I_1339-I_1344, 2017

    ...宮城県北東部の志津川湾はカキ,ワカメ,ホタテガイ,ホヤ,ギンザケの養殖が盛んな海域であるが,東日本大震災の津波により養殖施設がほぼ全損し現在も復旧途上にある.本研究は,志津川湾で行われているこれらの養殖を考慮した数値モデルを構築し,震災前と現在の養殖形態の変化が,志津川湾で最も水揚げ量の多いカキの成長や水揚げ量,水質へ及ぼす影響等について解析を行った.その結果,カキ養殖筏の台数を震災前の1/3に削減...

    DOI Web Site Web Site 参考文献3件

  • 郷土料理「たらおさ」の実態調査

    西澤 千惠子, 上久保 陽子, 阿部 なづき, 吉村 悦郎 日本調理科学会大会研究発表要旨集 29 (0), 124-, 2017

    ...<br /><br />【結果】稚内市の水産加工業者が、根室に水揚げされた真鱈を切り身などに加工している。その時残った鱈のえらと内臓部分を取り出して洗浄した後に、寒風で乾燥させて「たらおさ」にしていた。...

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  • 5°Cで保蔵した生鮮ホタテガイの官能評価と臭気成分分析

    成田 正直, 古田 智絵, 宮崎 亜希子, 佐藤 暁之, 清水 茂雅, 蛯谷 幸司, 佐々木 茂文 日本食品科学工学会誌 64 (2), 66-73, 2017

    ...<p>ホタテガイの軟体部を貝柱,小柱,生殖腺,鰓,中腸腺,外套膜の6部位に分離した.これらを5°Cで2日間保蔵し経時的に臭気の強さ,不快感の有無について官能評価を行った.また,GC-MSによる臭気成分の分析,VB-N,TBA-RS,低温細菌数の測定を行った.その結果,いずれの部位も水揚げ直後から臭気が認識されることがわかった.また,臭気が強まるにつれて不快感が強くなっており,保蔵中に不快臭物質が増加...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 被引用文献1件 参考文献2件

  • ヤシオマスの高品質化に関する研究

    渡邊, 長生, 尾田, 紀夫 栃木県水産試験場研究報告 (59) 5-11, 2016-02

    ...その結果、活けしめ脱血を行うと通常の水揚げ方法と比較して、10倍以上にあたる24時間「活き」の状態を保てることがわかりました。また、県内で時折見られたヤシオマスのカビ臭さは養殖池内の藻類が産生するジメチルイソボルネオールという物質が原因であり、清水飼育することで解消できることがわかりました。...

    日本農学文献記事索引

  • 瀬戸内海の3つの地域で養殖されたマガキ含有成分の季節変動および養殖地域による違い

    礒野 千晶 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 68 (0), 78-, 2016

    ...<br> 【方法】 2012年11月から2013年6月ならびに、2013年11月から2014年6月までの各月に水揚げされた岡山県産、広島県産、兵庫県産のマガキを試料とした。それらの重量、水分、タンパク質、脂質、灰分、グリコーゲン、亜鉛および脂肪酸組成を測定した。<br> 【結果】 マガキの水分含量は、三県産共に11月から4月にかけて減少傾向であった。...

    DOI

  • 魚食文化伝承のための授業開発研究

    福留 奈美, 黒光 貴峰 日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集 59 (0), 29-, 2016

    ...同授業は、前年度までのサーモンのムニエルに代えて、地元で水揚げされた生のキビナゴを手開きして蒲焼きにするメニューとした。実習1週間前の事前学習の時間に、地域でよく獲れる魚の種類、キビナゴの知識、魚料理の種類、キビナゴ手開きの動画確認、調理の手順確認等を行った。...

    DOI

  • 福島県いわき市における水産業の諸課題

    初澤 敏生 日本地理学会発表要旨集 2016s (0), 100090-, 2016

    ...しかし、操業は週1回に限定されており、2014年度の水揚げ量は約98tにとどまっている。2010年のいわき市漁協管轄の漁港での水揚げ量は8674tであり、その1.1%にすぎない。<br> また、水揚げの大幅な減少は仲買人にも大きな影響を与えている。いわき市では2015年末の段階で30名の仲買人が活動しているが(内1名は避難地域からの避難者)、十分な水揚げが確保できていない。...

    DOI

  • 岩手県三陸地域,東日本大震災の被災地における復興状況の変遷

    佐島 健, 菅澤 雄大 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100042-, 2016

    ...<br> 大船渡市魚市場周辺では,満潮時に海沿いの土地が冠水する状態が2013年に見られた.2014年には震災前から建設が進められていた新魚市場が完成し,その周辺には漁業関連施設も整備された.大船渡漁港魚市場株式会社でうかがったところ,2015年に水揚げ高は震災前の水準に戻りつつある一方で,漁獲件数は震災以降,減少しているとのことである....

    DOI

  • 水産物輸出促進における漁港・港湾等の生産・物流機能について

    中泉 昌光 土木学会論文集B3(海洋開発) 72 (2), I_874-I_879, 2016

    ...食文化と食産業のグローバル展開のため,政府と民間が水産物の輸出倍増に取り組んでいる中で,水産物については,水揚げ港や加工施設等を含めた産地での衛生管理対策や,水揚げ,加工から輸出まで一貫した生産・物流について十分な検討に至っていない.そこで本論文では,水産物の特徴に留意し,漁業・養殖業生産統計,財務省貿易統計等の分析や関係者からのヒアリング,衛生管理対策に関するアンケート調査の分析から,漁港・港湾・...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • 未利用魚の調理・加工適性

    渡邊 幾子, 江戸 梢, 後藤 月江, 三木 章江, 植田 和美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 28 (0), 150-, 2016

    ...<br><br>【方法】水揚げされた未利用魚の中からシイラ,マンボウ,ニザダイ,クロサギ,イスズミを試料とし調理・加工特性を考慮して活用方法を検討した。水揚げ後は,ドレスあるいはフィレ状態で冷凍貯蔵し,使用時に解凍して用いた。...

    DOI

  • 港湾・いわき市小名浜の震災復興

    庄子 元, 関根 良平, 小田 隆史 日本地理学会発表要旨集 2016a (0), 100107-, 2016

    ...<br> 小名浜魚市場は東日本大震災によって甚大な損害を被っただけでなく,福島第一原発事故による試験操業は依然として続いている.2016年3月末現在,73種の魚介類が試験操業の対象となっている.震災以前,小名浜魚市場には年間4,050tのカツオが水揚げされていたが,2011年の水揚げは19tであり,2014年でも514tとなっている.水揚げ量と同様にカツオの水揚げ金額も回復しておらず,2014 年における...

