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鈴木 啓子 日本文学 53 (8), 30-40, 2004
...田中実は『ごんぎつね』を「他者化されない永遠の夢」と評している。確かに本編は村落共同体の物語という閉じた構造の中で語られ、ごんと兵十は互いが互いの心の鏡として機能する「分身」の関係にある。しかし、分身の織りなす夢が自閉的とは限らない。...
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