    DOI

  • 近海延縄漁業で水揚げされるヨシキリザメの鮮度と臭気成分について

    大村 裕治, 木宮 隆, 今村 伸太朗, 鈴木 道子 日本水産学会誌 82 (4), 619-627, 2016

    ...<p> 近海延縄漁船が気仙沼に水揚げするヨシキリザメ肉を臭気抑制して正肉加工原料化するための基盤的知見を得ることを目的として冬期および夏期の水揚げ魚の鮮度と臭気成分を調べた。K 値は漁獲から水揚げまでの日数が長いほど上昇し,両者の間に強い直線的相関関係が認められた。一方,アンモニア含量は航海中の漁獲時期にかかわらず低かったが個体間のばらつきは航海前期漁獲魚の方が大きかった。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献7件

  • 棒受網で漁獲されるゴマサバの船上における鮮度向上手法の検討

    石田, 孝行 静岡県水産技術研究所研究報告 (48) 1-6, 2015-10

    ...硬直度指数は,「対照区」では水揚げ直後に70%以下であったのに対し,「活け締め+氷冷区」と「氷冷区」では90%を上回り,2日後においても約80%を維持していた。官能試験では,外観においては「エラ」,「張り具合・硬さ」の項目で「氷冷区」や「活け締め+氷冷区」の評価が,切り身においては「肉の色」「におい」の項目を中心に「活け締め+氷冷区」の評価が高くなった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 北海道におけるホテイウオの漁獲状況

    吉田, 英雄, 三原, 行雄 北海道水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Research Institutes (88) 59-68, 2015-10

    ...2001~2005年における北海道のホテイウオの漁獲実態を,「北海道マリンネット整備事業」として運用された全道の漁業協同組合を対象とした水揚げ情報データベースに登録された漁獲情報に基づき検討した。渡島地区ではホテイウオを専獲する漁業を含む刺し網漁業によって,全道の約9割を占める水揚げがあり,特に鹿部町から恵山岬を経て函館市に至る地区で多かった。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 耳石横断薄片法を用いた石狩湾産ヒラメの年齢査定

    星野, 昇 北海道水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Research Institutes (88) 9-15, 2015-10

    ...2005~2014年にかけて石狩湾で漁獲され余市港に水揚げされたヒラメの年齢を,耳石の横断薄片標本により検討した。産卵期である7月頃に形成される明瞭な輪紋を計数することで年齢を決定することができた。漁獲物の年齢は1~9歳まで確認された。最も多くみられたのは2歳魚で全長350~500mm範囲に幅広く出現し,成長の個体差や年級群間の差が大きいことが示唆された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • 気仙沼市の水産関連産業の復興への課題

    小金澤, 孝昭, 庄子, 元 宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (22) 25-33, 2015-03-31

    ...漁業セクターでは気仙沼船籍の漁船による水揚げの回復は低調であり、流通基盤セクターでは冷蔵能力の回復は半分程度にとどまっている。また、水産加工セクターの回復も遅れているが、この中でも経営規模が零細な企業における回復の遅れが顕著である。こうした復旧段階にある気仙沼市の水産関連産業だが、今後の復興に対しては従業員確保が困難であることと、関東地方および気仙沼市内における出荷量の減少が課題である。...

    機関リポジトリ Web Site

  • 氷冷保管中のクロマグロ鮮度に及ぼす快眠処理の影響

    木村, 郷, 竹内, 萌, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (5-6) 1-6, 2015-03

    ...快眠処理しないクロマグロは、水揚げ直後が生食用熟成適期と考えられた。3. 快眠処理の効果による鮮度保持効果はpH、ATP、乳酸で0.5~1日間、K値およびIMPで3日間程度と認められた。4. 遊離アミノ酸は、10日間の氷冷保管中に大きな変化はなく、熟成適期の判断材料とはならなかった。...

    日本農学文献記事索引

  • サバの品質に及ぼす冷凍保管温度・期間の影響 : 高鮮度冷凍サバの冷凍保管試験(2)

    松原, 久, 木村, 郷, 竹内, 萌 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (5-6) 23-32, 2015-03

    ...漁獲直後に船上でブライン凍結した船凍サバ、水氷輸送後水揚げ時に高鮮度のものを選択して-60℃凍結した陸凍サバ、加工業者が競り落として-40℃エアブラスト凍結し、-23℃で冷凍保管していた通常サバを試料として、-10、-20、-30、-40、-60℃で10~11ヶ月間保管し、冷凍保管中の品質変化を調べたところ、下記の結果が得られた。1....

    日本農学文献記事索引

  • 佐賀県玄海海域におけるイカナゴAmmodytes personatusの漁獲量の推移

    寺田, 雅彦 佐賀県玄海水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Genkai Fisheries Research and Development Center (7) 31-32, 2015-03

    ...1940年代に入ると漁獲量は増加し,最大で1600トンの水揚げが記録されていた。その後,1950年代まで漁獲量が高い時期が続くものの,1960年代以降徐々に減少し,1978年以降漁獲されなくなり,1990年以降では1996年に2トン漁獲されたのみであった。...

    日本農学文献記事索引

  • 未利用魚を使ったすり身加工品の検討

    植田 和美 日本調理科学会大会研究発表要旨集 27 (0), 161-, 2015

    ...海陽町・鞆浦漁協との地域連携により大敷網漁によって水揚げされる未利用魚の活用方法を検討している。そこで、漁協より提供された未利用魚を用いて、すり身を揚げてつくるすり身加工品「すり身カツ」への適性を検討した。...

    DOI

  • 宮城県石巻市における水産加工業の「復旧」と「復興」

    関根 良平, 磯田 弦, 庄子 元, 内海 隆太 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100149-, 2015

    ...そこで本研究では、一都市内で産業集積を形成し、全国的な漁船受け入れのために整備された特定第三種漁港であり、被災した漁港の中でも最も水揚げ量が多く、三陸沿岸都市の中でも全国有数の水産都市である宮城県石巻市を対象とし、東日本大震災から4年が経過した2014年時点での水産加工会社の現状を明らかにし,それに対して企業がどのような行動を取っているのかを明らかにすることによって現在の石巻市における水産加工業の実態...

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  • 気仙沼市における水産業の復旧段階と復興への課題

    庄子 元, 小金澤 孝昭 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100214-, 2015

    ...特定第3種漁港ということもあり,震災以前の同港における水揚げの過半数は県外の船籍である。また,水揚げされる魚種はカツオとサンマが中心であり,この2種で全水揚げ数量の63。7%を占める。カツオとサンマが気仙沼漁港における水揚げの中心であるが,流通形態は異なる。カツオは水揚げ金額のうち鮮出荷が53。3%,冷凍出荷が35。9%であるのに対して,サンマは76。9%が冷凍出荷される。...

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  • 沖縄県本部町におけるカツオ漁の衰退と餌料採捕漁場の変遷

    吉村 健司 日本地理学会発表要旨集 2015s (0), 100001-, 2015

    ...沖縄県本部町は、県内でも有数のカツオの水揚げの地として名を馳せてきた。しかし、近年は衰退傾向にある。燃料価格の高騰や後継者不足の問題などの社会問題に加え、南西諸島域のカツオ漁の独特の問題として餌料確保の点が挙げられる。カツオ漁では、キビナゴなどのイワシ系の小魚を撒きながら漁を行う。そのため、餌料の入手は、カツオ漁の操業の可否決定要因の一つである。  ...

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  • 耳石を用いた日向灘産マダイの年齢査定

    長野, 昌子, 片山, 知史, 中村, 充志, 甲斐, 史文, 齋藤, 友則 宮崎県水産試験場研究報告 = Bulletin of the Miyazaki Prefectural Fisheries Experimental Station (15) 1-8, 2014-10

    ...2012年から2014年までに宮崎県内漁協に水揚げされた日向灘産マダイ342尾について,耳石横断薄片を用いて年齢を査定した。耳石による年齢査定では,魚種毎にどのような構造を年齢形質とするか,その観察基準が示される必要があるが,マダイについては未だ示されていなかったことから,今後のより精度の高い年齢査定作業に資するため,日向灘産マダイの耳石薄片の観察事例を掲載し,年輪構造の観察基準を示した。...

    日本農学文献記事索引

  • 琵琶湖の生態系異変が漁業に及ぼす影響とその対策の検討

    玉置 泰司, 桟敷 孝浩 地域漁業研究 54 (3), 71-86, 2014-06-01

    ...</p><p>また、漁具等への藻類の付着により,エリ網では漁網目詰まりによる漁獲効率の低下,漁網の重量増加による操業妨害・重労働化,漁網清掃・交換による操業時間の減少,漁期の短縮による水揚げ減少等が生じている。</p><p>生態系異変現象の被害を軽減するための対策について,現在水産業で実施されている施策及び農業で行われている施策を運用する方策と,新たな施策の検討を行った。...

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  • 北海道東部沿岸で漁獲された9歳魚のサケ

    宮腰, 靖之 北海道水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Research Institutes (85) 33-35, 2014-03

    ...2012年に年齢査定をしたサケのうち,9月12日にオホーツク海側ウトロ沿岸で水揚げされた雄の1個体が9歳魚と査定された。鱗のみをサンプリングし,魚体測定は行わなかったが,鱗の大きさからその個体の尾叉長は67.5cm(95%信頼区間:66.8-68.2cm)と推定された。9歳魚のサケの回帰が確認されたのははじめてである。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ミャンマー連邦共和国グエサウン沿岸部における漁村の実態調査 : エビ流通と観光漁業活動を中心に

    高木 映, 緒方 悠香 農学国際協力 13 23-28, 2014-03

    ...<p>ミャンマー連邦共和国は、国土の西側の大部分が海に面しており、そこから水揚げされる水産物は当地の人々の貴重なタンパク源であったが、近年の急速な経済の発展と国際化に伴い水産物は国内消費用だけではなく、主要な外貨獲得の資源として扱われはじめた。そこで本研究では、ミャンマーにおける持続的な水産資源利用に資するため、水産業に関連した、流通や観光業を含めた海辺の人々の生業の一端を明らかにする。...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • アジア大津波災害7年後の漁業生計活動の変化要因

    イムラン ズルハムサヤ, 山尾 政博 地域漁業研究 54 (2), 1-24, 2014-02-01

    ...操業費用や生産手段の費用は上昇したが、漁業生産及び水揚げ金額は著しく減少した。これらの要因が漁業生計活動に影響を及ぼした。津波災害は,漁村のソーシャル・キャピタルの変化を引き起こし、持続的な生計活動に脅威となっている。</p>...

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  • 災害による社会問題の変容に注目した復興プロセスのモデル化に関する研究

    瀬戸 真之, 高木 亨 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100004-, 2014

    ...工事関係者以外の立ち入りを禁止している.観光業の復興が進められた結果,2005年5月から観光客の受け入れも再開された.受け入れ再開直後の観光客数は1日当たり約200人である.これは当初の予想を上回っており,民宿をはじめとする22軒の宿泊施設がこの時点で営業を再開した.観光客の主な目的は釣りとダイビングである.漁業の復興は,阿古地区にその漁港など関連機能を集中させており,2005年2月に復興後最初の水揚...

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  • 漁業日誌からみる近海カツオ漁における漁場利用特性

    吉村 健司 日本地理学会発表要旨集 2014a (0), 11-, 2014

    ...沖縄県本部町は、県内でも有数のカツオの水揚げの地として名を馳せてきた。しかし、近年は燃料価格の高騰や後継者不足といった問題から、衰退の一途をたどっている。燃料価格の高騰はカツオ漁の操業形式にも大きな影響を与えており、後継者不足の問題と併せて、本部町のカツオ漁の維持において非常に大きな問題となっている。 ...

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  • 飼育期間の異なる長崎県産マガキシングルシードの呈味成分の比較

    良永(加藤) 裕子, 北岡 千佳, 品川 明, 濱田(佐藤) 奈保子 日本食品化学学会誌 21 (2), 127-134, 2014

    ...さらに、2014年1月に水揚げされたマガキシングルシードで、グリコーゲン量とATP関連化合物の含量を測定したところ、飼育期間による有意な差はいずれにも見られなかった。このとき、加熱試料における官能評価を行ったが、コクと旨みに関して収穫期2年もののマガキに1年もののマガキより得点が大きくなる傾向が見られたものの、全体として収穫期の違いによる嗜好の増減に有意な差は認められなかった。...

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  • 嚥下困難者のための新たな水産加工品「はんぺん」の開発

    原田 和樹, 松田 唯菜, 和田 律子, 福田 翼, 宮下 朋子, 長尾 慶子 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 66 (0), 179-, 2014

    ...<br>【方法】はんぺんの原料としての魚肉は、気仙沼港で水揚げされた鮮度の高いヨシキリザメの落とし身を使用した。また、はんぺん原料の一つである自然薯は、福島県産の凍結乾燥試料を水戻しして使用した。はんぺん調製法は、ヨシキリザメ落とし身を塩摺りするかしないかで場合分けした後、定法に従った。更に、調製したはんぺんは、レオメーターを用いて、「硬さ」、「付着性」、「凝集性」を調べた。...

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  • 愛媛県におけるいずみや(丸ずし)の受容

    淡野 寧彦 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100093-, 2014

    ...また農山漁村文化協会編(2006)によれば,宇和島市の丸ずしは,1760年代に四国遍路を巡る旅人によって伝えられたとされ,地域で水揚げされるイワシなどが食材に用いられた。一方,松山市近辺では,祝事の際にいずみやが供されたとされる。県内の各市町に設置される食生活改善推進協議会が公表する情報では,松山市および新居浜市がいずみやの,宇和島市が丸ずしの,それぞれレシピをHP上で公開している。...

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  • 千葉県いすみ市における持続可能な漁業への取り組み

    橋爪 孝介 日本地理学会発表要旨集 2014s (0), 100248-, 2014

    ...次にいすみ市で水揚げされたイセエビを「伊勢海美」の名で地域団体商標登録を行い、付加価値を高めた。更に千葉県全体のイセエビのブランド力向上を目指し、隣接する漁協と連携して「外房イセエビ」の名で千葉ブランド水産物の認定を受けた。これらの取り組みは直接的な収益性の向上には未だ結びついていないものの、漁協の信頼性を担保とした固定客の獲得や、少量低価格の魚種の買い支えなどの一定の効果を認めることができる。...

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  • 三崎魚市場に水揚げされた魚類- XIX

    山田 和彦, 工藤 孝浩, 瀬能 宏 神奈川自然誌資料 2014 (35), 41-44, 2014

    The ichthyofauna of Sagami Bay was surveyed on the basis of landed fishes on Misaki Fish Market. Although 593 fish species had been recorded since 1986, we newly added seven species in this report. …

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  • 太平洋島嶼国における対日生鮮マグロ流通の実態

    タポウ-タウファ サロメ, 佐野 雅昭, 久賀 みず保 地域漁業研究 54 (1), 25-53, 2013-10-01

    ...収益はマグロの品質によって左右されることから、水揚げ後の品質管理が非常に重要である。いかに品質を最も良い状態で管理できるかによって、流通チャネルが構築されている。また、生鮮マグロを扱う上でいかに迅速な流通を行うかということも重要であることが明らかになった。このような品質管理をより確実に実現するためには、主に2つの手段が考えられる。...

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  • 日本海西部海域産ヤナギムシガレイの再生産関係

    今井 千文, 道根 淳, 村山 達朗 水産大学校研究報告 = The journal of the Shimonoseki University of Fisheries 62 (1), 31-38, 2013-09

    ...本研究では山口県下関漁港と島根県浜田漁港を基地とする日本海西部沖合底曳網漁船によるヤナギムシガレイの水揚げデータより年齢別漁獲尾数を推計し、コホート解析法により資源量計算を実施した。この資料から再生産関係を解析し、加入量変動とその要因として重要な環境因子である水温との関係について考察する。...

    日本農学文献記事索引

  • クロマグロの鮮度保持試験

    木村, 郷, 鈴木, 亮, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (4) 18-23, 2013-03

    ...クロマグロ背部普通肉において、水揚げ直後のK値が高いと、貯蔵中のK値が高く推移する傾向がみられた。また、サイズが大きい個体では鮮度低下が遅かった。4. 水揚げ直後のクロマグロ背部普通肉における核酸関連物質中のIMPが占める割合は、平成22年度の1尾を除いて最大となっており、貯蔵後は減少する一方であった。5....

    日本農学文献記事索引

  • 八戸港に水揚げされるマサバとゴマサバの粗脂肪含有率等について

    鈴木, 亮, 木村, 郷, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (4) 1-12, 2013-03

    ...八戸港に水揚げされたサバ類のEPA、DHA含有量は、マサバ、ゴマサバともに漁期を通して、体重の増加及び月数の経過に伴って増加傾向にあった。DHA含有量については時期による増減の傾向は粗脂肪含有率と概ね同じであるが、増減する割合は違う傾向を示していた。4....

    日本農学文献記事索引

  • 高鮮度凍結サバの冷凍保管試験

    木村, 郷, 鈴木, 亮, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (4) 13-17, 2013-03

    ...長期間水揚げ直後のK値を維持するには、-30℃以下での冷凍保管が必要であるが、2か月程度の保管には-20℃の保存温度で十分であった。4. 陸凍サバは水揚げ時点でIMPのピークを迎えており、これを2か月間維持するには-20℃以下での保管が必要であることが明らかとなった。...

    日本農学文献記事索引

  • 佐賀県唐津港に水揚げされるいか類の水揚げ実態

    金丸, 彦一郎 佐賀県玄海水産振興センター研究報告 = Bulletin of Saga Prefectural Genkai Fisheries Research and Development Center (6) 131-140, 2013-03

    ...佐賀県玄海地区において,重要な水産資源の一つであるいか類のうち,カミナリイカ,コウイカ,シリヤケイカ等のこういか類,ケンサキイカ,ヤリイカ,アオリイカ,スルメイカ,ソデイカの唐津港における地方名を整理し,水揚げ実態を年別,月別にとりまとめるとともに佐賀県玄海地区における“いか類”の研究情報などを整理した。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ホタテウロを原料とした機能性養魚用飼料の開発

    平間 政文, 若杉 郷臣, 富田 恵一, 鎌田 樹志, 高橋 徹, 信太 茂春, 麻生 真吾, 佐藤 敦一, 石田 良太郎 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 24 (0), 339-, 2013

    ...北海道におけるホタテガイの水揚げは年間約40万トンで、魚種別生産量において北海道全体の約30%、生産額でも23%を占める主力水産資源である。しかし、ホタテガイ加工の際に排出される貝柱以外の内臓部分を主としたカドミウムを含む廃棄物は年間約3万トンに上り、その処理が問題となっている。...

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  • 漁業センサスによる三陸漁業の地域性分析 --復興への基礎資料として --

    高野 岳彦 日本地理学会発表要旨集 2013s (0), 224-, 2013

    ...諸機能が壊滅した気仙沼,女川,石巻では市場上屋,製氷・冷蔵など最低限の施設が2011年夏頃までに仮・本復旧され,そして漁業者の漁船も官民の支援を受けて,水揚げは相当程度復活した。しかし加工業や市街地の復興にはなお2~3年を要する計画が多い。都市漁港の復興とは,港と町のインフラ自体の再生と,漁業と関連産業の復興プロセスとなる。...

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  • 長崎と大分の市場に水揚げされたアカアマダイとキアマダイの交雑個体

    山下 秀幸, 柳本 卓, 酒井 猛, 矢野 綾子, 東海 正 日本水産学会誌 79 (5), 804-812, 2013

    ...アカアマダイやキアマダイの水揚げ地である長崎と大分で,これら既知 2 種の色彩的特徴を併せ持つ種不明の 2 個体を採集した。これらを,既知 2 種と比較し,交雑である可能性について検討した。計数形質はアカアマダイとキアマダイで明確な違いはなく,2 個体の形質でも両種の範囲内であった。計測形質による主成分分析および判別分析の結果,これら 2 個体は既知 2 種のほぼ中間に位置した。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 参考文献41件

  • 三崎魚市場に水揚げされた魚類‐XVIII

    山田 和彦, 工藤 孝浩, 瀬能 宏 神奈川自然誌資料 2013 (34), 63-65, 2013

    The fish fauna of Sagami Bay was researched on the basis of landed fishes on Misaki fish market. 588 fish species had been collected by our survey since 1986. In this report, six species are newly …

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  • 水産都市の復興に向けた地域産業の実態に関する研究

    渡邊 享子, 真野 洋介 都市計画論文集 48 (1), 67-72, 2013

    ...石巻市中心部では、高度経済成長に技術発展による水揚げ量の急激な増加を受け大量生産に対応した空間的・社会的システムが、形骸したにも関わらず適応され続けており、その象徴である水産加工団地が本震災で最も大きな被害をだした。一方で、各企業の復興プロセスは形骸化した組織体制、空間構造を超えて協業の関係性を構築しつつあるといえる。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件

  • 鳥取県境漁港で水揚げされるクロマグロ内臓各部位の遊離アミノ酸と無機質含量

    石原 幸雄, 中田 千栄里, 森本 稔, 森 信寛, 渡辺 文雄 日本水産学会誌 79 (3), 433-435, 2013

    クロマグロ内臓の有効活用法を検討するためにクロマグロ内臓各部位における呈味性及び機能性遊離アミノ酸含量と無機質含量を分析した。その結果,クロマグロ内臓,特に肝臓は旨味や甘味を有する遊離アミノ酸を多く含み,且つ機能性アミノ酸のタウリンが多量に含有されていた。また,各内臓とも有害な金属元素(Cd と Hg)は 100 g あたりそれぞれ 1.15 mg,0.5 mg 含有されていた。<br>

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件 参考文献9件

  • 伊勢湾におけるマアナゴを対象とした底びき網漁業の実態把握と操業シミュレータの開発

    多部田 茂, 中村 義治, 須藤 隆行, 丸山 拓也, 関根 幹男, 入江 政安, 関 いずみ, 古川 恵太 沿岸域学会誌 25 (3), 41-52, 2012-12-31

    ...<p><b>要旨:</b>伊勢湾の小型底びき網漁業について、主にマアナゴを対象にその操業実態の調査を行うとともに、漁業者や漁協の水揚げ伝票等のデータを用いて漁獲量や価格に関する情報を収集・分析した。その結果、底びき網漁業の操業形態は各拠点港毎に特徴をもっていることや、夏季の伊勢湾の貧酸素水塊が漁場選択に大きな影響を与えていることなどがわかった。...

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  • 離島漁業への公的支援と漁業構造の変化

    鳥居 享司 地域漁業研究 52 (3), 29-46, 2012-06-01

    ...パヤオ設置という生産振興策によって周辺海域の恵まれた資源を漁獲するまではよいものの,与論島へ水揚げすると同時に条件不利を受けるという課題に直面している。...

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  • リファイナーを用いた丸ごとすり身の製造技術開発

    坂本, 啓, 三浦, 悟, 鈴木, 貢治, 阿部, 行洋, 霜山, まさ子, 石田, 典子 宮城県水産研究報告 (12) 35-40, 2012-03

    ...石巻魚市場に水揚げされたカタクチイワシを原料として,安価な加工機器を用いた丸ごとすり身の製造工程を精査するとともに,他魚種への応用を検討した。1)チョッパーやリファイナーを用いることで,より安価で普及率の高い機器を使った丸ごとすり身の製造工程をほぼ確立することができたが,脱水工程について一部課題が残った。...

    日本農学文献記事索引 Web Site

  • ラオスにおける伝統的な淡水魚食品の加工方法 : ヴィエンチャン市の家庭から見る食文化の変容

    高木 映, 緒方 悠香, 田中 裕教, 黒倉 壽, 中村 哲 農学国際協力 12 26-33, 2012-03

    ...ラオス人民民主共和国は、海を有していない内陸国であるため河川から水揚げされる淡水魚は当地の人々の貴重なタンパク源である。しかしながら急速な経済の発展に伴うライフスタイルの変化は長年培われてきた伝統的な淡水魚食にも少なからず影響を与えてきている。そこで本研究では、ラオスにおける伝統的魚食文化の保全及び食品衛生上の観点から非加熱調理による3 種類の淡水魚料理の調理・加工法について報告した。...

    DOI DOI 機関リポジトリ ほか1件

  • クロマグロの鮮度変化

    白板, 孝朗, 角, 勇悦, 松原, 久 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (3) 21-24, 2012-02

    ...水揚げ直後のK値が高いと、貯蔵中におけるK値が高く推移する傾向がみられた。3. 水揚げ直後のATP関連物質中に占めるIMP割合は1尾を除いて88.9%、89.4%、90.6%と既に最大値を示しており、3℃で120時間貯蔵後は70%前後となっていた。4. 遊離アミノ酸はヒスチジンが全体の79%を占め、次いでアンセリンが16%と、この2種で94%を占めた。貯蔵中にタウリンの著しい増加が認められた。...

    日本農学文献記事索引

  • 生食用サンマ加工食品からのアニサキス幼虫の検出

    小川 和夫, 巖城 隆, 荒木 潤, 伊藤 直樹 日本水産学会誌 78 (6), 1193-1195, 2012

    ...根室に水揚げされたサンマのフィレ内のアニサキス寄生の有無を目視で検査した。その結果,フィレ 1 枚あたり 0.9% の寄生が認められた。虫体の形態観察とミトコンドリア <i>Cox2</i> 遺伝子の解析によってヒトのアニサキス症の主原因となっている <i>Anisakis simplex</i> sensu stricto(狭義の <i>A. simplex</i>)と同定された。...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献3件 参考文献19件

  • 三崎魚市場に水揚げされた魚類- XVII

    山田 和彦, 工藤 孝浩 神奈川自然誌資料 2012 (33), 113-116, 2012

    In our study on fish fauna of Sagami Bay since 1986, 574 species have been recorded on the basis of specimens landed on Misaki Fish Market from Sagami Bay. In this paper, fourteen species are …

    DOI

  • 土佐湾の釣りウルメイワシの水分含量と脂肪含量の季節変動について

    阿部, 祐子, 北村, 有里, 木村, 雅俊 高知県工業技術センター研究報告 = Reports of Kochi Prefectural Industrial Technology Center (42) 18-20, 2011-10

    ...高知県土佐市宇佐にて水揚げされた釣りウルメイワシについて水分含量および粗脂肪含量をサイズ別に周年調査した。その結果、ウルメイワシの粗脂肪含量は4月から増加し続け8月に最大値となった後急激に減少し、4月まで低い値が続いた。水分含量は粗脂肪含量の季節変動とほぼ逆の傾向となり、最大値は2月、最小値は8月であった。...

    日本農学文献記事索引

  • マルソウダガツオ(メジカ)の鮮度保持法の検討

    松本, 泰典, 黒原, 健朗, 下元, 道夫, 多田, 昭介, 山口, 薫, 中越, 竜夫, 北村, 和之 高知工科大学紀要 8 (1), 199-206, 2011-07-15

    ...全国の約40%以上の水揚げが高知県であるマルソウダガツオ(メジカ)は、高知県内の特産物と成り得る魚介類と考えられる。しかし、現状の取り扱いは鮮度劣化が速い魚であるとされ、宗田節などの加工食品などに用いられ、安価に流通している。一方、水揚げされている地域内では、鮮度の良い状態の内に流通していることから、時期によってはカツオより高値で刺身として販売されている。...

    機関リポジトリ Web Site 被引用文献2件

  • 原料サバの凍結保存条件が冷凍すり身品質へ与える影響

    坂本, 啓, 鈴木, 貢治, 畠山, 紗織, 阿部, 行洋, 霜山, まさ子 宮城県水産研究報告 (11) 15-24, 2011-03

    ...石巻魚市場に水揚げされた体重300g前後の小型サバを原料として,冷凍保存時の形態(ラウンド,ドレス,フィレー)及び浸漬溶液の重曹濃度を変えた冷凍ブロックを作成し,一定時間経過後にその原料からすり身を製造し,その品質を評価した。1)原料形態別の重曹溶液への浸漬による魚肉pHの変化は,フィレー,ドレス,ラウンドの順に重曹溶液の影響を受けやすかった。また,重曹濃度が高いほど魚肉pHはアルカリ側に傾いた。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 八戸港に水揚げされたサバ類の体長組成、胃内容物、水分含量及び粗脂肪含量について

    田村, 亘, 白板, 孝朗, 阿部, 隆子, 石川, 哲 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (2) 1-6, 2011-02

    1.平成21年において測定に供したサバ類は、2007年級主体と考えられた。2.測定に供したサバ類の胃内容物は、その殆どが消化されていたが、オキアミとカタクチイワシが多く見られた。3.調査(操業)期間中のサバ類の粗脂肪含有率は5.3~28.3%の範囲であった。4.サバ類の魚体重と粗脂肪含有率の関係には、正の相関関係が認められた。5.調査(操業)期間中のマサバの水分含有率は54.2~71.9%の範囲…

    日本農学文献記事索引

  • 大分県の正月料理 New year’s dishes in Oita prefecture

    西澤 千惠子, 篠原 壽子, 高松 伸枝, 山本 玲子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 23 (0), 139-139, 2011

    ...魚料理の種類は、えび、ぶり、鯛の順で、県内で水揚げされるものが主であった。これらは家庭で作ると買うがほぼ同数であった。肉料理の種類は、多い方から鶏、牛、豚となり、鶏肉の消費量が多い県であることが正月料理にも表れていた。ほとんどの料理について、「家庭で作る」人が減少し、「買う」人が多くなる傾向が見られた。...

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  • 三崎魚市場に水揚げされた魚類̶XVI

    山田 和彦, 工藤 孝浩 神奈川自然誌資料 2011 (32), 123-126, 2011

    Ichthyofauna of Sagami Bay has been researched bay landing fishes of Misaki Fish Market, and 567 species has been recorded since 1986. In the paper, seven species are additionally recorded.

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  • 長崎地区における水産ねり製品加工業の分析

    野中 健, 片岡 千賀之 地域漁業研究 51 (1), 19-42, 2010-10-01

    ...従来,組合のすり身生産は東シナ海の以西底物を主体としてきたが,これらの水揚げの減少により,赤身魚利用への動きを強め,研究開発を進めてきた。1980年代におけるまき網のイワシやアジの利用開発がそれである。地元長崎では,価格が安く,独特の風味をもっているこれら原料変化に順応している。このように,地元赤身魚すり身は国内外のトロールによる白身魚すり身に比較して,高い競争力を持っている。...

    DOI Web Site

  • 八戸港に水揚げされたマサバとゴマサバの体長組成、胃内容物、水分含量及び粗脂肪含量について

    田村, 亘, 白板, 孝朗, 阿部, 隆子, 石川, 哲 青森県産業技術センター食品総合研究所研究報告 = Report of Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center Food Research Institute (1) 1-6, 2010-03

    1.平成20年における供試魚は、2007年級と考えられる小型固体を含むものであった。2.供試魚の胃内容物の内容は、その殆どが消化されていたが、餌となるオキアミとカタクチイワシの分布にともない、捕食直後又は消化過程のものが多く見られた。3.調査(操業)期間中のマサバ及びゴマサバの粗脂肪含有量は、5.12〜26.77%、2.13〜26.20%の範囲であった。4.重量と粗脂肪含有率の関係には、未成熟固…

    日本農学文献記事索引

  • 地元に水揚げされる魚類(サバ)を用いたすり身製造技術

    坂本, 啓, 佐藤, 金三, 霜山, まさ子 宮城県水産研究報告 (10) 63-67, 2010-03

    ...石巻魚市場に水揚げされた体重300g未満の生鮮または冷凍小型サバを原料として,すり身製造時のさらし水の重曹濃度,さらし頻度,原料形態(生鮮,冷凍)などを変えたすり身を作成し評価した。1) アルカリさらしの重曹濃度は,血合肉を除いた魚肉の場合は重曹0.25~0.5%濃度が適切であると考えられた。...

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  • 小型底曳網漁業のライフサイクルアセスメント

    渡邊 一仁, 藤田 薫, 溝口 弘泰, 前川 文人, 浅野 勝志, 長谷川 誠三 日本LCA学会研究発表会講演要旨集 2010 (0), 138-138, 2010

    ...本研究では、宮城県亘理地区の小型底曳網漁業を対象にLCAを実施し、漁獲物の水揚げに伴う環境への影響を評価したので、その結果を報告する。...

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  • 北海道東部太平洋で夏期にさんま流し網漁業により漁獲されるサンマの来遊起源について

    夏目, 雅史, 森, 泰雄, 辻, 浩司 北海道立水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Experimental Station (74) 1-11, 2009-03

    ...北海道東部太平洋では、さんま棒受網漁業の水揚げが本格化する時期に先駆けて、7月上旬〜8月上旬にさんま流し網漁業が行われている。さんま棒受網漁業で漁獲されるサンマについては、夏期に親潮とともに北洋海域から南下してくることが知られているが、さんま流し網漁業で漁獲されるサンマの来遊起源については明らかにされていない。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献1件

  • 宮城県におけるヒラメ栽培漁業について

    杉本, 晃一, 杉田, 大輔, 和泉, 祐司 宮城県水産研究報告 (9) 47-52, 2009-03

    ...6)ヒラメの資源は高位水準にあるが、単価が低下傾向にあるため、漁獲金額と水揚げ協力金の大きな増加は期待できない。限られた種苗放流等に係る事業費の中で効率的、効果的な種苗放流を行う必要がある。...

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  • 2008年春期の愛知県沿岸域におけるカタクチイワシシラスの好漁

    鵜嵜 直文 黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (10) 53-64, 2009-03

    ...これは、記録が残る県内の月別漁獲統計をみる限り、春漁としては過去最高の水揚げとなっている。そこで、今後の漁況予測に役立てるため、関係資料を整理し、2008年春期が記録的な好漁となった要因を考察するとともに、春シラス漁が好漁となる条件について検討した。なお、本文で述べるように、主漁期のシラス漁獲物はほぼカタクチイワシで占められていることから、本報では、カタクチシラスについてのみ取りまとめている。...

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  • 魚類の鮮度保持条件に関する研究

    岡本 昭 長崎県水産試験場研究報告 (34) 9-44, 2009-03

    ...長崎県は水産業に依存する割合が大きいものの,近年,漁獲物の水揚げが減少し,漁業経営が悪化する傾向にある。このため当県の生産者側は漁獲された水産物の付加価値を向上させ,他地域との差別化を図る試みを行っている。一方,消費者側は「食の安心・安全」の観点から食品の履歴の公表を求めるとともに,高品質の食材としての水産物の供給を求めている。...

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  • 紀伊水道における透明度の長期変動(2)

    鎌田 信一郎, 吉村 晃一, 上田 幸男 黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (10) 15-26, 2009-03

    ...しかし、徳島、和歌山両県の海面漁業における漁獲量は、昭和53年に約13万トン水揚げされて以降減少傾向にあり、平成17年には約5万トンまで減少した(漁業・養殖業生産統計年報)。本報告では徳島、和歌山両県の海洋観測データを統合して解析することにより、大阪湾と紀伊水道の関係を含め昭和43年以降の紀伊水道全域のより広域的な海況の長期変動とその要因について解析した。...

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  • 沖縄モズク養殖に係る作況予察手法の検討

    富塚 叙 地域漁業研究 49 (2), 83-102, 2009-02-01

    ...<p>沖縄のモズク養殖は,1977年に恩納村漁業研究グループと水産業改良普及所の共同研究により,初めて水揚げが行われた。その後徐々に生産量を増やし,1999年には20,000トンを初めて超えた。現在では,全国のモズク養殖生産量の99%以上が沖縄海域で生産されている。</p><p>しかしながら,極めて粗放的な養殖であることから,気象あるいは海況等の影響を強く受ける結果,生産量の年変動は著しい。...

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  • クロマグロー本釣漁業の操業実態と漁獲物の性状

    石川, 哲, 伊藤, 秀明, 白板, 孝朗, 前田, 穣 青森県ふるさと食品研究センター研究報告 = Report of Aomori Prefectural Local Food Research Center (6) 28-32, 2009-01

    ...・水揚げ時に、延べ1036尾のマグロについて、赤外線放射温度計を用いて胸鰭付け根部分の魚体表面温度及び腹腔内表面部の温度と、尻尾切断面のpHを差し込み型ガラス電極式測定器で調査を行った結果。・腹腔内表面温度が魚体表面温度より平均で2℃から4℃程度高く推移していた。・冷却が不十分なマグロは海水温度と近い値を示し、冷却されたマグロと比較して最大で20℃近い差が生じていた。...

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  • 平成19年八戸港に水揚げされたマサバの粗脂肪量

    白板, 孝朗, 前田, 穣, 阿部, 隆子, 石川, 哲 青森県ふるさと食品研究センター研究報告 = Report of Aomori Prefectural Local Food Research Center (6) 33-39, 2009-01

    1.平成19年に調査に用いたマサバは、平成18年よりやや大きいサイズとなっていた。2.尾叉長と重量の間には正の相関関係が認められ、その程度は平成18年の状況とほぼ同じであった。3.漁期初めに魚体重量の割に粗脂肪量が少ないマサバが若干見受けられたが、漁期後半に向けて魚体重量と粗脂肪量の間には相関が認められるようになった。4.漁期が遅くなるにつれて、同じ魚体重量でも粗脂肪量が多くなる傾向が認められた。

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  • 銚子産サバ缶詰のカーボンフットプリントの試算

    安藤 生大 日本LCA学会研究発表会講演要旨集 2009 (0), 12-12, 2009

    ...千葉県銚子市で水揚げされたサバを原料とするサバ缶詰について、カーボンフットプリント(CFP)の試算を行った。システム境界は、漁獲段階、冷凍冷蔵段階、缶詰製造段階、輸送段階、販売段階、廃棄段階とした。機能単位は、内容物180gのサバ缶詰とした。...

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  • 駿河湾で漁獲されたサクラエビの小型成熟個体

    田中, 寿臣, 斎藤, 真美 静岡県水産技術研究所研究報告 (43) 51-59, 2008-10

    ...2004年に駿河湾のサクラエビ秋漁で漁獲されたサクラエビの小型成熟個体について、2004年11月17、23、25、26、28、29日及び12月24日に水揚げされた漁獲物の調査とその出現要因の検討を行い、次の結果を得た。1)サクラエビの成熟個体の出現率は、11月17〜29日の各出漁日では0.5〜5.1%であったが、12月24日には1尾も見られなかった。...

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  • 瀬戸内海における広域的漁業管理組織の成立と展開

    田中 史朗 地域漁業研究 49 (1), 1-21, 2008-10-01

    <p>本研究は沿岸海域でも,日本を代表する閉鎖性水域である瀬戸内海に焦点を当てて,漁業者による自主的な漁業管理組織の広域的ネットワーク化の現状と課題,さらにはそのための合意形成(ルール作り)がどのようにされているのか,それが永続性を持つにはどのような条件が必要なのかについて,小型機船底曳網漁業および瀬戸内海機船船曳網漁業を事例に取り上げて考察したものである。</p><p>課題接近のために,以下の…

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  • ソテツ切り葉の生産技術について

    穂山, 浩平, 井手, 幸樹 鹿児島県森林技術総合センター研究報告 = Bulletin of the Kagoshima Prefectural Forestry Technology Center (11) 24-31, 2008-03

    ...鮮度保持剤の16,000倍希釈液による水揚げが切り葉の変色を最も抑制した。掘り取り法による移植は、株のはぎ取り法、幹の胴切り法による移植と比較して発根量が多かった。移植前の殺菌処理により発根量の増加、活着率の向上が認められた。...

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  • ブルースター‘ユキホワイト'の挿し木条件が発根に及ぼす影響

    平石, 真紀, 西内, 隆志, 二宮, 千登志 高知県農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Kochi Agricultural Research Center (17) 57-62, 2008-03

    ...1.開花4〜5日前の挿し穂を用い、挿し木時にキク用水揚げ剤と発根剤を併用することで発根率が高まった。2.挿し穂の発根は、ミスト繁殖より挿し木期間中の最低気温の高いトンネル密閉挿しで優れた。3.挿し穂の発根は、挿し木環境で異なるが、開花時に採取した挿し穂に比べ、開花4〜5日前の穂を用いた場合にはその差が小さかった。このことから、挿し穂の発根には採穂時期も大きく関与していると考えられた。...

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  • 八戸港に水揚げされるマサバ(Scomber japonicus)の粗脂肪量

    白板, 孝朗, 雫石, 志乃舞, 松原, 久, 石川, 哲 青森県ふるさと食品研究センター研究報告 = Report of Aomori Prefectural Local Food Research Center (5) 8-13, 2008-03

    1.尾叉長と重量の両者間には正の相関関係が認められたが、個体差が非常に大きかった。2.魚体重量の増加に伴い、粗脂肪量が増加する傾向が認められた。3.重量と粗脂肪量の両者間には正の相関関係が認められたが、個体差が非常に大きかった。4.450g以上の区分では南部海域で粗脂肪量が多い傾向がみられ、逆に450g以下の区分では北部海域で粗脂肪量が多い傾向がみられた。しかし、その差は極めて小さいものであった。

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  • 2006年度漁期に福岡湾でみられたノリ葉体の生育異常

    渕上, 哲 福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center (18) 161-164, 2008-03

    ...これにより製品の品質が低下して水揚げの減少につながった。顕微鏡観察では葉体全面に根様糸細胞の形成が確認され、縮れは栄養細胞が根様糸細胞へと異常分化したことによるものであった。生育異常の発生区域は11月初めの色落ち発生区域と一致しており、育苗期における高水温及び色落ちの発生が異常生育の原因となったと考えられ、特にリン欠乏の影響が大きいのではないかと推測された。...

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  • 東京湾における小型えび類の出現状況

    田島, 良博 神奈川県水産技術センター研究報告 (3) 45-48, 2008-03

    ...しかし、東京湾の小型底びき網漁業では、これら小型えび類を主対象にした操業はほとんど行われず、混獲物としての水揚げはあるようだが、その実態を調査した事例は見あたらない。統計上「その他のえび類」として集計されるえび類は、主にシバエビであり、1999年末から2000年始めに大量発生した事例があるが、その後は資源が安定しないため、主たる漁獲対象とはなりえていない。...

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  • 愛知県沿岸にある湾の範囲はどこか-

    阿知波 英明 愛知県水産試験場研究報告 (14) 23-29, 2008-03

    ...愛知県の漁業・養殖業総生産量は全国中位程度であるが、船びき網、小型底びき網、潜水器の漁業種類とアサリ類、ガザミ類、シャコ、シラス、トラフグなどの魚介類種では全国有数の水揚げ量を誇っている。愛知県沿岸域には、伊勢湾・三河湾の内湾と太平洋となる遠州灘西部海域という豊かな漁場があり、沿岸漁業を中心とした都市近郊型漁業が営まれている。...

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  • 共有資源の共同利用とその管理について

    田中 史朗 地域漁業研究 48 (1-2), 83-102, 2008-02-01

    <p>本稿は,兵庫県海域に隣接する西の備讃瀬戸,東の大阪湾,南の紀伊水道における小型機船底曳網漁業に関する広域的漁業管理組織構築に向けてのネットワーク作りの現状と課題,そして漁業者と行政との関わり如何が広域的漁業管理形成にどのような影響をもたらしているのかを明らかにしたものである。</p><p>広域的漁業管理組織を構築するにあたっての要諦は,第一に,水産資源悪化の状況を公的研究機関が具体的数値で…

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  • 中国水産物の需給動向と水産物貿易

    常 清秀, 高 健 地域漁業研究 48 (1-2), 19-36, 2008-02-01

    ...一方,国際市場においては,中国の経済改革とほぼ同じ時期に「200海里時代」の到来によって,これまで遠洋漁業を中心とする諸国の水揚げ量が急速に減少し,水産物供給にあたって不足分を輸入によって補う形を取っているのはほとんどである。結果的に,中国にとっての水産物市場は,成長しつつある国内市場からさらに外延的拡大し,海外市場も含む膨大な水産物市場を有するようになった。...

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  • 志摩市御座における漁村の村落構造と漁法との関係

    高木 秀和 人文地理学会大会 研究発表要旨 2008 (0), 201-201, 2008

    ...なお、かつては何軒かの網元があったが、現在では御座に網元が在住するY大敷(3統)と浜島に在住するY氏(1統)が従事しており、後者は浜島に漁獲物を水揚げする。<BR>  その他、磯魚を対象とする漁法に関しては片田ほど磯漁場の環境には恵まれておらず、聞き取り調査から刺網とツボアミなどいくつかの漁法を組み合わせて生計を立てる零細漁民の姿がうかがえる。...

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  • 伝統的なスローフードのカタクチイワシ塩辛「エタリの塩辛」が持つ抗酸化能

    竹下 敦子, 有吉 みよ子, 原田 和樹, 前田 俊道, 長谷川 喜朗, 福田 裕, 和仁 晧明, 小泉 武夫 日本調理科学会大会研究発表要旨集 20 (0), 78-78, 2008

    ...<BR> 【目的】<BR>  明治時代からの伝統食品として、長崎県雲仙市には、長崎半島と島原半島に囲まれる橘湾で水揚げされるカタクチイワシで作った塩辛「エタリの塩辛」がある。我々は、これまで「エタリの塩辛」をベースにしたパスタ用ソースなど新しい調理素材を開発して来た。また、「エタリの塩辛」は、イタリア・スローフード協会の「食の世界遺産」と称される「味の箱舟」計画に登録された。...

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